JP2001097086A - チャイルドシート - Google Patents
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/26—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles for children
- B60N2/28—Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle
- B60N2/2875—Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle inclinable, as a whole or partially
- B60N2/2878—Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle inclinable, as a whole or partially the back-rest being inclinable
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B60N2/2803—Adaptations for seat belts
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 後ろ向きチヤイルドシートの場合、衝撃時に
幼児の肩部分に衝撃荷重が集中してしまったのを本発明
により衝撃荷重の集中を回避させる。 【解決手段】 チャイルドシート本体に背面と座面とを
取り付けて成るチャイルドシートにおいて、該背面がチ
ャイルドシート本体に回転可能に結合され、該背面の下
端部が、正常時は前記座面側へバネ材の付勢力で引っ張
られ、衝撃時に前記付勢力に打ち勝つ衝撃力で前記背面
が回転して前記座面から離れる方向へ移動するようにし
ている。
幼児の肩部分に衝撃荷重が集中してしまったのを本発明
により衝撃荷重の集中を回避させる。 【解決手段】 チャイルドシート本体に背面と座面とを
取り付けて成るチャイルドシートにおいて、該背面がチ
ャイルドシート本体に回転可能に結合され、該背面の下
端部が、正常時は前記座面側へバネ材の付勢力で引っ張
られ、衝撃時に前記付勢力に打ち勝つ衝撃力で前記背面
が回転して前記座面から離れる方向へ移動するようにし
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、衝撃時に背面の
下端部を前方に移動させて、衝撃荷重を背面で受けるよ
うにした後ろ向きチャイルドシートに関する。
下端部を前方に移動させて、衝撃荷重を背面で受けるよ
うにした後ろ向きチャイルドシートに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、新生児をチャイルドシートに乗
せる場合、首が座っていないため、なるべくリクライニ
ングを倒した状態とし、寝かした状態に近い姿勢とす
る。特に、10kg未満の幼児を乗せる場合には、車の
進行方向(座席)に対して後ろ向きにチャイルドシート
を固定する。この様に後ろ向きにチャイルドシートを固
定した場合、車が前方より衝撃を受けると、肩ベルトを
介して新生児の肩部分に集中荷重を受けてしまってい
た。
せる場合、首が座っていないため、なるべくリクライニ
ングを倒した状態とし、寝かした状態に近い姿勢とす
る。特に、10kg未満の幼児を乗せる場合には、車の
進行方向(座席)に対して後ろ向きにチャイルドシート
を固定する。この様に後ろ向きにチャイルドシートを固
定した場合、車が前方より衝撃を受けると、肩ベルトを
介して新生児の肩部分に集中荷重を受けてしまってい
た。
【0003】図8は衝突時等に新生児が受ける衝撃の大
きさを説明する図である。同図(a)において、新生児
Kが垂直線に対して角度αで仰臥してシートベルトSを
していたとし、また、自動車の衝突・急ブレーキ等によ
る新生児K全体にかかる衝撃力をFとし、新生児Kの肩
部に受ける衝撃力をF1、新生児Kの背部に受ける衝撃
力をF2とすると、新生児K全体にかかる衝撃力Fは新
生児Kの質量と減速度の積で決まり、その力の方向は進
行方向である。ところが、新生児Kはチャイルドシート
に拘束されているので、その衝撃力Fは式(1)のよう
にチャイルドシートの背部に平行な力(すなわち、肩部
に受ける衝撃力F1)とチャイルドシートの背部に垂直
な力(すなわち、背部に受ける衝撃力F2)に分力され
る。
きさを説明する図である。同図(a)において、新生児
Kが垂直線に対して角度αで仰臥してシートベルトSを
していたとし、また、自動車の衝突・急ブレーキ等によ
る新生児K全体にかかる衝撃力をFとし、新生児Kの肩
部に受ける衝撃力をF1、新生児Kの背部に受ける衝撃
力をF2とすると、新生児K全体にかかる衝撃力Fは新
生児Kの質量と減速度の積で決まり、その力の方向は進
行方向である。ところが、新生児Kはチャイルドシート
に拘束されているので、その衝撃力Fは式(1)のよう
にチャイルドシートの背部に平行な力(すなわち、肩部
に受ける衝撃力F1)とチャイルドシートの背部に垂直
な力(すなわち、背部に受ける衝撃力F2)に分力され
る。
【0004】
【数1】
【0005】そして、チャイルドシートの背部の傾度は
αであるから、 F1=Fsinα ・・・(2) F2=Fcosα ・・・(3) となる。 前述のように、新生児Kはなるべくリクライニングを倒
した状態であることから、αがますます大となり、肩部
に受けるF1はsinαに比例するから、より大きくな
ることがわかる。しかも、背部に受ける衝撃力F2は背
部全体で受け止めるのに対して、肩部に受ける衝撃力F
1はシートベルトと肩の接触点に集中されるので肩部に
受けるダメージは相当なものになった。
αであるから、 F1=Fsinα ・・・(2) F2=Fcosα ・・・(3) となる。 前述のように、新生児Kはなるべくリクライニングを倒
した状態であることから、αがますます大となり、肩部
に受けるF1はsinαに比例するから、より大きくな
ることがわかる。しかも、背部に受ける衝撃力F2は背
部全体で受け止めるのに対して、肩部に受ける衝撃力F
1はシートベルトと肩の接触点に集中されるので肩部に
受けるダメージは相当なものになった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の後
ろ向き使用のチャイルドシートにあっては、衝撃時に肩
ベルトのみで衝撃力を受ける構造であったので、か弱い
新生児又は乳幼児(以後、「幼児」と言う。)の肩部分
に衝撃力が集中してしまい、肩部に受けるダメージは相
当なものになった。そこでこの発明は、衝撃時にこの衝
撃力を分散して肩部分にかかる衝撃力を軽減させる構成
の後ろ向きチヤイルドシートを提供することを目的とす
る。
ろ向き使用のチャイルドシートにあっては、衝撃時に肩
ベルトのみで衝撃力を受ける構造であったので、か弱い
新生児又は乳幼児(以後、「幼児」と言う。)の肩部分
に衝撃力が集中してしまい、肩部に受けるダメージは相
当なものになった。そこでこの発明は、衝撃時にこの衝
撃力を分散して肩部分にかかる衝撃力を軽減させる構成
の後ろ向きチヤイルドシートを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するもので、請求項1記載のチャイルドシートの発明に
よれば、チャイルドシート本体に背面と座面とを取り付
けて成るチャイルドシートにおいて、該背面がチャイル
ドシート本体に回転可能に結合され、該背面の下端部
が、正常時は前記座面側に位置し、衝撃時に衝撃力で前
記背面が回転して前記座面から離れる方向へ移動するこ
とを特徴としている。また、請求項2記載の発明によれ
ば、チャイルドシート本体に背面と座面とを取り付けて
成るチャイルドシートにおいて、該背面がチャイルドシ
ート本体に回転可能に結合され、該背面の下端部が、正
常時は前記座面側へバネ材の付勢力で引っ張られ、衝撃
時に前記付勢力に打ち勝つ衝撃力で前記背面が回転して
前記座面から離れる方向へ移動することを特徴としてい
る。そして、請求項3記載の発明によれば、チャイルド
シート本体に背面と座面とを取り付けて成るチャイルド
シートにおいて、該背面がチャイルドシート本体に回転
可能に結合され、該背面の下端部が前記座面に衝撃力で
破壊する結合部材で結合されることにより、正常時は前
記背面と前記座面が結合しており、衝撃時に衝撃力で前
記結合部材が破壊されて結合が解かれ、背面が回転して
前記座面から離れる方向へ移動することを特徴としてい
る。以上のような構成によって、衝撃時に座部である下
端部が可動となるので、結果的に衝撃力の衝撃荷重の一
部が幼児の背面で受けるようになり、肩部分にかかる荷
重を軽減させることができる。
するもので、請求項1記載のチャイルドシートの発明に
よれば、チャイルドシート本体に背面と座面とを取り付
けて成るチャイルドシートにおいて、該背面がチャイル
ドシート本体に回転可能に結合され、該背面の下端部
が、正常時は前記座面側に位置し、衝撃時に衝撃力で前
記背面が回転して前記座面から離れる方向へ移動するこ
とを特徴としている。また、請求項2記載の発明によれ
ば、チャイルドシート本体に背面と座面とを取り付けて
成るチャイルドシートにおいて、該背面がチャイルドシ
ート本体に回転可能に結合され、該背面の下端部が、正
常時は前記座面側へバネ材の付勢力で引っ張られ、衝撃
時に前記付勢力に打ち勝つ衝撃力で前記背面が回転して
前記座面から離れる方向へ移動することを特徴としてい
る。そして、請求項3記載の発明によれば、チャイルド
シート本体に背面と座面とを取り付けて成るチャイルド
シートにおいて、該背面がチャイルドシート本体に回転
可能に結合され、該背面の下端部が前記座面に衝撃力で
破壊する結合部材で結合されることにより、正常時は前
記背面と前記座面が結合しており、衝撃時に衝撃力で前
記結合部材が破壊されて結合が解かれ、背面が回転して
前記座面から離れる方向へ移動することを特徴としてい
る。以上のような構成によって、衝撃時に座部である下
端部が可動となるので、結果的に衝撃力の衝撃荷重の一
部が幼児の背面で受けるようになり、肩部分にかかる荷
重を軽減させることができる。
【0008】また、請求項4記載の発明によれば、チャ
イルドシート本体に背面と座面とを取り付け、該背面の
下端部にベルトの一端部を取り付け、その他端部側を、
基台に設けられた固定軸を介して、前記背面の裏面側に
位置せしめられた緊急ロック式のリトラクタに接続し、
該リトラクタには背ベルトが巻装され、該背ベルトの先
端にベルト調整金具が接続され、該ベルト調整金具には
肩ベルトの一端が接続され、肩ベルトの他端側にはタン
グが設けられており、該タングは前記座面に装着された
バックルに着脱可能となっていることを特徴としてい
る。以上のような構成によって、衝撃時の座部の移動に
肩ベルトが関与するので、肩部分にかかる荷重を一層軽
減させることができる。
イルドシート本体に背面と座面とを取り付け、該背面の
下端部にベルトの一端部を取り付け、その他端部側を、
基台に設けられた固定軸を介して、前記背面の裏面側に
位置せしめられた緊急ロック式のリトラクタに接続し、
該リトラクタには背ベルトが巻装され、該背ベルトの先
端にベルト調整金具が接続され、該ベルト調整金具には
肩ベルトの一端が接続され、肩ベルトの他端側にはタン
グが設けられており、該タングは前記座面に装着された
バックルに着脱可能となっていることを特徴としてい
る。以上のような構成によって、衝撃時の座部の移動に
肩ベルトが関与するので、肩部分にかかる荷重を一層軽
減させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図1によって、この発明の
実施の形態を詳細に説明する。図1は、この発明の第一
の実施の形態を示すもので、図1(a)は正常時を、図
1(b)は衝撃発生時を示す後ろ向きチャイルドシート
1の説明図である。チャイルドシート1は、基台3と、
この基台3の上に取り付けたチャイルドシート本体4と
を備えて成り、自動車の座席2の上に前向き又は図1の
ように後ろ向きに取り付けられる。幼児を自動車にのせ
る場合は図示のような後ろ向き取り付けの場合が多い。
また、チャイルドシート本体4には、座面5が固定され
ているとともに、背面6の上端が回転軸7を介して回動
可能に設けられている。さらに、背面6の下端部と座面
5との間にはばね8が介在されており、背面6を常時図
1(a)中回転軸7を中心とした反時計方向に付勢し、
座面5と当接した状態で保持している。一方、背面6の
下端部にはベルト9の一端部が取り付けられている。こ
のベルト9の他端部側は、基台3に設けられた固定軸1
0を介して、背面6の裏面側(図1中左側)に位置せし
められた緊急ロック式のリトラクタ11に接続されてい
る。このリトラクタ11には背ベルト26が巻装されて
おり、この背ベルト26の先端にベルト調整金具27が
接続されている。このベルト調整金具27には肩ベルト
12の一端が接続され、肩ベルト12の他端側にはタン
グ28が設けられており、このタング28は座面5に装
着されたバックル29に着脱可能となっている。なお、
緊急ロック式のリトラクタ11は所定加速度以上の大き
さの加速度が加わった場合に、ベルトの引き出しが規制
されるように構成されている。
実施の形態を詳細に説明する。図1は、この発明の第一
の実施の形態を示すもので、図1(a)は正常時を、図
1(b)は衝撃発生時を示す後ろ向きチャイルドシート
1の説明図である。チャイルドシート1は、基台3と、
この基台3の上に取り付けたチャイルドシート本体4と
を備えて成り、自動車の座席2の上に前向き又は図1の
ように後ろ向きに取り付けられる。幼児を自動車にのせ
る場合は図示のような後ろ向き取り付けの場合が多い。
また、チャイルドシート本体4には、座面5が固定され
ているとともに、背面6の上端が回転軸7を介して回動
可能に設けられている。さらに、背面6の下端部と座面
5との間にはばね8が介在されており、背面6を常時図
1(a)中回転軸7を中心とした反時計方向に付勢し、
座面5と当接した状態で保持している。一方、背面6の
下端部にはベルト9の一端部が取り付けられている。こ
のベルト9の他端部側は、基台3に設けられた固定軸1
0を介して、背面6の裏面側(図1中左側)に位置せし
められた緊急ロック式のリトラクタ11に接続されてい
る。このリトラクタ11には背ベルト26が巻装されて
おり、この背ベルト26の先端にベルト調整金具27が
接続されている。このベルト調整金具27には肩ベルト
12の一端が接続され、肩ベルト12の他端側にはタン
グ28が設けられており、このタング28は座面5に装
着されたバックル29に着脱可能となっている。なお、
緊急ロック式のリトラクタ11は所定加速度以上の大き
さの加速度が加わった場合に、ベルトの引き出しが規制
されるように構成されている。
【0010】幼児は通常、図1(a)の正常状態で走行
している。ところが、今、衝突等により衝撃力が加わる
と、図1(b)に示す様に、この幼児は背面6と平行な
成分の荷重を受け、上方に移動して肩ベルト12を急激
に引く。すると、リトラクタ11は、それを感知して背
ベルト26および肩ベルト12の引き出しをロックす
る。その結果、ベルト9は、バネ材8の付勢力に抗して
背面6の下端を引っ張り、背面6を回転軸7を中心とし
て図1中時計方向に回転させ、垂直面と成す角度α1 を
α2 に減少させる。そのため、衝撃力は、背面6に直交
する方向の成分が増大して、背面6に平行な方向の成分
は大幅に少なくなり、肩部分への集中荷重が阻止され
る。
している。ところが、今、衝突等により衝撃力が加わる
と、図1(b)に示す様に、この幼児は背面6と平行な
成分の荷重を受け、上方に移動して肩ベルト12を急激
に引く。すると、リトラクタ11は、それを感知して背
ベルト26および肩ベルト12の引き出しをロックす
る。その結果、ベルト9は、バネ材8の付勢力に抗して
背面6の下端を引っ張り、背面6を回転軸7を中心とし
て図1中時計方向に回転させ、垂直面と成す角度α1 を
α2 に減少させる。そのため、衝撃力は、背面6に直交
する方向の成分が増大して、背面6に平行な方向の成分
は大幅に少なくなり、肩部分への集中荷重が阻止され
る。
【0011】以上の図1(b)に示すケースの場合、図
8において肩部に受ける荷重F1’と背部に受ける荷重
F2’について説明する。
8において肩部に受ける荷重F1’と背部に受ける荷重
F2’について説明する。
【0012】
【数2】
【0013】そして、チャイルドシートの背部の傾度は
α’となるので、 F1’ = Fsinα’ ・・・(5) F2’ = Fcosα’ ・・・(6) となる。本発明により、衝撃時に背部の傾度α’は衝撃
前に背部の傾度αよりも小さくなるから、式(7)およ
び式(8)が成立する。 F1 > F1’ ・・・(7) F2 < F2’ ・・・(8) したがって、式(7)から、肩部に受けるF1’はF1
より小さくなることがわかる。また、式(8)から、背
部に受けるF2’はF2より大きくなるが、シートベル
トによる肩への1点荷重とちがって、この場合チャイル
ドシートの背部による背への面荷重となるので、格別問
題はない。
α’となるので、 F1’ = Fsinα’ ・・・(5) F2’ = Fcosα’ ・・・(6) となる。本発明により、衝撃時に背部の傾度α’は衝撃
前に背部の傾度αよりも小さくなるから、式(7)およ
び式(8)が成立する。 F1 > F1’ ・・・(7) F2 < F2’ ・・・(8) したがって、式(7)から、肩部に受けるF1’はF1
より小さくなることがわかる。また、式(8)から、背
部に受けるF2’はF2より大きくなるが、シートベル
トによる肩への1点荷重とちがって、この場合チャイル
ドシートの背部による背への面荷重となるので、格別問
題はない。
【0014】図2は、この発明の第二の実施の形態を示
すもので、図2(a)は正常時を、図2(b)は衝撃時
を示している。この第二の実施の形態の場合、 基台
14上に取り付けられたシート15に固定座面16が設
けられる点、 背面18の上端部が回転軸17等にヒ
ンジ結合される点は第二の実施の形態と同様であるが、
背面18の下端部の弾性支持構造が異なる。すなわち、
背面18の下端には、ローラー、樹脂滑動体等から成る
移動体19が設けられ、弾性係止具20の係止面21に
係止されている。弾性係止具20は、ほぼ半月状をな
し、一端が固定座面16の下部でピン22で支持され、
回転可能になっている。弾性係止具20の一端側上部に
設けた係止面21に連なって、他端側上部にはリセット
スロープ23が設けてある。そして弾性係止具20の下
にはバネ材24が設けられ、弾性係止具20は常に上方
に押上られている。尚、バックル(図示なし)を介して
固定座面16に一端を固定された肩ベルト12は、幼児
の肩に交差させてリトラクタ11に他端を接続される。
また、背面18の下端部に一端を固定されたベルト9の
他端は、基台14に設けた固定軸25を介してリトラク
タ11に接続されている。
すもので、図2(a)は正常時を、図2(b)は衝撃時
を示している。この第二の実施の形態の場合、 基台
14上に取り付けられたシート15に固定座面16が設
けられる点、 背面18の上端部が回転軸17等にヒ
ンジ結合される点は第二の実施の形態と同様であるが、
背面18の下端部の弾性支持構造が異なる。すなわち、
背面18の下端には、ローラー、樹脂滑動体等から成る
移動体19が設けられ、弾性係止具20の係止面21に
係止されている。弾性係止具20は、ほぼ半月状をな
し、一端が固定座面16の下部でピン22で支持され、
回転可能になっている。弾性係止具20の一端側上部に
設けた係止面21に連なって、他端側上部にはリセット
スロープ23が設けてある。そして弾性係止具20の下
にはバネ材24が設けられ、弾性係止具20は常に上方
に押上られている。尚、バックル(図示なし)を介して
固定座面16に一端を固定された肩ベルト12は、幼児
の肩に交差させてリトラクタ11に他端を接続される。
また、背面18の下端部に一端を固定されたベルト9の
他端は、基台14に設けた固定軸25を介してリトラク
タ11に接続されている。
【0015】図2(a)に示す走行中に加減速があって
も、それが通常の範囲内のものであれば、背面18の下
端に設けた移動体19は弾性係止具20の係止面21の
範囲内で移動するだけであり、リセットスロープ23を
下降して、背面18の下端部が前方に移動することはな
い。
も、それが通常の範囲内のものであれば、背面18の下
端に設けた移動体19は弾性係止具20の係止面21の
範囲内で移動するだけであり、リセットスロープ23を
下降して、背面18の下端部が前方に移動することはな
い。
【0016】ところが、急ブレーキや衝突なでの前方へ
つんのめるような衝撃を受けると、図2(b)に示す状
態に移行する。すなわち、衝撃力によって幼児は背面1
8と平行な方向の荷重を受けるので、幼児の肩で肩ベル
ト12を引き出そうとする力が働こうとするが、リトラ
クタ11はベルトをロックするため、本発明によりベル
ト9が背面18の下端を引っ張り、背面18の下端に設
けた移動体19は弾性係止具20の係止面21から離脱
してリセットスロープ23を下降して、背面18の下端
部は前方に移動する。その結果、背面18と垂直面との
成す角度はβ1 からβ2 へと大幅に減少し、背面18に
直交する成分の荷重が増大し、背面18と平行な方向の
成分は減少して肩部分への荷重集中は阻止される。その
後、幼児が固定座面に落下すると肩部分の荷重から解除
される。この場合も、背面18に直交する成分の荷重は
増大するものの、この荷重は、乳幼児の背全体で受ける
こととなるため、単位当たりの力は小さくなり、大きな
集中荷重を受けるのが防止される。
つんのめるような衝撃を受けると、図2(b)に示す状
態に移行する。すなわち、衝撃力によって幼児は背面1
8と平行な方向の荷重を受けるので、幼児の肩で肩ベル
ト12を引き出そうとする力が働こうとするが、リトラ
クタ11はベルトをロックするため、本発明によりベル
ト9が背面18の下端を引っ張り、背面18の下端に設
けた移動体19は弾性係止具20の係止面21から離脱
してリセットスロープ23を下降して、背面18の下端
部は前方に移動する。その結果、背面18と垂直面との
成す角度はβ1 からβ2 へと大幅に減少し、背面18に
直交する成分の荷重が増大し、背面18と平行な方向の
成分は減少して肩部分への荷重集中は阻止される。その
後、幼児が固定座面に落下すると肩部分の荷重から解除
される。この場合も、背面18に直交する成分の荷重は
増大するものの、この荷重は、乳幼児の背全体で受ける
こととなるため、単位当たりの力は小さくなり、大きな
集中荷重を受けるのが防止される。
【0017】図3は第三の実施の形態の原理図で、図3
(a)は衝突前、図3(a)は衝突後を示す。第三の実
施の形態は、座面と背面の結合箇所を衝撃力により破壊
する材質のもので結合し、正常時は前記背面と前記座面
が結合しており、衝撃時に衝撃力でその結合部材が破壊
されて結合が解かれ、背面が回転して前記座面から離れ
る方向へ移動するようにしたものである。図3(a)に
おいて、背面6の上端部がチャイルドシート本体に回転
軸7で回転可能に結合され、正常時は前記座面が垂直面
から角度γの傾斜でその下端部が固定座面5と、衝撃破
壊材質40で結合されている。衝撃破壊材質40は例え
ばプラスチックピン等の衝撃に破壊しやすい材料ででき
た固定具が考えられる。衝突後を示す図3(b)におい
て、衝撃により衝撃破壊材質40が破壊すると背面6の
下端部が固定座面5から外れ、回転軸7を中心に回転し
て座面が垂直面に対して角度γ’(γ’<γ)の傾斜ま
で後退した位置でストップする構成となっている。そこ
で正常時は、図3(a)の状態で幼児は角度γの傾斜の
背面6と固定座面5により仰臥している。そこで、衝突
事故が発生すると、衝突の衝撃で固定座面5と背面6に
結合していた衝撃破壊材質40が破損し、座面が回転軸
7を中心に角度γ’(γ’<γ)の傾斜まで回転してス
トップする。したがって、図1の場合と同様に、幼児は
背面6と直交する方向の成分が増大して、背面6に平行
な方向の成分は大幅に少なくなり、幼児の肩部分への集
中荷重が阻止される。この場合も、背面に直交する成分
の荷重は増大するものの、この荷重は、乳幼児の背全体
で受けることとなるため、単位当たりの力は小さくなり
大きな集中荷重を受けるのが防止される。このように衝
撃破壊材質40を用いれば、第1実施の形態よりも構造
を簡単にかつ安価にチャイルドシートを製造することが
可能となる。なお、上述の各実施の形態における背面の
回転中心は上端辺としたが、必ずしも上端辺である必要
はなく、途中に回転中心を持ってくるようにしても良い
し、下端に回転中心を持ってくるようにしても良い。要
は、背面の傾斜角度が起き上がる方向に移動する構造で
あれば良い。
(a)は衝突前、図3(a)は衝突後を示す。第三の実
施の形態は、座面と背面の結合箇所を衝撃力により破壊
する材質のもので結合し、正常時は前記背面と前記座面
が結合しており、衝撃時に衝撃力でその結合部材が破壊
されて結合が解かれ、背面が回転して前記座面から離れ
る方向へ移動するようにしたものである。図3(a)に
おいて、背面6の上端部がチャイルドシート本体に回転
軸7で回転可能に結合され、正常時は前記座面が垂直面
から角度γの傾斜でその下端部が固定座面5と、衝撃破
壊材質40で結合されている。衝撃破壊材質40は例え
ばプラスチックピン等の衝撃に破壊しやすい材料ででき
た固定具が考えられる。衝突後を示す図3(b)におい
て、衝撃により衝撃破壊材質40が破壊すると背面6の
下端部が固定座面5から外れ、回転軸7を中心に回転し
て座面が垂直面に対して角度γ’(γ’<γ)の傾斜ま
で後退した位置でストップする構成となっている。そこ
で正常時は、図3(a)の状態で幼児は角度γの傾斜の
背面6と固定座面5により仰臥している。そこで、衝突
事故が発生すると、衝突の衝撃で固定座面5と背面6に
結合していた衝撃破壊材質40が破損し、座面が回転軸
7を中心に角度γ’(γ’<γ)の傾斜まで回転してス
トップする。したがって、図1の場合と同様に、幼児は
背面6と直交する方向の成分が増大して、背面6に平行
な方向の成分は大幅に少なくなり、幼児の肩部分への集
中荷重が阻止される。この場合も、背面に直交する成分
の荷重は増大するものの、この荷重は、乳幼児の背全体
で受けることとなるため、単位当たりの力は小さくなり
大きな集中荷重を受けるのが防止される。このように衝
撃破壊材質40を用いれば、第1実施の形態よりも構造
を簡単にかつ安価にチャイルドシートを製造することが
可能となる。なお、上述の各実施の形態における背面の
回転中心は上端辺としたが、必ずしも上端辺である必要
はなく、途中に回転中心を持ってくるようにしても良い
し、下端に回転中心を持ってくるようにしても良い。要
は、背面の傾斜角度が起き上がる方向に移動する構造で
あれば良い。
【0018】以下に、背面の回転中心を下端辺とした場
合の実施の形態について説明する。図4は第四の実施の
形態の要部である背面の裏側の一部斜視図であり、図5
(a)は正常時を、図5(b)は衝撃発生時を示す後ろ
向きチャイルドシート1の説明図である。チャイルドシ
ート1は、基台3と、この基台3の上に取り付けたチャ
イルドシート本体4とを備えて成り、幼児を自動車にの
せる場合は図4のように自動車の座席2の上に後ろ向き
に取り付けられる場合が多い。また、チャイルドシート
本体4には、座面5が固定されているとともに、背面6
の下端が回転軸31を介して回動可能に設けられてい
る。さらに、背面6の裏側には補助板32が下端の回転
軸31を中心としてこの背面6と所定の角度αで固定さ
れており、そして、背面6の裏側にはコマ30がこの背
面6と補助板32との扇状の隙間を自由にスライド可能
に取り付けられている。このコマ30の下側にはベルト
9の一端部が取り付けられ、そのベルト9は基台3に設
けられた軸31を介して方向転換して上方へ延び、背面
6の裏面側(図5(a)および(b)中左側)に位置せ
しめられた緊急ロック式のリトラクタ11に接続されて
いる。このリトラクタ11には背ベルト26が巻装され
ており、この背ベルト26の先端にベルト調整金具27
が接続されている。このベルト調整金具27には肩ベル
ト12の一端が接続され、肩ベルト12の他端側にはタ
ング28が設けられており、このタング28は座面5に
装着されたバックル29に着脱可能となっている。以上
のように、第四の実施の形態では、補助板32と背面6
との間にコマ30を設けて、コマ30の上下動により背
面6を回動させるものである。
合の実施の形態について説明する。図4は第四の実施の
形態の要部である背面の裏側の一部斜視図であり、図5
(a)は正常時を、図5(b)は衝撃発生時を示す後ろ
向きチャイルドシート1の説明図である。チャイルドシ
ート1は、基台3と、この基台3の上に取り付けたチャ
イルドシート本体4とを備えて成り、幼児を自動車にの
せる場合は図4のように自動車の座席2の上に後ろ向き
に取り付けられる場合が多い。また、チャイルドシート
本体4には、座面5が固定されているとともに、背面6
の下端が回転軸31を介して回動可能に設けられてい
る。さらに、背面6の裏側には補助板32が下端の回転
軸31を中心としてこの背面6と所定の角度αで固定さ
れており、そして、背面6の裏側にはコマ30がこの背
面6と補助板32との扇状の隙間を自由にスライド可能
に取り付けられている。このコマ30の下側にはベルト
9の一端部が取り付けられ、そのベルト9は基台3に設
けられた軸31を介して方向転換して上方へ延び、背面
6の裏面側(図5(a)および(b)中左側)に位置せ
しめられた緊急ロック式のリトラクタ11に接続されて
いる。このリトラクタ11には背ベルト26が巻装され
ており、この背ベルト26の先端にベルト調整金具27
が接続されている。このベルト調整金具27には肩ベル
ト12の一端が接続され、肩ベルト12の他端側にはタ
ング28が設けられており、このタング28は座面5に
装着されたバックル29に着脱可能となっている。以上
のように、第四の実施の形態では、補助板32と背面6
との間にコマ30を設けて、コマ30の上下動により背
面6を回動させるものである。
【0019】そこで、例えば図5(a)で示すごとく、
正常時は前記背面6が補助板32から角度αの傾斜にな
るような回転軸31から遠く離れた場所にコマ30が位
置している。ところが、今、衝突等により衝撃力が加わ
ると、図5(b)に示す様に、この幼児は上方に移動し
て肩ベルト12を急激に引くので、リトラクタ11はそ
れを感知して背ベルト26および肩ベルト12の引き出
しをロックし、その結果、ベルト9はコマ30の下端を
引っ張るので、コマ30は下方へ移動し、これによっ
て、回転軸31を中心として背面6を図5(b)中時計
方向に回転させ、内壁部33と成す角度αをβ(α<
β)に増加させる。そのため、衝撃力は、背面6に直交
する方向の成分が増大して、背面6に平行な方向の成分
は大幅に少なくなり、肩部分への集中荷重が阻止され
る。この場合も、背面に直交する成分の荷重は増大する
ものの、この荷重は、乳幼児の背全体で受けることとな
るため、単位当たりの力は小さくなり大きな集中荷重を
受けるのが防止される。
正常時は前記背面6が補助板32から角度αの傾斜にな
るような回転軸31から遠く離れた場所にコマ30が位
置している。ところが、今、衝突等により衝撃力が加わ
ると、図5(b)に示す様に、この幼児は上方に移動し
て肩ベルト12を急激に引くので、リトラクタ11はそ
れを感知して背ベルト26および肩ベルト12の引き出
しをロックし、その結果、ベルト9はコマ30の下端を
引っ張るので、コマ30は下方へ移動し、これによっ
て、回転軸31を中心として背面6を図5(b)中時計
方向に回転させ、内壁部33と成す角度αをβ(α<
β)に増加させる。そのため、衝撃力は、背面6に直交
する方向の成分が増大して、背面6に平行な方向の成分
は大幅に少なくなり、肩部分への集中荷重が阻止され
る。この場合も、背面に直交する成分の荷重は増大する
ものの、この荷重は、乳幼児の背全体で受けることとな
るため、単位当たりの力は小さくなり大きな集中荷重を
受けるのが防止される。
【0020】図6はこの発明によるチャイルドシートの
第五の実施の形態の要部である背面の裏側の一部斜視図
であり、図7(a)は正常時を、図7(b)は衝撃発生
時を示す後ろ向きチャイルドシート1の説明図である。
図6のチャイルドシート1が、図4のそれと異なるの
は、背面6の裏側に図4のような補助板32を設けるこ
とをせずに、シート本体の内壁部を利用した点である。
その他の点は図4とまったく同じである。すなわち、背
面6の裏側にはコマ30がこの背面6と補助板33との
扇状の隙間を自由にスライド可能に取り付けられてお
り、このコマ30の下側にはベルト9の一端部が取り付
けられ、そのベルト9は基台3に設けられた軸31を介
して方向転換して上方へ延び、背面6の裏面側に位置せ
しめられた緊急ロック式のリトラクタ11に接続されて
いる。このリトラクタ11には背ベルト26が巻装され
ており、この背ベルト26の先端にベルト調整金具27
が接続されている。このベルト調整金具27には肩ベル
ト12の一端が接続され、肩ベルト12の他端側にはタ
ング28が設けられており、このタング28は座面5に
装着されたバックル29に着脱可能となっている。
第五の実施の形態の要部である背面の裏側の一部斜視図
であり、図7(a)は正常時を、図7(b)は衝撃発生
時を示す後ろ向きチャイルドシート1の説明図である。
図6のチャイルドシート1が、図4のそれと異なるの
は、背面6の裏側に図4のような補助板32を設けるこ
とをせずに、シート本体の内壁部を利用した点である。
その他の点は図4とまったく同じである。すなわち、背
面6の裏側にはコマ30がこの背面6と補助板33との
扇状の隙間を自由にスライド可能に取り付けられてお
り、このコマ30の下側にはベルト9の一端部が取り付
けられ、そのベルト9は基台3に設けられた軸31を介
して方向転換して上方へ延び、背面6の裏面側に位置せ
しめられた緊急ロック式のリトラクタ11に接続されて
いる。このリトラクタ11には背ベルト26が巻装され
ており、この背ベルト26の先端にベルト調整金具27
が接続されている。このベルト調整金具27には肩ベル
ト12の一端が接続され、肩ベルト12の他端側にはタ
ング28が設けられており、このタング28は座面5に
装着されたバックル29に着脱可能となっている。
【0021】そこで、例えば図7(a)で示すごとく、
正常時は前記背面6が内壁部33から角度αの傾斜にな
るような回転軸31から遠く離れた場所にコマ30が位
置している。ところが、今、衝突等により衝撃力が加わ
ると、図7(b)に示す様に、この幼児は上方に移動し
て肩ベルト12を急激に引くので、リトラクタ11はそ
れを感知して背ベルト26および肩ベルト12の引き出
しをロックし、その結果、ベルト9はコマ30の下端を
引っ張るので、コマ30は下方へ移動し、これによっ
て、回転軸31を中心として背面6を図7中時計方向に
回転させ、内壁部33と成す角度αをβ(α<β)に増
加させる。そのため、衝撃力は、背面6に直交する方向
の成分が増大して、背面6に平行な方向の成分は大幅に
少なくなり、肩部分への集中荷重が阻止される。この場
合も、背面に直交する成分の荷重は増大するものの、こ
の荷重は、乳幼児の背全体で受けることとなるため、単
位当たりの力は小さくなり大きな集中荷重を受けるのが
防止される。
正常時は前記背面6が内壁部33から角度αの傾斜にな
るような回転軸31から遠く離れた場所にコマ30が位
置している。ところが、今、衝突等により衝撃力が加わ
ると、図7(b)に示す様に、この幼児は上方に移動し
て肩ベルト12を急激に引くので、リトラクタ11はそ
れを感知して背ベルト26および肩ベルト12の引き出
しをロックし、その結果、ベルト9はコマ30の下端を
引っ張るので、コマ30は下方へ移動し、これによっ
て、回転軸31を中心として背面6を図7中時計方向に
回転させ、内壁部33と成す角度αをβ(α<β)に増
加させる。そのため、衝撃力は、背面6に直交する方向
の成分が増大して、背面6に平行な方向の成分は大幅に
少なくなり、肩部分への集中荷重が阻止される。この場
合も、背面に直交する成分の荷重は増大するものの、こ
の荷重は、乳幼児の背全体で受けることとなるため、単
位当たりの力は小さくなり大きな集中荷重を受けるのが
防止される。
【0022】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、上端部
を回転可能に結合した背面の下端部を衝撃時に前方に移
動させて背面を立たせてやり、背面と直交する方向の衝
撃荷重成分を増大させて、背面と平行する成分の衝撃荷
重を減少させるものであるので、幼児の肩部分への荷重
集中が阻止されるばかりか、ほとんどの衝撃荷重を背面
で受けるため、単位面積当たりの荷重は小さなものとな
り、苦痛が少なく安全な後ろ向きチャイルドシートを提
供できる効果がある。
を回転可能に結合した背面の下端部を衝撃時に前方に移
動させて背面を立たせてやり、背面と直交する方向の衝
撃荷重成分を増大させて、背面と平行する成分の衝撃荷
重を減少させるものであるので、幼児の肩部分への荷重
集中が阻止されるばかりか、ほとんどの衝撃荷重を背面
で受けるため、単位面積当たりの荷重は小さなものとな
り、苦痛が少なく安全な後ろ向きチャイルドシートを提
供できる効果がある。
【図1】この発明によるチャイルドシートの第一の実施
の形態の説明図であり、(a)は正常時、(b)は衝撃
時の図である。
の形態の説明図であり、(a)は正常時、(b)は衝撃
時の図である。
【図2】この発明によるチャイルドシートの第二の実施
の形態の説明例であり、(a)は正常時、(b)は衝撃
時の図である。
の形態の説明例であり、(a)は正常時、(b)は衝撃
時の図である。
【図3】この発明によるチャイルドシートの第三の実施
の形態の概念図であり、(a)は正常時、(b)は衝撃
時の図である。
の形態の概念図であり、(a)は正常時、(b)は衝撃
時の図である。
【図4】この発明によるチャイルドシートの第四の実施
の形態の要部である背面の裏側一部の斜視図である。
の形態の要部である背面の裏側一部の斜視図である。
【図5】図4の概念図で、(a)は正常時、(b)は衝
撃時の図である。
撃時の図である。
【図6】この発明によるチャイルドシートの第五の実施
の形態の要部である背面の裏側一部の斜視図である。
の形態の要部である背面の裏側一部の斜視図である。
【図7】図6の概念図で、(a)は正常時、(b)は衝
撃時の図である。
撃時の図である。
【図8】衝突時等に新生児が受ける衝撃の大きさを説明
する概念図であり、(a)は正常時、(b)は衝撃時の
図である。
する概念図であり、(a)は正常時、(b)は衝撃時の
図である。
1、13 チャイルドシート 2 座席 3、14 基台 4、15 シート 5、16 固定座面 6、18 背面 7、17 回転軸 8 バネ材 9 ベルト 10、25 固定軸 11 リトラクタ 12 肩ベルト 19 移動体 20 弾性係止具 21 係止面 22 ピン 23 リセットスロープ 24 バネ材 26 背ベルト 27 ベルト調整金具 28 タング 29 バックル 30 コマ K 新生児又は乳幼児 S シートベルト
Claims (4)
- 【請求項1】 チャイルドシート本体に背面と座面とを
取り付けて成るチャイルドシートにおいて、該背面がチ
ャイルドシート本体に回転可能に結合され、該背面の下
端部が、正常時は前記座面側に位置し、衝撃時に衝撃力
で前記背面が回転して前記背面が垂直面となす角度が小
さくなる方向へ移動することを特徴とするチャイルドシ
ート。 - 【請求項2】 チャイルドシート本体に背面と座面とを
取り付けて成るチャイルドシートにおいて、該背面がチ
ャイルドシート本体に回転可能に結合され、該背面の下
端部が、正常時は前記座面側へバネ材の付勢力で引っ張
られ、衝撃時に前記付勢力に打ち勝つ衝撃力で前記背面
が回転して前記背面が垂直面となす角度が小さくなる方
向へ移動することを特徴とするチャイルドシート。 - 【請求項3】 チャイルドシート本体に背面と座面とを
取り付けて成るチャイルドシートにおいて、該背面がチ
ャイルドシート本体に回転可能に結合され、該背面の下
端部が前記座面に衝撃力で破壊する結合部材で結合され
ることにより、正常時は前記背面と前記座面が結合して
おり、衝撃時に衝撃力で前記結合部材が破壊されて結合
が解かれ、背面が回転して前記背面が垂直面となす角度
が小さくなる方向へ移動することを特徴とするチャイル
ドシート。 - 【請求項4】 チャイルドシート本体に背面と座面とを
取り付け、該背面の下端部にベルトの一端部を取り付
け、その他端部側を、基台に設けられた固定軸を介し
て、前記背面の裏面側に位置せしめられた緊急ロック式
のリトラクタに接続し、該リトラクタには背ベルトが巻
装され、該背ベルトの先端にベルト調整金具が接続さ
れ、該ベルト調整金具には肩ベルトの一端が接続され、
肩ベルトの他端側にはタングが設けられており、該タン
グは前記座面に装着されたバックルに着脱可能となって
いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載
のチャイルドシート。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27489499A JP2001097086A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | チャイルドシート |
KR1020000056507A KR100707772B1 (ko) | 1999-09-28 | 2000-09-26 | 어린이 카시트 |
US09/671,291 US6513870B1 (en) | 1999-09-28 | 2000-09-27 | Child car seat |
TW089119985A TW588001B (en) | 1999-09-28 | 2000-09-27 | Child car seat |
EP00121041A EP1090805A1 (en) | 1999-09-28 | 2000-09-27 | Child car seat |
US10/314,217 US6641211B2 (en) | 1999-09-28 | 2002-12-09 | Child car seat |
US10/649,652 US6871908B2 (en) | 1999-09-28 | 2003-08-28 | Child car seat |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27489499A JP2001097086A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | チャイルドシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001097086A true JP2001097086A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17548020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27489499A Pending JP2001097086A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | チャイルドシート |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (3) | US6513870B1 (ja) |
EP (1) | EP1090805A1 (ja) |
JP (1) | JP2001097086A (ja) |
KR (1) | KR100707772B1 (ja) |
TW (1) | TW588001B (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2009161010A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Car Mate Mfg Co Ltd | チャイルドシート |
CN103895540A (zh) * | 2012-12-21 | 2014-07-02 | 宝得适儿童用品有限公司 | 动态儿童约束装置 |
CN106042997A (zh) * | 2016-06-18 | 2016-10-26 | 金余和 | 带棘爪锁能机构婴幼安全座椅 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CA2449390A1 (en) * | 2002-11-14 | 2004-05-14 | Cosco Management, Inc. | Shock absorber for juvenile vehicle seat tether |
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US7472955B2 (en) * | 2003-12-01 | 2009-01-06 | Graco Children's Products Inc. | Infant car seat |
GB0413940D0 (en) * | 2004-06-19 | 2004-07-28 | Britax Excelsior | Child safety seat |
DE602005004012T2 (de) * | 2005-04-13 | 2008-12-18 | Ford Global Technologies, LLC, Dearborn | Ein Kindersitz für ein Fahrzeug. |
US8419067B2 (en) * | 2005-07-08 | 2013-04-16 | Cosco Management, Inc. | Extensible restraint strap for an occupant-restraint system in a vehicle |
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DE102006003652B3 (de) * | 2006-01-26 | 2007-05-16 | Faurecia Autositze Gmbh | Kraftfahrzeugsitz mit sitzintegriertem Sicherheits-Schultergurt |
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