JPH08139862A - 画像読み取り装置およびスキャナモータ駆動方法 - Google Patents

画像読み取り装置およびスキャナモータ駆動方法

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JPH08139862A
JPH08139862A JP6274883A JP27488394A JPH08139862A JP H08139862 A JPH08139862 A JP H08139862A JP 6274883 A JP6274883 A JP 6274883A JP 27488394 A JP27488394 A JP 27488394A JP H08139862 A JPH08139862 A JP H08139862A
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scanning
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JP6274883A
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English (en)
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Yasuyuki Aiko
靖之 愛甲
Hiroaki Takeda
浩明 武田
Hidehiko Asai
英彦 浅井
Sunao Suzuki
直 鈴木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 初回走査開始前、あるいは部分走査終了後は
光学スキャナ(図示せず)は走査開始位置に停止して待
機している。但し、この時でもCCDクロック207は
一定周期で発生しており、従ってCCD同期信号として
のカウンタ出力209もあらかじめ定められたカウンタ
値による一定周期で発生している。ここで前回の走査で
読み取られた既読み取り画像データの転送が終了する
と、不図示のコントローラよりの走査開始要求信号20
8が発生する。したがって、これより後の最初のカウン
タ出力209により、モータ駆動開始要求信号としての
割り込み信号210が発生する。CPU6は割り込み信
号210の受信後、一定の加速度であらかじめ定められ
た走査速度まで光学スキャナ1を加速するようにモータ
駆動信号211を発生する。 【効果】 カウンタ出力209とモータ駆動信号211
の位相差は、全ての読み取り位置で毎回同一となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像を走査して読
み取る画像読み取り装置、および、スキャナモータ駆動
方法に関するものである。
【0002】更に詳述すれば、本発明は、原稿画像の情
報を読み取り同期信号に従って順次読み取る情報読み取
り手段と、該情報読み取り手段の読み取り方向と直交す
る副走査方向に読み取り位置を移動・走査させる読み取
り位置移動手段とを有する画像読み取り装置、ならび
に、原稿画像の情報を読み取り同期信号に従って順次読
み取る情報読み取り手段と、該情報読み取り手段の読み
取り方向と直交する副走査方向に読み取り位置を移動・
走査させる読み取り位置移動手段とを有する画像読み取
り装置において、該読み取り位置移動手段を駆動するた
めのスキャナモータを制御するスキャナモータ駆動方法
に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の装置には画像読み取り手
段としてのリニア型CCDと、読み取り位置移動手段と
しての駆動モータ+移動ミラー台とから構成されるデジ
タル複写機の画像スキャナ部等が知られており、読み取
り画像情報保持手段(メモリ)の容量を少なくするよう
に一回の走査では一部の画像領域のみを読み取り、外部
転送などの処理を終了した後、次の走査で前回に続いた
領域の読み取りを行っている。そして、以上の処理を繰
り返す事で、最終的に画像領域全体の処理を行うように
構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来例では、上記CCDの読み取り同期信号と駆動モ
ータの駆動信号とはそれぞれ独立して非同期に発生され
ているので、第一の画像領域と第二の画像領域の境界で
図8に示すように、CCD同期信号209とステップモ
ータの駆動信号211との間に時間tの同期ズレが発生
する可能性がある。従って、読み取り位置移動手段が一
定速度vで移動していたとした場合、L=vtの長さ分
だけ副走査方向に於ける読み取り位置に誤差が生じ、最
終的に連結した画像にズレが生じてしまうという欠点が
あった。
【0005】1)よって本発明の第1の目的は、原稿画
像の読み取り同期信号と光学系の駆動信号との位相関係
を一定にした画像読み取り装置およびスキャナモータ駆
動方法を提供することにある。
【0006】2)本発明の第2の目的は、光学系の駆動
開始時に原稿画像の読み取り同期信号を初期化すること
により、上記の両信号の位相関係を一定に保つよう構成
した画像読み取り装置およびスキャナモータ駆動方法を
提供することにある。
【0007】3)本発明の第3の目的は、スキャナモー
タの駆動信号の周期を制御することにより、上記の両信
号の位相関係を一定に保つよう構成した画像読み取り装
置およびスキャナモータ駆動方法を提供することにあ
る。
【0008】4)本発明の第4の目的は、画像領域の一
部を読み取る走査を複数回行うことで画像全体を読み取
る際にも、上記の両信号の位相関係を一定に保つよう構
成した画像読み取り装置およびスキャナモータ駆動方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
1)本発明の第1の目的を達成するために、本発明の一
方の形態では、原稿画像の情報を同期信号に従って順次
読み取る情報読み取り手段と、該情報読み取り手段の読
み取り方向と直交する副走査方向に読み取り位置を移動
・走査させる読み取り位置移動手段とを有する画像読み
取り装置において、前記同期信号に応答して、前記読み
取り位置移動手段を始動させるためのモータ駆動信号を
発生する同期化手段を具備したものである。
【0010】また、本発明の他方の形態では、原稿画像
の情報を同期信号に従って順次読み取る情報読み取り手
段と、該情報読み取り手段の読み取り方向と直交する副
走査方向に読み取り位置を移動・走査させる読み取り位
置移動手段とを有する画像読み取り装置において、該読
み取り位置移動手段を駆動するためのスキャナモータを
制御する際に、前記同期信号に応答して、前記読み取り
位置移動手段を始動させるためのモータ駆動信号を発生
するものである。
【0011】2)本発明の第2の目的を達成するため
に、本発明の一方の形態では、前記同期化手段に替え
て、前記読み取り位置移動手段の始動時に前記情報読み
取り手段の同期信号を初期化する第2の同期化手段を具
備したものである。
【0012】また、本発明の他方の形態では、原稿画像
の情報を同期信号に従って順次読み取る情報読み取り手
段と、該情報読み取り手段の読み取り方向と直交する副
走査方向に読み取り位置を移動・走査させる読み取り位
置移動手段とを有する画像読み取り装置において、該読
み取り位置移動手段を駆動するためのスキャナモータを
制御する際に、前記読み取り位置移動手段の始動時に前
記情報読み取り手段の同期信号を初期化するものであ
る。
【0013】3)本発明の第3の目的を達成するため
に、本発明の一方の形態では、前記同期化手段に替え
て、前記読み取り位置移動手段の駆動信号と前記情報読
み取り手段の同期信号の位相差を測定し、該駆動信号の
周期を調整することで該位相差を相殺する第2の同期化
手段を具備したものである。
【0014】また、本発明の他方の形態では、原稿画像
の情報を同期信号に従って順次読み取る情報読み取り手
段と、該情報読み取り手段の読み取り方向と直交する副
走査方向に読み取り位置を移動・走査させる読み取り位
置移動手段とを有する画像読み取り装置において、該読
み取り位置移動手段を駆動するためのスキャナモータを
制御する際に、前記読み取り位置移動手段の駆動信号と
前記情報読み取り手段の同期信号の位相差を測定し、該
駆動信号の周期を調整することで該位相差を相殺するも
のである。
【0015】4)本発明の第4の目的を達成するため
に、本発明の一方の形態では、前記副走査方向の読み取
りは1枚の原稿に対して複数回行われること、あるい
は、1回の副走査方向の読み取り時に原稿の部分領域の
情報のみが読み取られることとする。
【0016】また、本発明の他方の形態では、同様に、
前記副走査方向の読み取りは1枚の原稿に対して複数回
行われること、あるいは、1回の副走査方向の読み取り
時に原稿の部分領域の情報のみが読み取られることとす
る。
【0017】
【作用】
1)本発明の上記構成によれば、原稿画像の読み取り同
期信号と光学系の駆動信号との位相関係を一定にした画
像読み取り装置およびスキャナモータ駆動方法を得るこ
とができる。
【0018】2)本発明の上記構成によれば、光学系の
駆動開始時に原稿画像の読み取り同期信号を初期化する
ことにより、上記の両信号の位相関係を一定に保つよう
構成した画像読み取り装置およびスキャナモータ駆動方
法が得られる。
【0019】3)本発明の上記構成によれば、スキャナ
モータの駆動信号の周期を制御することにより、上記の
両信号の位相関係を一定に保つよう構成した画像読み取
り装置およびスキャナモータ駆動方法が得られる。
【0020】4)本発明の上記構成によれば、画像領域
の一部を読み取る走査を複数回行うことで画像全体を読
み取る際にも、上記の両信号の位相関係を一定に保つよ
う構成した画像読み取り装置およびスキャナモータ駆動
方法が得られる。より具体的には、走査開始時あるいは
走査開始後読み取り開始前にCCDの駆動信号と駆動モ
ータの駆動信号の同期をとるように構成することで、画
像の接続部でも読み取り位置のずれが生じなくなる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0022】実施例1 図1は、本発明を適用した画像読み取り装置を示す。本
図において、1は副走査方向に読み取り位置を移動する
光学スキャナであり、ステッピングモータ5によって駆
動される。また、4は光学系のホームポジションセンサ
であり、光学スキャナ1の走査開始位置決めを行う。
【0023】2は原稿台ガラスであり、3は原稿であ
る。7は情報読み取り手段としてのCCDセンサであ
り、光学ミラー8を介して原稿3のイメージ情報が順次
入力される。CCDセンサ7からの出力画像信号はアナ
ログデジタル変換部9でデジタル化され、画像記憶手段
としてのメモリ10に記憶される。さらにメモリ10
は、バス12を介して制御手段としてのCPU6に接続
されている。また、11は、外部転送手段としてのSC
SIコントローラであり、外部にある不図示のホストコ
ンピュータに対しSCSI I/F(インタフェース)
にて接続され、読み取った画像データの送受信を可能と
する。CPU6は、これら各ブロック全体のシーケンス
制御をコントロールする。
【0024】つぎに、本実施例の動作をシーケンスを順
に説明する。ここでは、A3原稿をスキャンする場合に
ついて説明する。
【0025】CPU6は、後述するルールに従いA3原
稿長(420mm)を、n回に分割してスキャンする。
スキャン速度は、標準速度(プリンタと同期)・スキャ
ン解像度・スキャナ倍率等から決定される。
【0026】いま、n=4とした等分割スキャンを行う
ものとすると、一回目のスキャンは、画像有効領域が、
0mmから105mmとなり、反転のためのロススキャ
ン(本実施例では3mmとする。)を含め、反転位置は
108mmと決定される。CPU6は、あるいは立ち上
がり加速特性を持たせて、光学スキャナ1を、目標速度
に等速駆動せしめ、ホームポジションセンサ4の出力変
化点を基準位置として、画像有効領域の区間を確実に等
速走査し、前述の所定の位置で反転させる。また、後進
時はより高速でホームポジションまで戻し、次のスター
トに備えて待機させる。その後、後述するタイミング
で、次のスキャンを開始する。
【0027】2回目のスキャンの画像有効領域は105
mmから210mmとなり、反転位置は、213mmと
なる。
【0028】ここで、0mmから105mm迄の区間
は、空スキャン領域となり、この領域では、有効領域直
前を除き、照明ランプを消灯していても構わない。さら
に、速度に関しても、有効領域直前を除き、高速化する
などしてもかまわない。
【0029】このように、指定された画像有効領域を確
実に等速走査した後に反転し、ホームポジションに戻
す。以上の動作を分割数分(n=4)だけ繰り返す。
【0030】なお、光学スキャナ1の反転ポジション
は、本実施例では、各画像有効領域+3mmとしたが、
常に原稿サイズ長全体を走査しながら、各々の画像有効
領域のみを、シフトしていっても構わない。
【0031】次にスキャン長の決定方法について説明す
る。まず、光学スキャナ1のセンサ出力情報に基づい
て、CPU6により主走査方向の原稿サイズが検知され
る。ここで、倍率・解像度は外部のホストコンピュータ
からコンピュータインターフェイス部(SCSIコント
ローラ11に含まれる)を介して指示される。
【0032】そこでCPU6は、原稿サイズ・倍率・解
像度から画像データのサイズを算出する。ここで画像デ
ータのサイズは、以下により求められる。いま原稿をA
4サイズとして、解像度については400dpi×40
0dpiで1dotを8bitの多値で読み取るものと
する。従って、この時の画像データのサイズは、16M
byteとなる。よって、メモリ10の容量が2Mby
teである場合スキャン回数は8回(n=8)となり、
1回のスキャン長は26.3mmとなる。またi回目の
スキャンは、(i−1)回目の画像データを外部のホス
トコンピュータに転送終了した後に開始される。
【0033】以下に、画像(読み取りのため)の同期信
号とモータ駆動信号の位相関係を補正する方法について
詳述する。
【0034】図2は、本実施例におけるCCD駆動回路
とスキャナモータ駆動部を示すブロック図である。ただ
し、図1と同様の構成要素には同一の番号を付してあ
る。
【0035】図2において、201はCCDセンサ7の
クロック発振器、202はカウンタ、204はスキャナ
モータ駆動回路である。また、5は読み取り位置移動手
段としてのステッピングモータ、6は制御部としてのC
PU、206はAND回路、207は発振器201から
のクロック信号、208は不図示のコントローラからの
走査開始要求信号、209はカウンタの出力信号、21
0はCPU6への割り込み信号、211はCPU6から
のモータ駆動信号である。また7は、画像読み取り手段
としてのCCDセンサである。
【0036】次に、図3に示したタイミングチャートに
従って、図2の動作シーケンスを説明する。
【0037】初回走査開始前、あるいは部分走査終了後
は光学スキャナ1は走査開始位置に停止して待機してい
る(t101)。但し、この時でもCCDクロック20
7は一定周期で発生しており、従ってCCD同期信号と
してのカウンタ出力209もあらかじめ定められたカウ
ンタ値による一定周期で発生している。ここで前回の走
査で読み取られた既読み取り画像データの転送が終了す
ると、不図示のコントローラよりの走査開始要求信号2
08が発生する(t102)。
【0038】したがって、これより後の最初のカウンタ
出力209により、モータ駆動開始要求信号としての割
り込み信号210が発生する(t103)。CPU6は
割り込み信号210の受信後、一定の加速度であらかじ
め定められた走査速度まで光学スキャナ1を加速するよ
うにモータ駆動信号211を発生する。したがって、カ
ウンタ出力209とモータ駆動信号211の位相差は、
全ての読み取り位置で毎回同一となる。
【0039】実施例2 次に、本発明の第2実施例を図4および図5に基づいて
説明する。
【0040】図4は、本実施例におけるCCD駆動回路
とスキャナモータ駆動部を示すブロック図である。ただ
し、図2と同一の要素に同一の番号を付してある。図4
において、213は非同期リセット端子付きカウンタ、
214は1ショットマルチバイブレータである。215
はカウンタ213へのリセット信号である。次に、図5
に示したタイミングチャートに従って図4の動作シーケ
ンスを説明する。
【0041】初回走査開始前、あるいは部分走査終了後
は光学スキャナ1(図1参照)は走査開始位置に停止し
て待機している(t104)。但し、この時でもCCD
クロック207は一定周期で発生している。ここで、図
5の216は、カウンタ213内部のカウンタ値の増減
を示したものである。すなわち、一定時間毎にあらかじ
め定められたカウント値に達する事により、CCD同期
信号としてのカウンタ出力209も一定周期で発生して
いる。ここで前回の走査で読み取られた既読み取り画像
データの転送が終了すると、不図示のコントローラより
の走査開始要求信号208が発生する(t105)。
【0042】これにより1ショットマルチバイブレータ
214はリセット信号215を発生し、カウンタ値は初
期化される。これと同時にCPU6は走査開始要求信号
208の受信後、一定の加速度であらかじめ定められた
走査速度まで光学スキャナ1を加速するようにモータ駆
動信号211を発生する。したがって、カウンタ出力2
09とモータ駆動信号211の位相差は、全ての読み取
り位置で毎回同一となる。
【0043】実施例3 次に、本発明の第3実施例を図6および図7に基づいて
説明する。
【0044】図6は、本実施例におけるCCD駆動回路
とスキャナモータ駆動部を示すブロック図である。ただ
し、図2と同一の要素には同一の番号を付してある。図
6において、217は位相差検出器である。218は、
位相差検出器217からの位相差データバスである。
【0045】次に、図7に示したタイミングチャートに
従って図6の動作シーケンスを説明する。
【0046】初回走査開始前、光学スキャナ1(図1参
照)は走査開始位置に停止して待機している(t10
6)。但し、この時でもCCDクロック207は一定周
期で発生している。したがって、CCD同期信号として
のカウンタ出力209も一定周期で発生している。ここ
で外部よりの走査要求により、不図示のコントローラよ
りの走査開始要求信号208が発生する(t107)。
【0047】これによりCPU6はパルスの周期がt
0 ,t1 ,t2 ,t3 ,…となるような一定の加速度で
あらかじめ定められた走査速度まで加速するようにモー
タ駆動信号211−aを発生する。このとき、位相差検
出器217はカウンタ出力209とモータ駆動信号21
1−aの位相差g0 を検出する。
【0048】一定領域を読み取ると光学スキャナ1は走
査開始位置まで戻され、次の走査のために待機する。次
に、走査開始要求信号208−bがCPU6に入力され
る(t108)と、モータ駆動信号211−bはまず一
回目と同じく周期t0 で出力される。しかし、この時の
位相差g1 が位相差検出器217で検出されると、CP
U6はモータ駆動信号211−bの次のパルス周期を
【0049】
【数1】 t1′=t1−(g0−g1) …(1) に修正する。ただし、修正の以降のパルス周期はt2
3 ,…のように一回目と同じである。これにより、カ
ウンタ出力209に対するモータ駆動信号211−bの
位相関係は加速中にモータ駆動信号211−aと同等に
修正される。以降、一枚の原稿の走査が終了するまでこ
れを繰り返すが、三回目のモータ駆動信号211−cで
明らかなように、g2 >g1 のときはt1 ″>t1 とな
る。
【0050】この修正により、画像読み取り領域でのカ
ウンタ出力209と、モータ駆動信号211−a,21
1−b,211−c,…との位相関係は全て同一とな
る。
【0051】なお、本実施例では、2周期目で修正を加
えているが、一定速度に達する前の任意の一区間で修正
すれば良い。但し、
【0052】
【数2】 tk−(g0−gn)>0 …(2) となる充分遅い区間でなければならない。
【0053】さらに、
【0054】
【数3】 g′=(g0−gn)/i(iは任意の整数) …(3) として加速中の任意のi区間で
【0055】
【数4】 tk′=tk−g′(kは任意の整数) …(4) にパルス周期を変更することにより、速度変動を滑らか
にすることができる。もちろん、
【0056】
【数5】 (g0−gn)=g′1 +g′2 +…g′i-1 +g′i …(5) であればg′1 〜g′i は等しくなくてよい。
【0057】
【発明の効果】
1)本発明によれば、原稿画像の読み取り同期信号と光
学系の駆動信号との位相関係を一定にした画像読み取り
装置およびスキャナモータ駆動方法を得ることができ
る。
【0058】2)その他の本発明によれば、光学系の駆
動開始時に原稿画像の読み取り同期信号を初期化するこ
とにより、上記の両信号の位相関係を一定に保つよう構
成した画像読み取り装置およびスキャナモータ駆動方法
が得られる。
【0059】3)また、その他の本発明によれば、スキ
ャナモータの駆動信号の周期を制御することにより、上
記の両信号の位相関係を一定に保つよう構成した画像読
み取り装置およびスキャナモータ駆動方法が得られる。
【0060】4)更に、その他の本発明によれば、画像
領域の一部を読み取る走査を複数回行うことで画像全体
を読み取る際にも、上記の両信号の位相関係を一定に保
つよう構成した画像読み取り装置およびスキャナモータ
駆動方法が得られる。より具体的には、走査開始時ある
いは走査開始後読み取り開始前にCCDの駆動信号と駆
動モータの駆動信号の同期をとるように構成すること
で、画像の接続部でも読み取り位置のずれが生じなくな
る。
【0061】より具体的には、画像情報保持メモリを少
量しか持たない分割走査の画像読み取り装置でも、画像
の区切りにズレ・ムラを生じることなく画像を読み取る
事が出来るようになり、また有限の画像情報保持メモリ
でも副走査方向の原稿の長さを制限する事無く画像読み
取り出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像読み取り装置のブロック
図である。
【図2】第1の実施例におけるCCD駆動部とモータ駆
動部のブロック図である。
【図3】図2の駆動信号タイミング図である。
【図4】第2の実施例におけるCCD駆動部とモータ駆
動部のブロック図である。
【図5】図4の駆動信号タイミング図である。
【図6】第3の実施例におけるCCD駆動部とモータ駆
動部のブロック図である。
【図7】図6の駆動信号タイミング図である。
【図8】従来例におけるモータ駆動信号とCCD駆動信
号のタイミング図である。
【符号の説明】
1 光学スキャナ 5 駆動用の光学ステッピングモータ 6 制御部としてのCPU 7 読み取り手段としてのCCDセンサ 201 CCDの駆動クロック発振器 202 同期信号発生手段としてのカウンタ 204 モータ駆動回路 207 CCD駆動クロック 209 CCD同期信号 211 光学モータ駆動信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 直 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像の情報を同期信号に従って順次
    読み取る情報読み取り手段と、該情報読み取り手段の読
    み取り方向と直交する副走査方向に読み取り位置を移動
    ・走査させる読み取り位置移動手段とを有する画像読み
    取り装置において、 前記同期信号に応答して、前記読み取り位置移動手段を
    始動させるためのモータ駆動信号を発生する同期化手段
    を具備したことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の同期化手段に替えて、
    前記読み取り位置移動手段の始動時に前記情報読み取り
    手段の同期信号を初期化する第2の同期化手段を具備し
    たことを特徴とする画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の同期化手段に替えて、
    前記読み取り位置移動手段の駆動信号と前記情報読み取
    り手段の同期信号の位相差を測定し、該駆動信号の周期
    を調整することで該位相差を相殺する第2の同期化手段
    を具備したことを特徴とする画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3において、前記副走査方向
    の読み取りは1枚の原稿に対して複数回行われることを
    特徴とする画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3において、1回の副走査方
    向の読み取り時に原稿の部分領域の情報のみが読み取ら
    れることを特徴とする画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 原稿画像の情報を同期信号に従って順次
    読み取る情報読み取り手段と、該情報読み取り手段の読
    み取り方向と直交する副走査方向に読み取り位置を移動
    ・走査させる読み取り位置移動手段とを有する画像読み
    取り装置において、該読み取り位置移動手段を駆動する
    ためのスキャナモータを制御する際に、 前記同期信号に応答して、前記読み取り位置移動手段を
    始動させるためのモータ駆動信号を発生することを特徴
    とするスキャナモータ駆動方法。
  7. 【請求項7】 原稿画像の情報を読み取り同期信号に従
    って順次読み取る情報読み取り手段と、該情報読み取り
    手段の読み取り方向と直交する副走査方向に読み取り位
    置を移動・走査させる読み取り位置移動手段とを有する
    画像読み取り装置において、該読み取り位置移動手段を
    駆動するためのスキャナモータを制御する際に、 前記読み取り位置移動手段の始動時に前記情報読み取り
    手段の同期信号を初期化することを特徴とするスキャナ
    モータ駆動方法。
  8. 【請求項8】 原稿画像の情報を読み取り同期信号に従
    って順次読み取る情報読み取り手段と、該情報読み取り
    手段の読み取り方向と直交する副走査方向に読み取り位
    置を移動・走査させる読み取り位置移動手段とを有する
    画像読み取り装置において、該読み取り位置移動手段を
    駆動するためのスキャナモータを制御する際に、 前記読み取り位置移動手段の駆動信号と前記情報読み取
    り手段の同期信号の位相差を測定し、該駆動信号の周期
    を調整することで該位相差を相殺することを特徴とする
    スキャナモータ駆動方法。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8において、前記副走査方向
    の読み取りは1枚の原稿に対して複数回行われることを
    特徴とするスキャナモータ駆動方法。
  10. 【請求項10】 請求項6〜8において、1回の副走査
    方向の読み取り時に原稿の部分領域の情報のみが読み取
    られることを特徴とするスキャナモータ駆動方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007235852A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Ricoh Co Ltd 画像読取装置
JP2010016639A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、画像読取制御方法、及びプログラム
CN117833751A (zh) * 2024-01-16 2024-04-05 深圳市科沃电气技术有限公司 电机驱动器的控制方法、装置、设备及存储介质

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