JP2009298378A - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用シートの座り心地を悪くすることなく、エアバッグを車両前方側に向かって正確に膨張展開させることが可能なサイドエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】サイドエアバッグ装置23は、シートフレーム24の右側壁24aに、一部が該右側壁24aの前端よりも前方側に突出するように固定され、インフレータ26からのガスにより車両のボディサイド部とフロントシート21に着座した乗員との間で膨張展開するエアバッグ27と、該エアバッグ27が膨張展開する際に該エアバッグ27を前方側へ案内する案内部材30とを備える。案内部材30は、エアバッグ27の車内側の面に対して少なくとも右側壁24aよりも前方側において対向する案内部30cと、左側から荷重がかけられた場合に右側へ撓むとともに、エアバッグ27が膨張展開する時の膨張展開力を受けた場合に案内部30cが左側へ撓むことを規制する第1屈曲部30aとを備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、エアバッグが乗員の側方で膨張展開されるサイドエアバッグ装置に関する。
一般に、サイドエアバッグ装置は、車両のボディサイド部に所定値以上の衝撃が加わったとき、エアバッグを乗員の側方で膨張展開させ、乗員に加わる衝撃を緩和することにより、乗員の頭部、胸部あるいは腰部等を保護するものである。このようなサイドエアバッグ装置においては、エアバッグを瞬時に膨張展開させるべく、ガス発生源から該エアバッグの内部へガスを高圧で噴射するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
こうしたサイドエアバッグ装置の場合、エアバッグを単に膨張展開させるのみでは足りず、エアバッグを意図した状態に膨張展開させる、或いは意図した位置で膨張展開させる性能も必要とされる。したがって、サイドエアバッグ装置においては、エアバッグを瞬時に膨張展開させることもさることながら、エアバッグを所望状態、或いは所望位置で膨張展開させるべく、その膨張展開挙動を制御することも重要である。
このようなサイドエアバッグ装置は、通常、エアバッグを車両用シートのシートバックにおけるシートフレームの車外側の面に折り畳まれた状態で固定されており、ガス発生源から噴射されるガスの圧力によってエアバッグがシートバックの表皮を突き破って車両前方側に向かって膨張展開するようになっている。
ところで、特許文献1に記載のサイドエアバッグ装置では、エアバッグが車両前方側に向かって膨張展開するように案内する平板状の展開安定板(案内部材)が備えられている。この展開安定板は、シートバックフレーム(シートフレーム)の外側面(車外側の面)の前縁にて、上下方向に延びる回転軸の周面に、該回転軸を中心として揺動可能に支持されているとともに、内側(車内側)への揺動が該展開安定板の内側(車内側)に固定配置されたストッパにより規制されている。
そして、乗員が車両用シートに着座することにより展開安定板に対して内側から外側に力がかかった場合には、展開安定板が外側に揺動することで、シート反力に違和感が発生しないようにしている。一方、エアバッグが膨張展開することにより展開安定板に対して外側から内側に力がかかった場合には、展開安定板の内側への揺動がストッパにより規制されることで、エアバッグの内側への膨張展開が抑制されるとともに、エアバッグが車両前方側に向かって膨張展開するように案内される。
特開2006−137398号公報
しかしながら、特許文献1のサイドエアバッグ装置では、展開安定板が回転軸に揺動可能に支持されているため、該展開安定板に対して内側から外側に力がかかって展開安定板が外側に揺動した後は、元の位置に戻らない。このため、エアバッグの膨張展開時に展開安定板がエアバッグに干渉して、エアバッグの膨張展開方向にばらつきが生じるおそれがあるという問題があった。
本発明は、このような課題に着目してなされたものである。その目的とするところは、車両用シートの座り心地を悪くすることなく、エアバッグを車両前方側に向かって正確に膨張展開させることが可能なサイドエアバッグ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、折り畳まれた状態で、車両用シートのシートバックにおけるシートフレームの車外側に、一部が該シートフレームよりも車両前方側に突出するように固定され、ガス発生源から噴射されるガスの圧力により車両のボディサイド部と前記車両用シートに着座した乗員との間で膨張展開するエアバッグと、該エアバッグが膨張展開する際に該エアバッグを車両前方側へ案内する案内部材と
を備えたサイドエアバッグ装置において、前記案内部材は、前記エアバッグにおける車内側の面に対して少なくとも前記シートフレームよりも車両前方側において対向するように設けられた案内部と、車内側から荷重がかけられた場合に車外側へ撓む撓み部と、前記エアバッグが膨張展開する時の膨張展開力を受けた場合に前記案内部が車内側へ撓むことを規制する規制部とを備えていることを要旨とする。
上記構成によれば、案内部材は、乗員が車両用シートに着座してシートバックにもたれることによって車内側から荷重がかけられた場合には撓み部が車外側へ撓むことで乗員が背中に感じる異物感が抑えられる一方、エアバッグが膨張展開する時の膨張展開力を受けた場合には案内部が車内側へ撓むことが規制部によって規制される。さらに、案内部材に対して車内側から荷重がかからなくなった場合には、車外側へ撓んでいた撓み部は、自身の弾性復元力により、撓む前の元の位置に速やかに戻る。したがって、車両用シートの座り心地を悪くすることなく、エアバッグを車両前方側に向かって正確に膨張展開させることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記案内部材は前記撓み部が車外側へ撓む際の基点となるヒンジ部を備えていることを要旨とする。
上記構成によれば、ヒンジ部を基点として撓み部が撓むため、車内側から荷重がかけられた場合に撓み部を車外側へ確実に撓ませることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記ヒンジ部は前記案内部材の車両前端部に位置していることを要旨とする。
上記構成によれば、撓み部をヒンジ部よりも車両後方側に配置することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の発明において、前記撓み部は前記規制部を兼用していることを要旨とする。
上記構成によれば、撓み部が規制部を兼用しているため、案内部材を合理的な構造にすることが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記ヒンジ部は前記案内部材の車両前後方向における中間部に位置していることを要旨とする。
上記構成によれば、撓み部をヒンジ部よりも車両前方側に配置することが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記規制部は前記案内部における車内側に設けられたリブによって構成されていることを要旨とする。
上記構成によれば、規制部の構成を簡単にすることが可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の発明において、前記規制部は前記シートフレームにおける車両前方側の部位に当接する当接部を備えており、該当接部は前記案内部が前記エアバッグの膨張展開力を受けた時の荷重を受けることを要旨とする。
上記構成によれば、エアバッグが膨張展開する時の膨張展開力を案内部材が受けた時の荷重を当接部によって受けることで、案内部が車内側へ撓むことを確実に規制することが可能となる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載の発明において、前記エアバッグを折り畳まれた状態で保持するための保持部材を備え、該保持部材は前記エアバッグの膨張展開によって開裂することを要旨とする。
上記構成によれば、エアバッグが膨張展開する時の妨げにならないように、エアバッグを折り畳まれた状態で保持することが可能となる。
本発明によれば、車両用シートの座り心地を悪くすることなく、エアバッグを車両前方側に向かって正確に膨張展開させることが可能なサイドエアバッグ装置を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「前後方向」をいう場合は、車両の進行方向(前進方向)を前方(車両前方)として説明する。また、「上下方向」及び「左右方向」をいう場合は、特に説明がない限り、車両の進行方向を前方とした場合の上下方向及び左右方向をいうものとする。
図1及び図2には、車室内に配置された車両用シートとしての右側のフロントシート21(運転席)が示されている。フロントシート21は、シートフレームをウレタンパッドで覆い、さらにウレタンパッドの上に表皮を接着してなる、いわゆる接着シートである。フロントシート21は、車室内の床面上に配設され、シートクッション21aとシートバック21bとヘッドレスト21cとを備えている。シートバック21bの右側には、車両のボディサイド部の一部を構成するドア22と対応するようにサイドエアバッグ装置23が内装されている。なお、図1及び図2においては、右側のフロントシート21のみが示されているが、左側のフロントシート(助手席)の左側にも同様のサイドエアバッグ装置23が内装されている。
図3に示すように、シートバック21bの右端部(車外側端部)において、金属製のシートフレーム24は、前後方向に延びる板状の右側壁24aと、該右側壁24aの前端から左斜め前方に向かって延びる板状の前壁24bと、右側壁24aの後端から左斜め後方に向かって延びる板状の後壁24cとを備えている。
また、サイドエアバッグ装置23は、上下方向に延びる筒状をなす金属製のリテーナ25と、該リテーナ25の内部にかしめることで固定されたガス発生源としての円柱状のインフレータ26と、リテーナ25及びインフレータ26を覆う袋状のエアバッグ27とを備えている。エアバッグ27は折り畳まれた状態になっており、リテーナ25、インフレータ26、及びエアバッグ27はポリエステル製の不織布よりなる保持部材としての保持カバー29によって被覆されている。すなわち、エアバッグ27は保持カバー29によって折り畳み状態に保持されており、保持カバー29の強度はエアバッグ27の膨張展開によって開裂する程度に設定されている。
保持カバー29の左側(車内側)には、該保持カバー29の左側面(車内側の面)のほぼ全体と対向するように、サーモプラスチックエラストマー(TPO)からなる板状の案内部材30が配置されている。また、リテーナ25の左側面には左側(車内側)に延びるボルト31が設けられており、エアバッグ27、保持カバー29、及び案内部材30は、ボルト31及びナット32によりシートフレーム24の右側壁24aの右側面(車外側の面)に共締めされて固定されている。
保持カバー29によって折り畳まれた状態に保持されたエアバッグ27はシートフレーム24の右側壁24aの前端よりも前方側に突出している。したがって、案内部材30もシートフレーム24の右側壁24aの前端Aよりも前方側に突出している。案内部材30は、該案内部材30の前端部を左斜め後方に屈曲してなる撓み部及び規制部としての第1屈曲部30aと、該第1屈曲部30aの先端部(後端部)を右斜め後方に直角に屈曲してなる当接部としての第2屈曲部30bと、保持カバー29によって折り畳まれた状態に保持されたエアバッグ27の左側面(車内側の面)全体と対向する案内部30cとを備えている。案内部材30において、案内部30cと第1屈曲部30aとの境界部分は、他の部分よりも若干肉薄にしてなるヒンジ部30dとされている。また、第2屈曲部30bは、シートフレーム24の前壁24bにおける前面の前端部Bに当接している。
インフレータ26の内部にはエアバッグ27を膨張展開させるための図示しないガス発生剤が収容されており、インフレータ26の下部には該ガス発生剤から発生するガスを噴射するための図示しないガス噴射口が形成されている。さらに、インフレータ26には、車両のボディサイド部に対する衝撃を検出するための図示しない衝撃センサが電気的に接続されている。そして、車両のボディサイド部に所定値以上の衝撃が加わると、衝撃センサからの検出信号に基づいてインフレータ26内のガス発生剤からガスが発生され、このガスがガス噴射口からエアバッグ27内に噴射されてエアバッグ27がシートバック21bにおけるエアバッグ27の前方側に形成されたバーストライン部33を突き破って前方側へ向かって膨張展開されるようになっている。すなわち、エアバッグ27は、車両のボディサイド部とフロントシート21に着座した乗員Pの胸部から腰部にかけての部位との間にて展開膨張するように設定されている。なお、バーストライン部33は、シートバック21bの表皮において他の部位よりも脆弱にして開裂し易くした部位である。
次に、サイドエアバッグ装置23の作用について説明する。
さて、乗員Pがフロントシート21に着座してシートバック21bにもたれかかると、案内部材30の第1屈曲部30aに対して左側(車内側)から右側(車外側)に向かって荷重f1がかかる。すると、図4に示すように、第1屈曲部30aはヒンジ部30dを基点として右側へ倒れるように撓むとともに、第2屈曲部30bはシートフレーム24の前壁24bにおける前面を前端部から後端部に向かって摺動する。この結果、乗員Pがフロントシート21に着座したときに、乗員Pが背中に感じる案内部材30の異物感が抑えられる。
一方、車両のボディサイド部(ドア22)に対する他の車両による衝突により、該ボディサイド部に所定値以上の衝撃が加わると、衝撃センサからの検出信号に基づいて図示しない制御回路を介してインフレータ26に対して駆動電流が出力される。そして、この駆動電流に基づく加熱により、インフレータ26内のガス発生剤からガスが発生し、このガスがインフレータ26のガス噴射口からエアバッグ27内に噴射されてエアバッグ27が膨張展開し始め、このエアバッグ27の膨張展開により保持カバー29が開裂する。このとき、図5に示すように、案内部材30の案内部30cに対してエアバッグ27が膨張展開する時の膨張展開力f2が左側(車内側)に向かって作用するが、この膨張展開力f2の荷重はシートフレーム24の前壁24bの前面に当接している第2屈曲部30bによって受け止められる。
このため、案内部30cがエアバッグ27の膨張展開力f2を受けて左側(車内側)に撓もうとしても、第1屈曲部30aが突っ張りとなって案内部30cが左側に撓むことが規制される。すると、膨張展開中のエアバッグ27は、案内部30cによって、車両前方側に向かって、すなわちバーストライン部33に向かって、案内されてバーストライン部33を突き破り、図1及び図2に示すように、車両のボディサイド部とフロントシート21に着座した乗員Pの胸部から腰部にかけての部位との間にて正確に展開膨張する。これにより、乗員Pが好適に保護される。
以上詳述した第1実施形態によれば次のような効果が発揮される。
(1)案内部材30は、乗員Pがフロントシート21に着座してシートバック21bにもたれることによって左側(車内側)から荷重f1がかけられた場合には第1屈曲部30aが右側(車外側)へ撓むことで乗員Pが背中に感じる異物感を抑えることができる一方、エアバッグ27が膨張展開する時の膨張展開力f2を右側(車外側)から受けた場合には案内部30cが左側(車内側)へ撓むことを第1屈曲部30aが突っ張ることによって規制することができる。さらに、第1屈曲部30aはエアバッグ27に対して案内部30cを挟んだ反対側(車内側)において撓むため、エアバッグ27が膨張展開する際に、第1屈曲部30aがエアバッグ27と干渉することはない。したがって、案内部材30により、フロントシート21の座り心地を悪くすることなく、エアバッグ27を車両前方側に向かって正確に膨張展開させることができる。
加えて、車両のボディサイド部(ドア22)に対する他の車両による衝突時に、案内部材30が乗員Pを押圧するような態様になっても、第1屈曲部30aが撓むことで、乗員Pが案内部材30から受ける衝撃を低減することができる。
(2)案内部材30は、ヒンジ部30dを備えているため、乗員Pがフロントシート21に着座してシートバック21bにもたれることによって左側から荷重f1がかけられた場合に、ヒンジ部30dを基点として第1屈曲部30aを右側へ確実に撓ませることができる。
(3)案内部材30において、ヒンジ部30dは前端部に位置しているため、第1屈曲部30aをヒンジ部30dよりも後方側に配置することができる。
(4)第1屈曲部30aは撓み部としてだけでなく規制部としても機能するので、案内部材30を合理的な構造にすることができる。
(5)エアバッグ27が膨張展開する時の膨張展開力f2を案内部材30の案内部30cが右側から受けた時の荷重を第2屈曲部30bによって受けとめることができるので、該案内部30cが左側へ撓むことを確実に規制することができる。
(6)保持カバー29はエアバッグ27の膨張展開によって開裂するように構成されている。このため、保持カバー29により、エアバッグ27が膨張展開する時の妨げにならないように、エアバッグ27を折り畳まれた状態で確実に保持することができる。
(7)案内部材30は、サーモプラスチックエラストマー(TPO)によって構成されているため、金属製のものに比べて軽量にすることができる。加えて、案内部材30が金属よりも剛性の低いサーモプラスチックエラストマー(TPO)によって構成されているため、乗員Pの車両に対する乗降により、乗員Pの背中がフロントシート21のシートバック21bに擦れたときのシートバック21bの表皮における案内部材30と対応する部分への影響を低減することができる。このため、シートバック21bの表皮における案内部材30と対応する部分が乗員Pの背中との摩擦によって例えば白く変色することを抑制することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態を上記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
この第2実施形態は、図6に示すように、第1実施形態のサイドエアバッグ装置23において、案内部材30を案内部材40に変更するとともに、該案内部材40と保持カバー29との間に図示しないスペーサを設けて隙間を形成したものである。すなわち、案内部材40は、前後方向に延びる板状の案内部40cと、該案内部40cにおけるボルト31で固定された部分で構成されるヒンジ部40dと、該案内部40cにおけるヒンジ部40dよりも前方側の部分からなる撓み部40aと、該撓み部40aの左面に設けられた規制部及び当接部としてのリブ40bとを備えている。ヒンジ部40dは、案内部40cの前後方向における中間部に位置している。また、リブ40bは、断面視略二等辺三角形状をなしており、その後面はシートフレーム24の前壁24bにおける前面の後端部Cに当接している。すなわち、リブ40bの後面は、シートフレーム24における右側壁24aと前壁24bとの間の屈曲部分近傍における前壁24bの前面に当接している。
そして、乗員Pがフロントシート21に着座してシートバック21bにもたれかかると、案内部材40の撓み部40aに対して左側(車内側)から右側(車外側)に向かって荷重f1がかかる。すると、図7に示すように、撓み部40aはヒンジ部40dを基点として右側へ倒れるように撓む。この結果、乗員Pがフロントシート21に着座したときに、乗員Pが背中に感じる案内部材30の異物感が抑えられる。
一方、図8に示すように、車両のボディサイド部(ドア22)に対する他の車両による衝突によりエアバッグ27が膨張展開すると、このエアバッグ27の膨張展開力f2が案内部材40の案内部40cに対して左側(車内側)に向かって作用するが、この膨張展開力f2の荷重はシートフレーム24の前壁24bの前面に当接しているリブ40bによって受け止められる。
このため、案内部40cがエアバッグ27の膨張展開力f2を受けて左側(車内側)に撓もうとしても、リブ40bが障害となって案内部40cが左側に撓むことが規制される。すると、膨張展開中のエアバッグ27は、案内部40cによって、車両前方側に向かって、すなわちバーストライン部33に向かって、案内されてバーストライン部33を突き破り、図1及び図2に示すように、車両のボディサイド部とフロントシート21に着座した乗員Pの胸部から腰部にかけての部位との間にて正確に展開膨張する。これにより、乗員Pが好適に保護される。
以上詳述した第2実施形態によれば次のような効果が発揮される。
(8)案内部材40に対して車内側から荷重f1がかからなくなった場合には、車外側へ撓んでいた撓み部40aは、自身の弾性復元力により、撓む前の元の位置に速やかに戻る。このため、エアバッグ27の膨張展開時にエアバッグ27に対する撓み部40aの干渉を抑制することができるので、エアバッグ27の膨張展開方向のばらつきが抑えられ、エアバッグ27を車両前方側に向かって正確に膨張展開させることができる。
(9)ヒンジ部40dは案内部40cの前後方向における中間部に位置しているため、撓み部40aをヒンジ部40dよりも前方側に配置することができる。
(10)規制部及び当接部は撓み部40aの左面に設けられたリブ40bによって構成されているため、規制部及び当接部の構成を簡単にすることができる。
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態を上記第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
この第3実施形態は、図9に示すように、第2実施形態のサイドエアバッグ装置23において、案内部材40の案内部40cの右面に断面視略直角三角形状をなす当接リブ40eを設けたものである。当接リブ40eは、後端がボルト31に隣接しているとともに、先端(右端)が保持カバー29及びエアバッグ27越しにリテーナ25に当接している。案内部40cにおいて、当接リブ40eの前端と隣接する部分はヒンジ部40dとされ、該ヒンジ部40dよりも前方側の部分は撓み部40aとされている。また、ヒンジ部40dはシートフレーム24の右側壁24aの前端と対応している。
そして、乗員Pがフロントシート21に着座してシートバック21bにもたれかかると、案内部材40の撓み部40aに対して左側(車内側)から右側(車外側)に向かって荷重f1がかかる。すると、図10に示すように、撓み部40aはヒンジ部40dを基点として右側へ倒れるように撓む。この結果、乗員Pがフロントシート21に着座したときに、乗員Pが背中に感じる案内部材30の異物感が抑えられる。
なお、エアバッグ27の膨張展開時の作用の説明は、上記第2実施形態と同じであるため、ここでは省略する。
以上詳述した第3実施形態によれば次のような効果が発揮される。
(11)ヒンジ部40dはシートフレーム24の右側壁24aの前端と対応しているため、撓み部40aがヒンジ部40dを基点として右側へ倒れるように撓んだ際に、撓み部40aとシートフレーム24の右側壁24aとの間に隙間が形成されないようにすることができる。このため、この隙間に異物などが入り込むことを抑制することができる。
(12)当接リブ40eの形成位置を変更することで、ヒンジ部40dの位置を容易に変更することができる。この場合、当接リブ40eは、金属などの剛性の高い材料からなる部材に当接するように形成する必要がある。
(変更例)
なお、上記各実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・図11に示すように、第1実施形態において、案内部材30の第2屈曲部30bを左斜め後方側が開口するU字状にしてもよい。この場合、第2屈曲部30bは、右端部が案内部30cに当接するとともに、後端部及び左端部がシートフレーム24の前壁24bの前面に当接する。
・図12に示すように、第1実施形態において、案内部材30の第1屈曲部30aの形状を左斜め後方に向かうに連れて幅広となるようにしてもよい。この場合、第1屈曲部30aの先端面はシートフレーム24の前壁24bの前面に当接しているとともに、第1屈曲部30aと案内部30cとの間には後方に向かうに連れて幅広となる隙間が形成される。
・第1実施形態において、案内部材30の第2屈曲部30bは、シートフレーム24の前壁24bの前面に当接する状態が維持できるのであれば、左斜め前方に延びるようにしてもよい。
・第1実施形態において、第1屈曲部30aがヒンジ部30dを基点として右側へ倒れるように撓む際に、第2屈曲部30bは必ずしもシートフレーム24の前壁24bにおける前面を前端部から後端部に向かって摺動するようにしなくてもよい。すなわち、第2屈曲部30bは前壁24bから離間してもよい。
・各実施形態のサイドエアバッグ装置23において、保持カバー29の外側に合成樹脂製のケースを設けてもよい。この場合、ケースの強度は、エアバッグ27の膨張展開によって開裂する程度に設定する必要がある。
・各実施形態のサイドエアバッグ装置23において、エアバッグ27を折り畳まれた状態で保持可能で、かつ強度がエアバッグ27の膨張展開によって開裂する程度に設定されていれば、保持部材を帯状、紐状、あるいは糸状のもので構成してもよい。
・各実施形態のサイドエアバッグ装置23において、案内部材30(案内部材40)は、保持カバー29によって折り畳まれた状態に保持されたエアバッグ27よりも前方側に突出するようにしてもよい。
・第2及び第3実施形態のサイドエアバッグ装置23において、案内部材40と保持カバー29との間の隙間を省略してもよい。すなわち、案内部材40と保持カバー29とを密着させるようにしてもよい。この場合、第3実施形態では、図13に示すように、当接リブ40eは、保持カバー29にめり込んだ状態で、保持カバー29及びエアバッグ27越しにリテーナ25に当接する。
・サイドエアバッグ装置23を車両のリアシートに搭載してもよい。
第1実施形態におけるエアバッグの膨張展開状態を示す側面図。 図1の平面図。 第1実施形態におけるサイドエアバッグ装置の平断面図。 第1実施形態におけるサイドエアバッグ装置において、案内部材の第1屈曲部が撓んだ状態を示す平断面図。 第1実施形態におけるサイドエアバッグ装置において、エアバッグが膨張展開するときの状態を示す平断面図。 第2実施形態におけるサイドエアバッグ装置の平断面図。 第2実施形態におけるサイドエアバッグ装置において、案内部材の撓み部が撓んだ状態を示す平断面図。 第2実施形態におけるサイドエアバッグ装置において、エアバッグが膨張展開するときの状態を示す平断面図。 第3実施形態におけるサイドエアバッグ装置の平断面図。 第3実施形態におけるサイドエアバッグ装置において、案内部材の撓み部が撓んだ状態を示す平断面図。 変更例におけるサイドエアバッグ装置の平断面図。 変更例におけるサイドエアバッグ装置の平断面図。 変更例におけるサイドエアバッグ装置の平断面図。
符号の説明
21…車両用シートとしてのフロントシート、21b…シートバック、22…車両のボディサイド部の一部を構成するドア、23…サイドエアバッグ装置、24…シートバックのシートフレーム、26…ガス発生源としてのインフレータ、27…エアバッグ、29…保持部材としての保持カバー、30,40…案内部材、30a…撓み部及び規制部としての第1屈曲部、30b…当接部としての第2屈曲部、30c,40c…案内部、30d,40d…ヒンジ部、40a…撓み部、40b…規制部及び当接部としてのリブ、f1…荷重、f2…エアバッグ27の膨張展開力、P…乗員。

Claims (8)

  1. 折り畳まれた状態で、車両用シートのシートバックにおけるシートフレームの車外側に、一部が該シートフレームよりも車両前方側に突出するように固定され、ガス発生源から噴射されるガスの圧力により車両のボディサイド部と前記車両用シートに着座した乗員との間で膨張展開するエアバッグと、
    該エアバッグが膨張展開する際に該エアバッグを車両前方側へ案内する案内部材と
    を備えたサイドエアバッグ装置において、
    前記案内部材は、
    前記エアバッグにおける車内側の面に対して少なくとも前記シートフレームよりも車両前方側において対向するように設けられた案内部と、
    車内側から荷重がかけられた場合に車外側へ撓む撓み部と、
    前記エアバッグが膨張展開する時の膨張展開力を受けた場合に前記案内部が車内側へ撓むことを規制する規制部と
    を備えていることを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  2. 前記案内部材は前記撓み部が車外側へ撓む際の基点となるヒンジ部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
  3. 前記ヒンジ部は前記案内部材の車両前端部に位置していることを特徴とする請求項2に記載のサイドエアバッグ装置。
  4. 前記撓み部は前記規制部を兼用していることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
  5. 前記ヒンジ部は前記案内部材の車両前後方向における中間部に位置していることを特徴とする請求項2に記載のサイドエアバッグ装置。
  6. 前記規制部は前記案内部における車内側に設けられたリブによって構成されていることを特徴とする請求項5に記載のサイドエアバッグ装置。
  7. 前記規制部は前記シートフレームにおける車両前方側の部位に当接する当接部を備えており、
    該当接部は前記案内部が前記エアバッグの膨張展開力を受けた時の荷重を受けることを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
  8. 前記エアバッグを折り畳まれた状態で保持するための保持部材を備え、
    該保持部材は前記エアバッグの膨張展開によって開裂することを特徴とする請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
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