JP2009517280A - 2つの向かい合った側部からカバーを開ける機構 - Google Patents

2つの向かい合った側部からカバーを開ける機構 Download PDF

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ゼバスティアン ダマーズ,
オリバー グス,
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ファウレシア・インネンラウム・ジュステーメ・ゲーエムベーハー
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    • E05Y2900/538Interior lids

Abstract

コンソール上のカバー要素(D)を第1カバー旋回ピン(21)又は第2カバー旋回ピン(22)の周りに開くための開放機構(1)であって、各カバー旋回ピンは、待機位置と配備位置の間を互いに相対的に移動することができる前部旋回ピン要素(21a又は21b)及び後部旋回ピン要素(22a又は22b)により形成されている開放機構(1)が開示される。該開放機構(1)は、第1作動要素(110)を有する第1作動器具(B1)と、第2作動要素(120)を有する第2作動器具(B2)を含む。該作動器具(B1,B2)の各々は、第1旋回ピン(21)又は第2旋回ピン(22)の関連する前部旋回ピン要素(21a又は22a)及び後部旋回ピン要素(21b又は22b)に、第1変位部材(71)又は第2変位部材(72)を介して、該関連する旋回ピン(21又は22)の前部旋回ピン要素(21a又は22a)及び後部旋回ピン要素(21b又は22b)が、該作動要素の一つ(110又は120)を作動させることにより、該旋回ピン要素のピン要素(23a,23b又は24a,24b)が該コンソール(K)のロッキング器具に結合された閉鎖位置から、該コンソールの該ロッキング器具のピン要素(23a,23b又は24a,24b)が展開する開放位置に動くことができるような様式で機械的に結合されて、第1旋回ピン(21)又は第2旋回ピン(22)が旋回ピンとして作用できてカバー(1)を開ける。
該作動器具の第1及び第2伝達要素(51,52)は互いに向かって移動でき、該伝達要素の各々は、移動方向に次々に置かれた少なくとも2つの捕獲へこみ(53,55,57;54,56,58)を備える。該伝達要素(51,52)は封鎖要素(210)により、該封鎖要素を該第1及び第2の伝達要素のそれぞれの捕獲へこみの一つに挿入することにより、各伝達要素の閉鎖位置及び開放位置にロックすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特に自動車の中央コンソールに使用するのに適した、2つの向かい合った側部から蓋を開けるための開放機構に関する。
コンソール・ボックス用の取り外し可能な2重ヒンジ器具は特許文献1で知られている。
蓋の開放及び閉鎖器具は特許文献2から知られており、該器具は箱本体の蓋本体が右側又は左側のいずれかから開け閉めできるように構成されている。
開放機構は特許文献3から知られており、その機構を用いて蓋を2つの側に開けることができる。この場合、ピボット軸はそれぞれ2つに分割されている。蓋を一つの側に開けるために、それぞれ他の側のピボット軸部品はくさび形状に互いに押しあってピボット軸部品の端部を容器の対応するへこみに挿入し、そして有効なピボット軸を形成する。
特許文献4から知られているのは、蓋を2つの側に開く開放機構であり、ここではピボット心棒はそれぞれ2つに分割されている。ピボット心棒は互いに離れるように又は互いに向かって駆動され、これによりピボット心棒を横断するように延びる同様の2部作動要素はその端部に案内トラックを有し、そのトラック内で、互いに向き合うピボット心棒部品のそれぞれの端部からの突起は互いに離れるように駆動され、他方、他の側のピボット心棒部品は互いに向かって駆動される。作動要素の2つの部品はばねにより駆動離隔位置に予備応力を加えられている。
同様の作用機構が特許文献5に開示されている。
EP 0494 496 B1 EP 0562 244 B1 特開平03−189249号 DE 101 51 704 C2 US 5 931 336
本発明の目的は、簡単な構造を有しそして信頼性のある操作態様を確保する、向かい合う2つの側からカバーを開けるための開放機構を提供することである。
この目的は、請求項1に記載の特徴により達成される。更なる態様は従属請求項に特定される。
本発明によると、コンソール上に位置するカバー要素を(任意に)第1カバー旋回ピンの周りに或いは第2カバー旋回ピンの周りに開けるための開放機構であって、各カバー旋回ピンは、待機(又は引っ込んだ(retracted))位置と配備(又は展開した(deployed))位置の間を互いに相対的に移動することができる前部旋回ピン要素及び後部旋回ピン要素により形成され、第1作動要素を有する第1作動器具と、第2作動要素を有する第2作動器具を含み、該作動器具の各々は、関連する第1旋回ピン又は第2旋回ピンの前部及び後部旋回ピン要素に、第1又は第2変位部材を介して、該関連する旋回ピンの前部及び後部旋回ピン要素が、該作動要素の一つを作動させることにより、該旋回ピン要素のピン要素が該コンソールのロッキング器具に結合された閉鎖位置から、該コンソールの該ロッキング器具のピン要素が展開する開放位置に動くことができるような様式で機械的に結合されて、第1旋回ピン又は第2旋回ピンが旋回ピンとして作用できてカバーを開ける該開放機構において、
−ここで、該旋回ピンを閉鎖位置と開放位置との間で移動させるために、第1作動要素は、伝達セクションを有する変位可能な第1伝達要素に結合され、そして第2作動要素は、伝達セクションを有する第2伝達要素に結合され、該第1伝達要素の伝達セクションはそれと関連する第1変位部材の対応する伝達セクションと積極的に協働し、そして該第2伝達要素の伝達セクションはそれと関連する第2変位部材の対応する伝達セクションと積極的に協働し;
−ここで、該作動器具の第1及び第2伝達要素は互いに向かって移動することができ、該伝達要素の各々は、移動方向に次々に置かれた少なくとも2つの捕獲へこみ又は係合器具を備え、該伝達要素は、封鎖要素を該第1及び第2の伝達要素のそれぞれの捕獲へこみの一つに挿入することにより、各伝達要素の閉鎖位置及び開放位置にロックされることができる、上記開放機構が提供される。
好ましい態様では、作動器具の第1及び第2伝達要素は断面で(in section)互いに入り込むことができる。同時に、捕獲へこみを開口又は溝として形成して、伝達要素の2つの異なる位置で、封鎖要素(blocking element)を一つの伝達要素の一つの捕獲へこみ及び他の伝達要素の一つの捕獲へこみに挿入できるようにし、従って各伝達要素の閉鎖位置及び開放位置をロックすることができる。
伝達セクションはギザギザの(又は歯の付いた)セグメントであることができる。
各態様で、各変位部材は伝達要素を含み、該伝達要素は、作動器具の伝達要素の運動を回転運動に変換するために、回転可能に取り付けられそして/又は回転リングとして構成される。この場合、特に各伝達要素の一つのセクションの円周運動は旋回ピン要素の変位運動と機械的に又は電気的に連結することができる。特に伝達要素は、開放機構の鏡映面(plane of symmetry)上に位置する取付け器具に回転可能に設けることができる。
カバー開放機構は、以下のように構成することができる:
−アームを各伝達要素上に固定的に配置し、該アームは接合部(joint)を介してそれぞれの第2旋回ピン要素に結合される、
−連結用レバーが第2旋回ピン要素上の第1軸受(bearing)点で第1接合部を介して結合される、
−連結用レバーがカバーDの上に位置する取付け器具に旋回可能に設けられる、
−連結用レバーがそれぞれの第1旋回ピン要素に、第2接合部を介して、第1軸受け位置の反対側に位置する第2軸受け位置で結合される。
複数の変位部材は同じに形成することができる。
変位部材の接合部は破壊せずには取り外し不可能な(non-destructively non-detachable)接合として形成される。
本発明のよると、開放機構もまた、コンソール上に位置するカバー要素を第1カバー旋回ピン又は第2カバー旋回ピンのまわりに開けるために提供され、該第1カバー旋回ピン及び第2カバー旋回ピンの各々は、待機位置と配備位置の間を互いに相対的に移動することができる前部旋回ピン要素と後部旋回ピン要素とにより形成され、該開放機構は、第1作動要素を有する第1作動器具と、第2作動要素を有する第2作動器具とを含み、該作動器具の各々は、関連する第1旋回ピン又は第2旋回ピンの前部及び後部旋回ピン要素に、第1又は第2変位部材を介して、該関連する旋回ピンの前部及び後部旋回ピン要素が、該作動要素の一つを作動させることにより、該旋回ピン要素のピン要素が該コンソールのロッキング器具に結合された閉鎖位置から、該コンソールの同じロッキング器具のピン要素が展開して、該第1旋回ピン又は該第2旋回ピンが旋回ピンとして作用できてカバーを開く開放位置に動くことができるような態様で機械的に結合されており、ここで各変位部材は伝達要素を含み、該伝達要素は、作動器具の伝達要素の運動を回転運動に変換するために、回転可能に取り付けられそして/又は回転リングとして構成されている。
この場合、回転リングとして構成された伝達要素は、開放機構の鏡映面上に位置する同じ一つの取付け器具に回転可能に取り付けることができる。特に、
−アームは各伝達要素上に固定的に配置され、該アームは接合部を介してそれぞれの第2旋回ピン要素に結合されている、
−連結レバーは第2旋回ピン要素上の第1軸受点で第1接合部を介して連結される、
−連結レバーはカバー上に位置する取付け器具に旋回可能に取り付けられる、
−連結レバーはそれぞれの第1旋回ピン要素に第2接合部を介して、第1軸受位置と反対側に位置する第2軸受位置で連結される。
複数の変位部材は同じに形成することができる。
変位部材の接合部は、破壊せずには取り外し不可能な結合体として形成することができる。
本発明を、以下に添付の図面を参照して詳細に記述する。
本発明の記述に、X、Y及びZ軸を有する参照座標系を参照する。本発明のカバー開放機構1は、カバー要素又はカバーDを開けるために設けられ、該カバー要素又はカバーDは、一般にカバーに使用することができそして以後カバーDと表される受入れ部品でもある。カバーDは、例えば自動車の内部の中央コンソールのようなコンソール(図示されていない)上に位置する。本発明のカバー開放機構1を用いると、カバーDは所望により2つの反対側に開くことができ、それぞれの側に、詳しくは第1側Y1及び第2側Y2に、旋回することができる。座標系は、X軸がカバー開放機構の長手方向に、カバーDの前部Aから後部Bに走るように定義される。前部Aと後部Bの間をカバーDのカバー長手方向側面又はカバー開放側面11,12が延びている。方向はそれぞれの態様から得られ、そしてそこに定義されるZ軸は以下に記載される。XY面は以後、作動面と指名される。
以後、上側又は”上方”とは、カバーDのほぼ下に位置するコンパートメントを開くために、カバーDのそれぞれの開放端部が動かされるカバーD又はカバー開放機構の側と理解されたい。自動車の中央コンソールの貯蔵箱上の本発明のカバー開放機構の配置において、X軸は車両の想定走行方向に向いて延びるのが好ましい。この場合、例えばY1は運転者側そしてY2は乗客側を示すことができる。
図示された態様において、カバーDは好ましくは、カバー基部部材G上に置かれた覆い(図示されたていない)を有する。図1〜10に示された開放機構の態様はカバー基部部材Gに挿入される。しかしながら、その代わりに本発明の開放機構をカバー基部部材Gの覆いに挿入することも可能である。開放機構の部品をカバー基部部材Gに挿入すること及び開放機構の部品をカバー基部部材Gの覆いに挿入することも可能である。
開放機構1によりカバー要素Dを第1側Y1で開くことは、カバーDを、第2カバー長手側又はこの側Y1と反対側に置かれたカバー開放側12上に延びる第2カバー回転ピン(軸)22の周りに回すことにより行われる。同様に、カバーDを第1側Y1と反対側に位置する第2側Y2で開くことは、該カバーを、第2カバー長手側又はカバー開放側12の反対側に位置する第1カバー回転ピン(軸)21の周りに回すことにより行われる。
第1旋回ピン21及び第2旋回ピン22はそれぞれ、前部旋回ピン要素又は旋回ピン部品片21a又は22a及び後部旋回ピン要素又は旋回ピン部品片21b又は22bにより形成され、それらの旋回ピン要素又は旋回ピン部品片はそれらの長手方向で見た場合、実質的に軸方向に前後に配置され、そして作動器具Bにより互いに相対的に動くことができる。このために、前部ピン要素23a又は後部ピン要素23bは第1旋回ピン21の前部旋回ピン要素21a又は後部旋回ピン要素21b上に配置される。これらは、作動器具Bにより、好ましくは対応する案内器具25a又は25b中を行ったり来り動くことができるように取り付けられ、ここで全ての又は個々の案内器具はカバー基部部材上、カバー覆い上、又はコンソール上にも配置することができる。同様に、前部ピン要素25a又は後部ピン要素25bは、第2旋回ピン22の前部旋回ピン要素22a又は後部旋回ピン要素22b上に配置され、これらのピン要素は、作動器具Bにより、好ましくは対応する案内器具26a又は26b中を行ったり来り動くことができるように取り付けられる。
カバー開放機構のカバー作動器具Bは、第1作動要素110を有する第1作動器具B1と、第2作動要素120を有する第2作動器具B2とを含む。この場合、好ましい態様及び図示された態様において、第1作動器具B1及びそれに機械的に又は一般に機能的に結合された第1作動要素110は、カバー要素Dをこの側Y1上で開閉できるように、第1旋回ピン21並びに第1側Y1上に位置する。同様に、第2作動器具B2及び機械的に又は一般に機能的に結合された第2作動要素120は、第2旋回ピン22並びに第2側Y2上に位置する。
作動要素110、120の位置は、それぞれの適用に依存し、そして特に人間工学的観点からなすことができる。例えば、作動要素110、120はカバーDの覆いの上側の中央に配置することができる。
基底位置又は出発位置において、即ち、第1作動器具B1又は第2作動器具B2が作動していない時、それぞれ関連する第1旋回ピン要素21a,21b及び第2旋回ピン要素22a,22bは配備位置に位置する。即ち、案内器具25a,25b又は26a,26b内に案内されたピン要素23a,23b又は24a,24bが、コンソールに結合された対応する案内器具(図示されていない)に挿入され、そしてこのようにしてコンソールに取り付けられ、従ってカバー要素Dがコンソールの長手側11又は12をロックしそしてこれによりカバー1が側Y1又はY2の一方で開くのを防止する位置に位置する。
第1作動器具B1は、第1旋回ピン21の前部旋回ピン要素21a及び後部旋回ピン要素21bに、次のような様式で機械的に結合されている:第1作動器具B1を作動させることにより、前部旋回ピン要素21a及び後部旋回ピン要素21bは互いに向かって駆動されて開放位置になり、即ち、閉鎖位置から開放位置に駆動され、そしてそれらの案内器具25a又は25b内に案内されたそれらのピン要素23a又は23bは、コンソールに結合された対応する案内器具(図示されていない)から追い出され、従って、第1長手側11上のカバー要素Dはコンソールに対して解放され、そして第2旋回ピン22がカバー1を反対側に位置する第1側Y1上で開ける旋回ピンとして作用することができる。同様に、第2作動器具B2は第2旋回ピン22の前部旋回ピン要素22a及び後部旋回ピン要素22bに、次のような様式で機械的に結合されている:第2作動器具B2を作動させることにより、前部旋回ピン要素22a及び後部旋回ピン要素22bは共に閉鎖位置から開放位置に駆動され、そして場合によっては、貯蔵箱に結合された対応する案内器具(図示されていない)から追い出され、従って、第2長手側12上のカバー要素Dはコンソールに対して解放され、そして第1旋回ピン21がカバー1を反対側に位置する第2側Y2上で開ける旋回ピンとして作用することができる。
カバー作動器具Bは、該作動器具の操作状態を遮断しそして切り替える機能を有するロッキングスライダー200を含む偽の作動及び封鎖器具Mと共に作用する。ロッキングスライダー200は好ましくは、カバー開放器具の対称軸S上で延びる舌の形態を有する。偽の作動及び封鎖器具Mは、作動要素の一つ110又は120が第1又は第2旋回ピン21又は22を活性化するために作動すると、それぞれ他の作動されていない要素120若しくは110又は作動器具B1若しくはB2が封鎖され、従ってカバーBを一方側Y1又はY2上で開いた後、カバーDが反対側Y2又はY1で同時に開くのを防止することができる。このために、作動器具B1、B2は第1及び第2作動器具B1、B2に機械的に結合される。本発明の更なる展開において、カバーDを単にコンソールから除去することができるように、両方の作動器具を同時に作動させることが可能である。
各作動器具B1,B2は、関連する作動要素110又は120に次のような様式で結合された伝達要素51又は52を有する:作動要素110,120が作動した時、関連する伝達要素51又は52は閉鎖位置から開放位置に動く。作動要素110又は120を、それぞれ関連する伝達要素51又は52に積極的に結合し、そして例えば該伝達要素上に置くか又は該伝達要素にクリップで留めることができる。或いは、作動要素110又は120をそれぞれ関連する伝達要素51又は52に継ぎ目なく結合することもできる。
偽の作動及び封鎖器具Mの第1及び第2伝達要素51,52は、第1変位器具V1の第1変位部材71又は第2変位器具V2の第2変位部材72に結合される。これらの変位器具は変位機構Vに属する。変位機構Vの変位部材71,72は伝達要素51,52により動かされる。更に、変位要素71,72は、関連する変位機構V1又はV2の第1又は第2旋回ピン要素に作用する。本発明の態様を以下に記載するが、該態様で、変位部材71,72は、関連する変位機構V1又はV2の第2(後部)旋回ピン要素21b又は22bに作用する。
変位部材71,72はいろいろに具体化することができる。一態様では、これらは、伝達要素51,52の運動をそれぞれの旋回ピンに伝達するケーブル又はボーデン(Bowden)ケーブルとして構成することができる。適用に依存して、そして案内ローラ又は軸受け点の配置に依存して、それた状態から初期の状態又は閉鎖位置への戻しを達成するために、バネの予備張力印加を与えることができる。
変位機構Vの図示された別の態様において、変位部材71,72は、該変位部材を好ましくは共通の取付け器具80に取り付けるために環状の軸受け構造を有する要素として構成されて、変位器具71,72は第1若しくは閉鎖位置と第2若しくは開放位置との間を行ったり来り動くことができる。各変位部材71,72は関連する第1旋回ピン要素21a又は22a、及び第2旋回ピン要素21b又は22bに次のような様式で結合される:変位器具V1,V2が第1又は閉鎖位置にあるときは、これらは閉鎖位置に位置し、そして変位器具V1,V2が開放位置にあるときには、これらは開放位置に位置する。各変位部材V1,V2は閉鎖位置で、予備張力印加器具400により予備張力印加される。
各変位部材71,72は、関連する伝達要素71又は72の伝達部分51a又は52aと次のような様式で機械的に協働する伝達部分73又は74を有する:作動要素110,120が作動した時、伝達部分51a又は52aはそれらと提携し、従って変位部材71又は72をも介して、変位器具V1又はV2は、旋回ピン要素21a,21bを開放位置に動かすために、開放位置に動かされる。
同時に、第1変位器具71の第1変位部材73及び偽の作動及び封鎖器具Mの第1伝達要素51は伝達セクション73又は51を有する。同様に、第2変位器具72の第2変位部材74及び偽の作動及び封鎖器具Mの第2伝達要素52は伝達セクション74又は54を有する。伝達部分73及び51a、又は伝達部分74及び52aの各々は、伝達要素51又は52の動きを変位部材73又は74に伝達するための作用の機構を形成する。この作用機構は種々の方法で行うことができる。本発明の好ましい態様では、作用機構は、伝達セクションが積極的に互いにかみ合う伝達セクションの構成を有する。この場合、伝達部分73,51a又は74,52aは特にギザギザの(歯付き)セグメントとして構成することができる。或いは、この態様で、協働する伝達セクションの一つは溝又は凹みとして構成し、そして協働する伝達セクションの他の一つはドライバーとして構成することができる。
図面に示された好ましい態様では、取付け器具80は回転式取付け器具であり、その上に変位部材71,72が回転可能に且つ一方が他方の上に設けられている。更に、伝達要素51,52は、カバーD上の対応する案内器具(図示されていない)により、旋回ピン要素の移動方向を横断する方向に、長手方向に変位可能に案内される。
ロッキングスライダー200は、基部部材G上に又はカバー覆い上に、それぞれ開放又は作動位置と封鎖位置との間を移動可能に取り付けられ、そしてバネ器具により作動位置に予備張力を掛けられ、該バネ器具においては、作動要素51,52を、作動要素110又は120により、閉鎖位置からロック位置に動かすことができる。ロッキングスライダー200の封鎖位置は、ロッキングスライダー200上に配置された活性要素、例えば傾斜路(ramp)又は突起(lug)と、対応する対抗軸受け、例えばコンソール上の突起又は傾斜路(図示されていない)の協働により達成される。カバーを閉じる場合、ロッキングスライダー200の活性要素及びコンソールは、カバーDがコンソール上に置かれる直前に、互いに当接するようになる。カバーDをその最終位置に更に閉鎖する間、ロッキングスライダー200はその作動位置に押される。図示された態様では、これは後方に又は変位器具70の方に追いやられた位置である。ロッキングスライダー200はロッキング要素210を有し、該要素210は、ロッキングスライダー200の封鎖位置で、伝達要素上の対応する捕獲へこみに挿入されて、該要素の作動が封鎖される(例えば図1)。
図1及び図2はロッキングスライダー200の封鎖位置を示し、ここで、ロッキング要素は同時に両方の作動要素51,52の対応する開口に係合して、該要素の運動又は作動を封鎖する。これはカバーが開いた時の場合である。何故なら、開いた状態では、ロッキングスライダーはコンソールと協働せず、従って封鎖位置に位置するからである。
各伝達要素51,52は、該要素の作動方向に互いに隣接して置かれた少なくとも2つの捕獲へこみ(係合へこみ)を、特に捕獲溝又は開口(係合溝又は開口)55,57又は56,58の形で有する(図7では、3つの捕獲開口53,55,57が伝達要素51上に示され、そして図8では、3つの捕獲開口54,56,58が伝達要素52上に示されている)。それらの捕獲溝又は開口に封鎖要素210を挿入することができる。該開口は実質的に同じ開口形状及びサイズを有する。更に、第1伝達要素51の開口55,57は、第2伝達要素52の開口56,58の距離と同じ距離で配置される。それぞれの第1開口55,56は閉鎖位置のために設けられ、そしてそれぞれの第2開口57,58は開放位置のために設けられる。即ち、該開口は、特に該伝達要素上に以下のような様式で配置される:
−第1伝達要素51の多数の開口の第1開口と、第2伝達要素52の多数の開口の第1開口との一方が他方の上に位置して、封鎖要素210が、バネ予備張力印加の結果、これらの開口に同時に挿入することができる時は、第1伝達要素51は閉鎖位置にありそして第2伝達要素52は開放位置にある;
−第2伝達要素52の第2開口と、第1伝達要素51の第1開口の一方が他方の上に位置して、封鎖要素210を、バネ予備張力印加の結果、これらの開口に同時に挿入することができる時は、第2伝達要素52は閉鎖位置にありそして第1伝達要素51は開放位置にある。
一態様によると、作動器具の第1及び第2伝達要素51,52は互いに相対的に動くことができ、そして伝達要素の各々は、一方が他方の後ろのある少なくとも2つの捕獲へこみ53,55,57又は54,56,58を有し、そして封鎖又はロッキング要素210により各伝達要素の閉鎖位置及び開放位置にロックすることができ、これにより封鎖要素を第1及び第2伝達要素のそれぞれ一つの捕獲へこみに挿入することができる。
バネ器具により行われるロッキングスライダー200の予備張力印加は、いろいろな方法で生じさせることができる:図示された態様では、バネ器具は2つのバネ要素201,202又は弾性ストラット(struts)により実行され、それらのバネ要素又は弾性ストラットは、一方ではロッキングスライダー200に結合され、他方では伝達要素51又は52に結合される。或いは、バネ要素をカバーDに連結することもできる。この態様の利点は、作動器具の伝達要素51,52、封鎖要素を有するロッキングスライダー200、及びバネ要素210,202を一つの部品で製造することができ、そして特に一つの部品、例えばプラスチック部品、として組立てることができることである。特に、これらの部品は射出成形により単一プラシチック部品として製造することができる。
長手方向に移動可能なブロッキングスライダー200と開口との協働は以下の通りである:
カバーDが閉じている時、ブロッキングスライダー200は、バネ要素201,202の予備張力に逆らって後ろに動いた位置、又はアンロック(開錠)位置(図示されていない)に位置する。ロッキングスライダー200のこのアンロック位置では、第2ロッキング要素V2が開口から押しのけられ、そして第1伝達要素及び第2伝達要素の両方が、それぞれに割り当てられた作動要素110又は120により、第2ロッキング要素V2に対して横断方向に変位することができる、特に伝達要素51,52の一つを開放位置に動かすことができる。停止要素(図示されていない)を第1及び第2伝達要素上に置いて、作動方向への伝達要素の相互運動の自由度を制限することができる。
伝達要素が作動要素により開放位置に動かされそしてカバーDが開いた場合、ロッキングスライダー200はそのブロッキング位置に動かされ、そして図示された態様では、前方に動かされ、従って、封鎖要素210は該伝達要素の開口に入れられる。これが可能なのは、作動された伝達要素の第2開口が、作動していない伝達要素の第1開口が伝達要素の移動方向にある、伝達要素が重なった位置に来るからである。伝達要素をこの位置にバネ予備張力印加した結果、第2ロッキング要素は重なった開口に追いやられ、従って、第1及び第2の伝達要素は互いにロックされる。
各伝達要素上に2つの開口を用いる場合、両方の伝達要素をそれらの配備位置にロックすることが可能であるにすぎない。該配備位置では、両方の旋回ピン要素がロック位置にあるか、又は1つの伝達要素が配備位置にロックされそして他方の伝達要素が待機位置にロックされる。3つの開口を伝達要素に配置することもできる。この場合、両方の伝達要素を同時に待機位置又は開放位置に追加的にロックして、両方の旋回ピン要素をアンロック位置に位置させることができる。
変位機構Vを以下に、図に示された態様に従って記述する。
各変位部材71,72は、変位器具を取付け器具300及びそれぞれ一つの伝達セクション73,74に取り付けるための回転リングを有し、従って作動器具B1又はB2の伝達要素51又は52の運動は回転運動に変換される。アーム75又は76が各伝達要素73,74に固定的に配置され、該アームは接合部77又は78を介してそれぞれ旋回ピン要素21b又は22bに連結されている。
連結レバー83又は84が接合部81,82を介して第2旋回ピン要素21b,22bに連結されており、該連結レバーはその第1アーム又は第1関節点に位置する。連結レバー83,84は、カバーDに配置された取付け器具d1又はd2上の軸受け点85,86に旋回可能に取り付けられているので、連結レバー83又は84は作動面内で取付け器具d1又はd2の周りを回転することができる。その第1端部に反対側に位置する第2端部又はその第2軸受け点で、連結レバー83,84は、第2接合部87又は88を介して第1旋回ピン要素21a又は22aに結合される。第1旋回ピン要素21a又は22aは、該連結レバー上の第2接合部と第1旋回ピン要素21a又は22aのピン要素23a,24aとを結合するために、作動面内で適当に曲がって形成されている。
該連結レバーの取付け器具d1,d2はカバー覆いに配置することもできる。
連結レバーの代わりに、取付け器具d1,d2に回転可能に設けられ、そして第1及び第2旋回ピン要素を作動するために該ピン要素上の対応する摩擦面と協働する摩擦面を有する車輪又は摩擦的に同等な部品を使用することも可能である。この態様において、接合部81,87又は82,88は省略することができる。
関連する取付け器具85,86に取り付けられた連結レバー83,84は、変位要素71又は72の旋回ピン要素21a及び21b又は22a及び22bの連結を、旋回ピン要素21a及び21b又は22a及び22bの運動が反対方向になるように行う。即ち、変位部材の回転中、同じところに共に属する二つの旋回ピン要素21a及び21b又は22a及び22bのみが開放位置から閉鎖位置に互いに相対的に動くか、又はそれに反対の運動を実行することができる。旋回ピン要素21a及び21b又は22a及び22bの作動は作動器具B1,B2の伝達要素の運動に基づいて行われ、その運動はそれぞれの伝達部品により変位部材の回転運動に変換されそして連結レバーを介して旋回ピン要素21a及び21b又は22a及び22bに伝達される。
一般に、個々の又は全ての接合部81,87,77又は82,88,78は平坦な(flush)、摩擦性の(frictional)又はポジティブ(positive)な接合部として具体化することができる。平坦な態様において、これらの接合部は好ましくはフィルムヒンジ(図1ないし9参照)として具体化される。摩擦性接合部としての態様においては、摩擦車輪が各場合にレバー83,84の代わりに使用される。接合部のポジティブ態様においては、ギザギザ(歯付き)車輪が各場合にレバー83,84の代わりに使用される。
フィルムヒンジの代わりに、ポジティブヒンジ接合部を使用することも可能である。この場合、特に、ヒンジ接合部は金型内組立品として具体化することができる。
フィルムヒンジ又は金型内組立品としてのこれらの接合部態様を用いて、変位器具を1個の部分品(piece)、即ち、破壊せずには取り外すことができない部品からなる部分品、として製造することが可能である。
変位器具70の変位部材71,72は、閉鎖位置で予備張力印加器具400により予備張力印加される。該閉鎖位置では、それに結合した変位アーム75又は76は関連する旋回ピン要素21a,21b又は22a,22bを閉鎖位置にする。作動要素110,120及び該要素に結合された伝達要素51又は52の作動中、関連する変位部材71,72の回転が予備張力印加器具400のバネ力に逆らって行われる。これは、作動要素110,120を解放した後、変位部材71,72を最初の又は閉鎖した位置に戻す。
図示された本発明の態様において、予備張力印加器具は屈曲要素401,402として実現され、該屈曲要素は、一方ではそれぞれの変位器具71,72に添えられ、他方では、取付け器具403又は404により、それぞれの変位部材71又は72の運動方向に向かって変位部材71又は72から距離を置いて取り付けられる。
或いは、予備張力印加器具400は、二つの変位部材71,72上に位置し、そして二つの変位部材71,72を閉鎖位置に互いに予備張力印加する、対応する形状のバネ(図示されていない)で実現することができる。
本発明の好ましい態様において、第1旋回ピン要素21a,22aは内側に向かって曲がっているか又は変位器具70の対称軸Sに向かって曲がっている。連結レバーの第2端部に結合された第1旋回ピン要素21a,22aの端部は同様に対称軸Sに向かっており、そして第2旋回ピン要素21b又は22bはそれの外側に位置するので、変位アーム75又は76の輪郭と第1旋回ピン要素21a,22aの輪郭は交差する。この点において、軸受け表面を第1旋回ピン要素21a,22a上に、変位アーム75又は76の相対運動のために設けて、最大距離及び最小距離での旋回ピン要素21a及び21b又は22a及び22bの互いに相対的な運動を制限することができる。
本発明の好ましい態様では、関連する器具B1又はB2の変位要素71,72は、Z方向で見た場合又は作動面の横断方向で見た場合、一方が他方の上に配置されている。
その結果、該変位要素は同じ構成部品として製造することができる。
変位要素の構成部品はプラスチックで製造するのが好ましく、特に射出成形で製造するのが好ましい。該変位部材が同じ構成部品として製造された場合、両方の変位部材を製造するために一つだけの金型しか必要でなく、製造コストを従来技術と比べて著しく削減するという利点がある。
伝達要素51,52は開放位置で予備張力印加することができる。
変位部材71,72が取付け器具400に設けられて示された変位機構Vの態様は変更することができ、そして種々のタイプの偽の作動及び封鎖器具と協働することができる。変位部材71,72は一般に、該変位要素の伝達セクションに作用する該伝達セクションの長手方向の運動を必要とする。
本発明の好ましい態様によるカバー開放機構を前上方から斜めに見た、座標系を有する斜視図であり、カバー開放機構が、カバーを取り除いたカバー要素に挿入されている。 図1のカバー開放機構の平面図である。 図1のカバー開放機構を後ろ上方から斜めに見た斜視図である。 図1に示した態様のカバー開放機構の構成部材としての二重ヒンジ器具を構成するための2つの部品の分解図である。 図1の二重ヒンジ器具を形成する2つの部品を、一方を他方の上に置いた状態で示す図である。 図1の本発明のカバー開放機構の態様を後ろ上方から斜めに見た図であり、二重ヒンジ器具の2つの部品の一つが持ち上がって示されている分解図である。 図5の二重ヒンジ器具を形成する2つの部品の一方を他方の上に置いた状態を、該二重ヒンジ器具を作動するための作動器具と共に前上方から斜めに見た斜視図であり、ここでカバー要素は示されていない。 図7の二重ヒンジ器具を形成する2つの部品と作動器具を後ろ下方から斜めに見た斜視図である。 図7の作動器具を後ろ下方から斜めに見た斜視図である。 開放機構を有するカバー要素を下から見た図である。
符号の説明
1:カバー開放機構
21,22:旋回ピン
51,52:伝達要素
71,72:変位部材
73,74:伝達セクション
75,76:変位アーム
77,78,81,82,87,88:接合部
83,84:連結レバー
86,86:軸受け点
110,120:作動要素
200:ロッキングスライダー
201:バネ要素
210:封鎖要素
400:予備張力印加器具
B1,B2:カバー作動器具
D:カバー
G:カバー基部部材
V:変位機構
V1,V2:変位器具

Claims (13)

  1. コンソール上に位置するカバー要素(D)を第1カバー旋回ピン(21)又は第2カバー旋回ピン(22)の周りに開くための開放機構(1)であって、各カバー旋回ピンは、待機位置と配備位置の間を互いに相対的に移動することができる前部旋回ピン要素(21a又は21b)及び後部旋回ピン要素(22a又は22b)により形成されており、第1作動要素(110)を有する第1作動器具(B1)と、第2作動要素(120)を有する第2作動器具(B2)を含み、該作動器具の各々は、第1旋回ピン(21)又は第2旋回ピン(22)の関連する前部旋回ピン要素(21a又は22a)及び後部旋回ピン要素(21b又は22b)に、第1変位部材(71)又は第2変位部材(72)を介して、該関連する旋回ピン(21又は22)の前部旋回ピン要素(21a又は22a)及び後部旋回ピン要素(21b又は22b)が、該作動要素の一つ(110又は120)を作動させることにより、該旋回ピン要素のピン要素(23a,23b又は24a,24b)が該コンソール(K)のロッキング器具に結合された閉鎖位置から、該コンソールの該ロッキング器具のピン要素(23a,23b又は24a,24b)が展開する開放位置に動くことができるような様式で機械的に結合されて、第1旋回ピン(21)又は第2旋回ピン(22)が旋回ピンとして作用できてカバー(1)を開ける該開放機構において、
    −該旋回ピンを閉鎖位置と開放位置との間で移動させるために、第1作動要素(110)は、伝達セクション(51a)を有する変位可能な第1伝達要素(51)に結合され、そして第2作動要素(120)は、伝達セクション(52a)を有する第2伝達要素(52)に結合され、該第1伝達要素(51)の伝達セクション(51a)はそれと関連する第1変位部材(71)の対応する伝達セクション(73)と積極的に協働し、そして該第2伝達要素(52)の伝達セクション(52a)はそれと関連する第2変位部材(72)の対応する伝達セクション(74)と積極的に協働すること;
    −該作動器具の第1及び第2伝達要素(51,52)は互いに向かって移動することができ、該伝達要素の各々は、移動方向に次々に置かれた少なくとも2つの捕獲へこみ(53,55,57;54,56,58)を備え、該伝達要素(51,52)は、封鎖要素(210)を該第1及び第2の伝達要素のそれぞれの捕獲へこみの一つに挿入することにより、各伝達要素の閉鎖位置及び開放位置にロックすることができること、
    を特徴とする、上記開放機構(1)。
  2. −前記作動器具の第1及び第2伝達要素(51,52)が断面で(in sections)互いに移動でき、そして伝達セクション(73,74)が上下に位置すること、
    −捕獲へこみ(53,55,57;54,56,58)が開口(53,55,57;54,56,58)であるので、伝達要素(51,52)の2つの異なった位置で封鎖要素(210)を1つの伝達要素の1つの開口及び他の伝達要素の1つの開口に挿入することができ、従って各伝達要素の閉鎖位置及び開放位置をロックすることができること、
    を特徴とする、請求項1の開放機構(1)。
  3. 前記伝達セクションが歯付きセグメントであることを特徴とする、請求項1又は2の開放機構(1)。
  4. 変位部材(71,72)の各々が、作動器具(B1又はB2)の伝達要素(51又は52)の運動を回転運動に変換するために、回転可能に取り付けられたそして/又は回転リングとして構成された伝達要素(73又は74)を含むことを特徴とする、先行請求項のいずれか1項の開放機構(1)。
  5. 回転リングとして構成された伝達要素(73又は74)が、開放機構の対称面(S)上に位置する同じ1つの取付け器具(300)に回転可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項4の開放機構(1)。
  6. −アーム(75又は76)が各伝達要素(73,74)上に固定的に配置され、該アームは接合部(77又は78)を介してそれぞれ第2旋回ピン要素(21b又は22b)に結合されていること、
    −連結レバー(83又は84)が第2旋回ピン要素(21b又は22b)上の第1軸受(bearing)点で第1接合部(81,82)を介して結合されていること、
    −連結レバー(83,84)がカバーD上に位置する取付け器具(d1又はd2)に旋回可能に取り付けられていること、
    −連結レバー(83,84)がそれぞれの第1旋回ピン要素(21a又は22a)に、第2接合部(87,88)を介して、第1軸受け位置の反対側に位置する第2軸受け位置で結合されること、
    を特徴とする、請求項5の開放機構(1)。
  7. 複数の前記変位部材が同じに形成されることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項の開放機構(A)。
  8. 前記変位部材の接合部が破壊せずに取り外し不可能な結合体として形成されていることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項の開放機構(A)。
  9. コンソール上に位置するカバー要素(D)を第1カバー旋回ピン(21)又は第2カバー旋回ピン(22)の周りに開けるための開放機構(1)であって、各カバー旋回ピンは、待機位置と配備位置の間を互いに相対的に移動することができる前部旋回ピン要素(21a又は21b)及び後部旋回ピン要素(22a又は22b)により形成されており、第1作動要素(110)を有する第1作動器具(B1)と、第2作動要素(120)を有する第2作動器具(B2)を含み、該作動器具の各々は、関連する第1旋回ピン(21)又は第2旋回ピン(22)の前部旋回ピン要素(21a又は22a)及び後部旋回ピン要素(21b又は22b)に、第1変位部材(71)又は第2変位部材(72)を介して、該関連する旋回ピン(21又は22)の前部旋回ピン要素(21a又は22a)及び後部旋回ピン要素(21b又は22b)が、該作動要素の一つ(110又は120)を作動させることにより、該旋回ピン要素のピン要素(23a,23b又は24a,24b)が該コンソール(K)のロッキング器具に結合された閉鎖位置から、該コンソールの該ロッキング器具のピン要素(23a,23b又は24a,24b)が展開する開放位置に動くことができるような様式で機械的に結合されて、第1旋回ピン(21)又は第2旋回ピン(22)が旋回ピンとして作用できてカバー(1)を開ける該開放機構において、
    各変位部材(71又は72)が、作動器具(B1又はB2)の伝達要素(51又は52)の運動を回転運動に変換するために、回転可能に取り付けられたそして/又は回転リングとして構成された伝達要素(73又は74)を含むことを特徴とする開放機構(1)。
  10. 回転リングとして構成された伝達要素(73又は74)が、開放機構の対称面(S)上に位置する同じ1つの取付け器具(300)に回転可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項9の開放機構(1)。
  11. −アーム(75又は76)が各伝達要素(73,74)上に固定的に配置され、該アームは接合部(77又は78)を介してそれぞれ第2旋回ピン要素(21b又は22b)に結合されていること、
    −連結レバー(83又は84)が第2旋回ピン要素(21b又は22b)上の第1軸受(bearing)点で第1接合部(81,82)を介して結合されていること、
    −連結レバー(83,84)がカバーD上に位置する取付け器具(d1又はd2)に旋回可能に設けられていること、
    −連結レバー(83,84)がそれぞれ第1旋回ピン要素(21a又は22a)に、第2接合部(87,88)を介して、第1軸受け位置の反対側に位置する第2軸受け位置で結合されていること、
    を特徴とする、請求項10の開放機構(1)。
  12. 複数の前記変位部材が同じに形成されることを特徴とする、請求項9〜11のいずれか1項の開放機構(A)。
  13. 前記変位部材の前記接合部が破壊せずに取り外し不可能な結合体として形成されていることを特徴とする、請求項9〜12のいずれか1項の開放機構(A)。
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