JPH01221593A - 金属蒸着ラベル用紙及びその製造方法 - Google Patents

金属蒸着ラベル用紙及びその製造方法

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JPH01221593A
JPH01221593A JP4553588A JP4553588A JPH01221593A JP H01221593 A JPH01221593 A JP H01221593A JP 4553588 A JP4553588 A JP 4553588A JP 4553588 A JP4553588 A JP 4553588A JP H01221593 A JPH01221593 A JP H01221593A
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layer
label paper
metallized
paint layer
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JP4553588A
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Masahiro Higuchi
昌宏 樋口
Teruo Nakamura
中村 照雄
Katsuhiro Doi
土井 克広
Yasuhiro Fujiki
藤木 康浩
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H19/00Coated paper; Coating material
    • D21H19/02Metal coatings
    • D21H19/08Metal coatings applied as vapour, e.g. in vacuum
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H19/00Coated paper; Coating material
    • D21H19/36Coatings with pigments
    • D21H19/44Coatings with pigments characterised by the other ingredients, e.g. the binder or dispersing agent
    • D21H19/56Macromolecular organic compounds or oligomers thereof obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D21H19/58Polymers or oligomers of diolefins, aromatic vinyl monomers or unsaturated acids or derivatives thereof

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はビール瓶等に貼着される金属蒸着ラベル用紙に
関し、特に瓶に貼着して冷水に浸したり、冷蔵庫に入れ
ている間に発生する金属蒸着層のクラック(亀裂)を改
良したラベル用紙に関するものである。
「従来の技術」 従来、ビール瓶等に貼着されるラベル用紙としては、ア
ート・コート紙、アート・コート紙とアルミニウム箔等
の金属箔を貼り合せた紙が使用されており、特にアルミ
箔ラベル用紙は商品のアピール性に優れているため広く
用いられている。
しかし、省資源の叫ばれる今日、アルミ箔ラベル用紙は
次第に金属蒸着紙に置き換えられようとしている。即ち
、金属蒸着紙とアルミ箔を比べた場合、蒸着紙のアルミ
ニウム使用量はアルミ箔の1/100〜1/200であ
り、しかも金属薄層特有の光沢が得られるため、経済効
果と共に商品自体のアピール性が高まり、加えて紙の特
性を生かせる利点も付随するためアルミ箔ラベル用紙に
代わるラベル用紙としておおいに期待されている。特に
ビール瓶等は回収再利用されるため、洗瓶工程でカセイ
ソーダ処理が行われるが、この時アルミニウムと反応し
て水素ガスが発生するため、アルミニウムの量が少なけ
れば少ない程作業環境や安全面で有利となるため金属蒸
着紙の使用は一層急速に拡がってきている。
「発明が解決しようとする課題」 このように優れた特徴を発揮する金属蒸着ラベル用紙に
おいても、その使用時に以下の問題が発生する。即ち、
金属蒸着ラベル用紙を瓶に貼着したビール瓶等を冷蔵庫
や水中で浸漬冷却した時に金属蒸着面に細かいクランク
(亀裂)やシワが発生することである。
このため、支持体としてフィルムを使用したり天然パル
プに合成パルプや合成繊維を混抄した紙を用いる方法(
特公昭60−25792号)等も提案されているが、回
収再利用時の洗瓶適性に欠けるため実用するのは難しい
。またクレーコート層を含む基紙の水中伸度が2.5%
以下の紙を支持体として使用する方法(実開昭59−1
71933号)も提案されているが、必ずしも満足すべ
き結果は得られていない。
「課題を解決するための手段」 かかる現状に鑑み、本発明者等は金属蒸着ラベル用紙を
用いた場合に発生するクラックについて鋭意検討した結
果、金属蒸着紙をビール瓶等にラベルとして貼着し、家
庭等で冷水に浸したり冷蔵庫に入れた場合、ラベルを構
成する原紙層の湿潤に伴う伸びが金属蒸着層に比べて非
常に大きいため、そこにひずみが生じて金属蒸着面にク
ランクが発生することを突き止めた。このひずみを抑え
るためには、原紙の水に対する伸びを小さくしたり、塗
被層を柔軟で伸びのある性質にする必要がある。そのた
め、さらに鋭意研究を重ねた結果、原紙の抄紙条件と塗
被層の構成を特定することによって、クシツクの発生が
極めて効率よく防止できることを見出し本発明を完成す
るに至った。
本発明は、原紙上に顔料及び接着剤を主成分とする塗料
層、合成樹脂を主成分とするアンダーコート層、金属蒸
着層と、必要に応じて合成樹脂を主成分とするトップコ
ート層を順次設けてなる金属蒸着ラベル用紙において、
該原紙が前乾燥を有しないヤンキーライヤーで乾燥され
、JIS  P−8140に基づ(コツプ吸水度の5分
値が5〜30g/niであることを特徴とする金属蒸着
ラベル用紙である。
「作用」 本発明の金属蒸着ラベル用紙では、ヤンキードライヤで
乾燥された原紙を使用するものであるが、特に前乾燥に
多筒式乾燥装置を使用せず、ヤンキードライヤのみで乾
燥された原紙が好ましく、かかる原紙はヤンキードライ
ヤー表面に貼りついた状態で乾燥されるため、一般の多
筒式乾燥ドライヤーマシンで抄紙された原紙に見られる
乾燥工程中での横方向の収縮が著しく抑えられているた
め、水に接しても変化が小さく金属蒸着紙として仕上げ
た場合に好適性を発揮するものである。
なお、純白ロール紙の製造等で最近多用されている多筒
式シリンダードライヤーとヤンキードライヤーとを組み
合わせた乾燥方法では、乾燥の前段階の多筒式シリンダ
ードライヤ一部分で横方向の収縮が起こるため、その後
ヤンキードライヤーで乾燥しても、充分な改良効果は得
られない。
更に本発明で用いる原紙は、JIS  P−8140に
基づいて測定されるコツプ吸水度の5分値を5〜30 
g/r+?に調節する必要がある。即ち、原紙は塗被工
程で水性塗液が塗被されるが、その際塗液の水分によっ
て急速に繊維が伸長し、次の乾燥工程で大幅に収縮する
ため、コンブ吸水度が大きく繊維の吸水性の大きな原紙
では塗料塗被後の乾燥工程でヤンキードライヤーのみを
用いて乾燥した効果が失われてしまい、満足すべき金属
蒸着ラベルのクランク改良効果が得られない。そこで、
本発明者等は金属蒸着ラベル用紙に使用する原紙の吸水
度とクシツクの発生状況について詳細に調査検討した結
果、クラックの発生状況と原紙のステキヒト・サイズ度
測定値や単なるコンブ吸水度との間には系統的な相関性
が認められなかった。これはステキヒト・′サイズ度測
定値や単なるコツプ吸水度の測定は共に通常2分以内で
行われるため、ビール瓶等を冷却する際に必要な時間と
の間に大きなずれが生じるためであることが明らかとな
った。そのため、さらに詳細に研究した結果、コツプ吸
水度の5分値では充分に相関性のあるデーターの採取が
可能であることが明らかとなり本発明を完成するに至っ
た。
而して、コツプ吸水度の5分値が30g/m2より大き
くなると金属蒸着ラベルのクランクが発生し易くなり、
5 g / rrr未満では水性塗液と原紙表面の濡れ
が悪くなって塗料層の接着強度が低下し、塗りムラも生
じるため、本発明で使用する原紙はコンブ吸水度の5分
値を5〜30g1rl、より好ましくは10〜25 g
 / rriに調節する必要がある。
なお、原紙の米坪としては40〜80 g / rdが
一般的であり5かかる原紙上に顔料と接着剤を主成分と
する塗料層が設けられる。
そして、本発明の金属蒸着ラベル用紙では、塗料層中の
接着剤として、スチレン・ブタジエン共重合体及び/又
は変性スチレン・ブタジエン共重合体ラテックスを顔料
100重量部に対し、10重量部以上、好ましくは14
重量部以上、より好ましくは17重量部以上、30重量
部以下程度の範囲で用いるのが好ましい。これらの共重
合体ラテックスは、カオリン等の顔料形状からくる塗料
層の平面的配向性に寄与し、且つ空隙にフィルムを形成
して穴埋め効果を発揮し塗料層の接水性を高め、さらに
フィルムの可撓性によって塗料層に柔軟性とバリヤー性
を与え、結果的に金属光沢の改良やクランクの発生を防
止する効果に寄与するものと推測される。なお、重合体
ラテックスの配合量が10重量部未満であると、塗料層
を形成する顔料粒子の間の穴埋め効果が不充分となり、
満足すべき水バリヤー性を得ることができない。
一般に塗料層の接着剤としては、例えば酢酸ビニル、エ
チレン/酢酸ビニル、アクリル・塩化ヒニル・塩化ビニ
リデン、アクリル/スチレン等の単独或いは共重合体合
成樹脂ラテックスも使用されるが、本発明者等の実験結
果によれば、これらの合成樹脂ラテックスを多量に使用
した場合には、本発明の改良効果が認められるが、スチ
レン・ブタジエン系共重合体ラテックスを使用した場合
の方が良い効果が得られることが明らかとなった。
これはスチレン・ブタジエン系共重合体ラテックスが耐
水性に優れており、弾性のあるゴムとしての性質を有す
るために冷水に浸された状態でも硬くならず伸びを有す
るため、クランクの発生が抑えられるものと推定される
本発明において、かかる共重合体ラテックスと共に塗料
層を構成する顔料としては、例えばクレー、カオリン、
水酸化アルミニウム、沈降性炭酸カルシウム、重質炭酸
カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、プ
ラスチックピグメント等の一般の塗被紙用顔料が挙げら
れる。
なお、接着剤成分はスチレン・ブタジエン系共重合体ラ
テックス単独でもよいが、他の接着剤を併用しても良く
、例えば各種共重合体合成樹脂ラテックス類、陽性澱粉
、酸化澱粉等の澱粉類、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体1.
カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白等の蛋白質類等が例示さ
れるが、併用割谷は本発明の所望の効果を損なわない範
囲に留める必要があり、当然スチレン・ブタジエン系共
重合体ラテックスの使用量より少な(するのが好ましい
。また、必要に応じて消泡剤、着色剤、流動変性剤等の
各種助剤を適宜使用してもよい。
かくして調製された塗料は一般の塗被紙製造に用いられ
ているブレードコーター、エアーナイフコーター、ロー
ルコータ−、ブラシコーター、カーテンコーター、チャ
ンブレックスコーター、バーコーター、グラビアコータ
ー、サイズプレスコーター等の塗被装置を設けたオンマ
シン、或いはオフマシンコーターによって原紙上に一層
或いは多層に分けて塗被される。
塗被量は10〜30g/rl程度の範囲で調節するのが
望ましく、好ましくは15〜25g/rrrの範囲で調
節される。因みに、10 g/m未満の塗被量では、塗
料層表面の平滑性が不充分となり満足すべき金属蒸着面
の光沢を得ることができず、30g/rfを超える程多
量に傅被すると、製品の厚みが大きくなり過ぎるため、
原紙の米坪を下げたり、塗料組成の大幅な調整が必要と
なるため好ましくない。
本発明の金属蒸着用ラベル用紙で得られる蒸着層のクラ
ック防止効果は、上記の如く原紙抄造時の乾燥条件、原
紙のコツプ吸水度5分値の規定、並びに塗料層に配合さ
れる共重合体の種類と量の4つの条件が相乗作用して得
られる効果であり、これら4つの条件の一つでも欠ける
と顕著なりランク防止効果を得ることは出来ない。
本発明者等の実験結果によれば、抄紙機のウェットパー
トにおける抄造条件を選択して水中伸度を1.5%以下
に抑えた原紙を使用してみても、上記の如き4つの条件
を充たしていないと、蒸着層にクランクが発生すること
が明らかとなった。
かくして上記の如く特定の原紙上に特定の塗料層を塗被
された支持体は、塗料層を乾燥した後で平滑化処理を施
すのが好ましく、例えばスーパーカレンダー・グロスカ
レンダー(特開昭49−132305号、公表特許公報
63−500188号)、ソフトカレンダー(祇パルプ
技術タイムス。
62年8月号、31〜36頁;PPI、1987年1)
月号、45〜47頁、WFP、1985年。
22.873〜877頁)等の金属ロールやドラムと弾
性ロールより成る各種カレンダーがオンマシンやオフマ
シンで適宜使用される。なお、金属ロール表面は硬質ク
ロムメツキ等で鏡面処理してもよく、その表面温度は1
00〜500℃の高温に保つのがより好ましい。また、
弾性ロールはポリウレタン、ポリアミド等の樹脂ロール
やコツトン、アスベスト、ナイロン、アラミツド繊維等
を成型してロール化したもの等が適宜使用されるが、ア
ラミツドロールのように耐熱性の高い材質が特に好まし
く用いられる。
高温カレンダーで処理する際の各種処理条件は目的とす
る塗被紙の種類、原紙条件、塗被層の性質、コートit
、紙水分、仕上げ速度等に応じて適宜調節されるが、カ
レンダーロールの表面温度は高い方が塗被層の可塑化が
より促進されるので好ましく、一般には150〜300
℃程度の範囲で調節される。また、カレンダーロールの
加圧条件は線圧で100〜500kg/cm程度に維持
するのが好ましく、一般には150〜350kg/am
程度の範囲で調節され、加圧ニップの数はソフトカレン
ダーの場合には通常1ドラムあたり2〜6ニツプである
が、スーパーカレンダーの場合には3〜1)ニップ程度
が一般的である。ニップに入る前の塗被紙の水分は約3
〜10%程度が好ましく、カレンダーの仕上げ速度は紙
の未坪、紙品種等によって大きく異なるが100〜13
00m/minの範囲が好ましい。
本発明の金属蒸着ラベル用紙において、アンダーコート
層を形成する前の塗被紙は、できるだけ嵩高(、しかも
平滑な表面を備えているのが望ましい。何故ならばアン
ダーコート層上に設けられる金属蒸着層は約500人と
非常に薄いため、塗料層表面の平滑性が悪いと充分な金
属光沢が得られず、充分な表面平滑性を得るためにスー
パーカレンダーで高圧処理をすると、平滑性は得られて
もラベル用紙の硬さ、腰、剛度が低下して、最近の高速
ラベル貼り機でビール瓶等に正常にラベルを貼ることが
出来なくなってしまうためである。
そのため、前記の如く100℃以上に加熱された高温カ
レンダーで、本発明の熱可塑性に冨んだ塗料層を処理す
る方法は、紙を潰さずに嵩高く表面を平滑に仕上げるこ
とができるため特に好ましい方法である。
かくして形成された塗被紙上にアンダーコート層、金属
蒸着層並びに必要に応じてトップコート層が順次形成さ
れるが、アンダーコート層はその上に設けられる金属蒸
着層が優れた金属光沢を有するように紙に平滑性を付与
したり、蒸着層と塗料層を含む原紙の接着強度を高める
目的で設けられる。アンダーコート層は合成樹脂を主成
分とする層であるが、使用される合成樹脂は、溶剤系、
水性系、ノンソルベント系に大別される。−船釣には溶
剤系のものが使用されるが、具体的な樹脂の例としてて
は、例えばアルキッド系樹脂、アクリル系樹脂、ビニル
系樹脂、セルローズ系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエス
テル系樹脂等が挙げられる。なお、各種の樹脂を適宜ア
ルカリ易溶性に変性して水性系で使用することもある。
また、アンダーコート層は、ロールコータ−、リバース
コーター、グラビアコーター、キャストコーター、バー
コーター等一般に使用される塗工機で塗被される。
金属蒸着層はアルミニウム、金、銀、亜鉛等の金属によ
って形成されるが、コストと外観の点からアルミニウム
が好ましい。アルミニウムの蒸着量は外観とコストの面
から蒸着膜厚o、oi〜0.10μm程度が好ましい。
かくして形成された金属蒸着層上に金属蒸着面の酸化防
止や印刷等の後加工適性を高めるために、必要に応じて
トップコート層が設けられる。なお、トップコート層も
合成樹脂を主成分として形成されるが、アンダーコート
層と同様の樹脂が用途に応じて適宜選択して使用される
更に、ラベル用紙としてグラビア印刷機やオフセット印
刷機で必要な印刷を施した上に必要に応じてオーバーコ
ート層を設けることもあり、ラベル適性を向上せしめる
ために、調湿、カール防止等の処理工程を適宜付加する
こともできる。
「実施例」 以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが
、勿論その範囲に限定されるものではない。また例中の
「部」及び「%」は特に断らない限りそれぞれ「重量部
」及び「重量%」を示す。
実施例1 晒NKP60部、晒LKP40部のパルプ配合に、ロジ
ンサイズ1.5部、タルク5部、硫酸バンド3部を添加
して調製した紙料を、ヤンキードライヤのみを使用した
抄紙機で抄紙乾燥して米坪50 g / rdの原紙を
得た。なお、この原紙のコツプ吸水度の5分値は22 
g/mであった。
別にカオリン(商品名:UW−90,EMC社製)10
0部、ヘキサメタ燐酸ソーダ0.2部をコーレス分散機
を用いて水中に分散し、固形分濃度70%の顔料スラリ
ーを調製した。この顔料スラリーに酸化澱粉(商品名:
エースA、王子コンス社製)3部、変性スチレン・ブタ
ジエン共重合体ラテックス(商品名: JSRO696
,日本合成ゴム社製)25部(固形分)を加え、更に水
を加えて固形分濃度60%の塗液を調製した。
この塗液を上記原紙の平滑面側にオフのペンドブレード
コーターを用いて乾燥後の塗被量が23g / lとな
るように塗被乾燥した。次いで150℃の表面温度を有
する金属ロールとポリアミド樹脂の弾性ロールからなる
4ニツプのソフトコンパクトカレンダーで線圧150 
kg/cmの条件で表面仕上げをし、その後アクリル系
エマルジョンをグラビアコーターで乾燥後の塗被量が4
g/mとなるように塗工してアンダーコート層を形成し
た。
次にアンダーコート層上にアルミニウムを真空蒸着機で
500人の厚さになるように蒸着し、さらにアクリル系
のトップコート層形成樹脂を塗被して金属蒸着ラベル用
紙を得た。
この金属蒸着ラベル用紙を2部4cmの大きさに切り、
カゼイン糊をストライブ状に塗布してビール瓶に貼着し
、24時間風乾した後で水に48時間浸漬して蒸着層表
面に発生するクラックの状況を目視で判定した。なお、
評価は1試料についてそれぞれ10回行いその結果を表
に示した。
実施例2〜4 コツプ吸水度の5分値をそれぞれ28g/m(実施例2
) 、14g/% (実施例3)、6g/イ(実施例4
)とした以外は実施例1と同様にして金属蒸着ラベル用
紙を製造し、実施例1と同様に評価してその結果を表に
示した。
実施例5 塗料層の乾燥後の塗被量を15 g/mとした以外は実
施例1と同様にして金属蒸着ラベル用紙を製造し、実施
例1と同様に評価してその結果を表に示した。
実施例6 カオリン(商品名:UW−9Q、EMC社製)70部、
炭酸カルシウム(商品名:ラフトン18o0.@北粉化
社製)30部、ポリアクリル酸ソーダ0.2部を水中で
コーレス分散機により分散して固形分濃度68%の顔料
スラリーを調製した。
この顔料スラリーに酸化澱粉1.5部(固形分)と変性
スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:J
SRO696,日本合成ゴム社製)15部(固形分)を
加え、更に水を加えて固形分濃度60%の塗液を調製し
た。この塗液を使用した以外は実施例1と同様にして金
属蒸着ラベル用紙を製造し、実施例1と同様に評価して
その結果を表に示した。
実施例7 塗液の顔料組成をカオリン60部、重質炭酸カルシウム
35部、サチンホワイト5部に変更し、且つソフトコン
パクトカレンダーの代わりに金属ロールの表面温度が7
0℃、線圧が300kg/cm、速度が300m/分の
12段スーパーカレンダーによって塗料層表面の平滑化
処理をした以外は実施例6と同様にして金属蒸着ラベル
用紙を製造し、実施例1と同様に評価してその結果を表
に示した。
なお、この実施例でもクラックの発生は認められなかっ
たが、金属蒸着面の光沢は実施例6に比較してテリが低
く少し劣っていた。
実施例8 接着剤として変性スチレン・ブタジエン共重合体ラテッ
クス8部(固形分)及びアクリル共重合体ラテックス(
商品名;プライマルAC22,日本アクリル化学社製)
12部(固形分)を使用した以外は実施例7と同様にし
て金属蒸着ラベル用紙を製造し、実施例1と同様に評価
してその結果を表に示した。
比較例1 多筒式ドライヤー乾燥装置を有する長網抄紙機で抄紙し
、コツプ吸水度の5分値が22g/mである原紙を使用
した以外は実施例1と同様にして金属蒸着ラベル用紙を
製造し、実施例1と同様に評価し7てその結果を表に示
した。
比較例2 6本の多筒式ドライヤーを前乾燥装置として有し、且つ
ヤンキードライヤーを備えた抄紙機で抄紙し、コツプ吸
水度の5分値が21g/+yrである原紙を使用した以
外は実施例1と同様にして金属蒸着ラベル用紙を製造し
、実施例1と同様に評価してその結果を表に示した。
比較例3 塗料中の接着剤である変性スチレン・ブタジエン共重合
体ラテックスの配合量を12部(固形分)に変更した以
外は実施例1と同様にして金属蒸着ラベル用紙を製造し
、実施例1と同様に評価してその結果を表に示した。
比較例4〜5 コンブ吸水度の5分値をそれぞれ3g/m(比較例4)
、45g10f(比較例5)とした以外は実施例1と同
様にして金属蒸着ラベル用紙を製造し、実施例1と同様
に評価してその結果を表に示した。
〔評価基準〕・・・クラック発生程度 ○・・・クラックの発生が全く認められない。
△・・・クランクが一部で発生している。
×・・・全ての試料全面にクラックが発生している。
〔評価基準〕・・・金属光沢 ◎  ・・・  O・・・  △ 非常に良い  良好   やや劣る 「効果」 表の結果から明らかなように、本発明の各実施例で得ら
れた金属蒸着ラベル用紙では金属蒸着面に全くクランク
が認められず、また金属蒸着面の光沢も優れていた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原紙上に顔料及び接着剤を主成分とする塗料層、
    合成樹脂を主成分とするアンダーコート層、金属蒸着層
    と、必要に応じて合成樹脂を主成分とするトップコート
    層を順次設けてなる金属蒸着ラベル用紙において、該原
    紙が前乾燥を有しないヤンキードライヤーで乾燥され、
    JISP−8140に基づくコップ 吸水度の5分値が5〜30g/m^2であることを特徴
    とする金属蒸着ラベル用紙。
  2. (2)塗料層が接着剤としてスチレン・ブタジエン共重
    合体ラテックス及び/又は変性スチレン・ブタジエン共
    重合体ラテックスを顔料100重量部に対し、10重量
    部以上含有している請求項(1)記載の金属蒸着ラベル
    用紙。
  3. (3)塗料層の塗被量が10〜30g/m^2である請
    求項(1)又は(2)記載の金属蒸着ラベル用紙。
  4. (4)塗料層を塗被乾燥後100℃以上に加熱した高温
    カレンダーで表面仕上げする請求項(1)又は(2)記
    載の金属蒸着ラベル用紙の製造方法。
JP4553588A 1988-02-27 1988-02-27 金属蒸着ラベル用紙及びその製造方法 Pending JPH01221593A (ja)

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Cited By (4)

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