JP2009502279A - 換気装置を備える自動車の座席 - Google Patents
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Abstract
本発明は、背もたれ(12)及び/又は座面(10)が、加熱及び/又は冷却層と、換気層(28、48)を貫流する空気を加熱及び/又は冷却するための加熱及び/又は冷却装置(40、58)とを備える換気装置(14、16)を有するパッド(18、20)を備える、自動車の座席に関する。本発明の目的は、座席を加熱及び冷却するために生成された温風流又は冷風流の作用により換気装置(14、16)を用いて、パッド(18、20)がより良好に加熱又は冷却する、自動車の座席を設計することにある。このようにするために、本発明の加熱及び/又は冷却装置(40、58)を、少なくとも1つの加熱及び/又は冷却層(70、70’、70”)と、空気流を乱流及び拡散流に変換することが可能な構造(80)を備える少なくとも1つの通気層(66、68)とを備えるサンドイッチ体(64)の形態で供する。
Description
本発明は、自動車の座席に関し、その背もたれ(シートバック)及び/又は座面(シートクッション)が、請求項1の前段に記載する種類の換気装置を有するパッドを備える座席に関する。
そのような自動車の座席は既に、特許文献1から知られており、そこでは、背もたれ及び/又は座面のパッドに、シート乗員の頭部、肩及び首領域に好ましくは温風を供給するための空気供給装置に加え、換気装置も組み込まれている。前記換気装置は、パッドを換気するための空気が循環できる、表面積の大きい換気層を備える。ファンによって生成された空気は、それゆえ、ダクトを介して換気層に供給される。パッドに暖気又は冷気のどちらを通気させるかに従って、前記空気を、ファンの下流に配置された加熱及び/又は冷却装置によって調整することができる。
パッドが換気装置を備えるさらなる車両の座席が、特許文献2及び特許文献3から知られている。この場合空気が、複数の小さなファンを介して換気層に送られて、換気層の空気吸込口から空気吹出口まで循環する。それゆえ、シート乗員が分泌する水分が、シートカバーの孔及びその下側に換気層のところまで配置された透湿性の支持層を通過し、そこで水分は、空気吹出口の方向への空気流によって換気層から排出される。
本発明の目的は、背もたれ及び/又は座面のパッドを貫流する空気流が、加熱及び/又は冷却装置によって改良された態様で加熱及び/又は冷却され得るように、上述の種類の自動車の座席を改善することにある。
本目的は、請求項1の特徴を有する本発明による自動車の座席によって達成される。本発明の有利な実施形態及び有益で有意義な発展形態を、さらなる請求項に規定する。
請求項1によれば、加熱及び/又は冷却装置は、少なくとも1つの加熱及び/又は冷却層と、少なくとも1つの通気層とから形成されたサンドイッチ体を備える。本発明によれば通気層は、サンドイッチ体に入る空気流を乱流及び/又は拡散流に変換し得る構造を備える。そのような乱流及び/又は拡散流は、前記流れが、層流よりも暖気及び/又は冷気をはるかに多く吸収し得るという利点を有する。層流とは対照的に、この場合、例えば、波形のリブと直接接触する境界層だけでなく、空気の相当多くの部分も加熱/冷却される。さらに、生じた乱流及び/又は拡散流によって、空気流は通気層に長く留まるようになるので、より多くの暖気及び/又は冷気が吸収され得る。
その結果、本発明によるサンドイッチ体の構造によって、貫流する空気流の加熱及び/又は冷却に必要な加熱及び/又は冷却能力を、従来技術から公知の加熱及び/又は冷却装置と比較してかなり減少することができる。本発明による構造のさらなる利点は、貫流する空気流への暖気及び/又は冷気の出力を改善することによって、加熱及び/又は冷却装置の構造的な寸法を相当小さくできることである。
前記加熱及び/又は冷却装置が換気層の内部に直接配置される場合に、加熱及び/又は冷却装置のサンドイッチ体のとりわけ場所をとらない構成が提供される。それゆえ、発泡材料から形成されることが多い、換気層を支持するパッド層の内部において、サンドイッチ体の厚さが、換気層の厚さに少なくとも略適合される場合には、加熱及び/又は冷却装置のサンドイッチ体のために別個の凹部を設ける必要がない。特に単純な実施形態では、さらに、加熱及び/又は冷却装置のサンドイッチ体の通気層が、換気層自体から形成されることも考えられる。それゆえ、この実施形態では、加熱及び/又は冷却層は、換気層の部分に通気層として直接適用される。これに関連して、加熱及び/又は冷却層によって完全に換気層の広い面(表面に当たる側)を覆うことも考えられる。
加熱及び/又は冷却装置を別に存在するエアダクト、好ましくは換気層用の吸気ダクトの内部に配置する場合には、自動車の座席用の換気装置の特に単純な設計がさらにもたらされる。加熱及び/又は冷却装置のサンドイッチ体の吸気ダクトへのこの組み込みでは、構造的な変更がほとんど必要ない。特に、加熱及び/又は冷却装置がエアダクトの断面全体をふさぐので、空気を非常に効果的に加熱及び/又は冷却することが提供され得る。
加熱及び/又は冷却装置を吸気ダクトへ組み込むことによって、座席に簡単に取り付けることができる。それゆえ、例えば、加熱及び/又は冷却装置なしで座席を製造してもよく、加熱及び/又は冷却装置を、エアダクトの断面に適合しかつ取り付けられるように構成するモジュールとして構成する。
加熱及び/又は冷却装置を正確に制御するために、加熱及び/又は冷却装置の下流に温度センサを配置して、それを制御ユニットに接続して加熱及び/又は冷却装置を制御することを提供してもよい。温度センサを、加熱及び/又は冷却装置の下流のエアダクトに配置してもよいし、又は、取り付けを単純にするために、温度センサはモジュールとして構成された加熱及び/又は冷却装置に既に組み込まれていてもよい。
空気流の乱流及び/又は拡散流は、特に、複数のスペーサ糸、スペーサウェブ、スペーサワイヤなどを含む通気層の構造によって達成される。サンドイッチ体の前記通気層の考えられる設計は、例えば、独国特許発明第198 05 178C2号明細書から知られており、それは、換気された車両の座席のスペーサ編布に関するので、その内容について明確に説明する。ここでは、スペーサ編布は、スペーサ編布の外側の広い面に横断方向に延在しかつ乱流及び/又は拡散空気流が周りを循環できる複数のスペーサウェブ及び/又はスペーサ糸を含む。それゆえ、スペーサウェブ及び/又はスペーサ糸は、互いに対して特定のパターンで配置され、その結果、流れ方向及び流速に影響を与え得る。これに関連して、スペーサウェブ及び/又はスペーサ糸が、例えば円形、楕円形、矩形、四角形など非常に異なる断面形状を有してもよいことは注目に値する。それゆえ、スペーサウェブ及び/又はスペーサ糸は、互いに向きを合わせても向きを合わせなくてもよく、非常に異なる材料から構成される。スペーサウェブ及び/又はスペーサ糸を編布、織布又は組み紐として構成することが特に有利であることが判明した。しかしながら、同様に、スペーサ糸及び/又はスペーサウェブをウールのように向きを合わせずに配置することも考えられる。さらに、従来技術と比較してそのような編布、織布又は組み紐は貫流する空気に暖気/冷気を放散するために、空気が循環する表面積が全体的に大きいことが分かるであろう。
伝導性が良好な金属、例えば、アルミニウム又は銅合金などから通気層の構造を製造することが特に有利であることが示された。そのような金属糸は、循環している空気に暖気及び/又は冷気を放散するために特に好適である。空気が循環する複数のスペーサ糸、スペーサワイヤ及び/又はスペーサウェブの表面積が大きい結果、非常に効果的な加熱及び/又は冷却装置をもたらし得る。
スペーサウェブ、スペーサワイヤ又はスペーサ糸から造られた上述の構造はさらに、前記スペーサウェブ、スペーサワイヤ又はスペーサ糸を伸縮自在に弾性的に構成してもよい利点を有する。その結果、通気層、及び/又は加熱及び/又は冷却層と通気層とで構成されたサンドイッチ体全体を対応して単純な態様で、組立スペース、例えば換気層の吸気ダクトに適合させることが可能となる。これに関連して、加熱層を、薄層で変形可能な、好ましくは弾性層の形態の抵抗加熱体として構成することが特に有利であることが判明した。同様に、そのような薄層で変形可能な、好ましくは弾性の冷却層も、単独で又は加熱層と組み合わせて考えられる。
加熱及び/又は冷却層に暖気及び/又は冷気伝導性が良好な被覆層が関連付けられる場合に、特に高い加熱層の加熱能力及び/又は冷却層の冷却能力を達成し得、それにより、生じた暖気/冷気は加熱又は冷却層の内部に均一に分散される。この場合、特に、例えばアルミニウム又は銅合金製の金属膜又は金属シートが、好適であることが示されている。
加熱及び/又は冷却装置の特に効果的なサンドイッチ体が、少なくとも3つの通気層が設けられて、中心通気層と外側通気層との間にそれぞれ1つの加熱及び/又は冷却層が配置されることによって生じる。それゆえ、中心通気層には、側面にあるこれらの両方の加熱及び/又は冷却層から暖気及び/又は冷気が与えられるので、中心層を貫流する空気流は、特に迅速に加熱及び/又は冷却され得る。したがって、2つの外側通気層には隣接する加熱及び/又は冷却層によってのみ暖気及び/又は冷気が供給されるので、この領域においては、前記外側通気層を貫流する空気流の加熱及び/又は冷却は低減される。したがって、とりわけ、前記サンドイッチ体の周囲の構成部品、例えばハウジング又はそれに隣接する追加の部品などをオーバーヒーティングすることがないことが保証される。
複数の層を組み合わせてサンドイッチ体を形成することで、例えば各層の個別のスペーサウェブ、スペーサワイヤ又はスペーサ糸の間隔及び向きを可変とすることによって、その流れ抵抗を変えられるようにさらに設計してもよい。
最も単純な実施形態では、加熱及び/又は冷却層と通気層とで構成されたサンドイッチ体は、平面的な設計である。この場合、通気層、及びその間に配置された加熱及び/又は冷却層の数は、いずれの態様で選択及び/又は拡張してもよい。サンドイッチ体は、いずれの外形寸法を有してもよい。さらに、通気層と加熱及び/又は冷却層とで構成されたサンドイッチ体は、実質的に螺旋形状でもよく、断面においていずれの直径にも拡張できるように構成してもよい。
本発明のさらなる利点、特徴及び詳細は、以下の好ましい実施形態の説明から、ならびに図面を参照して明らかとなる。
図1においては、座面(座面部)10及び背もたれ12を備える自動車の座席を、その縦断面に沿った概略的断面図で示す。この実施形態では、座面10及び背もたれ12はそれぞれ、パッド18及び/又は20にそれぞれ組み込まれる1つの換気装置14及び/又は16を備える。座面10は、例えば合成材料から形成されたパッド支持シェル24を有するシートフレーム22(詳細には図示せず)を備え、その上に下部パッド層26をパッドの最下層として載置する。この実施形態では、下部パッド層26は、発泡材料から形成され、パッド支持シェル24の全長及び全幅に延在する。下部パッド層26には換気装置14の換気層28を載置し、この実施形態では換気層28も、座面部分10及び/又はパッド支持シェル24のほぼ全長にわたって延在する。態様は以下詳細には説明しないが、空気が換気層の内部を循環及び/又は貫流し得るために、この実施形態では前記換気層を、例えば独国特許発明第198 05 178C2号明細書から公知のものなどの、目の粗いスペーサ編布から形成する。換気層28の上には圧力分配層30を置く。圧力分配層は、不織材料又は開放気孔発泡材料で構成され、透湿性であるように構成される。シート乗員側に面した座面10のパッド18の表面にわたって、この実施形態では革で構成されかつ均一に穿孔されたパッドカバー32を張りわたす。パッドカバー32と圧力分配層30との間には、薄い発泡材料などで形成されたカバー充填材35を組み込んでもよい。
この実施形態では、座面10の換気装置14は、4つの小型ファン34を備え、そのうちの2つを図1に示す。ファン34は、換気層28のためのそれぞれ対応する吸気ダクト36に配置され、2つの吸気ダクト36を、下部パッド層26のシリンダー状の凹部から実質的に形成する。吸気ダクト36に適応される開口部は、パッド支持シェル24の切抜き部である。この場合、ファン34を、それぞれ対応する吸気ダクト36の下端に配置する。矢印で示すように、空気が、ファン34を介して座面10の下部から吸い込まれ、吸気ダクト36を介して換気層28に吹き込まれる。ファン34によって吹き込まれた空気は、換気層28を吸気ダクト36から空気吹出ダクト38まで貫流する。空気吹出ダクトは、この実施形態では座面10のパッド18の前端部及び後端部に設けられる。それゆえ、ファン34によって換気層28に吹き込まれる比較的乾燥した空気は、その経路に沿って空気吹出口38まで、シート乗員からパッドカバー32内部の孔、透湿性の圧力分配層30、及びおそらく圧力分配層30とパッドカバー32との間のカバー充填材35を介して換気層28に到達する水分を吸収する。それゆえ、換言すれば、換気層の内部を循環する空気を使用して、シート乗員によって分泌された水分を運び去って、シート乗員にとって快い着座状態をもたらす。この実施形態では、吸気ダクト36の近傍において、換気装置14は複数の加熱及び/又は冷却装置40を備える。その運転モード及び構成を以下詳細に説明する。加熱及び/又は冷却装置40によって、換気層28の内部を循環する空気を、シート乗員が所望の温度に設定してもよい。所望の設定に依存して、冷風又は温風によってパッド18、20全体が暖められるか又は冷却される。背もたれ12から、背もたれキャリア(図示せず)によって保持されかつパッド20の後ろに離間して配置される後部パネル部材42が実質的に見える。パッド20は、発泡材料、ゴム引き毛(rubberized hair)などで形成された後部パッド層44、これも発泡材料で形成された、前方に配置されたカバー層46、その上に配置された、目の粗いスペーサ編布などで形成された換気層48、それを覆って配置された、発泡材料又は不織材料で形成された追加のカバー層50、ならびにシート乗員側に面するパッドカバー52で実質的に構成される。背もたれ12の上方の領域では、吸気ダクト56の端部に配置されたファン54が見えてもよい。座面10に関連して既に説明した吸気ダクト56を介して、順次換気層48に空気が吹き込まれ、この場合、吸気ダクト56の近傍に、換気層48を貫流する空気を調整するための加熱及び/又は冷却装置58がまた設けられる。換気層48に入り込んだ空気は、背もたれ12の下端にある空気吹出口60を介して背もたれ12から再び出てもよい。この実施形態では、空気の吸込みは、後部パネル部材42とパッド20との間の中間領域を介して起こり、パネル部材42の下端に空気吸込口62が見える。
図2では、概略的拡大断面図において、図1のIIで囲まれた部分の詳細を示し、これから、特に座面10のパッド18の換気層28の内部への加熱及び/又は冷却装置40の組み込みが見える。特に、加熱及び/又は冷却装置40がサンドイッチ体64を備え、その構成は、図3aと3bを併せて見ると明瞭であることがわかる。
図3aは、加熱及び/又は冷却装置40のサンドイッチ体64の概略的断面図を示す。しかしながら、この実施形態では、それは単に加熱装置として設計される。この場合サンドイッチ体64は、以下詳細に説明する中心通気層66、2つの外側通気層68ならびに2つの加熱層70で形成される。加熱層70の代わりに又はそれに加えて、類似の態様で形成された冷却層を使用して、換気装置14の加熱機能に加えて冷却機能を実装してもよい。サンドイッチ体64の周囲は、すなわち空気吸込及び空気吹出側を除いて、好ましくは合成材料で構成されるハウジング72に取り囲まれる。そのようにする代わりにサンドイッチ体64を、ハウジング72を用いずに形成し、換気層28に配置してもよい。ファン34によって生成された空気流が3つの通気層66、68を貫流する。中心通気層66とそれぞれ関連する外側通気層68との間に配置された加熱層70はそれぞれ、電流が供給されかつこの場合、薄層の変形可能な弾性層74として構成され得る抵抗加熱体を備える。冷却層として構成された層を、例えばペルチェ素子を備えて類似の態様で形成できる。熱伝導性が良好な被覆層76を、2つの加熱層70に関連付けて設けてあり、その加熱層は、それぞれ、中心通気層66の広い面に取り付けられ、好ましくは熱伝導性が良好な金属薄膜又は金属シートでできており、特にアルミニウム又は銅合金製である。この実施形態では、全層66、68、74、76を、平面的に及び互いに密接させて構成する。
サンドイッチ体64の上流に取り付けられたファン34によって空気流が生成される場合には、前記空気流は、サンドイッチ体64のそれぞれ狭い面(断面に当たる側)を介して、中心通気層66ならびに2つの外側通気層68に入る。この実施形態では、3つの通気層66、68は、以下図6a及び6bを参照して詳細に説明する、複数のスペーサ糸及び/又はスペーサウェブで構成されるスペーサ編布から形成される。この場合スペーサ糸及び/又はスペーサウェブは、空気流の流れ方向を実質的に横断して及び/又は通気層66、68の広い面を横断して延在する。そのようなスペーサ編布の代わりに、複数のスペーサ糸などから形成される織布、組み紐又はウールタイプのパターンも使用してもよい。換言すれば、スペーサウェブ及び/又はスペーサ糸を、互いに向きを合わせて、あるいはウールによくあるように、互いに向きを合わせずに配置してもよい。したがって、ファン34によって生成された空気流は、個別の通気層66、68を貫流する場合には、スペーサ糸及び/又はスペーサウェブで頻繁に偏向され、個別の通気層66、68内では短い経路の後に既に乱拡散流が確立される。層流と比べて、スペーサ糸及び/又はスペーサウェブによって生じた前記拡散流は、対応する通気層66、68の内部に長く留まり、したがって、抵抗加熱層74及び被覆層76から構成される加熱素子70を介して暖気(及び/又は冷却層では冷気)をより吸収し得る。個別の通気層66、68の内部の空気流の拡散分布は、個々の境界層が個別の加熱層70と接触するだけでなく、さらに、空気流を混合することによって効率的で均一な分布を達成できるという結果ももたらす。
2つの外側通気層68がそれぞれ、中心層66に向くそれらの広い面において、加熱層70及び/又はその抵抗加熱層74と接触しているという事実のために、所望であれば、個別の外側通気層68を通過する2つの空気流を、中心通気層66を通過する空気流よりも加熱しない(及び/又は冷却層70では冷却しない)ことを達成してもよい。その結果、換気層28の周辺層が、中心領域のような高温にさらされないということを達成し得る。換言すれば、通気層68を貫流する2つの空気部分流が、中心の、より暖かい空気部分流の熱絶縁体のような役割を果たす。
さらに、中心通気層66は、前記層の側面にある2つの外側通気層68よりも高い流れ抵抗を有してもよい。高い流れ抵抗は、中心通気層66のスペーサ糸及び/又はスペーサウェブをより密接させて配置し、ゆえに編布又は織布全体を、2つの外側通気層68の構造よりも目が細かく及び/又は密に形成することによって達成される。その結果、通気層66、68の吸込側における全空気流の流入速度が同じである場合、中心層66を通る空気部分流は、2つの外側層68を通過する2つの空気部分流よりも前記中心層をゆっくりと貫流することが達成される。したがって、速度が異なる結果、個々の空気流によってより多い又はより少ない暖気(及び/又は冷却層においては冷気)が吸収され得る。さらに、出口側では、任意に空気流全体の所望の層化、すなわち中心の暖かい空気流と、2つの外側の、中心よりもわずかに暖かくない空気流とを有することを達成し得る。
図3bは、サンドイッチ体64のさらなる実施形態の概略的断面図を示す。点線で示すように、サンドイッチ体64は、中心通気層66を1つ以上にすることによって拡張でき、その厚さを変えることができる。ここで示す実施形態においては、個々の層66、68の間にそれぞれ少なくとも1つの加熱及び/又は冷却層70を設けて、3つの中心層66ならびに外側にある1つの個別の外側層68を配置する。それゆえ、サンドイッチ体64をハウジング72の内部に配置する。図3bにおいて、一番上の加熱層70は図3aによる一番上の加熱層70と同一であるが、上から見て、上から2番目及び上から3番目の加熱層70’、70”は、それぞれ異なる構成を有する。上下にある中心層66に直接取り付けられた上から2番目の加熱層70’においては、熱伝導性が良好な金属シート又は金属膜から形成した1つの個別の被覆層76が設けられる。それぞれ1つの抵抗加熱層74が、2つの被覆層76のそれぞれに関連付けられる。上から3番目の加熱層70”の構成は上から2番目加熱層70’のこの構成とは異なり、2つの抵抗加熱層74の代わりに、1つのみを2つの被覆層76の間に配置して、前記2つの被覆層76を加熱する。
図4aは、吸気ダクト36の内部のサンドイッチ体64が換気層28と関連付けられる、座面10のパッド18を通る概略的拡大断面図を示す。このようにするために、吸気ダクト36をパッド18から側方向に及び下方に移動させる。全体として、吸気ダクト36は略L字形の管状コネクタとなる。パッド18から離れた吸気ダクトの自由端において、開口部78を介してエアダクト36に新鮮な空気を供給し得るファン34を設ける。サンドイッチ体64を図2及び3aのサンドイッチ体にしたがって設計するので、詳細に説明する必要はない。ファン34によって生じた空気流はサンドイッチ体64を貫流後、矢印に示すように、換気層28に入って、空気吹出口38に向かってあらゆる方向へ広がる。良好な制御性を達成するために、サンドイッチ体64の下流に公知の温度センサ(図4には図示せず)を配置して、それにより空気流の温度を測定し、前記温度を制御ユニットに転送することを提供してもよい。
図4bも、例えば図5a及び5bにしたがって形成されたサンドイッチ体64が換気層28の吸気ダクト36の内部に配置された、座面10のパッド18を通る概略的拡大断面図を示す。換言すれば、加熱及び/又は冷却装置40のサンドイッチ体64は、パッド支持部分24及び下部パッド層26にある凹部によって形成された吸気ダクト36の内部に配置されるので、パッド層26によって取り囲まれる。それゆえ、ファン34をパッド支持部分24の下面に締結する。
図5aは、吸気ダクト36の内部に配置されたサンドイッチ体64の概略的斜視図を示す。サンドイッチ体64は、実質的に加熱層70と通気層66とで構成され、断面が略円形の螺旋形を形成するように巻かれている。通気層が加熱層70の周囲をすっかり取り囲むように、前記通気層66を構成する。次に加熱層70は、好ましくは金属膜又は金属シートで形成された被覆層76によって、両方の広い面においてそれぞれ覆われている抵抗加熱層74から構成される。この場合においても、通気層66の中心部分の両方の広い面において、加熱層70が側面にあることが分かるであろう。したがってこれらの領域において、空気流を強力に加熱することが可能となる。
したがって、通気層66の外側領域を貫流する空気流の部分は、上述の全体の空気流の内部部分ほど加熱されない。それゆえ、その結果、断面から見て、中心の空気部分流が、空気流の外側部分よりも強力に加熱され、空気流全体の層化も可能となる。通気層30も、可変の流れ抵抗を有する複数の部分を含んでもよいことが明白である。さらに、この場合、加熱層70の代わりに又はそれに追加して冷却層を設けてもよい。
図5b及び5cそれぞれにおいて、サンドイッチ体64の概略的断面図を示す。この場合サンドイッチ体64は、全体として断面が略円形及び/又は楕円形でありかつ加熱層70によって周囲を囲まれる中心通気層66を備える。加熱層70は、金属シート又は金属膜で形成された通気層66の外周側に取り付けられた被覆層76を備え、次にその外側が抵抗加熱層74によって取り囲まれる。加熱層70の外側の周囲に、外側通気層68を設ける。
図6a及び6bでは、通気層66、68の可能な構造80の概略的平面図及び/又は図6aの線VIb−VIbに沿った概略的断面図を示す。この場合、構造80は、上部及び下部の広い面において、ハニカム構造の形態の1つの個別の被覆層を包囲する、いわゆるスペーサ編布から構成される。上部被覆層82と下部被覆層82との間に複数のスペーサ糸及び/又はスペーサウェブ84が延在し、それは、2つの被覆層82の実質的に横断方向に延在する。この場合、スペーサ糸及び/又はスペーサウェブ84の互いに対する向き及び間隔によって、構造80の流れ抵抗を変えてもよく、したがって構造80を通過する空気流の流速を設定してもよい。この実施形態では、スペーサ糸又はスペーサウェブ84は、特に、合成材料からできていてもよい。特定の実施形態では、スペーサ糸又はスペーサウェブ84の代わりに、好ましくはアルミニウム合金又は銅合金などの熱伝導性が良好な金属製のスペーサワイヤなどを使用してもよい。金属ワイヤも、空気流の乱流及び/又は拡散流においてとりわけ容易に、加熱及び/又は冷却層40によって生じた暖気及び/又は冷気の温度を上昇させることができる点において、そのような金属ワイヤは合成糸と比較して利点を有する。
図7a及び7bでは、さらなる実施形態による通気層66、68の構造80の概略的平面図及び/又は図7aにおける線VIIb−VIIbに沿った層状の概略図を示す。この場合、スペーサウェブ及び/又はスペーサワイヤ86は、構造80の2つの広い面に対して垂直に延在する。この場合、図7aに示すようにスペーサウェブ及び/又はスペーサワイヤ86を、互いに列をなして配置する。
図8a及び8bでは、構造80の2つの広い面の間にスペーサウェブ88が実質的に矩形断面で延在する、さらなる構造80の概略的平面図及び/又は図8aにおける線VIIIb−VIIIbに沿った概略的断面図を示す。しかしながら、代替的な実施形態においてスペーサウェブ88の配置を平面図で示す図9と共に示すように、ウェブを、通気層を貫流する空気流の流れ方向に対して長手方向に、横断方向に又は、斜め方向に位置合わせしてもよいことが分かる。
最後に、図10a及び10bは、スペーサ糸、スペーサウェブ又はスペーサワイヤが、ウールのように互いに向きを合わせられていない構造80の概略的平面図及び/又は図10aにおける線Xb−Xbに沿った断面図において示す。この場合スペーサ糸、スペーサウェブ又はスペーサワイヤは、特に、合成材料又は金属製でもよい。
Claims (15)
- 自動車の座席であって、その背もたれ(12)及び/又は座面(10)が、換気層(28;48)と、前記換気層(28;48)を貫流する空気を加熱及び/又は冷却するための加熱及び/又は冷却装置(40;58)とを備える換気装置(14;16)を有するパッド(18;20)を備え、
前記加熱及び/又は冷却装置(40;58)は、少なくとも1つの加熱及び/又は冷却層(70、70’、70”)と、少なくとも1つの通気層(66、68)とを有するサンドイッチ体(64)を備え、前記通気層(66、68)は、前記空気流を乱流及び/又は拡散流に変換することができる構造(80)を有することを特徴とする自動車の座席。 - 前記加熱及び/又は冷却装置(40)が、前記換気層(28)の内部に配置され、前記サンドイッチ体(64)の厚さが、前記換気層(28)に少なくとも実質的に適合されることを特徴とする請求項1に記載の自動車の座席。
- 前記加熱及び/又は冷却装置(40)が、前記換気層(28)の吸気ダクト(36)の内部に配置されることを特徴とする請求項1に記載の自動車の座席。
- 前記加熱及び/又は冷却装置(40)の下流に温度センサが配置されることを特徴とする請求項3に記載の自動車の座席。
- パッド層(26)によって取り囲まれた前記加熱及び/又は冷却装置(40)が、前記換気層(28)の前記吸気ダクト(36)の内部に配置されることを特徴とする請求項3あるいは4に記載の自動車の座席。
- 前記加熱及び/又は冷却装置(40)が、前記パッド(18)のパッド層(26)の外側に配置された前記換気層(28)の前記吸気ダクト(36)のダクト部分の内部に配置されることを特徴とする請求項3あるいは4に記載の自動車の座席。
- 前記通気層(66、68)の前記構造(80)が、複数のスペーサ糸(84)、スペーサウェブ(88)、スペーサワイヤ(86)などを含むことを特徴とする請求項1に記載の自動車の座席。
- 前記通気層(66、68)の前記構造(80)が、編布から形成されることを特徴とする請求項1に記載の自動車の座席。
- 前記通気層(66、68)の前記構造(80)が、織布から形成されることを特徴とする請求項1に記載の自動車の座席。
- 前記通気層(66、68)の前記構造(80)が、組み紐から形成されることを特徴とする請求項1に記載の自動車の座席。
- 前記通気層(66、68)の前記構造(80)が、ウール、特にメタルウールのように向きを合わせずに設計されることを特徴とする請求項1に記載の自動車の座席。
- 前記通気層(66、68)の前記構造(80)が、わずかに変形可能であるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の自動車の座席。
- 前記加熱及び/又は冷却層(70)に、暖気及び/又は冷気伝導性が良好な被覆層(76)が関連付けられ、被覆層は、前記加熱及び/又は冷却層(70)と前記通気層(66、68)との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の自動車の座席。
- 前記サンドイッチ体(64)が、少なくとも3つの通気層(66、68)を備え、それぞれ中心通気層(66)と外側通気層(68)との間に1つの加熱及び/又は冷却層(70)が配置されることを特徴とする請求項1に記載の自動車の座席。
- 前記中心通気層(66)の前記構造(80)が、前記外側通気層(68)の前記構造(80)よりも高い流れ抵抗を有することを特徴とする請求項14に記載の自動車の座席。
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