JP2021156693A - 圧力センサー - Google Patents

圧力センサー Download PDF

Info

Publication number
JP2021156693A
JP2021156693A JP2020056106A JP2020056106A JP2021156693A JP 2021156693 A JP2021156693 A JP 2021156693A JP 2020056106 A JP2020056106 A JP 2020056106A JP 2020056106 A JP2020056106 A JP 2020056106A JP 2021156693 A JP2021156693 A JP 2021156693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support member
sensor support
pressure sensor
sensor
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020056106A
Other languages
English (en)
Inventor
俊晃 中村
Toshiaki Nakamura
俊晃 中村
陽介 伊東
Yosuke Ito
陽介 伊東
豊 上松
Yutaka Uematsu
豊 上松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Tosok Corp
Original Assignee
Nidec Tosok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Tosok Corp filed Critical Nidec Tosok Corp
Priority to JP2020056106A priority Critical patent/JP2021156693A/ja
Priority to CN202120605445.8U priority patent/CN214893828U/zh
Publication of JP2021156693A publication Critical patent/JP2021156693A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

【課題】不要な外部応力が作用しても、ケースのセンサー支持部材からの離脱を防止し得る圧力センサーを提供する。【解決手段】圧力センサー1は、センサー素子5と、センサー素子5が搭載された金属製のセンサー支持部材4と、センサー支持部材4に取り付けられた非金属製のケース9と、センサー支持部材4とケース9との間に配置された接着剤層15とを有する。ケース9は、ケース本体91と、センサー支持部材4の径方向外側に位置する壁部92とを備える。センサー支持部材4の第2主面44は、センサー支持部材4の外周端面49に対して傾斜する第1領域44aと、外周端面49に対して傾斜しかつ外周端面49に対する傾斜角度θ2が第1領域44aの傾斜角度θ2より小さい第2領域44bとを備える。接着剤層15は、少なくとも壁部92と外周端面49との間およびケース本体91と第1領域44aとの間に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、圧力センサーに関する。
従来、液体、気体等の流体の圧力を検出する圧力センサーが知られている。例えば、特許文献1には、センサー素子を搭載する金属製のセンサー支持部材に対して、樹脂製のケースが接着剤層を介して接合された構成が開示されている。ケースを樹脂製とすることにより、圧力センサーの軽量化を図ることができる。
かかる圧力センサーにおいて、ケースのセンサー支持部材との反対側には、ハーネスを有するコネクターが接続される。
このため、圧力センサーが振動等すると、ケースには、これに接続されたハーネスの荷重により、所定の箇所を支点として、当該箇所と反対側の箇所がセンサー支持部材から離間するような応力が作用する。そのため、振動等の程度によっては、ケースがセンサー支持部材から離脱するおそれがある。
特開2019−113333号公報
本発明の目的は、不要な外部応力が作用しても、ケースのセンサー支持部材からの離脱を防止し得る圧力センサーを提供することにある。
本願の例示的な発明は、流体の圧力に応じた信号を出力するセンサー素子と、該センサー素子が搭載された第1主面と、該第1主面に対向する第2主面とを備える金属製のセンサー支持部材と、前記センサー支持部材の前記第2主面を覆うとともに、前記センサー支持部材に取り付けられた非金属製のケースと、前記センサー支持部材と前記ケースとの間に配置された接着剤層とを有し、前記ケースは、ケース本体と、該ケース本体から突出し、前記センサー支持部材の径方向外側に位置する少なくとも1つの壁部とを備え、前記第2主面は、前記センサー支持部材の外周端面に対して傾斜する少なくとも1つの第1領域と、前記外周端面に対して傾斜しかつ前記外周端面に対する傾斜角度が前記第1領域の傾斜角度より小さい第2領域とを備え、前記接着剤層は、少なくとも、前記壁部と前記センサー支持部材の前記外周端面との間、および、前記ケース本体と前記センサー支持部材の前記第2主面の前記第1領域との間に配置されていることを特徴とする圧力センサーである。
本願の例示的な発明によれば、金属製のセンサー支持部材と非金属製のカバーとを互いに高い信頼性で固定することにより、不要な外部応力が作用しても、ケースのセンサー支持部材からの離脱を防止することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力センサーの概略構成を示す縦断面図(軸線axに沿って切断した図)である。 図2は、センサー支持部材およびケースを示す縦断面図(図1を部分的に拡大した図)である。 図3は、センサー支持部材およびケースの底面図である。 図4は、接着層の他の構成例を示す縦断面図である。 図5は、接着層の他の構成例を示す縦断面図である。 図6は、接着層の他の構成例を示す縦断面図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係る圧力センサーの壁部の構成を示す平面図である。 図8は、本発明の第3実施形態に係る圧力センサーの壁部の構成を示す平面図である。 図9は、本発明の第4実施形態に係る圧力センサーのセンサー支持部材の構成を示す平面図である。
以下、本発明の圧力センサーを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の圧力センサーの第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力センサーの概略構成を示す縦断面図(軸線axに沿って切断した図)である。図2は、センサー支持部材およびケースを示す縦断面図(図1を部分的に拡大した図)である。図3は、センサー支持部材およびケースの底面図である。図4〜図6は、それぞれ接着層の他の構成例を示す縦断面図である。
以下では、説明の便宜上、図1に示す軸線axを適宜用いて説明を行う。ここで、軸線axに平行な方向(図1中の上下方向)を「軸方向」、軸線axに直交する方向を「径方向」、軸線axを中心とする軸周りの方向を「周方向」と言う。また、軸方向において、後述する被取付体に近い側(取付部材2側)を「一方側」または「下側」、遠い側(取付部材2と反対側)を「他方側」または「上側」と言う。
なお、軸線axは、圧力センサー1の中心軸であり、後述するセンサー支持部材4の中心を通り、かつ、センサー支持部材4の厚さ方向に延びる線分である。また、「上側」および「下側」は、圧力センサー1が実際に被取付体に取り付けられたときの位置関係および方向を示すものではない。
図1に示す圧力センサー1は、図示しない被取付体に取り付けて用いられ、被取付体からの流体の圧力を検出するセンサーである。ここで、被取付体は、特に限定されないが、例えば、自動車の自動変速機(AT)または無段変速機(CVT)に用いられる車載用のコントロールバルブである。
また、流体(被計測流体)は、特に限定されず、気体および液体のいずれであってもよい。
さらに、流体の種類、温度、圧力等の条件も限定されないが、例えば、被取付体が上述した車載用のコントロールバルブである場合、流体はATF(Automatic Transmission Fluid)等のオイルである。
圧力センサー1は、図1に示すように、被取付体に着脱自在に取り付けられる取付部材2と、取付部材2にダイアフラム3を介して接合された金属製のセンサー支持部材4と、センサー支持部材4に搭載されたセンサー素子5と、センサー支持部材4に取り付けられた非金属製のケース9とを有する。
取付部材2は、センサー支持部材4に対して一方側(下側)に配置されており、軸方向に沿って貫通した貫通孔21を有する。貫通孔21には、下側から、被取付体からの流体が導入される。すなわち、貫通孔21は、被取付体からの流体をセンサー素子5に向かって導く流路を構成する。
また、取付部材2は、軸方向に沿って配置された雄ネジ部22と、雄ネジ部22の上側の端部に設けられた頭部23とを有する。雄ネジ部22は、被取付体に設けられた雌ネジに螺合する。頭部23は、例えば、軸方向から見たときに六角形をなしており、スパナ等の工具で挟むことが可能となっている。
このような取付部材2を圧力センサー1が有することにより、圧力センサー1を被取付体に比較的簡単に取り付けることができる。また、圧力センサー1を被取付体から取り外してメンテナンス等を行うこともできる。
雄ネジ部22の頭部23側の端部には、例えばゴム製のOリング14が配置される。このOリング14により、圧力センサー1を被取付体に取り付けた状態で、圧力センサー1と被取付体との間の密封性を確保することができる。
なお、取付部材2は、被取付体に取り付けることができればよく、上述した雄ネジ部22を有する形態に限定されない。
取付部材2は、金属材料で構成されている。かかる金属材料としては、特に限定されないが、例えば、SUS304等のステンレス鋼が好適に用いられる。このような金属材料で取付部材2を構成することにより、取付部材2の耐熱性、流体に対する耐性等を高めることができる。取付部材2は、例えば、鋳造および切削により製造される。
取付部材2の上側の端部には、ダイアフラム3を介してセンサー支持部材4が取り付けられている。ここで、ダイアフラム3およびセンサー支持部材4は、それぞれ、ステンレス鋼等の金属材料で構成されており、取付部材2に対して溶接により接合されている。
このように、取付部材2、ダイアフラム3およびセンサー支持部材4のいずれもが金属材料で構成されていれば、例えば、被取付体が車載用のコントロールバルブである場合等、圧力センサー1の被計測流体が高温のオイルであっても、圧力センサー1は優れた耐久性を発揮することができる。
ダイアフラム3は、板状またはシート状をなしており、取付部材2とセンサー支持部材4との間に配置されている。かかる配置により、上述した取付部材2の貫通孔21の他方側の開口を塞いでいる。
このため、ダイアフラム3に対して下側には、取付部材2の貫通孔21による第1室S1が形成されている。そして、ダイアフラム3は、第1室S1内の流体の圧力により撓み変形する。
一方、ダイアフラム3に対して上側には、ダイアフラム3とセンサー支持部材4との間に、第2室S2が形成されている。第2室S2には、センサー素子5が収納されるとともに、ダイアフラム3が第1室S1内の流体から受けた圧力をセンサー素子5に伝達する圧力伝達媒体が充填(収容)されている。
このように、ダイアフラム3および圧力伝達媒体を用いて流体の圧力をセンサー素子5に伝達することにより、センサー素子5が流体に対する耐性を有していなくても、当該流体によるセンサー素子5の損傷を防止しつつ、流体の圧力を検出することができる。
この圧力伝達媒体としては、液体が好適に用いられる。特に、センサー素子5への悪影響を小さくするとともに、温度変化等による圧力伝達媒体の特性変化を小さくする観点から、圧力伝達媒体には、例えば、シリコーンオイルのような液体を用いることが好ましい。シリコーンオイルは、良好な絶縁性、優れた化学的安定性および高い沸点を有するためである。
なお、センサー素子5が流体に対する耐性を有する場合、ダイアフラム3および圧力伝達媒体を省略してもよい。
また、センサー支持部材4は、軸方向を厚さ方向とする板材で構成され、例えばプレス加工により中央部が他方側(上側)に向かってドーム状となるように形成されている。センサー支持部材4は、下側の第1主面43と、第1主面43に対向する上側の第2主面44と、第1主面43と第2主面44とを繋ぐ外周端面49とを有する。
第1主面43は、ダイアフラム3との間に第2室S2を形成している。かかる第1主面43の中央部には、センサー素子5が搭載されている。
ここで、センサー素子5は、第1主面43に対して、例えばフッ素系接着剤等の接着剤により接合されている。
センサー素子5は、受圧に応じた信号を出力する素子である。センサー素子5は、図示しないが、例えば、ピエゾ抵抗素子が配置されたダイアフラムを有するシリコン基板と、このシリコン基板に接合されたガラス基板とを有する。
これらの基板間には、密閉空間が形成されており、ダイアフラムは、密閉空間内の圧力を基準として受圧により撓み変形する。そして、ピエゾ抵抗素子が撓み変形に応じた信号を出力する。
なお、ダイアフラムの撓み変形を検出する方式は、ピエゾ抵抗素子を用いた方式に限定されず、例えば、静電容量方式等であってもよい。
また、センサー支持部材4は、第1主面43および第2主面44に開口する複数の貫通孔45を有する。複数の貫通孔45には、それぞれ、端子6が貫通しており、貫通孔45を規定する壁面と端子6との間の隙間には、封止材7が充填されている。
端子6は、リードピンであり、例えば、鉄ニッケル合金等の金属材料で構成されている。複数の端子6のうちの少なくとも2つの端子6の下側の端部は、ボンディングワイヤーを介してセンサー素子5に接続されている。
また、封止材7は、例えば、硼珪酸ガラス等のガラス材料で構成され、上述した隙間を封止している。
センサー支持部材4の第2主面44側(上側)には、ケース9が取り付けられている。ここで、ケース9は、第2主面44および外周端面49に対して、例えばエポキシ系接着剤等の接着剤層15により接着されている。
このように、センサー支持部材4とケース9とは、接着剤層15を介して接合されている。これにより、センサー支持部材4に対してケース9を固定することができる。また、センサー支持部材4とケース9との間の隙間を接着剤層15により埋めることで、ケース9内の密封性を高めることができる。
なお、接着剤層15およびこれに関連する事項については、後に詳述する。
図2に示すように、ケース9は、下側に開口する有底筒状のケース本体91と、ケース本体91から下側に向かって突出し、センサー支持部材4の径方向外側に位置する壁部92とを有する。
本実施形態では、壁部92は、図3に示すように、センサー支持部材4の周方向に沿って設けられた1つの環状体で構成されている。かかる構成によれば、壁部92の機械的強度を十分に確保することができる。
また、ケース本体91は、センサー支持部材4側に開口する凹部93を備えている。
さらに、図1に示すように、ケース9は、図示しないオス型のコネクターが挿入される凹部131と、凹部131内に突出する端子12とを有する。
端子12は、上述した端子6に電気的に接続されている。なお、端子12は、直接端子6に接続されていてもよく、回路基板等の電子部品を介して端子6に接続されていてもよい。
このようなケース9の構成材料には、ケース9の軽量化の観点から、非金属材料が使用され、セラミックス材料等でもよいが、樹脂材料を使用することが好ましい。
ケース9を樹脂材料で構成することにより、ケース9の軽量化を図ることができるだけでなく、ケース9の形状が複雑であっても、例えば、ケース9を射出形成により簡便かつ高精度に形成することができる。また、ケース9の接着剤層15に対する接着性を高めることもできる。
かかる樹脂材料としては、特に限定されないが、例えば、耐熱性に優れたPPS(Polyphenylene sulfide)樹脂等が挙げられる。
また、かかる樹脂材料には、ガラス繊維、炭素繊維等の繊維、アルミナ粒子、ジルコニア粒子等の無機フィラー等が添加されていてもよい。
以上、圧力センサー1の概略を説明した。この圧力センサー1は、上述したように、流体の圧力に応じた信号を出力するセンサー素子5と、センサー素子5が搭載されたセンサー支持部材4と、センサー支持部材4を一方側から他方側に貫通した端子6と、センサー支持部材4に取り付けられたケース9と、センサー支持部材4とケース9との間に配置された接着剤層15とを有する。
ここで、センサー支持部材4は、一方側の第1主面43と第1主面43に対向する他方側の第2主面44とを有し、金属材料で構成されている。そして、センサー素子5は、第1主面43の中央部に搭載されている。また、端子6は、センサー支持部材4を一方側から他方側に貫通している。
一方、ケース9は、センサー支持部材4の第2主面44を覆い、非金属材料で構成されている。そして、接着剤層15により、金属製のセンサー支持部材4と非金属製のケース9とが互いに高い信頼性で固定されている。
以下、図2および図3に基づいて、接着剤層15およびこれに関連する事項について詳述する。
図2に示すように、センサー支持部材4の第2主面44は、中央部分が軸方向上側に向かってドーム状となるような形状をなしている。そして、第2主面44は、外周端面49に対して傾斜する2つの第1領域44aと、外周端面49に対して傾斜しかつ外周端面49に対する傾斜角度θ2が第1領域44aの傾斜角度θ1より小さい第2領域44bとを備えている。
2つの第1領域44aは、第2領域44bに対して外周端面49側に位置する下側の第1領域44aと、第2領域44bに対して外周端面49と反対側に位置する上側の第1領域44aとを有している。また、下側の第1領域44aは、外周端面49に連続し、上側および下側の第1領域44aは、それぞれ第2領域44bに連続している。
なお、外周端面49は、軸線axと略平行であることが好ましい。すなわち、外周端面49は、軸線axに対して平行でも、若干傾斜していてもよい。外周端面49を軸線axと略平行とすれば、ケース9とセンサー支持部材4との組立が容易となる。
また、第1領域44aは、軸線axに対して略直交する。すなわち、第1領域44aは、軸線axに対して直交しても、若干傾斜していてもよい。第1領域44aを軸線axに対して略直交させることでも、ケース9とセンサー支持部材4との組立が容易となる。
本実施形態では、接着剤層15は、壁部92とセンサー支持部材4の外周端面49との間、および、ケース本体91とセンサー支持部材4の第2主面44の2つの第1領域44aおよび第2領域44bの一部との間に配置されている。
したがって、接着剤層15は、軸線axと略平行な第1接着部151と、軸線axと略直交する第2接着部152とを有する。かかる構成によれば、圧力センサー1が振動等して、ケース9に対して所定の箇所を支点として、当該箇所と反対側の箇所がセンサー支持部材4から離間(傾斜)させるような応力が作用しても、ケース9のセンサー支持部材4からの離脱を防止することができる。
かかる観点からは、図4に示すように、上側の第1領域44aとケース本体91との間に配置される第2接着部152を省略してもよく、図5に示すように、下側の第1領域44aとケース本体91との間に配置される第2接着部152を省略してもよい。このような構成であっても、ケース9のセンサー支持部材4からの十分な離脱防止効果が得られる。
また、接着剤層15は、図6に示すように、第2領域44bの全体とケース本体91との間に配置された第3接着部153を有していてもよい。この場合、接着剤層15とケース9およびセンサー支持部材14との接触面積が増大するので、ケース9のセンサー支持部材4からの離脱防止効果をより向上させることができる。
なお、第1領域44aの外周端面49に対する傾斜角度θ1は、80〜100°程度が好ましく、85〜95°程度であることがより好ましい。
また、第1領域44bの外周端面49に対する傾斜角度θ2は、10〜40°程度が好ましく、20〜30°程度であることがより好ましい。
さらに、接着剤層15による接着強度(接合強度)を高める観点から、センサー支持部材4の第2主面44、外周端面49およびケース本体91の内面は、粗面化されていることが好ましい。この粗面化の方法は、特に限定されないが、例えば、ブラスト処理、エッチング処理、切削等が挙げられる。
接着剤層15の構成材料(接着剤)は、特に限定されないが、エポキシ系接着剤、アクリル系接着剤等の硬化性(熱硬化性、光硬化性、嫌気硬化性等)接着剤を用いることが好ましく、特に、熱硬化性接着剤を用いることが好ましい。すなわち、接着剤層15は、硬化性樹脂を含むことが好ましい。これにより、接着剤層15の耐久性、接着性等が良好になる。
なお、接着剤層15には、ガラス繊維、炭素繊維等の繊維、アルミナ粒子、ジルコニア粒子等の無機フィラー等が添加されていてもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の圧力センサーの第2実施形態について説明する。
図7は、本発明の第2実施形態に係る圧力センサーの壁部の構成を示す底面面図である。なお、図7において、上記実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
以下、図7に示す第2実施形態について説明するが、上記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態の圧力センサー1は、センサー支持部材4の周方向に沿って設けられた3つの壁部92を備えている。これにより、ケース9のセンサー支持部材4からの離脱を十分に防止しつつ、ケース9の更なる軽量化が可能である。
隣り合う壁部92同士は、互いに離間し、それらの間に隙間920が形成されている。また、かかる隙間920が接着剤溜まりとして機能することにより、接着剤が圧力センサー1の外部への流出するのを防止することもできる。
かかる第2実施形態によっても、ケース9のセンサー支持部材4からの離脱を防止することができる。
なお、壁部92の数は、4つ以上であってもよい。
特に、センサー支持部材4の周方向に沿って3つ以上の壁部92を設けることにより、圧力センサー1に作用する外力の方向によらず、上記効果が良好に発揮される。
<第3実施形態>
次に、本発明の圧力センサーの第3実施形態について説明する。
図8は、本発明の第3実施形態に係る圧力センサーの壁部の構成を示す縦断面図である。なお、図8において、上記実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
以下、図8に示す第3実施形態について説明するが、上記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態の圧力センサー1では、壁部92は、その下端部に、センサー支持部材4の第1主面43に接触する爪921を備えている。かかる構成によれば、ケース9をセンサー支持部材4に対して傾斜させるような応力が作用した際に、爪921がセンサー支持部材4に引っ掛るので、ケース9のセンサー支持部材4からの離脱をより確実に防止することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の圧力センサーの第4実施形態について説明する。
図9は、本発明の第4実施形態に係る圧力センサーのセンサー支持部材の構成を示す平面図である。なお、図9において、上記実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
以下、図9に示す第4実施形態について説明するが、上記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第4実施形態の圧力センサー1では、第2主面44の第2領域44bが、周方向に沿って形成された溝441を備えている。かかる溝441を設けることにより、センサー支持部材4と接着剤層15との接触面積を増大させ、センサー支持部材4とケース9との接着強度を高めることができる。また、ケース9をセンサー支持部材4に対して傾斜させるような応力が作用しても、その外力に対する抗力をより高めることができる。
なお、溝441は、第2主面44の第1領域44aに設けるようにしてもよく、第1領域44aおよび第2領域44bの双方に設けるようにしてもよい。
以上、本発明の圧力センサーについて、好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、上記第1〜第4実施形態の任意の構成を、適宜組み合わせることもできる。
また、本発明の圧力センサーの構成は、同様の機能を有する任意の構成と置換することができ、他の任意の構成を追加することもできる。
また、第2主面の第1領域44aおよび第2領域44bの数も、上記第1〜第4実施形態の数に限定されない。
1…圧力センサー
2…取付部材
21…貫通孔
22…雄ネジ部
23…頭部
3…ダイアフラム
4…センサー支持部材
41…凹部
42…凹部
43…第1主面
44…第2主面
44a…第1領域
44b…第2領域
441…溝
45…貫通孔
47…凹部
49…外周端面
5…センサー素子
6…端子
7…封止材
9…ケース
91…ケース本体
92…壁部
920…隙間
921…爪
93…凹部
12…端子
131…凹部
14…Oリング
15…接着剤層
151…第1接着部
152…第2接着部
153…第3接着部
S1…第1室
S2…第2室
ax…軸線
θ1…傾斜角度
θ2…傾斜角度

Claims (10)

  1. 流体の圧力に応じた信号を出力するセンサー素子と、
    該センサー素子が搭載された第1主面と、該第1主面に対向する第2主面とを備える金属製のセンサー支持部材と、
    前記センサー支持部材の前記第2主面を覆うとともに、前記センサー支持部材に取り付けられた非金属製のケースと、
    前記センサー支持部材と前記ケースとの間に配置された接着剤層とを有し、
    前記ケースは、ケース本体と、該ケース本体から突出し、前記センサー支持部材の径方向外側に位置する少なくとも1つの壁部とを備え、
    前記第2主面は、前記センサー支持部材の外周端面に対して傾斜する少なくとも1つの第1領域と、前記外周端面に対して傾斜しかつ前記外周端面に対する傾斜角度が前記第1領域の傾斜角度より小さい第2領域とを備え、
    前記接着剤層は、少なくとも、前記壁部と前記センサー支持部材の前記外周端面との間、および、前記ケース本体と前記センサー支持部材の前記第2主面の前記第1領域との間に配置されていることを特徴とする圧力センサー。
  2. 前記壁部は、前記センサー支持部材の前記第1主面に接触する爪を備える請求項1に記載の圧力センサー。
  3. 前記少なくとも1つの壁部は、前記センサー支持部材の周方向に沿って設けられた1つの環状体である請求項1または2に記載の圧力センサー。
  4. 前記少なくとも1つの壁部は、前記センサー支持部材の周方向に沿って設けられた3つ以上の前記壁部を含む請求項1または2に記載の圧力センサー。
  5. 隣り合う前記壁部同士は、互いに離間している請求項4に記載の圧力センサー。
  6. 前記第2主面は、周方向に沿って形成された溝を備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧力センサー。
  7. 前記センサー支持部材の前記外周端面は、当該圧力センサーの軸線に対して略平行である請求項1〜6のいずれか1項に記載の圧力センサー。
  8. 前記第2主面の前記第1領域は、当該圧力センサーの軸線に対して略直交する請求項1〜7のいずれか1項に記載の圧力センサー。
  9. 前記少なくとも1つの第1領域は、前記第2領域に対して前記外周端面側に位置する前記第1領域を含む請求項1〜8のいずれか1項に記載の圧力センサー。
  10. 前記少なくとも1つの第1領域は、前記第2領域に対して前記外周端面と反対側に位置する前記第1領域を含む請求項1〜9のいずれか1項に記載の圧力センサー。
JP2020056106A 2020-03-26 2020-03-26 圧力センサー Pending JP2021156693A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020056106A JP2021156693A (ja) 2020-03-26 2020-03-26 圧力センサー
CN202120605445.8U CN214893828U (zh) 2020-03-26 2021-03-25 压力传感器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020056106A JP2021156693A (ja) 2020-03-26 2020-03-26 圧力センサー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021156693A true JP2021156693A (ja) 2021-10-07

Family

ID=77918044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020056106A Pending JP2021156693A (ja) 2020-03-26 2020-03-26 圧力センサー

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2021156693A (ja)
CN (1) CN214893828U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
CN214893828U (zh) 2021-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7404328B2 (en) Pressure sensor
US7404330B2 (en) Pressure sensor
US7152483B2 (en) High pressure sensor comprising silicon membrane and solder layer
EP2316008B1 (en) Sensor device packaging and corresponding method
US8316725B2 (en) Force sensor
KR100983814B1 (ko) 압력반응 금속다이아프램을 구비한 압력센서
EP1970686B1 (en) Pressure sensor and manufacturing method of said sensor
EP3128305B1 (en) A hermetic pressure sensor
US9003899B2 (en) Force sensor
CN109696268B (zh) 压力传感器组件
JP6892404B2 (ja) 圧力センサ
KR102612893B1 (ko) 압력 검출 장치
JP2018189642A (ja) 統合された圧力および温度センサ
JP2021156693A (ja) 圧力センサー
JP7178780B2 (ja) 圧力センサー
JP7087375B2 (ja) 圧力センサー
JP7004596B2 (ja) 圧力センサー
JP2017166872A (ja) 圧力センサモジュール及び圧力センサモジュールの接続構造
JP6580079B2 (ja) 圧力センサ、および、圧力センサの製造方法
KR102623221B1 (ko) 압력 센서 유닛
KR102408569B1 (ko) 압력 센서 유닛
JP4963069B2 (ja) 圧力センサ
JP2004309334A (ja) 圧力センサ装置
CN113108832A (zh) 传感器
CN118010238A (zh) 一种高防水低压压力传感器