JP2010016639A - 画像読取装置、画像読取制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像読取装置、画像読取制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】間欠制御の前後で画像読取のずれを適切に防止することのできる画像読取装置、画像読取制御方法、及びプログラムの提供を目的とする。
【解決手段】原稿に対する読取手段の相対的な移動について所定時間の減速、所定時間の戻り、及び停止状態からの所定時間の加速を含む間欠制御が可能な画像読取装置であって、前記読取手段のlsync周期を基準とした減速開始時間に基づいて、前記読取手段のlsync周期を基準とした加速開始時間を算出する加速開始時間算出手段と、前記加速開始時間に前記読取手段の加速を開始させる制御手段とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像読取装置、画像読取制御方法、及びプログラムに関し、特に間欠的に画像読取を実行することができる画像読取装置、画像読取制御方法、及びプログラムに関する。
イメージスキャナなどの画像読取装置では、固定した原稿面に対して光学系を移動させつつ、原稿面をライン状に順次走査を行うことで原稿面の読み取りを行う原稿固定方式と固定した光学系に対して原稿面を移動させることで原稿面の読み取りを行う原稿移動方式のいずれかが採用されている。このような画像読取装置は他の装置の画像入力部として用いられることが多い。この場合、画像読取装置と他の装置との間にはバッファメモリが設けられるのが一般的である。画像読取装置の画像読取速度と、他の装置の画像読み出し速度とは必ずしも一致せず、その速度差を吸収する必要があるからである。但し、大容量のメモリを用いることは装置のコストアップを招くことになるため、コストミニマムを意識した設計を行う際には、使用するメモリサイズに制限を与える必要がある。そこで、従来、画像読取動作を間欠的に行なうことでバッファメモリの少量化が図られている(例えば、特許文献1)。
図1は、従来の画像読取装置における間欠読取動作を説明するためのフローチャートである。
例えば、オペレーションパネル等を介して画像の読み取り開始指示が入力されると(S11でYES)、読取光学系を移動させて原稿からの画像の読み取りを開始し(S12)、画像の読み取りを実行する(S13)。続いて、読取終了位置(読取開始からのライン数で特定される所定の位置)であるか否かを判定する(S14)。読取終了位置でない場合(S14でNO)、間欠動作の要否を判定する(S15)。間欠動作の要否は、例えば、メモリフル(又はニアフル)の発生の有無等に基づいて判定される。間欠動作は不要であると判定した場合(S15でNO)、ステップS13以降を繰り返す(すなわち、画像の読み取りを継続する。)。
間欠動作が必要であると判定した場合(S15でYES)、読取停止信号を発生させ、画像の読取動作を一時停止させる。その後、メモリフルの解消等により画像読取の再開が可能となり、他の装置等から画像読取再開指示が入力されると(S17でYES)、読取停止信号を解除し、画像読取動作を再開する(S12)。画像読取動作中において読取終了位置に達すると(S14でYES)、画像の読み取りを終了する(S18)。
なお、従来、間欠読取動作において画像読取を一時停止又は再開させる際には、読取光学系の加減速が行われる。これは、画像読取装置の振動最適化、モータの脱調の問題があるためである。ここで、読取光学系の加減速中は、読み取った画像データの画質を保障するため画像読取は行われない。すなわち、図2に示されるように、読取光学系が定速移動しているときにのみ画像読取は行われる。
図2は、間欠読取動作における読取光学系の移動速度と時間との関係を示す図である。同図において、横軸は時間を示し、縦軸は読取光学系の移動速度を示す。
期間p1は、読取光学系送り加速期間である。当該期間において画像読取装置は、読取光学系を読取開始位置まで副走査方向に加速移動させる。続いて、期間p2は、読取光学系送り定速期間である。当該期間において画像読取装置は、読取光学系を副走査方向に定速移動させる。続いて、期間p3は、読取光学系送り減速期間である。当該期間において画像読取装置は、読取光学系の動作を間欠させるため、副走査方向に減速移動させる。続いて、期間p4は、読取光学系停止期間である。すなわち、当該期間において読取光学系の移動は停止する。続いて、期間p5は、読取光学系戻し加速期間である。当該期間において画像読取装置は、読取光学系を副走査方向に対し逆方向に加速移動させる。続いて、期間p6は、読取光学系戻し定速期間である。当該期間において画像読取装置は、読取光学系を副走査方向に対し逆方向に定速移動させる。続いて、期間p7は、読取光学系戻し減速期間である。当該期間において画像読取装置は、読取光学系を副走査方向に対し逆方向に減速移動させる。
以上のような、読取光学系の移動速度と移動位置との関係は一定となるように制御される。
特許第3701621号公報
しかしながら、従来の間欠読取技術では、読取光学系の主走査方向の同期信号であるlsync信号と画像読取動作制御部(読取光学系の移動制御部)とは、読取光学系及びモータの特性を保つために非同期で制御されていた。すなわち、間欠制御(間欠状態への移行による画像読取の一時停止及び間欠状態からの復帰による画像読取の再開)は、lsync信号に同期していなかった。その結果、間欠制御前後で読取画像の抜けや重複が最大で1ライン分発生し、画質を保障できなくなってしまうという問題があった。
図3は、従来の読取光学系の位置とlsync信号との関係を説明するための図である。
同図において横軸は時間(単位はlsync周期)、縦軸は読取光学系の位置、傾きは読取光学系の移動速度を示す。また、破線の矢印は加速時又は減速時を示し、実線の矢印は定速時を示す。
画像読取はlsync信号に同期して実行される。したがって、間欠制御前の画像読取期間Aにおいて画像読取領域aが読み取られ、間欠制御後の画像読取期間Bにおいて画像読取領域bが読み取られる。しかし、間欠制御(期間)はlsync信号と同期していないため、同図の例では、画像読取不可領域が発生してしまっている。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、間欠制御の前後で画像読取のずれを適切に防止することのできる画像読取装置、画像読取制御方法、及びプログラムの提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明は、原稿に対する読取手段の相対的な移動について所定時間の減速、所定時間の戻り、及び停止状態からの所定時間の加速を含む間欠制御が可能な画像読取装置であって、前記読取手段のlsync周期を基準とした減速開始時間に基づいて、前記読取手段のlsync周期を基準とした加速開始時間を算出する加速開始時間算出手段と、前記加速開始時間に前記読取手段の加速を開始させる制御手段とを有する。
このような画像読取装置では、間欠制御の前後で画像読取のずれを適切に防止することができる。
本発明によれば、間欠制御の前後で画像読取のずれを適切に防止することのできる画像読取装置、画像読取制御方法、及びプログラムを提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図4は、本発明の実施の形態の原理を説明するための図である。
同図では、画像読取装置において、間欠制御による画像読取の一時停止状態(間欠状態)から読取再開を行う際における読取光学系の位置とlsync信号(主走査方向の同期信号)との関係について、発生しうる3つのケースを示している。各ケースおいて、読取光学系(読取手段)の動作状態は、停止状態、加速状態、及び定速(等速)状態の順で遷移する。そのうち定速状態においてのみ画像読取が実行される。画像読取の再開はlsync信号に同期して実行される。また、加速状態の時間(期間)は、CPU等の制御部によって与えられるため、固定的であり、ケース間で差異はない。
ケースAは、間欠状態から復帰後の画像読取再開位置Aが、間欠状態への移行前の画像読取位置(間欠前画像読取位置)より先であるケースである。この場合、画像の読み飛ばし(画像読み飛ばし領域)が発生する。ケースBは、間欠状態から復帰後の画像読取再開位置Bが、間欠前画像読取位置に一致するケースである。この場合、画像読取のずれ(画像の読み飛ばし又は読取画像の重複)は発生しない。ケースCは、間欠状態から復帰後の画像読取再開位置Cが、間欠前画像読取位置より手前であるケースである。この場合、読取画像の重複が発生する。なお、図中において、時間A、時間B、時間Cは、各ケースにおける、lsync信号からの読取光学系の加速開始時間を示す。
同図より、間欠制御の前後で画像読取のずれを起こさないためにはケースBのタイミングで間欠状態から復帰すればよいことが分かる。読取光学系の加速時間は与えられている(固定的である)ので、時間Bを算出すればケースBの再現が可能である。したがって、本実施の形態の画像読取装置は、時間Bを算出することによって、間欠制御の前後で画像読取のずれを回避する。
続いて、時間Bの算出方法について説明する。間欠制御の期間は、減速期間、戻り期間(スイッチバック期間)、加速期間に大別される。減速期間は、定速状態の読取光学系の速度を一定の減速度で減速させる期間である。減速期間の終了後、読取光学系は停止する。戻り期間は、読取光学系の位置を戻す(副走査方向における読取方向に対して逆行させる)期間である。戻り期間の終了後、読取光学系は停止する。加速期間は、画像読取を再開するために読取光学系を停止状態から定速状態まで一定の加速度で加速する期間である。
間欠制御の前後で画像読取のずれを防止するためには、少なくとも、減速期間における移動距離(減速距離)と加速期間における移動距離(加速距離)との和が戻り期間における移動距離(戻り距離)以上である必要がある。仮に、減速距離と加速距離との和が戻り距離より小さい場合、加速期間が終了した時点において、減速を開始した位置を通過してしまっており、確実に画像の読み飛ばしが発生するからである。なお、減速距離(減速期間)、戻り距離(戻り期間)、加速距離(加速期間)は、ハードウェアの仕様として固定的に定められている。
まず、画像読取装置のハードウェア仕様において、「戻り距離=減速距離+加速距離」が成立する場合の時間B(lsync周期を基準とした加速開始時間)の算出方法について説明する。図5は、戻り距離=減速距離+加速距離の場合のlsync周期を基準とした加速開始時間の算出方法を説明するための図である。同図において、横軸は時間(クロックパルス(clk))、縦軸は、読取光学系の移動速度を示す。
同図では、減速期間はクロック6パルス、戻り期間はクロック6パルス、加速期間はクロック6パルスの例が示されている。戻り距離=減速距離+加速距離の場合、加速期間の終了時(ポイントB)における読取光学系の副走査方向の位置は、減速期間の開始時(ポイントA)における位置と同じである。但し、これだけでは、間欠制御前後における画像のずれは確実には解消されない。画像読取はlsyncに同期して実行されるのに対し、間欠制御はlsync信号とは非同期に実行されるからである。
そこで、本実施の形態では、ポイントAとポイントBとについて、lsync周期を基準とした時間(直前のlsync信号からの時間)が同じとなるように加速開始時間を制御する。そうすることにより、加速終了時(すなわち、定速期間開始時)において、副走査方向における位置とlsync周期を基準とした時間とについて減速開始時と同じ状態を再現することができる。よって画像読取のずれを防止することができる。なお、図5は、そのように制御された例を示す。すなわち、ポイントAのlsync周期を基準とした時間はクロック1パルスであり、ポイントBのlsync周期を基準とした時間もクロック1パルスである。斯かる加速開始時間は、以下の式(1)によって算出することができる。
Figure 2010016639
例えば、図5において、lsync周期はクロック4パルス、読取光学系の加速期間はクロック6パルス、減速開始時から次のlsync信号までの時間はクロック3パルスである。これを式(1)に当てはめると、lsync周期を基準とした加速開始時間はクロック3パルスとなり、図5の状態に一致する。
次に、画像読取装置のハードウェア仕様において、「戻り距離>減速距離+加速距離」が成立する場合の時間B(lsync周期を基準とした加速開始時間)の算出方法について説明する。図6は、戻り距離>減速距離+加速距離の場合のlsync周期を基準とした加速開始時間の算出方法を説明するための図である。同図の見方は図5と同じである。
同図では、減速期間はクロック6パルス(clk)、戻り期間はクロック8パルス、加速期間はクロック6パルスの例が示されている。戻り距離>減速距離+加速距離の場合、加速期間の終了時(ポイントB)における読取光学系の副走査方向の位置は、減速期間の開始時(ポイントA)における位置より手前である(ポイントAにおける位置まで到達(復帰)していない)。したがって、加速期間後の定速期間における移動によってポイントAにおける位置まで復帰する。図中では、定速期間においてポイントAにおける位置まで復帰する時点はポイントCとして示されている。すなわち、加速期間の終了時(定速期間の開始時)からポイントCまでの期間を定速補正期間と呼び、定速補正期間における読取光学系の移動距離を定速補正距離と呼ぶこととすると、以下の関係が成立することになる。
戻り距離=減速距離+加速距離+定速補正距離
そこで、本実施の形態では、図5と同様の理屈により、lsync周期を基準としたポイントCの時間がlsync周期を基準としたポイントAの時間と同じになるように加速開始時間を制御する。
斯かる加速開始時間は、以下の式(2)によって算出することができる。
Figure 2010016639
式(2)は、式(1)における加速時間の項を(加速時間+定速補完時間)によって置き換えたものである。なお、定速補正時間は以下の式で算出すればよい。
定速補正時間={戻り距離−(減速距離+加速距離)}÷読取光学系の定速移動速度
ここで、読取光学系の定速移動速度は画像読取装置のハードウェア仕様により決定されている。
例えば、図6において、lsync周期はクロック4パルス、読取光学系の加速期間はクロック6パルス、定速補正時間はクロック3パルス、減速開始時から次のlsync信号までの時間はクロック3パルスである。これを式(1)に当てはめると、lsync周期を基準とした加速開始時間はクロック4パルス(=クロック0パルス)となり、図6の状態に一致する。
なお、式(1)は、式(2)において定速補正時間=0の場合に一致する。したがって、lsyncを基準とした加速開始時間は、式(2)によって一般化されているといえる。図5及び図6の双方の場合を総括すると、本実施の形態では、前記読取光学系が原稿に対して相対的に定速で移動可能な状態における読取光学系の原稿に対する相対的な位置が減速開始時の前記原稿に対する相対的な位置と一致するときのlsync周期を基準とした時間が、lsync周期を基準とした減速開始時間と一致するように加速開始時間を算出する
以下、更に具体的に説明する。図7は、本発明の実施の形態における画像読取装置の構成例を示す図である。同図において画像読取装置100は、画像読取部110及び画像形成部120を備える。
画像読取部110は、CCD(Couple Charge Device)や、CIS(Contact Image Sensor)等の読取光学系(読取センサ)により、原稿を光学的に読み取り、電子データ(画像データ)に変換する装置である。画像読取方式には、原稿を固定し、読取センサを移動させつつ原稿面をライン状に走査することで画像読取を行うフラットベッド方式(FB(Flat Bed)方式)、固定した読取センサに対して原稿面を移動させることによって画像読取を行う移動原稿方式(ADF(Auto Document Feeder)方式)等がある。本実施の形態において、読取光学系の移動は原稿に対して相対的なものをいう。したがって、本実施の形態には、フラットベッド方式及び移動原稿方式のいずれをも適用可能である。なお、画像読取部110は、読取光学系を移動させるためのモータ等を備える。
画像形成部120は、画像読取部110により読み取られた画像データを出力可能な形式(非図示の画像出力装置等によって出力可能な形式)にして出力する部分であり、画像入力部130、メモリ140、読取動作制御部150、及び画像形成制御部160等を備える。
画像入力部130は、画像読取部110により読み取られた画像データをメモリ140に書き込む処理を行う。また、画像データに対して、ライン間補正、シェーディング補正、フィルタ処理等の画像処理を行なってもよい。
メモリ140は、画像入力部130により書き込まれる画像データを保持する記録媒体である。メモリ140の空き領域に応じて、間欠制御の要否が判断される。すなわち、画像読取部110が原稿を一定距離(一定ライン数)読み取った際に、メモリ140に十分な空き領域があれば読取動作を継続し、十分な空き領域がなければ間欠制御が行なわれる。
読取動作制御部150及び画像形成制御部160(メモリ153を除く)は、画像読取装置100の非図示のCPUに処理を実行させることによりその機能を実現するソフトウェアプログラムである。
読取動作制御部150は、画像読取信号生成部151、画像読取駆動制御部152、及びメモリ153等を有する。
画像読取信号生成部151は、lsync信号及び読取光学系に対する駆動信号等の生成を行う。画像読取駆動制御部152は、読取動作設定部162に対する設定に応じて画像読取部110の駆動制御を行う。より詳しくは、画像読取部110が備えるモータによる読取光学系の原稿に対する移動の加減速の制御を行う。メモリ153は、間欠制御における加速時間、減速時間等が登録された加減速テーブルを保持する。画像読取駆動制御部152は、加減速テーブルに登録された値に従って、読取光学系の加減速の制御を行う。但し、加減速テーブルは必須ではない。加減速テーブルに登録される値は、予め画像読取駆動制御部152にロジックとして組み込まれていてもよい。
画像形成制御部160は、間欠動作制御部161、読取動作設定部162、メモリ管理部163、及び加速開始時間計算部164等を有する。
間欠動作制御部161は、メモリ140の空き容量に応じて、間欠制御を行う。具体的には、間欠状態への移行指示、読取再開指示等を画像読取駆動制御部152に出力する。読取動作設定部162は、読取動作制御部150に対して動作設定を行う。設定項目としては、例えば、主走査方向及び副走査方向の画像の読取サイズ、解像度、モータ動作モード等が有る。メモリ管理部162は、メモリ140の空き領域の管理を行う。メモリ管理の方法としては、例えば、メモリ領域を複数のブロックに分割して管理するバンク管理等がある。加速開始時間計算部164は、lsync周期を基準とした読取光学系の加速開時間を算出する。
以下、画像読取装置100の処理手順について説明する。図8は、本実施の形態の画像読取装置における間欠読取動作を説明するためのフローチャートである。
例えば、非図示のオペレーションパネル等の入力手段を介して画像の読み取り開始指示が入力されると(S101でYES)、画像読取駆動制御部152による制御に基づいて、画像読取部110は、読取光学系を原稿に対して加速移動させた後、定速移動させる(S102)。続いて、画像読取部110は、画像読取信号生成部151からのlsync信号に同期させて画像読取を実行する(S103)。画像読取は、読取終了位置(読取開始からのライン数で特定される所定の位置)に到達するまで実行される(S104)。
画像読取部110によって読み取られた画像データは画像入力部130によってメモリ140に書き込まれる。メモリ管理部163がメモリ140のメモリフル又はニアフルを検知すると、間欠動作制御部161は、間欠動作が必要であると判定し、間欠制御を開始する(S105でYES)。
まず、間欠動作制御部161は、現時点のlsync周期を基準とした時間を非図示のRAM等に記録する(S106)。ここで、現時点のlsync周期を基準とした時間は、lsync信号を基準とした減速開始時(間欠状態への移行開始時)の時間に相当する。続いて、間欠動作制御部161は、画像読取駆動制御部152を介して読取光学系の移動速度をハード的に決定された減速度で所定期間(加減速テーブルに登録された減速期間)減速させ(S107)、停止させる(S108)。なお、読取光学系の減速に応じ、画像データの読み取りは中断される。続いて、間欠動作制御部161は、読取光学系の位置を予め定められた戻り距離分だけ戻す(S109)。
その後、メモリ管理部163が、メモリ140におけるメモリフルの解消等、画像読取の再開が可能となったことを検知すると(S110)、加速開始時間計算部164は、式(2)に基づいてlsync信号を基準とした読取光学系の加速開始時間を算出する(S111)。この際、式(2)における加速時間には加減速テーブルに登録されている加速時間が当てはめられる。また、減速開始時からlsync信号までの時間には、ステップS106において記録されたlsync周期を基準とした減速開始時の時間をlsync周期より減じた値(lsync周期−lsyncを基準とした減速開始時間)が当てはめられる。但し、ステップS106において、予め当該値(lsync周期−lsyncを基準とした減速開始時間)を記録しておいてもよい。なお、定速補正時間及びlsync周期は予め定められている(既知である)。
続いて、間欠動作制御部161は、算出された加速開始時間のタイミングで画像読取駆動制御部152に対して画像読取の再開指示を出力する(S112)。当該再開指示に応じ、画像読取駆動制御部152は、読取光学系を加減速テーブルに登録されている加速時間分加速移動させた後、定速移動を開始させる(S102)。定速移動開始後(定速移動開始時も含む。)、lsync信号に同期して画像読取部110は画像読取を再開する(S103)。
図8において説明した動作をより具体的な事例に当てはめて説明する。以下の説明では、画像読取装置100の通常時(非間欠動作時)における動作が図9に示されるようなものである場合を例とする。
図9は、本実施の形態の画像読取装置による非間欠動作時のlsync信号と画像読取位置との関係を示す図である。
同図に示されるように、画像読取装置100は、1ラインをクロック4パルス(pulse)で読み取り、各ラインを連続的に読み取っていく。すなわち、同図において、画像読取位置(画像読取時の読取光学系の位置)は、1ラインを4つの領域に等分して表現している(例えば、1ライン目は、領域0、領域1、領域2、及び領域3より構成される。)。また、画像読取装置100のlsync周期は、クロック4パルスである。
図10は、間欠動作時のlsync信号と画像読取位置との関係を示す図である。同図では、減速期間はクロック6パルス、加速期間はクロック6パルス、定速補正期間はクロック4パルスであり、領域8の終端において間欠制御に遷移(読取光学系の減速を開始)する例についてケースA、ケースB、及びケースCの三つのケースが示されている。各ケースについて、ハッチングが施されている領域は、画像読取が実行される領域である。
このうちケースBが本実施の形態における画像読取装置100に係るものである。すなわち、ケースBでは、式(2)に基づいた加速開始時間(lsyncを基準とした時間がクロック3パルスの時点)から読取光学系の加速移動が開始されている。具体的には、減速開始時からlsync信号までの時間はクロック3パルスであり、その他のパラメータは上記した通りであるため、加速開始時間はクロック3パルスである。その結果、減速開始時の位置と定速補正期間終了時の位置は領域8の終端で一致している。また、減速開始時と定速補正期間終了時のそれぞれのlsyncを基準とした時間と定速補正開始終了時のlsync周期を基準とした時間はクロック1パルスで一致している。その結果、間欠制御の復帰後は位置8より画像読取が実行され、画像読取のずれは発生していない。
一方、ケースAは、式(2)に基づいた加速開始時間よりクロック1パルス早く加速を開始した例である。その結果、間欠制御の復帰後は領域9より画像読取が実行され、領域8について読み飛ばしが発生している。
また、ケースCは、式(2)に基づいた加速開始時間よりクロック1パルス遅く加速を開始した例である。その結果、間欠制御の復帰後は領域7より画像読取が実行され、領域7について重複読取が発生している。
上述したように、本実施の形態における画像読取装置100によれば、どの様なタイミングで画像読取の再開が可能となっても(メモリフル等が解消しても)、間欠制御の前後での画像読取のずれの発生を防止することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
従来の画像読取装置における間欠読取動作を説明するためのフローチャートである。 間欠読取動作における読取光学系の移動速度と時間との関係を示す図である。 従来の読取光学系の位置とlsync信号との関係を説明するための図である。 本発明の実施の形態の原理を説明するための図である。 戻り距離=減速距離+加速距離の場合のlsync周期を基準とした加速開始時間の算出方法を説明するための図である。 戻り距離>減速距離+加速距離の場合のlsync周期を基準とした加速開始時間の算出方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態における画像読取装置の構成例を示す図である。 本実施の形態の画像読取装置における間欠読取動作を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態の画像読取装置による非間欠動作時のlsync信号と画像読取位置との関係を示す図である。 間欠動作時のlsync信号と画像読取位置との関係を示す図である。
符号の説明
100 画像読取装置
110 画像読取部
120 画像形成部
130 画像入力部
140 メモリ
150 読取動作制御部
151 画像読取信号生成部
152 画像読取駆動制御部
153 メモリ
160 画像形成制御部
161 間欠動作制御部
162 読取動作設定部
163 メモリ管理部
164 加速開始時間計算部

Claims (12)

  1. 原稿に対する読取手段の相対的な移動について所定時間の減速、所定時間の戻り、及び停止状態からの所定時間の加速を含む間欠制御が可能な画像読取装置であって、
    前記読取手段のlsync周期を基準とした減速開始時間に基づいて、前記読取手段のlsync周期を基準とした加速開始時間を算出する加速開始時間算出手段と、
    前記加速開始時間に前記読取手段の加速を開始させる制御手段とを有する画像読取装置。
  2. 前記加速開始時間算出手段は、
    前記加速後、前記読取手段が前記原稿に対して相対的に定速で移動可能な状態における前記読取手段の前記原稿に対する相対的な位置が前記減速開始時の前記原稿に対する相対的な位置と一致するときのlsync周期を基準とした時間が、前記lsync周期を基準とした減速開始時間と一致するように前記加速開始時間を算出する請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記加速開始時間算出手段は、
    前記加速終了時の前記読取手段の前記原稿に対する相対的な位置が前記減速開始時の前記読取手段の前記原稿に対する相対的な位置と一致するときのlsync周期を基準とした時間が、前記lsync周期を基準とした減速開始時間と一致するように前記加速開始時間を算出する請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記加速開始時間算出手段は、
    前記加速終了後の定速移動中における前記読取手段の前記原稿に対する相対的な位置が前記減速開始時の前記読取手段の前記原稿に対する相対的な位置と一致するときのlsync周期を基準とした時間が、前記lsync周期を基準とした減速開始時間と一致するように前記加速開始時間を算出する請求項2記載の画像読取装置。
  5. 原稿に対する読取手段の相対的な移動について所定時間の減速、所定時間の戻り、及び停止状態からの所定時間の加速を含む間欠制御が可能な画像読取装置が実行する画像読取制御方法であって、
    前記読取手段のlsync周期を基準とした減速開始時間に基づいて、前記読取手段のlsync周期を基準とした加速開始時間を算出する加速開始時間算出手順と、
    前記加速開始時間に前記読取手段の加速を開始させる制御手順とを有する画像読取制御方法。
  6. 前記加速開始時間算出手順は、
    前記加速後、前記読取手段が前記原稿に対して相対的に定速で移動可能な状態における前記読取手段の前記原稿に対する相対的な位置が前記減速開始時の前記原稿に対する相対的な位置と一致するときのlsync周期を基準とした時間が、前記lsync周期を基準とした減速開始時間と一致するように前記加速開始時間を算出する請求項5記載の画像読取制御方法。
  7. 前記加速開始時間算出手順は、
    前記加速終了時の前記読取手段の前記原稿に対する相対的な位置が前記減速開始時の前記読取手段の前記原稿に対する相対的な位置と一致するときのlsync周期を基準とした時間が、前記lsync周期を基準とした減速開始時間と一致するように前記加速開始時間を算出する請求項6記載の画像読取制御方法。
  8. 前記加速開始時間算出手順は、
    前記加速終了後の定速移動中における前記読取手段の前記原稿に対する相対的な位置が前記減速開始時の前記読取手段の前記原稿に対する相対的な位置と一致するときのlsync周期を基準とした時間が、前記lsync周期を基準とした減速開始時間と一致するように前記加速開始時間を算出する請求項6記載の画像読取制御方法。
  9. 原稿に対する読取手段の相対的な移動について所定時間の減速、所定時間の戻り、及び停止状態からの所定時間の加速を含む間欠制御が可能な画像読取装置に、
    前記読取手段のlsync周期を基準とした減速開始時間に基づいて、前記読取手段のlsync周期を基準とした加速開始時間を算出する加速開始時間算出手順と、
    前記加速開始時間に前記読取手段の加速を開始させる制御手順とを実行させるためのプログラム。
  10. 前記加速開始時間算出手順は、
    前記加速後、前記読取手段が前記原稿に対して相対的に定速で移動可能な状態における前記読取手段の前記原稿に対する相対的な位置が前記減速開始時の前記原稿に対する相対的な位置と一致するときのlsync周期を基準とした時間が、前記lsync周期を基準とした減速開始時間と一致するように前記加速開始時間を算出する請求項9記載のプログラム。
  11. 前記加速開始時間算出手順は、
    前記加速終了時の前記読取手段の前記原稿に対する相対的な位置が前記減速開始時の前記読取手段の前記原稿に対する相対的な位置と一致するときのlsync周期を基準とした時間が、前記lsync周期を基準とした減速開始時間と一致するように前記加速開始時間を算出する請求項10記載のプログラム。
  12. 前記加速開始時間算出手順は、
    前記加速終了後の定速移動中における前記読取手段の前記原稿に対する相対的な位置が前記減速開始時の前記読取手段の前記原稿に対する相対的な位置と一致するときのlsync周期を基準とした時間が、前記lsync周期を基準とした減速開始時間と一致するように前記加速開始時間を算出する請求項10記載のプログラム。
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