JP4820150B2 - 回転速度検出装置 - Google Patents
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Description
タンデム方式はフルカラーの画像の形成方式としては最も高速に動作させる事が可能な方式であるため、近年多くの画像形成装置で用いられている。
このタンデム型の画像形成装置は回転する感光体ドラム上の各色のトナー像を搬送される転写材に順次重ね合わせて転写する事でカラー画像を形成しているため、複数の感光体ドラムを回転ムラがなく、かつ精度良く同期させて回転する必要があり、感光体ドラムの回転に回転ムラが発生すると形成されるカラー画像に色ずれが発生して画像品質が低下する。
そこで従来、上述のようなタンデム型のカラー画像形成装置においては、感光体ドラムの慣性モーメントを増加させるためにフライホイールを設けたり、感光体の回転速度を検出するために回転体速度検出装置、例えばエンコーダを取り付けている。
また、ドラム駆動ギアを大きくする事でギヤの噛み合いや偏心によるドラム駆動ギアの回転速度ムラを低減させる技術も知られている。
さらにまた、ギヤにスリットを設け、そのスリットをスリット検出手段で検出してモータの駆動制御を行う事により、ドラム駆動ギアの回転速度ムラを低減させつつ、装置の簡素化を達成する技術も知られている。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、回転体の回転速度を検出する回転速度検出装置の小型化及びコストを削減できるようにすることを目的とする。
(1)複数個の回転可能な回転体を記録媒体の搬送方向に沿って平行に配列し、上記各回転体の回転軸の一方の端部にそれぞれモータの回転力を伝達する伝達部を有し、上記各伝達部にそれぞれの回転体の回転速度を検出するためのスリットを設けると共に、上記各伝達部の直径を、隣接する回転体の回転軸の間隔よりも大きくし、上記各伝達部を、上記各回転体の配列の順番に交互に選択した第1伝達部群と第2伝達部群とに分け、上記第1伝達部群の各伝達部と上記第2伝達部群の各伝達部とが相互に干渉しないように且つ隣接する回転体の各伝達部の一部が重なり合うように上記回転軸に沿った方向に互いにずらして配置し、上記隣接する2つの回転体を組にし、各組の各伝達部の一部が重なり合う部分に対応させて上記伝達部のスリットを検出する検出手段を1つずつ配置し、上記検出手段は光を照射して上記伝達部のスリットを検出する手段であり、上記第1伝達部群の伝達部と上記第2伝達部群の伝達部とを光の透過率が異なる部材にした回転速度検出装置。
〔実施例〕
図1は、この発明の第1実施例、第2実施例、及び参考技術の回転速度検出装置を適用する複写機、プリンタを含む画像形成装置の一例であるカラー画像形成装置の内部構成例を示す図である。
このカラー画像形成装置は、原稿を読み取るスキャナ部1、スキャナ部1から送られるデータに基づいて感光体ドラム3上に画像データの潜像を形成する書込ユニット2、その書込ユニット2からのレーザ光によって画像が形成される感光体ドラム3、その感光体ドラム3に付着されるトナーを供給する現像ユニット4、感光体ドラム3に書き込まれた画像が重ね合わされる中間転写部である搬送ベルト5、記録紙を含む記録媒体である転写紙を収納し、搬送ベルト5へ搬送する給紙部6、トナー像を転写紙に定着させる定着部7、両面コピー時の搬送経路となる両面ユニット8を備えている。
電子写真プロセス部は、感光体ドラム3、現像ユニット4、搬送ベルト5を含む各部で構成され、トナー像の形成及びそのトナー像の転写紙への転写を行う。
図6は、この実施形態の参考となる電子写真プロセス部の外観斜視図であり、図7は、電子写真プロセス部を上から見た上面図である。
搬送ベルト5は、駆動ローラが駆動モータ(図示を省略)によって回転駆動されることによって、矢示a方向(反時計方向)に回転駆動される。
各ドラム駆動ギヤ16Y〜16Kにはそれぞれ感光体駆動モータ11Y〜11Kの回転軸に固定されているモータギヤ12Y〜12Kが歯合している。
また、各ドラム駆動ギヤ16Y〜16Kにはそれぞれの感光体ドラム3Y〜3Kの回転速度を検出するためのスリットを設けており、図7に示すように、各スリットをスリット検出手段である各スリット検出部13a〜13dで検出(各フォトダイオード15a〜15dから照射したレーザ光がスリットを透過してそれぞれのフォトトランジスタ14a〜14dで受光することによって検出)して感光体ドラム3Y〜3Kの回転速度、すなわち、各感光体駆動モータ11Y〜11Kの回転速度を検出する。
この実施例の電子写真プロセス部は、複数個の回転可能な回転体であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)用の4つの感光体ドラム3Y〜3Kを、転写紙の搬送方向(図中右側から左側への方向)に沿って平行に配列し、各感光体ドラム3Y〜3Kのドラム駆動軸10Y〜10Kの一方の端部にそれぞれ感光体駆動モータ11の回転力をモータギア12を介して伝達する伝達部である大径ドラム駆動ギア9Y〜9Kを有している。なお、同図中には、大径ドラム駆動ギア9Kを回転させる感光体駆動モータ11とモータギア12のみを示し、他の各大径ドラム駆動ギア9Y〜9Cをそれぞれ回転させる各モータと各モータギアの図示を省略している。
また、各大径ドラム駆動ギア9Y〜9Kを、各感光体ドラム3Y〜3Kの配列の順番に交互に選択し、図3に示すように、第1ドラム駆動ギア群(第1伝達部群に相当する)の大径ドラム駆動ギア9Yと9C、第2ドラム駆動ギア群(第2伝達部群に相当する)の大径ドラム駆動ギア9Mと9Kとに分け、第1ドラム駆動ギア群の大径ドラム駆動ギア9Yと9Cと第2ドラム駆動ギア群の大径ドラム駆動ギア9Mと9Kが相互に干渉しないように且つ隣接する感光体ドラムの大径ドラム駆動ギアの一部が重なり合うように上記ドラム駆動軸に沿った方向に互いにずらして配置する。
その検出結果に基づいて各感光体ドラム3Y〜3Kの回転速度を求め、その各回転速度に基づいてモータの駆動制御を行う。
このようにして、1つのスリット検出部によって2つの大径ドラム駆動ギアのスリットを検出することができるので、従来よりもスリット検出部の個数を少なくすることができ、画像形成装置の小型化、コストの削減を行うことができる。
この実施例の電子写真プロセス部では、スリット検出部の取り付けの偏心による誤差を低減するために、スリット検出部を各ドラム駆動ギヤの2箇所に設けている。
すなわち、大径ドラム駆動ギア9Yと9Mの重なり合う部分にスリット検出部13aを、大径ドラム駆動ギア9Mと9Cの重なり合う部分にスリット検出部13cを、大径ドラム駆動ギア9Cと9Kの重なり合う部分にスリット検出部13bを配置し、両端の大径ドラム駆動ギア9Yと9Kにそれぞれスリット検出部13dと13eを配置している。
また、スリット検出部13aは、フォトトランジスタ14aとフォトダイオード15aを備えており、そのフォトトランジスタ14aとフォトダイオード15aは、大径ドラム駆動ギア9Yと9Mの一部が重なり合う部分を挟んで対峙するように配置され、フォトダイオード15aからの照射光が大径ドラム駆動ギア9Yと大径ドラム駆動ギア9Mのスリットを透過してフォトトランジスタ14aまで到達することにより、大径ドラム駆動ギア9Yと9Mのスリットを検出する。
その検出結果に基づいて各感光体ドラムの3Y〜3Kの回転速度を求め、その各回転速度に基づいてモータの駆動制御を行う。
このようにして、2つのスリット検出部の検出値の平均を検出値として使用し、重なりあった大径ドラム駆動ギヤのスリット検出部を共通に使用することができ、感光体ドラムが4つの場合は各々に設置すると8箇所になるスリット検出部を5箇所で済むので、画像形成装置の小型化、コストの削減を行うことができる。
例えば、第1ドラム駆動ギア群の各大径ドラム駆動ギア9Yと9Mと、第2ドラム駆動ギア群の各大径ドラム駆動ギア9Cと9Kに、表1に示すような関係となる透過率を持った樹脂を使用した場合、フォトトランジスタ14a〜14cで検出される電圧は、図5に示すようになる。
このようにして、制御部でフォトトランジスタ14a〜14eから出力される電圧値の違いによって第1ドラム駆動ギヤ群と第2ドラム駆動ギヤ群に切り分けられるようにすれば、1つのスリット検出部によって2つのドラム駆動ギヤのスリットを容易に検出することができる。
Claims (2)
- 複数個の回転可能な回転体を記録媒体の搬送方向に沿って平行に配列し、前記各回転体の回転軸の一方の端部にそれぞれモータの回転力を伝達する伝達部を有し、前記各伝達部にそれぞれの回転体の回転速度を検出するためのスリットを設けると共に、前記各伝達部の直径を、隣接する回転体の回転軸の間隔よりも大きくし、前記各伝達部を、前記各回転体の配列の順番に交互に選択した第1伝達部群と第2伝達部群とに分け、前記第1伝達部群の各伝達部と前記第2伝達部群の各伝達部とが相互に干渉しないように且つ隣接する回転体の各伝達部の一部が重なり合うように前記回転軸に沿った方向に互いにずらして配置し、前記隣接する2つの回転体を組にし、各組の各伝達部の一部が重なり合う部分に対応させて前記伝達部のスリットを検出する検出手段を1つずつ配置し、
前記検出手段は光を照射して前記伝達部のスリットを検出する手段であり、前記第1伝達部群の伝達部と前記第2伝達部群の伝達部とを光の透過率が異なる部材にしたことを特徴とする回転速度検出装置。 - 複数個の回転可能な回転体を記録媒体の搬送方向に沿って平行に配列し、前記各回転体の回転軸の一方の端部にそれぞれモータの回転力を伝達する伝達部を有し、前記各伝達部にそれぞれの回転体の回転速度を検出するためのスリットを設けると共に、前記各伝達部の直径を、隣接する回転体の回転軸の間隔よりも大きくし、前記各伝達部を、前記各回転体の配列の順番に交互に選択した第1伝達部群と第2伝達部群とに分け、前記第1伝達部群の各伝達部と前記第2伝達部群の各伝達部とが相互に干渉しないように且つ隣接する回転体の各伝達部の一部が重なり合うように前記回転軸に沿った方向に互いにずらして配置し、前記伝達部のスリットを検出する検出手段を、前記各伝達部の一部が重なり合う部分と、前記各伝達部の両端の伝達部の一部とにそれぞれ前記伝達部のスリットを検出する検出手段を配置し、
前記検出手段は光を照射して前記伝達部のスリットを検出する手段であり、前記第1伝達部群の伝達部と前記第2伝達部群の伝達部とを光の透過率が異なる部材にしたことを特徴とする回転速度検出装置。
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