JPH0951695A - ステップモータの状態検出装置 - Google Patents

ステップモータの状態検出装置

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JPH0951695A
JPH0951695A JP22472495A JP22472495A JPH0951695A JP H0951695 A JPH0951695 A JP H0951695A JP 22472495 A JP22472495 A JP 22472495A JP 22472495 A JP22472495 A JP 22472495A JP H0951695 A JPH0951695 A JP H0951695A
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step motor
circuit
signal
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JP22472495A
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Mochikiyo Nobuhara
以清 延原
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の電流検出回路で脱調等の異常を検出で
き、かつ軽負荷の脱調をも検出できるステップモータの
状態検出装置を提供すること。 【解決手段】 ステップモータMの各相のコイル電流の
総和を抵抗3の端子電圧VS により検知し、この検知信
号VS のリップル成分を抽出し(1)、このリップル成
分を所定の基準値と比較し(2)、リップル成分が基準
値を超えている場合にステップモータに脱調が生じてい
ると判断するようにした。あるいは、信号VS の立ち上
がり値を保持して基準値となし、ステップモータの励磁
相切り換え時と切り換え時との中間時点において信号V
S が基準値に対して所定の範囲を外れているときにステ
ップモータに異常が生じていると判断するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ステップモータに
おける脱調等の異常状態を検出するステップモータの状
態検出装置に関し、さらに詳細には、ステップモータの
モータコイル電流の全相和の異常をモニタすることによ
り、特別の同期信号を要しないでステップモータの状態
検出ができるステップモータの状態検出装置に関する。
また、軽負荷の脱調や断線、層間ショートをも検出でき
るステップモータの状態検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ステップモータの脱調検出が可能な従来
の装置の例としては、特開平6−66340号公報に記
載されたステップモータ制御装置がある。この制御装置
は、ステップモータのコイル電流を各相ごとに別々にモ
ニタし、出力素子がオンしたときのコイル電流が一定値
になるまでの時間を計測してこれを標準状態のものと比
較することにより、ロータリエンコーダのような特別の
位置センサなくして脱調検出を行うものである。
【0003】即ち、ステップモータコイル電流はモータ
コイルのインダクタンスのため出力素子がオンしたとき
に立ち上がりが若干遅れるが、脱調時には波形が乱れて
立ち上がりの遅れが正常状態より大きくなるので、標準
状態との立ち上がりの位相差が所定の値より大きいとき
に脱調と判断してステップモータの初期設定をするよう
にしたものである。このステップモータ制御装置によ
り、例えばショックアブソーバの減衰力調整弁の駆動に
用いるステップモータに脱調が起こったときにこれを検
知して初期設定し、正しい減衰力を得られるようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このステップ
モータ制御装置には以下の問題点があった。即ち、ステ
ップモータに生じる脱調には、アクチュエータが他の物
体に接触してロータが回転できなくなるメカニカルロッ
クのような負荷の重いものばかりでなく、トルク不足の
ためにロータ角の動きが本来のステップより遅れる軽負
荷のものもある。そしてこの軽負荷の脱調の場合には、
コイル電流の立ち上がり波形の乱れは、立ち上がりの位
相差として観測されるほど大きくないので、その検出に
はパターンマッチングが必要となる。このため、ショッ
クアブソーバの減衰力調整弁の駆動に用いる場合のよう
な、制御系コンピュータの容量に限りがある場合には軽
負荷の脱調の検出は現実的でなかった。
【0005】このことから、軽負荷の脱調についてはこ
れを検出して何らかの対策を行うよりもむしろ、脱調し
ないように発生トルクに余裕のある大型のステップモー
タを用いて対処するのが一般的で、重量増加や消費電力
の無駄をまねいていた。また、ステップモータの各相ご
とにそれぞれ電流検出回路を設ける必要があり、回路構
成が複雑でコストも高いという問題点もあった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、モータ全相の電流和を検出す
ることにより、単一の電流検出回路で脱調等の異常を検
出でき、かつパターンマッチングを要しないで軽負荷の
脱調をも検出できる優れたステップモータの状態検出装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)この目的を達成するため本発明は、ステップモー
タの脱調等の異常状態を検出するステップモータの状態
検出装置であって、前記ステップモータの各相のコイル
電流の総和を検知する全電流検知手段と、この全電流検
知手段の検知信号のリップル成分を抽出するリップル抽
出手段と、このリップル抽出手段の出力値を所定の基準
値と比較し、その出力値が基準値を超えている場合にス
テップモータに脱調が生じていると判断する脱調判断手
段とを備えたことを特徴とする。
【0008】かかるステップモータの状態検出装置で
は、全電流検知手段によりステップモータの各相のコイ
ル電流の総和がモニタされる。そして、モニタされた全
コイル電流の検知信号からリップル抽出手段により変動
成分であるリップル成分が抽出される。そしてこのリッ
プル成分は、脱調判断手段により所定の基準値と比較さ
れ、リップル成分が基準値を超えている場合にステップ
モータに脱調が生じていると判断される。
【0009】ここで、リップル抽出手段は例えば、RC
フィルタ、バンドパスフィルタ、共振フィルタ等を用
い、脱調により生じるリップル成分の周波数を通過域と
することにより実現される。リップル成分の周波数はス
テップモータのロータの機械共振周波数にほぼ等しいの
でこれを用いればよい。また、脱調判断手段における所
定の基準値は例えば、定電圧電源を用い、その電圧を直
接基準値とするかあるいは抵抗器を用いて適宜分圧して
基準値とするかすればよい。
【0010】(2)また本発明は、ステップモータの脱
調等の異常状態を検出するステップモータの状態検出装
置であって、前記ステップモータの各相のコイル電流の
総和を検知する全電流検知手段と、この全電流検知手段
の検知信号の駆動開始時の立ち上がり値を保持するピー
ク保持手段と、前記全電流検知手段の検知信号を前記ピ
ーク保持手段が保持する立ち上がり値と比較し、前記検
知信号が前記立ち上がり値を含む所定の範囲内にないと
きに信号を発する発信手段と、前記ステップモータの励
磁相切り換え時から所定時間経過後に判定許容信号を出
力する判定許容手段と、前記発信手段の信号と前記判定
許容手段の判定許容信号とのアンド演算によりステップ
モータに異常が生じていると判断する異常判断手段とを
備えたことを特徴とする。
【0011】かかるステップモータの状態検出装置で
は、全電流検知手段によりステップモータの各相のコイ
ル電流の総和がモニタされる。そしてピーク保持手段
が、モニタされた全コイル電流の検知信号の立ち上がり
値を保持し、この保持される立ち上がり値は異常判断の
基準とされる。即ち、全電流検知手段の検知信号がこの
立ち上がり値と発信手段により比較され、立ち上がり値
を含む所定の範囲内にないときには信号が発される。一
方、判定許容手段が、ステップモータの励磁相切り換え
時を基準としてこれから所定時間経過後に判定許容信号
を出力するので、異常判断手段により発信手段の信号と
判定許容信号とのアンド演算がとられる。即ちステップ
モータの励磁相切り換え時付近が判断対象から除外さ
れ、励磁相切り換え時以外のときに発信手段の信号が発
されると異常判断手段によりステップモータに異常が生
じていると判断される。
【0012】ここで、ピーク保持手段は例えば、全電流
検知手段の検知信号を時間微分する微分回路と、その微
分信号のピーク値を保持するピーク保持回路とにより実
現できる。また、判定許容手段は、例えば、全電流検知
手段の検知信号に含まれる励磁相切り換え時の重畳ピー
クを、判定許容信号を出力するための基準とすることが
できる。
【0013】以下、本発明の望ましい実施態様を挙げて
説明する。
【0014】(3)ステップモータの駆動状態を検知す
る駆動検知手段と、この駆動検知手段によりステップモ
ータの非駆動状態が検知されているときに前記脱調判断
手段による判断を禁止する禁止手段とを備えることを特
徴とする前記(1)に記載のステップモータの状態検出
装置。
【0015】このステップモータの状態検出装置では、
駆動検知手段により、ステップモータが駆動されている
か否かがモニタされている。ステップモータが駆動され
ていないときには、そのことが駆動検知手段に検知され
そして脱調判断手段に伝達され、脱調判断手段における
脱調判断が禁止される。ステップモータが非駆動状態に
あるときにはフィルタリンギングや種々のノイズ等誤判
断の要因となるものが多いので、これによる誤判断を防
止できるものである。
【0016】ここで、駆動検知手段は例えば、ステップ
モータの各相への駆動信号の論理和をとるオアゲートに
より実現できる。また、禁止手段は例えば、脱調判断手
段に所定の基準値を供給する抵抗器をバイパスする素子
を設け、この素子を駆動検知手段からの信号により制御
することにより実現できる。
【0017】(4)前記駆動検知手段のモニタ信号が非
駆動から駆動に変化したときに、所定時間遅延して脱調
判断手段における脱調判断禁止を解除する遅延手段を有
することを特徴とする前記(3)に記載のステップモー
タの状態検出装置。
【0018】このステップモータの状態検出装置では、
ステップモータの駆動が開始されたときに、遅延手段に
より、脱調判断手段における脱調判断の開始が所定時間
遅延して開始される。ステップモータの駆動開始直後は
フィルタリンギング等誤判断の要因となるものが多いの
で、これによる誤判断を防止できるものである。
【0019】ここで遅延手段は例えば、ステップモータ
非駆動時に充電され駆動時に放電するキャパシタを設
け、このキャパシタ電圧により禁止手段による判断禁止
が継続するようにすることにより実現される。この場合
にはキャパシタの放電の時定数が遅延時間となる。
【0020】(5)前記全電流検知手段の検知信号のス
テップモータ正常駆動時における値より低い一定の中間
値を供給する中間値供給手段と、この中間値と前記全電
流検知手段の検知信号とのいずれか高い方を選択して前
記リップル抽出手段に供給するハイセレクト手段とを有
することを特徴とする前記(1)、(3)、(4)のい
ずれかに記載のステップモータの状態検出装置。
【0021】このステップモータの状態検出装置では、
ステップモータ非駆動時には中間値供給手段からの中間
値がハイセレクト手段により選択されリップル抽出手段
に供給される。そしてステップモータ駆動時には、全電
流検知手段の検知信号が中間値を上回るのでハイセレク
ト手段により選択されリップル抽出手段に供給される。
これにより、リップル抽出手段への入力信号のステップ
モータの駆動時と非駆動時とのDCレベル差が軽減さ
れ、誤判断の要因が除去される。
【0022】ここで中間値供給手段は例えば、定電圧電
源を用い、その電圧を直接中間値とするかあるいは抵抗
器を用いて適宜分圧して中間値とするかすればよい。そ
してこの中間値は、ステップモータ正常駆動時における
全電流検知手段の出力値を予め測定してこれより若干低
い値とすればよい。
【0023】(6)前記発信手段が、前記検知信号が前
記立ち上がり値より大きく所定比率以上であるときに信
号を発する第1発信手段であり、前記異常判断手段が、
ステップモータの脱調を判断する第1異常判断手段であ
ることを特徴とする前記(2)に記載のステップモータ
の状態検出装置。
【0024】ステップモータに脱調が生ずると、全電流
検知手段の検知信号が正常時より大きくなるので、この
ステップモータの状態検出装置では、正常時の値を示す
立ち上がり値との比較により、脱調を検出できる。ここ
で所定比率は例えば、1.05倍程度がよい。
【0025】(7)前記発信手段が、前記検知信号が前
記立ち上がり値より大きく所定比率以上であるときに信
号を発する第2発信手段であり、前記異常判断手段が、
ステップモータの層間ショートを判断する第2異常判断
手段であることを特徴とする前記(2)に記載のステッ
プモータの状態検出装置。
【0026】(8)前記全電流検知手段の検知信号を前
記ピーク保持手段が保持する立ち上がり値と比較し、前
記検知信号が前記立ち上がり値より大きく所定比率以上
であるときに信号を発する第2発信手段と、前記第2発
信手段の信号と前記判定許容手段の判定許容信号とのア
ンド演算によりステップモータに層間ショートが生じて
いると判断する異常判断手段とを備えたことを特徴とす
る前記(6)に記載のステップモータの状態検出装置。
【0027】ステップモータに層間ショートが生ずる
と、その相が励磁されるステップにおける全電流検知手
段の検知信号が正常時より大きくなるので、(7)又は
(8)のステップモータの状態検出装置では、正常時の
値を示す立ち上がり値との比較により、層間ショートを
検出できる。ここで所定比率は例えば、1.4倍程度が
よい。
【0028】(9)前記発信手段が、前記検知信号が前
記立ち上がり値より小さく所定比率以下であるときに信
号を発する第3発信手段であり、前記異常判断手段が、
ステップモータの断線又は地絡を判断する第3異常判断
手段であることを特徴とする前記(2)に記載のステッ
プモータの状態検出装置。
【0029】(10)前記全電流検知手段の検知信号を
前記ピーク保持手段が保持する立ち上がり値と比較し、
前記検知信号が前記立ち上がり値より小さく所定比率以
下であるときに信号を発する第3発信手段と、前記第3
発信手段の信号と前記判定許容手段の判定許容信号との
アンド演算によりステップモータに断線又は地絡が生じ
ていると判断する異常判断手段とを備えたことを特徴と
する前記(6)、(7)、(8)のいずれかに記載のス
テップモータの状態検出装置。
【0030】ステップモータに断線又は地絡が生ずる
と、その相が励磁されるステップにおける全電流検知手
段の検知信号が正常時より小さくなるので、(9)又は
(10)のステップモータの状態検出装置では、正常時
の値を示す立ち上がり値との比較により、断線又は地絡
を検出できる。ここで所定比率は例えば、0.8倍程度
がよい。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る実施の形態を
図面を参照して詳細に説明する。
【0032】本発明の第1の実施の形態に係るステップ
モータの状態検出装置Sについて説明する。図1に、4
相のステップモータMに駆動回路Pを接続し、更に状態
検出装置Sを接続したものを示す。
【0033】まず、駆動回路Pについて簡単に説明す
る。駆動回路Pは、ステップモータMの励磁コイルLに
励磁電流を供給する出力素子T1と、この出力素子T1
のオンオフを司るドライブ素子T2とをステップモータ
Mの各相ごとに備え、更に各ドライブ素子T2を制御す
る制御装置(CPU)91を有している。そして各出力
素子T1には、フリーホイルダイオードDが付設されて
いる。
【0034】かかる駆動回路Pにおいては、CPU91
からある相のドライブ素子T2のベース極にアクティブ
・ハイの制御信号が入来すると、ドライブ素子T2がオ
ンして電源VIGからその相の抵抗92、93、ドライブ
素子T2を通って電流が流れる。この電流のため抵抗9
2に生ずる電圧降下がその相の出力素子T1のベース極
へのアクティブ・ローの制御信号として作用するので、
出力素子T1がオンして電源VIGから当該出力素子T1
を経由してステップモータMの該当する相の励磁コイル
Lに励磁電流が流れる。そしてCPU91が順次制御信
号を入来させる相を変更することによりステップモータ
Mのロータが回転させられる。フリーホイルダイオード
Dは、その相の制御信号がオフされたときに、励磁コイ
ルLのインダクタンスによって生ずる電流を環流させる
ことによりステップモータMのステップ振動の軽減を図
るものである。
【0035】次に状態検出装置Sについて説明する。状
態検出装置Sは、ステップモータMのコモン端子94と
接地との間に介挿された抵抗3と、この抵抗3のステッ
プモータM側の端子5に接続されたリップル成分抽出回
路1と、このリップル成分抽出回路1の出力信号を所定
の基準と比較するレベル判定回路2とを有している。リ
ップル成分抽出回路1及びレベル判定回路2の詳細は後
述する。また、CPU91から各ドライブ素子T2への
制御信号の論理和を出力する4入力ORゲート4が設け
られている。
【0036】この状態検出装置Sは、ステップモータM
のコモン端子94から接地への電流、即ちステップモー
タMの励磁コイルLの電流の全相和(以下、「全電流」
という)を、抵抗3により電圧信号としてモニタし、そ
の出力値からリップル成分抽出回路1によりリップル成
分を抽出し、抽出されたリップル成分をレベル判定回路
2で所定の基準と比較して基準を超えている場合にステ
ップモータMに脱調等の異常が起こっていると判定する
ものである。抵抗3の抵抗値は、あまり大きいと発熱や
モータ性能低下が生じるので、検出される電圧値が正常
時で0.1V程度になるようなものとする。そして4入
力ORゲート4は、ステップモータMが駆動状態にある
ときにのみ、異常判定を行わせるものである。
【0037】リップル成分抽出回路1の構成を図2によ
り説明する。図2に示すリップル成分抽出回路1は、同
期RCフィルタ7を主体とし、その前段にCMOSアナ
ログスイッチ9を設け、後段に差動増幅回路8を設けた
ものである。そして、CMOSアナログスイッチ9の更
に前段にノイズ除去のためのRCフィルタ11と信号を
10倍程度に増幅して後の処理に適した大きさにするプ
リアンプ12とを備え、同期RCフィルタ7と差動増幅
回路8との間にはバッファアンプ13を備えている。同
期RCフィルタ7のカットオフ周波数はリップル周波数
成分に対し充分低く設定されており、コンデンサ7Aに
はDC成分に相当する基準電圧が発生する。また、差動
増幅回路8は差動増幅器8Aを中心に構成され、バッフ
ァアンプ13からの出力が差動増幅器8Aの−端子に入
力され、プリアンプ12からの出力が分岐されて差動増
幅器8Aの+端子に入力され、これらの入力の差を演算
することによりリップル成分の抽出を行わせるようにな
っている。
【0038】この回路でCMOSアナログスイッチ9
は、4入力ORゲート4の出力により回路を断続するも
のであり、ステップモータMが駆動状態にあるときには
オンしてリップル成分の抽出を行わせ、ステップモータ
Mが駆動状態にないときにはオフしてリップル成分の抽
出のための基準電圧の変動を防止するものである。
【0039】続いてレベル判定回路2の構成を図3によ
り説明する。図3に示すレベル判定回路2は、リップル
成分抽出回路1の出力信号を基準値と比較するコンパレ
ータ15と、このコンパレータ15に比較のための基準
値を供給する抵抗17、18と、ステップモータMが駆
動状態にないときに基準値を引き上げるトランジスタ1
6と、を有している。コンパレータ15は、リップル成
分抽出回路1の出力信号を+端子に受け、そして基準値
を−端子に受け、リップル成分抽出回路1の出力信号が
基準値より高いときにハイ信号を出力するものである。
【0040】尚、リップル成分抽出回路1とレベル判定
回路2との間には、図4に示すようなシミュレーテドイ
ンダクタ型の共振フィルタを介挿してもよい。
【0041】次に、リップル成分抽出回路1とレベル判
定回路2とにより構成される状態検出装置Sの作用を説
明する。このためにまず、ステップモータMの状態と全
電流との関係を説明する。
【0042】図5は、ステップモータMが脱調を起こさ
ず正常に駆動されている状態での(a)ロータの回転角
θ、(b)全電流IS、 (c)抽出されたリップル成分
F、を示す。(a)に見るように、正常状態ではロー
タの回転角θは、ステップと共に規則正しく進行してい
る。そして(b)に見るように、全電流IS は駆動開始
から終了までほぼ一定である。ステップと共に通電相は
順次交替されるが通電相の個数は一定だからである。
(c)のリップル成分VF については後述する。
【0043】図6は、ステップモータMの駆動中に脱調
が起こった状態での(a)ロータの回転角θ、(b)全
電流IS、 (c)抽出されたリップル成分VF、 を示
す。(a)に見るように、脱調Eが起こったときにはロ
ータの回転角θの進行が乱れている。そして(b)に見
るように、脱調Eが起こったときには全電流IS も一定
値からはずれリップルを含む波形を示す。脱調時には、
通電相の移動とロータの実際の回転角θとの間の速度差
が大きいためである。このリップル成分の周波数はロー
タの機械共振周波数にほぼ等しく、この機械共振周波数
はステップモータMのホールディングトルクとロータの
慣性モーメントにより定まる。(c)のリップル成分V
F については後述する。
【0044】状態検出装置Sでは、端子5から抵抗3を
経由してステップモータMの全電流IS が接地に流れ
る。従って、端子5の電位は全電流IS と抵抗3の抵抗
値との積となり、抵抗3の抵抗値は固定値であるので、
端子5の電位をモニタすることにより全電流IS に比例
する信号VS が得られる。そしてこの信号VS がリップ
ル成分抽出回路1に入力される。従ってリップル成分抽
出回路1に入力される信号VS は、図5、6の(b)に
示す全電流IS と同様の波形を示す。即ち正常時は平坦
であり(図5(b))、脱調時にはリップルを含む(図
6(b))。
【0045】図2のリップル成分抽出回路1では、CP
U91からいずれかの相のドライブ素子T2に制御信号
が出力されているとき、即ちステップモータMが駆動状
態にあるときにCMOSアナログスイッチ9がオンされ
作動可能となる。この状態のときに入力された信号VS
は、RCフィルタ11とプリアンプ12とを経由してか
ら2分され、一方は同期RCフィルタ7に、もう一方は
差動増幅回路8に至る。同期RCフィルタ7では、信号
S (プリアンプ12で増幅されたもの、以下同じ)の
直流成分がキャパシタ7Aに保持され、この直流成分が
増幅器13を経て差動増幅回路8に至る。そして差動増
幅回路8の差動増幅器8Aでは、キャパシタ7Aに保持
される直流成分を−端子に受け、そして信号VS 全体を
+端子に受ける。
【0046】従って、信号VS が図5(b)のように平
坦である正常時には、差動増幅器8Aの両入力端子への
入力には殆ど差がなく、その差であるリップル成分VF
は、図5(c)に示すようにほぼゼロである。一方脱調
時は、信号VS には図6(b)のようにリップルが含ま
れているが、これはロータの機械共振周波数にほぼ等し
い周波数を有する交流成分であるため同期RCフィルタ
7のキャパシタ7Aに保持されない。このためキャパシ
タ7Aに保持される直流成分は脱調Eが起こったときに
も変化がない。従って、差動増幅器8Aの出力は脱調E
が起こったときにはゼロからはずれ、図6(c)のよう
にリップル成分VF がピーク状に抽出される。そしてこ
のリップル成分VF は、図3のレベル判定回路2に送ら
れ、コンパレータ15の+端子に入力される。
【0047】レベル判定回路2のコンパレータ15は、
+端子にリップル成分VF を受けると共に−端子に比較
のための基準値を受ける。この基準値は、5V電源VCC
を供給源とする。そしてステップモータMが駆動状態に
あるときには4入力ORゲート4からの入力がハイであ
るためトランジスタ16がオフされているので、5Vが
抵抗17、18により分圧された電圧値が基準値VR
なる。この基準値VRは、図5(c)のような正常運転
時にはリップル成分VF が基準値VR を超えることがな
く、そして図6(c)のような脱調時にはリップル成分
F が基準値VR を超えるように、抵抗17、18の抵
抗値の比により設定される。
【0048】従って、図5(c)のような正常運転時に
はコンパレータ15の出力は常時ローである。一方図6
(c)のような脱調時には、脱調Eが起こったときにリ
ップル成分VF が基準値VR を超え、コンパレータ15
がハイを出力する。このハイ信号により、ステップモー
タMにおける脱調が検出される。脱調が検出されたとき
には、警告を発してその旨を使用者に通報する。
【0049】また、ステップモータMが駆動状態にない
ときには4入力ORゲート4からの入力がローであるた
めトランジスタ16がオンとなり、コンパレータ15に
おける基準値VR が電源VCCの5Vに固定され、このた
めコンパレータ15の出力はローに固定されている。フ
ィルタのリンギングやノイズ等による誤検出が生じるの
を防ぐためである。
【0050】このコンパレータ15のハイ信号を図1の
駆動回路PのCPU91に伝達して図9に示すような脱
調処理を行うことができる。この処理では、脱調信号が
あると(S1:Yes)、S2へ進みCPU91の内部
に設けられた脱調カウンタを1カウントアップする。そ
してその結果脱調カウンタの値が設定値(例えば5)に
達した場合には(S3:Yes)、S4へ進みステップ
モータMを原点位置に復帰させる。そして脱調カウンタ
をリセットし(S5)、ステップモータMの駆動のパル
スレートを低下させる(S6)。パルスレートを低下さ
せるのは、脱調が起こらないようにステップモータMの
トルクを増大させるためである。S3の設定値は、ノイ
ズ等による偶発的なハイ信号が発生したときにS4以下
の処理が行われてしまうのを防ぐためのものであり、実
際に脱調が起こったときにはコンパレータ15が連続し
てハイ信号を発生するのですぐ設定値に達してS4以下
の処理が行われることとなる。
【0051】かくして、図2のリップル成分抽出回路1
及び図3のレベル判定回路2を有する状態検出装置Sに
よれば、ロータリエンコーダ等を併設することなくステ
ップモータMの脱調検出を行うことができる。また、図
9の脱調処理を行うことにより、脱調が起こったときに
ステップモータMの駆動トルクを増大させてそれ以後脱
調を繰り返さないようにすることができる。これによ
り、過大な出力を有するステップモータを使用する必要
を排除できる。
【0052】また、この状態検出装置Sによれば、ステ
ップモータMの脱調ばかりでなく、コイル断線や層間シ
ョートも検出することができる(全相に均等に生じた場
合を除く)。コイル断線や層間ショートがステップモー
タMのある相に生じると、全電流IS が段付になり、脱
調の場合より大きいリップル成分が生じる。そしてこの
場合のリップル成分の周波数はステップモータMの駆動
のパルスレートの1/2であるが、脱調の場合のリップ
ル成分の周波数であるロータの機械共振周波数に近いの
で、リップル成分抽出回路1で抽出可能だからである。
【0053】尚、図5、6の(b)には示していない
が、全電流IS や信号VS には、厳密には後述する図1
6のようなステップ切換時のヒゲ状のピークが重畳され
ている。しかしこのピークは非常に周波数が高く、差動
増幅回路8の通過域の外にあるため、脱調と誤判定され
ることはない。
【0054】続いて、本実施の形態の状態検出装置Sの
変形例を説明する。
【0055】まずリップル成分抽出回路の変形例を説明
する。図2に示すリップル成分抽出回路1において、C
MOSアナログスイッチ9を除去し代わりにプリアンプ
12の次段に図7に示すハイセレクタ10を介挿するこ
とができる。ハイセレクタ10は、オペアンプ10Aと
ダイオード10Bとを中心に構成されている。オペアン
プ10Aの+端子側には図2のプリアンプ12からの信
号VS が入力され、一方、−端子側には、12V電源V
IGの電圧を抵抗20、21により分圧した電圧が入力さ
れるようになっている。そして、オペアンプ10Aの−
端子に入力される分圧値VD は、図5(b)に示す正常
状態での信号VS (図6(b)のうち脱調E以外のとき
も同じ)より若干低い値となるように抵抗20、21の
抵抗値の比により設定されている。
【0056】このハイセレクタ10は、信号VS と電源
IGの分圧値とのいずれか高い方を出力するものであ
る。従って、ステップモータMが駆動状態でないときに
は、入力信号が0であるため、分圧値VD を出力する。
ステップモータMが駆動状態になると、正常状態では分
圧値VD より若干高い信号VS を出力する。このため図
2のリップル成分抽出回路1では、処理する信号にステ
ップモータMの駆動のオンオフにより生じるDCレベル
差が低減され、フィルタのリンギングが抑制される。従
って、ハイセレクタ10を用いることにより誤検出を防
止することができる。
【0057】リップル成分抽出回路の他の変形例として
は、同期RCフィルタ7に代えて公知のバンドパスフィ
ルタや公知の共振フィルタを用いることが挙げられる。
この場合にバンドパスフィルタや共振フィルタの通過周
波数域には、脱調に伴うリップル成分の周波数が含まれ
ていなければならない。具体的には前記したようにステ
ップモータMのロータの機械共振周波数である。また、
ステップモータMの脱調の他、コイル断線や層間ショー
トをも検出しようとする場合には、ステップモータMの
駆動のパルスレートの1/2が通過周波数域に含まれる
ようにしなければならない。
【0058】次にレベル判定回路の変形例を図8の回路
図により説明する。図8に示すレベル判定回路2Aは、
図3のレベル判定回路2において、トランジスタ16の
オン→オフ反転時の過渡特性を調整するためのキャパシ
タ25、ダイオード24を設けたものである。即ち、キ
ャパシタ25には、ステップモータMが非駆動状態にあ
り4入力ORゲート4の信号がローであるときには電源
CCから供給される電荷が蓄えられる。そしてステップ
モータMが非駆動状態から駆動状態になり4入力ORゲ
ート4の信号がローからハイに変化したときに、このキ
ャパシタ25の蓄積電荷が消滅するまでの間はトランジ
スタ16がオンし続けるものである。これにより、トラ
ンジスタ16のオフ反転を遅延させ、フィルタのリンギ
ングによる誤判定の生じやすいステップモータMの駆動
開始直後を判定対象外とすることができる。その遅延時
間は、キャパシタ25を囲む閉回路の時定数による。
【0059】次に、本発明の第2の実施の形態に係るス
テップモータの状態検出装置Uについて説明する。状態
検出装置Uは図10に示すようにステップモータMのコ
モン端子94と接地との間に抵抗3を介挿することによ
り設けられ、この点では図1の状態検出装置Sと同様で
ある。抵抗3の抵抗値は図1のものと同様、検出電圧値
が正常時で0.1V程度になるように選択される。ただ
し、後述するタイミング発生回路48を有しているの
で、ステップモータMの駆動状態を検出する4入力OR
ゲートは設けられていない。また、駆動回路Pそれ自体
も図1のものと同じである。尚、以下の説明では駆動回
路PによるステップモータMの駆動のパルスレートは4
00パルス/秒、即ち1ステップの時間は2.5ミリ秒
とする。
【0060】この状態検出装置Uは、抵抗3により検出
される電圧信号(全電流IS を表す)を10倍程度に増
幅するプリアンプ12と、このプリアンプ12の出力V
S から所定の基準電圧を抽出する基準電圧発生回路27
と、プリアンプ12の出力VS と基準電圧との比較によ
り脱調その他のステップモータMの異常を検出するため
の脱調判定回路33、層間ショート判定回路38、及び
断線地絡判定回路43とを有している。更に、プリアン
プ12の出力に基づき検出タイミングを発生するタイミ
ング発生回路48と、この検出タイミングに該当すると
きにのみ脱調判定回路33等の判定を有効ならしめるA
NDゲート53、54、55とを備えている。ここでプ
リアンプ12は、図2中のプリアンプ12と同じもので
ある。また、プリアンプ12の前段に図2に示すRCフ
ィルタ11を介挿してもよい。
【0061】基準電圧発生回路27の構成を図11に示
す。基準電圧発生回路27は、微分回路29とピークホ
ールド回路30とボルテージフォロワ31とを直列接続
してなる。この基準電圧発生回路27は後述するよう
に、ステップモータMの駆動開始時の出力VS の立ち上
がりをホールドすることにより平坦時の出力を脱調判定
回路33等に比較の基準電圧として供給するものであ
る。
【0062】脱調判定回路33の構成を図12に示す。
脱調判定回路33は、プリアンプ12の出力VS を抵抗
35、36により分圧し、これをコンパレータ34によ
り基準電圧と比較するように構成したものである。抵抗
35、36の抵抗値は、出力VS の0.95倍程度の電
圧がコンパレータ34の+端子に入力されるように設定
されている。出力VS が基準電圧の1.05倍を超えた
ときにオン判定させるためである。
【0063】層間ショート判定回路38の構成を図13
に示す。層間ショート判定回路38は、プリアンプ12
の出力VS を抵抗40、41により分圧し、これをコン
パレータ39により基準電圧と比較するように構成した
ものである。抵抗40、41の抵抗値は、出力VS
0.7倍程度の電圧がコンパレータ39の+端子に入力
されるように設定されている。出力VS が基準電圧の
1.4倍を超えたときにオン判定させるためである。
【0064】断線地絡判定回路43の構成を図14に示
す。断線地絡判定回路43は、基準電圧を抵抗45、4
6により分圧し、これをコンパレータ44によりプリア
ンプ12の出力VS と比較するように構成したものであ
る。抵抗45、46の抵抗値は、基準電圧の0.8倍程
度の電圧がコンパレータ39の+端子に入力されるよう
に設定されている。出力VS が基準電圧の0.8倍を下
回ったときにオン判定させるためである。
【0065】タイミング発生回路48の構成を図15に
示す。タイミング発生回路48は、プリアンプ12の出
力VS に基づいてトリガパルスを発生するトリガパルス
発生回路49と、そのトリガパルスに起動され約1ミリ
秒の第1パルスを発生する第1ワンショットタイマ50
と、この第1パルスに起動されその立ち下がり後に約
0.2ミリ秒の第2パルスを発生する第2ワンショット
タイマ51と、を直列接続してなる。このタイミング発
生回路48は、プリアンプ12の出力VS 、即ち全電流
S に含まれる後述するヒゲパルスを基準に第2パルス
を発生してANDゲート53、54、55に送り、脱調
判定回路33等の判定をそのときに限り有効ならしめる
ためのものである。
【0066】状態検出装置Uの作用を説明する。
【0067】まず基準電圧発生回路27の作用を説明す
る。このためまず、全電流IS 及びこれと比例するプリ
アンプ12出力VS の波形を説明する。図16(a)の
カーブdにVS の波形を示す。VS は、ステップモータ
Mの駆動開始から終了までほぼ一定の値を示すが、駆動
ステップの境目のところでヒゲ状の鋭いピークLを示
し、また脱調Eが起こったときにはリップルが生じてい
る。ピークLは、前ステップのコイル電流が完全に減衰
するより先に次ステップのコイル電流が立ち上がり、こ
れらが重畳するために生じるものである。また、脱調E
の際のリップル成分は、前記第1の形態で説明したよう
に通電相の移動とロータの実際の回転角θとの間の速度
差が大きいために生じるものである。
【0068】基準電圧発生回路27は、かかる出力VS
の立ち上がり時Qの値を、脱調判定回路33等での比較
のための基準電圧として供給するものである。このため
基準電圧発生回路27の微分回路29(図11)は、出
力VS の微分信号を出力する。この微分信号を図16
(b)のカーブeに示す。そして微分回路29の次段の
ピークホールド回路30及びボルテージフォロワ31
(図11)により、カーブeの立ち上がり時の値VR
ホールドされ、これにより出力VS の立ち上がり時Qの
値が抽出される。即ち基準電圧発生回路27は、出力V
S の立ち上がり時Qの値VR を、ピークLに影響されず
に微分回路29で抽出し、これをホールドするのであ
る。尚、カーブeにはピークLが重畳されているので、
特に最初のピークLにより値VR を超えることがないよ
うに微分回路29の時定数を設定しなければならない。
また、駆動終了後には微分信号に破線で示す負成分e'
が生じるが、微分回路29にクランプダイオードを入れ
ればこの負成分e' は除去される。
【0069】次に脱調判定回路33の作用を説明する。
脱調判定回路33では図12で説明したように、出力V
S を抵抗35、36により0.95倍程度に分圧したも
のをコンパレータ34の+端子に受け、そして基準値V
R をコンパレータ34の−端子に受ける。従ってコンパ
レータ34の出力は、出力VS が基準値VR の1.05
倍を超えたときにハイとなる。1.05倍というマージ
ンをとったのは、出力VS に通常生じうる変動によりコ
ンパレータ34がハイ出力しないようにするためであ
る。
【0070】具体的には、ピークLの時点と脱調Eの時
点とで出力VS が基準値VR の1.05倍(図16にV
T で示す)を超えることとなる。従って、コンパレータ
34の出力は、図16(a)のカーブfのようになる。
カーブfは、ピークL又は脱調Eのいずれかに対応して
ハイ出力しているので、脱調判定のためにはピークLに
対応するものを除去する必要があり、このためにAND
ゲート53でタイミング発生回路48(図10)からの
第2パルス(カーブg)とのAND演算をとるのであ
る。
【0071】このためタイミング発生回路48の作用を
説明する。タイミング発生回路48(図15)ではまず
トリガパルス発生回路49がプリアンプ出力VS からエ
ッジを抽出してトリガパルスを発生する。従ってトリガ
パルス発生回路49の出力は図17(a)に示すよう
に、出力VS のピークLに対応するヒゲ状のトリガパル
スを含んでいる。トリガパルス間の間隔は1ステップの
時間に等しく、ここでは2.5ミリ秒である。そしてこ
のトリガパルスにより第1ワンショットタイマ50が起
動される。第1ワンショットタイマ50の出力は、トリ
ガパルス後1ミリ秒の間だけオンとなる。これが図17
(b)に示す第1パルスである。
【0072】この第1パルスにより第2ワンショットタ
イマ51が起動される。第2ワンショットタイマ51の
出力は、第1パルスの立ち下がり後0.2ミリ秒の間だ
けオンとなる。これが図17(c)に示す第2パルスで
あり、ANDゲート53に送られるものである。この第
2パルスは、ピークLから次のピークLまでの中央付近
でオンし他のタイミングではオフすることにより、ピー
クLが起こっている時点を判定対象から外すことを狙い
とするものである。
【0073】そしてANDゲート53は、脱調判定回路
33からの出力(図16(a)のカーブf)と、タイミ
ング発生回路48からの出力(同カーブg)とを受け、
これらの論理積を出力する。従ってANDゲート53の
出力は、図16(a)のカーブhに示すように、ヒゲ状
のピークLに対応するものが除かれ脱調Eに対応すると
きにのみオンとなっている。これにより、ステップモー
タMの脱調を判定できるのである。
【0074】層間ショート判定回路38及び断線地絡判
定回路43も、基本的な作用は脱調判定回路33と共通
する。
【0075】層間ショート判定回路38では、図13で
説明したように、出力VS を抵抗40、41により0.
7倍程度に分圧したものをコンパレータ39の+端子に
受け、そして基準値VR をコンパレータ39の−端子に
受ける。従ってコンパレータ39の出力は、出力VS
基準値VR の1.4倍を超えたときにハイとなる。1.
4倍というマージンをとったのは、ステップモータMの
脱調が起こったときにコンパレータ39がハイ出力しな
いようにするためである。ステップモータMに層間ショ
ートが発生すると、その相が励磁されるステップでは抵
抗の減少によりコイル電流が通常の1.4倍を超えて大
きくなるため、コンパレータ39がハイ出力し層間ショ
ート判定回路38の出力がハイとなる。
【0076】そして層間ショート判定回路38の出力
は、層間ショート発生時ばかりでなく、脱調判定回路3
3の場合と同じように出力VS のピークLの時点でもオ
ンとなる。そこでANDゲート54でこれとタイミング
発生回路48の出力との論理積をとり、ピークLに対応
するものを除いて層間ショートに対応するときのみハイ
出力となるようにしている。これにより、ステップモー
タMの層間ショートを判定できるのである。
【0077】断線地絡判定回路43では、図14で説明
したように、出力VS をコンパレータ44の−端子に受
け、そして基準値VR を抵抗45、46で0.8倍程度
に分圧したものをコンパレータ44の+端子に受ける。
従ってコンパレータ44の出力は、出力VS が基準値V
R の0.8倍を下回ったときにハイとなる。0.8倍と
いうマージンをとったのは、出力VS に通常生じうる変
動によりコンパレータ44がハイ出力しないようにする
ためである。ステップモータMに断線又は地絡が発生す
ると、その相が励磁されるステップではコイル電流が通
常より著しく減少するため、コンパレータ44がハイ出
力し、断線地絡判定回路43の出力がハイとなる。
【0078】そして断線地絡判定回路43の出力は、断
線又は地絡発生時ばかりでなく、出力VS のピークLの
時点でもハイとなることがある。ピークLの周波数が非
常に高くリンギングを起しやすいためである。そこでA
NDゲート55でこれとタイミング発生回路48の出力
との論理積をとり、ピークLに対応するものを除いて断
線又は地絡に対応するときのみハイ出力となるようにし
ている。これにより、ステップモータMの断線又は地絡
を判定できるのである。
【0079】このように状態検出装置Uでは、脱調、層
間ショート、断線又は地絡を別々に判定するので、AN
Dゲート53、54、55のハイ信号を駆動回路PのC
PU91に伝達して図18に示すような異常処理を行う
ことができる。この処理では、断線又は地絡の信号、即
ちANDゲート55のハイ信号があると(S11:Ye
s)、S12へ進みCPU91の内部に設けられた断線
地絡カウンタを1カウントアップする。そしてその結果
断線地絡カウンタの値が設定値(例えば10)に達した
場合には(S13:Yes)、S17で警報を発して終
了する。
【0080】また層間ショートの信号、即ちANDゲー
ト54のハイ信号があると(S14:Yes)、S15
へ進みCPU91の内部に設けられた層間ショートカウ
ンタを1カウントアップする。そしてその結果層間ショ
ートカウンタの値が設定値(例えば4)に達した場合に
は(S16:Yes)、S17で警報を発して終了す
る。このように断線又は地絡若しくは層間ショートが検
出されS17の警報が発されたときは、S18以下の脱
調検出は行わない。
【0081】脱調信号、即ちANDゲート53のハイ信
号があると(S18:Yes)、S19へ進みCPU9
1の内部に設けられた脱調カウンタを1カウントアップ
する。そしてその結果脱調カウンタの値が設定値(例え
ば5)に達した場合には(S20:Yes)、S21へ
進みステップモータMを原点位置に復帰させる。そして
脱調カウンタをリセットし(S22)、ステップモータ
Mの駆動のパルスレートを低下させる(S23)。パル
スレートを低下させるのは、脱調が起こらないようにス
テップモータMのトルクを増大させるためである。
【0082】このフローでS13、S16、S20の設
定値は、ノイズ等による偶発的なハイ信号が発生したと
きに異常処理が行われてしまうのを防ぐためのものであ
り、実際に脱調等の異常が起こったときにはその異常の
種類に応じたANDゲートが連続してハイ信号を発生す
るのですぐ設定値に達して所定の異常処理が行われるこ
ととなる。
【0083】かくして、図10に示す状態検出装置Uに
よれば、ロータリエンコーダ等を併設することなくステ
ップモータMの脱調、層間ショート、断線又は地絡の検
出を行うことができる。また、図18の異常処理を行う
ことにより、層間ショートや断線又は地絡が起こったと
きに警報を発して使用者に注意を喚起でき、また脱調が
起こったときにはステップモータMの駆動トルクを増大
させてそれ以後脱調を繰り返さないようにすることがで
きる。これにより、過大な出力を有するステップモータ
を使用する必要を排除できる。
【0084】続いて、本実施の形態の状態検出装置Uの
変形例を説明する。図10の状態検出装置Uにおいて
は、タイミング発生回路48の次段に図19に示す禁止
回路57を挿入することができる。禁止回路57は、ス
テップモータMの回転方向が反転するときに脱調等の判
定を一時的に禁止させるためのものである。ステップモ
ータMの反転時には負荷の大きさやロータの機械的共振
により脱調時のようなリップルが全電流IS に生じるの
で、状態検出装置Uでの誤判定の原因となりうるからで
ある。
【0085】禁止回路57は、インバータ58とAND
ゲート59とにより構成される。インバータ58には駆
動回路Pから、ステップモータMの回転方向が反転する
際にハイ出力を印加させるようにする。そして、タイミ
ング発生回路48の第2パルスとこのインバータ58の
出力との論理積をANDゲート59で出力してANDゲ
ート53、54、55に送るようにする。かかる禁止回
路57を用いると、ステップモータMの回転方向が反転
するときには、ANDゲート53、54、55へ送られ
る第2パルスが一時的にオフされることになり、その間
はステップモータMの脱調、層間ショート、断線又は地
絡の判定が停止され、誤判定が防止される。
【0086】別の変形例としては、基準電圧発生回路2
7中に禁止回路を設けることが挙げられる。基準電圧発
生回路27でのピークホールドは、ピークホールド回路
30の電解コンデンサ30Aに貯められる電圧を利用し
ているので、長時間経過したときの放電による電圧低下
により誤判定が起こりうるからである。また、ステップ
モータMが長時間駆動されないときには電解コンデンサ
30Aが完全に放電してしまい次回通電されても電圧が
出力VS の立ち上がり値VR まで上昇しきれないことも
誤判定の原因となる。これを防止するための禁止回路と
しては、ピークホールド回路30と同様の構成で放電の
時定数のみを小さくしたものを設け、これの出力電圧が
本来のピークホールド回路30の出力電圧に対し所定の
許容範囲内にあるときにのみ判定を許可する構成が考え
られる。
【0087】以上詳細に説明したように、前記第1の実
施の形態に係るステップモータの状態検出装置Sによれ
ば、ステップモータMの全電流IS に比例する信号VS
を抵抗3によりモニタし、リップル成分抽出回路1で抽
出したリップルの大きさをレベル判定回路2で基準値と
比較して基準値を超えているときにステップモータに脱
調が起こったと判断するようにしたので、ステップモー
タにロータリエンコーダ等を付設することなく、またパ
ターンマッチングのような複雑なデータ解析をすること
なく、ステップモータの脱調を検出することができる。
また、メカニカルロックのような重負荷の脱調ばかりで
なくトルク不足によるステップ遅れのような軽負荷の脱
調をも検出でき、更にステップモータの層間ショートや
コイル断線のような故障をも検出することができる。
【0088】更に、4入力ORゲート4によりステップ
モータ非駆動時は判断を中止させ、ハイセレクタ10に
よりリップル抽出回路1への入力のDCレベル差を緩和
し、またキャパシタ25によりステップモータ駆動開始
直後を判断対象から除外することにより、誤判断の原因
となりうる要因を極力排除して高精度な脱調検出を行う
ことができる。このように信頼度の高い脱調検出ができ
るので、脱調防止のために過剰なトルクを有する大型ス
テップモータを使用する必要を排除でき、重量増や消費
電力の増大を防止できるものである。
【0089】また、前記第2の実施の形態に係るステッ
プモータの状態検出装置Uによれば、ステップモータM
の全電流IS に比例する信号VS を抵抗3によりモニタ
し、これを基準電圧発生回路27で微分値のピークをホ
ールドして比較の基準電圧を得るので、信号VS に重畳
されているステップ切換時のヒゲ状ピークに影響されな
い適正な基準電圧により脱調等の異常判定に供すること
ができる。そして、信号VS に重畳されているステップ
切換時のヒゲ状ピークをトリガとしてタイミング発生回
路48でヒゲ状ピークの中間時点に第2パルスを発生
し、この第2パルス発生中のみ脱調等の異常判定を行う
ようにしたので、ヒゲ状ピークを異常と誤判定すること
なく信頼度の高い異常判定を行うことができる。
【0090】更に、脱調、層間ショート、断線又は地絡
のそれぞれに判定回路等を設けたので、これらを区別し
て検出できる。また、禁止回路57を設けてステップモ
ータ反転時を判断対象から除外することにより誤判定の
要因を減らして高精度な異常判定を行うことができる。
かくして、ステップモータにロータリエンコーダ等を付
設する必要やパターンマッチングのような複雑なデータ
解析をする必要のない優れたステップモータの状態検出
装置が実現されている。
【0091】以上各実施の形態について説明したが、本
発明は上記各実施の形態に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が
できることはいうまでもない。例えば前記各実施の形態
に記した数値や回路の具体的構成は、単なる例示であ
る。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば、モータ全相の電流和を
検出することにより、単一の電流検出回路で脱調等の異
常を検出でき、かつパターンマッチングを要しないで軽
負荷の脱調をも検出できる優れたステップモータの状態
検出装置を提供できるものである。これにより、ロータ
リエンコーダ等の設置が困難で制御コンピュータの容量
にも限りがあるような用途でも的確にステップモータの
状態を検出し、脱調等に対処できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るステップモータの状態検
出装置の概略構成をステップモータの駆動回路と共に示
した図である。
【図2】リップル成分抽出回路の構成を示す回路図であ
る。
【図3】レベル判定回路の構成を示す回路図である。
【図4】シミュレーテドインダクタ型共振フィルタを示
す回路図である。
【図5】正常駆動時における(a)ロータ進角、(b)
全電流、(c)リップル成分を示すグラフである。
【図6】脱調発生時における(a)ロータ進角、(b)
全電流、(c)リップル成分を示すグラフである。
【図7】ハイセレクタの構成を示す回路図である。
【図8】レベル判定回路の変形例の構成を示す回路図で
ある。
【図9】脱調処理のフローチャートである。
【図10】第2の実施形態に係るステップモータの状態
検出装置の概略構成を示した図である。
【図11】基準電圧発生回路の構成を示す回路図であ
る。
【図12】脱調判定回路の構成を示す回路図である。
【図13】層間ショート判定回路の構成を示す回路図で
ある。
【図14】断線地絡判定回路の構成を示す回路図であ
る。
【図15】タイミング発生回路の構成を示す回路図であ
る。
【図16】ステップモータの全電流と各種信号との関係
を示すグラフである。
【図17】トリガパルスとこれにより起動されるパルス
とを示すグラフである。
【図18】異常処理のフローチャートである。
【図19】禁止回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 リップル成分抽出回路 2 レベル判定回路 3 抵抗 7 同期RCフィルタ 8 作動増幅回路 15 コンパレータ 27 基準電圧発生回路 33 脱調判定回路 38 層間ショート判定回路 43 断線地絡判定回路 48 タイミング発生回路 53、54、55 ANDゲート M ステップモータ S、U 状態検出装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステップモータの脱調等の異常状態を検
    出するステップモータの状態検出装置において、 前記ステップモータの各相のコイル電流の総和を検知す
    る全電流検知手段と、 この全電流検知手段の検知信号のリップル成分を抽出す
    るリップル抽出手段と、 このリップル抽出手段の出力値を所定の基準値と比較
    し、その出力値が基準値を超えている場合にステップモ
    ータに脱調が生じていると判断する脱調判断手段とを備
    えたことを特徴とするステップモータの状態検出装置。
  2. 【請求項2】 ステップモータの脱調等の異常状態を検
    出するステップモータの状態検出装置において、 前記ステップモータの各相のコイル電流の総和を検知す
    る全電流検知手段と、 この全電流検知手段の検知信号の駆動開始時の立ち上が
    り値を保持するピーク保持手段と、 前記全電流検知手段の検知信号を前記ピーク保持手段が
    保持する立ち上がり値と比較し、前記検知信号が前記立
    ち上がり値を含む所定の範囲内にないときに信号を発す
    る発信手段と、 前記ステップモータの励磁相切り換え時から所定時間経
    過後に判定許容信号を出力する判定許容手段と、 前記発信手段の信号と前記判定許容手段の判定許容信号
    とのアンド演算によりステップモータに異常が生じてい
    ると判断する異常判断手段とを備えたことを特徴とする
    ステップモータの状態検出装置。
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