JP6056562B2 - 圧力センサおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、メタルケース内にセンサ部が予荷重が印加された状態で配置される圧力センサおよびその製造方法に関し、特に、被取付部材としての自動車のエンジンに取り付けられ、当該エンジンにおける燃焼室内の圧力を検出するのに利用されると好適である。
従来より、この種の圧力センサとして、次のような圧力センサが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、この圧力センサは、両端が開口部とされたメタルケースを有し、メタルケースの一端部に開口部を閉塞するようにメタルダイヤフラムが溶接等されて備えられ、他端部側に予荷重印加部材が備えられている。そして、メタルダイヤフラムと予荷重印加部材との間に、メタルダイヤフラム側から荷重伝達部材、圧電材料で構成されるセンサ部が予荷重印加部材によって予荷重が印加された状態で配置されている。なお、荷重伝達部材およびセンサ部は、予荷重によって固定されており、互いに接合はされていない。
このような圧力センサは、メタルダイヤフラムが測定媒体(圧力)に曝される状態でエンジンに取り付けられ、エンジンにおける燃焼室内の圧力を検出するのに用いられる。そして、メタルダイヤフラムが測定媒体を受圧すると、メタルダイヤフラムに発生する荷重が荷重伝達部材を介してセンサ部に伝達され、センサ部から圧力に応じたセンサ信号が出力される。
国際公開第2011/105084号
しかしながら、上記特許文献1の圧力センサでは、メタルダイヤフラムにて、予荷重印加部材から印加される予荷重を支持していると共に測定媒体を受圧しているため、予荷重をあまり大きくすることができない。大きな予荷重を支持できるようにメタルダイヤフラムの膜厚を厚くすると、メタルダイヤフラムの熱歪み(温度)の影響が大きくなり、検出精度が低下するためである。
このため、燃焼室内において異常燃焼による突発的な衝撃圧がメタルダイヤフラムに印加された場合、衝撃圧によってメタルダイヤフラムと荷重伝達部材との間、荷重伝達部材とセンサ部との間等、部材間に瞬間的な空間(浮き)が発生することがある。この場合、荷重伝達部材およびセンサ部が元の位置に戻るときの衝突によってセンサ部が破壊される可能性があるという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、検出精度の低下を抑制しつつ、センサ部に印加する予荷重を大きくできる圧力センサおよびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、開口部を有する有底筒状とされ、底部がダイヤフラム部(20b)となるメタルケース(20)と、メタルケースの開口部側に接合された予荷重印加部材(30)と、圧電材料で構成され、予荷重印加部材から予荷重が印加された状態でメタルケース内に配置されているセンサ部(50)と、ダイヤフラム部とセンサ部との間に配置され、ダイヤフラム部に印加された荷重をセンサ部に伝達する荷重伝達部材(40)とを備え、メタルケースには、ダイヤフラム部を覆い、測定媒体に曝されると共に測定媒体の圧力をダイヤフラム部に伝達するメタルダイヤフラム(100)が備えられていることを特徴としている。
これによれば、メタルケースが有底筒状とされており、ダイヤフラム部にて予荷重印加部材から印加される予荷重を支持し、メタルダイヤフラムにて測定媒体を受圧する構造となる。つまり、予荷重印加部材から印加される予荷重を支持する部分と、測定媒体を受圧する部分とが別部材にて構成されている。また、ダイヤフラム部はメタルダイヤフラムにて覆われており、測定媒体に曝されない。
このため、センサ部に大きな予荷重を支持できるようにダイヤフラム部の膜厚を厚くしても、ダイヤフラム部は測定媒体に曝されないため、熱歪み(温度)の影響が少ない。したがって、検出精度が低下することを抑制しつつ、センサ部に大きな予荷重を印加できる。これにより、燃焼室内で異常燃焼による突発的な衝撃圧が発生しても、荷重伝達部材とセンサ部との間等の部材間で空間(浮き)が発生することを抑制でき、センサ部が破壊されることを抑制できる。
また、請求項14は、請求項1ないし13のいずれか1つに記載の圧力センサの製造方法に関するものであり、メタルケース内にダイヤフラム部側から荷重伝達部材、センサ部を順に配置する工程と、メタルケースに、荷重伝達部材、センサ部に所定の予荷重が印加されるように、予荷重印加部材を配置し、そのままメタルケースと予荷重印加部材とを接合する工程と、メタルケースに、ダイヤフラム部を覆うようにメタルダイヤフラムを接合する工程とを行うことを特徴としている。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における圧力センサの断面図である。 図1に示す領域Aの拡大図である。 図1に示す圧力センサの製造工程を示す断面図である。 本発明の第2実施形態における圧力センサの断面図である。 本発明の第3実施形態における圧力センサの断面図である。 本発明の第4実施形態における圧力センサの断面図である。 本発明の他の実施形態における圧力センサの断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態の圧力センサは、例えば、被取付部材としての自動車のエンジンに取り付けられ、当該エンジンにおける燃焼室内の圧力を検出するのに利用されると好適である。
図1に示されるように、圧力センサは、両端が開口部10a、10bとされた中空部を有する円筒状のハウジング10を備えている。本実施形態のハウジング10は、円筒状の本体部11と、当該本体部11よりも内径および外径が短くされ、外周壁面に被取付部材にネジ結合可能なネジ部13が形成された細長円筒状のパイプ部12とを有している。このようなハウジング10は、例えば、SUS630等の金属が切削や冷間鍛造等により一体成型されて構成される。
また、パイプ部12の先端部(ハウジング10の開口部10a)には、先端部に向かって径が小さくなるテーパ状とされ、ネジ部13が被取付部材にネジ結合されたときに測定媒体をシールする圧力シール部14が形成されている。そして、パイプ部12のうち圧力シール部14よりも先端側の端部には、開口部20aおよび中空部を有する有底筒状とされ、底部が薄肉のダイヤフラム部20bとされたメタルケース20が備えられている。このメタルケース20は、中空部がパイプ部12の中空部と連通されるように、パイプ部12の先端部とレーザ溶接等されて接合されている。
そして、図1および図2に示されるように、メタルケース20には、開口部20a側に予荷重印加部材30が配置され、ダイヤフラム部20bと予荷重印加部材30との間に、ダイヤフラム部20b側から荷重伝達部材40、センサ部50、電極60、絶縁部材70が予荷重印加部材30から予荷重が印加された状態で配置されている。
荷重伝達部材40は、先細り形状とされ、軸方向に沿った断面が台形状となる円錐体とされている。そして、先端側の一面40aがダイヤフラム部20bと当接するように配置されている。このような荷重伝達部材40は、SUS630等の金属が切削や冷間鍛造等されて構成される。
センサ部50は、水晶等の圧電材料にて構成された円板状の圧電素子であって圧力に応じたセンサ信号(電荷)を出力するものであり、表裏面に金属薄膜(図示せず)が形成されている。そして、外径Dが荷重伝達部材40における底面側の外径Dより短くされており、荷重伝達部材40の底面側の一面(センサ部50と対向する一面)40bの内縁部に配置されている。つまり、荷重伝達部材40の底面側の一面40bにおける外縁部は、センサ部50から突出して露出している。なお、本実施形態では、センサ部50の表裏面が本発明の荷重伝達部材30と対向する一面および当該一面と反対側の一面に相当している。
電極60は、SUS630等の金属にて構成された円板部に凸部60aを有する形状とされており、センサ部50と反対側に凸部60aが位置するようにセンサ部50上に配置されている。具体的には、円板部の外径Dがセンサ部50の外径Dより長くされており、センサ部50と対向する一面60bの内縁部に配置されている。つまり、センサ部50と対向する一面60bにおける外縁部は、センサ部50から突出して露出している。そして、電極60における凸部60aは銅線等の信号線80とはんだ(図示せず)等を介して電気的に接続されており、信号線80にセンサ信号を伝達するようになっている。
絶縁部材70は、電極60と予荷重印加部材30とを絶縁するものでアルミナ等で構成されており、貫通孔70aが形成された円環状とされている。そして、貫通孔70aに凸部60aが挿入されるように電極60上に配置されている。
予荷重印加部材30は、中空部を有する両端が開口部とされた円筒状とされており、荷重伝達部材40、センサ部50、電極60、絶縁部材70に所定の予荷重を印加した状態でメタルケース20とレーザ溶接等されて接合されている。そして、信号線80は、予荷重印加部材30の中空部を介してハウジング10内に引き出されている。なお、予荷重印加部材30は、SUS630等の金属にて構成されている。
また、メタルケース20内には、側面に沿ってポリイミド等で構成された円筒状の絶縁チューブ90が配置されており、メタルケース20と荷重伝達部材40、センサ部50、電極60との絶縁が図れるようになっている。
さらに、メタルケース20には、外壁面における底部側の外縁部に凹部20cが形成されており、ダイヤフラム部20bを覆うように、一部が凹部20cに嵌合された状態でメタルダイヤフラム100が備えられている。
具体的には、メタルダイヤフラム100は、開口部を有する有底筒状であって底部が測定媒体の圧力に応じて荷重を発生させる構成とされ、膜厚tがダイヤフラム部20bの膜厚tより薄くされている。そして、底部の略中央部にダイヤフラム部20b側に突出する伝達部100aを有し、伝達部100aがダイヤフラム部20bと当接すると共に開口部側の端部が凹部20cに嵌合されつつ、開口部側の端部がメタルケース20とレーザ溶接等で接合されている。さらに、詳述すると、メタルダイヤフラム100は、メタルケース20からの予荷重が予荷重印加部材30からセンサ部50等に印加される予荷重より小さくなるように、メタルケース20に接合されている。なお、メタルダイヤフラム100は、SUS630等の金属にて構成されている。
また、図1に示されるように、ハウジング10における開口部10bには、Oリング110を介してコネクタ部材120が組みつけられている。このコネクタ部材120は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂にて構成された略円柱部材とされており、一端部に凹部120aが形成されていると共に他端部に開口部120bが形成されている。
そして、コネクタ部材120は、一端部側がハウジング10の開口部10bに挿入され、ハウジング10における開口部10b側の開口端部11aがかしめられることにより、ハウジング10と一体化されている。
また、コネクタ部材120には、複数本のターミナル121が備えられており、各ターミナル121はインサートモールドによりコネクタ部材120と一体に成形されることによってコネクタ部材120内に保持されている。具体的には、ターミナル121は、コネクタ部材120を貫通するように保持されており、一端部が凹部120a内に突出すると共に他端部が開口部120b内に突出している。
さらに、コネクタ部材120の一端部には、凹部120aを閉塞するようにセラミック基板等からなる配線基板130が備えられている。この配線基板130は、表裏面に配線パターン(図示せず)が形成されており、表裏面に形成された配線パターンがスルーホールに埋め込まれた電極(図示せず)を介して電気的に接続されている。
配線基板130の表面(メタルケース20側の一面)には、センサ信号を増幅したり調整したりする制御回路131が搭載されている。そして、制御回路131は、予荷重印加部材30の中空部を介してハウジング10内に引き出された信号線80とはんだ(図示せず)等を介して電気的に接続されていると共に、配線基板130の表面に形成された配線パターンとボンディングワイヤ132を介して電気的に接続されている。
また、凹部120aから露出するターミナル121の一端部は、配線基板130の裏面に形成された配線パターンとはんだ140を介して電気的に接続され、開口部120bから露出するターミナル121の他端部は、図示しない外部配線部材等に接続されるようになっている。
以上が本実施形態における圧力センサの構成である。このような圧力センサは、被取付部材としての自動車のエンジンにネジ部13がネジ結合されて取り付けられ、当該エンジンにおける燃焼室内の圧力を検出するのに用いられる。そして、メタルダイヤフラム100に圧力が印加されると、伝達部100a、ダイヤフラム部20b(メタルケース20)、荷重伝達部材40を介してセンサ部50にメタルダイヤフラム100に発生した荷重が伝達される。このため、圧電材料で構成されたセンサ部50にて分極が発生し、圧力に応じたセンサ信号(電荷)が信号線80を介して制御回路131に伝達されて圧力の検出が行われる。なお、ダイヤフラム部20bは、メタルダイヤフラム100にて覆われており、測定媒体に曝されない。
続いて、上記圧力センサの製造方法について図3を参照しつつ説明する。まず、図3(a)に示されるように、メタルケース20内に絶縁チューブ90を配置すると共に、ダイヤフラム部20b側から順に荷重伝達部材40、センサ部50、電極60、絶縁部材70を順に配置する。なお、この工程では、荷重伝達部材40、センサ部50、電極60、絶縁部材70は順に積層されているのみであり、固定されていない。
次に、図3(b)に示されるように、メタルケース20の開口部20a側から予荷重印加部材30を軽圧入して荷重伝達部材40、センサ部50、電極60、絶縁部材70に所定の予荷重を印加し、この状態のままメタルケース20と予荷重印加部材30とをレーザ溶接等により接合する。
続いて、図3(c)に示されるように、メタルケース20の凹部20cにメタルダイヤフラム100の開口部側の端部を嵌合させると共にメタルケース20からの予荷重が予荷重印加部材30からセンサ部50等に印加される予荷重より小さくなるように調整しつつ、メタルケース20にメタルダイヤフラム100を接合する。
その後は、特に図示しないが、パイプ部12の先端部にメタルケース20をレーザ溶接等により接合し、ハウジング10にコネクタ部材120を組み付けることにより、上記圧力センサが製造される。
以上説明したように、本実施形態では、メタルケース20が有底筒状とされており、ダイヤフラム部20bにて予荷重印加部材30から印加される予荷重を支持し、メタルダイヤフラム100にて測定媒体を受圧している。つまり、予荷重印加部材30から印加される予荷重を支持する部分と、測定媒体を受圧する部分とが別部材にて構成されている。また、ダイヤフラム部20bは、メタルダイヤフラム100にて覆われているために測定媒体に曝されず、測定媒体に曝されるメタルダイヤフラム100の膜厚tは、ダイヤフラム部20bの膜厚tより薄くされている。
このため、センサ部50に大きな予荷重を支持できるようにダイヤフラム部20bの膜厚tを厚くしても、ダイヤフラム部20bは測定媒体に曝されないため、熱歪み(温度)の影響が少ない。また、測定媒体に曝されるメタルダイヤフラム100も、膜厚tがダイヤフラム部20bの膜厚tより薄くされており、熱歪み(温度)の影響が少ない。
したがって、検出精度が低下することを抑制しつつ、センサ部50に大きな予荷重を印加できる。これにより、燃焼室内で異常燃焼による突発的な衝撃圧が発生しても、荷重伝達部材40とセンサ部50との間等の部材間で空間(浮き)が発生することを抑制でき、センサ部50が破壊されることを抑制できる。
また、メタルケース20が有底筒状とされているため、メタルダイヤフラム100がメタルケース20から剥離したとしても、荷重伝達部材40、センサ部50、電極60、絶縁部材70、絶縁チューブ90がメタルケース20外に落下することを抑制できる。
さらに、メタルダイヤフラム100は、開口部側の端部が凹部20cに嵌合されつつ、メタルケース20に接合されている。このため、メタルケース20とメタルダイヤフラム100との位置ずれを抑制でき、メタルダイヤフラム100に発生した荷重を効率よくダイヤフラム部20bに伝達することができる。
そして、メタルダイヤフラム100は、メタルケース20からの予荷重が予荷重印加部材30からセンサ部50等に印加される予荷重より小さくなるように、メタルケース20に接合されている。このため、メタルダイヤフラム100の膜厚tを薄くでき、熱歪み(温度)の影響をさらに低減できる。
また、荷重伝達部材40、センサ部50、電極60は、外径の関係が、D、D>Dとされ、荷重伝達部材40の一面40bおよび電極60の一面60bが露出している。つまり、荷重伝達部材40の一面40bおよび電極60の一面60bがセンサ部50から突出している。このため、D、D<Dとされ、センサ部50の外縁部が荷重伝達部材40および電極60から突出している場合と比較して、センサ部50に荷重伝達部材40および電極60から均一な荷重を印加できると共に、センサ部50の外縁部に応力集中が発生することを抑制できる。
さらに、荷重伝達部材40は、軸方向に沿った断面が台形状となる円錐体とされ、先端側の一面40aがダイヤフラム部20bと当接し、底面側の一面40bがセンサ部50と当接している。このため、設計の自由度を向上させることができる。すなわち、上記のような圧力センサでは、メタルケース20には、メタルケース20の底部と側面との連結部分に大きな応力が発生しやすい。また、上記のように、荷重伝達部材40とセンサ部50との外径は、D>Dとされていることが好ましい。このため、荷重伝達部材40をD>Dとなる円筒状とした場合、メタルケース20の底部と側面との連結部分と荷重伝達部材40とが近接しすぎるために連結部分の応力の影響を受けないような新たな設計が必要となるが、荷重伝達部材40を上記形状とすることにより、設計の自由度を向上させることができる。
そして、センサ部50の表裏面には、金属薄膜が形成されている。このため、電極60に安定した電荷伝達を実現できると共に、センサ部50の表裏面のうねり等を吸収して安定した荷重伝達も実現できる。
また、ハウジング10のうちネジ部13とメタルケース20との接合部分との間に圧力シール部14が形成されている。このため、メタルケース20に圧力シール部14を形成する場合と比較して、ハウジング10からメタルケース20が剥離することを抑制できる。すなわち、圧力センサを被取付部材にネジ結合して取り付ける場合、締め付けトルクは、ネジ部13と圧力シール部14との間に発生する。したがって、メタルケース20に圧力シール部14を形成した場合は、ネジ部13と圧力シール部14との間の溶接箇所(ハウジング10とメタルケース20との接合部分)に締め付けトルクが印加されてハウジング10からメタルケース20が剥離してしまう可能性があるが、ハウジング10のうちネジ部13とメタルケース20との接合部分との間にシール部14を形成することにより、ハウジング10からメタルケース20が剥離することを抑制できる。
さらに、本実施形態では、圧力センサを製造する際、メタルケース20に予荷重印加部材30を軽圧入してセンサ部50等に予荷重を印加しているため、安定した荷重伝達面を形成できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して荷重伝達部材40の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図4に示されるように、本実施形態では、ダイヤフラム部20bのうち荷重伝達部材40側と反対側の略中央部にメタルケース20側に突出する当接部20dが備えられている。具体的には、当接部20dは、突出方向と平行となる側面を有し、ダイヤフラム部20bとの連結部分が側面およびダイヤフラム部20bにおける面方向に対して傾斜している。そして、突出方向と直交する方向の断面において、突出方向先端側の断面積よりダイヤフラム部20bとの連結部分の段面積の方が大きくされている。本実施形態では、当接部20dとダイヤフラム部20bとの連結部分は、いわゆるR面とされている。なお、図4では、当接部20dとダイヤフラム部20bとの連結部分がR面とされているものを図示しているが、当接部20dとダイヤフラム部20bとの連結部分がいわゆるC面とされていてもよい。
そして、メタルダイヤフラム100は、伝達部100aが当接部20dと当接するようにメタルケース20に配置されており、当接部20dおよび伝達部100aを介して荷重がダイヤフラム部20bに伝達されるようになっている。なお、図4は、図1中の領域Aの拡大図に相当している。
これによれば、ダイヤフラム部20bでは、当接部20dとダイヤフラム部20bとの連結部分に最も大きな応力が発生する。このため、ダイヤフラム部20bが直接伝達部100aと接触する場合と比較して、ダイヤフラム部20bのうち荷重伝達部材40と接触する箇所が曲がり難くなり、ダイヤフラム部20bと荷重伝達部材40との安定な接触を確保できる。
また、当接部20dを備えることによって最も大きな応力が発生する箇所が規定されるため、当該箇所の要件等によって予荷重の大きさを決定でき、設計の自由度を向上できる。
さらに、当接部20dを備えることによってカウンタートルクが発生し易くなる。このため、例えば、メタルケース20の側面の厚さが部分的に異なっていたとしても、メタルケース20の軸方向(図2中紙面上下方向)を法線方向とする平面に対して、ダイヤフラム部20bが予荷重によって傾くことを抑制でき、荷重伝達部材40との安定な接触を確保できる。
そして、当接部20dは、ダイヤフラム部20bとの連結部分がR面(C面)とされているため、連結部分に最も大きな応力が発生するものの、最大応力を小さくできる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第2実施形態に対して、当接部20dおよび伝達部100aの形状を変更したものであり、その他に関しては第2実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図5に示されるように、本実施形態では、当接部20dおよび伝達部100aは、それぞれ突出方向の先端面が曲面とされている。そして、当接部20dおよび伝達部100aは、互いにヘルツ接触している。なお、図5は、図1中の領域Aの拡大図に相当している。
これによれば、ダイヤフラム部20bとメタルダイヤフラム100とが面接触している場合と比較して、伝達部100aから当接部20dへの荷重の伝達性を向上できる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して荷重伝達部材40の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図6に示されるように、本実施形態では、ダイヤフラム部20bの略中部に荷重伝達部材40が備えられており、メタルケース20と荷重伝達部材40とが一体化されている。このようなメタルケース20は、SUS630等の金属が切削や冷間鍛造等により一体成型されて構成される。なお、図6は、図1中の領域Aの拡大図に相当している。
これによれば、メタルケース20と荷重伝達部材40とが別部材とされている場合と比較して、荷重伝達部材40のうちセンサ部50と接触する箇所が曲がり難くなり、ダイヤフラム部20bと荷重伝達部材40との安定な接触を確保できる。また、部品点数の削減を図ることもできる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、図7に示されるように、メタルダイヤフラム100に伝達部100aが備えられておらず、ダイヤフラム部20bに上記第2実施形態の当接部20dがメタルダイヤフラム100と当接するように備えられ、荷重が当接部20dを介してダイヤフラム部20bに伝達されるようにしてもよい。なお、図7は、図1中の領域Aの拡大図に相当している。
また、上記第1実施形態において、荷重伝達部材40、センサ部50、電極60の外径の関係が、D、D<Dとされていてもよい。また、メタルダイヤフラム100は、メタルケース20からの予荷重が予荷重印加部材30からセンサ部50等に印加される予荷重以上となるようにメタルケース20に接合されていてもよい。さらに、上記第2、第3実施形態において、当接部20dとダイヤフラム部20bとの連結部分がダイヤフラム部20bの面方向に対して垂直とされていてもよい。そして、上記第1〜第4実施形態において、荷重伝達部材40、センサ部50、電極60とメタルケース20の側面との間に所定の隙間が形成されて絶縁性が確保できていれば絶縁チューブ90は備えられていなくてもよい。このような構成としても、ダイヤフラム部20bを覆うメタルダイヤフラム100が備えられていることにより、本発明の効果を得ることができる。
さらに、上記各実施形態において、荷重伝達部材40は円錐体でなくてもよく、角錐体でもよい。同様に、センサ部50は矩形板状でもよく、電極60は矩形板状部に凸部60aを有する形状であってもよい。
そして、上記各実施形態を組み合わせることもできる。例えば、上記第4実施形態を上記第2、第3実施形態に組み合わせ、メタルケース20と荷重伝達部材40とを一体化してもよい。
20 メタルケース
20a 開口部
20b ダイヤフラム部
30 予荷重印加部材
40 荷重伝達部材
50 センサ部
100 メタルダイヤフラム

Claims (17)

  1. 開口部(20a)を有する有底筒状とされ、底部がダイヤフラム部(20b)となるメタルケース(20)と、
    前記メタルケースの開口部側に接合された予荷重印加部材(30)と、
    圧電材料で構成され、前記予荷重印加部材から予荷重が印加された状態で前記メタルケース内に配置されているセンサ部(50)と、
    前記ダイヤフラム部と前記センサ部との間に配置され、前記ダイヤフラム部に印加された荷重を前記センサ部に伝達する荷重伝達部材(40)と、を備え、
    前記メタルケースには、前記ダイヤフラム部を覆い、測定媒体に曝されると共に前記測定媒体を受圧して前記ダイヤフラム部に前記荷重を伝達するメタルダイヤフラム(100)が備えられていることを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記メタルダイヤフラムのうち前記測定媒体を受圧する部分の膜厚(t)が前記ダイヤフラム部の膜厚(t)より薄くされていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記メタルダイヤフラムは、前記測定媒体の圧力に応じて前記荷重を発生させる底部を有する有底筒状とされ、前記底部に前記ダイヤフラム部側に突出する伝達部(100a)を有し、
    前記ダイヤフラム部には、前記伝達部から前記荷重が伝達されることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力センサ。
  4. 前記メタルケースは、外壁面における前記底部側の外縁部に凹部(20c)が形成され、
    前記メタルダイヤフラムは、開口部側の端部が前記凹部に嵌合されつつ、前記メタルケースに備えられていることを特徴とする請求項3に記載の圧力センサ。
  5. 前記ダイヤフラム部は、前記メタルダイヤフラムの底部側に突出し、前記伝達部と当接する当接部(20d)を有し、
    前記ダイヤフラム部には、記伝達部および前記当接部を介して前記荷重が伝達されることを特徴とする請求項3または4に記載の圧力センサ。
  6. 前記伝達部および前記当接部は、それぞれ突出方向の先端面が曲面とされており、互いにヘルツ接触していることを特徴とする請求項5に記載の圧力センサ。
  7. 前記当接部は、前記突出方向と平行となる側面を有し、前記ダイヤフラム部との連結部分が前記側面および前記ダイヤフラム部における面方向に対して傾斜しており、突出方向と直交する方向の断面において、突出方向先端側の断面積より前記連結部分の段面積の方が大きくされていることを特徴とする請求項5または6に記載の圧力センサ。
  8. 前記荷重伝達部材は、前記センサ部と当接する一面(40b)を有し、前記一面の内縁部が前記センサ部と当接すると共に外縁部が前記センサ部より突出して露出していることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  9. 前記荷重伝達部材は、前記ダイヤフラム部と当接する部分の面積が前記センサ部と当接する部分の面積より小さくされた錐体とされていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  10. 前記センサ部と前記予荷重印加部材との間には、前記センサ部と電気的に接続される電極(60)が配置され、
    前記電極は、前記センサ部と当接する一面(60b)を有し、前記一面の内縁部が前記センサ部と当接すると共に外縁部が前記センサ部より突出して露出していることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  11. 前記メタルダイヤフラムに前記メタルケースから印加される予荷重は、前記予荷重印加部材から前記センサ部に印加される予荷重より小さくされていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  12. 前記センサ部は、前記荷重伝達部材と対向する一面および当該一面と反対側の一面に金属薄膜が形成されていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  13. 前記ダイヤフラム部と前記荷重伝達部材とは、一体化されていることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  14. 開口部(10a)を有する筒状とされ、当該開口部側の端部に前記メタルケースが接合されるハウジング(10)を備え、
    前記ハウジングには、被取付部材に対してネジ結合されるネジ部(13)が形成されていると共に、前記メタルケースとの接合部分と前記ネジ部との間に前記被取付部材との隙間をシールする圧力シール部(14)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  15. 請求項1ないし14のいずれか1つに記載の圧力センサの製造方法において、
    前記メタルケース内に前記ダイヤフラム部側から前記荷重伝達部材、前記センサ部を順に配置する工程と、
    前記メタルケースに、前記荷重伝達部材、前記センサ部に所定の予荷重が印加されるように前記予荷重印加部材を配置し、そのまま前記メタルケースと前記予荷重印加部材とを接合する工程と、
    前記メタルケースに、前記ダイヤフラム部を覆うように前記メタルダイヤフラムを接合する工程と、を行うことを特徴とする圧力センサの製造方法。
  16. 前記メタルダイヤフラムを接合する工程では、前記メタルケースから印加される予荷重が前記予荷重印加部材から前記センサ部に印加される予荷重より小さくなるように、前記メタルケースに前記メタルダイヤフラムを接合することを特徴とする請求項15に記載の圧力センサの製造方法。
  17. 前記予荷重印加部材を配置する工程では、前記メタルケースに前記予荷重印加部材を軽圧入して前記荷重伝達部材および前記センサ部に前記所定の予荷重を印加することを特徴とする請求項15または16に記載の圧力センサの製造方法。


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