JP2857167B2 - 原稿読取装置 - Google Patents
原稿読取装置Info
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- JP2857167B2 JP2857167B2 JP1122771A JP12277189A JP2857167B2 JP 2857167 B2 JP2857167 B2 JP 2857167B2 JP 1122771 A JP1122771 A JP 1122771A JP 12277189 A JP12277189 A JP 12277189A JP 2857167 B2 JP2857167 B2 JP 2857167B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、読み取り原稿を固定して、光学系を移動す
ることにより原稿画像を読み取る原稿読取装置に関す
る。
ることにより原稿画像を読み取る原稿読取装置に関す
る。
[従来の技術] 一般に、原稿に記録されている画像を読み取る原稿読
取装置には、大きく分けて、光学系を固定して原稿移動
する原稿移動型のものと、原稿を固定して光学系を移動
する原稿固定型のものの2種類がある。
取装置には、大きく分けて、光学系を固定して原稿移動
する原稿移動型のものと、原稿を固定して光学系を移動
する原稿固定型のものの2種類がある。
前者の装置は、後者の装置に比べて機構が簡単になる
ので、より安価に実現することができ、例えば、ファク
シミリ装置のスキャナ部などに広く用いられている。
ので、より安価に実現することができ、例えば、ファク
シミリ装置のスキャナ部などに広く用いられている。
後者の装置は、前者の装置に比べて機構が複雑になる
が、前者の装置のように原稿がスキューすることがない
ので、品質の高い読取画像を得ることができる。したが
って、解像度の大きなイメージスキャナ装置などに主に
用いられている。
が、前者の装置のように原稿がスキューすることがない
ので、品質の高い読取画像を得ることができる。したが
って、解像度の大きなイメージスキャナ装置などに主に
用いられている。
また、近年では、パーソナルコンピュータに画像を取
り込み、文章情報と組み合わせて小規模な出版物を作成
する簡易的な出版システムなど、パーソナルコンピュー
タで画像情報が取り扱われるようになってきており、特
に、高品質の出版物を形成するシステムには、原稿固定
型の原稿読取装置が用いられている。
り込み、文章情報と組み合わせて小規模な出版物を作成
する簡易的な出版システムなど、パーソナルコンピュー
タで画像情報が取り扱われるようになってきており、特
に、高品質の出版物を形成するシステムには、原稿固定
型の原稿読取装置が用いられている。
一般に、画像情報の情報量は非常に大きく、パーソナ
ルコンピュータのデータ処理能力が小さい場合には、原
稿読取装置が読み取って得た1ページ分の画像情報を直
接パーソナルコンピュータが処理できず、複数に分割し
て処理している。
ルコンピュータのデータ処理能力が小さい場合には、原
稿読取装置が読み取って得た1ページ分の画像情報を直
接パーソナルコンピュータが処理できず、複数に分割し
て処理している。
[発明が解決しようとする課題] このようにして、1ページ分の画像情報を分割して処
理するときには、パーソナルコンピュータからの要求に
より、原稿読取装置は画像読み取り動作を適宜に中断し
ており、このように1ページ分の画像情報を分割して読
み取る場合、従来では、次のような不都合を生じてい
た。
理するときには、パーソナルコンピュータからの要求に
より、原稿読取装置は画像読み取り動作を適宜に中断し
ており、このように1ページ分の画像情報を分割して読
み取る場合、従来では、次のような不都合を生じてい
た。
すなわち、原稿固定型の原稿読取装置では、原稿の読
み取りを中断するために光学系を停止するとき、およ
び、停止位置から読み取りを再開するために光学系の移
動を再開するとき、光学系の停止あるいは移動を指令し
てから、実際に光学系が停止あるいは移動を開始するま
でに、時間遅れを生じ、このために、読み取りを中断し
た位置の前後で、読取画像の画質が劣化するという不都
合を生じていた。
み取りを中断するために光学系を停止するとき、およ
び、停止位置から読み取りを再開するために光学系の移
動を再開するとき、光学系の停止あるいは移動を指令し
てから、実際に光学系が停止あるいは移動を開始するま
でに、時間遅れを生じ、このために、読み取りを中断し
た位置の前後で、読取画像の画質が劣化するという不都
合を生じていた。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、1ページ分の画像情報を分割して読み取るときの画
質劣化を防止できる原稿読取装置を提供することを目的
としている。
り、1ページ分の画像情報を分割して読み取るときの画
質劣化を防止できる原稿読取装置を提供することを目的
としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、固定的に載置されている原稿の画像面を、
副走査方向に移動する走行体に搭載した光学系を用いて
スキャンする原稿読取装置において、有効読取範囲外に
形成された移動遅延検出用マークと、この移動遅延検出
用マークの読取出力に基づいて走行体の移動遅延ライン
数を検出する遅延量検出手段と、この遅延量検出手段が
検出した移動遅延ライン数を記憶する記憶手段と、原稿
読取に先立って上記遅延量検出手段が検出した移動遅延
ライン数を上記記憶手段に記憶するとともに、読取一時
停止後の読取再開時に上記記憶手段に記憶した上記移動
遅延ライン数に基づいて読み取りラインを制御する読取
制御手段を備えたものである。
副走査方向に移動する走行体に搭載した光学系を用いて
スキャンする原稿読取装置において、有効読取範囲外に
形成された移動遅延検出用マークと、この移動遅延検出
用マークの読取出力に基づいて走行体の移動遅延ライン
数を検出する遅延量検出手段と、この遅延量検出手段が
検出した移動遅延ライン数を記憶する記憶手段と、原稿
読取に先立って上記遅延量検出手段が検出した移動遅延
ライン数を上記記憶手段に記憶するとともに、読取一時
停止後の読取再開時に上記記憶手段に記憶した上記移動
遅延ライン数に基づいて読み取りラインを制御する読取
制御手段を備えたものである。
[作用] したがって、読取一時停止後の再開時における走行体
の動作遅延の影響が除去されるので、1ページ分の画情
報を適切に読み取ることができ、読取画像の画像劣化を
防止することができる。
の動作遅延の影響が除去されるので、1ページ分の画情
報を適切に読み取ることができ、読取画像の画像劣化を
防止することができる。
[実施例] 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例にかかる原稿読取装置の
光学系を示している。
光学系を示している。
同図において、コンタクトガラス1に載置されている
読み取り原稿2は、読み取りラインに平行な線状光源3
により照明され、読み取り原稿2の原稿面から反射され
る光は、鏡4,5,6により順次反射され、レンズ7によっ
てラインイメージセンサ8の受光面に収束される。
読み取り原稿2は、読み取りラインに平行な線状光源3
により照明され、読み取り原稿2の原稿面から反射され
る光は、鏡4,5,6により順次反射され、レンズ7によっ
てラインイメージセンサ8の受光面に収束される。
また、線状光源3および鏡4は、コンタクトガラス1
に平行に移動する走行体9に搭載されるとともに、鏡5,
6は、走行体9の1/2の速度で走行体9と同じ方向に移動
する走行体10に搭載されている。
に平行に移動する走行体9に搭載されるとともに、鏡5,
6は、走行体9の1/2の速度で走行体9と同じ方向に移動
する走行体10に搭載されている。
また、ホームポジションセンサ11は、走行体9がその
基準位置に移動していることを検出するためのものであ
り、基準板12は、コンタクトガラス1における読み取り
原稿2の基準位置を規定するとともに、光学系の読み取
り側の面には、シェーディング補正のための白画像が形
成されるとともに、走行体9,10の移動遅延ライン数を検
出するための移動遅延検出用マーク(後述)が形成され
ている。
基準位置に移動していることを検出するためのものであ
り、基準板12は、コンタクトガラス1における読み取り
原稿2の基準位置を規定するとともに、光学系の読み取
り側の面には、シェーディング補正のための白画像が形
成されるとともに、走行体9,10の移動遅延ライン数を検
出するための移動遅延検出用マーク(後述)が形成され
ている。
第2図は、本発明の一実施例にかかる原稿読取装置の
制御系を例示している。
制御系を例示している。
同図において、センサ駆動回路20は、ラインイメージ
センサ8の読み取り動作を制御するためのものであり、
ラインイメージセンサ8からライン単位に出力されるア
ナログ画信号AVは、増幅回路21を介してアナログ/デジ
タル変換器22に加えられている。
センサ8の読み取り動作を制御するためのものであり、
ラインイメージセンサ8からライン単位に出力されるア
ナログ画信号AVは、増幅回路21を介してアナログ/デジ
タル変換器22に加えられている。
アナログ/デジタル変換器22は、アナログ画信号AVを
対応するデジタル画信号DVに変換するためのものであ
り、そのデジタル画信号DVは、画像処理回路23に加えら
れている。
対応するデジタル画信号DVに変換するためのものであ
り、そのデジタル画信号DVは、画像処理回路23に加えら
れている。
画像処理回路23は、入力したデジタル画信号DVを一旦
バッファメモリ24に蓄積し、そのバッファメモリ24に蓄
積したデジタル画信号DVに対して、周知のシェーディン
グ補正処理などの画像処理を行なうものであり、画像処
理後のデジタル画信号DV′は、インタフェース回路25を
介して、外部装置に出力される。
バッファメモリ24に蓄積し、そのバッファメモリ24に蓄
積したデジタル画信号DVに対して、周知のシェーディン
グ補正処理などの画像処理を行なうものであり、画像処
理後のデジタル画信号DV′は、インタフェース回路25を
介して、外部装置に出力される。
制御部26は、この原稿読取装置の動作を制御するため
のものであり、1ラインの読み取り開始タイミングをあ
らわすライン同期信号LSをセンサ駆動回路、画像処理回
路23およびインタフェース回路25に出力するとともに、
イネーブル信号ENによってバッファメモリ24のデータ入
力タイミングを制御している。また、制御部26は、走行
体9,10の動力源となるステッピングモータ27を駆動する
モータ駆動回路28に、ステッピングモータ27を1ステッ
プ駆動することを指令するためのモータ駆動パルスPPを
出力する。
のものであり、1ラインの読み取り開始タイミングをあ
らわすライン同期信号LSをセンサ駆動回路、画像処理回
路23およびインタフェース回路25に出力するとともに、
イネーブル信号ENによってバッファメモリ24のデータ入
力タイミングを制御している。また、制御部26は、走行
体9,10の動力源となるステッピングモータ27を駆動する
モータ駆動回路28に、ステッピングモータ27を1ステッ
プ駆動することを指令するためのモータ駆動パルスPPを
出力する。
第3図(a)は、基準板12に形成されている移動遅延
検出用マークMKの一例を示している。
検出用マークMKの一例を示している。
この移動遅延検出用マークMKは、主走査方向には、ラ
インイメージセンサ8に収束される画像部分のうち、ラ
インイメージセンサ8の中央部に設定されている有効読
み取り領域ARよりも外側の領域AMで、かつ、副走査方向
には、ホームポジションセンサ11により規定されている
ホームポジションHPを含む領域ASに、所定の幅(例え
ば、3画素分)をもつ斜線の黒画像として形成されてい
る。
インイメージセンサ8に収束される画像部分のうち、ラ
インイメージセンサ8の中央部に設定されている有効読
み取り領域ARよりも外側の領域AMで、かつ、副走査方向
には、ホームポジションセンサ11により規定されている
ホームポジションHPを含む領域ASに、所定の幅(例え
ば、3画素分)をもつ斜線の黒画像として形成されてい
る。
したがって、同図(b)に示すように、読み取りライ
ンをホームポジションHPから移動するとき、ホームポジ
ションHPに読み取りラインが位置しているときには、1
ライン分のデジタル画信号DV1が得られ、実際に走行体
9,10が移動して、読み取りラインが移動すると、1ライ
ン分のデジタル画信号DV2が得られる。
ンをホームポジションHPから移動するとき、ホームポジ
ションHPに読み取りラインが位置しているときには、1
ライン分のデジタル画信号DV1が得られ、実際に走行体
9,10が移動して、読み取りラインが移動すると、1ライ
ン分のデジタル画信号DV2が得られる。
すなわち、ホームポジションHPから読み取りラインを
移動するときに、実際に走行体9,10が移動を開始するま
では、移動遅延検出用マークMKを読み取って得られる1
ライン分のデジタル画信号DVの内容が変化せず、走行体
9,10が移動して読み取りラインが実際に移動したときに
は、移動遅延検出用マークMKを読み取って得られる1ラ
イン分のデジタル画信号DVの内容が変化する。
移動するときに、実際に走行体9,10が移動を開始するま
では、移動遅延検出用マークMKを読み取って得られる1
ライン分のデジタル画信号DVの内容が変化せず、走行体
9,10が移動して読み取りラインが実際に移動したときに
は、移動遅延検出用マークMKを読み取って得られる1ラ
イン分のデジタル画信号DVの内容が変化する。
これにより、走行体9,10の移動開始時の遅延ライン数
を検出することができ、その処理例を第4図に示す。
を検出することができ、その処理例を第4図に示す。
まず、走行体9,10をホームポジションまで移動し(処
理101)、遅延ライン数を計数するためのカウンタDCを
クリアした状態で(処理102)、ライン同期信号LSを出
力してラインイメージセンサ8の読み取り動作を行なわ
せて1ライン分のデジタル画信号DVを入力し、そのデジ
タル画信号DVのうち、領域AMに対応する位置検出パター
ンの読み取りデータをパターンPM1として記憶する(処
理103)。なお、このときには、イネーブル信号ENをオ
ンしてバッファメモリ24を動作可能な状態に設定し、画
像処理回路23がデジタル画信号DVをバッファメモリ24に
記憶できるようにしておく。
理101)、遅延ライン数を計数するためのカウンタDCを
クリアした状態で(処理102)、ライン同期信号LSを出
力してラインイメージセンサ8の読み取り動作を行なわ
せて1ライン分のデジタル画信号DVを入力し、そのデジ
タル画信号DVのうち、領域AMに対応する位置検出パター
ンの読み取りデータをパターンPM1として記憶する(処
理103)。なお、このときには、イネーブル信号ENをオ
ンしてバッファメモリ24を動作可能な状態に設定し、画
像処理回路23がデジタル画信号DVをバッファメモリ24に
記憶できるようにしておく。
そして、モータ駆動パルスPPを1つ出力してステップ
モータ27を1ステップ動作させ(処理104)、ライン同
期信号LSの出力タイミングになるまで待機して(判断10
5のNOループ)、ライン同期信号LSの出力タイミングに
なるとライン同期信号LSを出力してラインイメージセン
サ8の読み取り動作を行なわせて1ライン分のデジタル
画信号DVを入力し、そのデジタル画信号DVのうち、領域
AMに対応する位置検出パターンの読み取りデータをパタ
ーンPM2として記憶する(処理103)。
モータ27を1ステップ動作させ(処理104)、ライン同
期信号LSの出力タイミングになるまで待機して(判断10
5のNOループ)、ライン同期信号LSの出力タイミングに
なるとライン同期信号LSを出力してラインイメージセン
サ8の読み取り動作を行なわせて1ライン分のデジタル
画信号DVを入力し、そのデジタル画信号DVのうち、領域
AMに対応する位置検出パターンの読み取りデータをパタ
ーンPM2として記憶する(処理103)。
そして、パターンPM2がパターンPM1から変化したかど
うかを調べて(判断107)、判断107の結果がNOになると
きには、走行体9,10が移動していない状態なので、カウ
ンタDCをインクリメントした後に(処理108)、処理104
に戻ってそれ以降の処理を繰り返し行なう。
うかを調べて(判断107)、判断107の結果がNOになると
きには、走行体9,10が移動していない状態なので、カウ
ンタDCをインクリメントした後に(処理108)、処理104
に戻ってそれ以降の処理を繰り返し行なう。
また、判断107の結果がYESになるときには、その時の
カウンタDCの値を、走行体9,10の移動遅延量ラインカウ
ント値として保存し(処理109)、この処理を終了す
る。
カウンタDCの値を、走行体9,10の移動遅延量ラインカウ
ント値として保存し(処理109)、この処理を終了す
る。
このようにして、コンタクトガラス1に載置されてい
る読み取り原稿2の画像の読み取りに先立ち、ホームポ
ジションHPから走行体9,10を移動しながら移動遅延検出
用マークMKの読み取りを行ない、その読み取り内容が変
化するまでに、走行体9,10を移動するために発生したモ
ータ駆動パルスPPの数を、走行体9,10の移動遅延量に対
応するライン数として記憶している。
る読み取り原稿2の画像の読み取りに先立ち、ホームポ
ジションHPから走行体9,10を移動しながら移動遅延検出
用マークMKの読み取りを行ない、その読み取り内容が変
化するまでに、走行体9,10を移動するために発生したモ
ータ駆動パルスPPの数を、走行体9,10の移動遅延量に対
応するライン数として記憶している。
そして、それ以降、このようにして記憶した移動遅延
量のライン数を用いて、バッファメモリ24に出力するイ
ネーブル信号ENの出力タイミングを制御することで、走
行体9,10の起動/停止時の動作遅延の影響を除去するよ
うにしており、そのために実行する処理例を第5図に示
す。
量のライン数を用いて、バッファメモリ24に出力するイ
ネーブル信号ENの出力タイミングを制御することで、走
行体9,10の起動/停止時の動作遅延の影響を除去するよ
うにしており、そのために実行する処理例を第5図に示
す。
まず、移動開始するとき、イネーブル信号ENをオフし
てバッファメモリ24の動作を停止し、それによって、画
像処理回路23がラインイメージセンサ8から得たデジタ
ル画信号DVを処理できず、外部に出力できない状態に設
定しておく。
てバッファメモリ24の動作を停止し、それによって、画
像処理回路23がラインイメージセンサ8から得たデジタ
ル画信号DVを処理できず、外部に出力できない状態に設
定しておく。
そして、カウンタDCの値を遅延量を管理するためのカ
ウンタPCに代入し(処理201)、ライン同期信号LSの出
力タイミングになるまで待機し(判断202のNOルー
プ)、ライン同期信号LSの出力タイミングになるとライ
ン同期信号LSを出力してラインイメージセンサ8の読み
取り動作を行なわせ、モータ駆動パルスPPを1つ出力し
てステップモータ27を1ステップ動作させるとともに
(処理203)、カウンタPCの値をデクリメントする(処
理204)。
ウンタPCに代入し(処理201)、ライン同期信号LSの出
力タイミングになるまで待機し(判断202のNOルー
プ)、ライン同期信号LSの出力タイミングになるとライ
ン同期信号LSを出力してラインイメージセンサ8の読み
取り動作を行なわせ、モータ駆動パルスPPを1つ出力し
てステップモータ27を1ステップ動作させるとともに
(処理203)、カウンタPCの値をデクリメントする(処
理204)。
ここで、カウンタPCの値が0になったかどうかを判断
し(判断205)、判断205の結果がNOになるときには、読
み取り停止が指令されているかどうかを判断し(判断20
6)、判断206の結果がNOになるときには、判断202に戻
ってそれ以降の処理を繰り返し行なう。
し(判断205)、判断205の結果がNOになるときには、読
み取り停止が指令されているかどうかを判断し(判断20
6)、判断206の結果がNOになるときには、判断202に戻
ってそれ以降の処理を繰り返し行なう。
判断205の結果がVESになるときには、走行体9,10の移
動遅延量に対応するライン数だけモータ駆動パルスPPを
出力した場合であり、走行体9,10が移動を開始するの
で、イネーブル信号ENをオンして(処理207)、画像処
理回路23がバッファメモリ24をアクセスできる状態に設
定する。これにより、画像処理回路23は、デジタル画信
号DVを画像処理することができ、それによって、インタ
フェース回路25を介して、外部装置にデジタル画信号D
V′がライン単位に出力される。
動遅延量に対応するライン数だけモータ駆動パルスPPを
出力した場合であり、走行体9,10が移動を開始するの
で、イネーブル信号ENをオンして(処理207)、画像処
理回路23がバッファメモリ24をアクセスできる状態に設
定する。これにより、画像処理回路23は、デジタル画信
号DVを画像処理することができ、それによって、インタ
フェース回路25を介して、外部装置にデジタル画信号D
V′がライン単位に出力される。
そして、それ以降、停止が指令されるまで(判断208
の結果がNOの間)、ライン同期信号LSの出力タイミング
になるまで待機し(判断209のNOループ)ライン同期信
号LSの出力タイミングになるとライン同期信号LSを出力
してラインイメージセンサ8の読み取り動作を行なわ
せ、モータ駆動パルスPPを1つ出力してステップモータ
27を1ステップ駆動する動作を(処理210)、繰り返し
行なう。
の結果がNOの間)、ライン同期信号LSの出力タイミング
になるまで待機し(判断209のNOループ)ライン同期信
号LSの出力タイミングになるとライン同期信号LSを出力
してラインイメージセンサ8の読み取り動作を行なわ
せ、モータ駆動パルスPPを1つ出力してステップモータ
27を1ステップ駆動する動作を(処理210)、繰り返し
行なう。
また、外部装置より読み取り動作の停止が指令されて
判断208の結果がYESになると、カウンタDCの値を遅延量
を管理するためのカウンタPCに代入し(処理211)、ラ
イン同期信号LSの出力タイミングになるまで待機し(判
断212のNOループ)、ライン同期信号LSの出力タイミン
グになるとライン同期信号LSを出力してラインイメージ
センサ8の読み取り動作を行なわせ、カウンタPCの値を
デクリメントする(処理213)。
判断208の結果がYESになると、カウンタDCの値を遅延量
を管理するためのカウンタPCに代入し(処理211)、ラ
イン同期信号LSの出力タイミングになるまで待機し(判
断212のNOループ)、ライン同期信号LSの出力タイミン
グになるとライン同期信号LSを出力してラインイメージ
センサ8の読み取り動作を行なわせ、カウンタPCの値を
デクリメントする(処理213)。
ここで、カウンタPCの値が0になったかどうかを判断
し(判断214)、判断214の結果がNOになるときには、判
断212に戻ってそれ以降の処理を繰り返し行なう。ま
た、判断214の結果がYESになるときには、走行体9,10の
停止が完了したので、イネーブル信号ENをオフして、バ
ッファメモリ24を動作不能な状態に設定する(処理21
5)。
し(判断214)、判断214の結果がNOになるときには、判
断212に戻ってそれ以降の処理を繰り返し行なう。ま
た、判断214の結果がYESになるときには、走行体9,10の
停止が完了したので、イネーブル信号ENをオフして、バ
ッファメモリ24を動作不能な状態に設定する(処理21
5)。
また、判断206の結果がYESになるときには、処理211
に移行し、それ以降の処理を実行する。
に移行し、それ以降の処理を実行する。
このようにして、読み取り原稿2の画像の読み取りを
開始するときには、走行体9,10の移動遅延量のライン数
に対応した数だけモータ駆動パルスPPを発生した時点
で、走行体9,10の移動が開始したと判断して、バッファ
メモリ24に出力しているイネーブル信号ENをオンして、
画像処理回路23が処理動作を行なえるようにし、それに
よって、デジタル画信号DV′の出力を開始している。
開始するときには、走行体9,10の移動遅延量のライン数
に対応した数だけモータ駆動パルスPPを発生した時点
で、走行体9,10の移動が開始したと判断して、バッファ
メモリ24に出力しているイネーブル信号ENをオンして、
画像処理回路23が処理動作を行なえるようにし、それに
よって、デジタル画信号DV′の出力を開始している。
これにより、走行体9,10の移動開始時に、その移動遅
延による読取画像の乱れが解消される。
延による読取画像の乱れが解消される。
また、画像の読み取りを一時停止するときには、移動
遅延量のライン数だけ走行体9,10の惰性で移動させた後
に、イネーブル信号ENをオフしているので、走行体9,10
がその惰性で移動する間に読み取るラインのデジタル画
像信号DV′を適切に出力することができる。
遅延量のライン数だけ走行体9,10の惰性で移動させた後
に、イネーブル信号ENをオフしているので、走行体9,10
がその惰性で移動する間に読み取るラインのデジタル画
像信号DV′を適切に出力することができる。
それにより、画像の読み取りを一時停止した後に再開
するときに、読取画像に抜けが出ることを防止できる。
するときに、読取画像に抜けが出ることを防止できる。
以上のように、本実施例では、走行体9,10の移動遅延
に起因する読取画像の品質劣化を防止することができ、
高品質な読み取り画像を得ることができる。
に起因する読取画像の品質劣化を防止することができ、
高品質な読み取り画像を得ることができる。
ところで、上述した実施例では、所定の幅(例えば、
3画素分)をもつ斜線の黒画像を移動遅延検出用マーク
MKとして用いるが、それ以外の画像を移動遅延検出用マ
ークとして用いることができる。
3画素分)をもつ斜線の黒画像を移動遅延検出用マーク
MKとして用いるが、それ以外の画像を移動遅延検出用マ
ークとして用いることができる。
第6図(a)は、移動遅延検出用マークの他の例を示
している。
している。
この移動遅延検出用マークは、読み取りラインと平行
で、かつ、副走査方向に所定幅DDの寸法を持つ白黒パタ
ーンからなる。また、この白黒パターンは、第3図
(a)の移動遅延検出用マークと同様に、有効読み取り
領域ARよりも外側の領域AMに形成される。
で、かつ、副走査方向に所定幅DDの寸法を持つ白黒パタ
ーンからなる。また、この白黒パターンは、第3図
(a)の移動遅延検出用マークと同様に、有効読み取り
領域ARよりも外側の領域AMに形成される。
したがって、この白黒パターンを読み取ったとき、第
6図(b)に示すように、全白のラインの部分を読み取
ると1ライン分のデジタル画信号DV3が得られ、また全
黒のパターンの部分を読み取るとデジタル画信号DV4が
得られるので、この場合も、上述した実施例と同様にし
て、走行体9,10の移動遅延量を検出することができる。
6図(b)に示すように、全白のラインの部分を読み取
ると1ライン分のデジタル画信号DV3が得られ、また全
黒のパターンの部分を読み取るとデジタル画信号DV4が
得られるので、この場合も、上述した実施例と同様にし
て、走行体9,10の移動遅延量を検出することができる。
なお、上述した実施例では、画像読み取り時には、ソ
フトウェア的に走行体の移動遅延量を解消するようにし
ているが、これをハードウェア的に実現することもでき
る。
フトウェア的に走行体の移動遅延量を解消するようにし
ているが、これをハードウェア的に実現することもでき
る。
また、本発明は、上述した実施例と構成が異なる光学
系をもつ原稿読取装置に対しても、同様に適用すること
ができる。
系をもつ原稿読取装置に対しても、同様に適用すること
ができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、固定的に載置
されている原稿の画像面を、副走査方向に移動する走行
体に搭載した光学系を用いてスキャンする原稿読取装置
において、有効読取範囲外に形成された移動遅延検出用
マークと、この移動遅延検出用マークの読取出力に基づ
いて走行体の移動遅延ライン数を検出する遅延量検出手
段と、この遅延量検出手段が検出した移動遅延ライン数
を記憶する記憶手段と、原稿読取に先立って上記遅延量
検出手段が検出した移動遅延ライン数を上記記憶手段に
記憶するとともに、読取一時停止後の読取再開時に上記
記憶手段に記憶した上記移動遅延ライン数に基づいて読
み取りラインを制御する読取制御手段を備えたので、読
取一時停止後の再開時における走行体の動作遅延の影響
を除去することができ、1ページ分の画情報を適切に読
み取ることができて、読取画像の画質劣化を防止するこ
とができるという効果を得る。
されている原稿の画像面を、副走査方向に移動する走行
体に搭載した光学系を用いてスキャンする原稿読取装置
において、有効読取範囲外に形成された移動遅延検出用
マークと、この移動遅延検出用マークの読取出力に基づ
いて走行体の移動遅延ライン数を検出する遅延量検出手
段と、この遅延量検出手段が検出した移動遅延ライン数
を記憶する記憶手段と、原稿読取に先立って上記遅延量
検出手段が検出した移動遅延ライン数を上記記憶手段に
記憶するとともに、読取一時停止後の読取再開時に上記
記憶手段に記憶した上記移動遅延ライン数に基づいて読
み取りラインを制御する読取制御手段を備えたので、読
取一時停止後の再開時における走行体の動作遅延の影響
を除去することができ、1ページ分の画情報を適切に読
み取ることができて、読取画像の画質劣化を防止するこ
とができるという効果を得る。
第1図は本発明の一実施例にかかる原稿読取装置の光学
系を示す概略図、第2図は第1図に示した装置の制御系
を例示したブロック図、第3図(a)は移動遅延検出用
マークの一例を示す概略図、同図(b)は同図(a)の
移動遅延検出用マークを用いて移動遅延量を検出すると
きの原理を説明するための概略図、第4図は移動遅延量
を検出するときの処理例を示すフローチャート、第5図
は原稿読み取り時の処理例を示すフローチャート、第6
図(a)は移動遅延検出用マークの他の例を示す概略
図、同図(b)は同図(a)の移動遅延検出用マークを
用いて移動遅延量を検出するときの原理を説明するため
の概略図である。 12……基準板、23……画像処理回路、24……バッファメ
モリ、26……制御部、28……モータ駆動回路、MK……移
動遅延検出用マーク。
系を示す概略図、第2図は第1図に示した装置の制御系
を例示したブロック図、第3図(a)は移動遅延検出用
マークの一例を示す概略図、同図(b)は同図(a)の
移動遅延検出用マークを用いて移動遅延量を検出すると
きの原理を説明するための概略図、第4図は移動遅延量
を検出するときの処理例を示すフローチャート、第5図
は原稿読み取り時の処理例を示すフローチャート、第6
図(a)は移動遅延検出用マークの他の例を示す概略
図、同図(b)は同図(a)の移動遅延検出用マークを
用いて移動遅延量を検出するときの原理を説明するため
の概略図である。 12……基準板、23……画像処理回路、24……バッファメ
モリ、26……制御部、28……モータ駆動回路、MK……移
動遅延検出用マーク。
Claims (1)
- 【請求項1】固定的に載置されている原稿の画像面を、
副走査方向に移動する走行体に搭載した光学系を用いて
スキャンする原稿読取装置において、 有効読取範囲外に形成された移動遅延検出用マークと、 この移動遅延検出用マークの読取出力に基づいて走行体
の移動遅延ライン数を検出する遅延量検出手段と、 この遅延量検出手段が検出した移動遅延ライン数を記憶
する記憶手段と、 原稿読取に先立って上記遅延量検出手段が検出した移動
遅延ライン数を上記記憶手段に記憶するとともに、読取
一時停止後の読取再開時に上記記憶手段に記憶した上記
移動遅延ライン数に基づいて読み取りラインを制御する
読取制御手段を備えたことを特徴とする原稿読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1122771A JP2857167B2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 原稿読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1122771A JP2857167B2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 原稿読取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02303273A JPH02303273A (ja) | 1990-12-17 |
JP2857167B2 true JP2857167B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=14844211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1122771A Expired - Lifetime JP2857167B2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 原稿読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2857167B2 (ja) |
-
1989
- 1989-05-18 JP JP1122771A patent/JP2857167B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02303273A (ja) | 1990-12-17 |
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