JP2010005799A - 撥水撥油性木質建材 - Google Patents

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Abstract

【課題】木材の素材感や風合いを活かしつつ撥水撥油性や耐汚染性を付与した木質建材を提供する。
【解決手段】フッ素含有アクリル酸エステル化合物(A)、微粒子シリカ(B)、2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する光重合性オリゴマー(C)、反応性モノマー(D)、光重合開始剤(E)を含有し、かつ、上記微粒子シリカ(B)の平均粒径が1〜20μmである光硬化性樹脂組成物で形成される塗膜で被覆されたことを特徴とする撥水撥油性木質建材。
【選択図】なし

Description

本願発明は、木材の素材感や風合い感を活かしつつ耐汚染性を付与した木質建材に関する。詳細には、撥水撥油性、耐汚染性に優れた光硬化性樹脂組成物で形成される艶消し塗膜で被覆された木質建材に関する。
従来、木質建材は、その表面を保護するため、一般的にウレタン樹脂組成物や光硬化性樹脂組成物から形成される塗膜で覆われている。例えば、床材や階段踏み板のように汚れや傷がつきやすい木質建材の場合、その表面は、硬質で耐汚染性に優れたウレタン樹脂組成物や光硬化性樹脂組成物で形成される塗膜で被覆されることが求められる。
一方、近年、顧客の嗜好が多様化し、自分らしさを実現できるインテリアとして本物素材へのこだわりから、木材の素材感や風合い感を活かした木質感の高い木質建材が求められている。木材の素材感や風合い感を得るためには、木質建材表面が、60度光沢値で10以下である低光沢なウレタン樹脂組成物や光硬化性樹脂組成物で形成される塗膜で被覆されることが求められる。艶消しで耐汚染性に優れた光硬化性樹脂組成物を得る方法として、微粒子シリカを耐汚染性に優れた光硬化性樹脂組成物に添加する方法が提案されている。(特許文献1参照)
しかし、近年、環境や人体への影響や塗装作業の効率化の点で、実質的に溶剤を含有しない無溶剤型の光硬化性樹脂組成物が用いられている。無溶剤型の場合、溶剤揮発による体積収縮が少ないことから艶消し性に優れた塗膜を得ることが難しく、一般的に艶消し材の添加量が増加する傾向があった。
ここで、たとえ艶消し性に優れた塗膜は得られても微粒子シリカそのものの耐汚染性が低いため、十分な耐汚染性を確保することができなかった。また、艶消し材の添加量が増加するため、塗料の低粘度化が難しく、木材の導管への塗料の塗り込みが難しいという問題もあった。
また、樹脂ビーズや微粒化ワックスを耐汚染性に優れた光硬化性樹脂組成物に添加する方法が提案されている。(特許文献2、3参照)
この場合、低粘度で耐汚染性に優れ低光沢な光硬化性樹脂組成物は得られるものの、木質建材表面に塗布した場合、艶消し材によるギラツキ感が発生するため、木材の素材感や風合い感という点では不適当であった。
このように、従来の方法では、低粘度で艶消し性、耐汚染性に優れた光硬化性樹脂組成物の調製は難しく、木材の素材感や風合い感を活かしつつ耐汚染性を付与した木質建材の製造は難しかった。
特開平8−231885号公報 特開平11−286527号公報 特開2005−47952号公報
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなしたものであり、その目的は、従来の方法とは全く異なる機構で、木材の素材感や風合い感を活かしつつ撥水撥油性や耐汚染性を付与した木質建材を提供することである。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明に係る撥水撥油性木質建材は、下記式(1)で示されるフッ素含有アクリル酸エステル化合物(A)、微粒子シリカ(B)、2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する光重合性オリゴマー(C)、反応性モノマー(D)、光重合開始剤(E)を含有し、かつ、上記微粒子シリカ(B)の平均粒径が1〜20μmである光硬化性樹脂組成物で形成される塗膜で被覆されたことを特徴としている。
式(1) CH2=CR1−COOR2 Rf
(式中、R1は、水素原子又はメチル基を表し、R2は、−Cp2p−、−C(Cp2p+1)H−、−CH2C(Cp2p+1)H−、又は−CH2CH2O−を表し、Rfは、−Cn2n+1、−(CF2)nH、−(CF2pOCn2nm2m+1を表す。pは1〜10、nは1〜16、mは0〜16の整数を示す。)
上記微粒子シリカ(B)は、その平均粒子径が1μm未満であると、塗膜の艶消しに寄与しない粒子の量が増大して単位添加量当たりの艶消し効果が低下し、一方、粒子径が20μmを上回る粒子が多くなると、塗膜外観が粗くなり、また、塗料中で沈降しやすく、ハンドリング性が低下するため、上記範囲に限定される。
本願請求項2に記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記光硬化性樹脂組成物を構成する微粒子シリカ(B)の平均粒径が3〜15μmであることを特徴としている。
本願請求項3に記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、光硬化性樹脂組成物が固形分換算で、5g〜40g/m2の範囲で塗布されることを特徴としている。
本願請求項4に記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記光硬化性樹脂組成物で形成された塗膜の硬化が紫外線の照射により行われることを特徴としている。
本願請求項1記載の発明に係る撥水撥油性木質建材においては、光硬化性樹脂組成物は、式(1)で示されるフッ素含有アクリル酸エステル(A)を含有することで、木質建材に撥水撥油性、耐汚染性を付与することができる。また、フッ素含有アクリル酸エステル(A)は、単官能モノマーであるため、他の単官能モノマー同様に粘度が低く、艶消し性を付与することができる。また、木材の導管への塗料の塗り込みが容易となる。
また、微粒子シリカ(B)は、その平均粒子径を1〜20μmとすることにより、撥水撥油性に加えて塗膜に艶消し性が付与され、木材の素材感や風合い感を活かした外観性のよい木質建材とすることができる。
本願請求項2記載の発明に係る撥水撥油性木質建材においては、特に、上記光硬化性樹脂組成物を構成する微粒子シリカ(B)の平均粒径を3〜15μmとすることにより、少ない添加量でも単位添加量当たりの艶消し効果を大きくすることができる。また、塗料中で凝集することなく分散し、塗料粘度の上昇を防ぐことができるため、ハンドリング性よく塗装可能であり、木材の素材感や風合い感がより活かされた優れた艶消し性を付与することができる。
本願請求項3記載の発明に係る撥水撥油性木質建材においては、特に、上記光硬化性樹脂組成物の塗布量が固形分換算で、5g〜40g/m2の範囲とされているため、耐汚染性に優れているとともに、堅牢な塗膜を有する外観性のよい木質建材を得ることができる。
本願請求項4記載の発明に係る撥水撥油性木質建材においては、特に、上記光硬化性樹脂組成物で形成される塗膜の硬化を紫外線照射で行うことにより、無溶剤であるため、環境に優しく、かつ、安全に作業性よく木質建材を製造することができる。
以下、本願発明に係る撥水撥油性木質建材の実施形態について詳細に説明する。本実施形態においては、例えば、床材、階段踏み板、カウンター、手摺、ドア、収納扉、框、造作、建具枠等の突き板貼りまたは無垢材などの木質基材を本願発明に係る光硬化性樹脂組成物からなる塗膜で被覆する場合について述べる。
上記木質基材には、必要に応じて予め表面に素材感や風合い感(外観、肌触り感)を失くさない範囲で、従来公知の目止処理、着色処理を施した後、下塗り塗料、中塗り塗料のいずれか1種以上をこの順序で塗布することができる。これら塗料には、従来から塗装する際に用いられるいずれの方法をも採用することが可能であり、エアースプレー塗装、エアレススプレー塗装、静電塗装、ロールコーター塗装、フローコーター塗装等を適宜選択することができる。
下塗り塗料、中塗り塗料としては、水系塗料やアクリルラッカー、ポリウレタン塗料、ポリエステル塗料、紫外線硬化型のエポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレートなどが挙げられる。水系エマルション型、溶剤型、無溶剤型のいずれも使用できるが、作業性、環境性の点で無溶剤型の塗料が好ましい。
上記下塗り塗料、中塗り塗料の塗布量は、選択する木質建材およびその処理方法により適宜変更することが可能である。素材感や風合い感(外観、肌触り感)を損ねない観点では、固形分換算で合計20〜110g/m2の範囲で塗装することが好ましく、30〜80g/m2の範囲で塗装することがより好ましい。20g/m2より少ないと、製造した木質建材の耐久性が低下する傾向にある。一方110g/m2より多いと、導管が埋まり素材感や風合い感を損ねてしまう。
<光硬化性樹脂組成物>
本願発明の光硬化性樹脂組成物は、フッ素含有アクリル酸エステル(A)、微粒子シリカ(B)、2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する光重合性オリゴマー(C)、反応性モノマー(D)、光重合開始剤(E)を含有している。その他必要に応じて、添加剤(F)などを含有してもよい。更に適量な有機溶剤を含有しても良いが、作業性、安全性、環境汚染を考慮した場合、有機溶剤を含有しない無溶剤型塗料である方が望ましい。
<フッ素含有アクリル酸エステル(A)>
本願発明で使用するフッ素含有アクリル酸エステル(A)は、単官能モノマーでありながら、表面硬化性が良好であり、骨格の結合エネルギーが小さいため、木質建材に耐汚染性を付与することができる。また、フッ素含有アクリル酸エステル(A)は、他の単官能モノマーと同様に粘度が低く、光硬化性樹脂組成物の希釈剤として作用することができる。そのため、微粒子シリカ(B)の艶消し性を向上させることができる。また、光硬化性樹脂組成物の低粘度化が可能となり、導管の深い木材への塗り込みも容易となる。
フッ素含有アクリル酸エステル(A)は、下記式(1)で示される構造単位を有している。
式(1) CH2=CR1−COOR2 Rf
(式中、R1は、水素原子又はメチル基を表し、R2は、−Cp2p−、−C(Cp2p+1)H−、−CH2C(Cp2p+1)H−、又は−CH2CH2O−を表し、Rfは、−Cn2n+1、−(CF2)nH、−(CF2pOCn2nm2m+1を表す。pは1〜10、nは1〜16、mは0〜16の整数を示す。)。
式(1)で示される構造単位としては、例えば、CH2=CH(CF26F、CH2=CH(CF28F、CH2=CH(CF210F、CH2=CH(CF212F、CH2=CHCOOCH(CF32、CH2=CHCOOCH2CF3、CH2=CHCOOCH2(CF22H、CH2=CHCOOCH2(CF22F、CH2=CHCOOCH2(CF23F、CH2=CHCOOCH2CH2(CF24F、CH2=CHCOOCH2CH2(CF26F、CH2=CHCOOCH2CH2(CF28F、CH2=CHCOOCH2CH2(CF210F、CH2=CHCOOCH2CH2(CF212F、CH2=CHCOOCH2(CH22(CF26CF(CF32、CH2=CHCOOCH2(CH22(CF210CF(CF32、CH2=CHCOOCH2(CH24OCF(CF32、CH2=CHCOOCH2CH2OCH2CF3、CH2=CHCOOCH2(CH2CH2O)225、CH2=C(CH3)COOCH(CF32、CH2=C(CH3)COOCH2CF3、CH2=C(CH3)COOCH2(CF22F、CH2=C(CH3)COOCH2(CF23F、CH2=C(CH3)COOCH2CH2(CF24F、CH2=C(CH3)COOCH2CH2(CF26F、CH2=C(CH3)COOCH2CH2(CF28F、CH2=C(CH3)COOCH2CH2(CF210F、CH2=C(CH3)COOCH2CH2(CF212F、CH2=C(CH3)COOCH2(CF22H、CH2=C(CH3)COOCH2(CF24H、CH2=C(CH3)COOCH2(CF26H、CH2=C(CH3)COOCH2(CF28H、CH2=C(CH3)COOCH2CH2(CF24CF3、CH2=C(CH3)COOCH(CH3)(CF24CF3、CH2=C(CH3)COOCH2CH2O(CF24CF3、CH2=C(CH3)COO(C25)C(CF26Hなどが挙げられる。
具体例として、ビスコート3F、ビスコート3FM、ビスコート4F、ビスコート8F、ビスコート8FM(以上,大阪有機化学工業(株))、EF−125M、EF−135M(以上、三菱金属(株))、AE800、AE1014、Hoe T 3605、MAE−600、MAE−1014、MAE−800、Hoe T 3606(以上、ヘキストジャパン(株))などが挙げられる。これらの化合物のうちから1種又は2種以上を適宜選択して使用することができる。
上記フッ素含有アクリル酸エステル(A)は、光硬化性樹脂組成物全体100重量%に対して4〜50重量%、好ましくは5〜40重量%用いられる。4重量%未満の場合、十分な耐汚染性が発揮されない場合がある。50重量%を越えると、光硬化性樹脂組成物の塗膜強度が低下する場合がある。
<微粒子シリカ(B)>
本願発明で用いられる微粒子シリカ(B)としては、公知の微粒子シリカを用いることができる。微粒子シリカとしては、合成非晶質シリカ(沈降法シリカ、乾式法シリカ)が挙げられる。これらは、1種単独で、あるいは2種以上組み合わせて用いてもよい。
本願発明で用いられる微粒子シリカ(B)の平均粒子径は、1〜20μmとされる。上記平均粒子径が1μm未満であると、塗膜の艶消しに寄与しない粒子の量が増大し、単位添加量当たりの艶消し効果が低下するため、同程度の艶消し効果を得るためには、多量に添加しなければならなくなることがある。また、塗料中で凝集しやすくなるため、分散が困難になり塗料の粘度が上昇してしまう。一方、粒子径が20μmを上回る粒子が多くなると、塗膜外観が粗くなり、また、塗料中で沈降しやすく、ハンドリング性が低下する。
上記した理由により微粒子シリカ(B)の平均粒子径は3〜15μmとすることが更に好ましい。上記範囲内とすることにより、少ない添加量で単位添加量当たりの艶消し効果を大きくすることができる。また、塗料中で凝集することなく分散し、塗料粘度の上昇を防ぐことができるため、ハンドリング性よく塗装することができる。
その他、必要に応じて微粒化ワックス、樹脂ビーズなどを添加しても良い。微粒化ワックスとしては、例えば、酸系、エステル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、酸化ポリエチレン系、酸化プロピレン系、アミド系が挙げられる。なかでも、ポリエチレン系、ポリプロピレン系ワックスは艶消し性が高いため好ましく用いられる。樹脂ビーズとしては、例えば、ウレタン樹脂系、アクリル樹脂系、ポリスチレン樹脂系、シリコン樹脂系が挙げられる。なかでも安価で耐汚染性が高いアクリル樹脂系や触感が優れるウレタン樹脂系が好ましい。
微粒子シリカ(B)は、光硬化性樹脂組成物全体100重量%に対し4〜20重量%、好ましくは7〜15重量%用いられる。4重量%未満の場合、十分な艶消し性を確保することができない。20重量%以上の場合、光硬化性樹脂組成物の耐汚染性が低下する。
<2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する光重合性オリゴマー(C)>
本願発明で用いられる2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する光重合性オリゴマー(C)は、光硬化性樹脂組成物の耐摩耗性や耐引っ掻き性など塗膜強度を向上する目的で用いられる。2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する光重合性オリゴマー(C)は、1分子中に2個以上のアクリロイル基またはメタクリロイル基を有する光硬化性(メタ)アクリレートモノマーを重合して得られる樹脂である。
例えば、従来公知のウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリプタジエン(メタ)アクリレート、アクリル酸エステル共重合体の側鎖にアクリロイル基またはメタクリロイル基を導入した共重合系(メタ)アクリレートが挙げられる。これらは単独で、あるいは2種以上併用しても良い。好ましくは、公知である軟質オリゴマーと硬質オリゴマーを組合せたものが用いられる。
2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する光重合性オリゴマー(C)は、光硬化性樹脂組成物全体100重量%に対して、5〜70重量%、好ましくは、10〜50重量%用いられる。5重量%未満の場合、光硬化性樹脂組成物の塗膜強度が十分でない場合がある。70重量%を越えると、塗膜が硬すぎて脆くなる場合がある。
<反応性モノマー(D)>
本願発明で用いられる反応性モノマー(D)は、光硬化性樹脂組成物の塗料粘度や架橋密度をコントロールする目的で使用される。反応性モノマー(D)は、ラジカル重合性のアクリロイル基またはメタクリロイル基を有する化合物が好ましい。光硬化性モノマー(D)は、単官能モノマー、2官能モノマー、多官能モノマーに分類される。
単官能モノマーとして、従来公知のものが用いられ、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、3−メトキシジブチル(メタ)アクリレート、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、アクリロイルモルホリン、N−ビニルホルムアミド、N,N−ジメチルアクリルアミドなどが挙げられる。
2官能モノマーとして、従来公知のものが用いられ、例えば、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシビバリン酸ネオペンチルグリコール(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
多官能モノマーとして、従来公知のものが用いられ、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、トリス(アクリオキシエチル)イソシアヌレート、カプロクトン変性トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(ヘキサ)(メタ)アクリレート、などの各種モノマーが挙げられる。
上記のような光硬化性モノマー(D)は、光硬化性樹脂組成物全体100重量%に対して、10〜80重量%、好ましくは、30〜70重量%用いられる。10重量%未満の場合、光硬化性樹脂組成物の粘度が高く、木質建材への塗布が困難となる場合がある。80重量%を越えると、塗膜強度が十分でない場合がある。
<光重合開始剤(E)>
本願発明で用いられる光重合開始剤(E)は、従来公知のものが用いられ、例えば、ベンゾフェノン型、ベンゾイン型、アセトフェノン型、ベンゾフェノン型、チオキサントン型、アシルフォスフィンオキサイド型の光重合開始剤が挙げられる。なかでも、反応性が高いアセトフェノン型の2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチルー1−フェニルプロパン−1−オン、1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル〕−2−ヒドロキシー2−メチルー1−プロパン−1−オン、フェニルグリオキシリックアシッドメチルエステル、長波長まで吸収端が伸びているアシルフォスフィンオキサイド型のモノアシルフォスフィンオキサイド、ビスアシルフォスフィンオキサイドが好ましい。これらは、1種単独で、あるいは2種以上組み合わせて用いることができる。
光重合開始剤(E)は、光硬化性樹脂組成物全体100重量%に対して、1〜10重量%、好ましくは、2〜8重量%添加される。1重量%未満の場合、形成される塗膜の硬化が不十分となり耐汚染性が低下する場合がある。10重量%を越えると、塗膜の耐候性が悪く黄変する場合がある。
<添加剤(F)>
本発明の光硬化性樹脂組成物は、上記(A)〜(E)以外に必要に応じて、本発明の目的を損なわない範囲で添加剤(F)などを含有してもよい。添加剤(F)としては、例えば、イソシアネート、消泡剤、レベリング剤、分散剤、沈降防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤などが挙げられる。
<光硬化性樹脂組成物の塗装方法および硬化方法>
上記光硬化性樹脂組成物を木質基材に塗装する方法としては、塗料を塗装する際に通常用いられる塗装方法のいずれをも採用することが可能であり、エアースプレー塗装、エアレススプレー塗装、静電塗装、ロールコーター塗装、フローコーター塗装等を適宜選択することが可能である。建材形状への追従性や塗装処理速度から、ロールコーター塗装、フローコーター塗装が好適に採用される。なお、塗装する光硬化性樹脂組成物の液温が30〜55℃、塗装直前の木質基材の表面板温度が30〜70℃に予熱されていることが、良好な塗膜を形成する上で有効である。
上記光硬化性樹脂組成物の塗布量は固形分換算で、5g〜40g/m2、好ましくは9〜30g/m2の範囲とされる。30g/m2より多いと、木材の素材感や風合い感を損ねてしまう。また、塗料が低粘度であるため、塗料のタレが発生する場合がある。5g/m2より少ないと、木質建材の耐汚染性が低下する傾向にある。
上記光硬化性樹脂組成物で形成された塗膜を硬化する方法として、有電極もしくは無電極ランプによる紫外線照射や電子線照射により硬化することができるが、有電極もしくは無電極ランプによる紫外線照射が好ましい。紫外線照射する場合、紫外線ランプの出力としては、24〜240W/cm、好ましくは、80〜240W/cmである。紫外線照射量としては、80〜500mJ/cm2、好ましくは200〜400mJ/cm2である。また、照射する雰囲気としては、空気中や窒素中、炭酸ガス中で照射してもよい。
以下、実施例を用いて具体的に説明するが、本願発明は例示した実施例に限定されるものではない。また、実施例、比較例で用いた各成分については、下記の通りである。
フッ素含有アクリル酸エステル(A):ビスコート3F(大阪有機化学社製)、ビスコート8F(大阪有機化学社製)
フッ素系界面活性剤:MCF−350SF(ノニオン系;大日本インキ社製)
微粒子シリカ(B):ミズカシルP−510(平均粒径10μm;水澤化学社製)
架橋PMMAビーズ:GB−22S(平均粒径20μm;ガンツ化成社製)
2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する光重合性オリゴマー(C):UA−122P(新中村化学社製)
反応性モノマー(D):ライトアクリレートDPE−6E(共栄社化学社製)、アロニックスM−309(東亞合成社製)、アロニックスM−220(東亜合成社製)、L−C9A(第一工業社製)、ACMO(興人社製)、4−HBA(大阪有機化学社製)
光重合開始剤(E):IRGACURE184(Ciba社製)。
〔実施例1〕
<光硬化性樹脂組成物の調製>
ビスコート3F(大阪有機化学社製)16.1部、ミズカシルP−510(水澤化学社製)7.1部、UA−122P(新中村化学社製)24.1部、ライトアクリレートDPE−6E(共栄社化学社製)4.0部、アロニックスM−309(東亞合成社製)12.1部、アロニックスM−220(東亞合成社製)8.0部、L−C9A(第一工業製薬社製)16.1部、ACMO(興人社製)8.0部、IRGACURE184(Ciba製)4.4部を加えて均一に混合することにより光硬化性樹脂組成物を調製した。
<木質建材の製造>
厚さ12mmのラワン合板と、厚さ0.3mmのナラ材からなる突き板からなる木質基材の表面に、着色ステインをロールコーターで塗布し、80℃で1分乾燥後、下塗り塗料および上塗り塗料を固形分換算で合計70g/m2塗布してUV硬化させた。次いで、上塗り塗料として、上記のようにして得られた光硬化性樹脂組成物をロールコーターで、固形分換算で15g/m2塗布し、無電極紫外線照射ランプ(出力:120mW/cm、照射線量:350mJ/cm2)により硬化させて光硬化性樹脂組成物から形成される塗膜で被覆された木質建材を得た。
〔実施例2〕
<光硬化性樹脂組成物の調製>
実施例1において、ビスコート3F(大阪有機化学社製)16.1部の代わりに、ビスコート8F(大阪有機化学社製)16.1部を用いた以外は、実施例1と同様にして、光硬化性樹脂組成物を得た。
<木質建材の製造>
実施例1と同様にして木質建材を製造した。
〔実施例3〕
<光硬化性樹脂組成物の調製>
実施例1において、ビスコート3F(大阪有機化学社製)16.1部の代わりに、ビスコート3F(大阪有機化学社製)6.0部、新たに4−HBA(大阪有機化学者社製)10.1部を追加した以外は、実施例1と同様にして、光硬化性樹脂組成物を得た。
<木質建材の製造>
実施例1と同様にして木質建材を製造した。
〔実施例4〕
<光硬化性樹脂組成物の調製>
ビスコート3F(大阪有機化学社製)34.2部、ミズカシルP−510(水澤化学社製)7.1部、UA−122P(新中村化学社製)24.1部、ライトアクリレートDPE−6E(共栄社化学社製)12.1部、アロニックスM−309(東亞合成社製)4.0部、アロニックスM−220(東亞合成社製)8.0部、ACMO(興人社製)6.0部、IRGACURE184(Ciba製)4.4部を加えて均一に混合することにより光硬化性樹脂組成物を調製した。
<木質建材の製造>
実施例1と同様にして木質建材を製造した。
〔比較例1〕
<光硬化性樹脂組成物の調製>
ミズカシルP−510(水澤化学社製)8.7部、UA−122P(新中村化学社製)29.0部、ライトアクリレートDPE−6E(共栄社化学社製)4.8部、アロニックスM−309(東亞合成社製)14.5部、アロニックスM−220(東亞合成社製)9.7部、L−C9A(第一工業製薬社製)19.3部、ACMO(興人社製)9.7部、IRGACURE184(Ciba製)4.4部を加えて均一に混合することにより光硬化性樹脂組成物を調製した。
<木質建材の製造>
実施例1と同様にして木質建材を製造した。
〔比較例2〕
<光硬化性樹脂組成物の調製>
MCF−350SF(大日本インキ社製)4.1部、ミズカシルP−510(水澤化学社製)8.7部、UA−122P(新中村化学社製)24.1部、ライトアクリレートDPE−6E(共栄社化学社製)4.0部、アロニックスM−309(東亞合成社製)12.1部、アロニックスM−220(東亞合成社製)8.0部、L−C9A(第一工業製薬社製)16.1部、ACMO(興人社製)8.0部、IRGACURE184(Ciba製)4.4部を加えて均一に混合することにより光硬化性樹脂組成物を調製した。
<木質建材の製造>
実施例1と同様にして木質建材を製造した。
〔比較例3〕
<光硬化性樹脂組成物の調製>
実施例1において、ミズカシルP−510(水澤化学社製)7.1部の代わりに、GB−22S(ガンツ化成社製)7.1部を用いた以外は、実施例1と同様にして、光硬化性樹脂組成物を得た。
<木質建材の製造>
実施例1と同様にして木質建材を製造した。
〔比較例4〕
<光硬化性樹脂組成物の調製>
実施例1と同様にして、光硬化性樹脂組成物を得た。
<木質建材の製造>
実施例1において、上記のようにして得られた光硬化性樹脂組成物をロールコーターで、固形分換算で15g/m2塗布する代わりに、固形分換算で100g/m2塗布する以外は、実施例1と同様にして木質建材を製造した。
<評価>
得られた本願発明に係る木質建材について、以下に示す方法で外観、耐汚染性、塗膜強度の評価を行った。
外観
光沢値:GM−60(コニカミノルタ製)で光沢値の測定を行った。なお、測定条件は、入射角60度、反射角60度とした。
木質感:触手や目視で木材の素材感や風合い感(ザラツキ感の有無など)があるか否かを判定した。
○…木材の素材感や風合い感あり。
×…木材の素材感や風合い感なし。
耐汚染性
耐カレー染色性試験:木質基材に被覆された塗膜にカレー粉(ヱスビー製)をお湯で溶いたもの(濃度10%)を滴下し、水分が蒸発しないように時計皿を被せて24時間保持した。24時間後、水洗いし、色差計(CM2600:コニカミノルタ製)を用いて、試験前後の表面のLab値を測定し、色差△Eを算出した。
○…△E≦3.0
×…3.0<△E。
耐アルカリ性試験:木質基材に被覆された塗膜に5%水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、水分が蒸発しないように時計皿を被せて24時間保持した。24時間後、水洗いし外観の状態を目視で判定した。
○…外観異常なし。
×…塗膜に白化あり。
耐酸性試験:木質基材に被覆された塗膜に1%塩酸%水溶液を滴下し、水分が蒸発しないように時計皿を被せて24時間保持した。24時間後、水洗いし外観の状態を目視で判定した。
○…外観異常なし。
×…塗膜に白化あり。
塗膜強度
耐摺動性試験:1.0kgの荷重で雑巾を往復10万回実施した後の外観の状態を目視で判定した。
○…外観異常なし。
×…塗膜に白化、傷あり。
評価結果をまとめて表1、2に示す。表1、2に示されるように、本願発明に係る木質建材は、その表面を覆う光硬化性樹脂組成物で形成される塗膜が撥水撥油性に優れているため、カレー粉等の水溶性着色成分と接触しても、撥水し殆ど汚染されることがない。また、塗膜強度に優れるとともに、艶消しされた木質素材感があるため、木質床材等、種々の用途に使用可能な木質建材を提供することができる。
Figure 2010005799
Figure 2010005799

Claims (4)

  1. 下記式(1)で示されるフッ素含有アクリル酸エステル化合物(A)、微粒子シリカ(B)、2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する光重合性オリゴマー(C)、反応性モノマー(D)、光重合開始剤(E)を含有し、かつ、上記微粒子シリカ(B)の平均粒径が1〜20μmである光硬化性樹脂組成物で形成される塗膜で被覆されたことを特徴とする撥水撥油性木質建材。
    式(1) CH2=CR1−COOR2 Rf
    (式中、R1は、水素原子又はメチル基を表し、R2は、−Cp2p−、−C(Cp2p+1)H−、−CH2C(Cp2p+1)H−、又は−CH2CH2O−を表し、Rfは、−Cn2n+1、−(CF2)nH、−(CF2pOCn2nm2m+1を表す。pは1〜10、nは1〜16、mは0〜16の整数を示す。)
  2. 上記光硬化性樹脂組成物を構成する微粒子シリカ(B)の平均粒径が3〜15μmである請求項1記載の撥水撥油性木質建材。
  3. 上記光硬化性樹脂組成物の塗布量は固形分換算で、5g〜40g/m2塗布されることを特徴とする請求項1記載の撥水撥油性木質建材。
  4. 上記光硬化性樹脂組成物で形成される塗膜の硬化が紫外線の照射により行われるものである請求項1記載の撥水撥油性木質建材。
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