JP2010005591A - 排ガス浄化用触媒 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温酸化雰囲気での耐久後もNOxの浄化活性が高い排ガス浄化用触媒を提供する。
【解決手段】排ガスが流通するガス流路を形成する流路壁15の上流側に形成された上流側触媒層2と、流路壁15の上流側触媒層2よりも下流側に形成された下流側触媒層3と、をもつ排ガス浄化用触媒であって、上流側触媒層2は、下流側触媒層3よりも厚みが薄く、Pdを含み、下流側触媒層3は、PtとZrO−CeO複合酸化物とを含む内触媒層31と、内触媒層31の表面に形成されRhを含む外触媒層32とからなる。内触媒層31におけるPtに対するBaのmol比は、10以下(0(ゼロ)を除く)であるとよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、三元触媒として有用な排ガス浄化用触媒に関する。
自動車の排ガスを浄化する排ガス浄化用触媒として、従来、三元触媒が広く用いられている。この三元触媒は、アルミナなどの多孔質担体にPtなどの貴金属を担持してなり、理論空燃比近傍でCO、HC及びNOxを効率よく浄化することができる。貴金属のうちPt及びPdは主としてCO及びHCの酸化浄化に寄与し、Rhは主としてNOxの還元浄化に寄与する。そして、これらの貴金属触媒の性能を効果的に発揮させるために、貴金属触媒を2層に配置した触媒が提案されている。このような2層構造をもつ触媒としては、例えば、特許文献1〜4に開示されたものがある。
特許文献1では、触媒層を構成する内層が白金又は/及びパラジウムとバリウムとを含有し、表層が銅、ロジウム及びコバルトなどを含有し、内層に含まれる白金又は/及びパラジウムの濃度は、担体の壁面に近い程高く、表層に近い程低くすることが開示されている。この触媒では、内層の触媒成分に分布を持たせることで、低温で、低HC/NOx比の排ガスであっても、高効率で浄化することができる。
特許文献2では、第1段階で、排ガスを(1)Rh及びIrから選ばれる少なくとも1種の元素からなる第一の触媒に接触させ、第2段階として、(2)表層部がPt、Rh及びIrから選ばれる少なくとも1種の元素からなり、内部層が(a)バリウム酸化物又はバリウムとアルミニウムとの複合酸化物と、(b)Pt、Rh及びIrから選ばれる少なくとも1種の元素からなる触媒が開示されている。この触媒は、窒素酸化物吸蔵型触媒であり、排ガスが硫黄酸化物を含んでいても、安定して窒素酸化物を効率よく浄化するものである。
特許文献3では、最表層に少なくともPtかPdの一方を担持したアルミナ−セリア複合酸化物を含む上流側触媒層と、三元性能を有し、少なくともRhを担持したアルミナ−セリア複合酸化物を含む下流側触媒層とからなる触媒が開示されている。この触媒は、HCが多量に発生するエンジン始動時に、二次空気を導入して燃料リーン側にすることによりHCを高効率で浄化でき、このときに発生する反応熱により暖機特性を向上させるものである。また、セリアは、酸素吸蔵能をもち、触媒を流れる排ガスの酸素濃度を安定に保持するため、貴金属のNOx及びHCの浄化活性が高められる。
特許文献4では、セリア及びジルコニアの少なくとも一方を含む担体と、担体に担持されたPtとBa、Laなどの添加元素とを含む第1触媒層(内層)と、Rhを担持した多孔質酸化物からなる第2触媒層(表層)とをもつ触媒であって、添加元素は、第2触媒層との界面に近いほど高い濃度で分布していることが開示されている。この触媒は、PtとRhとを分離担持し、且つ添加元素の介在によりPtとRhとの層間移動が抑制される。
また、NOx吸蔵還元触媒であるが、貴金属触媒として、Pt、Pd及びRhを用いたものが、特許文献5,6、7に開示されている。
特許文献5では、アルミナとセリアを含む酸素吸蔵放出特性をもつ酸化物とを含む担体と、担体に担持され、BaなどからなるNOx吸蔵材及びPtとを有する下層と、セリア−ジルコニア複合酸化物などを含む担体と、該担体に担持されたRhを有する上層とからなる触媒が開示されている。この触媒は、RhをPtの上層に配置し、Baを含むNOx吸蔵材を下層又は下層と上層両方に分散させ、酸素過剰な雰囲気においても効率よく窒素酸化物を除去するものである。
特許文献6では、外側触媒層がPt及びRhを担持したゼオライトからなり、内側触媒層がPt及びBaを担持したアルミナからなる構成が開示されている。この触媒では、外側触媒層のPt及びRhによりNOx及びHCを活性化し、内側触媒層のBaによりPtを内側触媒層内に分散し易くしている。また、Pt存在下で、外側触媒層でNOxより生じた反応し易いNOや部分酸化HCにより反応させて分解浄化させている。
特許文献7では、Pt又は/及びRhとBaなどからなるNOx吸蔵材とを含む上流側触媒と、PdとBaとを含む下流側触媒とが開示されている。この触媒では、Pt/RhとPdとが分離担持されているため、Pt/Rhの触媒活性がPdにより阻害されることを抑制できる。
しかし、特許文献2,6,7では、PtとRhとが混在している。このため、PtとRhとが合金化して、RhのNOx浄化活性が低下するおそれがある。
また特許文献1、3では、Ptは内層に、Rhは表層に分離されているが、内層のPtと表層のRhとが層間移動して、PtがRhと合金化してしまい、RhのNOx活性が低下するおそれがある。特に、Ptは、酸化物化したときの蒸気圧が高いため、高温酸化雰囲気においてPtの移動が促進される。
また、特許文献4では、PtとRhとの間に添加元素を高濃度で分布させているため、PtとRhとの層間移動は抑制されているが、HCの酸化活性の高いPtが内層に配置されているため、HCの酸化特性を十分に発揮することができない。
そこで、発明者らは、基材の表面に形成され、上流側部分にPdを含み下流側部分にPtを含む下触媒層と、下触媒層の表面に形成されRhを含む上触媒層とからなり、上触媒層のガス流れ方向の長さを下触媒層の長さよりも短くして、下触媒層の上流側部分を上触媒層から露出させた排ガス浄化用触媒を開発している。この触媒では、下触媒層の上流側部分に含まれるPdにより主として排ガス中のHCを浄化し、下流側部分に含まれるPtにより主としてCO及び残存HCを浄化し、上触媒層に含まれるRhで主としてNOxの浄化を行う。下触媒層の上流側部分は、上触媒層から露出しているため、上流側部分に含まれるPdによるHC浄化活性を効果的に発揮させることができる。
しかしながら、この触媒では、RhとPtとを分離しているが、高温酸化雰囲気において、PtのRh側への層間移動を完全に阻止することはできず、Rhとの合金化を防止することはできない。ゆえに、依然として、RhのNOx浄化活性が低くなるおそれがある。
特開平11−276907号公報、段落番号「0013」〜「0016」 特開平11−253759号公報、段落番号「0008」〜「0016」 特開平5−293376号公報、段落番号「0014」〜「0017」、「0028」 特開2005−279437号公報、段落番号「0013」〜「0014」 特開平11−169712号公報、段落番号「0009」、「0033」 特開平10−151353号公報、実施例1,表1,表9、段落番号「0077」 特開平9−57098号公報、段落番号「0022」、「0034」〜「0035」
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、高温酸化雰囲気での耐久後もNOxの浄化活性が高い排ガス浄化用触媒を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、排ガスが流通するガス流路を形成する流路壁の上流側に形成された上流側触媒層と、前記流路壁の前記上流側触媒層よりも下流側に形成された下流側触媒層と、をもつ排ガス浄化用触媒であって、前記上流側触媒層は、前記下流側触媒層よりも厚みが薄く、Pdを含み、前記下流側触媒層は、前記流通壁の表面に形成されPtとBaとZrO−CeO複合酸化物とを含む内触媒層と、前記内触媒層の表面に形成されRhを含む外触媒層とからなることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記内触媒層における前記Ptに対する前記Baのmol比は、10以下(0(ゼロ)を除く)であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記上流側触媒層の長さと前記下流側触媒層の長さとを合わせた合計長さに対する前記下流側触媒層の長さの比率は、50〜90%であることを特徴とする。
前記請求項1に係る発明である排ガス浄化用触媒は、Pdを含む上流側触媒層と、内触媒層と外触媒層とからなる2層構造の下流側触媒層とをもつ。上流側触媒層では、Pdにより主として排ガス中のHCの酸化浄化が行われる。HC(ハイドロカーボン)は、分子構造が比較的大きく、上流側触媒層の内部に拡散しにくい。そこで、本発明では、上流側触媒層の厚みを、下流側触媒層の厚みよりも薄くしている。このため、上流側触媒層に比べて下流側触媒層の内部までの拡散距離が短くなる。従って、HCが拡散しやすくなり、HCの酸化浄化効率が向上する。
下流側触媒層の外触媒層では、Rhにより主として排ガス中のNOxの還元浄化が行われる。Rhは、排ガス中の上流側触媒層で酸化浄化されなかった残存HCから、水素改質反応によって水素を発生させる。この水素の還元力によって、排ガス中のNOxが還元浄化される。
排ガス中のCOは、分子構造が比較的小さく、拡散速度が比較的速い。このため、下流側触媒層の内部に配置されている内触媒層に素早く拡散することができる。ゆえに、内触媒層に担持されているPtは、主としてCOを酸化浄化することができる。
ここで、本発明においては、内触媒層が、PtとBaとZrO−CeO複合酸化物とを含む。Ptは、Ba及びZrO−CeO複合酸化物と共存すると、高温酸化雰囲気下における層間移動が抑制される。ゆえに、Ptが、外触媒層に含まれているRhと合金化することが抑制される。従って、RhのNOx浄化活性を効果的に発揮させることができる。
また、ZrO−CeO複合酸化物に含まれているCeOは、酸素吸放出能をもつため、排ガスの空燃比を安定に維持する。また、ZrOは高温域においてCeOの粒成長を抑制する。このため、ZrO−CeO複合酸化物は、排ガスの空燃比を安定に維持して、NOx及びHCの浄化性能を効果的に発揮させることができ、耐熱性にも優れる。
前記請求項2に係る発明によれば、内触媒層におけるPtに対するBaのmol比は、10以下(0(ゼロ)を除く)である。このため、排ガス中の酸素濃度を安定に維持するとともに、優れたNOx浄化性能を発揮することができる。
前記請求項3に係る発明によれば、上流側触媒層の長さと下流側触媒層の長さとを合わせた合計長さに対する下流側触媒層の長さの比率は、50〜90%である。このため、下流側触媒層の長さを保持しつつ、上流側触媒層もある程度の長さでガス流路に露出させることができる。ゆえに、上流側触媒層に担持されているPdによるHC浄化性能と、下流側触媒層の外触媒層に担持されているRhによるNOx浄化性能と、下流側触媒層の内触媒層に担持されているPtによるCO浄化性能とが、バランスよく発揮される。
本発明の排ガス浄化用触媒は、ガス流路を形成する流路壁の上流側に形成された上流側触媒層と、流路壁の上流側触媒層よりも下流側に形成された下流側触媒層とをもつ。流路壁は、ガス流路を有する構造を備えた基材から構成されている。基材は、例えば、ハニカム形状、フォーム形状、プレート形状などのものを用いることができる。基材の材質は特に限定されず、コージェライト、SiCなどのセラミックス製のもの、あるいは金属製のものなど公知のものを用いることができる。
流路壁は、表面に上流側触媒層及び下流側触媒層の双方を形成した1つの基材から構成されていてもよい。また、流路壁は、表面に上流側触媒層を形成した上流側基材と、表面に下流側触媒層を形成した下流側基材の2つの基材から構成されていてもよい。2つの基材から流路壁が構成されている場合には、例えば、上流側基材と下流側基材とは近接した位置に配置する。
流路壁の表面には、上流側触媒層及び下流側触媒層が形成されている。ここで、流路壁がハニカム基材から構成されている場合には、複数のガス流路を区画しているハニカム基材の隔壁の表面に上流側触媒層及び下流側触媒層が形成されている。
上流側触媒層は、上流側担体と、上流側担体に担持された少なくともPdを含む上流側触媒金属とからなる。上流側担体は、たとえば、γ―Al、ZrO−CeO複合酸化物を用いることができる。
Pdの上流側担体への担持量は、基材1リットル当たり3.0〜10gであることが好ましい。3.0g/L未満の場合には、十分なHC酸化浄化活性を発現できないおそれがあり、10g/Lを越える場合には、Pdの活性が飽和するとともに過剰なPdによってコストが高くなる。Pdの機能を損なわない範囲であれば、上流側触媒金属として、Pt、Rhなどの他の金属が上流側担体に担持されていてもよい。なお、「基材の1リットルあたり」とは、「基材の純体積にセル通路の容積も含めた全体の嵩容積1リットルあたり」を意味するが、本明細書では、単に「基材の1リットルあたり」という。
下流側触媒層は、内触媒層と、内触媒層の表面に形成された外触媒層とからなる。
内触媒層は、内担体と、内担体に担持されているPt(白金)を含む内触媒金属と、Baとからなる。内担体は、ZrO−CeO複合酸化物を含む。ZrO−CeO複合酸化物の内触媒層への含有量は、基材1リットル当たり、60〜130gであるとよい。この場合には、排ガスの酸素濃度を安定に維持でき、耐熱性にも優れる。
ZrO−CeO複合酸化物におけるZrOのCeOに対する比率(ZrO/CeO)は、質量比で、2.3〜5.7であることが好ましい。この場合には、COシフト反応が起こりやすくなり、生成したHでNOx浄化が可能となる。
一方、前記比率(ZrO/CeO)が2.3未満の場合には、酸素吸放出能が足りず、浄化能が低下するおそれがある。一方、5.7を越える場合には、外触媒層内のRhの移動が促進されるおそれがある。
内担体は、ZrO−CeO複合酸化物の他に、希土類元素の酸化物を含んでいても良い。希土類元素としては、Sc、Y、La、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luなどが挙げられる。この中、Y、Laを含んでいると良い。
内触媒金属は、少なくともPtを含む。Ptの外担体への担持量は、基材1リットル当たり0.4〜1.0gであることが好ましい。0.4g/L未満の場合には、PtのCO浄化性能が低下するおそれがある。一方、1.0g/Lを越える場合には、Ptの活性が飽和するとともに過剰なPtによりコスト高になる。
内触媒金属は、Ptの性能を損なわない程度に、Pdなどの他の触媒金属が含まれていても良い。内触媒金属には、Rhが含まれていないことがよい。
Baは、酢酸バリウム、硫酸バリウムなどのバリウム化合物として、内触媒層に含ませることができる。バリウム化合物は、Pt及びZrO−CeO複合酸化物と共存すると、高温酸化雰囲気下におけるPtの層間移動を抑制させる。バリウム化合物は、前記内担体に担持されていてもよいし、内担体中に混合されていてもよい。前記バリウム化合物の中、特に酢酸バリウムが好ましい。その理由は、スラリー中に溶解し、高分散に内担体に担持させることができるからである。
内触媒層におけるPtに対するBaのmol比は、10以下(0(ゼロ)を除く)であることが好ましく、更には1.0〜8.7であることが望ましい。これにより、更に、Ptの外触媒層の中のRhとの合金化を抑制でき、RhによるNOx浄化性能を効果的に発揮することができる。一方、10を越える場合には、PtのRhとの合金化を抑制する効果は向上するが、CeOの酸素吸放出能が低下するおそれがある。CeOの酸素吸放出能の低下は、過剰のBaによってZrO−CeO複合酸化物の結晶構造が破壊されるためであると考えられる。
内触媒層の中のBaの含有量は、基材1リットル当たり、8g以下(0を除く)であるとよい。Baの含有量が0g/Lの場合には、Ptが移動して、外触媒層に含まれているRhと合金化するおそれがある。一方、8g/Lを越える場合には、CeOの酸素吸放出能が低下するおそれがある。Baの望ましい含有量は、基材1リットル当たり、0.8〜8g/Lである。
内触媒層の表面には、外触媒層が形成されている。外触媒層は、外担体と、外担体に担持されているRh(ロジウム)を含む外触媒金属とからなる。
外担体は、ZrO(ジルコニア)、CeO(セリア)、Al(アルミナ)などの酸化物を用いることができる。この中、外担体は、ZrOを含むことが好ましい。この場合には、CeOを併用することができる。
外担体としてZrOとCeOとを併用する場合には、CeOの含有量は、基材1リットル当たり25g以下であることが好ましい。25g/Lを越える場合には、CeOにRhが埋没して、Rhの浄化性能を効果的に発揮できないおそれがあるからである。
また、外担体は、Alが含まれていることが好ましい。外担体にAlが含まれていることにより、外触媒層の内触媒層への付着強度が高くなり、外触媒層が内触媒層から剥離することを抑制できる。
外担体としてAlを用いる場合には、Alの含有量は、基材1リットル当たり45〜60gであることが好ましい。60g/Lを越える場合には、AlにRhが埋没して、Rhの浄化性能を効果的に発揮できないおそれがあるからである。45g/L未満の場合には、外触媒層が内触媒層から剥離するおそれがある。
外触媒金属は、少なくともRhを含む。Rhの外担体への担持量は、基材1リットル当たり0.1〜0.3gであることが好ましい。0.1g/L未満の場合には、RhのNOxの浄化性能が低下するおそれがある。一方、0.3g/Lを越える場合には、Rhの活性が飽和するとともに過剰なRhによりコスト高になる。
外触媒金属は、Rhの性能を損なわない程度に、Pdなどの他の触媒金属が含まれていても良い。外触媒金属には、Ptが含まれていないことがよい。
上流側触媒層の長さと下流側触媒層の長さを合わせた合計長さに対する下流側触媒層の長さの比は、50〜90%であることが好ましく、望ましくは60〜85%である。50%未満の場合には、上流側触媒層の長さが下流側触媒層の長さに比べて短すぎ、上流側触媒層に担持されているPdのHC浄化活性が低下するおそれがある。一方、90%を越える場合には、下流側触媒層が上流側触媒層に比べて短すぎて、下流側触媒層の外触媒層に担持されているRhによるNOx還元浄化活性と、内触媒層に担持されているPtによるCO浄化活性が低下するおそれがある。
上流側触媒層の厚みは、下流側触媒層の厚みよりも薄い。下流側触媒層の厚みに対する上流側触媒層の厚みの比率(上流側触媒層の厚み/下流側触媒層の厚み)は、0.1〜0.3であることが好ましい。0.1未満の場合には、上流側触媒層の厚みが下流側触媒層の厚みに比べて薄すぎて、上流側触媒層に担持されているPdによるHC浄化活性が低下するおそれがある。一方、0.3を越える場合には、上流側触媒層の厚みが下流側触媒層の厚みに近似して、上流側触媒層の内部への排ガスの拡散性が低下し、上流側触媒層の内部に担持されているPdによるHC浄化活性が低下するおそれがある。
基材表面に上流側触媒層を形成するにあたっては、上担体からなる担体粉末をスラリーとなし、このスラリーを基材の上流部分にウォッシュコートし、それにPdを含む上触媒金属粉末を担持してもよいし、担体粉末に予め上触媒金属を担持した触媒粉末を含むスラリーを、基材の上流部分にウォッシュコートしてもよい。
基材表面に下流側触媒層の内触媒層を形成するにあたっては、内担体からなる担体粉末をスラリーとなし、このスラリーを基材の下流部分にウォッシュコートし、それにPtを含む内触媒金属粉末及びバリウム化合物粉末を担持してもよいし、担体粉末に予め内触媒金属及びバリウム化合物粉末を担持した触媒粉末を含むスラリーを、基材の下流部分にウォッシュコートしてもよい。
基材表面に下流側触媒層の外触媒層を形成するにあたっては、外担体からなる担体粉末をスラリーとなし、このスラリーを内触媒層の表面にウォッシュコートし、それにRhを含む外触媒金属粉末を担持してもよいし、担体粉末に予め外触媒金属を担持した触媒粉末を含むスラリーを、内触媒層の表面にウォッシュコートしてもよい。
また、上流側触媒層と下流側触媒層とを別々の基材に形成し、上流側触媒層を形成した上流側基材と、下流側触媒層を形成した下流側基材とをガス流れ方向に直列に配置してもよい。
本発明の排ガス浄化用触媒は、三元触媒として用いられる。三元触媒は、車両の排ガス中のHC、CO及びNOxを同時に酸化又は還元して浄化する触媒である。三元触媒は、HC及びCOの酸化成分とNOxの還元成分とがほぼ等量で存在する雰囲気で効率よく浄化するため、触媒を流通する排ガスの空燃比は理論空燃比(ストイキ)近傍(A/F=14.6±0.5程度)になるように調整される。
本発明について、実施例及び比較例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例の排ガス浄化用触媒は、図1に示すように、排ガスが流通するガス流路10を形成する流路壁15の上流側に形成された上流側触媒層2と、流路壁15の上流側触媒層2よりも下流側に形成された下流側触媒層3とをもつ。流路壁15は、ガス流路10を有する構造を備えたハニカム基材1から構成されている。図2に示すように、ハニカム基材1は、長さ(L1)105mmの円筒体であり、コーディエライト製である。図3に示すように、ハニカム基材1には、長手方向に延びる多数の六角形断面のセル11が流通壁15を構成する隔壁で区画されている。各セル11を囲む流通壁15の表面には、上流側触媒層2及び下流側触媒層3が形成されており、その表面の空間部にガス流路10が形成されている。
図1,図3(a)に示すように、上流側触媒層2は、上流側触媒金属としてのPdと、上流側担体としてのAl−ZrO−CeO−Pr11複合酸化物と、PdのHC被毒抑制用のBaとからなる。
図1,図3(b)に示すように、下流側触媒層3は、流通壁15の表面に形成された内触媒層31と、内触媒層31の表面に形成された外触媒層32とからなる。内触媒層31は、内触媒金属としてのPtと、内担体としてのZrO−CeO−La−Y複合酸化物と、貴金属移動抑制用のBaとからなる。外触媒層32は、外触媒金属としてのRhと、外担体としてのAl−ZrO−CeO−La複合酸化物とからなる。
上流側触媒層2の長さ(L2)は30mm、下流側触媒層3の長さ(L3)は75mmであり、上流側触媒層2の長さと下流側触媒層3の長さとを合わせた合計長さ(L1=L2+L3)の下流側触媒層3の長さに対する比(L3/L1)は71.5%である。
上流側触媒層2の厚みT1は、5μmであり、下流側触媒層3の内触媒層31の厚みT2は、35μmであり、下流側触媒層3の外触媒層32の厚みT3は60μmであって、内触媒層31の厚みT2に対する外触媒層32の厚みT3の比率(T3/T2)は1.7である。
下流側触媒層3の全体厚み(T2+T3)は95μmである。上流側触媒層2の厚みの下流側触媒層の全体厚みに対する比率(T1/(T2+T3))は0.05である。
次に、本例の排ガス浄化用触媒の製造方法について説明する。
まず、上流側触媒層の形成について説明する。Al、Zr、Ce、Prの各硝酸塩を純水に溶解して、5質量%の金属水溶液を調製する。次に、この金属水溶液を、金属水溶液に対して6倍質量の25質量%のアンモニア水溶液中に、60分で投入する。その後、室温で20分間撹拌し、濾過、洗浄により、水酸化物を得る。得られた水酸化物を800℃で5時間焼成して、Pd用担体であるAl−ZrO−CeO−Pr11複合酸化物が得られる。この複合酸化物の組成は、Al/ZrO/CeO/Pr11=50/22/24/4(質量%)である。なお、本担体には、ZrO−CeOの構造安定化剤として、La、Nd、Yなどの希土類元素を添加してもよい。
次に、蒸留水中に、上記Pd用担体を48g/L、硝酸Pd薬液(Pd:4.7質量%)4.0g/L、及びバインダとしてのアルミナゾル(Al:10質量%)8.0g/Lを添加し、10分間攪拌する。次に、PdのHC被毒緩和用としてのBaSOを12g/L添加して、上流側触媒層形成用のスラリーを調製する。
得られたスラリーをボールミルにて粒度調整し、ハニカム基材1に上流側端部1aから下流側へ30mmの部分までウォッシュコートして、上流側触媒層2とする。上流側触媒層2は、ハニカム基材1リットルあたり150g形成され、Pdはハニカム基材1リットル当たり3.5g担持する。
次に、下流側触媒層の内触媒層の形成について説明する。Zr、Ce、La、Yの各硝酸塩を純水に溶解して5質量%の金属水溶液を調製する。この金属水溶液を、金属水溶液に対して6倍質量の25質量%のアンモニア水溶液中に60分で投入する。その後、室温で20分撹拌して、ろ過、洗浄により、水酸化物を得る。得られた水酸化物を800℃、5時間焼成し、Pt用担体であるZrO−CeO−La−Y複合酸化物が得られる。この複合酸化物の組成は、ZrO/CeO/La/Y=60/30/5/5(質量%)である。なお、本担体には、ZrO−CeOの構造安定化剤として、La、Nd、Yなどの希土類元素を添加してもよい。
次に、蒸留水中に、上記Pt用担体を96g/L、ジニトロジアミンPt薬液(Pt:4.4質量%)1.0g/L、及びバインダとしてのアルミナゾル(Al:10質量%)3.0g/Lを添加し、10分間攪拌する。
次に、剥離対策として、48g/LのAlを、Ptの粒成長抑制+Pt−Rhの合金化抑制としてBaSOを8g/L添加して、下流側の内触媒層形成用のスラリーを調製する。
得られたスラリーをボールミルにて粒度調整し、下流側端部1bから上流側へ75mmの部分までウォッシュコートして、下流側の内触媒層31を形成する。内触媒層31は、ハニカム基材1リットル当たり155g形成され、Ptはハニカム基材1リットル当たり0.6g担持し、ZrO−CeO−La−Y複合酸化物はハニカム基材1リットル当たり115g含ませる。また、内触媒層31におけるPtに対するBaのモル比は8.7であり、内触媒層31の中のBaの含有量は、ハニカム基材1リットル当たり、8.0gである。
次に、下流側触媒層の外触媒層の形成について説明する。Al、Zr、Ce、Laの各硝酸塩を純水に溶解して5質量%の金属水溶液を調製する。この金属水溶液を、金属水溶液に対して6倍質量の25質量%のアンモニア水溶液中に60分で投入する。その後、室温で20分撹拌して、ろ過、洗浄により、水酸化物を得る。得られた水酸化物を800℃、5時間焼成し、Pt用担体であるAl−ZrO−CeO−La複合酸化物が得られる。この複合酸化物の組成は、Al/ZrO/CeO/La=52/26/20/2(質量%)である。なお、本担体には、ZrO−CeOの構造安定化剤として、Nd、Yなどの希土類元素を添加してもよい。
次に、蒸留水中に、上記Rh用担体を96g/L、硝酸Rh薬液(Rh:2.5質量%)0.2g/L、及びバインダとしてのアルミナゾル(Al:10質量%)5.0g/Lを添加し、10分間攪拌する。
得られたスラリーをボールミルにて粒度調整し、下流側の内触媒層31の表面にウォッシュコートして、下流側の外触媒層32を形成する。外触媒層32は、ハニカム基材1リットル当たり150g形成され、Rhはハニカム基材1リットル当たり0.2g担持させる。
(実施例2)
本例は、内触媒層31におけるPtに対するBaのmol比が、18.7である点で、実施例1と相違する。その他は、実施例1と同様である。
(実施例3)
本例は、内触媒層31におけるPtに対するBaのmol比が、27.8である点で、実施例1と相違する。その他は、実施例1と同様である。
(比較例1)
本比較例は、内触媒層31がBaを含んでいない点が、実施例1と相違する。図5(a)に示すように、上流側触媒層2は、実施例1と同様に、Pdが、Al−ZrO−CeO−Pr11複合酸化物に担持されている。図5(b)に示すように、下流側触媒層3の外触媒層32は、実施例1と同様にRhがAl−ZrO−CeO−La複合酸化物に担持されているが、内触媒層31は実施例1とは異なり、Baは含まれておらず、PtがZrO−CeO−La−Y複合酸化物に担持されている。その他は、実施例1と同様である。
(耐久試験)
前記実施例1〜3及び比較例1の触媒をV型6気筒4.3Lエンジンの排気系にそれぞれ装着し、ガソリンを用いて、定常条件、入りガス温度1000℃、A/F(空燃比)14.6を中心に、A/F=14.0と、A/F=15.0との間を1Hzで振動させる条件で、50時間耐久試験を行った。
(内触媒層と外触媒層との界面の状態)
前記耐久試験後の前記実施例1〜3及び比較例1の各触媒について、下流側触媒層の内触媒層と外触媒層との間の界面を写真撮影し、Ptの濃度分布を調べた。実施例1の触媒の写真を図7に示す。この写真は、EPMAで撮影したものである。図7では、Ptの濃度によって色が変わっており、内触媒層の全体にPtが分布していた。外触媒層には、Ptは殆ど含まれていなかった。実施例2、3の触媒についても、同様のPt分布を示した。このことから、内触媒層に含まれているPtは、耐久試験後でも外触媒層に移動することなく、内触媒層にとどまることがわかる。これは、図4に示すように、耐久試験によって、内触媒層31に含まれているBaが、ZrO−CeO複合酸化物の中の酸素を介して、Ptと結合するため、Ptの移動が抑止されたものと考えられる。
(定常リッチNOx排出量の測定)
前記耐久試験後の各触媒を、直列4気筒2.4Lエンジンの排気系にそれぞれ搭載し、触媒入りガス温度550℃で、NOx排出量の測定を行った。その際のエンジン条件は、A/F(空燃比)=14.1で2分間維持し、その後、A/Fを15.0で2分間維持し、再度A/Fを14.1に変更した。その後、NOx排出挙動が一定となったところを、定常リッチNOx排出量とした。
(触媒酸素吸放出能の測定)
前記耐久試験後の各触媒を、直列4気筒2.4Lエンジンの排気系にそれぞれ搭載し、触媒入りガス温度500℃で、触媒酸素吸放出能の測定を行った。その際のエンジン条件は、A/F(空燃比)=14.1から15.0に切換えて、触媒に排ガス中の酸素を吸蔵させる。そして、触媒の酸素吸蔵量が最大に達したことを、触媒後段に設置した酸素センサより認識し、それと同時に、A/Fを15.0から14.1に切換えて、触媒中の酸素放出を促す。その後、触媒中の酸素が無くなったことを、触媒後段の酸素センサにて認識し、酸素吸蔵量と酸素放出量との平均をとり、触媒の酸素吸放出能とした。
実施例1〜3及び比較例1の触媒の前記NOx排出量及び酸素吸放出能を、図8に示す。図8では、X軸上に、内触媒層に含まれているBaとPtとのモル比(Ba/Pt)の小さいものから大きいものの順に配列させた。実施例1〜3、比較例1の結果は、順に、E1、E2、E3、C1で示した。
(評価)
図8より知られるように、内触媒層31に含まれているBaのPtに対するモル比(Ba/Pt)が大きくなるほどNOx排出量が減少した。酸素吸放出能はBa/Ptモル比が0よりも大きく10以下の場合に、0よりも多くなった。Ba/Ptモル比が10を越えると、酸素吸放出能は次第に減少した。Ba/Ptモル比が0を越えて大きく10以下の場合(実施例1)に、0の場合(比較例1)に比べて、NOx排出量が少なく、且つ酸素吸放出能も多くなった。このことから、Ba/Ptモル比が0を越えて大きく10以下の場合(実施例1)に、NOx浄化性能が高く、酸素吸放出能も高いことがわかる。
Ba/Ptモル比が10を越えて大きい場合(実施例2〜4)には、10以下の場合(実施例1)よりも、NOx排出量が少なくNOx浄化性能は向上したが、酸素吸放出能が低くなった。これは、内触媒層に多量のBaが添加されることにより、ZrO−CeO複合酸化物の結晶構造が破壊されるため、CeOの酸素吸放出能が低下したものと考えられる。
一方、内触媒層にBaが含まれていない場合、即ちBa/Ptモル比がゼロの場合(比較例1)では、耐久試験によって、図6に示すように、内触媒層31の中のPtが外触媒層32や上流側触媒層2に層間移動して、Rhと合金化した。このため、外触媒層32の中のRhのNOx浄化活性が低下したものと考えられる。
実施例1の排ガス浄化用触媒のガス流れ方向の断面図である。 実施例1の排ガス浄化用触媒の斜視図である。 実施例1の排ガス浄化用触媒の図2のA−A矢視線で切断した上流側触媒層を示す断面図(a)及び図2のB−B矢視線で切断した下流側触媒層を示す断面図(b)である。 実施例1の排ガス浄化用触媒に耐久試験を行った後の、上流側触媒層の断面図(a)及び下流側触媒層の断面図(b)である。 比較例1の排ガス浄化用触媒の上流側触媒層を示す断面図(a)及び下流側触媒層を示す断面図(b)である。 比較例1の排ガス浄化用触媒に耐久試験を行った後の、上流側触媒層の断面図(a)及び下流側触媒層の断面図(b)である。 実施例1の内触媒層と外触媒層のPt分布を示す写真である。 実施例1〜3及び比較例1の内触媒層に含まれているBaとPtとのモル比(Ba/Pt)と、NOx排出量と酸素放出量との関係を示す図である。
符号の説明
1:ハニカム基材、2:上流側触媒層、3:下流側触媒層、10:ガス流路、11:セル、15:流通壁、31:内触媒層、32:外触媒層。

Claims (3)

  1. 排ガスが流通するガス流路を形成する流路壁の上流側に形成された上流側触媒層と、前記流路壁の前記上流側触媒層よりも下流側に形成された下流側触媒層と、をもつ排ガス浄化用触媒であって、
    前記上流側触媒層は、前記下流側触媒層よりも厚みが薄く、Pdを含み、
    前記下流側触媒層は、前記流通壁の表面に形成されPtとBaとZrO−CeO複合酸化物とを含む内触媒層と、前記内触媒層の表面に形成されRhを含む外触媒層とからなることを特徴とする排ガス浄化用触媒。
  2. 前記内触媒層における前記Ptに対する前記Baのmol比は、10以下(0(ゼロ)を除く)であることを特徴とする請求項1記載の排ガス浄化用触媒。
  3. 前記上流側触媒層の長さと前記下流側触媒層の長さとを合わせた合計長さに対する前記下流側触媒層の長さの比率は、50〜90%であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排ガス浄化用触媒。
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