JP2010006363A - チャイルドシート - Google Patents

Abstract

【課題】肘掛けをキャリアから分離可能なチャイルドシートを提供する。
【解決手段】チャイルドシートは、キャリアと、肘掛けと可撓コネクタとを含む。キャリアは、積載面と連結部とを含む。可撓コネクタはキャリアと肘掛けとの間に連結される。チャイルドシートの未組立状態では、肘掛けは連結部から分離される。チャイルドシートの組立状態では、肘掛けは連結部に固定される。代替的に、チャイルドシートは、キャリアと、肘掛けとコネクタとを含む。キャリアは、積載面と連結部とを含む。チャイルドシートの未組立状態では、肘掛けは積載面に平らに置かれる。チャイルドシートの組立状態では、肘掛けは直立状態で連結部に固定される。
【選択図】図１

Description

本発明はチャイルドシートに関し、特に肘掛けをキャリアから分離可能なチャイルドシートに関する。

どんなメーカーにとっても製品コストの削減は重要な課題である。製品コストは一般に運送費用を含み、梱包体積が大き過ぎれば運送費用もかさむ。したがって、コストを削減するために、梱包体積をできるだけ削減しなければならない。現在、チャイルドシート（例えば子供用安全シートまたは幼児いす）は組立状態で梱包・運搬されるか、または一体成形の製品として設計される場合が多く、梱包体積が大きい。結果として梱包が十分にコンパクトにならず、運送費用もかさむ。

米国特許第６７５２４６２Ｂ１号明細書 米国特許出願第２００７／０２３６０６１Ａ１号明細書 米国特許出願第２００６／０３０２４３Ａ２号明細書

本発明の目的のひとつは、肘掛けをキャリアから分離可能なチャイルドシートを提供することにある。このように、梱包体積を削減でき、それにより運送費用は削減できる。

本発明の一実施例ではチャイルドシートを開示する。当該チャイルドシートは、肘掛けと、積載面と連結部を含むキャリアと、キャリアと肘掛けを連結する可撓コネクタとを含む。チャイルドシートの未組立状態では、肘掛けは連結部から分離される。チャイルドシートの組立状態では、肘掛けは連結部に固定される。

本発明の他実施例によれば、チャイルドシートは、キャリアと、肘掛けとコネクタとを含む。キャリアは、積載面と連結部とを含む。コネクタは、キャリアと肘掛けに連結される。チャイルドシートの未組立状態では、肘掛けは積載面に平らに置かれる。チャイルドシートの組立状態では、肘掛けは直立状態で連結部に固定される。

本発明の実施例によるチャイルドシートを表す説明図である。 図１に示すチャイルドシートの肘掛けの未組立状態を表す説明図である。 図１に示すチャイルドシートの肘掛けの組立状態を表す説明図である。 図２に示される肘掛けと連結部の構造を表す説明図である。 可撓コネクタと肘掛けの相対位置を表す説明図である。 可撓コネクタと連結部の相対位置を表す説明図である。

本発明のこれらの及び他の目的は、種々の図に示された好ましい実施例の以下の詳細な記述を読んだ後、疑いなく当業者にとって明白になろう。

図１を参照する。図１は本発明の実施例によるチャイルドシートを表す説明図である。図１に示すように、チャイルドシート１００（例えば車用チャイルドシート）はキャリア１１０と、肘掛け１２０と、可撓コネクタ１３０とを含む。可撓コネクタ１３０はキャリア１１０と肘掛け１２０の間に連結される。本実施例では、チャイルドシート１００は車用チャイルドシートであり、可撓コネクタ１３０はウィービングベルトで実施される。もっともこれは説明のために挙げるに過ぎず、本発明を限定するものではない。

図２を参照する。図２は図１に示すチャイルドシート１００の未組立状態を表す説明図である。図２に示すように、キャリア１１０は連結部１１２と積載面１１４を含む。未組立のチャイルドシート１００では、肘掛け１２０は連結部１１２から分離されており、可撓コネクタ１３０（例えばウィービングベルト）キャリア１１０に連結されているのみである。したがって、肘掛け１２０はキャリア１１０の連結部１１２に固定されないので、任意の位置に据え置くことができる。例えば、チャイルドシート１００を梱包するとき、肘掛け１２０がキャリア１１０に固定されないので、全体の梱包体積を削減するために肘掛け１２０をキャリア１１０の積載面１１４に平らに置く（図２に示す）ことができる。したがって、運送費用削減の目的は達成される。

図３を参照する。図３は図１に示すチャイルドシート１００の組立状態を表す説明図である。図３に示すように、チャイルドシート１００の肘掛け１２０は直立状態でキャリア１１０の連結部１１２に固定されていて通常の肘掛けとして働く。可撓コネクタ１３０（例えばウィービングベルト）は肘掛け１２０と連結部１１０の間に完全に収納される。つまり、チャイルドシート１００の使用時、可撓コネクタ１３０（例えばウィービングベルト）は完全に見えない。次に肘掛け１２０とキャリア１１０を詳述する。

本実施例は、肘掛け１２０に少なくとも１つの第一位置づけ要素と、肘掛け１２０を連結部１１２に位置づけるための第一位置づけ要素に対応する連結部１１２に、少なくとも１つの第二位置づけ要素を設ける。図４を参照する。図４は図１に示す肘掛け１２０とキャリア１１０の連結部１１２の構造を表す説明図である。図４に示すように、肘掛け１２０は第一位置づけ要素１４０と第三位置づけ要素１５０を含み、キャリア１１０の連結部１１２は第二位置づけ要素１４２と第四位置づけ要素１５２を含む。連結部１１２において第二位置づけ要素１４２と第四位置づけ要素１５２を設ける位置は、肘掛１２０において第一位置づけ要素１４０と第三位置づけ要素１５０を設ける位置にそれぞれ対応する。第一、第二、第三、及び第四位置づけ要素１４０、１４２、１５０、１５４を利用すれば、ユーザーは、肘掛け１２０を第一、第二、第三、及び第四位置づけ要素１４０、１４２、１５０、１５４を介してキャリア１１０の連結部１１２に容易に固定できる。

注意すべきは、本発明では、第一位置づけ要素１４０と第三位置づけ要素１５０は突出部で実施され、第二位置づけ要素１４２と第四位置づけ要素１５２はそれぞれ第一位置づけ要素１４０と第三位置づけ要素１５０に対応する凹入部で実施される。もっともこれは説明のために挙げるに過ぎず、本発明を限定するものではない。例えば、本発明の他実施例として、肘掛け１２０の第一位置づけ要素１４０と第三位置づけ要素１５０を凹入部で実施し、キャリア１１０の連結部１１２の第二位置づけ要素１４２と第四位置づけ要素１５２を、それぞれ第一位置づけ要素１４０と第三位置づけ要素１５０に対応する突出部で実施することができる。このような設計も本発明の範囲に属する。

注意すべきは、本実施例では、肘掛け１２０は２つの位置づけ要素（第一位置づけ要素１４０と第三位置づけ要素１５０）を有し、キャリア１１０の連結部１１２はそれに対応する２つの位置づけ要素（第二位置づけ要素１４２と第四位置づけ要素１５２）を有する。しかし、本発明による位置づけ要素の数量はそれによって限定されない。例えば、本発明の他実施例として、肘掛け１２０に設ける位置づけ要素の数量が任意（例えば３個）で、キャリア１１０に設ける位置づけ要素の数量がそれに対応する（例えば３個）のが可能である。このような設計も本発明の範囲に属する。

図４を再び参照する。図４に示すように、肘掛け１２０は結合面１２２と、結合面１２２に設けられる第一結合要素１６０を含み、連結部１１２は第二結合要素１６２を含む。肘掛け１２０は第一結合要素１６０と第二結合要素１６２の結合により、ユーザーの利用のためにキャリア１１０の連結部１１２に固定される。

注意すべきは、本実施例において、第一結合要素１６０は突出部で実施され、第二結合要素１６２は突出部に対応する結合スロットで実施される。もっともこれは説明のために挙げるに過ぎず、本発明を限定するものではない。例えば、本発明の他実施例として、第二結合要素１６２を突出部で実施し、第一結合要素１６０を突出部に対応する結合スロットで実施することができる。このような設計も本発明の範囲に属する。また、第一結合要素１６０と第二結合要素１６２として任意組のオス／メスバックルを利用し、肘掛け１２０をキャリア１１０の連結部１１２に固定することもできる。これも本発明の範囲に属する。

以上のように、未組立のチャイルドシート１００について、まず肘掛け１２０の第一位置づけ要素１４０と第三位置づけ要素１５０（突出部）をキャリア１１０の連結部１１２の第二位置づけ要素１４２と第四位置づけ要素１５２（凹入部）にはめ込み、肘掛け１２０をキャリア１１０の連結部１１２に取り付ける。その後、ユーザーは、肘掛け１２０を回転して第一結合要素１６０（突出部）を第二結合要素１６２（結合スロット）に結合させ、肘掛け１２０をキャリア１１０の連結部１１２に固定し、チャイルドシート１００の組立をユーザーの利用のために完成させる。

図５と図６を参照する。図５は可撓コネクタ１３０と肘掛け１２０の相対位置を表す説明図であり、図６は可撓コネクタ１３０と連結部１１２の相対位置を表す説明図である。図５と図６に示すように、可撓コネクタ１３０は肘掛け１２０の結合面１２２に設けられ、可撓コネクタ１３０の一端は第一位置づけ要素１４０と第三位置づけ要素１５０の間に連結され、他端はキャリア１１０の連結部１１２の第二位置づけ要素１４２と第四位置づけ要素１５２の間に連結される。

前掲実施例では、肘掛け１２０は可撓コネクタ１３０でキャリア１１０の連結部１１２に連結される。もっとも、これは本発明を限定するものではない。実際、肘掛け１２０は非可撓コネクタ（例えばピボット（旋回軸））でキャリア１１０の連結部１１２に連結されることもよい。この場合、肘掛け１２０をピボットを中心に回転し、チャイルドシート１００を未組立状態（肘掛け１２０をキャリア１１０の表面に平らに置く状態）、または組立状態（肘掛け１２０を直立状態でキャリア１１０の一側に固定する状態）にすることができる。このように、チャイルドシート１００を梱包するとき、肘掛け１２０をキャリア１１０の表面に平らに置くことで、梱包体積を縮小し、運送費用を削減することができる。

従来の技術に比べて、本発明によるチャイルドシートは梱包時に肘掛けをキャリアから分離することで、梱包体積を縮小し、運送費用を削減することができる。

以上は本発明に好ましい実施例であって、本発明の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、本発明の精神の下においてなされ、本発明に対して均等の効果を有するものは、いずれも本発明の特許請求の範囲に属するものとする。

Claims (17)

1. チャイルドシートであって、
   肘掛けと、
   積載面と連結部を含むキャリアと、
   前記キャリアと前記肘掛けを連結する可撓コネクタとを含み、
   前記チャイルドシートの未組立状態では、前記肘掛けは前記連結部から分離されており、前記チャイルドシートの組立状態では、前記肘掛けは前記連結部に固定された、チャイルドシート。
2. 前記チャイルドシートの未組立状態では、前記肘掛けは前記積載面に平らに置かれた、請求項１に記載のチャイルドシート。
3. 前記チャイルドシートの組立状態では、前記可撓コネクタは前記肘掛けと前記連結部の間に収納された、請求項１に記載のチャイルドシート。
4. 前記可撓コネクタはベルトである、請求項１に記載のチャイルドシート。
5. 前記肘掛けは第一結合要素を含み、前記連結部は第二結合要素を含み、前記肘掛けは第一結合要素と第二結合要素の結合によりキャリアに固定される、請求項１に記載のチャイルドシート。
6. 前記肘掛けは更に結合面を含み、前記第一結合要素は結合面に設けられた、請求項５に記載のチャイルドシート。
7. 前記第一結合要素と前記第二結合要素の一方は突出部を含み、他方は突出部に対応する結合スロットを含む、請求項６に記載のチャイルドシート。
8. 前記可撓コネクタは前記結合面に設けられた、請求項６に記載のチャイルドシート。
9. 前記第一結合要素と前記第二結合要素は対応する一組のオス／メスバックルである、請求項５に記載のチャイルドシート。
10. 前記肘掛けは少なくとも１つの第一位置づけ要素を含み、前記連結部は第一位置づけ要素に対応する第二位置づけ要素を含み、前記肘掛けは第一位置づけ要素と第二位置づけ要素で連結部に位置づけられた、請求項１に記載のチャイルドシート。
11. 前記第一位置づけ要素と前記第二位置づけ要素の一方は突出部を含み、前記第一位置づけ要素と前記第二位置づけ要素の他方は突出部に対応する凹入部を含む、請求項１０に記載のチャイルドシート。
12. 前記肘掛けは前記第一位置づけ要素と第三位置づけ要素を含み、前記連結部は前記第一位置づけ要素と第三位置づけ要素にそれぞれ対応する前記第二位置づけ要素と第四位置づけ要素を含み、前記肘掛けは前記第一位置づけ要素と、前記第二位置づけ要素と、第三位置づけ要素と、第四位置づけ要素で前記連結部に位置づけられ、前記可撓コネクタの一端は前記第一位置づけ要素と第三位置づけ要素との間に連結され、前記可撓コネクタの他端は前記第二位置づけ要素と第四位置づけ要素の間に連結された、請求項１に記載のチャイルドシート。
13. 前記チャイルドシートは車用チャイルドシートである、請求項１に記載のチャイルドシート。
14. チャイルドシートであって、
    肘掛けと、
    積載面と連結部を含むキャリアと、
    前記キャリアと前記肘掛けを連結するコネクタとを含み、
    前記チャイルドシートの未組立状態では、前記肘掛けは前記積載面に平らに置かれ、前記チャイルドシートの組立状態では、前記肘掛けは直立状態で前記連結部に固定された、チャイルドシート。
15. 前記コネクタはピボットであり、ピボットを中心に前記チャイルドシートの肘掛けを回転してチャイルドシートを組立状態または未組立状態にする、請求項１４に記載のチャイルドシート。
16. 前記チャイルドシートは車用チャイルドシートである、請求項１４に記載のチャイルドシート。
17. 前記コネクタはベルトである、請求項１４に記載のチャイルドシート。

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