JP2009526691A - 航空機の可視化システム - Google Patents

Abstract

本発明は、航空機の客室の可視化システムに関し、その可視化システムによって、乗客に知らせ、教え、楽しませることに関するデータが、可能なグラフィック効果として視覚的に提示されることができる。さらにまた、本発明は、本発明による可視化システムを備えている航空機に関する。可視化システムは、客室に沿って並ぶ羽目板（１）と、制御装置（３）を備える。羽目板（１）は可撓性ディスプレイ（１０）で被覆され、可撓性ディスプレイ（１０）は、情報を提示するために可撓性ディスプレイ（１０）に所定の電力を供給するのに適した制御装置（３）に連結される。
【選択図】図２

Description

本出願は、参照のためここに引用された、２００６年２月１６日出願のドイツ国特許出願第１０ ２００６ ００７ ２８５．５号、および、２００６年２月１６日出願の米国特許仮出願第６０／７７４，１５４号の出願日の利益を享受する。

本発明は、一般に、航空機の器材インストールの技術分野に関する。特に、本発明は航空機の客室の可視化システムに関し、その可視化システムによって、乗客に知らせ、教え、楽しませることに関するデータが、可能なグラフィック効果として視覚的に提示されることができる。さらにまた、本発明は、本発明による可視化システムを備えている航空機に関する。

数時間にわたる長距離飛行は、しばしば冗長であり、単調であるにもかかわらず、より旧タイプの大容量旅客機においては、ほんの少数のモニタまたはフラットパネル・モニタだけが、乗客を楽しませ、教え、知らせるために、客室に配置され、配布される。しかしながら、これらのモニタはしばしば、ほんの少数の乗客だけがモニタを無制限に利用するように配置される。

さらに、特により新タイプの大容量旅客機においては、特にファースト・クラスおよびビジネス・クラスで、座席の背もたれが小型フラットパネル・モニタを備え、後席の乗客が情報を呼び出したり、娯楽番組を見ることができることは一般的である。しかしながら、これらのモニタは相当な重量と関係していて、それはもちろん航空機および宇宙技術の分野において常に望ましくない。

さらに、客室に配布されるモニタも、座席の背もたれに配置されるフラットパネル・モニタも、いずれも、それらが非常に小さいという点で不利であり、これらのサイズのため、乗客に、これらのモニタで見たプログラムまたは主要作品の完全な経験を提供することができない。

上述のように、周知の情報−娯楽システムに関連した不利な点に基づいて、本発明では、より軽量で、いかなる座席からもほぼ等しくよく視ることのできる可視化システムを述べることが必要である。

本発明の第１の態様によれば、本発明の必要は、航空機において、特に客室において用いられるために特別設計された可視化システムによって満たされることができる。この装置において、本発明による可視化システムは、客室に通常並べて用いる羽目板（ライニングパネル）を含む。さらにまた、可視化システムは、処理されたデータを可視化システムに提供するために、視覚的表現を目的とするデータを可視化システム用に処理する能力がある制御装置を含む。情報、インストラクション、娯楽に関する情報を視覚的またはグラフィック的に提示するために、あるいは、グラフィック効果を視覚的に提示するために、可視化システムは、羽目板が被覆されている柔軟なディスプレイを更に含むことができる。この柔軟なディスプレイは、上述の制御装置に連結され、制御装置は、上述の情報または効果を提示するために、柔軟なディスプレイに目標とされた方法の電気を供給するのに適している。

他の態様によれば、本発明が基礎となる必要は、本発明による可視化システムを備えた航空機でも満たされる。

本発明による可視化システム、または、関連する羽目板は、客室内部の実際にいかなる位置にも配置することができるので、あるいは、対応する羽目板は、客室全体にわたって配分されるように配置されることもできるので、可視化システムは、いかなる座席からもほぼ等しくよく視られることができる。羽目板の表面がしばしば特別な装飾的なパターンまたは精巧な表面特性から成るので、ディスプレイが電気を供給されないときでもディスプレイが外側に見えないように、しかしその代わりに、羽目板の表面特性は見えるままであるように、羽目板の表面の結果として生じる美的品質が、ディスプレイで被覆されてその結果として妨げられないことはもちろん望ましい。

この種の半透明のディスプレイは、例えば、多数の発光ダイオードから構成されることができる。特に、可視化システムの半透明のディスプレイは、例えば、被覆（コーティング）の形態で羽目板に直接適用可能な、多数の有機発光ダイオード（ＯＬＥＤ）を備えることができる。

上記に代わるものとして、有機発光ダイオードが、例えばポリマーフィルム、ガラスまたはクウォーツ等のキャリア材料（キャリアマテリアル）としての透明なフレキシブル基板に適用されることもでき、キャリア材料はその後、羽目板をコーティングするために用いられ、または、羽目板上に接着される。例えば、ＯＬＥＤで被覆されているポリマーフィルムの形態の柔軟なディスプレイを用いて、いかなる所望の曲率をも有する表面は、情報を再生するためのディスプレイで被覆されることができる。もちろん、ディスプレイフィルムは、表面上に積層されることもありえる。柔軟性、薄さおよび軽量さのため、例えば、キャリア材料としてポリマーフィルムを用いるディスプレイは、客室内部の凸面または凹面への適用に理想的である。

羽目板の外側をディスプレイでコーティングする代わりに、羽目板の表面上に領域形の凹所を作成して、柔軟なディスプレイを前記領域形の凹所に埋め込むことは、もちろん可能である。上述のＯＬＥＤディスプレイは概して非常に平坦であり、ディスプレイが羽目板の表面に埋められるこの種の設計は、言及するに値するいかなる平坦でない領域のない平らな表面もつくることを可能にする。

有機発光ダイオード（以下ＯＬＥＤと記載する）の場合、これらは、無機のＬＥＤよりはるかに経済的に製造できる有機半導体ポリマーまたは小分子でできている発光ダイオードでありえる。小さいＯＬＥＤを多数配置することによって、本発明で提案されるような、例えば、グラフィック・ディスプレイを作製することは可能である。あるいは、例えば航空機キャビンの特定の照明シナリオを作成するために、羽目板に適用されるＯＬＥＤが、照明目的のために使われることもできる。ＯＬＥＤを用いてこのようにして造られるディスプレイが、従来の液晶表示モニタとは対照的に、背景照明を必要としないので、ディスプレイは半透明に設計されることができ、これは、本発明では、羽目板の表面特性に悪影響を及ぼさないために望ましい。これから離れて、背景照明が必要でないという事実は、ディスプレイの重量に好影響を及ぼし、従来の液晶表示モニタと比較して相当の重量を軽減することができる。

ＯＬＥＤを用いて製造されるディスプレイは、更に、１７０°までの大きい視野角と、速いスイッチング速度とを特徴とし、このようにして製造されるディスプレイは、動画を再生するために好適である。さらに、被覆フィルムとして作られる場合、ＯＬＥＤディスプレイは、客室全体にわたって生じる曲面にも使用できるように、薄く、そして可撓性である。

ＯＬＥＤを有するディスプレイの柔軟な性質のため、特に、客室の湾曲した天井領域の羽目板が、航空機キャビンの天井にディスプレイによって特定のシナリオを生成できるように、ＯＬＥＤを用いて製造されたディスプレイで被覆されることができ、このシナリオは、例えば、オープンスカイまたは同様のシミュレーションを行い、その結果、乗客はユニークな飛行経験を享受することができる。

本発明のさらに別の態様では、可視化システムは、可視化システムのディスプレイに表示されるかまたはプレイされることができる多数の異なるアプリケーション、娯楽媒体またはグラフィック効果を格納することができる記憶装置を備えているサーバ・コンピュータまたは中央コンピュータを含む。これにより、記憶装置に格納されたアプリケーションにアクセスすることによって、サーバ・コンピュータは、画像データを制御装置に提供し、制御装置は、この画像データを対応する制御信号に変換する。

画像データを制御信号に変換するために、制御装置は、例えば、マイクロプロセッサを有する少なくとも１つのディスプレイコントローラを備えることができ、ディスプレイコントローラは、ディスプレイに電流を供給するためのベースとして用いられることができるマトリックス・スキームを形成するために、サーバ・コンピュータから提供された画像データを計算しなおす。この装置において、各ディスプレイコントローラは、確認されることができるように、また、サーバ・コンピュータによってアドレス指定されて、ディスプレイコントローラがサーバ・コンピュータによって（画像）データを供給されることができるように、独自のＩＤを有する。特定の行番号または列番号が、電圧が印加されたとき着色光を発する個々のダイオードに割り当てられることができるように、ディスプレイの個々の有機ダイオードが行列マトリックスに対応する方法で配置されるので、この構成では、マトリックス方式を形成するために画像データを計算しなおすことはマイクロプロセッサによって実行される。

各ディスプレイに同じ情報または同じグラフィック効果を表示することは必ずしも望ましくないので、ディスプレイまたは羽目板の特定のグループは、それらに割り当てられる独自のディスプレイコントローラを有することができる。この場合、ディスプレイを制御するための機能性から離れて、ディスプレイコントローラは、羽目板のグループに、または、羽目板に適合されたディスプレイに表示される特定のアプリケーションを、ディスプレイコントローラによって選択するために、サーバ・コンピュータにアドレスすることを可能にする更なる機能性を有することもできる。

特に、娯楽目的のための主要作品やアニメーションのような娯楽番組の上映においては、動画が視覚的に表示されなければならないので、各ディスプレイコントローラは、リアルタイム・データ転送を実行するかまたは確実にする能力があるデータバスを経由してサーバ・コンピュータに連結される。この種のデータバスは、例えば、航空機の中央制御装置として装備されることができる例えばエアバスＣＩＤＳキャビン管理システムのようなネットワークシステムでありえる。マルチメディア・コンテンツを提供するために、システムは、ストリーミング・ソリューションとして設計されることができる。通常、このキャビン管理システムは、重要なキャビン機能を制御し、乗客および乗員のためのステータス情報のディスプレイを処理し、そして、大きな修正なしで画像データを送信するために使用されることができる。

情報を入力するために、ＯＬＥＤディスプレイは、タッチパネル（タッチスクリーン）機能性を備えることができる。このようにして、ユーザは、ディスプレイをタッチすることによって、オブジェクトを選択することができる。

可視化システムのために必要なサーバ・コンピュータは、航空機の既存のコンピュータの一部として、または、別のコンピュータ（高パフォーマンス・ハードウェア）として、実行することができる。この装置において、中央コンピュータは、さまざまなアプリケーションに飛行データを使用可能にするために、例えばＣＩＤＳのような航空機のネットワークに、統合されるかまたは接続されている。ディスプレイコントローラは、サーバによって提供される情報を処理するために、ストリーミング・クライアントとして設計されることができる。

本発明による可視化システムにとって、例えば、飛行データおよびトラベルデータ、娯楽情報、地理的情報、または照明シナリオのような様々な種類の情報は、客室において提示されることができる。例えば、ＧＰＳアプリケーションにアクセスすることによって、乗客が実際の位置について常に視覚的に知らされるように、地理的または天文的状況の距離および方向に関する情報が提示されることができる。

一般的に言って、ディスプレイに提示されることが可能なアプリケーションの範囲は巨大であり、その結果、若干のオプションだけを以下で例示のために言及される。例えば、雲および光と影の効果の影響を有する空を示すグラフィック効果を発生することができ、これにより、客室の視覚的印象は広がることができ、オープンスペースの印象が生成され、そして、航空機構造全体の視覚的開放（オープニングアップ）に導くことができる。さらにまた、例えば時差ボケの影響に能動的に反作用するために、特定の時刻がシミュレーションされることができる。さらにまた、例えば航空機、鳥または星のような飛行物体または天体、あるいは、乗客を楽しませる例えばウィンドー・クリーナのアニメーションのような非現実的な状況が、視覚的に提示されることができ、これらは、乗客の娯楽に、また、飛行を単調にしないように時間を過ごすことに貢献することができる。さらにまた、さまざまな照明シナリオが、乗客の考え方にプラスに作用するために、ディスプレイによって表現されることができる。最後に、もちろん、例えば、飛行高度、飛行速度および飛行距離；座席番号、安全情報；非常脱出口に関する情報；関係する可視化システムの近くに着席する特定の乗客のための以遠への乗り継ぎに関する情報；のような一般の飛行情報が、ディスプレイに表示されることもできる。

遅かれ早かれ、航空機メーカーは、もはやいかなる窓もない、しかし、その代わりにはるかにより幅広いキャビンを有する混成された胴体翼式（ｗｉｎｇｂｏｄｙ）航空機を生産するので、人工的に作られた窓、窓ストリップおよび考えられるいかなる窓形状のものの効果は、特に興味深い。さもなければ、乗客が、完全に閉スペースにおいて着席するという印象を受け、そして、乗客を、飛行中に懸念の状態に導くからである。これに反対に作用するために、本発明によって、客室の内部ライニングは、乗客が実際に窓から外を視るという印象を受けるように、キャビンからの眺めが人工的にシミュレーションされる柔軟なディスプレイで被覆されていることができる。

好ましくは、キャビン天井パネルに半透明の柔軟なディスプレイを配列することによって、乗客が、乗客の最高のリラクゼーションに貢献することのできる姿勢である横になりながら、ディスプレイに表示される例えば主要作品のためのグラフィック効果を享受することができるという点で、プラスの効果を達成することができる。

以下に、本発明を、添付図面を参照して実施例について説明する。図に示す本発明の実施例は、ただ単に一例をあげて本発明を説明していて、いかなる形であれ保護の範囲を制限すると解釈されてはならないことが、特に強調されなければならない。

図１は、客室８の内部の景観を示す。客室８は、例えば座席のようないかなる内部装置部品もなしで、概略的に示される。客室８は、航空機の窓９が規則的な間隔で配置された羽目板（ライニングパネル）１によって、横方向に区切られる。客室の上部８は、正面で互いに当接する３つの嵌め込みパネル１の形態をした客室天井によって区切られる。横方向のライニング１と客室天井との境界領域には、説明の目的で概略的に示されるだけのハットラック（ｈａｔｒａｃｋ）７が設けられる。

図１に示すように、客室天井の領域において、羽目板１は、付加的な図を参照して後述するように、さまざまな視覚的効果または例えば娯楽媒体がプレイされることができる半透明の柔軟なディスプレイ１０を備える。ディスプレイ１０は、それらの柔軟性のため、客室天井の凹面形状に容易にマッチされることができる。例えば、座席番号または非常脱出口に関する情報のようなパッセンジャ情報が、例えば、ディスプレイ１０に表示されることができる。同様に、ディスプレイ１０によって、オープンスペースの印象を伝えて、結果として航空機構造を視覚的に開放できるように、空の再現（空の複製物）が生成されることができる。ディスプレイ１０を客室天井パネル１に適応させることは、乗客が、座席の背もたれが下方位置にあるリクライニング位置において非常にリラックスした状態でディスプレイ１０を視ることができ、そして、ディスプレイ１０が提供する印象を完全なリラクゼーションで楽しむことができる点で、特に有利である。

図２は、本発明による可視化システムのシステム概要を示す。図２に示すように、本発明による可視化システムは、各々がディスプレイ１０で被覆されている複数の羽目板１を備える。さらにまた、可視化システムは、例えば、サーバ・コンピュータ４および多数のディスプレイコントローラ５を有することができる制御装置３もまた備える。可視化システムが特定の情報、娯楽媒体またはグラフィック効果を提示する能力を提供するために、個々の羽目板１は、半透明の柔軟なディスプレイ１０で被覆され（コートされ）ている。この種のコーティングは、例えば、多数の有機発光ダイオードを羽目板１に直接コーティングすることによって実現することができる。これに代わるものとして、コーティングは、図３に示すように、列および行にＯＬＥＤでコートされているフィルムを用いて実現することができる。

図３に示すように、羽目板をコーティングする１つのオプションは、図３の中間の線図に示すように、羽目板１の下側に、可撓性のフィルムの形をしたディスプレイ１０を単に接着することから成る。上記に代わるものとして、基本的に平坦な表面がつくられる（図３の一番上の線図）ように、半透明のディスプレイ１０を埋めるために羽目板１に領域形の凹所２を形成することは、有利である。

図２に示すように、個々の半透明の柔軟なディスプレイ１０は、例えば、サーバ・コンピュータ４の記憶装置に保存可能な所望の情報をディスプレイ１０に提示させるために、制御装置３に連結される。サーバ・コンピュータ４に保存されている画像情報を、ＯＬＥＤでコートされている羽目板１によって提示することができるために、ディスプレイコントローラ５は、それぞれの羽目板１のディスプレイ１０とサーバ・コンピュータ４との間に接続され、ディスプレイコントローラ５は、マトリックス・スキームを生成して、このマトリックス・データに応じて、羽目板１の列および行に配列されたＯＬＥＤに電流が適用されるように、サーバ・コンピュータ４によって提供される画像データを計算しなおす。

図２に示すように、個々の羽目板１のディスプレイ１０に個別にアドレスすることができるために、そして、さまざまな画像データをディスプレイ１０に提供することができるために、いくつかのディスプレイコントローラ５は、サーバ・コンピュータに接続されることができる。このようにして、様々な種類の情報データ、娯楽データまたはグラフィック効果は、異なる羽目板１のディスプレイ１０に提示されることができる。

この装置において、個々のディスプレイコントローラ５は、このように、データバス１１を経由してサーバ・コンピュータ４に連結され、いかなる無駄な時間も遅延もなしで動画の上映が可能であるように、リアルタイム・データ転送を確実にすることができる。

図２に示すように、サーバ・コンピュータは、例えば、エアバス航空機の中央制御装置として組み込まれるエアバスＣＩＤＳキャビン管理システムであることが可能な、航空機のネットワークシステム６に組み込まれる。

最後に、図４に関して、ＯＬＥＤで被覆されているディスプレイの機能が記載されている。例えば、有機染料（有機色素）は、ＯＬＥＤの機能にキーを提供する。この染料（色素）には、励起のさまざまな状態がある。電子が染料（色素）にある正孔と一致する場合、励起状態が生成されることができる、そこから、光子（軽い粒子）が発生されることができる。染料（色素）は、光によって励起されることもでき、例えば、結果として蛍光発光になることができる。

励起状態は、染料（色素）の薄膜１３において発生する。このフィルム１３を通る電流の流れは、以下のようである：一側面上の励起電子は、金属カソード１２を経由して、アノード１６の他側において正孔に供給される。電子および正孔は、染料（色素）１３内へ移動し、接触して、励起状態を形成する。このプロセスでは概して、ほぼ５〜１０ボルトの電圧が、金属カソード１２と透明なアノード１６との間に現れる。電子が正孔（再結合）に「フォール」するとき、所望の光が、例えばフィルムでありえる透明基材１７を通して発光される。この光の色は、このプロセス中にリリースされるエネルギー次第である。

加えて、「含む、または、備える」ことが、他の構成要素またはステップを除外しないと指摘されなければならない、そして、「ａ」または「１つ（ｏｎｅ）」は複数を除外しない。さらにまた、上記の例示的実施形態の１つに関して記載された特性またはステップが、上記の他の例示的実施形態の他の特性またはステップと組み合わせて用いられることもできると指摘されなければならない。請求項の参照符号は、限界と解釈されないことになっている。

天井が本発明による可視化システムを備えた客室の三次元の図である。 本発明による可視化システムのシステム概要を示す図である。 可撓性ディスプレイを適応するための２つのオプションを示す図である。 ＯＬＥＤ発光ダイオードの基本設計を示す図である。

符号の説明

１ 羽目板（ライニングパネル）
２ 凹所
３ 制御装置
４ サーバ・コンピュータ
５ ディスプレイコントローラ
６ ネットワークシステム
７ ハットラック（ｈａｔｒａｃｋ）
８ 客室
９ 航空機窓
１０ ディスプレイ
１１ データバス
１２ カソード
１３ 染料（色素）フィルム
１４ エキシトン；励起子（ｅｘｉｔｏｎｅ）
１５ 正孔注入層
１６ アノード
１７ フィルム

Claims (16)

1. 客室（８）に沿って並ぶ羽目板（１）と、
   制御装置（３）と、を備え、
   前記羽目板（１）は可撓性ディスプレイ（１０）で被覆され、前記可撓性ディスプレイ（１０）は、情報を提示するために前記可撓性ディスプレイ（１０）に所定の電力を供給するのに適した制御装置（３）に連結される、
   航空機の客室（８）における可視化システム。
2. 前記可撓性ディスプレイ（１０）は、多数の発光ダイオードを備える、
   請求項１記載の可視化システム。
3. 前記可撓性ディスプレイ（１０）は、多数の有機発光ダイオードを備える、
   請求項２記載の可視化システム。
4. 前記可撓性ディスプレイは、半透明の特徴を有する、
   請求項３記載の可視化システム。
5. 前記羽目板（１）は、前記有機発光ダイオードで直接被覆される、
   請求項３記載の可視化システム。
6. 前記羽目板上に、有機発光ダイオードのコーティングを含むフィルム（１７）が接着される、
   請求項３記載の可視化システム。
7. 前記羽目板（１）は、前記可撓性ディスプレイ（１０）が埋め込まれる所定領域の凹所（２）を表面に備える、
   請求項１〜６のいずれか１項記載の可視化システム。
8. 前記羽目板（１）は、天井パネルとして設計される、
   請求項１〜７のいずれか１項記載の可視化システム。
9. 記憶装置を有するサーバ・コンピュータ（４）を更に備え、
   前記サーバ・コンピュータ（４）は、前記記憶装置に格納されたアプリケーションにアクセスすることによって、画像データを前記制御装置（３）に提供する、
   請求項１〜８のいずれか１項記載の可視化システム。
10. 前記制御装置（３）は、マイクロプロセッサを有する少なくとも１つのディスプレイコントローラ（５）を備え、前記ディスプレイコントローラ（５）は、前記ディスプレイに電流を供給するために用いられる行列モデルを形成するために、前記サーバ・コンピュータ（４）によって提供された画像データを計算しなおす、
    請求項１〜９のいずれか１項記載の可視化システム。
11. 前記羽目板をグループ化した羽目板グループは、当該羽目板グループ上の連続した視覚的表現を生成するために、独自のディスプレイコントローラ（５）を割り当てられる、
    請求項１〜１０のいずれか１項記載の可視化システム。
12. 前記ディスプレイコントローラ（５）の各々は、リアルタイム・データ転送を実行するのに適したデータバスを経由して、前記サーバ・コンピュータ（４）に連結される、
    請求項１０または１１記載の可視化システム。
13. 前記ディスプレイコントローラ（５）の各々は、前記羽目板グループのために、前記サーバ・コンピュータ（４）に要求して当該サーバ・コンピュータ（４）から個々のアプリケーションデータを受け取るのに適している、
    請求項１２記載の可視化システム。
14. 請求項１〜１３のいずれか１項記載の可視化システムを備えた航空機。
15. 航空機の客室（８）に使用される請求項１〜１３のいずれか１項記載の可視化システム。
16. 航空機の客室（８）においてグラフィック効果の視覚的表現のために使用される羽目板を覆う柔軟なディスプレイ。

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