JP2009543814A - 結晶型テトラベンジルボグリボース及びその製造方法 - Google Patents

結晶型テトラベンジルボグリボース及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は後述の物理的性質をもつ結晶型テトラベンジルボグリボースを提供する。銅ターゲットX線粉末回折において、2θが16.84±0.20°、18.99±0.20°及び24.11±0.20°の位置に特有のピークがある。また融点は88.0℃〜90.8℃である。本発明はまた結晶型の製造方法と結晶型を用いた高純度のボグリボースの製造方法を提供する。結晶型テトラベンジルボグリボースは油状型テトラベンジルボグリボースよりも高純度且つ高含有量であるため、保存及び輸送がより容易であり、また取り出し及び操作がより便利である。結晶型テトラベンジルボグリボースを用いてボグリボースを製造する際の反応時に不純物の混入及び生成をより少なくする。

Description

本発明は、結晶型テトラベンジルボグリボース及びその製造方法に関する。
武田薬品工業株式会社(日本)により開発された、α−グルコシダーゼ阻害剤であるボグリボース(EP56194)は、糖尿病治療薬として用いられており、現在、日本、韓国及び中国において販売されている。[化1]に分子構造を示す。
Figure 2009543814
ボグリボースの化学名は(1S)−(1(OH),2,4,5/1,3)−5−[(2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル)アミノ]−1−C−ヒドロキシメチル−1,2,3,4−シクロヘキサンテトラオールである。ボグリボースの製造方法は複数あり、最も古い製造方法は、原料として発酵により生産されるバリエナミンを用いることにより、ボグリボースを化学合成するという方法である。しかし、バリエナミンの調製と分離の操作とは複雑であり、実体的な人力とエネルギーの消費とが必要であり、また、この製造方法により得られた生成物から不純物を取り除くことは難しく、精製のためには複雑なカラムクロマトグラフィが必要となる。後に、D−グルコースを原料として用いる全化学合成の方法が考えられ、EP260121、J. Org. Chem. 1992, 57, 3651、WO03/080561及びWO2005/030698等に開示されている。
それらの中で、典型的な工程手順が、EP260121に開示された工程及びJ. Org. Chem. 1992, 57, 3651に掲載された工程である(図10)。この工程において、[化2]に示す化合物である(1S)−(1(OH),2,4,5/1,3)−2,3,4−トリ−O−ベンジル−5−[(2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル)アミノ]−1−C−ベンジルオキシメチル−1,2,3,4−シクロヘキサンテトラオール(以降、テトラベンジルボグリボースと省略する。)は、テトラベンジルボグリボースを脱ベンジル化することによりボグリボースを直接製造するための、重要な中間体である。したがって、テトラベンジルボグリボースの品質が、直接に糖尿病治療薬であるボグリボースの品質に影響することになる。
Figure 2009543814
現在のところ文書及び方法で開示されているテトラベンジルボグリボース(例えば、特許文献EP260121,J. Org. Chem. 1992, 57, 3651,WO2005/030698)は全て油状製品である。
油状型テトラベンジルボグリボースは保存と輸送が難しく、また、使用時の取り出しや秤量が容易でなく、製造時の材料の補充や操作が不便である。また、ボグリボースの製造に用いる場合、油状型テトラベンジルボグリボースの低い純度及び含有量が原因で、反応時に不純物の混入又は生産が容易に起こってしまうため、高品質のボグリボースの製造が困難になる。
現在の油状型テトラベンジルボグリボースの課題を解決するため、本発明の結晶型テトラベンジルボグリボース及びその製造方法を提供する。
ボグリボースの調製工程の研究時に本願発明者は重要な中間体となるテトラベンジルボグリボースを発見し、製造した。一般にこれまで、全ての文書や情報において、テトラベンジルボグリボースは油状体のみが開示されていた。この物質の研究を通じて、結晶型テトラベンジルボグリボースを作ることに成功した。この結晶の種類は通常の状態における室温においては結晶状態として安定である。
結晶型テトラベンジルボグリボースは、α−グルコシダーゼ阻害剤であるボグリボースを高い純度で製造するために用いることができ、保存、輸送及び製造時の操作が容易である。この製造方法は、工程が少ない、一般的で入手可能な試薬を用いる、汚染が少ない、作業が単純である及び高純度の製品を得ることができる等の利点がある。
本発明は、また、結晶型テトラベンジルボグリボースを用いることによる、ボグリボースの製造方法を提供する。この結晶型テトラベンジルボグリボースによって製造されたボグリボースの含有量は99.9%以上となる。本発明の製造方法で製造されたボグリボースを用いた剤型ならば、従来と比較してより良い治療効果と、より小さい副作用とを備えていると考えられる。
従って、本発明の結晶型テトラベンジルボグリボースは次の物理的性質を持つ。銅ターゲットX線粉末回折図において、2θが16.84±0.20°、18.99±0.20°及び24.11±0.20°の位置に特有のピークがある、結晶型テトラベンジルボグリボースの融点は88.0℃〜90.8℃である。
さらに、銅ターゲットX線粉末回折図において、本発明の結晶型テトラベンジルボグリボースは、2θが8.39±0.20°、11.91±0.20°、22.11±0.20°、23.37±0.20°、24.53±0.20°、25.63±0.20°及び25.99±0.20°の位置に特有のピークがある。
本発明に係るテトラベンジルボグリボースの示差走査熱量測定(Differntial Scanning Calorimetry:DSC)による吸熱ピーク値は約89.7℃である。
単結晶X線回折において、結晶型テトラベンジルボグリボースの単結晶は図5に示すような分子立体構造を採る。
また、結晶型テトラベンジルボグリボースはP2(1)2(1)2(1)の空間群の斜方晶系に属し、単位胞パラメータはa=7.8487Å、b=20.746Å及びc=20.988Åであり、R値は0.0748である。
結晶型テトラベンジルボグリボースの分子は水素結合によってそれぞれが結合している。
赤外スペクトル解析における、結晶型テトラベンジルボグリボースの解析結果を図9に示す。
本発明の製造方法による結晶型テトラベンジルボグリボースの含有量は95%以上であり、特に、高速液体クロマトグラフィー(High Performance Liquid chromatography:HPLC)によると、含有量は95%〜99.5%であり、油状型テトラベンジルボグリボースの含有量と比較して顕著に高い。
本発明はまた結晶型テトラベンジルボグリボースの製造方法を提供する。この方法において、第1の段階は、エチルアセテート、イソプロピルエーテル、エチルエーテル又はテトラヒドロフラン等の非プロトン極性の溶媒に油状型テトラベンジルボグリボースを溶解することである。第2の段階は、シクロヘキサン、n−ヘキサン、四塩化炭素又は石油エーテル等の非極性溶媒を加えることである。その後、結晶を生産するために室温で溶液を撹拌し、十分な冷却後にろ過を行い、乾燥させることにより、本発明の結晶型テトラベンジルボグリボースを得られる。
特に、製法において、油状型テトラベンジルボグリボースの容積重量の比を1とした場合、容積重量の比が0.5〜5、好ましくは1〜3の量の非プロトン極性の溶媒に溶解する。その後、一又は複数の種類の非極性の溶媒を容積重量の比が2〜20、好ましくは2〜10の量を加える。非プロトン極性の溶媒はエチルアセテート、イソプロピルエーテル、エチルエーテル及びテトラヒドロフラン等により構成される群から選ぶことが良く、特にエチルアセテートとイソプロピルエーテルの両方又はそのいずれか一方が好ましい。非極性溶媒はシクロヘキサン、n−ヘキサン、四塩化炭素及び石油エーテル等により構成される群から選ぶことが良く、特にシクロヘキサンとn−ヘキサンの両方又はそのいずれか一方が好ましい。上記の操作によって得られた溶液を室温で撹拌することにより結晶が生成する。続いて、冷却し、溶液をろ過して、得られた結晶を乾燥させる。例えば、まず前記の溶液を1時間から5時間冷却し、その後、0℃から5℃の温度下において1時間から5時間静置し、ろ過を行った後に、得られた結晶を減圧状態で10時間から12時間静置する。前記の作業によりテトラベンジルボグリボースの結晶が得られる。
得られたテトラベンジルボグリボースに対して、脱ベンジル化を行うことにより、高純度のボグリボースを製造することができる。
単結晶状態及び結晶の粉末状態の試験により、本発明の結晶の特色及び特徴を示す。本発明による結晶型テトラベンジルボグリボースの単結晶X線回折、X線粉末回折、示差走査熱量測定(Differntial Scanning Calorimetry:DSC)、赤外スペクトル及びデータを具体的に提示する。
単結晶X線回折の試験によると、本発明に係る結晶は、実験式により表すとC38H45NO7であり、P2(1)2(1)2(1)の空間群の斜方晶系に属し、単位胞パラメータはa=7.8487Å、b=20.746Å及びc=20.988ÅでありR値は0.0748である。通常、本発明に係る結晶はX線粉末回折において2θが16.84±0.20°、18.99±0.20°及び24.11±0.20°の位置に特有のピークがあり、さらに、2θが8.39±0.20°、11.91±0.20°、22.11±0.20°、23.37±0.20°、24.53±0.20°、25.63±0.20°及び25.99±0.20°の位置にピークがあることにより、特徴づけることができる。
さらに、本発明に係る結晶はDSCによって熱力学的特徴により特徴づけることができ、その吸熱ピークは89.7℃である。
結晶型テトラベンジルボグリボースは、油状型テトラベンジルボグリボースと比較して、保存及び輸送がより容易であり、製造時の取り出し及び秤量がより容易であるため、製造時の材料の補充や操作が容易となるといった利点を本発明は提供する。また、油状型テトラベンジルボグリボースと比較して、結晶型テトラベンジルボグリボースは、より高い純度とより高い含有量を有するため、ボグリボース製造時の反応において不純物の混入及び生成がより少なくなる。より高品質のボグリボースは本発明の結晶によって製造できるため、このボグリボースの剤型はより良い治療効果とより小さな副作用を有することになる。
さらに、発明の詳細は、後述の図面と実施形態とに記述する。しかし、各実施形態の記載に本発明の範囲は限定されない。
特に明細書中に記載がない場合、後述の実施形態で用いられている原材料はすべて販売されており入手できる。
油状型テトラベンジルボグリボースの調製
(第1の実施形態)油状型テトラベンジルボグリボースの調整(J. Org. Chem. 1992, 57, 3642に開示されている方法)
(1S)−(1(OH),2,4,5/1,3)−2,3,4−トリ−O−ベンジル−1−C−ベンジルオキシメチル−5−O−1,2,3,4−シクロヘキシサンテトラオール(6.0g、10.8mmol)と2−アミノ−1,3−プロパンジオール(3.0g、33mmol)を30mlのメタノールに溶解し、室温においてシアノ水素化ホウ素ナトリウム(1.5g、24mmol)を加え、室温において16時間連続的に撹拌する。続いて、反応液を濃縮させる。濃縮後の残留物をエチルアセテート300mlにより溶解し、100mlの水により洗浄した後に、1%の塩酸100mlにより2度洗浄し、5%炭酸ナトリウム溶液100mlにより2度洗浄し、100mlの鹹水により2度洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより脱水させる。エチルアセテートが回収され、残留物に対してエチルアセテートによって溶出されるシリカゲル(150ml)カラムクロマトグラフィを行う。その結果、エチルアセテートに含まれる構成物は、HPLCによると89.4%の含有量を有する5.2gの小麦色の油状物質に濃縮される。
結晶型テトラベンジルボグリボースの調製
(第2の実施形態)
1.0gの油状型テトラベンジルボグリボース(第1の実施形態において調製されるもの)を2.5mlのエチルアセテートに溶解し、撹拌しながら6mlのシクロヘキサンを加える。その後に、白い結晶を作るために調製した溶液を室温において1.5時間撹拌する。室温においてさらに5時間静置し、その後、0℃〜5℃に5時間静置する。その後、ろ過を行い、結晶を減圧下の室温において12時間乾燥させることにより、HPLCによると98.5%の含有量を有する0.76gの下記のデータを特徴として有する白色結晶を得られる。 融点:88.2−90.8℃;[α]22 +30.8°(c1、クロロホルム);H NMR(重クロロホルム(CDCl)、500Hz)、δ:1.63(1H、dd、J=2.8、15.1Hz)、1.91(1H、dd、J=2.9、15.1Hz)、2.78(1H、m)、3.19(1H、d、J=8.6Hz)、3.39(1H、m)、3.54(1H、d、J=8.6Hz)、3.62−3.73(6H、m)、4.13(1H、t、J=9.6Hz)、4.39(2H、s)、4.59(1H、d、J=11.1)、4.64(1H、d、J=11.4)、4.72(1H、d、J=11.4)、4.82(1H、d、J=10.6)、4.91(1H、d、J=11.2)、4.93(1H、d、J=10.7)、7.24−7.35(20H、m)。
銅ターゲットX線回折装置(D/max−2500/PC、株式会社リガク、日本)を用いることにより結晶粉末の解析を行う(南京師範大学により試験された。)。回折の条件は下記の通りである。
拡散:1°
入射スリット:0.3mm
散乱スリット:1°
電圧:40kV,電流:100mA
スキャン速度:5°/min,0.02°間隔
図1は結晶型テトラベンジルボグリボースのX線粉末回折の図であり、[表1]にX線粉末回折のデータを示す。
[表1]結晶型テトラベンジルボグリボースのX線粉末回折のデータ
Figure 2009543814
(第3の実施形態)
3.0gの油状型テトラベンジルボグリボース(第1の実施形態において調製されるもの)を10mlのイソプロピルエーテルに溶解し、撹拌しながら25mlのn−ヘキサンを加える。その後に、粉末状の結晶を生成するために、調製した溶液を室温において1時間撹拌する。また、さらに室温において5時間静置し、その後に0℃〜5℃において5時間静置する。ろ過を行った後に、減圧状態の室温において12時間静置することにより、HPLCによると98.7%の含有量を有する2.5gの下記のデータを特徴として有する白色結晶を得られる。融点:88.5−90.7℃、[α]22 +30.6°(c1,クロロホルム)。H NMRのデータは第2の実施形態と同一である。
銅ターゲットX線回折装置(D/max−2500/PC、株式会社リガク、日本)を用いることにより結晶粉末の解析を行う(南京師範大学により試験された。)。回折の条件は第2の実施形態と同一である。図2は結晶型テトラベンジルボグリボースのX線粉末回折の図であり、[表2]にX線粉末回折のデータを示す。
[表2]結晶型テトラベンジルボグリボースのX線粉末回折のデータ
Figure 2009543814
(第4の実施形態)
3.0gの油状型テトラベンジルボグリボース(第1の実施形態において調製されるもの)を1.5mlのエチルエーテルに溶解し、撹拌しながら6mlの石油エーテルを加える。その後に、結晶を生成するために、調製した溶液を室温において1時間撹拌する。さらに室温において1時間静置し、その後に0℃〜5℃において1時間静置する。ろ過を行った後に、減圧状態の室温において10時間静置することにより、HPLCによると98.5%の含有量を有する2.3gの白色結晶を得られる。融点:88.1−90.6℃、[α]22 +30.5°(c1,クロロホルム)。H NMRのデータは第2の実施形態と同一である。
銅ターゲットX線回折装置(D/max−2500/PC、株式会社リガク、日本)を用いることにより結晶粉末の解析を行う(南京師範大学により試験された。)。回折の条件は第2の実施形態と同一である。 図3は結晶型テトラベンジルボグリボースのX線粉末回折の図であり、[表3]にX線粉末回折のデータを示す。
[表3]結晶型テトラベンジルボグリボースのX線粉末回折のデータ
Figure 2009543814
(第5の実施形態)
2.0gの油状型テトラベンジルボグリボース(第1の実施形態において調製されるもの)を10mlのテトラヒドロフランに溶解し、撹拌しながら40mlの四塩化炭素を加える。その後に、結晶を生成するために、調製した溶液を室温において1時間撹拌する。また、さらに室温において5時間静置し、その後に0℃〜5℃において5時間静置する。ろ過を行った後に、減圧状態の室温において12時間静置することにより、HPLCによると98.6%の含有量を有する1.2gの白色結晶を得られる。融点:88.0−90.5℃、[α]22 +30.7°(c1,クロロホルム)。H NMRのデータは第2の実施形態と同一である。
銅ターゲットX線回折装置(D/max−IIIB、株式会社リガク、日本)を用いることにより結晶粉末の解析を行う(鄭州大学により試験された。)。回折の条件は下記の通りである。
拡散:1°
入射スリット:0.15mm
散乱スリット:1°
電圧:35kV,電流:30mA
スキャン速度:4°/min,0.02°間隔
図4は結晶型テトラベンジルボグリボースのX線粉末回折の図であり、[表4]にX線粉末回折のデータを示す。
[表4]結晶型テトラベンジルボグリボースのX線粉末回折のデータ
Figure 2009543814
結晶型テトラベンジルボグリボースの試験
(第6の実施形態)
A.試験条件
1.単結晶X線回折
機器モデル:AXIS-IV X-ray image-plate system (株式会社リガク、日本)
2.赤外スペクトル(IR)
NEXUS-470 infrared spectrometer (Nicolet), KBrペレット法により測定
3.示差走査熱量測定
DSC204 Differential Scanning Calorimeter (NETZSCH)
注入量:3mg;
温度範囲:30℃〜200℃;
昇温速度:3℃/min
B.試験サンプル
第5の実施形態において調製される結晶型テトラベンジルボグリボース
C.結果
単結晶X線回折のデータは、結晶の実験式がC38H45NO7であることを示している。また、この結晶はP2(1)2(1)2(1)の空間群の斜方晶系に属し、単位胞パラメータはa=7.8487Å、b=20.746Å及びc=20.988Åであり、R値は0.0748である。分子立体構造は図5に示す。A方向の単位胞パッキングの遠近図を図6に示す。図7は水素結合による分子のそれぞれの結合を示している。後の[表5]〜[表10]に結晶データ、原子配位、結合距離、結合角、ねじれ角及びそれぞれの水素結合の距離と角度を示している。
図8は結晶型テトラベンジルボグリボースの示差走査熱量測定の図である。図8はその結晶の吸熱値が89.7℃である熱力学的特徴を示す。
図9は結晶型テトラベンジルボグリボースの赤外スペクトルである。
[表5]結晶データと構造の詳細
Figure 2009543814
[表6]原子配位(×10)と対応する等方性の置換パラメータ(Å×10)を表す。U(eq)は直交するUijテンソルのトレースの3分の1として定義される。
Figure 2009543814
[表7]結合距離[Å]
Figure 2009543814
[表8]結合角[°(deg)]
Figure 2009543814
[表9]ねじれ角[°(deg)]
Figure 2009543814
[表10]水素結合の長さ[Å]及び角度[°(deg)]
Figure 2009543814
ボグリボースの調製
(第7の実施形態)
図10にテトラベンジルボグリボースを用いたボグリボースの製造工程経路を示す。前記の通り製造した結晶型テトラベンジルボグリボース(3.0g、4.8mmol)を90%のギ酸/メタノール(1:19、60mL)に溶解し、パラジウムブラック(0.6g)を加え、室温の窒素雰囲気において12時間反応させる。反応生成物をろ過し、20mLのメタノール/水(1:1)により洗浄する。ろ液を濃縮させる。残留物を強酸性イオン交換樹脂(250mL)に吸収させ、水により洗浄し、0.5Nのアンモニアにより溶出させる。溶出物に50mLの無水アルコールを加え、煮沸し、少し冷やした後に、活性炭を加え、10分間煮沸し、ろ過をすることにより濃縮させる。白色結晶が生成するためにろ液を室温において自然冷却させる。その後、0℃〜5℃において1時間〜3時間静置し、ろ過を行い、少量の無水アルコールにより洗浄した後に減圧下において12時間乾燥させることにより、HPLCによると純度99.9%の白色結晶が得られる。融点:164℃〜166℃。結晶構造のスペクトルのデータが報告されたものと一致している。
もちろん、本発明は他の具体例も有する。本発明の変更態様、バリエーション又は改作は本発明の原理の範囲内にて作成することができる。この出願はこの発明が属する分野及び特許請求の範囲に記載した範囲内の技術分野における公知又は慣例技術のような、本明細書の記載から逸脱しているものを含むことを意図している。
結晶型テトラベンジルボグリボースは油状型テトラベンジルボグリボースと比較して、保存及び輸送がより容易であり、使用時の取り出し及び秤量において、より便利であるため製造時の材料の補充及び操作がより容易である。また通常、結晶型テトラベンジルボグリボースは油状型テトラベンジルボグリボースよりも高純度且つ高含有量であるため、ボグリボースを製造する際の反応時に不純物の混入及び生成がより少ない。結晶型テトラベンジルボグリボースを用いることにより、高品質のボグリボースが製造されるため、このボグリボースの剤型はより良い治療効果とより小さい副作用を有することとなる。
本発明の第2の実施形態に係る結晶型テトラベンジルボグリボースのX線粉末回折図である。 本発明の第3の実施形態に係る結晶型テトラベンジルボグリボースのX線粉末回折図である。 本発明の第4の実施形態に係る結晶型テトラベンジルボグリボースのX線粉末回折図である。 本発明の第5の実施形態に係る結晶型テトラベンジルボグリボースのX線粉末回折図である。 本発明に係る単結晶X線回折による結晶型テトラベンジルボグリボースの分子立体構造を示している。 本発明に係る結晶型テトラベンジルボグリボースの分子単位胞のパッキングを示している。 本発明に係る、水素結合により互いの分子が結合している結晶型テトラベンジルボグリボースの分子を示す模式的な図である。 本発明に係る結晶型テトラベンジルボグリボースの示差走査熱量測定のデータを示している。 本発明に係る結晶型テトラベンジルボグリボースの赤外スペクトルである。 本発明に係る結晶型テトラベンジルボグリボースを利用することによるボグリボースの製造工程を示している。

Claims (18)

  1. 下記の分子構造を有する結晶型テトラベンジルボグリボース
    Figure 2009543814
    下記の物理的性質によって特徴づけられる、
    銅ターゲットX線粉末回折において、2θが16.84±0.20°、18.99±0.20°及び24.11±0.20°の位置に特有のピークがある。
  2. 銅ターゲットX線粉末回折において、2θが8.39±0.20°、11.91±0.20°、22.11±0.20°、23.37±0.20°、24.53±0.20°、25.63±0.20°及び25.99±0.20°の位置に特有のピークがさらにあることを特徴とする請求項1に記載の結晶型テトラベンジルボグリボース。
  3. 示差走査熱量測定においてテトラベンジルボグリボースの吸熱値が約89.7℃であることを特徴とする請求項1に記載の結晶型テトラベンジルボグリボース。
  4. 赤外スペクトル解析において結晶型テトラベンジルボグリボースの赤外スペクトルが図9に示すようなスペクトルであることを特徴とする請求項1に記載の結晶型テトラベンジルボグリボース。
  5. 融点が88.0℃〜90.8℃であることを特徴とする請求項1に記載の結晶型テトラベンジルボグリボース。
  6. 単結晶X線回折において、結晶型テトラベンジルボグリボースの単結晶が図5に示すような分子立体構造をもつことを特徴とする請求項1に記載の結晶型テトラベンジルボグリボース。
  7. P2(1)2(1)2(1)の空間群の斜方晶系に属し、単位胞パラメータはa=7.8487Å、b=20.746Å及びc=20.988Åであり、R値は0.0748であることを特徴とする請求項1に記載の結晶型テトラベンジルボグリボース。
  8. 結晶型テトラベンジルボグリボース分子が水素結合によりそれぞれ結合していることを特徴とする請求項1に記載の結晶型テトラベンジルボグリボース。
  9. 含有量が95%以上であることを特徴とする請求項1に記載の結晶型テトラベンジルボグリボース。
  10. 下記の工程により構成する、結晶型テトラベンジルボグリボースの製造方法。
    工程1)油状型テトラベンジルボグリボースの容積重量比1に対し、非プロトン極性の溶媒の容積重量比を0.5〜5として、油状型テトラベンジルボグリボースを非プロトン極性の溶媒に溶解する。
    工程2)油状型テトラベンジルボグリボースの容積重量比1に対し、容積重量比が2〜20の非極性溶媒を工程1)で調製したテトラベンジルボグリボース溶液に加え、結晶を生成させるために室温にて撹拌する。
    工程3)工程2)で調製した溶液を冷却した後、ろ過を行い、乾燥させると結晶型テトラベンジルボグリボースを得られる。
  11. 前記工程1)において、非プロトン極性の溶媒は、エチルアセテート、イソプロピルエーテル、エチルエーテル及びテトラヒドロフランからなる群から一又は複数を選択することを特徴とする請求項10に記載の結晶型テトラベンジルボグリボースの製造方法。
  12. 非プロトン極性の溶媒は、エチルアセテートとイソプロピルエーテルとの双方又はそのいずれか一方であることを特徴とする請求項11に記載の結晶型テトラベンジルボグリボースの製造方法。
  13. 前記工程1)において、油状型テトラベンジルボグリボースの容積重量比の値1に対し、非プロトン極性の溶媒の容積重量比の値が1〜3であることを特徴とする請求項10に記載の結晶型テトラベンジルボグリボースの製造方法。
  14. 前記工程2)において、非極性溶媒は、シクロヘキサン、n−ヘキサン、四塩化炭素及び石油エーテルからなる群から一又は複数を選択することを特徴とする請求項10に記載の結晶型テトラベンジルボグリボースの製造方法。
  15. 非極性溶媒は、シクロヘキサンとn−ヘキサンとの双方又はそのいずれか一方であることを特徴とする請求項14に記載の結晶型テトラベンジルボグリボースの製造方法。
  16. 前記工程2)において、油状型テトラベンジルボグリボースの容積重量比の値1に対し、非極性溶媒の容積重量比が2〜10であることを特徴とする請求項10に記載の結晶型テトラベンジルボグリボースの製造方法。
  17. 前記工程3)において、溶液を1時間から5時間静置した後に、0℃から5℃の温度において1時間から5時間静置し、ろ過を行った後に、結晶型テトラベンジルボグリボースを得るために減圧状態において10時間から12時間乾燥させることを特徴とする請求項10に記載の結晶型テトラベンジルボグリボースの製造方法。
  18. 請求項1において記載した結晶型テトラベンジルボグリボースを用いることによって、ボグリボースを製造することを特徴とするボグリボースの製造方法。
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