JP2011197151A - 画像形成装置、回転位相取得方法、回転位相差補正方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】より迅速に感光体ドラムの回転位相を取得する。
【解決手段】被検出体14が、黒感光体ドラム7および非黒感光体ドラム6に、それぞれ同一の円弧に沿って円周方向に間隔をあけて配置された複数の突起部材14A〜14Dとして形成され、複数の突起部材14A〜14Dの円弧の長さがそれぞれ異なる。かかる構成によれば、複数の突起部材14A〜14D間の時間間隔または突起部材14A〜14Dの検出時間長に応じて黒感光体ドラム7および非黒感光体ドラム6の回転位相を取得することができるため、当該回転位相をより迅速に取得することができる。
【選択図】図5
【解決手段】被検出体14が、黒感光体ドラム7および非黒感光体ドラム6に、それぞれ同一の円弧に沿って円周方向に間隔をあけて配置された複数の突起部材14A〜14Dとして形成され、複数の突起部材14A〜14Dの円弧の長さがそれぞれ異なる。かかる構成によれば、複数の突起部材14A〜14D間の時間間隔または突起部材14A〜14Dの検出時間長に応じて黒感光体ドラム7および非黒感光体ドラム6の回転位相を取得することができるため、当該回転位相をより迅速に取得することができる。
【選択図】図5
Description
本発明は、画像形成装置、回転位相取得方法、回転位相差補正方法、およびプログラムに関する。
従来、モノクロ画像形成に対応した黒感光体ドラムとカラー画像形成に対応して前記黒感光体ドラムとともに並列配置された非黒感光体ドラムとを同一の回転速度で回転駆動し、モノクロおよびカラーの両方の画像形成が可能な画像形成装置として、黒感光体ドラムと非黒感光体ドラムとの回転位相差を補正することが可能な画像形成装置が知られている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1の画像形成装置では、黒感光体ドラムおよび非黒感光体ドラムに設けられ、センサによって位相を検出される円弧状の被検出体が、それぞれ、半周分の長さで一つだけ設けられているため、センサによる検出を開始してから黒感光体ドラムおよび非黒感光体ドラムが最長でそれぞれ半周回転した後でなければ、回転位相を検出することができない場合があった。
そこで、本発明は、より迅速に感光体ドラムの回転位相を取得することを目的とする。
本発明の画像形成装置にあっては、感光体ドラムと、前記感光体ドラムの表面上に作像された画像を記録媒体に転写する転写手段とを備えた画像形成装置であって、前記感光体ドラムの側面上には、前記側面の円周方向に沿って互いに長さが異なる複数の突起部材が設けられており、所定の位置において前記突起部材を検知する検知手段と、前記検知手段が検知した、前記突起部材間の時間間隔または前記突起部材の検出時間長に応じて前記感光体ドラムの回転位相を取得する回転位相取得手段と、を備えたことを特徴の一つとする。
本発明によれば、感光体ドラムの側面上には複数の突起部材が設けられており、複数の突起部材間の時間間隔または突起部材の検出時間長に応じて感光体ドラムの回転位相を取得するため、当該回転位相をより迅速に取得することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示す画像形成装置1では、システム制御部2は、一例としてはCPU(Central Processing Unit)等として構成され、RAM(Random Access Memory)4を作業領域として使用し、ROM(Read Only Memory)3等に書き込まれた制御プログラムに基づいて装置各部を制御する中央演算処理装置である。
ROM3は、システム制御部2が装置各部を制御するための制御プログラムや制御に必要な各種データ等を記憶する不揮発性の記憶部である。RAM4は、システム制御部2の作業領域として使用される揮発性の書き換え可能な記憶部である。また、NVRAM13は、システム制御部2の処理に用いられる情報等を記憶する不揮発性の書き換え可能な記憶部である。
タイマ5は、複数チャネル(本実施形態では、一例としてch0〜ch3の4チャネル)のタイマを備え、各チャネルについて、システムバス12を介したシステム制御部2からの計時のリセットや、起動、停止等の指示に基づいて、カウント値の読み出しを行う。
非黒感光体ドラム6は、C(シアン)、M(マゼンタ)、およびY(イエロー)の各色成分に対応した感光体ドラム6C,6Y,6M(図9参照)であり、相互に連動して常に同一位相で回転駆動される。なお、本発明は、一つまたは複数の非黒感光体ドラム6を有する画像形成装置として実施することができるが、本実施形態では、非黒感光体ドラム6がC、M、およびYに対応する3つの感光体ドラム6C,6Y,6Mによって構成される一般的な画像形成装置1を例示している。
また、黒感光体ドラム7は、K(黒)の色成分に対応した単独の感光体ドラムであり、非黒感光体ドラム6と独立して回転駆動される。
非黒感光体ドラム駆動手段の一例としての非黒感光体ドラム用モータ駆動回路8は、システム制御部2によって制御され、非黒感光体ドラム6を回転駆動するモータ(図示せず)を駆動することにより、非黒感光体ドラム6を所定の回転速度(角速度)で回転させる。
黒感光体ドラム駆動手段の一例としての黒感光体ドラム用モータ駆動回路9は、システム制御部2によって制御され、黒感光体ドラム7を回転駆動するモータ(図示せず)を駆動することにより、黒感光体ドラム7を所定の回転速度(角速度)で回転させる。
通常、システム制御部2は、非黒感光体ドラム6および黒感光体ドラム7が同じ回転速度で回転するよう、非黒感光体ドラム用モータ駆動回路8および黒感光体ドラム用モータ駆動回路9を制御する。ただし、後述する回転位相差補正制御を行う際には、システム制御部2は、非黒感光体ドラム6および黒感光体ドラム7のうち少なくとも一方の回転速度を変化させ、これらの回転速度に差異を生じさせる。
検知手段の一例としての非黒位相センサ10は、非黒感光体ドラム6の一つである例えばC(シアン)の感光体ドラム6Cに設けられた被検出体14の有無を検出し、その検出結果を示す検出信号を、システムバス12を介してシステム制御部2へ送る。なお、被検出体14は、他の非黒感光体ドラム6(MやY)に設けてもよい。また、検知手段の一例としての黒位相センサ11は、黒感光体ドラム7に設けられた被検出体14の有無を検出し、その検出結果を示す検出信号を、システムバス12を介してシステム制御部2へ送る。検知手段の一例としての非黒位相センサ10および黒位相センサ11は、いずれも、被検出体14としての突起部材14A〜14Dを検出している状態と、検出していない状態とで、異なる信号(本実施形態では一例としてレベルの異なる信号)を出力する。
システムバス12は、上記各部がデータをやり取りするためのデータバスや、アドレスバス、制御バス、割り込み信号ライン等によって構成される信号ラインである。なお、本発明は、非黒感光体ドラム6および黒感光体ドラム7の回転位相差の補正に関するものであるため、感光体ドラムに対する画像形成機構や転写ベルトへの転写媒体等の説明を省略している。画像形成装置1では、感光体ドラムの表面上に作像された画像を記録媒体に転写する転写手段を備える。
システム制御部2は、制御プログラムをROM3等からRAM4に呼び出して実行することにより、上記各部を制御する。制御プログラムには、回転位相を取得するモジュール(回転位相の取得処理を並列で行う二つのモジュールを含む)、回転位相差を算出するモジュール、回転位相差を補正する際に回転速度の制御量(例えば、回転速度の増減量や回転速度を変化させる期間等)を算出するモジュール、回転制御(同期制御)を実行するモジュール、回転位相差の許容値を可変設定するモジュール等を含んでいる。よって、システム制御部2は、図2に示すように、回転位相取得部(回転位相取得手段)2aや、第一の回転位相取得処理部2b、第二の回転位相取得処理部2c、回転位相差算出部(回転位相差算出手段)2d、回転速度制御量算出部2e、制御手段としての回転制御部(同期制御部)2f、許容値可変設定制御部2gとして機能することができる。
ここで、回転位相取得部2aとして機能するシステム制御部2が回転位相を取得する際に用いる回転位相情報テーブル3aは、図3に示すように、一例としてROM3に記憶される。また、回転位相差許容値13aは、図4に示すように、一例としてNVRAM13に記憶される。したがって、図示しない画像形成装置1の入力操作部(例えば入力操作ボタンや、タッチパネルディスプレイ等)や、画像形成装置1に電気通信回線を介して接続された他の電子機器(例えばパーソナルコンピュータ等)等から、変更指示および回転位相差許容値13a(|α|)を示すデータを受けた設定手段としての許容値可変設定制御部2gの動作によって、回転位相差許容値13aを書き換えて可変設定することができる。
図5,6に示すように、被検出体14は、一例として、非黒感光体ドラム6および黒感光体ドラム7のそれぞれの軸方向一方側の端面(側面)6a(7a)に、回転軸Axを中心とする仮想円の円周に沿う円弧状に形成されたリブとしての複数(本実施形態では一例として四つ)の突起部材14A〜14Dの集合として、設けることができる。複数の突起部材14A〜14Dは、図5に示すように、それぞれの回転位相に応じて、円弧の長さ(形成区間に対応する回転軸Ax回りの中心角)が異なっている。具体的には、図5に示すように、端面6a(7a)を軸方向外側から見た視線で回転軸Axの回りに図5の時計回り方向に回転位相θを規定すると、突起部材14Aは、回転位相(中心角)θが0°(deg)から30°に至る30°の区間に亘って形成され、突起部材14Bは、回転位相(中心角)θが60°から100°に至る40°の区間に亘って形成され、突起部材14Cは、回転位相(中心角)θが140°から190°に至る50°の区間に亘って形成され、突起部材14Dは、回転位相(中心角)θが240°から300°に至る60°の区間に亘って形成されている。
図6に示すように、非黒位相センサ10および黒位相センサ11は、一例として、非黒感光体ドラム6および黒感光体ドラム7のそれぞれに対応した遮光センサとして設けることができる。具体的には、非黒位相センサ10および黒位相センサ11は、それぞれ、被検出体14の径方向の外側および内側のうちいずれか一方(本実施形態では一例として外側)に当該被検出体14に対して間隔をあけて設けられた発光部(一例として赤外線発光部)10aと、他方(本実施形態では一例として内側)に当該被検出体14に対して間隔をあけて設けられた受光部10bと、を有する。よって、発光部10aから受光部10bに向けて出射された光が受光部10bで受光できなかった場合には、被検出体14が有ったことになり、発光部10aから受光部10bに向けて出射された光が受光部10bで受光できた場合には、被検出体14が無かったことになる。したがって、一例として、受光か非受光(遮光)かによってハイレベル(H)とローレベル(L)とが切り替わる検出信号によって、非黒感光体ドラム6および黒感光体ドラム7の回転位相を検出することができる。なお、突起部材14A〜14D(被検出体14)は、発光部10aと受光部10bとの間の間隔を埋めるため、図5に示すように、フィラーと称することができる。
また、図5に示すように、相互に隣接する突起部材14A〜14Dの間隔の中心角を、その間隔の回転位相θに応じて異ならせることができる。本実施形態では、図5に示すように、一例として、突起部材14Aと突起部材14Bとの間の間隔の中心角を30°とし、突起部材14Bと突起部材14Cとの間の間隔の中心角を40°とし、突起部材14Cと突起部材14Dとの間の間隔の中心角を50°とし、突起部材14Dと突起部材14Aとの間の間隔の中心角を60°としている。
したがって、非黒位相センサ10および黒位相センサ11による被検出体14の検出結果としての検出信号の波形は、一例として、図7に示すような波形となる。なお、本実施形態では、一例として、発光部10aから受光部10bへの光が突起部材14A〜14Dによって遮られたときにハイレベル(H)となり、発光部10aからの光が突起部材14A〜14Dによっては遮られず受光部10bで受光されたときにローレベル(L)となっている。
よって、例えば図7の矢印Aに示すように、非黒位相センサ10および黒位相センサ11による検出が開始された時点で、回転位相θが0°を超えた状態であった場合には、まずは、回転位相θが30°となった時点で検出信号はハイレベル(H)からローレベル(L)に遷移し、その後、ローレベル(L)の状態が30°の区間継続し、その後、回転位相θが60°となった時点で検出信号はローレベル(L)からハイレベル(H)に遷移することになる。また、例えば図7の矢印Bに示すように、非黒位相センサ10および黒位相センサ11による検出が開始された時点で、回転位相θが240°を超えた状態であった場合には、まずは、回転位相θが300°となった時点で検出信号はハイレベル(H)からローレベル(L)に遷移し、その後、ローレベル(L)の状態が60°の区間継続し、その後、回転位相θが360°となった時点で検出信号はローレベル(L)からハイレベル(H)に遷移することになる。図7から明らかとなるように、本実施形態では、上述したような突起部材14A〜14Dの形状および配置、ならびに間隔の中心角および配置によって、非黒位相センサ10および黒位相センサ11によって検出が開始される回転位相θにより、検出信号の変化するパターンを相異ならせることができる。なお、本実施形態では、非黒感光体ドラム6および黒感光体ドラム7のそれぞれに形成した被検出体14を、全く同じスペック(共通構造)で構成したが、相互に異なる構成とすることももちろん可能である。
そして、本実施形態では、回転位相取得部2aとして機能するシステム制御部2は、一例として、非黒感光体ドラム6および黒感光体ドラム7が同一の一定速度で回転する状態で、タイマ5から、検出信号のレベルが変化した第一のタイミングとその次にレベルが変化した第二のタイミングとの間の時間間隔に対応する一定周期のパルスのカウント値を取得することで、当該時間間隔に対応する回転位相θを得ることができる。回転位相θはカウント値に比例することになる。
よって、本実施形態では、一例として、検出信号のレベル変化およびタイマ5によるカウント値と、タイマ5によるカウントが終了した時点(第二のタイミング)での非黒感光体ドラム6または黒感光体ドラム7の位相との相関関係が、図8のようになる。したがって、回転位相取得部2aとして機能するシステム制御部2は、図8の相関関係を示す回転位相情報テーブル3aを参照することにより、検出信号のレベル変化およびタイマ5によるカウント値から、タイマ5によるカウントが終了した時点(第二のタイミング)での非黒感光体ドラム6または黒感光体ドラム7の回転位相θを取得することができる。
具体的に、第一のタイミングでの検出信号のレベル変化がローレベル(L)からハイレベル(H)であり、かつ第一のタイミングからその次の第二のタイミングまでのカウント値がC1であった場合には、カウント終了時(第二のタイミング)の回転位相θは30°となる。カウント値C1は、回転位相θの30°(レベルが変化せずに継続した継続角度)に対応するカウント値である。
また、第一のタイミングでの検出信号のレベル変化がローレベル(L)からハイレベル(H)であり、かつ第一のタイミングからその次の第二のタイミングまでのカウント値がC2であった場合には、カウント終了時(第二のタイミング)の回転位相θは100°となる。カウント値C2は、回転位相θの40°に対応するカウント値である。
また、第一のタイミングでの検出信号のレベル変化がローレベル(L)からハイレベル(H)であり、かつ第一のタイミングからその次の第二のタイミングまでのカウント値がC3であった場合には、カウント終了時(第二のタイミング)の回転位相θは190°となる。カウント値C3は、回転位相θの50°に対応するカウント値である。
また、第一のタイミングでの検出信号のレベル変化がローレベル(L)からハイレベル(H)であり、かつ第一のタイミングからその次の第二のタイミングまでのカウント値がC4であった場合には、カウント終了時(第二のタイミング)の回転位相θは300°となる。カウント値C4は、回転位相θの60°に対応するカウント値である。
また、第一のタイミングでの検出信号のレベル変化がハイレベル(H)からローレベル(L)であり、かつ第一のタイミングからその次の第二のタイミングまでのカウント値がC1であった場合には、カウント終了時(第二のタイミング)の回転位相θは60°となる。カウント値C1は、回転位相θの30°に対応するカウント値である。
また、第一のタイミングでの検出信号のレベル変化がハイレベル(H)からローレベル(L)であり、かつ第一のタイミングからその次の第二のタイミングまでのカウント値がC2であった場合には、カウント終了時(第二のタイミング)の回転位相θは140°となる。カウント値C2は、回転位相θの40°に対応するカウント値である。
また、第一のタイミングでの検出信号のレベル変化がハイレベル(H)からローレベル(L)であり、かつ第一のタイミングからその次の第二のタイミングまでのカウント値がC3であった場合には、カウント終了時(第二のタイミング)の回転位相θは240°となる。カウント値C3は、回転位相θの50°に対応するカウント値である。
また、第一のタイミングでの検出信号のレベル変化がハイレベル(H)からローレベル(L)であり、かつ第一のタイミングからその次の第二のタイミングまでのカウント値がC4であった場合には、カウント終了時(第二のタイミング)の回転位相θは360°(0°)となる。カウント値C4は、回転位相θの60°に対応するカウント値である。
ところで、上述したように、回転制御部2fとして機能するシステム制御部2は、非黒感光体ドラム用モータ駆動回路8および黒感光体ドラム用モータ駆動回路9を制御することにより、非黒感光体ドラム6および黒感光体ドラム7を、同一かつ一定の回転速度で回転させる。
図9(a)は、非黒感光体ドラム6としてのC(シアン)の感光体ドラム6Cと黒感光体ドラム7との回転位相が相互に一致している状態を示している。この状態では、非黒位相センサ10と感光体ドラム6Cとの相対姿勢と、黒位相センサ11と黒感光体ドラム7との相対姿勢とが全く同じである。
しかし、例えば、モノクロで印刷処理を行うため黒感光体ドラム7だけが回転駆動された場合等には、図9(b)に示すように、非黒感光体ドラム6としてのC(シアン)の感光体ドラム6Cと黒感光体ドラム7との間で回転位相差が生じる。この状態では、非黒位相センサ10と感光体ドラム6Cとの相対姿勢と、黒位相センサ11と黒感光体ドラム7との相対姿勢とが相違している。この状態からカラー画像の形成を行う場合に、システム制御部2は、図10,11に示す手順にしたがって、非黒感光体ドラム6と黒感光体ドラム7との回転位相差を減らし、回転位相差をNVRAM13に格納された回転位相差許容値(|α|)以内に収める。
すなわち、システム制御部2は、回転制御部2fとして機能し、非黒感光体ドラム用モータ駆動回路8および黒感光体ドラム用モータ駆動回路9を制御して、非黒感光体ドラム6および黒感光体ドラム7を、予め定められた同一かつ一定の回転速度で回転させる。システム制御部2は、非黒感光体ドラム6および黒感光体ドラム7の回転速度を、一例として、非黒位相センサ10および黒位相センサ11の検出信号の周期から取得することができる。
システム制御部2は、非黒感光体ドラム6および黒感光体ドラム7の回転速度が所定の回転速度に到達すると(ステップS101でYes)、回転位相取得部2aとして機能し、第一の回転位相取得処理部2bと第二の回転位相取得処理部2cとを並列で動作させる。第一の回転位相取得処理部2bは、図10のステップS102〜S113の処理を実行し、第二の回転位相取得処理部2cは、図11のステップS202〜S213の処理を実行する。第一の回転位相取得処理部2bは、まず、黒位相センサ11の検出結果から黒感光体ドラム7の回転位相を検出する。第二の回転位相取得処理部2cは、第一の回転位相取得処理部2bによる黒感光体ドラム7の回転位相の検出と並行して、非黒位相センサ10の検出結果から非黒感光体ドラム6の回転位相を検出する。なお、システム制御部2は、ステップS101でNoの場合、非黒感光体ドラム6および黒感光体ドラム7の回転速度が所定の回転速度に到達するまで(ステップS101でYesとなるまで)、非黒感光体ドラム6および黒感光体ドラム7の回転制御を行う。
第一の回転位相取得処理部2bは、図10に示すように、黒位相センサ11から検出信号を受信し(ステップS102でYes)、最初のレベル変化、すなわち第一のタイミングでのレベル変化が立ち上がり(ローレベル(L)→ハイレベル(H))であった場合には(ステップS103でYes)、ステップS104〜S106の処理を実行し、第一のタイミングでのレベル変化が立ち下がり(ハイレベル(H)→ローレベル(L))であった場合には(ステップS103でNo)、ステップS107〜S109の処理を実行する。なお、ステップS102では、第一の回転位相取得処理部2bは、黒位相センサ11から検出信号を受信するまで待機する(ステップS102でNo)。
第一のタイミングでのレベル変化が立ち上がりであった場合(ステップS103でYes)、第一の回転位相取得処理部2bは、まず、タイマ5のチャネル0(Ch0)で、カウントをクリアし、カウントをスタートさせる(ステップS104)。そして、第一の回転位相取得処理部2bは、黒位相センサ11の検出信号のレベルの立ち下がり(ハイレベル(H)→ローレベル(L))を検出すると(ステップS105)、その時点、すなわち第二のタイミングでのタイマ5のチャネル0のカウント値を読み取る(ステップS106)。
一方、第一のタイミングでのレベル変化が立ち下がりであった場合(ステップS103でNo)、第一の回転位相取得処理部2bは、まず、タイマ5のチャネル0(Ch0)で、カウントをクリアし、カウントをスタートさせる(ステップS107)。そして、第一の回転位相取得処理部2bは、黒位相センサ11の検出信号のレベルの立ち上がり(ローレベル(L)→ハイレベル(H))を検出すると(ステップS108)、その時点、すなわち第二のタイミングでのタイマ5のチャネル0のカウント値を読み取る(ステップS109)。
次に、第一の回転位相取得処理部2bは、回転位相情報テーブル3aを参照して、ステップS103で取得した第一のタイミングでの検出信号のレベル変化およびステップS106またはS109で取得したカウント値に対応する回転位相、すなわち黒感光体ドラム7の回転位相を取得する(ステップS110)。
一方、第二の回転位相取得処理部2cは、第一の回転位相取得処理部2bと並列に動作し、図11に示すように、非黒位相センサ10から検出信号を受信し(ステップS202でYes)、最初のレベル変化、すなわち第一のタイミングでのレベル変化が立ち上がり(ローレベル(L)→ハイレベル(H))であった場合には(ステップS203でYes)、ステップS204〜S206の処理を実行し、第一のタイミングでのレベル変化が立ち下がり(ハイレベル(H)→ローレベル(L))であった場合には(ステップS203でNo)、ステップS207〜S209の処理を実行する。なお、ステップS202では、第二の回転位相取得処理部2cは、非黒位相センサ10から検出信号を受信するまで待機する(ステップS202でNo)。
第一のタイミングでのレベル変化が立ち上がりであった場合(ステップS203でYes)、第二の回転位相取得処理部2cは、まず、タイマ5のチャネル1(Ch1)で、カウントをクリアし、カウントをスタートさせる(ステップS204)。そして、第二の回転位相取得処理部2cは、黒位相センサ11の検出信号のレベルの立ち下がり(ハイレベル(H)→ローレベル(L))を検出すると(ステップS205)、その時点、すなわち第二のタイミングでのタイマ5のチャネル1のカウント値を読み取る(ステップS206)。
一方、第一のタイミングでのレベル変化が立ち下がりであった場合(ステップS203でNo)、第二の回転位相取得処理部2cは、まず、タイマ5のチャネル1(Ch1)で、カウントをクリアし、カウントをスタートさせる(ステップS207)。そして、第二の回転位相取得処理部2cは、黒位相センサ11の検出信号のレベルの立ち上がり(ローレベル(L)→ハイレベル(H))を検出すると(ステップS208)、その時点、すなわち第二のタイミングでのタイマ5のチャネル1のカウント値を読み取る(ステップS209)。
次に、第二の回転位相取得処理部2cは、回転位相情報テーブル3aを参照して、ステップS203で取得した第一のタイミングでの検出信号のレベル変化およびステップS206またはS209で取得したカウント値に対応する回転位相、すなわち非黒感光体ドラム6の回転位相を取得する(ステップS210)。
図10のステップS110の後、第一の回転位相取得処理部2bは、タイマ5のチャネル2でのカウントを開始する(ステップS111)。黒感光体ドラム7の回転位相が非黒感光体ドラム6の回転位相より先に取得された場合には、ステップS111の後、ステップS112〜S115の処理が実行される。すなわち、ステップS111で第一の回転位相取得処理部2bは、タイマ5のチャネル2でのカウントを開始し、ステップS109でチャネル0のカウント値を読み取った時点から、ステップS206またはS209でタイマ5のチャネル1でのカウント値を読み取った(ステップS112)時点までの、カウント値を取得する(ステップS113)。第一の回転位相取得処理部2bがステップS106またはS109でカウント値を取得した後、黒感光体ドラム7は回転して回転位相が進んでいるため、非黒感光体ドラム6および黒感光体ドラム7の共通のタイミングの一例として第二の回転位相取得処理部2cがステップS206またはS209でタイマ5のチャネル1でのカウント値を読み取った時点で、非黒感光体ドラム6と黒感光体ドラム7との回転位相差を取得する場合には、ステップS113で取得されたカウント値に相当する分の黒感光体ドラム7の位相進みを考慮する必要がある。すなわち、ステップS111〜S113により、黒感光体ドラム7の回転位相が非黒感光体ドラム6の回転位相より先に取得された場合における、黒感光体ドラム7の回転位相が確定した後、非黒感光体ドラム6の回転位相が確定されるまでの時間間隔での、黒感光体ドラム7の位相進みを取得することができる。
ステップS114では、システム制御部2は、回転位相差算出部2dとして動作し、ステップS110で取得された黒感光体ドラム7の回転位相、ステップS113のカウント値から取得される黒感光体ドラム7の位相進み、およびステップS210で取得された非黒感光体ドラム6の回転位相から、回転位相差を算出する。すなわち、黒感光体ドラム7の回転位相に黒感光体ドラム7の位相進みを加算した黒感光体ドラム7の回転位相と、非黒感光体ドラム6の回転位相とを比較して、回転位相差を取得する。
ステップS112〜ステップS114は、黒感光体ドラム7の回転位相が確定した後、非黒感光体ドラム6の回転位相が確定した場合に実行されうるが、この場合、図11のステップS211の時点で、ステップS106,109は既に終了している。したがって、この場合は、図11のフローでは、ステップS211の後にステップS212(すなわちステップS106またはS109)は行われないことになるため、第二の回転位相取得処理部2cの動作は、ステップS211で待機したままになる。よって、ステップS114の後、第二の回転位相取得処理部2cの動作が中止される(ステップS115)。
一方、図11のステップS210の後、第二の回転位相取得処理部2cは、タイマ5のチャネル1でのカウントを開始する(ステップS211)。非黒感光体ドラム6の回転位相が黒感光体ドラム7の回転位相より先に取得された場合には、ステップS211の後、ステップS212〜S214の処理が実行されうる。すなわち、ステップS211で第二の回転位相取得処理部2cは、タイマ5のチャネル3でのカウントを開始し、ステップS209でチャネル1のカウント値を読み取った時点から、ステップS106またはS109でタイマ5のチャネル0でのカウント値を読み取った(ステップS212)時点までの、カウント値を取得する(ステップS213)。第二の回転位相取得処理部2cがステップS206またはS209でカウント値を取得した後、非黒感光体ドラム6は回転して回転位相が進んでいるため、非黒感光体ドラム6および黒感光体ドラム7の共通のタイミングの一例として第一の回転位相取得処理部2bがステップS106またはS109でタイマ5のチャネル0でのカウント値を読み取った時点で、非黒感光体ドラム6と黒感光体ドラム7との回転位相差を取得する場合には、ステップS213で取得されたカウント値に相当する分の非黒感光体ドラム6の位相進みを考慮する必要がある。すなわち、ステップS211〜S213により、非黒感光体ドラム6の回転位相が黒感光体ドラム7の回転位相より先に取得された場合における、非黒感光体ドラム6の回転位相が確定した後、黒感光体ドラム7の回転位相が確定されるまでの時間間隔での、非黒感光体ドラム6の位相進みを取得することができる。
ステップS214では、システム制御部2は、回転位相差算出部2dとして動作し、ステップS210で取得された非黒感光体ドラム6の回転位相、ステップS213のカウント値から取得される非黒感光体ドラム6の位相進み、およびステップS110で取得された黒感光体ドラム7の回転位相から、回転位相差を算出する。すなわち、非黒感光体ドラム6の回転位相に非黒感光体ドラム6の位相進みを加算した非黒感光体ドラム6の回転位相と、黒感光体ドラム7の回転位相とを比較して、回転位相差を取得する。
ステップS212〜ステップS214は、非黒感光体ドラム6の回転位相が確定した後、黒感光体ドラム7の回転位相が確定した場合に実行されうるが、この場合、図10のステップS111の時点で、ステップS206,209は既に終了している。したがって、この場合は、図10のフローでは、ステップS111の後にステップS112(すなわちステップS206またはS209)は行われないことになるため、第一の回転位相取得処理部2bの動作は、ステップS111で待機したままになる。よって、ステップS214の後、第一の回転位相取得処理部2bの動作が中止される(ステップS215)。
そして、ステップS114またはステップS214で算出された回転位相差が回転位相差許容値13a(|α|)以内で無かった場合に(ステップS116)、システム制御部2は、回転位相差を減らすよう、モータの速度制御を行う(ステップS117)。このステップS117で、システム制御部2は、まず、回転速度制御量算出部2eとして動作し、補正する回転位相差Δθおよび回転速度差Δωから、回転速度差Δωを生じさせる状態を継続する継続時間Δtを、Δθ/Δω=Δtとして算出する。そして、システム制御部2は、回転制御部(同期制御部)2fとして動作し、算出した制御量(すなわち、回転速度差Δωおよび継続時間Δt)となるよう、非黒感光体ドラム用モータ駆動回路8および黒感光体ドラム用モータ駆動回路9のうち少なくともいずれか一方を制御して、二つのモータに回転速度差を生じさせ、回転位相差Δθを低減する。
ステップS116あるいはステップS216で、回転位相差が回転位相差許容値13a(|α|)以内であった場合には、システム制御部2は回転制御部2fとして動作し、非黒感光体ドラム6および黒感光体ドラム7の回転速度を定常速度(デフォルト値)に戻す(ステップS118)。
以上、説明したように、本実施形態では、黒感光体ドラム7および非黒感光体ドラム6に、被検出体14として、それぞれ同一の円弧に沿って円周方向に間隔をあけて配置された複数の突起部材14A〜14Dが形成され、複数の突起部材14A〜14Dの円弧の長さがそれぞれ異なる。かかる構成により、突起部材14A〜14Dの円弧の長さを半周分より短くすることができるため、半周分の被検出体のみであった従来装置に比べて、より迅速に回転位相を取得し、回転位相差を算出することができる。また、各突起部材14A〜14Dの円弧の長さ(中心角)をそれぞれ異ならせたため、当該円弧の長さ(中心角)から、当該円弧の長さに対応する黒感光体ドラム7および非黒感光体ドラム6の回転位相を取得することができる。
また、本実施形態では、複数の突起部材14A〜14Dの間隔に対応する中心角がそれぞれ異なる。よって、突起部材14A〜14Dの円弧の長さに加えて、それらの間の間隔の中心角に対応した黒感光体ドラム7および非黒感光体ドラム6の回転位相を取得することができる。したがって、黒感光体ドラム7および非黒感光体ドラム6の回転位相を、より一層迅速に取得することができる。
また、本実施形態では、回転位相取得部2aは、第一のタイミングと第二のタイミングとの間の時間間隔に応じて黒感光体ドラム7および非黒感光体ドラム6の回転位相をより容易に取得することができる。より具体的には、回転位相取得部2aは、回転位相情報テーブル3aを参照して、レベルが最初に変化した第一のタイミングでのレベルの変化、ならびに第一のタイミングから第二のタイミングまでのカウント値に対応する第二のタイミングでの回転位相を取得することができる。すなわち、タイマ5のカウントを利用することで、黒感光体ドラム7および非黒感光体ドラム6の回転位相を取得する構成を、比較的簡素な構成として得ることができる。
また、本実施形態では、黒感光体ドラム7の回転位相を取得する第一の回転位相取得処理部2bと、非黒感光体ドラム6の回転位相を取得する第二の回転位相取得処理部2cと、が並列で動作する。したがって、黒感光体ドラム7の回転位相と非黒感光体ドラム6の回転位相とが順次取得された場合に比べて、より迅速に回転位相差を算出することができる。
また、本実施形態では、回転位相差許容値13aを可変設定する設定手段として許容値可変設定制御部2gを設けた。よって、種々の状況に応じて、より柔軟に、回転位相差許容値13aを可変設定することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、被検出体や間隔のスペック(数、円弧の長さ、直径、幅、高さ、中心角、配置等)は、適宜に変更することができる。なお、上記実施形態では、回転位相が増大するにつれて円弧の長さおよび間隔の中心角の大きさを増大させたが、これは一例に過ぎず、回転位相との対応付けができる状態であれば、回転位相が増大するにつれて円弧の長さおよび間隔の中心角の大きさを減少させてもよいし、ランダムに変化させてもよい。また、同期制御部は、黒感光体ドラムおよび非黒感光体ドラムの双方の回転速度を制御してもよい。また、遮光センサ以外のセンサを用いてもよい。
また、上記実施形態の画像形成装置1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、上記実施形態の画像形成装置1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上記実施形態の画像形成装置1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配信するように構成してもよい。
1 画像形成装置
2a 回転位相取得部(回転位相取得手段)
2b 第一の回転位相取得処理部
2c 第二の回転位相取得処理部
2d 回転位相差算出部(回転位相差算出手段)
2f 回転制御部、同期制御部(制御手段)
2g 許容値可変設定制御部(設定手段)
3 ROM(記憶部)
3a 回転位相情報テーブル
5 タイマ
6 非黒感光体ドラム(第2の感光体ドラム)
7 黒感光体ドラム(第1の感光体ドラム)
10 非黒位相センサ(検知手段)
11 黒位相センサ(検知手段)
13a 回転位相差許容値(許容値)
14A〜14D 突起部材
2a 回転位相取得部(回転位相取得手段)
2b 第一の回転位相取得処理部
2c 第二の回転位相取得処理部
2d 回転位相差算出部(回転位相差算出手段)
2f 回転制御部、同期制御部(制御手段)
2g 許容値可変設定制御部(設定手段)
3 ROM(記憶部)
3a 回転位相情報テーブル
5 タイマ
6 非黒感光体ドラム(第2の感光体ドラム)
7 黒感光体ドラム(第1の感光体ドラム)
10 非黒位相センサ(検知手段)
11 黒位相センサ(検知手段)
13a 回転位相差許容値(許容値)
14A〜14D 突起部材
Claims (10)
- 感光体ドラムと、前記感光体ドラムの表面上に作像された画像を記録媒体に転写する転写手段と、を備えた画像形成装置であって、
前記感光体ドラムの側面上には、当該側面の円周方向に沿って互いに長さが異なる複数の突起部材が設けられており、
所定の位置において前記突起部材を検知する検知手段と、
前記検知手段が検知した、前記突起部材間の時間間隔または前記突起部材の検出時間長に応じて前記感光体ドラムの回転位相を取得する回転位相取得手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記感光体ドラムの側面における、前記突起部材間の間隔に対応する中心角が互いに異なることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記検知手段は、前記突起部材を検知しているときと、前記突起部材を検知していないときとで、異なる信号を出力し、
前記回転位相取得手段は、前記検知手段が出力する信号が変化してから次に変化するまでの時間間隔に応じて前記感光体ドラムの回転位相を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 黒色画像を形成する第1の感光体ドラムと、黒色以外の画像を形成する第2の感光体ドラムと、を備えるとともに、
前記検知手段による、前記第1の感光体ドラムに備えられた突起部材に対する検知結果および前記第2の感光体ドラムに備えられた突起部材に対する検知結果から、前記第1の感光体ドラムと前記第2の感光体ドラムとの回転位相差を算出する回転位相差算出手段と、
算出された前記回転位相差に応じて前記第1の感光体ドラムまたは前記第2の感光体ドラムの回転速度を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の画像形成装置。 - 前記回転位相差の許容値を設定する設定手段を備え、
前記回転位相差算出手段により算出された前記回転位相差が前記設定手段により設定された前記許容値より大きい場合に、前記制御手段は、前記第1の感光体ドラムまたは前記第2の感光体ドラムの回転速度を制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 感光体ドラムと、前記感光体ドラムの表面上に作像された画像を記録媒体に転写する転写手段と、を備えた画像形成装置における回転位相取得方法であって、
前記感光体ドラムの側面上には、前記側面の円周方向に沿って互いに長さが異なる複数の突起部材が設けられており、
所定の位置において前記突起部材を検知する検知ステップと、
前記検知ステップにより検知した、前記突起部材間の時間間隔または前記突起部材の検出時間長に応じて前記感光体ドラムの回転位相を取得する回転位相取得ステップと、
を有したことを特徴とする回転位相取得方法。 - 前記検知ステップでは、前記突起部材を検知しているときと、前記突起部材を検知していないときとで異なる信号が出力され、
前記回転位相取得ステップでは、前記検知ステップで出力された信号が変化してから次に変化するまでの時間間隔に応じて前記感光体ドラムの回転位相が取得されることを特徴とする請求項6に記載の回転位相取得方法。 - 感光体ドラムとしての黒色画像を形成する第1の感光体ドラムおよび黒色以外の画像を形成する第2の感光体ドラムと、前記感光体ドラムの表面上に作像された画像を記録媒体に転写する転写手段と、を備え、前記感光体ドラムの側面上に、前記側面の円周方向に沿って互いに長さが異なる複数の突起部材が設けられた画像形成装置における回転位相差補正方法であって、
所定の位置において前記突起部材を検知する検知ステップと、
前記検知ステップで検知した、前記第1の感光体ドラムに備えられた突起部材に対する検知結果および前記第2の感光体ドラムに備えられた突起部材に対する検知結果から、前記第1の感光体ドラムと前記第2の感光体ドラムとの回転位相差を算出する回転位相差算出ステップと、
算出された前記回転位相差に応じて前記第1の感光体ドラムまたは前記第2の感光体ドラムの回転速度を制御する制御ステップと、
を有したことを特徴とする回転位相差補正方法。 - 前記回転位相差の許容値を設定する設定ステップを有し、
前記回転位相差算出ステップで算出された前記回転位相差が前記設定ステップで設定された前記許容値より大きい場合に、前記制御ステップで、前記第1の感光体ドラムまたは前記第2の感光体ドラムの回転速度が制御されることを特徴とする請求項8に記載の回転位相差補正方法。 - コンピュータに、
感光体ドラムと、当該感光体ドラムの表面上に作像された画像を記録媒体に転写する転写手段と、を備え、前記感光体ドラムの側面上に当該側面の円周方向に沿って互いに長さが異なる複数の突起部材が設けられた画像形成装置についての、
所定の位置において前記突起部材を検知する検知ステップと、
前記検知ステップにより検知した、前記突起部材間の時間間隔または前記突起部材の検出時間長に応じて前記感光体ドラムの回転位相を取得する回転位相取得ステップと、
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010061645A JP2011197151A (ja) | 2010-03-17 | 2010-03-17 | 画像形成装置、回転位相取得方法、回転位相差補正方法、およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010061645A JP2011197151A (ja) | 2010-03-17 | 2010-03-17 | 画像形成装置、回転位相取得方法、回転位相差補正方法、およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011197151A true JP2011197151A (ja) | 2011-10-06 |
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JP2010061645A Pending JP2011197151A (ja) | 2010-03-17 | 2010-03-17 | 画像形成装置、回転位相取得方法、回転位相差補正方法、およびプログラム |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005055692A (ja) * | 2003-08-05 | 2005-03-03 | Ricoh Co Ltd | 回転駆動装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP2009116251A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-28 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
-
2010
- 2010-03-17 JP JP2010061645A patent/JP2011197151A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JP2009116251A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-28 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
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