JP3473779B2 - 電流検出器の故障検出方法 - Google Patents

電流検出器の故障検出方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ACモータの制御回路
における電流制御を行う電流検出器、あるいは過電流を
検出する過電流検出器の故障を検出する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ACモータの制御回路においては、速度
制御等を安定に行うため、およびインナーループである
電流制御を行うため、電流検出器を設けている。この電
流検出器が故障した場合、負荷電流がフィードバックさ
れないため、負荷電流を増大させる方向に制御系が作用
し、結果的に電流が流れ過ぎ、過電流や過負荷となる異
常が発生し、これにより、モータや主回路を破損すると
いう問題があった。このような過電流を検出するため
に、過電流検出器を設けているが、この過電流検出器が
故障があった場合も同様の問題があるので、さらに過電
流検出器の異常をサーキットブレーカ等で検出してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
な従来技術では、モータ通常運転してからでないと電流
検出器や過電流検出器の故障が検出できないので、主回
路に過大電流が流れたり、異常な電流が流れたりして、
故障検出前に、あるいは故障検出と同時に、モータや主
回路を破損するという問題があった。そこで本発明が解
決すべき課題は、モータを通常運転する前に電流検出器
や過電流検出器の故障を検出することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の電流検出器の故障検出方法は、電流検出器
を備えたACモータの駆動回路において、前記駆動回路
の通常動作開始前に、主回路直流電圧を低電圧にし、前
記駆動回路を動作させて前記ACモータが所定の電流と
なるように通電制御し、前記電流検出器で検出した電流
値が、前記所定の電流値かどうかを判定することによ
り、前記電流検出器の故障を検出するものである。ま
た、本発明の過電流検出器の故障検出方法は、主回路直
流母線に流れる電流の大きさにより過電流を検出する過
電流検出器を備えたACモータの駆動回路において、前
記駆動回路の通常動作開始前に、主回路直流電圧を低電
圧にし、所定の時間、前記駆動回路を動作させて前記駆
動回路素子に損傷を与えない大きさの過電流を流し、
電流の流れたことを前記過電流検出器で検出できるかど
うかを判定することにより、前記過電流検出器の故障を
検出するものである。
【0005】
【作用】上記手段により、主回路に電流を流して故障検
出するので、モータ通常運転以前に故障を検出すること
ができ、モータやパワー部の破損等を防ぐことができ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照しな
がら具体的に説明する。図1は本発明の一実施例の構
成、図2は動作を示すフローチャートである。図1にお
いて、1はサイリスタ、2はメインコンデンサ、3はト
ランジスタ、4はマイクロコンピュータ、5はベースド
ライブ回路、6は電流検出器、7はモータ、8は過電流
検出器、9は電流検出抵抗、10は回生抵抗、11は回
生トランジスタである。以上のように構成された回路に
おいて、マイクロコンピュータ4における電流検出器故
障検出動作を図2に示すフローチャートを用いて説明す
る。まず、ステップ110において、主回路不動作状態
(電流が流れていない状態)にて電流検出器6のの出力
値が0であることを確認する。ステップ120では、主
回路直流電圧PN間に、ある一定の低電圧(モータ抵抗
等によって異なるが、数10V位)をサイリスタ1にて
充電する。次に、ステップ130では、電流アンプの電
流指令のU相に、ある正電流、V相に、ある負電流を入
力し、U相からV相へ電流を流す。すると、正常に動作
すれば指令に応じた電流フィードバックが得られるの
で、これを電流検出器6により確認する。動作が異常の
ときは電流検出器6の出力が異常となるが、この場合、
U相、V相どちらが異常か判別できないので、他の相、
例えばU相からW相へ電流を流して判別する。ステップ
140では、ステップ130と同様に、電流アンプの電
流指令のV相に、ある正電流、W相に負電流を入力し、
V相からW相へ電流を流し、電流を確認する。ステップ
150では、ステップ130と同様に、電流アンプの電
流指令のW相に、ある正電流、U相に負電流を入力し、
W相からU相へ電流を流し、電流を確認する。このよう
にして、電流検出器6の電流が0か、正か、負かを確認
できる。 また、電流検出器のどの部分が故障している
かも判別できる。なお、電流検出器6へ電流を流す方法
は、上述した方法以外でもよく、要するに、電流検出器
6で電流を検出できるようにすればよい。
【0007】図3は図1の回路において、マイクロコン
ピュータ4における過電流検出器故障検出動作を示すフ
ローチャートである。まず、ステップ210では、サイ
リスタ1を点弧して電源を投入し、コンデンサ2に充電
する。次に、ステップ220では、サイリスタ1をオフ
にして、回生トランジスタ4をある時間オンして、コン
デンサ2の電圧を放電させ、PN間の電圧を、ある低電
圧とする。ステップ230では、パワートランジスタ3
を点弧させ、過電流検出器8に充分な電流を一瞬流し、
過電流検出動作を行う。流す電流はパワートランジスタ
3の最大許容電流値を超えないようにする。次にステッ
プ240では、過電流検出器8の動作を確認する。過電
流検出器8が動作すると過電流検出器8は正常、不動作
で過電流検出器8の故障ということになる。なお、低電
圧に充電する方法として、この例では回生処理回路を使
用したが、サイリスタ1の点弧タイミングで低電圧に充
電して行うこともできる。図1の回路構成では、電流検
出器6と過電流検出器8の故障の両方を検出できる構成
を示したが、必要に応じ、一方だけの故障を検出する構
成として、他方を省略することもできる。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、モ
ータを通常運転する前に、電流検出器や過電流検出器の
動作を確認するので、電流検出器あるいは過電流検出器
が動作しないために発生するモータやパワー素子の破損
等を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法を実施するための構成例を示す
回路図である。
【図2】 電流検出器故障検出動作を示すフローチャー
トである。
【図3】 過電流検出器故障検出動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】 1 サイリスタ、2 メインコンデンサ、3 トランジ
スタ、4 マイクロコンピュータ、5 ベースドライブ
回路、6 電流検出器、7 モータ、8 過電流検出
器、9 電流検出抵抗、10 回生抵抗、11 回生ト
ランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/00 G01R 31/34 G01R 35/00 H02P 7/63 302

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流検出器を備えたACモータの駆動回
    路において、前記駆動回路の通常動作開始前に、主回路
    直流電圧を低電圧にし、前記駆動回路を動作させて前記
    ACモータが所定の電流となるように通電制御し、前記
    電流検出器で検出した電流値が、前記所定の電流値かど
    うかを判定することにより、前記電流検出器の故障を検
    出することを特徴とする電流検出器の故障検出方法。
  2. 【請求項2】 主回路直流母線に流れる電流の大きさに
    より過電流を検出する過電流検出器を備えたACモータ
    の駆動回路において、前記駆動回路の通常動作開始前
    に、主回路直流電圧を低電圧にし、所定の時間、前記駆
    動回路を動作させて前記駆動回路素子に損傷を与えない
    大きさの過電流を流し、過電流の流れたことを前記過電
    流検出器で検出できるかどうかを判定することにより、
    前記過電流検出器の故障を検出することを特徴とする過
    電流検出器の故障検出方法。
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