JP2012103166A - センサ装置 - Google Patents

センサ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012103166A
JP2012103166A JP2010253034A JP2010253034A JP2012103166A JP 2012103166 A JP2012103166 A JP 2012103166A JP 2010253034 A JP2010253034 A JP 2010253034A JP 2010253034 A JP2010253034 A JP 2010253034A JP 2012103166 A JP2012103166 A JP 2012103166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
elastic member
connector case
sensor chip
connecting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010253034A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5516346B2 (ja
Inventor
Yoshifumi Murakami
嘉史 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2010253034A priority Critical patent/JP5516346B2/ja
Publication of JP2012103166A publication Critical patent/JP2012103166A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5516346B2 publication Critical patent/JP5516346B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

【課題】ハウジングを介してコネクタケースに伝達される振動を抑制し得るセンサ装置を提供する。
【解決手段】圧力センサ10は、センサチップ40に圧力媒体の圧力を伝達するハウジング20と、センサチップ40からの信号を取り出すターミナル32を有するコネクタケース30と、ハウジング20とコネクタケース30とを組み付けるための弾性部材50と、を備えている。ハウジング20のコネクタケース側には、弾性変形可能な環状の弾性部材50がセンサチップ40を囲うように配置されている。そして、コネクタケース30は、センサチップ40を覆うように形成された環状の連結部33aにて弾性部材50に環状に接触した状態でハウジング20に組み付けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、測定媒体の状態に応じた信号を出力可能なセンサチップを有するセンサ装置に関するものである。
従来、測定媒体の状態に応じた信号を出力可能なセンサチップを有するセンサ装置として、下記特許文献1に開示される圧力センサが知られている。この圧力センサでは、被検出体に締結される金属ハウジングと外部配線部材に嵌合してこの外部配線部材を介して外部回路に電気的に接続するためのコネクタケースとからなるケース内にセンシング部を有する基板が収容されるように構成されている。そして、ハウジングには、圧力媒体を被検出体からセンシング部に導入する圧力導入通路が形成されている。また、センシング部であるダイアフラムに対応する位置にある部位がハウジングの内面に接して支持されることで、ダイアフラムがケースに支持されている。これにより、圧力導入通路にて発生する圧力脈動や、圧力センサに加わる車両振動などの外部振動によって、基板のダイアフラムが振動するのを抑制している。
また、下記特許文献2に開示される圧力検出装置では、筒形状のメタルケースの一端部および他端部に検出素子および受圧用ダイアフラムが固定されており、このメタルケース内には、受圧用ダイアフラムの受けた圧力を検出素子へ伝達する圧力伝達部材が収容されている。この圧力伝達部材は、検出素子と受圧用ダイアフラムとで挟み付けられて予荷重が付与されている。そして、メタルケースの側面には、蛇腹状のバネ部が設けられており、このバネ部の弾性力がメタルケースの両端部を結ぶ方向に作用するように構成されている。これにより、メタルケースのバネ部の弾性力がメタルケースの両端部を結ぶ方向に作用するため、このバネ部のバネ特性により、受圧用ダイアフラム、圧力伝達部材および検出素子の間の予荷重を保持して、これら各部材間の熱膨張差により生じる予荷重の変動を吸収している。
特開2009−014484号公報 特開2006−250614号公報
ところで、上記特許文献1に開示されるようなセンサ装置の構成では、被検出体に固定される金属ハウジングと外部配線部材に嵌合するコネクタケースとの固定にかしめ等が採用されている。このため、被検出体を介してハウジングに振動が伝達されると、この振動がコネクタケースにも伝達されて外部配線部材とコネクタのターミナルピンとの間に振動の位相差が生じてしまう。特に、この位相差が大きくなる場合には、外部配線部材との接触によりターミナルピンが磨耗してしまうという問題があった。また、上記特許文献2に開示されるようなセンサ装置の構成であっても、上記バネ部よりもコネクタケース側のハウジングに対して被検出体からの振動が伝達されると、同様の問題が生じる可能性があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ハウジングを介してコネクタケースに伝達される振動を抑制し得るセンサ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1のセンサ装置では、被測定体に存在する測定媒体の状態に応じた信号を出力可能なセンサチップと、前記被測定体に固定されて前記センサチップに前記測定媒体の状態を伝達するハウジングと、前記センサチップからの信号を取り出すターミナルを有し、前記センサチップを覆うように前記ハウジングに組み付けられるコネクタケースと、を備えるセンサ装置であって、前記ハウジングの前記コネクタケース側には、弾性変形可能な環状の弾性部材が前記センサチップを囲うように配置されており、前記コネクタケースは、前記センサチップを覆うように形成された環状の連結部にて前記弾性部材に環状に接触した状態で前記ハウジングに組み付けられることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のセンサ装置において、前記弾性部材には、内周面の全周にわたって断面コ字状の環状凹部が形成されており、前記連結部は、前記環状凹部内に入り込むことで前記弾性部材に環状に接触して組み付けられることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載のセンサ装置において、前記ハウジングの前記コネクタケース側には、前記弾性部材および前記連結部を重ねた状態でかしめて前記ハウジングに固定するかしめ部が環状に形成されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載のセンサ装置において、前記連結部は、2つの前記弾性部材にて挟まれた状態で前記かしめ部によりかしめられて前記ハウジングに固定されることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のセンサ装置において、前記弾性部材は、ゴム材料からなることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のセンサ装置において、前記弾性部材は、金属製のバネ材からなることを特徴とする。
請求項1の発明では、ハウジングのコネクタケース側には、弾性変形可能な環状の弾性部材がセンサチップを囲うように配置されている。そして、コネクタケースは、センサチップを覆うように形成された環状の連結部にて弾性部材に環状に接触した状態でハウジングに組み付けられる。
これにより、配管等の被検出体を介してハウジングに伝達される振動が弾性部材により抑制されるので、ハウジングを介してコネクタケースに伝達される振動を抑制することができる。特に、弾性部材はセンサチップを囲うように環状に形成されているので、弾性部材を介してハウジングおよびコネクタケースを組み付ける構成でも、センサチップを水分や塵などの異物から確実に保護することができる。
請求項2の発明では、弾性部材には、内周面の全周にわたって断面コ字状の環状凹部が形成されており、連結部は、環状凹部内に入り込むことで弾性部材に環状に接触して組み付けられる。これにより、ハウジングを介して伝達される振動を弾性部材により抑制するとともに、環状の連結部を弾性部材に容易に組み付けることができる。
請求項3の発明では、ハウジングのコネクタケース側には、弾性部材および連結部を重ねた状態でかしめてハウジングに固定するかしめ部が環状に形成される。このようにしても、ハウジングを介して伝達される振動を弾性部材により抑制するとともに、環状の連結部を弾性部材に容易に組み付けることができる。
請求項4の発明では、連結部は、2つの弾性部材にて挟まれた状態でかしめ部によりかしめられてハウジングに固定される。これにより、連結部および弾性部材を単に重ねた状態でかしめる場合と比較して、連結部とかしめ部との接触面積が小さくなりかしめ部を介して連結部に伝達される振動がより抑制されるので、ハウジングを介して伝達される振動を確実に抑制することができる。
請求項5の発明では、弾性部材は、ゴム材料から形成されるため、弾性部材によるシール性が高まり、異物の侵入を確実に防止することができる。
請求項6の発明では、弾性部材は、金属製のバネ材から形成されるため、寸法精度を上げてシール性を高めた弾性部材を容易に形成することができる。
第1実施形態に係る圧力センサの構成を概略的に示す断面図である。 図1の弾性部材と連結部との組み付け状態を拡大して示す断面図である。 第2実施形態に係る圧力センサの構成を概略的に示す断面図である。 図4(A)は、かしめ部によりかしめる前の状態を拡大して示す断面図であり、図4(B)は、かしめ部によりかしめた後の状態を拡大して示す断面図である。 第2実施形態の第1変形例に係る圧力センサの要部を拡大して示す断面図である。 第2実施形態の第2変形例に係る圧力センサの要部を拡大して示す断面図である。 第3実施形態に係る圧力センサの要部を示す断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明のセンサ装置を圧力センサ10に適用した第1実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る圧力センサ10の構成を概略的に示す断面図である。図2は、図1の弾性部材50と連結部33aとの組み付け状態を拡大して示す断面図である。
圧力センサ10は、たとえば自動車に搭載され、燃料圧力、エンジンや駆動系の潤滑用オイル圧、あるいはエアコンの冷媒圧、さらには排気ガス圧等の圧力媒体の被測定圧力を検出する圧力センサ等に適用できる。
図1に示すように、圧力センサ10は、主に、燃料配管等の被測定体B内を流れる圧力媒体(測定媒体)の圧力に応じた電気信号を出力可能なセンサチップ40と、被測定体Bに固定されてセンサチップ40に圧力媒体の圧力を伝達するハウジング20と、センサチップ40からの信号を取り出すターミナル32を有するコネクタケース30と、ハウジング20とコネクタケース30とを組み付けるための弾性部材50と、を備えている。
ハウジング20は、中空状の段付き円柱部材であり、ステンレスや炭素鋼、アルミニウムなどの金属を、切削加工やプレス加工などにて成形することにより作られるものである。このハウジング20の一端側の外周面には、被測定体Bに締結させる締結部としてネジ部21が形成されている。
このハウジング20の一端側の端面中央には開口部22が形成されるとともに、この開口部22から他端側に延びる媒体導入通路23が形成されている。この媒体導入通路23は、被測定体Bから測定対象となる圧力媒体の圧力を、開口部22を介してハウジング20内すなわち圧力センサ10内へ導入するための通路である。
また、ハウジング20の媒体導入通路23における他端側の先端位置において、ハウジング20が薄肉化されており、この薄肉化された部分によって圧力により変形可能なダイアフラム24が構成されている。そして、圧力媒体の圧力が開口部22から媒体導入通路23を通じてダイアフラム24に伝えられるようになっている。
このように、本実施形態では、ハウジング20は、媒体導入通路23を中空部とし、一端側に開口部22を有し、開口部22とは反対側の他端部がダイアフラム24により閉塞された閉塞部となっている有底筒状をなすものである。なお、ハウジング20は、ネジ部21、媒体導入通路23やダイアフラム24等が形成されるハウジング本体20aとコネクタケース30が組み付けられるフランジ部20bとを溶接等で連結して構成されているが、ハウジング本体20aおよびフランジ部20bを一体に形成されてもよい。
また、ハウジング20における表面のうちダイアフラム24の位置においては、ダイアフラム24の変形に応じた電気信号を出力するセンサチップ40が取り付けられている。このセンサチップ40は、図示しないが、低融点ガラスなどを介したガラス溶着などにより、ダイアフラム24の表面に接合されている。
センサチップ40は、例えばシリコン基板を用いて形成されており、このシリコン基板の表面に図示しない歪みゲージが備えられたものである。この歪みゲージは、たとえばP型不純物をドーピングして形成したホイートストンブリッジ状をなす。そして、媒体導入通路23から導入された圧力によってダイアフラム24が変形したときに、この変形に応じた当該歪みゲージ抵抗値の変化を電気信号に変換して出力するため、センサチップ40は、検出部として機能する。
コネクタケース30は、当該コネクタケース30の外郭を構成するコネクタ本体31を備えており、このコネクタ本体31は、PPS(ポリプロピレンサルファイド)などの樹脂を成形して構成されている。当該コネクタ本体31は、金属などよりなる導電性の複数のターミナル32や当該コネクタケース30をハウジング20に固定するための金属製のメタルケース33が、インサート成形などにより一体に成形されている。
コネクタ本体31の下端面には、各ターミナル32の一側端部が露出しており、コネクタ本体31の上端部に形成される開口部31a内には、各ターミナル32の他側端部が突出した形で露出している。各ターミナル32の一側端部は、ボンディングワイヤ34やフレキシブルケーブル35等を介してセンサチップ40にそれぞれ電気的に接続される。
メタルケース33は、センサチップ40が接合されたハウジング20に組み付けられるときにセンサチップ40を覆うように、コネクタ本体31から露出する部位が薄肉円筒状に形成されている。また、このメタルケース33の下端部は、連結部33aとして外方に円環状に延出するように形成されている(図2参照)。
弾性部材50は、ニトリルゴム(NBR)等のゴム材料により、円環状に形成されており、図1および図2に示すように、センサチップ40を囲うようにハウジング20のフランジ部20bのコネクタケース側に接着して固定されている。この弾性部材50の内周面には、全周にわたって断面コ字状の環状凹部51が形成されている。
この環状凹部51内には、メタルケース33の連結部33aが当該環状凹部51の底面を押圧するように入り込んで接触している。これにより、弾性部材50とメタルケース33、すなわち、ハウジング20とコネクタケース30とが一体に組み付けられることとなる。なお、弾性部材50に対するメタルケース33の組み付けは、連結部33aを内方に変位させるようにメタルケース33を弾性変形させた状態で環状凹部51に対向させ、その後上記弾性変形を解除することで、連結部33aを環状凹部51内に入れ込むようにして実施する。
そして、各ターミナル32の他側端部が、図示しない外部コネクタなどの外部配線部材に接続されることにより、圧力センサ10の外部にある相手側回路等へ上記外部配線部材を介して信号のやりとりが可能となるように電気的に接続されることとなる。
このように構成される圧力センサ10では、被検出体Bを介してハウジング20に振動が伝達されると、この振動は、ハウジング20とコネクタケース30との間に介在する弾性部材50の弾性変形により抑制(吸収)される。これにより、外部配線部材とターミナル32との間に生じる振動の位相差が抑制されて、外部配線部材との接触によるターミナル32の磨耗を防止することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る圧力センサ10では、ハウジング20のコネクタケース側には、弾性変形可能な環状の弾性部材50がセンサチップ40を囲うように配置されている。そして、コネクタケース30は、センサチップ40を覆うように形成された環状の連結部33aにて弾性部材50に環状に接触した状態でハウジング20に組み付けられる。
これにより、被検出体Bを介してハウジング20に伝達される振動が弾性部材50により抑制されるので、ハウジング20を介してコネクタケース30に伝達される振動を抑制することができる。特に、弾性部材50はセンサチップ40を囲うように環状に形成されているので、弾性部材50を介してハウジング20およびコネクタケース30を組み付ける構成でも、センサチップ40を水分や塵などの異物から確実に保護することができる。
また、弾性部材50には、内周面の全周にわたって断面コ字状の環状凹部51が形成されており、連結部33aは、環状凹部51内に入り込むことで弾性部材50に環状に接触して組み付けられる。これにより、ハウジング20を介して伝達される振動を弾性部材50により抑制するとともに、環状の連結部33aを弾性部材50に容易に組み付けることができる。
さらに、弾性部材50は、ゴム材料から形成されるため、弾性部材50によるシール性が高まり、異物の侵入を確実に防止することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明のセンサ装置を圧力センサ10aに適用した第2実施形態について、図3および図4を参照して説明する。図3は、第2実施形態に係る圧力センサ10aの構成を概略的に示す断面図である。図4(A)は、かしめ部25によりかしめる前の状態を拡大して示す断面図であり、図4(B)は、かしめ部25によりかしめた後の状態を拡大して示す断面図である。
本第2実施形態に係る圧力センサ10aは、ハウジング20および弾性部材50に代えてハウジング20cおよび弾性部材50aが採用される点が、上記第1実施形態に係る圧力センサと主に異なる。したがって、第1実施形態の圧力センサと実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図3に示すように、弾性部材50aは、ニトリルゴム(NBR)等のゴム材料により、平板円環状に形成されている。また、ハウジング20cは、上記ハウジング20に対して、フランジ部20bのコネクタケース30側に、かしめる前のかしめ部25が上方へ薄肉円環状に突出するように形成されている。そして、このかしめ部25の内方には、弾性部材50aを位置決めするための凹部26が、かしめ部25に沿い環状に形成されている。
本実施形態では、弾性部材50aおよび連結部33aがかしめ部25によりかしめられることで、ハウジング20cとコネクタケース30とが一体に組み付けられることとなる。具体的には、図4(A)に示すように、凹部26内に嵌め込むように弾性部材50aをハウジング20cのコネクタケース30側に配置した後に、この弾性部材50aの上面にメタルケース33の連結部33aの下面を円環状に接触させて重ねる。そして、図4(B)に示すように、かしめ部25の上端部を内方に折り曲げて、連結部33aおよび弾性部材50aを重ねた状態でハウジング20cに押し付けるようにかしめることで、図3に示すように、ハウジング20cおよびコネクタケース30が一体に組み付けられる。
このように、本実施形態に係る圧力センサ10aでは、ハウジング20cのコネクタケース30側には、弾性部材50aおよび連結部33aを重ねた状態でかしめて当該ハウジング20cに固定するかしめ部25が環状に形成される。このようにしても、上記第1実施形態と同様に、ハウジング20cを介して伝達される振動を弾性部材50aにより抑制するとともに、環状の連結部33aを弾性部材50aに容易に組み付けることができる。
図5は、第2実施形態の第1変形例に係る圧力センサの要部を拡大して示す断面図である。
図5に示すように、凹部26内に連結部33aを嵌め込むようにメタルケース33をハウジング20cのコネクタケース30側に配置し、この連結部33aの上面に弾性部材50aの下面を円環状に接触させて重ねた状態でかしめ部25によりかしめることで、ハウジング20cとコネクタケース30とを一体に組み付けてもよい。
図6は、第2実施形態の第2変形例に係る圧力センサの要部を拡大して示す断面図である。
また、図6に示すように、凹部26内に弾性部材50aを嵌め込み、この弾性部材50aの上面に連結部33aの下面を接触させ、この連結部33aの上面に別の弾性部材50aの下面を接触させて重ねた状態でかしめ部25によりかしめることで、ハウジング20cとコネクタケース30とを一体に組み付けてもよい。
この場合には、連結部33aは、2つの弾性部材50aにて挟まれた状態でかしめ部25によりかしめられてハウジング20cに固定されることとなる。これにより、連結部33aおよび弾性部材50aを単に重ねた状態でかしめる場合と比較して、連結部33aとかしめ部25との接触面積が小さくなりかしめ部25を介して連結部33aに伝達される振動がより抑制されるので、ハウジング20cを介して伝達される振動を確実に抑制することができる。
なお、上記第2実施形態およびその変形例において、位置決め用の凹部26を廃止して、弾性部材50aまたは連結部33aをハウジング20のコネクタケース30側の端面に直接固定してもよい。
[第3実施形態]
次に、本発明のセンサ装置を圧力センサ10bに適用した第3実施形態について、図7を参照して説明する。図7は、第3実施形態に係る圧力センサ10bの要部を拡大して示す断面図である。
本第3実施形態に係る圧力センサ10bは、弾性部材50aに代えて弾性部材50bが採用される点が、上記第2実施形態に係る圧力センサと主に異なる。したがって、第2実施形態の圧力センサと実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図7に示すように、弾性部材50bは、ステンレス等の金属製のバネ材により、凹部26に沿うように円環状であってその断面が断面S字状に形成されている。
このように形成される弾性部材50bは、凹部26内に嵌め込むようにハウジング20cのコネクタケース30側に配置されると、この弾性部材50bの上方にメタルケース33の連結部33aの下面が円環状に接触させて重ねられる。そして、かしめ部25の上端部を内方に折り曲げて、連結部33aおよび弾性部材50bを重ねた状態でハウジング20cに押し付けるようにかしめることで、ハウジング20cおよびコネクタケース30が一体に組み付けられる。
このように、ハウジング20cとコネクタケース30とを組み付けるための弾性部材として、金属製のバネ材から形成される弾性部材50bを採用してもよい。これにより、寸法精度を上げてシール性を高めた弾性部材50bを容易に形成することができる。
なお、上記第2実施形態の第1変形例のように、凹部26内に連結部33aを嵌め込むようにメタルケース33をハウジング20cのコネクタケース30側に配置し、この連結部33aの上面に弾性部材50bの下面を円環状に接触させて重ねた状態でかしめ部25によりかしめることで、ハウジング20cとコネクタケース30とを一体に組み付けてもよい。また、上記第2実施形態の第2変形例のように、凹部26内に弾性部材50bを嵌め込み、この弾性部材50bの上方に連結部33aの下面を接触させ、この連結部33aの上面に別の弾性部材50bの下方を接触させて重ねた状態でかしめ部25によりかしめることで、ハウジング20cとコネクタケース30とを一体に組み付けてもよい。
なお、弾性部材50bは、金属製のバネ材により断面S字状に形成されることに限らず、ハウジング20からの振動を弾性変形により抑制(吸収)可能な断面形状に形成されてもよい。
また、上記第3実施形態において、位置決め用の凹部26を廃止して、弾性部材50bまたは連結部33aをハウジング20のコネクタケース30側の端面に直接固定してもよい。
なお、本発明は上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよい。
(1)本発明に係るセンサ装置は、圧力センサに適用されることに限らず、例えば、温度センサや誘電率センサに適用されてもよい。この場合、センサチップは、測定媒体の温度や誘電率等を検出可能に構成される。
(2)本発明に係るセンサ装置にて採用される弾性部材は、ゴム材料からなる弾性部材50a(第2実施形態)や金属製のバネ材からなる弾性部材50b(第3実施形態)を採用することに限らず、ハウジング20からの振動を弾性変形により抑制(吸収)可能な部材を採用してもよい。
(3)本発明に係るセンサ装置にて採用される弾性部材は、円環状に形成されることに限らず、例えば、多角的に環状に形成されてもよい。この場合、メタルケース33および連結部33aやかしめ部25等は、弾性部材の形状に応じて環状に形成される。
(4)上記第2,3実施形態において、ハウジング20cには、かしめ部25に代えて、連結部33aおよび弾性部材を環状に連結して固定する環状固定部材を採用してもよい。
10,10a,10b…圧力センサ(センサ装置)
20,20c…ハウジング
25…かしめ部
30…コネクタケース
32…ターミナル
33…メタルケース
33a…連結部
40…センサチップ
50,50a,50b…弾性部材
51…環状凹部
B…被測定体

Claims (6)

  1. 被測定体に存在する測定媒体の状態に応じた信号を出力可能なセンサチップと、
    前記被測定体に固定されて前記センサチップに前記測定媒体の状態を伝達するハウジングと、
    前記センサチップからの信号を取り出すターミナルを有し、前記センサチップを覆うように前記ハウジングに組み付けられるコネクタケースと、
    を備えるセンサ装置であって、
    前記ハウジングの前記コネクタケース側には、弾性変形可能な環状の弾性部材が前記センサチップを囲うように配置されており、
    前記コネクタケースは、前記センサチップを覆うように形成された環状の連結部にて前記弾性部材に環状に接触した状態で前記ハウジングに組み付けられることを特徴とするセンサ装置。
  2. 前記弾性部材には、内周面の全周にわたって断面コ字状の環状凹部が形成されており、
    前記連結部は、前記環状凹部内に入り込むことで前記弾性部材に環状に接触して組み付けられることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記ハウジングの前記コネクタケース側には、前記弾性部材および前記連結部を重ねた状態でかしめて前記ハウジングに固定するかしめ部が環状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  4. 前記連結部は、2つの前記弾性部材にて挟まれた状態で前記かしめ部によりかしめられて前記ハウジングに固定されることを特徴とする請求項3に記載のセンサ装置。
  5. 前記弾性部材は、ゴム材料からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のセンサ装置。
  6. 前記弾性部材は、金属製のバネ材からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のセンサ装置。
JP2010253034A 2010-11-11 2010-11-11 センサ装置 Expired - Fee Related JP5516346B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010253034A JP5516346B2 (ja) 2010-11-11 2010-11-11 センサ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010253034A JP5516346B2 (ja) 2010-11-11 2010-11-11 センサ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012103166A true JP2012103166A (ja) 2012-05-31
JP5516346B2 JP5516346B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=46393733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010253034A Expired - Fee Related JP5516346B2 (ja) 2010-11-11 2010-11-11 センサ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5516346B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017120219A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 日立オートモティブシステムズ株式会社 圧力検出装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0552688A (ja) * 1991-08-28 1993-03-02 Kansei Corp 圧力検出装置
JPH11295174A (ja) * 1998-04-09 1999-10-29 Fujikoki Corp 圧力センサ
JP2004126317A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Hitachi Home & Life Solutions Inc 定着器の軸受け部に断熱材を用いた電子写真装置
JP2008185334A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Denso Corp 圧力センサ
JP2009192362A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Denso Corp 圧力センサ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0552688A (ja) * 1991-08-28 1993-03-02 Kansei Corp 圧力検出装置
JPH11295174A (ja) * 1998-04-09 1999-10-29 Fujikoki Corp 圧力センサ
JP2004126317A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Hitachi Home & Life Solutions Inc 定着器の軸受け部に断熱材を用いた電子写真装置
JP2008185334A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Denso Corp 圧力センサ
JP2009192362A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Denso Corp 圧力センサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017120219A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 日立オートモティブシステムズ株式会社 圧力検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5516346B2 (ja) 2014-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6810746B2 (en) Sensor arrangement with pressure detector and sensor circuit
JP4548066B2 (ja) 圧力センサ
CN110726422B (zh) 一种传感器
JP4760590B2 (ja) 温度検出素子
JP5516346B2 (ja) センサ装置
JP2006194683A (ja) 温度センサ一体型圧力センサ装置
JP3603772B2 (ja) 圧力センサ
US5031462A (en) Snap-fit construction low cost pressure sensing device
JP2006258471A (ja) 圧力センサ
JP4497219B2 (ja) 圧力センサおよびその製造方法
JP2013024670A (ja) センサチップおよび圧力センサ
JP5494741B2 (ja) 圧力センサ
JP2017166872A (ja) 圧力センサモジュール及び圧力センサモジュールの接続構造
JP2006208087A (ja) 圧力センサ
JP4905383B2 (ja) 圧力センサ
JP5251498B2 (ja) 圧力センサ
JP4952271B2 (ja) 圧力センサ
KR102434356B1 (ko) 압력 센서 유닛
KR101538225B1 (ko) 압력 측정 장치
JP4085834B2 (ja) 圧力検出装置
JP2016001162A (ja) 圧力センサ
JP3751528B2 (ja) センサ及び圧力センサ
WO2011105084A1 (ja) 燃焼圧センサ
JP2008122129A (ja) 圧力センサ
JP7087375B2 (ja) 圧力センサー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140317

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees