JP2010008510A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】K用の感光体1Kと駆動ローラとで駆動モータを共有して低コスト化を図りつつ、ドットの重ね合わせズレを許容レベル内に留める。
【解決手段】K用の感光体1Kと図示しない中間転写ベルトを駆動する駆動ローラとで、K駆動モータ90Kを兼用した。また、Y,M,C用の感光体1Y,M,Cでカラー駆動モータ90YMCを兼用した。そして、駆動モータ90Kを所定速度で駆動したときに得られるK用の感光体1Kの速度変動波形である第1波形と、カラー駆動モータYMCを所定速度で駆動したときに得られる感光体1Y,M,Cの速度変動波形である第2波形とに基づいてカラー駆動モータ90YMCの駆動を制御するようにした。
【選択図】図9

Description

本発明は、複数の像担持体にそれぞれ形成した可視像を、無端移動体の無端移動する表面、あるいはその表面に保持される記録部材に重ね合わせて転写する画像形成装置及び画像形成方法に関するものである。
従来、この種の画像形成装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この画像形成装置は、像担持体たる複数の感光体と、それぞれの感光体との対向位置を順次通過するように無端移動せしめられる無端移動体たるベルト部材とを備えている。そして、電子写真プロセスにより、それぞれの感光体の表面に互いに色の異なるトナー像を形成しながら、ベルト部材の表面に保持した記録紙に重ね合わせて転写する。この重ね合わせの転写により、記録紙の表面上に多色トナー像を形成する。
このようにして他色トナー像を形成する画像形成装置においては、感光体の回転軸に固定された感光体ギヤの偏心に起因して、各色のドットが重ね合わせズレを引き起こすことがある。具体的には、感光体ギヤにおいて、偏心によって回転軸からギヤ歯先までの距離が最も長くなっている最大径箇所が原動側ギヤに噛み合うと、感光体の線速が1回転あたりで最も遅くなる。これに対し、偏心によって回転軸からギヤ歯先までの距離が最も短くなっている最小径箇所が原動ギヤに噛み合うと、感光体の線速が1回転あたりで最も速くなる。感光体ギヤにおける最大径箇所と最小径箇所とは、回転軸を基準にして互いに180°の点対称の位置にあるので、感光体の線速にはギヤ1周あたりで1周期分のサインカーブを描くような変動特性が現れる。このサインカーブにおける最大値と最小値との間にひかれる中心線を境にした山と谷とのうち、谷の箇所が出現しているときには、感光体の線速が本来(中心線の値)よりも遅くなる。すると、感光体上のドットが感光体よりも速い速度で移動する記録紙に対して本来よりもベルト移動方向に引き伸ばされて転写される。一方、サインカーブの山の箇所が出現しているときには、感光体の線速が本来よりも速くなる。すると、感光体上のドットが感光体よりも遅い速度で移動する記録紙に対して本来よりもベルト移動方向に収縮されて転写される。各色のドットがそのような伸縮をそれぞれ個別に引き起こすことで、重ね合わせズレが生ずるのである。
特許文献1に記載の画像形成装置は、ドットの重ね合わせズレを次のようにして抑えるようになっている。即ち、まず、速度変動波形検出用のパターン像を所定のタイミングでベルト部材上に形成する。このパターン像は、各色のパッチ状のトナー像を所定の順序でベルト表面移動方向に並べたものであり、各色の感光体に速度変動が生じていなければ、それらのトナー像が等間隔に並ぶ。これに対し、各色の感光体に速度変動が生じていると、ベルト部材上で各色のトナー像が等間隔で並ばなくなり、その間隔のズレは各色の感光体の速度変動を反映する。この間隔のズレを、各色のトナー像を検知するフォトセンサからの出力に基づいて検出することで、各色の感光体についてそれぞれサインカーブ状の速度変動波形を検出する。そして、そのサインカーブ状の速度変動を打ち消すことが可能な感光体の駆動速度変化パターンを求めて、データ記憶手段に記憶しておく。次いで、プリントジョブの際には、まず、各色の感光体の回転軸にそれぞれ固定されたエンコーダーからの出力に基づいて、各色の感光体についてそれぞれ1回転周期における基準タイミングを把握する。そして、各色の感光体をそれぞれ個別に駆動する複数の駆動モータの駆動速度を、前述の基準タイミングと、予め記憶しておいた駆動速度変化パターンとに基づいて微調整する。この微調整により、各色の感光体の速度変動を低減することで、各色のドットの重ね合わせズレを抑えることができる。
なお、特許文献1に記載の画像形成装置では、感光体の速度変動に起因するドットの重ね合わせズレの他に、ベルト部材を駆動する駆動ローラ等の速度変動に起因するドットの重ね合わせズレも検出している。そのために、上述したパターン像を形成しているが、感光体の速度変動だけを検出して駆動モータの制御に反映させるのであれば、パターン像の形成を省略することが可能である。感光体の速度変動波形については、感光体の回転軸に固定したエンコーダーからの出力に基づいて検出することが可能だからである。
また、特許文献1に記載の画像形成装置を例にして、ベルト部材の表面に保持した状態で搬送している記録紙に対するドットの重ね合わせズレについて説明したが、同様の重ね合わせズレは、次のような構成の画像形成装置でも生ずる。即ち、各色の感光体上に形成したトナー像をベルト部材たる中間転写ベルトに重ね合わせて転写した後、記録紙に一括転写する構成である。
一方、特許文献2には、各色の感光体間で速度変動波形の位相を合わせることで、各色のドットの重ね合わせズレを低減する画像形成装置が記載されている。具体的には、この画像形成装置は、各感光体の配設ピッチを感光体周長の整数倍に設定している。このような設定では、ベルト部材を何れか1つの感光体に対向する位置から、その隣の感光体に対向する位置まで移動させる間に、各感光体ギヤをそれぞれ整数回だけ回転させる。このため、各感光体ギヤの最大半径箇所や最小半径箇所の回転位相をそれぞれ合わせた状態で各感光体を回転させれば、互いに隣り合う2つの感光体で次のようなドット同士を記録紙に重ね合わせて転写することになる。即ち、感光体が1回転あたりの最大の線速で駆動しているときに転写位置に進入させたドット同士や、感光体が1回転あたりの最小の線速で駆動しているときに転写位置に進入させたドット同士である。このような重ね合わせでは、感光体の速度変動に起因して本来よりも引き伸ばされて転写されるドット同士や、本来よりも収縮されて転写されるドット同士を互いに重ね合わせることで、ドットの重ね合わせズレを抑えることができる。そこで、特許文献2に記載の画像形成装置においては、各感光体ギヤの最大径箇所又は最小径箇所に付した目印をそれぞれ所定位置で検知する複数のフォトセンサを設けている。そして、各フォトセンサによる目印の検知タイミングを同期させるように、各色の駆動モータの駆動を制御するようになっている。
特許第3186610号公報 特開平2003−194181号公報
ところで、装置の低コスト化が求められる近年においては、感光体を駆動する駆動モータを、感光体とは異なる部材の駆動源として兼用することが望まれる場合がある。例えば、各色の感光体にそれぞれ対応する複数の駆動モータのうち、モノクロモード、カラーモードの別にかかわらず駆動するブラック(K)用の駆動モータを、ベルト部材の駆動源として兼用したい場合がある。このような場合に、K用の感光体の偏心に起因して出現する速度変動を打ち消すよために、K用の駆動モータの駆動速度を所定の駆動速度変化パターンに基づいて微調整すると、その微調整によってベルト部材の速度を変動させてしまう。よって、特許文献1に記載のような、駆動速度変化パターンに基づいて駆動モータの駆動速度を微調整するという処理を採用することができない。これに対し、特許文献2に記載の画像形成装置のように、各色の感光体ギヤの回転位相を合わせる処理を採用すれば、前述のようなベルト部材の速度変動を引き起こすことなく、各色ドットの重ね合わせズレを抑えることができる。
しかしながら、高画質化が求められる近年においては、各色の感光体ギヤの回転位相を合わせるだけでは、許容レベルを超える各色ドットの重ね合わせズレが残ってしまう可能性がある。具体的には、各色の感光体ギヤの回転位相を合わせるだけでは、各色ドットの重ね合わせズレを無くすことはできない。例えば、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)のトナー像をそれぞれ個別の感光体上に形成して記録紙上に重ね合わせて転写する構成において、各色の感光体に図1に示すような速度変動が生じているとする。同図の例では、各色に個別に対応する4つの感光体のうち、Y用の感光体の速度変動が最も大きくなっている。また、C用の感光体の速度変動が最も小さくなっている。同図に示すように、各感光体の速度変動波形の位相を互いに合わせるように各感光体の回転を制御すれば、各色で最大線速のときに転写されるドット同士や、最小線速のときに転写されるドット同士を重ねてズレ量を小さくすることができる。しかしながら、図2に示すように、4つの感光体のうち、速度変動が最も大きいY用の感光体における速度変動波形の振幅と、速度変動が最も小さいC用の感光体における速度変動波形の振幅との差分に相当する重ね合わせズレが残ってしまう。そして、振幅の差分が比較的大きければ、その重ね合わせズレ量が許容レベルを超えてしまう。
本発明は以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次のような画像形成装置や画像形成方法を提供することである。即ち、像担持体と他の部材とで駆動源を共有して低コスト化を図りつつ、ドットの重ね合わせズレを許容レベル内に留めることができる画像形成装置等である。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、回転する自らの表面に可視像を担持する複数の像担持体と、それら像担持体のうちの何れか1つだけの駆動源である第1駆動源と、他の像担持体の駆動源である第2駆動源と、該第1駆動源によって駆動される像担持体、及び該第2駆動源によって駆動される像担持体について、それぞれ所定の回転角度になったことを個別に検知する回転検知手段と、自らの表面を無端移動させる無端移動体と、各像担持体の表面にそれぞれ形成された可視像を、該無端移動体の表面、あるいは該無端移動体の表面に保持される記録部材に重ね合わせて転写する転写手段と、該回転検知手段からの出力に基づいて、該第1駆動源及び第2駆動源の駆動を制御する制御手段とを備える画像形成装置において、像担持体、及び像担持体を駆動するための駆動伝達手段とは異なる所定の部材の駆動源として上記第1駆動源を兼用し、所定の速度で駆動される上記第1駆動源の駆動力によって駆動される像担持体の1回転あたりにおける速度変動、及び所定の速度で駆動される上記第2駆動源の駆動力によって駆動される像担持体の1回転あたりにおける速度変動、を検知した結果に基づいて、前者の速度変動の波形である第1波形、及び後者の速度変動の波形である第2波形を把握する波形把握手段を設け、且つ、上記回転検知手段からの出力に基づいて、上記第1駆動源によって駆動している像担持体における1回転あたりの基準タイミングを把握するとともに、上記第2駆動源によって駆動している像担持体における1回転あたりの基準タイミングを把握し、それらの基準タイミングと、上記波形把握手段によって把握された上記第1波形及び第2波形とに基づいて上記第2駆動源の駆動を制御することで、所定の速度で駆動している上記第1駆動源の駆動力によって駆動される像担持体の上記第1波形の位相及び振幅に対して、上記第2駆動源によって駆動される像担持体の速度変動波形の位相及び振幅を合わせる処理を実施するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記第2駆動源を、2つ以上の像担持体の駆動源として兼用し、それら2つ以上の像担持体のうち、少なくとも特定の1つの像担持体についての速度変動波形を上記第2波形として把握するように上記波形把握手段を構成し、且つ、その特定の1つの像担持体についての該第2波形の位相及び振幅を、上記第1波形の位相及び振幅に合わせる処理を実施するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記第2駆動源を、2つ以上の像担持体の駆動源として兼用し、それら2つ以上の像担持体についてそれぞれその1回転あたりにおける速度変動波形を上記第2波形として個別に把握するように上記波形把握手段を構成し、且つ、上記第2波形の位相及び振幅を上記第1波形に合わせる処理に代えて、該波形把握手段によって把握される複数の第2波形の位相及び振幅を平均化した平均波形における位相及び振幅を、上記第1波形の位相及び振幅に合わせる処理を実施するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかの画像形成装置において、複数の上記像担持体として、互いに異なる色の可視像を担持するものを用い、上記第1駆動源により、黒色の可視像を担持する像担持体を駆動するようにし、且つ、上記第1駆動源によって駆動される上記所定の部材として、上記無端移動体を採用したことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかの画像形成装置において、複数の像担持体についてそれぞれ、その回転軸部材の回転軸線上で上記第1駆動源又は第2駆動源からの駆動力を受けて回転しながら該駆動力を該回転軸線上の像担持体に伝達する像担持体ギヤと、該回転軸部材と該像担持体ギヤとを該回転軸線上で連結する連結手段とを設け、該連結手段による連結を解放することで、該像担持体ギヤを画像形成装置本体側に残した状態で該像担持体を画像形成装置本体に対して脱着可能にしたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の画像形成装置において、複数の像担持体についての画像形成装置本体に対する脱着操作をそれぞれ個別に検知する脱着検知手段を設け、該脱着検知手段によって何れかの像担持体についての脱着操作が検知された場合に、脱着された像担持体の速度変動波形を上記第1波形又は第2波形として把握してデータ記憶手段に記憶するように上記波形把握手段を構成し、且つ、該データ記憶手段に記憶されている上記第1波形及び第2波形のデータと、上記回転検知手段からの出力とに基づいて上記第1駆動源及第2駆動源の駆動を制御するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、回転する自らの表面に可視像を担持する複数の像担持体のうち、何れか1つだけを第1駆動源によって駆動する工程と、他の像担持体の少なくとも1つを第2駆動源によって駆動する工程と、該第1駆動源によって駆動される像担持体、及び該第2駆動源によって駆動される像担持体について、それぞれ所定の回転角度になったことを個別に検知する回転検知工程と、各像担持体の表面にそれぞれ形成された可視像を、無端移動体の無端移動する表面、あるいは該無端移動体の無端移動する表面に保持される記録部材に転写する転写工程と、該回転検知工程における検知結果に基づいて、該第1駆動源及び第2駆動源の駆動を制御する制御工程とを実施する画像形成方法において、像担持体、及び像担持体を駆動するための駆動伝達手段とは異なる所定の部材の駆動源として上記第1駆動源を兼用し、所定の速度で駆動される上記第1駆動源の駆動力によって駆動される像担持体の1回転あたりにおける速度変動、及び所定の速度で駆動される上記第2駆動源の駆動力によって駆動される像担持体の1回転あたりにおける速度変動、を検知した結果に基づいて、前者の速度変動の波形である第1波形、及び後者の速度変動の波形である第2波形を把握する波形把握工程を設け、且つ、上記制御工程で、上記回転検知工程における検知結果に基づいて、上記第1駆動源によって駆動している像担持体における1回転あたりの基準タイミングを把握するとともに、上記第2駆動源によって駆動している像担持体における1回転たりの基準タイミングを把握し、それらの基準タイミングと、上記波形把握工程での把握結果とに基づいて上記第2駆動源の駆動を制御することで、所定の速度で駆動している上記第1駆動源の駆動力によって駆動される像担持体の上記第1波形の位相及び振幅に対して、上記第2駆動源によって駆動される像担持体の速度変動波形の位相及び振幅を合わせる処理を実施することを特徴とするものである。
これらの発明においては、複数の像担持体の何れか1つと、像担持体や像担持体の駆動伝達手段とは異なる部材とで、第1駆動源を共有することで、低コスト化を図ることができる。
また、第1駆動源の駆動対象となる像担持体を第1駆動源によって所定の速度で駆動した場合に出現してしまう速度変動波形である第1波形の位相に対して、第2駆動源の駆動対象となる像担持体を第2駆動源によって所定の速度で駆動した場合に出現してしまう速度変動波形である第2波形の位相を合わせるように、第1駆動源及び第2駆動源の駆動を制御する。このとき、単に位相を合わせるだけであれば、それら速度変動波形の振幅の差分に相当する重ね合わせズレが残ってしまうが、位相だけでなく振幅も合わせる。これにより、振幅の差分に相当する重ね合わせズレをほぼ無くす。具体的には、第2波形の振幅が第1波形の振幅に比べて大きい場合には、第2波形の振幅をより小さくして第1波形の振幅と等しくするように、第2駆動源の駆動速度を調整する。一方、第2波形の振幅が第1波形の振幅に比べて小さい場合には、第2波形の振幅をより大きくして第1波形の振幅と等しくするように、第2駆動源の駆動速度を調整する。第2波形の位相を第1波形の位相に合わせた状態で、このようにして第2波形の振幅を第1波形の振幅と等しくすると、両波形の振幅の差がほぼ無くなることから、その差分に相当する重ね合わせズレをほぼ無くすことが可能になる。これにより、ドットの重ね合わせズレを許容レベル内に留めることができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)の一実施形態について説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。図3は、実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。同図において、実施形態に係るプリンタは、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック(以下、Y,M,C,Kと記す)のトナー像を生成するための4つのプロセスユニット6Y,M,C,Kを備えている。これらは、画像形成物質として、Y,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。Yトナー像を生成するためのプロセスユニット6Yを例にすると、図4に示すように、ドラム状の感光体1Y、ドラムクリーニング装置2Y、除電装置(不図示)、帯電装置4Y、現像器5Y等を備えている。画像形成ユニットたるプロセスユニット6Yは、プリンタ本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
帯電装置4Yは、図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転せしめられる感光体1Yの表面を一様帯電せしめる。像担持体たる感光体1Yの一様帯電せしめられた表面は、レーザ光Lによって露光走査されてY用の静電潜像を担持する。このYの静電潜像は、Yトナーと磁性キャリアとを含有するY現像剤を用いる現像器5YによってYトナー像に現像される。そして、後述する中間転写ベルト8上に中間転写される。ドラムクリーニング装置2Yは、中間転写工程を経た後の感光体1Y表面に残留したトナーを除去する。また、上記除電装置は、クリーニング後の感光体1Yの残留電荷を除電する。この除電により、感光体1Yの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。他色のプロセスユニット(6M,C,K)においても、同様にして感光体(1M,C,K)上に(M,C,K)トナー像が形成されて、中間転写ベルト8上に中間転写される。
現像器5Yは、そのケーシングの開口から一部露出させるように配設された現像ロール51Yを有している。また、互いに平行配設された2つの搬送スクリュウ55Y、ドクターブレード52Y、トナー濃度センサ(以下、Tセンサという)56Yなども有している。
現像器5Yのケーシング内には、磁性キャリアとYトナーとを含む図示しないY現像剤が収容されている。このY現像剤は2つの搬送スクリュウ55Yによって撹拌搬送されながら摩擦帯電せしめられた後、上記現像ロール51Yの表面に担持される。そして、ドクターブレード52Yによってその層厚が規制されてからY用の感光体1Yに対向する現像領域に搬送され、ここで感光体1Y上の静電潜像にYトナーを付着させる。この付着により、感光体1Y上にYトナー像が形成される。現像器5Yにおいて、現像によってYトナーを消費したY現像剤は、現像ロール51Yの回転に伴ってケーシング内に戻される。
2つの搬送スクリュウ55Yの間には仕切壁が設けられている。この仕切壁により、現像ロール51Yや図中右側の搬送スクリュウ55Y等を収容する第1供給部53Yと、図中左側の搬送スクリュウ55Yを収容する第2供給部54Yとがケーシング内で分かれている。図中右側の搬送スクリュウ55Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられ、第1供給部53Y内のY現像剤を図中手前側から奥側へと搬送しながら現像ロール51Yに供給する。図中右側の搬送スクリュウ55Yによって第1供給部53Yの端部付近まで搬送されたY現像剤は、上記仕切壁に設けられた図示しない開口部を通って第2供給部54Y内に進入する。第2供給部54Y内において、図中左側の搬送スクリュウ55Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられ、第1供給部53Yから送られてくるY現像剤を図中右側の搬送スクリュウ55Yとは逆方向に搬送する。図中左側の搬送スクリュウ55Yによって第2供給部54Yの端部付近まで搬送されたY現像剤は、上記仕切壁に設けられたもう一方の開口部(図示せず)を通って第1供給部53Y内に戻る。
透磁率センサからなる上述のTセンサ56Yは、第2供給部54Yの底壁に設けられ、その上を通過するY現像剤の透磁率に応じた値の電圧を出力する。トナーと磁性キャリアとを含有する二成分現像剤の透磁率は、トナー濃度と良好な相関を示すため、Tセンサ56YはYトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。この出力電圧の値は、図示しない制御部に送られる。この制御部は、Tセンサ56Yからの出力電圧の目標値であるY用Vtrefを格納したRAMを備えている。このRAM内には、他の現像器に搭載された図示しないTセンサからの出力電圧の目標値であるM用Vtref、C用Vtref、K用Vtrefのデータも格納されている。Y用Vtrefは、後述するY用のトナー搬送装置の駆動制御に用いられる。具体的には、上記制御部は、Tセンサ56Yからの出力電圧の値をY用Vtrefに近づけるように、図示しないY用のトナー搬送装置を駆動制御して第2供給部54Y内にYトナーを補給させる。この補給により、現像器5Y内のY現像剤中のYトナー濃度が所定の範囲内に維持される。他のプロセスユニットの現像器についても、M,C,K用のトナー搬送装置を用いた同様のトナー補給制御が実施される。
先に示した図3において、プロセスユニット6Y,M,C,Kの図中下方には、光書込ユニット7が配設されている。潜像形成手段たる光書込ユニット7は、画像情報に基づいて発したレーザ光Lにより、プロセスユニット6Y,M,C,Kにおけるそれぞれの感光体を走査する。この走査により、感光体1Y,M,C,K上にY,M,C,K用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット7は、光源から発したレーザ光(L)を、モータによって回転駆動されるポリゴンミラー上での反射によって主走査方向に偏向せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。
光書込ユニット7の図中下側には、給紙カセット26、これらに組み込まれた給紙ローラ27など有する紙収容手段が配設されている。給紙カセット26は、シート状の記録体たる転写紙Pを複数枚重ねて収納しており、それぞれの一番上の転写紙Pには給紙ローラ27を当接させている。給紙ローラ27が図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転せしめられると、一番上の転写紙Pが給紙路70に向けて送り出される。
この給紙路70の末端付近には、レジストローラ対28が配設されている。レジストローラ対28は、転写紙Pを挟み込むべく両ローラを回転させるが、挟み込んですぐに回転を一旦停止させる。そして、転写紙Pを適切なタイミングで後述の2次転写ニップに向けて送り出す。
プロセスユニット6Y,M,C,Kの図中上方には、中間転写体たる中間転写ベルト8を張架しながら無端移動せしめる無端移動体たる転写ユニット15が配設されている。この転写ユニット15は、中間転写ベルト8の他、2次転写バイアスローラ19、クリーニング装置10などを備えている。また、4つの1次転写バイアスローラ9Y,M,C,K、駆動ローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14なども備えている。中間転写ベルト8は、これら7つのローラに張架されながら、駆動ローラ12の回転駆動によって図中反時計回りに無端移動せしめられる。1次転写バイアスローラ9Y,M,C,Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト8を感光体1Y,M,C,Kとの間に挟み込んでそれぞれ1次転写ニップを形成している。これらは中間転写ベルト8の裏面(ループ内周面)にトナーとは逆極性(例えばプラス)の転写バイアスを印加する方式のものである。1次転写バイアスローラ9Y,M,C,Kを除くローラは、全て電気的に接地されている。中間転写ベルト8は、その無端移動に伴ってY,M,C,K用の1次転写ニップを順次通過していく過程で、感光体1Y,M,C,K上のY,M,C,Kトナー像が重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト8上に4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
上記駆動ローラ12は、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。中間転写ベルト8上に形成された可視像たる4色トナー像は、この2次転写ニップで転写紙Pに転写される。そして、転写紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト8には、転写紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、クリーニング装置10によってクリーニングされる。2次転写ニップで4色トナー像が一括2次転写された転写紙Pは、転写後搬送路71を経由して定着装置20に送られる。
定着装置20は、内部にハロゲンランプ等の発熱源を有する定着ローラ20aと、これに所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ20bとによって定着ニップを形成している。定着装置20内に送り込まれた転写紙Pは、その未定着トナー像担持面を定着ローラ20aに密着させるようにして、定着ニップに挟まれる。そして、加熱や加圧の影響によってトナー像中のトナーが軟化さしめられて、フルカラー画像が定着せしめられる。
定着装置20内でフルカラー画像が定着せしめられた転写紙Pは、定着装置20を出た後、排紙路72と反転前搬送路73との分岐点にさしかかる。この分岐点には、第1切替爪75が揺動可能に配設されており、その揺動によって転写紙Pの進路を切り替える。具体的には、爪の先端を反転前送路73に近づける方向に動かすことにより、転写紙Pの進路を排紙路72に向かう方向にする。また、爪の先端を反転前搬送路73から遠ざける方向に動かすことにより、転写紙Pの進路を反転前搬送路73に向かう方向にする。
第1切替爪75によって排紙路72に向かう進路が選択されている場合には、転写紙Pは、排紙路72から排紙ローラ対100を経由した後、機外へと配設されて、プリンタ筺体の上面に設けられたスタック50a上にスタックされる。これに対し、第1切替爪75によって反転前搬送路73に向かう進路が選択されている場合には、転写紙Pは反転前搬送路73を経て、反転ローラ対21のニップに進入する。反転ローラ対21は、ローラ間に挟み込んだ転写紙Pをスタック部50aに向けて搬送するが、転写紙Pの後端をニップに進入させる直前で、ローラを逆回転させる。この逆転により、転写紙Pがそれまでとは逆方向に搬送されるようになり、転写紙Pの後端側が反転搬送路74内に進入する。
反転搬送路74は、鉛直方向上側から下側に向けて湾曲しながら延在する形状になっており、路内に第1反転搬送ローラ対22、第2反転搬送ローラ対23、第3反転搬送ローラ対24を有している。転写紙Pは、これらローラ対のニップを順次通過しながら搬送されることで、その上下を反転させる。上下反転後の転写紙Pは、上述の給紙路70に戻された後、再び2次転写ニップに至る。そして、今度は、画像非担持面を中間転写ベルト8に密着させながら2次転写ニップに進入して、その画像非担持面に中間転写ベルトの第2の4色トナー像が一括2次転写される。この後、転写後搬送路71、定着装置20、排紙路72、排紙ローラ対100を経由して、機外のスタック部50a上にスタックされる。このような反転搬送により、転写紙Pの両面にフルカラー画像が形成される。
上記転写ユニット15と、これよりも上方にあるスタック部50aとの間には、ボトル支持部31が配設されている。このボトル支持部31は、Y,M,C,Kトナーを収容するトナー収容部たるトナーボトル32Y,M,C,Kを搭載している。トナーボトル32Y,M,C,Kは、互いに水平よりも少し傾斜した角度で並ぶように配設され、Y、M、C、Kという順で配設位置が高くなっている。トナーボトル32Y,M,C,K内のY,M,C,Kトナーは、それぞれ後述するトナー搬送装置により、プロセスユニット6Y,M,C,Kの現像器に適宜補給される。これらのトナーボトル32Y,M,C,Kは、プロセスユニット6Y,M,C,Kとは独立してプリンタ本体に脱着可能である。
本プリンタは、モノクロモードのプリントジョブでは、4つの感光体1Y,M,C,Kのうち、K用の感光体1Kだけを駆動する。このとき、転写ユニット15の姿勢の調整により、中間転写ベルト8を4つの感光体1Y,M,C,KのうちK用の感光体1Kだけに接触させる。一方、カラーモードのプリントジョブでは、4つの感光体1Y,M,C,Kの全てを駆動する。このとき、転写ユニット15の姿勢の調整により、中間転写ベルト8を4つの感光体1Y,M,C,Kの全てに接触させる。
図5は、プロセスユニット及び感光体駆動系を示す斜視図である。なお、実施形態に係るプリンタにおいて、各色のプロセスユニットや感光体駆動系の構成はほぼ同じであるので、同図においては、それらを色分けで区別することなく、各色共通のものとして示している。このため、それらプロセスユニットや感光体駆動系の符号の末尾に付すY,M,C,Kという添字を省略している。
同図において、連結手段の一部であるカップリング201、感光体ギヤ202、駆動モータ90などからなる感光体駆動系は、プリンタ本体内に固定されている。一方、プロセスユニット6は、プリンタ本体に対して脱着可能になっている。プロセスユニット6の感光体1は、回転軸線方向の両端面からそれぞれ突出する回転軸部材を具備しており、それら回転軸部材をそれぞれユニット筐体の外部に突出させている。そして、これら2つの回転軸部材のうち、図中の死角領域に存在している図示しない方の回転軸部材には、連結手段の一部である図示しない周知のカップリングが固定されている。また、もう一方の回転軸部材には、ロータリーエンコーダー250が固定されている。このロータリーエンコーダー250は、感光体1の回転角速度を検知してそれの結果を後述する制御部に出力する。
プリンタ本体側では、感光体ギヤ202が支持板によって回転自在に支持されている。この感光体ギヤ202の回転中心には、カップリング201が形成されており、このカップリング201は、感光体1の回転軸に固定された図示しないカップリングと軸線方向に連結する。この連結により、感光体ギヤ202の回転駆動力がそれら2つのカップリングを介して感光体1に伝達される。感光体ギヤ202の歯車には、駆動モータ90のモータギヤが噛み合っており、これによって駆動モータ90の回転駆動力が感光体ギヤ202に伝達される。プロセスユニット6がプリンタ本体内から引き抜かれると、感光体1の回転軸部材に固定された図示しないカップリングと、感光体ギヤ202に形成されたカップリング201との連結が解除される。
このようなカップリングによる連結を採用している構成では、駆動モータ90を等速で駆動すると、2種類の速度変動成分の波形を重畳した速度変動が感光体1に発生する。その2種類の速度変動成分の1つは、これまで説明してきた、感光体ギヤ202の偏心に起因する速度変動である。また、もう1つは、互いに連結している2つのカップリングの回転軸線が僅かにずれる(以下、カップリングズレという)ことに起因する速度変動である。図6に示すように、感光体ギヤの偏心に起因する速度変動成分の波形の振幅は、カップリングズレに起因する速度変動成分の波形の振幅よりもかなり大きくなる。これは、感光体ギヤの回転半径が、カップリングの回転半径よりもかなり大きいからである。2つの速度変動成分の波形において、互いの位相が一致することは希で、通常は図示のように互いの位相がずれる。感光体1に実際に生ずる速度変動の波形、即ち、前述した2つの速度変動成分の波形を重畳したもの、においては、図示のように、その位相が、2つの速度変動成分の波形における何れの位相からもずれる。但し、感光体ギヤ202の偏心に起因する速度変動成分の波形の位相からほんの僅かにずれるだけである。つまり、感光体1に実際に生ずる速度変動の波形の位相は、感光体ギヤ202の偏心に起因する速度変動成分の波形の位相とは微妙に異なるが、両位相はかなり近いものになる。
本プリンタにおいては、Y,M,C,Kの各色について、それぞれ図5に示したプロセスユニット6及び感光体駆動系を具備している。各色におけるそれらの構成はほぼ同じであるが、Kにおいては、駆動モータ90(K)が感光体1(K)の他に、転写ユニットの駆動ローラも駆動するようになっている。このため、駆動モータ90(K)のモータギヤに対して、感光体ギヤ202(K)の他に、駆動ローラに駆動力を伝達するための図示しないプーリーギヤが噛み合っている。かかる構成においては、K用の感光体1Kと、駆動ローラ(図1の123)とでK用の駆動モータ(90K)を共有することで、低コスト化を図ることができる。
Y,M,C,K用の4つの駆動モータ90(Y,M,C,K)は、それぞれ図示しない制御手段としての制御部によって駆動が制御される。この制御部は、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)、制御プログラムや各種データを記憶するROM(Read Only Memory)、各種データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)などを具備している。そして、プリンタの電源スイッチがONされた直後や、プロセスユニット6の脱着操作が検知された直後などといった所定のタイミングで、速度変動波形把握処理を実施する。この速度変動波形把握処理では、まず、各色の感光体1Y,M,C,Kを個別に駆動する各色の駆動モータ90(Y,M,C,K)をそれぞれ所定の速度で駆動する。そして、各色の感光体1Y,M,C,Kにそれぞれ固定されたロータリーエンコーダー(250Y,M,C,K)からの出力に基づいて、感光体1Y,M,C,Kの速度変動波形を検出する。
図7は、速度変動波形処理によって検出された速度変動波形の一例を示すグラフである。同図において、縦軸の変動量は、具体的には、速度変動量[mm/sec]、又は変位量[μm]である。変位量[μm]を例にすれば、縦軸におけるプラス側の領域に付された目盛は+10[μm]程度である。また、マイナス側の領域に付された目盛は−10[μm]程度である(図1や後述する図8も同様)。各色の駆動モータ90(Y,M,C,K)の所定速度による駆動を開始した直後に検出される各色の感光体1Y,M,C,Kの速度変動波形は、図示のように、互いに位相や振幅がばらばらである。制御部は、各色についてそれぞれ図示のような速度変動波形を検出したら、次に、等速駆動中の各色の感光体1Y,M,C,Kについて、各色のロータリーエンコーダー(250Y,M,C,K)からの出力に基づいて、1回転(1周期)における基準タイミングを把握する。この基準タイミングは、感光体ギヤが所定の回転角度になったことを示すタイミングである。その所定の回転角度については、どのような角度に設定してもよいが、本プリンタでは、感光体ギヤの最小径箇所がモータギヤと噛み合ったタイミング、即ち、速度変動波形のプラス側のピークが得られるタイミングとしている。等速駆動中の各色の感光体1Y,M,C,Kについて、各色のロータリーエンコーダー(250Y,M,C,K)からの出力に基づいて、1回転毎に、その基準タイミングを把握するのである。次に、Y,M,C用の駆動モータ(90Y,M,C)の駆動量をそれぞれ一時的に変化させて、K用の感光体1Kの基準タイミングに対して、Y,M,C用の感光体1Y,M,Cの基準タイミングを同期させる。これにより、図8に示すように、各色の感光体1Y,M,C,Kにおける速度変動波形の位相を一致させる。
このようにして、速度変動波形の位相を一致させたら、次に、Y,M,C用の感光体1Y,M,C,Kについてそれぞれ、図示の波形(第2波形)の振幅を、図示のK用の感光体における速度変動波形(第1波形)の振幅に一致させ得る駆動速度変化パターンを求める。例えば、図示の例では、Y用の駆動モータを等速駆動したときに得られるY用の感光体1Yの第2波形(図中点線)の振幅がK用の駆動モータを等速駆動したときに得られるK用の感光体1Kの速度変動波形である第1波形の振幅よりも大きくなっている。そこで、制御部は、Y用の感光体1Yの速度変動量を等速駆動の場合よりも少し小さくして、Y用の感光体1Yの速度変動波形を、K用の感光体1Kの第1波形とほぼ一致させるような駆動速度パターンを求める。そして、その駆動速度パターンに従ってY用の駆動モータの駆動速度を微調整することで、図中実線で示すように、Y用の感光体1Yの速度変動波形を、K用の感光体1Kの第1波形とほぼ一致させる(位相を一致させることに加えて、振幅を同じにする)。これにより、Kトナー像のドットと、Yトナー像のドットとの重ね合わせズレをほぼ無くすことが可能な状態にする。
また、図示の例では、M用の駆動モータを所定の速度で駆動したときに得られるM用の感光体1Mの第2波形(図中点線)の振幅がK用の感光体1Kの第1波形の振幅よりも小さくなっている。そこで、制御部は、M用の感光体1Mの速度変動量を等速駆動の場合よりも少し大きくして、M用の感光体1Mの速度変動波形を、K用の感光体1Kの第1波形とほぼ一致させるような駆動速度パターンを求める。そして、その駆動速度パターンに従ってM用の駆動モータの駆動速度を微調整することで、図中実線で示すように、M用の感光体1Mの速度変動波形を、K用の感光体1Kの第1波形とほぼ一致させる。これにより、Kトナー像のドットと、Mトナー像のドットとの重ね合わせズレをほぼ無くすことが可能な状態にする。ここで注目すべきは、等速駆動によって得られる第2波形の振幅がK用の感光体1Kにおける第1波形の振幅よりも小さい場合には、駆動モータの駆動速度の調整によって速度変動量を却って大きくしている点である。このように、速度変動量を却って大きくして、速度変動波形をK用の感光体1Kの第1波形にほぼ一致させることで、重ね合わせズレをほぼ無くしているのである。この点において、本発明は、駆動モータの駆動速度の微調整により、各色の感光体の速度変動を何れも大幅に低減することで、各色ドットの重ね合わせズレを低減している特許文献1に記載の発明とは技術的思想が全く異なっている。
図示の例では、C用の駆動モータを等速駆動したときに得られるC用の感光体1Cの第2波形(図中点線)の振幅も、K用の感光体1Kの第1波形の振幅よりも小さくなっている。そこで、制御部は、C用の感光体1Cの速度変動量を等速駆動の場合よりも少し大きくして、C用の感光体1Cの速度変動波形を、K用の感光体1Kの第1波形とほぼ一致させるような駆動速度パターンを求める。そして、その駆動速度パターンに従ってC用の駆動モータの駆動速度を微調整することで、図中実線で示すように、C用の感光体1Cの速度変動波形を、K用の感光体1Kの第1波形とほぼ一致させる。これにより、Kトナー像のドットと、Mトナー像のドットとの重ね合わせズレをほぼ無くすことが可能な状態にする。
以上のように、Y,M,Cについてそれぞれ、Kとの重ね合わせズレをほぼ無くすことが可能な状態にした後に、各色の感光体1Y,M,C,Kに対する光書込を開始する。このようにして、本プリンタにおいては、各色のドットの重ね合わせズレを許容レベル内に留めることができる。
なお、本プリンタにおいては、制御部と、各色のロータリーエンコーダー(250Y,M,C,K)との組合せは、等速駆動されるK用の駆動モータの駆動力によって駆動されるK用の感光体1Kの1回転あたりにおける速度変動波形である第1波形、及び等速駆動されるY,M,C用の駆動モータの駆動力によって駆動されるY,M,C用の感光体1Y,M,Cの1回転あたりにおける速度変動波形である第2波形、を把握する波形把握手段として機能している。また、各色の感光体について、それぞれ所定の回転角度になったことを個別に検知する回転検知手段としても機能している。
[実施例]
次に、実施形態に係るプリンタに、より特徴的な構成を付加した実施例のプリンタについて説明する。なお、以下に特筆しない限り、実施例に係るプリンタの構成は、実施形態と同様である。
図9は、実施形態に係るプリンタにおける4つの感光体1Y,M,C,Kの周囲構成を示す拡大構成図である。また、図10は、同周囲構成を示す斜視図である。これらの図において、K用の感光体ギヤ202Kには、K用の駆動モータ90Kのモータ軸に固定されたKモータギヤ95が噛み合っている。K用の感光体1Kは、このかみ合いにより、K用の駆動モータ90Kの回転駆動力が伝達されて回転駆動せしめられる。Kモータギヤ95には、図示しないプーリーギヤにも噛み合っており、このプーリーギヤの回転により、K用の駆動モータ90Kの駆動力が図示しない駆動ローラに伝達される。
一方、M用の感光体ギヤ202MとC用の感光体ギヤ202Cとの間には、カラーモータギヤ96がこれら感光体ギヤに噛み合うように配設されている。このカラーモータギヤ96は、カラー用の駆動モータ90YMCのモータ軸に固定されており、カラー用の駆動モータ90YMCの駆動力をM用の感光体ギヤ202Mと、C用の感光体ギヤ202Cとに伝達する。これにより、M用の感光体1Mと、C用の感光体1Cとがそれぞれ回転駆動せしめられる。また、Y用の感光体ギヤ202Yと、M用の感光体ギヤ202Mとの間には、アイドラギヤ97がこれら感光体ギヤに噛み合うように配設されている。これにより、カラー用の駆動モータ90YMCの駆動力が、カラーモータギヤ96、M用の感光体ギヤ202M、アイドラギヤ97、Y用の感光体ギヤ202Yを順次介して、Y用の感光体1Yに伝達される。
かかる構成により、K以外の3つの感光体1Y,M,Cは、1つのカラー用の駆動モータ90YMCによって回転駆動せしめられる。3つの感光体1Y、M、Cにそれぞれ対応する感光体ギヤ202Y,M,Cは、互いの最大偏心箇所(最大径箇所)を常に同じ回転角度に位置させた状態で回転するように噛み合わされている。具体的には、感光体ギヤ202Y,M,Cは、それぞれ最大偏心箇所に目印mkが刻まれている。そして、その目印mkを互いに同じ回転角度に位置させる状態で噛み合わされているのである。図示の状態では、感光体ギヤ202Y,M,Cのそれぞれの目印mkが、何れも時計の7時の位置で停止しているのがわかる。感光体ギヤ202Y,M,Cの偏心による回転位相が互いに同期しているのである。
本プリンタでは、各感光体の配設ピッチはそれぞれ等しく設定されているため、各感光体ギヤの回転位相を互いに同期させることで、次のことが可能になる。即ち、感光体ギヤ202Y,M,Cの偏心に起因するY,M,Cドットの伸縮パターンを、Y,M,Cの1次転写ニップで互いに同期させることができる。
上述したように、本プリンタにける感光体駆動系では、感光体ギヤの偏心に起因する感光体の速度変動成分(以下、ギヤ速度変動成分という)の他に、カップリングズレに起因する感光体の速度変動成分(以下、カップリング速度変動成分という)が生ずる。そして、感光体に実際に生ずるの速度変動波形は、それら2つの速度変動成分の波形を重畳した波形(以下、実変動波形という)となり、これの位相は、ギヤ速度変動成分の波形から少しだけずれる。しかし、既に述べたように、ギヤ速度変動成分の方が、カップリング速度変動成分よりもかなり大きいため、実変動波形の位相は、ギヤ速度変動成分の位相に非常に近いものとなる。よって、感光体ギヤ202Y,M,Cの偏心による回転位相を互いに同期させるようにそれらギヤを噛み合わせることで、感光体1Y,M,Cの実変動波形をほぼ同期させることができる。
感光体ギヤ202Y,M,Cは、何れも金型を用いた樹脂の成型によって製造されたものであり、その金型によって偏心の位置や偏心量が決まってくる。そこで、金型の最大偏心箇所に目印mkを成型するための溝を掘り込んでおけば、成形時に目印mkを同時形成することが可能である。図9に示した感光体ギヤ202Y,M,Cの目印mkは、何れもこのようにして同時形成されたものである。成型時に目印mkが同時形成されていないギヤを感光体ギヤとして用いる場合には、その最大偏心箇所を測定装置によって特定して目印mkを付せばよい。測定装置としては、例えば、ギヤを回転駆動させながら、そのギヤの側方に配設したセンサにより、センサとギヤ歯先との距離変動を測定するものを例示することができる。また、エンコーダーを固定した回転軸にギヤを取り付け、そのギヤにモータギヤを噛み合わせて回転駆動させながら、エンコーダーからの出力に基づいて最大偏心箇所を特定するものでもよい。
K用の感光体1Kは、他の感光体とは別の駆動源であるK用の駆動モータ90Kによって回転駆動される。K用の感光体1Kだけ駆動源が別になっているのは、モノクロプリントの需要がカラープリントに比べて高いことに起因する。需要の高いモノクロプリント時においては、K用の感光体1Kだけを駆動させるようにすることで、他の感光体1Y,M,Cやモータの消耗を抑えたり、省エネルギー化を図ったりするためである。
モノクロプリント時には、K用の感光体1Kだけが回転駆動されることから、K用の感光体ギヤ202Kと、他の感光体ギヤ202Y,M,Cとの最大偏心箇所の位相は、どうしても異なってくる。そこで、本プリンタでは、プリント動作開始時に、K用の感光体ギヤ202Kと、他の感光体ギヤ202Y,M,Cとの回転位相差をゼロに合わせる位相差合わせ制御を実施するようになっている。
図11は、4つの感光体の周囲構成を図9とは逆側から示す拡大構成図である。同図において、K用の感光体1Kのカップリング201Kにおける感光体ギヤ202Kとは反対側の端部には、K回転円盤203Kが固定されている。このK回転円盤203Kには、部分的に径が大きくなる大径部204Kが一体形成されており、これはK用の感光体ギヤ202Kが所定の回転位置になったときに、透過型フォトセンサからなるKギヤセンサ91Kによって検知される。
一方、C用の感光体1Cのカップリング201Cにおける感光体ギヤ202Cとは反対側の端部には、カラー回転円盤203YMCが固定されている。このカラー回転円盤203YMCにも、部分的に径が大きくなる大径部204YMCが一体形成されており、これはY,M,C用の感光体ギヤ202Y,M,Cがそれぞれ所定の回転位置になったときに、透過型フォトセンサからなるカラーギヤセンサ91YMCによって検知される。
なお、本プリンタでは、K回転円盤203Kの大径部204K、カラー回転円盤203YMCの大径部204YMCともに、感光体ギヤの最大径部分と同じ回転角度に位置させるようにそれぞれの回転円盤を取り付けている。
図12は、実施例に係るプリンタにおける中間転写ベルト8の一部と、その周囲構成とを示す斜視図である。同図において、中間転写ベルト8の幅方向の一端部に対しては、第1トナー像検知センサ261が所定の間隙を介して対向している。また、他端部に対しては、第2トナー像検知センサ262が所定の間隙を介して対向している。これらトナー像検知センサは、反射型フォトセンサ等からなり、中間転写ベルト8上のトナー像を検知して、検知信号を出力する。
図13は本プリンタの電気回路の一部を示すブロック図である。図においてバス94には、プロセスユニット6Y,M,C,K、光書込ユニット7、給紙カセット26、レジストモータ92、データ入力ポート68、転写ユニット15、操作表示部93、制御部150などが接続されている。また、Y,M,C,Kプロセスユニット9Y,M,C,K、Kギヤセンサ91K、カラーギヤセンサ91YMCなども接続されている。更には、第1トナー像検知センサ261、第2トナー像検知センサ262、Yユニットセンサ263Y、Mユニットセンサ263M、Cユニットセンサ263C、Kユニットセンサ263Kなども接続されている。
レジストモータ92は、上述したレジストローラ対28の駆動源である。また、データ入力ポート68は、外部の図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像情報を受信するものである。また、制御部150は、プリンタ全体の駆動制御を司るものであり、CPU1a、情報記憶手段たるRAM1a、ROM1bなどを有している。また、操作表示部93は、タッチパネル、あるいは液晶パネル及び複数のタッチキーから構成されるのもで、制御部150の制御によって様々な情報を表示したり、操作者からの入力情報を制御部150に送ったりする。また、4つのユニットセンサ(263Y,M,C,K)は、それぞれプリンタ本体内にセットされているプロセスユニット(6Y,M,C,K)を検知して、検知信号を出力する。制御部150は、ユニットセンサからの検知信号が検知されなくなった後、再び検知されるようになったことに基づいて、そのユニットセンサに対応するプロセスユニットの脱着操作を検知する。即ち、本プリンタでは、各色のユニットセンサ(263Y,M,C,K)と制御部150とにより、各色の感光体1Y,M,C,Kについてのプリンタ本体に対する脱着操作をそれぞれ個別に検知する脱着検知手段が構成されている。
制御部150は、何れかのプロセスユニットについての着脱操作を検知すると、その後、ユーザーの命令に基づくプリントジョブを開始するのに先立って、少なくともそのプロセスユニットの感光体について実変動波形を取得するための波形取得処理を実施する。この波形取得処理では、まず、速度変動波形検出用のパターン像を中間転写ベルト8に形成する。このパターン像Tpは、図14に示すように、複数のパッチ状のトナー像tk01,tk02,tk03・・・を、ベルト移動方向に並べたものである。制御部150は、例えばK用のプロセスユニット6Kの脱着操作を検知した場合には、K用のプロセスユニット6Kを用いて、複数のパッチ状のKトナー像を並べたK用のパターン像Tpを形成する。K用の感光体1Kに速度変動が生じていなければ、それらのKトナー像が所定間隔に並ぶ。しかし、K用の感光体1Kには、ギヤ偏心やカップリングズレに起因して、どうしても速度変動が生ずる。このため、中間転写ベルト8上に形成されたK用のパターン像Tp内では、複数のKトナー像の間隔に誤差が生ずる。この誤差は、K用の感光体1Kの速度変動を反映している。制御部150は、先に図12に示したように、中間転写ベルト8上のパターン像Tp内における各Kトナー像が第1トナー像検知センサ261によって検知される時間間隔に基づいて、K用の感光体1Kの実変動波形を検出する。そして、それまでRAM内に記憶していたK用の実変動波形のデータを、新たに検出したものに更新する。
なお、同時に2つのプロセスユニットの着脱を検知した場合には、図示のように、一方のユニットに対応するパターン像Tpを中間転写ベルト8の幅方向の一端部に形成して第1トナー像検知センサ261で検知する。更に、これと並行して、もう一方のユニットに対応するパターン像Tpを中間転写ベルト8の幅方向の他端部に形成して第2トナー像検知センサ262で検知する。
また、同時に3つ、あるいは4つのプロセスユニットの着脱を検知した場合には、まず、それらのうちの2つについて、先の説明と同様にしてパターン像Tpの形成及び検知を行った後、残りの2つあるいは1つについて、同様の処理を行う。
また、パターン像Tpを中間転写ベルト8上で検知させることに代えて、各色の感光体1Y,M,C,K上で検知させるように、それら感光体にそれぞれ対向させてトナー像検知センサを設けてもよい。
次に、実施例に係るプリンタに、より特徴的な構成を付加した各具体例のプリンタについて説明する。なお、以下に特筆しない限り、各具体例のプリンタの構成は、実施例と同様である。
[第1具体例]
感光体の駆動モータを駆動ローラの駆動源としても兼用しているKを基準色として捉えると、このKに対しては、Y,M,Cのうち、Mが最もドットのズレを認識し易い色となる。そこで、第1具体例に係るプリンタでは、互いにカラー用の駆動モータ90YMCを兼用している3つの感光体1Y,M,Cのうち、M用の感光体1Mの実変動波形をK用の感光体1Kの実変動波形に合わせるようになっている。
図15は、第1具体例に係るプリンタにおける各色の感光体の実変動波形を示すグラフである。4つの感光体のうち、Y,M,C用の3つの感光体1Y,M,Cは、互いに感光体ギヤが噛み合わさった状態で組み付けられている。そして、それらの共通の駆動源であるカラー用の駆動モータ90YMCの駆動量にかかわらず、互いに実変動波形の移動の関係が一定となる。つまり、それら感光体1Y,M,Cにおけるそれぞれの実変動波形は、図示のように互いに位相が僅かにずれているが、このズレの関係は駆動モータ90YMCの駆動量にかかわらず一定になるのである。但し、Y,M,Cのうち、何れかの色のプロセスユニットが着脱されると、それら実変動波形の位相のズレの関係が変化する。着脱の際に、そのプロセスユニットが新たなものと交換されたり、交換されなかったものの、プリンタ本体側のカップリングと感光体側のカップリングとの噛み合い状態が着脱前の状態から変化したりすると、そのユニットの感光体の実変動波形が変化するからである。そこで、制御部150は、プロセスユニットの着脱操作が検知された場合には、そのユニットの感光体における変化後の実変動波形を取得するために、波形取得処理を実施するのである。なお、本第1具体例においては、Y,M,Cの3色のうち、Mの実変動波形をKの実変動波形に合わせるので、Y,Cの2色については、実変動波形を取得する必要がない。このため、Y,Cの2色については、実変動波形のデータを記憶せず、且つ、ユニット着脱を検知しても波形取得処理を行わないようになっている。但し、それら2色の実変動波形との関係も理解できるように、図15や、後述する図16、図17においては、KやMの実変動波形に加えて、YやCの実変動波形も描いている。
制御部150は、カラーモードのプリントジョブ処理をスタートして、K用の駆動モータ90Kと、カラー用の駆動モータ90YMCとを駆動させると、Kギヤセンサ91Kやカラーギヤセンサ91YMCからの出力に基づいて、Kの実変動波形の位相と、Mの実変動波形の位相とを把握する。1つ前のプリントジョブがモノクロモードのジョブであった場合には、図15に示すように、Kの実変動波形の位相と、Mの実変動波形の位相とは大きくずれる。そこで、制御部150は、2つのギヤセンサからの出力に基づいて、カラー用の駆動モータ90YMCの駆動量を一時的に変化させることで、図16に示すように、Mの実変動波形の位相をKの実変動波形の位相に合わせる。なお、図16においては、KとMの位相の同期を分かり易くするために、Y,M,Cの3色の他、Kについても、実変動波形を同一座標上に描いている。
このようにして位相を合わせても、それら実変動波形は完全には重ならない。図示のように、それら実変動波形の振幅が互いに異なるからである。図示の例では、Mの実変動波形の振幅がKの実変動波形の振幅よりも小さくなっている。このような場合には、Kの実変動波形の振幅をKの実変動波形の振幅に一致させるために、カラー用の駆動モータ90YMCの駆動速度を微調整してMの速度変動量をわざと大きくすればよい。また、その逆に、Mの実変動波形の振幅がKの実変動波形の振幅よりも大きくなっている場合には、Mの速度変動量を小さくして2つの実変動波形を一致させればよい。そこで、Kの実変動波形とMの実変動波形との差に基づいて予め構築しておいたM駆動速度パターンに基づいて、所定のパターンでカラー用の駆動モータ90YMCの駆動速度を微調整する処理を開始する。これにより、図17に示すように、KとMとで実変動波形をほぼ一致させてから、各色の感光体1Y,M,C,Kに対する光書込処理を開始する。
[第2具体例]
基準色であるKに対しては、Yが最もドットのズレを認識し難い色であるが、それでもズレ量がかなり大きければ、それら2色間のズレは容易に視認されてしまう。そこで、第2具体例に係るプリンタでは、互いにカラー用の駆動モータ90YMCを兼用している3つの感光体1Y,M,Cにおける何れか1つの実変動波形の位相及び振幅を、K用の感光体1Kにおける実変動波形の位相及び振幅に合わせる処理に代えて、次のような処理を行うようになっている。即ち、カラー用の3つの感光体1Y,M,Cにおけるそれぞれの実変動波形を平均したカラー実変動平均波形における位相及び振幅を、K用の感光体1Kにおける実変動波形の位相及び振幅に合わせる処理である。
制御部150は、カラー用の駆動モータ(90YMC)を兼用している3つの感光体1Y,M,Cのうち、何れか1つでも脱着操作を検知すると、その脱着された感光体の実変動波形を取得する波形取得処理に加えて、実変動平均波形を更新する平均波形更新処理を実施するようになっている。3の感光体1Y,M,Cにおけるそれぞれの実変動波形のうち、何れか1つでも変化すると、それら3つの実変動波形の平均である実変動平均波形も変化してしまうからである。そこで、感光体1Y,M,Cの何れかの脱着操作を検知した場合には、脱着操作後の感光体の実変動波形を波形取得処理によって取得して更新する。次いで、更新後の実変動波形に基づいて、感光体1Y,M,Cのそれぞれの実変動波形を平均化したカラー実変動平均波形を求めるのである。
図18は、第2具体例に係るプリンタにおける各色の感光体の実変動波形をカラー重畳波形ymcとともに示すグラフである。同図において、カラー用の駆動モータ(90YMC)を兼用する3つの感光体1Y,M,Cのそれぞれにおける実変動波形(Y,M,C)は、何れも脱着操作後に更新されたものである。制御部150は、それら3つの実変動波形に基づいて、次のようにして実変動平均波形を求める。即ち、まず、図示のように、それら3つの実変動波形を全て重畳したカラー重畳波形ymcを求める。次に、図19に示すように、カラー重畳波形ymcの振幅を1/3に減じて、それを実変動平均波形Aymcとして求めた後、データ記憶手段に記憶していた実変動平均波形Aymcのデータを更新する。
制御部150は、カラーモードのプリントジョブの開始に伴ってK用の駆動モータ90Kと、カラー用の駆動モータ90YMCとを駆動させると、Kギヤセンサ91Kやカラーギヤセンサ91YMCからの出力に基づいて、Kの実変動波形の位相と、カラー実変動平均波形Aymcの位相とを把握する。1つ前のプリントジョブがモノクロモードのジョブであった場合には、図20に示すように、Kの実変動波形の位相と、カラー実変動平均波形Aymcの位相とが大きくずれる。そこで、制御部150は、2つのギヤセンサからの出力に基づいて、カラー用の駆動モータ90YMCの駆動量を一時的に変化させることで、図21に示すように、カラー実変動平均波形Amcの位相をKの実変動波形の位相に合わせる。次いで、Kの実変動波形とカラー実変動平均波形Aymcとの差に基づいて予め構築しておいたカラー駆動速度パターンに基づいて、所定のパターンでカラー用の駆動モータ90YMCの駆動速度を微調整する処理を開始する。これにより、図22に示すように、Kの実変動波形と、カラー実変動平均波形Aymcとをほぼ一致させてから、各色の感光体1Y,M,C,Kに対する光書込処理を開始する。
これまで、感光体1Y,M,C,K上のトナー像を中間転写ベルト8に重ね合わせて転写する方式のプリンタについて説明したが、次のような画像形成装置にも、本発明の適用が可能である。即ち、複数の感光体上のトナー像を、無端移動するベルト部材などといった無端移動体の表面に保持しながら搬送している記録紙の表面に重ね合わせて転写する画像形成装置である。
以上、具体例1に係るプリンタにおいては、第2駆動源たるカラー用の駆動モータ90YMCを、2つ以上の感光体(1Y,M,C)の駆動源として兼用し、それらの感光体のうち、特定の1つであるM用の感光体1Mについての実変動波形を第2波形として把握するように波形把握手段たる制御部150を構成している。そして、M用の感光体1Mの実変動波形の位相及び振幅を、K用の感光体1Kの実変動波形の位相及び振幅に合わせる処理を実施するように、制御手段たる制御部150を構成している。かかる構成では、KとMとの間でドットの重ね合わせズレを許容レベルに留めることができる。
また、第2具体例に係るプリンタにおいては、カラーの3つの実変動波形(Y,M,C)の何れかにおける位相及び振幅を、Kの実変動波形の位相及び振幅に合わせる処理に代えて、カラーの3つの実変動波形を平均化したカラー実変動平均波形Aymcの位相及び振幅を、Kの実変動波形の位相及び振幅に合わせる処理を実施するように、制御部を構成している。かかる構成においては、カラーのY,M,Cの3色のドットについてそれぞれ、Kのドットとの重ね合わせズレを抑えることができる。
各色の感光体の実変動波形を例示するグラフ。 2つの感光体におけるそれぞれの実変動波形の位相合わせと、振幅の差分とを説明するグラフ。 実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタのY用のプロセスユニットと、その周囲とを示す拡大構成図。 プロセスユニットと感光体駆動系とを示す斜視図。 感光体ギヤの偏心に起因する感光体の速度変動成分と、カップリングズレに起因する感光体の速度変動成分と、実変動波形との関係を示すグラフ。 速度変動波形処理によって検出された4つの実変動波形の一例を示すグラフ。 位相合わせ処理後における4つの実変動波形を示すグラフ。 同プリンタにおける4つの感光体の周囲構成を示す拡大構成図。 同周囲構成を示す斜視図。 4つの感光体の周囲構成を図9とは逆側から示す拡大構成図。 実施例に係るプリンタにおける中間転写ベルトの一部と、その周囲構成とを示す斜視図。 同プリンタの電気回路の一部を示すブロック図。 同中間転写ベルト上に形成されるパターン像を示す拡大模式図。 第1具体例に係るプリンタにおける各色の感光体の実変動波形を示すグラフ。 位相合わせ後における各色の感光体の実変動波形を示すグラフ。 駆動速度調整時における各色の感光体の実変動波形を示すグラフ。 第2具体例に係るプリンタにおける各色の感光体の実変動波形をカラー重畳波形とともに示すグラフ。 カラー重畳波形とカラー実変動平均波形とKの実変動波形とを示すグラフ。 各色の実変動波形とカラー実変動平均波形とを示すグラフ。 位相合わせ処理後における各色の各色の実変動波形とカラー実変動平均波形とを示すグラフ。 駆動速度調整時における各色の感光体の実変動波形を示すグラフ。
符号の説明
1Y,M,C,K:感光体(像担持体)
6Y,M,C,K:プロセスユニット(可視像形成手段の一部)
7:光書込ユニット(可視像形成手段の一部)
8:中間転写ベルト(無端移動体)
15:転写ユニット(転写手段)
90K:K用の駆動モータ(第1駆動源)
90YMC:カラー用の駆動モータ(第2駆動源)
91K:Kギヤセンサ(回転角度検知手段)
91YMC:カラーギヤセンサ(回転角度検知手段)
150:制御部(制御手段)
201Y,M,C,K:カップリング(連結手段の一部)
202Y,M,C,K:感光体ギヤ(像担持体ギヤ)

Claims (7)

  1. 回転する自らの表面に可視像を担持する複数の像担持体と、それら像担持体のうちの何れか1つだけの駆動源である第1駆動源と、他の像担持体の駆動源である第2駆動源と、該第1駆動源によって駆動される像担持体、及び該第2駆動源によって駆動される像担持体について、それぞれ所定の回転角度になったことを個別に検知する回転検知手段と、自らの表面を無端移動させる無端移動体と、各像担持体の表面にそれぞれ形成された可視像を、該無端移動体の表面、あるいは該無端移動体の表面に保持される記録部材に重ね合わせて転写する転写手段と、該回転検知手段からの出力に基づいて、該第1駆動源及び第2駆動源の駆動を制御する制御手段とを備える画像形成装置において、
    像担持体、及び像担持体を駆動するための駆動伝達手段とは異なる所定の部材の駆動源として上記第1駆動源を兼用し、
    所定の速度で駆動される上記第1駆動源の駆動力によって駆動される像担持体の1回転あたりにおける速度変動、及び所定の速度で駆動される上記第2駆動源の駆動力によって駆動される像担持体の1回転あたりにおける速度変動、を検知した結果に基づいて、前者の速度変動の波形である第1波形、及び後者の速度変動の波形である第2波形を把握する波形把握手段を設け、
    且つ、上記回転検知手段からの出力に基づいて、上記第1駆動源によって駆動している像担持体における1回転あたりの基準タイミングを把握するとともに、上記第2駆動源によって駆動している像担持体における1回転あたりの基準タイミングを把握し、それらの基準タイミングと、上記波形把握手段によって把握された上記第1波形及び第2波形とに基づいて上記第2駆動源の駆動を制御することで、所定の速度で駆動している上記第1駆動源の駆動力によって駆動される像担持体の上記第1波形の位相及び振幅に対して、上記第2駆動源によって駆動される像担持体の速度変動波形の位相及び振幅を合わせる処理を実施するように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記第2駆動源を、2つ以上の像担持体の駆動源として兼用し、それら2つ以上の像担持体のうち、少なくとも特定の1つの像担持体についての速度変動波形を上記第2波形として把握するように上記波形把握手段を構成し、且つ、その特定の1つの像担持体についての該第2波形の位相及び振幅を、上記第1波形の位相及び振幅に合わせる処理を実施するように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1の画像形成装置において、
    上記第2駆動源を、2つ以上の像担持体の駆動源として兼用し、それら2つ以上の像担持体についてそれぞれその1回転あたりにおける速度変動波形を上記第2波形として個別に把握するように上記波形把握手段を構成し、且つ、上記第2波形の位相及び振幅を上記第1波形に合わせる処理に代えて、該波形把握手段によって把握される複数の第2波形の位相及び振幅を平均化した平均波形における位相及び振幅を、上記第1波形の位相及び振幅に合わせる処理を実施するように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかの画像形成装置において、
    複数の上記像担持体として、互いに異なる色の可視像を担持するものを用い、
    上記第1駆動源により、黒色の可視像を担持する像担持体を駆動するようにし、
    且つ、上記第1駆動源によって駆動される上記所定の部材として、上記無端移動体を採用したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかの画像形成装置において、
    複数の像担持体についてそれぞれ、その回転軸部材の回転軸線上で上記第1駆動源又は第2駆動源からの駆動力を受けて回転しながら該駆動力を該回転軸線上の像担持体に伝達する像担持体ギヤと、該回転軸部材と該像担持体ギヤとを該回転軸線上で連結する連結手段とを設け、該連結手段による連結を解放することで、該像担持体ギヤを画像形成装置本体側に残した状態で該像担持体を画像形成装置本体に対して脱着可能にしたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5の画像形成装置において、
    複数の像担持体についての画像形成装置本体に対する脱着操作をそれぞれ個別に検知する脱着検知手段を設け、
    該脱着検知手段によって何れかの像担持体についての脱着操作が検知された場合に、脱着された像担持体の速度変動波形を上記第1波形又は第2波形として把握してデータ記憶手段に記憶するように上記波形把握手段を構成し、
    且つ、該データ記憶手段に記憶されている上記第1波形及び第2波形のデータと、上記回転検知手段からの出力とに基づいて上記第1駆動源及第2駆動源の駆動を制御するように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 回転する自らの表面に可視像を担持する複数の像担持体のうち、何れか1つだけを第1駆動源によって駆動する工程と、他の像担持体の少なくとも1つを第2駆動源によって駆動する工程と、該第1駆動源によって駆動される像担持体、及び該第2駆動源によって駆動される像担持体について、それぞれ所定の回転角度になったことを個別に検知する回転検知工程と、各像担持体の表面にそれぞれ形成された可視像を、無端移動体の無端移動する表面、あるいは該無端移動体の無端移動する表面に保持される記録部材に転写する転写工程と、該回転検知工程における検知結果に基づいて、該第1駆動源及び第2駆動源の駆動を制御する制御工程とを実施する画像形成方法において、
    像担持体、及び像担持体を駆動するための駆動伝達手段とは異なる所定の部材の駆動源として上記第1駆動源を兼用し、
    所定の速度で駆動される上記第1駆動源の駆動力によって駆動される像担持体の1回転あたりにおける速度変動、及び所定の速度で駆動される上記第2駆動源の駆動力によって駆動される像担持体の1回転あたりにおける速度変動、を検知した結果に基づいて、前者の速度変動の波形である第1波形、及び後者の速度変動の波形である第2波形を把握する波形把握工程を設け、
    且つ、上記制御工程で、上記回転検知工程における検知結果に基づいて、上記第1駆動源によって駆動している像担持体における1回転あたりの基準タイミングを把握するとともに、上記第2駆動源によって駆動している像担持体における1回転たりの基準タイミングを把握し、それらの基準タイミングと、上記波形把握工程での把握結果とに基づいて上記第2駆動源の駆動を制御することで、所定の速度で駆動している上記第1駆動源の駆動力によって駆動される像担持体の上記第1波形の位相及び振幅に対して、上記第2駆動源によって駆動される像担持体の速度変動波形の位相及び振幅を合わせる処理を実施することを特徴とする画像形成方法。
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