JPH08186694A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH08186694A
JPH08186694A JP6328895A JP32889594A JPH08186694A JP H08186694 A JPH08186694 A JP H08186694A JP 6328895 A JP6328895 A JP 6328895A JP 32889594 A JP32889594 A JP 32889594A JP H08186694 A JPH08186694 A JP H08186694A
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JP
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signal
stepping motor
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JP6328895A
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Inventor
Shinichiro Wada
真一郎 和田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステッピングモータの加減速時での画像の読
み取りに際し、濃度縞などの画像の読み取りムラをなく
して読み取り画質を向上させることが可能な画像読取装
置を提供すること。 【構成】 ラインセンサの駆動制御用の基準クロック信
号に基づきステッピングモータを駆動制御する駆動パル
ス信号Mpを生成し、基準クロック信号に基づき生成さ
れてラインセンサの1ライン分の読取動作の開始タイミ
ングを決定する読取開始信号Rsと駆動パルス信号Mp
とを同期させることで、ステッピングモータの加減速中
にも一定の副走査間隔で原稿画像の主走査を行い、濃度
縞などの画像の読み取りムラの発生をなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミリ
等に用いられ、特にステッピングモータの加速制御中に
も画像読み取りを行える画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の画像読取装置における原
稿画像読取部の構成を示す。コンタクトガラス1の面上
には原稿2が載置されており、その原稿面の下方には読
取光学系を構成する第1キャリッジ光学系3と、第2キ
ャリッジ光学系4とが設けられている。第1キャリッジ
光学系3は光源5とミラー6とを有し、第2キャリッジ
光学系4は一対のミラー7,8を有している。また、第
2キャリッジ光学系4からの出射光路上には結像レンズ
9が配置され、この結像レンズ9の後方には長手方向が
主走査方向Xに沿って形成されたラインセンサとしての
CCDイメージセンサ10(以下、CCDという)が配
置されている。
【0003】そして、原稿2の画像読み取り時には、第
1キャリッジ光学系3がホームポジションHPの位置か
らY方向(副走査方向)に沿って移動し、第2キャリッ
ジ光学系4は原稿2の面からCCD10までの光路長が
常に等しくなるように移動する。このようにして走査す
ることによって、原稿2面からの反射光はミラー6,
7,8により順次反射されて、結像レンズ9によりCC
D10上に結像され、電気信号に変換される。その電気
信号に変換された画像情報は、画像読取制御部に送られ
て画像処理がなされ、これによって原稿画像の読み取り
が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、CC
D10により原稿画像を主走査方向Xに走査させると共
に、第1,第2キャリッジ光学系3,4を移動させるこ
とにより、原稿2に対してCCD10を相対的に副走査
方向Yに移動させ、これにより二次元の画像情報を得て
いる。第1,第2キャリッジ光学系3,4の副走査方向
Yへの移動は、通常、ステッピングモータ(図示せず)
を用いて行われている。ステッピングモータの一般的な
特性として、回転速度が速くなるに従ってプルイントル
クが低下し、最大自起動周波数を超える速度でいきなり
起動さることはできない。したがって、最大自起動周波
数を超えるようなプルイントルクが小さな高速領域でモ
ータを回転させる場合には、プルイントルクで起動する
ステッピングモータの回転数を徐々に上げていくような
加速制御を行わなければならず、また、等速回転の後に
停止させる場合には徐々に減速させなければならない。
【0005】従って、そのようなステッピングモータを
駆動制御して二次元の画像情報を得る場合、主走査方向
Xの読み取り周期と副走査方向Yの移動周期とを同期さ
せなければならないことから、助走期間すなわち「加速
領域」では原稿2に対するCCD10の副走査倍率が変
化してしまうため画像読み取りを行わず、最高速度に達
して読取倍率が安定した時点すなわち「一定速度領域」
においてのみ画像読取りを行っていた。
【0006】しかし、加速領域において画像の読み取り
が行えないと、その期間中の時間的損失が大きくなり作
業効率が悪いことから、ステッピングモータの加速領域
においても画像情報を読取れるようにした装置が提案さ
れている(特開平5−316305号公報、特開平5−
328059号公報参照)。図4は、特開平5−328
059号公報に開示された装置を説明するためのタイミ
ングチャートである。図4に示すように、ステッピング
モータの駆動制御用の信号である駆動パルス信号Mpの
パルスレートはライン同期信号Lsの周期に基づいて制
御され、そのライン同期信号Lsに同期した読取開始信
号RsがCCD10を駆動するCCDドライバ(図示せ
ず)に入力され、これにより主走査方向Xの読み取りが
開始される。
【0007】ここで、読取データの取込みタイミング
を、ステッピングモータの4ステップで1ライン分の副
走査を行う標準モードの場合について考える。まず、一
定速度領域Bにおいては、ライン同期信号Lsの1周期
に対して駆動パルス信号Mpは4ステップに制御されて
おり、この4ステップ毎の読取タイミングはCCD10
のデータ出力タイミングと一致しているため、4ステッ
プに1回の割合で1ライン分のデータが確実に取り込ま
れる。これに対して、加速領域Aにおいては、駆動パル
ス信号Mpのパルスレートを徐々に上げていくため、C
CD10のデータ出力タイミングがライン同期信号Ls
と同期して一定した状態では、駆動パルス信号Mpの4
ステップ毎の読取タイミングはCCD10のデータ出力
タイミングからはずれる場合がある。このように従来の
加速領域Aにおいては、4ステップ毎の読取タイミング
とCCD10のデータ出力タイミングとを一致させるこ
とは不可能であることから、4ステップ毎に駆動パルス
信号Mpに最も近いCCD10のデータ出力タイミング
でデータの取込みを行うように読取タイミングを設定し
ている。しかし、このような画像読取制御を行っても、
加速領域Aでは4ステップ毎の読取タイミングとCCD
10のデータ出力タイミングとは一致していないため、
副走査方向Yに対する読取位置が一定間隔とならず、こ
れにより濃度縞や縦横比のずれなどの画像の読み取りム
ラが発生してしまい、読取った画質が劣化し品質の面で
問題となる。
【0008】なお、前述した特開平5−316305号
公報や特開平5−328059号公報には、ステッピン
グモータの回転速度に比例して、読取データの間引きを
行ったりデータテーブルを使用したりして読取データの
取込みタイミングを制御し、これによって加速領域での
画像の読み取りムラを極力少なくするような工夫が開示
されている。しかし、このような制御を行うと、画像読
取制御部内での画像演算処理や回路構成が複雑となり、
好ましくない。したがって、一段と簡素な画像演算の制
御処理によって加速領域での読み取りを可能とする装置
が望まれるが、現段階においてはそのようなものは見当
らない。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
駆動用発振器からの基準クロック信号に基づき駆動制御
されると共に読取開始信号によって1ライン分の読取動
作を開始するラインセンサにより原稿面を主走査し、駆
動パルス信号に基づき駆動制御されるステッピングモー
タにより原稿面とラインセンサとを相対的に移動させて
原稿面を副走査することで二次元の画像情報を得る画像
読取装置において、駆動制御手段と同期手段とを設け
た。駆動制御手段は、基準クロック信号に基づき駆動パ
ルス信号を生成し、この駆動パルス信号の周期を変更し
てステッピングモータを加減速する。また、同期手段
は、基準クロック信号に基づき生成された読取開始信号
と駆動パルス信号とを同期させる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ステッピングモータの駆動パルス信号を分
周した信号をラインセンサの読取開始信号として用いて
同期手段とした。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、ラインセンサにより得られる画像情
報を複数のライン分記憶するラインメモリを設けた。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、ラインメモリに記憶された画像情報をライ
ン同期信号に同期して出力させる画像情報出力制御手段
を設けた。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、ステッピングモータ
は、ラインセンサの駆動制御用の基準クロック信号に基
づき生成された駆動制御信号に基づき駆動制御され、駆
動制御手段が駆動パルスの周期を変更することにより加
減速される。これにより、ステッピングモータは脱調を
生ずることなく起動及び停止する。そして、同期手段に
より、そのようなステッピングモータを駆動制御するた
めの駆動パルス信号とラインセンサの1ライン分の読取
動作の開始タイミングを決定する読取開始信号との同期
がとられる。このため、ステッピングモータの加減速時
でも、必ず、読取光学系と原稿面との相対移動による副
走査が1ライン分行われた時点でラインセンサによる1
ライン分の主走査が行われる。したがって、ステッピン
グモータの加減速時においても画像の読み取りムラがな
い正確な画像の読み取りが行われる。
【0014】請求項2記載の発明では、ラインセンサ
は、ステッピングモータの駆動パルス信号を分周した信
号に基づいて主走査方向の読み取りを開始する。これに
よって、原稿画像の主走査方向の読み取り周期と副走査
方向の移動周期とが確実に同期する。
【0015】請求項3記載の発明では、ラインセンサに
より得られる二次元の画像情報を、ラインメモリに複数
のライン分記憶させることによって、その一旦記憶され
た画像情報を他の信号、例えばライン同期信号に同期さ
せて出力することが可能となる。
【0016】請求項4記載の発明では、ラインメモリに
記憶されていた画像情報を、ライン同期信号に同期して
遅延して出力させることによって、そのライン同期信号
を駆動パルス信号と同期させてデータ処理を行うことが
できる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2に基づいて
説明する。なお、画像読取装置の原稿画像読取部の構成
は従来例(図3参照)で述べたのでその説明は省略し、
その同一部分については同一符号を用いる。
【0018】画像読取装置における画像読取制御部11
の構成を図2に基づいて説明する。CCD10には、こ
れを駆動するためのCCDドライバ12と、電気信号と
して出力されたアナログ画像信号を増幅する増幅器13
とが接続されている。増幅器13にはアナログ画像信号
をデジタル画像信号に変換するA/D変換器14が接続
され、A/D変換器14にはデジタル画像信号を複数の
ライン分蓄えておくラインメモリ15が接続されてい
る。画像処理回路16は、ラインメモリ15から出力さ
れるデジタル画像信号に対して所定の画像処理を行う。
画像処理回路16により画像処理された画像信号は、I
/F回路17(インターフェース回路)を介して、外部
装置18(プリンタ部)に出力されて画像の形成が行わ
れる。
【0019】駆動用発振器19がカウンタ21を介して
モータドライバ22に接続されている。駆動用発振器1
9は、CCD10とステッピングモータ20とを駆動制
御するための基準クロック信号Ckを発生する。カウン
タ21は、プリセットが可能なカウンタであり、基準ク
ロック信号Ckを駆動パルス信号Mpに変換してモータ
ドライバ22に出力する。したがって、ステッピングモ
ータ20を駆動制御する駆動パルス信号Mpは、CCD
10の駆動制御用の基準クロック信号Ckに基づき生成
されることになる。そして、このような駆動パルス信号
Mpの周期が変更されることにより、ステッピングモー
タ20が加減速される。つまり、脱調防止のためのステ
ッピングモータ20のスローアップ及びスローダウンが
行われ、ここに、駆動制御手段が実行される。
【0020】また、各種のタイミング信号を発生するタ
イミング発生回路23が設けられ、このタイミング発生
回路23を介してカウンタ21の出力側とCCDドライ
バ12とが接続されている。タイミング発生回路23
は、カウンタ21より出力された駆動パルス信号Mpを
分周することで得られた読取開始信号RsをCCDドラ
イバ12に出力する。この読取開始信号Rsは、CCD
10の主走査方向Xへの読取開始を指示することで、C
CD10の1ライン分の読取開始タイミングを決定する
信号である。ここで、読取開始信号Rsは、駆動パルス
信号Mpを分周することにより得られた信号であるの
で、読取開始信号Rsと駆動パルス信号Mpとは同期が
とられていることになる。ここに、読取開始信号Rsと
駆動パルス信号Mpとを同期させる同期手段が実行され
る。
【0021】この場合、タイミング発生回路23は、ラ
インメモリ15に接続されており、また、図1に示すよ
うなライン周期信号Lsを発生する。画像読取制御部1
1では、そのライン同期信号Lsに同期させてラインメ
モリ15に記憶された画像情報を画像処理回路16に出
力させる。ここに、画像情報出力制御手段が実行され
る。
【0022】また、CPU24とROM25とが設けら
れ、CPU24はROM25に格納された動作プログラ
ムに従いシステム全体を制御する。したがって、前述し
た各手段、つまり、駆動制御手段、同期手段及び画像情
報出力手段は、そのようなCPU24の制御のもとに実
行される。
【0023】このような構成において、まず、ステッピ
ングモータ20の駆動制御について述べる(特に駆動制
御手段)。駆動用発振器19から基準クロック信号Ck
がカウンタ21に送られると、その基準クロック信号C
kが計数され、その計数値が所定のプリセット値と比較
される。そして、両者の値が一致した時に駆動パルス信
号Mpがモータドライバ22に送られ、これによりステ
ッピングモータ20が駆動され、副走査方向Yへの第一
キャリッジ光学系3の移動が開始される。この場合、ス
テッピングモータ20の起動に際しては、カウンタ21
におけるプリセット値を徐々に減少させることによって
ステッピングモータ20を徐々に加速させる。また、等
速回転後にステッピングモータ20を停止させる際に
は、カウンタ21のプリセット値を徐々に増大させるこ
とによってステッピングモータ20を徐々に減速させ
る。すなわち、起動・停止時に所望の周波数の駆動パル
ス信号Mpを作り出すためのプリセット値を予めROM
25内に格納しておき、実際の起動・停止時に所定の時
間間隔及び順番に従って、ROM25からプリセット値
をカウンタ21に出力させることにより、カウンタ21
の駆動パルス信号Mpの周波数を徐々に変化させるよう
にしている。こうして、駆動制御手段によるステッピン
グモータ20の駆動制御が行われる。
【0024】次に、画像の読み取り処理について説明す
る。駆動用発振器19から基準クロック信号Ckが出力
されると、CCDドライバ12には基準クロック信号C
k及びタイミング発生回路23からの読取開始信号Rs
が送られる。この読取開始信号Rsに基づいて、CCD
10の多数の読取素子(図示せず)が基準クロック信号
Ckにより駆動されることにより主走査方向Xの読み取
りが行われる。
【0025】ここで、読取開始信号Rsの出力タイミン
グについて詳細に説明する。まず、図1には、標準モー
ドでのステッピングモータ20の加速領域A及び一定速
度領域Bの期間中における駆動パルス信号Mpと読取開
始信号Rsとの関係がタイミングチャートとして示され
ている。図1より明らかなように、駆動パルス信号Mp
と読取開始信号Rsとは同期しており、駆動パルス信号
Mpの4回に1回の割合で読取開始信号Rsが出力され
る。標準モードでは、ステッピングモータの4ステップ
で1ライン分の副走査が行われるため、1ライン分の副
走査の間に読取開始信号Rsが出力され、この読取開始
信号Rsの出力によりCCD10による主走査が確実に
なされることになる。ここで、駆動パルス信号Mpと読
取開始信号Rsとが同期するのは、読取開始信号Rsは
駆動パルス信号Mpを分周することにより生成されるか
らである。つまり、同期手段により、カウンタ21より
出力された駆動パルス信号Mpがタイミング発生回路2
3で分周されて読取開始信号Rsとされ、この読取開始
信号RsがCCDドライバ12に入力されるため、駆動
パルス信号Mpと読取開始信号Rsとが同期することに
なる。したがって、1ライン分の幅走査が開始されると
同時に1ライン分の主走査が開始されるため、ステッピ
ングモータ20の加減速中であっても、濃度縞や縦横比
のずれなどの画像の読み取りムラがない高品質な画像の
読み取りが行われる。
【0026】そして、読取開始信号Rsに同期してCC
D10により読み取られた1ライン分の読取データは、
増幅器13、A/D変換器14を経てラインメモリ15
に入力される。このラインメモリ15は、ライン同期信
号Lsに同期して記憶する読取データを遅延させて画像
処理回路16に出力する。したがって、CCD10によ
る画像の読み取り処理と読み取られた画像情報の出力処
理とが別個独立して行われる。これにより、画像情報の
データ処理が容易になる。例えば、図1に例示するタイ
ミングチャートでは、画像情報の処理として、ステッピ
ングモータ20の加速領域Aにおいてラインメモリ15
から画像処理回路16への画像情報の出力を遅延させる
ことで、画像情報の出力をライン同期信号Lsに同期さ
せて出力させている。これにより、画像情報の出力タイ
ミング制御が容易になり、処理の容易化が図られる。な
お、本装置は、等倍密着型ラインセンサをステッピング
モータで副走査させるものや、読取光学系を固定し、原
稿をステッピングモータ駆動で搬送(副走査)させるも
のにも適用が可能である。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、駆動制御手段に
より、基準クロック信号に基づき駆動パルス信号を生成
し、この駆動パルス信号の周期を変更してステッピング
モータを加減速し、また、同期手段により、基準クロッ
ク信号に基づき生成された読取開始信号と駆動パルス信
号とを同期させるようにしたので、ステッピングモータ
の加減速時でも、読取光学系と原稿面との相対移動によ
る副走査が1ライン分行われた時点でラインセンサによ
る1ライン分の主走査を行わせることができ、これによ
り、画像の読み取りムラがない正確な画像の読み取りを
行うことができる。従って、濃度縞などの発生をなくし
て読み取り画像の品質を向上させることができる。
【0028】請求項2記載の発明は、ステッピングモー
タの駆動パルス信号を分周した信号をラインセンサの読
取開始信号として用いて同期手段としたので、原稿画像
の主走査方向の読み取り周期と副走査方向の移動周期と
を確実に同期させることができ、これにより、縦横比の
ずれなどをなくして読取画像の品質を向上させることが
できる。また、読取開始信号は駆動パルス信号を利用し
て生成されるため、回路構成や処理手順を単純化するこ
とができ、装置の構造の簡略化を図ることができる。
【0029】請求項3記載の発明は、ラインセンサによ
り得られる画像情報をラインメモリに複数のライン分記
憶させるようにしたので、画像情報を他の信号に同期さ
せ遅延させて出力することができる。これにより、ライ
ンセンサによる画像の読み取り処理と読み取られた画像
情報の出力処理とを別個独立して行うことができ、デー
タ処理の容易化を図ることができる。
【0030】請求項4記載の発明は、画像情報出力制御
手段によりラインメモリに記憶された画像情報をライン
同期信号に同期して遅延させて出力させるようにしたの
で、そのライン同期信号を駆動パルス信号に同期させ遅
延させて出力することができ、データ処理の容易化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として、ステッピングモータ
の加速領域及び一定速領域における読み取りタイミング
を示すタイミングチャートである。
【図2】画像読取装置における画像読取制御部の構成を
示すブロック図である。
【図3】従来の一例として、画像読取装置における原稿
画像読取部の構成を示す側面図である。
【図4】ステッピングモータの加速領域及び一定速領域
における読み取りタイミングを示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】
3,4 読取光学系 10 ラインセンサ 15 ラインメモリ 19 駆動用発振器 20 ステッピングモータ Ck 基準クロック信号 Ls ライン同期信号 Mp 駆動パルス信号 Rs 読取開始信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動用発振器からの基準クロック信号に
    基づき駆動制御されると共に読取開始信号によって1ラ
    イン分の読取動作を開始するラインセンサにより原稿面
    を主走査し、駆動パルス信号に基づき駆動制御されるス
    テッピングモータにより原稿面と前記ラインセンサを含
    む読取光学系とを相対的に移動させて原稿面を副走査す
    ることで二次元の画像情報を得る画像読取装置におい
    て、前記基準クロック信号に基づき前記駆動パルス信号
    を生成し、この駆動パルス信号の周期を変更して前記ス
    テッピングモータを加減速する駆動制御手段と、前記基
    準クロック信号に基づき生成された前記読取開始信号と
    前記駆動パルス信号とを同期させる同期手段とを設けた
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 ステッピングモータの駆動パルス信号を
    分周した信号をラインセンサの読取開始信号として用い
    る同期手段としたことを特徴とする請求項1記載の画像
    読取装置。
  3. 【請求項3】 ラインセンサにより得られる画像情報を
    複数のライン分記憶するラインメモリを有することを特
    徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 ラインメモリに記憶された画像情報をラ
    イン同期信号に同期して出力させる画像情報出力制御手
    段を有することを特徴とする請求項3記載の画像読取装
    置。
JP6328895A 1994-12-28 1994-12-28 画像読取装置 Pending JPH08186694A (ja)

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