JP6484954B2 - モータ制御装置、モータ制御システム、モータ制御方法及びモータ制御プログラム - Google Patents

モータ制御装置、モータ制御システム、モータ制御方法及びモータ制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、モータ制御装置、モータ制御システム、モータ制御方法及びモータ制御プログラムに関するものである。
従来より、画像形成装置全体を制御する上位コントローラからの開始指示により、制御信号を出力して、紙搬送用の駆動源として用いられるDC(Direct Current)モータの駆動制御を開始するモータ制御装置が知られている。
記憶手段に記憶された時間情報に基づいて、モータの回転速度を予測して演算し、予測速度を用いて生成された速度制御指示値に基づいて、モータの回転速度を高精度に制御するモータ制御装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来のモータ制御装置では、上位コントローラからの開始指示を受信するタイミングと、制御信号を出力するタイミングとの間に生じる時間差を考慮して、目標位置を補正することができなかったため、モータ移動中の位置精度が低かった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、モータ移動中の位置精度を向上させることを目的とする。
本実施の形態のモータ制御装置は、上位コントローラからの開始指示により、モータの駆動制御を開始するモータ制御装置であって、開始指示を受信する受信手段と、モータの制御信号を出力する出力手段と、受信手段が開始指示を受信する第1のタイミングと、出力手段が制御信号を出力する第2のタイミングとの間に生じる時間差に基づいて、制御信号を変更する変更手段と、を有し、変更手段は、時間差を計測する計測手段と、時間差に基づいて、モータの目標位置又は目標速度を補正する補正手段と、補正後の目標位置及びモータの現在位置、又は、補正後の目標速度及びモータの現在速度に基づいて、誤差を算出する算出手段と、誤差に基づいて、モータの制御量を生成する制御手段と、を備え、前記補正手段は、前記モータの変速が初回である場合、前記モータの目標位置又は目標速度を補正し、前記モータの変速が初回以降である場合、前記モータの目標位置又は目標速度を補正しないことを要件とする。
本実施の形態によれば、モータ移動中の位置精度を向上させることができる。
実施形態1に係るモータ制御システムの構成の一例を示す図である。 実施形態1に係るモータを説明する図である。 実施の形態1に係る制御フローチャートの一例である。 理想の目標位置プロファイルと実際の目標位置プロファイルとの比較結果を示す図である。 実施形態2に係るモータ制御システムの構成の一例を示す図である。 実施の形態2に係る制御フローチャートの一例である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
<実施形態1>
〔モータ制御システムの構成〕
図1は、本実施の形態に係るモータ制御システム1の概略構成を示すブロック図である。
モータ制御システム1は、モータ制御装置(DCモータコントローラ)100、上位コントローラ110、駆動部120、モータ(DCモータ)130、エンコーダ(回転検出部)140、等を備える。
上位コントローラ110が、モータ制御装置100へと制御指示(例えば、開始指示)を与えると、モータ制御装置100は、該指示に従って制御信号を出力し、モータ130を制御する。上位コントローラ110は、例えば、公知のマイクロコンピュータであり、内部にCPU(Central Processing Unit)、メモリ、入出力装置、等を備え、所定の処理を実行する制御装置である。
駆動部120は、モータ制御装置100から出力される制御信号(例えば、PWM信号、方向指示信号、駆動指令信号、等)に基づいて、モータ130を駆動させる(例えば、モータ130のコイルに電流を流す)ための駆動信号を生成し、モータ130へと出力する。
モータ130は、駆動信号に基づいて、回転駆動する。例えば、モータ130は、固定子が永久磁石、回転子がコイルで構成され、回転子に流れる電流の向きの切り替えに伴う磁力の反発力又は吸引力に基づいて、回転駆動する。モータ130には、駆動部120、モータ制御装置100、上位コントローラ110との接続を確保するコネクタ、等が内蔵されていても良い(図2参照)。
エンコーダ140は、モータ130の回転を検出し、回転信号(例えば、回転位置、回転速度、等を示す信号)を、モータ制御装置100へと出力する。
モータ制御装置100は、受信手段101、出力手段102、変更手段103、等を含み、上位コントローラ110からの開始指示により、モータの駆動制御(例えば、加速、定速、減速、停止、等の速度制御)を開始する。受信手段101が、上位コントローラ110からの開始指示を受信する第1のタイミングと、出力手段102が、モータ130の制御信号を出力する第2のタイミングとの間には、時間差(遅延時間)が生じる。
変更手段103は、計測手段131、目標位置補正手段(補正手段)132、算出手段133、位置コントローラ(制御手段)134、等を含み、第1のタイミングと第2のタイミングとの間に生じる時間差に基づいて、目標位置を補正し、制御信号を変更する。
計測手段131は、例えば、内部タイマであり、受信手段101及び出力手段102から取得した情報に基づいて、第1のタイミングと第2のタイミングとの間に生じる時間差を計測し、計測結果を補正情報として、目標位置補正手段132へと出力する。
目標位置補正手段132は、補正情報(遅延時間情報)に基づいて、モータ130の目標位置を補正し、補正後の目標位置を、算出手段133へと出力する。
算出手段133は、補正後の目標位置、及び、エンコーダ140からフィードバックされたモータ130の現在位置に基づいて、該目標位置と該現在位置との位置誤差を算出し、算出した位置誤差を、位置コントローラ134へと出力する。
位置コントローラ134は、位置誤差に基づいて、モータ130の制御量を生成し、出力手段102へと出力する。補正情報に基づいて、該制御量は生成されるため、制御信号は、目標位置の補正に伴って、結果的に変更されることになる。
本実施の形態に係るモータ制御装置100によれば、第1のタイミングと第2のタイミングとの間に生じる時間差を考慮して、目標位置を補正することができる。これにより、モータ制御装置100は、適切な制御信号を出力することができるため、モータ130の位置精度を向上させることができる。
〔制御フローチャート〕
図3に、本実施の形態に係るモータ制御装置100のメイン処理及びモータ制御処理に関する制御フローチャートの一例を示す。図3(A)は、メイン処理に関する制御フローチャートであり、図3(B)は、モータ制御処理に関する制御フローチャートである。図3に示す制御フローチャートは、モータ制御プログラムに基づいて、モータ制御装置100によって実行される。
まず、メイン処理について説明する。
ステップS10において、モータ制御装置100は、上位コントローラ110からの動作指示があるか否かを判定する。上位コントローラ110からの動作指示があると判定される場合(YES)、モータ制御装置100は、ステップS20の処理を行う。上位コントローラ110からの動作指示がないと判定される場合(NO)、モータ制御装置100は、再びステップS10の処理を行う。
ステップS20において、モータ制御装置100は、時間情報を取得する。
ステップS30において、モータ制御装置100は、上位コントローラ110から、動作指示パラメータ(例えば、加速度、等)を取得する。
ステップS40において、モータ制御装置100は、パラメータが適切であるか否かを判定する。パラメータが適切であると判定される場合(YES)、モータ制御装置100は、ステップS50の処理を行う。パラメータが適切でないと判定される場合(NO)、モータ制御装置100は、ステップS60の処理を行う。
ステップS50において、モータ制御装置100は、モータ制御処理に対する動作要求を設定する。
ステップS60において、モータ制御装置100は、上位コントローラ110へと異常を通知する。
次に、モータ制御処理について説明する。モータ制御処理は、所定の制御周期毎に実行されても良いし、不定期に実行されても良い。
ステップS210において、モータ制御装置100は、上位コントローラ110から停止動作が要求されているか否かを判定する。停止動作が要求されていると判定される場合(YES)、モータ制御装置100は、再びステップS210の処理を行う。停止動作が要求されていないと判定される場合(NO)、モータ制御装置100は、ステップS220の処理を行う。
ステップS220において、モータ制御装置100は、変速(モータの駆動制御)を開始するか否か、即ち、変速が初回であるか否かを判定する。変速が初回であると判定される場合(YES)、モータ制御装置100は、ステップS230の処理を行う。変速が初回でないと判定される場合(NO)、モータ制御装置100は、ステップS250の処理を行う。モータ制御装置100は、変速が初回である場合のみ、ステップS230及びステップS240の処理を行い(補正処理を行い)、初回以後は、ステップS250の処理を行う(補正処理を行わない)。
ステップS230において、モータ制御装置100は、受信手段101が開始指示を受信する第1のタイミングと、出力手段102が制御信号を出力する第2のタイミングとの間に生じる時間差に基づいて、遅延時間情報(補正情報)を取得する。
ステップS240において、モータ制御装置100は、遅延時間情報、制御周期、等に基づいて、モータ130の目標位置を補正する。
ステップS250において、モータ制御装置100は、制御周期、等に基づいて、モータ130の目標位置を算出する。
ステップS260において、モータ制御装置100は、エンコーダ140から出力される回転信号に基づいて、モータ130の現在位置を取得する。
ステップS270において、モータ制御装置100は、補正後の目標位置及びモータ130の現在位置に基づいて、位置誤差を算出する。
ステップS280において、モータ制御装置100は、位置誤差に基づいて、モータ130の制御量を生成する。
ステップS290において、モータ制御装置100は、制御量を、PWMデューティーに変換する。
ステップS300において、モータ制御装置100は、制御信号を、駆動部120へと出力する。
ここで、図4を用いて、理想の目標位置プロファイルと実際の目標位置プロファイルとの間に生じる位置誤差について説明する。点線は、従来のモータ制御装置における、理想の目標位置プロファイルと実際の目標位置プロファイルとの比較結果を示す図である。実線は、本実施の形態に係るモータ制御装置100における、理想の目標位置プロファイルと実際の目標位置プロファイルとの比較結果を示す図である。なお、図4では、モータ130の駆動波形が台形形状(立ち上がり時間中は一定の加速度)である場合を、一例に挙げて説明するが、例えば、モータ130の駆動波形がSin形状である場合であっても、同様に説明できる。
図4の点線に示すように、受信手段101が開始指示(加速指示)を受信する時刻(第1のタイミング)を、時刻t=0〔sec〕、出力手段102が制御信号を出力する時刻(第2のタイミング)を、時刻t=t〔sec〕、とする。
理想の目標位置プロファイルは、時刻t=0〔sec〕から時刻t=t〔sec〕まで、一定の加速度α〔pulse/sec〕で加速され、時刻t=t〔sec〕において、目標速度v〔pulse/sec〕に達する。立ち上がり時間は、Δt=t〔sec〕である。
実際の目標位置プロファイルは、時刻t=t〔sec〕から時刻t=t+t〔sec〕まで、一定の加速度α〔pulse/sec〕で加速され、時刻t=t+t〔sec〕において、目標速度v〔pulse/sec〕に達する。立ち上がり時間は、Δt=t〔sec〕である。
即ち、従来のモータ制御装置において、実際の目標位置プロファイルは、理想の目標位置プロファイルに対して、遅延時間Δt=t〔sec〕だけ遅れるため、位置誤差ΔXが生じる。例えば、時刻t=t+Δt(=t+t)〔sec〕における位置誤差ΔX〔pulse〕は、ΔX=v×tとなる。
従来のモータ制御装置において、目標速度は、制御周期t〔sec〕、加速度α〔pulse/sec〕、等から算出され、目標位置は、制御周期t〔sec〕、目標速度v〔pulse/sec〕、等から算出される。
変速開始前の目標速度をV〔pulse/sec〕、変速開始前の目標位置をX〔pulse〕、変速開始時の目標速度をV〔pulse/sec〕、変速開始時の目標位置をX〔pulse〕、初回以後の目標速度をV〔pulse/sec〕、初回以後の目標位置をX〔pulse〕、は、以下の式から算出される。
変速開始時の目標速度v〔pulse/sec〕は、
=V+α×tとなり、
変速開始時の目標位置X〔pulse〕は、
=X+V×t+{(V−V)×(t/2)}となり、
初回以後の目標速度v〔pulse/sec〕は、
=Vn−1+α×tとなり、
初回以後の目標位置X〔pulse〕は、
=Xn−1+Vn−1×t+{(V−V(n−1))×(t/2)}となる。
(但し、停止状態からのスタート時は、V=0、定速状態では、α=0となる。)
従来のモータ制御装置では、遅延時間に基づいて、目標速度又は目標位置の補正が行われておらず、理想の目標位置プロファイルと実際の目標位置プロファイルとの間に位置誤差が生じる。
図4の実線に示すように、受信手段101が開始指示(加速指示)を受信する時刻(第1のタイミング)を、時刻t=0〔sec〕、出力手段102が制御信号を出力する時刻(第2のタイミング)を、時刻t=t〔sec〕、とする。
理想の目標位置プロファイルは、時刻t=0〔sec〕から時刻t=t〔sec〕まで、一定の加速度α〔pulse/sec〕で加速され、時刻t=t〔sec〕において、目標速度v〔pulse/sec〕に達する。立ち上がり時間は、Δt=t〔sec〕である。
実際の目標位置プロファイルは、時刻t=t〔sec〕から時刻t=t〔sec〕まで、一定の加速度α〔pulse/sec〕で加速され、時刻t=t〔sec〕において、目標速度v〔pulse/sec〕に達する。立ち上がり時間は、Δt=t−t〔sec〕である。
即ち、本実施の形態に係るモータ制御装置において、開始指示からの時間ズレがない場合の目標位置プロファイルを時間関数x(t)=f(t)で設定する時、開始指示から時間ズレΔtがある場合の修正目標位置プロファイルをx(t)=f(t+Δt)とすることにより、実際の目標位置プロファイルは、立ち上がり時間が短くなるものの、時刻t=t〔sec〕以降、理想の目標位置プロファイルと一致し、位置誤差ΔXが生じない。
本実施の形態に係るモータ制御装置において、目標速度は、遅延時間Δt〔sec〕、制御周期t〔sec〕、加速度α〔pulse/sec〕、等から算出され、目標位置は、例えば、遅延時間Δt〔sec〕、制御周期t〔sec〕、目標速度v〔pulse/sec〕、等から算出される。
変速開始前の目標速度をV〔pulse/sec〕、変速開始前の目標位置をX〔pulse〕、変速開始時の目標速度をV〔pulse/sec〕、変速開始時の目標位置をX〔pulse〕、初回以後の目標速度をV〔pulse/sec〕、初回以後の目標位置をX〔pulse〕、は、以下の式から算出される。
変速開始時の目標速度v〔pulse/sec〕は、
=V+α×(t+Δt)となり、
変速開始時の目標位置X〔pulse〕は、
=X+V×(t+Δt)+{(V−V)×((t+Δt)/2)}となり、
初回以後の目標速度v〔pulse/sec〕は、
=Vn−1+α×tとなり、
初回以後の目標位置X〔pulse〕は、
=Xn−1+Vn−1×t+{(V−V(n−1))×(t/2)}となる。
(但し、停止状態からのスタート時は、V=0、定速状態では、α=0となる。)
本実施の形態に係るモータ制御装置100では、変速開始時のモータ130の位置(初回位置=(1/2)×α×(Δt))を、予め設定しておき、時刻t=t〔sec〕で、初回位置を利用して、実際の目標位置プロファイルを補正する。時間ズレΔtが生じても、修正目標速度、修正目標位置プロファイルをfv(t+Δt)、fx(t+Δt)で設定することにより、開始指示より時間ズレがない場合の目標速度、目標位置プロファイルと一致するように制御できる。つまり、変速開始時に、遅延時間に基づいて、目標速度又は目標位置の補正が行われるため、位置誤差が生じない。これにより、モータ移動中の位置精度を向上させることができる。
<実施形態2>
図5は、本実施の形態に係るモータ制御システム2の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態では、実施形態1に係るモータ制御システム1の構成とは異なる構成を有するモータ制御システムについて説明する。
本実施の形態に係るモータ制御システム2の構成と、実施形態1に係るモータ制御システム1の構成とで異なる点は、変更手段203が、目標速度を補正して、制御信号を変更する点である。即ち、モータ制御装置200は、目標位置補正手段132、位置コントローラ134を含まず、目標速度補正手段135、速度コントローラ136を含み、位置誤差ではなく、速度誤差を算出する。その他の構成は、実施形態1に係るモータ制御システム1の構成と同一であるため、実施形態1の説明を参酌できる。
目標速度補正手段(補正手段)132は、補正情報(遅延時間情報)に基づいて、モータ130の目標速度を補正し、補正後の目標速度を、算出手段133へと出力する。
算出手段133は、補正後の目標速度、及び、エンコーダ140からフィードバックされたモータ130の現在速度に基づいて、該目標速度と該現在速度との速度誤差を算出し、算出した速度誤差を、速度コントローラ136へと出力する。
速度コントローラ(制御手段)136は、速度誤差に基づいて、モータ130の制御量を生成し、出力手段102へと出力する。
〔制御フローチャート〕
図6に、本実施の形態に係るモータ制御装置200のメイン処理及びモータ制御処理に関する制御フローチャートの一例を示す。図6(A)は、メイン処理に関する制御フローチャートであり、図6(B)は、モータ制御処理に関する制御フローチャートである。図6に示す制御フローチャートは、モータ制御プログラムに従って、モータ制御装置200によって実行される。
メイン処理については、実施形態1に係る処理と同一であるため、実施形態1の説明を参酌できる。
モータ制御処理について説明する。モータ制御処理は、所定の制御周期毎に実行されても良いし、不定期に実行されても良い。
ステップS310において、モータ制御装置200は、上位コントローラ110から停止動作が要求されているか否かを判定する。停止動作が要求されていると判定される場合(YES)、モータ制御装置200は、再びステップS310の処理を行う。停止動作が要求されていないと判定される場合(NO)、モータ制御装置200は、ステップS320の処理を行う。
ステップS320において、モータ制御装置200は、変速(モータの駆動制御)を開始するか否か、即ち、変速が初回であるか否かを判定する。変速が初回であると判定される場合(YES)、モータ制御装置200は、ステップS330の処理を行う。変速が初回でないと判定される場合(NO)、モータ制御装置200は、ステップS350の処理を行う。
ステップS330において、モータ制御装置200は、受信手段101が開始指示を受信する第1のタイミングと、出力手段102が制御信号を出力する第2のタイミングとの間に生じる時間差に基づいて、遅延時間情報(補正情報)を取得する。
ステップS340において、モータ制御装置200は、遅延時間情報、制御周期、加速度、等に基づいて、モータ130の目標速度を補正する。
ステップS350において、モータ制御装置200は、制御周期、加速度、等に基づいて、モータ130の目標速度を算出する。
ステップS360において、モータ制御装置200は、エンコーダ140から出力される回転信号に基づいて、モータ130の現在速度を取得する。
ステップS370において、モータ制御装置200は、補正後の目標速度及びモータ130の現在速度に基づいて、位置誤差を算出する。
ステップS380において、モータ制御装置200は、速度誤差に基づいて、モータ130の制御量を生成する。
ステップS390において、モータ制御装置200は、制御量を、PWMデューティーに変換する。
ステップS300において、モータ制御装置200は、制御信号を、駆動部120へと出力する。
本実施の形態に係るモータ制御装置は、第1のタイミングと第2のタイミングとの間に生じる時間差を考慮して、目標速度を補正することができる。これにより、モータ制御装置100は、適切な制御信号を出力することができるため、モータ130の速度精度を向上させることができる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1,2 モータ制御システム
100,200 モータ制御装置
101 受信手段
102 出力手段
103 変更手段
110 上位コントローラ
120 駆動部
130 モータ
131 計測手段
132 目標位置補正手段(補正手段)
133 算出手段
134 位置コントローラ(制御手段)
135 目標速度補正手段(補正手段)
136 速度コントローラ(制御手段)
140 回転検出部
特開2009−153369号公報

Claims (5)

  1. 上位コントローラからの開始指示により、モータの駆動制御を開始するモータ制御装置であって、
    前記開始指示を受信する受信手段と、
    前記モータの制御信号を出力する出力手段と、
    前記受信手段が前記開始指示を受信する第1のタイミングと、前記出力手段が前記制御信号を出力する第2のタイミングとの間に生じる時間差に基づいて、前記制御信号を変更する変更手段と、を有し、
    前記変更手段は、
    前記時間差を計測する計測手段と、
    前記時間差に基づいて、前記モータの目標位置又は目標速度を補正する補正手段と、
    補正後の目標位置及び前記モータの現在位置、又は、補正後の目標速度及び前記モータの現在速度に基づいて、誤差を算出する算出手段と、
    前記誤差に基づいて、前記モータの制御量を生成する制御手段と、を備え
    前記補正手段は、
    前記モータの変速が初回である場合、前記モータの目標位置又は目標速度を補正し、前記モータの変速が初回以降である場合、前記モータの目標位置又は目標速度を補正しない、モータ制御装置。
  2. 前記変更手段は、所定の制御周期毎に、前記制御信号を変更する、請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のモータ制御装置と、
    前記制御信号に基づいて、前記モータを駆動させる駆動部と、
    前記モータの回転を検出する回転検出部と、を有する、モータ制御システム。
  4. 上位コントローラからの開始指示により、制御信号を出力してモータの駆動制御を開始するモータ制御装置のモータ制御方法であって、
    前記開始指示を受信するステップと、
    前記開始指示を受信する第1のタイミングと、前記制御信号を出力する第2のタイミングとの間に生じる時間差を計測するステップと、
    前記時間差に基づいて、前記モータの目標位置又は目標速度を補正するステップと、
    補正後の目標位置及び前記モータの現在位置、又は、補正後の目標速度及び前記モータの現在速度に基づいて、誤差を算出するステップと、
    前記誤差に基づいて、前記モータの制御量を生成するステップと、を有し、
    前記モータの変速が初回である場合、前記モータの目標位置又は目標速度を補正するステップを実行し、前記モータの変速が初回以降である場合、前記モータの目標位置又は目標速度を補正するステップを実行しない、モータ制御方法。
  5. 上位コントローラからの開始指示により、制御信号を出力してモータの駆動制御を開始するモータ制御装置に実行させるモータ制御プログラムであって、
    前記開始指示を受信する処理と、
    前記開始指示を受信する第1のタイミングと、前記制御信号を出力する第2のタイミングとの間に生じる時間差を計測する処理と、
    前記時間差に基づいて、前記モータの目標位置又は目標速度を補正する処理と、
    補正後の目標位置及び前記モータの現在位置、又は、補正後の目標速度及び前記モータの現在速度に基づいて、誤差を算出する処理と、
    前記誤差に基づいて、前記モータの制御量を生成する処理と、を有し、
    前記モータの変速が初回である場合、前記モータの目標位置又は目標速度を補正する処理を実行し、前記モータの変速が初回以降である場合、前記モータの目標位置又は目標速度を補正する処理を実行しない、モータ制御プログラム。
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