JP2012237614A - センサモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡素な形状でありながらも、複数の第1、第2接続端子11〜14、21〜24を誤接続することなく、対応した第1、第2接続端子11〜14、21〜24同士を容易に導通接合することを課題とする。
【解決手段】 センサターミナル導体群は、部分円筒状のセンサターミナル電極部15〜18が、センサアッシー回転中心線を中心とする円周方向にセンサターミナル電極数/360°の等角度間隔で分割されている。また、センサターミナル電極部15〜18は、センサアッシー回転中心線を中心とする同一円周上にセンサターミナル電極数/360°の角度間隔で設置されている。また、燃料圧力センサSおよびセンサターミナル導体群(複数の第1接続端子11〜14)は、インジェクタボディに対して、センサターミナル電極数/360°以内の精度で組み付けることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動車部品(特にエンジン部品、燃料噴射装置)のボディに螺子締結されるセンサを備えたセンサモジュールに関するもので、特に燃料噴射弁(インジェクタ)のボディに螺子締結される圧力センサを備えたセンサモジュールに係わる。
[従来の技術]
従来より、複数の気筒を有するディーゼルエンジン等の内燃機関(エンジン)の各気筒には、各気筒毎の燃焼室内に高圧燃料を噴射供給する燃料噴射弁(インジェクタ)がそれぞれ搭載されている。
インジェクタは、外部から噴孔へ高圧燃料を導入する燃料通路を形成したハウジング(ノズルボディ、インジェクタボディ)の内部に、噴孔を開閉するノズルニードル、およびこのノズルニードルを駆動するアクチュエータ等を収容して構成されている。
ここで、このようなインジェクタのボディ(インジェクタボディ)の軸線方向の一端部(上端部)に、各気筒毎の燃料噴射に伴って変動する燃料圧力変動を検出する圧力センサを螺子締結により固定するようにした圧力センサのターミナル構造が提案されている。
このような圧力センサのターミナル構造において、インジェクタボディに対する圧力センサの螺子締結により回転方向が決まらない複数のセンサターミナルと、インジェクタボディに対して位置決めされる複数のコネクタターミナルとの誤接続を防止するという目的で、複数のセンサターミナルと複数のコネクタターミナルとの位置合わせのために、円環状の電極部や格子状の電極部を用いて、対応したターミナル同士の誤接続を防止するようにした構造も提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
ここで、インジェクタの噴孔からの燃料噴射に伴い燃料通路内の高圧燃料の圧力は変動する。この圧量変動を検出する圧力センサがインジェクタボディに取り付けられていると、圧力センサにより検出された圧力変動波形中において、噴孔からの噴射開始に伴い燃料圧力が下降を開始した時期を検出することで、実際の噴射開始時期を検出することが可能となる。
また、噴射終了に伴い燃料圧力が上昇を開始した時期を検出することで、実際の噴射終了時期を検出することが可能となる。
また、これらの噴射開始時期および噴射終了時期に加えて、噴射に伴い生じた燃料圧力下降量の最大値を検出することで、燃料噴射量を検出することが可能となる。
[従来の技術の不具合]
ところが、特許文献1及び2に記載のターミナル構造においては、センサターミナルの突出方向が任意の回転方向に対して有効であるが、複雑な形状のコネクタターミナル(円環状の電極部や格子状の電極部)が必要となるので、製造コストが上昇する要因となるという問題がある。
近年、上記の不具合を解消するという目的で、ターミナル電極部の形状を簡素化しながらも、複数のコネクタターミナルと複数のセンサターミナルとの間の誤接続を防止することのできるターミナル構造が望まれている。
特開2010−242574号公報 特開2010−242576号公報
本発明は、簡素な形状でありながらも、複数の第1、第2接続端子を誤接続することなく、対応した第1、第2接続端子同士を容易に導通接合することのできるセンサモジュールを提供することにある。
また、複数の第1、第2接続端子の形状を単純化(簡素化)することで、製造コストを低減することのできるセンサモジュールを提供することにある。
請求項1に記載の発明(センサモジュール)は、測定対象の情報に対応した信号を出力するセンサ素子、およびこのセンサ素子に電気的に接続されるセンサ回路部を有するセンサと、このセンサを螺子締結により固定するセンサ支持部材と、センサのセンサ回路部と外部との電気的な接続を行うターミナル導体群とを備えている。
ターミナル導体群は、センサに対してセンサと一体回転可能に組み付けられる第1ターミナル導体(例えばセンサターミナル)群、およびセンサ支持部材に対して位置決めされて固定される第2ターミナル導体(例えばコネクタターミナル)群を備えている。
第1ターミナル導体群は、センサ支持部材に対してセンサを螺子締結する際のセンサの回転中心線上に位置する第1中心点を中心に、その第1中心点から放射方向に向かってそれぞれ突出する複数の第1接続端子を備えている。
第2ターミナル導体群は、第1ターミナル導体群と別体で構成されている。
第2ターミナル導体群は、センサの回転中心線上に位置し、且つ第1中心点との間に所定距離分だけ隔離された第2中心点を中心に、その第2中心点から放射方向に向かってそれぞれ突出する複数の第2接続端子を備えている。
複数の第1接続端子は、複数の第2接続端子(の各接合部)に導通接合される部分円筒状の電極部をそれぞれ備えている。
複数の第1接続端子の各電極部(部分円筒状の電極部)は、センサの回転中心線を中心とする円周方向に等間隔で分割されている。また、センサの回転中心線を中心とする同一円周上に第1ターミナル導体群の電極数(センサターミナル電極数)/360°の角度間隔で配置されている。
請求項1に記載の発明によれば、複数の第1接続端子の各電極部(部分円筒状の電極部)が、センサの回転中心線を中心とする円周方向に等間隔で分割されている。また、センサの回転中心線を中心とする同一円周上に第1ターミナル導体群の電極数(センサターミナル電極数)/360°の角度間隔で複数の第1接続端子の各電極部(部分円筒状の電極部)を配置している。
また、センサおよび第1ターミナル導体は、センサ支持部材に対して、第1ターミナル導体群の電極数/360°以内の精度で組み付けることができる。これにより、複数の第1接続端子の各電極部(部分円筒状の電極部)の形成位置(設置場所)は、複数の第2接続端子(の接合部)と導通接合が可能な位置(場所)に組み付けられる(配される)。
これによって、センサ支持部材に螺子締結されて、突出方向が円周方向に対して任意となる複数の第1接続端子の各電極部(部分円筒状の電極部)に対する、センサ支持部材に対して位置決めされる複数の第2接続端子の接合範囲、つまり対応した第1、第2接続端子同士が誤接続することなく導通接合可能な範囲を増やすことができる。
したがって、複数の第1、第2接続端子の電極部の形状を簡素化しながらも、複数の第1、第2接続端子を誤接続することなく、対応した第1、第2接続端子同士を容易に導通接合することができる。また、複数の第1、第2接続端子の形状を単純化(簡素化)することができるので、センサモジュールの製造コストを低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、複数の第1接続端子に、センサ回路部の外面から突出して露出した径方向部分をそれぞれ設けている。その径方向部分の先端は、径方向部分の突出方向に対して垂直な方向で、且つセンサの回転中心線と平行な方向に(直角に)折り曲げられている。
請求項3に記載の発明によれば、複数の第1接続端子の各電極部に、複数の第2接続端子(の各接合部)と導通接合が可能な位置まで、センサの回転中心線と平行な方向に向けて延びる軸方向部分をそれぞれ設けている。
請求項4に記載の発明によれば、複数の第1接続端子の各電極部に、軸方向部分からセンサの回転中心線を中心とする円周方向の一方側または両側に向けて延びる周方向部分を設けている。
これによって、センサ支持部材に螺子締結されて、突出方向が円周方向に対して任意となる複数の第1接続端子の各電極部(部分円筒状の電極部)に対する、センサ支持部材に対して位置決めされる複数の第2接続端子の接合範囲、つまり対応した第1、第2接続端子同士が誤接続することなく導通接合可能な範囲を増やすことができる。
請求項5に記載の発明によれば、複数の第1接続端子の各電極部は、センサの回転中心線を中心とする円周方向に第1ターミナル導体群の電極数分だけ(等間隔で)分割されている。
請求項6に記載の発明によれば、第1ターミナル導体群は、全て同一形状の第1接続端子を備えている。
請求項7に記載の発明によれば、センサ支持部材(の内部)に、外部から噴孔へ燃料を供給する流路を設けている。
センサは、センサ支持部材に螺子締結される有底筒状のステムを備えている。
センサ素子は、ステムの表面上に搭載されている。
請求項8に記載の発明によれば、ステムに、流路に連通する圧力導入孔、およびこの圧力導入孔に燃料の圧力が導入されると変位するダイヤフラムを設けている。
センサ素子は、ダイヤフラムの変位に対応した信号を(外部に対して)出力する圧力測定素子(半導体素子、ピエゾ抵抗素子)を有している。
インジェクタに一体化されたセンサモジュールを示した部分断面図である(実施例1)。 センサモジュールのセンサ・コネクタターミナル構造を示した斜視図である(実施例1)。 (a)、(b)はセンサモジュールのセンサ・コネクタターミナル構造を示した平面図、正面図である(実施例1)。 燃料圧力センサの単体構造を示した断面図である(実施例1)。 (a)、(b)は燃料圧力センサの単体構造を示した平面図、正面図である(実施例1)。 (a)、(b)はセンサモジュールのコネクタターミナル構造を示した平面図、正面図である(実施例1)。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
本発明は、簡素(単純)な電極形状でありながらも、複数の第1、第2接続端子を誤接続することなく、対応した第1、第2接続端子同士を容易に導通接合(接続)するという目的を、複数の第1接続端子の各電極部(部分円筒状の電極部)を、センサの回転中心線を中心とする円周方向に等間隔で分割し、且つセンサの回転中心線を中心とする同一円周上に第1ターミナル導体群の電極数(センサターミナル電極数)/360°の角度間隔で配置したことで実現した。
[実施例1の構成]
図1ないし図6は本発明の実施例1を示したもので、図1はインジェクタに一体化されたセンサモジュールを示した図で、図2および図3はセンサモジュールのセンサ・コネクタターミナル構造を示した図である。
本実施例の内燃機関の制御装置(エンジン制御システム)は、ディーゼルエンジン等の内燃機関(エンジン)用の燃料噴射システムとして知られるコモンレール式燃料噴射システム(蓄圧式燃料噴射装置)を備えている。
コモンレール式燃料噴射システムは、サプライポンプ(高圧燃料ポンプ)、コモンレール、複数の燃料噴射装置(インジェクタ)および燃料圧力測定装置を備えている。
燃料圧力測定装置は、各種エンジン制御を行うエンジン制御ユニット(電子制御装置:以下ECUと呼ぶ)と、インジェクタのボディ(インジェクタボディB)に螺子締結される燃料センサアッシー(以下燃料圧力センサSと言う)を有し、外部回路に相当するECUのマイクロコンピュータへ燃料圧力信号を出力するセンサモジュールとを備えている。
センサモジュールは、インジェクタボディB、燃料圧力センサS、センサコネクタC、および燃料圧力センサSと外部との電気的な接続を行うターミナル導体群を備えている。 燃料圧力センサSは、絶縁性を有する合成樹脂製の第1樹脂成形体(第1モールド材:以下樹脂成形体1と言う)を備えている。
センサコネクタCは、絶縁性を有する合成樹脂製の第2、第3樹脂成形体(第2、第3モールド材:以下樹脂成形体2、3と言う)を備えている。
燃料圧力センサSは、ステム4、ハウジング5、センサチップ6、モールドIC7、回路基板8およびシールドケース9を備えている。
ターミナル導体群は、燃料圧力センサSに対して燃料圧力センサSと一体回転可能に組み付けられるセンサターミナル導体群、およびインジェクタボディBに対して位置決めされて固定されるコネクタターミナル導体群を備えている。このコネクタターミナル導体群は、センサターミナル導体群に対して別体で構成されている。
センサターミナル導体群は、全て同一形状とされた第1接続端子11〜14により構成されている。複数の第1接続端子11〜14の各々には、センサターミナル電極部15〜18が一体的に形成されている。
コネクタターミナル導体群は、複数の第1接続端子11〜14に導通接合される複数の第2接続端子21〜24を備えている。第2接続端子21〜24の各々には、複数のセンサターミナル電極部15〜18に対して導通接合が可能なコネクタターミナル接合部25〜28が一体的に形成されている。
コネクタターミナル導体群は、複数の第3接続端子31〜34を備えている。第3接続端子31〜34の各々には、コネクタターミナル接合部35〜38が一体的に形成されている。
コモンレール式燃料噴射システムは、コモンレールの内部に蓄圧された高圧燃料を各インジェタを介してエンジンの各気筒毎の燃焼室内に噴射供給するように構成されている。 サプライポンプは、燃料タンクから燃料を汲み上げる周知の構造のフィードポンプ(低圧燃料ポンプ)を内蔵している。このサプライポンプは、フィードポンプから電磁弁を経て加圧室内に吸入した燃料を加圧して高圧化し、この高圧燃料をコモンレールへ圧送供給する高圧燃料ポンプである。
コモンレールの内部には、エンジンの各気筒毎の燃焼室内に噴射供給する燃料の噴射圧力に相当する高圧燃料を蓄圧する蓄圧室が形成されている。
なお、サプライポンプまたはコモンレールは、高圧燃料を発生する高圧発生部を構成する。
エンジンの各気筒毎に対応して搭載されるインジェクタは、コモンレールの内部に蓄圧された高圧燃料を、直接燃焼室内に霧状に噴射供給する直接噴射タイプの燃料噴射弁(自動車部品、エンジン部品)である。
インジェクタは、燃料を噴射する噴孔およびこの噴孔に連通する燃料流路を有し、噴孔を開閉するノズルニードルを内蔵するノズルボディと、このノズルボディの燃料流路を介して噴孔に連通する燃料流路を有するインジェクタボディBと、このインジェクタボディBの長軸方向の先端部にノズルボディを螺子締結により固定するリテーニングナットとを備えている。
インジェクタボディBの内部には、外部からインジェクタ(ピエゾ)駆動信号を受けるとノズルニードルを開弁方向に駆動するピエゾアクチュエータと、このピエゾアクチュエータにより駆動されてノズルニードルの背圧を制御する背圧制御機構とが収容されている。
ピエゾアクチュエータは、ECUによって電子制御されるピエゾ駆動回路(外部回路)を介して、自動車等の車両に搭載された外部電源(バッテリ)に電気的に接続されている。このピエゾアクチュエータは、ピエゾ素子をその軸線方向に多数積層してなる積層体(ピエゾスタック)、このピエゾスタックに圧縮方向(収縮方向)の予荷重(プリセット荷重)を付与するスリットスプリング、ピエゾスタックの伸縮に伴う変位を加圧ピストンに伝達するプレート等により構成されている。
ピエゾアクチュエータの主要部であるピエゾスタックは、インジェクタボディBの内部(アクチュエータ収容孔)に収容保持されている。
ピエゾアクチュエータは、ピエゾスタックの伸縮に伴う変位を加圧ピストンに伝達し、この加圧ピストンの往復変位に伴って圧力制御室内の燃料圧力を増減させてノズルニードルの開閉動作(燃料噴射)を制御するニードルアクチュエータとして利用される。
なお、ピエゾアクチュエータの代わりに、ステータおよびアーマチャにより構成された電磁アクチュエータを採用しても良い。
また、ノズルボディおよびインジェクタボディBの燃料流路には、外部(コモンレール)から高圧燃料が導入される。
ここで、インジェクタボディBは、その軸線方向の反噴孔側(図示上端側)の端部に円筒状の締結部(センサ搭載部)を有している。
センサ搭載部には、センサモジュールを構成する燃料圧力センサS、センサコネクタC、コネクタホルダHが組み付けられる。また、センサ搭載部の外周には、コネクタホルダHの雌螺子部に螺合する雄螺子部を有している。
センサ搭載部には、センサ搭載部の図示上端面(反噴孔側端面)で開口し、この開口部側から奥側まで軸線方向に延びる嵌合凹部41が形成されている。この嵌合凹部41の内周には、雌螺子部42が形成されている。また、嵌合凹部41の底面には、インジェクタボディBの燃料流路から分岐した分岐流路43の出口(圧力導入ポート)が開口している。嵌合凹部41には、各気筒毎の燃料噴射に伴って変動する燃料圧力変動を検出する燃料圧力センサSが組み付けられている。
燃料圧力センサSは、分岐流路43内の高圧燃料の圧力を受けて弾性変形するステム4(起歪体)と、このステム4の外周に嵌合されるハウジング5と、ステム4にて生じた歪みの大きさを電気信号に変換して圧力検出値として出力する複数の歪みゲージ(半導体ピエゾ抵抗素子)を有するセンサチップ6と、このセンサチップ6から出力される検出信号を処理するモールドIC7とを備えている。
ステム4は、図2に示したように、有底円筒状の金属によって形成されている。このステム4は、インジェクタボディBの嵌合凹部41の雌螺子部42に螺子締結される締結体である。
ステム4は、一端側に薄肉状の平面部であるダイヤフラム44を有し、且つ他端側にダイヤフラム44へ燃料圧力を導くための圧力導入孔45を有している。
ステム4の外周面には、インジェクタボディBの嵌合凹部41の雌螺子部42に螺合する雄螺子部46が形成されている。インジェクタボディBの嵌合凹部41にステム4の雄螺子部46を螺子締結することで、燃料圧力センサSがインジェクタボディBに取り付けられる。
ステム4の外周には、鍔状のフランジが一体的に形成されている。このフランジの図示上方には、環状のハウジング5が嵌合する円筒状の嵌合部47が一体的に形成されている。
ハウジング5は、トルクレンチ等の工具が係合可能な多角環状の金属によって形成されている。このハウジング5の中央部には、ステム4の嵌合部47の外周に嵌まる嵌合孔48が形成されている。
ステム4とハウジング5とは、同一中心軸線上に設けられる嵌合部47と嵌合孔48でインロー位置決めされている。なお、図2に示したように、ステム4とハウジング5とを溶接等の手段を用いて固定しても良い。あるいはステム4とハウジング5とを一体成形しても良い。
ハウジング5の図示上端面には、モールドIC(センサ回路部)7が接着等の手段を用いて支持固定されている。
ステム4のダイヤフラム44の外面(表面、センサ搭載面)には、センサチップ6が低融点ガラスにより接合されている。このセンサチップ6は、ステム4の圧力導入孔45内に導入された燃料圧力によってダイヤフラム44が変形した時に発生する歪みを検出する歪みゲージとして機能するものである。
センサチップ6は、正方形状の半導体基板(単結晶シリコン基板)上に4つのピエゾ抵抗素子R1〜R4である長方形状の歪みゲージを形成したものである。
4つのピエゾ抵抗素子R1〜R4は、インジェクタボディBに対して燃料圧力センサSを螺子締結する際の、燃料圧力センサSの回転中心線上に位置する、ダイヤフラム44の中心点を中心とする同一円周上に配置されている。
センサチップ6には、4つのピエゾ抵抗素子R1〜R4がブリッジ回路を構成し、外部回路と接続するための配線や電極パッド、さらには保護膜が形成される。そして、センサチップ6は、ステム4のダイヤフラム44の表面上に低融点ガラスを用いて接着される。これにより、センサチップ6は、ステム4の圧力導入孔45内に流入した高圧燃料の圧力の作用により変位(撓む)ダイヤフラム44の変位(ダイヤフラム44に生じた歪み)を電気的な信号(本実施例では、ピエゾ抵抗素子の抵抗変化に伴うブリッジ回路の電位差)に変換することができる。この電気的な信号は、モールドIC7の回路基板8の処理回路で処理されて燃料圧力が検出される。
モールドIC7は、センサチップ6の周囲を取り囲むように円環状または多角環状に形成されている。このモールドIC7は、ハウジング5の図示上端面に対して位置決めされた状態で接着剤等を用いて固定されている。
モールドIC7は、燃料圧力センサSにおけるセンサ信号処理回路を構成する回路基板8を、樹脂成形体1により樹脂封止(モールド)することで形成されている。
樹脂成形体1は、ハウジング5のステム4の外周面に沿って環状に延びる円筒形状に形成されている。
樹脂成形体1の外周面からは、回路基板8上の電極パッドに半田材を介して導通接合(半田付け)されるセンサターミナル導体群が延出している。このセンサターミナル導体群は、モールドIC7の内部にて電子部品と電気接続されている。
なお、センサターミナル導体群の詳細は後述する。
回路基板8は、センサチップ6の電極パッドにボンディングワイヤ等を介して導通接合されている。ボンディングワイヤは、回路基板8上の電子部品(導体)およびセンサチップ6の電極パッドに半田材を介して導通接合(半田付け)される。
センサチップ6の電極パッドおよび回路基板8上の電極パッドは、真空蒸着やスパッタリングによって形成された白金膜、ポリシリコン膜、単結晶シリコン膜等である。
電子部品は、センサチップ6から出力される検出信号を増幅する増幅回路や、検出信号に重畳するノイズを除去するフィルタリング回路、および歪みゲージに電圧を印加する電圧印加回路等により構成される。
なお、電圧印加回路から電圧が印加された歪みゲージは、上述したように、ダイヤフラム44にて生じた歪みの大きさに応じて電気抵抗値が変化するブリッジ回路(センサ回路)を構成している。これにより、ダイヤフラム44の歪みに応じてブリッジ回路の出力電圧が変化し、当該出力電圧が高圧燃料の圧力検出値としてモールドIC7の増幅回路に出力される。
増幅回路は、センサチップ6(ブリッジ回路)から出力される圧力検出値を増幅し、増幅した信号をセンサ端子から出力する。
モールドIC7には、樹脂成形体1、センサチップ6および回路基板8を覆うようにシールドケース9が接着剤等を用いて固定されている。
シールドケース9は、矩形状に形成されて、周方向に等間隔に複数の開口部49を有している。このシールドケース9は、締結部としてのステム4およびハウジング5に保持されて、内部にセンサチップ6、回路基板8および樹脂成形体1を収容する。シールドケース9は、外部(外乱)ノイズを遮断して、センサチップ6およびモールドIC7を保護する。
センサコネクタCは、コネクタターミナル導体群、このコネクタターミナル導体群を保持する直方体形状(多面体形状)の樹脂成形体(ターミナルホルダ)2と、第1〜第4ワイヤハーネス(外部接続用電線)の端末部を保持する直方体形状の樹脂成形体3と、内部にコネクタターミナル導体群および樹脂成形体2、3を収容保持するコネクタホルダHとを備えている。
コネクタホルダHは、内部に中空部を有する円筒部51、内部に中空部を有する角筒部52、およびこれらの角筒部52の内部空間(中空部)と円筒部51の内部空間(中空部)とを区画する仕切り壁53を備えている。
円筒部51の内部(中空部)には、燃料圧力センサS、樹脂成形体2、センサターミナル導体群およびコネクタターミナル導体群が収容されている。この円筒部51の内周面には、インジェクタボディBの雄螺子部に螺合する雌螺子部が形成されている。
角筒部52の内部には、樹脂成形体3が収容されている。
仕切り壁53には、コネクタターミナル導体群の第3接続端子31〜34が位置決めされた状態で貫通する貫通孔54が形成されている。
樹脂成形体2は、多面体形状(直方体形状または立方体形状)に形成されている。この樹脂成形体2は、シールドケース9の表面上(天井)に載置されている。
樹脂成形体2の周方向に複数設けられる各外側面(平坦面)からは、コネクタターミナル導体群が延出している。
樹脂成形体3には、外部(ECU等の外部回路や外部電源等)との第1〜第4ワイヤハーネスが各々独立して挿入される複数(本実施例では4つ)のターミナル収容孔55が形成されている。これにより、第1〜第4ワイヤハーネスを介して、モールドIC7から出力される圧力検出信号がECUに入力される。
なお、コネクタターミナル導体群の詳細は後述する。
次に、本実施例のセンサターミナル導体群(第1ターミナル導体群)の詳細を図1ないし図6に基づいて簡単に説明する。
センサターミナル導体群は、例えば銅合金またはアルミニウム合金等の金属導体板(配線部材)により構成される複数(本実施例では4つ)の第1接続端子11〜14を備えている。これらの第1接続端子11〜14は、導電性を有する金属体をプレス成形機で打ち抜き成形を行い、この打ち抜き成形と同時または打ち抜き成形後に所定の部位で折り曲げ成形を行うことで製造される。
第1接続端子11の一端部は、回路基板8上に形成される第1電極パッド(センサチップ6に形成されるブリッジ回路の圧力信号出力端子Vout+に対応して設けられる電極パッド)に半田材を介して導通接合(半田付け)されている。第1接続端子11は、第1電極パッドとの導通接合部がモールド樹脂材(樹脂成形体1)により樹脂封止されている。
第1接続端子12の一端部は、回路基板8上に形成される第2電極パッド(ブリッジ回路の圧力信号出力端子Vout−に対応して設けられる電極パッド)に半田材を介して導通接合(半田付け)されている。第1接続端子12は、第2電極パッドとの導通接合部がモールド樹脂材(樹脂成形体1)により樹脂封止されている。
第1接続端子13の一端部は、回路基板8上に形成される第1電極パッド(センサチップ6に形成されるブリッジ回路の外部電源端子Vddに対応して設けられる電極パッド)に半田材を介して導通接合(半田付け)されている。第1接続端子13は、第3電極パッドとの導通接合部がモールド樹脂材(樹脂成形体1)により樹脂封止されている。
第1接続端子14の一端部は、回路基板8上に形成される第2電極パッド(ブリッジ回路のグランド(接地)端子GNDに対応して設けられる電極パッド)に半田材を介して導通接合(半田付け)されている。第1接続端子14は、第4電極パッドとの導通接合部がモールド樹脂材(樹脂成形体1)により樹脂封止されている。
複数の第1接続端子11〜14は、インジェクタボディBに対して燃料圧力センサSを螺子締結する際の燃料圧力センサSの回転中心線(以下センサアッシー回転中心線と言う)上に位置する第1中心点を中心に、その第1中心点から放射方向に向かってそれぞれ突出して露出している。
これらの第1接続端子11〜14は、モールドIC7の外側面またはシールドケース9の外面から、第1中心点を中心とする円周方向に等角度間隔(例えば90°間隔)で第1中心線の半径方向の外側へ向かって真っ直ぐに延びる半径方向部分(四角柱状部分)をそれぞれ有している。
複数の第1接続端子11〜14の各半径方向部分の先端は、各半径方向部分の突出方向に対して垂直な方向で、且つセンサアッシー回転中心線と平行な方向の一方側(インジェクタの反噴孔側、図示上方側)に直角に折り曲げられている。
複数の第1接続端子11〜14には、複数の第2接続端子21〜24の各コネクタターミナル接合部25〜28にそれぞれ導通接合される部分円筒状のセンサターミナル電極部15〜18が一体的に形成されている。
複数のセンサターミナル電極部15〜18は、直角に折り曲げられた屈曲部よりもコネクタ側(図示上方側)の端部に設けられている。これらのセンサターミナル電極部15〜18は、導電性を有する金属体をプレス成形機で加圧して断面円弧状の金属薄板としている。
複数のセンサターミナル電極部15〜18は、センサアッシー回転中心線を中心とする円周方向に等角度間隔、つまりセンサターミナル電極数(本実施例では4つ)分だけ分割された部分円筒状の金属薄板電極(プレート電極)である。
複数のセンサターミナル電極部15〜18は、センサアッシー回転中心線を中心とする同一円周上にセンサターミナル電極数/360°の角度間隔で配置されている。
複数のセンサターミナル電極部15〜18は、対応するコネクタターミナル接合部25〜28と導通接合が可能な位置までセンサアッシー回転中心線と平行な方向に向かって真っ直ぐに延びる軸方向部分、およびこの軸方向部分の円周方向の両端からセンサアッシー回転中心線を中心とする円周方向の両側に向かって延びる周方向部分をそれぞれ有している。これにより、複数のセンサターミナル電極部15〜18は、センサアッシー回転中心線を中心とする同一円周上に帯状に配される。
複数のセンサターミナル電極部15〜18は、対応したコネクタターミナル接合部25〜28との導通接合部が、センサアッシー回転中心線を中心とした所定の曲率半径を有する凹曲面形状に形成されている。その凹曲面部は、コネクタターミナル接合部25〜28が摺接可能にコネクタターミナル接合部25〜28と対向している。
複数のセンサターミナル電極部15〜18は、樹脂成形体2、モールドIC7、シールドケース9の周囲を円周方向に取り囲むように設置されている。隣設する2つの電極部間には、所定の絶縁ギャップが設けられている。
次に、本実施例のコネクタターミナル導体群(第2ターミナル導体)の詳細を図1ないし図6に基づいて簡単に説明する。
コネクタターミナル導体群は、例えば銅合金またはアルミニウム合金等の金属導体板(外部接続部材)により構成される複数(本実施例では4つ)の第2接続端子21〜24および複数(本実施例では4つ)の第3接続端子31〜34を備えている。
コネクタターミナル導体群は、それぞれ対応した第2、第3接続端子21〜24、31〜34間を中継する中間部(中継部)が、樹脂成形体2の内部にモールド樹脂材によるインサートにより固定(埋設保持)されている。
複数の第2、第3接続端子21〜24、31〜34および中間部は、導電性を有する金属体をプレス成形機で打ち抜き成形を行い、この打ち抜き成形と同時または打ち抜き成形後に所定の部位で折り曲げ成形を行うことで製造される。
なお、第2接続端子21〜24は、概ねL字形状に形成されているが、完全に形状が同一ではない。
第2接続端子21は、第1接続端子11のセンサターミナル電極部15にレーザー溶接等の手段を用いて導通接合されている。
第2接続端子22は、第1接続端子12のセンサターミナル電極部16にレーザー溶接等の手段を用いて導通接合されている。
第2接続端子23は、第1接続端子13のセンサターミナル電極部17にレーザー溶接等の手段を用いて導通接合されている。
第2接続端子24は、第1接続端子14のセンサターミナル電極部18にレーザー溶接等の手段を用いて導通接合されている。
複数の第2接続端子21〜24は、センサアッシー回転中心線上に位置し、且つ第1中心点との間に所定距離分だけ隔離された第2中心点を中心に、その第2中心点から放射方向に向かってそれぞれ突出して露出している。
これらの第2接続端子21〜24は、樹脂成形体2の外面から、第2中心点を中心とする円周方向に等角度間隔(例えば90°間隔)で第2中心線の半径方向の外側へ向かって真っ直ぐに延びる半径方向部分(四角柱状部分)をそれぞれ有している。
複数の第2接続端子21〜24の先端には、対応したセンサターミナル電極部15〜18に溶接等の手段を用いて導通接合されるコネクタターミナル接合部25〜28が一体的に形成されている。
ここで、複数のセンサターミナル電極部15〜18および複数のコネクタターミナル接合部25〜28は、センサアッシー回転中心線を中心とする同一円周上に等角度間隔で配置されている。
コネクタターミナル導体群は、樹脂成形体2の内部にインサートされるターミナルインサート(中間部、埋設部)において、そのターミナルインサートの形成方向に対して垂直な方向で、且つセンサアッシー回転中心線と平行な方向の一方側(インジェクタの反噴孔側、図示上方側)に直角に折り曲げられて、樹脂成形体2の上端面から図示上方側へ向かって複数の第3接続端子31〜34が突出して露出している。
これらの第3接続端子31〜34は、樹脂成形体2の上端面からセンサアッシー回転中心線と平行な方向の一方側(インジェクタの反噴孔側、図示上方側)へ向かって真っ直ぐに延びる軸方向部分(四角柱状部分)をそれぞれ有している。
複数の第3接続端子31〜34は、コネクタホルダHの仕切り壁53に形成される貫通孔54を貫通して、コネクタホルダHの仕切り壁53に位置決めされている。なお、コネクタターミナル導体群を位置決めした状態で保持する樹脂成形体2をインジェクタボディBまたはコネクタホルダHに一体的に形成しても良い。
複数の第3接続端子31〜34の先端には、対応した第1〜第4ワイヤハーネスの接続金具に溶接等の手段を用いて導通接合されるコネクタターミナル接合部35〜38が一体的に形成されている。
[実施例1の組付方法]
次に、本実施例のインジェクタボディBに対する燃料圧力センサSの組付方法を図1ないし図6に基づいて簡単に説明する。
先ず、燃料圧力センサSを組み立てる。ステム4のダイヤフラム44の表面上に低融点ガラスを用いてセンサチップ6を接着する。
次に、ステム4に円環状のハウジング5を組み付け、ハウジング5の回路搭載面上に円環状の回路基板8を有するモールドIC7を接着等により固定する。
次に、センサチップ6上に形成された複数の電極パッドとモールドIC7の回路基板8上に形成された複数の電極パッドとをボンディングワイヤ等を介して導通接合する。
このとき、センサターミナル導体群の第1接続端子11〜14の基端部は、モールドIC7の樹脂成形体1の内部にモールド(インサート)されている。
そして、部分円筒状のセンサターミナル電極部15〜18は、モールドIC7の周囲を円周方向に取り囲むように同一円周上に配置される。
また、ハウジング5がステム4に対して回転不能な状態で組み付けられているので、工具をハウジング5に係合させてハウジング5を回転させると、ステム4がハウジング5と一体回転し、ステム4の雄螺子部46がインジェクタのインジェクタボディBの嵌合凹部41に螺子締結される。
これにより、インジェクタボディBに対して燃料圧力センサSを螺子締結される。
一方、インジェクタボディBに組み付けられるコネクタホルダHには、コネクタターミナル導体群が位置決めされている。
ここで、センサターミナル導体群は、モールドIC7からセンサターミナル電極数分だけ分割された状態で突出した複数の第1接続端子11〜14を有している。
コネクタターミナル導体群は、センサターミナル電極部15〜18の内周で接合可能な複数の第2接続端子21〜24を有している。
このため、燃料圧力センサSは、インジェクタボディBの嵌合凹部41に対して、センサターミナル電極数/360°以内の精度で組み付けるので、複数のセンサターミナル電極部15〜18の位置は、複数のコネクタターミナル接合部25〜28と接合可能な位置に組み付けられる。
そして、インジェクタボディBの嵌合凹部41に対するステム4の螺子締結が終了した後に、インジェクタボディBに対して位置決めされた複数のコネクタターミナル接合部25〜28と溶接等により電気接続される。
以上により、インジェクタボディBに対する燃料圧力センサSの取り付け、および内部電気配線、接続が完了する。
[実施例1の効果]
以上のように、本実施例のセンサターミナル導体群は、部分円筒状のセンサターミナル電極部15〜18が、センサアッシー回転中心線を中心とする円周方向にセンサターミナル電極数/360°の等角度間隔で分割されている。
また、センサターミナル電極部15〜18は、センサアッシー回転中心線を中心とする同一円周上にセンサターミナル電極数/360°の角度間隔で設置されている。
また、燃料圧力センサSおよびセンサターミナル導体群(複数の第1接続端子11〜14)は、インジェクタボディBに対して、センサターミナル電極数/360°以内の精度で組み付けることができる。これにより、センサターミナル電極部15〜18の形成位置(設置場所)は、コネクタターミナル導体群を構成する複数の第2接続端子21〜24のコネクタターミナル接合部25〜28と導通接合が可能な位置(場所)に組み付けられる(配される)。
これによって、インジェクタボディBの嵌合凹部41の雌螺子部42に螺子締結されて、突出方向が円周方向に対して任意となる複数のセンサターミナル電極部15〜18に対する、インジェクタボディBに対して位置決めされる複数のコネクタターミナル接合部25〜28の接合範囲、つまり対応した第1、第2接続端子11〜14、21〜24同士が誤接続することなく導通接合可能な範囲を増やすことができる。
したがって、センサターミナル電極部15〜18またはコネクタターミナル接合部25〜28のターミナル電極(端子)形状を簡素化しながらも、複数の第1、第2接続端子11〜14、21〜24を誤接続することなく、対応した第1、第2接続端子11〜14、21〜24同士を容易に導通接合することができる。また、複数の第1、第2接続端子11〜14、21〜24のターミナル電極(端子)形状を単純化(簡素化)することができるので、センサモジュールの製造コストを低減することができる。
[変形例]
本実施例では、本発明のセンサモジュールを、内燃機関(エンジン)の各気筒毎に対応して搭載されるインジェクタ内部の燃料圧力を測定可能な燃料圧力センサSをインジェクタボディBに螺子締結する燃料圧力測定装置に適用しているが、本発明のセンサモジュールを、サプライポンプ、コモンレール等の他の燃料供給機器(燃料噴射機器)内部の燃料圧力を測定可能な圧力センサを燃料噴射機器のボディに螺子締結する燃料圧力測定装置に適用しても良い。
本実施例では、測定対象の情報に対応した信号を外部に対して出力する測定素子(センシング素子)として、インジェクタ内部の燃料圧力に対応した圧力検出信号(例えば電圧信号)を外部回路(ECU等)に対して出力するピエゾ抵抗素子を有する半導体燃料圧力センサSを採用しているが、測定対象の物理的情報(光、磁気、変位、角度、速度、温度、圧力、流量、音等)に対応した電気信号を外部に対して出力する測定素子(半導体素子、センシング素子)を有する物理的情報センサを採用しても良い。
本実施例では、燃料を噴射する噴孔を開閉するニードルをその軸線方向に開閉動作させるアクチュエータを、ピエゾアクチュエータによって構成しているが、ニードルをその軸線方向に開閉動作させるアクチュエータを、モータ、減速機構、変換機構を備えた電動アクチュエータによって構成しても良い。また、電磁式または電動式負圧制御弁を備えた負圧作動式アクチュエータによって構成しても良い。
また、エンジンとして、ディーゼルエンジンだけでなく、ガソリンエンジンを用いても良い。また、エンジンとして、多気筒エンジンだけでなく、単気筒エンジンを用いても良い。
本実施例では、ステム4のダイヤフラム44の変位に対応した信号を外部に対して出力するピエゾ抵抗素子(半導体素子、圧力測定素子)をセンサチップ6上に形成(搭載)しているが、ステム4のダイヤフラム44の変位に対応した信号を外部に対して出力する圧力測定素子をダイヤフラム44の表面(センサ搭載面)上に直接形成(搭載)しても良い。また、シールドケース9は設けなくても良い。
また、センサターミナル電極数は、測定素子(センサ素子、センシング素子)のリード端子数や、センサ回路(信号処理回路や信号増幅回路等)の電極数に応じて、2、3または5以上任意である。
B インジェクタボディ(センサ支持部材)
C センサコネクタ
S 燃料圧力センサ
1 樹脂成形体(第1樹脂成形体、第1モールド材)
2 樹脂成形体(第2樹脂成形体、第2モールド材)
3 樹脂成形体(第3樹脂成形体、第3モールド材)
4 ステム(締結体)
5 ハウジング(締結体)
6 センサチップ(センサ素子を有するセンサ本体)
7 モールドIC(センサ回路部)
8 回路基板(センサ回路部)
9 シールドケース
11 センサターミナル導体群の第1接続端子
12 センサターミナル導体群の第1接続端子
13 センサターミナル導体群の第1接続端子
14 センサターミナル導体群の第1接続端子
15 センサターミナル電極部
16 センサターミナル電極部
17 センサターミナル電極部
18 センサターミナル電極部
21 コネクタターミナル導体群の第2接続端子
22 コネクタターミナル導体群の第2接続端子
23 コネクタターミナル導体群の第2接続端子
24 コネクタターミナル導体群の第2接続端子
25 コネクタターミナル接合部
26 コネクタターミナル接合部
27 コネクタターミナル接合部
28 コネクタターミナル接合部
31 第3接続端子
32 第3接続端子
33 第3接続端子
34 第3接続端子
35 コネクタターミナル接合部
36 コネクタターミナル接合部
37 コネクタターミナル接合部
38 コネクタターミナル接合部
44 ステムのダイヤフラム
45 ステムの圧力導入孔

Claims (8)

  1. (a)測定対象の情報に対応した信号を出力するセンサ素子(6)、およびこのセンサ素子(6)に電気的に接続されるセンサ回路部(7、8)を有するセンサ(S)と、
    (b)このセンサ(S)を螺子締結により固定するセンサ支持部材(B)と、
    (c)前記センサ回路部(7、8)と外部との電気的な接続を行うターミナル導体群とを備えたセンサモジュールにおいて、
    前記ターミナル導体群は、前記センサ(S)に対して前記センサ(S)と一体回転可能に組み付けられる第1ターミナル導体群、およびこの第1ターミナル導体群と別体で構成されて、前記センサ支持部材(B)に対して位置決めされて固定される第2ターミナル導体群を有し、
    前記第1ターミナル導体群は、前記センサ支持部材(B)に対して前記センサ(S)を螺子締結する際の前記センサ(S)の回転中心線上に位置する第1中心点を中心に、その第1中心点から放射方向に向かってそれぞれ突出する複数の第1接続端子(11〜14)を有し、
    前記第2ターミナル導体群は、前記センサ(S)の回転中心線上に位置し、且つ前記第1中心点との間に所定距離分だけ隔離された第2中心点を中心に、その第2中心点から放射方向に向かってそれぞれ突出する複数の第2接続端子(21〜24)を有し、
    前記複数の第1接続端子(11〜14)は、前記複数の第2接続端子(21〜24)に導通接合されると共に、前記センサ(S)の回転中心線を中心とする円周方向に等間隔で分割された部分円筒状の電極部(15〜18)をそれぞれ有し、
    前記複数の第1接続端子(11〜14)の各電極部(15〜18)は、前記センサ(S)の回転中心線を中心とする同一円周上に前記第1ターミナル導体群の電極数/360°の角度間隔で配置されていることを特徴とするセンサモジュール。
  2. 請求項1に記載のセンサモジュールにおいて、
    前記複数の第1接続端子(11〜14)は、前記センサ回路部(7、8)の外面から突出して露出した径方向部分をそれぞれ有し、
    前記径方向部分の先端は、前記径方向部分の突出方向に対して垂直な方向で、且つ前記センサ(S)の回転中心線と平行な方向に折り曲げられていることを特徴とするセンサモジュール。
  3. 請求項1または請求項2に記載のセンサモジュールにおいて、
    前記複数の第1接続端子(11〜14)の各電極部(15〜18)は、前記複数の第2接続端子(21〜24)と導通接合が可能な位置まで前記センサ(S)の回転中心線と平行な方向に向けて延びる軸方向部分をそれぞれ有していることを特徴とするセンサモジュール。
  4. 請求項3に記載のセンサモジュールにおいて、
    前記複数の第1接続端子(11〜14)の各電極部(15〜18)は、前記軸方向部分から前記センサ(S)の回転中心線を中心とする円周方向の一方側または両側に向けて延びる周方向部分を有していることを特徴とするセンサモジュール。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載のセンサモジュールにおいて、
    前記複数の第1接続端子(11〜14)の各電極部(15〜18)は、
    前記センサ(S)の回転中心線を中心とする円周方向に前記第1ターミナル導体群の電極数分だけ分割されていることを特徴とするセンサモジュール。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載のセンサモジュールにおいて、
    前記複数の第1接続端子(11〜14)の形状は、同一であることを特徴とするセンサモジュール。
  7. 請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載のセンサモジュールにおいて、
    前記センサ支持部材(B)は、外部から噴孔へ燃料を供給する流路を有し、
    前記センサ(S)は、前記センサ支持部材(B)に螺子締結される有底筒状のステム(4)を有し、
    前記センサ素子(6)は、前記ステム(4)の表面上に搭載されていることを特徴とするセンサモジュール。
  8. 請求項7に記載のセンサモジュールにおいて、
    前記ステム(4)は、前記流路に連通する圧力導入孔(45)、およびこの圧力導入孔(45)に燃料の圧力が導入されると変位するダイヤフラム(44)を有し、
    前記センサ素子(6)は、前記ダイヤフラム(44)の変位に対応した信号を出力する圧力測定素子を有していることを特徴とするセンサモジュール。
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