JP7087375B2 - 圧力センサー - Google Patents

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Description

本発明は、圧力センサーに関するものである。
従来、液体、気体等の流体の圧力を検出する圧力センサーが知られている。例えば、特許文献1に記載の圧力センサーは、半導体圧力検出素子、ベース、ベースに対向して配置された受け部材、およびベースと受け部材との間に挟み込まれたダイアフラムを備え、これらがカバー内に収納されている。ここで、ベースとダイアフラムとの間には、オイルが封入される受圧空間が形成されている。半導体圧力検出素子は、受圧空間内に配置される状態でベースに備えられている。ベース、受け部材およびダイアフラムは、それぞれ金属製である。カバーは、ステンレス鋼等の金属製であり、受け部材の外周部とレーザー溶接により接合される。カバーの内部には、エポキシ系やウレタン系の樹脂が充填されている。
特開2016-45172号公報
特許文献1に記載の圧力センサーでは、カバーがステンレス鋼等の金属製であるため、軽量化を図ることが難しい。そこで、カバーを樹脂等の非金属製とすることが考えられる。しかし、特許文献1に記載の圧力センサーにおいて、カバーを非金属製とした場合、カバー内に充填された樹脂による接着力のみでカバーがベースに対して固定されることとなる。このような場合、当該接着力が低下すると、カバーがカバー内の樹脂および部品等と共にベースから外れてしまい、故障する可能性がある。
本発明の目的は、金属製のセンサー支持部材と非金属製のカバーとを互いに高い信頼性で固定することができる圧力センサーを提供することにある。
本願の例示的な第1発明は、流体の圧力に応じた信号を出力するセンサー素子と、
一方側の第1主面と該第1主面に対向する他方側の第2主面とを有し、前記第1主面に前記センサー素子が搭載され、金属材料で構成されたセンサー支持部材と、
前記センサー素子に電気的に接続され、前記センサー支持部材を前記一方側から前記他方側に貫通した端子と、
前記センサー支持部材の前記第2主面を覆うと共に、前記センサー支持部材に取り付けられ、非金属材料で構成されたケースと、
前記センサー支持部材および前記ケースは、前記センサー支持部材と前記ケースとが互いに離反するのを阻止する阻止部を有し、
前記阻止部は、
前記ケースの前記センサー支持部材に接触する側の前記一方側の周縁に径方向外側に突出したフランジ部と、
前記センサー支持部材の前記センサー素子が搭載された本体部の外周部から径方向外側に突出し、前記フランジ部を固定した少なくとも1つの突出部と、
を有し、
前記フランジ部は、前記突出部の一部が収納される切り欠き部を有することを特徴とする圧力センサー。また、本願の例示的な第2発明は、前記阻止部は、前記ケースに設けられ、前記センサー支持部材の前記第1主面に接触する爪部を有することを特徴とする圧力センサー。
本願の例示的な発明によれば、センサー支持部材およびケースが、センサー支持部材とケースとが互いに離反するのを阻止する阻止部を有するため、金属製のセンサー支持部材と非金属製のカバーとを互いに高い信頼性で固定することができる。
図1は、本発明の参考例に係る圧力センサーの概略構成を示す縦断面図(軸線axに沿って切断した図)である。 図2は、センサー支持部材およびケースを示す縦断面図(図1を部分的に拡大した図)である。 図3は、センサー支持部材とケースとの固定状態を模式的に示す縦断面図である。 図4は、センサー支持部材とケースとの固定状態を模式的に示す平面図である。 図5は、ケースに固定される前のセンサー支持部材を模式的に示す縦断面図である。 図6は、ケースに固定される前のセンサー支持部材の他の例を模式的に示す縦断面図である。 図7は、第1発明に係る圧力センサーが備えるセンサー支持部材とケースとの固定状態を模式的に示す平面図(軸線axに沿った方向から見た図)である。 図8は、第2発明に係る圧力センサーが備えるセンサー支持部材とケースとの固定状態を模式的に示す縦断面図(軸線axに沿って切断した図)である。
以下、本発明の圧力センサーを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
参考例
図1は、本発明の参考例に係る圧力センサーの概略構成を示す縦断面図(軸線axに沿って切断した図)である。図2は、センサー支持部材およびケースを示す縦断面図(図1を部分的に拡大した図)である。まず、図1および図2に基づき、これらの図に示す圧力センサー1の概略を説明する。
以下では、説明の便宜上、図1に示す軸線axを適宜用いて説明を行う。ここで、軸線axに平行な方向(図1中の上下方向)を「軸方向」、軸線axに直交する方向を「径方向」、軸線axを中心とする軸周りの方向を「周方向」と言う。また、軸方向において、後述する被取付体に近い側(取付部材2側)を「一方側」または「下側」、遠い側(取付部材2と反対側)を「他方側」または「上側」と言う。
なお、軸線axは、圧力センサー1の中心軸であり、後述するセンサー支持部材4の中心を通り、かつ、センサー支持部材4の厚さ方向に延びる線分である。また、「上側」および「下側」は、圧力センサー1が実際に被取付体に取り付けられたときの位置関係および方向を示すものではない。
図1に示す圧力センサー1は、図示しない被取付体に取り付けられて用いられ、被取付体からの流体の圧力を検出するセンサーである。ここで、被取付体は、特に限定されないが、例えば、自動車の自動変速機(AT)または無段変速機(CVT)に用いられる車載用のコントロールバルブである。また、流体(被計測流体)は、特に限定されず、気体および液体のいずれであってもよい。さらに、流体の種類、温度、圧力等の条件も限定されないが、例えば、被取付体が前述した車載用のコントロールバルブである場合、流体はATF(Automatic Transmission Fluid)等のオイルである。
圧力センサー1は、図1に示すように、被取付体に着脱自在に取り付けられる取付部材2と、取付部材2にダイアフラム3を介して接合されているセンサー支持部材4と、センサー支持部材4に搭載されているセンサー素子5と、センサー支持部材4に取り付けられているケース9と、を有する。
取付部材2は、センサー支持部材4に対して一方側(下側)に配置されており、軸方向に沿って貫通した貫通孔21を有する。貫通孔21には、下側から、被取付体からの流体が導入される。すなわち、貫通孔21は、被取付体からの流体をセンサー素子5に向かって導く流路を構成する。また、取付部材2は、軸方向に沿って配置された雄ネジ部22と、雄ネジ部22の上側の端部に設けられている頭部23と、を有する。雄ネジ部22は、被取付体に設けられた雌ネジに螺合する。頭部23は、例えば、軸方向から見たときに六角形をなしており、スパナ等の工具で挟むことが可能となっている。
このような取付部材2を圧力センサー1が有することにより、圧力センサー1を被取付体に比較的簡単に取り付けることができる。また、圧力センサー1を被取付体から取り外してメンテナンス等を行うこともできる。また、雄ネジ部22の頭部23側の端部には、例えばゴム製のOリング14が配置されている。このOリング14により、圧力センサー1を被取付体に取り付けた状態で、圧力センサー1と被取付体との間の密封性を確保することができる。なお、取付部材2は、被取付体に取り付けることができればよく、前述した雄ネジ部22を有する形態に限定されない。
取付部材2は、金属材料で構成されている。かかる金属材料としては、特に限定されないが、例えば、SUS304等のステンレス鋼が好適に用いられる。このような金属材料で取付部材2を構成することにより、取付部材2の耐熱性、流体に対する耐性等を高めることができる。取付部材2は、例えば、鋳造および切削により製造される。
このような取付部材2の上側の端部には、ダイアフラム3を介してセンサー支持部材4が取り付けられている。ここで、ダイアフラム3およびセンサー支持部材4は、それぞれ、ステンレス鋼等の金属材料で構成されており、取付部材2に対して溶接により接合されている。
このように、取付部材2、ダイアフラム3およびセンサー支持部材4のいずれもが金属材料で構成されていれば、例えば、被取付体が車載用のコントロールバルブである場合等、圧力センサー1の被計測流体が高温のオイルであっても、圧力センサー1は優れた耐久性を発揮することができる。
ダイアフラム3は、板状またはシート状をなしており、取付部材2とセンサー支持部材4との間に配置され、前述した取付部材2の貫通孔21の他方側の開口を塞いでいる。このため、ダイアフラム3に対して下側には、前述した取付部材2の貫通孔21による第1室S1が形成されている。そして、ダイアフラム3は、第1室S1内の流体の圧力により撓み変形する。一方、ダイアフラム3に対して上側には、ダイアフラム3とセンサー支持部材4との間に、第2室S2が形成されている。第2室S2には、センサー素子5が収納されている共に、ダイアフラム3が第1室S1内の液体から受けた圧力をセンサー素子5に伝達する圧力伝達媒体が充填(収容)されている。
このように、ダイアフラム3および圧力伝達媒体を用いて流体の圧力をセンサー素子5に伝達することにより、センサー素子5が流体に対する耐性を有していなくても、当該流体によるセンサー素子5の損傷を防止しつつ、流体の圧力を検出することができる。この圧力伝達媒体としては、液体が好適に用いられる。特に、センサー素子5への悪影響を小さくすると共に、温度変化等による圧力伝達媒体の特性変化を小さくする観点から、圧力伝達媒体には、例えば、シリコーンオイルのような液体を用いることが好ましい。シリコーンオイルは、良好な絶縁性、優れた化学的安定性および高い沸点を有するためである。なお、センサー素子5が流体に対する耐性を有する場合、ダイアフラム3および圧力伝達媒体を省略してもよい。
また、センサー支持部材4は、軸方向を厚さ方向とする板材で構成され、例えばプレス加工により中央部が他方側(上側)に向かってドーム状となるように形成されている。センサー支持部材4は、一方側の第1主面43と、第1主面43に対向する他方側の第2主面44と、を有する。第1主面43は、ダイアフラム3との間に第2室S2を形成している。このような第1主面43の中央部には、センサー素子5が搭載されている。ここで、センサー素子5は、第1主面43に対して例えばフッ素系接着剤等の接着剤により接合されている。
センサー素子5は、受圧に応じた信号を出力する素子である。センサー素子5は、図示しないが、例えば、ピエゾ抵抗素子が配置されているダイアフラムを有するシリコン基板と、このシリコン基板に接合されたガラス基板と、を有する。これらの基板間には、密閉された空間が形成されており、当該ダイアフラムは、当該空間内の圧力を基準として受圧により撓み変形する。そして、当該ピエゾ抵抗素子がこの撓み変形に応じた信号を出力する。なお、当該ダイアフラムの撓み変形を検出する方式は、ピエゾ抵抗素子を用いた方式に限定されず、例えば、静電容量方式等であってもよい。
また、センサー支持部材4は、第1主面43および第2主面44に開口する複数の貫通孔45を有する。複数の貫通孔45には、それぞれ、端子6が貫通しており、貫通孔45を規定している壁面と端子6との間の隙間には、封止材7が充填されている。端子6は、リードピンであり、例えば、鉄ニッケル合金等の金属材料で構成されている。複数の端子6のうちの少なくとも2つの端子6の下側の端部は、ボンディングワイヤーを介してセンサー素子5に接続されている。また、封止材7は、例えば、硼珪酸ガラス等のガラス材料で構成され、前述した隙間を封止している。
センサー支持部材4の第2主面44には、ケース9が取り付けられている。ここで、ケース9は、第2主面44に対して、例えばエポキシ系接着剤等の接着剤15により接着されている。このように、センサー支持部材4とケース9とは、接着剤15を介して接合されている。これにより、センサー支持部材4に対してケース9を固定することができる。また、センサー支持部材4とケース9との間の隙間を接着剤15により埋めることで、ケース9内の密封性を高めることができる。
また、センサー支持部材4およびケース9は、センサー支持部材4とケース9とが互いに離反するのを阻止する阻止部20を有する。これにより、接着剤15が劣化等しても、センサー支持部材4とケース9とが離反する可能性を低減することができる。なお、阻止部20およびこれに関連する事項については、後に詳述する。
図2に示すように、ケース9は、下側に開口する有底筒状のケース本体91を有する。ケース本体91は、センサー支持部材4側に開口している凹部93を備えている。また、図1に示すように、ケース9は、図示しないオス型のコネクターが挿入される凹部131と、凹部131内に突出している端子12と、を有する。端子12は、前述した端子6に電気的に接続されている。なお、端子12は、直接端子6に接続されていてもよく、回路基板等の電子部品を介して端子6に接続されていてもよい。
以上、圧力センサー1の概略を説明した。この圧力センサー1は、前述したように、流体の圧力に応じた信号を出力するセンサー素子5と、センサー素子5が搭載されたセンサー支持部材4と、センサー支持部材4を一方側から他方側に貫通した端子6と、センサー支持部材4に取り付けられたケース9と、を有する。
センサー支持部材4は、一方側の第1主面43と該第1主面43に対向する他方側の第2主面44とを有し、金属材料で構成されている。そして、センサー素子5は、第1主面43の中央部に搭載されている。また、端子6は、センサー支持部材4を一方側から他方側に貫通している。一方、ケース9は、センサー支持部材4の第2主面44を覆い、非金属材料で構成されている。
このようなセンサー支持部材4およびケース9は、前述したように、センサー支持部材4とケース9とが互いに離反するのを阻止する阻止部20を有する。阻止部20を構成するセンサー支持部材4側の部分(後述する各突出部42)が、阻止部20を構成するケース9側の部分(後述するフランジ部92)を厚さ方向に挟んでかしめ固定することにより、ケース9がセンサー支持部材4に対して軸方向に支持される。また、センサー支持部材4の第2主面44の傾斜面(センサー支持部材4の外径が軸方向上側に向かうに従い小さくなっている部分の外周面)とケース本体91の内周面の傾斜面(ケース本体91の内径が軸方向上側に向かうに従い小さくなっている部分の内周面)との接触により、ケース本体91(ケース9)が中心軸ax方向にセンタリングされて軸合わせされた状態となる。よって、非金属製のケース9は、安定して金属製のセンサー支持部材4に固定される。以下、図2ないし図6に基づいて、阻止部20およびこれに関連する事項について詳述する。
図3は、センサー支持部材とケースとの固定状態を模式的に示す縦断面図である。図4は、センサー支持部材とケースとの固定状態を模式的に示す平面図である。図5は、ケースに固定される前のセンサー支持部材を模式的に示す縦断面図である。図6は、ケースに固定される前のセンサー支持部材の他の例を模式的に示す縦断面図である。
図3に示すように、ケース9は、下側に開口する有底筒状のケース本体91と、ケース本体91の下側の端部に設けられ、径方向に突出したフランジ部92と、を有する。ケース本体91は、センサー支持部材4側に開口している凹部93を備えている。フランジ部92は、ケース9のセンサー支持部材4側の端部に設けられており、ケース本体91の周方向での全域にわたって設けられている。このように、ケース9は、センサー支持部材4に接触する周縁に径方向外側に突出した第1突出部としてフランジ部92を有する。
ここで、フランジ部92は、後述するセンサー支持部材4の突出部42に固定される部分である。前述したように、フランジ部92は、ケース9のセンサー支持部材4側(一方側)の端部に設けられている。これにより、フランジ部92と突出部42との間の距離を短くすることができるため、フランジ部92を突出部42に比較的簡単に固定することができる。
なお、本参考例では、フランジ部92が「第1突出部」に相当しており、「第1突出部」の数は1つであるが、「第1突出部」の数は、複数であってもよい。この場合、複数の第1突出部をケース本体91の周方向に並べて配置すればよい。また、「第1突出部」は、ケース本体91の周方向での一部に設けられていてもよい。
このようなケース9の構成材料は、ケース9の軽量化の観点から、非金属材料であればよく、セラミックス材料等でもよいが、樹脂材料であることが好ましい。ケース9を樹脂材料で構成することにより、ケース9の軽量化を図ることができるだけでなく、ケース9の形状が複雑であっても、例えば、ケース9を射出形成により簡単かつ高精度に形成することができる。また、ケース9の接着剤15による接着性を高めることもできる。かかる樹脂材料としては、特に限定されないが、例えば、耐熱性に優れたPPS(Polyphenylene sulfide)樹脂等が挙げられる。また、かかる樹脂材料には、ガラス繊維、炭素繊維等の繊維、アルミナ粒子、ジルコニア粒子等の無機フィラー等が添加されていてもよい。
一方、センサー支持部材4は、中央部分が軸方向上側に向かってドーム状となるような形状をしており、センサー素子5が搭載された本体部41と、本体部41の外周部から径方向外側に突出した第2突出部として複数の突出部42と、を有する。
そして、各突出部42は、フランジ部92を固定しており、複数の突出部42およびフランジ部92は、阻止部20を構成している。すなわち、阻止部20は、複数の突出部42およびフランジ部92を有する。このように、各突出部42がフランジ部92を固定していることにより、ケース9およびセンサー支持部材4の外周部同士を互いに固定することができる。したがって、ケース9およびセンサー支持部材4の外周部以外の部分の形状が複雑化するのを低減することができる。そのため、ケース9内およびセンサー支持部材4の第2主面44上に他の部品を設置するスペースを十分に確保することができ、その結果、設計が容易となる。また、フランジ部92がケース9の周方向に沿って存在するため、センサー支持部材4とケース9との周方向での位置合わせが不要または簡単となる。
参考例では、各突出部42は、フランジ部92の上面に接触し、本体部41の上面との間でフランジ部92を挟んでかしめ固定している。このようなかしめ固定により、比較的簡単な構成で、フランジ部92と各突出部42とを互いに強固に固定することができる。このような突出部42は、かしめられる前の状態で、図5に示すように、径方向に延びていてもよいし、図6に示すように、軸方向上側に延びていてもよい。図5に示すような形態では、センサー支持部材4をプレス加工により形成しやすいという利点がある。また、図6に示すような形態では、かしめ加工しやすいという利点がある。
また、複数の突出部42は、図4に示すように、フランジ部92の周方向に沿って並んで配置されている。本参考例では、突出部42の数が3つであり、3つの突出部42が周方向に等角度間隔で並んでいる。このような配置により、ケース9とセンサー支持部材4との径方向での位置ずれを低減することができる。
なお、突出部42の数は、3つに限定されず、2つ以下または4つ以上であってもよいが、3つ以上である場合、ケース9とセンサー支持部材4との径方向での位置ずれを低減する効果を好適に高めることができる。また、突出部42の周方向での位置は、等角度間隔でなくともよい。また、図示では、複数の突出部42の幅(周方向での長さ)が互いに等しいが、互いに異なっていてもよい。
各突出部42の厚さt2は、本体部41の厚さt1よりも薄い。厚さt1、t2をこのような大小関係とすることにより、本体部41の剛性を高くしつつ、各突出部42を薄くしてかしめやすくすることができる。
ここで、各突出部42は、本体部41のケース9側(他方側)に偏った位置に配置されている。このように各突出部42を配置することにより、各突出部42に対して下側に厚さt1、t2の差分に応じた空間を形成することができる。この空間は、センサー支持部材4の第1主面43に取付部材2を溶接により接合する際の作業空間として利用することができる。そのため、かかる溶接を容易に行うことができる。
また、厚さt1に対する厚さt2の比(t2/t1)は、特に限定されないが、0.1以上0.7以下であることが好ましく、0.2以上0.5以下であることがより好ましい。このような比とすることで、本体部41を必要以上に厚くすることなく、本体部41の必要な剛性と各突出部42のかしめやすさとの両立を図ることができる。また、前述したような溶接可能な空間を容易に形成することができる。
このようなセンサー支持部材4の構成材料としては、金属材料であればよく、特に限定されないが、比較的安価で加工容易性に優れるという観点から、鉄系材料が好ましく、耐腐食性に優れるという観点から、SUS304等のステンレス鋼が好ましい。
第1発明
図7は、本発明の第発明に係る圧力センサーが備えるセンサー支持部材とケースとの固定状態を模式的に示す平面図(軸線axに沿った方向から見た図)である。以下、図7に示す第発明について説明するが、前述した参考例と同様の事項については、その説明を省略する。なお、図7において、前述した参考例と同様の構成については、同一符号を付している。
図7に示す圧力センサー1Aは、前述した参考例のケース9に代えて、ケース9Aを有する。このケース9Aは、ケース本体91と、ケース本体91の下側の端部に設けられているフランジ部92Aと、を有する。そして、複数の突出部42およびフランジ部92Aは、阻止部20Aを構成している。ここで、フランジ部92Aには、センサー支持部材4の複数の突出部42に対応して矩形に切り欠いた複数の切り欠き部94が設けられている。この切り欠き部94は、突出部42の周方向での側面に向かい合う面を有する。
このように、フランジ部92Aは、突出部42の少なくとも一部が収納される切り欠き部94を有する。切り欠き部94内に突出部42を収納することで、センサー支持部材4に対するケース9Aの周方向での姿勢の変化を防止することができる。また、ケース9Aとセンサー支持部材4とを固定する際に、ケース9Aとセンサー支持部材4との周方向での位置合わせを行うこともできる。
なお、図7では、突出部42の数と切り欠き部94の数とが等しいが、これらの数が異なっていてもよい。また、切り欠き部94内に収納されない突出部42が存在したり、突出部42を収納していない切り欠き部94が存在したりしてもよい。また、突出部42および切り欠き部94の数は、2つ以下または4つ以上であってもよい。また、切り欠き部94は、図示の形状、大きさ等に限定されない。図示では、複数の切り欠き部94の形状、大きさ等が互いに等しいが、互いに異なっていてもよい。
以上のような第1発明によっても、前述した参考例と同様、金属製のセンサー支持部材4と非金属製のケース9Aとを互いに高い信頼性で固定することができる。
第2発明
図8は、第2発明に係る圧力センサーが備えるセンサー支持部材とケースとの固定状態を模式的に示す縦断面図(軸線axに沿って切断した図)である。以下、図8に示す第2発明について説明するが、前述した参考例と同様の事項については、その説明を省略する。なお、図8において、前述した参考例と同様の構成については、同一符号を付している。
図8に示す圧力センサー1Bは、前述した参考例のセンサー支持部材4およびケース9に代えて、センサー支持部材4Bおよびケース9Bを有する。このケース9Bは、ケース本体91と、ケース本体91の下側の端部に設けられているフランジ部92と、フランジ部92から下側に突出している複数の爪部95と、を有する。そして、複数の爪部95およびセンサー支持部材4Bの本体部41は、阻止部20Bを構成している。ここで、爪部95の先端部は、径方向内側に突出しており、本体部41の下側の面に接触している。センサー支持部材4Bの本体部41には、下側および径方向外側に開放している凹部47が設けられており、この凹部47内に爪部95の先端部が入り込んでいる。なお、爪部95の先端部を本体部41の下側の面に接触させることができれば、凹部47を省略してもよい。
このように、阻止部20Bは、ケース9Bに設けられ、センサー支持部材4Bの第1主面43に接触する爪部95を有する。このような爪部95を有するケース9Bは、爪部95を弾性変形させてセンサー支持部材4Bに取り付けることができる。そのため、センサー支持部材4Bに対するケース9Bの取付を簡単化することができる。
以上のような第2発明によっても、前述した参考例と同様、金属製のセンサー支持部材4Bと非金属製のケース9Bとを互いに高い信頼性で固定することができる。なお、第2発明は、前述した参考例または第1発明と組み合わせてもよい。
以上、本発明の圧力センサーを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
1…圧力センサー
1A…圧力センサー
1B…圧力センサー
2…取付部材
3…ダイアフラム
4…センサー支持部材
4B…センサー支持部材
5…センサー素子
6…端子
7…封止材
9…ケース
9A…ケース
9B…ケース
12…端子
14…Oリング
15…接着剤
20…阻止部
20A…阻止部
20B…阻止部
21…貫通孔
22…雄ネジ部
23…頭部
41…本体部
42…突出部
43…第1主面
44…第2主面
45…貫通孔
47…凹部
91…ケース本体
92…フランジ部
92A…フランジ部
93…凹部
94…切り欠き部
95…爪部
131…凹部
S1…第1室
S2…第2室
ax…軸線

Claims (2)

  1. 流体の圧力に応じた信号を出力するセンサー素子と、
    一方側の第1主面と該第1主面に対向する他方側の第2主面とを有し、前記第1主面に前記センサー素子が搭載され、金属材料で構成されたセンサー支持部材と、
    前記センサー素子に電気的に接続され、前記センサー支持部材を前記一方側から前記他方側に貫通した端子と、
    前記センサー支持部材の前記第2主面を覆うと共に、前記センサー支持部材に取り付けられ、非金属材料で構成されたケースと、
    前記センサー支持部材および前記ケースは、前記センサー支持部材と前記ケースとが互いに離反するのを阻止する阻止部を有し、
    前記阻止部は、
    前記ケースの前記センサー支持部材に接触する側の前記一方側の周縁に径方向外側に突出したフランジ部と、
    前記センサー支持部材の前記センサー素子が搭載された本体部の外周部から径方向外側に突出し、前記フランジ部を固定した少なくとも1つの突出部と、
    を有し、
    前記フランジ部は、前記突出部の一部が収納される切り欠き部を有することを特徴とする圧力センサー。
  2. 流体の圧力に応じた信号を出力するセンサー素子と、
    一方側の第1主面と該第1主面に対向する他方側の第2主面とを有し、前記第1主面に前記センサー素子が搭載され、金属材料で構成されたセンサー支持部材と、
    前記センサー素子に電気的に接続され、前記センサー支持部材を前記一方側から前記他方側に貫通した端子と、
    前記センサー支持部材の前記第2主面を覆うと共に、前記センサー支持部材に取り付けられ、非金属材料で構成されたケースと、
    前記センサー支持部材および前記ケースは、前記センサー支持部材と前記ケースとが互いに離反するのを阻止する阻止部を有し、
    前記阻止部は、前記ケースに設けられ、前記センサー支持部材の前記第1主面に接触する爪部を有することを特徴とする圧力センサー。
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