JP2009537706A - ラベル貼り付け特性が改善されたコート紙 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】コート紙の製造方法であって:a)原紙を供給する工程であって、原紙内の長繊維化学パルプの割合が少なくとも25重量%であり、原紙がISO287において2.5%以上の絶対水分含量を残し、原紙が試験時間10秒のISO535(Cobb10)において5〜20g/m2の吸水度を有し、および、原紙の(フェンチェル)湿伸度が、機械方向に平行に測定して0%以下であり、機械方向を横断して測定して3%以下である、工程、b)原紙の少なくとも1面に、10〜40g/m2(オーブン乾燥)の水性コート組成物を適用してコート原紙を与える工程、およびc)工程b)で得られたコート紙を調整する工程を含む方法。

Description

本発明は、ラベル貼り付け特性が改善されたコート紙、またそのような紙の製造方法に関する。
コート紙には、多方面にわたる用途がある。コート紙は、しばしば非常に滑らかで、コートされた表面を特徴とし、特にオフセット印刷によって、高価値のプリントが適用され得る。従って、コート紙は、製品のブランド付けおよびラベル付けにも使用されている。この文脈における適用の主要な分野は、瓶のラベル貼り付けである。従来技術は、自己接着性の粘着ラベルの適用、また「湿式ラベル貼り付け」等の、様々な瓶のラベル貼り付け方法を開示している。
湿式ラベル貼り付けでは、印刷済みのラベルの裏面は、接着層でコートされ、その後、裏面は、ラベルを貼る瓶に速やかに適用される。一般に接着剤は水分含量が大きく、しばしばカゼイン系組成物を含む。
自動ラベル貼り付け機は最高で1時間に数万本の瓶を処理するが、このことはラベル化操作部分について、高レベルの信頼性を確保する必要があることを意味する。特に、ラベルを正しい配置で瓶に貼り付けて、瓶上のラベルの位置が斜めになるのを避けることが必要である。また、ラベルは、適用後速やかに瓶に接着させることも必要であるが、それは、さもないと、例えばブラシを用いてラベルを瓶にしっかりと押し付けるなどのさらなる機械的接触の結果、ラベルが外れ得るからである。ラベルを貼る面(接着面)は、瓶の形状に対応して湾曲しているので、ブラシの作用にも拘らず、二次元のラベルが湾曲したものに理想的に適合しない危険性もある。不適当な適合の結果、ラベルの角や端がその下の接着面に完全には接着せずに、はがれることが、しばしば観察される。原理上、さらなる危険性は、ラベルが瓶から外れて、瓶詰工場のコンベアベルトまたは他の機械装置の動きを妨げることである。
従来技術において、湿式ラベル貼り付けのため、改良された特性を有する紙を製造する多くの試みがあった。
米国特許5,209,982号では、瓶のラベル紙の製造方法が開示されている。このラベル紙の特徴は、ラベルの貼り付けに際して接着剤が適用されるラベルの裏面が、ラベルを貼り付ける適合性を増す、コーティングを有することである。コーティングの結果、裏面の吸水率が改善され、水の浸透の結果、基材の剛性が弱められる。そのため、特に活性の高い吸収剤を用いることが提案される。
従来技術では、ラベル紙の強度特性を犠牲にして、湾曲面でのラベル貼り付け特性の改良を目的とする方法も知られている。それらの方法は、打ち抜きによって、ラベル上に伸長格子を製造することを含み、これは、ラベルの固有の剛性を壊し、ラベルの角や縁が基材から持ち上がるのを防ぐ。不利点は、打ち抜きの追加工程であり、また、材質の関連する機械的損傷である。
独国特許DE 44 15 547 C2号には、印刷され、接着剤で適用される、瓶用の紙ラベルが記載されており、その繊維は主として一方向に配向される。湾曲面にラベルを貼り付ける工程の間、縁や角のはがれの発生を防ぐために、ラベルを繊維方向を横断してエンボス加工し、それにより、高度に湾曲した接着面であっても、より迅速に、かつ、接着面により問題が少なく、確実にラベルが巻き付くようにすることが提案されている。不利点は、ここでも、エンボス加工の追加工程であり、さらに、網目状の繊維において、繊維が破壊される結果、材質が弱くなる。
従来技術から、多数の金属化コート紙も知られている。欧州特許EP 0 098 368 A2号には、金属化キャストコート紙が開示されており、キャストコートは、他の成分に加えて、合成高分子顔料を含む。従って、キャストコート紙の特異的組成物により、例えば金属化の前にワニスを塗ること等の、キャストコート層の次の処理が回避される。非常に良好な金属光沢を与える金属蒸着が、この種のキャストコート紙の高光沢の表面層に速やかに実施され得る。
代表的な全てのキャストコート紙(金属化または非金属化)は、製造操作において圧縮のレベルが低い−これは、特に繊維構造において、非常に高レベルの圧縮を伴うカレンダ工法によって得られる高光沢の表面層を有する紙と対照的である。キャストコート紙の圧縮レベルの低さは、紙の繊維構造が高レベルに保持されていること、ラベルの高容量(厚さ)および本質的(固有の)剛性、すなわち、一般に、ラベル貼り付け特性をさらに損ない、および/または、ラベル貼り付け特性を計算および管理し難くする性質に連動する。
従って、従来技術に起因して、本発明が取り組む技術的問題は、特に瓶の湿式ラベル貼り付けとの関連で、改良されたラベル貼り付け特性を有する紙を提供することである。そして、発明は、特に、改良された紙の供給を通じて、ラベル貼り付け操作の信頼性を高めることである。さらなる発明は、裏面に接着剤を付けたラベルが、ラベルを貼り付ける瓶に適用した後、より良好に瓶に接着し、続く圧迫工程および乾燥工程において、ラベルが瓶からずれたり落ちたりしなくなることである。ラベルの角や縁は、剥がれるべきでなく、瓶に完全に接着するべきである。本発明の別の目的は、改良されたラベル貼り付け特性を有するキャストコート紙の製造方法を提供することである。
技術的問題は、コート紙の製造方法であって、
a)原紙を供給する工程であって、前記原紙内の長繊維化学パルプの割合が少なくとも25重量%であり、
前記原紙が試験時間10秒のISO535(Cobb10)において5〜20g/m2の吸水度を有し、および
前記原紙の(フェンチェル)湿伸度が、機械方向に平行に測定して0%以下であり、機械方向を横断して測定して3%以下である、工程、
b)前記原紙の少なくとも1面に、10〜40g/m2(オーブン乾燥)の水性コート組成物を適用してコート原紙を与える工程、および
c)工程b)で得られたコート紙を調整する工程
を含む方法によって解決される。
本発明のコート紙は、好ましくはキャストコート紙である。
「長繊維化学パルプ」という用語は、本発明の文脈では、おおよそ、短繊維化学パルプより長い繊維長を有する化学パルプを言う。長繊維化学パルプの例は、針葉樹の硫酸パルプまたは針葉樹の亜硫酸パルプである。原紙は、好ましくは少なくとも30重量%、より好ましくは少なくとも35重量%、最も好ましくは少なくとも40重量%の、長繊維化学パルプを含有する。
吸水度は、ISO535に従って測定する。ISO535は、「コッブ(Cobb)法」として知られる方法を規定している。これは、紙が水に触れた後の水の吸収を測定することを含む。この件の場合、試験時間は10秒である。被験紙は、8秒超、水に触れさせ、合計10秒後、過剰な水を吸い取り紙で除去する。
本発明の原紙は、好ましくは5〜15g/m2、より好ましくは5〜13g/m2、最も好ましくは6〜10g/m2の、Cobb10値を有する。
フェンチェル湿伸度は、シーベル(Siebel)による「材料試験ハンドブック(Handbuch der Werkstoffprufung)」、第二版、第4巻(1953年、シュプリンガー出版社(Springer-Verlag))、241頁以下に記載された通りの装置を用いて測定した。紙またはカードの水による伸長または収縮挙動を、被験下の紙またはカードから15mm幅の試験片を切って試験する。湿伸度の測定の前に、試験片を23℃、相対湿度50%の環境に調整する。試験片を試験装置内に固定し、重量の増加分を、サンプルの坪量の関数として計上する。用いられる増加重量は、表1参照のこと。試験片を固定し、23℃(±2℃)で水を満たした容器を持ち上げてねじ込み、試験片を完全に水に浸す。1分後、水の容器を下方に除去し、さらに3分後(試験片を水で濡らした後、計4分後)、伸長をミリメートルで読み取る。次に、伸長を、測定した伸長(ミリメートル)を試験片の固定長(例えば200mm)で割り、100を掛けて表す。
Figure 2009537706
機械方向に平行な湿伸度は、機械方向に向かう、試験サンプルの長い面で測定する。対応して、機械方向を横断する湿伸度は、機械方向を横断するように向けた測定サンプルの長い面で測定する。サンプル抽出の際には、測定サンプルの長い面を、正確に機械方向に、または、正確に機械方向を横断して、それぞれ確実に向けることが重要であり、そうでなければ、対応する横断方向または長手方向の湿伸度が、サンプル抽出の角度の狂いに従って平均される。従って、サンプル抽出は、機械方向に斜めに行われないことを確実にしなければならない。負の湿伸度は、測定の間に、試験片が測定方向において収縮したことを意味する。
さらに好ましい態様では、原紙は、湿伸度を測定する時に短くなり、負の湿伸度を与える。機械方向に平行するこの負の湿伸度は、好ましくは0%〜−1.0%の範囲内、より好ましくは−0.1%〜−1.0%の範囲内、最も好ましくは−0.25%〜−1.0%の範囲内である。特に、湿伸度は、好ましくは−0.5%〜−1.0%の範囲内である。
機械方向を横断して測定した原紙の湿伸度は、好ましくは2.5%以下、より好ましくは2.0%以下であり、さらに好ましい態様では1.5%以下であり、最も好ましくは1%以下である。さらに好ましい態様では、機械方向を横断して測定した湿伸度は0.8%以下であり、より好ましくは0.3%以下であり、一つの好ましい態様では0%以下である。
工程b)において適用されるコーティングは、原紙の湿伸度に対して、実質的には影響しない。従って、好ましくは、工程c)の後のコート紙は、コート紙の製造に使用される原紙と実質的に同じ湿伸度を有する。この好ましい態様において、特に、原紙について報告される湿伸度は、工程c)の後のコート紙に置き換え得る。
一つの好ましい態様では、工程c)の後のコート紙の湿伸度は、機械方向に平行に測定して、0%である。さらに好ましい態様では、コート紙は、湿伸度を測定する時に短くなり、負の湿伸度を与える。機械方向に平行なこの負の湿伸度は、好ましくは0%〜−1.0%の範囲内、より好ましくは−0.1%〜−1.0%の範囲内、最も好ましくは−0.25〜−1.0%の範囲内である。特に、湿伸度は、好ましくは−0.5%〜−1.0%の範囲内である。
工程c)の後のコート紙の湿伸度は、機械方向を横断して測定して、好ましくは2.5%以下、より好ましくは2.0%以下、さらに好ましい態様では1.5%以下、最も好ましくは1%以下である。さらに好ましい態様では、機械方向を横断して測定した湿伸度は、0.8%以下、より好ましくは0.3%以下であり、一つの好ましい態様では0%以下である。
一つの好ましい態様において、原紙は、ISO287において、2.5%以上の絶対水分含量を有する。さらに好ましくは、工程a)の原紙は、絶対水分含量が3.0%以上であり、特に3.5%以上、最も好ましくは4.0%未満である。
工程a)の原紙の坪量は、EN ISO536に従って測定して、20〜150g/m2の間であり得る。坪量は、好ましくは20〜100g/m2の間であり、より好ましくは30〜90g/m2の間であり、最も好ましくは40〜80g/m2の間である。
工程b)において、コート組成物の適用の後、コートされた原紙は、好ましくは、つや出しプレスで処理して、キャストコート紙を与え、つや出しプレスへの進入の前の、コートされた原紙の絶対水分含量は、1.5%を超える。
方法の工程b)において、好ましくは、18〜30g/m2(オーブン乾燥)の水性コート組成物を原紙に適用する。さらに好ましくは、20〜25g/m2の間(オーブン乾燥)の水性コート組成物を工程b)において適用する。
コーティングは、好ましくは1以上の顔料を含む。好適な顔料の例は、カオリン、粘土、水酸化アルミニウム、サテンホワイト、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク、焼成カオリンおよび二酸化チタンであり、顔料は個別にまたは混合して使用し得る。プラスチック顔料等の有機顔料は、例えば、コーティング中にも存在し得る。使用される顔料の少なくとも50重量%は、好ましくは粒子径が2μm未満である。
コーティングは、好ましくは、本発明の分野で代表的な結合剤を含む。結合剤は合成結合剤でも天然結合剤でもよい。好適な結合剤の例としては、スチレン−ブタジエンラテックス、メタクリル酸メチル−ブタジエンラテックス、スチレン−酢酸ビニルラテックス、酢酸ビニル−アクリレートラテックス、スチレン−アクリレート−アクリロニトリルラテックスが挙げられる。あるいは、結合剤として、カゼイン、大豆タンパク質および/またはポリビニルアルコールを使用し得る。
例えば、増粘剤、界面活性剤、蛍光増白剤および染料等の、慣用の添加剤がコーティング中に存在し得る。
工程b)において巻き取り紙に適用する前の水性コート組成物の固形分は、好ましくは5〜68重量%、より好ましくは10〜65重量%、最も好ましくは15〜65重量%である。
方法の工程b)におけるつや出しプレスは、好ましくは裏面湿潤装置を有し得る。この裏面湿潤装置を用いて、次に、コートされた原紙の裏面を含水調製液で処理することが可能である。この裏面湿潤装置の構造は、当業者によく知られたものと一致していればよい。特に、裏面湿潤装置は、コートされた原紙の裏面に含水調製液を2つのロールによって適用する、水圧機(ウォータープレス)であればよい。つや出しプレス内部で、裏面湿潤装置は、鏡面光沢面を有するシリンダーの上流に配置される。従って、コートされた原紙は、キャストコーティングシリンダーの鏡面光沢面と接触する前に、裏面を湿らせる。裏面湿潤装置は、原紙における緊張を消散し、故に、完成したキャストコート紙のラベル貼り付け特性をさらに改善する。特に、この好ましい態様により、ラベルを貼り付ける瓶の周りへの湿潤ラベル貼り付けへのラベルの適合性は、より一層良好である。
好ましいキャストコーティング方法はそれ自体は制限されない。使用されるキャストコーティング方法は、特に直接法、再湿潤法またはゲル法であればよい。好ましくは再湿潤法であり、この方法では、初めにコート組成物が原紙に適用され、次に乾燥する。続いて、つや出しシリンダーに入れる際に、コーティングを再度湿らせ、つや出しプレスを離れた際に、キャストコーティングシリンダーの鏡面様の滑らかな面が紙に移動する。
一つの好ましい態様では、工程b)において、つや出しプレス内への進入の前の、コートされた原紙の絶対水分含量は、2%〜7%である。一つの好ましい態様において、再湿潤法を使用する場合、つや出しプレス内への進入とは、既にコートされ乾燥した紙を再び湿らせる前の時点を意味すると理解される。つや出しプレスが裏面湿潤装置を有する場合、裏面コーティング装置内への進入の前の、コートされた原紙の絶対水分含量は、上述の範囲内である。
一つの好ましい態様において、つや出しプレス内への進入の前の、コートされた原紙の絶対水分含量は、2%〜6%であり、より好ましくは2.5%〜4%であり、最も好ましくは2.5%〜3.5%である。
本書に記載する方法の工程c)において、コート紙は調整される。本書で調整とは、コート紙において所定の平衡水分含量を構築することを意味する。コート紙の所定の平衡水分含量は、好ましくは50%の相対湿度に達する。調整は、当業者に知られているあらゆる装置を用いて実施し得るが、特に、予め選択された相対大気湿度を有するチャンバーを用いて実施し得る。次に、巻き取り紙を、所望の平衡水分含量を有するまで、このようなチャンバーに通す。この場合、チャンバー内の予め選択された状態は、紙の所望の平衡水分含量に適合する。一つの好ましい態様において、キャストコート紙は、少なくとも90%の相対湿度を有する雰囲気中で調整される。
調整は、好ましくは、相対湿度が50%(標準状態)の平衡水分含量に調整した後、コート紙の平面度が、コートされた面の方向において機械方向に平行に測定して(伸長伸び)10mm未満であり、コートされた面の方向において機械方向を横断して測定して(膨張伸び)10mm未満であるように、実施する。
平面度は、好ましくはクロスカット法を用いて測定する。この方法では、巻き取り紙から約20x20cmの四角片を切り取る。機械方向を試験紙上に示し、試験紙の縁が機械方向に平行にまたは機械方向を横断して配置することが重要である。次に、四角の内部に、四角の角に対角線に、約18cmの長さの十字を切る。その後、できた切込みの三角形の末端で、平面度を調べる。それは、試験紙の支持体から末端までの距離で決定され、ミリメートル単位の伸長伸びは、それぞれ、紙の支持体表面から上部または下部の末端までの距離である。対応して、膨張伸びは、紙の支持点から、左側または右側の三角形の切り出しの末端までの距離である。
この文脈において、膨張伸びについては、発生する膨張伸びが、紙を湿らせることによってある制限内に調整され得ることから、「湿潤平面度(moisture flatness)」という用語もまた用いられる。対応して、伸長伸びは、例えば、破砕機の刃によって影響され得ることから、機械的平面度と言う。この場合、巻き取り紙は、所望の伸長伸びが生じるように、張力により変形される。
伸長伸びは、好ましくは、コートされた面の方向において8mm未満であり、より好ましくは、コートされた面の方向において5mm未満であり、最も好ましくは、コートされた面の方向において3mm未満である。さらに好ましい態様において、伸長伸びは0mmであり、このことは紙が伸長伸びを示さないことを意味する。
さらに好ましい態様において、膨張伸びは、コートされた面上で8mm未満であり、より好ましくは、コートされた面の方向において5mm未満であり、最も好ましくは、コートされた面の方向において3mm未満である。一つの特に好ましい態様において、膨張伸びは0mmであり、このことは紙が膨張伸びを示さず、基材上で平らであることを意味する。
工程c)において調整の後、コート紙は、好ましくは、ISO287において、絶対水分含量が2%〜10%であり、より好ましくは2%〜8%であり、最も好ましくは2%〜7%である。
一つの好ましい態様において、工程b)の後、工程c)の前に、コート紙のコートされた面に金属層を適用することが可能である。この金属層は、好ましくは真空蒸着によって適用し得る。金属層は、好ましくはアルミニウムを含む。さらに好ましくは、金属層はアルミニウム層である。
一つの好ましい態様において、コート紙のコートされた面に金属層を適用する前に、コートされた面に光沢をつける。この文脈において、キャストコート紙の表面をより滑らかにするために、当業者に知られている全てのワニスコーティングを使用することが可能である。このワニスコーティングは、当業者に知られているあらゆる適用装置で適用し得る。ワニスコーティングは、好ましくは、フレキソ印刷法によって適用され、この方法において、印刷インクは耐溶媒性または水性であればよい。
一つのさらに好ましい態様において、ワニスコーティングは、金属層を適用した後に、金属層に適用する。ワニスコーティングとしては、当業者に知られているあらゆるワニスコーティングを使用することが可能である。特に、ワニスコーティングは、当業者に知られているあらゆる適用装置を用いて適用し得るが、ワニスコーティングは、好ましくはフレキソ印刷法によって適用される。使用される印刷インクとしては、耐溶媒性印刷インクだけではなく、水性印刷インクも含まれていてよい。
一つの好ましい態様では、コート紙は、ISO287において、金属層を適用する前の絶対水分含量が0.5%〜10%である。さらに好ましい態様では、コート紙は、金属層を適用する前の絶対水分含量が0.5%〜8%であり、より好ましくは1%〜7%であり、さらにより好ましくは1.5%〜6%であり、最も好ましくは2%〜5%である。
さらに本発明は、原紙および原紙に適用されたコーティングを含むコート紙であって、原紙内の長繊維化学パルプの割合が少なくとも25重量%であり、原紙が試験時間10秒のISO535(Cobb10)において5〜20g/m2の吸水度を有し、原紙の(フェンチェル)湿伸度が、機械方向に平行に測定して0%以下であり、機械方向を横断して測定して3%以下であり、かつ、コーティングが10g/m2〜40g/m2(オーブン乾燥)のコート重量を有する、コート紙を提供する。
コート紙は、好ましくはキャストコート紙である。
コート紙は、クロスカット法(上述)を用いて測定して、コートされた面の方向において機械方向に平行な平面度(伸長伸び)が10mm未満であり、コートされた面の方向において機械方向を横断する平面度(膨張伸び)が10mm未満である。
一つの好ましい態様において、コート紙は、種々の相対湿度での調整サイクルにおける平面度挙動で特徴付けられる。この目的のため、紙は、好ましくは10x7cmのサイズ(長方形)であり、種々の相対湿度で調整される。この種の試験紙の製造過程において、長方形の縁を巻き取り紙の機械方向または横断方向に正確に合わせることが重要である。長方形の切り抜きの長い側面は、好ましくは機械方向に平行に合わせ、その結果、機械方向(長方形の長い側面)は、横断方向と混同されない。膨張伸びは、長方形の試験紙の平面支持体から縁までの距離であり、機械方向に平行に向けた縁で測定する。対応して、伸長伸びは、平面基材からの機械方向を横断して合わせた縁までの距離である。本発明は好ましくは片面のコート紙に関することから、膨張伸びおよび伸長伸びは、紙のコートされた面またはコートされない面のいずれか、それぞれに関する。
前記サイクルを実施する際、提示される湿度それぞれで、紙を、好ましくは平衡水分含量が得られるまで調整することが重要である。
本書での本発明の紙は、
a)50%の相対水分含量で、紙の膨張伸びが、紙の非コート面へ5mm〜コート面へ5mmの間であり、
b)続いて相対水分含量を80%に調整した後、紙のコート面への膨張伸びが0〜30mmであり、
c)続いて相対水分含量を45%に調整した後、紙の非コート面への膨張伸びが0〜10mmであり、
d)続いて相対水分含量を80%に調整した後、紙のコート面への膨張伸びが0〜30mmであり、および、
e)続いて相対水分含量を45%に調整した後、紙の非コート面への膨張伸びが0〜10mmである、
平面度挙動を示す。
さらに、コート紙は、好ましくは、いわゆる「仕事容量(work capacity)」を有する。本発明における意味は、仕事容量は、工程b)およびc)の膨張伸びの差と、工程d)およびe)の膨張伸びの差との平均であり、この平均は好ましくは2mm〜40mmである。
例として、工程b)において紙のコートされた面への膨張伸びが28mmと測定され、工程c)においてコートされない面への膨張伸びが8mmであり、工程d)で再度紙のコートされた面への膨張伸びが27mmであり、工程e)において紙のコートされない面への膨張伸びが9mmと測定された場合、仕事容量(mm)は、(((28mm−(−8mm))+(27mm−(−9mm)))/2である。従って、この例では、キャストコート紙の仕事容量は36mmとなるであろう。
好ましくは、本発明のコート紙は、上述の平面度サイクルを横切るような伸長伸びを示さない。代わりに、好ましくは、種々の形態の調整により、紙は、コートされた面またはコートされない面への膨張伸びを、常に示し続けるであろう。
驚くべきことに、本発明のキャストコート紙が、従来の紙と比較して、改善されたラベル貼り付け特性を有することは事実である。特に、湿式ラベル貼り付けにおいて、本発明の紙は、瓶に適用する場合、ラベルを貼る瓶に適合するので、ラベルによる瓶のある種のルーピングがある。このことにより、その後のブラシかけの結果、確実にラベルが外れなくなる。さらに、このルーピング挙動の結果として、ラベルはさらにしっかりと瓶に接着し、それによってラベルが自動ラベル貼り付けユニットにおいてはがれ落ちるのを防ぐ。このため、本発明の紙は、結果的にラベル貼り付け操作の信頼性が高まる。はがれ落ちたラベルを清掃するために他に必要になるであろう、ラベル貼り付けユニットの清掃サイクル数が減るため、ラベル貼り付けプラントの休止時間が減少する。
さらに、本発明のラベルを用いると、例えば瓶への適用の後、角や縁がはがれない。既に述べたように、本発明のコート紙は、ラベルを貼り付ける瓶に適合する。また、このことは、ラベル上のシワの形成を防ぐ。ラベルを瓶に適用した際にシワが形成された場合でも、ラベルのルーピングの結果、これらのシワは引っ張られて再度滑らかになる。従って、ラベルは、例えば瓶上で、平らである。
いわゆるネックラベルの場合には、さらなる利点がある。ネックラベルは、瓶の首に適用されるラベルである。瓶の首は一般に、瓶の円筒の外形とは非常に異なるため、現時点では、正確な配置でラベルを貼り付けることは特に面倒である。驚くべきことに、この幾何学的に非常に要求の厳しい瓶上の位置であっても、本発明のコート紙は、改善されたラベル貼り付け特性を示す。本発明のコート紙は、例えば、瓶の首などの形状に正確に適合する。結果として、ラベル貼り付けの間の機械の運転が改善され、貼り付けられたラベルは全くシワが見られない。
本発明のコート紙を用いた湿式ラベル貼り付けの状況で発生する本発明のさらなる利点は、糊付けされたラベルを瓶に適用する際に、ラベルのコートされていない面、すなわち糊付けされた面への伸長伸びへの、好ましくは、ラベルのジャンピングがあることである。これは、例えばラベルによる、瓶のルーピングを促進する。いかなる理論にも拘泥しないが、この効果は、本発明のコート紙の(フェンチェル)湿伸度によるものであり得ると考えられる。
さらに、本発明のコート紙、特にコート紙のコーティングに、金属層を適用することも可能である。既に述べたように、そこには金属層の下および/または金属層の上にさらなる層が存在することが可能であり、これらのさらなる層は、好ましくは、ワニスコーティングである。金属層は好ましくはアルミニウムを含み、さらに好ましくは蒸着によって適用される。
実施例1:
片面コート紙を以下の通り製造する:
以下の組成を有する繊維混合物を、抄紙機において処理する(表2):
Figure 2009537706
このようにして製造されたコーティング原紙は、坪量が50g/m2(絶乾重量)であり、絶対水分含量が3%である。
フェンチェル湿伸度は、機械方向に平行に−0.1%であり、機械方向を横断して2.4%である。
コーティング原紙は、着色したコーティング滑沢組成物で片面をコートし、その後、調整器において調整する。
Figure 2009537706
このようにして製造されたコート紙(完成した紙)は、絶対水分含量が6%である。
完成した紙は、コートしていない面のISO535における試験時間10秒の吸水度(Cobb10)が12g/m2である。
完成した紙は、コートした面への機械方向に平行におよび機械方向を横断して測定した平面度が0mmであり、フェンチェル湿伸度は、機械方向に平行に測定して−0.1%であり、機械方向を横断して2.4%である。
この完成した紙の平面度挙動を種々の相対湿度で測定する場合、見かけの挙動は以下の通りである(表4)。
Figure 2009537706
このコート紙は、ラベル貼り付け操作(ラベルの糊付け、糊パレットからの除去)の間、非常に良好な特性を示す。ラベル貼り付けユニットのグリッパーフィンガーから容器に移動する時のみ、ラベルは膨張伸びから裏面の伸長伸びへと「ジャンプ」し、その際、容器を「包み込む」。上述の特性を示すラベルは、シワになったり、角がめくれ上がったり、同様の不具合がなく、種々の容器に問題なく適用され得る。加えて、上述の特性によって、典型的な糊の量を10%まで節約することが可能である。
実施例2:
アルミニウムでコートした完成した紙を、以下の通り製造する:
以下の組成を有する繊維混合物を、抄紙機において処理する(表5):
Figure 2009537706
製造されたコーティング原紙は、坪量が51g/m2(絶乾)であり、絶対水分含量が3%である。
フェンチェル湿伸度は、機械方向に平行に−0.12%であり、機械方向を横断して2.4%である。
コーティング原紙は、有色素のコート組成物(表6)で、以下の条件下、片面をコートする。
Figure 2009537706
このようにして製造されたコート紙は、絶対水分含量が2%である。
アルミニウム蒸着ユニットにおいて、アルミニウムの薄層を、高真空下、上述のコート紙のコート面に適用する。
次に、アルミニウムコート紙は、別の調整器を用いて調整する。
このようにして製造されたコート紙および蒸着コート紙(完成した紙)は、絶対水分含量が6%である。
コートしていない面のISO535における試験時間10秒の吸水度(Cobb10)が11g/m2である。
さらに、製造された完成した紙は、機械方向に平行におよび機械方向を横断して測定した平面度が0mmである。
このようにして製造された完成した紙のフェンチェル湿伸度は、機械方向に平行に測定して−0.12%であり、機械方向を横断して2.4%である。
この完成した紙の平面度挙動を種々の相対湿度で測定する場合、以下の特性が認められる(表7):
Figure 2009537706
この完成した紙は、ラベル貼り付け操作(ラベルの糊付け、糊パレットからの除去)の間、非常に良好な特性を示す。ラベル貼り付けユニットのグリッパーフィンガーから容器に移動する時のみ、ラベルは膨張伸びから裏面の伸長伸びへと「ジャンプ」し、その際、容器を「包み込む」。上述の特性を示すラベルは、シワになったり、角がめくれ上がったり、同様の不具合がなく、種々の容器に問題なく適用され得る。加えて、上述の特性によって、典型的な糊の量を10%まで節約することが可能である。
比較例3:
この例は、片面をコートした、坪量が80g/m2のアルミニウムコートラベル紙に関する。
競争材料は、絶対水分含量が5.5%であり、ISO535における試験時間10秒の吸水度(Cobb10)が8g/m2である。
機械方向に平行に、および機械方向を横断して測定した平面度は、コート面に対し、それぞれ0mmである。
フェンチェル湿伸度は、機械方向に平行に測定して0.25%であり、機械方向を横断して2.5%である。
この材料の平面度挙動を、本明細書に記載した方法に従って分析した(表8)。
Figure 2009537706
この完成した紙(競争材料)は、ラベル貼り付け操作(ラベルの糊付け、糊パレットからの除去)の間、通常の特性を示す。しかしながら、グリッパーフィンガーから容器に移動する時、ラベルは膨張伸びから裏面の伸長伸びへと「ジャンプ」しない。このラベルは、ラベル貼り付け工程に存在する、加圧ロールおよび/またはブラシを使用して、容器表面をさらに加圧することが必要である。ラベル紙における応力(ストレス)またはラベル位置の誤りの結果、角のめくれ、シワ、誤位置等の不具合が頻発する。加えて、より多量の糊を要する結果、容器またはラベル貼り付けユニットが汚れ、このことはラベル貼り付けユニットをより短いサイクルで清浄することを示唆する。

Claims (26)

  1. コート紙の製造方法であって、
    a)原紙を供給する工程であって、前記原紙内の長繊維化学パルプの割合が少なくとも25重量%であり、
    前記原紙がISO287において2.5%以上の絶対水分含量を有し、
    前記原紙が試験時間10秒のISO535(Cobb10)において5〜20g/m2の吸水度を有し、および
    前記原紙の(フェンチェル)湿伸度が、機械方向に平行に測定して0%以下であり、機械方向を横断して測定して3%以下である工程、
    b)前記原紙の少なくとも1面に、10〜40g/m2(オーブン乾燥)の水性コート組成物を適用してコート原紙を与える工程、および
    c)工程b)で得られたコート紙を調整する工程
    を含む方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記コート紙がキャストコート紙である方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法であって、工程a)における原紙がISO287において4%以上の絶対水分含量を有する方法。
  4. 請求項1〜3の少なくとも一項に記載の方法であって、工程a)における原紙が、EN ISO536において測定して、20〜150g/m2の坪量を有することを特徴とする方法。
  5. 請求項1〜4の少なくとも一項に記載の方法であって、工程a)における原紙は、機械方向に平行の(フェンチェル)湿伸度が0%〜−1%であり、機械方向を横断する(フェンチェル)湿伸度が2.5%未満であることを特徴とする方法。
  6. 請求項1〜5の少なくとも一項に記載の方法であって、工程b)において、前記コート組成物の適用の後、コートされた原紙はつや出しプレスで処理されキャストコート紙を与え、前記のコートされた原紙は、前記つや出しプレス内への進入の前にはISO287において絶対水分量が1.5%より大きいことを特徴とする方法。
  7. 請求項1〜6の少なくとも一項に記載の方法であって、工程b)において、18〜30g/m2(オーブン乾燥)の水性コート組成物を原紙に適用することを特徴とする方法。
  8. 請求項1〜7の少なくとも一項に記載の方法であって、工程b)におけるつや出しプレスが裏面湿潤アセンブリを有し、前記のコートされた原紙の裏面が、前記裏面湿潤アセンブリを用いて、含水調製液で処理されることを特徴とする方法。
  9. 請求項1〜8の少なくとも一項に記載の方法であって、工程b)において、前記つや出しプレス内への進入の前の前記のコートされた原紙の絶対水分含量が2%〜7%であることを特徴とする方法。
  10. 請求項1〜9の少なくとも一項に記載の方法であって、工程c)において、前記キャストコート紙が、相対湿度が少なくとも90%の雰囲気中で調整されることを特徴とする方法。
  11. 請求項1〜10の少なくとも一項に記載の方法であって、工程c)において、調整後の前記コート紙の平面度が、コートされた面の方向において機械方向に平行に測定して(伸長伸び)10mm未満であり、コートされた面の方向において機械方向を横断して測定して(膨張伸び)10mm未満であることを特徴とする方法。
  12. 請求項1〜11の少なくとも一項に記載の方法であって、工程c)において、調整後の前記コート紙が、ISO287において2%〜10%の絶対水分含量を有することを特徴とする方法。
  13. 請求項1〜12の少なくとも一項に記載の方法であって、工程b)の後かつ工程c)の前に、前記キャストコート紙のコートされた面に、金属層を適用することを特徴とする方法。
  14. 請求項13に記載の方法であって、前記金属層が真空蒸着によって適用されることを特徴とする方法。
  15. 請求項13または14に記載の方法であって、前記金属層がアルミニウムを含むことを特徴とする方法。
  16. 請求項13〜15の少なくとも一項に記載の方法であって、前記金属層を適用する前に、前記コート紙が、ISO287において0.5%〜10%の絶対水分含量を有することを特徴とする方法。
  17. 請求項1〜16の少なくとも一項に従って得られるコート紙であって、前記コート紙は原紙であり、前記原紙に適用されたコーティングを含み、前記原紙内の長繊維化学パルプの割合が少なくとも25重量%であり、前記原紙がISO287において2.5%以上の絶対水分含量を有し、前記原紙が試験時間10秒のISO535(Cobb10)において5〜20g/m2の吸水度を有し、前記原紙の(フェンチェル)湿伸度が、機械方向に平行に測定して0%以下であり、機械方向を横断して測定して3%以下であり、かつ、前記コーティングが10g/m2〜40g/m2(オーブン乾燥)のコート重量を有するコート紙。
  18. 原紙および前記原紙に適用されたコーティングを含むコート紙であって、前記原紙内の長繊維化学パルプの割合が少なくとも25重量%であり、
    前記原紙がISO287において2.5%以上の絶対水分含量を有し、
    前記原紙が試験時間10秒のISO535(Cobb10)において5〜20g/m2の吸水度を有し、かつ、
    前記原紙の(フェンチェル)湿伸度が、機械方向に平行に測定して0%以下であり、機械方向を横断して測定して3%以下であり、かつ、
    前記コーティングが10g/m2〜40g/m2(オーブン乾燥)のコート重量を有するコート紙。
  19. 請求項18に記載のコート紙であって、前記コート紙がキャストコート紙であるコート紙。
  20. 請求項18または19に記載のコート紙であって、前記コート紙が、コートされた面の方向において機械方向に平行な平面度(伸長伸び)が10mm未満であり、コートされた面の方向において機械方向を横断する平面度(膨張伸び)が10mm未満であるコート紙。
  21. 請求項18〜20の少なくとも一項に記載のコート紙であって、
    a)50%の相対水分含量で、前記紙の膨張伸びが、前記紙の非コート面へ5mm〜コート面へ5mmの間であり、
    b)続いて相対水分含量を80%に調整した後、前記紙のコート面への膨張伸びが0〜30mmであり、
    c)続いて相対水分含量を45%に調整した後、前記紙の非コート面への膨張伸びが0〜10mmであり、
    d)続いて相対水分含量を80%に調整した後、前記紙のコート面への膨張伸びが0〜30mmであり、および、
    e)続いて相対水分含量を45%に調整した後、前記紙の非コート面への膨張伸びが0〜10mmである
    ことを特徴とするコート紙。
  22. 請求項21に記載のコート紙であって、工程b)および工程c)の膨張伸びにおける差と、工程d)および工程e)の膨張伸びにおける差との平均が、2mm〜40mmであることを特徴とするコート紙。
  23. 請求項21または22に記載のコート紙であって、工程b)〜工程e)において、前記紙がコート面または非コート面に対して伸長伸びが無いことを特徴とするコート紙。
  24. 請求項21〜23の少なくとも一項に記載のコート紙であって、前記コート紙の前記コーティングに金属層が適用されていることを特徴とするコート紙。
  25. 請求項24に記載のコート紙であって、前記金属層がアルミニウムを含むことを特徴とするコート紙。
  26. 請求項17〜25の少なくとも一項に記載のコート紙の、ラベル製品のための使用。
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