JP2009302358A - ソレノイド駆動装置及びソレノイドアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁コイルの小型化及び過熱防止を図っても、製造コストの高騰を回避できるソレノイド駆動装置及びソレノイドアクチュエータの提供。
【解決手段】電流制御用直流抵抗素子18と並列にトランジスタ21を接続し、且つ、コンデンサ22に直列に接続した起動制御用直流抵抗素子23の電圧降下でトランジスタ21を駆動し、これにより、コンデンサ22に電荷が貯まるまで、起動制御用直流抵抗素子23に電圧降下が生じ、トランジスタ21が閉状態となるので、電流制御用直流抵抗素子18が短絡され、電磁コイル11に大きな電流が流れてプランジャが吸引される一方、細い巻き線を採用しても、電磁コイル11が過熱する前に、コンデンサ22に電荷が貯まり、電流制御用直流抵抗素子18の短絡状態が解除されるので、簡単な回路で電磁コイル11の過熱を防止でき、製造コストの高騰も回避できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電磁コイルに励磁電流を流すとプランジャが電磁コイルの内部に吸引され、この状態で励磁電流を遮断すると、弾性体の弾性力によって、プランジャが電磁コイルの外部へ押し出されるように形成されたソレノイドアクチュエータに駆動電圧を印加するソレノイド駆動装置、及び、このソレノイド駆動装置が一体的に設けられているソレノイドアクチュエータに関する。
従来から、自動的に作動する機械等では、可動部位を作動させる操作機として、電磁コイルの電磁力で鉄心を吸引駆動するソレノイドアクチュエータが利用されている。
例えば、パチンコ機等の遊技機では、電動チューリップ等の電動役物の開閉を行わせる操作機として利用されている。また、自動車では、燃料タンクからエンジンへ燃料を供給するポンプの操作機としてソレノイドアクチュエータが利用されている。
機械産業界において、様々な構造のソレノイドアクチュエータが利用されているが、これらのソレノイドアクチュエータは、いずれも電磁コイルの電磁力で鉄心を吸引する基本構造を有する点で共通しており、用途に応じた改良が加えられている部分が相違している。
ここで、最も簡単な構造のソレノイドアクチュエータの一つとして、電磁コイルの電磁力でプランジャを吸引する一方、吸引したプランジャを元の位置へ復帰させるのに、弾性体の弾性力を利用する弾性復帰式のソレノイドアクチュエータが知られている。
更に詳しく説明すると、弾性復帰式のソレノイドアクチュエータには、励磁電流が流れると磁界を発生する電磁コイルと、発生した電磁力によって電磁コイルの内部に吸引されるプランジャと、吸引したプランジャを元の位置へ復帰させる弾性体であるバネとが設けられている。
そして、弾性復帰式のソレノイドアクチュエータは、その電磁コイルに励磁電流が流される、電磁コイルが電磁力を発生し、発生した電磁力がバネの弾性力に抗して電磁コイルの内部にプランジャを吸引するようになっている。
一方、弾性復帰式のソレノイドアクチュエータは、電磁コイルに流れていた励磁電流を遮断すると、電磁力が消滅し、バネの弾性力が電磁コイルの内部に吸引されていたプランジャを、電磁コイルの外部に押し出すようになっている。
このようなソレノイドアクチュエータとしては、連続的な電流の流通により電磁コイルに熱が発生しても、電磁コイルの電気絶縁性能が劣化する温度まで達しないようにする発熱対策として、大型に設計され、これにより、熱容量及び熱発散量が確保され、長時間に渡ってプランジャの吸引状態を連続的に維持できる連続作動用のソレノイドアクチュエータと、電流の断続的な流通により、電磁コイルで発生する熱に対して前述のような発熱対策を取る必要のない間欠作動用のソレノイドアクチュエータとが利用されている。
このうち、間欠作動用のソレノイドアクチュエータは、電気絶縁性能が劣化する温度に到達する前に電流が遮断され、電磁コイルで発生する熱に対して前述のような発熱対策を取る必要がないので、当該発熱対策のために熱容量及び熱発散量を確保する必要もなく、全体を小型化することができるうえ、電磁コイルの巻き線抵抗も小さく、大きな電流を流すことができるので、大きな励磁電流を流すことにより、大きな駆動力を確保することもできる。
ここで、間欠作動用のソレノイドアクチュエータの電磁コイルに励磁電流を流し続けることができれば、連続作動用のソレノイドアクチュエータを小型化することができるが、実際には、励磁電流を間欠作動用のソレノイドアクチュエータを連続作動用のソレノイドアクチュエータとして使用すると、発熱対策がなされていないので、プランジャの吸引状態を維持しているうちに、電磁コイルが過熱して壊れてしまう。
一方、電磁コイルの過熱・破壊を防ぐために、プランジャ移動時に、プランジャを移動するのに必要な大きな電流を投入コイルに流し、プランジャの移動完了後に、プランジャの吸引状態を維持するのに充分な大きさの電流値に低減させるソレノイド駆動装置を設けた電磁石装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この電磁石装置について更に詳しく説明すると、ソレノイドアクチュエータには、プランジャを電磁力で吸引する、換言すると、プランジャを電磁力で内部に移動させるための電磁コイルである投入コイルと、この投入コイルとは別に、プランジャの吸引状態を維持するための電磁コイルである保持コイルとが設けられている。
また、ソレノイド駆動装置には、保持コイルに並列接続されるとともに、通常は閉状態とされ、ゲートに所定の電圧信号が入力されると、閉状態から開状態に移行して、保持コイルの両端を短絡するスイッチング素子と、駆動電圧が印加されると、内部に形成された積分要素が動作を開始し、所定の積分時間が経過すると、スイッチング素子のゲートに所定の電圧信号を出力するゲート回路とが設けられている。
このような電磁石装置によれば、駆動電圧の印加が開始されると、当初はスイッチング素子が閉状態なので、保持コイルがバイパスされ、投入コイルに大きな励磁電流が流れ、これにより、プランジャがバネ等で付勢されていても、バネ等の付勢力よりも強い電磁力でプランジャを投入コイルの内部に移動させることができる。なお、駆動電圧の印加が開始されると、ゲート回路のスイッチング素子を開状態に移行させるので、積分要素も動作を開始する。
この後、所定の積分時間が経過すると、ゲート回路がスイッチング素子のゲートに所定の電圧信号を出力し、スイッチング素子が閉状態から開状態に移行し、保持コイルのバイパスが解除され、投入コイルに保持コイルが直列に接続された状態となる。すると、電源側から見た抵抗が増大するので、これにより、プランジャの吸引状態を保持可能な電磁力を維持できる程度に、保持コイルに流れる電流が小さくなり、コイルの過熱を防止することができる。
特開2001−250717号(図1及び図3)
前述のようなソレノイドアクチュエータでは、投入コイル及び保持コイルの二つの電磁コイルをソレノイドアクチュエータに形成する必要があるので、電磁コイルの小型化が困難となるとともに、ソレノイドアクチュエータの製造コストが嵩むうえ、ソレノイド駆動装置に設けられているゲート回路は、直流抵抗素子、静電容量素子、トランジスタ、及び、比較器等の多くの素子を含んだ回路となるので、素子数の多さからゲート回路の製造コストも嵩んでしまう。このため、電磁コイルの過熱を防止しようとすると、電磁コイルの小型化が困難となるとともに、ソレノイドアクチュエータの製造コストが高騰してしまう、という問題がある。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、電磁コイルの小型化及び過熱防止を図っても、製造コストの高騰を回避できるソレノイド駆動装置及びソレノイドアクチュエータを提供することである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、前述の目的を達成するためになされたものである。以下に、各発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載された発明は、弾性体(2)と係合するとともに、この弾性体(2)の弾性力によって所定方向に付勢されているプランジャ(12)と、駆動電圧の印加によって励磁電流が流れると磁力を発生し、この磁力で前記プランジャ(12)を前記弾性体(2)の弾性力に抗して吸引する電磁コイル(11)とを備えたソレノイドアクチュエータ(1, 1A)に駆動電圧を印加するソレノイド駆動装置(14,34,34C,54)であって、前記電磁コイル(11)に直列に接続された電流制御用直流抵抗素子(18)と、駆動電圧の印加開始時には、前記電流制御用直流抵抗素子(18)の両端を短絡するとともに、駆動電圧の印加開始から所定時間が経過すると、前記電流制御用直流抵抗素子(18)の両端の短絡状態を解除する起動制御回路(20, 40)とを備え、前記起動制御回路(20, 40)が前記電流制御用直流抵抗素子(18)の両端を短絡状態にすると、前記弾性体(2)の弾性力に抗して前記プランジャ(12)を吸引可能な磁力を発生するのに充分な起動励磁電流が前記電磁コイル(11)に流れ、前記起動制御回路(20, 40)が前記電流制御用直流抵抗素子(18)の両端の短絡状態を解除すると、前記電流制御用直流抵抗素子(18)が前記電磁コイル(11)に流れる電流を小さくし、起動励磁電流の流通によってなされた前記プランジャ(12)の吸引状態を維持でき、且つ、所定の連続励磁時間を超えて連続的に流すことができる大きさの連続励磁電流が前記電磁コイル(11)に流れるように形成されていることを特徴とするものである。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、前述した請求項1に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記起動制御回路(20, 40)に、前記電流制御用直流抵抗素子(18)と並列に接続され、開状態から閉状態に移行すると、当該電流制御用直流抵抗素子(18)の両端を短絡するスイッチング素子(21, 41)と、前記電磁コイル(11)に励磁電流を流すために当該電磁コイル(11)への駆動電圧の印加を開始すると、電荷の蓄積を開始し、電荷の蓄積に伴って内部を流れる電流を徐々に減少させていく静電容量素子(22, 42)と、この静電容量素子(22, 42)と直列に接続されている起動制御用直流抵抗素子(23, 43)とが設けられ、前記スイッチング素子(21, 41)は、所定の制御電圧が印加される制御端子(21B, 41B)を備え、この制御端子(21B, 41B)が前記静電容量素子(22, 42)と前記起動制御用直流抵抗素子(23, 43)との接続点に接続されるとともに、この制御端子(21B, 41B)に印加されている制御電圧が所定値よりも小さくなると閉状態から開状態へ切り換わり、前記電流制御用直流抵抗素子(18)の両端の短絡状態を解除するように形成されていることを特徴とする。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、前述した請求項1に記載のソレノイド駆動装置が一体的に設けられたソレノイドアクチュエータであり、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項3記載の発明は、弾性体(2)と係合するとともに、この弾性体(2)の弾性力によって所定方向に付勢されているプランジャ(12)と、駆動電圧の印加によって励磁電流が流れると磁力を発生し、この磁力で前記プランジャ(12)を前記弾性体(2)の弾性力に抗して吸引する電磁コイル(11)とを備えたソレノイドアクチュエータ(1, 1A)であって、当該ソレノイドアクチュエータ(1, 1A)には、駆動電圧を印加するソレノイド駆動装置(14,34,34C,54)が一体となるように設けられ、このソレノイド駆動装置(14,34,34C,54)には、前記電磁コイル(11)に直列に接続された電流制御用直流抵抗素子(18)と、駆動電圧の印加開始時に、前記電流制御用直流抵抗素子(18)の両端を短絡するとともに、駆動電圧の印加開始から所定時間が経過すると、前記電流制御用直流抵抗素子(18)の両端の短絡状態を解除する起動制御回路(20, 40)とが設けられ、前記起動制御回路(20, 40)が前記電流制御用直流抵抗素子(18)の両端を短絡状態にすると、前記弾性体(2)の弾性力に抗して前記プランジャ(12)を吸引可能な磁力を発生するのに充分な起動励磁電流が前記電磁コイル(11)に流れ、前記起動制御回路(20, 40)が前記電流制御用直流抵抗素子(18)の両端の短絡状態を解除すると、前記電流制御用直流抵抗素子(18)が前記電磁コイル(11)に流れる電流を小さくし、起動励磁電流の流通によってなされた前記プランジャ(12)の吸引状態を維持でき、且つ、所定の連続励磁時間を超えて連続的に流すことができる大きさの連続励磁電流が前記電磁コイル(11)に流れるように形成されていることを特徴とする。
(請求項1、3の効果)
以上のように構成されている本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1、3記載の発明によれば、プランジャを磁力で吸引するための電磁コイルに電流制御用直流抵抗素子を直列に接続し、さらに、駆動電圧の印加開始時に、電流制御用直流抵抗素子の両端を短絡するとともに、駆動電圧の印加開始から所定時間が経過すると、電流制御用直流抵抗素子の両端の短絡状態を解除する起動制御回路を設け、電磁コイルに対して駆動電圧を印加し始めると、電流制御用直流抵抗素子の両端が短絡され、これにより、電圧側から見た直流抵抗値が小さくなり、プランジャを吸引するのに充分な大きさの電流が電磁コイルに流れ、プランジャの吸引が確実に実行されるようになる。
ここで、電磁コイル11が小型化され、熱容量及び熱発散量が小さくされた状態で、所望の駆動力を得るのに充分な大きさの電流、換言すると、プランジャを吸引するのに充分な大きさの電流を電磁コイルに長時間連続して流すと、電磁コイルが過熱して壊れるおそれがあっても、駆動電圧の印加開始から所定時間が経過すると、起動制御回路が電流制御用直流抵抗素子の両端の短絡状態を解除して、電圧側から見た直流抵抗値を大きくして、電磁コイルに流れる電流を小さくするので、電磁コイルの過熱が防止され、ひいては、電磁コイルの過熱による破損を未然に防止することができ、従って、電磁コイルの小型化を図ることができる。
この際、駆動電圧の印加開始と同時に電荷の蓄積を開始する静電容量素子を起動制御回路に設ければ、電荷の蓄積に伴い静電容量素子に流れる電流が小さくなる。そして、この静電容量素子に直流抵抗素子を直列に接続すれば、静電容量素子の電荷の蓄積に伴い、直流抵抗素子の電圧降下が低下していくので、この直流抵抗素子の電圧降下でスイッチング素子を制御すれば、簡単な回路で駆動電圧の印加開始から所定時間が経過したことを検出することができ、電磁コイルに流れる電流を小さくするタイミングを正確に計ることができ、従って、静電容量素子、直流抵抗素子及びスイッチング素子を含んだ素子数の少ない簡単な回路で起動制御回路を形成することができる。
このため、ソレノイドアクチュエータは、一つの電磁コイルで形成でき、二つの電磁コイルを備える必要がなくなるうえ、起動制御回路は、静電容量素子、直流抵抗素子及びスイッチング素子を含んだ素子数の少ない簡単な回路で形成でき、多くの素子を設ける必要がなくなるので、電磁コイルの小型化及び過熱防止を図っても、製造コストの高騰を回避できる。
(請求項2の効果)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2記載の発明によれば、電流制御用直流抵抗素子と並列に接続され、開状態から閉状態に移行すると、当該電流制御用直流抵抗素子の両端を短絡するスイッチング素子を設けたので、スイッチング素子を閉状態にすれば、電流制御用直流抵抗素子がバイパスされ、電圧側から見た直流抵抗値を確実に小さくすることができ、プランジャを吸引するのに充分な大きさの電流を電磁コイルに流すことができ、従って、プランジャの吸引を確実に実行することができる。
ここで、電磁コイルへの駆動電圧の印加を開始すると、電荷の蓄積を開始し、電荷の蓄積に伴って内部を流れる電流を徐々に減少させていく静電容量素子と、この静電容量素子と直列に接続されている起動制御用直流抵抗素子とを設け、静電容量素子の電荷の蓄積に伴い、起動制御用直流抵抗素子の電圧降下が低下する、換言すると、静電容量素子と起動制御用直流抵抗素子との接続点の電位が低下するようにしたので、当該接続点の電位に基づいて、駆動電圧の印加開始からの経過時間を検出すれば、当該経過時間の検出を正確に行うことができる。
そして、静電容量素子と起動制御用直流抵抗素子との接続点にスイッチング素子の制御端子を接続し、当該接続点の電位でスイッチング素子の開閉状態を制御するようにしたので、駆動電圧の印加開始から所定時間が経過すると、スイッチング素子が閉状態から開状態へ確実に切り換わり、これにより、電流制御用直流抵抗素子の両端の短絡状態の解除が確実に行われるようになる。
従って、電磁コイルが過熱する前に、電流制御用直流抵抗素子の両端の短絡状態を確実に解除することができ、これにより、電磁コイルに流れる電流も確実に小さくできるので、電磁コイルの過熱を確実に防止でき、ひいては、電磁コイルの過熱による破損も確実に防止することができる。
しかも、起動制御回路は、静電容量素子、起動制御用直流抵抗素子及びスイッチング素子を含んだ素子数の少ない簡単な回路で形成でき、多くの素子を設ける必要がなくなるので、電磁コイルの過熱防止を図っても、製造コストの高騰を回避できる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態である実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
(図面の説明)
図1及び図2は、本第1実施形態を示すものであり、図1は、本第1実施形態に係るソレノイドアクチュエータを示す斜視図、図2は、本第1実施形態に係るソレノイドアクチュエータを示す電気回路図である。
(ソレノイドアクチュエータの概要)
本第1実施形態に係るソレノイドアクチュエータ1は、電磁コイル11が発生する電磁力で鉄製のプランジャ12を吸引するものである。
すなわち、ソレノイドアクチュエータ1は、図1に示すように、プランジャ12の先端部がテンションスプリング2に連結され、テンションスプリング2の張力に抗して、電磁コイル11がプランジャ12を吸引するものとなっている。なお、図1において、テンションスプリング2は、プランジャ12との連結部分のみが示され、他の部分についは図示が省略されている。
テンションスプリング2は、テンションスプリング2と係合するコイル状の弾性体であり、その弾性力(張力)によってプランジャ12を所定方向、具体的には、図1中右方向に付勢している。
電磁コイル11は、両端に径方向外側に広がる鍔部11A が形成された円筒状のボビン11B に、エナメル線等の絶縁被覆導線が巻回され、駆動電圧の印加によって絶縁被覆導線に励磁電流が流れて磁力を発生するものである。ボビン11B の中心には、プランジャ12が挿通可能な挿通路(図史略)が形成されている。
また、電磁コイル11には、プランジャ12の吸引力を強めるために、側面形状が「コ」字形のヨーク13が取り付けられている。このヨーク13は、「コ」字形の背の部分から同じ方向へ延びる一対の腕部13A と、これらの腕部13A の端部を相互に連結している連結部13B とを備えたものとなっている。
ヨーク13の連結部13B は、ボビン11B の図1中左側の端面を覆うものとなっている。また、一対の腕部13A の各々は、その間に電磁コイル11を挟んだ状態で、連結部13B が配置されている電磁コイル11の一端から、反対側の他端まで延びたものとなっている。
プランジャ12は、円柱棒状の鉄製の部材であり、電磁コイル11に励磁電流を流すことで発生する磁力により、ボビン11B の挿通路の奥へ向かって吸引され、電磁コイル11の磁力が消滅すると、テンションスプリング2の張力でボビン11B の挿通路から外側方向へ引き出されるようになっている。
この際、ソレノイドアクチュエータ1は、電磁コイル11に励磁電流を流すと、プランジャ12がボビン11B の挿通路の奥へ向かって吸引され、プランジャ12の図1中左方の端部がヨーク13の連結部13B に当接した状態で停止し、この後も励磁電流の流通が持続されると、ヨーク13の連結部13B にプランジャ12の端部が当接した吸引状態を維持するように形成されている。
ここで、ソレノイドアクチュエータ1は、電磁コイル11に駆動電圧を印加するための駆動回路17を有するソレノイド駆動装置14が一体となるように設けられている。
ソレノイド駆動装置14は、衝撃や外力が加わっても駆動回路17が壊れないように、駆動回路17を覆うケース14A を備えたものとなっている。なお、ケース14A は、内部に起動制御回路20等を収納する箱状の部材であり、金属又は合成樹脂から形成したものである。
駆動回路17は、電磁コイルに直列に接続された電流制御用直流抵抗素子18と、トランジスタ等の能動素子と直流抵抗素子等の受動素子とを組み合わせた起動制御回路20(図2参照)と備えたものとなっている。
ソレノイド駆動装置14は、ソレノイドアクチュエータ1を駆動する駆動電圧を受けるための端子15A, 15Bを有するジャック14B がケース14A の表面に形成されたものである。ソレノイドアクチュエータ1を駆動する電力は、電源線16を通じて供給されるようになっており、電源線16は、ジャック14B と嵌合するプラグ16A が先端に設けられたものとなっている。
なお、ソレノイド駆動装置14は、ソレノイドアクチュエータ1に設けられているヨーク13の一方の腕部13A の平面形状に応じたサイズの直方体状に形成され、当該腕部13A の表面に固定されている。
図2には、ソレノイド駆動装置14に設けられている駆動回路17が示されている。
駆動回路17は、図2に示すように、電磁コイル11に直列に接続された電流制御用直流抵抗素子18と、電磁コイル11に並列に接続されたフリーホイールダイオード19と、駆動電圧の印加開始時に大きな電流が電磁コイル11に流れるように、回路の切り換えを行う起動制御回路20とを備えたものとなっている。
このうち、起動制御回路20は、駆動電圧の印加開始時に、電流制御用直流抵抗素子18の両端を短絡するとともに、駆動電圧の印加開始から所定時間が経過すると、電流制御用直流抵抗素子18の両端の短絡状態を解除するものとなっている。
ここで、電磁コイル11には、起動制御回路20が電流制御用直流抵抗素子18の両端を短絡状態にすると、図2の如く、弾性体の弾性力に抗してプランジャを吸引可能な磁力を発生するのに充分な起動励磁電流A(図2中破線で図示)が流れようになっている。
一方、起動制御回路20が電流制御用直流抵抗素子18の両端の短絡状態を解除すると、電流制御用直流抵抗素子18と電磁コイル11とが直列に接続状態となって流れる電流を小さくするので、電磁コイル11には、起動励磁電流Aの流通によってなされたプランジャの吸引状態を維持でき、且つ、所定の連続励磁時間を超えて連続的に流すことができる大きさの連続励磁電流Bが流れるようになっている。
さらに詳しく説明すると、起動制御回路20には、電流制御用直流抵抗素子18と並列に接続され、開状態から閉状態に移行すると、当該電流制御用直流抵抗素子18の両端を短絡するスイッチング素子であるトランジスタ21が設けられている。
また、起動制御回路20には、電磁コイル11に励磁電流を流すために当該電磁コイル11への駆動電圧の印加を開始すると、電荷の蓄積を開始し、電荷の蓄積に伴って内部を流れる制御電流C(図2中実線で図示)を徐々に減少させていく静電容量素子であるコンデンサ22と、このコンデンサ22と直列に接続されている起動制御用直流抵抗素子23とが設けられている。
トランジスタ21は、所定の制御電圧が印加される制御端子としてのベース端子21B を備え、このベース端子21B がコンデンサ22と起動制御用直流抵抗素子23との接続点24に接続されている。
ここで、トランジスタ21は、ベース端子21B に印加されている制御電圧が所定値(例えば、0.7V)以上の場合には、そのコレクタ端子21C 及びエミッタ端子21E の間が閉状態となる一方、ベース端子21B に印加されている制御電圧が所定値よりも小さくなると、そのコレクタ端子21C 及びエミッタ端子21E の間が閉状態から開状態へ切り換わるものとなっている。
そして、ベース端子21B に加わる制御電圧は、図2の如く、端子15A, 15Bに印加されている駆動電圧をコンデンサ22と起動制御用直流抵抗素子23とで分圧した電圧であり、電源側の端子15B との間に、起動制御用直流抵抗素子23が接続されていることから、ベース端子21B に印加されている制御電圧が起動制御用直流抵抗素子23の電圧降下に等しくなっている。
一方、コンデンサ22に流れる制御電流Cは、端子15A, 15Bに駆動電圧の印加が開始された時点において当該コンデンサ22に電荷が蓄積されていないことから、この時点で最大となり、徐々に低下していく。ここで、コンデンサ22及び起動制御用直流抵抗素子23は、駆動電圧の印加開始時から所定時間が経過するまで、ベース端子21B に印加されている制御電圧を所定値よりも大きい値に維持できる時定数を形成するものとなっている。
従って、ベース端子21B に印加されている制御電圧は、端子15A, 15Bに駆動電圧の印加が時刻T1 において開始されると、駆動電圧にほぼ等しい最大電圧まで速やかに立ち上がるようになっている。
そして、駆動電圧の印加開始時刻T1 から所定時間tが経過した切換時刻T2 で、コンデンサ22への電荷の蓄積が完了すると、コンデンサ22によって電流が堰き止められることから、ほぼ0Vまで低下するようになっている。
以上において、コンデンサ22は、電荷の蓄積に伴って内部を流れる制御電流Cを徐々に減少させていく静電容量素子となっており、起動制御用直流抵抗素子23は、コンデンサ22と直列に接続されている直流抵抗素子となっている。
起動制御回路20は、以上のような電荷蓄積完了により直流電流を遮断するコンデンサ22の特性を利用して、駆動電圧の印加開始時刻T1 から所定時間tが経過する切換時刻T2 までの間、トランジスタ21のコレクタ端子21C 及びエミッタ端子21E が閉状態となり、切換時刻T2 より後は、トランジスタ21のコレクタ端子21C 及びエミッタ端子21E が開状態となるように形成されている。
これにより、端子15A, 15Bに印加される駆動電圧は、印加開始時刻T1 から所定時間tが経過する切換時刻T2 までの間、電磁コイル11のみに印加され、切換時刻T2 より後は、電磁コイル11及び電流制御用直流抵抗素子18によって分圧されるようになっている。
このため、電磁コイル11の両端には、図3に示すように、印加開始時刻T1 から所定時間tが経過する切換時刻T2 までの間、ほぼ駆動電圧に等しい駆動開始用電圧Vp が印加されるようになっている。
そして、切換時刻T2 より後、駆動電圧が電磁コイル11及び電流制御用直流抵抗素子18に分圧されることから、電磁コイル11の両端には、図3に示すように、駆動電圧から電流制御用直流抵抗素子18の電圧降下を差し引いた連続作動用電圧Vc が印加されるようになっている。
ここで、トランジスタ21のコレクタ端子21C 及びエミッタ端子21E が閉状態から開状態となるまでの所定時間tは、トランジスタ21を開状態にすることで励磁電流を低下させても、電磁コイル11の吸引力Pがテンションスプリング2の張力Wよりも弱くならないように設定されている。
すなわち、電磁コイル11がプランジャ12を吸引する吸引力Pは、電磁コイル11が発生する磁力によるものであり、図4に示すように、プランジャ12とヨーク13の連結部13B との距離であるストロークSの二乗に反比例するものとなっている。
ここで、ストロークSは、プランジャ12の図1中左方の端部とヨーク13の連結部13B との距離であり、プランジャ12の図1中左方の端部がヨーク13の連結部13B に当接する位置がプランジャ12の原点(ストロークSが「0」となる位置)となっている。
また、電磁コイル11の吸引力Pは、電磁コイル11に流れる電流が大きいほど強く、図4には、起動励磁電流Aを電磁コイル11に流した場合のストロークSと吸引力Pとの関係(図4中破線で示されている)と、連続励磁電流Bを電磁コイル11に流した場合のストロークSと吸引力Pとの関係(図4中実線で示されている)とが示されている。
テンションスプリング2の張力Wは、図4の如く、ストロークSの増加に伴って負の傾きの直線(図4中二点鎖線で示されている)上に沿って減少している。
ここで、図4において、プランジャ12がストロークSの所定値S1 よりも小さい場合には、起動励磁電流Aを電磁コイル11に流した場合でも、連続励磁電流Bを電磁コイル11に流した場合でも、電磁コイル11の吸引力Pがテンションスプリング2の張力Wよりも強くなっている。
従って、駆動電圧の印加を開始するにあたり、トランジスタ21を閉状態にして、起動励磁電流Aが電磁コイル11に流れるようにすれば、プランジャ12をテンションスプリング2の張力Wに抗して原点に向かって移動させることができる。
そして、駆動電圧の印加を開始してからストロークSが所定値S1 よりも小さくなるのに要する時間が経過した後、例えば、プランジャ12が原点位置、すなわち、吸引完了位置に到達した後、トランジスタ21を開状態にして、連続励磁電流Bが電磁コイル11に流れるようにすれば、励磁電流が少なくなっても、プランジャ12を原点まで吸引できるとともに、そのままプランジャ12を原点に吸引し続けても、電磁コイル11が過熱せず、ひいては、過熱による破損も回避できるようになる。
換言すると、駆動電圧の印加を開始してからストロークSが所定値S1 よりも小さくなるのに要する時間が経過した後に、トランジスタ21を開状態にすれば、図5に示すように、ストロークSが所定値S1 よりも大きい領域、及び、小さい領域のいずれにおいても、吸引力P(図5中実線で示されている)が張力W(図5中二点鎖線で示されている)よりも常に大きくなるので、プランジャ12を吸引して原点まで移動させることができる。
そのうえ、プランジャ12が原点に到着した時点では、電磁コイル11に流れる電流が既に連続励磁電流Bとなっているので、プランジャ12を原点に長時間留めておいても、電磁コイル11が過熱によって破損されるおそれがない。
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、プランジャ12を磁力で吸引するための電磁コイル11に電流制御用直流抵抗素子18を直列に接続し、さらに、駆動電圧の印加開始時に、電流制御用直流抵抗素子18の両端を短絡するとともに、駆動電圧の印加開始から所定時間が経過すると、電流制御用直流抵抗素子18の両端の短絡状態を解除する起動制御回路20を設け、電磁コイル11に対して駆動電圧を印加し始めると、電流制御用直流抵抗素子18の両端が短絡され、これにより、電圧側から見た直流抵抗値が小さくなって、プランジャ12を吸引するのに充分な大きさの起動励磁電流Aが電磁コイル11に流れるようになり、プランジャ12の吸引を確実に実行させることができるようになる。
ここで、電磁コイル11が小型化され、熱容量及び熱発散量が小さくされた状態で、プランジャ12を吸引するのに充分な大きさの起動励磁電流Aを電磁コイル11に長時間連続して流すと、電磁コイル11が過熱して壊れるおそれがあっても、駆動電圧の印加開始から所定時間が経過すると、起動制御回路20が電流制御用直流抵抗素子18の両端の短絡状態を解除して、電圧側から見た直流抵抗値を大きくして、電磁コイル11に流れる電流を小さくするので、電磁コイル11の過熱が防止され、ひいては、電磁コイル11の過熱による破損を未然に防止することができ、従って、電磁コイル11の小型化を容易に図ることができる。
この際、駆動電圧の印加開始と同時に電荷の蓄積を開始するコンデンサ22を起動制御回路20に設け、電荷の蓄積に伴いコンデンサ22に流れる電流が小さくなるようにしたので、コンデンサ22と、このコンデンサ22に直列に接続された起動制御用直流抵抗素子23の電圧降下が低下していくようになる。
そして、この起動制御用直流抵抗素子23の電圧降下でトランジスタ21を制御するようにしたので、簡単な回路で駆動電圧の印加開始から所定時間が経過したことを正確に検出することができるうえ、これにより、電磁コイル11に流れる電流を小さくするタイミングも正確に計ることができるようになるので、コンデンサ22、起動制御用直流抵抗素子23及びトランジスタ21を含んだ素子数の少ない簡単な回路で起動制御回路20を形成することができる。
このため、ソレノイドアクチュエータ1は、一つの電磁コイル11で形成でき、二つの電磁コイルを備える必要がなくなるうえ、起動制御回路20は、コンデンサ22、起動制御用直流抵抗素子23及びトランジスタ21を含んだ素子数の少ない簡単な回路で形成でき、多くの素子を設ける必要がなくなるので、電磁コイル11の過熱防止を図っても、製造コストの高騰を回避することができる。
また、電流制御用直流抵抗素子18と並列にトランジスタ21を接続し、トランジスタ21が開状態から閉状態に移行すると、電流制御用直流抵抗素子18の両端が短絡されるようにしたので、トランジスタ21の開状態から閉状態の移行により、電流制御用直流抵抗素子18がバイパスされ、電圧側から見た直流抵抗値を確実に小さくすることができ、プランジャ12を吸引するのに充分な大きさの起動励磁電流Aを電磁コイル11に流すことができ、従って、プランジャ12の吸引を確実に実行することができる。
ここで、電磁コイル11への駆動電圧の印加を開始すると、電荷の蓄積を開始し、電荷の蓄積に伴って内部を流れる電流を徐々に減少させていくコンデンサ22と、このコンデンサ22と直列に接続されている起動制御用直流抵抗素子23とを設け、コンデンサ22の電荷の蓄積に伴い、起動制御用直流抵抗素子23の電圧降下が低下する、換言すると、コンデンサ22と起動制御用直流抵抗素子23との接続点の電位が低下するようにしたので、当該接続点の電位に基づいて、駆動電圧の印加開始からの経過時間を検出すれば、当該経過時間の検出を正確に行うことができる。
そして、コンデンサ22と起動制御用直流抵抗素子23との接続点にトランジスタ21の制御端子であるベース端子21B を接続し、当該接続点の電位でトランジスタ21の開閉状態を制御するようにしたので、駆動電圧の印加開始から所定時間が経過すると、トランジスタ21が閉状態から開状態へ確実に切り換わり、これにより、電流制御用直流抵抗素子18の両端の短絡状態を確実に解除することができる。
従って、電磁コイル11が過熱する前に、電流制御用直流抵抗素子18の両端の短絡状態を確実に解除することができ、これにより、電磁コイル11に流れる電流も確実に小さくできるので、電磁コイル11の過熱を確実に防止でき、ひいては、電磁コイル11の過熱による破損も確実に防止することができる。
しかも、起動制御回路20は、コンデンサ22、起動制御用直流抵抗素子23及びトランジスタ21を含んだ素子数の少ない簡単な回路で形成でき、多くの素子を設ける必要がなくなるので、電磁コイル11の過熱防止を図っても、製造コストの高騰を回避できる。
[第2実施形態]
(図面の説明)
図6及び図7は、本第2実施形態を示すものであり、図6は、本第2実施形態に係るソレノイドアクチュエータを示す斜視図、図7は、本第2実施形態に係るソレノイドアクチュエータを示す電気回路図である。
本第2実施形態は、前記第1実施形態における駆動電圧の入り切りによって起動/停止の操作がなされるソレノイド駆動装置14を、駆動電圧とは別に設けた操作電圧の入り切りによって起動/停止の操作がなされるソレノイド駆動装置34としたものである。
すなわち、本第2実施形態に係るソレノイドアクチュエータ1Aは、図6に示すように、前記第1実施形態と同一構造の電磁コイル11と、この電磁コイル11に駆動電圧を印加するためソレノイド駆動装置34とを備えたものとなっている。なお、電磁コイル11は、前記第1実施形態と同一構造であるので、その詳しい説明は省略する。
ソレノイド駆動装置34は、箱状に形成されたケース34A の内部に収納されたものとなっている
ここで、ソレノイド駆動装置34は、電源線36を通じてソレノイドアクチュエータ1Aを駆動する駆動電圧Vdrが印加されるものとなっている。この電源線36には、駆動電圧Vdrを印加するための被覆導線36A と、操作電圧Vopを印加するための被覆導線36B と、駆動電圧Vdr及び操作電圧Vopを接地させる共通線である被覆導線36C とが設けられている。
電源線36の先端には、ソレノイド駆動装置34に設けられているジャック34B と嵌合するプラグ36D が設けられている。
ソレノイドアクチュエータ1Aに設けられているジャック34B は、ケース34A の表面に形成されたものであり、電源線36の被覆導線36A,36B,36Cの各々に対応した端子35A,35B,35C を有している。端子35A,35B,35C のうち、端子35A は、ソレノイドアクチュエータの駆動電圧Vdrを受けるものであり、端子35B は、操作電圧Vopを受けるものであり、端子35C は、駆動電圧Vdr及び操作電圧Vopの両方を同様に接地させるコモン端子である。
なお、ソレノイド駆動装置34は、前記第1実施形態のソレノイド駆動装置14と同様に、ヨーク13の一方の腕部13A の平面形状に応じたサイズの直方体状に形成され、当該腕部13A の表面に固定されている。
図7には、ソレノイド駆動装置34に設けられている駆動回路37が示されている。
駆動回路37は、図7に示すように、前記第1実施形態における駆動回路17と同様の電流制御用直流抵抗素子18及びフリーホイールダイオード19、並びに、前記第1実施形態における駆動回路17とは異なる起動制御回路40を備えたものとなっている。
すなわち、起動制御回路40は、ソレノイドアクチュエータ1Aの起動/停止を操作するとともに、駆動電圧Vdrの印加開始時に大きな電流が電磁コイル11に流れるように、回路の切り換えを行うものとなっている。換言すると、起動制御回路40は、ソレノイドアクチュエータ1Aの起動/停止の操作を行う操作制御部50と、電磁コイル11に流れる電流の大きさを変えるために回路の切り換えを行う回路切換部40A とを備えたものとなっている。
操作制御部50は、操作電圧Vopの印加により所定の電流が流れるように設定された操作用直流抵抗素子51と、前述の所定の電流が操作用直流抵抗素子51に流れることで閉状態となるトランジスタ52とを備えたものである。
操作用直流抵抗素子51は、一端が操作電圧Vopを受ける端子35B と、トランジスタ52のベース端子52B との両方に接続されている。また、操作用直流抵抗素子51の他端は、接地された端子35C に接続されている。
これにより、操作制御部50は、端子35B, 35Cに操作電圧Vopが印加されると、操作用直流抵抗素子51に所定の電流が流れ、操作用直流抵抗素子51に両端に所定の電圧降下が生じ、この電圧降下によって、トランジスタ52が閉状態に移行、すなわち、トランジスタ52のコレクタ端子52C とエミッタ端子52E とが導通状態となるように形成されている。
ここで、トランジスタ52は、そのコレクタ端子52C 及びエミッタ端子52E が電磁コイル11及び電流制御用直流抵抗素子18と直列となるように接続されている。
これにより、電磁コイル11及び電流制御用直流抵抗素子18は、コレクタ端子52C とエミッタ端子52E とが導通状態に移行すると、直列に接続された電磁コイル11及び電流制御用直流抵抗素子18の両方に駆動電圧Vdrが印加されて、連続励磁電流B(図7中一点鎖線で図示)が流通するようになっている。
回路切換部40A は、操作電圧Vopの印加が開始された時に、直列に接続されたトランジスタ52及び電流制御用直流抵抗素子18の両端を短絡するとともに、操作電圧Vopの印加開始から所定時間が経過すると、トランジスタ52及び電流制御用直流抵抗素子18の両端の短絡状態を解除するものとなっている。
ここで、操作電圧Vopが印加されている間は、トランジスタ52が閉状態であり、そのコレクタ端子52C とエミッタ端子52E とが導通状態にあるため、実際には、回路切換部40A は、操作電圧Vopの印加が開始された時に、電流制御用直流抵抗素子18の両端を短絡するとともに、操作電圧Vopの印加開始から所定時間が経過すると、電流制御用直流抵抗素子18の両端の短絡状態を解除するものとなっている。
これにより、電磁コイル11には、回路切換部40A が電流制御用直流抵抗素子18の両端を短絡状態にすると、弾性体の弾性力に抗してプランジャを吸引可能な磁力を発生するのに充分な起動励磁電流A(図7中破線で図示)が流れようになっている。
一方、回路切換部40A が電流制御用直流抵抗素子18の両端の短絡状態を解除すると、電流制御用直流抵抗素子18と電磁コイル11とが直列に接続状態となって流れる電流を小さくするので、電磁コイル11には、起動励磁電流Aの流通によってなされたプランジャの吸引状態を維持でき、且つ、所定の連続励磁時間を超えて連続的に流すことができる大きさの連続励磁電流Bが流れるようになっている。
さらに詳しく説明すると、回路切換部40A には、電流制御用直流抵抗素子18と並列に接続され、開状態から閉状態に移行すると、当該電流制御用直流抵抗素子18の両端を短絡するスイッチング素子であるトランジスタ41が設けられている。
また、回路切換部40A には、電磁コイル11に励磁電流を流すために操作電圧Vopの印加が開始され、電磁コイル11に励磁電流の印加が開始された時点から、電荷の蓄積を開始し、電荷の蓄積に伴って内部を流れる制御電流C(図7中実線で図示)を徐々に減少させていく静電容量素子であるコンデンサ42と、このコンデンサ42と直列に接続されている起動制御用直流抵抗素子43とが設けられている。
トランジスタ41は、所定の制御電圧が印加される制御端子としてのベース端子41B を備え、このベース端子41B がコンデンサ42と起動制御用直流抵抗素子43との接続点44に接続されている。
ここで、トランジスタ41は、ベース端子41B に印加されている制御電圧が所定値(例えば、0.7V)以上の場合には、そのコレクタ端子41C 及びエミッタ端子41E の間が閉状態となる一方、ベース端子41B に印加されている制御電圧が所定値よりも小さくなると、そのコレクタ端子41C 及びエミッタ端子41E の間が閉状態から開状態へ切り換わるものとなっている。
そして、ベース端子41B に加わる制御電圧は、図7の如く、端子35B, 35Cに印加されている操作電圧Vopをコンデンサ22と起動制御用直流抵抗素子23とで分圧した電圧であり、グランド側の端子35C との間に、起動制御用直流抵抗素子43が接続されていることから、ベース端子41B に印加されている制御電圧が起動制御用直流抵抗素子43の電圧降下に等しくなっている。
一方、コンデンサ42に流れる制御電流Cは、端子35B, 35Cに操作電圧Vopの印加が開始された時点においては、当該コンデンサ42に電荷が蓄積されていないことから、この時点で最大となり、徐々に低下していくものとなっている。ここで、コンデンサ42及び起動制御用直流抵抗素子43は、操作電圧Vopの印加開始時から所定時間が経過するまで、ベース端子41B に印加されている制御電圧を所定値よりも大きい値に維持できる時定数を形成するものとなっている。
従って、ベース端子21B に印加されている制御電圧は、端子35B, 35Cに操作電圧Vopの印加が開始されると、操作電圧Vopにほぼ等しい最大電圧まで速やかに立ち上がり、コレクタ端子41C 及びエミッタ端子41E を速やかに閉状態にし、電磁コイル11に起動励磁電流Aを流通させるようになっている。
そして、操作電圧Vopの印加開始から印加開始から所定時間が経過すると、換言すると、電磁コイル11に駆動電圧Vdrの印加が開始されてから所定時間が経過すると、コンデンサ42への電荷の蓄積が完了し、ベース端子21B に印加されている制御電圧がほぼ0Vまで低下するようになっている。すると、コンデンサ42によってベース端子21B へ流れる電流が堰き止められ、コレクタ端子41C 及びエミッタ端子41E を速やかに開状態にし、電流制御用直流抵抗素子18と電磁コイル11とが直列に接続され、これにより、電磁コイル11に起動励磁電流Aを流通させるようになっている。
以上のような本第2実施形態によっても、前記第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
例えば、ソレノイド駆動装置としては、ヨーク13に設けられている一対の腕部13A の一方に取り付けられたソレノイド駆動装置14, 34に限らず、図8に示すように、ヨーク13の連結部13B に応じたサイズの直方体状に形成され、当該腕部13A の連結部13B に取り付けられるように形成されたソレノイド駆動装置34C でもよい。
また、ソレノイド駆動装置としては、ソレノイドアクチュエータ1,1Aに一体に設けられたソレノイド駆動装置14, 34に限らず、図9に示すように、ソレノイドアクチュエータ1とは別個に設けられたソレノイド駆動装置54でもよい。
この際、電磁コイル11の両端に接続され、当該電磁コイル11に駆動電力を供給するためのリード線55をソレノイドアクチュエータ1に設けるとともに、このリード線55の先端に接続用のプラグ55A を取り付け、さらに、ソレノイド駆動装置54側に、リード線55のプラグ55A を受けるジャック14C を設けておくのが好ましい。
このようにすれば、ソレノイドアクチュエータ1とは別個にソレノイド駆動装置54を設けても、ソレノイドアクチュエータ1とソレノイド駆動装置54との配線の接続作業が容易に行える。
さらに、弾性体としては、テンションスプリングに限らず、コンプレッションスプリングでもよい。
また、スイッチング素子としては、バイポーラトランジスタに限らず、ジャンクションFETやMOSFET等の電界効果トランジスタ、あるいは、機械的に可動する電気接点を電磁コイルで駆動するリレー装置でもよく、スイッチング素子の具体的な構造や構成は、実施にあたり適宜採用すればよい。
本発明の第1実施形態に係るソレノイドアクチュエータを示す斜視図である。 前記実施形態に係るソレノイドアクチュエータを示す電気回路図である。 前記実施形態に係るソレノイドアクチュエータの駆動電圧の時間的変化を示すグラフである。 前記実施形態に係るソレノイドアクチュエータのストロークと吸引力との関係を説明するためのグラフである。 前記実施形態に係るソレノイドアクチュエータの動作を説明するためのグラフである。 本発明の第2実施形態に係るソレノイドアクチュエータを示す斜視図である。 前記実施形態に係るソレノイドアクチュエータを示す電気回路図である。 本発明の変形例を示す図1に相当する図である。 本発明の異な変形例を示す図1に相当する図である。
符号の説明
1, 1A ソレノイドアクチュエータ
2 弾性体としてのテンションスプリング
11 電磁コイル
12 プランジャ
14,34,34C,54 ソレノイド駆動装置
18 電流制御用直流抵抗素子
20, 40 起動制御回路
21B, 41B 制御端子としてのベース端子
21, 41 スイッチング素子としてのトランジスタ
22, 42 静電容量素子としてのコンデンサ
23, 43 起動制御用直流抵抗素子

Claims (3)

  1. 弾性体と係合するとともに、この弾性体の弾性力によって所定方向に付勢されているプランジャと、駆動電圧の印加によって励磁電流が流れると磁力を発生し、この磁力で前記プランジャを前記弾性体の弾性力に抗して吸引する電磁コイルとを備えたソレノイドアクチュエータに駆動電圧を印加するソレノイド駆動装置であって、
    前記電磁コイルに直列に接続された電流制御用直流抵抗素子と、
    駆動電圧の印加開始時には、前記電流制御用直流抵抗素子の両端を短絡するとともに、駆動電圧の印加開始から所定時間が経過すると、前記電流制御用直流抵抗素子の両端の短絡状態を解除する起動制御回路とを備え、
    前記起動制御回路が前記電流制御用直流抵抗素子の両端を短絡状態にすると、前記弾性体の弾性力に抗して前記プランジャを吸引可能な磁力を発生するのに充分な起動励磁電流が前記電磁コイルに流れ、前記起動制御回路が前記電流制御用直流抵抗素子の両端の短絡状態を解除すると、前記電流制御用直流抵抗素子が前記電磁コイルに流れる電流を小さくし、起動励磁電流の流通によってなされた前記プランジャの吸引状態を維持でき、且つ、所定の連続励磁時間を超えて連続的に流すことができる大きさの連続励磁電流が前記電磁コイルに流れるように形成されていることを特徴とするソレノイド駆動装置。
  2. 前記起動制御回路には、
    前記電流制御用直流抵抗素子と並列に接続され、開状態から閉状態に移行すると、当該電流制御用直流抵抗素子の両端を短絡するスイッチング素子と、
    前記電磁コイルに励磁電流を流すために当該電磁コイルへの駆動電圧の印加を開始すると、電荷の蓄積を開始し、電荷の蓄積に伴って内部を流れる電流を徐々に減少させていく静電容量素子と、
    この静電容量素子と直列に接続されている起動制御用直流抵抗素子とが設けられ、
    前記スイッチング素子は、所定の制御電圧が印加される制御端子を備え、この制御端子が前記静電容量素子と前記起動制御用直流抵抗素子との接続点に接続されるとともに、この制御端子に印加されている制御電圧が所定値よりも小さくなると閉状態から開状態へ切り換わり、前記電流制御用直流抵抗素子の両端の短絡状態を解除するように形成されていることを特徴とする請求項1記載のソレノイド駆動装置。
  3. 弾性体と係合するとともに、この弾性体の弾性力によって所定方向に付勢されているプランジャと、駆動電圧の印加によって励磁電流が流れると磁力を発生し、この磁力で前記プランジャを前記弾性体の弾性力に抗して吸引する電磁コイルとを備えたソレノイドアクチュエータであって、
    当該ソレノイドアクチュエータには、駆動電圧を印加するソレノイド駆動装置が一体となるように設けられ、
    このソレノイド駆動装置には、
    前記電磁コイルに直列に接続された電流制御用直流抵抗素子と、
    駆動電圧の印加開始時に、前記電流制御用直流抵抗素子の両端を短絡するとともに、駆動電圧の印加開始から所定時間が経過すると、前記電流制御用直流抵抗素子の両端の短絡状態を解除する起動制御回路とが設けられ、
    前記起動制御回路が前記電流制御用直流抵抗素子の両端を短絡状態にすると、前記弾性体の弾性力に抗して前記プランジャを吸引可能な磁力を発生するのに充分な起動励磁電流が前記電磁コイルに流れ、前記起動制御回路が前記電流制御用直流抵抗素子の両端の短絡状態を解除すると、前記電流制御用直流抵抗素子が前記電磁コイルに流れる電流を小さくし、起動励磁電流の流通によってなされた前記プランジャの吸引状態を維持でき、且つ、所定の連続励磁時間を超えて連続的に流すことができる大きさの連続励磁電流が前記電磁コイルに流れるように形成されていることを特徴とするソレノイドアクチュエータ。
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