JP2009297177A - 折り畳み椅子を有する鞄 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、簡単かつ容易に椅子を使用状態にし、また折り畳みする。
【解決手段】折り畳み椅子を有する鞄は、水平台1に連結している一対の支柱5と、支柱5に連結している座台31と、座台31の降下位置を制限する座台ストッパ37と、座台31に連結している折畳脚32と、折畳脚32の中間に一端を、座台31の下面に他端を連結している第1リンク33と、折畳脚32の中間に一端を、水平台1又は支柱5の下端部に他端を連結している第2リンク34とを備える。鞄は、座台31が支柱5と平行な姿勢として垂直姿勢に折り畳まれ、座台31が水平方向に開かれて、第1リンク33と折畳脚32とを介して水平姿勢に保持される。鞄は、第1リンク33と第2リンク34を弾性ロッド39を介して連結しており、この弾性ロッド39の弾性力が、支柱5に対して傾動される第2リンク34でもって、第1リンク33を座台31に沿って移動させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、折り畳みできる椅子を設けている鞄に関し、とくに椅子を簡単に使用状態とし、また折り畳みできるようにして便利に使用できる折り畳み椅子を有する鞄に関する。
折り畳みできる椅子を有する鞄は開発されている(特許文献1参照)。この鞄は、図1と図2に示すように、鞄の背面に連結されて、座台91を開いて椅子90に使用できることから、休憩するときに椅子として便利に使用できる。ただ、この椅子90は、使用状態としたり、折り畳むのに手間がかかる欠点がある。それは、使用するときは、座台91を水平に開いた後、折畳脚92を開いて座台91を水平に支持してロックし、さらに折り畳みするには、折畳脚92を閉じて座台91を支柱95と水平な姿勢に折り畳みするからである。
特開2004−344355号公報
本発明は、以上の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、簡単な構造で、簡単かつ容易に椅子を使用状態にでき、また折り畳みできる折り畳み椅子を有する鞄を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の折り畳み椅子を有する鞄は、下面に走行用のキャスター6を固定していると共に、上に鞄本体3を連結している水平台1と、この水平台1に下端を連結している一対の支柱5と、この支柱5に水平姿勢から垂直姿勢折り畳みでき、かつ上下に移動できるように支柱5に連結している座台31と、この座台31の降下位置を制限する座台ストッパ37と、座台31に上端を傾動できるように連結している折畳脚32と、この折畳脚32の中間に一端を、他端を座台31の下面に、支柱5に接近し、又離れる方向に移動できるように連結している第1リンク33と、折畳脚32の中間に一端を、他端を水平台1又は支柱5の下端部に傾動できるように連結して折畳脚32の開度を制限する第2リンク34とを備える。鞄は、座台31と支柱5との連結部40が上昇されて、座台31と折畳脚32と第1リンク33と第2リンク34とが支柱5と平行な姿勢として折り畳まれ、座台31と支柱5との連結部40が降下されて座台31が水平方向に開かれて、支柱5との連結部40が座台ストッパ37に停止され、折畳脚32が開脚されて、第1リンク33が支柱5から離れる方向に移動され、第2リンク34が折畳脚32の開度を制限する状態で、座台31が第1リンク33と折畳脚32とを介して水平姿勢に保持される。さらに、鞄は、第1リンク33と第2リンク34を、折り畳み位置で弾性力の作用しない弾性ロッド39を介して連結しており、この弾性ロッド39の弾性力が、支柱5に対して傾動される第2リンク34でもって、第1リンク33を座台31に沿って移動させる。
以上の鞄の折り畳み椅子が開かれる状態を図7に、折り畳まれる状態を図9に示す。図7に示すように、折り畳み位置にある座台31が水平方向に開かれ、折畳脚32が開脚されて、第2リンク34が支柱5から離れるように傾動すると、図7の矢印Dで示すように、弾性ロッド39の弾性力が第1リンク33を、座台31との連結位置が支柱5から離れる方向に移動させる。弾性ロッド39が、第1リンク33と第2リンク34を折り畳み位置として弾性力が作用しないように、第1リンク33と第2リンク34に連結しているからである。この弾性ロッドは、第1リンクが開かれない位置にあって、第2リンクが開かれる位置にあると、弾性ロッドが弾性変形されて、その弾性力が、第1リンクを、座台との連結位置を支柱から離れる方向に付勢する。座台との連結位置が支柱から離れる方向に移動される第1リンクは、折畳脚を介して座台を下から支持する位置に移動する。したがって、開かれた座台は、支柱との連結側を座台ストッパで、支柱から離れる端部側を第1リンクと折畳脚とで支持して、水平な姿勢に保持する。また、図9に示すように、座台31と支柱5との連結側を持ち上げて、座台31が垂直方向に折り畳まれる状態では、座台31に連結している折畳脚32の上端が引き上げられて支柱5と平行な垂直姿勢に傾動される。この姿勢に傾動する折畳脚32は、第2リンク34を支柱5と平行な方向に傾動し、さらに傾動する第2リンク34が弾性ロッド39を介して、第1リンク33と座台31との連結位置を支柱5の方向に移動させる。この状態で、座台31と折畳脚32と第2リンク34と第1リンク33とが支柱5と平行な姿勢となって、折り畳み椅子は鞄本体の背面に薄く折り畳まれる。
本発明の折り畳み椅子を有する鞄は、以上のように、座台を開いて椅子として使用する状態にすると、弾性ロッドが第1リンクを座台の支持位置に移動させ、座台を閉じて椅子を折り畳む状態にすると、弾性ロッドが第1リンクを折り畳み位置に移動させる。このため、第1リンクと第2リンクとを弾性ロッドで連結する極めて簡単な構造としながら、ユーザーは簡単かつ容易に、しかも速やかに折り畳み椅子を使用状態にでき、また速やかに折り畳みして便利に使用できる。
本発明の請求項2の折り畳み椅子を有する鞄は、座台31を垂直姿勢に係止するロック機構50を備えており、このロック機構50は、垂直姿勢から水平姿勢に傾動するときにロック状態を解除するロック解除ボタン51を座台31の先端側に設けている。
さらに、本発明の請求項3の折り畳み椅子を有する鞄は、ロック機構50が、支柱5に固定している係止部52と、座台31の下面に連結されて係止部52の係止位置に弾性的に突出している弾性突出部53と、この弾性突出部53をロック解除ボタン51に連結して、弾性突出部53を係止位置から係止解除位置に移動させるリンク機構54とを備えている。
この鞄は、ロック解除ボタンを操作して座台を椅子の使用状態にでき、またロック機構でもって、座台を折り畳み位置に係止できる特徴がある。
本発明の請求項4の折り畳み椅子を有する鞄は、支柱5に、上下に移動できるように上下台36を連結しており、この上下台36に座台31と折畳脚32とを折り畳みできるように連結している。
この鞄は、簡単な構造としながら、座台を支柱に上下に移動でき、かつ傾動できるように連結して、折畳脚を座台に傾動できるように連結できる。
本発明の請求項5の折り畳み椅子を有する鞄は、第1リンク33の端部を、第2リンク34の端部よりも折畳脚32の上部に連結している。
この構造は、第1リンクと第2リンクとが交差することなく簡単に折畳脚に連結できる。
本発明の請求項6の折り畳み椅子を有する鞄は、弾性ロッド39を、弾性変形する硬質プラスチックとしている。
この構造は、弾性ロッドを安価に多量生産してコストを低減できる。
本発明の請求項7の折り畳み椅子を有する鞄は、支柱5の上端にグリップ4を固定している。
この構造は、支柱を鞄のグリップに併用するので、支柱の上端のグリップを握ってキャスターで移動でき、また椅子として使用するときは、支柱を座台の脚に使用できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための折り畳み椅子を有する鞄を例示するものであって、本発明は鞄を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図3ないし図9に示す折り畳み椅子を有する鞄は、底面の四隅部に、自由な方向に走行可能な首振り式のキャスター6を設けている水平台1と、この水平台1に装着している鞄本体3とを備える。図の鞄は、鞄本体3を脱着できるように水平台1に装着している。この鞄は、鞄本体3を簡単に交換できる特長がある。ただ、鞄本体は、脱着できないように水平台に固定することもできる。
水平台1は、プラスチックを成形して製作される。水平台1は、四隅部にキャスター6を設けて、上に鞄本体3を装着している。水平台1の片側には、上方に延長して自立するように一対の支柱5を固定している。支柱5は、上方に引出し自在であって上端にグリップ4を設けている。図の支柱5は伸縮ロッドで、伸長位置と収縮位置に停止させる支柱ストッパ15とを備えている。
水平台1は、全体の平面形状を四角形、図にあっては長方形としている。水平台1は、長方形の長辺の片側に2本の支柱5を平行に固定している。長方形の短辺側には補強壁8を設けている。補強壁8は、水平台1の上面に垂直に伸びるように設けられる。補強壁8は、支柱5を固定している片側に向かって次第に高くしている。この補強壁8は、固定する支柱5をより強靭な構造で連結できる。補強壁8は、内面を平面状にして外側に補強リブ8Aを一体的に成形して設けている。補強壁8は、縦方向に複数の補強リブ8Aを設けると共に、上縁に沿っても補強リブ8Aを設けている。この補強壁8は、軽くて強靭な構造にできる。また、補強リブ8Aで外観の意匠を美しくできる特長もある。
水平台1と補強壁8は、プラスチックで一体的に成形される。水平台1と補強壁8とをプラスチックで一体的に成形している水平台1は、補強壁8と水平台1との連結強度を強くできる。ただ、本発明の鞄は、補強壁と水平台とを別々のプラスチックで成形して接着やネジ止等の構造で固定することもできる。図の水平台1は、両端に設けている補強壁8を側壁10で連結している。側壁10は、補強壁8の支柱連結側に設けている。側壁10と補強壁8とは互いに直交する姿勢で連結されている。側壁10は、補強壁8に一体的に成形されて、補強壁8を倒れないように補強する。側壁10は、図3と図4に示すように、中央部分を低くして、中央部分に折り畳み椅子30の第2リンク34を傾動できるように連結している。補強壁8は、支柱5を挿入して連結する垂直穴7を設けており、この垂直穴7に支柱5を入れて連結している。図の鞄は、支柱5を角柱状としているので、垂直穴7を角柱状としている。垂直穴7に入れた支柱5は、補強壁8を貫通して先端を支柱5に押し付けている止ネジで固定される。ただ、支柱5を垂直穴7に接着して固定し、あるいは抜けない嵌合構造で連結することもできる。この構造で支柱5を水平台1に連結する構造は、支柱5を極めて強靭な構造で水平台1に固定できる。
水平台1は、上面を平面として、その下面には、図5に示すように、縦横に対して斜め方向に交差する補強リブ28を一体的に成形して設けている。この水平台1は、全体を薄くしながら補強リブ28で強靭な構造にできる。さらに水平台1は、交差して設けている補強リブ28の間に、水平台1を上下に貫通する貫通孔29を設けて、全体の重量をより軽くしている。
さらに、図3ないし図5の水平台1は、支柱5を固定している側部、図において左側に、水平台1の幅を広くする方向に突出する突出部9を設けている。この突出部9の上には支柱5を、下面にはキャスター6を固定している。突出部9を設けている水平台1は、その両側に固定するキャスター6の間隔を広くして安定できる。長方形の水平台1は、その横幅を狭くすると横に倒れやすくなるが、突出部9を設けてキャスター6の間隔を広くして横方向の安定性を向上できる。キャスター6は水平台1の四隅部に固定されるので、突出部9は支柱5を連結する側の両端部に設けられる。突出部9を設けている水平台1は、その幅を14〜16cmとして、長さを20〜35cmとしている。ただし、幅は12〜35cmとすることもできる。
図3の鞄は、突出部9の間に折り畳み椅子30を収納して、横幅を広くすることなく、折り畳み椅子30を連結している。この鞄は、突出部9で横の安定性を向上しながら、突出部9によってできるスペースに折り畳み椅子30を収納できる特長がある。
図の鞄は、水平台1の上面であって、補強壁8と側壁10の内側に鞄本体3を装着している。鞄本体3は、可撓性シートを縫製して製作することができる。この鞄は、鞄本体3を脱着できるように装着する構造としている。ただし、鞄本体は、脱着できないように水平台に固定することもできる。図3ないし図5の鞄は、連結穴12と連結フック13を設けて、鞄本体3を脱着できるように装着する。
連結穴12は、補強壁8に設けている。補強壁8は、上縁部分であって、支柱5に接近する位置に連結穴12を貫通して設けている。この連結穴12は、鞄本体3に固定している連結バンド3Aを挿通して、鞄本体3を水平台1に連結する。図の連結穴12は、上端縁と直線状として下端縁を湾曲する形状とする半楕円形状として開口している。この形状の連結穴12は、鞄本体3に固定している連結バンド3Aをスムーズに挿通して、鞄本体3を水平台1に連結できる特徴がある。ただ、連結穴は、スリット状とすることもできる。さらに、連結穴は、図示しないが、水平台に設けることもできる。この水平台は、支柱連結側と反対側に、上下に貫通して連結穴を設けることができる。
連結フック13は、支柱5に連結している。図の鞄は、支柱5を、水平台1に下端を連結しているガイド筒5Bと、このガイド筒5Bに引出しできるように挿入している引出ロッド5Aとで構成して、ガイド筒5Bの上端を連結する連結ロッド11に連結フック13を設けている。連結ロッド11は、プラスチックでもって連結フック13を一体的に成形して設けている。連結フック13は上方に延長され、鞄本体3に設けられる連結隙間3Bに挿入されて、鞄本体3を外れないように連結する。鞄本体3は、上部に設けている連結隙間3Bに連結フック13を入れ、下部に設けている連結バンド3Aを水平台1に連結して、外れないように連結される。鞄本体3は、連結バンド3Aを水平台1に連結して、水平台1から上昇しなくなる。上方に延長される連結フック13は、上昇しない鞄本体3を外れないように連結する。
以上の連結穴12と連結フック13は、以下のようにして、鞄本体3を脱着できるように簡単に、しかもしっかりと外れないように連結する。
(1)鞄本体3の連結隙間3Bを連結フック13に引っかける。
(2)この状態で、鞄本体3の下部に連結している連結バンド3Aを、水平台1の補強壁8に設けてる連結穴12に挿通させて連結する。連結バンド3Aは一端を鞄本体3に縫着し、あるいは接着して連結しており、他端の先端には脱着連結具を設けている。脱着連結具は、ボタン、ホック、フック、マジックテープ(登録商標)等である。鞄本体3は、連結バンド3Aの先端部を連結穴12に挿通すると共に、この先端部を脱着連結具を介して鞄本体3に連結して、水平台1に連結される。
水平台1に装着された鞄本体3は、装着するときと反対に、連結バンド3Aを外して、上昇させて連結フック13から外して水平台1から外すことができる。以上の鞄本体3は、下部を水平台1に連結し、上部を連結フック13に連結して、簡単に脱着して、しかもしっかりと水平台1に装着できる。鞄本体は、連結フックを使用することなく、連結バンドでもって上部と下部の両方を水平台に装着することもできる。
支柱5は、図6、図7及び図9の鎖線で示すように、伸長されてグリップ4が引き上げられると、水平台1に固定している片側から中央に向かってグリップ4を移動させるように湾曲している。この支柱5は、引き上げられたグリップ4を、水平台1の側部から中央に接近する方向に移動できる。ただ、この支柱は、グリップを引き上げた状態で、グリップを必ずしも水平台の中央に位置させる必要はない。
さらに、支柱は、図示しないが、伸長されてグリップが引き上げられると、水平台に固定している片側から中央に向かってグリップを移動させるように支柱を傾斜して水平台に固定することもできる。たとえば、水平台の左側に固定される支柱は、グリップが引き上げられると、グリップを水平台の左側から右側に向かって移動させるように、支柱を傾斜させる。傾斜する支柱も、湾曲する支柱と同じように、グリップを引き上げた状態で、グリップを必ずしも水平台の中央に位置させる必要はない。
さらに、図示しないが、鞄は、湾曲する支柱を傾斜して水平台の片側に固定して、グリップを引き上げて、水平台の片側から中央に向かって移動させることもできる。この鞄は、湾曲する曲率半径を大きくすると共に、傾斜角を直角に近くして、グリップを引き上げて水平台の中央に接近できる。それは、傾斜させることと湾曲させることの両方で、引き上げたグリップを水平台の側部から中央に移動できるからである。
以上の支柱5は、伸長されてグリップ4が引き上げられると、水平台1に固定している片側から中央に向かってグリップ4を移動させる構造としている。ただ、支柱は、必ずしもグリップを水平台の片側から中央に向かって移動するように配設する必要はなく、水平台の片側に垂直に固定して、伸長されてグリップが引き上げられると、水平台の片側の真上に向かってグリップを移動させる構造とすることもできる。
支柱5は、収縮状態、いいかえるとグリップ4を最も押し下げた状態では、グリップ4が鞄本体3の上部ないし上方に位置して支柱ストッパ15で停止される。支柱5は、収縮されてグリップ4を最も低くする位置で、キャスター6の底面からグリップ4の上面までの距離を約50cmとする。ただし、支柱5は、収縮されてグリップ4を最も低くする位置で、キャスター6の底面からグリップ4の上面までの距離を、好ましくは30〜80cm、さらに好ましくは35〜70cmとすることもできる。支柱5を収縮してグリップ4を最も低くする状態で、グリップ4を掴みやすいように、鞄本体3をグリップ4よりも低くする。支柱5は、伸長状態、いいかえるとグリップ4を最も高く引き上げた状態では、キャスター6の底面からグリップ4の中心までの高さが60〜100cm、好ましくは65〜85cmとなる位置で支柱ストッパ15で停止される。
支柱5は、水平台1に上下方向に伸びるように固定しているガイド筒5Bと、このガイド筒5Bに出し入れできるように挿入している引出ロッド5Aとを備え、引出ロッド5Aの上端にグリップ4を固定している。ガイド筒5Bと引出ロッド5Aは、太さの異なる金属筒とすることができる。ただし、ガイド筒と引出ロッドは、プラスチックを角筒状に成形して製作することもできる。
図の鞄は、水平台1の片側に2本の支柱5を固定して、2本の支柱5の上端にグリップ4を連結している。さらに、図の鞄は、水平台1の片側の両端部に位置して2本の支柱5を固定している。すなわち、2本の支柱5の間隔を、長方形である水平台1の長辺の長さとほぼ等しくしている。このように、2本の支柱5を水平台1の両端部に固定する構造は、支柱5をより強靭な構造でしっかりと自立できる特長がある。それは、2本の支柱5と水平台1とグリップ4とで構成される長方形状の枠を大きくできるからである。この構造は、支柱5を伸長させて鞄を走行させる状態において、鞄の進行方向にグリップ4を押す力が、支柱5を倒す方向に作用するのを極減できる。したがって、グリップ4を握って歩行する時、あるいは杖に併用しながら押して移動する時においても、伸長された支柱5が倒れるのを防止しながら、安定して走行させることができる。また、支柱5と水平台1との連結部分にかかる負荷を極減できるので、この部分が損傷するのを有効に防止できる特長もある。
さらに、2本の支柱5を水平台1の長辺の両端に固定する構造は、鞄をキャスター6で走行させるときの水平台1の進行方向に対して、先端側の端部と後端側の端部とに支柱5を固定することになる。このため、先端側の支柱5では水平台1を引く方向に力を作用させ、後端側の支柱5では水平台1を押す方向に力を作用させて、水平台1を軽い力でスムーズに走行させることができる。とくに、この構造は、水平台1を優れた方向性で舵取りしながら走行できる。このため、底面の四隅部に自由な方向に走行可能なキャスター6を設けている水平台1を、優れた方向性で安定して走行できる特長が実現できる。
さらに、2本の支柱5は、ガイド筒5Bの上端を連結ロッド11で連結している。ガイド筒5Bは、下端を水平台1に固定して、上端部分を連結ロッド11で連結している。このように、ガイド筒5Bの上端を連結ロッド11で連結する構造は、2本の支柱5を補強して、より安定して自立できる。図3で示すように、最も降下したグリップ4と連結ロッド11との間には、手を入れる挿入隙間14を設けている。降下したグリップ4を掴みやすくするためである。図のグリップ4は、プラスチックで全体をコ字状に成形して、両端の折曲部分を引出ロッド5Aに連結して、挿入隙間14を設けている。
支柱ストッパ15は、支柱5の伸縮を停止できる全ての機構を利用できる。支柱ストッパ15の一例を、図10と図11に示す。これらの図の支柱ストッパ15は、引出ロッド5Aの下端部に配設されて、ガイド筒5Bに向かって弾性的に突出する突出ピン16と、ガイド筒5Bに設けられて、突出ピン16が挿入される係止部17と、突出ピン16を係止部17から強制的に引き抜く解除機構18とを備える。
突出ピン16は、ガイド筒5Bに向かって弾性的に突出するように、弾性部材19を介して引出ロッド5Aの下端部に装着されている。この突出ピン16は、弾性部材19に押圧されて引出ロッド5Aから弾性的に突出している。係止部17は、突出ピン16が挿入される貫通孔または凹部である。図に示すガイド筒5Bは、突出ピン16を挿入させる貫通孔を開口して係止部17としている。係止部17を貫通孔とする構造は、ここから突出ピン16をガイド筒5Bの外側に突出させて、支柱5を確実に停止できる特長がある。このことは、とくに、支柱5を杖代わりに使用して、いいかえるとグリップ4に体重をかける姿勢として体を支えるときに極めて安全に使用できる。それは、突出ピン16が不意に係止部17から外れて、支柱5が押し込まれるのを有効に防止できるからである。また、グリップ4を持って鞄全体を持ち上げるときにも、支柱5が不意に引き出されるのを防止できる特長もある。このように、引出ロッド5Aの位置を確実に固定できる支柱ストッパ15は、グリップ4を上昇位置とする場合においても、また降下位置とする場合においても、極めて安全に使用できる特長がある。ただ、係止部は、突出ピンの先端部を挿入させる凹部とすることもできる。
ガイド筒5Bに設けた係止部17は、図示しないが、引出ロッド5Aを最も引き上げた状態と、中間まで引き上げた状態と、最も降下させた状態とで突出ピン16を挿入する位置に係止部17を設けている。引出ロッド5Aが最も引き上げられた状態では、最も上の係止部17に突出ピン16が挿入され、引出ロッド5Aが最も降下された状態では、最も下の係止部17に突出ピン16が挿入され、さらに、引出ロッド5Aが中間まで引き上げられた状態では、突出ピン16が中間の係止部17に挿入されて支柱5の伸縮が停止される。このように、ガイド筒5Bの中間に係止部17を設けた支柱5は、複数の段階に分けて引出ロッド5Aを伸縮できる特長がある。ただ、支柱は、必ずしも中間位置で停止できる構造とする必要はなく、上昇位置と降下位置に停止させることもできる。さらに、支柱5は、ガイド筒5Bの中間に複数の係止部17を設けて、中間まで引き上げた引出ロッド5Aを複数の引き上げ位置で停止できる。この支柱5は、グリップ4の位置を少しずつ上下させて最適な位置を選択できる。
解除機構18は、グリップ4に設けている押しボタン20と、この押しボタン20に連結されて、押しボタン20で上下に移動される駆動ロッド21と、駆動ロッド21の下端に押圧されて、突出ピン16を強制的に引き込む方向に回動する回動片22とを備える。
押しボタン20は、グリップ4の上面の中央部分に、上下に移動できるように配設している。押しボタン20は、弾性体23を介してグリップ4の下面に連結しており、この弾性体23を介して弾性的に押し出されている。この押しボタン20は、下面に駆動ロッド21を連結しており、押しボタン20が指で上下に移動されると、駆動ロッド21を上下に駆動するようにしている。
駆動ロッド21は、グリップ4と引出ロッド5Aの内部に配設されており、押しボタン20で上下に駆動されて回動片22を回動させる。図に示す駆動ロッド21は、グリップ4の下面に連結された水平ロッド21Aと、引出ロッド5Aに挿通された垂直ロッド21Bとを備える。水平ロッド21Aの両端は、垂直ロッド21Bの上端の上方に位置しており、水平ロッド21Aが下方に押圧されると垂直ロッド21Bを下方に押し下げるようにしている。垂直ロッド21Bは、上端を、引出ロッド5A内を上下に移動する挿入キャップ24に挿通しており、垂直ロッド21Bを引出ロッド5A内で正確に上下に移動できるようにしている。ただ、水平ロッドの両端は、垂直ロッドの上端に連結することもできる。たとえば、駆動ロッドは、コ字状に折曲してなる1本のロッドとすることもできる。駆動ロッド21の下端は、引出ロッド5Aの下端まで延長されている。
回動片22は、引出ロッド5Aの下端に連結されており、駆動ロッド21の下端に押圧されて突出ピン16を強制的に引き込む方向に回動する。図に示す引出ロッド5Aは、下端にガイドキャップ25を連結しており、このガイドキャップ25の内部に、垂直面内で回動できるように回動片22を装着している。このガイドキャップ25は、駆動ロッド21の下端部を正確に上下動できるように、引出ロッド5Aに挿入される連結筒部26に、駆動ロッド21を挿通する挿通孔26Aを開口している。回動片22は、一端を回転軸27を介してガイドキャップ25に連結すると共に、他端の両側には、突出ピン16に向かって突出するピン22Aを設けている。この回動片22は、駆動ロッド21で押圧されて回動するとき、ピン22Aの先端を突出ピン16の両側に設けた突出部16Aに当接させて、回動するピン22Aで突出ピン16を押圧して強制的に後退させる。駆動ロッド21の押圧が解除されると、突出ピン16は回動片22のピン22Aに押圧されなくなり、弾性部材19で弾性的に押し出されて回動片22を元の姿勢に回動させる。
以上の解除機構18は、押しボタン20が押されると駆動ロッド21が押し下げられて、駆動ロッド21の下端に配設された回動片22が回動される。回動する回動片22は、ピン22Aの先端で突出ピン16を引き抜く方向に移動させて、突出ピン16を係止部17から引き抜く。この状態で、支柱ストッパ15は解除されて、引出ロッド5Aがガイド筒5Bの内部を上下に移動できる状態となる。押しボタン20を離すと、突出ピン16が弾性部材19に押圧されてガイド筒5Bに向かって突出できる状態となる。
この支柱ストッパ15は、グリップ4に設けている解除機構18の押しボタン20を押して、突出ピン16を強制的に引き込んで、支柱ストッパ15を解除する。支柱ストッパ15を解除して、引出ロッド5Aを引き上げ、あるいは降下させる。突出ピン16が引き込まれた引出ロッド5Aは、ガイド筒5Bの内部を上下に移動する。押しボタン20を離した後、グリップ4を所定の高さに調整すると、突出ピン16が係止部17に案内され、支柱5の伸縮が停止されて、グリップ4の上昇と降下が停止される。
以上の構造の支柱ストッパ15は、簡単な構造で、支柱5を決められた位置に停止できる。ただし、本発明の鞄は、支柱ストッパを以上の構造に特定しない。支柱ストッパには支柱を所定の位置で停止できる全ての機構とすることができる。
さらに、図3ないし図5の鞄は、一対の支柱5の間に折り畳み椅子30を連結している。折り畳み椅子30を備える鞄は、たとえば、順番待ちのときや疲れたときに、椅子を開いて座って楽に休憩できる。とくに、本発明の鞄は、グリップ4を引き上げた状態では、杖として使用しながら移動できるので、折り畳み椅子30を設けることにより、移動するときと移動しないときの両方を極めて安楽にできる特長がある。
図の鞄は、折り畳み椅子30を水平台1の突出部9の内側に配設している。この鞄は、折り畳み椅子30を、突出部9から突出しないように折り畳みして、全体の幅を広くすることなく、椅子を設けることができる。
折り畳み椅子30は、開いて上に座る座台31と、開いて座台31を安定に支持する折畳脚32と、座台31を下から水平に支持する第1リンク33と、折畳脚32を所定の角度に開く状態で支持する第2リンク34と、第2リンク34と第1リンク33に連結している弾性ロッド39とを備えている。
座台31は、一方の側部を傾動できると共に、上下に移動できるように支柱5に連結している。座台31はプラスチックで成形して製作され、その両側と先端縁に沿って、下面に突出する周壁35を一体的に成形している。周壁35には、折り畳み状態で折畳脚32を案内する第1切欠部35Aと、第2リンク34を案内する幅広切欠部35Bとを設けている。この座台31は、折り畳み椅子30を折り畳む状態で、第1切欠部35Aに折畳脚32を案内して、幅広切欠部35Bに第2リンク34を案内して、折畳脚32と第2リンク34とを定位置に収納する。いいかえると、座台31は、第1切欠部35Aに折畳脚32を、幅広切欠部35Bに第2リンク34を収納する状態で、支柱5と平行な姿勢で折り畳まれる。
座台31は、支柱5に沿って上下に移動する上下台36に傾動できるように連結している。上下台36は、両端を支柱5のガイド筒5Bに摺動できるように連結している。ガイド筒5Bは四角筒であるから、上下台36はその両端に四角形の貫通孔36Aを設けて、この貫通孔36Aにガイド筒5Bを摺動できるように挿通している。上下台36は、折り畳み椅子30を開閉するとき、水平な姿勢で支柱5のガイド筒5Bに沿って上下に移動する。さらに、上下台36の降下を停止させる座台ストッパ37を支柱5に固定している。上下台36は、座台ストッパ37に当たって降下が停止される。座台ストッパ37は、支柱5を挿通できる筒状で、支柱5に上下に移動しないように固定している。
折畳脚32は、金属パイプの下端部を連結して全体の形状をコ字状として、その両端を、座台31の連結部である上下台36に傾動できるように連結している。折畳脚32は、支柱5に対して傾斜する方向に開閉される。開かれた折畳脚32は、その下端が支柱5から離れるので、開かれた折畳脚32と支柱5とで安定して、座台31を支持することができる。折畳脚32は、開かれた状態で、座台31をほぼ水平な姿勢とするように支持する。
第1リンク33は、その下端を傾動できるように折畳脚32に連結されて座台31を水平な姿勢に保持する。第1リンク33は、金属ロッドをコ字状に折曲加工したもので、その両端を折畳脚32に傾動できるように連結している。座台31は、コ字状に折曲している中間の水平部33Aを摺動できるスリット38を下面に設けている。座台31が折畳脚32に対して開かれると、第1リンク33の水平部33Aは座台31のスリット38を摺動する。第1リンク33は、図5ないし図8に示すように、座台31の先端側に倒れる姿勢で座台31を水平に支持する。座台31を折り畳むとき、第1リンク33の水平部33Aをスリット38に沿って座台31の後方、図9において右側に移動させる。
第2リンク34は、一端を折畳脚32に、他端を水平台1に傾動できるように連結している2本のロッドである。第2リンク34の一端である上端は、第1リンク33の下端よりも、折畳脚32の下部に連結している。いいかえると、第1リンク33の下端を、第2リンク34の上端よりも、折畳脚32の上部に連結している。この構造は、第1リンク33と第2リンク34とが交差することなく簡単に折畳脚32に連結できる。第2リンク34の他端は、水平台1に設けている側壁10の上端部に傾動できるように連結している。この第2リンク34は、拡開角の中間に連結されて、折畳脚32が開く角度を所定の角度に制限する。折畳脚32は、図7の矢印Bで示すように、上下台36を降下させながら開かれる。上下台36が降下するにしたがって、折畳脚32の開角度は大きくなる。上下台36は、図6に示すように、座台ストッパ37に当たって降下が停止される。この状態で、第2リンク34は折畳脚32が開くのを停止させる。
弾性ロッド39は、ナイロン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレンなどの弾性変形する硬質プラスチックで成形している。図12の弾性ロッド39は、第1リンク33と第2リンク34とを挿通して連結される筒部39Aを両端に設けており、両端の筒部39Aの中間をプレート状に成形している。弾性ロッド39は、第1リンク33と第2リンク34とを支柱5の間に折り畳み状態とする状態で弾性変形しない形状に成形している。弾性ロッド39は、折り畳み状態で第1リンク33と第2リンク34の内側に配設されるように、上下の両端に、外側に突出するように筒部39Aを設けている。
さらに、図に示す折り畳み椅子30は、開かれる座台31に連動するように折畳脚32を支柱5から離れる方向に傾動できる構造としている。この構造を図8の概略図で詳述する。図8の(a)は、座台31と折畳脚32と第1リンク33と第2リンク34とを支柱5と平行な姿勢として折り畳む状態を示している。この状態から、座台31を水平方向に開こうとすると、図8の(b)で示すように、折畳脚32に対する座台31の開き角が第1リンク33によって制限される。それは、第1リンク33の水平部33Aから第1リンク33と折畳脚32の連結点33Bまでの間隔(L1)を、折畳脚32の傾動軸48から連結点33Bまでの間隔(L2)よりも短くしているからである。図8の(b)の矢印Aで示すように、傾動軸48を中心として水平方向に傾動される座台31は、下面に設けたスリット38内にある第1リンク33の水平部33Aを座台31の傾動方向である矢印Bで示す方向に引き上げようとする。この状態で、折畳脚32の連結点33Bには、矢印Bで示す方向に、第1リンク33による引っ張り力が作用する。折畳脚32は、第1リンクに引き上げられる状態となって、傾動軸48を中心とするモーメントにより、図8の(c)の矢印Cで示す方向に傾動する。すなわち、折畳脚32は、開かれる座台31に連動して、支柱5から離れる方向に傾動される。
さらに、折畳脚32が支柱5から離れる方向に傾動すると、これに連動して、第2リンク34が支柱5から離れるように傾動する。このとき、図8の(c)で示すように、弾性ロッド39が弾性変形して、第1リンク33を、図の矢印Dで示す方向に付勢する。この状態になると、弾性ロッド39は、その弾性力で、第1リンク33の水平部33Aを、図の矢印Dで示す方向、すなわち、支柱5から離れる方向に移動させる。この方向に移動する水平部33Aは、座台31のスリット38に沿って座台31の先端方向に移動する。さらに、この状態で、座台31の連結部40を、図8の(d)の矢印Eで示すように降下させて、折畳脚32を大きく開脚し、開脚される折畳脚32と、座台31の先端側に倒れる第1リンク33とで座台31を水平姿勢に支持する。
この構造の折り畳み椅子は、座台31を開くときに、折畳脚32を手で開く必要がなく、また、第1リンク33を座台31の先端側に手で倒すことなく、簡単かつ速やかに座台31を開いて折り畳み椅子30を使用状態にできる。ただ、本発明の鞄は、必ずしも、折り畳み椅子を開くときに、開かれる座台に連動するように折畳脚を支柱から離れる方向に傾動できる構造とする必要はない。座台を水平方向に開く状態で、座台と支柱との連結部を降下させて、折畳脚を開脚できるからである。
さらに、図に示す鞄は、座台31を垂直姿勢に係止するロック機構50を備えている。このロック機構50は、図13ないし図18に示すように、座台31を垂直姿勢から水平姿勢に傾動するときにロック状態を解除するロック解除ボタン51と、支柱5に固定している係止部52と、座台31の下面に連結されて係止部52の係止位置に弾性的に突出している弾性突出部53と、この弾性突出部53をロック解除ボタン51に連結して、弾性突出部53を係止位置から係止解除位置に移動させるリンク機構54とを備える。
ロック解除ボタン51は、座台31の先端部、すなわち支柱5に連結している連結部40の反対側の端部に設けている。図4の折り畳み椅子30は、座台31の先端縁に凹部31Aを設けて、ここにロック解除ボタン51を配置している。ロック解除ボタン51は、座台31の上面から突出しないように、座台31の上面と同一面、あるいは座台31から下がった位置にあって、座台31に座るときに違和感がない状態としている。ロック解除ボタン51は、リンク機構54で弾性的に座台31の表面に突出するように押圧されている。図14と図16に示すロック解除ボタン51は、両端に上下に伸びるリブ55を一体的に成形して設けている。座台31は、このリブ55を上下に移動するように案内するガイド溝41を設けている。ガイド溝41は、上端を閉塞している。リブ55がガイド溝41の上端に当たって、ロック解除ボタン51の座台31に対する上昇位置を特定している。いいかえると、リンク機構54がロック解除ボタン51を押し上げて、座台31から上方に抜けない構造としている。
図の折り畳み椅子30は、図18に示すように、座台31の降下を停止する座台ストッパ37を係止部52に併用している。座台ストッパ37は、対向する内側に、弾性突出部53を案内する切欠部を設けて係止部52としている。この切欠部である係止部52に弾性突出部53が挿入されて、座台31は垂直姿勢に係止される。
弾性突出部53は、座台31の下面に、互いに両側に突出し、また反対に接近する方向に往復運動できるように連結している。図13ないし図17の座台31は、両側に突出するように一対の弾性突出部53を設けている。さらに、これらの図の弾性突出部53は、プラスチックをプレート状に成形して、その先端部に係止部52に挿入される係止凸部56を設けている。また、座台31は、係止凸部56を突出させるために、周壁35に貫通孔35aを設けている。貫通孔35aの内形は係止凸部56の外形よりも大きく、係止凸部56を貫通孔35aに出入りできるように挿入している。さらに、弾性突出部53は、座台31の裏面に往復運動できるように連結するために、往復運動方向に伸びるスリット57を設けている。このスリット57に摺動できるように止ネジ70をねじ込んでいる。止ネジ70は、座台31の下面に設けたボス42にねじ込んでいる。止ネジ70は、頭の外径がスリット57の幅よりも広く、弾性突出部53を座台31に往復運動できるように連結している。この弾性突出部53は、止ネジ70で座台31に連結され、さらに係止凸部56を貫通孔35aに挿入して、座台31に連結している。係止凸部56は、座台31の周壁35から突出して係止部52に連結され、また貫通孔35aに引き込まれて、係止部52との係止状態が解除される。
弾性突出部53は、図17に示すように、座台31との間に配設している押しバネの弾性体71でもって、係止凸部56を弾性的に突出させている。押しバネである弾性体71は、座台31に一体的に成形して設けているリブ43と、弾性突出部53に一体的に成形して設けているリブ58との間に案内されて、弾性突出部53の係止凸部56を弾性的に突出させている。弾性的に突出される係止凸部56は、座台31を水平姿勢とする状態で、座台31の下面側を傾斜面56Aとしている。傾斜面56Aは、座台31の上から下に向かって座台31の周壁35に接近する方向に傾斜している。この係止凸部56は、座台31を水平姿勢から垂直姿勢に折り畳むときに、傾斜面56Aが座台ストッパ37の内面を摺動してスムーズに座台31の周壁内に押し込まれ、座台ストッパ37の切欠部である係止部52に案内されると、弾性体71で弾性的に押し出される。このため、ロック解除ボタン51を押すことなく、座台31を垂直姿勢に折り畳んで、係止凸部56をスムーズに係止部52に案内して座台31を折畳位置に係止できる。ただ、係止凸部は、必ずしも傾斜面とすることなく、ロック解除ボタンを押してロックを解除する状態として、座台を垂直姿勢に折り畳むこともできる。弾性突出部53は、リンク機構54との連結端に座台31の下面に接近する方向に突出する連結軸59を突出させている。
リンク機構54は、ロック解除ボタン51が押されると、支柱5から離れる方向に移動するように座台31の下面に連結している。リンク機構54は、支柱5から離れる方向と接近する方向に往復運動できるように座台31の下面に連結している。図14と図16のリンク機構54は、第1の端部54Aをロック解除ボタン51に連結して、第2の端部54Bを弾性突出部53の連結軸59に連結している。リンク機構54は、第2の端部54Bから中央部に向かって伸びるガイド隙間60を設けている。このガイド隙間60を案内するガイドリブ44を座台31の下面に一体的に成形して設けている。ガイド隙間60の内幅はガイドリブ44の厚さよりも大きく、リンク機構54をガイドリブ44に沿って往復運動できるように座台31に連結している。
リンク機構54は、図17に示すように、第2の端部54Bを弾性突出部53と座台31との間に配設して、弾性突出部53で座台31から外れないように連結される。第1の端部54Aは、座台31に固定しているカバー65で座台31に外れないように連結している。カバー65は内面に突出するように摺動リブ65Aを一体的に成形して設けている。カバー65は、四隅を止ネジ72で座台31に固定している。止ネジ72をねじ込むために、座台31は、中心に雌ねじ穴を設けているネジロッド45を内面に突出するように設けている。摺動リブ65Aは、カバー65を座台31に固定する状態で、リンク機構54の下面に摺動できるように接触して、リンク機構54を座台31に往復運動できるように連結している。さらに、このカバー65は、座台31の下面との間に、第1リンク33の水平部33Aを往復運動させるスリット38を設けている。スリット38の幅は、第1リンク33の水平部33Aの外径よりも多少大きくして、水平部33Aをスムーズに往復運動できるようにしている。さらに、座台31は、ガイドリブ44の両側に、ガイドリブ44と平行に、下面に突出する摺動リブ46を設けている。以上の構造の座台31とカバー65は、座台31の下面に突出するガイドリブ44と摺動リブ46の先端面と、カバー65の内面に突出する摺動リブ65Aの先端面に沿って、第1リンク33の水平部33Aをスリット38内でスムーズに往復運動させる。
リンク機構54は、弾性突出部53の連結軸59を連結するために、第2の端部54Bに線対称に一対の傾斜スリット61を設けている。一対の傾斜スリット61は、図14と図16に示すように、ロック解除ボタン51が押されてリンク機構54が引っ張られと、その間隔を狭くする方向に傾斜している。このリンク機構54がロック解除ボタン51で引っ張られると、傾斜スリット61で連結軸59を互いに接近させる方向に移動させて、係止凸部56を座台31の周壁35から内側に引き込む。したがって、係止凸部56が係止部52である切欠部から外れて、係止状態が解除される。
さらに、リンク機構54は、ロック解除ボタン51を連結する連結穴62を第1の端部54Aに設けている。ロック解除ボタン51は、この連結穴62に挿入する傾斜リブ63を下面に突出するように設けている。図14と図16のロック解除ボタン51は、3列の傾斜リブ63を平行な姿勢として、間に隙間を設けている。3列の傾斜リブ63は、連結穴62に挿入されて、リンク機構54を往復運動させる。傾斜リブ63は、座台31の支柱5との反対側を傾斜縁として、ロック解除ボタン51が押し込まれると、傾斜リブ63が連結穴62の内面を摺動して、弾性体71を圧縮する方向に引っ張るように傾斜する傾斜縁としている。このロック解除ボタン51が押し込まれると、傾斜リブ63の傾動縁が、連結穴62の外側の内面である摺動縁を滑って、リンク機構54が座面31の先端方向に引っ張られる。ロック解除ボタン51が押されない状態では、弾性体71が弾性突出部53を介してリンク機構54を座台31の連結部40の方向に引っ張り、リンク機構54の連結穴62の摺動縁が傾斜リブ63の傾斜縁に沿って摺動して、ロック解除ボタン51を弾性的に押し上げている。したがって、このロック機構50は、弾性突出部53に連結している弾性体71で、ロック解除ボタン51を弾性的に押し上げ位置に配置できる。ただ、図示しないが、ロック機構を弾性体で弾性的に押し上げる構造とすることもできるのはいうまでもない。
さらに、図4に示す座台31は、支柱5との連結部40側である中央部に、操作凹部47を設けている。この座台31は、図9に示すように、水平姿勢から垂直姿勢に折り畳むときに、操作凹部47に手の先端を挿入して、この部分を掴んで、上下台36を簡単に上方に引き上げできる。さらに、図に示す座台31は、上面に座面カバー73を脱着自在に配設している。座面カバー73は、軟質プラスチックやウレタン等のクッション材である。上面に、クッション材である座面カバー73を備える座台31は、座り心地をよくできる。
以上の構造の折り畳み椅子30は、以下の動作をして開閉される。
[座台の折り畳み状態]
図3に示すように、上下台36は上昇位置にあり、座台31と折畳脚32は、支柱5と平行な姿勢で折り畳まれる。折畳脚32は座台31の第1切欠部35Aに案内され、座台31の幅広切欠部35Bに第2リンク34が案内される。第1リンク33も支柱5と平行に折り畳まれる。この状態で、折り畳み椅子30は、折り畳み状態に保持される。鞄をキャスター6で移動させるとき、あるいは折り畳み椅子30を使用しないときは、この状態として折り畳み椅子30を支柱5と平行な姿勢とする。
[座台を開いて椅子として使用するとき]
ロック解除ボタン51を押してロック機構50のロック状態を解除する。ロック解除ボタン51が押されると、図16に示すように、傾斜リブ63の傾動縁が、連結穴62の内面である外側の摺動縁を滑って、リンク機構54が座面31の先端方向に引っ張られる。リンク機構54が座面31の先端方向に引っ張られと、傾斜スリット61内を連結軸59が移動して、一対の弾性突出部53を互いに接近させる方向に移動させる。互いに接近する弾性突出部53は、係止凸部56を座台31の周壁35の内側に引き込んで、係止部52との係止状態を解除する。
ロック解除ボタン51を押してロック状態を解除した後、図7の矢印Aで示すように、座台31を垂直姿勢から水平姿勢に傾動させる。さらに、図7の矢印Bで示すように、上下台36を、座台ストッパ37に当たるまで降下させて停止させる。水平姿勢に傾動する座台31は、図7の矢印Cで示すように、折畳脚32を開脚する。折畳脚32の開脚は、第2リンク34で制限される。この状態で、第2リンク34は支柱5から離れるように傾動する。第2リンク34が支柱5から離れる方向に傾動する状態で、第1リンク33が支柱5と平行な姿勢にあると、弾性ロッド39が弾性変形して、弾性力でもって、図7の矢印Dで示す方向に第1リンク33を傾動させて、第1リンク33と座台31との連結部である第1リンク33の水平部33Aを、座台31の下面に沿って支柱5から離れる方向に移動させる。第1リンク33の水平部33Aが支柱5から離れる方向に移動すると、弾性ロッド39の変形は少なくなる。この状態で、座台31は、図4ないし図6に示すように、第1リンク33と折畳脚32に支持されて水平ないしほぼ水平の姿勢に配置される。
[座台を閉じて折り畳み状態に収納するとき]
座台31の連結部40側に設けた操作凹部47に手の先端部を挿入して、図9の矢印Aで示すように、座台31の連結部40を上方に引き上げる。座台31の連結部40である上下台36が支柱5に沿って上昇されて、座台31が水平姿勢から垂直姿勢に傾動される。垂直姿勢に傾動する座台31は、図9の矢印Bで示すように、折畳脚32を閉じる。この状態で、第2リンク34は支柱5に接近するように傾動する。第2リンク34が支柱5に接近する方向に傾動する状態で、第1リンク33が座台31を支持する倒れた姿勢にあると、弾性ロッド39が弾性変形して、弾性力でもって、図9の矢印Cで示す方向に第1リンク33を傾動させて、第1リンク33の水平部33Aを座台31の下面に沿って支柱5に接近する方向に移動させる。第1リンク33の水平部33Aが支柱5に接近する方向に移動すると、弾性ロッド39の変形は少なくなる。この状態で、座台31は、図3に示すように、垂直姿勢に折り畳まれて、折畳脚32と第1リンク33と第2リンク34とを支柱5の間に収納する。さらに、この状態で、座台31の両側に突出する弾性突出部53の係止凸部56が座台ストッパ37の切欠部である係止部52に係止されて、ロック機構50が座台31を垂直姿勢に保持する。
従来の折り畳み椅子を有する鞄の斜視図である。 図1に示す鞄の折り畳み椅子の使用状態を示す底面斜視図である。 本発明の一実施例にかかる折り畳み椅子を有する鞄の斜視図である。 図3に示す鞄の折り畳み椅子の使用状態を示す斜視図である。 図4に示す鞄の底面斜視図である。 図4に示す鞄の側面図である。 図3に示す鞄の折り畳み椅子を展開する状態を示す側面図である。 図3に示す鞄の折り畳み椅子を展開する状態を示す概略工程図である。 図6に示す鞄の折り畳み椅子を折り畳む状態を示す側面図である。 支柱に設けた支柱ストッパの構造を示す拡大断面図である。 図10に示す支柱の支柱ストッパを解除した状態を示す拡大断面図である。 弾性ロッドの拡大斜視図である。 座台の底面図であってロック機構のロック状態を示す図である。 図13に示すロック機構の内部構造を示す概略底面斜視図である。 座台の底面図であってロック機構の解除状態を示す図である。 図15に示すロック機構の内部構造を示す概略底面斜視図である。 図13に示す座台のA−A線断面図である。 ロック機構の係止部であって座台ストッパを示す拡大斜視図である。
符号の説明
1…水平台
3…鞄本体 3A…連結バンド
3B…連結隙間
4…グリップ
5…支柱 5A…引出ロッド
5B…ガイド筒
6…キャスター
7…垂直穴
8…補強壁 8A…補強リブ
9…突出部
10…側壁
11…連結ロッド
12…連結穴
13…連結フック
14…挿入隙間
15…ストッパ
16…突出ピン 16A…突出部
17…係止部
18…解除機構
19…弾性部材
20…押しボタン
21…駆動ロッド 21A…水平ロッド
21B…垂直ロッド
22…回動片 22A…ピン
23…弾性体
24…挿入キャップ
25…ガイドキャップ
26…連結筒部 26A…挿通孔
27…回転軸
28…補強リブ
29…貫通孔
30…折り畳み椅子
31…座台 31A…凹部
32…折畳脚
33…第1リンク 33A…水平部
33B…連結点
34…第2リンク
35…周壁 35A…第1切欠部
35B…幅広切欠部
35a…貫通孔
36…上下台 36A…貫通孔
37…座台ストッパ
38…スリット
39…弾性ロッド 39A…筒部
40…連結部
41…ガイド溝
42…ボス
43…リブ
44…ガイドリブ
45…ネジロッド
46…摺動リブ
47…操作凹部
48…傾動軸
50…ロック機構
51…ロック解除ボタン
52…係止部
53…弾性突出部
54…リンク機構 54A…第1の端部
54B…第2の端部
55…リブ
56…係止凸部 56A…傾斜面
57…スリット
58…リブ
59…連結軸
60…ガイド隙間
61…傾斜スリット
62…連結穴
63…傾斜リブ
65…カバー 65A…摺動リブ
70…止ネジ
71…弾性体
72…止ネジ
73…座面カバー
90…椅子
91…座台
92…折畳脚
95…支柱

Claims (7)

  1. 下面に走行用のキャスター(6)を固定していると共に、上に鞄本体(3)を連結している水平台(1)と、この水平台(1)に下端を連結している一対の支柱(5)と、この支柱(5)に水平姿勢から垂直姿勢折り畳みでき、かつ上下に移動できるように支柱(5)に連結している座台(31)と、この座台(31)の降下位置を制限する座台ストッパ(37)と、前記座台(31)に上端を傾動できるように連結している折畳脚(32)と、この折畳脚(32)の中間に一端を、他端を座台(31)の下面に、支柱(5)に接近し、又離れる方向に移動できるように連結している第1リンク(33)と、前記折畳脚(32)の中間に一端を、他端を水平台(1)又は支柱(5)の下端部に傾動できるように連結して折畳脚(32)の開度を制限する第2リンク(34)とを備え、
    前記座台(31)と支柱(5)との連結部(40)が上昇されて、座台(31)と折畳脚(32)と第1リンク(33)と第2リンク(34)とを支柱(5)と平行な姿勢として折り畳まれ、前記座台(31)と支柱(5)との連結部(40)が降下されて座台(31)が水平方向に開かれて、支柱(5)との連結部(40)が前記座台ストッパ(37)に停止され、折畳脚(32)が開脚されて、第1リンク(33)が支柱(5)から離れる方向に移動され、第2リンク(34)が折畳脚(32)の開度を制限する状態で、座台(31)が第1リンク(33)と折畳脚(32)とを介して水平姿勢に保持されるようにしてなる折り畳み椅子を備える鞄において、
    前記第1リンク(33)と前記第2リンク(34)を、折り畳み位置で弾性力の作用しない弾性ロッド(39)を介して連結しており、この弾性ロッド(39)の弾性力が、支柱(5)に対して傾動される第2リンク(34)でもって第1リンク(33)を座台(31)に沿って移動させるようにしてなる折り畳み椅子を有する鞄。
  2. 前記座台(31)を垂直姿勢に係止するロック機構(50)を備えており、このロック機構(50)は垂直姿勢から水平姿勢に傾動するときにロック状態を解除するロック解除ボタン(51)を座台(31)の先端側に設けている請求項1に記載される折り畳み椅子を有する鞄。
  3. 前記ロック機構(50)が、支柱(5)に固定している係止部(52)と、前記座台(31)の下面に連結されて前記係止部(52)の係止位置に弾性的に突出している弾性突出部(53)と、この弾性突出部(53)をロック解除ボタン(51)に連結して、弾性突出部(53)を係止位置から係止解除位置に移動させるリンク機構(54)とを備える請求項2に記載される折り畳み椅子を有する鞄。
  4. 前記支柱(5)に、上下に移動できるように上下台を連結しており、この上下台に座台(31)と折畳脚(32)とを折り畳みできるように連結している請求項1に記載される折り畳み椅子を有する鞄。
  5. 前記第1リンク(33)の端部が、前記第2リンク(34)の端部よりも折畳脚(32)の上部に連結されてなる請求項1に記載される折り畳み椅子を有する鞄。
  6. 前記弾性ロッド(39)が弾性変形する硬質プラスチックである請求項1に記載される折り畳み椅子を有する鞄。
  7. 前記支柱(5)の上端にグリップ(4)を固定している請求項1に記載される折り畳み椅子を有する鞄。
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