JP5003420B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式のカラー複写機等の画像形成装置においては、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、BK(クロ)のトナー像の重ね合せにより画像形成を行っている。具体的には、画像形成装置では、各色のトナー像を当該各色の感光体ドラム(像担持体)上に現像し、環状のベルトなどである中間転写体に各色のトナー像を順に重ねて転写し、その転写像を紙などの記録媒体(以下、「用紙」という)に転写して画像形成を行う。
このY、M、C、BKの各色感光体ドラムによる画像形成装置には、各々の感光体ドラムを回転駆動するために複数のモータを有するものがある。この画像形成装置における各色感光体ドラムの各々は、いずれかのモータの駆動系により回転駆動されている。このため、上記画像形成装置では、各色を形成する駆動系が異なるために各色を順に重ねて形成した際に色ずれが発生する虞があり、この色ずれの発生を防止するために各色感光体ドラム間の回転位相を同期する必要がある。
この画像形成装置における各色感光体ドラム間の回転位相を同期する技術としては特許文献1、2などが知られている。特許文献1には、感光体を回転起動させるときに、感光体の回転軸間の位相合わせを行って、形成画像の色ずれを防止する技術が開示されている。また、特許文献2には、各像担持体の回転基準位置を検出し、その検出された各回転基準位置の互いが一致又は近似するように、各像担持体の駆動を制御する技術が開示されている。
特開2005−196007号公報 特開2006−113200号公報
各色感光体ドラム間の回転位相の同期は、ドラム停止時又はドラム起動時に行われている。ドラム停止時に同期する場合は、次回起動時に回転位相を合わせる動作を実施する必要がなく、起動時間を短縮することができる。しかしながら、ドラム停止時において、非作像時のドラムブレードによるドラム劣化防止のため微小にドラムを回転させる必要があり、各ドラムの慣性力の差異により停止前に同期させた回転位相が起動時にずれていることがあった。
また、ドラム起動時に回転位相を同期する場合、上記従来技術では、各ドラムの回転基準位置を検出するため、初期位置によっては半回転させる必要があり、起動時間を短縮することができなかった。この起動時間を短縮するためには、各ドラムの回転軸のそれぞれに角度検出用のロータリーエンコーダなどを別途設ける必要がある。しかしながら、ロータリーエンコーダを設ける場合はコストが余計にかかるという問題があった。
本発明の課題は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたものであって、画像形成装置における各色感光体ドラムの回転位相を低コストで素早く同期させることである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
複数色に対応する複数の感光体ドラムのそれぞれに色画像を形成し、当該色画像を重ね合わせて多色画像を形成する画像形成装置において、
複数の駆動モータと、
前記複数の感光体ドラムのそれぞれに前記駆動モータの回転を伝達するギアであって、当該ギアの回転軸を中心とする同一半径位置において周方向に断続する検出対象部位が側端面に設けられたギアと、
前記ギアの回転軸を中心とする点対称位置において前記検出対象部位の有無に応じた信号論理の検出信号を出力する一対のセンサと、
前記ギアの回転に伴って前記一対のセンサから出力される検出信号の論理組み合わせに基づいて、前記ギアの周方向における回転位置を特定することにより前記各ギア相互間の回転位相差を算出し、当該算出された回転位相差に基づいて前記各ギアの回転位相差が無いように位相を合わせるよう、前記駆動モータを制御する制御部と、
を備えた。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ギアの側端面を周方向に2分した領域の一方の領域に中心角90度分だけ連続する長尺の検出対象部位を有する第1の領域と中心角90度分だけ長尺の検出対象部位を有さない第2の領域が形成され、
他方の領域には当該他方の領域を周方向に等分割位置で断続する複数の短尺の検出対象部位が形成されている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記検出対象部位は、前記ギアの側端面に形成された凸状リブである。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記検出対象部位は、前記ギアの側端面に形成されたスリット又は溝である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明において、前記制御部は、前記回転位相差に基づいて前記駆動モータの回転速度を制御する。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の発明において、前記制御部は、画像形成時の回転速度以下で前記駆動モータを駆動して前記各ギアの回転を同期させる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の発明において、前記一対のセンサのそれぞれは、フォトセンサである。
本発明によれば、複数の感光体ドラムに形成された色画像を重畳して多色画像を用紙に形成する画像形成装置において、回転軸を中心とする同一半径位置において周方向に断続する検出対象部位が側端面に設けられ、感光体ドラムに駆動モータの回転を伝達するギアに関し、当該ギアの回転軸を中心とする点対称位置において前記検出対象部位の有無に応じた信号論理の検出信号をギアの回転に伴って出力する一対のセンサにおける検出信号の論理組み合わせに基づいて、前記ギアの周方向における回転位置を特定することにより各ギア相互間の回転位相差を算出し、当該算出された回転位相差に基づいて各ギアの回転位相差が無いように位相を合わせることができる。よって、本発明では、回転基準位置を検出する場合に比べてより短時間で感光体ドラムの回転状態を検出して各感光体ドラムの回転位相を同期させることができる。また、本発明ではロータリーエンコーダなどを設けるコストを抑えて、より低コストで実施することができる。
以下、この発明の実施の形態について図を参照して説明するが、この発明は以下の実施の形態に限定されない。また、この発明の実施の形態は発明の最も好ましい形態を示すものであり、発明の範囲を限定するものではない。
先ず、本実施の形態に係る画像形成装置の構成について図1を参照して説明する。図1は、画像形成装置100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、制御部10、操作部20、表示部30、記憶部40、搬送部50、画像形成部60、定着部70、通信部80を有している。この画像形成装置100の各部はバス90を介して接続される。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを備える。制御部10は各部を統括制御する(制御手段)。具体的には、制御部10は、CPUがROMに記憶されている各種プログラムデータの中から指定されたプログラムデータをRAMに展開し、当該RAMに展開されたプログラムデータとの協働で、各種処理を実行する。
操作部20は、特に図示しない操作キーパネルや表示部30の画面上に透明電極が格子状に配置された感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルなどであり、入力される操作信号を制御部10に出力する。表示部30は、LCD(Liquid Crystal Display)などであり、制御部10からの表示制御に基づいた画像を表示する。
記憶部40は、磁気的、光学的記憶媒体、半導体等の不揮発性メモリなどである。記憶部40は、制御部10からデータの読み書きが可能な構成であり、装置全体の各種制御プログラム、当該装置の設定情報、通信部80から入力されたデータなどを格納する。
なお、記憶部40は、上述した磁気的、光学的記憶媒体若しくは半導体メモリなどの記憶媒体を着脱自在に装着するインターフェイスを有し、当該インターフェイスを介してデータを読み書きする構成であってよい。この場合は、制御部10の制御の下、装着された記憶媒体に予め格納されたデータを読み出して、各種制御の実行、画像形成部60での画像形成、通信部80から外部機器へのデータ転送などを行うことができる。
搬送部50は、搬送機構、給紙トレイ、排紙トレイなど有している(いずれも特に図示しない)。搬送部50は、制御部10の制御の下、給紙トレイに格納されている用紙を画像形成部60へ搬送し、当該画像形成部60で画像形成された用紙を排紙トレイへ排出する。
画像形成部60は、露光部、Y(イエロー)M(マゼンダ)C(シアン)BK(ブラック)各色の感光体ドラム、現像ユニット、中間転写部(例えば中間転写ベルト)、2次転写部などを有し、いわゆる電子写真方式でY、M、C、BKによる多色画像を用紙上に形成する。
具体的には、画像形成部60は、制御部10の制御の下、露光部から発せられるレーザービームにより各色感光体ドラムを露光走査し、静電潜像を形成させる。次いで、現像ユニットにより各色感光体ドラムに対応する色のトナーを吸着させてトナー像を形成させる。この各色感光体ドラムに形成されたトナー像は、中間転写ベルトに転写(1次転写)された後、2次転写部において搬送部50により搬送される用紙に転写(2次転写)される。
定着部70は、定着ローラ及びヒータなどを有している。定着部70は、ヒータで熱した定着ローラを用紙に圧接することで用紙上に形成されたトナー像を熱定着する。
通信部80は、他の情報機器と通信を行うための通信回路や当該他の情報機器が接続するネットワークに接続するための通信インターフェイスを有している(特に図示しない)。通信部80は、制御部10の制御の下、所定の通信プロトコルによるデータ通信を行うことで、例えば他の情報機器からの画像形成指示などを受け付ける。
次に、画像形成部60の駆動系について図2を参照して詳細に説明する。図2は、画像形成部60の駆動系を示す概念図である。図2に示すように、画像形成部60の駆動系には、前述したY、M、C、BKの各色の感光体ドラム610、620、630、640、転写ベルト650、二次転写部660などがある。
感光体ドラム610、620、630、640には、同一の駆動軸において駆動力を伝達するためのギア611、621、631、641が設けられている。すなわち、感光体ドラム610、620、630、640の回転とギア611、621、631、641の回転とは互いに連動するようになっている。なお、互いの回転の連動は、アイドラやプーリなどを介して行ってもよい。
ギア611、621、631は、アイドラ673、674により予め連動して回転駆動するようになっている。アイドラ674には、駆動力を供給する駆動ギア671が接続されている。すなわち、Y、M、Cの各色の画像形成を行う感光体ドラム610、620、630は、駆動ギア671により供給される駆動力で互いに連動して回転駆動する。ギア641には、駆動力を供給する駆動ギア672が接続されている。すなわち、BK色の画像形成を行う感光体ドラム640は、駆動ギア672により供給される駆動力で回転駆動する。
このギア611、621、631、641に駆動力を供給する駆動ギア671、672は、互いに異なるモータ(駆動モータ)に接続されている。すなわち、Y、M、Cの各色の感光体ドラム610、620、630とBK色の感光体ドラム640とを駆動するモータは互いに異なっている。
Y、M、Cの各色の感光体ドラム610、620、630と連動するギア621には、回転軸と直行する面(側端面)上の当該回転軸を中心とする同一半径の円周上に、周方向に断続する検出対象部位であるリブが形成されている(詳細は後述する)。このギア621のリブが形成された円周直上には、回転軸を中心とした点対称位置に位相センサ622、623が設けられている。位相センサ622、623は、この設置位置において、ギア621の回転により直下を通過するリブに基づいた検出信号を出力する。この位相センサ622、623は、例えば光センサ(Photosensor)や超音波センサなどが適用できる。
BK色の感光体ドラム640と連動するギア641にも同様に、回転軸と直行する面(側端面)上の当該回転軸を中心とする同一半径の円周上には周方向に断続する検出対象部位であるリブが形成されており、当該円周直上には回転軸を中心とした対称位置に位相センサ642、643が設けられている。
転写ベルト650は、ベルト駆動軸651、652、653に支持されて駆動する。この転写ベルト650は、ベルト駆動軸651、652の支持間で当接する感光体ドラム610、620、630、640により、各感光体ドラムに形成されたトナー像が1次転写される。二次転写部660は、ベルト駆動軸653に支持される転写ベルト650に用紙を圧接する二次転写部660を有している。二次転写部660では、トナー像が1次転写された転写ベルト650に用紙を圧接することで、当該用紙への2次転写が行われる。
ここで、上述した画像形成部60の駆動系におけるモータ及び位相センサと制御部10との接続について図3を参照して説明する。図3は、画像形成部60の駆動系におけるモータ及びセンサと制御部10との接続を示すブロック図である。
図3に示すように、駆動ギア671、駆動ギア672に駆動力を供給するモータ675、676と制御部10とは信号線L1、L2により接続されている。制御部10は、信号線L1、L2を介して各モータにPWM(Pulse Width Modulation)信号等の制御信号を出力することで、モータ675とモータ676とを個別に制御する。
また、ギア621、641の回転位相を検出する位相センサ622、623、642、643と制御部10とは、信号線L3、L4、L5、L6により接続されている。制御部10は、信号線L3、L4、L5、L6を介して各位相センサからの検出信号を受け付ける。
ここで、リブが形成されたギア621、641の詳細について、図4を参照して説明する。図4は、ギア621近傍の外観斜視図である。なお、ギア621及び641に形成された模様については互いに同一なものであるので、以下の説明ではギア621を例示して説明する。
図4に示すように、ギア621は、前述した感光体ドラム620と接続する駆動軸624を回転軸として駆動する。このギア621における側端面には、当該回転軸の同一半径上においてリブR1〜R6が形成されている。リブR1〜R6は、製造時にギア621と一体成型され、上述した面上で凸状に形成されている。このリブR1〜R6が形成された円周直上には、回転軸を中心とする点対称位置に位相センサ622、623が配置されている。
画像形成装置100では、ギア621に形成されるリブR1〜R6が製造時に一体形成されるため、ギア621と連動するロータリーエンコーダなどを設ける場合と比較して、より安価な製造コストで済む。
ここで、ギア621のリブ形成面を例示する図5を参照して、当該ギア621の回転軸を中心とする同一半径上のリブ形成位置について説明する。なお、図5で示す円周位置P1〜P24は、ギア621の駆動軸624を中心とする円周において15°の中心角で24分割したものである。
図5に示すように、ギア621のリブ形成面において、中心角にして90°の円周位置P7〜P12に亘る円周上にはリブR1が形成されている(第1の領域)。なお、円周位置P12に次ぐ円周位置P13〜P18にはリブが形成されていない(第2の領域)。よって、円周位置P7〜P18に亘る半周(一方の領域)では、リブR1により円周の四分割部分(中心角90度)を識別可能となっている。
上述した円周位置P7〜P18と対になる他の半周(他の領域)において、円周位置P13〜P18と回転軸を中心に対称の円周位置P1〜P6には、円周位置P1、P3、P5にリブR4、R3、R2が形成されている。また、円周位置P7〜P12と回転軸を中心に対称の円周位置P19〜P24には、円周位置P20、P22、P24にリブR6、R5、R4が形成されている。この円周位置P1〜P6と円周位置P19〜P24のリブ形成は、円周位置P1と円周位置P24とを分割する面を鏡映面として鏡像対称となっている。よって、円周位置P7〜P18の半周と対になる他の半周では、15°の中心角で配置されるリブにより、リブR1により識別可能な四分割をさらに4等分割した円周位置を識別可能となっている。
画像形成装置100では、上述したギア621のリブ形成面において、回転軸を中心とする対称位置に設けられた各位相センサでリブを検出する構成であるため、当該ギア621の回転に伴って各位相センサから出力される検出信号の論理組み合わせ(時間的な変化)に基づいて、ギア621の回転位相(回転位置)の検出を回転角が90°未満で行うことができる。
具体的には、一方の位相センサが円周位置P1、他方の位相センサが円周位置P13の位置にある場合を例示して説明する。この場合における検出信号(1:リブあり、0:リブなし)は、(一方の位相センサの検出信号、他方の位相センサの検出信号)とした場合、(10)である。この位置から反時計回りに順次検出が行われた場合であり、ギア621の時計回りの回転に伴って各位相センサから出力される検出信号の論理組み合わせは、(10,00,10,00,10,00,10,11,10,11,10,11,01,00,01,00,01,00,01,11,01,11,01,11)となる。
この一方の位相センサが円周位置P1にある状態から回転位相の検出が開始された場合に当該回転位相が確定するのは、検出信号の論理組み合わせが他の円周位置にある状態から検出が開始された場合と異なった時点である。
この円周位置P1から検出が開始された場合の検出信号の論理組み合わせは(10,00,10,00,10,00…)であり、これと最長で一致する場合は円周位置P3から検出が開始された場合である。円周位置P3から検出が開始された場合は(10,00,10,00,10,11…)であるので、円周位置P1から検出が開始された場合は円周位置P6で回転位相が確定する。同様に、円周位置P3から検出が開始された場合は円周位置P8で回転位相が確定する。なお、他の円周位置から検出が開始された場合も同様である。
図6は、上述した検出信号の論理組み合わせに基づいた回転位置の確定をまとめた表である。画像形成装置100では、前述したギア621のリブを回転軸を中心とする対称位置に設けられた各位相センサで検出する構成であるため、図6に示すように、検出信号の論理組み合わせは回転角が90°未満で確定する。画像形成装置100は、この検出信号の論理組み合わせと回転位置との対応関係を示すデータを制御部10のROMや記憶部40などに予め格納している。制御部10では、各位相センサからの検出信号に基づいて上述した対応データを参照することで、ギア621の回転位相が算出可能である。
次に、制御部10の制御の下で実行される画像形成装置100の動作について図7を参照して詳細に説明する。図7は、画像形成装置100の動作を例示するフローチャートである。
図7に示すように、処理が開始されると、制御部10からモータ675、676に制御信号が出力されて各モータが起動される(ステップS11)。このステップS11では、画像形成時におけるモータ675、676の駆動速度以下(例えば画像形成時の1/2の駆動速度)で駆動するように制御信号が出力される。
次いで、各位相センサからのセンサ値(検出信号)が読み込まれ、当該センサ値と前述した対応データとに基づいて、各ギアの回転位相が確定したと判定されるまで各ギアの回転位相が判別される(ステップS12、S13)。すなわち、ステップS12、S13では、ギア621と連動して回転する感光体ドラム610、620、630と、ギア641と連動して回転する感光体ドラム640と、の回転位相が判別される。
次いで、ステップS12、S13で判別された各ギアの回転位相に基づいて、フィードバック制御が行われることで、いずれか一方のモータの駆動速度が調整されて各ギアの回転位相が合致するまで回転位相の調整が行われる。例えば、回転位相が遅れているギア側のモータの駆動速度が増加され(ステップS14)、各ギアの回転位相が合致するまで回転位相の調整が行われる(ステップS15)。次いで、各ギアの回転位相が合致された後、モータ675、676の駆動速度が定常速度となるように設定されて(ステップS16)終了する。
なお、このステップS14、S15におけるフィードバック制御では、各ギアにおける回転位相の差分が算出され、当該算出された位相差に基づいていずれか一方のモータの駆動速度が調整されてもよい。例えば、位相差が大きい時は駆動速度の調整分をより大きくしてよい。また、位相差が小さい時は駆動速度の調整分をより小さくしてよい。このように、各ギアにおける回転位相の差分に基づいて駆動速度を調節することで、その位相差が大きい場合でもより短時間で合致できる。また、その位相差が小さい場合におけるオーバーシュートを防止できる。
以上のように、画像形成装置100では、互いに駆動源が異なる感光体ドラムの各々と回転が連動するギアを有しており、当該ギアの側端面には回転軸を中心とする同一半径位置において周方向に断続する検出対象部位が形成されている。また、画像形成装置100は、上記各ギアの回転軸を中心とする点対称位置において前記検出対象部位の有無に応じた信号論理の検出信号を出力する一対のセンサが設けられており、このセンサの検出信号の論理組み合わせに基づいて各ギアの回転位相を算出し、当該算出された各ギアの回転位相に基づいて駆動源の制御を行う制御部(制御部10)を有する構成である。
このため、画像形成装置100は、複数の感光体ドラムに形成された色画像を重畳して多色画像を用紙に形成する画像形成装置において、回転軸を中心とする同一半径位置において周方向に断続する検出対象部位が側端面に設けられ、感光体ドラムに駆動モータの回転を伝達するギアに関し、当該ギアの回転軸を中心とする点対称位置において前記検出対象部位の有無に応じた信号論理の検出信号を出力する一対のセンサにおける検出信号の論理組み合わせに基づいて、各ギア相互間の回転位相差を算出し、当該算出された回転位相差に基づいて各ギアの回転を同期させることができる。
よって、画像形成装置100では、回転基準位置を検出する場合に比べてより短時間で感光体ドラムの回転状態を検出して各感光体ドラムの回転位相を同期させることができる。また、画像形成装置100ではロータリーエンコーダなどを設けるコストを抑えて、より低コストで実施することができる。
なお、上述した実施の形態における記述は、一例を示すものであり、これに限定するものではない。上述した実施の形態における構成及び動作に関しては、適宜変更が可能である。
例えば、以上の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としてROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
また、以上の説明では、各ギアにおける検出対称部位が当該ギアの面上で凸状に隆起するリブである例を開示したが、この例に限定されない。例えば、各ギアにおける回転位相検出用の模様は当該ギアの面上に凹状に形成されたスリット又は溝でもよい。また、この模様は、凹凸などの形状で行うもの以外に、センサで検出可能な異なる部材で形成してもよい。例えば、画像形成装置100は、ギアの模様を磁性体の有無などで形成し、磁気センサで検出する構成であってもよい。
また、以上の説明では、ギア621、641におけるリブ形状について、円周の半周で識別される四分割分を、他の半周において15°の中心角で配置されるリブにより更に4等分割して円周位置を識別する構成を例示したが、この例に限定されない。例えば、他の半周において30°の中心角で配置されるリブにより更に2等分割して円周位置を識別する構成や、10°の中心角で配置されるリブにより更に6等分割して円周位置を識別する構成であってもよい。具体的には、画像形成装置100では、この分割数を大きくすることで、各ギアの回転位相の検出精度を高めることができるが、当該各ギアと連動する各感光体ドラムにおける色ずれの許容範囲であれば、いずれの分割数であってもよい。
本実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 画像形成部の駆動系を示す概念図である。 モータ及び位相センサと制御部との接続を示すブロック図である。 ギア近傍の外観斜視図である。 ギアのリブ形成面を例示する概念図である。 検出信号の論理組み合わせに基づいた回転位置の確定を例示する表である。 画像形成装置の動作を例示するフローチャートである。
符号の説明
100 画像形成装置
10 制御部
20 操作部
30 表示部
40 記憶部
50 搬送部
60 画像形成部
70 定着部
80 通信部
90 バス
610、620、630、640 感光体ドラム
611、621、631、641 ギア
622、623、642、643 位相センサ
671、672 駆動ギア
675、676 モータ
L1〜L6 信号線
R1〜R6 リブ
P1〜P24 円周位置

Claims (7)

  1. 複数色に対応する複数の感光体ドラムのそれぞれに色画像を形成し、当該色画像を重ね合わせて多色画像を形成する画像形成装置において、
    複数の駆動モータと、
    前記複数の感光体ドラムのそれぞれに前記駆動モータの回転を伝達するギアであって、当該ギアの回転軸を中心とする同一半径位置において周方向に断続する検出対象部位が側端面に設けられたギアと、
    前記ギアの回転軸を中心とする点対称位置において前記検出対象部位の有無に応じた信号論理の検出信号を出力する一対のセンサと、
    前記ギアの回転に伴って前記一対のセンサから出力される検出信号の論理組み合わせに基づいて、前記ギアの周方向における回転位置を特定することにより前記各ギア相互間の回転位相差を算出し、当該算出された回転位相差に基づいて前記各ギアの回転位相差が無いように位相を合わせるよう、前記駆動モータを制御する制御部と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記ギアの側端面を周方向に2分した領域の一方の領域に中心角90度分だけ連続する長尺の検出対象部位を有する第1の領域と中心角90度分だけ長尺の検出対象部位を有さない第2の領域が形成され、
    他方の領域には当該他方の領域を周方向に等分割位置で断続する複数の短尺の検出対象部位が形成されている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検出対象部位は、前記ギアの側端面に形成された凸状リブである請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記検出対象部位は、前記ギアの側端面に形成されたスリット又は溝である請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記回転位相差に基づいて前記駆動モータの回転速度を制御する請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、画像形成時の回転速度以下で前記駆動モータを駆動して前記各ギアの回転を同期させる請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記一対のセンサのそれぞれは、フォトセンサである請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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