JP2901932B2 - 鞄 - Google Patents

Info

Publication number
JP2901932B2
JP2901932B2 JP9013126A JP1312697A JP2901932B2 JP 2901932 B2 JP2901932 B2 JP 2901932B2 JP 9013126 A JP9013126 A JP 9013126A JP 1312697 A JP1312697 A JP 1312697A JP 2901932 B2 JP2901932 B2 JP 2901932B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grip
bag body
bag
vertical rod
handle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9013126A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10192026A (ja
Inventor
鋭郎 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUWANII KK
Original Assignee
SUWANII KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP9013126A priority Critical patent/JP2901932B2/ja
Application filed by SUWANII KK filed Critical SUWANII KK
Priority to GB9800128A priority patent/GB2320890B/en
Priority to DE19800177A priority patent/DE19800177A1/de
Priority to IT98TO000004A priority patent/ITTO980004A1/it
Priority to US09/002,678 priority patent/US6065574A/en
Priority to CN98103921A priority patent/CN1115996C/zh
Priority to FR9800057A priority patent/FR2758058B1/fr
Publication of JPH10192026A publication Critical patent/JPH10192026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2901932B2 publication Critical patent/JP2901932B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C13/00Details; Accessories
    • A45C13/26Special adaptations of handles
    • A45C13/262Special adaptations of handles for wheeled luggage
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C5/00Rigid or semi-rigid luggage
    • A45C5/14Rigid or semi-rigid luggage with built-in rolling means

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャスター付の鞄
に関し、とくに、上下に伸縮できる取手を有する鞄に関
する。本明細書において鞄は、スーツケースやアタッシ
ュケースを含む広い意味に使用する。
【0002】
【従来の技術】キャスターと引出し自在な取手を備える
鞄は、すでに開発されて多く使用されている。この構造
の鞄は、航空機に持込みできるタイプが多い。この構造
の鞄は、例えば、米国特許第4995487号の明細
書、特公平4−76686号公報、実開平57−179
824号公報及び実開昭63−131634号公報に記
載されている。これ等の公報に記載される鞄は、図1に
示すように底面の片側に2個のキャスター1を設けてい
る。キャスター1の反対側には、短い脚2を固定してい
る。鞄を垂直に立てると、キャスター1と脚2とが床に
接触する。この状態では、回転しない脚2が接触するの
で、鞄は移動しない状態で垂直に自立する。さらに、鞄
を引っ張って移動させるために、上面に引き出しできる
ように取手3を設けている。取手3は、鞄を傾斜させた
状態で引っ張って移動させるので、キャスター1と同じ
側に設けられる。
【0003】この構造の鞄は、図1に示すように、鞄を
傾け、取手3を引っ張って移動できる。鞄が傾斜する
と、キャスター1が床に接触し、脚2は床から離れる。
この状態で取手3を引っ張ると、キャスター1が回転し
て楽に移動できる。しかしながら、このようにして移動
させる鞄は、航空機内のように狭いところや、混雑する
ところでは、キャスター1を使用できないことがある。
キャスター1で走行させると、鞄の横幅が広くなって、
機内の座席の間の狭い通路や、混雑するところで自由に
移動できないからである。
【0004】キャスター付きの鞄は、大きくて重い鞄を
軽く、楽に移動させるのに便利な構造である。鞄が重く
ても、キャスターで楽に移動できるからである。本発明
者は、このような欠点を解消するために、図2に示す構
造の鞄を開発した。この図の鞄は、キャスター1を、鞄
本体4の底面4Aに装着している。キャスター1は、鞄
本体4を垂直姿勢で自立できるように、底面4Aの四隅
に設けている。取手3のグリップ7は、鞄本体4の上方
で、その中央に位置する。この構造の鞄は、図1に示す
ように、鞄を傾斜させて移動させるのではない。鞄を垂
直に立てた姿勢で、図2の矢印で示す方向に移動させ
る。矢印で示す方向に移動させると、横幅を狭くして移
動できる。このため、機内や混雑するところで便利に移
動できる特長がある。さらに、4個のキャスター1に、
自由な方向に移動できる自在キャスターを使用すると、
鞄は、垂直の姿勢で自由な方向に移動できる。垂直姿勢
の鞄は、鞄の重さが取手3に作用しない。このため、鞄
が極めて重くても、押すだけで楽に移動できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図2に示す構造の鞄
は、以上のように4個のキャスター1を使用して軽く、
楽に移動させて便利に使用できる特長がある。ただ、こ
の構造の鞄は、取手3を鞄本体4に連結するためのガイ
ド筒が、鞄本体4内部の収納容積を小さくする弊害があ
る。この弊害は、鞄本体4が薄くなると甚だしくなる。
鞄本体4の厚さに関係なく、ガイド筒が鞄本体4内部を
専有する容積がほとんど同じになるからである。とく
に、ガイド筒は、鞄をバランス良く押して移動できるよ
うに、鞄本体4の中央に配設する必要があるので、これ
が邪魔になって、鞄本体4に厚い物を収納できなくなる
欠点がある。ガイド筒のない鞄は、鞄本体とほぼ同じ厚
さのものを収納できる。これに対して、中央にガイド筒
のある鞄は、鞄本体の半分よりもさらに薄いものしか収
納できない。ガイド筒が邪魔になるからである。
【0006】さらに、キャスターを備える鞄は、重い物
を収納して重さを無視して移動できる特長があるが、こ
の特長に加えて、杖に併用できるならさらに楽に移動で
きる。図2に示す鞄は、引き出される垂直ロッド6をス
トッパで停止し、グリップ7の高さを約80〜90cm
にして杖に併用することもできる。ただ、この構造の鞄
を杖に併用するために、鞄の底面を強く補強する必要が
ある。4個のキャスターの中央にグリップを配設してい
るからである。グリップが押されると、鞄の底面が湾曲
する力が作用する。この力で変形しないように、鞄の底
面を強く補強する必要がある。鞄を補強すると重くな
り、たとえば、階段等で持ち上げて運ぶときに、楽に移
動できなくなる。
【0007】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、取
手を鞄本体に装着するガイド筒による収納容積の減少を
最小にできると共に、杖に併用して鞄本体を軽量にでき
る鞄を提供することにある。また、本発明の大切な目的
は、薄い鞄本体においても、握り部を長くでき、握りや
すいグリップ形状として、押して自由な方向に楽に移動
できる鞄を提供するにある。さらにまた、本発明の他の
大切な目的は、混雑した場所においても、楽に、しかも
スムーズに移動できる鞄を提供するにある。さらにま
た、鞄本体を薄くしても倒れ難いように、好きな方向に
自由に移動できる鞄を提供するにある。さらにまた、キ
ャスターを小さくして、押しながら凹凸のある路面を鞄
本体が倒れないように速やかに移動できる鞄を提供する
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の鞄は、前述の目
的を達成するために下記の構成を備える。鞄は、開閉自
在な鞄本体4と、鞄本体4の底面4Aの四隅に装着され
て鞄本体4を垂直に自立する姿勢で移動させる4個のキ
ャスター1と、鞄本体4に装着されて上方に引出し自在
な取手3とを備える。取手3は、上端にグリップ7を有
すると共に、グリップ7に垂直ロッド6を連結してい
る。この垂直ロッド6は、鞄本体4に固定されるガイド
筒5に出入り自在に挿入されており、ガイド筒5を介し
て鞄本体4に装着されている。
【0009】さらに、本発明の請求項1の鞄は、下記の
独特の構成を備える。 (a) 鞄を垂直に立てた姿勢で、自由な方向に移動で
きるように、4個のキャスター1は、4個のキャスター
1、あるいは、取手3から離れた側に装着されるキャス
ター1が、自由に移動方向を変更できる自在キャスター
である。 (b) 取手3を鞄本体4の片方の側面4Bに装着する
ために、2本のガイド筒5を、鞄本体4の片方の側面4
Bの両側に、上下方向に延長して固定している。 (c) 取手3は、2本の垂直ロッド6を備え、2本の
垂直ロッド6の上端を連結するように、グリップ7を固
定している。 (d) 取手3を杖に併用でき、鞄を押して移動できる
ように、ガイド筒5に挿入された垂直ロッド6は、垂直
に引き出された位置に停止されて、垂直姿勢に保持され
るストッパ8を備える。 (e) グリップ7は、2本の垂直ロッド6を連結する
連結部7Aと、この連結部7Aに対して直角な方向に鞄
本体4の長手方向に延長される握り部7Bとを備える。 (f) 鞄を杖に併用できるように、ストッパ8は、キ
ャスター1の下端からグリップ7の握り部7Bまで高さ
を、60〜100cmとする位置で垂直ロッド6を停止
させる。 (g) 握り部7Bは、鞄本体4に対して縦方向に握っ
て移動できるように、鞄本体4の上面4Cの中央ないし
ほぼ中央に位置して、鞄本体4の上面4Cの長手方向に
延長されている。 (h) 鞄は、取手3の垂直ロッド6をガイド筒5から
引き出した状態で、握り部7Bを握って、鞄本体4を垂
直の姿勢に立てて、自由な方向に移動できるように構成
されている。
【0010】さらに、本発明の請求項2の鞄は、下記の
独特の構成を備える。 (a) 4個のキャスター1は、4個のキャスター1、
あるいは、取手3から離れた側に装着される2個のキャ
スター1が、自由に移動方向を変更できる自在キャスタ
ーである。 (b) 鞄本体4の片側の側面4Bに、横幅の広いガイ
ド筒5を鞄本体4の側面4Bと平行に、上下方向に延長
して固定している。 (c) 取手3の垂直ロッド6は、横幅の広いガイド筒
5に出入り自在に挿入できるように、横幅の広いロッド
状で、上端にグリップ7を固定している。 (d) ガイド筒5に挿入された垂直ロッド6は、垂直
に引き出された位置に停止されて、垂直姿勢に保持され
るストッパ8を備える。 (e) グリップ7は、横幅の広い垂直ロッド6に連結
される連結部7Aと、この連結部7Aに対して直角な方
向に鞄本体4の長手方向に延長される握り部7Bとを備
える。 (f) ストッパ8は、キャスター1の下端からグリッ
プ7の握り部7Bまで高さを、60〜100cmとする
位置で垂直ロッド6を停止させる。 (g) 握り部7Bは、鞄本体4の上面4Cの中央ない
しほぼ中央に位置して、鞄本体4の上面4Cの長手方向
に延長されている。 (h) 鞄は、取手3の垂直ロッド6をガイド筒5から
引き出した状態で、握り部7Bを握って、鞄本体4を垂
直の姿勢に立てて、自由な方向に移動できるように構成
されている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための鞄を例示するものであっ
て、本発明は鞄を下記のものに特定しない。
【0012】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施の形態に示される部材に対応す
る番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解
決するための手段の欄」に示される部材に付記してい
る。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形
態の部材に特定するものでは決してない。
【0013】図3に示す鞄は、鞄本体4の底面4Aに車
輪台を固定し、車輪台の四隅にキャスター1を固定して
いる。さらに、鞄本体4には、垂直に引き出しできる取
手3を装着している。
【0014】鞄本体4は、底面4Aと、底面4Aの両端
に連結されている両側の側面4Bと、側面4Bの上端を
連結している上面4Cと、両面の開口部を開閉できるよ
うに閉塞する蓋10とからなる。鞄本体4は、底面4A
と側面4Bと上面4Cとで横に長い長方形に形成されて
両面を開口し、この開口部を蓋10で開閉できるように
閉塞している。
【0015】蓋10は、鞄本体4の両面の開口部に設け
られている。この蓋6は、鞄本体4の全面を開放できる
ように、下端を鞄本体4に折曲できるように連結し、両
側縁と上縁を、チャック13で鞄本体4の側面4Bと上
面4Cの開口縁に連結している。図に示す蓋10は、表
面に、開口部にチャック14を設けたポケット15を設
けている。ポケットは、蓋の内面にも設けることができ
る。
【0016】鞄本体の大きさは、たとえば、下記のSM
Lの3タイプとする。 S…38(長さ)×30(高さ)×15(幅)cm M…41(長さ)×32(高さ)×16(幅)cm L…44(長さ)×34(高さ)×17(幅)cm
【0017】ただ、本発明の鞄は、鞄本体の寸法の前記
のものに特定しない。鞄本体4は、自立させてキャスタ
ー1で倒れ難い状態で押しながら移動できるように、好
ましくは、厚さを10cm〜25cmに、長さを20c
m〜50cmとする。鞄は、好ましくは、底面4Aの大
きさを10(幅)×20cm(長さ)以上として、安定
して垂直に立てて移動できるようにする。機内持込みタ
イプの鞄は、幅を15〜20cmとして、長さを35〜
45cmとする。機内持込みタイプの鞄は、長さを50
cm以下とする。
【0018】鞄本体4は、図4と図5の断面図に示すよ
うに、内面に方形状の補強枠11を設け、この補強枠1
1の表面に、硬板内張と、軟質表面材を張設している。
補強枠11は、図6の断面図に示すように、硬質の塩化
ビニル樹脂やポリエチレン等の硬質プラスチック板11
Bに、複数本の針金11Aを挿入して補強したものを、
鞄本体4の内面に沿う枠形状に折曲したものである。こ
の図の補強枠11は、硬質プラスチック板11Bに縦に
延長して角孔11Cを設けている。角孔11Cには、針
金11Aが挿入され、針金11Aで硬質プラスチック板
11Bを強く補強している。針金11Aは、たとえば、
2〜4mmφの太さのものが使用される。この構造の補
強枠11は、軽量で強靱な特長がある。ただ、補強枠1
1には、アルミニウムや薄い鉄板等も使用できる。
【0019】硬板内張は、厚紙、薄くて硬いプラスチッ
ク板である。硬板内張は、同じ材質、あるいは異なる材
質のものを複数枚積層することもできる。図に示す鞄
は、補強枠11と硬板内張とを別々の部材としている
が、両方を一体構造とすることもできる。軟質表面材
は、布やプラスチックシートである。図に示す鞄本体4
は、軟質表面材の外側でその中央に、天然あるいは合成
皮革を帯状にした装飾材を縫着している。
【0020】さらに、鞄は、鞄本体4の底面4Aの四隅
にキャスター1を固定している。キャスター1は車輪台
9に固定される。車輪台9は、鞄本体4の底面4Aに固
定される。車輪台9は、鞄本体4の幅にほぼ等しい長さ
さを有し、2枚に分離して全体を軽くしている。車輪台
9は、ネジやリベットを介して、鞄本体4の底面4Aに
固定される。ただ、車輪台は、鞄本体の底面にほぼ等し
い大きさとすることもできる。車輪台9は充分な強度を
有するように、アルミニウム等の金属板が使用される。
アルミニウム製の車輪台9は、好ましくは厚さが2〜5
mm、さらに好ましくは3〜4mmである。車輪台は軽
くするために、部分的に貫通孔を開口することもでき
る。
【0021】車輪台9にはキャスター1を固定してい
る。キャスター1は鞄本体4の底面4Aの四隅に位置し
て、車輪台9に固定されている。キャスター1は自由に
首振りできるもので、通称「自在車」と呼ばれるものを
使用する。ただ、4個のキャスターの全てを首振り式の
ものとせず、鞄本体の取手から離れる側に配設する2個
のキャスターを首振り式とし、取手側の2個のキャスタ
ーは首振り式でないものとすることもできる。キャスタ
ー1はネジやリベットを介して車輪台9の下面に固定さ
れる。
【0022】本発明の鞄は、鞄本体を前述の構造に特定
しない。鞄本体は、蝶番を介して開閉できる蓋を連結す
る構造とすることもできる。この鞄は、鞄本体と蓋を、
充分な強度を有する硬質材、例えば、繊維質のものをバ
インダーで硬化結合して板状に成形したもの、耐水性の
硬い紙の表面に塗料を塗布したもの、硬質のプラスチッ
ク、アルミニウム等の金属で成形している。鞄本体と蓋
とは、相当に重いものを収納しても変形しない強度の厚
さに設計される。
【0023】取手3は、2本の垂直ロッド6の上端に、
グリップ7を連結したもので、グリップ7は、全体の形
状をT字状として、垂直ロッド6に両端を連結する連結
部7Aと、握り部7Bとからなっている。グリップ7
は、プラスチックを成形して製作され、連結部7Aの下
面に、垂直ロッド6を挿入して連結する穴を開口してい
る。握り部7Bは、図7の断面図に示すように、上面を
半円形に湾曲し、下面の両側に切込みを設けている。こ
の形状の握り部7Bは、両側の切込みを掴んで、簡単に
引き上げることができる。T字状のグリップ7は、垂直
ロッド6を引き出した状態で、図3に示すように、握り
部7Bを、鞄本体4の上面の中央ないしはほぼ中央に位
置させて、鞄本体4の上面4Cの長手方向に延長され
る。グリップ7は、握り部7Bを、確実に握ることがで
きるように、握り部7Bの長さを8cm以上、好ましく
は8〜12cmとしている。
【0024】グリップ7は、鞄をキャスター1で移動さ
せるときに、図3に示すように、鞄から引き出される。
鞄をキャスター1で移動させないときは、図7と図9と
図10に示すように、グリップ7を押し込んだ状態とす
る。
【0025】取手3は、グリップ7を鞄本体4から引き
出した位置と、降下させた位置にストッパで停止され
る。グリップ7を引き上げた位置に停止させるのは、グ
リップ7を押してキャスター1で鞄を移動させるとき
と、グリップ7にもたれて、いいかえるとグリップ7を
杖のように使用して休憩するときである。このような使
用状態で、取手3が鞄に押し込まれるのをストッパで停
止させる。グリップ7を鞄に押し込んで停止させるの
は、鞄本体4に固定する別のグリップ7を握って、鞄を
持ち上げて運搬するときである。
【0026】垂直ロッド6の全長は、グリップ7を最も
引き上げた状態で、キャスター1の下端からグリップ7
までの高さが約90cmとなるように設計する。ただ、
キャスター1の下端からグリップ7までの高さは、60
〜100cmの範囲で変更することもできる。グリップ
7の高さを約90cmにすると、もっとも楽に鞄を押し
て移動でき、また、楽に杖に併用できる。
【0027】2本の垂直ロッド6は、2本のガイド筒5
を介して、鞄本体4に上下に出し入れできるように装着
されている。ガイド筒5は、鞄本体4の片方の側面4B
の両側に固定されている。ガイド筒5は、垂直ロッド6
を摺動させて出し入れできる筒状である。ガイド筒5
は、図3に示すように、固定側板12を介して鞄本体4
の側面4Bに固定される。
【0028】固定側板12は、図8に示すように、ネジ
やリベット等の止具を介して、鞄本体4の側面4Bに固
定される。固定側板12は、止具によらず、また止具に
加えて、接着して鞄本体4に固定することもできる。固
定側板12は、プラスチックの成形品で、ガイド筒5を
挿入して垂直に固定するための縦孔を両側に設けてい
る。固定側板12は、鞄本体4の幅よりも多少狭い幅
と、ガイド筒5を挿入できる厚さと、ガイド筒5を強固
に鞄本体4に固定できる長さに成形されている。固定側
板12は、鞄本体4の側面4Bに固定された後、ここに
ガイド筒5を挿入して固定する。ガイド筒5は、接着し
て固定し、あるいは図示しないが、固定側板12からガ
イド筒5に向かってネジをねじ込んで定位置に固定す
る。以上のように、固定側板12を介してガイド筒5を
鞄本体4に固定する鞄は、ガイド筒5を正確な位置に、
簡単かつ容易に、しかも確実に固定できる特長がある。
【0029】垂直ロッド6は、最も引き上げた位置で、
ストッパで降下が停止される。ストッパは、垂直ロッド
6を引き上げた位置で停止できる全ての構造を使用でき
る。図3に示す鞄は、垂直ロッド6を2段に引き伸ばし
できるように、上下の2本の垂直ロッド6を連結してい
る。上の垂直ロッド6は下の垂直ロッド6よりも細く、
下の垂直ロッド6に出入りでき、かつ、引き抜かれない
ように挿入している。下の垂直ロッド6は、ガイド筒5
に出入りできるように挿入される。
【0030】この構造の垂直ロッド6を最も引き上げた
位置に停止するストッパを図11と図12に示す。図1
1は上下の垂直ロッド6のストッパ8を示し、図12は
下の垂直ロッド6をガイド筒5に停止させるストッパ8
を示す。図11のストッパ8は、上の垂直ロッド6の内
部に、半径方向に弾性的に突出する弾性凸部16と、こ
の弾性凸部16を押し出すスプリング22と、スプリン
グ22と弾性凸部16を内蔵するパイプ17とを備え
る。弾性凸部16は、スプリング22に押されて、上の
垂直ロッド6の貫通孔から半径方向に突出して、下の垂
直ロッド6に設けられた停止孔18に挿入されている。
弾性凸部16は、上の垂直ロッド6の下端部に配設さ
れ、停止孔18は上の垂直ロッド6の上端部に開口され
ている。この構造のストッパ8は、上の垂直ロッド6が
下の垂直ロッド6から引き上げられると、弾性凸部16
が、停止孔18に挿入される。この状態になると、上の
垂直ロッド6は、下の垂直ロッド6に対して降下しなく
なる。上の垂直ロッド6を降下させるときは、上の垂直
ロッド6を強く押し下げる。この状態になると、弾性凸
部16は停止孔18から強制的に押し出されて、上の垂
直ロッド6を降下できる状態となる。
【0031】図12に示すストッパ8は、垂直ロッド6
の内側に設けた凹部19に、ボール20を弾性的に押し
込んでいる。ボール20を弾性的に押圧するために、ボ
ール20とシリンダ5Aとの間にコイルバネ21を内蔵
させている。コイルバネ21はボール20を弾性的に押
し出している。垂直ロッド6の下端には、これがガイド
筒5から引き抜かれるのを防止するために、鍔23を固
定している。ガイド筒5の上端には、鍔23が引っかか
るように段差5Bを設けている。この構造のストッパ8
は、グリップ7を引き上げて、垂直ロッド6がガイド筒
5の最も上まで引き上げられると、凹部19にボール2
0が嵌入されて、垂直ロッド6を引き上げ位置に停止さ
せる。このため、グリップ7は最も引き上げた位置に停
止される。グリップ7を押し下げようとしても、ボール
20が凹部19に弾性的に押しこまれて、グリップ7が
降下するのを阻止する。ただし、グリップ7を強く押し
下げると、ボール20が凹部19から押し出されるの
で、垂直ロッド6を降下させることができる。
【0032】図11と図12に示すストッパ8は、グリ
ップ7を最も上まで引き上げると、特別な操作をするこ
となく、グリップ7をその位置に停止できる。また、強
くグリップ7を押し下げて、グリップ7を降下できる。
このため、簡単にグリップ7を最も上まで引き上げて停
止でき、また、簡単に降下できる特長がある。ただ、ス
トッパには、たとえば、図示しないが、すでに公知の鞄
に利用されているように、グリップに操作ボタンを設け
ることもできる。この構造のストッパは、グリップを最
も上まで引き上げてグリップを停止させた後は、操作ボ
タンを操作しない限りグリップを押し下げることができ
ない構造にできる。この構造のストッパは、グリップを
強く押しても、降下することがないので、杖に使用する
ときに強くもたれられる特長がある。
【0033】さらに、ストッパは、垂直ロッドを最も下
まで押し込んだ位置で停止させることもできる。この構
造のストッパは、垂直ロッドを最も降下させたときに、
弾性凸部やボールを弾性的に押し込む、停止孔や凹部
を、垂直ロッドに設ける。
【0034】以上の鞄は、垂直ロッドを2段に引き伸ば
しできる構造をしているが、垂直ロッドは、図示しない
が、1段に引き伸ばしできるように、ガイド筒に挿入す
ることもできる。さらに、図示しないが、垂直ロッドは
3段以上に引き伸ばしできる構造とすることもできる。
【0035】図13は、垂直ロッド6とガイド筒5を、
1本の筒状とした鞄を示す。この図の鞄は、鞄本体4の
片側の側面4Bに、横幅の広いガイド筒5を、固定側板
12を介して、鞄本体4の側面4Bと平行に、上下方向
に延長して固定している。垂直ロッド6は、横幅の広い
ガイド筒5に出入り自在に挿入できるように、横幅の広
いロッド状で、上端にグリップ7を固定している。グリ
ップ7は、図3に示す鞄とほぼ同じ形状のものが使用さ
れる。ガイド筒5に挿入された垂直ロッド6は、垂直に
最も上まで引き上げられた位置に停止されて、垂直姿勢
に保持されるストッパを備える。ストッパは、図11と
図12に示す構造のものが使用できる。ストッパで、最
も上まで引き上げられて停止されるグリップ7は、キャ
スター1の下端からグリップ7の握り部7Bまで高さ
を、図3の鞄と同じように、たとえば、60〜100c
m、好ましくは約90cmとする。この構造の鞄は、ガ
イド筒5と垂直ロッド6を1本にできるので、全体の構
造を簡単にできる。また、垂直ロッド6とガイド筒5の
横幅が広いので、横方向の強度を強くして、鞄が横に倒
れのを確実に阻止できる特長もある。さらに、横幅が広
い垂直ロッド6は、ロッドがねじれるのを有効に防止で
きる特長がある。
【0036】
【発明の効果】本発明の鞄は、下記の極めて優れた特長
がある。 取手を鞄本体に装着するガイド筒による収納容積の
減少を最小にでき、全体の外形に対して、収納容積を大
きくできる特長がある。とくに、鞄本体を薄くして厚い
ものを便利に収納できる特長がある。それは、本発明の
鞄が、グリップを引き出し自在に鞄本体に装着するガイ
ド筒を、鞄本体の片方の側面に配設しているからであ
る。鞄本体の側面は幅が狭いので、ここに2本のガイド
筒を固定し、あるいは幅の広いガイド筒を固定しても、
鞄本体の内部に大きな容積を専有することがない。とく
に、本発明の鞄は、ガイド筒と垂直ロッドとグリップを
独特の構造として、グリップの握り部を、鞄本体の中央
部に長手方向に延長している。このため、グリップを手
で握って、鞄を好きな方向に移動できるにもかかわら
ず、図2に示す従来の鞄のように、鞄本体の内部にガイ
ド筒を配設する必要がなく、これによる収納容積の減少
を最小にできる特長がある。
【0037】 グリップを握って、杖に併用できる構
造として、しかも、鞄本体を軽量にできる特長がある。
それは、本発明の鞄が、グリップを出入りできるように
挿入しているガイド筒を、鞄本体の片方の側面に装着し
ているからである。この構造の鞄は、グリップを最も上
まで引き上げてこの位置で停止する状態で、杖に併用で
きる。杖に使用してグリップを押し下げるとき、グリッ
プの押し下げ力は、4輪のキャスターに作用するのでは
なくて、ガイド筒を固定している側面近傍のキャスター
に作用する。言い替えると、グリップを押し下げる力
は、片方のキャスターにほぼ直接的に作用して、鞄本体
の底面を曲げる力としては作用しない。このため、杖に
併用できるにもかかわらず、鞄本体の底面を補強する必
要がなく、鞄本体を軽量にできる特長がある。
【0038】 鞄本体を薄くしても、握り部を長くで
き、グリップを握りやすい形状にできる。それは、グリ
ップをガイド筒に連結する連結部と、鞄本体の長手方向
に延長される握り部で構成しているからである。この構
造のグリップは、長くできる握り部を手で掴み、グリッ
プで鞄本体を押しながら自由な方向に楽に移動できる特
長がある。とくに、取手から離れた側の2個のキャスタ
ー、あるいは4輪のキャスターが、自由に移動方向を変
更できる自在キャスターであるので、長い握り部を手で
掴み、鞄本体の姿勢と移動させる方向を調整しながら、
理想的な方向に移動できる。
【0039】 混雑した場所においても、楽に、しか
もスムーズに移動できる特長がある。それは、本発明の
鞄が、鞄本体の一方の側面にガイド筒を固定し、このガ
イド筒に引き出しできるように垂直ロッドを連結して、
垂直ロッドの上端にグリップを固定しているからであ
る。この構造の鞄は、グリップを握り、鞄本体の押しな
がら、安定して移動できる。すなわち、図1に示す鞄の
ように、鞄本体を後方に引っ張って移動する必要がな
い。この状態で移動できる鞄は、鞄と混雑している人の
間の両方を見ながら、鞄が他人に当たらないように移動
できる。とくに、鞄本体の後方のグリップを握って、押
す姿勢で移動させることにより、鞄本体の向きと移動さ
せる方向の両方を調整して、混雑する場所で鞄をスムー
ズに移動できる特長がある。
【0040】 鞄本体を薄くしても倒れ難いように、
好きな方向に自由に移動できる特長がある。それは、鞄
本体の片方の側面に、ガイド筒と垂直ロッドを介してグ
リップを固定し、このグリップの握り部を、鞄本体の長
手方向に延長して長くできるからである。鞄本体の長手
方向に長く延長される握り部は、ここを握って、鞄本体
が横に倒れるのを確実に阻止できる。グリップが、鞄本
体から離れた上方に位置するからである。握り部は、鞄
本体の長手方向ではなくて、この方向に直交する横方向
に延長して設けることもできる。ただ、この方向の握り
部は、手が握り部に沿って滑ると、鞄本体が倒れる方向
に傾くので、非常に強く握って移動させる必要がある。
ところが、本発明の鞄は、握り部に沿って手が滑っても
鞄本体は倒れる方向に傾くことはない。ただ、前後の移
動位置が多少ずれるにすぎない。このため、鞄本体が倒
れるのを確実に阻止して、楽に移動できる特長がある。
さらに、横方向に延長される握り部は、鞄本体の横幅よ
りも長くできないので、鞄本体が薄いときに、全長が短
くなって握り難い欠点がある。ところが、本発明の鞄
は、連結部から直角に、鞄本体の長手方向に握り部を延
長しているので、鞄本体が薄く、2本のガイド筒の幅が
狭くなっても、握り部を長くして、握りやすく、また、
確実に握ることのできる長さにできる。
【0041】 さらにまた、本発明の鞄は、キャスタ
ーを小さくして、押しながら凹凸のある路面を速やかに
移動できる特長がある。それは、前述の握り部を鞄本体
の長手方向に長くできることに加えて、握り部を鞄本体
の片方の側面に固定しているので、握り部で鞄本体を押
しながら移動させるとき、鞄本体の前部ではなくて、後
部を握って移動できるからである。鞄本体の前部を掴ん
で移動させると、キャスターが小石等に当たってスムー
ズに移動できないとき、鞄本体が前方に倒れやすくな
る。ところが、本発明の鞄は、鞄本体の後部に位置し、
かつ相当に長くできる握り部を握って移動させるので、
小石などがあるとは、前方のキャスターを浮かせるよう
な状態で、移動して、鞄本体が前方に倒れるのを有効に
防止できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のキャスター付きの鞄を示す斜視図
【図2】本発明者が先に開発した鞄の斜視図
【図3】本発明の実施例にかかる鞄の斜視図
【図4】図3に示す鞄の垂直断面図
【図5】図3に示す鞄の水平断面図
【図6】鞄本体に内蔵される補強枠の断面図
【図7】図3に示す鞄のグリップ部分を示す側面図およ
び握り部の断面図
【図8】図3に示す鞄の取手部分を示す一部断面平面図
【図9】図3に示す鞄を取手部分からみた側面図
【図10】図3に示す鞄の取手部分の正面図
【図11】垂直ロッドを定位置に停止されるストッパの
一例を示す断面図
【図12】垂直ロッドをガイド筒の定位置に停止される
ストッパの一例を示す断面図
【図13】本発明の他の実施例の鞄を示す斜視図
【符号の説明】
1…キャスター 2…脚 3…取手 4…鞄本体 4A…底面 4B…側面
4C…上面 5…ガイド筒 5A…シリンダ 5B…段差 6…垂直ロッド 7…グリップ 7A…連結部 7B…握り部 8…ストッパ 9…車輪台 10…蓋 11…補強枠 11A…針金 11B…硬質プ
ラスチック 11C…角孔 12…固定側板 13…チャック 14…チャック 15…ポケット 16…弾性凸部 17…パイプ 18…停止孔 19…凹部 20…ボール 21…コイルバネ 22…スプリング 23…鍔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在な鞄本体(4)と、鞄本体(4)の底
    面(4A)の四隅に装着されて鞄本体(4)を垂直に自立する
    姿勢で移動させる4個のキャスター(1)と、鞄本体(4)に
    装着されて上方に引出し自在な取手(3)とを備え、取手
    (3)は上端にグリップ(7)を有すると共に、グリップ(7)
    に垂直ロッド(6)を連結しており、この垂直ロッド(6)は
    鞄本体(4)に固定されるガイド筒(5)に出入り自在に挿入
    されると共に、ガイド筒(5)を介して鞄本体(4)に装着さ
    れており、下記の全ての構成を有することを特徴とする
    鞄。 (a) 4個のキャスター(1)は、少なくとも、取手(3)
    から離れた側に装着されるキャスター(1)が、自由に移
    動方向を変更できる自在キャスターである。 (b) 2本のガイド筒(5)が、鞄本体(4)の片方の側面
    (4B)の両側に、上下方向に延長して固定されている。 (c) 取手(3)は、2本の垂直ロッド(6)を備え、2本
    の垂直ロッド(6)の上端を連結するように、グリップ(7)
    を固定している。 (d) ガイド筒(5)に挿入された垂直ロッド(6)は、垂
    直に引き出された位置に停止されて、垂直姿勢に保持さ
    れるストッパ(8)を備える。 (e) グリップ(7)は、2本の垂直ロッド(6)を連結す
    る連結部(7A)と、この連結部(7A)に対して直角な方向に
    鞄本体(4)の長手方向に延長される握り部(7B)とを備え
    る。 (f) ストッパ(8)は、キャスター(1)の下端からグリ
    ップ(7)の握り部(7B)まで高さを、60〜100cmと
    する位置で垂直ロッド(6)を停止させる。 (g) 握り部(7B)は、鞄本体(4)の上面(4C)の中央な
    いしほぼ中央に位置して、鞄本体(4)の上面(4C)の長手
    方向に延長されている。 (h) 鞄は、取手(3)の垂直ロッド(6)をガイド筒(5)
    から引き出した状態で、握り部(7B)を握って、鞄本体
    (4)を垂直の姿勢に立てて、自由な方向に移動できるよ
    うに構成されている。
  2. 【請求項2】 開閉自在な鞄本体(4)と、鞄本体(4)の底
    面(4A)の四隅に装着されて鞄本体(4)を垂直に自立する
    姿勢で移動させる4個のキャスター(1)と、鞄本体(4)に
    装着されて上方に引出し自在な取手(3)とを備え、取手
    (3)は上端にグリップ(7)を有すると共に、グリップ(7)
    に垂直ロッド(6)を連結しており、この垂直ロッド(6)は
    鞄本体(4)に固定されるガイド筒(5)に出入り自在に挿入
    されると共に、ガイド筒(5)を介して鞄本体(4)に装着さ
    れており、下記の全ての構成を有することを特徴とする
    鞄。 (a) 4個のキャスター(1)は、少なくとも、取手(3)
    から離れた側に装着されるキャスター(1)が、自由に移
    動方向を変更できる自在キャスターである。 (b) 鞄本体(4)の片側の側面(4B)に、横幅の広いガ
    イド筒(5)を鞄本体(4)の側面(4B)と平行に上下方向に延
    長して固定している。 (c) 取手(3)の垂直ロッド(6)は、横幅の広いガイド
    筒(5)に出入り自在に挿入できるように、横幅の広いロ
    ッド状で、上端にグリップ(7)を固定している。 (d) ガイド筒(5)に挿入された垂直ロッド(6)は、垂
    直に引き出された位置に停止されて、垂直姿勢に保持さ
    れるストッパ(8)を備える。 (e) グリップ(7)は、横幅の広い垂直ロッド(6)に連
    結される連結部(7A)と、この連結部(7A)に対して直角な
    方向に鞄本体(4)の長手方向に延長される握り部(7B)と
    を備える。 (f) ストッパ(8)は、キャスター(1)の下端からグリ
    ップ(7)の握り部(7B)まで高さを、60〜100cmと
    する位置で垂直ロッド(6)を停止させる。 (g) 握り部(7B)は、鞄本体(4)の上面(4C)の中央な
    いしほぼ中央に位置して、鞄本体(4)の上面(4C)の長手
    方向に延長されている。 (h) 鞄は、取手(3)の垂直ロッド(6)をガイド筒(5)
    から引き出した状態で、握り部(7B)を握って、鞄本体
    (4)を垂直の姿勢に立てて、自由な方向に移動できるよ
    うに構成されている。
JP9013126A 1997-01-07 1997-01-07 Expired - Fee Related JP2901932B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9013126A JP2901932B2 (ja) 1997-01-07 1997-01-07
DE19800177A DE19800177A1 (de) 1997-01-07 1998-01-05 Mit Laufrollen versehenes Gepäckstück
IT98TO000004A ITTO980004A1 (it) 1997-01-07 1998-01-05 Valigia con rotelle orientabili.
US09/002,678 US6065574A (en) 1997-01-07 1998-01-05 Bag mounted with casters
GB9800128A GB2320890B (en) 1997-01-07 1998-01-05 Bag mounted with castors
CN98103921A CN1115996C (zh) 1997-01-07 1998-01-05 带脚轮的皮箱
FR9800057A FR2758058B1 (fr) 1997-01-07 1998-01-06 Sac monte avec des roulettes

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9013126A JP2901932B2 (ja) 1997-01-07 1997-01-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10192026A JPH10192026A (ja) 1998-07-28
JP2901932B2 true JP2901932B2 (ja) 1999-06-07

Family

ID=11824478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9013126A Expired - Fee Related JP2901932B2 (ja) 1997-01-07 1997-01-07

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6065574A (ja)
JP (1) JP2901932B2 (ja)
CN (1) CN1115996C (ja)
DE (1) DE19800177A1 (ja)
FR (1) FR2758058B1 (ja)
GB (1) GB2320890B (ja)
IT (1) ITTO980004A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007524490A (ja) * 2004-02-28 2007-08-30 フイ リー,ポール,ティー 車輪付き手荷物ケース

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2775426B1 (fr) * 1998-03-02 2000-05-19 Delsey Soc Valise a roulettes a station debout
US6474665B1 (en) * 2000-10-16 2002-11-05 Steelcase Development Corporation Mobile pedestal with storable handle
US6910560B2 (en) * 2002-05-29 2005-06-28 Jacques M. Dulin Dual access luggage with orthogonal isolation packing stowage-cell system
KR100614832B1 (ko) * 2004-04-26 2006-08-22 박기호 에어 플라즈마 절단기
US7419037B2 (en) * 2004-07-06 2008-09-02 Trg Accessories, Llc Equipment carrier with a rotatable handle
ITMI20050175U1 (it) * 2005-05-13 2006-11-14 Valextra Srl Borsa da lavoro o bagaglio da viaggio con maniglia di traino estensibile incorporata e con ruote
EP1994848A1 (en) * 2007-05-24 2008-11-26 Chun-Te Chen Trolley bag
US20090301833A1 (en) * 2008-04-04 2009-12-10 Ammon Bruce Hymas Side handle luggage
US8307500B2 (en) * 2009-03-20 2012-11-13 Oscar Gonzales Convertible wheeled luggage handle
CN202095728U (zh) 2010-10-29 2012-01-04 假日集团控股有限公司 行李箱把手
US8607946B2 (en) * 2010-11-19 2013-12-17 Lauri Tamarkin Convertible luggage bag
EP2502518B1 (en) * 2011-03-21 2017-11-29 Samsonite IP Holdings S.a.r.l Light-framed luggage
US8534434B2 (en) 2011-11-28 2013-09-17 Snap-On Incorporated Single axis telescoping handle
US9622597B2 (en) * 2014-07-21 2017-04-18 Charity Lovette White Garment rack
GB2532925A (en) * 2014-11-26 2016-06-08 David Brennand Nicholas Improvements in luggage
USD773819S1 (en) 2015-05-27 2016-12-13 Travelpro Products, Inc. Handle for luggage
CN106690743A (zh) * 2015-08-12 2017-05-24 钱立生 具有可拆卸式拐杖型伸缩杆的行李箱
US10383415B1 (en) 2015-11-19 2019-08-20 Kenneth James Graham Travel bag assembly with a removable clothing rack
JP2018064685A (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 エンドー鞄株式会社 ストッパー部材及びそれを用いたスーツケース
CN107139652A (zh) * 2016-11-05 2017-09-08 刘凤娇 硬质旅行箱配套的万向轮机构
US20210016815A1 (en) * 2019-07-19 2021-01-21 James S. Fleser Roller cart luggage

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1616632A (en) * 1925-02-18 1927-02-08 Mastrontonio Saviour Luggage carrier
JPS5139588B2 (ja) * 1973-08-13 1976-10-28
JPS57179824A (en) * 1981-04-28 1982-11-05 Sharp Corp Integration circuit for electronic shutter
FR2517184A1 (fr) * 1981-12-01 1983-06-03 Superior Ets Element prolongateur pour le roulage et/ou le portage d'un bagage a main
DE3636064A1 (de) * 1986-10-23 1988-04-28 Heinrich Schaefer Koffer
JPS63131634A (ja) * 1986-11-20 1988-06-03 Sony Corp 情報サ−ビスシステムにおけるデ−タレシ−バのアドレツシング方法
US4759431A (en) * 1987-04-15 1988-07-26 Samsonite Corporation Travel bag with combination pull handle and auxiliary bag strap
US4995487A (en) * 1989-08-08 1991-02-26 Plath Robert V Wheeled suitcase and luggage support
DE9000882U1 (de) * 1990-01-26 1991-06-27 Sudhaus Schloß- und Beschlagtechnik GmbH + Co, 5860 Iserlohn Koffer oder ähnlicher Behälter
US5197579A (en) * 1990-03-02 1993-03-30 American Tourister, Inc. Luggage with pull handle
FR2661807B1 (fr) * 1990-05-09 1995-04-28 Sicma Consens Sarl Dispositif de traction de bagages a roulettes.
JP2716577B2 (ja) * 1990-07-13 1998-02-18 沖電気工業株式会社 媒体幅寄せ機構
FR2672191B1 (fr) * 1991-02-04 1993-05-28 Samsonite Corp Bagage muni de quatre elements de roulement.
DE4221215A1 (de) * 1992-06-27 1994-01-05 Karl Adolf Weidt Koffer, insbes. ein rollbarer Reisekoffer
US5330037A (en) * 1992-09-15 1994-07-19 Wang King Shen Wheeled travel bag with adjustable handle
US5339934A (en) * 1993-01-25 1994-08-23 Joseph Liang Luggage steering device
US5464080A (en) * 1993-07-29 1995-11-07 Liang; Joseph Universally pivotal luggage steering apparatus
US5394965A (en) * 1993-09-17 1995-03-07 Kho; Dick T. Attachable pull handle for suitcases
US5560458A (en) * 1994-01-21 1996-10-01 Samsonite Corporation Wheeled luggage with selectively positionable maneuvering and carrying handle and auxiliary luggage and handle restraint
GB2287644A (en) * 1994-03-14 1995-09-27 Yang Fu Hsiung Wheeled case
US5377795A (en) * 1994-05-06 1995-01-03 Vt International Ltd. Two-way towable luggage
US5547053A (en) * 1994-09-08 1996-08-20 Liang; Joseph Spring loaded luggage handle
US5497865A (en) * 1994-09-19 1996-03-12 Yun-Pi; Wu Retractable travel bag handle assembly
US5547052A (en) * 1994-12-09 1996-08-20 Purdy Neat Things Company, Inc. Modular wheeled luggage system, wheeled luggage, garment bag and connector for same
US5584097A (en) * 1995-01-12 1996-12-17 Lu; Kuo-Yu Full handle for a truck
US5676223A (en) * 1995-02-21 1997-10-14 Eiffel Design, Inc. Business case
US5564538A (en) * 1995-03-02 1996-10-15 Outrigger, Inc. Wheeled carry-on case
US5581847A (en) * 1995-06-26 1996-12-10 Hsieh; Dick M. Handle device of a wheeled trunk extensible and retractable by a single hand
US5615757A (en) * 1995-10-18 1997-04-01 Chen; Hsiung-Chih Retractable handle assembly for a suitcase
US5630521A (en) * 1996-04-23 1997-05-20 Samsonite Corporation Ergonomic upright wheeled luggage

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007524490A (ja) * 2004-02-28 2007-08-30 フイ リー,ポール,ティー 車輪付き手荷物ケース

Also Published As

Publication number Publication date
FR2758058B1 (fr) 2000-08-11
GB2320890B (en) 2000-08-23
DE19800177A1 (de) 1998-07-09
FR2758058A1 (fr) 1998-07-10
JPH10192026A (ja) 1998-07-28
ITTO980004A1 (it) 1998-07-07
CN1115996C (zh) 2003-07-30
CN1187327A (zh) 1998-07-15
GB2320890A (en) 1998-07-08
GB9800128D0 (en) 1998-03-04
US6065574A (en) 2000-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2901932B2 (ja)
JP2802914B2 (ja) キャスター付きの鞄
JP2858232B2 (ja) キャスター付きのスーツケース
JP2004344355A (ja) キャスター付きの鞄
EP1718183B1 (en) Wheeled luggage case
JP2938818B2 (ja)
JP2736824B2 (ja) 格納可能な引きハンドルを有するホイール付きフライトバッグ
US5568848A (en) Laterally movable suitcase with wheeled, pivotable leg
US7600763B2 (en) Shopping cart base
JP4276594B2 (ja) キャスター付の鞄
US20070063461A1 (en) Cupholder for a shopping cart
US20060220334A1 (en) Article carrying cart
JP6770728B2 (ja) 折り畳み椅子を有する鞄及びこれを構成するベースフレーム
JP2009297177A (ja) 折り畳み椅子を有する鞄
US20210322840A1 (en) Golf bag carrier with golf bag and base having detachable wheels
US5924709A (en) Wheeled golf bag support base and associated handle
US7410178B2 (en) Shopping cart handle
WO2003001941A1 (en) Adjustable handle system for a carrying case
US20050056510A1 (en) Case with a reinforced bottom
US20220304434A1 (en) Integrated self-opening and self-closing stairs-climbing trolley case
JP3793066B2 (ja)
JP2021062160A (ja) 伸縮式キャリーハンドル器具及びそれを装着した手荷物運搬具
JP5832226B2 (ja) キャスターを有する鞄
JP2590239Y2 (ja) 航空機内持ち込みサイズのスーツケース
GB2347341A (en) Wheeled bag with slanted extendible handle

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees