JP2010014572A - 圧力センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】水等の液体の外力を受けるベローズの気泡による影響を回避した圧力センサを提供することを目的としている。
【解決手段】本発明の圧力センサ10は、ハウジング20と、ハウジング20に固定する固定部32と、固定部32と支点を介して揺動自在に接続した可撓部34とからなる力伝達手段30と、一端を固定部32に固定し、他端を可撓部34に固定した感圧素子40と、可撓部34の第一の受圧面35aに第一の受圧部外壁を接触させた第一ベローズ50と、第二の受圧部外壁をハウジング20外に突出させた第二ベローズ60と、一端を第二ベローズ60の内部を通して第二ベローズ60の受圧部内壁に接し、他端を可撓部34の第二の受圧面35に接して可撓部34と第二ベローズ60の受圧部62とを接続する力伝達シャフト70と、を備えたことを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は圧力センサに係り、特にダムや河川の水などの液体圧を測定する圧力センサに関する。
圧電振動素子を感圧素子として使用した圧力センサにより、水圧を検出してダムや河川の水位を測定する方法がある。圧電振動素子は、例えば板状の圧電基盤上に電極パターンが形成され、力の検出方向に検出軸を設定しており、検出軸の方向に圧力が加わると、圧電振動子の共振周波数が変化し、共振周波数の変化から圧力を検出している。
図6は従来の圧力センサの説明図である。図6(1)に示すように従来の圧力センサ1は、ハウジング2内に感圧素子3と、力伝達手段となるカンチレバー4と第一ベローズ5と第二ベローズ6を備え、ハウジング2内を気密に保持している。圧力センサ1は、ハウジング2の側壁に対向するように形成した2つの圧力導入口7a,7bにそれぞれ第一ベローズ5および第二ベローズ6の開放口を固定している。そして第一ベローズ5および第二ベローズ6の受圧部外壁5a,6aの間にカンチレバー4の可撓部の受圧面4c,4dを接着固定させている。一方、カンチレバー4の可撓部4aと支点9を介して形成された固定部4bはハウジング2に固定し、可撓部4aと固定部4bの間に感圧素子3を接着固定させている。そして第一ベローズ5の開放部には大気開放管を備えたコネクタ8aを接続させている。また第二ベローズ6の開放部には、水圧を作用させるため、一端を水中に挿入した配管を備えたコネクタ8bを接続させている。
上記構成による圧力センサ1は、まず圧力導入口7a,7bよりベローズ5,6に大気圧と水圧が夫々加わると該ベローズの受圧部の有効面積に応じた力がカンチレバー4の可撓部4aの受圧面4c,4dにかかり、大気圧と水圧の差圧に相当する力が支点9を介して感圧素子3に圧縮力もしくは引張力として加わりこの力に応じ感圧素子3の共振周波数が変化する。この変化を検出することにより圧力を測定している。
特許文献1、2には、前述の感圧素子として圧電振動素子を用いた圧力センサが開示されている。
特開平2−228534号公報 特開2005−17050号公報
しかしながらダムや河川の水位を測定するために測定対象近傍に配置した圧力センサは、干上がりなどにより水量が減り、圧力センサの取り付け位置よりも水位が下がることがある。そうすると図6(2)に示すように水圧が受圧部に作用するベローズ6内部の水は、外部へ流れ出すか、あるいは蒸発することによりなくなってしまう。そして再び河川の水量が回復した場合に、ベローズ内部に水が導入されるが、このときベローズ内部は完全に水で充満されることがなく、僅かながらの気泡が残存することがある。このようにベローズ内に気泡が残存していると、受圧面に作用する力をカンチレバーを経由して感圧素子に安定して伝達することができないので、圧力測定に誤差を生ずる可能性があるという問題があった。
またベローズ内に水の変わりにオイルを充填して水位を測定する圧力センサにおいても、同様にダムや河川の干上がりにより、水位が減少するとベローズ内のオイルが外部に流出してしまう。したがって上記のベローズ内に気泡が残存する可能性がある。
そこで本発明は、上記従来技術の問題点を解決するため、水等の液体の外力を受けるベローズの気泡による影響を回避した圧力センサを提供することを目的としている。
本発明は、上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本発明の圧力センサは、ハウジングと、前記ハウジングに固定する固定部と、前記固定部と支点を介して揺動自在に接続した可撓部とからなる力伝達手段と、一端を前記固定部に固定し、他端を前記可撓部に固定した感圧素子と、前記可撓部の第一の受圧面に第一の受圧部外壁を接触させた第一ベローズと、第二の受圧部外壁を前記ハウジング外に突出させた第二ベローズと、一端を前記第二ベローズの内部を通して前記第二ベローズの受圧部内壁に接し、他端を前記可撓部の第二の受圧面に接して前記可撓部と前記第二ベローズの受圧部とを接続する力伝達シャフトと、を備えたことを特徴とする圧力センサ。
このような特徴を有する圧力センサであれば、水圧を検出するベローズの受圧部外壁をハウジング外に突出させて、ベローズの受圧部と力伝達手段の受圧面とを間接的に接触させることができる。このためダムや河川の干上がりなどにより水位が変動しても、ベローズの受圧部外壁は気泡の影響を受けることがない。したがって気泡による測定誤差の問題が生じることがなく、水位測定を正確に行うことができる。また予めセンサ本体を測定箇所に取り付け、後から水を供給して、センサ本体に水圧を作用させる場合であっても、受圧部外壁で力を受けるため気泡による測定誤差が生じることがない。
[適用例2]前記適用例1に記載の圧力センサにおいて、前記ハウジングは、前記可撓部の前記第二の受圧面と対向する位置に第二ベローズの長手方向に沿って凹陥部を形成し、前記凹陥部から前記第二ベローズの前記第二の受圧部外壁を突出させたことを特徴とする圧力センサ。
このような特徴を有する圧力センサであれば、ハウジングから突出させた第二ベローズの突出量を低減することができる。したがってセンサ本体の小型化を図るとともに、質量の低下によって耐衝撃性を向上させることができる。
[適用例3]前記適用例1に記載の圧力センサにおいて、前記第一ベローズは、開放部が前記可撓部と対向する前記固定部を貫通させて前記ハウジングに固定されていることを特徴とする圧力センサ。
このような特徴を有する圧力センサであれば、力伝達手段を小型化することができる。したがってセンサ本体の小型化および製作コストの低減化につながる。またセンサ本体が軽量化し耐衝撃性が向上する。
[適用例4]前記適用例3に記載の圧力センサにおいて、前記可撓部の同一面側に前記支点を挟んで前記第一ベローズと前記第二ベローズを並列に配置したことを特徴とする圧力センサ。
このような特徴を有する圧力センサであれば、センサ本体を薄型化することができる。したがってセンサ本体の小型化、製作コストの低減化につながる。またセンサ本体が軽量化し耐衝撃性が向上する。
[適用例5]前記ハウジングは、前記第二ベローズを覆うガードを設けたことを特徴とする適用例1乃至適用例4のいずれか1に記載の圧力センサ。
これにより、ハウジング外に突出させた第二ベローズを障害物から保護することができ、かつ、内側の受圧部外壁に水を供給させることができる。従ってベローズの破損を防止し、障害物の接触などによる測定誤差を回避することができる。
本発明の圧力センサの実施の形態について、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1は第1実施形態の圧力センサの説明図である。同図は圧力センサの断面図を示している。
図示のように本発明の圧力センサ10は、ハウジング20に、力伝達手段30と、感圧素子40と、第一ベローズ50と、第二ベローズ60と、力伝達シャフト70とを備えた構成を基本構成としている。
ハウジング20は、後述する構成要素を収容する箱体であり、箱内を真空又は不活性な雰囲気など気密に保持している。ハウジング20の側壁には対向する位置に2つの圧力導入口22a、22bを形成している。またハウジングの材質は、一例として熱膨張係数の小さいステンレス等を用いることができる。
力伝達手段30となるカンチレバーは、固定部32と可撓部34をくびれ部36を介して接続させている。固定部32は断面L字型の基部であって一端を可撓部34と接続させて、他端をハウジング20に固定している。本実施例では一例として他端をハウジング20の側壁に固定している。可撓部34は中央付近で固定部32と接続した支持片である。可撓部34と固定部32との接続箇所には支点となる薄肉のくびれ部36を形成させている。可撓部34はくびれ部36を支点として揺動可能としている。また可撓部34には、後述する第一ベローズ50および第二ベローズ60の受圧部と接触する受圧面35a、35bを備えている。力伝達手段30の材質は、一例としてリン青銅等を用いることができる。
感圧素子40は、水晶、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等の圧電材料を用い、双音叉型圧電振動子、SAW共振子、厚みすべり振動子等として形成されたものである。感圧素子40は、力伝達手段30の固定部32と可撓部34のそれぞれに感圧素子40の両端部を接続して支持されている。このとき、感圧素子40は力の検出方向を検出軸として設定しており、感圧素子40の前記両端部を結ぶ方向は前記検出軸と平行関係にある。また感圧素子40はハウジング20に取り付けられた図示しない発振回路と電気的に接続され、発振回路からの交流電圧により固有の共振周波数により振動する。そして感圧素子40は力伝達手段30からの伸長(引張り)応力または圧縮応力を受けることにより共振周波数が変動する。特に双音叉型圧電振動片は、厚みすべり振動子などに比べて、伸長・圧縮応力に対する共振周波数の変化が極めて大きく共振周波数の可変幅が大きいので、わずかな圧力差を検出するような分解能力に優れる圧力センサにおいては好適である。双音叉型圧電振動子は、伸長応力を受けると振動腕(振動部)の振幅幅が小さくなるので共振周波数が高くなり、圧縮応力を受けると振動腕(振動部)の振幅幅が大きくなるので共振周波数は低くなる。なお、双音叉型圧電振動子の圧電基板としては温度特性に優れた水晶が望ましい。
第一ベローズ50および第二ベローズ60は、一端に開口部(51、61)を備え、他端に大気圧または水圧などの外力を受ける受圧部(52、62)を形成している。第一ベローズ50の開口部51は、ハウジング20の第一圧力導入口22aに固定している。第一ベローズ50の受圧部外壁52aは可撓部34の第一受圧面35aに接着固定している。また第二ベローズ60の受圧部外壁62aは、ハウジング20の第二圧力導入口22bから外部へ突出させ、開口部61を第二圧力導入口22bに固定している。ベローズの材質は、一例としてニッケル、リン青銅を用いることができる。
力伝達シャフト70は、第二ベローズ60の受圧部内壁62bと、受圧部内壁62bと対向する可撓部34の第二の受圧面35bの間を接続する一定の剛性を備えたシャフトである。力伝達シャフト70は、一端を第二ベローズ60の受圧部内壁62bと接着固定し、他端を第二の受圧面35bに接着固定させている。このため、第二ベローズ60の受圧部外壁62aに作用した圧力を力伝達シャフト70を介して第二の受圧面35bに伝達することができる。力伝達シャフト70の材質は、一例としてリン青銅等を用いることができる。
次に第1実施形態に係る圧力センサの作用について以下説明する。
圧力センサ10の第一圧力導入口22aに大気開放管74の一端に形成したコネクタ75を接続させる。また第二ベローズ60の受圧部62は、水圧を作用させるため、センサ本体を水中に配置させる。このとき大気開放管74の他端は水上に露出させている。また第二ベローズ60はハウジング20から突出させているため、外表面が水中に曝される。そして水による圧力Pが第二ベローズ60の受圧部外壁62aに加わると、第二ベローズ60の受圧部62の有効面積S2に応じた力F(=P×S2)が、第二ベローズ60の受圧部内壁62bに接触する力伝達シャフト70を介して可撓部34の第二の受圧面35bに加わる。一方、第一ベローズ50の受圧部52には、大気開放管74を介して大気圧Poが加わっており、第一ベローズ50の受圧部52の有効面積S1に応じた力Fo(=Po×S1)が可撓部34の第一の受圧面35aに加わっている。この結果、力伝達シャフト70の他端を介して、圧力測定の対象となる水より加わった圧力Pと大気圧による圧力Poの差圧に相当する力(=|F−Fo|)が力伝達手段30の支点(くびれ部36)を介して、感圧素子40に圧縮力、或いは引張り力として加わる。感圧素子40に圧縮力、或いは引張り力が加わると、感圧素子40には応力が生じ、前記応力の大きさに応じて共振周波数が変化するので、その共振周波数を測定することにより、圧力Pの大きさを検出することができる。
このように本発明の圧力センサ10は、第二ベローズ60の受圧部62をハウジング20外に突出させているため、第二ベローズ60の受圧部外壁62aに水圧を直に作用させることができる。よって従来技術のようなベローズ内に気泡が残存して測定誤差が生じることがない。
またハウジング20から突出させた第二ベローズ60の周囲を覆うガード90を形成するとよい。ガード90は、障害物が第二ベローズ60に接触するのを防止するとともに、第二ベローズ60と水が接触できるように一定の剛性を備えた金属性の網状、格子状の柵等により形成することができる。
図2は第2実施形態の圧力センサの説明図である。前記第一実施形態の圧力センサ10は、ハウジング20から第二ベローズ60の受圧部外壁62aを突出させている。このようなハウジング20から第二ベローズ60を一部分だけ突出させた構造は、障害物と接触し易い構造である。
そこで第2実施形態の圧力センサ100は、図示のようにセンサ本体のハウジング120の一部に凹陥部80を設けている。凹陥部80は第二ベローズ60と対向する位置に第二ベローズ60の長手方向に沿って形成している。そしてこの凹陥部80の開口から第二ベローズ60の受圧部外壁62aを突出させ、開口部を凹陥部80の縁に接着固定している。また力伝達シャフト170は、第一実施形態に比べ、第二ベローズ60の突出量が減少しているため、シャフト長さを短くできる。その他の構成は第一実施形態と同様の構成であり、詳細な説明を省略する。
また凹陥部80には、ハウジング120の断面矩形形状の外周に沿ったガード190を形成するとよい。ガード190は、ステンレス製の網目状に形成し、内側の第二ベローズ60に水を供給し易いようにするとともに、所定の剛性を保持するようにするとよい。
このような第2実施形態の圧力センサ100によれば、ハウジング120からの第二ベローズ60の突出量を減らすことができる。したがって、第二ベローズ60の破損や対衝撃性を低減することができる。
図3は第3実施形態の圧力センサの説明図である。同図(1)は圧力センサの断面図を示し、(2)は力伝達手段の斜視図を示している。ダムや河川の水中に配置する圧力センサは、センサ本体が大きいと、障害物と接触する確率が高くなる。圧力センサは障害物と接触することによって、本体が破損するばかりでなく、振動によって測定誤差が生じることがある。
そこで第3実施形態の圧力センサ200は、図示のように力伝達手段230を小型化し、センサ本体の小型化を図っている。すなわち第3実施形態の力伝達手段230であるカンチレバーは、断面L字型の固定部232と、固定部232と支点となるくびれ部236を介して接続する可撓部234からなり、カンチレバー本体の断面形状をコ字型に形成している。そして可撓部234の第一の受圧面35aと対向する固定部232を開口し、第一の受圧面35aに第一ベローズ50の受圧部外壁52を接着固定させ、第一ベローズ50の開口部51を前記開口を貫通させて、ハウジング220の第一圧力導入口222aに接着固定させている。一方、可撓部234の第二の受圧面35bと対向するハウジング220の第二圧力導入口222bから第二ベローズ60の受圧部外壁62aを突出させている。そして第二の受圧面35bと対向する第二ベローズ60の受圧部内壁62bの間には、力伝達シャフト270を取り付け、受圧部内壁62bと第二の受圧面35bを接続させている。
このような第3実施形態の圧力センサ200によれば、力伝達手段230よりも一回り大きくハウジング220を形成できるため、センサ本体を小型化し、製作コストを低減化することができる。したがって耐衝撃性を向上させることができ、障害物と接触する確率が低く、精度良い測定が行える。
なおハウジング220から突出させた第二ベローズ60は第一実施形態と同様にガード290を取り付けてもよい。これにより第二ベローズ60の破損を防止することができる。
図4は第4実施形態の圧力センサの説明図である。同図(1)は圧力センサの断面図を示し、(2)は力伝達手段の斜視図を示している。第4実施形態の圧力センサは、第3実施形態の圧力センサと同様にセンサ本体の小型化を図っている。
すなわち第4実施形態の圧力センサ300は、図示のように第一ベローズ50と第二ベローズ60とを可撓部334の同一面に並列配置した構成としている。第4実施形態の力伝達手段330となるカンチレバーは、断面L型の固定部332とし、一端をハウジング320に固定し、他端を板状の可撓部332の中央付近で接続させている。可撓部334は、固定部332との接続部分を薄肉に形成して支点となるくびれ部336を形成している。可撓部334はくびれ部336を介して揺動することができる。第4実施形態の可撓部334は固定部332が接続する面を受圧面としている。可撓部334は、支点を挟んで感圧素子40側を第一の受圧面335aとし、他端側を第二の受圧面335bとしている。第一の受圧面335aと対向する固定部332を開口し、第一の受圧面335aに第一ベローズ50の受圧部外壁52を接着固定させ、第一ベローズ50の開口部51を前記開口を貫通させて、ハウジング320の第一圧力導入口322aに接着固定させている。
一方、可撓部334の第二の受圧面335bと対向するハウジング320には凹陥部380を形成してある。凹陥部380は第二の受圧面335bと対向する面を開口して第二圧力導入口322bを形成してある。この第二圧力導入口322bから第二ベローズ60の受圧部外壁62aを突出させている。そして第二の受圧面335bと対向する第二ベローズ60の受圧部内壁62bの間には、力伝達シャフト370を取り付け、受圧部内壁62bと第二の受圧面335bを接続させている。
このような第4実施形態の圧力センサ300によれば、センサ本体のハウジング320を薄型化することができる。したがって障害物との接触の確率が少なくなる。また質量を減らすことによって耐衝撃性を向上させることができる。
なお第二実施形態と同様に、凹陥部380には、断面矩形のハウジング320に沿ってガード390を設けるように構成してもよい。これによりハウジング320から突出させた第二ベローズ60と障害物の接触による破損、測定誤差を防止することができる。
図5は第5実施形態の圧力センサの説明図である。圧力センサはハウジングと力伝達手段を異種材料により構成すると、使用環境の温度変化等により線膨張係数の差による熱ひずみが発生する。このため感圧素子に応力が加わり、正確な圧力測定を行うことができない。
そこで第5実施形態の圧力センサ400は、第一実施形態で示す圧力センサを基本構成として、図示のような感圧素子40の他端を固定する固定部材92を力伝達手段430と別に独立して形成している。その他の構成は第一実施形態と同様の構成であり、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。力伝達手段430は、固定部432と可撓部434をくびれ部436を介して接続させている。固定部432は、一端を可撓部434と接続させて、他端をハウジング420に固定している。固定部材92は、可撓部434と対向するハウジング420の側面の間に固定部432と並べて配置し、一端を側面に接着固定させている。そして感圧素子40は、一端を可撓部434に固定し、他端を固定部材92に固定している。また固定部材92は、圧力センサの外形及び各部材の寸法を考慮して、温度変化による熱歪みの影響が感圧素子に及ばないように適宜材料及び寸法を設定することができる。
このような第5実施形態の圧力センサによれば、熱歪みの影響を受けない圧力センサを提供することができる。
第1実施形態の圧力センサの説明図である。 第2実施形態の圧力センサの説明図である。 第3実施形態の圧力センサの説明図である。 第4実施形態の圧力センサの説明図である。 第5実施形態の圧力センサの説明図である。 従来の圧力センサの説明図である。
符号の説明
1………圧力センサ、2………ハウジング、3………感圧素子、4………カンチレバー、5………第一ベローズ、6………第二ベローズ、7………圧力導入口、8………コネクタ、10、100、200、300、400………圧力センサ、20、120、220、320、420………ハウジング、22………圧力導入口、30、230、330、430………力伝達手段、32、232、332、432………固定部、34、234、334、434………可撓部、35………受圧面、36、236、336、436………くびれ部、40………感圧素子、50………第一ベローズ、51、61………開口部、52、62………受圧部、60………第二ベローズ、70、270、370………力伝達シャフト、74………大気開放管、75………コネクタ、80、380………凹陥部、90、190、290、390………ガード、92………固定部材。

Claims (5)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに固定する固定部と、前記固定部と支点を介して揺動自在に接続した可撓部とからなる力伝達手段と、
    一端を前記固定部に固定し、他端を前記可撓部に固定した感圧素子と、
    前記可撓部の第一の受圧面に第一の受圧部外壁を接触させた第一ベローズと、
    第二の受圧部外壁を前記ハウジング外に突出させた第二ベローズと、
    一端を前記第二ベローズの内部を通して前記第二ベローズの受圧部内壁に接し、他端を前記可撓部の第二の受圧面に接して前記可撓部と前記第二ベローズの受圧部とを接続する力伝達シャフトと、
    を備えたことを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記請求項1に記載の圧力センサにおいて、
    前記ハウジングは、前記可撓部の前記第二の受圧面と対向する位置に第二ベローズの長手方向に沿って凹陥部を形成し、
    前記凹陥部から前記第二ベローズの前記第二の受圧部外壁を突出させたことを特徴とする圧力センサ。
  3. 前記請求項1に記載の圧力センサにおいて、
    前記第一ベローズは、開放部が前記可撓部と対向する前記固定部を貫通させて前記ハウジングに固定されていることを特徴とする圧力センサ。
  4. 前記請求項3に記載の圧力センサにおいて、
    前記可撓部の同一面側に前記支点を挟んで前記第一ベローズと前記第二ベローズを並列に配置したことを特徴とする圧力センサ。
  5. 前記ハウジングは、前記第二ベローズを覆うガードを設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1に記載の圧力センサ。
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