JP2009296746A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の周波数成分を含む機械共振などに対しても、精度よくかつ即座にその振動の抑制が可能なモータ制御装置を提供する。
【解決手段】モータ11の可動部の動き動作をフィードバック制御する制御系内に配置され、入力信号に対してノッチ周波数を中心とした近傍周波数の信号成分を減衰させる複数のノッチフィルタ15a、15bと、ノッチフィルタ15a、15bのそれぞれに対応づけて異なった周波数帯域が設定され、動き量としての速度検出信号Vaから、設定された周波数帯域の振動成分を抽出する複数の振動抽出フィルタ17a、17bと、振動抽出フィルタ17a、17bそれぞれに対して配置され、振動抽出フィルタ17a、17bが抽出した振動成分の振幅が減少するように、対応するノッチフィルタ15a、15bのノッチ周波数を制御する複数のノッチ制御部18a、18bとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明はモータやモータで駆動される負荷に対し、その速度や位置などの動き動作に対しての制御を行うモータ制御装置に関し、特に、負荷を駆動する場合に発生する機械共振を抑制するモータ制御装置に関する。
このような機械共振を抑制するモータ制御装置は、従来、例えば、特許文献1に開示されている。
以下、従来のモータ制御装置について図9を用いて説明する。図9は、従来のモータ制御装置のブロック図である。
この従来のモータ制御装置90は、モータ11と速度検出器13とに接続される。モータ11には、負荷12が繋がれている。また、速度検出器13は、モータ11の速度を測定し、測定結果に基づきモータ11の速度を示す速度検出信号Vaを出力する。
また、モータ制御装置90は、図9に示すように、機械共振に起因する発振を抑制するため、直列に接続された複数のノッチフィルタ95a、95bおよび95cを備えている。さらに、モータ制御装置90は、速度制御部94と、周波数推定部97と、ノッチフィルタ選択部98と、ノッチ周波数設定部99と、トルク制御部96とを備えている。
周波数推定部97は、機械共振に起因する発振が生じたときにその発振周波数を推定する。ノッチフィルタ選択部98は、周波数推定部97にて推定された周波数と各ノッチフィルタの有効か無効かとする設定状態と設定されているノッチ周波数とに基づき、ノッチフィルタ95a、95bおよび95cの中から1つを選択する。ノッチ周波数設定部99は、ノッチフィルタ選択部98にて選択された1つのノッチフィルタのノッチ周波数を周波数推定部97にて推定された周波数に設定する。
また、速度制御部94は、速度指令信号Vtおよび速度検出信号Vaを入力してトルク指令信号T1を生成する。トルク指令信号T1は、ノッチフィルタ95aに供給され、ノッチフィルタ95a、95bおよび95cによりフィルタ処理された信号であるトルク指令信号T2がトルク制御部96に供給される。トルク制御部96は、トルク指令信号T2に基づき、モータ11が目的のトルクを出力するようにモータ11を制御する。
このように構成された従来のモータ制御装置90において、機械共振に起因する発振が生じると、推定した発振周波数と各ノッチフィルタの有効・無効の設定状態およびノッチ周波数とに基づき、複数のノッチフィルタの中から適切な1つが選択され、ノッチ周波数が再設定される。そして、従来のモータ制御装置90は複数のノッチフィルタを備えているため、複数の機械共振が生じた場合であっても、各機械共振に起因する発振をそれぞれ適切に抑制することができる。
特開2006−288124号公報
しかしながら、上述したような従来のモータ制御装置は、1つの周波数推定部で推定した発振周波数に基づき複数のノッチフィルタの中から適切な1つを選択するような構成であったため、機械共振が複数の周波数成分を含むような振動である場合、正しい振動周波数が推定できなかったり、それら周波数成分の中の1つの周波数に対してのみ振動の抑制動作をしたり、あるいは各周波数成分に対して時系列的に抑制動作したりすることになる。このため、複数の周波数成分を含む機械共振に対しては、適切なノッチフィルタが設定されず振動の抑制効果が発揮されなかったり、振動を抑制するまでに時間を要したりするなどの課題があった。また、周波数を推定する手段として、ゼロクロス周期を利用する方法や、FFTのような周波数解析による方法なども考えられるが、前者では複数の周波数成分を含む機械共振の場合には安定した周期が得られず、また、後者ではある程度のデータ数が得られないと精度よく周波数の推定ができないため時間を要するなどの課題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、複数の周波数成分を含む機械共振などに対しても、精度よくかつ即座にその振動の抑制が可能なモータ制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のモータ制御装置は、検出されたモータ可動部の動き量を利用して、可動部の動き動作をフィードバック制御する制御系を備えるとともに、制御系内に配置され、入力信号に対してノッチ周波数を中心とした近傍周波数の信号成分を減衰させる複数のノッチフィルタと、ノッチフィルタのそれぞれに対応づけて異なった周波数帯域が設定され、設定された周波数帯域に基づき、動き量から振動成分を抽出する複数の振動抽出フィルタと、振動抽出フィルタそれぞれに対して配置され、振動抽出フィルタが抽出した振動成分の振幅が減少するように、対応するノッチフィルタのノッチ周波数を制御する複数のノッチ制御部とを備えた構成である。
このような構成により、負荷を駆動する場合に発生する機械共振において、その機械共振が複数の周波数成分を含むような場合であっても、複数の振動抽出フィルタによって、複数の周波数成分中の各周波数成分が個別に並行して抽出される。さらに、ノッチ制御部およびノッチフィルタも個別の周波数成分に対応しながら並行して動作することになるため、複数の周波数成分を含む機械共振などに対しても、精度よくかつ即座にその振動の抑制が可能となる。
また、本発明のモータ制御装置は、ノッチ制御部が、振動抽出フィルタが抽出した振動成分の振幅が所定のレベルを超えたとき、対応するノッチフィルタに対してノッチ周波数の制御を開始する構成である。
また、本発明のモータ制御装置は、ノッチフィルタが、ノッチ周波数の制御が可能であるとともに、フィルタ機能を有効とする有効状態と無効とする無効状態とに切り替え可能であり、ノッチ制御部が、対応するノッチフィルタが無効状態であり、かつ振動抽出フィルタが抽出した振動成分の振幅が所定のレベルを超えたとき、対応するノッチフィルタを有効状態とし、振動成分の振幅が減少するようにノッチ周波数の可変制御を開始する構成である。
また、本発明のモータ制御装置は、ノッチ制御部が、対応するノッチフィルタと同等の検出用ノッチフィルタと、検出用ノッチフィルタの出力信号の振幅が減少するように、検出用ノッチフィルタのノッチ周波数を変更制御するノッチ周波数制御信号を生成するノッチ周波数変更部とを備え、ノッチ制御部が、ノッチ周波数制御信号を対応するノッチフィルタに供給することで、対応するノッチフィルタのノッチ周波数を制御する構成である。
また、本発明のモータ制御装置は、複数の振動抽出フィルタの中で、1つの振動抽出フィルタが、他の振動抽出フィルタそれぞれの通過周波数帯域を、阻止周波数帯域とした構成である。
また、本発明のモータ制御装置は、複数の振動抽出フィルタとして2つの振動抽出フィルタを備え、一方の振動抽出フィルタを、所定の周波数帯域内の信号を通過させるバンドパスフィルタとし、他方の振動抽出フィルタを、一方の振動抽出フィルタの周波数帯域外の信号を通過させるような周波数特性を有したフィルタとした構成である。
また、本発明のモータ制御装置のノッチ制御部は、振動抽出フィルタが抽出した振動成分の振幅が減少するように、対応するノッチフィルタのノッチ周波数を制御するとともに、振動抽出フィルタの中心周波数がノッチ周波数へと近づくように振動抽出フィルタの中心周波数を制御する構成である。
本発明のモータ装置によれば、機械共振が複数の周波数成分を含むような場合であっても、複数の振動抽出フィルタ、ノッチ制御部およびノッチフィルタが、各周波数成分に個別に対応しながら並行して動作することになるため、複数の周波数成分を含む機械共振などに対しても、精度よくかつ即座にその振動の抑制が可能なモータ制御装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるモータ制御装置10のブロック図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態におけるモータ制御装置10は、モータ11と速度検出器13とに接続される。モータ11には、負荷12が繋がれている。また、速度検出器13は、モータ11内に備えた可動子(図示せず)の回転速度を測定し、その回転速度に応じた速度量を示す速度検出信号Vaを出力する。なお、本実施の形態では、このように、モータ11の可動部としての可動子の回転速度量を動き量として速度検出器13が検出するような一例を挙げて説明する。
モータ制御装置10は、図1に示すように、速度制御部14と、ノッチフィルタ15aおよび15bと、トルク制御部16と、振動抽出フィルタ17aおよび17bと、ノッチ制御部18aおよび18bとを備えている。
速度制御部14には、速度指令値を示す速度指令信号Vtと速度検出器13が検出した速度検出信号Vaとが入力される。速度制御部14は、速度指令信号Vtと速度検出信号Vaとの偏差量を算出し、この偏差量に基づき偏差量を零に制御するためのトルク指令信号T1を生成し、出力する。具体的には、速度制御部14は、例えば速度指令信号Vtと速度検出信号Vaとの差分値を算出し、その差分値を比例積分した結果をトルク指令信号T1として出力する。
ノッチフィルタ15aには、速度制御部14からトルク指令信号T1が入力される。また、モータ制御装置10は、ノッチフィルタ15aとノッチフィルタ15bとの複数のノッチフィルタを備えており、ノッチフィルタ15aとノッチフィルタ15bとは直列に接続されている。ノッチフィルタ15aおよび15bは、入力信号から、その入力信号に含まれる特定の周波数を中心とした周波数を有する信号成分に対し、急峻な減衰を与えるフィルタである。この特定の周波数をノッチ周波数といい、減衰させる近傍の周波数幅をノッチ幅という。
図2は、ノッチフィルタ15aおよび15bの周波数特性の一例を示す図である。図2では、ノッチ周波数fnを中心として、ノッチ幅Bnとする近傍周波数の周波数帯域内の信号成分を減衰させるような周波数特性の一例を示している。なお、詳細については以下で説明するが、ノッチフィルタ15aおよび15bはそれぞれに、ノッチ周波数fnが可変できるように構成されている。さらに、ノッチフィルタ15aおよび15bはそれぞれに、図2に示すような周波数特性となるフィルタ機能を、有効とする有効状態と無効とする無効状態とに切り替え可能なように構成されている。ノッチフィルタ15aおよび15bの有効状態とは、入力信号からノッチ周波数を中心とした周波数帯域の信号成分を除去して出力する状態であり、無効状態とは入力信号をそのまま出力する状態である。
ノッチフィルタ15bからは、トルク指令信号T1を必要に応じてフィルタ処理した信号であるトルク指令信号T2が出力される。
トルク制御部16には、ノッチフィルタ15bから出力されたトルク指令信号T2が入力される。トルク制御部16は、モータ11が目的のトルクを出力するようにモータ11の回転動作を制御する。
このようにして、モータ制御装置10には、速度検出器13により検出された可動子の動き量を示す速度検出信号Vaを利用して、この可動子の回転速度が速度指令信号Vtに応じた回転速度となるように、この可動子の動き動作をフィードバック制御する速度制御系としての制御系が構成される。そして、モータ制御装置10は、この速度制御系内にノッチフィルタ15aおよび15bを配置した構成である。
また、モータ制御装置10は、振動抽出フィルタ17aと振動抽出フィルタ17bとの複数の振動抽出フィルタを備えている。速度検出器13から出力される速度検出信号Vaは、これら振動抽出フィルタ17aおよび17bにも供給される。振動抽出フィルタ17aおよび17bは、ノッチフィルタ15aおよび15bに、それぞれ対応づけて異なった周波数帯域が設定され、設定された周波数帯域に基づき、モータ11の可動子の動き量として供給される速度検出信号Vaから振動成分を抽出する。すなわち、振動抽出フィルタ17aおよび17bは、例えばモータ11により負荷12を駆動した場合に発生する機械共振の振動周波数成分など、入力された速度検出信号Vaに現れる振動成分を抽出し、出力する。
図3は、振動抽出フィルタ17aおよび17bの周波数特性の一例を示す図である。図3(a)は、振動抽出フィルタ17aの周波数特性を示し、図3(b)は、振動抽出フィルタ17bの周波数特性を示している。本実施の形態では、図3に示すように、一方の振動抽出フィルタ17aが中心周波数faを中心として所定の周波数帯域Ba内の信号を通過させるバンドパスフィルタであり、他方の振動抽出フィルタ17bが振動抽出フィルタ17aの周波数帯域Ba外の信号を通過させるような周波数特性を有したフィルタであるような一例を挙げて説明する。より具体的には、振動抽出フィルタ17aと振動抽出フィルタ17bとを合成した周波数特性は、図3(c)に示すような中心周波数faを中心として周波数帯域Babとなるような合成周波数特性である。すなわち、振動抽出フィルタ17bは、中心周波数faを中心とする周波数帯域Ba内の信号の通過を阻止するとともに、周波数帯域Baの下側周波数よりも低い周波数に対して帯域BbL内の範囲、および周波数帯域Baの上側周波数よりも高い周波数に対して帯域BbH内の範囲での信号を通過させる。このように、複数の振動抽出フィルタの中で、1つの振動抽出フィルタ17bは、他の振動抽出フィルタ17aの通過周波数帯域を阻止周波数帯域としている。特に、本実施の形態では、複数の振動抽出フィルタの周波数特性がこのように相補的となるように設定している。このため、例えば、機械共振において、その機械共振が複数の周波数成分を含むような場合であっても、このような複数の振動抽出フィルタを設けることによって、複数の周波数成分中の各周波数成分を個別に並行して抽出可能なようにしている。また、複数の振動抽出フィルタの周波数特性を相補的となるように設定することにより、機械共振が1つの周波数成分を含むような場合であってもいずれかの振動抽出フィルタにより検出できるとともに、2つの周波数成分を含むような場合であってもそれぞれの周波数成分を検出することができる。
振動抽出フィルタ17aおよび17bは、このような周波数特性に基づいて通過した信号、すなわち速度検出信号Vaに現れた振動成分を抽出した信号である振動成分信号を出力する。
振動抽出フィルタ17aが抽出した振動成分信号はノッチ制御部18aに供給され、振動抽出フィルタ17bが抽出した振動成分信号はノッチ制御部18bに供給される。モータ制御装置10は、このように、振動抽出フィルタ17aと17bとのそれぞれに対して配置されるノッチ制御部18aとノッチ制御部18bとの複数のノッチ制御部を備えている。ノッチ制御部18aは、振動抽出フィルタ17aによる振動成分信号の抽出結果に応じてノッチフィルタ15aを制御し、ノッチ制御部18bは、振動抽出フィルタ17bによる振動成分信号の抽出結果に応じてノッチフィルタ15bを制御する。特に、ノッチ制御部18aは、振動抽出フィルタ17aにより振動成分信号が検出されたと判定すると、振動抽出フィルタ17aが抽出した振動成分信号の振幅が減少するように、対応するノッチフィルタ15aのノッチ周波数を制御する。同様に、ノッチ制御部18bは、振動抽出フィルタ17bにより振動成分信号が検出されたと判定すると、振動抽出フィルタ17bが抽出した振動成分信号の振幅が減少するように、対応するノッチフィルタ15bのノッチ周波数を制御する。また、ノッチ制御部18aおよび18bは、ノッチフィルタ15aおよび15bをそれぞれに有効状態と無効状態とに切り替えるような操作も行う。また、ノッチ制御部18aおよび18bにおいて振動成分信号が検出されたと判定するため、各ノッチ制御部は振動成分の振幅が所定のレベルを超えたとき振動成分信号が検出されたと判定し、対応するノッチフィルタに対してノッチ周波数の制御を開始するような構成とすることができる。このような構成とすることにより、所定のレベル以下であるようなノイズ成分による誤動作を防止できる。
図4は、モータ制御装置10の要部を示すブロック図である。次に、図4を参照しながら、振動抽出フィルタが抽出した振動成分信号に基づきノッチフィルタを制御する詳細な構成について説明する。なお、図4では、振動抽出フィルタ17a、ノッチ制御部18aおよびノッチフィルタ15aの構成のみを示しているが、振動抽出フィルタ17b、ノッチ制御部18bおよびノッチフィルタ15bも同様の構成であり、同様の動作をそれぞれが並行して行う。
まず、図4に示すようにノッチ制御部18aは、検出用ノッチフィルタ81とノッチ周波数変更部82とを有している。検出用ノッチフィルタ81は、ノッチフィルタ15aと同等のノッチフィルタである。検出用ノッチフィルタ81には、振動抽出フィルタ17aが抽出した振動成分信号xaが供給される。また、ノッチ周波数変更部82は、検出用ノッチフィルタ81の出力信号の振幅が減少するように、検出用ノッチフィルタ81のノッチ周波数を変更制御する。このような変更制御を行うため、ノッチ周波数変更部82には検出用ノッチフィルタ81の出力信号が供給され、ノッチ周波数変更部82は、この出力信号の振幅を検出するとともに、検出用ノッチフィルタ81のノッチ周波数を変更制御するためのノッチ周波数制御信号vfaを生成し、検出用ノッチフィルタ81に出力する。
ところで、ノッチ制御部18aは、検出用ノッチフィルタ81によって振動成分信号xaの振幅が最も抑制される周波数に対応したノッチ周波数制御信号vfaを生成するために設けている。言い換えると、検出用ノッチフィルタ81の出力信号を誤差とみなし、この誤差が最も小さくなるような最適周波数を検出できればよい。このような誤差を最も小さくするような手法としては、例えば勾配法と呼ばれるような手法が知られている。上述したノッチ制御部18aは、このような勾配法の手法を利用した構成とすればよく、これにより、振動成分信号xaの振幅が最も抑制される周波数に対応したノッチ周波数制御信号vfaを求めることができる。また、ノッチ制御部18bやノッチ制御部18cも同様である。
このようなノッチ制御部18aの構成により、ノッチ周波数変更部82は、検出用ノッチフィルタ81の出力信号の振幅が減少するように、ノッチ周波数制御信号vfaにより検出用ノッチフィルタ81のノッチ周波数を変更制御する。すなわち、ノッチ周波数制御信号vfaは、振動抽出フィルタ17aが抽出した振動成分信号xaの周波数に対応した信号である。
また、本実施の形態では、このような構成のノッチ制御部18aによって、ノッチフィルタ15aのノッチ周波数を制御するような構成であるため、例えば、振動成分信号xaが検出されると即座にノッチフィルタ15aに対するノッチ周波数の変更制御が開始される。このため、FFTのように周波数の推定のための時間など必要なく、即座にその振動の抑制を開始できる。
このようにして生成されたノッチ周波数制御信号vfaがノッチフィルタ15aに供給される。ここで、ノッチ周波数制御信号vfaは、振動成分信号xaの周波数に対応した信号であり、検出用ノッチフィルタ81とノッチフィルタ15aとは同等のノッチフィルタである。このため、速度制御系内においてノッチフィルタ15aにより、振動成分信号xaの周波数に対応したトルク指令信号T1に含まれる振動成分も抑制することが可能となる。
特に、上述したように、本実施の形態では、図4で示した振動抽出フィルタ17a、ノッチ制御部18aおよびノッチフィルタ15aによる構成と並行して、振動抽出フィルタ17b、ノッチ制御部18bおよびノッチフィルタ15bによる構成を設けている。したがって、機械共振が複数の周波数成分を含むような場合であっても、それぞれが並行して動作することにより、機械共振に含まれる各周波数成分に対して同時かつ個別に抑制することが可能となる。このように、本実施の形態のモータ制御装置10は、常にモータ11を安定して制御することができる。
次に、モータ制御装置10の動作について説明する。
図5は、モータ制御装置10のモータ駆動時における処理手順を示すフローチャートである。以下、図5を参照しながらモータ制御装置10の動作について説明する。
モータ制御装置10を制御するような上位器などからモータ11により負荷12の駆動を開始するような指令がなされると、モータ制御装置10は、モータ11の駆動制御を開始する。
まず、モータ制御装置10は、ノッチフィルタ15aおよび15bを無効状態に設定する(ステップS10)。これとともに、モータ制御装置10は、速度指令信号Vtに応じた回転速度となるようにモータ11を駆動制御する。このとき、速度検出器13により、モータ11の可動子の回転速度が逐次検出され、速度検出信号Vaとして出力される。
速度検出器13からの速度検出信号Vaは、振動抽出フィルタ17aおよび17bに供給される。ノッチ制御部18aは、振動抽出フィルタ17aにより、速度検出信号Vaから図3(a)で示すような周波数帯域Ba内の周波数を有する振動成分が検出されたかどうかを判定する(ステップS12)。このような判定を行うため、ノッチ制御部18aは、例えば、振動抽出フィルタ17aが抽出した振動成分の振幅が所定のレベルを超えているかどうかを監視している。
モータ制御装置10は、ノッチ制御部18aによりこの振幅が所定のレベルを超えたと判断したとき、振動成分を検出したとして、図5においてステップS14に進み、ノッチフィルタ15aに対してのノッチ周波数の可変制御を開始する。すなわち、まず、ノッチ制御部18aが、ノッチフィルタ15aを無効状態から有効状態へと切り替える(ステップS14)。次に、ノッチ制御部18aは、生成したノッチ周波数制御信号をノッチフィルタ15aに供給し、これによって、ノッチフィルタ15aには振動抽出フィルタ17aにより抽出された振動成分の周波数のノッチ周波数が設定される(ステップS16)。この後、モータ制御装置10は、ステップS18の処理に進む。
また、モータ制御装置10は、ステップS12において、ノッチ制御部18aにより振動成分の振幅が所定のレベルを超えていないと判断したとき、ステップS18に進む。
次に、ノッチ制御部18b、振動抽出フィルタ17bにより、速度検出信号Vaから図3(b)で示すような周波数帯域Ba外となる周波数帯域BbL内あるいはBbH内の周波数を有する振動成分が検出されたかどうかを判定する(ステップS18)。このような判定を行うため、ノッチ制御部18bは、例えば、振動抽出フィルタ17bが抽出した振動成分の振幅が所定のレベルを超えているかどうかを監視している。
モータ制御装置10は、ノッチ制御部18bによりこの振幅が所定のレベルを超えたと判断したとき、振動成分を検出したとして、図5においてステップS20に進み、ノッチフィルタ15bに対してのノッチ周波数の可変制御を開始する。すなわち、まず、ノッチ制御部18bが、ノッチフィルタ15bを無効状態から有効状態へと切り替える(ステップS20)。次に、ノッチ制御部18bは、生成したノッチ周波数制御信号をノッチフィルタ15bに供給し、これによって、ノッチフィルタ15bには振動抽出フィルタ17bにより抽出された振動成分の周波数のノッチ周波数が設定される(ステップS22)。この後、モータ制御装置10は、ステップS24の処理に進む。
また、モータ制御装置10は、ステップS18において、ノッチ制御部18bにより振動成分の振幅が所定のレベルを超えていないと判断したとき、ステップS24に進む。
モータ制御装置10は、上位器などからモータ11により負荷12の駆動を終了するような指令がなされたかどうかを判定する(ステップS24)。モータ制御装置10は、終了するような指令がなされていない場合には、ステップS12の処理に進み、終了するような指令がなされた場合には、モータ11による負荷12の駆動を終了する。
以上説明したように、本実施の形態のモータ制御装置は、制御系内に配置される複数のノッチフィルタと、それぞれが異なった周波数帯域となるように設定された周波数帯域に基づき速度検出信号から振動成分を抽出する複数の振動抽出フィルタと、振動抽出フィルタが抽出した振動成分の振幅が減少するようにノッチフィルタのノッチ周波数を制御するそれぞれのノッチ制御部とを備えた構成である。このため、負荷を駆動する場合に発生する機械共振において、その機械共振が複数の周波数成分を含むような場合であっても、複数の振動抽出フィルタによって、複数の周波数成分中の各周波数成分が個別に並行して抽出される。さらに、ノッチ制御部およびノッチフィルタも個別の周波数成分に対応しながら並行して動作することになる。したがって、本実施の形態のモータ制御装置によれば、複数の周波数成分を含む機械共振などに対して、周波数成分ごとに並行して抑制動作を実行できるため、精度よくかつ即座にその振動の抑制が可能となる。
また、本実施の形態のモータ制御装置は、図5を用いて説明したように、駆動制御を開始した時点においてはノッチフィルタが無効状態として設定されているため、機械共振などによる振動成分が検出されない場合には、ノッチフィルタがなく、速度制御部14からのトルク指令信号T1が直接トルク制御部16に供給されるような状態で速度制御系が構成される。このため、本速度制御系は、機械共振など発生しない場合には広帯域で動作し、十分な応答性を確保できる。
なお、本実施の形態においては、ノッチフィルタ、振動抽出フィルタおよびノッチ制御部をそれぞれに2つ備えた構成例を挙げて説明したが、これらの数に限定されず、それぞれに複数備えた構成であればよい。また、このとき、それぞれの振動抽出フィルタは、異なった通過周波数帯域が設定されたバンドパスフィルタとしたり、複数の振動抽出フィルタの中で1つの振動抽出フィルタが、他の振動抽出フィルタそれぞれの通過周波数帯域を阻止周波数帯域としたりすればよい。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2におけるモータ制御装置20のブロック図である。実施の形態2では、モータ制御装置20が振動抽出フィルタ、ノッチ制御部およびノッチフィルタをそれぞれ3つ備えた一例を挙げて説明する。また、実施の形態1との比較において、実施の形態2では、それぞれのノッチ制御部から出力されたノッチ周波数制御信号が供給され、供給されたノッチ周波数制御信号に基づき、それぞれの振動抽出フィルタの周波数特性を変更制御する振動抽出フィルタ制御部19をさらに備えている。なお、図6において、図1と同一の構成要素については同一の符号を付しており詳細な説明は省略する。
図6に示すように、速度検出器13から出力される速度検出信号Vaは、速度制御部14に供給されるとともに、振動抽出フィルタ17a、17bおよび17cにも供給される。振動抽出フィルタ17a、17bおよび17cは、振動抽出フィルタ制御部19の制御により周波数特性が変更できるように構成されている。
振動抽出フィルタ17aが抽出した振動成分信号は、ノッチ制御部18aに供給される。ノッチ制御部18aは、実施の形態1と同様に、振動抽出フィルタ17aによる振動成分信号の抽出結果に応じて、ノッチフィルタ15aのノッチ周波数を変更制御するためのノッチ周波数制御信号vfaを生成する。同様に、振動抽出フィルタ17bが抽出した振動成分信号はノッチ制御部18bに供給され、ノッチ制御部18bはノッチフィルタ15bのノッチ周波数を変更制御するためのノッチ周波数制御信号vfbを生成する。振動抽出フィルタ17cが抽出した振動成分信号はノッチ制御部18cに供給され、ノッチ制御部18cはノッチフィルタ15cのノッチ周波数を変更制御するためのノッチ周波数制御信号vfcを生成する。そして、本実施の形態においては、ノッチ周波数制御信号vfa、vfbおよびvfcが振動抽出フィルタ制御部19にも供給される。
振動抽出フィルタ制御部19は、供給されたノッチ周波数制御信号に基づき、それぞれの振動抽出フィルタの周波数特性を変更制御するための振動抽出フィルタ制御信号を生成し、それぞれの振動抽出フィルタに供給する。上述したように、例えば、ノッチ周波数制御信号vfaは、振動抽出フィルタ17aが抽出した振動成分信号xaの周波数に対応した信号である。それぞれの振動抽出フィルタは、例えばその中心周波数がノッチ周波数制御信号により示される周波数となるように周波数制御される。すなわち、振動抽出フィルタ制御部19がこのようなノッチ周波数制御信号に基づく振動抽出フィルタ制御信号を振動抽出フィルタにフィードバックすることにより、例えば振動抽出フィルタの通過帯域中心周波数が振動成分信号の周波数に近接あるいは一致するように制御され、これによって振動抽出フィルタによる速度検出信号Vaからの振動成分の抽出精度を高めることができる。
次に、モータ制御装置20の動作について、振動抽出フィルタ制御部19による振動抽出フィルタの制御動作を中心に説明する。
図7は、モータ制御装置20が動作を開始したときの各振動抽出フィルタの周波数特性の一例を示す図であり、図8は、速度検出信号Vaから振動成分が検出されたときの各振動抽出フィルタの周波数特性の一例を示す図である。
まず、図7において、図7(a)は振動抽出フィルタ17a、図7(b)は振動抽出フィルタ17b、図7(c)は振動抽出フィルタ17cの周波数特性の一例を示している。電源オン時などモータ制御装置20による駆動動作が開始されると、図7に示すように、振動抽出フィルタ17aおよび17bは、実施の形態1と同様な周波数特性に設定される。すなわち、振動抽出フィルタ17aは、中心周波数fa0を中心として所定の周波数帯域Ba内の信号を通過させるバンドパスフィルタ特性となるように設定される。また、振動抽出フィルタ17bは、振動抽出フィルタ17aの周波数帯域Ba外の信号を通過させるような周波数特性を有したフィルタ特性となるように設定される。そして、振動抽出フィルタ17cは、駆動動作の開始時においては、図7(c)に示すように、すべての周波数成分を含む信号を通過させない特性、すなわち完全遮断特性となるように設定される。
この後、速度検出信号Vaにおいて、機械共振に起因するような振動成分が発生すると、振動成分は、振動抽出フィルタ17aと振動抽出フィルタ17bとの少なくともいずれかを通過し、その振動成分信号がノッチ制御部18aとノッチ制御部18bとの少なくともいずれかに供給される。これにより、ノッチ制御部18aやノッチ制御部18bは、供給された振動成分信号に応じた動作を開始する。
以下、図7(a)で示す周波数帯域Ba内の周波数成分と、図7(b)で示す周波数帯域BbH内の周波数成分とを含む振動成分が発生した場合の一例を挙げて説明する。
図7(a)で示す周波数帯域Ba内の周波数成分の信号は、振動抽出フィルタ17aを通過するため、ノッチ制御部18aは、ノッチ周波数制御信号vfaによりノッチフィルタ15aのノッチ周波数を制御する。これとともに、ノッチ周波数制御信号vfaが振動抽出フィルタ制御部19に供給され、振動抽出フィルタ制御部19は、振動抽出フィルタ17aの中心周波数がノッチ周波数制御信号vfaに対応した周波数となるように振動抽出フィルタ17aを周波数制御する。図8(a)は、このように制御された振動抽出フィルタ17aの周波数特性を示している。すなわち、振動抽出フィルタ17aは、振動抽出フィルタ制御部19により、初期の中心周波数fa0から、図8(a)に示すように振動成分信号の周波数あるいはその近傍の周波数となる中心周波数fa1へと変更制御される。
同様に、図7(b)で示す周波数帯域BbH内の周波数成分の信号は、振動抽出フィルタ17bを通過するため、ノッチ制御部18bは、ノッチ周波数制御信号vfbによりノッチフィルタ15bのノッチ周波数を制御する。これとともに、ノッチ周波数制御信号vfbが振動抽出フィルタ制御部19に供給され、振動抽出フィルタ制御部19は、振動抽出フィルタ17bの上側通過帯域の中心周波数がノッチ周波数制御信号vfbに対応した周波数となるように振動抽出フィルタ17bを周波数制御する。図8(b)は、このように制御された振動抽出フィルタ17bの周波数特性を示している。すなわち、振動抽出フィルタ17bは、振動抽出フィルタ制御部19により、初期の上側通過帯域の中心周波数fbH0から、図8(b)に示すように振動成分信号の周波数あるいはその近傍の周波数となる中心周波数fbH1へと変更制御される。
さらに、本実施の形態においては、振動抽出フィルタ制御部19の制御により、振動抽出フィルタ17bの周波数特性は、図8(b)に示すように、中心周波数fbH1を中心としたバンドパスフィルタ特性へと変更される。
さらに、振動抽出フィルタ制御部19は、振動成分の検出数を監視しており、上述のように2つの振動成分が検出されたと判定すると、振動抽出フィルタ17aおよび振動抽出フィルタ17bに設定した周波数特性の情報を用いて、振動抽出フィルタ17cの周波数特性を設定する。具体的には、図8(c)に示すように、振動抽出フィルタ制御部19は、振動抽出フィルタ17aおよび振動抽出フィルタ17bの通過帯域に対しては阻止帯域となるような周波数特性を有したフィルタ特性を振動抽出フィルタ17cに設定する。言い換えると、振動抽出フィルタ17aの周波数帯域Baおよび振動抽出フィルタ17bの周波数帯域BbH外となる信号を通過させるような周波数特性を設定する。
なお、以上、本実施の形態においては、振動抽出フィルタ、ノッチ制御部およびノッチフィルタで構成される3のペアを備えた一例を挙げて説明したが、例えば、次のような構成としてもよい。すなわち、振動抽出フィルタ、ノッチ制御部およびノッチフィルタで構成される3つ以上のペアを準備しておく。また、そのうちの2つペアでの振動抽出フィルタにおいて、例えば、図7(a)、(b)で示すように周波数特性が相補的となるように設定し、その他のペアの振動抽出フィルタについては、図7(c)で示すように完全遮断特性となるように設定しておく。そして、モータ制御装置20による駆動動作が開始され、振動抽出フィルタ制御部19が2つの振動成分を検出したと判定すると、上述のように3つ目の振動抽出フィルタの周波数特性を設定する。さらに、3つ目の振動抽出フィルタを介して、3つ目の振動成分が検出されると、3つの振動抽出フィルタの通過帯域に対しては阻止帯域となるような周波数特性を、4つ目の振動抽出フィルタに設定する。このように、新たな振動成分が検出されるごとに、完全遮断特性から上述のような周波数特性となるように振動抽出フィルタの周波数特性を設定していくような構成としてもよい。
以上説明したように、本実施の形態のモータ制御装置20は、振動抽出フィルタ、ノッチ制御部およびノッチフィルタで構成される複数のペアを準備し、そのうちの2つのペアにおける振動抽出フィルタの周波数特性が相補的となるように設定し、他のペアにおける振動抽出フィルタについては完全遮断特性となるように設定し、振動抽出フィルタ制御部19は、2つを超える新たな振動成分が検出されるごとに、完全遮断特性の振動抽出フィルタに対して、設定済みの振動抽出フィルタの通過帯域を阻止帯域とするような周波数特性を設定する構成である。このような構成とすることにより、複数の周波数成分を含む機械共振などに対して精度よくかつ即座にその振動の抑制動作を開始するとともに、数多くの周波数成分を含むような複雑な機械共振に対しても、それぞれの周波数に対応してその振動の抑制を行うことが可能となる。
なお、上述した各実施の形態においては、可動部である可動子の回転速度を検出し、検出した速度量を利用して、可動部の動き動作をフィードバック制御するような速度制御系の一例を挙げて説明したが、可動部の位置を検出し、検出した位置情報を利用して可動部の動き動作をフィードバック制御するような位置制御系であってもよい。また、位置制御系の場合、検出した位置情報から振動周波数を推定する構成としてもよい。また、速度や位置を検出するための信号以外に、例えば、別途、振動成分を抽出するための信号を取り込むような検出器を設けるなどの構成であってもよい。
また、上述した各実施の形態においては、モータ可動部の速度を検出するような一例を挙げて説明したが、振動成分を抽出するために、負荷あるいは負荷の近辺に設けた検出器からの信号により振動成分を抽出するような構成であってもよい。
また、上述した各実施の形態においては、可動部として回転動作するような可動子を備えたモータの一例を挙げて説明したが、例えばリニアモータなど回転以外の動き動作を行うモータであってもよい。
また、上述した各実施の形態では、本発明のモータ制御装置が例えば図1に示したような機能ブロックで構成されるような実施の形態の例を挙げて説明したが、例えば、各ブロックにおける処理を手順に従ったステップの実行により実現されるようなモータ制御方法であってもよい。具体的には、各ブロックの処理に対応したステップを順次実行するようなプログラムをメモリなどに記憶させ、例えば、マイクロプロセッサのようなCPUが、メモリに記憶されたプログラムを順次読み取り、読み取ったプログラムに従って処理を実行するような構成であってもよい。
本発明に係るモータ制御装置は、複数の周波数成分を含む機械共振などに対しても、精度よくかつ即座にその振動の抑制が可能であり、常にモータを安定して制御することができるため、部品実装機や半導体製造装置などモータを使用する装置で、特に機械共振が生じるような装置を駆動するモータ制御装置に適している。
本発明の実施の形態1におけるモータ制御装置のブロック図 同モータ制御装置のノッチフィルタの周波数特性の一例を示す図 同モータ制御装置の振動抽出フィルタの周波数特性の一例を示す図 同モータ制御装置の要部を示すブロック図 同モータ制御装置のモータ駆動時における処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態2におけるモータ制御装置のブロック図 同モータ制御装置が動作を開始したときの各振動抽出フィルタの周波数特性の一例を示す図 同モータ制御装置において、速度検出信号から振動成分が検出されたときの各振動抽出フィルタの周波数特性の一例を示す図 従来のモータ制御装置のブロック図
符号の説明
10,90 モータ制御装置
11 モータ
12 負荷
13 速度検出器
14,94 速度制御部
15a,15b,15c,95a,95b,95c ノッチフィルタ
16,96 トルク制御部
17a,17b,17c 振動抽出フィルタ
18a,18b,18c ノッチ制御部
19 振動抽出フィルタ制御部
81 検出用ノッチフィルタ
82 ノッチ周波数変更部
97 周波数推定部
98 ノッチフィルタ選択部
99 ノッチ周波数設定部

Claims (7)

  1. 検出されたモータ可動部の動き量を利用して、前記可動部の動き動作をフィードバック制御する制御系を備えたモータ制御装置であって、
    前記制御系内に配置され、入力信号に対してノッチ周波数を中心とした近傍周波数の信号成分を減衰させる複数のノッチフィルタと、
    前記ノッチフィルタのそれぞれに対応づけて異なった周波数帯域が設定され、設定された前記周波数帯域に基づき、前記動き量から振動成分を抽出する複数の振動抽出フィルタと、
    前記振動抽出フィルタそれぞれに対して配置され、前記振動抽出フィルタが抽出した前記振動成分の振幅が減少するように、対応するノッチフィルタの前記ノッチ周波数を制御する複数のノッチ制御部とを備えたことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記ノッチ制御部は、前記振動抽出フィルタが抽出した前記振動成分の振幅が所定のレベルを超えたとき、対応するノッチフィルタに対して、前記ノッチ周波数の制御を開始することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記ノッチフィルタは、前記ノッチ周波数の制御が可能であるとともに、フィルタ機能を有効とする有効状態と無効とする無効状態とに切り替え可能であり、
    前記ノッチ制御部は、
    対応するノッチフィルタが無効状態であり、かつ前記振動抽出フィルタが抽出した前記振動成分の振幅が所定のレベルを超えたとき、対応するノッチフィルタを有効状態とし、前記振動成分の振幅が減少するように前記ノッチ周波数の可変制御を開始することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  4. 前記ノッチ制御部は、対応するノッチフィルタと同等の検出用ノッチフィルタと、前記検出用ノッチフィルタの出力信号の振幅が減少するように、前記検出用ノッチフィルタのノッチ周波数を変更制御するノッチ周波数制御信号を生成するノッチ周波数変更部とを備え、
    前記ノッチ制御部は、前記ノッチ周波数制御信号を対応するノッチフィルタに供給することで、対応するノッチフィルタの前記ノッチ周波数を制御することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  5. 複数の前記振動抽出フィルタの中で、1つの前記振動抽出フィルタは、他の前記振動抽出フィルタそれぞれの通過周波数帯域を、阻止周波数帯域としたことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  6. 複数の前記振動抽出フィルタとして2つの前記振動抽出フィルタを備え、一方の振動抽出フィルタは、所定の周波数帯域内の信号を通過させるバンドパスフィルタであり、他方の振動抽出フィルタは、前記一方の振動抽出フィルタの周波数帯域外の信号を通過させるような周波数特性を有したフィルタであることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  7. 前記ノッチ制御部は、前記振動抽出フィルタが抽出した前記振動成分の振幅が減少するように、対応するノッチフィルタの前記ノッチ周波数を制御するとともに、前記振動抽出フィルタの中心周波数が前記ノッチ周波数へと近づくように前記振動抽出フィルタの中心周波数を制御することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
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