JPH0530793A - サーボ制御装置の地絡検出方法 - Google Patents

サーボ制御装置の地絡検出方法

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JPH0530793A
JPH0530793A JP3172651A JP17265191A JPH0530793A JP H0530793 A JPH0530793 A JP H0530793A JP 3172651 A JP3172651 A JP 3172651A JP 17265191 A JP17265191 A JP 17265191A JP H0530793 A JPH0530793 A JP H0530793A
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JP
Japan
Prior art keywords
transistor
voltage
phase
motor
ground fault
Prior art date
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Pending
Application number
JP3172651A
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English (en)
Inventor
Kazuo Sato
一男 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーボ制御装置において、モータのある相の
地絡を、メインコンデンサに過大な突入電流が流れるこ
となく検出する。 【構成】 回生抵抗器4とトランジスタ6の間にトラン
ジスタ20とダイオード21が互いに並列に接続されて
いる。電源投入時、トランジスタ20をオフして地絡し
ていてもメインコンデンサ3に過大な突入電流が流れな
いようにして、例えばトランジスタ9をオンして、電源
へ流れ込む電流の有無を調べる。流れ込む電流がなく、
モータ19が地絡していなければ、トランジスタ20を
オンする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーボ制御装置の地絡検
出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4はサーボ制御装置の三相電圧形イン
バータの従来例の構成図、図5は三相交流電源の位相関
係を示す図である。
【0003】この三相電圧形インバータは、MCCB
(電磁継電器)1と、サイリスタ2と、メインコンデン
サ3と、回生抵抗器4と、回生用トランジスタ5と、U
相上側トランジスタ6と、V相上側トランジスタ7と、
W相上側トランジスタ8と、U相下側トランジスタ9
と、V相下側トランジスタ10と、W相下側トランジス
タ11と、フライホイールダイオード12〜17と、電
流検出用抵抗18と、三相交流モータ19で構成されて
いる。
【0004】このような構成において、三相交流電源の
S相を接地相とし、三相交流モータ19の1相、例えば
U相が地絡していると、図5に示す電源周期のa−a’
間(電源のS相がP−N間のNよりも高い区間)に電源
を投入すると、図4に矢印に示すように、トランジスタ
6〜8に接続されているフライホイールトランジスタ1
2〜14を通してメインコンデンサ3を充電する電流が
流れることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術で
は、接地相の電圧が他の相に比べて高い時に電源を投入
するとトランジスタ6〜8に付いているフライホイール
ダイオード12〜14を通りコンデンサ3を充電する電
流が過大な電流となり、パワー素子(パワートランジス
タ、ダイオード等)を破損するという欠点があった。
【0006】本発明の目的は、モータのある相の地絡
を、コンデンサに過大な突入電流が流れることなく検出
する、サーボ制御装置の地絡検出方法を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の、サーボ
制御装置の地絡検出方法は、交流電源を直流に変換する
コンバータに並列に接続されたメインコンデンサと、該
直流を交流に変換しモータを制御するインバータとの間
の正の電流路にトランジスタを接続し、電源投入時該ト
ランジスタをオフして該電流路を遮断し、モータから前
記インバータのパワートランジスタ、負の電流路を経て
電源に流れ込む電流の有無を調べるものである。
【0008】本発明の第2の、サーボ制御装置の地絡検
出方法は、インバータの両端の直流電圧をある小さな一
定電圧にし、前記インバータのパワートランジスタをオ
ンして該直流電圧が減少したか否かの判断を、各相のパ
ワートランジスタについて順次行ない、減少していれば
モータの当該相が地絡していると判断し、いずれの相に
ついても直流電圧が減少していなければ前記直流電圧を
わずかに上げて前記と同様の動作を行なうものである。
【0009】
【作用】第1の方法によれば、地絡していても、電源投
入時に過大な突入電流がメインコンデンサに流れること
がないので、パワー素子、さらにはモータの損傷がな
い。
【0010】第2の方法によれば、もし地絡していても
メインコンデンサに流れる過大な突入電流がないので、
パワー素子、さらにはモータの損傷がない。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0012】図1は本発明の第1の実施例を示すサーボ
制御装置の要部の構成図である。
【0013】本実施例は図4の従来例において、回生抵
抗器4とU相上側トランジスタ6の間にトランジスタ2
0とダイオード21が互いに並列に接続されて構成され
ている。
【0014】次に、本実施例の動作を説明する。
【0015】電源投入時に、トランジスタ20をオフし
てコンデンサ3に流れる電流を阻止してモータ19の地
絡している相がU相であればトランジスタ9をオンし
て、電源へ流れこむ電流の有無を検出する。流れ込む電
流が有れば地絡していることになる。地絡していなけれ
ばトランジスタ20をオンして通常の動作を行なう。
【0016】このように、本実施例によれば、モータ1
9が地絡していてもコンデンサ3に過大な突入電流が流
れることがないのでパワー素子やモータ19を破損する
ことがない。
【0017】図2は本発明の第2の実施例を示すサーボ
制御装置の要部の構成図、図3は図2のサーボ制御装置
における地絡検出動作を示すフローチャートである。
【0018】本実施例は図4の従来例に、PN間の電圧
をA/D変換するA/D変換器22と、このA/D変換
器22の出力にもとづいてパワートランジスタ6〜11
のベースドライブ回路24を制御するCPU23が追加
されて構成されている。
【0019】次に、本実施例における地絡検出動作を図
3のフローチャートにより説明する。
【0020】まず、サイリスタ2を点弧させてメインコ
ンデンサ3に充電し、充電が終了したらサイリスタ2を
オフする(ステップ31)。次に、トランジスタ5をオ
ンしてメインコンデンサ3の両端の電圧(PN間)をあ
る一定の電圧にしてトランジスタ5をオフする(ステッ
プ32)。次に、トランジスタ6をオンしPN間の電圧
をA/D変換器22より入力する(ステップ33)。次
に、PN間の電圧が減少したかどうかを調べる(ステッ
プ34)。PN間の電圧が急激に減少するようならばU
相の地絡を検出したことになる。PN間の電圧に変化が
なければ、ステップ33,34と同様にしてトランジス
タ7をオンして、V相が地絡かどうか確認する(ステッ
プ35,36)。次に、ステップ33,34と同様にし
てトランジスタ8をオンしてW相が地絡かどうか確認す
る(ステップ37,38)。最後に、PN間の電圧を確
認しメインコンデンサ3の全充電電圧に等しいか確認す
る(ステップ39)。全充電電圧でなければ、ステップ
31に戻って同様の処理を繰り返し、全充電電圧であれ
ば処理を終了する。なお、メインコンデンサ3の両端の
電圧は最初は小さい電圧とし、処理を繰り返す毎に徐々
に上げていく。
【0021】本実施例によれば低い電圧から徐々に高い
電圧に上げて地絡を検出するので、もし地絡していて、
電流が流れるようなことがあっても小さい電流しか流れ
ずパワー素子やモータ19の損傷が小さくすむ。
【0022】なお、以上の両実施例において地絡を検出
すると、地絡検出アラームとして、トランジスタ6〜1
1のベースを遮断し、主回路を不動作とする。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は次のような
効果がある。
【0024】(1)請求項1の発明は、電源投入時、コ
ンデンサとインバータとの間の正の電流路を遮断するこ
とにより、地絡していても、電源投入時に過大な突入電
流がメインコンデンサに流れることがないので、パワー
素子、さらにはモータの損傷を無くすことができる。
【0025】(2)請求項2の発明は、インバータの両
端の直流電圧を低い値から徐々に上げて地絡を検出する
ことにより、地絡していてもメインコンデンサに流れる
過大な突入電流がないので、パワー素子やモータの損傷
がなく、またどの相が地絡しているかを判別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すサーボ制御装置の
要部の構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示すサーボ制御装置の
要部の構成図である。
【図3】図2に示すサーボ制御装置における地絡検出動
作を示すフローチャートである。
【図4】サーボ制御装置の要部の従来の構成図である。
【図5】三相交流電源の位相関係を示す図である。
【符号の説明】
1 MCCB 2 サイリスタ 3 メインコンデンサ 4 回生抵抗器 5 回生用トランジスタ 6 U相上側トランジスタ 7 V相上側トランジスタ 8 W相上側トランジスタ 9 U相下側トランジスタ 10 V相下側トランジスタ 11 W相下側トランジスタ 12〜17 フライホイールダイオード 18 電流検出用抵抗 19 モータ 20 トランジスタ 21 ダイオード 22 A/D変換器 23 CPU 24 ベースドライブ回路 31〜39 ステップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボ制御装置において、交流電源を直
    流に変換するコンバータに並列に接続されたメインコン
    デンサと、該直流を交流に変換しモータを制御するイン
    バータとの間の正の電流路にトランジスタを接続し、電
    源投入時該トランジスタをオフして該電流路を遮断し、
    モータから前記インバータのパワートランジスタ、負の
    電流路を経て電源に流れ込む電流の有無を調べる、サー
    ボ制御装置の地絡検出方法。
  2. 【請求項2】 サーボ制御装置において、インバータの
    両端の直流電圧をある小さな一定電圧にし、前記インバ
    ータのパワートランジスタをオンして該直流電圧が減少
    したか否かの判断を、各相のパワートランジスタについ
    て順次行ない、減少していればモータの当該相が地絡し
    ていると判断し、いずれの相についても直流電圧が減少
    していなければ前記直流電圧をわずかに上げて前記と同
    様の動作を行なう、サーボ制御装置の地絡検出方法。
JP3172651A 1991-07-12 1991-07-12 サーボ制御装置の地絡検出方法 Pending JPH0530793A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105027415A (zh) * 2013-05-30 2015-11-04 富士电机株式会社 电力变换装置
CN110579662A (zh) * 2019-09-29 2019-12-17 重庆和诚电器有限公司 一种电力转换器地线故障识别、保护和供电恢复方法

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