JP2003034655A - 速崩壊性固形製剤 - Google Patents

速崩壊性固形製剤

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JP2003034655A
JP2003034655A JP2002139116A JP2002139116A JP2003034655A JP 2003034655 A JP2003034655 A JP 2003034655A JP 2002139116 A JP2002139116 A JP 2002139116A JP 2002139116 A JP2002139116 A JP 2002139116A JP 2003034655 A JP2003034655 A JP 2003034655A
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Kazuhiro Okochi
一宏 大河内
Hiroyoshi Koyama
博義 小山
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低い乾式の圧縮圧でも製造可能であり、実用上
問題ない硬度を有し、かつ速やかな崩壊性、溶出調節
性、製造性に優れる等の医薬として優れた性質を有する
速崩壊性固形製剤を提供する。 【解決手段】a)活性成分、b−1)糖および/または
糖アルコールおよびc−1)セルロース類を含有してな
る群1とb−2)糖および/または糖アルコールおよび
c−2)セルロース類を含有してなる群2とを含有して
なり、群1および/または群2にd)溶出補助剤を含有
する速崩壊性固形製剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体液とりわけ口腔
内の唾液または少量の水の存在下において速やかに崩壊
し、活性成分の溶出が適正に調節されている固形製剤、
とりわけ口腔内崩壊性固形製剤として有用な速崩壊性固
形製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、薬剤の嚥下が困難な患者、高
齢者あるいは小児のために、服用しやすい剤形として、
口腔内で迅速に崩壊・溶解する固形製剤の開発が進めら
れている。例えば、特開平6−218028号、特開平
8−19589号には、練合した湿潤粉体を錠剤成形用
の穴に充填し湿式成形後、乾燥させて錠剤を製造する方
法が記載されている。得られた錠剤は多孔性で適度な空
隙率を有していることから、速やかな崩壊性が得られて
いる。しかしこの製造法は、流動性の悪い湿体を充填・
圧縮するため、充填バラツキが大きいことに加え、特殊
な乾燥機が必要なこともあり、工業的な生産性に劣る。
このため工業的な生産性に優れた乾式打錠法による口腔
内崩壊錠の製造についても報告されている。例えば、国
際公開番号WO95/20380には、成形性の高い糖
類に成形性の低い糖類を組み合わせた乾式打錠法による
口腔内崩壊錠の製造法が記載されている。また、国際公
開番号WO98/02185には、賦形剤と糖アルコー
ルであるエリスリトールを組み合わせ、乾式あるいは湿
式造粒した顆粒を用いた乾式打錠法による口腔内崩壊錠
の製法が記載されている。さらに、国際公開番号WO9
7/47287には、平均粒子径30μm以下の糖また
は糖アルコールと活性成分および崩壊剤を組み合わせ、
口腔内で速やかに崩壊する錠剤の製造法が記載されてい
る。これに記載されている製造法によれば、D−マンニ
トールや乳糖等の糖または糖アルコールを微粉砕したの
ち、崩壊剤等を加えて圧縮成形した成形物には、速やか
な崩壊性が得られるが、粉砕前の粗い糖(乳糖,平均粒
子径80μm)あるいは糖アルコール(D−マンニトー
ル,平均粒子径60μm)を用いた成形物の場合、低い
打錠圧では成形が困難であり、高い打錠圧で成形しても
十分な機械的硬度が得られていない。既存の活性成分と
同一成分を含有する市販品を、口腔内崩壊錠として開発
する場合、活性成分の有効性および安全性を保つため
に、市販品と口腔内崩壊錠の活性成分の溶出挙動を同等
にすることが好ましい。特開平9−71523号、国際
公開番号WO00/78292には、口腔内での崩壊性
を評価しているが活性成分の溶出調節については記載さ
れていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】錠剤を経口投与した
後、胃、小腸などの消化管内において、食事成分、消化
管液と接触することにより、錠剤成分は各種イオン成分
等と接触する。こうした作用により、錠剤中の添加剤の
成分が適度に設計されていないと、主薬成分の溶出が影
響を受け、薬物の吸収挙動、ひいては、薬効の発現に影
響を与えることがある。一般的に、難水溶性の活性成分
の場合には溶出が遅いため十分な薬効が発現されず、水
溶性の活性成分の場合には溶出が早いため過度の薬効発
現を招きやすい。本発明は、特殊な製剤技術を必要とす
ることなく、一般的な設備で工業的な生産が可能であ
り、かつ、同じ活性物質を含有する市販品(速崩壊性固
形製剤でない製剤;例えば、錠剤など)と同じ溶出挙
動、吸収挙動を示す速崩壊性固形製剤、特に口腔内崩壊
錠を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々検討
した後、活性成分と糖および/または糖アルコールとセ
ルロース類を含有するグループと、糖および/または糖
アルコールとセルロース類を含有するグループとを含有
させ、一方あるいは両方のグループに溶出補助剤を含有
させることにより低い乾式の圧縮圧でも実用上問題ない
硬度を有し、かつ速やかな崩壊性、溶出調節性、製造性
に優れる等の医薬として優れた性質を有する速崩壊性固
形製剤、特に口腔内崩壊錠が得られることを見い出し、
これらに基づいて本発明を完成した。すなわち、本発明
は、 (1)a)活性成分、b−1)糖および/または糖アル
コールおよびc−1)セルロース類を含有してなる群1
とb−2)糖および/または糖アルコールおよびc−
2)セルロース類を含有してなる群2とを含有してな
り、群1および/または群2にd)溶出補助剤を含有す
る速崩壊性固形製剤; (2)a)活性成分、b−1)糖および/または糖アル
コール、c−1)セルロース類およびd)溶出補助剤を
含有してなる群とb−2)糖および/または糖アルコー
ルおよびc−2)セルロース類を含有してなる群とを含
有してなる速崩壊性固形製剤; (3)a)活性成分、b−1)糖および/または糖アル
コールおよびc−1)セルロース類を含有してなる群と
b−2)糖および/または糖アルコール、c−2)セル
ロース類およびd)溶出補助剤を含有してなる群とを含
有してなる速崩壊性固形製剤; (4)a)活性成分、b−1)糖および/または糖アル
コールおよびc−1)セルロース類を含有してなる群1
とb−2)糖および/または糖アルコールおよびc−
2)セルロース類を含有してなる群2とを含有してな
り、群1および群2にd)溶出補助剤を含有する速崩壊
性固形製剤; (5)口腔内速崩壊性固形製剤である前記(1)記載の
製剤; (6)錠剤である前記(1)記載の製剤; (7)固形製剤100重量部に対して、糖および/また
は糖アルコールを40〜95重量部含有する前記(1)
記載の製剤; (8)固形製剤100重量部に対して、セルロース類を
0.5〜40重量部含有する前記(1)記載の製剤; (9)固形製剤100重量部に対して、溶出補助剤を
0.01〜5重量部含有する前記(1)記載の製剤; (10)糖がブドウ糖、果糖、乳糖、蔗糖およびトレハ
ロースから選ばれる1種又は2種以上である前記(1)
記載の製剤; (11)糖が乳糖である前記(1)記載の製剤; (12)糖アルコールがD−マンニトール、エリスリト
ール、キシリトール、マルチトールおよびソルビトール
から選ばれる1種又は2種以上である前記(1)記載の
製剤; (13)糖アルコールがD−マンニトールである前記
(1)記載の製剤; (14)糖または糖アルコールの平均粒子径が30μm
〜300μmである前記(1)記載の製剤; (15)D−マンニトールの平均粒子径が30μm〜3
00μmである前記(13)記載の製剤; (16)セルロース類が結晶セルロース、粉末セルロー
ス、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースおよびカル
メロースから選ばれる1種又は2種以上である前記
(1)記載の製剤; (17)セルロース類が低置換度ヒドロキシプロピルセ
ルロースである前記(1)記載の製剤; (18)溶出補助剤がヒドロキシプロピルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロ
リドン、アラビアゴム末、ゼラチン、メチルセルロー
ス、ポリビニルアルコールおよびプルランから選ばれる
1種又は2種以上である前記(1)記載の製剤; (19)溶出補助剤がヒドロキシプロピルセルロースで
ある前記(1)記載の製剤; (20)活性成分が塩酸マニジピンである前記(1)記
載の製剤; (21)活性成分がボグリボースである前記(1)記載
の製剤; (22)活性成分がカンデサルタンシレキセチルである
前記(1)記載の製剤; (23)活性成分が塩酸ピオグリタゾンである前記
(1)記載の製剤; (24)群2がさらに活性成分を含有する前記(1)記
載の製剤; (25)群1が含有する活性成分と群2が含有する活性
成分とが同一でない前記 (24)記載の製剤; (26)成分b−1)と成分b−2)とが同一でない前
記(1)記載の製剤; (27)成分c−1)と成分c−2)とが同一でない前
記(1)記載の製剤; (28)クロスポビドンから選ばれる崩壊剤を含有しな
い前記(1)記載の製剤; (29)群1および/または群2に低置換度ヒドロキシ
プロピルセルロースを含有する前記(1)記載の製剤; (30)高血圧症または糖尿病の予防治療剤である前記
(1)記載の製剤; (31)a)活性成分、b−1)糖および/または糖ア
ルコール、c−1)セルロース類およびd)溶出補助剤
を含有してなる群とb−2)糖および/または糖アルコ
ールおよびc−2)セルロース類を含有してなる群とを
含有する混合物を圧縮成形することを特徴とする前記
(2)記載の製剤の製造法; (32)a)活性成分、b−1)糖および/または糖ア
ルコールおよびc−1)セルロース類を含有してなる群
とb−2)糖および/または糖アルコール、c−2)セ
ルロース類およびd)溶出補助剤を含有してなる群とを
含有する混合物を圧縮成形することを特徴とする前記
(3)記載の製剤の製造法; (33)前記(2)記載の製剤の製造のための、a)活
性成分、b−1)糖および/または糖アルコール、c−
1)セルロース類およびd)溶出補助剤を含有してなる
群とb−2)糖および/または糖アルコールおよびc−
2)セルロース類を含有してなる群の使用; (34)前記(3)記載の製剤の製造のための、a)活
性成分、b−1)糖および/または糖アルコールおよび
c−1)セルロース類を含有してなる群とb−2)糖お
よび/または糖アルコール、c−2)セルロース類およ
びd)溶出補助剤を含有してなる群の使用; (35)哺乳動物に前記(1)記載の製剤を用いて活性
成分の有効量を投与することを特徴とする高血圧症また
は糖尿病の予防治療方法;などに関する。
【0005】本発明で用いられる活性成分としては、固
形状、結晶状、油状、溶液状など何れのものでもよく、
例えば滋養強壮保健薬、解熱鎮痛消炎薬、向精神薬、抗
不安薬、抗うつ薬、催眠鎮静薬、鎮痙薬、中枢神経作用
薬、脳代謝改善剤、脳循環改善剤、抗てんかん剤、交感
神経興奮剤、胃腸薬、制酸剤、抗潰瘍剤、鎮咳去痰剤、
鎮吐剤、呼吸促進剤、気管支拡張剤、アレルギー用薬、
歯科口腔用薬、抗ヒスタミン剤、強心剤、不整脈用剤、
利尿薬、血圧降下剤、血管収縮薬、冠血管拡張薬、末梢
血管拡張薬、高脂血症用剤、利胆剤、抗生物質、化学療
法剤、糖尿病用剤、骨粗しょう症用剤、抗リウマチ薬、
骨格筋弛緩薬、鎮けい剤、ホルモン剤、アルカロイド系
麻薬、サルファ剤、痛風治療薬、血液凝固阻止剤、抗悪
性腫瘍剤などから選ばれた1種または2種以上の成分が
用いられる。滋養強壮保健薬には、例えばビタミンA、
ビタミンD、ビタミンE(酢酸d−α−トコフェロール
など)、ビタミンB1(ジベンゾイルチアミン、フルス
ルチアミン塩酸塩など)、ビタミンB2(酪酸リボフラ
ビンなど)、ビタミンB6(塩酸ピリドキシンなど)、
ビタミンC(アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ナト
リウムなど)、ビタミンB12(酢酸ヒドロキソコバラミ
ン、シアノコバラミンなど)などのビタミン、カルシウ
ム、マグネシウム、鉄などのミネラル、タンパク、アミ
ノ酸、オリゴ糖、生薬などが含まれる。解熱鎮痛消炎薬
としては、例えばアスピリン、アセトアミノフェン、エ
テンザミド、イブプロフェン、塩酸ジフェンヒドラミ
ン、dl-マレイン酸クロルフェニラミン、リン酸ジヒド
ロコデイン、ノスカピン、塩酸メチルエフェドリン、塩
酸フェニルプロパノールアミン、カフェイン、無水カフ
ェイン、セラペプターゼ、塩化リゾチーム、トルフェナ
ム酸、メフェナム酸、ジクロフェナクナトリウム、フル
フェナム酸、サリチルアミド、アミノピリン、ケトプロ
フェン、インドメタシン、ブコローム、ペンタゾシンな
どが挙げられる。向精神薬としては、例えばクロルプロ
マジン、レセルピンなどが挙げられる。抗不安薬として
は、例えばアルプラゾラム、クロルジアゼポキシド、ジ
アゼパムなどが例示される。抗うつ薬としては、例えば
イミプラミン、塩酸マプロチリン、アンフェタミンなど
が例示される。催眠鎮静薬としては、例えばエスタゾラ
ム、ニトラゼパム、ジアゼパム、ペルラピン、フェノバ
ルビタールナトリウムなどが例示される。鎮痙薬には、
例えば臭化水素酸スコポラミン、塩酸ジフェンヒドラミ
ン、塩酸パパベリンなどが含まれる。中枢神経作用薬と
しては、例えばシチコリンなどが例示される。脳代謝改
善剤としては、例えば塩酸メクロフェニキセートなどが
挙げられる。脳循環改善剤としては、例えばビンポセチ
ンなどが挙げられる。抗てんかん剤としては、例えばフ
ェニトイン、カルバマゼピンなどが挙げられる。交感神
経興奮剤としては、例えば塩酸イソプロテレノールなど
が挙げられる。胃腸薬には、例えばジアスターゼ、含糖
ペプシン、ロートエキス、セルラーゼAP3、リパーゼ
AP、ケイヒ油などの健胃消化剤、塩化ベルベリン、耐
性乳酸菌、ビフィズス菌などの整腸剤などが含まれる。
制酸剤としては、例えば炭酸マグネシウム、炭酸水素ナ
トリウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒ
ドロタルサイト、沈降炭酸カルシウム、酸化マグネシウ
ムなどが挙げられる。抗潰瘍剤としては、例えばランソ
プラゾール、オメプラゾール、ラベプラゾール、ファモ
チジン、シメチジン、塩酸ラニチジンなどが挙げられ
る。鎮咳去痰剤としては、例えば塩酸クロペラスチン、
臭化水素酸デキストロメトルファン、テオフィリン、グ
ァヤコールスルホン酸カリウム、グアイフェネシン、リ
ン酸コデインなどが挙げられる。鎮吐剤としては、例え
ば塩酸ジフェニドール、メトクロプラミドなどが挙げら
れる。呼吸促進剤としては、例えば酒石酸レバロルファ
ンなどが挙げられる。気管支拡張剤としては、例えばテ
オフィリン、硫酸サルブタモールなどが挙げられる。ア
レルギー用薬としては、アンレキサノクス、セラトロダ
ストなどが挙げられる。歯科口腔用薬としては、例えば
オキシテトラサイクリン、トリアムシノロンアセトニ
ド、塩酸クロルヘキシジン、リドカインなどが例示され
る。抗ヒスタミン剤としては、例えば塩酸ジフェンヒド
ラミン、プロメタジン、塩酸イソチペンジル、dl-マレ
イン酸クロルフェニラミンなどが挙げられる。強心剤と
しては、例えばカフェイン、ジゴキシンなどが挙げられ
る。不整脈用剤としては、例えば塩酸プロカインアミ
ド、塩酸プロプラノロール、ピンドロールなどが含まれ
る。利尿薬としては、例えばイソソルピド、フロセミ
ド、ヒドロクロロチアジドなどが挙げられる。血圧降下
剤としては、例えば塩酸デラプリル、カプトプリル、ペ
リンドプリルエルブミンなどのアンジオテンシン変換酵
素阻害薬、塩酸ヒドララジンなどの血管拡張薬、塩酸ラ
ベタロールなどのα、β遮断薬、塩酸ニカルジピン、ニ
ルバジピン、ニフェジピン、塩酸ベニジピン、塩酸ジル
チアゼム、ニソルジピン、ニトレンジピン、塩酸バルニ
ジピン、塩酸エホニジピン、ベシル酸アムロジピン、フ
ェロジピン、シルニジピン、アラニジピン、塩酸マニジ
ピンなどのCa拮抗薬、ロサルタン、エプロサルタン、
カンデサルタン、バルサルタン、テルミサルタン、イル
ベサルタン、オルメサルタン、タソサルタン、カンデサ
ルタンシレキセチルなどのアンジオテンシンII受容体拮
抗薬、メチルドパなどの交感神経中枢抑制薬などが挙げ
られる。血管収縮剤としては、例えば塩酸フェニレフリ
ンなどが挙げられる。冠血管拡張剤としては、例えば塩
酸カルボクロメン、モルシドミン、塩酸ベラパミルなど
が挙げられる。末梢血管拡張薬としては、例えばシンナ
リジンなどが挙げられる。高脂血症用剤としては、例え
ばセリバスタチンナトリウム、シンバスタチン、プラバ
スタチンナトリウム、アトルバスタチンカルシウム水和
物などが挙げられる。利胆剤としては、例えばデヒドロ
コール酸、トレピプトンなどが挙げられる。抗生物質に
は、例えばセファレキシン、セファクロル、アモキシシ
リン、塩酸ピプメシリナム、塩酸セフォチアムヘキセチ
ル、セファドロキシル、セフィキシム、セフジトレンピ
ボキシル、セフテラムピボキシル、セフポドキシミプロ
キセチルなどのセフェム系、アンピシリン、シクラシ
ン、ナリジクス酸、エノキサシンなどの合成抗菌剤、カ
ルモナムナトリウムなどのモノバクタム系、ペネム系及
びカルバペネム系抗生物質などが挙げられる。化学療法
剤としては、例えばスルファメチゾールなどが挙げられ
る。糖尿病用剤としては、例えばトルブタミド、グリベ
ンクラミドなどのスルホニル尿素薬、アカルボース、ボ
グリボース、ミグリトール、エミグリテートなどのαグ
ルコシダーゼ阻害薬、塩酸ピオグリタゾン、トログリダ
ゾン、ロシグリタゾンなどのインスリン抵抗性改善薬な
どが挙げられる。骨粗しょう症用剤としては、例えばイ
プリフラボンなどが挙げられる。骨格筋弛緩薬として
は、例えばメトカルバモールなどが挙げられる。鎮けい
剤としては、塩酸メクリジン、ジメンヒドリナートなど
が挙げられる。抗リウマチ薬としては、メソトレキセー
ト、ブシラミンなどが挙げられる。ホルモン剤として
は、例えばリオチロニンナトリウム、リン酸デキサメタ
ゾンナトリウム、プレドニゾロン、オキセンドロン、酢
酸リュープロレリンなどが挙げられる。アルカロイド系
麻薬として、アヘン、塩酸モルヒネ、トコン、塩酸オキ
シコドン、塩酸アヘンアルカロイド、塩酸コカインなど
が挙げられる。サルファ剤としては、例えばスルフィソ
ミジン、スルファメチゾールなどが挙げられる。痛風治
療薬としては、例えばアロプリノール、コルヒチンなど
が挙げられる。血液凝固阻止剤としては、例えばジクマ
ロールが挙げられる。抗悪性腫瘍剤としては、例えば5
−フルオロウラシル、ウラシル、マイトマイシンなどが
挙げられる。なかでも、活性成分としては、塩酸マニジ
ピン、ボグリボース、カンデサルタンシレキセチル、塩
酸ピオグリタゾンなど、とりわけ塩酸マニジピンが好ま
しく用いられる。活性成分は、一般に医療、食品分野な
どで用いられる希釈剤などによって希釈されてもよい。
また活性成分の苦味のマスキングを目的として処理して
もよい。上記した活性成分の使用量は、活性成分の種類
・投与量により異なるが、例えば、本発明の固形医薬製
剤100重量部に対して0.01〜40重量部、好まし
くは0.01〜20重量部である。
【0006】本発明で用いられる糖としては、例えばブ
ドウ糖、果糖、乳糖、蔗糖、トレハロースなどが挙げら
れ、乳糖などが好ましく用いられる。本発明で用いられ
る糖アルコールとしては、例えばD−マンニトール、エ
リスリトール、キシリトール、マルチトール、ソルビト
ールなどが挙げられ、D−マンニトールなどが好ましく
用いられる。また、糖および糖アルコールについては、
それぞれの中で1種類または2種類以上を組み合わせ用
いてもよく、糖および糖アルコールを組み合わせ用いて
もよい。本発明に用いる糖または糖アルコール(好まし
くは、糖アルコール、さらに好ましくは、D−マンニト
ール)の平均粒子径は、1〜300μm(例えば、レー
ザー回折式粒度分布測定装置、SYMPATEC社:H
ELOS&RODOSなどにより測定)であり、好まし
くは平均粒子径が30μmを越える糖または糖アルコー
ルであり、平均粒子径が31μm以上の糖または糖アル
コールがより好ましく、とりわけ、平均粒子径が35〜
200μmの糖または糖アルコールが好ましく用いられ
る。このような粒子径の糖または糖アルコールは、市販
品(フロイント産業(株)の乳糖造粒粉末ダイラクトー
ズR、ダイラクトーズS、メグレジャパンのタブレトー
ス、フローラック100、東和化成工業(株)のマンニ
ットSおよびマリンクリスタル、メルク社の1.05980、
セルスタージャパンのMannidex、旭化成工業(株)のト
レハロースP、東和化成工業(株)のソルビトールDP-5
0M、アマルテイMR−50、加藤化学の純果糖Sなど)
として入手することができる。また、平均粒子径が5〜
30μmの糖または糖アルコールは、市販品(メグレジ
ャパンのグラニュラック230、ソルボラック400、
東和化成工業(株)のマンニットP、キシリトールP、
アマルテイMR−100、日研化学(株)のエリスリト
ール(微粉)など)として入手することができ、平均粒
子径が200〜500μmの糖または糖アルコールは、
市販品(メグレジャパンのサッシェラック80、旭化成
工業(株)のトレハロースG、キシリトールXC、日研
化学(株)のエリスリトール、サンエイ糖化の無水結晶
ぶどう糖TDA―S、含水結晶ぶどう糖TDHなど)と
して入手することができる。平均粒子径が500μm以
上の糖または糖アルコールとして、市販品(メグレジャ
パンのプリズマラック40、加藤化学の純果糖、東和化
成工業(株)のアマルテイMR−20、ソルビトールD
P―10Mなど)として入手することができる。必要な
平均粒子径の糖または糖アルコールを得るために、粉砕
などの方法を用いて調製することもできる。粉砕は、カ
ッターミル、ジェットミル、ハンマーミルなどを用いて
行うことができる。また、成形物の強度を大きくするた
めに平均粒子径30〜90μm未満の糖または糖アルコ
ールと製造時の流動性を向上させるために平均粒子径が
90μm〜500μm(好ましくは90μm〜300μ
m)の糖または糖アルコールを組み合わせ用いても良
い。また、平均粒子径30〜90μm未満、(好ましく
は平均粒子径35〜80μm)の細かい糖または糖アル
コールと平均粒子径90μm〜500μm(好ましくは
90μm〜300μm、さらに好ましくは平均粒子径9
0〜200μm)の粗い糖または糖アルコールとを組み
合わせて用いる場合、細かい糖または糖アルコール1重
量部に対して、通常、粗い糖または糖アルコールを0.
1〜10重量部を、好ましくは0.2〜5重量部用いる
のがよい。特に、活性成分が、塩酸マニジピンである場
合、細かい糖または糖アルコール1重量部に対して、通
常、粗い糖または糖アルコールを0.2 〜3.5重量
部を、好ましくは0.3〜2.5重量部用いるのがよ
い。また、細かい糖または糖アルコールと粗い糖または
糖アルコールとを組み合わせて用いる場合、それぞれの
中で1種類または2種類以上を組み合わせ用いてもよ
く、細かい糖または糖アルコールと粗い糖または糖アル
コールとは、それぞれの組み合わせが同一であっても、
異なっていてもよい。さらに、細かい糖または糖アルコ
ールと粗い糖または糖アルコールとは、粉末の状態で混
合した混合物を原料として用いて、本発明の速崩壊性固
形製剤を成形してもよいが、例えば、細かい糖または糖
アルコールと粗い糖または糖アルコールとを2以上の群
に分けて、顆粒などを製造した後に、本発明の速崩壊性
固形製剤として成形してもよい。細かい糖または糖アル
コールと粗い糖または糖アルコールとを粉末の状態で混
合した混合物を原料として用いる場合、当該混合物の粒
度分布においては、2以上のピークを示すことが望まし
く、また、当該混合物の平均粒子径は、30μm〜30
0μmであることが好ましい。細かい糖または糖アルコ
ールと粗い糖または糖アルコールとの好ましい組み合わ
せとしては、平均粒子径が30μm〜90μm未満のD
−マンニトールおよび平均粒子径が90μm〜300μ
mのD−マンニトールなどが挙げられる。糖または糖ア
ルコールの使用量としては、固形医薬製剤100重量部
に対して40〜95重量部、好ましくは50〜90重量
部である。一方の群に含まれる成分b−1)としての
「糖および/または糖アルコール」と他方の群に含まれ
る成分b−2)としての「糖および/または糖アルコー
ル」とは、同一であっても、異なっていてもよい。
【0007】セルロース類としては、例えば結晶セルロ
ース、粉末セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセ
ルロース、カルメロース等(好ましくは低置換度ヒドロ
キシプロピルセルロース等)が用いられ、その使用量
は、固形医薬製剤100重量部に対して0.5〜40重
量部、好ましくは1〜20重量部である。結晶セルロー
スの具体例としては、例えばセオラスKG801、セオ
ラスKG802、アビセルPH101,PH102,P
H301,PH302,PH−F20、アビセルRC−
A591NF(いずれも旭化成(株)製)等が挙げら
れ、微結晶セルロースと呼ばれているものも含まれる。
低置換度ヒドロキシプロピルセルロースの具体例として
は、例えば低置換度ヒドロキシプロピルセルロースLH
11,LH21,LH31,LH22,LH32,LH
20,LH30,LH32,LH33(いずれも信越化
学(株)製)等のヒドロキシプロポキシル基含量が5〜
16重量%の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース等
が挙げられる。これらは市販品として入手が可能であ
る。あるいは公知の方法、例えば特公昭57−5310
0に記載の方法あるいはこれに準ずる方法により製造す
ることができる。また、活性成分、およびセルロース類
については、それぞれの中で1種類または2種類以上を
組み合わせ用いてもよい。群2がさらに活性成分を含有
していてもよく、一方の群に含まれる活性成分と他方の
群に含まれる活性成分とは、同一であっても、異なって
いてもよい。一方の群に含まれる成分c−1)としての
「セルロース類」と他方の群に含まれる成分c−2)と
しての「セルロース類」とは、同一であっても、異なっ
ていてもよい。溶出補助剤とは、活性成分の溶出を調整
ないし調節しうるものであれば何れでもよく、例えば、
溶出の遅い活性成分の溶出を促進するものであっても、
溶出の速い活性成分の溶出を抑制するものであってもよ
い。該溶出補助剤としては、例えばヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、アラビアゴム末、ゼラチン、メチ
ルセルロース、ポリビニルアルコール、プルラン等(好
ましくはヒドロキシプロピルセルロース等)が用いら
れ、その使用量は、固形医薬製剤100重量部に対して
0.01〜5重量部、好ましくは0.1〜2重量部、よ
り好ましくは0.2〜1重量部である。一般に、溶出補
助剤は結合力を持ち、錠剤内部に一様に分布している場
合、錠剤硬度が大きくなり、口腔内での崩壊性は悪くな
る。そこで、溶出補助剤を含む群と、含まない群に分け
て製造することで、速やかな口腔内崩壊特性を有するこ
とができる。また、群1と群2の両方が活性成分を含有
する場合などには、群1と群2の両方が溶出補助剤を含
有していてもよい。ここで、群1と群2の両方が溶出補
助剤を含有する場合、一方の群に含まれる溶出補助剤と
他方の群に含まれる溶出補助剤とは、同一であっても、
異なっていてもよい。また、一方の群に含まれる溶出補
助剤と他方の群に含まれる溶出補助剤が同一である場
合、一方の群の溶出補助剤の含量と他方の群の溶出補助
剤の含量が同一であっても、異なっていてもよい。既存
の活性成分と同一成分を含有する市販品(口腔内崩壊錠
ではない製剤;例えば、錠剤など)を、口腔内崩壊錠と
して開発する場合、活性成分の有効性および安全性を保
つために、市販品と口腔内崩壊錠の活性成分の溶出挙動
を同等にすることが好ましい。本発明の製剤は、唾液で
ゲル化する崩壊剤を含有しない製剤が好ましく、例え
ば、カルメロースカルシウム、カルボキシメチルスター
チナトリウム、クロスカルメロースおよびクロスポビド
ンから選ばれる崩壊剤を含有しない製剤、なかでも、ク
ロスポビドンを崩壊剤として含有しない製剤が好まし
い。また、本発明の製剤としては、群1および/または
群2に低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含有す
る製剤が好ましく、群1および群2に低置換度ヒドロキ
シプロピルセルロースを含有する製剤がより好ましい。
ここで、群1および群2の低置換度ヒドロキシプロピル
セルロースは同一であっても、異なっていてもよい。ま
た、セルロース類として低置換度ヒドロキシプロピルセ
ルロースを用いた場合、本発明の製剤においては低置換
度ヒドロキシプロピルセルロースも溶出補助剤として働
き得る。そのため、本発明の目的が達成される限り、上
述した他の溶出補助剤の使用を省略することもできる。
【0008】その他、本発明の製剤は、発明の効果に支
障のない限り、賦形剤としてのトウモロコシデンプン、
馬鈴薯デンプン、コムギコデンプン、コメデンプン、部
分アルファー化デンプン、アルファー化デンプン、有孔
デンプン等のデンプン類や一般製剤の製造に用いられる
種々の添加剤を適当量含んでいてもよい。このような添
加剤として、例えば賦形剤、酸味料、発泡剤、人工甘味
料、香料、滑沢剤、着色剤、安定化剤、pH調整剤、界
面活性剤などが挙げられる。
【0009】賦形剤としては、例えば無機の賦形剤とし
て、無水リン酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、ケイ
酸カルシウム、軽質無水ケイ酸などが挙げられる。酸味
剤としては、例えばクエン酸、酒石酸、リンゴ酸、アス
コルビン酸などが挙げられる。発泡剤としては、例えば
炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムなどが挙げられ
る。甘味料としては、例えばサッカリンナトリウム、グ
リチルリチン二カリウム、アスパルテーム、ステビア、
ソーマチン、アセスルファムカリウムなどが挙げられ
る。香料としては、例えばレモン油、オレンジ油、メン
トールなどが挙げられる。滑沢剤としては、例えばステ
アリン酸マグネシウム、ショ糖脂肪酸エステル、ポリエ
チレングリコール、タルク、ステアリン酸、フマル酸ス
テアリルナトリウムなどが挙げられる。着色剤として
は、例えば食用黄色5号、食用赤色2号、食用青色2号
などの食用色素、食用レーキ色素、三二酸化鉄などが挙
げられる。安定化剤としては、例えばエデト酸ナトリウ
ム、トコフェロール、シクロデキストリン等が挙げられ
る。pH調整剤としては、例えばクエン酸塩、リン酸
塩、炭酸塩、酒石酸塩、フマル酸塩、酢酸塩、アミノ酸
塩などが挙げられる。界面活性剤として、例えばラウリ
ル硫酸ナトリウム、ポリソルベート80、硬化油、ポリ
オキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(3
0)グリコールなどが挙げられる。これら用いられる賦
形剤の粒子径については特に制限がないが、口腔内での
ザラツキ感を生じにくい粒子径500μm以下が好まし
い。また、これらの賦形剤は、いずれか1種類を用いて
もよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。ま
た、本発明の固形製剤を製造する際に、細粒状の核を用
いてもよく、このような核を活性成分、添加剤などで被
覆した後、さらに味・臭気のマスキング、腸溶性化また
は徐放化などを目的として、公知の方法によってコーテ
ィングして用いてもよい。本発明の固形製剤を製造する
方法としては、例えば、 a)活性成分、b−1)糖および/または糖アルコー
ル、c−1)セルロース類およびd)溶出補助剤を含有
する群1とb−2)糖および/または糖アルコールおよ
びc−2)セルロース類を含有する群2を混合し、必要
に応じ、セルロース類、流動化剤、滑沢剤、甘味剤、香
料などを適当量混合し、圧縮成形する; a)活性成分、b−1)糖および/または糖アルコー
ルおよびc−1)セルロース類を含有する群1とb−
2)糖および/または糖アルコール、c−2)セルロー
ス類およびd)溶出補助剤を含有する群2を混合し、必
要に応じ、セルロース類、流動化剤、滑沢剤、甘味剤、
香料などを適当量混合し、圧縮成形する;などの方法が
挙げられる。 ここで、群1および群2の何れか(好ましくは、活性成
分を含有する群1)は顆粒であることが好ましく、さら
に両者が顆粒であることが好ましい。また、本発明の固
形製剤は、群1が内相を形成し、群2が外相するような
単核の製剤であってもよい。
【0010】具体的な製造法としては、活性成分と製剤
原料を、結合剤を分散あるいは溶解させた水、アセト
ン、エチルアルコール、プロピルアルコールあるいはこ
れらの混液を用いて、湿式造粒法により錠剤用顆粒を、
2つ以上の別群に分けて錠剤用顆粒を製造する方法や、
群2の成分を水、アセトン、エチルアルコール、プロピ
ルアルコールあるいはこれらの混液に分散した後、群1
の錠剤用顆粒にコーティングする方法などにより製した
内相と外相からなる単核の錠剤用顆粒を製造する方法な
どが挙げられる。錠剤用顆粒から錠剤を製造する際には
必要に応じ、セルロース類、崩壊剤、流動化剤、滑沢
剤、香料、甘味剤などを混合してもよい。
【0011】錠剤は、例えば単発錠剤機、ロータリー式
打錠機などが用いて成型される。打錠の際の圧力は、通
常2.5〜30kN/cm2である。本発明の固形製剤の形状
は特に制限されないが、丸形、キャプレット形、ドーナ
ツ形、オブロング形等の形状および積層錠、有核錠など
であってもよく、さらにはコーティングによって被覆を
することもできる。また、識別性のためのマーク、文字
さらには分割用の割線を付すこともある。
【0012】
【発明の効果】かくして得られる本発明の速崩壊性固形
製剤、好ましくは口腔内速崩壊性固形製剤は、口腔内で
の速やかな崩壊性を示し、同じ活性物質を含有する市販
品と同じ溶出挙動を示す。各種イオン成分が、主薬成分
の溶出に与える影響が小さい。また、適度な製剤強度を
示す。さらに、優れた製造性を示す。すなわち、本発明
の口腔内崩壊型錠剤の口溶け時間(健康な成人男子及び
女子の口腔内の唾液で錠剤が完全に崩壊するまでの時
間)は、錠剤の大きさおよび厚みによっても異なるが、
通常5〜90秒、好ましくは5〜60秒程度である。ま
た、硬度(錠剤硬度計による測定値)は、通常10〜2
00N、好ましくは10〜150N程度である。従っ
て、本発明の口腔内崩壊型錠剤は、薬剤の嚥下が困難な
患者、高齢者、小児用の服用しやすい錠剤として、また
一般成人の緊急時の安全な製剤として、医薬成分を含有
する従来の医薬製剤と同様に種々の病気の治療、予防に
用いることができ、長期間の保存、安定性にも優れてい
る。なお、この製剤は口腔内で崩壊させることなく服用
することや、水と一緒に服用することもできる。この製
剤をコップ等に入れた水等に分散後、服用することもで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施例と比較例を挙げて本
発明をさらに詳しく説明するが、これらは本発明を限定
するものではない。
【0014】
【実施例】実施例、参考例及び比較例で得られた錠剤は
下記試験法によって、錠剤硬度および口腔内崩壊時間を
測定した。 (1)硬度試験 錠剤硬度計(富山産業(株)製)を用いて測定した。試
験は3錠または5錠で行い、その平均値を示す。 (2)口腔内崩壊時間 錠剤が口腔内の唾液のみで崩壊するまでの時間を健康な
成人男子3名により測定した。 (3)溶出試験 錠剤各1錠を、0.4mol/Lリン酸1水素ナトリウムと
0.2moL/Lクエン酸を用いてpH4に調整した900
mLの試験液に入れ、回転数50rpm、37℃にて、
経時的にサンプリングを行い、サンプルをろ過後、分光
光度計にて350nmの吸光度を測定し、溶出した塩酸
マニジピン量を算出した(n=3)。
【0015】実施例1 塩酸マニジピン4480g、乳糖造粒粉末(フロイント
産業)13156g、トウモロコシデンプン660g、
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工
業:LH−31)3300gを流動造粒乾燥機(パウレ
ック社,FD−S2型)に仕込み、ヒドロキシプロピル
セルロース(日本曹達)440gおよび黄色三二酸化鉄
44gを含む精製水9284gを噴霧し、造粒、乾燥工
程を経て造粒物Aを得た。次に、造粒物Aをパワーミル
(昭和化学機械工作所、P−3S)を用い、スクリーン
サイズ(1.2mmφ)にて整粒し、整粒物Aを得た。
一方、D―マンニトール(東和化成:マンニットS)8
614g、 D−マンニトール(メルク社:1.059
80)4514g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロ
ース(信越化学工業:LH−11)1438gを流動造
粒乾燥機(パウレック社,FD−S2型)に仕込み、D
−マンニトール460g、無水クエン酸144gおよび
黄色三二酸化鉄11.5gを含む精製水5215gを噴
霧し、造粒、乾燥工程を経て造粒物Bを得た。次に、造
粒物Bをパワーミルを用い、スクリーンサイズ(1.2
mmφ)にて整粒し、整粒物Bを得た。整粒物A180
0g、整粒物B2376g、結晶セルロース248g、
アスパルテーム9.0g、ステアリン酸マグネシウム6
7.5gを混合した。この混合末を1錠当たり250m
gで打錠した(菊水製作所,コレクト19KAWC、錠
剤サイズ9.5mmφ、圧縮圧5.4kN/cm2)。
【0016】実施例2 塩酸マニジピン2660g、乳糖造粒粉末13111
g、トウモロコシデンプン559g、低置換度ヒドロキ
シプロピルセルロース(LH−31)1995gを流動
造粒乾燥機(パウレック社,FD−S2型)に仕込み、
ヒドロキシプロピルセルロース266gおよび黄色三二
酸化鉄13gを含む精製水7727gを噴霧し、造粒、
乾燥工程を経て造粒物Cを得た。次に、造粒物Cをパワ
ーミルを用い、スクリーンサイズ(1.2mmφ)にて
整粒し、整粒物Cを得た。一方、D―マンニトール(マ
ンニットS)9585g、D−マンニトール(メルク
社:1.05980)5053g、低置換度ヒドロキシ
プロピルセルロース(信越化学工業:LH−11)14
18gを流動造粒乾燥機(パウレック社,FD−S2
型)に仕込み、D−マンニトール540g、無水クエン
酸142gおよび黄色三二酸化鉄6.8gを含む精製水
6089gを噴霧し、造粒、乾燥工程を経て造粒物Dを
得た。次に、造粒物Dをパワーミルを用い、スクリーン
サイズ(1.2mmφ)にて整粒し、整粒物Dを得た。
整粒物C1259g、整粒物D2233g、結晶セルロ
ース224g、アスパルテーム7.6g、ステアリン酸
マグネシウム56.7gを混合した。この混合末を1錠
当たり210mgで打錠した(菊水製作所,コレクト1
9KAWC、錠剤サイズ9.0mmφ、圧縮圧6.5k
N/cm2)。
【0017】実施例3 塩酸マニジピン600g、乳糖造粒粉末1644g、ト
ウモロコシデンプン90g、低置換度ヒドロキシプロピ
ルセルロース(LH−31)600gを流動造粒乾燥機
(富士産業,FD−5S型)に仕込み、ヒドロキシプロ
ピルセルロース60gおよび黄色三二酸化鉄6gを含む
精製水1266gを噴霧し、造粒、乾燥工程を経て造粒
物Eを得た。次に、造粒物Eをパワーミルを用い、スク
リーンサイズ(0.8mmφ)にて整粒し、整粒物Eを
得た。一方、D―マンニトール(マンニットS)212
1g、D−マンニトール(メルク社:1.05980)
1121g、カルボキシメチルセルロース(五徳薬品:
NS−300)563gを流動造粒乾燥機(富士産業,
FD−5S型)に仕込み、D−マンニトール120g、
無水クエン酸30gおよび黄色三二酸化鉄6gを含む精
製水1356gを噴霧し、造粒、乾燥工程を経て造粒物
Eを得た。次に、造粒物Fをパワーミルを用い、スクリ
ーンサイズ(0.8mmφ)にて整粒し、整粒物Fを得
た。整粒物E10g、整粒物F13.2g、結晶セルロ
ース1.38g、アスパルテーム0.05g、ステアリ
ン酸マグネシウム0.38gを混合した。この混合末を
1錠当たり250mgで打錠した(万能試験機、錠剤サ
イズ9.5mmφ、圧縮圧5.3kN/cm2)。
【0018】参考例1 市販のカルスロット錠(20mg)(Lot No.5
81)を用いて、溶出試験を行った。
【0019】参考例2 市販のカルスロット錠(10mg)(Lot No.5
59)を用いて、溶出試験を行った。
【0020】比較例1 塩酸マニジピン100g、乳糖造粒粉末211g、トウ
モロコシデンプン23.5gを流動造粒乾燥機(パウレ
ック社,LAB−1型)に仕込み、黄色三二酸化鉄1.
1gを含む精製水201gを噴霧し、造粒、乾燥工程を
経て造粒物Gを得た。一方、D―マンニトール(マンニ
ットS)10234g、D−マンニトール(メルク社:
1.05980)5913g、クロスポビドン892g
を流動造粒乾燥機(パウレック社,FD−S2型)に仕
込み、D−マンニトール538g、無水クエン酸134
gおよび黄色三二酸化鉄26.9gを含む精製水607
4gを噴霧し、造粒、乾燥工程を経て造粒物Hを得た。
次に、造粒物Hをパワーミルを用い、スクリーンサイズ
(1.2mmφ)にて整粒し、整粒物Hを得た。造粒物
G3.4g、整粒物H8.25g、結晶セルロース0.6
9g、アスパルテーム0.025g、ステアリン酸マグ
ネシウム0.19gを混合した。この混合末を1錠当た
り250mgで打錠した(万能試験機、錠剤サイズ9.
5mmφ、圧縮圧5.4kN/cm2)。
【0021】比較例2 塩酸マニジピン952g、乳糖造粒粉末1369g、ト
ウモロコシデンプン212g、クロスポビドン302g
を流動造粒乾燥機(パウレック社,FD−5S型)に仕
込み、ヒドロキシプロピルセルロース204gおよび黄
色三二酸化鉄2gを含む精製水4290gを噴霧し、造
粒、乾燥工程を経て造粒物Gを得た。次に、造粒物Iを
パワーミル(昭和化学機械工作所、P−3S)を用い、
スクリーンサイズ(1.2mmφ)にて整粒し、整粒物
Iを得た。一方、D―マンニトール(東和化成:マンニ
ットS)2856g、 D−マンニトール(メルク社:
1.05980)1650g、クロスポビドン249g
を流動造粒乾燥機(パウレック社,FD−5S型)に仕
込み、D−マンニトール150g、無水クエン酸37.
5gおよび黄色三二酸化鉄7.5gを含む精製水186
5gを噴霧し、造粒、乾燥工程を経て造粒物Jを得た。
次に、造粒物Jをパワーミルを用い、スクリーンサイズ
(1.2mmφ)にて整粒し、整粒物Hを得た。整粒物
I804g、整粒物J1980g、結晶セルロース16
5g、アスパルテーム6.0g、ステアリン酸マグネシ
ウム45gを混合した。この混合末を1錠当たり250
mgで打錠した(菊水製作所,コレクト19K、錠剤サ
イズ9.5mmφ、圧縮圧5.2kN/cm2)。
【0022】実施例、参考例及び比較例で得られた錠剤
を上記試験法によって、溶出試験開始後、各時間までに
溶出した塩酸マニジピンの溶出率を示す結果を表1、2
に示す。実施例1、3で製造した錠剤からの溶出性は、
参考例1と同様の溶出性を示したのに対し、比較例1、
2で製造した錠剤からの溶出性は、参考例1より低い傾
向を示した。実施例2で製造した錠剤からの溶出性は、
参考例2と同様の溶出性を示した。
【表1】
【表2】 実施例及び比較例で得られた錠剤を上記試験法によっ
て、硬度、口腔内崩壊時間を測定した結果を表3に示
す。実施例1〜3で製造した錠剤硬度は、29〜33
(N)で口腔内での速やかな崩壊性を示したのに対し、
参考例1,2の錠剤は、口腔内で崩壊しなかった。
【表3】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/496 A61K 31/496 47/10 47/10 47/30 47/30 47/32 47/32 47/36 47/36 47/38 47/38 47/42 47/42 A61P 3/10 A61P 3/10 9/12 9/12 43/00 116 43/00 116 Fターム(参考) 4C076 AA36 AA49 BB22 CC11 CC21 DD67 EE06B EE16B EE30B EE31 EE32 EE32B EE42B EE58B FF02 FF06 GG14 4C086 AA01 AA02 BC50 BC62 BC82 GA07 GA08 GA10 MA03 MA05 MA07 MA35 MA52 NA02 ZA42 ZC17 ZC35 4C206 AA01 AA02 FA29 MA03 MA05 MA12 MA55 MA72 NA02 ZA42 ZC17 ZC35

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)活性成分、b−1)糖および/または
    糖アルコールおよびc−1)セルロース類を含有してな
    る群1とb−2)糖および/または糖アルコールおよび
    c−2)セルロース類を含有してなる群2とを含有して
    なり、群1および/または群2にd)溶出補助剤を含有
    する速崩壊性固形製剤。
  2. 【請求項2】a)活性成分、b−1)糖および/または
    糖アルコール、c−1)セルロース類およびd)溶出補
    助剤を含有してなる群とb−2)糖および/または糖ア
    ルコールおよびc−2)セルロース類を含有してなる群
    とを含有してなる速崩壊性固形製剤。
  3. 【請求項3】a)活性成分、b−1)糖および/または
    糖アルコールおよびc−1)セルロース類を含有してな
    る群とb−2)糖および/または糖アルコール、c−
    2)セルロース類およびd)溶出補助剤を含有してなる
    群とを含有してなる速崩壊性固形製剤。
  4. 【請求項4】a)活性成分、b−1)糖および/または
    糖アルコールおよびc−1)セルロース類を含有してな
    る群1とb−2)糖および/または糖アルコールおよび
    c−2)セルロース類を含有してなる群2とを含有して
    なり、群1および群2にd)溶出補助剤を含有する速崩
    壊性固形製剤。
  5. 【請求項5】口腔内速崩壊性固形製剤である請求項1記
    載の製剤。
  6. 【請求項6】錠剤である請求項1記載の製剤。
  7. 【請求項7】固形製剤100重量部に対して、糖および
    /または糖アルコールを40〜95重量部含有する請求
    項1記載の製剤。
  8. 【請求項8】固形製剤100重量部に対して、セルロー
    ス類を0.5〜40重量部含有する請求項1記載の製
    剤。
  9. 【請求項9】固形製剤100重量部に対して、溶出補助
    剤を0.01〜5重量部含有する請求項1記載の製剤。
  10. 【請求項10】糖がブドウ糖、果糖、乳糖、蔗糖および
    トレハロースから選ばれる1種又は2種以上である請求
    項1記載の製剤。
  11. 【請求項11】糖が乳糖である請求項1記載の製剤。
  12. 【請求項12】糖アルコールがD−マンニトール、エリ
    スリトール、キシリトール、マルチトールおよびソルビ
    トールから選ばれる1種又は2種以上である請求項1記
    載の製剤。
  13. 【請求項13】糖アルコールがD−マンニトールである
    請求項1記載の製剤。
  14. 【請求項14】糖または糖アルコールの平均粒子径が3
    0μm〜300μmである請求項1記載の製剤。
  15. 【請求項15】D−マンニトールの平均粒子径が30μ
    m〜300μmである請求項13記載の製剤。
  16. 【請求項16】セルロース類が結晶セルロース、粉末セ
    ルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースおよ
    びカルメロースから選ばれる1種又は2種以上である請
    求項1記載の製剤。
  17. 【請求項17】セルロース類が低置換度ヒドロキシプロ
    ピルセルロースである請求項1記載の製剤。
  18. 【請求項18】溶出補助剤がヒドロキシプロピルセルロ
    ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニ
    ルピロリドン、アラビアゴム末、ゼラチン、メチルセル
    ロース、ポリビニルアルコールおよびプルランから選ば
    れる1種又は2種以上である請求項1記載の製剤。
  19. 【請求項19】溶出補助剤がヒドロキシプロピルセルロ
    ースである請求項1記載の製剤。
  20. 【請求項20】活性成分が塩酸マニジピンである請求項
    1記載の製剤。
  21. 【請求項21】活性成分がボグリボースである請求項1
    記載の製剤。
  22. 【請求項22】活性成分がカンデサルタンシレキセチル
    である請求項1記載の製剤。
  23. 【請求項23】活性成分が塩酸ピオグリタゾンである請
    求項1記載の製剤。
  24. 【請求項24】群2がさらに活性成分を含有する請求項
    1記載の製剤。
  25. 【請求項25】群1が含有する活性成分と群2が含有す
    る活性成分とが同一でない請求項24記載の製剤。
  26. 【請求項26】成分b−1)と成分b−2)とが同一で
    ない請求項1記載の製剤。
  27. 【請求項27】成分c−1)と成分c−2)とが同一で
    ない請求項1記載の製剤。
  28. 【請求項28】クロスポビドンを含有しない請求項1記
    載の製剤。
  29. 【請求項29】群1および/または群2に低置換度ヒド
    ロキシプロピルセルロースを含有する請求項1記載の製
    剤。
  30. 【請求項30】高血圧症または糖尿病の予防治療剤であ
    る請求項1記載の製剤。
  31. 【請求項31】a)活性成分、b−1)糖および/また
    は糖アルコール、c−1)セルロース類およびd)溶出
    補助剤を含有してなる群とb−2)糖および/または糖
    アルコールおよびc−2)セルロース類を含有してなる
    群とを含有する混合物を圧縮成形することを特徴とする
    請求項2記載の製剤の製造法。
  32. 【請求項32】a)活性成分、b−1)糖および/また
    は糖アルコールおよびc−1)セルロース類を含有して
    なる群とb−2)糖および/または糖アルコール、c−
    2)セルロース類およびd)溶出補助剤を含有してなる
    群とを含有する混合物を圧縮成形することを特徴とする
    請求項3記載の製剤の製造法。
  33. 【請求項33】請求項2記載の製剤の製造のための、
    a)活性成分、b−1)糖および/または糖アルコー
    ル、c−1)セルロース類およびd)溶出補助剤を含有
    してなる群とb−2)糖および/または糖アルコールお
    よびc−2)セルロース類を含有してなる群の使用。
  34. 【請求項34】請求項3記載の製剤の製造のための、
    a)活性成分、b−1)糖および/または糖アルコール
    およびc−1)セルロース類を含有してなる群とb−
    2)糖および/または糖アルコール、c−2)セルロー
    ス類およびd)溶出補助剤を含有してなる群の使用。
  35. 【請求項35】哺乳動物に請求項1記載の製剤を用いて
    活性成分の有効量を投与することを特徴とする高血圧症
    または糖尿病の予防治療方法。
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