JP2009536149A - 除草用イソオキサゾリン化合物 - Google Patents

除草用イソオキサゾリン化合物

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Abstract

式(I)
(ただし、R1、R2、R3、R4、m、R5、R6、n、およびYは請求項1で定義したとおりである)の新規な化合物、またはそのN−オキシド、塩、および異性体。さらに本発明は、式(I)の化合物の調製方法、これらを含む除草組成物、および植物を抑制するか、または植物の生長を阻害するためのそれらの使用方法に関する。

Description

本発明は、新規な除草用イソオキサゾリン化合物、それらの調製方法、それら化合物を含む組成物、およびそれらを植物の抑制または植物の生長の阻害に使用する方法に関する。
除草作用を示すイソオキサゾリン化合物は、例えば国際公開第01/012613号、国際公開第02/062770号、国際公開第03/000686号、国際公開第04/010165号、日本特許第2005/035924号、日本特許第2005/213168号、および国際公開第06/024820号に記載されている。またこれら化合物の調製法は、国際公開第04/013106号および第05/095352号に記載されている。
このたび、除草特性および生長阻害特性を示す新規なイソオキサゾリン化合物を発見した。
したがって本発明は、式I
Figure 2009536149
の化合物、ならびに式Iの化合物のN−オキシド、塩、および光学異性体に関する。
式中、
1およびR2は、それぞれもう一方とは独立に水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、またはC3〜C8シクロアルキル−C1〜C3アルキルであるか、あるいは
1およびR2は、それらが結合している炭素原子と共にC3〜C7環を形成し、
3およびR4は、それぞれもう一方とは独立に水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルキル−C1〜C10アルキル、またはC1〜C6アルコキシ−C1〜C10アルキルであるか、あるいは
3およびR4は、それらが結合している炭素原子と共にC3〜C7環を形成するか、あるいは
1が、R3またはR4と共に、かつそれらが結合している炭素原子と共にC5〜C8環を形成するか、あるいは
2が、R3またはR4と共に、かつそれらが結合している炭素原子と共にC5〜C8環を形成し、
5は、ハロゲンまたはC1〜C6ハロアルキルであり、
6は、水素、シアノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシカルボニル、ハロゲン、またはC1〜C6ハロアルキルであり、
mは、0、1、または2であり、
nは、1、2、または3であり、また
Yは、
Figure 2009536149
の基のうちの一つであり、
式中、
7は、水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルカルボニル、ホルミル、C1〜C10ハロアルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10ハロアルキル、シアノ、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキル−C1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルカルボニル−C1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルスルホニル、C1〜C10ハロアルキルスルホニル、C1〜C10アルコキシ−C1〜C10アルキル、またはフェニル(任意選択で、シアノ、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、またはハロゲンから選択される1から5個の置換基によって置換される)であるか、あるいは
7は、−CONR1314または−SO2NR1314(ただしR13およびR14は、互いに独立に水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6ハロアルキルカルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニルであるか、あるいはR13およびR14は一緒になって、1個の酸素、イオウ、アミノ、またはC1〜C6アルキルアミノ基を任意選択で含有するC3〜C8アルキレン基を形成する)であり、
8は、水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルカルボニル、ホルミル、C1〜C10ハロアルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10ハロアルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキル−C1〜C10アルキル、ハロゲン、シアノ、C1〜C10アルコキシ、またはC1〜C10ハロアルコキシであるか、あるいは
8は、−CONR1516、−SO2NR1516、または−NR1516(ただしR15およびR16は、互いに独立に水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6ハロアルキルカルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニルであるか、あるいはR15およびR16は一緒になって、1個の酸素、イオウ、アミノ、またはC1〜C6アルキルアミノ基を任意選択で含有するC3〜C8アルキレン基を形成する)である。
好ましくはR1およびR2は、独立にC1〜C10アルキルまたはC1〜C10ハロアルキル、より好ましくはC1〜C6アルキルまたはC1〜C6ハロアルキル、最も好ましくはメチルである。
好ましくはR3およびR4は、独立に水素、C1〜C10アルキルまたはC1〜C10ハロアルキル、より好ましくは水素、C1〜C6アルキル、またはC1〜C6ハロアルキル、最も好ましくは水素である。
好ましくはR5は、ハロゲンまたはトリフルオロメチル、より好ましくはフルオロ、クロロ、またはトリフルオロメチル、最も好ましくはフルオロまたはクロロである。
好ましくはR6は、水素、メトキシカルボニル、C1〜C6アルキル、またはハロゲン、より好ましくは水素、メチル、フルオロ、またはクロロ、最も好ましくは水素またはフルオロである。
好ましくはmは1または2、より好ましくは2である。
好ましくはnは1である。
好ましくはYは、基
Figure 2009536149
のうちの1つである。
好ましくはR7は、水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキル−C1〜C10アルキル、C1〜C10アルコキシ−C1〜C10アルキル、またはフェニル(任意選択で、シアノ、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、またはハロゲンから選択される、より好ましくは水素、メチル、エチル、iso−プロピル、tert−ブチル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、アリル、プロパルギル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、メトキシメチル、2−メトキシ−エチル、またはフェニルから選択される、さらに一層好ましくはメチル、エチル、iso−プロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、アリル、シクロペンチル、シクロブチルメチル、2−メトキシ−エチル、またはフェニルから選択される、最も好ましくはメチル、エチル、iso−プロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、アリル、シクロペンチル、シクロブチルメチル、または2−メトキシ−エチルから選択される1から5個の置換基によって置換される)である。
好ましくはR8は、水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルカルボニル、ホルミル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10ハロアルキル、C3〜C10シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、C1〜C10アルコキシ、またはC1〜C10ハロアルコキシ、より好ましくは水素、メチル、エチル、アセチル、ホルミル、メトキシカルボニル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ブロモジフルオロメチル、1−フルオロ−エチル、シクロプロピル、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、または2,2,2−トリフルオロエトキシ、さらに一層好ましくは水素、メチル、エチル、アセチル、メトキシカルボニル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ブロモジフルオロメチル、1−フルオロ−エチル、シクロプロピル、ブロモ、メトキシ、またはジフルオロメトキシ、最も好ましくは水素、メチル、エチル、モノフルオロメチル、トリフルオロメチル、ブロモ、またはメトキシである。
式Iの好ましい化合物の群は、Yが1,2,3−トリアゾリルであって、それが任意選択でC1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルキルカルボニル、ホルミル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C2〜C6アルケニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ−C1〜C6アルキル、ハロゲン、シアノ、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、またはフェニル(任意選択で、シアノ、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、またはハロゲンから選択される1から5個の置換基によって置換される)から独立に選択される1から2個の置換基によって置換されるもの、より好ましくはYが1,2,3−トリアゾリルであって、それが任意選択でメチル、エチル、iso−プロピル、tert−ブチル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ブロモジフルオロメチル、1−フルオロ−エチル、アセチル、ホルミル、メトキシカルボニル、アリル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、2−メトキシ−エチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、メトキシ、エトキシ、モノフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、またはフェニルから独立に選択される1から2個の置換基によって置換されるもの、さらに一層好ましくはYが1,2,3−トリアゾリルであって、それが任意選択でメチル、エチル、iso−プロピル、tert−ブチル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ブロモジフルオロメチル、1−フルオロ−エチル、アセチル、メトキシカルボニル、アリル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロブチルメチル、2−メトキシ−エチル、ブロモ、メトキシ、ジフルオロメトキシ、またはフェニルから独立に選択される1から2個の置換基によって置換されるもの、最も好ましくはYが1,2,3−トリアゾリルであって、それが任意選択でメチル、エチル、iso−プロピル、tert−ブチル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、アリル、シクロペンチル、シクロブチルメチル、2−メトキシ−エチル、またはブロモから独立に選択される1から2個の置換基によって置換されるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが1,2,3−トリアゾール−4−イルであって、それが任意選択でC1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルキルカルボニル、ホルミル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C2〜C6アルケニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ−C1〜C6アルキル、ハロゲン、シアノ、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、またはフェニル(任意選択で、シアノ、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、またはハロゲンから選択される1から5個の置換基によって置換される)から独立に選択される1から2個の置換基によって置換されるもの、より好ましくはYが1,2,3−トリアゾール−4−イルであって、それが任意選択でメチル、エチル、iso−プロピル、tert−ブチル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ブロモジフルオロメチル、1−フルオロ−エチル、アセチル、ホルミル、メトキシカルボニル、アリル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、2−メトキシ−エチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、メトキシ、エトキシ、モノフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、またはフェニルから独立に選択される1から2個の置換基によって置換されるもの、さらに一層好ましくはYが1,2,3−トリアゾール−4−イルであって、それが任意選択でメチル、エチル、iso−プロピル、tert−ブチル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ブロモジフルオロメチル、1−フルオロ−エチル、アセチル、メトキシカルボニル、アリル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロブチルメチル、2−メトキシ−エチル、ブロモ、メトキシ、ジフルオロメトキシ、またはフェニルから独立に選択される1から2個の置換基によって置換されるもの、最も好ましくはYが1,2,3−トリアゾール−4−イルであって、それが任意選択でメチル、エチル、iso−プロピル、tert−ブチル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、アリル、シクロペンチル、シクロブチルメチル、2−メトキシ−エチル、またはブロモから独立に選択される1から2個の置換基によって置換されるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが
Figure 2009536149
であるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが5−モノフルオロメチル−2−メチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが2,5−ジメチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが5−シクロプロピル−2−メチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが2,5−ジエチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが2−ジフルオロメチル−5−メチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが2−アリル−5−トリフルオロメチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが2−シクロペンチル−5−トリフルオロメチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが2−シクロブチルメチル−5−トリフルオロメチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが2−(2−メトキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが2−メチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが2−iso−プロピル−5−トリフルオロメチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが2−エチル−5−トリフルオロメチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが5−エチル−2−メチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが2−エチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが2−iso−プロピル−5−メチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが2−メチル−5−トリフルオロメチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが5−メトキシ−2−メチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが5−ブロモ−2−メチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが2−エチル−5−メチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが5−ジフルオロメトキシ−2−メチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが5−メトキシカルボニル−2−メチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが5−アセチル−2−メチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが5−ブロモジフルオロメチル−2−メチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが5−ジフルオロメチル−2−メチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが5−(1−フルオロ−エチル)−2−メチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが5−メチル−2−フェニル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが
Figure 2009536149
であるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが1−tert−ブチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが1,5−ジメチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが5−シクロプロピル−1−メチル−1,2,3−トリアゾール−4−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが1,2,3−トリアゾール−5−イルであって、それが任意選択でC1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルキルカルボニル、ホルミル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C2〜C6アルケニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ−C1〜C6アルキル、ハロゲン、シアノ、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、またはフェニル(任意選択で、シアノ、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、またはハロゲンから選択される1から5個の置換基によって置換される)から独立に選択される1から2個の置換基によって置換されるもの、より好ましくはYが1,2,3−トリアゾール−5−イルであって、それが任意選択でメチル、エチル、iso−プロピル、tert−ブチル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ブロモジフルオロメチル、1−フルオロ−エチル、アセチル、ホルミル、メトキシカルボニル、アリル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、2−メトキシ−エチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、メトキシ、エトキシ、モノフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、またはフェニルから独立に選択される1から2個の置換基によって置換されるもの、さらに一層好ましくはYが1,2,3−トリアゾール−5−イルであって、それが任意選択でメチル、iso−プロピル、トリフルオロメチル、シクロプロピル、またはブロモから独立に選択される1から2個の置換基によって置換されるもの、最も好ましくはYが1,2,3−トリアゾール−5−イルであって、それが任意選択でメチル、トリフルオロメチル、またはブロモから独立に選択される1から2個の置換基によって置換されるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが
Figure 2009536149
であるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが4−ブロモ−1−メチル−1,2,3−トリアゾール−5−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが4−メチル−1−iso−プロピル−1,2,3−トリアゾール−5−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが1−メチル−4−トリフルオロメチル−1,2,3−トリアゾール−5−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが4−シクロプロピル−1−メチル−1,2,3−トリアゾール−5−イルであるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが1,2,3−トリアゾール−4−イル−1−オキシドであって、それが任意選択でC1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルキルカルボニル、ホルミル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C2〜C6アルケニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ−C1〜C6アルキル、ハロゲン、シアノ、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、またはフェニル(任意選択で、シアノ、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、またはハロゲンから選択される1から5個の置換基によって置換される)から独立に選択される1から2個の置換基によって置換されるもの、より好ましくはYが1,2,3−トリアゾール−4−イル−1−オキシドであって、それが任意選択でメチル、エチル、iso−プロピル、tert−ブチル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ブロモジフルオロメチル、1−フルオロ−エチル、アセチル、ホルミル、メトキシカルボニル、アリル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、2−メトキシ−エチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、メトキシ、エトキシ、モノフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、またはフェニルから独立に選択される1から2個の置換基によって置換されるもの、最も好ましくはYが1,2,3−トリアゾール−4−イル−1−オキシドであって、それが任意選択で1または2個のメチル基によって置換されるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが
Figure 2009536149
であるものを含む。
式Iの特に好ましい化合物の群は、Yが2,5−ジメチル−1,2,3−トリアゾール−4−イル−1−オキシドであるものを含む。
一実施形態において本発明は、式Iにおいて、
1およびR2が、それぞれもう一方とは独立に水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、またはC3〜C8シクロアルキル−C1〜C3アルキルであるか、あるいは
1およびR2が、それらが結合している炭素原子と共にC3〜C7環を形成し、
3およびR4が、それぞれもう一方とは独立に水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルキル−C1〜C10アルキル、またはC1〜C6アルコキシ−C1〜C10アルキルであるか、あるいは
3およびR4が、それらが結合している炭素原子と共にC3〜C7環を形成するか、あるいは
1が、R3またはR4と共に、かつそれらが結合している炭素原子と共にC5〜C8環を形成するか、あるいは
2が、R3またはR4と共に、かつそれらが結合している炭素原子と共にC5〜C8環を形成し、
5が、ハロゲンまたはC1〜C6ハロアルキルであり、
6が、水素、シアノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシカルボニル、ハロゲン、またはC1〜C6ハロアルキルであり、
mが、0、1、または2であり、
nが、1、2、または3であり、また
Yが、
Figure 2009536149
の基のうちの一つであり、
式中、
7が、水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルカルボニル、C1〜C10ハロアルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10ハロアルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキル−C1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルカルボニル−C1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルスルホニル、C1〜C10ハロアルキルスルホニル、またはC1〜C10アルコキシ−C1〜C10アルキルであり、
8が、水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルカルボニル、C1〜C10ハロアルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10ハロアルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキル−C1〜C10アルキル、ハロゲン、C1〜C10アルコキシ、またはC1〜C10ハロアルコキシである、
化合物、ならびに式Iの化合物のN−オキシド、塩、および光学異性体に関する。
好ましくはR7は、水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキル−C1〜C10アルキル、またはC1〜C10アルコキシ−C1〜C10アルキル、より好ましくは水素、メチル、エチル、アリル、プロパルギル、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、メトキシメチル、メトキシメチル、ジフルオロメチル、またはトリフルオロメチルアリル、最も好ましくはメチルである。
好ましくはR8は、水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C3〜C10シクロアルキル、ハロゲン、C1〜C10アルコキシ、またはC1〜C10ハロアルコキシ、より好ましくは水素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、モノフルオロメチル、シクロプロピル、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、または2,2,2−トリフルオロエトキシ、最も好ましくはメチル、トリフルオロメチル、またはモノフルオロメチルである。
本発明の化合物は、1または複数個の不斉炭素原子を、例えば−CR56−基中に、または−CR34−基中に含有することができ、また鏡像異性体として(またはジアステレオマーの対として)またはこのような鏡像異性体の混合物として存在することができる。さらにmが1の場合、本発明の化合物は2種類の鏡像異性型で存在することができるスルホキシドであり、その隣接する炭素もまた2種類の鏡像異性型で存在することができ、またその−CR34−基もまた2種類の鏡像異性型で存在することができる。したがって一般式Iの化合物はまた、ラセミ化合物、ジアステレオマー、または単一鏡像異性体として存在することもでき、本発明にはすべてのあり得る異性体または異性体の混合物があらゆる割合で含まれる。任意の所与の化合物に対して或る異性体が別の異性体よりも除草性のある場合もあることを予期すべきである。
これらアルキル基、ハロアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、およびアルキレン基は、直鎖または分枝鎖であることができる。好ましいアルキル基、ハロアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、およびアルキレン基は、それぞれ独立に1から4個の炭素を含有する。アルキル基の例は、メチルと、エチルと、n−およびiso−プロピルと、n−、sec−、iso−、およびtert−ブチルと、ヘキシルと、ノニルと、デシルである。ハロアルキル基の例は、ジフルオロメチルおよび2,2,2−トリフルオロエチルである。ヒドロキシアルキル基の例は、1,2−ジヒドロキシエチルおよび3−ヒドロキシプロピルである。アルコキシ基の例は、メトキシと、エトキシと、プロポキシと、ブトキシと、ヘキシルオキシと、デシルオキシである。ハロアルコキシ基の例は、ジフルオロメトキシおよび2,2,2−トリフルオロエトキシである。アルキレン基の例は、メチレンと、エチレンと、n−およびiso−プロピレンと、n−、sec−、iso−、およびtert−ブチレンである。
シクロアルキル基は、単環式、二環式、または三環式であることができる。好ましいシクロアルキル基は、独立に3から8個の炭素を含有する。単環式シクロアルキル基の例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、およびシクロオクチルである。
アルケニルおよびアルキニル基、ハロアルケニル基、およびハロアルキニル基は、直鎖または分枝鎖であることができる。アルケニルおよびアルキニル基の例は、アリル、ブタ−2−エニル、3−メチルブタ−2−エニル、エチニル、プロパルギル、およびブタ−2−イニルである。ハロアルケニルおよびハロアルキニル基の例は、トリフルオロアリルおよび1−クロロプロパ−1−イン−3−イルである。
ハロゲンは、フルオロ、クロロ、ブロモ、およびヨード、好ましくはフルオロ、クロロ、またはブロモ、より好ましくはフルオロまたはクロロを意味する。
同様に本発明は、式Iの化合物が、アミンと共に、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の塩基と共に、また第四アンモニウム塩基と共に形成することができる塩に関する。
塩形成剤としてのアルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸化物のなかでは、特にリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、およびカルシウムの水酸化物を挙げるべきだが、とりわけナトリウムおよびカリウムの水酸化物である。本発明による式Iの化合物にはまた、その塩形成中に形成される可能性のある水和物が含まれる。
アンモニウム塩の形成に適したアミンの例には、アンモニウム、ならびに第一級、第二級、および第三級C1〜C18アルキルアミンと、C1〜C4ヒドロキシアルキルアミンと、C2〜C4アルコキシアルキルアミン、例えばメチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、4種類のブチルアミン異性体、n−アミルアミン、イソアミルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、ノニルアミン、デシルアミン、ペンタデシルアミン、ヘキサデシルアミン、ヘプタデシルアミン、オクタデシルアミン、メチルエチルアミン、メチルイソプロピルアミン、メチルヘキシルアミン、メチルノニルアミン、メチルペンタデシルアミン、メチルオクタデシルアミン、エチルブチルアミン、エチルヘプチルアミン、エチルオクチルアミン、ヘキシルヘプチルアミン、ヘキシルオクチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ−n−ブチルアミン、ジ−n−アミルアミン、ジイソアミルアミン、ジヘキシルアミン、ジヘプチルアミン、ジオクチルアミン、エタノールアミン、n−プロパノールアミン、イソプロパノールアミン、N,N−ジエタノールアミン、N−エチルプロパノールアミン、N−ブチルエタノールアミン、アリルアミン、n−ブテニル−2−アミン、n−ペンテニル−2−アミン、2,3−ジメチルブテニル−2−アミン、ジブテニル−2−アミン、n−ヘキセニル−2−アミン、プロピレンジアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリイソブチルアミン、トリ−sec−ブチルアミン、トリ−n−アミルアミン、メトキシエチルアミン、およびエトキシエチルアミン、ならびにヘテロ環式アミン、例えばピリジン、キノリン、イソキノリン、モルホリン、ピペリジン、ピロリジン、インドリン、キヌクリジン、およびアゼピンなど、ならびに第一級アリールアミン、例えばアニリン類、メトキシアニリン類、エトキシアニリン類、o−、m−、p−トルイジン類、フェニレンジアミン類、ベンジジン類、ナフチルアミン類、およびo−、m−、p−クロロアニリン類などが挙げられるが、とりわけトリエチルアミン、イソプロピルアミン、およびジイソプロピルアミンが挙げられる。
塩形成に適した好ましい第四アンモニウム塩基は、例えば式[N(Rabcd)]OH(ただしRa、Rb、Rc、およびRdは、それぞれその他とは独立にC1〜C4アルキルである)に該当する。他の陰イオンによる他の適切なテトラアルキルアンモニウム塩基は、例えば陰イオン交換反応によって得ることができる。
本明細書中で使用する用語「除草剤」は、植物の生長を抑制または変更する化合物を意味する。用語「除草に有効な量」とは、植物の生長に対して抑制または変更効果を生むことができるこのような化合物またはこのような化合物の組合せの量を意味する。抑制または変更効果には、自然な発育からのあらゆる逸脱、例えば枯死、遅延、葉枯れ、白化、矮化などが含まれる。用語「植物」は、種子、苗木、若木、根、塊茎、茎、花梗、葉、および果実を含めた植物のあらゆる物質的部分を指す。用語「場所」は、土壌、種子、および苗木、ならびに定着した植生を含むものである。
下記表A中の化合物は、本発明の化合物を例示する。
表A、式I.1の化合物
Figure 2009536149
Figure 2009536149
Figure 2009536149
Figure 2009536149
Figure 2009536149
Figure 2009536149
Figure 2009536149
本発明の化合物は、様々な方法によって製造することができる。
ハロゲン化、アルキル化、および酸化の方法:
1)式I(ただし、R1、R2、R3、R4、R5、R6、およびYは上記の定義と同様であり、mは1または2であり、nは1である)の化合物は、例えば式Ia
Figure 2009536149
(ただし、R1、R2、R3、R4、およびYは上記の定義と同様であり、mは1または2である)の化合物を、式R5−Xおよび/またはR6−X(ただし、R5はハロゲンであり、またR6はシアノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシカルボニル、またはハロゲンであり、またXは適切な脱離基、例えば臭化物またはヨウ化物などのハロゲン化物、もしくは酢酸塩などのカルボン酸塩、もしくはメチルスルホン酸塩などのアルキルスルホン酸塩、もしくはp−トルエンスルホン酸塩などのアリールスルホン酸塩、もしくはトリフルオロメチルスルホン酸塩などのハロアルキルスルホン酸塩、もしくはコハク酸イミドなどのイミド、もしくはビス(フェニルスルホニル)イミドなどのスルホンイミド、もしくはp−トルエンスルフィン酸塩などのアリールスルフィン酸塩である)の化合物と、単一のステップまたは一段ずつ連続的に反応させることによって、それ自体知られている方法により調製することができる。この反応は、塩基、例えばメチル−リチウム、n−ブチル−リチウム、またはtert−ブチル−リチウムなどのアルキル−リチウム化合物、もしくはリチウムジイソプロピルアミドなどのリチウムジアルキルアミド、もしくは金属水素化物、好ましくは水素化ナトリウムなどの水素化アルカリ金属か、あるいはナトリウムアミドなどのアルカリ金属アミド、もしくはリチウムビス(トリメチルシリル)アミドなどの金属ビス(トリ(C1〜C6アルキル)−シリル)アミド、もしくはカリウムtert−ブトキシドなどの金属アルコキシドか、あるいはN′−tert−ブチル−N,N,N′,N′,N″,N″−ヘキサメチル−ホスホルイミドから誘導されるトリアミド(P1−t−Bu)、1−tert−ブチル−2,2,4,4,4−ペンタキス(ジメチルアミノ)−2−λ5,4λ5−カテナジ(ホスファゼン)(P2−t−Bu)、1−エチル−2,2,4,4,4−ペンタキス(ジメチルアミノ)−2−λ5,4λ5−カテナジ(ホスファゼン)(P2−Et)、および2−tert−ブチルイミノ−2−ジエチルアミノ−1,3−ジメチル−ペルヒドロ−1,3,2−ジアザホスホリン(BEMP)などのホスファゼン塩基の存在下において、また任意選択で希釈剤、好ましくは不活性溶媒、例えば炭化水素、もしくはテトラヒドロフランなどのエーテル、もしくはN,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド、もしくはジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素、もしくはこれらの混合物の存在下において、また任意選択でヘキサメチルホスホルアミドまたはテトラメチレンジアミンなどの錯化剤の存在下において、−120℃から100℃、好ましくは−80℃から50℃の温度範囲で行われる。このような方法は文献中で知られており、例えばJ. Med. Chem., 2003 (46) 3021~3032、J. Org. Chem., 2003 (68) 1443~1446、J. Org. Chem., 2002 (67) 5216~5225、J. Org. Chem., 2002 (67) 3065~3071、Heterocycles 2003 (59) 161~167、および国際公開第06/024820号に記載されている。
2)式I(ただし、R1、R2、R3、R4、R5、R6、およびYは上記の定義と同様であり、mは1または2であり、nは1である)の化合物は、例えば式Ib
Figure 2009536149
(ただし、R1、R2、R3、R4、R6、およびYは上記の定義と同様であり、mは1または2である)の化合物を、式R5−X(ただし、R5はハロゲンであり、Xは1)で定義した適切な脱離基である)の化合物と、1)で定義した塩基の存在下において、任意選択で1)で定義した希釈剤、好ましくは不活性溶媒の存在下において、また任意選択で1)で定義した錯化剤の存在下において、−120℃から100℃、好ましくは−80℃から50℃の温度範囲で反応させることによって、それ自体知られている方法により調製することができる。
3)式I(ただし、R1、R2、R3、R4、R5、R6、およびYは上記の定義と同様であり、mは1または2であり、nは1である)の化合物は、例えば式Ic
Figure 2009536149
(ただし、R1、R2、R3、R4、R5、およびYは上記の定義と同様であり、mは1または2である)の化合物を、式R6−X(ただし、R6はシアノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシカルボニル、またはハロゲンであり、Xは1)で定義した適切な脱離基である)の化合物と、1)で定義した塩基の存在下において、任意選択で1)で定義した希釈剤の存在下において、また任意選択で1)で定義した錯化剤の存在下において、−120℃から100℃、好ましくは−80℃から50℃の温度範囲で反応させることによってそれ自体知られている方法により調製することができる。
4)さらに、式I(ただし、R1、R2、R3、R4、R6、およびYは上記の定義と同様であり、RPは水素、ハロゲン、またはC1〜C6ハロアルキルであり、mは1または2であり、nは1である)の化合物は、式Id
Figure 2009536149
(ただし、R1、R2、R3、R4、R6、およびYは上記の定義と同様であり、RPは水素、ハロゲン、またはC1〜C6ハロアルキルである)の化合物から出発し、これら化合物を、適切な有機または無機酸化剤、例えば3−クロロペルオキシ安息香酸、過酢酸、または過酸化水素などのペルオキシ酸、もしくは過ヨウ素酸ナトリウムなどの過ヨウ素酸塩と、任意選択で塩化ルテニウム(III)などの触媒の存在下において、また任意選択でハロゲン化炭化水素、例えばジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、または四塩化炭素、もしくはアルコール、例えばメタノール、もしくは極性溶媒、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、水、または酢酸、もしくはこれらの混合物などの希釈剤の存在下において、それ自体知られている方法により反応させることによって調製することができる。この反応は通常、−80℃から150℃、好ましくは−20℃から120℃の温度範囲で行われる。このような方法は文献中で知られており、例えばJ. Org. Chem., 2003 (68) 3849~3859、J. Med. Chem., 2003 (46) 3021~3032、J. Org. Chem., 2003 (68) 500~511、Bioorg. Med. Chem., 1999 (9) 1837~1844に記載されている。スルフィドを対応するスルホキシドに転化するには1当量の酸化剤が必要である。スルフィドを対応するスルホンに転化するには1当量の酸化剤が必要である。
5)
Figure 2009536149
式Ig(ただし、R1、R2、R3、R4、R5、およびYは上記の定義と同様である)の化合物は、例えば式Ie(ただし、R1、R2、R3、R4、およびYは上記の定義と同様である)の化合物から出発し、これら化合物を、ハロゲン化剤、例えば臭素、もしくはN−クロロコハク酸イミドまたはN−ブロモコハク酸イミドなどのN−ハロコハク酸イミドと、任意選択で希釈剤、例えば酢酸、もしくは四塩化炭素またはジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素の存在下において、−80℃から120℃、好ましくは−20℃から60℃の温度範囲で反応させて、式If(ただし、R1、R2、R3、R4、およびYは上記の定義と同様であり、XCはハロゲンである)の化合物を形成することによって調製することができる。次いで、この式If(ただし、R1、R2、R3、R4、およびYは上記の定義と同様であり、XCはハロゲンである)の化合物は、4)で述べたと同様に直接酸化することもでき、あるいは任意選択で第二ステップにおいて式
M−R5
(ただし、R5はフルオロであり、またM−R5は適切な塩、またはMがLi、MgBr、Na、K、Agである有機金属化合物、またはテトラアルキルアンモニウムである)の化合物と、ルイス酸、例えばSnCl4の存在下において、また任意選択で錯化剤、例えばヘキサメチルホスホルアミド(HMPA)または1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン(DMPU)の存在下において、また任意選択で希釈剤、例えばアセトニトリル、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、またはテトラヒドロフランの存在下において、−120℃から100℃、好ましくは−80℃から80℃の温度範囲で反応させることもできる。このような方法は文献中で知られており、例えばJ. Org. Chem., 1998 (63) 3706~3716、J. Chem. Soc. Perkin Trans., 1995 (22) 2845~2848、Synthesis 1982 (2), 131~132、Liebigs Annalen, 1993, 49~54、およびSynth. Commun., 1990 (20) 1943~1948に記載されている。
6)
Figure 2009536149
式Ii(ただし、R1、R2、R3、R4、R5、R6、およびYは上記の定義と同様である)の化合物は、例えば式Ie(ただし、R1、R2、R3、R4、およびYは上記の定義と同様である)の化合物から出発し、これら化合物を、ハロゲン化剤、例えば臭素、もしくはN−クロロコハク酸イミドまたはN−ブロモコハク酸イミドなどのN−ハロコハク酸イミドと、任意選択で希釈剤、例えば酢酸、もしくは四塩化炭素またはジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素の存在下において、−80℃から120℃、好ましくは−20℃から60℃の温度範囲で反応させて、式Ih(ただし、R1、R2、R3、R4、およびYは上記の定義と同様であり、XCはハロゲンである)の化合物を形成することによって調製することができる。次いで、この式Ih(ただし、R1、R2、R3、R4、およびYは上記の定義と同様であり、XCはハロゲンである)の化合物は、4)で述べたと同様に直接酸化することもでき、または任意選択で第二ステップまたは第三ステップにおいて式
M−R5および/またはM−R6
(ただし、R5および/またはR6はフルオロであり、M−R5および/またはM−R6は適切な塩、またはMがLi、MgBr、Na、K、Agである有機金属化合物、またはテトラアルキルアンモニウムなどである)の化合物と、ルイス酸、例えばSnCl4の存在下において、また任意選択で錯化剤、例えばヘキサメチルホスホルアミド(HMPA)または1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン(DMPU)の存在下において、また任意選択で希釈剤、例えばアセトニトリル、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、またはテトラヒドロフランの存在下において、−120℃から100℃、好ましくは−80℃から80℃の温度範囲で反応させることもできる。このような方法は文献中で知られており、例えばJ. Org. Chem., 1998 (63) 3706~3716、J. Chem. Soc. Perkin Trans., 1995 (22) 2845~2848、Synthesis 1982 (2), 131~132、Liebigs Annalen, 1993, 49~54、およびSynth. Commun., 1990 (20) 1943~1948に記載されている。
カップリング反応の方法:
7)
Figure 2009536149
4)で定義した式Idの化合物は、式II(ただし、R6およびYは上記の定義と同様であり、RPは4)の定義と同様であり、またXAは脱離基、例えば臭化物または塩化物などのハロゲン化物、もしくはメチルスルホン酸塩などのアルキルスルホン酸塩、もしくはp−トルエンスルホン酸塩などのアリールスルホン酸塩、もしくはトリフルオロメチルスルホン酸塩などのハロアルキルスルホン酸塩である)の化合物を、チオ尿素と、任意選択で希釈剤、例えばアセトニトリル、もしくはエタノールなどのアルコールの存在下において、また任意選択でアルカリヨウ化物、例えばヨウ化ナトリウムまたはヨウ化カリウムの存在下において、−30℃から100℃、好ましくは0℃から80℃の温度範囲で反応させて式IVのイソチオ尿素中間体を形成し、これを式V(ただし、R1、R2、R3、およびR4は上記の定義と同様であり、XBは適切な脱離基、例えばクロロなどのハロゲン、もしくはアルキルスルフィニル基、もしくはアリールスルフィニル基、もしくはハロアルキルスルフィニル基、もしくはメチルスルホニルなどのアルキルスルホニル基、もしくはp−トルエンスルホニルなどのアリールスルホニル基、もしくはトリフルオロメチルスルホニルなどのハロアルキルスルホニル基、もしくはニトロである)の化合物と、塩基、例えば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、または炭酸水素カリウムなどの炭酸塩、もしくは水酸化カリウムなどの水酸化物、もしくはナトリウムアルコキシドなどのアルコキシドの存在下において、また任意選択でヨウ化ナトリウムなどのアルキルヨウ化物、または臭化ナトリウムの存在下において、また任意選択で希釈剤、例えばエタノールなどのアルコール、もしくは1,4−ジオキサンまたはテトラヒドロフランなどのエーテル、もしくは水、アセトニトリル、またはN,N−ジメチルホルムアミドなどの極性溶媒、もしくは1,4−ジオキサンと水の混合物などの溶媒混合物の存在下において、20℃から200℃、好ましくは50℃から150℃の温度範囲で反応させることによって調製することができる。この反応は、任意選択で窒素などの不活性ガスの存在下において、また任意選択でマイクロ波の照射下において行われる。このような方法は文献中で知られており、例えば国際公開第04/013106号および第06/024820号に記載されている。
8)式IV(ただし、R6およびYは上記の定義と同様であり、RPは4)の定義と同様である)の中間体のさらなる調製方法は、式III(ただし、R6およびYは上記の定義と同様であり、RPは4)の定義と同様である)の化合物を、チオ尿素と、酸、例えば塩酸、臭化水素酸、または硫酸などの鉱酸、もしくはトリフルオロ酢酸などの有機酸の存在下において、また任意選択で希釈剤、例えば1,4−ジオキサンまたはテトラヒドロフランなどのエーテル、もしくは水またはN,N−ジメチルホルムアミドなどの極性溶媒、もしくは1,4−ジオキサンと水の混合物などの溶媒混合物の存在下において、20℃から270℃、好ましくは20℃から150℃の温度範囲で反応させるものである。この反応は、任意選択でマイクロ波の照射下において行われる。このような方法は文献中で知られており、例えばBuchwaldおよびNeilsenの論文、JACS, 110 (10), 3171~3175 (1988)、FrankおよびSmithの論文、JACS, 68, 2103~2104 (1946)、Vetterの論文、Syn. Comm., 28, 3219~3233 (1998)に記載されている。次いでこの中間体IVを、7)で述べた式Vの化合物と反応させて7)で述べた式Idの化合物を得る。
9)
Figure 2009536149
4)で定義した式Idの化合物のさらなる調製方法は、式VI(ただし、R6およびYは上記の定義と同様であり、RPは4)の定義と同様である)の化合物を、7)で定義した式Vの化合物と塩基、例えば炭酸カリウムの存在下において、また任意選択で希釈剤、例えばN,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド、もしくはエタノールなどのアルコールの存在下において、また任意選択で窒素などの不活性雰囲気中で、0℃から100℃、好ましくは20℃から50℃の温度範囲で反応させるものである。このような方法は文献中で知られており、例えば国際公開第01/012613号、第02/062770号、および第04/010165号に記載されている。
10)
Figure 2009536149
別法では、4)で定義した式Idの化合物は、7)で定義した式Vの化合物を、チオ尿素と、任意選択で希釈剤、例えばエタノールなどのアルコールの存在下において−30℃から150℃、好ましくは0℃から80℃の温度範囲で反応させて、式VIIのイソチオ尿素中間体を形成し、次いでこれを7)で定義した式IIの化合物と、塩基、例えば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、または炭酸水素カリウムなどの炭酸塩、もしくは水酸化カリウムなどの水酸化物、もしくはナトリウムアルコキシドなどのアルコキシドの存在下において、任意選択で希釈剤、例えばエタノールなどのアルコール、もしくは水またはN,N−ジメチルホルムアミドなどの極性溶媒、もしくは溶媒混合物の存在下において、0℃から200℃、好ましくは0℃から100℃の温度範囲で反応させることによって調製することができる。このような方法は文献中で知られており、例えば国際公開第05/095352号に記載されている。
11)
Figure 2009536149
4)で定義した式Idの化合物のさらなる調製方法は、式VIII(ただし、R6およびYは上記の定義と同様であり、RPは4)の定義と同様であり、またMBはMgCl、MgBr、ZnBr、またはLiなどの基である)の有機金属試薬を、式IX(ただし、R1、R2、R3、およびR4は上記の定義と同様である)の化合物と、任意選択で希釈剤、例えばジエチルエーテルまたはテトラヒドロフランなどのエーテルの存在下において、また任意選択で窒素などの不活性雰囲気中で、−150℃から100℃、好ましくは−80℃から50℃の温度範囲で反応させるものである。この式IXのジスルフィドは、例えばその対応するスルフィドの酸化によって、その場で形成することも、または別個に調製することもでき、それはそれで日本特許第2004/224714号に記載されている。類似の方法が文献中で知られており、例えばJ. Chem. Soc. Chem. Commun., 1991, 993~994、J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1992 (24) 3371~3375、J. Org. Chem., 1989 (54) 2452~2453に記載されている。
12)
Figure 2009536149
4)で定義した式Idの化合物のさらなる調製方法は、式IIa(ただし、R6およびYは上記の定義と同様であり、RPは4)の定義と同様であり、またXCは遊離基として切断されうる官能基、例えばブロモまたはクロロなどのハロゲンである)の化合物を、ラジカル開始剤またはその前駆体と、かつ11)で定義した式IXの化合物と、任意選択で塩基、例えばリン酸水素二ナトリウムなどのリン酸塩またはリン酸水素塩、もしくは炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、または炭酸水素カリウムなどの炭酸塩の存在下において、また任意選択で希釈剤、例えば水またはN,N−ジメチルホルムアミドなどの極性溶媒、もしくはそれらの混合物の存在下において、また任意選択で窒素などの不活性雰囲気中で、−50℃から180℃、好ましくは−20℃から50℃の温度範囲で反応させるものである。ラジカル開始剤またはその前駆体としては、例えば亜ジチオン酸ナトリウムまたはヒドロキシメチルスルフィン酸ナトリウムを使用することができる。
13)
Figure 2009536149
4)で定義した式Idの化合物のさらなる調製方法は、7)で定義した式IIの化合物を、11)で定義した式IXの化合物と、還元剤、例えば水素化ホウ素ナトリウムなどの水素化物、もしくは亜鉛などの金属、もしくはハイドロサルファイトナトリウムなどのハイドロサルファイトの存在下において、また任意選択で塩基、例えば水酸化ナトリウムなどの水酸化物、もしくはリン酸水素二ナトリウムなどのリン酸塩またはリン酸水素塩、もしくはトリエチルアミンなどのアミンの存在下において、また任意選択で希釈剤、例えば水、もしくは酢酸または塩酸などの酸、もしくはメタノールなどのアルコール、もしくはテトラヒドロフランなどのエーテル、もしくはこれらの混合物の存在下において、また任意選択で窒素などの不活性雰囲気中で、−50℃から180℃、好ましくは−20℃から50℃の温度範囲で反応させるものである。
14)
Figure 2009536149
PがC1〜C6ハロアルキル、具体的にはペルフルオロアルキル、例えばトリフルオロメチルであるという特殊なケースでは、式III(ただし、Yは上記の定義と同様であり、R6は水素、C1〜C6アルキル、またはC1〜C6ハロアルキルである)の化合物は、便利には式XI(ただし、Yは上記の定義と同様であり、R6は水素、C1〜C6アルキル、またはC1〜C6ハロアルキルである)のカルボニル化合物を、試薬RP−XD(ただし、XDはトリアルキルシリル基、例えばトリメチルシリルである)と、開始剤、例えばフッ化セシウム、フッ化テトラブチルアンモニウム、またはフッ化カリウムなどのフッ化物塩、もしくはアルコキシド塩の存在下において、また任意選択の希釈剤、例えばテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテルの存在下において、0℃から100℃、好ましくは20℃から30℃の温度範囲で反応させて、式XIIのシリル化した中間体を形成することによって調製することができる。
一般にこの式XIIのシリル化した中間体は、酸、例えば塩酸または臭化水素酸、もしくは酢酸の存在下において、また任意選択で追加の希釈剤、例えばテトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサンなどのエーテル、もしくは水またはN,N−ジメチルホルムアミドなどの極性溶媒、もしくは溶媒の混合物の存在下において0℃から100℃、好ましくは20℃から30℃の温度範囲で、単離または精製なしに脱シリル化されて、式IIIの化合物を形成する。このような方法は文献中で知られており、例えばChem. Rev., 1997, 97, 757~786、J. Am. Chem. Soc. 1989, 111, 393、J. Med. Chem. 1992, 35, 641、J. Org. Chem. 1992, 57, 1124に記載されている。次いでこの式IIIの化合物を、7)で定義した式Vの化合物と反応させて8)で述べた式Idの化合物を得る。
ヘテロ環式中間体の一般的な製造方法:
15)
Figure 2009536149
7)で定義した式IIの化合物は、8)で定義した式IIIの化合物を、ハロゲン化剤、例えば塩化水素、臭化水素、三臭化リン、三塩化リン、または塩化チオニルと、あるいは塩化アルキルスルホニル、塩化アリールスルホニル、または塩化ハロアルキルスルホニル、例えば塩化メタンスルホニル、塩化p−トルエンスルホニル、または塩化トリフルオロスルホニルと、あるいは四臭化炭素およびトリフェニルホスフィンの組合せと、任意選択で不活性溶媒、例えばジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、または四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素、もしくはジエチルエーテルまたはテトラヒドロフランなどのエーテル、もしくは酢酸などの酸の存在下において、また任意選択で塩基、例えばトリエチルアミンなどのアミンの存在下において、−50℃から100℃、好ましくは0℃から50℃の温度範囲で反応させることによって調製することができる。このような方法は文献中で知られており、例えばJ. Med. Chem. 2005 (48) 3438~3442、J. Org. Chem., 2005 (70) 2274~2284、Org. and Biomolecular Chem., 2005 (3) 1013~1024、Bioorg. Med. Chem. 2004 (13) 363~384、Tetrahedron Asymmetry 2004 (15) 3719~3722に記載されている。
16)
Figure 2009536149
別法では、式IIa(ただし、R6およびYは上記の定義と同様であり、RPは4)の定義と同様であり、またXCは脱離基、例えばブロモまたはクロロなどのハロゲンである)の化合物は、式III(ただし、R6およびYは上記の定義と同様であり、RPは4)の定義と同様である)の化合物を、式R11−XC(XCは脱離基、例えばブロモまたはクロロなどのハロゲンであり、またR11は、切断されてXCを遊離基として発生することができる官能基である)と、任意選択で希釈剤、例えばジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、または四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素、もしくはテトラヒドロフランなどのエーテル、もしくはトルエンなどの芳香族化合物、もしくはアセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、または水などの極性溶媒、もしくはこれらの混合物の存在下において反応させることによって調製することができる。これらの反応は、通常−50℃から120℃、好ましくは−5℃から100℃の温度範囲で行われる。これらの反応は、任意選択で光および/またはラジカル開始剤、例えば過酸化ジベンゾイルなどの過酸化物もしくは2,2′−アゾビスイソブチロニロリル(AIBN)などのアゾ化合物の存在下において行うことができる。式R11−XCの好適な化合物には、R11がコハク酸イミド基、例えばN−クロロコハク酸イミドおよびN−ブロモコハク酸イミドである化合物が挙げられる。類似の方法が文献中で知られており、例えばTetrahedron, 1988 (44) 461~469、Journal of Organic Chemistry, 1981 (46) 679~686、J. Chem. Soc., Perkin Trans 1, 1985 (6), 1167~1170に記載されている。
17)
Figure 2009536149
式XVa(ただし、Yは上記の定義と同様である)の化合物は、便利には式XIV(ただし、Yは上記の定義と同様である)の化合物を、過マンガン酸カリウムなどの適切な無機酸化剤と、炭酸ナトリウムなどの塩基の存在下において、水などの適切な溶媒中で反応させることによって調製することができる。これらの反応は、通常0℃から150℃、好ましくは80℃から120℃の温度範囲で行われる。類似の方法は文献中で知られており、例えばJ. Heterocyclic Chem. 1987 (24) 1275~79に記載されている。
18)
Figure 2009536149
式IIIa(ただし、R6は水素またはC1〜C6アルキルであり、Yは上記の定義と同様である)の化合物は、式XI(ただし、R6は水素またはC1〜C6アルキルであり、Yは上記の定義と同様である)の化合物を、還元剤、例えば水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、またはジボランなどの金属水素化物と、任意選択で不活性溶媒、例えばジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、またはテトラヒドロフランなどのエーテル、もしくはメタノールまたはエタノールなどのアルコール、もしくはトルエンなどの芳香族炭化水素の存在下において反応させることによって調製することができる。このような反応は、通常−50℃から100℃、好ましくは0℃から80℃の温度範囲で行われる。このような方法は文献中で知られており、例えばTetrahedron Asymmetry, 2004 (15) 363~386、J. Med. Chem., 2002 (45) 19~31、Justus Liebigs Annalen der Chemie, 1978 (8) 1241~49に記載されている。
19)
Figure 2009536149
別法では、式IIIb(ただし、Yは上記の定義と同様である)の化合物は、式XV(ただし、Yは上記の定義と同様であり、R12は水素またはC1〜C6アルキルである)の化合物を、還元剤、例えば水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、またはジボランなどの金属水素化物と、任意選択で不活性溶媒、例えばジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、またはテトラヒドロフランなどのエーテル、もしくはメタノールまたはエタノールなどのアルコール、もしくはトルエンなどの芳香族炭化水素の存在下において反応させることによって調製することができる。このような反応は、通常−50℃から100℃、好ましくは0℃から80℃の温度範囲で行われる。このような方法は文献中で知られており、例えばTetrahedron Asymmetry, 2004 (15) 3719~3722、J. Med. Chem., 2004 (47) 2176~2179、Heterocyclic Communications 2002 (8) 385~390、J. Antibiotics, 1995 (48) 1320~1329に記載されている。
トリアゾール中間体の製造方法:
20)
Figure 2009536149
式XXaまたは式XXb(ただし、R7はおよびR8は上記の定義と同様であり、R12は水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシメチル、C1〜C10アルコキシカルボニル、ホルミル、または基Q
Figure 2009536149
(ただし、R1、R2、R3、R4、およびR6は上記の定義と同様であり、RPは4)の定義と同様であり、またmは上記の定義と同様であり、好ましくはmは0である)の化合物は、式XVIII(ただし、R7は上記の定義と同様である)の化合物を、式XIX(ただし、R8およびR12は上記の定義と同様である)の化合物と、任意選択で触媒、例えばCuCl、CuI、CuBr2、銅粉末などの遷移金属触媒の存在下において、任意選択で希釈剤、例えば1,2−ジクロロエタンまたは四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素、もしくはテトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサンなどのエーテル、もしくはトルエンなどの芳香族化合物、もしくはメタノールなどのアルコール、もしくはN,N−ジエチルホルムアミドなどのアミド、もしくは水、もしくはこれらの混合物の存在下において反応させることによって調製することができる。これらの反応は、通常−50℃から200℃、好ましくは0℃から160℃の温度範囲で行われる。反応条件によって式XVaおよび式XVbの化合物が、排他的にまたは様々な比率の混合物として得られる。類似の方法は文献中で知られており、例えばEuropean Journal of Organic Chemistry, 2004, 3789~3791、Journal of Fluorine Chemistry, 2004 (125) 1415~1423に記載されている。
21)
Figure 2009536149
式XXII(ただし、R8は上記の定義と同様であり、R12は20)の定義と同様である)の化合物は、式XXI(ただし、P1は反応後に切断されうる有機部分である)の化合物を、式XIX(ただし、R8は上記の定義と同様であり、R12は20)の定義と同様である)の化合物と、任意選択で触媒、例えばCuCl、CuI、CuBr2、銅粉末などの遷移金属触媒の存在下において、任意選択で希釈剤、例えば1,2−ジクロロエタンまたは四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素、もしくはテトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサンなどのエーテル、もしくはトルエンなどの芳香族化合物、もしくはメタノールなどのアルコール、もしくはN,N−ジエチルホルムアミドなどのアミド、もしくは水、もしくはこれらの混合物の存在下において反応させることによって調製することができる。これらの反応は、通常−50℃から200℃、好ましくは0℃から160℃の温度範囲で行われる。この反応は、まず式XXa1およびXXb1の中間体に至る。反応条件によって式XXa1およびXXb1の化合物が、排他的にまたは様々な比率の混合物として得られる。適切な基P1には、トリメチルシリルなどのトリアルキルシリル基、もしくは任意選択で置換されるベンジルまたは4−メトキシベンジルなどのベンジル基が挙げられる。この保護基は、幾つかの反応条件下ではその場において、または別個のステップにおいて切断される。類似の方法は文献中で知られており、例えばMolecular Diversity, 2003 (7) 171~174、J. Heterocyclic Chemistry, 1976 (13) 589~592、国際公開第04/106324号、J. Med. Chem., 2004 (47) 2176~2179に記載されている。
22)
Figure 2009536149
別法では、21)で定義した式XXIIの化合物は、式XXIII(ただし、MN3は無機アジ化物塩、一般にはアジ化ナトリウム)の化合物を、20)で定義した式XIXの化合物と、任意選択で希釈剤、例えばDMSO、もしくはトルエン、もしくはアセトニトリル、もしくはエタノールなどのアルコール、もしくはN,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド、もしくは水、もしくはこれらの混合物の存在下において反応させることによって調製することができる。これらの反応は、通常−50℃から200℃、好ましくは0℃から160℃の温度範囲で行われる。類似の方法は文献中で知られており、例えば米国特許第6,051,717号、Tetrahedron Letters, 2001 (42) 9114に記載されている。
23)
Figure 2009536149
20)で定義した式XXa、XXb、および/またはXXcの化合物は、21)で定義した式XXIIの化合物を、式R7−XE(ただし、R7は上記の定義と同様であり、XEは適切な脱離基、例えば臭化物、塩化物、またはヨウ化物などのハロゲン、もしくは酢酸塩などのカルボン酸塩、もしくはメチルスルホン酸塩などのアルキルスルホン酸塩、もしくはp−トルエンスルホン酸塩などのアリールスルホン酸塩である)の化合物と、塩基、例えば炭酸カリウムなどの炭酸塩、もしくは水酸化カリウムなどの水酸化物、もしくは水素化ナトリウムなどの金属水素化物、もしくはトリエチルアミンなどのアミンの存在下において、また任意選択で希釈剤、例えばテトラヒドロフランなどのエーテル、もしくはN,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド、もしくはメタノールなどのアルコール、もしくはアセトニトリル、もしくはアセトン、もしくはこれらの混合物の存在下において、また任意選択で臭化トリメチルアンモニウムなどの相間移動触媒の存在下において、−120℃から200℃、好ましくは−20℃から80℃の温度範囲で反応させることによって調製することができる。反応条件によって式XXa、XXb、およびXXcの化合物が、排他的にまたは様々な比率の混合物として得られる。このような方法は文献中で知られており、例えばBioorg. Med. Chem. Lett., 2004 (14) 2401~2405、国際公開第04/018438号、および米国特許第4,820,844号に記載されている。
24)1,2,3−トリアゾールおよびそれらの誘導体の合成は文献中でよく知られており、したがってそれらの合成の一般的考察についてはTome, A. C.の記述Product class 13: 1, 2, 3-triazoles. Science of Synthesis (2004), 13 415~601、H. Wamhoffの記述1, 2, 3-triazoles. Comprehensive Heterocyclic Chemistry (1984), 4A 669~733、W. -Q. Fan, A. Katritzyの記述1, 2, 3-triazoles. Comprehensive Heterocyclic Chemistry II (1996), 4 1-127、B. B. Sharpless Synthesis, 2005 (9) 1514~1520、K. Banertの論文European Journal of Organic Chemistry, 2005 3704~3714、V. P. Krivopalov, O. P. Shkurkoの論文Russ. Chem. Rev. 2005 (74) 339~379、M. Begtrupの論文Acta Chemica Scandinavica (1990), 44 (10), 1050~7、R. F. Coles, C. S. Hamilton,の論文Journal of the American Chemical Society (1946), 68 1799~801、M. Begtrupの論文Bull. Soc. Chim. Belg., 1988 (97) 573~597、Xu, Bo; Mae, Masayuki; Hong, Jiyoung A; Li, Youhua; Hammond, Gerald B.の論文Synthesis (2006), (5), 803~806、Mae, Masayuki; Hong, Jiyoung A; Xu, Bo; Hammond, Gerald B.の論文Organic Letters (2006), 8 (3), 479~482、Buckle, Derek R.; Rockell, Caroline J. M.の論文Journal of the Chemical Society, Perkin Transactions 1: Organic and Bio-Organic Chemistry (1972~1999) (1982), (2), 627~30、Journet, Michel; Cai, Dongwei; Hughes, David L.; Kowal, Jason J.; Larsen, Robert D.; Reider, Paul J.の論文Organic Process Research & Development (2005), 9 (4), 490~498、米国特許第6,051,717号を参照されたい。
本発明による式Iの化合物は、合成で得られる改変しない形で除草剤として使用することができるが、一般には担体、溶媒、および表面活性物質などの製剤アジュバントを用いて様々な方法で除草組成物に処方される。これら製剤は様々な物理的形態、例えば散布剤、ゲル、水和剤、顆粒水和剤、錠剤水和剤、発泡ペレット、乳剤、マイクロエマルション、乳濁剤、オイルフロアブル剤、水分散液、油状分散剤、SE剤(suspo-emulsion)、カプセルサスペンション、顆粒乳剤、溶性液剤(soluble liquid)、水溶製剤(水または水混和性有機溶剤を担体として用いた)、含浸型ポリマーフィルムの形態、あるいは、例えばManual on Development and Use of FAO Specifications for Plant Protection Products, 5th Edition, 1999から知られる他の周知の形態であることができる。このような製剤は、直接使用することもでき、また使用に先立って希釈することもできる。これらの希釈物は、例えば水、液体肥料、微量養分、生物体、油、または溶媒を用いて作ることができる。
これら製剤は、細かく割った固形物、顆粒、溶液、分散物、またはエマルションの形態の組成物を得るために、例えば活性成分を製剤アジュバントと混合することによって調製することができる。活性成分はまた、細かく割った固形物、鉱油、植物または動物系の油、植物または動物系の変性油、有機溶剤、水、表面活性物質、またはこれらの組合せなどの他の補助剤と共に処方することもできる。活性成分はまた、ポリマーからなるきわめて細かいマイクロカプセル中に封じ込めることもできる。マイクロカプセルは多孔質担体中に活性成分を封じ込める。これは、活性成分を制御された量で環境中に放出すること(例えばゆっくりした放出)を可能にする。マイクロカプセルは、通常0.1から500ミクロンの直径を有する。これらは、活性成分をカプセル重量の約25から95重量%の量で含有する。活性成分は、巨大な固体の形態、固形または液状分散物中の微粒子の形態、あるいは適切な溶液の形態であることができる。この封入膜は、例えば天然または合成ゴム、セルロース、スチレン/ブタジエンコポリマー、ポリアクリロニトリル、ポリアクリラート、ポリエステル、ポリアミド、ポリ尿素、ポリウレタン、または化学的に変性したポリマーおよびキサントゲン酸デンプン、またはこれに関連して当業者に知られている他のポリマーを含む。別法では、活性成分が基礎物質の固体マトリックス中に細かく割った粒子の形態で封入されるきわめて細かいマイクロカプセルを形成することもできるが、マイクロカプセル自体は封じ込められない。
本発明による組成物の調製に適した製剤アジュバントは、それ自体知られている。液状担体としては、水、トルエン、キシレン、石油エーテル、植物油、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酸無水物、アセトニトリル、アセトフェノン、酢酸アミル、2−ブタノン、炭酸ブチレン、クロロベンゼン、シクロヘキサン、シクロヘキサノール、酢酸のアルキルエステル、ジアセトンアルコール、1,2−ジクロロプロパン、ジエタノールアミン、p−ジエチルベンゼン、ジエチレングリコール、アビエチン酸ジエチレングリコール、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、1,4−ジオキサン、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールメチルエーテル、二安息香酸ジプロピレングリコール、ジプロキシトール、アルキルピロリドン、酢酸エチル、2−エチルヘキサノール、炭酸エチレン、1,1,1−トリクロロエタン、2−ヘプタノン、α−ピネン、d−リモネン、乳酸エチル、エチレングリコール、エチレングリコールブチルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、γ−ブチロラクトン、グリセロール、酢酸グリセロール、二酢酸グリセロール、三酢酸グリセロール、ヘキサデカン、ヘキシレングリコール、酢酸イソアミル、酢酸イソボルニル、イソオクタン、イソホロン、イソプロピルベンゼン、ミリスチン酸イソプロピル、乳酸、ラウリルアミン、メシチルオキシド、メトキシプロパノール、メチルイソアミルケトン、メチルイソブチルケトン、ラウリン酸メチル、オクタン酸メチル、オレイン酸メチル、塩化メチレン、m−キシレン、n−ヘキサン、n−オクチルアミン、オクタデカン酸、酢酸オクチルアミン、オレイン酸、オレイルアミン、o−キシレン、フェノール、ポリエチレングリコール(PEG400)、プロピオン酸、乳酸プロピル、炭酸プロピレン、プロピレングリコール、プロピレングリコールメチルエーテル、p−キシレン、トルエン、リン酸トリエチル、トリエチレングリコール、キシレンスルホン酸、パラフィン、鉱油、トリクロロエチレン、ペルクロロエチレン、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ブチル、プロピレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、メタノール、エタノール、イソプロパノール、およびより高分子量のアルコール、例えばアミルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ヘキサノール、オクタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、N−メチル−2−ピロリドンなどを用いることができる。水は、一般に濃縮物を希釈するための最上の担体である。好適な固形担体は、例えばタルク、二酸化チタン、葉蝋石クレイ、シリカ、アタパルジャイトクレイ、珪藻土、石灰石、炭酸カルシウム、ベントナイト、カルシウムモンモリロナイト、綿実殻、小麦粉、大豆粉、軽石、木粉、粉砕クルミ殻、リグニン、および、例えばCFR 180.1001.(c)&(d)中に記載されているものと類似の物質である。
多数の表面活性物質を、固形および液状の両製剤、特に使用に先立って担体で希釈することが可能な製剤に有利に使用することができる。表面活性物質は、陰イオン性、陽イオン性、または高分子物質であることができ、乳化剤、湿潤剤、または懸濁剤として、あるいは他の目的のために使用することができる。典型的な表面活性物質には、例えばラウリル硫酸ジエタノールアンモニウムなどのアルキル硫酸の塩、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムなどのアルキルアリールスルホン酸の塩、ノニルフェノールエトキシラートなどのアルキルフェノール/アルキレンオキシド付加生成物、トリデシルアルコールエトキシラートなどのアルコール/アルキレンオキシド付加生成物、ステアリン酸ナトリウムなどの石鹸、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルナフタレンスルホン酸の塩、ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウムなどのスルホコハク酸塩のジアルキルエステル、オレイン酸ソルビトールなどのソルビトールエステル、ラウリルトリメチルアンモニウムクロリドなどの第四アミン、ポリエチレングリコールステアラートなどの脂肪酸のポリエチレングリコールエステル、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックコポリマー、およびモノおよびジアルキルリン酸エステルの塩、またさらに、例えば「McCutcheon’s Detergents and Emulsifiers Annual」MC Publishing Corp., Ridgewood New Jersey, 1981に記載の物質が挙げられる。
一般に農薬製剤に用いることができるさらなる補助剤には、結晶化阻害剤、粘度調整剤、懸濁剤、染料、酸化防止剤、泡立て剤、光吸収剤、混合助剤、消泡剤、錯化剤、中和またはpH調整物質および緩衝液、腐食阻害剤、芳香剤、湿潤剤、吸収促進剤、微量養分、可塑剤、流動促進剤、滑沢剤、分散剤、増粘剤、不凍液、殺菌剤、またさらに液状および固形肥料が挙げられる。
本発明による組成物は、これに加えて植物または動物系の油、鉱油、このような油のアルキルエステル、またはこのような油および油誘導体の混合物を含む添加物を含むことができる。本発明による組成物中の油添加物の量は、噴霧混合物を基準にして一般に0.01から10%である。例えば油添加物は、その噴霧混合物が調製された後に所望の濃度で噴霧タンクに加えることができる。好ましい油添加物は、鉱油、もしくは菜種油、オリーブ油、またはヒマワリ油などの植物系の油、もしくはAMIGO(登録商標)(Rhone-Poulenc Canada Inc.)などの乳化植物油、もしくはメチル誘導体などの植物系の油のアルキルエステル、もしくは魚油または牛脂などの動物系の油を包含する。好ましい添加物は、例えば活性成分として基本的に魚油のアルキルエステルを80重量%とメチル化菜種油を15重量%、さらに通例の乳化剤およびpH調整剤を5重量%含有する。特に好ましい油添加物は、C8〜C22脂肪酸のアルキルエステル、特にC12〜C18脂肪酸のメチル誘導体、例えばラウリン酸、パルミチン酸、およびオレイン酸のメチルエステルを含み、このことは重要である。これらのエステルは、ラウリン酸メチル(CAS−111−82−0)、パルミチン酸メチル(CAS−112−39−0)、およびオレイン酸メチル(CAS−112−62−9)として知られている。好ましい脂肪酸メチルエステル誘導体は、Emery(登録商標)2230および2231(Cognis GmbH)である。これらおよび他の油誘導体はまた、Compendium of Herbicide Adjuvants, 5th Edition, Southern Illinois University, 2000からも知られる。
これら油添加物の効果および作用は、非イオン、陰イオン、または陽イオン界面活性剤などの表面活性物質と併用することによってさらに改良することができる。好適な陰イオン、非イオン、または陽イオン界面活性剤の例は、国際公開第97/34485号の7および8頁に列挙されている。好ましい表面活性物質は、ドデシルベンジルスルホン酸塩型の陰イオン界面活性剤、特にそのカルシウム塩、またさらに脂肪アルコールエトキシラート型の非イオン界面活性剤である。エトキシル化度5から40を有するエトキシル化C12〜C22脂肪アルコールに特に優先権が与えられる。市販の界面活性剤の例は、Genapol型(Clariant AG)である。またシリコーン界面活性剤、特に、例えばSilwet L-77(登録商標)として市販されているポリアルキルオキシド変性ヘプタメチルトリルオキサンも好ましく、過フッ素化合物系界面活性剤もまた好ましい。全添加物に対する表面活性物質の濃度は、一般に1から30重量%である。油または鉱油もしくはそれらの誘導体と界面活性剤との混合物からなる油添加物の例は、Edenor ME SU(登録商標)、Turbocharge(登録商標)(Syngenta AG, CH)、またはActipronC(BP Oil UK Limited, GB)である。
望むなら前述の表面活性物質を単独で、すなわち油添加物なしで製剤中に使用することもまた可能である。
さらに油添加物/界面活性剤混合物への有機溶媒の添加は、作用をさらに高めるのに寄与する可能性がある。好適な溶媒は、例えばSolvesso(登録商標)(ESSO)またはAromatic Solvent(登録商標)(Exxon Corporation)である。このような溶媒の濃度は、総重量の10から80重量%であることができる。溶媒と混ぜた状態で存在する油添加物は、例えば米国特許第A−4,834,908号中に記載されている。その中で開示されている市販の油添加物は、名称MERGE(登録商標)(BASF Corporation)によって知られる。好ましい本発明による更なる油添加物は、SCORE(登録商標)(Syngenta Crop Protection Canada)である。
上記で列挙した油添加物に加えて、本発明による組成物の作用を向上させるためにアルキルピロリドンの製剤(例えばAgrimax(登録商標))を噴霧混合物に加えることもまた可能である。合成結晶格子、例えばポリアクリルアミド、ポリビニル化合物、またはポリ−1−p−メンテンの製剤(例えば、Bond(登録商標)、Courier(登録商標)、またはEmerald(登録商標))もまた使用することができる。プロピオン酸、例えばEurogkem Pen-e-trate(登録商標)を含有する溶液を噴霧混合物に作用向上剤として加えることもまた可能である。
一般にこれら除草組成物は、式Iの化合物を0.1から99重量%、特に0.1から95重量%と、好ましくは表面活性物質を0から25重量%含む製剤アジュバントを1から99.9重量%とを含む。市販用の製品は好ましくは濃縮物として処方されるはずであるので、最終使用者は希釈製剤を普通は使用することになる。
式Iの化合物の施用量は広い限度内で変えることができ、土壌の性質、施用方法(発芽前または発芽後、種子粉衣、蒔き溝への施用、非耕耘用途など)、作物、抑制すべき牧草または雑草、一般的な気候条件、ならびに施用方法、施用時期、および標的作物によって左右される他の要因に左右される。本発明による式Iの化合物は、一般には10から2000g/ha、特に50から1000g/haの量で施される。
好ましい製剤は、特に下記の組成を有する(%=重量%)。
乳剤:
活性成分: 1から95%、好ましくは60から90%
表面活性剤: 1から30%、好ましくは5から20%
液状担体: 1から80%、好ましくは1から35%
粉剤:
活性成分: 0.1から10%、好ましくは0.1から5%
固形担体: 99.9から90%、好ましくは99.9から99%
懸濁剤:
活性成分: 5から75%、好ましくは10から50%
水: 94から24%、好ましくは88から30%
表面活性剤: 1から40%、好ましくは2から30%
水和剤:
活性成分: 0.5から90%、好ましくは1から80%
表面活性剤: 0.5から20%、好ましくは1から15%
固形担体: 5から95%、好ましくは15から90%
顆粒剤:
活性成分: 0.1から30%、好ましくは0.1から15%
固形担体: 99.5から70%、好ましくは97から85%
下記の実施例は本発明をさらに例示するが、本発明を限定するものではない。
式Iの除草剤の処方実施例(%=重量%):
F1.乳剤: a) b) c) d)
活性成分: 5% 10% 25% 50%
ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム 6% 8% 6% 8%
ひまし油ポリグリコールエーテル 4% − 4% 4%
(エチレンオキシド36モル)
オクチルフェノールポリグリコールエーテル − 4% − 2%
(エチレンオキシド7〜8モル)
NMP − − 10% 20%
芳香族炭化水素混合物C9〜C12 85% 78% 55% 16%
このような濃縮物から水で希釈することによって任意の所望濃度の乳化物を得ることができる。
F2.水剤: a) b) c) d)
活性成分: 5% 10% 50% 90%
1−メトキシ−3−(3−メトキシ−プロポキシ)−プロパン
− 20% 20% −
プロピレングリコールMW400 20% 10% − −
NMP − − 30% 10%
芳香族炭化水素混合物C9〜C12 75% 60% − −
これら溶液はマイクロドロップの形態で使用するのに適している。
F3.水和剤: a) b) c) d)
活性成分: 5% 25% 50% 80%
リグノスルホン酸ナトリウム 4% − 3% −
ラウリル硫酸ナトリウム 2% 3% − 4%
ジイソブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム − 6% 5% 6%
オクチルフェノールポリグリコールエーテル − 1% 2% −
(エチレンオキシド7〜8モル)
高分散性ケイ酸 1% 3% 5% 10%
カオリン 88% 62% 35% −
活性成分を補助剤と完全に混ぜ合わせ、その混合物を適切な粉砕機で完全に粉砕して水和剤を得る。これを水で希釈して任意の所望濃度の懸濁物を得ることができる。
F4.被覆粒剤: a) b) c)
活性成分: 0.1% 5% 15%
高分散性ケイ酸 0.9% 2% 2%
無機担体(直径0.1〜1mm) 99.0% 93% 83%
例えばCaCO3またはSiO2
活性成分を塩化メチレン中に溶解し、噴霧によって担体に塗布し、次いで溶媒を真空中で蒸発させる。
F5.被覆粒剤: a) b) c)
活性成分: 0.1% 5% 15%
ポリエチレングリコールMW200 1.0% 2% 3%
高分散性ケイ酸 0.9% 1% 2%
無機担体(直径0.1〜1mm) 98.0% 92% 80%
例えばCaCO3またはSiO2
細かく粉砕した活性成分を、ポリエチレングリコールで湿らせた担体に混合機中で均一に塗布する。このようにして非粉塵性被覆粒剤が得られる。
F6.押出粒剤: a) b) c) d)
活性成分: 0.1% 3% 5% 15%
リグノスルホン酸ナトリウム 1.5% 2% 3% 4%
カルボキシメチルセルロース 1.4% 2% 2% 2%
カオリン 97.0% 93% 90% 79%
活性成分を補助剤と混合し粉砕し、この混合物を水で湿らせる。この混合物を押出し、次いで空気流中で乾燥する。
F7.粉剤: a) b) c)
活性成分: 0.1% 1% 5%
タルカム 39.9% 49% 35%
カオリン 60.0% 50% 60%
活性成分を担体と混ぜ合わせ、その混合物を適切な粉砕機中で粉砕することによってこれらのすぐ使用できる粉剤が得られる。
F8.懸濁剤: a) b) c) d)
活性成分: 3% 10% 25% 50%
エチレングリコール 5% 5% 5% 5%
ノニルフェノールポリグリコールエーテル − 1% 2% −
(エチレンオキシド15モル)
リグノスルホン酸ナトリウム 3% 3% 4% 5%
カルボキシメチルセルロース 1% 1% 1% 1%
37%ホルムアルデヒド水溶液 0.2% 0.2% 0.2% 0.2%
シリコーン油エマルション 0.8% 0.8% 0.8% 0.8%
水 87% 79% 62% 38%
細かく粉砕した活性成分を補助剤と均質に混合して懸濁剤を得る。水で希釈することによってそれから任意の所望濃度の懸濁物を得ることができる。
本発明はまた、植物またはその場所に、式Iの化合物またはこのような化合物を含む組成物の除草に有効な量を施用することを含む、植物を抑制する方法に関する。
本発明はまた、植物またはその場所に、式Iの化合物またはこのような化合物を含む組成物の除草に有効な量を施用することを含む、植物の生長を阻害する方法に関する。
本発明はまた、有用植物またはその場所または耕作区域に、式Iの化合物またはこのような化合物を含む組成物の除草に有効な量を施用することを含む、有用植物の作物中の牧草および雑草を選択的に抑制する方法に関する。
本発明による組成物を使用することができる有用植物の作物には、穀類、例えば大麦および小麦、綿、アブラナ、トウモロコシ、コメ、大豆、テンサイ、およびサトウキビ、特に穀類およびトウモロコシが挙げられる。
作物にはまた、ヤシの木、ココヤシの木、または他の木の実などの樹木、およびブドウなどのつる植物が挙げられる。
抑制される牧草および雑草は、単子葉植物種、例えばAgrostis、Alopecurus、Avena、Bromus、Cyperus、Digitaria、Echinochloa、Lolium、Monochoria、Rottboellia、Sagittaria、Scirpus、Setaria、Sida、およびSorghumと、双子葉植物種、例えばAbutilon、Amaranthus、Chenopodium、Chrysanthemum、Galium、Ipomoea、Nasturtium、Sinapis、Solanum、Stellaria、Veronica、Viola、およびXanthiumの両方であることができる。
作物はまた、通常の品種改良の方法によってまたは遺伝子工学によって、除草剤または除草剤類(例えばALS阻害剤、GS阻害剤、EPSPS阻害剤、PPO阻害剤、およびHPPD阻害剤)に対して耐性にされた作物を含めたものとして理解されるべきである。通常の品種改良の方法によってイミダゾリノン、例えばイミザモックスに対して耐性にされた作物の例は、Clearfielo(登録商標)summer rape(カノーラ)である。遺伝子工学の方法によって除草剤に対して耐性にされた作物の例には、例えば商品名RoundupReady(登録商標)およびLibertyLink(登録商標)で市販されているグリホサートおよびグルホシネート抵抗性トウモロコシ品種が挙げられる。
作物はまた、遺伝子工学の方法によって害虫に対して抵抗性にされたもの、例えばBtトウモロコシ(アワノメイガに対する抵抗性)、Bt綿(メキシコワタノミゾウムシに対する抵抗性)、またさらにBtジャガイモ(コロラドビートルに対する抵抗性)としても理解されるべきである。Btトウモロコシの例は、NK(登録商標)(Syngenta Seeds)のBt 176 maize hybridである。Bt毒素は、BACILLUS THURINGIENSIS土壌細菌によって天然に形成されるタンパク質である。これら毒素またはこのような毒素を合成することができるトランスジェニック植物の例は、欧州特許第A−451 878号、欧州特許第A−374 753号、国際公開第93/07278号、国際公開第95/34656号、国際公開第03/052073号、および欧州特許第A−427 529号に記載されている。殺虫剤抵抗性をコードし、1または複数種の毒素を発現する1または複数種の遺伝子を含むトランスジェニック植物の例は、KnockOut(登録商標)(トウモロコシ)、Yield Gard(登録商標)(トウモロコシ)、NuCOTIN33B(登録商標)(綿)、Bollgard(登録商標)(綿)、NewLea(登録商標)(ジャガイモ)、NatureGard(登録商標)、およびProtexcta(登録商標)である。作物またはそれらの種子物質は、除草剤に対して抵抗性であり、同時に昆虫の摂餌に対しても抵抗性であることができる(「多重」トランスジェニック事象)。例えば種子は、殺虫性Cry3タンパク質を発現する能力を有する一方で同時にグリホサートに対しても耐性であることができる。
作物はまた、通常の品種改良の方法によってまたは遺伝子工学によって得られる、いわゆる生産形質(例えば、貯蔵安定性の改良、より高い栄養価、および風味の改良)を含有するものとしても理解されるべきである。
耕作区域には、作物がすでに生長しつつある土地と、これら作物を栽培しようとしている土地とが含まれる。
本発明による式Iの化合物はまた、他の除草剤と併用して使用することもできる。具体的には式Iの化合物の下記混合物が重要である。すなわち、
式Iの化合物とS−メトラクロール(549)の混合物、または式Iの化合物とメトラクロール(548)の混合物。
式Iの化合物とトリアジンの混合物(例えば、式Iの化合物+アメトリン(20)、式Iの化合物+アトラジン(37)、式Iの化合物+シアナジン(183)、式Iの化合物+ジメタメトリン(259)、式Iの化合物+メトリブジン(554)、式Iの化合物+プロメトン(665)、式Iの化合物+プロメトリン(666)、式Iの化合物+プロパジン(672)、式Iの化合物+シマジン(730)、式Iの化合物+シメトリン(732)、式Iの化合物+テルブメトン(774)、式Iの化合物+テルブチラジン(775)、式Iの化合物+テルブトリン(776)、式Iの化合物+トリエタジン(831))。式Iの化合物とアトラジン、メトリブジン、プロメトリン、またはテルブチラジンとの混合物が特に好ましい。
式Iの化合物とHPPD阻害剤の混合物(例えば、式Iの化合物+イソキサフルトール(479)、式Iの化合物+メソトリオン(515)、式Iの化合物+スルコトリオン(747)、式Iの化合物+テンボトリオン(CAS RN 335104−84−2)、式Iの化合物+トプラメゾン(CAS RN 210631−68−8)、式Iの化合物+4−ヒドロキシ−3−[[2−[(2−メトキシエトキシ)メチル]−6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エン−2−オン(CAS RN 352010−68−5)、式Iの化合物+4−ヒドロキシ−3−[[2−(3−メトキシプロピル)−6−(ジフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エン−2−オン)。
式Iの化合物とHPPD阻害剤およびトリアジンとの混合物。
式Iの化合物とグリホサート(419)の混合物。
式Iの化合物とグリホサートおよびHPPD阻害剤との混合物(例えば、式Iの化合物+グリホサート+イソキサフルトール、式Iの化合物+グリホサート+メソトリオン、式Iの化合物+グリホサート+スルコトリオン、式Iの化合物+グリホサート+テンボトリオン、式Iの化合物+グリホサート+トプラメゾン、式Iの化合物+グリホサート+4−ヒドロキシ−3−[[2−[(2−メトキシエトキシ)メチル]−6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エン−2−オン、式Iの化合物+グリホサート+4−ヒドロキシ−3−[[2−(3−メトキシプロピル)−6−(ジフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エン−2−オン)。
式Iの化合物とグルホシネート−アンモニウム(418)の混合物。
式Iの化合物とグルホシネート−アンモニウムおよびHPPD阻害剤との混合物(例えば、式Iの化合物+グルホシネート−アンモニウム+イソキサフルトール、式Iの化合物+グルホシネート−アンモニウム+メソトリオン、式Iの化合物+グルホシネート−アンモニウム+スルコトリオン、式Iの化合物+グルホシネート−アンモニウム+テンボトリオン、式Iの化合物+グルホシネート−アンモニウム+トプラメゾン、式Iの化合物+グルホシネート−アンモニウム+4−ヒドロキシ−3−[[2−[(2−メトキシエトキシ)メチル]−6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エン−2−オン、式Iの化合物+グルホシネート−アンモニウム+4−ヒドロキシ−3−[[2−(3−メトキシプロピル)−6−(ジフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エン−2−オン)。
式Iの化合物とトリアゾリノンの混合物(例えば、式Iの化合物+アミカルバゾン(21))。
式Iの化合物とALS阻害剤の混合物(例えば、式Iの化合物+クロルスルフロン(147)、式Iの化合物+シノスルフロン(154)、式Iの化合物+クロランスラム−メチル(164)、式Iの化合物+エタメトスルフロン−メチル(306)、式Iの化合物+フラザスルフロン(356)、式Iの化合物+ホラムスルフロン(402)、式Iの化合物+フルメツラム(374)、式Iの化合物+イマザメタベンズ−メチル(450)、式Iの化合物+イマザモックス(451)、式Iの化合物+イマザピック(452)、式Iの化合物+イマザピル(453)、式Iの化合物+イマゼタピル(455)、式Iの化合物+ヨードスルフロン−メチル−ナトリウム(466)、式Iの化合物+メトスルフロン−メチル(555)、式Iの化合物+ニコスルフロン(577)、式Iの化合物+オキサスルフロン(603)、式Iの化合物+プリミスルフロン−メチル(657)、式Iの化合物+プロスルフロン(684)、式Iの化合物+ピリチオバック−ナトリウム(709)、式Iの化合物+リムスルフロン(721)、式Iの化合物+スルホスルフロン(752)、式Iの化合物+チフェンスルフロン−メチル(チアメチュロン−メチル)(795)、式Iの化合物+トリアスルフロン(817)、式Iの化合物+トリベヌロン−メチル(822)、式Iの化合物+トリフロキシスルフロン−ナトリウム(833)、式Iの化合物+チエンカルバゾン(BAY636))。特に式Iの化合物と、フラザスルフロン、ホラムスルフロン、フルメツラム、イマザピル、イマゼタピル、ヨードスルフロン−メチル−ナトリウム、ニコスルフロン、リムスルフロン、トリフロキシスルフロン−ナトリウム、または4−[(4,5−ジヒドロ−3−メトキシ−4−メチル−5−オキソ)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルカルボニルスルファモイル]−5−メチルチオフェン−3−カルボン酸(BAY636)との混合物が好ましい。
式Iの化合物とPPO阻害剤の混合物(例えば、式Iの化合物+フォメサフェン(401)、式Iの化合物+フルミオキサジン(376)、式Iの化合物+スルフェントラゾン(749)、式Iの化合物+[3−[2−クロロ−4−フルオロ−5−(1−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−3−イル)フェノキシ]−2−ピリジルオキシ]酢酸エチルエステル)(CAS RN 353292−31−6)。特に式Iの化合物と、フルミオキサジン、スルフェントラゾン、または[3−[2−クロロ−4−フルオロ−5−(1−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−3−イル)フェノキシ]−2−ピリジルオキシ]酢酸エチルエステルとの混合物が好ましい。
式Iの化合物と二塩化パラコート(614)の混合物。
式Iの化合物とペンジメタリン(621)、または式Iの化合物とトリフラリン(836)の混合物。特に式Iの化合物とペンジメタリンの混合物が好ましい。
式Iの化合物とメタミトロン(521)の混合物。
式Iの化合物とクロマゾン(159)の混合物。
式Iの化合物とメタザクロール(524)の混合物。
式Iの化合物とクロジナホップ−プロパルギル(156)または式Iの化合物とピノキサデン(CAS RN 243973−20−8)の混合物。
式Iの化合物の混合相手はまた、例えばThe Pesticide Manual, 13th Edition (BCPC), 2003に述べられているようなエステルまたは塩の形態であることができる。グルホシネート−アンモニウムへの言及はまたグルホシネートにも適用され、クロランスラム−メチルへの言及はまたクロランスラムにも適用され、ピリチオバック−ナトリウムへの言及はまたピリチオバックにも適用されるなど。
式Iの化合物対その混合相手の混合比は、好ましくは1:100から1000:1である。
これら混合物は、有利には前述の製剤の状態で使用することができる(その場合、「活性成分」は式Iの化合物とその混合相手とのそれぞれの混合物と関係する)。
さらに、本発明による式Iの化合物はまた、他の除草剤と併用することもできる。すなわち、式Iの化合物+アセトクロール(5)、式Iの化合物+アシフルオルフェン−ナトリウム(7)、式Iの化合物+アクロニフェン(8)、式Iの化合物+アクロレイン(10)、式Iの化合物+アラクロール(14)、式Iの化合物+アロキシジム(18)、式Iの化合物+アリルアルコール(CAS RN 107−18−6)、式Iの化合物+アミドスルフロン(22)、式Iの化合物+アミノピラリド(CAS RN 150114−71−9)、式Iの化合物+アミトロール(アミノトリアゾール)(25)、式Iの化合物+スルファミン酸アンモニウム(26)、式Iの化合物+アニロホス(31)、式Iの化合物+アシュラム(36)、式Iの化合物+アトラトン(CAS RN 1610−17−9)、式Iの化合物+アビグリシン(39)、式Iの化合物+アザフェニジン(CAS RN 68049−83−2)、式Iの化合物+アジムスルフロン(43)、式Iの化合物+BAS 800H(CAS RN 372137−35−4)、式Iの化合物+BCPC(CAS RN 2164−13−8)、式Iの化合物+ベフルブタミド(55)、式Iの化合物+ベナゾリン(57)、式Iの化合物+ベンカルバゾン(CAS RN 173980−17−1)、式Iの化合物+ベンフルラリン(59)、式Iの化合物+ベンフレセート(61)、式Iの化合物+ベンスルフロン−メチル(64)、式Iの化合物+ベンスリド(65)、式Iの化合物+バンタゾン(67)、式Iの化合物+ベンズフェンジゾン(CAS RN 158755−95−4)、式Iの化合物+ベンゾビシクロン(69)、式Iの化合物+ベンゾフェナップ(70)、式Iの化合物+ビフェノックス(75)、式Iの化合物+ビラナホス(ビアラホス)(77)、式Iの化合物+ビスピリバック−ナトリウム(82)、式Iの化合物+ボラックス(86)、式Iの化合物+ブロマシル(90)、式Iの化合物+ブロモブチド(93)、式Iの化合物+ブロモフェノキシム(CAS RN 13181−17−4)、式Iの化合物+ブロモキシニル(95)、式Iの化合物+ブタクロール(100)、式Iの化合物+ブタフェナシル(101)、式Iの化合物+ブタミホス(102)、式Iの化合物+ブトラリン(105)、式Iの化合物+ブトロキシジム(106)式Iの化合物+ブチレート(108)、式Iの化合物+カコジル酸(CAS RN 75−60−5)、式Iの化合物+塩素酸カルシウム(CAS RN 10137−74−3)、式Iの化合物+カフェンストロール(110)、式Iの化合物+カルベタミド(117)、式Iの化合物+カルフェントラゾン−エチル(121)、式Iの化合物+CDEA(CAS RN 2315−36−8)、式Iの化合物+CEPC(CAS RN 587−56−4)、式Iの化合物+クロルブロムロン(CAS RN 13360−45−7)、式Iの化合物+クロルフルレノール−メチル(133)、式Iの化合物+クロリダゾン(134)、式Iの化合物+クロリムロン−エチル(135)、式Iの化合物+クロロ酢酸(138)、式Iの化合物+クロロトルロン(143)、式Iの化合物+クロルプロファム(144)、式Iの化合物+クロルタール−ジメチル(148)、式Iの化合物+シニドン−エチル(152)、式Iの化合物+シンメチリン(153)、式Iの化合物+シサニリド(CAS RN 34484−77−0)、式Iの化合物+クレフォキシジム(CAS RN 211496−02−5)、式Iの化合物+クレトジム(155)、式Iの化合物+クロメプロップ(160)、式Iの化合物+クロピラリド(162)、式Iの化合物+CMA(CAS RN 5902−95−4)、式Iの化合物+4−CPB(CAS RN 3547−07−7)、式Iの化合物+CPMF、式Iの化合物+4−CPP(CAS RN 3307−39−9)、式Iの化合物+CPPC(CAS RN 2150−32−5)、式Iの化合物+クレゾール(CAS RN 1319−77−3)、式Iの化合物+クミルロン(180)、式Iの化合物+シアナミド(182)、式Iの化合物+シクラニリド(186)、式Iの化合物+シクロエート(187)、式Iの化合物+シクロスルファムロン(189)、式Iの化合物+シクロキシジム(190)、式Iの化合物+シハロホップ−ブチル(195)、式Iの化合物+2,4−D(211)、式Iの化合物+3,4−DA(CAS RN 588−22−7)、式Iの化合物+ダイムロン(213)、式Iの化合物+ダラポン(214)、式Iの化合物+ダゾメット(216)、式Iの化合物+2,4−DB(217)、式Iの化合物+3,4−DB、式Iの化合物+2,4−DEB(CAS RN 94−83−7)、式Iの化合物+デスメディファム(225)、式Iの化合物+デスメトリン(CAS RN 1014−69−3)、式Iの化合物+ジカンバ(228)、式Iの化合物+ジクロベニル(229)、式Iの化合物+オルト−ジクロロベンゼン(CAS RN 95−50−1)、式Iの化合物+パラ−ジクロロベンゼン(CAS RN 106−46−7)、式Iの化合物+ジクロルプロップ(234)、式Iの化合物+ジクロルプロップ−P(235)、式Iの化合物+ジクロホップ−メチル(238)、式Iの化合物+ジクロスラム(241)、式Iの化合物+ジフェンゾコート−メチルサルフェート(248)、式Iの化合物+ジフルフェニカン(251)、式Iの化合物+ジフルフェンゾピル(252)、式Iの化合物+ジメフロン(256)、式Iの化合物+ジメピペレート(257)、式Iの化合物+ジメタクロール(258)、式Iの化合物+ジメテナミド(260)、式Iの化合物+ジメテナミド−P、式Iの化合物+ジメチピン(261)、式Iの化合物+ジメチルアルシン酸(264)、式Iの化合物+ジニトラミン(268)、式Iの化合物+ジノテルブ(272)、式Iの化合物+ジフェナミド(274)、式Iの化合物+ジプロペトリン(CAS RN 4147−51−7)、式Iの化合物+ジクアトジブロミド(276)、式Iの化合物+ジチオピル(280)、式Iの化合物+ジウロン(281)、式Iの化合物+DNOC(282)、式Iの化合物+3,4−DP(CAS RN 3307−41−3)、式Iの化合物+DSMA(CAS RN 144−21−8)、式Iの化合物+EBEP、式Iの化合物+エンドタール(295)、式Iの化合物+EPTC(299)、式Iの化合物+エスプロカルブ(303)、式Iの化合物+エタルフルラリン(305)、式Iの化合物+エテホン(307)、式Iの化合物+エトフメセート(311)、式Iの化合物+エトキシフェン(CAS RN 188634−90−4)、式Iの化合物+エトキシフェン−エチル(CAS RN 131086−42−5)、式Iの化合物+エトキシスルフロン(314)、式Iの化合物+エトベンザニド(318)、式Iの化合物+フェノキサプロップ−P−エチル(339)、式Iの化合物+フェントラザミド(348)、式Iの化合物+硫酸鉄(II)(353)、式Iの化合物+フラムプロップ、式Iの化合物+フラムプロップ−M(355)、式Iの化合物+フロラスラム(359)、式Iの化合物+フルアジホップ−ブチル(361)、式Iの化合物+フルアジホップ−P−ブチル(362)、式Iの化合物+フルアゾレート(イソプロパゾール)(CAS RN 174514−07−9)、式Iの化合物+フルカルバゾン−ナトリウム(364)、式Iの化合物+フルセトスルフロン(CAS RN 412928−75−7)、式Iの化合物+フルクロラリン(365)、式Iの化合物+フルフェナセット(BAY FOE 5043)(369)、式Iの化合物+フルフェンピル−エチル(371)、式Iの化合物+フルメトラリン(373)、式Iの化合物+フルミクロラック−ペンチル(375)、式Iの化合物+フルミプロピン(CAS RN 84478−52−4)、式Iの化合物+フルオメツロン(378)、式Iの化合物+フルオログリコフェン−エチル(380)、式Iの化合物+フルポキサム(CAS RN 119126−15−7)、式Iの化合物+フルプロパシル(CAS RN 120890−70−2)、式Iの化合物+フルプロパネート(383)、式Iの化合物+フルピルスルフロン−メチル−ナトリウム(384)、式Iの化合物+フレノール(387)、式Iの化合物+フルリドン(388)、式Iの化合物+フルロクロリドン(389)、式Iの化合物+フルロキシピル(390)、式Iの化合物+フルタモン(392)、式Iの化合物+フルチアセット−メチル(395)、式Iの化合物+ホサミン(406)、式Iの化合物+ハロスルフロン−メチル(426)、式Iの化合物+ハロキシホップ(427)、式Iの化合物+ハロキシホップ−P(428)、式Iの化合物+HC−252(429)、式Iの化合物+ヘキサジノン(440)、式Iの化合物+イマザキン(454)、式Iの化合物+イマゾスルフロン(456)、式Iの化合物+インダノファン(462)、式Iの化合物+ヨードメタン(CAS RN 74−88−4)、式Iの化合物+アイオキシニル(467)、式Iの化合物+イソプロツロン(475)、式Iの化合物+イソウロン(476)、式Iの化合物+イソキサベン(477)、式Iの化合物+イソキサクロルトール(CAS RN 141112−06−3)、式Iの化合物+イソキサピリホップ(CAS RN 87757−18−4)、式Iの化合物+カルブチレート(482)、式Iの化合物+ラクトフェン(486)、式Iの化合物+レナシル(487)、式Iの化合物+リニュロン(489)、式Iの化合物+MAA(CAS RN 124−58−3)、式Iの化合物+MAMA(CAS RN 2321−53−1)、式Iの化合物+MCPA(499)、式Iの化合物+MCPA−チオエチル(500)、式Iの化合物+MCPB(501)、式Iの化合物+メコプロップ(503)、式Iの化合物+メコプロップ−P(504)、式Iの化合物+メフェナセット(505)、式Iの化合物+メフルイジド(507)、式Iの化合物+メソスルフロン−メチル(514)、式Iの化合物+メタム(519)、式Iの化合物+メタミホップ(メフルオキサホップ)(520)、式Iの化合物+メタベンズチアズロン(526)、式Iの化合物+メタゾール(CAS RN 20354−26−1)、式Iの化合物+メチルアルソン酸(536)、式Iの化合物+メチルダイムロン(539)、式Iの化合物+イソリオシアン酸メチル(543)、式Iの化合物+メトベンズロン(547)、式Iの化合物+メトブロムロン(CAS RN 3060−89−7)、式Iの化合物+メトスラム(552)、式Iの化合物+メトクスロン(553)、式Iの化合物+MK−616(559)、式Iの化合物+モリネート(560)、式Iの化合物+モノリニュロン(562)、式Iの化合物+MSMA(CAS RN 2163−80−6)、式Iの化合物+ナプロアニリド(571)、式Iの化合物+ナプロパミド(572)、式Iの化合物+ナプタラム(573)、式Iの化合物+ネブロン(574)、式Iの化合物+ニピラクロフェン(CAS RN 99662−11−0)、式Iの化合物+n−メチル−グリホサート、式Iの化合物+ノナン酸(583)、式Iの化合物+ノルフルラゾン(584)、式Iの化合物+オレイン酸(脂肪酸類)(593)、式Iの化合物+オルベンカルブ(595)、式Iの化合物+オルトスルファムロン(CAS RN 213464−77−8)、式Iの化合物+オリザリン(597)、式Iの化合物+オキサジアルギル(599)、式Iの化合物+オキサジアゾン(600)、式Iの化合物+オキサジクロメホン(604)、式Iの化合物+オキシフルオルフェン(610)、式Iの化合物+ペブレート(617)、式Iの化合物+ペノクススラム(622)、式Iの化合物+ペンタクロロフェノール(623)、式Iの化合物+ペンタノクロル(
624)、式Iの化合物+ペントキサゾン(625)、式Iの化合物+ペトキサミド(627)、式Iの化合物+マシン油類(628)、式Iの化合物+フェンメディファム(629)、式Iの化合物+ピクロラム(645)、式Iの化合物+ピコリナフェン(646)、式Iの化合物+ピペロホス(650)、式Iの化合物+亜ヒ酸カリウム(CAS RN 10124−50−2)、式Iの化合物+アジ化カリウム(CAS RN 20762−80−1)、式Iの化合物+プレチラクロール(656)、式Iの化合物+プロジアミン(661)、式Iの化合物+プロフルアゾール(CAS RN 190314−43−3)、式Iの化合物+プロホキシジム(663)、式Iの化合物+プロヘキサジオンカルシウム(664)、式Iの化合物+プロパクロ−ル(667)、式Iの化合物+プロパニル(669)、式Iの化合物+プロパキザホップ(670)、式Iの化合物+プロファム(674)、式Iの化合物+プロピソクロール(667)、式Iの化合物+プロポキシカルバゾン−ナトリウム(プロカルバゾン−ナトリウム)(679)、式Iの化合物+プロピザミド(681)、式Iの化合物+プロスルフォカルブ(683)、式Iの化合物+ピラクロニル(ピラゾギル)(CAS RN 158353−15−2)、式Iの化合物+ピラフルフェン−エチル(691)、式Iの化合物+ピラスルホトール(CAS RN 365400−11−9)、式Iの化合物+ピラゾリネート(692)、式Iの化合物+ピラゾスルフロン−エチル(694)、式Iの化合物+ピラゾキシフェン(695)、式Iの化合物+ピリベンゾキシム(697)、式Iの化合物+ピリブチカルブ(698)、式Iの化合物+ピリダフォル(CAS RN 40020−01−7)、式Iの化合物+ピリデート(702)、式Iの化合物+ピリフタリド(704)、式Iの化合物+ピリミノバック−メチル(707)、式Iの化合物+ピリミスルファン(CAS RN 221205−90−9)、式Iの化合物+ピロキサスルホン(CAS RN 447399−55−5)、式Iの化合物+ピロキシスラム(トリフロスラム)(CAS RN 422556−08−9)、式Iの化合物+キンクロラック(712)、式Iの化合物+キンメラック(713)、式Iの化合物+キノクラミン(714)、式Iの化合物+キザロホップ(717)、式Iの化合物+キザロホップ−P(718)、式Iの化合物+セクエストレン(sequestrene)、式Iの化合物+セトキシジム(726)、式Iの化合物+シデュロン(727)、式Iの化合物+SMA(CAS RN 3926−62−3)、式Iの化合物+亜ヒ酸ナトリウム(CAS RN 7784−46−5)、式Iの化合物+アジ化ナトリウム(CAS RN 26628−22−8)、式Iの化合物+塩素酸ナトリウム(734)、式Iの化合物+スルホメツロン−メチル(751)、式Iの化合物+スルホサート(CAS RN 81591−81−3)、式Iの化合物+硫酸(755)、式Iの化合物+タール油類(758)、式Iの化合物+2,3,6−TBA(759)、式Iの化合物+TCA−ナトリウム(760)、式Iの化合物+テブタム(CAS RN 35256−85−0)、式Iの化合物+テブチウロン(765)、式Iの化合物+テプラロキシジム(771)、式Iの化合物+テルバシル(772)、式Iの化合物+テフリルトリオン(CAS RN 473278−76−1)、式Iの化合物+テニルクロール(789)、式Iの化合物+チジアジミン(CAS RN 123249−43−4)、式Iの化合物+チアザフルロン(CAS RN 25366−23−8)、式Iの化合物+チアゾピル(793)、式Iの化合物+チオベンカルブ(797)、式Iの化合物+チオカルバジル(807)、式Iの化合物+トラルコキシジム(811)、式Iの化合物+トリ−アレート(816)、式Iの化合物+トリアジフラム(819)、式Iの化合物+トリカンバ(CAS RN 2307−49−5)、式Iの化合物+トリクロピル(827)、式Iの化合物+トリフルスルフロン−メチル(837)、式Iの化合物+トリヒドロキシトリアジン(CAS RN 108−80−5)、式Iの化合物+トリネキサパック−エチル(CAS RN 95266−40−3)、および式Iの化合物+トリトスルフロン(843)。
式Iの化合物の混合相手はまた、例えばThe Pesticide Manual, 13th Edition (BCPC), 2003に述べられているようなエステルまたは塩の形態であることができる。アシフルオルフェン−ナトリウムへの言及はまたアシフルオルフェンにも適用され、またベンスルフロン−メチルへの言及はまたベンスルフロンにも適用されるなど。
式Iの化合物対その混合相手の混合比は、好ましくは1:100から1000:1である。
これら混合物は、有利には前述の製剤の状態で使用することができる(その場合、「活性成分」は式Iの化合物とその混合相手とのそれぞれの混合物と関係する)。
本発明による式Iの化合物はまた、1または複数種類の薬害軽減剤(safener)と併用することもできる。同様に本発明による式Iの化合物と1または複数種類のさらなる除草剤の混合物もまた、1または複数種類の薬害軽減剤と併用することができる。これら薬害軽減剤は、AD 67(MON 4660)(11)、ベノキサコール(63)、クロキントセット−メキシル(163)、シオメトリニルとその対応する(Z)異性体、シプロスルファミド(CAS RN 221667−31−8)、ジクロルミド(231)、フェンクロラゾール−エチル(331)、フェンクロリム(332)、フルラゾール(386)、フルクソフェニム(399)、フリラゾール(413)とその対応するR異性体、イソキサジフェン−エチル(478)、メフェンピル−ジエチル(506)、オキサベトリニル(598)、ナフタル酸無水物(CAS RN 81−84−5)、およびN−イソプロピル−4−(2−メトキシ−ベンゾイルスルファモイル)−ベンズアミド(CAS RN 221668−34−4)であることができる。特に式Iの化合物とベノキサコールの混合物(例えば、式Iの化合物+ベノキサコール)が好ましい。
式Iの化合物の薬害軽減剤はまた、例えばThe Pesticide Manual, 13th Edition (BCPC), 2003に述べられているようなエステルまたは塩の形態であることができる。クロキントセット−メキシルへの言及はまた、国際公開第02/34048号中に開示されているようにそのリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アルミニウム塩、鉄塩、アンモニウム塩、第四アンモニウム塩、スルホニウム塩、またはホスホニウム塩にも適用され、フェンクロラゾール−エチルへの言及はまたフェンクロラゾールにも適用されるなど。
好ましくは式Iの化合物対薬害軽減剤の混合比は、100:1から1:10、特に20:1から1:1である。
これら混合物は、有利には前述の製剤の状態で使用することができる(その場合、「活性成分」は式Iの化合物とその薬害軽減剤とのそれぞれの混合物と関係する)。
式Iの化合物とさらなる除草剤および薬害軽減剤との好ましい混合物には、
式Iの化合物とトリアジンおよび薬害軽減剤との混合物、
式Iの化合物とグリホサートおよび薬害軽減剤との混合物、
式Iの化合物とグルホシネートおよび薬害軽減剤との混合物、
式Iの化合物とイソキサフルトールおよび薬害軽減剤との混合物、
式Iの化合物とイソキサフルトールおよびトリアジンおよび薬害軽減剤との混合物、
式Iの化合物とイソキサフルトールおよびグリホサートおよび薬害軽減剤との混合物、
式Iの化合物とイソキサフルトールおよびグルホシネートおよび薬害軽減剤との混合物、
式Iの化合物とメソトリオンおよび薬害軽減剤との混合物、
式Iの化合物とメソトリオンおよびトリアジンおよび薬害軽減剤との混合物、
式Iの化合物とメソトリオンおよびグリホサートおよび薬害軽減剤との混合物、
式Iの化合物とメソトリオンおよびグルホシネートおよび薬害軽減剤との混合物、
式Iの化合物とスルコトリオンおよび薬害軽減剤との混合物、
式Iの化合物とスルコトリオンおよびトリアジンおよび薬害軽減剤との混合物、
式Iの化合物とスルコトリオンおよびグリホサートおよび薬害軽減剤との混合物、
式Iの化合物とスルコトリオンおよびグルホシネートおよび薬害軽減剤との混合物
が挙げられる。
下記の実施例は本発明をさらに例示するが、本発明を限定するものではない。
調製例:
1)5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール誘導体の製造方法
実施例I1:ヒドロキシイミノ酢酸の調製
Figure 2009536149
グリオキシル酸水溶液(50重量%)(11.9モル)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(627g、9モル)を混合し、濃縮した。アセトニトリル(1L)を加え、その溶液を5℃に冷却し、濾過した。この母液を体積の50%まで濃縮し、5℃で一晩保管し、再度濾過した。この過程を2回繰り返した。これら固形物を一緒にし、乾燥してヒドロキシイミノ酢酸を白色結晶として得た(546g、収率68%)。
実施例I2:3−クロロ−5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾールの調製
Figure 2009536149
ヒドロキシイミノ酢酸(実施例I1)(107g、1.2モル)を1,2−ジメトキシ−エタン(1.4L)中に溶解し、70℃に加熱した。N−クロロコハク酸イミド(NCS)(320.4g、2.4モル)を70℃で1時間以内に少しずつ加えた。この反応混合物を70℃で1時間撹拌した。反応混合物を5℃に冷却し、炭酸水素カリウム(535g、4.45モル)および水(54g)を加えた。この懸濁物中に2−メチル−プロパン(134.6g、2.4モル)を5℃で20分間導入した。この反応混合物を放置して室温まで温め、室温で18時間撹拌した。反応混合物を水(1.5L)上に注ぎ、その混合物をヘキサンで抽出した(3×500ml)。一緒にした有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。その残渣を蒸留して3−クロロ−5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾールを液体として得た(60.7g、収率37.8%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.47(s、6H、Me)、2.92(s、2H、CH2)ppm。
実施例I3:5,5−ジメチル−イソキサゾリジン−3−オンの調製
Figure 2009536149
ナトリウム(1.72g、75ミリモル)をメタノール(30ml)中に室温で溶解した。ヒドロキシ尿素(3.8g、50ミリモル)をゆっくり加え、次いでジメチルアクリル酸エチル(6.4g、50ミリモル)を一滴ずつ加えた。この反応混合物を室温で18時間保管した。固形物を濾過によって除去し、濾液を濃縮した。その残渣を水に溶解し、15分間撹拌し、次いで水性塩酸(2M)を一滴ずつ加えて混合物を酸性にした。この水溶液をクロロホルムで抽出した。有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮して5,5−ジメチル−イソキサゾリジン−3−オンを白色固体として得た(2.8g、収率49%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.43(s、6H、Me)、2.58(s、2H、CH2)ppm。
実施例I4:3−クロロ−5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾールの調製
Figure 2009536149
5,5−ジメチル−イソキサゾリジン−3−オン(実施例I3)(0.5g、0.57ミリモル)をオキシ塩化リン(10ml)中に溶解し、加熱して5時間還流させた。この反応混合物を濃縮し、残渣を水とジエチルエーテルの間で分配させた。相を分離し、有機相をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮して3−クロロ−5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾールを褐色の流動性の油として得た(0.4g、収率69%)。
実施例I5:2−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イル)−ジスルフィドの調製
Figure 2009536149
2−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール3−イル)−イソチオ尿素塩酸塩(29g、138ミリモル)(国際公開第06/068092号に記載のように調製した)および炭酸カリウム(39g、416ミリモル)をメタノール(250ml)中に溶解し、ヨウ素(18g、100ミリモル)を室温で少しずつ加えた。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣を水に溶解し、その水性混合物を酢酸エチルで数回抽出した。一緒にした有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮して2−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール3−イル)−ジスルフィドを黄白色の固体として得た(14.1g、収率78%)。
2)トリアゾール誘導体の製造方法
1−tert−ブチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの合成についてはSynthesis, 1985, 178~180に記載されている。
1−tert−ブチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを実施例I6で述べるように還元して[1−tert−ブチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−メタノールを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.65(s、9H、Me)、4.76(s、2H、CH2)、7.60(s、1H、CH)ppm。
[1−tert−ブチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−メタノールを実施例I7で述べるように臭素化して4−ブロモメチル−1−tert−ブチル−1H−[1,2,3]トリアゾールを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.65(s、9H、Me)、4.58(s、2H、CH2)、7.63(s、1H、CH)ppm。
5−(ジフルオロメチル)−2−メチル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルの合成については国際公開第2004/018438号に記載されている。
実施例I6:(5−フルオロメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル)−メタノールおよび(2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル)−メタノールの調製
Figure 2009536149
テトラヒドロフラン(10ml)に溶かした水素化リチウムアルミニウム(THFの2M溶液)(2.83ml、5.65ミリモル)の溶液に、テトラヒドロフラン(10ml)に溶かした5−フルオロメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステル(国際公開第04/018438号に記載のように調製した)(978mg、5.65ミリモル)の溶液を0℃で一滴ずつ加えた。この反応混合物を放置して室温まで温め、室温で40分間撹拌した。反応混合物の反応を、水(200μl)、水酸化ナトリウム水溶液(2M)(350μl)、および水(400μl)を連続して加えることによって停止した。沈殿物を濾過によって除去し、濾液を蒸発させて(5−フルオロメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル)−メタノールと(2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル)−メタノールの4:1の混合物を黄白色の液体として得た(610mg、収率76%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):4.19(d、3H、Me)、4.83(s、2H、CH2)、5.52(d、2H、CH2)ppm。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):2.31(s、3H、Me)、4.11(s、3H、Me)、4.72(s、2H、CH2)ppm。
出発材料として2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(国際公開第04/018438号に記載のように調製した)を使用して、同じ方法で(2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル)−メタノールを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):2.03(t、1H、OH)、4.24(s、3H、Me)、4.84(d、2H、CH2)ppm。
実施例I7:4−ブロモメチル−5−フルオロメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾールおよび4−ブロモメチル−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
(5−フルオロメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル)−メタノールおよび(2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル)−メタノールの4:1の混合物(610mg、4.21ミリモル)(実施例I6)を、ジエチルエーテル(10ml)中に窒素下で室温において溶解し、三臭化リン(395μl、4.21ミリモルを加えた。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物の反応を、冷水を加えることによって停止し、混合物を酢酸エチルで3回抽出した。一緒にした有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮して4−ブロモメチル−5−フルオロメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾールと4−ブロモメチル−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]−トリアゾールの4:1の混合物をオレンジ色の液体として得た(954mg)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):4.18(d、3H、Me)、4.57(s、2H、CH2)、5.51(d、2H、CH2)ppm。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):2.31(s、3H、Me)、4.11(s、3H、Me)、4.50(s、2H、CH2)ppm。
出発材料として(2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル)−メタノールを使用して、同じ方法で4−ブロモメチル−2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):4.19(s、3H、Me)、4.49(s、2H、CH2)ppm。
実施例I8:3−(メチル−ヒドラゾノ)−ブタン−2−オンオキシム
Figure 2009536149
ブタン−2,3−ジオンモノオキシム(2.6g、25.8ミリモル)をエタノール(100ml)中に溶解し、次いでメチルヒドラジン(1.13g、24.5ミリモル)を室温で加えた。この反応混合物を80℃で2時間撹拌した。メチルヒドラジン(0.6g、12ミリモル)を加え、その反応混合物を80℃で1.5時間撹拌した。メチルヒドラジン0.6g、12ミリモル)を加え、その反応混合物を80℃でさらに1.5時間、次いで室温で48時間撹拌した。反応混合物を濃縮して3−(メチル−ヒドラゾノ)−ブタン−2−オンオキシムを黄白色の結晶性固体として得た(3.3g、収率100%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.89(s、3H、Me)、2.11(s、3H、Me)、3.09(s、3H、Me)、4.8〜5.3(bs、1H、OH)ppm。
実施例I9:2,4,5−トリメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール1−オキシドの調製
Figure 2009536149
3−(メチル−ヒドラゾノ)−ブタン−2−オンオキシム(3.3g、25.8ミリモル)(実施例I8)をテトラヒドロフラン(135ml)中に溶解し、次いでピリジン水溶液(15%)(157ml、0.29モル)を加え、続いて水(35ml)に溶かした硫酸銅(II)(15.7g、62.8ミリモル)のスラリーを加えた。この反応混合物を80℃で2時間撹拌し、次いで室温まで冷却し、酢酸エチルで3回抽出した。一緒にした有機抽出物を硫酸銅(II)水溶液(10%)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:メタノール/ジクロロメタン)によって精製して2,4,5−トリメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール1−オキシドを無色の液体として得た(0.7g、収率21%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):2.19(s、3H、Me)、2.23(s、3H、Me)、3.93(s、3H、Me)ppm。
実施例I10:5−ブロモメチル−2,4−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール1−オキシドの調製
Figure 2009536149
N−ブロモコハク酸イミド(NBS)(186mg、1.0ミリモル)および2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)(14mg、0.087ミリモル)を、四塩化炭素(7ml)に溶かした2,4,5−トリメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール1−オキシド(110mg、0.87ミリモル)(実施例I9)の溶液に加えた。この反応混合物を70℃まで1時間加熱し、次いで室温まで冷却し、濾過した。溶媒を除去して5−ブロモメチル−2,4−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール1−オキシドを褐色のガムとして得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):2.31(s、3H、Me)、3.95(s、3H、Me)、4.42(s、2H、CH2)ppm。
実施例I11:4−ブロモメチル−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの代替調製法
Figure 2009536149
5−ブロモメチル−2,4−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール1−オキシド(4.83g、23.3ミリモル)(実施例I10)を四塩化炭素(50ml)中に溶解し、次いで三塩化リン(6.8ml、77.8モル)を一滴ずつ加えた。この反応混合物を75℃で2.5時間撹拌した。この反応混合物の反応を温水中にゆっくり加えることによって停止し、次いで冷却し、冷水で希釈した。相を分離し、水性相をジクロロメタンで2回抽出した。一緒にした有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:メタノール/ジクロロメタン)によって精製して4−ブロモメチル−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールを黄色の油として得た(1.47g、収率33%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):2.3(s、3H、Me)、4.1(s、3H、Me)、5.5(s、2H、CH2)ppm。
実施例I12:1−(4−メトキシ−ベンジル)−5−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルおよび3−(4−メトキシ−ベンジル)−5−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルの調製
Figure 2009536149
アジ化4−メトキシベンジル(例えばJ. Chem. Soc., Perkin Trans. 1, 1982 (2), 627~630に記載の調製法)(5.47g、33.6ミリモル)をトルエン(20ml)中に溶解し、2−ブチン酸メチル(6.72ml、67.1ミリモル)を室温で一滴ずつ5分かけて加えた。この反応混合物を100℃まで14時間加熱した。この溶液を室温まで冷却し、溶媒を蒸発させて鮮黄色の液体を生成し、それをシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:0〜50%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して1−(4−メトキシ−ベンジル)−5−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルと3−(4−メトキシ−ベンジル)−5−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルの混合物を鮮黄色の油として得た(7.35g、収率85%)。
異性体1(多い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):2.46(s、3H、Me)、3.79(s、3H、Me)、3.94(s、3H、Me)、5.47(s、2H、CH2)、6.82〜6.88(m、2H、CH)、7.13(d、2H、CH)ppm。
異性体2(少い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):2.51(s、3H、Me)、3.77(s、3H、Me)、3.90(s、3H、Me)、5.80(s、2H、CH2)、6.82〜6.88(m、2H、CH)、7.28(d、2H、CH)ppm。
出発材料としてペンタ−2−イン酸エチルエステルを使用して、同じ方法で5−エチル−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルおよび5−エチル−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを得た。
異性体1(多い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.00(t、3H、Me)、1.42(t、3H、Me)、2.88〜2.96(m、2H、CH2)、3.79(s、3H、Me)、4.42(q、2H、CH2)、5.48(s、2H、CH2)、6.82〜6.87(m、2H、CH)、7.14(d、2H、CH)ppm。
異性体2(少い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.29(t、3H、Me)、1.36(t、3H、Me)、2.88〜2.96(m、2H、CH2)、3.78(s、3H、Me)、4.35(q、2H、CH2)、5.81(s、2H、CH2)、6.82〜6.87(m、2H、CH)、7.28(d、2H、CH)ppm。
実施例I13:5−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルの調製
Figure 2009536149
1−(4−メトキシ−ベンジル)−5−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルおよび3−(4−メトキシ−ベンジル)−5−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルの混合物(実施例I12)(7.35g、28.6ミリモル)をアセトニトリル/水(9:1)(100ml)中に溶解し、硝酸セシウム(IV)アンモニウム(CAN)(31.4g、57.2ミリモル)を加えた。この溶液を室温で16時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を水と酢酸エチルの間で分配させた。相を分離し、水性相を追加の酢酸エチルで2回抽出した。一緒にした有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。その残渣にジクロロメタン(50ml)を加え、白色固形物を沈殿させた(1.77g、収率40%)。固形物を濾過により単離した。母液を蒸発させ、その残渣を再度ジクロロメタン(50ml)で処理した。これは、追加の白色固形物を沈殿させた。この固形物を濾過により単離し、一緒にした固形物を乾燥して5−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルを得た(2.6g、収率59%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):2.62(s、3H、Me)、4.0(s、3H、Me)ppm。
出発材料として5−エチル−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルおよび5−エチル−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを使用して、同じ方法で5−エチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.36(t、3H、Me)、1.42(t、3H、Me)、3.08(q、2H、CH2)、4.44(q、2H、CH2)ppm。
実施例I14:2−エチル−5−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステル、3−エチル−5−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステル、および1−エチル−5−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルの調製
Figure 2009536149
5−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステル(1.77g、12.6ミリモル)(実施例I13)を、N,N−ジメチルホルムアミド(12ml)中に溶解し、ヨウ化エチル(16.3ミリモル、1.31ml)および炭酸カリウム(2.26g、16.3ミリモル)を0℃で加えた。この反応混合物を室温まで温め、窒素の雰囲気中で5時間撹拌した。この溶液を水とジエチルエーテルの間で分配させた。相を分離し、水性相を追加のジエチルエーテルで2回抽出した。一緒にした有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮して2−エチル−5−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステル、3−エチル−5−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステル、および1−エチル−5−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルの混合物を黄色の油として得た(1.10g、収率52%)。
異性体1(多い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.6(t、3H、Me)、2.52(s、3H、Me)、3.95(s、3H、Me)、4.45(q、2H、CH2)ppm。
異性体2(中間)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.5(t、3H、Me)、2.54(s、3H、Me)、3.96(s、3H、Me)、4.73(q、2H、CH2)ppm。
異性体3(少い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.53(t、3H、Me)、2.6(s、3H、Me)、3.95(s、3H、Me)、4.35(q、2H、CH2)ppm。
出発材料として5−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(2−ブチン酸エチルから実施例I12で述べたと同様に調製し、続いて実施例I13で述べたと同様に脱保護した)と、試薬としてヨウ化iso−プロピルとを使用して、同じ方法で2−iso−プロピル−5−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル、3−iso−プロピル−5−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル、および1−iso−プロピル−5−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを得た。
異性体1(多い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.38〜1.44(m、3H、Me)、1.56〜1.63(m、6H、Me)、2.52(s、3H、Me)、4.31〜4.45(m、2H、CH2)、4.83(sept、1H、CH)ppm。
異性体2(中間)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.38〜1.44(m、3H、Me)、1.56〜1.63(m、6H、Me)、2.53(s、3H、Me)、4.31〜4.45(m、2H、CH2)、5.44(sept、1H、CH)ppm。
異性体3(少い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.38〜1.44(m、3H、Me)、1.56〜1.63(m、6H、Me)、2.59(s、3H、Me)、4.31〜4.45(m、2H、CH2)、4.58(sept、1H、CH)ppm。
出発材料として5−エチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルと、試薬としてヨウ化メチルとを使用して、同じ方法で5−エチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.32(t、3H、Me)、1.41(t、3H、Me)、2.95(q、2H、CH2)、4.20(s、3H、Me)、4.42(q、2H、CH2)ppm。
出発材料として5−エチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルと、試薬としてヨウ化エチルとを使用して、同じ方法で2,5−ジエチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.2〜1.30(m、3H、Me)、1.35〜1.45(m、3H、Me)、1.41(t、3H、Me)、2.95(q、2H、CH2)、4.38〜4.44(m、4H、CH2)ppm。
これらエステルを実施例I6で述べたと同様に還元し、そのアルコールを実施例I7で述べたと同様に臭素化し、そのブロムメチル中間体を実施例I39で述べるように結合させた。
実施例I15:2−ジフルオロメチル−5−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルおよび3−ジフルオロメチル−5−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 2009536149
水素化ナトリウム(鉱油中の60%分散物)(570mg、14.2ミリモル)を窒素下でiso−ヘキサンで洗浄し、ドライアイス凝縮器を備えた三つ口フラスコ中において無水テトラヒドロフラン(50ml)中に懸濁させた。テトラヒドロフラン(10ml)に溶かした5−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(2g、12.9ミリモル)(実施例I13)の溶液を一滴ずつ加えた。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。この溶液中にクロロジフルオロメタンを10分間通過させ、その反応混合物を室温で1.5時間撹拌した。その溶液中に追加のクロロジフルオロメタンを数分間通過させ、その反応混合物をさらに1.5時間撹拌した。混合物の反応を水の添加によって停止し、その混合物を酢酸エチルで抽出した。一緒にした有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/iso−ヘキサン)によって精製して2−ジフルオロメチル−5−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(1.3g、収率49%)と、2−ジフルオロメチル−5−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルおよび3−ジフルオロメチル−5−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの1:2の混合物(250mg、収率9%)とを得た。
異性体1(多い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.44(t、3H、Me)、2.80(s、3H、Me)、4.47(q、2H、CH2)、7.64(t、1H、CHF2)ppm。
異性体2(少い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.45(t、3H、Me)、2.60(s、3H、Me)、4.47(q、2H、CH2)、7.33(t、1H、CHF2)ppm。
これらエステルを実施例I6で述べたと同様に還元し、そのアルコールを実施例I7で述べたと同様に臭素化し、そのブロムメチル中間体を実施例I39で述べるように結合させた。
実施例I16:1−(4−メトキシ−ベンジル)−5−トリフルオロメチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルおよび3−(4−メトキシ−ベンジル)−5−トリフルオロメチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 2009536149
4,4,4−トリフルオロ−2−ブチンカルボン酸エチル(Organic Syntheses, 1992, 70, 246~55に従って調製した)(1.65g、10.1ミリモル)を、トルエン(10ml)に溶かしたアジ化4−メトキシ−ベンジル(例えばJ. Chem. Soc., Perkin Trans. 1, 1982 (2), 627~630に記載の調製法)(1.65g、9.9ミリモル)の溶液に加え、その反応混合物を室温で16時間撹拌した。この混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/iso−ヘキサン)によって精製して1−(4−メトキシ−ベンジル)−5−トリフルオロメチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルおよび3−(4−メトキシ−ベンジル)−5−トリフルオロメチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの1.4:1の混合物を得た(2.85g、収率87%)。
異性体1(少い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.4(t、3H、Me)、3.8(s、3H、Me)、4.4(q、2H、CH2)、5.85(s、2H、CH2)、6.9(d、2H、CH)、7.35(d、2H、CH)ppm。
異性体2(多い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.4(t、3H、Me)、3.8(s、3H、Me)、4.45(q、2H、CH2)、5.7(s、2H、CH2)、6.85(d、2H、CH)、7.2(d、2H、CH)ppm。
実施例I17:5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 2009536149
1−(4−メトキシ−ベンジル)−5−トリフルオロメチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルおよび3−(4−メトキシ−ベンジル)−5−トリフルオロメチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの1.4:1の混合物(2.85g、8.66ミリモル)(実施例I16)を、トリフルオロ酢酸(TFA)(15ml)中に溶解し、その混合物を60℃まで2時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:メタノール/ジクロロメタン)によって精製して5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを得た(1.75g、収率96.6%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.4(t、3H、Me)、4.5(q、2H、CH2)、12.2〜12.6(bs、1H、NH)ppm。
実施例I18:2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル、3−メチル−5−トリフルオロメチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル、および1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 2009536149
5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(2.1g、10.0ミリモル)(実施例I17)をアセトニトリル(15ml)中に溶解し、ヨウ化メチル(1.12ml、12.0ミリモル)および炭酸カリウム(2.76g、20.0ミリモル)を室温で加えた。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタン(50ml)および水(50ml)で希釈した。相を分離し、水性相をジクロロメタンで数回抽出した。一緒にした有機抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/iso−ヘキサン)によって精製して2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル、3−メチル−5−トリフルオロメチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル、および1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの64:30:6の混合物を得た(1.71g、収率76%)。
異性体1(多い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.4(t、3H、Me)、4.32(s、3H、Me)、4.45(q、2H、CH2)ppm。
異性体2(中間)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.4(t、3H、Me)、4.38(s、3H、Me)、4.45(q、2H、CH2)ppm。
異性体2(少い方)お1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.4(t、3H、Me)、4.30(m、3H、Me)、4.45(q、2H、CH2)ppm。
試薬としてヨウ化エチルを使用して、同じ方法で2−エチル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルおよび3−エチル−5−トリフルオロメチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(3.4:1の混合物)を得た。
異性体1(多い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.4(t、3H、Me)、1.65(t、3H、Me)、4.45(q、2H、CH2)、4.6(q、2H、CH2)ppm。
異性体2(少い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.4(t、3H、Me)、1.55(t、3H、Me)、4.45(q、2H、CH2)、4.8(q、2H、CH2)ppm。
試薬としてヨウ化iso−プロピルを使用して、同じ方法で2−iso−プロピル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルおよび3−iso−プロピル−5−トリフルオロメチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(4.5:1の混合物)を得た。
異性体1(多い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.4(t、3H、Me)、1.65(d、6H、Me)、4.45(q、2H、CH2)、4.95〜4.5(m、1H、CH)ppm。
異性体2(少い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.4(t、3H、Me)、1.7(d、6H、Me)、4.45(q、2H、CH2)、5.4〜5.5(m、1H、CH)ppm。
試薬としてヨウ化シクロペンチルを使用して、同じ方法で2−シクロペンチル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.4(t、3H、Me)、1.7〜1.8(m、2H、CH2)、1.9〜2.0(m、2H、CH2)、2.2〜2.3(m、4H、CH2)、4.45(q、2H、CH2)、5.1(m、1H、CH)ppm。
試薬としてヨウ化アリルを使用して、同じ方法で2−アリル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルおよび3−アリル−5−トリフルオロメチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(4:1の混合物)を得た。
異性体1(多い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.4(t、3H、Me)、4.45(q、2H、CH2)、5.1(d、2H、CH2)、5.35〜5.45(m、2H、CH2)、6.0〜6.1(m、1H、CH)ppm。
試薬としてヨウ化2−メトキシ−エチルを使用して、同じ方法で2−(2−メトキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルおよび3−(2−メトキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(4:1の混合物)を得た。
異性体1(多い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.4(t、3H、Me)、3.35(s、3H、Me)、3.9(t、2H、CH2)、4.45(q、2H、CH2)、4.7(t、2H、CH2)ppm。
異性体2(少い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.4(t、3H、Me)、3.3(s、3H、Me)、3.8(t、2H、CH2)、4.45(q、2H、CH2)、4.95(t、2H、CH2)ppm。
試薬としてヨウ化シクロブチルメチルを使用して、同じ方法で2−(シクロブチル−メチル)−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルおよび3−(シクロブチル−メチル)−5−トリフルオロメチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(4:1の混合物)を得た。
異性体1(多い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.4(t、3H、Me)、1.8〜2.0(m、4H、CH2)、2.0〜2.15(m、2H、CH2)、2.95〜3.1(m、1H、CH)、4.55(q、2H、CH2)、4.65(d、2H、CH2)ppm。
異性体2(少い方)の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.4(t、3H、Me)、1.8〜2.0(m、4H、CH2)、2.0〜2.15(m、2H、CH2)、2.85〜2.95(m、1H、CH)、4.55(q、2H、CH2)、4.78(d、2H、CH2)ppm。
これらエステルを実施例I6で述べたと同様に還元し、そのアルコールを実施例I7で述べたと同様に臭素化し、そのブロムメチル中間体を実施例I39で述べるように結合させた。
実施例I19:2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルおよび3−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルの調製
Figure 2009536149
トルエン(10ml)に溶かした2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸(734mg、6.5ミリモル)の溶液に、オルト酢酸トリメチル(2.48ml、19.5ミリモル)を加えた。この反応混合物を還流させて16時間加熱した。反応混合物を放置して室温まで冷却させ、濃縮した。残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:10〜30%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステル(異性体A)(40mg、収率4%)および3−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステル(異性体B)(223mg、収率24%)。
異性体Aの1H−NMR(400MHz、CDCl3):3.96(s、3H、Me)、4.28(s、3H、Me)、8.05(s、1H、CH)ppm。
試薬としてオルト酢酸トリエチルを使用して、同じ方法で2−エチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステル(異性体A)および3−エチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステル(異性体B)を得た。
異性体Aの1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.41(t、3H、Me)、1.60(t、3H、Me)、4.43(q、2H、CH2)、4.55(q、2H、CH2)、8.04(s、1H、CH)ppm。
これらエステルを実施例I6で述べたと同様に還元し、そのアルコールを実施例I7で述べたと同様に臭素化し、そのブロムメチル中間体を実施例I39で述べるように結合させた。
実施例I20:4,5−ジブロモ−1H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
50℃で水(10ml)に溶かした1H−[1,2,3]トリアゾール(1.26ml、21.7ミリモル)の溶液に、臭素(1.5ml、29ミリモル)を加えた。この反応混合物を50℃で1.5時間撹拌した。濾過により白色固体(2.375g)を単離し、水(5ml)で洗浄した。一緒にした濾液に追加の臭素(1.5ml、29ミリモル)を加えた。反応混合物を室温で20時間撹拌した。濾過により追加の白色固体(1.83g)を単離し、水(5ml)で洗浄した。一緒にした濾液に追加の臭素(1.5ml、29ミリモル)を加えた。反応混合物を室温で20時間撹拌した。濾過により追加の白色固体(375mg)を単離し、水(5ml)で洗浄した。これら白色固体を一緒にし、乾燥して4,5−ジブロモ−1H−[1,2,3]トリアゾール(4.92g、収率93%)を得た。M.p.194.7℃。
実施例I21:4,5−ジブロモ−1−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾールおよび4,5−ジブロモ−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
ジクロロメタン(50ml)に溶かした4,5−ジブロモ−1H−[1,2,3]トリアゾール(2.26g、10ミリモル)(実施例I20)およびトリエチルアミン(1.5ml、10ミリモル)の溶液に、ヨウ化メチル(625μl、10ミリモル)を加えた。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。追加のトリエチルアミン(0.75ml、5ミリモル)および追加のヨウ化メチル(312μl、5ミリモル)を加え、混合物を3時間撹拌した。反応混合物の反応を塩化アンモニウム水溶液(飽和)(15ml)の添加によって停止した。相を分離し、有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:10〜30%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して4,5−ジブロモ−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(異性体B)(625mg、収率26%)および4,5−ジブロモ−1−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾール(異性体A)(825mg、収率34%)を得た。
異性体Aの1H−NMR(400MHz、CDCl3):4.09(s、3H、Me)ppm。
異性体Bの1H−NMR(400MHz、CDCl3):4.18(s、3H、Me)ppm。
実施例I22:4−ブロモ−1,5−ジメチル−1H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
−80℃でテトラヒドロフラン(25ml)に溶かした4,5−ジブロモ−1−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾールおよび4,5−ジブロモ−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(1.5g、6.23ミリモル)(実施例I21)の溶液に、n−ブチルリチウム(THFの2.5M溶液)(3ml、7.48ミリモル)を、続いて20分後にヨウ化メチル(775μl、12.46ミリモル)をゆっくり加えた。この反応混合物を−80℃で2時間撹拌した。反応混合物を放置して室温まで温め、水性塩酸(1M)の添加によって反応を停止した。この混合物をジクロロメタンで抽出し、有機抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮して4−ブロモ−1,5−ジメチル−1H−[1,2,3]トリアゾール(異性体A)および4−ブロモ−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(異性体B)の混合物を得た(1.096g、収率89%)。
異性体Aの1H−NMR(400MHz、CDCl3):2.30(s、3H、Me)、4.00(s、3H、Me)ppm。
異性体Bの1H−NMR(400MHz、CDCl3):2.24(s、3H、Me)、4.10(s、3H、Me)ppm。
実施例I23:4−ブロモ−5−ブロモメチル−1−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾールおよび4−ブロモ−5−ブロモメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
4−ブロモ−1,5−ジメチル−1H−[1,2,3]トリアゾールおよび4−ブロモ−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの混合物(実施例I22)(950mg、4.32ミリモル)を、四塩化炭素(15ml)中に溶解した。N−ブロモコハク酸イミド(NBS)(845mg、4.75ミリモル)および2,2′−アゾビス−イソブチロニトリル(AIBN)(71mg、0.43ミリモル)を窒素下で加えた。この反応混合物を撹拌し、UVランプで照射した。短時間の後、混合物はランプの熱で還流した。混合物を濾過し、固形物をジクロロメタンで洗浄し、一緒にした濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して4−ブロモ−5−ブロモメチル−1−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾール(異性体C)(422mg、収率38%)および4−ブロモ−5−ブロモメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(異性体D)(373mg、収率34%)を得た。
異性体Cの1H−NMR(400MHz、CDCl3):4.12(s、3H、Me)、4.45(s、2H、CH2)ppm。
異性体Dの1H−NMR(400MHz、CDCl3):4.17(s、3H、Me)、4.45(s、2H、CH2)ppm。
このブロモメチル中間体を、実施例I39で述べるように結合させた。
実施例I24:5−ヒドロキシ−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 2009536149
アジ化4−メトキシベンジル(例えばJ. Chem. Soc., Perkin Trans. 1, 1982 (2), 627~630に記載の調製法)(42g、0.253モル)を無水ジメチルスルホキシド(272ml)中に溶解し、粉末炭酸カリウム(139g、1モル)を加えた。この反応混合物を室温で撹拌しながらマロン酸ジエチル(56g、0.35モル)を加えた。反応混合物を40℃で72時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、水性塩酸(5M)(675ml)の添加によって反応を停止した。この混合物を室温で2時間撹拌した。固形物を濾過によって単離し、水およびヘキサンで洗浄し、乾燥して5−ヒドロキシ−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを灰色がかった白色の固体として得た(47.5g、収率68%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.29(t、3H、Me)、3.72(s、3H、Me)、4.25(q、2H、CH2)、5.27(s、2H、CH2)、7.07(q、4H、CH)ppm。
実施例I25:5―メトキシ―1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 2009536149
5−ヒドロキシ−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(26.18g、0.944モル)(実施例I24)を無水N,N−ジメチルホルムアミド(300ml)中に溶解し、酢酸ロジウム(II)の二量体(300mg)を加えた。この反応混合物を20℃まで冷却し、(トリメチルシリル)ジアゾメタン(TMSCHN2)(ジエチルエーテルの2M溶液)(142ml、0.284モル)を2時間かけて加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、メタノール(75ml)、氷酢酸(5ml)、水(1ml)の連続添加により反応を停止した。この混合物を酢酸エチルで3回抽出した。一緒にした有機抽出物をブラインで3回洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:10〜55%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して5―メトキシ―1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを淡黄色の油として得た(15.2g、収率55%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.41(q、3H、Me)、3.80(s、3H、Me)、4.13(s、3H、Me)、4.41(t、2H、CH2)、5.31(s、2H、CH2)、7.1(q、4H、CH)ppm。
5―メトキシ―1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを実施例I13で述べたと同様に脱保護して5―メトキシ―1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.41(t、3H、Me)、4.11(s、3H、Me)、4.47(q、2H、CH2)ppm。
5―メトキシ―1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを実施例I14で述べた方法に従ってヨウ化メチルでメチル化して5―メトキシ―1−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(異性体A)および5―メトキシ―2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(異性体B)を得た。
異性体Aの1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.39(q、3H、Me)、4.15(s、3H、Me)、4.24(s、3H、Me)、4.40(q、2H、CH2)ppm。
異性体Bの1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.35(t、3H、Me)、3.99(s、3H、Me)、4.07(s、3H、Me)、4.36(q、2H、CH2)ppm。
これらエステルを実施例I6で述べたと同様に還元し、そのアルコールを実施例I7で述べたと同様に臭素化し、そのブロムメチル中間体を実施例I39で述べるように結合させた。
実施例I26:5−ジフルオロメトキシ−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 2009536149
N,N−ジメチルホルムアミド(18ml)に溶かした5−ヒドロキシ−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(1.0g、3.606ミリモル)(実施例I24)の溶液に炭酸カリウム(1.568g、11.36ミリモル)を加えた。この反応混合物を80℃に加熱し、2−クロロ−2,2−ジフルオロ酢酸エチル(1.715g、10.8ミリモル)を80℃で10分間かけて加えた。反応混合物を80℃で1時間撹拌した。この反応混合物を放置して室温まで冷却し、水(5ml)、酢酸エチル(10ml)、および水性塩酸(2M)(9ml)の添加により反応を停止した。相を分離し、水性相を追加の酢酸エチルで2回抽出した。一緒にした有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:10〜40%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して5−ジフルオロメトキシ−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを淡黄色の油として得た(0.726g、収率62%)。これを静止状態で凝固させた。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.41(t、3H、Me)、3.80(s、3H、Me)、4.43(q、2H、CH2)、5.39(s、2H、CH2)、6.88(d、2H、CH)、7.3(d、2H、CH)、7.32(t、1H、CHF2)ppm。
5−ジフルオロメトキシ−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを実施例I13で述べたと同様に脱保護して5−ジフルオロメトキシ−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.43(t、3H、ME)、4.48(t、2H、CH2)、7.05(t、1H、CHF2)ppm。
5−ジフルオロメトキシ−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを実施例I14で述べた方法に従ってヨウ化メチルでメチル化して5−ジフルオロメトキシ−1−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(異性体A)および5−ジフルオロメトキシ−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(異性体B)を得た。
異性体Aの1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.41(t、3H、Me)、4.49(s、3H、Me)、4.41(q、2H、CH2)、7.19(t、1H、CHF2)ppm。
異性体Bの1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.41(t、3H、Me)、4.18(s、3H、Me)、4.42(q、2H、CH2)、6.92(t、1H、CHF2)ppm。
これらエステルを実施例I6で述べたと同様に還元し、そのアルコールを実施例I7で述べたと同様に臭素化し、そのブロムメチル中間体を実施例I39で述べるように結合させた。
実施例I27:2−(4−ブロモ−4,4−ジフルオロ−ブタ−2−イニルオキシ)−テトラヒドロ−ピランの調製
Figure 2009536149
2−プロパ−2−イニルオキシ−テトラヒドロ−ピラン(10.0g、71.3ミリモル)を窒素下で無水テトラヒドロフラン(175ml)中に溶解し、その溶液を−40℃まで冷却した。温度を−35℃から−40℃の間に保ちながらn−ブチルリチウム(ヘキサンの1.6M溶液)(44.6ml、71.3ミリモル)を5分かけて加えた。この反応物を15分間撹拌し、次いでジブロモジフルオロメタン(14.89g、71.3ミリモル)を一度に加え、その反応混合物を放置して1時間かけて室温まで温めた。反応混合物の反応をリン酸二水素カリウム水溶液(10%)で停止し、ジエチルエーテルで3回抽出した。一緒にした有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジエチルエーテル/ヘキサン)によって精製して2−(4−ブロモ−4,4−ジフルオロ−ブタ−2−イニルオキシ)−テトラヒドロ−ピランを無色の油として得た(17.6g、収率91.7%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.5〜1.9(m、6H、CH2)、3.5〜3.6(m、1H、CH2)、3.8〜3.9(m、1H、CH2)、4.4(m、2H、CH2)、4.8(m、1H、CH)ppm。
試薬として無水酢酸を使用して、同じ方法で5−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−ペンタ−3−イン−2−オンを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.5〜1.85(m、6H、CH2)、1.9〜2.08(s、3H、Me)、3.53(m、1H、CH2)、3.82(m、1H、CH2)、4.29(m、1H、CH2)、4.33(m、1H、CH2)、4.8(m、1H、CH)ppm。
試薬としてクロロギ酸メチルを使用して、同じ方法で5−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−ペンタ−3−イン−2−オンを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.5〜1.85(m、6H、CH2)、3.56(m、1H、CH2)、3.8(s、3H、Me)、3.82(m、1H、CH2)、4.4(s、2H、CH2)4.81(m、1H、CH)ppm。
実施例I28:4−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾールおよび5−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−4−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
2−(4−ブロモ−4,4−ジフルオロ−ブタ−2−イニルオキシ)−テトラヒドロ−ピラン(実施例I27)(10.0g、37ミリモル)をトルエン(250ml)中に溶解し、アジ化4−メトキシベンジル(例えばJ. Chem. Soc., Perkin Trans. 1, 1982 (2), 627~630に記載の調製法)(6.0g、37ミリモル)を加え、この混合物を加熱して16時間還流させた。混合物を室温まで冷却し、濃縮した。残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して4−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾールおよび5−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−4−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾールの2:1の混合物を得た(14.39g、収率89%)。
多い方の異性体の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.5〜1.8(m、6H、CH2)、3.5〜3.6(m、2H、CH2)、3.8(s、3H、Me)、4.55(d、1H、CH2)、4.55〜4.6(m、1H、CH)、4.75(d、1H、CH2)、5.5(s、2H、CH2)、6.85(d、2H、CH)、7.2(d、2H、CH)ppm。
少ない方の異性体の1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.5〜1.8(m、6H、CH2)、3.8(s、3H、Me)、3.85〜3.95(m、2H、CH2)、4.65(d、1H、CH2)、4.75〜4.8(m、1H、CH)、4.9(d、1H、CH2)、5.52(s、2H、CH2)、6.85(d、2H、CH)、7.25(d、2H、CH)ppm。
出発材料として5−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−ペンタ−3−イン−2−オンを使用して、同じ方法で1−[1−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノンおよび1−[3−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノンの混合物を得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.5〜1.85(m、6H、CH2)、2.63〜2.7(s、3H、Me)、3.5〜3.58(m、1H、CH2)、3.79〜3.80(s、3H、Me)、4.63〜4.73(m、1H、CH)、4.8(m、1H、CH2)、5.06(d、2H、CH2)、5.68〜5.8(s、2H、CH2)、6.84(m、2H、CH)、7.22〜7.3(m、2H、CH)ppm。
出発材料として4−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−ブタ−2−イン酸メチルエステルを使用して、同じ方法で1−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルおよび3−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルの混合物を得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.5〜1.8(m、6H、CH2)、3.54〜3.85(m、1H、CH2)、3.78〜3.79(s、3H、Me)、3.91〜3.95(s、3H、Me)、4.63〜4.82(m、1H、CH)、4.74〜4.85(d、1H、CH2)、4.99〜5.01(d、2H、CH2)、5.64〜5.82(s、2H、CH2)、6.84(m、2H、CH)、7.2〜7.3(m、2H、CH)ppm。
実施例I29:[5−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−メタノールおよび[5−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−メタノールの調製
Figure 2009536149
4−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾールおよび5−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−4−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾールの2:1の混合物(実施例I28)(10.5g、24.8ミリモル)をメタノール(100ml)中に溶解し、p−トルエンスルホン酸一水和物(5.4g、28.3ミリモル)を加えた。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して[5−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−メタノールおよび[5−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−メタノールの2:1の混合物を無色の油として得た(7.04g、収率82%)。
多い方の異性体の1H−NMR(400MHz、CDCl3):3.8(s、3H、Me)、4.81(s、2H、CH2)、5.8(s、2H、CH2)、6.85(d、2H、CH)、7.2(d、2H、CH)ppm。
少ない方の異性体の1H−NMR(400MHz、CDCl3):3.8(s、3H、Me)、4.83(s、2H、CH2)、5.9(s、2H、CH2)、6.85(d、2H、CH)、7.25(d、2H、CH)ppm。
出発材料として1−[1−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノンおよび1−[3−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノンの混合物を使用して、同じ方法で1−[5−ヒドロキシメチル−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノンおよび1−[5−ヒドロキシメチル−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノンの混合物を得た。この混合物をさらなる精製なしに使用した。
出発材料として1−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルおよび3−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルの混合物を使用して、同じ方法で5−ヒドロキシメチル−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルおよび5−ヒドロキシメチル−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルの混合物を得た。この混合物をさらなる精製なしに使用した。
実施例I30:4−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−5−ブロモメチル−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾールおよび5−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−4−ブロモメチル−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
[5−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−メタノールおよび[5−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−メタノールの2:1の混合物(実施例I29)(7.0g、20ミリモル)をジクロロメタン(100ml)中に溶解し、トリフェニルホスフィン(6.3g、24.0ミリモル)を加えた。この反応混合物を0℃まで冷却し、ジクロロメタン(10ml)に溶かした四臭化炭素(7.96g、24.0ミリモル)の溶液を一滴ずつ加えた。反応混合物を0℃で2時間撹拌し、濃縮し、残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して4−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−5−ブロモメチル−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾールおよび5−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−4−ブロモメチル−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾールの3:1の混合物を無色の油として得た(7.35g、収率89%)。
多い方の異性体の1H−NMR(400MHz、CDCl3):3.8(s、3H、Me)、4.35(s、2H、CH2)、5.61(s、2H、CH2)、6.9(d、2H、CH)、7.25(d、2H、CH)ppm。
少ない方の異性体の1H−NMR(400MHz、CDCl3):3.78(s、3H、Me)、4.6(s、2H、CH2)、5.61(s、2H、CH2)、6.9(d、2H、CH)、7.25(d、2H、CH)ppm。
実施例I31:メタンスルホン酸5−アセチル−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−イルメチルエステルおよびメタンスルホン酸5−アセチル−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−イルメチルエステル
Figure 2009536149
ジクロロメタン(75ml)に溶かした1−[5−ヒドロキシメチル−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノンおよび1−[5−ヒドロキシメチル−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノンの混合物(3.19g、12.2ミリモル)の溶液に、室温で塩化メタンスルホニル(0.95ml、12.2ミリモル)を加え、続いてトリエチルアミン(1.87ml、13.4ミリモル)を加えた。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、アセトニトリル中に再び溶解した。濾過によって固形物を取り出し、アセトニトリルで洗浄した。一緒にした濾液を濃縮してメタンスルホン酸5−アセチル−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−イルメチルエステルおよびメタンスルホン酸5−アセチル−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−イルメチルエステルの混合物を得た。この混合物をさらなる精製なしに使用した。
出発材料として5−ヒドロキシメチル−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルおよび5−ヒドロキシメチル−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルの混合物を使用して、同じ方法で5−メタンスルホニルオキシメチル−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルおよび5−メタンスルホニルオキシメチル−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルの混合物を得た。この混合物をさらなる精製なしに使用した。
実施例I32:4−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
4−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾールおよび5−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾールの混合物(実施例I40)(200mg、0.43ミリモル)を、トリフルオロ酢酸(245mg、2.15ミリモル)およびアニソール(69mg、0.64ミリモル)中に溶解した。この混合物を60〜65℃まで3時間加熱した。混合物をフルオロベンゼンで希釈し、濃縮した。
残渣を無水メタノール(10ml)中に溶解し、トリメチルシリルジアゾメタン(TMSCHN2)(ヘキサンの2M溶液)(3ml、6ミリモル)を一滴ずつ10分間かけて加えた。追加のトリメチルシリルジアゾメタン(TMSCHN2)(ヘキサンの2M溶液)(4ml、8ミリモル)を加え、この混合物を15分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して4−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾールを得た(110mg、収率72%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.41(s、6H、Me)、2.82(s、2H、CH2)、4.21(s、3H、Me)、4.4(s、2H、CH2)ppm。
出発材料として1−[5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノンおよび1−[5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノン(実施例I40)の混合物を使用して、同じ方法で1−[5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノンを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.44(s、6H、Me)、2.72(s、3H、Me)、2.83(s、2H、CH2)、4.61(s、2H、CH2)ppm。
1−[5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノンを実施例I14で述べたと同様にヨウ化メチルと反応させて1−[5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノンを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.41(s、6H、Me)、2.83(s、2H、CH2)、3.96(s、3H、Me)、4.22(s、3H、Me)、4.58(s、2H、CH2)ppm。
出発材料として5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルおよび5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルの混合物(実施例I40)を使用して、同じ方法で5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルを得た。これを、実施例I14で述べたと同様にヨウ化メチルと反応させて5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.41(s、6H、Me)、2.87(s、2H、CH2)、3.97(s、3H、Me)、4.3(s、3H、Me)、4.57(s、2H、CH2)ppm。
実施例I33:1−[5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノールの調製
Figure 2009536149
1−[5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノン(実施例I32)(408mg、1.52ミリモル)を室温でメタノール(10ml)中に溶解した。水素化ホウ素ナトリウム(29mg、0.76ミリモル)を室温で一度に加えた。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物の反応を水の添加により停止し、この混合物を濃縮した。残渣をジクロロメタンと水の間で分配させ、相を分離した。有機抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮して1−[5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノールを無色の油として生成させた(375mg、収率91%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.39(s、3H、Me)、1.4(s、3H、Me)、1.58(d、3H、Me)、2.8(s、2H、CH2)、4.11(s、3H、Me)、4.36(s、2H、CH2)、5.08(m、1H、CH)ppm。
実施例I34:4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−5−(1−フルオロ−エチル)−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
窒素下でジクロロメタン(10ml)に溶かした1−[5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノール(実施例I33)(375mg、1.39ミリモル)の溶液に、(ジエチルアミノ)イオウトリフルオリド(DAST)(0.46ml、3.48ミリモル)を室温で一滴ずつ加えた。その反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物の反応を重炭酸ナトリウム水溶液(飽和)の添加によって停止し、混合物をジクロロメタンで抽出した。一緒にした有機抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮して4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−5−(1−フルオロ−エチル)−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾールを油として得た(282mg、収率74%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.39(s、3H、Me)、1.41(s、3H、Me)、1.76(d、3H、Me)、2.81(s、2H、CH2)、4.15(s、3H、Me)、4.3(d、1H、CH2)、4.4(d、1H、CH2)、5.86(m、1H、CH)ppm。
実施例I35:1,5−ジメチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 2009536149
2−ジアゾ−3−オキソ−酪酸エチルエステル(5g、32ミリモル)をテトラヒドロフラン(50ml)および酢酸(6ml)中に溶解し、白色沈殿物が結晶化するまでこの溶液中にメチルヒドラジンを通過させた。追加の酢酸(10ml)を加え、その溶液を2時間還流させた。この反応混合物を濃縮し、残渣を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、重炭酸ナトリウム水溶液(飽和)、水、およびブラインで3回洗浄し、乾燥し、濃縮して1,5−ジメチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを得た(4.4g、収率81%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.41(t、3H、Me)、2.49(s、3H、Me)、3.92(s、3H、Me)、4.3(q、2H、CH2)ppm。
このエステルを実施例I6で述べたと同様に還元し、そのアルコールを実施例I7で述べたと同様に臭素化し、そのブロムメチル中間体を実施例I39で述べるように結合させた。
実施例I36:5−シクロプロピル−1−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 2009536149
3−シクロプロピル−2−ジアゾ−3−オキソ−プロピオン酸エチルエステル(J. Org. Chem. 1950 (15) 74~80)に記載の調製法)(1g、5.5ミリモル)をジクロロエタン(15ml)中に溶解した。メチルアミン(340mg、10.9ミリモル)、続いて四塩化チタン(ジクロロメタンの1M溶液)(5.5ml、5.5ミリモル)を加えてオレンジ色の沈殿物を得た。この反応混合物を加熱して還流させた。水の添加後、混合物を濃縮し、酢酸エチルで抽出し、重炭酸ナトリウム水溶液(飽和)、水、およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル、イソ−ヘキサン)によって精製して5−シクロプロピル−1−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルを得た(740mg、収率71%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):0.98(m、2H、CH2)、1.19(m、2H、CH2)、1.42(t、3H、Me)、1.84(m、1H、CH)、4.09(s、3H、Me)、4.41(q、2H、CH2)ppm。
このエステルを実施例I6で述べたと同様に還元し、そのアルコールを実施例I7で述べたと同様に臭素化し、そのブロムメチル中間体を実施例I39で述べるように結合させた。
実施例I37:5−シクロプロピル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 2009536149
フラスコ中に−78℃でアンモニア(約200mg)を凝縮させ、ジクロロエタン(15ml)、続いて3−シクロプロピル−2−ジアゾ−3−オキソ−プロピオン酸エチルエステル(J. Org. Chem. 1950 (15) 74~80)に記載の調製法)を加えた。四塩化チタン(ジクロロメタンの1M溶液)(5.5ml、5.5ミリモル)を加えてオレンジ色の沈殿物を得た。この溶液を室温まで温め、次いで加熱して16時間還流させた。この反応物の反応を、水(1ml)の添加によって停止し、濃縮した。残渣を酢酸エチルで抽出し、重炭酸ナトリウム水溶液(飽和)、水、およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮して5−シクロプロピル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルをオレンジ色の油として得た(960mg、収率96%)。これを、静止状態で凝固させた。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.03(m、2H、CH2)、1.10(m、2H、CH2)、1.40(t、3H、Me)、2.56(m、1H、CH)、4.44(q、2H、CH2)ppm。
実施例I38:5−シクロプロピル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルおよび5−シクロプロピル−3−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 2009536149
5−シクロプロピル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例I37)(110mg、0.61ミリモル)をN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)中に溶解し、炭酸カリウム(168mg、1.22ミリモル)、続いてヨウ化メチル(0.057ml、0.91ミリモル)を加えた。この溶液を室温で3時間撹拌した。この反応混合物の反応を水(10ml)の添加によって停止し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水性塩酸(1N)、水、およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。その残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル、ジクロロメタン、イソ−ヘキサン)によって精製して5−シクロプロピル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(51mg、収率43%)および5−シクロプロピル−3−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸エチルエステル(46mg、収率39%)を得た。
異性体Aの1H−NMR(400MHz、CDCl3):0.92(m、2H、CH2)、1.02(m、2H、CH2)、1.40(t、3H、Me)、2.50(m、1H、CH)、4.12(s、3H、Me)、4.42(q、2H、CH2)ppm。
異性体Bの1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.01(m、2H、CH2)、1.12(m、2H、CH2)、1.41(t、3H、Me)、2.39(m、1H、CH)、4.23(s、3H、Me)、4.41(q、2H、CH2)ppm。
これらエステルを実施例I6で述べたと同様に還元し、そのアルコールを実施例I7で述べたと同様に臭素化し、そのブロムメチル中間体を実施例I39で述べるように結合させた。
3)結合および酸化の方法
実施例I39:4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−5−フルオロメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾールおよび4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
4−ブロモメチル−5−フルオロメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾールおよび4−ブロモメチル−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの4:1の混合物(954mg、4.59ミリモル)(実施例I7)をエタノール(15ml)中で撹拌してからチオ尿素(384mg、5.05ミリモル)を加えた。この反応混合物を、全固形物が溶解するまで室温で撹拌した。この反応混合物に3−メタンスルホニル−5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール(欧州特許1364946号に従って調製した)(893mg、5.05ミリモル)および炭酸カリウム(698mg、5.05ミリモル)を加え、反応混合物を加熱して2.5時間還流させた。その反応混合物を室温まで冷却し、濃縮した。残渣を酢酸エチル(20ml)と水(20ml)の間で分配させた。相を分離し、水性相を酢酸エチルで2回抽出した。一緒にした有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。その残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−5−フルオロメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾールおよび4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの4:1の混合物を無色の油として生成させた(1.05g、収率89%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.41(s、6H、Me)、2.80(s、2H、CH2)、4.17(d、3H、Me)、4.34(s、2H、CH2)、5.52(d、2H、CH2)ppm。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.42(s、6H、Me)、2.30(s、3H、Me)、2.82(s、2H、CH2)、4.09(s、3H、Me)、4.27(s、2H、CH2)ppm。
出発材料として4−ブロモメチル−2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールを使用して、同じ方法で4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.43(s、6H、Me)、2.83(s、2H、CH2)、4.23(s、3H、Me)、4.40(s、2H、CH2)ppm。
実施例I40:4−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾールおよび5−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
4−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−5−ブロモメチル−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾールおよび5−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−4−ブロモメチル−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール(実施例I30)(687mg、1.67ミリモル)および2−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イル)−イソチオ尿素塩酸塩(国際公開第06/068092号に記載のように調製した)(305mg、1.67ミリモル)をアセトニトリル(10ml)中に溶解した。炭酸カリウム(576mg、4.17ミリモル)を加え、この混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物の反応を水の添加によって停止し、酢酸エチルにより数回抽出した。一緒にした有機抽出物を水、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して所望の生成物を2つの異性体の9:1の混合物として得た(660mg、収率86%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.45(s、6H、Me)、2.74(s、2H、CH2)、3.8(s、3H、Me)、4.31(s、2H、CH2)、5.68(s、2H、CH2)、6.89(d、2H、CH)、7.3(d、2H、CH)ppm。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.45(s、6H、Me)、2.84(s、2H、CH2)、3.8(s、3H、Me)、4.43(s、2H、CH2)、5.6(s、2H、CH2)、6.89(d、2H、CH)、7.3(d、2H、CH)ppm。
出発材料としてメタンスルホン酸5−アセチル−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−イルメチルエステルおよびメタンスルホン酸5−アセチル−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−イルメチルエステルの混合物(実施例I31)を使用して、同じ方法で1−[5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノンおよび1−[5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−イル]−エタノンの混合物を得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.52(s、6H、Me)、2.68〜2.73(s、2H、CH2)、2.62〜2.72(s、3H、Me)、3.8(s、3H、Me)、4.43〜4.53(s、2H、CH2)、5.77〜5.81(s、2H、CH2)、6.85(m、2H、CH)、7.2〜7.3(m、2H、CH)ppm。
出発材料として5−メタンスルホニルオキシメチル−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルおよび5−メタンスルホニルオキシメチル−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルの混合物(実施例I31)を使用して、同じ方法で5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルおよび5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−3−(4−メトキシ−ベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸メチルエステルの混合物を得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.52〜1.53(s、6H、Me)、2.75〜2.85(s、2H、CH2)、3.8(s、3H、Me)、3.92〜3.97(s、3H、Me)、4.43〜4.53(s、2H、CH2)、5.77〜5.81(s、2H、CH2)、6.85(m、2H、CH)、7.2〜7.3(m、2H、CH)ppm。
実施例I41:4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
2−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イル)−ジスルフィド(実施例I5)(300mg、1.15ミリモル)および水酸化ナトリウム(88mg、2.19ミリモル)を無水エタノール(10ml)中に溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(88mg、2.30ミリモル)を室温で加えた。この反応混合物を室温で10分間撹拌した。4−ブロモメチル−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(実施例I7、実施例I11)(460mg、2.42ミリモル)を加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで濃縮した。残渣を水と酢酸エチルの間で分配させた。相を分離し、有機相を水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。その残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:0〜50%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールを得た(470mg、収率85%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.42(s、6H、Me)、2.30(s、3H、Me)、2.82(s、2H、CH2)、4.09(s、3H、Me)、4.27(s、2H、CH2)ppm。
実施例I42:4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの代替調製法
Figure 2009536149
tert−ブチルリチウム(ヘキサンの1.7M溶液)(1.12ml、1.89ミリモル)を−78℃でジエチルエーテル(5ml)に加えた。ジエチルエーテル(5ml)に溶かした4−ブロモメチル−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(実施例I7、実施例I11)(300mg、1.58ミリモル)の溶液を−78℃で加え、その反応混合物を−78℃で5分間撹拌した。テトラヒドロフラン(5ml)に溶かした2−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イル)−ジスルフィド(実施例I5)(410mg、1.58ミリモル)の溶液を−78℃で加え、その反応混合物を−78℃で10分間撹拌した。反応混合物を放置して1時間以内に室温まで温めた。反応混合物の反応を塩化アンモニウム水溶液(飽和)の添加によって停止し、混合物を酢酸エチルで抽出した。一緒にした有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:0〜50%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールを得た(154mg、収率41%)。
実施例I43:4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの代替調製法
Figure 2009536149
2−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イル)−ジスルフィド(実施例I5)(137mg、0.53ミリモル)をN,N−ジメチルホルムアミド(4ml)中に溶解し、炭酸カリウム(290mg、2.1ミリモル)およびヒドロキシメチルスルフィン酸ナトリウム(ロンガリット)(323mg、2.1ミリモル)を加えた。この混合物を0℃まで冷却し、N,N−ジメチルホルムアミド(3ml)に溶かした溶液として4−ブロモメチル−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(実施例I7、実施例I11)(200mg、1.05ミリモル)を一滴ずつ加えた。この混合物を室温で1.5時間撹拌し、次いで水中に注いだ。この混合物をジエチルエーテルで数回抽出した。一緒にした有機抽出物を水で3回洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/iso−ヘキサン)によって精製して4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールを得た(170mg、収率67.2%)。
実施例I44:4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルフィニルメチル)−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルフィニルメチル)−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(実施例I39)(純度75%、3.53g)をジクロロメタン中に溶解し、3−クロロペルオキシ安息香酸(MCPBA)(60重量%)(4.2g、14.6ミリモル)を0℃で加えた。この混合物を0℃で30分間撹拌した。この反応混合物の反応をメタ重亜硫酸ナトリウム水溶液(20%)(80ml)の添加によって停止し、混合物を10分間撹拌した。相を分離し、水性相を重炭酸ナトリウム水溶液(飽和)、水、およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。その残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/iso−ヘキサン)によって精製して4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルフィニルメチル)−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールを得た(2.52g、収率89.7%)。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.5(s、3H、Me)、1.51(s、3H、Me)、2.32(s、3H、Me)、3.05(d、1H、CH2)、3.18(d、1H、CH2)、4.1(s、3H、Me)、4.3(d、1H、CH2)、4.35(d、1H、CH2)ppm。
実施例I45:4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルホニルメチル)−5−フルオロメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾールおよび4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルホニルメチル)−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−5−フルオロメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾールおよび4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの4:1の混合物(実施例I39)(672mg、2.6ミリモル)をジクロロメタン(30ml)中に溶解し、3−クロロペルオキシ安息香酸(MCPBA)(1.46g、6.51ミリモル)を加えた。この溶液を室温で16時間保管した。この反応混合物の反応をメタ重亜硫酸ナトリウム水溶液(10%)の添加によって停止した。この混合物を水で希釈し、水酸化ナトリウム水溶液(2M)を加えた。相を分離し、水性相をジクロロメタンで抽出した。一緒にした有機抽出物を水酸化ナトリウム水溶液(2M)で2回洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。その残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、白色固体として4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−5−フルオロメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(430mg、収率70%)および白色固体として4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(82mg、収率57%)を得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.51(s、6H、Me)、3.05(s、2H、CH2)、4.21(s、3H、Me)、4.77(s、2H、CH2)、5.57(d、2H、CH2)ppm。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.50(s、6H、Me)、2.36(s、3H、Me)、3.01(s、2H、CH2)、4.14(s、3H、Me)、4.64(s、2H、CH2)ppm。
出発材料として4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルファニルメチル)−2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールを使用して、同じ方法で4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イルスルホニルメチル)−2−メチル−5−トリフルオロメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールを得た。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.51(s、6H、Me)、3.09(s、2H、CH2)、4.29(s、3H、Me)、4.83(s、2H、CH2)ppm。
4)ハロゲン化およびアルキル化の方法
実施例P1:4−[(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルホニル)−ジフルオロ−メチル]−5−フルオロメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルホニルメチル)−5−フルオロメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(実施例I45)(117mg、0.4ミリモル)を無水テトラヒドロフラン(2ml)中で窒素下で0℃において撹拌した。1−エチル−2,2,4,4,4−ペンタキス(ジメチルアミノ)−2−λ5,4λ5−カテナジ(ホスファゼン)(P2−Et)(0.28ml、0.82ミリモル)を一滴ずつ加え、次いでN−フルオロベンゼンスルホンイミド(NFSI)(257mg、0.82ミリモル)を一度に加えた。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、表1の化合物番号1.01を白色固体として得た(66mg、収率50%)。
同じ方法を用いて表1の化合物番号1.05および1.09の化合物を合成した。
実施例P2:4−[クロロ−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルホニル)−メチル]−5−フルオロメチル−2−エチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルホニルメチル)−5−フルオロメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(実施例I45)(152mg、0.52ミリモル)を窒素下で室温においてテトラヒドロフラン(2ml)中に溶解し、1−エチル−2,2,4,4,4−ペンタキス(ジメチルアミノ)−2−λ5,4λ5−カテナジ(ホスファゼン)(P2−Et)(0.18ml、0.55ミリモル)を加えた。次いでN−クロロコハク酸イミド(NCS)(73mg、0.55ミリモル)を一度に加え、その反応混合物を1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、表1の化合物番号1.02を無色の油として得た(116mg、収率68%)。
同じ方法を用いて表1の化合物番号1.06の化合物を合成した。
実施例P3:4−[クロロ−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルホニル)−フルオロ−メチル]−5−フルオロメチル−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
4−[クロロ−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルホニル)−メチル]−5−フルオロメチル−2−エチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(実施例P2)(116mg、0.36ミリモル)を窒素下でテトラヒドロフラン(2ml)中に溶解し、1−エチル−2,2,4,4,4−ペンタキス(ジメチルアミノ)−2−λ5,4λ5−カテナジ(ホスファゼン)(P2−Et)(0.13ml、0.38ミリモル)を室温で加えた。N−フルオロベンゼンスルホンイミド(NFSI)(118mg、0.38ミリモル)を室温で一度に加え、その反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、表1の化合物番号1.03を白色固体として得た(85mg、収率69%)。
同じ方法を用いて表1の化合物番号1.07および1.10の化合物を合成した。
実施例P4:4−[(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルホニル)−フルオロ−メチル]−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルホニルメチル)−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(実施例I45)(112mg、0.4ミリモル)を無水テトラヒドロフラン(3ml)中で窒素下で0℃において撹拌した。1−tert−ブチル−2,2,4,4,4−ペンタキス(ジメチルアミノ)−2−λ5,4λ5−カテナジ(ホスファゼン)(P2−t−Bu)(THFの2M溶液)(0.2ml、0.4ミリモル)を0℃で一滴ずつ加え、N−フルオロベンゼンスルホンイミド(NFSI)(130mg、0.4ミリモル)を0℃で一度に加えた。この反応物を室温で30分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、表1の化合物番号1.04を白色固体として得た(35mg、収率29.3%)。
同じ方法を用いて表1の化合物番号1.11、1.12、および1.28の化合物を合成した。
実施例P5:4−[(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルフィニル)−ジフルオロメチル]−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルフィニルメチル)−2,5−ジメチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(実施例I44)(200mg、0.78ミリモル)およびN−フルオロベンゼンスルホンイミド(NFSI)(516mg、1.64ミリモル)を窒素下で無水テトラヒドロフラン中に溶解し、−78℃まで冷却した。リチウムヘキサメチルジシラジド(LiHMDS)(THFの1M溶液)(1.64ml、1.64ミリモル)を−78℃で一滴ずつ加え、その溶液を撹拌し、放置して−20℃まで3時間かけてゆっくり温めた。この反応混合物の反応を−20℃で塩化アンモニウム水溶液(飽和)の数滴の添加によって停止した。この混合物を放置して室温まで温め、シリカゲル上で濃縮し、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、表1の化合物番号1.08を得た(160mg、収率70%)。
同じ方法を用いて表1の化合物番号1.16、1.18、1.27、1.36、1.44、1.47、1.49、1.51、1.58、表2の化合物番号2.07、および表3の化合物番号3.03、3.10の化合物を合成した。
実施例P6:4−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−5−[(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルホニル)−ジフルオロ−メチル]−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
4−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−5−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルホニルメチル)−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(実施例I32および実施例I45参照)(500mg、1.3ミリモル)およびN−フルオロベンゼンスルホンイミド(NFSI)(820mg、2.6ミリモル)を窒素下で無水テトラヒドロフラン中に溶解し、−78℃まで冷却した。リチウムヘキサメチルジシラジド(LiHMDS)(THFの1M溶液)(2.8ml、2.8ミリモル)を−78℃で一滴ずつ加え、この溶液を撹拌し、放置して4時間かけて室温までゆっくり温めた。この反応混合物の反応を塩化アンモニウム水溶液(飽和)の添加によって停止し、酢酸エチルで数回抽出した。一緒にした有機画分を水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。その残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、表1の化合物番号1.59(209mg、収率37%)および4−(ブロモ−ジフルオロ−メチル)−5−[ジフルオロ−(4−フルオロ−5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルホニル)−メチル]−2−メチル−2H−[1,2,3]トリアゾール(100mg、収率17.4%)を得た。
同じ方法を用いて表1の化合物番号1.13、1.15、1.17、1.23、1.26、1.29、1.32、1.35、1.41、1.43、1.48、1.50、1.52、1.54、1.57、1.61、1.63、表3の化合物番号3.04、3.07、および表4の化合物番号4.01の化合物を合成した。
実施例P7:5−シクロプロピル−4−[(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルフィニル)−フルオロ−メチル]−1−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾールおよび5−シクロプロピル−4−[(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルフィニル)−ジフルオロ−メチル]−1−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
5−シクロプロピル−4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルフィニルメチル)−1−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾール(95mg、0.34ミリモル)を無水テトラヒドロフラン(5ml)中に溶解し、−78℃まで冷却した。リチウムヘキサメチルジシラジド(LiHMDS)(THFの1M溶液)(0.51ml、0.51ミリモル)を一滴ずつ加え、その溶液を−78℃で5分間撹拌した。N−フルオロベンゼンスルホンイミド(NFSI)(160mg、0.51ミリモル)を加え、この反応混合物を−78℃で2時間撹拌した。反応混合物の反応を塩化アンモニウム水溶液(飽和)(3ml)の添加によって停止し、酢酸エチルで抽出した。有機相を水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/イソ−ヘキサン)によって精製して、表2の化合物番号2.10(42mg、収率39%)および表2の化合物番号2.11(45mg、収率44%)を得た。
同じ方法を用いて表1の化合物番号1.21、1.22、1.24、1.25、1.30、1.31、1.33、1.34、1.39、1.40、1.55、1.56、1.68、1.69、表2の化合物番号2.03、2.04、および表3の化合物番号3.05、3.06の化合物を合成した。
実施例P8:5−シクロプロピル−4−[(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルホニル)−フルオロ−メチル]−1−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾールおよび5−シクロプロピル−4−[(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルホニル)−ジフルオロ−メチル]−1−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾールの調製
Figure 2009536149
5−シクロプロピル−4−(5,5−ジメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−スルホニルメチル)−1−メチル−1H−[1,2,3]トリアゾール(200mg、0.67ミリモル)およびN−フルオロベンゼンスルホンイミド(NFSI)(338mg、1.07ミリモル)を無水テトラヒドロフラン(10ml)中に溶解し、1−エチル−2,2,4,4,4−ペンタキス(ジメチルアミノ)−2−λ5,4λ5−カテナジ(ホスファゼン)(P2−Et)(364mg、1.07ミリモル)を一滴ずつ加えて黄色の溶液を得た。この添加が完了した後、溶液を室温で2時間撹拌した。この混合物をシリカゲル上へ蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/ジクロロメタン/イソ−ヘキサン)によって精製して、表1の化合物番号1.66(47mg、収率21%)および表1の化合物番号1.67(115mg、収率54%)を得た。
同じ方法を用いて表1の化合物番号1.19、1.20、1.37、1.38、1.45、1.46、表2の化合物番号2.01、2.02、2.05、2.06、2.08、2.09、および表3の化合物番号3.01、3.02、3.08、3.09の化合物を合成した。
下記表中で述べる化合物は、類似の方法で調製することができる。
表1、式I.1
Figure 2009536149
の化合物
Figure 2009536149
Figure 2009536149
Figure 2009536149
Figure 2009536149
Figure 2009536149
Figure 2009536149
Figure 2009536149
Figure 2009536149
凡例:
Me=メチル、Et=エチル、iPr=iso−プロピル、cPr=シクロプロピル、cBu=シクロブチル、cPe=シクロペンチル、s=一重線、d=二重線、t=三重線、q=四重線、dd=ダブルダブレット、dq=ダブルクアルテット、sept=七重線、m=多重線。
表2、式I.2
Figure 2009536149
の化合物
Figure 2009536149
Figure 2009536149
凡例:
Me=メチル、cPr=シクロプロピル、tBu=tert−ブチル、s=一重線、d=二重線、t=三重線、m=多重線。
表3、式I.3
Figure 2009536149
の化合物
Figure 2009536149
Figure 2009536149
凡例:
Me=メチル、iPr=iso−プロピル、cPr=シクロプロピル、s=一重線、d=二重線、t=三重線、dd=ダブルダブレット、m=多重線。
表4、式I.4
Figure 2009536149
の化合物
Figure 2009536149
凡例:
Me=メチル、s=一重線。
生物学的実施例:
実施例B1:除草作用
単子葉および双子葉試験植物を、それぞれ96個のセルを有する苗床中の滅菌した標準土壌に植え付けた。気象室中の制御された条件下(23/17℃(昼/夜)で栽培、照明13時間、湿度50〜60%、24/19℃(昼/夜)で施用後)における栽培1日後(発芽前)または8〜9日後(発芽後)に、植物をその使用された活性成分1000mg/l(溶媒として10%DMSOを含む)の水性噴霧溶液で処理した。植物は、9または13日後に試験の評価(10=植物に対する全損傷、0=植物に対する損傷なし)が行われるまで気象室中で生長させた。
表B1a:発芽前施用
Figure 2009536149
Figure 2009536149
Figure 2009536149
DIGSA=ディジタリア・サングイナリス(Digitaria sanguinalis)、AGRTE=アグロスチス・テニウス(Agrostis tenius)、SETIT=セタリア・イタリカ(Setaria italica)、SETFA=セタリア・ファベリ(Setaria faberi)、POATR=ポア・トリビアリス(Poa trivialis)、AMARE=アマランツス・レトロフレクス(Amaranthus retroflexus)。

Claims (25)


  1. Figure 2009536149
    (式中、
    1およびR2が、それぞれもう一方とは独立に、水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、またはC3〜C8シクロアルキル−C1〜C3アルキルであるか、あるいは
    1およびR2は、これらが結合している炭素原子と共にC3〜C7環を形成し、
    3およびR4が、それぞれもう一方とは独立に、水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルキル−C1〜C10アルキル、またはC1〜C6アルコキシ−C1〜C10アルキルであるか、あるいは
    3およびR4は、それらが結合している炭素原子と共にC3〜C7環を形成するか、あるいは
    1が、R3またはR4と共に、かつそれらが結合している炭素原子と共にC5〜C8環を形成するか、あるいは
    2が、R3またはR4と共に、かつそれらが結合している炭素原子と共にC5〜C8環を形成し、
    5が、ハロゲンまたはC1〜C6ハロアルキルであり、
    6が、水素、シアノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシカルボニル、ハロゲン、またはC1〜C6ハロアルキルであり、
    mが、0、1、または2であり、
    nが、1、2、または3であり、
    Yは、
    Figure 2009536149
    の基のうちの一つであり、
    式中、
    7が、水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルカルボニル、ホルミル、C1〜C10ハロアルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10ハロアルキル、シアノ、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキル−C1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルカルボニル−C1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルスルホニル、C1〜C10ハロアルキルスルホニル、C1〜C10アルコキシ−C1〜C10アルキル、またはフェニル(任意に、シアノ、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、またはハロゲンから選択される1から5個の置換基によって置換される)であるか、あるいは
    7が、−CONR1314または−SO2NR1314(ただしR13およびR14は、互いに独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6ハロアルキルカルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニルであるか、あるいはR13およびR14は一緒になって、1個の酸素、イオウ、アミノ、またはC1〜C6アルキルアミノ基を任意に含有するC3〜C8アルキレン基を形成する)であり、
    8が、水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルカルボニル、ホルミル、C1〜C10ハロアルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10ハロアルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキル−C1〜C10アルキル、ハロゲン、シアノ、C1〜C10アルコキシ、またはC1〜C10ハロアルコキシであるか、あるいは
    8が、−CONR1516、−SO2NR1516、または−NR1516(ただしR15およびR16は、互いに独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6ハロアルキルカルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニルであるか、あるいはR15およびR16は一緒になって、1個の酸素、イオウ、アミノ、またはC1〜C6アルキルアミノ基を任意に含有するC3〜C8アルキレン基を形成する))の化合物、ならびに式Iの化合物のN−オキシド、塩、および光学異性体。
  2. 前記式中、R1およびR2が独立にC1〜C10アルキルまたはC1〜C10ハロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
  3. 前記式中、R1およびR2が両方ともメチルである、請求項1または請求項2に記載の化合物。
  4. 前記式中、R3およびR4が独立に水素、C1〜C10アルキル、またはC1〜C10ハロアルキルである、請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物。
  5. 前記式中、R3およびR4が両方とも水素である、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
  6. 前記式中、R5がハロゲンまたはトリフルオロメチルである、請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物。
  7. 前記式中、R5がフルオロまたはクロロである、請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物。
  8. 前記式中、R6が、水素、メトキシカルボニル、C1〜C6アルキル、またはハロゲンである、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
  9. 前記式中、R6が水素またはフルオロである、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物。
  10. 前記式中、mが1または2である、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
  11. 前記式中、mが2である、請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物。
  12. 前記式中、nが1である、請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物。
  13. 前記式中、Yが、基
    Figure 2009536149
    のうちの一つである、請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物。
  14. 前記式中、R7が、水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキル−C1〜C10アルキル、C1〜C10アルコキシ−C1〜C10アルキル、またはフェニル(任意に、シアノ、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、またはハロゲンから選択される1から5個の置換基によって置換される)である、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物。
  15. 前記式中、R7が、水素、メチル、エチル、iso−プロピル、tert−ブチル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、アリル、プロパルギル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、メトキシメチル、2−メトキシ−エチル、またはフェニルである、請求項1から14のいずれか一項に記載の化合物。
  16. 前記式中、R8が、水素、C1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルカルボニル、ホルミル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10ハロアルキル、C3〜C10シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、C1〜C10アルコキシ、またはC1〜C10ハロアルコキシである、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物。
  17. 前記式中、R8が、水素、メチル、エチル、アセチル、ホルミル、メトキシカルボニル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ブロモジフルオロメチル、1−フルオロ−エチル、シクロプロピル、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、または2,2,2−トリフルオロエトキシである、請求項1から16のいずれか一項に記載の化合物。
  18. 式(Id)
    Figure 2009536149
    の化合物が、式VIII
    Figure 2009536149
    (式中、R6およびYは請求項1に定義したとおりであり、RPは水素、ハロゲン、またはC1〜C6ハロアルキルであり、そしてMBは、MgCl、MgBr、ZnBr、およびLiから成る群から選択される)の化合物を、式IX
    Figure 2009536149
    (式中、R1、R2、R3、およびR4は請求項1に定義したとおりである)の化合物と、任意に希釈剤の存在下で反応させることによって形成される、方法。
  19. 式(Id)
    Figure 2009536149
    の化合物が、式IIa
    Figure 2009536149
    (式中、R6およびYは請求項1に定義したとおりであり、RPは水素、ハロゲン、またはC1〜C6ハロアルキルであり、そしてXCは、遊離基として切断されうる官能基である)の化合物を、式IX
    Figure 2009536149
    (式中、R1、R2、R3、およびR4は請求項1に定義したとおりである)の化合物と、ラジカル開始剤またはその前駆体により、任意に塩基の存在下で、かつ任意に希釈剤の存在下で反応させることによって形成される、方法。
  20. 式(Id)
    Figure 2009536149
    の化合物が、式II
    Figure 2009536149
    (式中、R6およびYは請求項1に定義したとおりであり、RPは水素、ハロゲン、またはC1〜C6ハロアルキルであり、そしてXAは、ハロゲン、アルキルスルホン酸塩、アリールスルホン酸塩、またはハロアルキルスルホン酸塩から成る群から選択される脱離基である)の化合物を、式IX
    Figure 2009536149
    (式中、R1、R2、R3、およびR4は請求項1に定義したとおりである)の化合物と、還元剤の存在下で、任意に塩基の存在下で、そして任意に希釈剤の存在下で反応させることによって形成される、方法。
  21. 式IX
    Figure 2009536149
    (式中、R1、R2、R3、およびR4は請求項1に定義したとおりである)の化合物。
  22. 製剤アジュバントに加えて除草に有効な量の式Iの化合物を含んで成る除草組成物。
  23. 除草に有効な量の式Iの化合物、または該化合物を含んで成る組成物を、植物またはその場所に適用することを含んで成る、植物の抑制方法。
  24. 式Iの前記化合物に加えて、さらなる除草剤を含んで成る、請求項22に記載の組成物。
  25. 式Iの前記化合物に加えて、薬害軽減剤(safener)を含んで成る、請求項22に記載の組成物。
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