JP2001109223A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001109223A
JP2001109223A JP28905699A JP28905699A JP2001109223A JP 2001109223 A JP2001109223 A JP 2001109223A JP 28905699 A JP28905699 A JP 28905699A JP 28905699 A JP28905699 A JP 28905699A JP 2001109223 A JP2001109223 A JP 2001109223A
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gear
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、像担持体の回転軸に設けられる最
終段歯車の直径を大きくすることにより画像のピッチむ
らを軽減する場合に複数並設された隣り合う像担持体同
士のピッチを最終段歯車の直径以下にして装置の小型化
を図ることを可能にする画像形成装置を提供することを
可能にすることを目的としている。 【解決手段】 直線的に配列して並設された感光体ドラ
ム1a〜1dの回転軸に設けられた最終段歯車となる大
歯車28a〜28dの歯先円直径D1を感光体ドラム1a〜
1dの直径よりも十分大きくし、更には大歯車28a〜28
dのモジュールを0.8以下とし、大歯車28a〜28dを
感光体ドラム1a〜1dの回転軸方向に段違いに配置し
て構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー画像形成装置として、電子
写真感光体等のドラム状像担持体を複数並設し、各像担
持体に電子写真プロセスを施して各色のトナー画像を得
た後、これ等のトナー画像を記録材搬送手段によって搬
送される記録材上に転写することによって所望のカラー
画像を得るものがある。
【0003】そして、ドラム状像担持体を回転駆動させ
るために従来では、画像形成装置本体側でドラム状像担
持体と略同じ直径を有し、駆動源に連結された歯車列の
最終段の歯車がドラム状像担持体の端部に取り付けられ
た該ドラム状像担持体と略同じ直径の最終段歯車となる
フランジ歯車と噛合する構成からなるものがある。
【0004】歯車列の最終段の歯車がドラム状像担持体
と略同じ直径であるため、この歯車列の最終段の歯車の
モジュールも1程度と大きく、噛合する歯車一歯ピッチ
に対応する像担持体の画像上のピッチが大きくなるため
歯車のピッチむらが画質に大きく影響する。この対策と
して従来では、主に歯車精度を向上させて画質向上を図
るものが一般であった。
【0005】ここで、歯車のモジュールとはメートル制
歯車の歯の大きさを表すもので、歯のピッチ円の直径を
歯数で除した数値であって、歯末のたけに等しい。従っ
て、モジュールの値が大きい程、歯も大きい。
【0006】歯車の精度向上に頼らず、歯車のピッチむ
らの画質への影響を軽減する技術として、例えば、特開
平10-39715号公報に開示されたようにドラム状像担持体
の周長を該ドラム状像担持体と同軸で該ドラム状像担持
体を駆動する歯車の歯数で除した値を小さくすることに
より濃度むらの発生し難い画像形成装置を提供する技術
が提案されている。
【0007】この技術はドラム状像担持体と同軸の最終
段歯車の直径を該ドラム状像担持体の直径の2倍以上と
し、且つ駆動源に連結された前記最終段歯車までの歯車
列を構成する全ての歯車の円周ピッチが像担持体の画像
上で0.8mm以下になるように設定することにより画像
のピッチむらを軽減するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例では複数のドラム状像担持体が直線的に並設され
たカラー画像形成装置の場合、隣り合うドラム状像担持
体同士のピッチがドラム状像担持体と同軸の最終段歯車
の直径以上必要となる。
【0009】ここで、ドラム状像担持体と同軸の最終段
歯車の直径が大きくなると、隣り合うドラム状像担持体
同士のピッチが大きくなり、ドラム状像担持体と、該ド
ラム状像担持体と同軸上で同時に回転する最終段歯車
と、該最終段歯車と噛合する減速歯車列と、前記ドラム
状像担持体を駆動するための駆動源とを一つのユニット
とし、カラーの画像形成を行うために該ユニットを複数
直線的に並べた時の大きさに影響を及ぼして装置が大型
化するという問題があった。
【0010】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、像担持体の回転軸に設けられ
た最終段歯車の直径を大きくすることにより画像のピッ
チむらを軽減する場合に複数並設された隣り合う像担持
体同士のピッチを最終段歯車の直径以下にして装置の小
型化を図ることを可能にする画像形成装置を提供せんと
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る画像形成装置は、像を担持する像担持体
と、前記像担持体の回転軸に設けられた最終段歯車と、
前記最終段歯車と噛合し、駆動源に連結された歯車列と
を夫々複数有し、前記複数の像担持体が並設され、且つ
前記複数の最終段歯車が前記像担持体の回転軸方向に段
違いに配置されたことを特徴とする。
【0012】本発明は、上述の如く構成したので、像担
持体の回転軸に設けられた最終段歯車の直径を大きくす
ることにより画像のピッチむらを軽減する場合に並設さ
れた複数の最終段歯車が像担持体の回転軸方向に段違い
に配置されたことで複数並設された隣り合う像担持体同
士のピッチを最終段歯車の直径以下にすることが出来、
これにより装置の小型化を図ることが出来る。
【0013】また、前記最終段歯車の直径を前記像担持
体の直径よりも十分大きくし、且つ画像のピッチむら軽
減を考慮して前記最終段歯車のモジュールを0.8以下
で構成した場合には、該最終段歯車を介して像担持体を
駆動する歯車列の円周ピッチの影響を像担持体上で最小
限に抑えることが出来る。
【0014】また、前記最終段歯車の直径を、前記像担
持体と、前記最終段歯車と、前記歯車列と、前記駆動源
とを一つのユニットとし、該ユニットを複数並設した時
に該ユニット同士の干渉が起きない範囲の大きさで構成
したことで装置の小型化を図ることが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る画像形成装
置の一例として、4色フルカラーレーザビームプリンタ
に適用した場合の一実施形態を具体的に説明する。図1
は本発明に係る画像形成装置の第1実施形態の構成を示
す断面説明図、図2は最終段歯車を一列に並設した構成
を示す模式斜視図、図3は最終段歯車を一列に並設した
構成において像担持体同士のピッチと最終段歯車の直径
との関係を示す平面説明図、図4は本発明に係る画像形
成装置において最終段歯車を像担持体の回転軸方向に段
違いに並設した第1実施形態の構成を示す模式斜視図、
図5は本発明に係る画像形成装置の最終段歯車を像担持
体の回転軸方向に段違いに並設した第1実施形態の構成
において像担持体同士のピッチと最終段歯車の直径との
関係を示す平面説明図である。
【0016】先ず、図1を用いて本発明に係る画像形成
装置の全体構成について説明する。図1において、画像
形成装置Aは水平方向に直線的に配列して並設された4
個の円筒形状の像担持体となる電子写真感光体ドラム1
a,1b,1c,1dを備えている。
【0017】感光体ドラム1a〜1dは駆動源となる図
示しない駆動モータに連結された歯車列となる小歯車29
a〜29dに夫々噛合すると共に夫々の感光体ドラム1a
〜1dの回転軸に設けられた最終段歯車となる大歯車28
a〜28dに回転駆動力が伝達されて図1の時計回り方向
に回転駆動される。
【0018】感光体ドラム1a〜1dの夫々の周囲に
は、該感光体ドラム1a〜1dの夫々の回転方向上流側
から順に該感光体ドラム1a〜1dの表面を均一に帯電
する帯電装置2a,2b,2c,2d、画像情報に応じ
てレーザビームを照射し、夫々の感光体ドラム1a〜1
d上に静電潜像を形成するスキャナ部3a,3b,3
c,3d、該静電潜像にトナーを付着させてトナー画像
として現像する現像装置4a,4b,4c,4d、感光
体ドラム1a〜1d上のトナー画像を転写材Sに転写す
る静電搬送転写装置5、転写後の感光体ドラム1a〜1
dの表面に残った残留トナーを除去するクリーニング装
置6a,6b,6c,6d等が夫々配置されている。
【0019】本実施形態では、感光体ドラム1a〜1
d、帯電装置2a〜2d、現像装置4a〜4d及びクリ
ーニング装置6a〜6dはプロセスカートリッジ7a,
7b,7c,7dとして一体的にカートリッジ化して構
成され、図示しない開閉カバーを開放して画像形成装置
Aに対して着脱可能に構成されている。
【0020】感光体ドラム1a〜1dは、例えば直径3
0mmのアルミニウムシリンダの外周面に有機光導伝体層
(OPC;オーガニック・フォトコンダクタ感光体)を
塗布して構成したものである。感光体ドラム1a〜1d
は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持され
ており、一方の端部に駆動源となる図示しない駆動モー
タからの駆動力が伝達されることにより図1の時計回り
方向に回転駆動される。
【0021】帯電装置2a〜2dとしては、接触帯電方
式のものを使用することが出来る。本実施形態では帯電
装置2a〜2dの帯電部材としてローラ状に形成された
導電性ローラを採用しており、該ローラを感光体ドラム
1a〜1dの表面に夫々当接させると共に該ローラに図
示しない電源によって帯電バイアス電圧を印加すること
により感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ
る。
【0022】スキャナ部3a〜3dは、感光体ドラム1
a〜1dの上部で略水平方向に配置され、図示しないレ
ーザダイオードによって画像信号に対応する画像光が図
示しないスキャナモータによって高速回転されるポリゴ
ンミラー9a,9b,9c,9dに照射される。ポリゴ
ンミラー9a〜9dに反射した画像光は結像レンズ10
a,10b,10c,10dを介して帯電済みの感光体ドラム
1a〜1dの表面を選択的に露光して静電潜像を形成す
る。
【0023】現像装置4a〜4dは夫々ブラック、シア
ン、マゼンダ、イエローの各色のトナーを夫々収納した
現像器と、夫々のトナーを各感光体ドラム1a〜1dに
供給する現像ローラ等から構成される。
【0024】全ての感光体ドラム1a〜1dに対向し、
接するように循環移動する静電転写ベルト11が配設され
る。静電転写ベルト11は1011〜1014Ω・cmの体積固
有抵抗を持たせた厚さ150μm程度のフィルム状部材
で構成される。
【0025】静電転写ベルト11は周長約700mm、厚み
150μm程度のベルトであり、駆動ローラ13、従動ロ
ーラ14a,14b、テンションローラ15の4本のローラに
より掛け渡されて張架して支持され、外周面に転写材S
を静電吸着して感光体ドラム1a〜1dに転写材Sを接
触させるように図1の反時計回り方向に回転して循環移
動する。
【0026】静電転写ベルト11の内側には夫々の感光体
ドラム1a〜1dに対応して該静電転写ベルト11に当接
する転写ローラ12a,12b,12c,12dが並設されてお
り、これ等の転写ローラ12a〜12dは図示しない転写バ
イアス用電源に接続されている。
【0027】転写ローラ12a〜12dは感光体ドラム1a
〜1dと夫々対向して画像転写部を形成する。転写材S
は静電転写ベルト11により各感光体ドラム1a〜1dが
対向する画像転写位置まで搬送され、転写ローラ12a〜
12dから正極性の電荷が静電転写ベルト11を介して転写
材Sに印加され、この電荷による電界により感光体ドラ
ム1a〜1dに接触中の転写材Sに感光体ドラム1a〜
1d上の負極性のトナー画像が転写される。
【0028】そして、静電転写ベルト11が循環移動して
転写材Sが従動ローラ14a側から駆動ローラ13側へ搬送
される間に各色トナー画像が転写される。
【0029】給送部16は感光体ドラム1a〜1dと転写
ローラ12a〜12dとの間の画像転写部に転写材Sを給送
するものであり、複数枚の転写材Sが給送カセット17に
収納されている。
【0030】画像形成時には半月ローラからなる給送ロ
ーラ18が給送カセット17内の転写材Sを繰り出し、リタ
ードローラ対19により1枚ずつに分離給送された後、搬
送ローラ対20により搬送されてレジストローラ対21に到
達する。
【0031】そして、転写材Sの先端が一旦停止したレ
ジストローラ対21に突き当たってループを形成して斜行
が矯正された後、該レジストローラ対21が画像形成動作
に応じて駆動回転し、静電転写ベルト11の回転と画像書
き出し位置の同期を取って転写材Sはレジストローラ対
21によって静電転写ベルト11へと搬送される。
【0032】静電転写ベルト11上に静電吸着されて搬送
されつつ感光体ドラム1a〜1dから各色のトナー画像
が転写された転写材Sは定着装置22に搬送され、駆動回
転される加熱ローラ22aと、該加熱ローラ22aに圧接さ
れた加圧ローラ22bとにより挟持搬送される間に加熱、
加圧処理されて転写材Sに転写された複数のトナー画像
が永久定着される。
【0033】これと同時にプロセスカートリッジ7a〜
7dが画像形成タイミングに合わせて順次駆動され、そ
の駆動に応じて感光体ドラム1a〜1dが順次図1の時
計回り方向に回転駆動される。そして、夫々のプロセス
カートリッジ7a〜7dに対応するスキャナ部3a〜3
dが順次駆動される。
【0034】これ等の駆動により帯電装置2a〜2dの
帯電ローラは感光体ドラム1a〜1dの表面に一様な電
荷を付与し、スキャナ部3a〜3dはその感光体ドラム
1a〜1dの表面に画像信号に応じた露光を行って感光
体ドラム1a〜1dの表面上に静電潜像を形成する。現
像装置4a〜4dの現像ローラは静電潜像の低電位部に
トナーを転移させて感光体ドラム1a〜1dの表面上に
トナー画像を形成する。
【0035】転写材Sの排出端側(図1の左側)の感光
体ドラム1dの表面上のトナー画像の画先が静電転写ベ
ルト11との対向点に回転搬送されてくるタイミングで、
その対向点に転写材Sの画像形成開始位置が一致するよ
うにレジストローラ対21が回転を開始して転写材Sを静
電転写ベルト11に給送する。
【0036】転写材Sは静電吸着ローラ8と静電転写ベ
ルト11とによって挟み込むようにして静電転写ベルト11
の外周に圧接し、且つ静電転写ベルト11と静電吸着ロー
ラ8との間に電圧を印加することにより誘電体である転
写材Sと静電転写ベルト11との誘電体層に電荷を誘起
し、転写材Sを静電転写ベルト11の外周に静電吸着する
ように構成している。これにより、転写材Sは静電転写
ベルト11に安定して吸着され、排出端側(図1の左側)
の転写部まで搬送される。
【0037】このように搬送されながら転写材Sは各感
光体ドラム1a〜1dと転写ローラ12a〜12dとの間に
形成される電界によって各感光体ドラム1a〜1dのト
ナー画像が順次転写される。
【0038】4色のトナー画像を転写された転写材Sは
駆動ローラ13の曲率により静電転写ベルト11から曲率分
離され、定着装置22に搬送される。転写材Sは定着装置
22によりトナー画像が熱定着された後、排出ローラ対22
cによって定着装置22から排出され、更に排出ローラ対
23,24により搬送されて画像形成装置Aの上部に設けら
れた排出部25に画像面を下にした状態で機外に排出され
る。
【0039】26は手差しトレイであり、該手差しトレイ
26から給送ローラ27により送られた転写材Sはレジスト
ローラ対21により前述と同様に給送されて画像形成動作
が行われる。
【0040】図2及び図3は水平方向に直線的に一列に
配列して並設された4個の感光体ドラム1a〜1dと、
夫々の感光体ドラム1a〜1dの回転軸に設けられた最
終段歯車となる大歯車28a,28b,28c,28dと、夫々
の大歯車28a〜28dと噛合し、駆動源となる図示しない
駆動モータに連結された歯車列の一つとなる小歯車29
a,29b,29c,29dとを備えた感光体ドラム1a〜1
dの駆動部分の構成を示す。
【0041】感光体ドラム1a〜1dの直径は夫々30
mmであり、大歯車28a〜28dは平歯車で構成されてお
り、その歯のピッチ円直径が100mm、歯数が200で
あり、歯のピッチ円直径を歯数で除した数値であるモジ
ュールは0.5である。従って歯末のたけは0.5mmで
ある。
【0042】従って、最終段歯車となる大歯車28a〜28
dの直径(ピッチ円直径が100mm)は像担持体となる
感光体ドラム1a〜1dの直径(30mm)よりも十分大
きく、且つ大歯車28a〜28dのモジュールは画像のピッ
チむら軽減を考慮して0.8以下で構成している。
【0043】感光体ドラム1a〜1dの直径が30mmで
あると、周長は30πmmとなり、大歯車28a〜28dの歯
数が200であるので感光体ドラム1a〜1dの画像上
の歯車一歯ピッチは0.47mm(=30πmm/200)
となる。
【0044】これは、前述した従来例の画像上の歯車一
歯ピッチ0.8mm以下の範囲に含まれており、感光体ド
ラム1a〜1dの回転速度変化から発生する誤差が画像
に現れ難く、現れても目立ちにくい条件を満たしてお
り、画質向上を果たしている。
【0045】図2は4個の大歯車28a〜28dを一列に並
設した場合の構成を示したものであり、この場合、4個
の感光体ドラム1a〜1dの隣り合うピッチP1は、図
3に示すように、少なくとも大歯車28a〜28dの歯先円
直径D1(=101mm)と隣り合う大歯車28a〜28d同
士の隙間Gとを合わせたものとなる。
【0046】即ち、大歯車28a〜28dを一列に並設した
場合の感光体ドラム1a〜1d相互のピッチP1は以下
の式に示す値となり、大歯車28a〜28dの歯先円直径
D1よりも大きくなる。
【0047】
【数1】
【0048】図4及び図5は本発明に係る画像形成装置
の構成として、複数の最終段歯車となる4個の大歯車28
a〜28dを像担持体となる感光体ドラム1a〜1dの回
転軸方向に段違いに配置して並設した場合である。
【0049】前記図2及び図3では感光体ドラム1a〜
1dと大歯車28a〜28dとを連結する軸30a,30b,30
c,30dの回転軸方向長さが同一で構成されたものであ
るが、図4及び図5に示す本実施形態の場合、軸30aと
軸30cの回転軸方向長さが同一で、且つ軸30bと軸30d
の回転軸方向長さは同一で、且つ前記軸30aと軸30cの
回転軸方向長さに大歯車28a,28cの厚みを加えた寸法
よりも大きな長さ寸法を有して構成されている。
【0050】上記のように大歯車28a〜28dを段違いに
配置して構成した場合、4個の感光体ドラム1a〜1d
相互の隣り合うピッチP2は、大歯車28a〜28dの歯先
円直径D1と該大歯車28a〜28dの軸30a〜30dの軸径
D2の和を2で除した値(即ち、大歯車28a〜28dの歯
先円半径と軸30a〜30dの半径の和)と、大歯車28a〜
28dと軸30a〜30dとの隙間Gを合わせたものとなる
(図5参照)。
【0051】即ち、大歯車28a〜28dを段違いに並設し
た場合の感光体ドラム1a〜1d相互の隣り合うピッチ
P2は以下の式に示す値となる。
【0052】
【数2】
【0053】従って、大歯車28a〜28dの軸30a〜30d
の半径D2/2と、大歯車28a〜28dと軸30a〜30dと
の隙間Gとの和が、大歯車28a〜28dの歯先円半径D1
/2よりも小さければ、以下の式の関係が成立する。
【0054】
【数3】
【0055】そして、感光体ドラム1a〜1d相互の隣
り合うピッチP2では以下の式の関係が成立し、該ピ
ッチP2は大歯車28a〜28dの歯先円直径D1よりも小
さくなる。
【0056】
【数4】
【0057】即ち、図4及び図5に示すように、4個の
大歯車28a〜28dを感光体ドラム1a〜1dの回転軸方
向に段違いに並設すると、感光体ドラム1a〜1d相互
の隣り合うピッチP2は大歯車28a〜28dの歯先円直径
D1よりも小さく出来る。
【0058】従って、感光体ドラム1a〜1dを回転駆
動する大歯車28a〜28dの直径を感光体ドラム1a〜1
dの直径よりも大きくし、且つ大歯車28a〜28dのモジ
ュールを0.8以下に設定して、感光体ドラム1a〜1
dを駆動する大歯車28a〜28dと噛合する図示しない駆
動源に連結された歯車列の円周ピッチの影響を感光体ド
ラム1a〜1d上で軽減して画像への影響を少なくする
場合において、複数並設された感光体ドラム1a〜1d
を駆動する大歯車28a〜28dを感光体ドラム1a〜1d
の回転軸方向に段違いに配置することにより複数並設さ
れた感光体ドラム1a〜1d相互の隣り合うピッチP2
を感光体ドラム1a〜1dと同軸の大歯車28a〜28dの
直径以下にすることが出来、これにより装置の小型化を
図ることが出来る。
【0059】本実施形態では、最終段歯車となる大歯車
28a〜28dの歯先円直径D1は、像担持体となる感光体
ドラム1a〜1dと、大歯車28a〜28dと、歯車列とな
る小歯車29a〜29dと、該小歯車29a〜29dに連結され
た駆動源とを一つのユニットとし、該ユニットを複数直
線的に配列して並設した時に該ユニット同士の干渉が起
きない範囲の大きさで構成されている。
【0060】次に図6及び図7を用いて本発明に係る画
像形成装置の第2、3実施形態について説明する。図6
及び図7は本発明に係る画像形成装置の最終段歯車を像
担持体の回転軸方向に段違いに並設した第2、3実施形
態の構成において像担持体同士のピッチと最終段歯車の
直径との関係を示す平面説明図である。尚、前記第1実
施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明
を省略する。
【0061】前記第1実施形態では、図5に示したよう
に感光体ドラム1a〜1dを駆動する大歯車28a〜28d
が交互に段違いに配置された一例を示したが、他の構成
として図6に示す第2実施形態のように一方向の段違い
に配置された場合でも良いし、図7に示す第3実施形態
のように一部のみが段違いに配置された場合でも良い。
他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様な
効果を得ることが出来る。
【0062】また、前述した各実施形態では、図1に示
すように転写材Sを静電吸着により担持搬送する静電転
写ベルト11を用いた構成であるが、図8に示すように感
光体ドラム1a〜1dからトナー画像が一時的に転写さ
れる中間転写体としての中間転写ベルト31を用いた構成
であっても良い。
【0063】図8において、各感光体ドラム1a〜1d
によって中間転写ベルト31に1次転写されたトナー画像
は2次転写ローラ32によって転写材Sに2次転写され
る。
【0064】尚、前述した各実施形態ではカラー画像形
成装置Aとして、ブラック、シアン、マゼンダ、イエロ
ーの4色のトナーカートリッジと、夫々の色に対応する
感光体ドラム1a〜1d及び夫々の感光体ドラム1a〜
1dに対応する歯車列と駆動源とを有した構成について
例示したが、これに限定されるものではない。
【0065】例えば、上記4色以外に中間色のトナーを
追加し、5色以上のトナーカートリッジと、夫々の色に
対応する感光体ドラム及び夫々の感光体ドラムに対応す
る歯車列と駆動源とを有した構成であっても良い。
【0066】また、2色カラー等、2色以上、4色未満
のトナーカートリッジと、夫々の色に対応する感光体ド
ラム及び夫々の感光体ドラムに対応する歯車列と駆動源
とを有した構成であっても良い。
【0067】つまり、2つ以上の感光体ドラムと、夫々
の感光体ドラムに対応する歯車列と駆動源とを有した構
成であれば良い。
【0068】また、前述した各実施形態では、本発明に
係る画像形成装置としてプリンタに適用した場合の一例
について説明したが、これに限定されるものではなく、
例えば、複写機、ファクシミリ等の他の形態の画像形成
装置であっても良い。
【0069】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、像担持体の回転軸に設けられた最終段歯車の
直径を大きくすることにより画像のピッチむらを軽減す
る場合に並設された複数の最終段歯車が像担持体の回転
軸方向に段違いに配置されたことで複数並設された隣り
合う像担持体同士のピッチを最終段歯車の直径以下にす
ることが出来、これにより装置の小型化を図ることが出
来る。
【0070】また、前記最終段歯車の直径を前記像担持
体の直径よりも十分大きくし、且つ前記最終段歯車のモ
ジュールを画像のピッチむら軽減を考慮して0.8以下
で構成した場合には、該最終段歯車を介して像担持体を
駆動する歯車列の円周ピッチの影響を像担持体上で最小
限に抑えることが出来る。
【0071】また、前記最終段歯車の直径を、前記像担
持体と、前記最終段歯車と、前記歯車列と、前記駆動源
とを一つのユニットとし、該ユニットを複数並設した時
に該ユニット同士の干渉が起きない範囲の大きさで構成
したことで装置の小型化を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の第1実施形態の構
成を示す断面説明図である。
【図2】最終段歯車を一列に並設した構成を示す模式斜
視図である。
【図3】最終段歯車を一列に並設した構成において像担
持体同士のピッチと最終段歯車の直径との関係を示す平
面説明図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置において最終段歯車
を像担持体の回転軸方向に段違いに並設した第1実施形
態の構成を示す模式斜視図である。
【図5】本発明に係る画像形成装置の最終段歯車を像担
持体の回転軸方向に段違いに並設した第1実施形態の構
成において像担持体同士のピッチと最終段歯車の直径と
の関係を示す平面説明図である。
【図6】本発明に係る画像形成装置の最終段歯車を像担
持体の回転軸方向に段違いに並設した第2実施形態の構
成において像担持体同士のピッチと最終段歯車の直径と
の関係を示す平面説明図である。
【図7】本発明に係る画像形成装置の最終段歯車を像担
持体の回転軸方向に段違いに並設した第3実施形態の構
成において像担持体同士のピッチと最終段歯車の直径と
の関係を示す平面説明図である。
【図8】本発明に係る画像形成装置の他の構成を示す断
面説明図である。
【符号の説明】
A…画像形成装置、S…転写材、1a〜1d…感光体ド
ラム、2a〜2d…帯電装置、3a〜3d…スキャナ
部、4a〜4d…現像装置、5…静電搬送転写装置、6
a〜6d…クリーニング装置、7a〜7d…プロセスカ
ートリッジ、9a〜9d…ポリゴンミラー、10a〜10d
…結像レンズ、11…静電転写ベルト、12a〜12d…転写
ローラ、13…駆動ローラ、14a,14b…従動ローラ、15
…テンションローラ、16…給送部、17…給送カセット、
18…給送ローラ、19…リタードローラ対、20…搬送ロー
ラ対、21…レジストローラ対、22…定着装置、22a…加
熱ローラ、22b…加圧ローラ、22c…排出ローラ対、2
3,24…排出ローラ対、25…排出部、26…手差しトレ
イ、27…給送ローラ、28a〜28d…大歯車、29a〜29d
…小歯車、30a〜30d…軸、31…中間転写ベルト、32…
2次転写ローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像を担持する像担持体と、 前記像担持体の回転軸に設けられた最終段歯車と、 前記最終段歯車と噛合し、駆動源に連結された歯車列
    と、 を夫々複数有し、 前記複数の像担持体が並設され、且つ前記複数の最終段
    歯車が前記像担持体の回転軸方向に段違いに配置された
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記最終段歯車の直径を前記像担持体の
    直径よりも十分大きくし、且つ画像のピッチむら軽減を
    考慮して前記最終段歯車のモジュールを0.8以下で構
    成したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記最終段歯車の直径は、前記像担持体
    と、前記最終段歯車と、前記歯車列と、前記駆動源とを
    一つのユニットとし、該ユニットを複数並設した時に該
    ユニット同士の干渉が起きない範囲の大きさで構成され
    たことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007139941A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Ricoh Co Ltd 回転速度検出装置
CN111902777A (zh) * 2018-03-30 2020-11-06 兄弟工业株式会社 图像形成装置

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CN111902777B (zh) * 2018-03-30 2023-09-29 兄弟工业株式会社 图像形成装置

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