JP7000868B2 - 制御システム - Google Patents
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Description
奨値を設定した場合と同等の位相余裕を得ることができる。
なお、この(1)式において、Kpp′[Hz]、Tdelay[sec]は、それぞれ、
補正済位置比例ゲイン、通信遅延時間であり、Kpp[Hz]、Kvp[Hz]は、それぞれ、推奨値ペア中の位置比例ゲイン、速度比例ゲインである。
周波数応答から求まる、位置比例ゲインがKpp′[Hz]である場合の位相量φp’と、
通信遅延時間Tdelayとの間に以下の(2)式が成立することになる補正済位置比例ゲインKpp′を求めるゲイン制御部を制御システムに採用しても、通信遅延時間がない制御系に各ゲインの推奨値を設定した場合と同等の位相余裕を得ることができる。
-360*2*Tdelay*Kpp′+φp’=φp …(2)
図1に、本発明の第1実施形態に係る制御システムの概略構成を示す。
本実施形態に係る制御システムは、速度ループと当該速度ループを内包する位置ループとを含むフィードバック制御によりモータ40を制御するためのシステムである。図示してあるように、制御システムは、上位装置10と、モータ制御装置20と、ゲイン設定部30と、を備える。
生成する速度制御部21を備える。さらに、モータ制御装置20は、モータ40に供給される電流を検出する電流検出部24、及び、電流検出部24による電流の検出結果を用いてモータ40に電流指令通りの電流を供給する電流制御部22を備える。
辺の第2項は、通信遅延時間がない制御系(以下、標準制御系と表記する)の、位置比例ゲインがKpp′である時の位置制御開ループの位相量φp’[°]である。さらに、(
1)式の右辺は、標準制御系の、位置比例ゲインがKppである時の位置制御開ループの位相量φp[°]である。
式的に示してあるように、処理対象制御系(上位装置10)に設定することにより、標準制御系にパラメータテーブル32内のKpp及びKvpを設定した場合の位相余裕とほぼ同じ位相余裕を実現できる位置比例ゲイン(補正済位置比例ゲイン)Kpp′を求めることができる。
以下、本発明の第2実施形態に係る制御システムについて、上記した第1実施形態に係る制御システムと異なる部分を中心に説明する。
取得(実測)する。
位置比例ゲインがKpp′[Hz]である場合における通信遅延時間Tdelay[sec]分の位相量φd[°](つまり、-360*2*Tdelay*Kpp′)を算出する。そして、ゲイン補正・設定部31は、φp’を、取得した周波数応答から求まる位置比例ゲインがKpp′[Hz
]である場合の位相量として、φd+φp’=φpが成立するKpp′を算出する。
上記した各実施形態に係る制御システムは、各種の変形を行えるものである。例えば、ゲイン補正・設定部31を、位置比例ゲインを、通信遅延時間に応じて予め定められている量減少させるここにより補正済位置比例ゲインを算出するものに変形しても良い。ただし、そのように変形した場合、十分な位相余裕が確保できない虞がある。そのため、上記した実施形態の構成を採用しておくことが好ましい。
11 位置制御部
20 モータ制御装置
21 速度制御部
22 電流制御部
23 速度検出部
24 電流検出部
30 ゲイン設定部
31 ゲイン補正・設定部
32 パラメータテーブル
40 モータ
45 位置検出器
Claims (2)
- 速度ループと前記速度ループを内包する位置ループとを含むフィードバック制御によりモータを制御する制御システムであって、
前記速度ループ以下を構成するモータ制御装置と、
前記位置ループを構成する上位装置と、
前記フィードバック制御を単一の制御装置で実行する場合における位置比例ゲイン及び速度比例ゲインの推奨値ペア中の位置比例ゲインに、前記上位装置と前記モータ制御装置との間の通信遅延時間に応じた補正を施すことで補正済位置比例ゲインを求め、求めた補正済位置比例ゲイン、前記推奨値ペア中の速度比例ゲインを、それぞれ、前記モータ制御装置、前記上位装置に設定するゲイン設定部と、
を備え、
前記補正済位置比例ゲイン、前記通信遅延時間を、それぞれ、Kpp′[Hz]、Tdelay[sec]と表記し、前記推奨値ペア中の位置比例ゲイン、速度比例ゲインを、それ
ぞれ、Kpp[Hz]、Kvp[Hz]と表記すると、
前記ゲイン設定部は、Kpp、Kvp及びTdelayに基づき、以下の(1)式を満たす補正済位置比例ゲインKpp′を求める、
ことを特徴とする制御システム。
- 速度ループと前記速度ループを内包する位置ループとを含むフィードバック制御によりモータを制御する制御システムであって、
前記速度ループ以下を構成するモータ制御装置と、
前記位置ループを構成する上位装置と、
前記フィードバック制御を単一の制御装置で実行する場合における位置比例ゲイン及び速度比例ゲインの推奨値ペア中の位置比例ゲインに、前記上位装置と前記モータ制御装置との間の通信遅延時間に応じた補正を施すことで補正済位置比例ゲインを求め、求めた補正済位置比例ゲイン、前記推奨値ペア中の速度比例ゲインを、それぞれ、前記モータ制御装置、前記上位装置に設定するゲイン設定部と、
を備え、
前記補正済位置比例ゲイン、前記通信遅延時間を、それぞれ、Kpp′[Hz]、Tdelay[sec]と表記し、前記推奨値ペア中の位置比例ゲイン、速度比例ゲインを、それ
ぞれ、Kpp[Hz]、Kvp[Hz]と表記すると、
前記ゲイン設定部は、
前記モータ制御装置を制御することにより速度制御系の周波数応答を取得し、
取得した周波数応答から求めた、位置比例ゲインがKpp[Hz]である場合の位相量φpと、取得した周波数応答から求まる、位置比例ゲインがKpp′[Hz]である場合の位
相量φp’と、通信遅延時間Tdelayとの間に以下の(2)式が成立することになる
補正済位置比例ゲインKpp′を求める、
ことを特徴とする制御システム。
-360*2*Tdelay*Kpp′+φp’=φp …(2)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006158076A (ja) | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Yaskawa Electric Corp | サーボモータ制御装置 |
JP2010250509A (ja) | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Mitsubishi Electric Corp | 駆動制御装置 |
JP2016039748A (ja) | 2014-08-11 | 2016-03-22 | 株式会社リコー | モータ制御装置、モータ制御システム、モータ制御方法及びモータ制御プログラム |
JP2017112799A (ja) | 2015-12-18 | 2017-06-22 | オムロン株式会社 | 調整装置、制御パラメータ調整方法、情報処理プログラム、および記録媒体 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4755924A (en) * | 1985-02-19 | 1988-07-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Process controller having an adjustment system with two degrees of freedom |
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2018
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