JP2010010011A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、セル電圧端子に接続されるケーブルの損傷を良好且つ確実に抑制することを可能にする。
【解決手段】燃料電池スタック10は、複数の単位セル22が積層された積層体24を備え、前記積層体24がケーシング32内に収容される。ケーシング32を構成する側板74aは、プレート部80a、80bに分割されるとともに、互いに開口部82を形成する。単位セル22に設けられるセル電圧端子68にコネクタ94が接続され、このコネクタ94のケーブル98の一部には、保護部材104が設けられる。外部荷重によりプレート部80bが変形する際、開口部82を形成するエッジ部が保護部材104に接触するように、前記保護部材104の長さ及びケーブル98の弛み長さが設定される。
【選択図】図5

Description

本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを有する単位セルが複数積層された積層体を箱状ケーシング内に収容するとともに、車両内に配置される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)を採用している。この電解質膜の両側にアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体を、セパレータによって挟持することにより、単位セルが構成されている。
通常、燃料電池は、所望の発電力を得るために、所定数(例えば、数十〜数百)の単位セルを積層した燃料電池スタックとして使用されている。この種の燃料電池スタックでは、各単位セルが所望の発電性能を有しているか否かを検出する必要がある。このため、通常、セパレータに設けられたセル電圧端子を電圧検出装置(セル電圧モニタ)に接続して、発電時の各単位セル毎のセル電圧を検出する作業が行われている。
例えば、特許文献1では、図10に示すように、燃料電池1にセル電圧モニタ2が取り付けられている。セル電圧モニタ2の各端子(図示せず)は、金属板3に接触されており、燃料電池1の電位を検出している。
燃料電池1には、樹脂フレーム4が設けられており、この樹脂フレーム4には、セル電圧モニタ2を前記燃料電池1から抜け止めするための抜け止め部5が設けられている。セル電圧モニタ2の端子には、導線6が接続されており、この導線6は、図示しないコントローラ等に接続されている。
特開2004−87163号公報
ところで、燃料電池スタックでは、複数の単位セルが積層された積層体を箱状ケーシング内に収容した状態で、燃料電池車両に搭載する車載用燃料電池スタックとして使用される場合がある。その際、上記のセル電圧モニタ2では、導線6がケーシングに設けられた開口部を通って外部に取り出されている。
従って、燃料電池車両に外部荷重が付与されてケーシングに変形が惹起されると、開口部を形成するエッジが導線6に接触し易い。これにより、例えば、導線6の被覆が損傷するという問題がある。
本発明はこの種の課題を解決するものであり、簡単な構成で、セル電圧端子に接続されるケーブルの損傷を良好且つ確実に抑制することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを有する単位セルが複数積層された積層体を箱状ケーシング内に収容するとともに、車両内に配置される燃料電池スタックに関するものである。
ケーシングの少なくとも一の面には、各単位セル毎又は複数の単位セル毎にセル電圧を検出するために、前記単位セルに設けられたセル電圧端子に対応して開口部が形成されるとともに、前記セル電圧端子に接続されるケーブルには、前記ケーブルを保護するための保護部材が設けられている。
そして、燃料電池スタックに外部荷重が付与された際、ケーシングが車両の内壁に当接するまで変形した状態で、開口部を形成するエッジ部が保護部材に接触するように、前記保護部材の長さ及び前記ケーブルの弛み長さが設定されている。
また、ケーブルは、ケーシングが前記変形した状態よりも大きく変形した際に、集中的に切断される破断部位を設けることが好ましい。
さらに、本発明では、ケーシングの少なくとも一の面には、各単位セル毎又は複数の単位セル毎にセル電圧を検出するために、前記単位セルに設けられたセル電圧端子に対応して開口部が形成されるとともに、前記セル電圧端子に接続されるケーブルには、前記ケーブルを保護するための保護部材が設けられている。
そして、ケーシングには、前記ケーシングとケーブルとの間に開口部側に突出して設けられ、燃料電池スタックに外部荷重が付与されて前記ケーシングが変形した際に、前記ケーブルが前記開口部を形成するエッジ部に接触することを阻止する保護シートが設けられている。
本発明では、保護部材の長さ及びケーブルの弛み長さが設定されているため、外部荷重の付与によりケーシングが変形しても、前記ケーシングの開口部を形成するエッジ部が前記ケーブルに接触することがない。このため、簡単な構成で、セル電圧端子に接続されるケーブルの損傷を良好且つ確実に抑制することが可能になる。
また、本発明では、ケーシングに開口部側に突出して保護シートが設けられている。従って、外部荷重の付与によりケーシングが変形しても、開口部を形成するエッジ部がケーブルに接触することがない。これにより、簡単な構成で、セル電圧端子に接続されるケーブルの損傷を良好且つ確実に抑制することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10が搭載される燃料電池車両12の一部側面説明図である。
燃料電池車両12は、車室16内に左右のフロントシート(運転席及び助手席)18a、18b間に位置して、センターコンソール14が設けられるとともに、前記センターコンソール14は、前記燃料電池車両12の車長方向(矢印L方向)に延在する。このセンターコンソール14内に、燃料電池スタック10が収容される。
図2に示すように、燃料電池スタック10は、複数の単位セル22が水平方向(矢印A方向)に積層された積層体24を備える。積層体24の積層方向(矢印A方向)一端には、ターミナルプレート26a、絶縁プレート28a及びエンドプレート30aが外方に向かって、順次、配設される。
積層体24の積層方向他端には、ターミナルプレート26b、絶縁プレート28b及びエンドプレート30bが外方に向かって、順次、配設される。燃料電池スタック10は、縦長の長方形状に構成されるエンドプレート30a、30bを端板として含む箱状のケーシング32により一体的に保持される。エンドプレート30a、30bは、例えば、アルミニウム板で形成される。
図3に示すように、各単位セル22は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)40と、前記電解質膜・電極構造体40を挟持する薄板波形状の第1及び第2金属セパレータ42、44とを備える。なお、第1及び第2金属セパレータ42、44に代えて、カーボンセパレータを用いてもよい。
単位セル22の長辺方向(図3中、矢印C方向)の一端縁部(上端縁部)には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔46a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔48aが設けられる。
単位セル22の長辺方向の他端縁部(下端縁部)には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔48b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔46bが設けられる。
単位セル22の短辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔50aが設けられるとともに、前記単位セル22の短辺方向の他端縁部には、前記冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔50bが設けられる。
電解質膜・電極構造体40は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜52と、前記固体高分子電解質膜52を挟持するアノード側電極54及びカソード側電極56とを備える。
アノード側電極54及びカソード側電極56は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜52の両面に形成される。
第1金属セパレータ42の電解質膜・電極構造体40に向かう面42aには、燃料ガス供給連通孔48aと燃料ガス排出連通孔48bとを連通する燃料ガス流路58が矢印C方向に沿って形成される。第1金属セパレータ42の面42bには、冷却媒体供給連通孔50aと冷却媒体排出連通孔50bとを連通する冷却媒体流路60が矢印B方向に沿って形成される。
第2金属セパレータ44の電解質膜・電極構造体40に向かう面44aには、矢印C方向に沿って酸化剤ガス流路62が設けられるとともに、この酸化剤ガス流路62は、酸化剤ガス供給連通孔46aと酸化剤ガス排出連通孔46bとに連通する。第2金属セパレータ44の面44bには、第1金属セパレータ42の面42bと重なり合って冷却媒体流路60が一体的に形成される。
第1金属セパレータ42の面42a、42bには、この第1金属セパレータ42の外周端縁部を周回して第1シール部材64aが一体成形される。第2金属セパレータ44の面44a、44bには、この第2金属セパレータ44の外周端縁部を周回して第2シール部材64bが一体成形される。
単位セル22の短辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、凹部66が形成されるとともに、例えば、第1金属セパレータ42には、前記凹部66に配置されてセル電圧端子68が装着される。
図2に示すように、ターミナルプレート26a、26bの面内中央から積層方向外方に延在して第1及び第2電力取り出し端子70a、70bが設けられる。第1電力取り出し端子70aは、絶縁プレート28a及びエンドプレート30aを貫通して外部に突出する一方、第2電力取り出し端子70bは、絶縁プレート28b及びエンドプレート30bを貫通して外部に突出する。第1及び第2電力取り出し端子70a、70bには、例えば、車両走行用モータ等の負荷が接続される。
ケーシング32は、端板であるエンドプレート30a、30bと、積層体24の側部に配置される複数の側板74a〜74dと、前記側板74a〜74dの互いに近接する端部同士をねじ75を介して連結するアングル部材76と、前記エンドプレート30a、30bと前記側板74a〜74dとを連結するヒンジ機構78とを備える。
側板74a〜74dは、薄板金属製プレートで構成されるとともに、少なくとも前記側板74aは、上下(矢印C方向)に2分割されて互いに離間して配置される一対のプレート部80a、80bを有する。プレート部80a、80b間には、開口部82が形成されるとともに、前記開口部82を周回してエッジ部82aが設けられる。
ヒンジ機構78は、エンドプレート30a、30bに設けられる第1ヒンジ部84a、84bと、側板74a〜74dに設けられる第2ヒンジ部86と、前記第1ヒンジ部84a、84bと第2ヒンジ部86とが交互に配置された状態で挿入される連結ピン88a、88bとを備える。
エンドプレート30aの上部側には、酸化剤ガス供給連通孔46aに連通する酸化剤ガス入口マニホールド90aと、燃料ガス供給連通孔48aに連通する燃料ガス入口マニホールド92aとが設けられる。エンドプレート30aの下部側には、酸化剤ガス排出連通孔46bに連通する酸化剤ガス出口マニホールド90bと、燃料ガス排出連通孔48bに連通する燃料ガス出口マニホールド92bとが設けられる。
エンドプレート30bには、図示しないが、矢印C方向に延在してそれぞれ冷却媒体供給連通孔50aに連通する冷却媒体入口マニホールドと、冷却媒体排出連通孔50bに連通する冷却媒体出口マニホールドとが設けられる。
図4に示すように、所定数のセル電圧端子68毎にコネクタ94が装着される。コネクタ94は、各セル電圧端子68に接続される接続端子部96を備え、前記接続端子部96は、ケーブル(ハーネス)98の一端にはんだ部100を介して連結される(図5参照)。コネクタ94には、コネクタカバー102が装着されており、前記コネクタカバー102の端部及びケーブル98の一部は、例えば、熱収縮チューブ等の保護部材104により固定される。
コネクタカバー102及びケーブル98は、開口部82から側板74aの外方に露出しており、前記ケーブル98は、前記側板74aを構成するプレート部80bに沿って上方に延在し、取り付け部材106を介して前記プレート部80bに固定されるとともに、弛み部108が形成される。
第1の実施形態では、図6に示すように、燃料電池スタック10に外部荷重が付与された際、ケーシング32を構成するプレート部80bがセンターコンソール14の内壁に当接するまで変形した状態で、開口部82を形成するエッジ部82aが保護部材104に接触するように、前記保護部材104の長さL及びケーブル98の弛み部108の長さが設定される。
さらに、第1の実施形態では、センターコンソール14にも変形が生じて、プレート部80bがさらに変形した際に、ケーブル98がはんだ部100で集中的に切断されるように構成される。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、燃料電池スタック10では、図2に示すように、エンドプレート30aの酸化剤ガス入口マニホールド90aから酸化剤ガス供給連通孔46aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口マニホールド92aから燃料ガス供給連通孔48aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。一方、エンドプレート30bの冷却媒体入口マニホールドから冷却媒体供給連通孔50aに純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。
このため、積層体24では、矢印A方向に重ね合わされた複数の単位セル22に対し、酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却媒体が矢印A方向に供給される。
図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔46aから第2金属セパレータ44の酸化剤ガス流路62に導入され、電解質膜・電極構造体40のカソード側電極56に沿って移動する。一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔48aから第1金属セパレータ42の燃料ガス流路58に導入され、電解質膜・電極構造体40のアノード側電極54に沿って移動する。
従って、各電解質膜・電極構造体40では、カソード側電極56に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極54に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極56に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔46bに沿って流動した後、エンドプレート30aの酸化剤ガス出口マニホールド90bから外部に排出される。同様に、アノード側電極54に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔48bに沿って流動した後、エンドプレート30aの燃料ガス出口マニホールド92bから外部に排出される。
また、冷却媒体は、冷却媒体供給連通孔50aから第1及び第2金属セパレータ42、44間の冷却媒体流路60に導入された後、矢印B方向に沿って流動する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体40を冷却した後、冷却媒体排出連通孔50bを移動してエンドプレート30bの冷却媒体出口マニホールドから排出される。
この場合、第1の実施形態では、図5に示すように、所定数のセル電圧端子68に接続されるコネクタ94は、コネクタカバー102の端部及びケーブル98の一部に保護部材104が設けられるとともに、この保護部材104の長さLと前記ケーブル98の弛み部108の長さとが、予め設定されている。
このため、図6に示すように、燃料電池スタック10に外部荷重が付与される際、ケーシング32を構成するプレート部80bがセンターコンソール14の内壁に当接するまで変形した状態に至ることがある。その際、ケーブル98は、センターコンソール14の内壁とプレート部80bの開口部82を構成するエッジ部とに挟持されるものの、前記ケーブル98を周回保護している保護部材104が前記開口部82を形成する前記エッジ部に接触している。
従って、ケーブル98が損傷してこのケーブル98とプレート部80bとが電気的に接続されることがない。これにより、簡単な構成で、ケーブル98の損傷を良好且つ確実に抑制することが可能になるという効果が得られる。
次いで、プレート部80bは、センターコンソール14の内壁に当接した後、積層体24側に復帰する(図7参照)。ここで、ケーブル98は、予め弛み部108の長さが設定されているため、プレート部80bの変形時に弛みのない状態に引き延ばされている。従って、プレート部80bが積層体24側に復帰する際に、ケーブル98が開口部82側に巻き込まれることがなく、前記ケーブル98の損傷が可及的に抑制されるという利点がある。
また、第1の実施形態では、外部荷重が比較的大きく、センターコンソール14が、図6中、実線の位置から二点鎖線の位置に変形すると、プレート部80bの変形状態は、図6の位置からさらに大きくなる。その際、ケーブル98は、所定の引っ張り状態からさらに引張されるため、はんだ部100で集中的に破断することができる。これにより、ケーブル98への通電が停止され、前記ケーブル98の短絡が阻止されるとともに、高電圧部の絶縁距離を確保することが可能になる。
図8は、本発明の第の実施形態に係る燃料電池スタック120の要部断面説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この第2の実施形態では、ケーシング32を構成するプレート部80bの表面に、このプレート部80bとケーブル98との間に開口部82側に突出して保護シート122が設けられる。保護シート122は、例えば、ガラスクロス入りのシリコンゴム又はEPDM(エチレン・プロピレンゴム)等で構成される。保護シート122が、エッジ部82aに当たって破損することを阻止するためである。保護シート122は、開口部82内に所定の距離Tだけ突出するとともに、保護部材104から距離dだけ離間する(T≧d)。保護シート122の端部が捲れて保護部材104とプレート部80bとの間に進入することを阻止するためである。
このように構成される第2の実施形態では、燃料電池スタック120に外部荷重が付与されると、図9に示すように、プレート部80bは、センターコンソール14の内壁側に変形する。その際、プレート部80bの表面に設けられている保護シート122は、プレート部80bの開口部82を形成するエッジ部を覆っており、ケーブル98が前記エッジ部に直接接触することがない。
これにより、簡単な構成で、ケーブル98の損傷を良好且つ確実に抑制することができ、前記ケーブル98の短絡が防止される等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、第1及び第2の実施形態では、燃料電池スタック10、120は、車室16内のセンターコンソール14に配置されているが、これに限定されるものではない。例えば、燃料電池車両12の前部(ボンネット部)やこの燃料電池車両12の床下部等にも収容することができる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックが搭載される燃料電池車両の一部側面説明図である。 前記燃料電池スタックの斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する単位セルの分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成するセル電圧端子とコネクタとの接続状態を示す斜視図である。 前記セル電圧端子と前記コネクタとの接続状態を示す要部断面図である。 前記燃料電池スタックを構成するケーシングが変形した状態の説明図である。 変形した前記ケーシングが復帰した状態の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの要部断面説明図である。 前記燃料電池スタックを構成するケーシングが変形した状態の説明図である。 従来技術の取り付け構造の説明図である。
符号の説明
10、120…燃料電池スタック 12…燃料電池車両
14…センターコンソール 18a、18b…フロントシート
22…単位セル 24…積層体
30a、30b…エンドプレート 32…ケーシング
40…電解質膜・電極構造体 42、44…金属セパレータ
52…固体高分子電解質膜 54…アノード側電極
56…カソード側電極 58…燃料ガス流路
60…冷却媒体流路 62…酸化剤ガス流路
68…セル電圧端子 74a〜74d…側板
76…アングル部材 78…ヒンジ構造
94…コネクタ 96…接続端子部
98…ケーブル 100…はんだ部
102…コネクタカバー 104…保護部材
108…弛み部 122…保護シート

Claims (3)

  1. 一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを有する単位セルが複数積層された積層体を箱状ケーシング内に収容するとともに、車両内に配置される燃料電池スタックであって、
    前記ケーシングの少なくとも一の面には、各単位セル毎又は複数の単位セル毎にセル電圧を検出するために、前記単位セルに設けられたセル電圧端子に対応して開口部が形成されるとともに、
    前記セル電圧端子に接続されるケーブルには、前記ケーブルを保護するための保護部材が設けられ、
    前記燃料電池スタックに外部荷重が付与された際、前記ケーシングが前記車両の内壁に当接するまで変形した状態で、前記開口部を形成するエッジ部が前記保護部材に接触するように、前記保護部材の長さ及び前記ケーブルの弛み長さを設定することを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記ケーブルは、前記ケーシングが前記変形した状態よりも大きく変形した際に、集中的に切断される破断部位を設けることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを有する単位セルが複数積層された積層体を箱状ケーシング内に収容するとともに、車両内に配置される燃料電池スタックであって、
    前記ケーシングの少なくとも一の面には、各単位セル毎又は複数の単位セル毎にセル電圧を検出するために、前記単位セルに設けられたセル電圧端子に対応して開口部が形成されるとともに、
    前記セル電圧端子に接続されるケーブルには、前記ケーブルを保護するための保護部材が設けられ、
    前記ケーシングには、前記ケーシングと前記ケーブルとの間に前記開口部側に突出して設けられ、前記燃料電池スタックに外部荷重が付与されて前記ケーシングが変形した際に、前記ケーブルが前記開口部を形成するエッジ部に接触することを阻止する保護シートが設けられることを特徴とする燃料電池スタック。
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