JP2009117088A - 固体電解質型燃料電池 - Google Patents

固体電解質型燃料電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2009117088A
JP2009117088A JP2007286921A JP2007286921A JP2009117088A JP 2009117088 A JP2009117088 A JP 2009117088A JP 2007286921 A JP2007286921 A JP 2007286921A JP 2007286921 A JP2007286921 A JP 2007286921A JP 2009117088 A JP2009117088 A JP 2009117088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
terminal
solid oxide
oxide fuel
lead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007286921A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5104224B2 (ja
Inventor
Hirokazu Komatsu
寛和 小松
Yasushi Nakajima
靖志 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2007286921A priority Critical patent/JP5104224B2/ja
Publication of JP2009117088A publication Critical patent/JP2009117088A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5104224B2 publication Critical patent/JP5104224B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】スタックに接続する電圧モニタ用の端子に、ばね性を有する材料を用いた燃料電池では、運転温度が高くなると端子のばね性が劣化して、スタックと電圧モニタ用の端子との間で接触不良が生じる恐れがあった。
【解決手段】複数の電池ユニットUを積層して成るスタック構造体Sと、スタック構造体Sを収容する容器Vを備えた固体電解質型燃料電池であって、容器Vが、その壁部に、個々の電池ユニットUの電圧モニタ用リードLを埋設状態で備えると共に、各リードLが、容器Vの壁部内面に、各電池ユニットUの電圧端子Utと接続するリード端子Ltを備えており、リード端子Ltと電圧端子Utの接続状態を磁力により維持する接続維持手段を備えた構成とすることで、高温環境下であっても、スタック構造体Sと電圧モニタ用の端子との確実な接続状態を維持できるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池ユニットを積層して成るスタック構造体と、このスタック構造体を収容する容器を備えた燃料電池であって、各電池ユニットの電圧モニタ機能を備えた固体電解質型の燃料電池の改良に関するものである。
従来、電圧モニタ機能を有する燃料電池としては、複数のセルとセパレータを交互に積層して成るスタックに対して、各セルの電圧測定装置を備えたものがあった。この電圧測定装置は、支持プレートに、セパレータに着脱可能な端子を、弾性変形により相対変位可能に装着した構成を有している(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−124285号公報
ところで、上記したような燃料電池は、固体高分子型燃料電池のように運転温度が比較的低い(例えば70〜100℃)ものには好適である。しかしながら、固体電解質型(酸化物型)燃料電池のように運転温度が高い(例えば600〜800℃)ものでは、スタックに接続する端子としてばね性を有する材料から成る端子を用いると、その高温により端子のばね性が劣化して、スタックと電圧モニタ用の端子との間で接触不良が生じる恐れがあるという問題点があった。
本発明は、上記従来の課題に着目して成されたものであり、電池ユニットを積層したスタック構造体と、このスタック構造体を収容する容器を備えた固体電解質型燃料電池において、スタック構造体と電圧モニタ用の端子との確実な接続状態を維持することができる固体電解質型燃料電池を提供することを目的としている。
本発明の固体電解質型燃料電池は、複数の電池ユニットを積層して成るスタック構造体と、スタック構造体を収容する容器を備えており、各電池ユニットの電圧モニタ機能を有するものである。
そして、本発明の固体電解質型燃料電池は、容器が、その壁部に、個々の電池ユニットの電圧モニタ用リードを埋設状態で備えると共に、各リードが、容器の壁部内面に、各電池ユニットの電圧端子と接続するリード端子を備えており、リードのリード端子と電池ユニットの電圧端子の接続状態を磁力により維持する接続維持手段を備えたことを特徴としている。
本発明の固体電解質型燃料電池によれば、電池ユニットを積層したスタック構造体と、このスタック構造体を収容する容器を備えた固体電解質型燃料電池において、高温環境下であっても、スタック構造体と電圧モニタ用の端子との確実な接続状態を維持することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の固体電解質型燃料電池の実施形態を説明する。
図1〜図3は、本発明の固体電解質型燃料電池の第1実施形態を説明する図である。
固体電解質型燃料電池は、図3に示すように、複数の円盤型の電池ユニットUを積層して成るスタック構造体Sと、このスタック構造体Sを収容する円筒形の容器Vを備えている。容器Vは、スタック構造体Sで生じた高熱を遮断する断熱容器であって、詳細な図示を省略したが、有底円筒形の本体部と本体部の開口部を密閉する蓋部を備えている。
電池ユニットUは、図1に示すように、発電要素である単セル1と、この単セル1を保持するセパレータ板2を備えている。単セル1は、固体電解質層を燃料極層と空気極層とで挟持した構造を有する。セパレータ板2は、単セル1の燃料極層に対向して、同燃料極層との間に燃料ガス流路を形成し、この燃料ガス流路内にガス透過性を有する集電体3が収容してある。
また、電池ユニットUは、その中央部に流路部品4を備えている。この流路部品4は、電池ユニットUを積層した状態で、中心線に沿って互いに連通する燃料ガス供給管5を形成すると共に、燃料ガス供給管5から電池ユニットU内に連通する燃料ガス導入口6を有している。なお、流路部品4は、図示を省略したが、燃料ガス排出部を有すると共に、互いに連通する燃料ガス排出管を形成している。燃料ガスの供給管5や排出管は、図3に示す如く、容器Cの外部に延出した各々のパイプP1,P2に連通している。
そして、電池ユニットUは、複数枚が積層され、この際、単セル1の空気極層と隣接する電池ユニットUとの間にも集電体7を介装してスタック構造体Sを構成している。
上記のスタック構造体Sを容器Vに収容した固体電解質型燃料電池は、各電池ユニットU内に水素を含む燃料ガスを導入して、この燃料ガスを単セル1の燃料極層に供給すると共に、容器V内に酸化剤ガス(空気)を導入して、この酸化剤ガスを単セル1の空気極層に供給し、単セル1で電気化学反応を生じさせて電気エネルギーを得る。
上記の固体電解質型燃料電池は、スタック構造体Sを構成する各電池ユニットUの電圧モニタ機能を有しており、モニタ結果を利用して最適な運転制御を行うことを可能にしている。
固体電解質型燃料電池は、上記の電圧モニタ用の構成として、容器Vの壁部に、個々の電池ユニットUの電圧モニタ用リードLを埋設状態で備えている。また、各電池ユニットUは、その外周部に電圧端子Utが設けてある。さらに、各リードLは、容器Vの壁部内面に、各電池ユニットUの電圧端子Utと夫々接続するリード端子Ltを備えている。そして、固体電解質型燃料電池は、リードLのリード端子Ltと電池ユニットUの電圧端子Utの接続状態を磁力により維持する接続維持手段を備えている。
容器Vは、円周状の壁部が、複数の電気絶縁層Rを同心状に配置した多層構造になっており、電気絶縁材層Rの間にリードLが埋設してある。各リードLは、帯状を成すと共に、容器Vの軸線方向に沿って配置され、下端部を水平に屈曲して壁部内面のリード端子Ltに接続してある。また、各リードLは、とくに図3に示すように、容器Vの上部に設けた集中コネクタCに接続してあり、この集中コネクタCを介して電圧モニタ装置Mに接続してある。
ここで、各リードL、リード端子Lt及び電圧端子Utは、平面円形状である容器V及びスタック構造体Sにおける円周上の同じ位相に設けてある。このため、図1中で右側に示す最内側のリードLを最上段の電池ユニットUに接続し、最外側に向けて配列した各リードLを順次下段の電池ユニットUに接続する。このように、各リードL、リード端子Lt及び電圧端子Utを同位相に配置することで、電圧モニタ用の通電経路を1箇所に集約して簡素化したものとしている。
リードLのリード端子Ltと電池ユニットUの電圧端子Utは、互いに係合する凹部と凸部を相対的に有するものとなっていて、この実施形態では、リード端子Ltが凹状を成すと共に、電圧端子Utが凸状を成している。また、両端子Lt,Utは、互いの断面寸法が係脱可能な大きさでほぼ等しく設定してあると共に、凹部の深さDと凸部の高さ(突出量)Hがほぼ等しく設定してある。これにより、両端子Lt,Utは、隙間無く係合して、ずれやがたつきを防ぐことができ、確実な係合状態を維持する。
この実施形態の接続維持手段は、リード端子Lt側及び電圧端子Ut側のいずれか一方側に設けた永久磁石と、他方側に設けた磁性体(強磁性体)とで構成され、より具体的には、リード端子Ltが永久磁石であると共に、電圧端子Utが磁性体である。すなわち、この実施形態では、リード端子Lt及び電圧端子Utの材料そのものが、互いの接続状態を維持する接続維持手段である。なお、両端子Lt,Utにおける永久磁石と磁性体の関係は逆でも良い。
また、上記のリード端子Ltを形成する永久磁石は、硬磁性体であり且つ燃料電池運転温度よりも高いキュリー温度を有する材料から成るものであり、より具体的には、希土類磁石及びアルニコ磁石のいずれかの磁石である。
ここで、例えば、フェライト磁石のキュリー温度は450〜460℃であり、ネオジウム磁石のキュリー温度は350〜400℃である。また、希土類磁石であるサマコバ(サマリウム・コバルト)磁石のキュリー温度は800℃であり、アルニコ(アルミニウム・ニッケル・コバルト)磁石のキュリー温度は850℃である。
このため、運転温度が600〜800℃である固体電解質燃料電池において、端子用の永久磁石として、キュリー温度が低いフェライト磁石やネオジウム磁石を用いると、高温により減磁して保磁力が低下し、両端子Lt,Utの接続状態が不安定になる。そこで、この実施形態では、端子用の永久磁石として、キュリー温度が高い希土類磁石やアルニコ磁石を用いることで、熱脱磁が生じ難くなり、両端子Lt,Utの接続状態を安定して維持することができる。
上記の固体電解質型燃料電池は、容器Vにスタック構造体Sを収容すると共に、図4に示すように、各リード端子Ltに電池ユニットUの電圧端子Utを係合する。このとき、当該燃料電池では、両端子Lt,Utが永久磁石と磁性体であって、互いに係合と同時に吸着するので、位置決め及び組立てが非常に容易であるうえに、両端子Lt,Utを確実に接続することができ、作業性が飛躍的に向上する。
また、上記の如く組立てられた当該固体電解質型燃料電池は、容器Vの壁部内面と各電池ユニットUとの間に空気流路8が形成され、夫々の単セル1の空気極層に対して均一に空気(酸化剤ガス)を供給することができる。
さらに、当該固体電解質型燃料電池は、両端子Lt,Utが磁力により隙間無く係合しているので、接続面における高温酸化を抑制して、酸化膜によるモニタ電圧の低下を未然に防ぐことができる。
そしてさらに、当該固体電解質型燃料電池は、リード端子Ltを形成する永久磁石の材料を選択したことで、充分な耐熱性が確保され、高温環境下においても、両端子Lt,Utの確実な接続状態を維持することができ、良好な電圧モニタ機能を長期にわたって得ることができる。
図4は、本発明の固体電解質型燃料電池の第2実施形態を説明する図である。なお、先の実施形態と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
先の実施形態では、両端子Lt,Utが永久磁石と磁性体であり、これらの材料自体が接続維持手段とした。これに対して、図示の固体電解質型燃料電池は、接続維持手段が、リード端子Lt側及び電圧端子Ut側のいずれか一方側に設けた永久磁石11と、他方側に設けた磁性体12を備えている。
より具体的には、容器Vの壁部内面に、リード端子Ltと永久磁石11を交互に配列すると共に、スタック構造体S側に、リード端子Ltに対向する電圧端子Utと永久磁石11に対向する磁性体12を交互に配列した構成になっている。永久磁石11は、先の実施形態と同様に材料が選択されたものであり、磁性体12の位置関係を逆にしても良い。
上記の固体電解質型燃料電池にあっても、先の実施形態と同様に、容器Vに対する電池ユニットU及びスタック構造体Sの位置決めや組立てが容易であるうえに、高温環境下においても両端子Lt,Utの確実な接続状態を維持することができる。
図5は、本発明の固体電解質型燃料電池の第3実施形態を説明する図である。なお、先の実施形態と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図示の固体電解質型燃料電池は、接続維持手段が、リード端子Lt側に設けた電磁石13と、電圧端子Ut側に設けた磁性体を備えたものとなっている。リード端子Ltは、先の実施形態と同様の永久磁石で形成してあり、これに巻回したコイル14とともに電磁石13を構成している。電圧端子Utは、磁性体で形成してあり、電磁石13に対する鉄心の役割を果たしている。
上記の固体電解質型燃料電池にあっても、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができ、しかも、電磁石13のON/OFF制御により両端子LT,Utの係合離脱を行うことができるので、容器Vに対するスタック構造体Sの取り付けや取り外しの作業に非常に有効である。
また、上記の如く電磁石を用いる場合は、例えば図4に示す第2実施形態のように、両端子Lt,Utとは別の位置に電磁石と磁性体を設けても良い。さらに、電磁石と磁性体の配置関係を逆にすることも可能であるが、図示の如く容器V側に電磁石13を配置すれば、多種部品の集合体であるスタック構造体S側に電磁石を配置するよりも、構造の簡略化を図ることができる。さらに、この実施形態の場合には、スタック構造体Sで生じた電気エネルギーを電磁石13の電源にすることも可能である。
図6は、本発明の固体電解質型燃料電池の第4実施形態を説明する図である。なお、先の実施形態と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図示の固体電解質型燃料電池は、容器Vの壁部内面と、スタック構造体Sにおける各電池ユニットUとの間にシート状の断熱体15を設けた構造になっている。
上記の固体電解質型燃料電池にあっても、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができるうえに、スタック構造体Sから容器V側への熱伝導量を軽減させて、両端子Lt,Utによる接続部分の温度上昇を抑制することができる。
図7は、本発明の固体電解質型燃料電池の第5実施形態を説明する図である。なお、先の実施形態と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図示の固体電解質型燃料電池は、容器Vの壁部に、リード端子Ltの冷却手段として冷却流体用流路16を備えている。冷却流体用流路16は、容器Vの壁部において、リード端子Ltと交互に配置してあり、冷却用流体として例えば空気を流通させる。
上記の固体電解質型燃料電池にあっても、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができるうえに、両端子Lt,Utによる接続部分の温度を低下又は温度上昇を抑制す
図6に示す第4実施形態の固体電解質型燃料電池、及び図7に示す第5実施形態の固体電解質型燃料電池では、リード端子Ltや電圧端子Utにキュリー温度の高い硬磁性材を使用した場合でも、電池ユニットUの発電状況によって運転温度が設定温度よりも高くなる場合がある。そこで、容器Vの壁部内面と各電池ユニットUとの間に断熱体15を設けたり、容器Vの壁部にリード端子Ltの冷却手段(冷却流体用流路16)を設けたりすることで、両端子Lt,Utによる接続部分の温度をその材料のキュリー温度以下に抑制又は低下させ、永久磁石の減磁を未然に防止する。これにより、高温環境下においても、両端氏Lt,Utの接続状態をより確実に維持することができる。
図8は、本発明の固体電解質型燃料電池の第6実施形態を説明する図である。なお、先の実施形態と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図示の固体電解質型燃料電池は、各電池ユニットUの電圧端子Utが、絶縁材17と交互に連結して端子ユニットTuを形成しており、とくに図8(b)に示すように、端子ユニットTuが、スタック構造体Sの各電池ユニットUに対して着脱可能な構成になっている。端子ユニットTuは、スタック構造体Sに装着した状態で、個々の電池ユニットUと電圧端子Utが夫々電気的に接続状態となる。
上記の固体電解質型燃料電池は、組立て作業性のさらなる向上を実現する。すなわち、スタック構造体Sに対して端子ユニットTuを装着するだけで、複数の電圧端子Utの位置決め及び組み付けが完了する。そして、端子ユニットTuを装着したスタック構造体Sを容器Vに収容すれば、先の各実施形態と同様に、リード端子Ltと電圧端子Utの接続が確実に成されることとなり、高温環境下においても、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
図9は、本発明の固体電解質型燃料電池の第7実施形態を説明する図である。なお、先の実施形態と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図9は、固体電解質型燃料電池の要部、すなわちリード端子Ltと電圧端子Utの接続部分を示しており、この実施形態では、各燃料電池ユニットUにおいて、電圧端子Utが、リード端子Ltに向けて突没自在に設けてある。なお、リード端子Lt及び電圧端子Utは、先の実施形態と同様に、いずれか一方が永久磁石で且つ他方が磁性体である。
より具体的には、この実施形態の電圧端子Utは、基盤部18aと凸部18bを有するものとなっている。これに対して、電池ユニットUは、外周部に、収納部19が設けてあり、この収納部19に、電圧端子Utが半径方向に往復動自在に収納してある。また、収納部19のユニット外周側には、移動した電圧端子Utが脱落しないように、電圧端子Utの凸部18bのみを通過させる開口部19aを有している。
さらに、この実施形態のリード端子Lt及び電圧端子Utは、いずれか一方が永久磁石で形成してあると共に、他方が磁性体で形成してある。
上記の固体電解質型燃料電池は、組立て作業性のさらなる向上を実現する。すなわち、図中上段の電池ユニットUに示すように、電圧端子Utを収納部19に没入状態にして、電池ユニットU又はスタック構造体Sを容器Vに収容する。その後、電池ユニットU又はスタック構造体Sが所定位置にセットされると、電圧端子Ltがリード端子Lt側に吸引されて収納部19から突出し、これと同時に両端子Lt,Utが互いに係合して接続状態となる。
このように、容器Vに電池ユニットU又はスタック構造体Sを収容すると同時に、両端子Lt,Utの接続を簡単に行うことができ、高温環境下においても、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
また、上記の如く各燃料電池ユニットUにおいて、リード端子Ltに向けて電圧端子Utを突没自在に設ける構成にすれば、容器Vとスタック構造体Sとの隙間を最小限にすることができる。すなわち、容器Vの内径に対して電池ユニットUの外径を最大限にすることができ、換言すれば、電池ユニットUの外形に対して容器Vの内径を最小限にすることができるので、当該燃料電池の小型化又は発電容量の向上に貢献することができる。
なお、本発明の固体電解質型燃料電池は、その構成が上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の細部を適宜変更することが可能である。例えば、リード端子と電圧端子との凹凸関係を逆にしたり、永久磁石や電磁石とこれに吸引される磁性体(磁石も含む)との関係を逆にしたりすることができ、各構成部位の形状や数及び材質等も変更することができる。
本発明の固体電解質型燃料電池の第1実施形態を説明する端子接続前の断面図である。 図1に示す固体電解質型燃料電池の端子接続後の断面図である。 図1に示す固体電解質型燃料電池の全体を説明する斜視図である。 本発明の固体電解質型燃料電池の第2実施形態を説明する断面図である。 本発明の固体電解質型燃料電池の第3実施形態を説明する断面図である。 本発明の固体電解質型燃料電池の第4実施形態を説明する断面図である。 本発明の固体電解質型燃料電池の第5実施形態を説明する断面図である。 本発明の固体電解質型燃料電池の第6実施形態を説明する断面図(a)及び端子ユニットを外した状態を説明する断面図(b)である。 本発明の固体電解質型燃料電池の第7実施形態を説明する断面図である。
符号の説明
1 単セル
2 セパレータ板
3 集電体(燃料極層側)
4 流路部品
5 燃料ガス供給管
6 燃料ガス導入口
7 集電体(空気極側)
8 空気流路
11 永久磁石(接続維持手段)
12 磁性体(接続維持手段)
13 電磁石(接続維持手段)
14 コイル
15 断熱体
16 冷却流体用流路(冷却手段)
17 絶縁材
18a 基盤部
18b 凸部
19 収納部
19a 開口部
C 集中コネクタ
D 凹部深さ
H 凸部高さ
L リード
Lt リード端子
M 電圧モニタ装置
P1P2 パイプ
R 電気絶縁層
S スタック構造体
Tu 端子ユニット
U 電池ユニット
Ut 電圧端子
V 容器

Claims (13)

  1. 複数の電池ユニットを積層して成るスタック構造体と、スタック構造体を収容する容器を備えた固体電解質型燃料電池であって、
    容器が、その壁部に、個々の電池ユニットの電圧モニタ用リードを埋設状態で備えると共に、各リードが、容器の壁部内面に、各電池ユニットの電圧端子と接続するリード端子を備えており、
    リードのリード端子と電池ユニットの電圧端子の接続状態を磁力により維持する接続維持手段を備えていることを特徴とする固体電解質型燃料電池。
  2. 接続維持手段が、リード端子側及び電圧端子側のいずれか一方側に設けた永久磁石と、他方側に設けた磁性体を備えていることを特徴とする請求項1に記載の固体電解質型燃料電池。
  3. リード端子及び電圧端子のいずれか一方が永久磁石であると共に、他方が磁性体であることを特徴とする請求項2に記載の固体電解質型燃料電池。
  4. 接続維持手段が、リード端子側に設けた電磁石と、電圧端子側に設けた磁性体であることを特徴とする請求項1に記載の固体電解質型燃料電池。
  5. 永久磁石が、硬磁性体であり且つ燃料電池運転温度よりも高いキュリー温度を有する材料から成ることを特徴とする請求項2又は3に記載の固体電解質型燃料電池。
  6. 永久磁石が、希土類磁石及びアルニコ磁石のいずれかの磁石であることを特徴とする請求項5に記載の固体電解質型燃料電池。
  7. 容器の壁部内面と各電池ユニットとの間に空気流路を形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の固体電解質型燃料電池。
  8. 容器の壁部内面と各電池ユニットとの間に断熱体を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の固体電解質型燃料電池。
  9. 容器の壁部に、リード端子の冷却手段を備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の固体電解質型燃料電池。
  10. リードのリード端子及び電池ユニットの電圧端子が、互いに係合する凹部及び凸部を相対的に有していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の固体電解質型燃料電池。
  11. 各電池ユニットの電圧端子が、絶縁材と交互に連結して端子ユニットを形成しており、端子ユニットが、スタック構造体の各電池ユニットに対して着脱可能であることを特徴とする10に記載の固体電解質型燃料電池。
  12. 各燃料電池ユニットにおいて、電圧端子が、リード端子に向けて突没自在に設けてあることを特徴とする請求項10に記載の固体電解質型燃料電池。
  13. 容器の外部に、各リードを接続する集中コネクタと、集中コネクタに接続される電圧モニタ装置を備えたことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の固体電解質型燃料電池。
JP2007286921A 2007-11-05 2007-11-05 固体電解質型燃料電池 Expired - Fee Related JP5104224B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007286921A JP5104224B2 (ja) 2007-11-05 2007-11-05 固体電解質型燃料電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007286921A JP5104224B2 (ja) 2007-11-05 2007-11-05 固体電解質型燃料電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009117088A true JP2009117088A (ja) 2009-05-28
JP5104224B2 JP5104224B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=40784023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007286921A Expired - Fee Related JP5104224B2 (ja) 2007-11-05 2007-11-05 固体電解質型燃料電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5104224B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010010011A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタック
WO2010041511A1 (ja) * 2008-10-06 2010-04-15 ソニー株式会社 燃料電池および酵素電極
CN103718362A (zh) * 2011-06-09 2014-04-09 博隆能源股份有限公司 燃料电池旁路二极管结构和附接方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11339828A (ja) * 1998-05-29 1999-12-10 Aisin Seiki Co Ltd セル電圧測定端子付き燃料電池スタック
JP2002505509A (ja) * 1998-02-25 2002-02-19 ジーメンス ウェスティングハウス パワー コーポレイション 燃料電池発電装置のエネルギー除去装置
JP2003223923A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Sanyo Electric Co Ltd リード線保持具及びそれを備えた燃料電池

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002505509A (ja) * 1998-02-25 2002-02-19 ジーメンス ウェスティングハウス パワー コーポレイション 燃料電池発電装置のエネルギー除去装置
JPH11339828A (ja) * 1998-05-29 1999-12-10 Aisin Seiki Co Ltd セル電圧測定端子付き燃料電池スタック
JP2003223923A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Sanyo Electric Co Ltd リード線保持具及びそれを備えた燃料電池

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010010011A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタック
WO2010041511A1 (ja) * 2008-10-06 2010-04-15 ソニー株式会社 燃料電池および酵素電極
US8911908B2 (en) 2008-10-06 2014-12-16 Sony Corporation Fuel cell and enzyme electrode
CN103718362A (zh) * 2011-06-09 2014-04-09 博隆能源股份有限公司 燃料电池旁路二极管结构和附接方法
EP2719006A2 (en) * 2011-06-09 2014-04-16 Bloom Energy Corporation Fuel cell bypass diode structures and attachment methods
EP2719006A4 (en) * 2011-06-09 2014-12-17 Bloom Energy Corp DERIVATIVE DIODE STRUCTURES FOR FUEL CELLS AND METHODS OF FASTENING

Also Published As

Publication number Publication date
JP5104224B2 (ja) 2012-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4828664B1 (ja) 燃料電池の構造体
SE520007C2 (sv) Ett bipolärt batteri, en metod för tillverkning av ett bipolärt batteri och bilplåtsammansättning
JP4820929B2 (ja) 電池及び電池ユニット
JP2015207494A (ja) 電槽及び金属空気電池
JP2013077536A (ja) 固体酸化物形燃料電池
JP2005093239A (ja) 電池
JP5104224B2 (ja) 固体電解質型燃料電池
JP2014081998A (ja) 固体酸化物形燃料電池の発電部間を電気的に接続する接合体
KR20160129571A (ko) 전극 조립체 및 이를 포함하는 이차전지
JP2014132518A (ja) 燃料電池のスタック構造体
CN108604710B (zh) 层叠型非水电解质二次电池
JP2012038696A (ja) 燃料電池の構造体
JP5116182B1 (ja) 燃料電池の構造体
JP5884567B2 (ja) 空気電池
JP2012038719A (ja) 燃料電池の構造体
JP6169932B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池セル
CN108701867B (zh) 层叠型非水电解质二次电池
JP4932965B1 (ja) 固体酸化物形燃料電池の発電部間を電気的に接続する接合体
JP2016091653A (ja) 組電池および二次電池セル
JP2016058359A (ja) 横縞型固体酸化物形燃料電池セル
US10141599B2 (en) Non-aqueous electrolyte secondary battery
JP2014146537A (ja) 固体酸化物形燃料電池スタックとその製造方法
JP2006179238A (ja) 燃料電池スタック
KR20160048592A (ko) 외부 지지체가 장착된 전극 조립체를 포함하는 리튬 이차 전지
JP2023054569A (ja) 蓄電素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5104224

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees