JP2009294679A - 投射型表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光源と、光源から出射された可視光を複数の波長帯域光に分離する色分離手段と、第1の偏光方向に偏光した光を光軸上で直進透過させ、第1の偏光方向に直交する第2の偏光方向に偏光した光の進行方向を変更または第2の偏光方向に偏光した光を吸収する複数の偏光子によって構成された第1の偏光手段と、第1の偏光手段を直進透過した波長帯域光を反射する反射ミラーと、各波長帯域光を表示する画像に応じて変調する複数の液晶パネルと、を備え、光路上の色分離手段と反射ミラーとの間に配置された偏光子が、各波長帯域光の入射する面内の中心部において第1の偏光方向に偏光した光を第1の偏光方向で直進透過させるとともに、該面内の周辺部において第1の偏光方向に偏光した光を第1の偏光方向と異なる偏光方向で直進透過させる。
【選択図】図7
Description
次に、RGB用の各液晶パネルが照射された各光を表示する画像に応じて画像変調し、色合成光学系中のダイクロイックプリズムが画像変調された各色光を合成しカラー画像の光学像にする。そして、投射レンズがこの光学像をスクリーン上に拡大投影する。
また、光源からの光が平行光でない場合にも、反射ミラーなどによる偏光方向の光束断面内における分布の影響を相殺させることができ、したがって、一様な偏光状態の光を液晶パネルに入射させることができ、高い消光比を得ることができる。
λR−50nm≦λr≦λR+70nm
λG−60nm≦λg≦λG+60nm
λB−70nm≦λb≦λB+50nm
を満たす構成を有している。
また、色分離手段によって分離される各色の光の波長域と消光比の高い波長域とを一致させることができるため、3原色の色毎に高いコントラストと輝度を得ることが可能な投射型表示装置を実現でき、また、4つ以上の偏光回折格子を有する構成により、高い消光比が要求される波長域の消光比をさらに高くすることができる。また、この場合、前記の波長λR、λGおよびλBは、それぞれ赤、緑、および青の各波長帯において最大強度となる波長に代えて、該波長帯域の上限の波長と下限の波長とを平均した波長、あるいは、液晶パネルに入射する各色成分の光の強度が、それぞれの波長帯域における最大強度の50%となる最も長い波長と最も短い波長とを平均した波長を用いてもよい。
λ0−70nm≦λ1≦λ0−10nm
λ0+10nm≦λ2≦λ0+70nm
を満たす構成を有している。
また、色分離手段によって分離された各色の光毎に複層回折型偏光素子が配置されるので、いずれの色の光に対しても安定して高い消光比を得ることが可能な投射型表示装置を実現できる。
また、対応する色の最大強度の波長が、各色の波長帯域内で、回折効率が最も高い波長λ1および波長λ2によって挟まれるため、広い波長範囲で消光比を向上することが可能な投射型表示装置を実現でき、また、3つ以上の偏光回折格子を有する構成により、複層回折型偏光素子に対して入射する光が平行光でなくある角度分布を有する場合に、斜めに入射した光に対しても、さらに高い消光比が得られる。
この構成により、光源からの光が平行光でない場合にも、反射ミラーなどによる偏光方向の光束断面内における分布の影響を相殺させることができ、したがって、一様な偏光状態の光を液晶パネルに入射させることができ、高い消光比を得ることができる。
この構成により、複層回折型偏光素子に対して入射する光が平行光でなくある角度分布を有する場合に、斜めに入射した光に対してより高い消光比が得られる。
λ0−70nm≦λ1≦λ0−10nm
λ0+10nm≦λ2≦λ0+70nm
を満たす構成を有している。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る投射型表示装置の構成を示す図である。図1において、投射型表示装置101は、可視光を発するメタルハライドランプ等の白色の光源1と、入射する光をR(赤)、G(緑)、B(青)の3つの色成分の光に分離する色分離手段としてのダイクロイックミラー31、32と、表示する画像に応じて入射光を変調する複数の液晶パネル41、42、43と、ダイクロイックミラー31、32が分離した各色の光を対応する液晶パネル41、42、43に導く反射ミラー31a、33a、33bと、光源1から各液晶パネル41、42、43までの光路上に配置された第1の偏光手段としての複層回折型偏光素子2と、各液晶パネル41、42、43の出射側に配置された第2の偏光手段としての検光子51、52、53と、各検光子51、52、53を透過する光を合成する光合成手段としてのダイクロイックプリズム6と、ダイクロイックプリズム6によって合成された光を拡大投影する投影手段としての投射レンズ系8とを備える。ここで、投射レンズ系8から出射された光は、スクリーン9上に投影される。
また、ns=neの場合には、複屈折性材料層211の常光方向に偏光した光、すなわち常光線が入射する場合には、偏光回折格子が回折格子として作用するので、入射した常光線は積層された偏光回折格子により順次回折されて、複層回折型偏光素子2を透過する常光線の光量は大幅に減少する。異常光線が入射する場合には、偏光回折格子が偏光回折格子として作用せず、入射した異常光線は回折されず直進透過する。
λR−50nm≦λr≦λR+70nm
λG−60nm≦λg≦λG+60nm
λB−70nm≦λb≦λB+50nm
を満たすように構成するのが好ましい。このように構成することによって、光強度が高い波長と複層回折型偏光素子2の消光比の高い波長域とを一致させるように構成することができ、投射型表示装置101をシステムとしてみた場合の高い消光比が得られる。
λR≦λr≦λR+50nm
λG−30nm≦λg≦λG+30nm
λB−60nm≦λb≦λB
を満たすように構成するのがより好ましい。
λG−30nm≦λ4≦λG+30nm
を満たす波長にすることによって、視感度が高いλG付近の波長域でのコントラストを大きくすることができる。
第2の偏光手段として複層回折型偏向素子を用いる場合には、絞り7は、上述と同様の理由により、絞り7と複層回折型偏光素子からなる第2の偏光手段との距離がなるべく大きくなるように配置することが好ましい。すなわち絞り7は上述の場合と同様に配置されることが好ましい。また、複層回折型偏光素子からなる第2の偏光手段は、各液晶パネルの出射側、すなわち各液晶パネルにおいて液晶パネルにより変調された光が出射される出射面と投影手段との間の光路上に配置されるが、絞り7と複層回折型偏光素子からなる第2の偏光手段との距離がなるべく大きくなるように、各前記液晶パネルの出射側に直接積層することが好ましい。
λR−50nm≦λr≦λR+70nm
λG−60nm≦λg≦λG+60nm
λB−70nm≦λb≦λB+50nm
を満たすように構成することによって、色分離手段としてのダイクロイックミラー31、32によって分離される各色の光の波長域と消光比の高い波長域とを一致させることができるため、3原色の色毎に高いコントラストと輝度を得ることが可能な投射型表示装置を実現できる。また、4層以上の偏光回折格子を積層することによって、高い消光比が要求される波長域での消光比をさらに高くすることができ、例えば視感度が高い緑色の波長域でのコントラストを大きくすることができる。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る投射型表示装置の構成の一例を示す図である。本発明の第2の実施の形態に係る投射型表示装置の構成は、複層回折型偏光素子(図1に示す複層回折型偏光素子2)の個数及びその配置場所を除いては、本発明の第1の実施の形態に係る投射型表示装置101の構成と同様である。図7において、図1と同一の構成部については同一の符号を付してある。
また、ns=neの場合には、複屈折性材料層241の常光方向に偏光した光、すなわち常光線が入射する場合には、偏光回折格子が回折格子として作用するので、入射した常光線は積層された偏光回折格子により順次回折されて、複層回折型偏光素子21、22、23を透過する常光線の光量は大幅に減少する。異常光線が入射する場合には、偏光回折格子が偏光回折格子として作用せず、入射した異常光線は回折されず直進透過する。
λ0−70nm≦λ1≦λ0−10nm
λ0+10nm≦λ2≦λ0+70nm
を満たすように設定されることが好ましい。また、G(緑)およびB(青)のそれぞれ波長帯域に対応する複層回折型偏光素子22、23も、R(赤)に対応する複層回折型偏光素子21と同様に構成されることが好ましい。このように構成することによって、各色の波長帯域内の広い波長範囲で消光比を向上することが可能な投射型表示装置を実現できる。
となるように、λ1とλ2とを選ぶと、複層回折型偏光素子に対して入射する光が平行光でなくある角度分布を有する場合に、斜めに入射した光に対してより高い消光比が得られるようになり、さらに好ましい。
λ0−35nm≦λ3≦λ0+35nm
を満たすように、複層回折型偏光素子を積層することが好ましい。さらには、λ3が、
λ0−10nm≦λ3≦λ0+35nm
を満たすように、複層回折型偏光素子を積層することによって、該波長帯域の全域に渡って、斜めに入射した光に対してもさらに高い消光比が実現されるので、より好ましい。
本発明の投射型表示装置に用いることができる、輝線をもつ光源としては、高圧水銀ランプが例示される。高圧水銀ランプは、G(緑)波長帯域において波長550nm、580nm、B(青)波長帯域において波長440nm、490nmの輝線をもつ。また、本明細書における輝線とは、励起された原子から放射される特定の波長の光に限定されず、各色の波長帯域中において光の強度が高い波長範囲があればその波長範囲の光を用いてもよい。
本発明の第3の実施の形態に係る投射型表示装置について説明する。本発明の第3の実施の形態に係る投射型表示装置の構成は、複層回折型偏光素子の構成を除いては、本発明の第2の実施の形態に係る投射型表示装置102の構成と同様であるため、その説明を省略する。
すなわち、複層回折型偏向素子を透過後の偏光方向の光束断面内における図12のような分布を相殺するように、複層回折型偏向素子の複屈折性材料の光学軸を図13の四隅に対応する部分において中央部に対して1°以上分布させた分布を付与することが好ましい。
(1)高分子液晶の配向膜のラビング方向を入射面内で湾曲するように分布させ、配向膜のラビング方向の分布に沿って液晶分子を配向させ、その状態で高分子液晶を重合させ高分子化させる方法
(2)高分子液晶の基板表面に微細な凹凸状のストライプ構造を湾曲するように作成しておき、そのストライプ長手方向に液晶分子が体積排除効果によって沿うことを利用して、上記微細な凹凸状のストライプ長手方向に沿った液晶分子の配向分布を付与し、重合させる方法
(3)光配向を利用して、液晶分子の配向方向に所定の分布を付与する方法
などがある。
以下、本発明の第1の実施の形態に係る投射型表示装置の実施例について説明する。本実施例で用いられる複層回折型偏光素子2の消光比の波長依存性を、図6の矢印Aの太線で示す。複層回折型偏光素子2は、最も回折効率の高い波長が、各々、λr=650nm、λg=520nm、λb=415nmである偏光回折格子110、120、130を積層して形成されている。また、R(赤)、G(緑)、B(青)各成分の光強度の最も高い波長ピーク波長λR、λG、λBは、各々、630nm、540nm、460nmである。本実施例では、可視光波長帯域の全域に渡って消光比が30dB以上を実現でき、特に人間の網膜視感度の高いG(緑)の波長帯域では37dB以上と、高い値を実現できる。
以下、本発明の第2の実施の形態に係る投射型表示装置の実施例について説明する。図9は、投射型表示装置102のR(赤)成分の光の消光比と波長の関係を示す図、図10は、投射型表示装置102のG(緑)成分の光の消光比と波長の関係を示す図、図11は、投射型表示装置102のB(青)成分の光の消光比と波長の関係を示す図である。
以下、本発明の第3の実施例に係る投射型表示装置の実施例について説明する。本例の投射型表示装置は、光源1として点灯時の水銀動作蒸気圧を200気圧に高めたショートアーク超高圧水銀ランプを用いていること、および、G(緑)波長帯域用およびB(青)波長帯域用の複層回折型偏光素子が備える偏光回折格子の回折効率が最も高い波長が、高圧水銀ランプの輝線の波長と実質的に一致されている(以下、これらの複層回折型偏光素子を、輝線の波長と一致させた複層回折型偏光素子という。)こと以外は、第2の実施形態にかかる投射型表示装置と同様の構成を有する。すなわち、本例の投射型表示装置のG(緑)波長帯域用の複層回折型偏光素子22は、回折効率が最も高い波長がそれぞれ550nm、580nmである2枚の偏光回折格子を積層して形成されており、B(青)波長帯域用の複層回折型偏光素子23は、回折効率が最も高い波長がそれぞれ440nm、490nmである2枚の偏光回折格子を積層して形成されている。それぞれの複層回折型偏光素子22、23の消光比と波長の関係を図15、図16に示す。
本出願は、2004年12月2日出願の日本特許出願2004−349899に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
2 複層回折型偏光素子(第1の偏光手段)
6 ダイクロイックプリズム
7 絞り
8 投射レンズ系
9 スクリーン
21、22、23 複層回折型偏光素子(第1の偏光手段)
31、32 ダイクロイックミラー(色分離手段)
31a、33a、33b 反射ミラー(光誘導手段)
41、42、43 液晶パネル
51、52、53 検光子(第2の偏光手段)
100 光
100A 不要な回折光
101 投射型表示装置
102 投射型表示装置
110、120、130 偏光回折格子
140、150 偏光回折格子
200 0次透過光の像
200A、200B、200C、200D、200E、200F 回折像
201a、201b、201c 透光性基板
211 複屈折性材料層
212 等方性透明材料層
241 複屈折性材料層
242 等方性透明材料層
Claims (10)
- 可視光を出射する光源と、
前記光源から出射された可視光を複数の波長帯域光に分離する色分離手段と、
前記色分離手段により分離された各波長帯域光に対して、第1の偏光方向に偏光した光を光軸上で直進透過させ、前記第1の偏光方向に直交する第2の偏光方向に偏光した光の進行方向を変更または前記第2の偏光方向に偏光した光を吸収する複数の偏光子によって構成された第1の偏光手段と、
前記第1の偏光手段を直進透過した少なくとも1つの波長帯域光を反射する少なくとも1つの反射ミラーと、
前記少なくとも1つの反射ミラーによって反射された少なくとも1つの波長帯域光および前記第1の偏光手段を直進透過した前記少なくとも1つの波長帯域光以外の波長帯域光を、波長帯域毎に表示する画像に応じて変調する複数の液晶パネルと、
各前記液晶パネルから出射された光を合成する光合成手段と、
前記光合成手段によって合成された光を拡大投影する投影手段と、を備えた投射型表示装置であって、
前記複数の偏光子のうち前記光路上の前記色分離手段と前記反射ミラーとの間に配置された偏光子が、前記色分離手段により分離された各波長帯域光の入射する面内の中心部において第1の偏光方向に偏光した光を第1の偏光方向で直進透過させるとともに、該面内の周辺部において第1の偏光方向に偏光した光を第1の偏光方向と異なる偏光方向で直進透過させることにより、前記反射ミラーで反射される波長帯域光の偏光方向の分布を相殺することを特徴とする投射型表示装置。 - 前記複数の偏光子は、第1の偏光方向に偏光した光を光軸上で直進透過させ、前記第1の偏光方向に直交する第2の偏光方向に偏光した光を回折させる偏光回折格子を複数積層した複数の複層回折型偏光素子であって、
前記色分離手段が、前記可視光を波長λRで最大強度となる赤、波長λGで最大強度となる緑、および、波長λBで最大強度となる青の3原色の波長帯域の光に分離し、
各前記複層回折型偏光素子が、最も高い回折効率の波長が相互に異なる少なくとも3つの前記偏光回折格子を有し、前記偏光回折格子のうち3つの偏光回折格子の最も高い回折効率の波長λr、λgおよびλbが、それぞれ、
λR−50nm≦λr≦λR+70nm
λG−60nm≦λg≦λG+60nm
λB−70nm≦λb≦λB+50nm
を満たすことを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。 - 前記複数の偏光子は、第1の偏光方向に偏光した光を光軸上で直進透過させ、前記第1の偏光方向に直交する第2の偏光方向に偏光した光を回折させる偏光回折格子を複数積層した複数の複層回折型偏光素子であって、
各前記複層回折型偏光素子が、最も高い回折効率の波長が相互に異なる少なくとも2つの前記偏光回折格子を有し、各前記波長帯域光の中心波長をλ0とするとき、前記偏光回折格子のうち2つの偏光回折格子の最も高い回折効率の波長λ1およびλ2が、それぞれ、
λ0−70nm≦λ1≦λ0−10nm
λ0+10nm≦λ2≦λ0+70nm
を満たすことを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。 - 前記複数の複層回折型偏光素子のうち前記光路上の前記色分離手段と前記反射ミラーとの間に配置された複層回折型偏光素子が、前記色分離手段により分離された各波長帯域光の入射する面内の周辺部における光学軸の方向が中心部における光学軸の方向とは異なる方向に分布する複屈折性材料層を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の投射型表示装置。
- 前記波長λ1およびλ2が
|λ1−λ0|<|λ2−λ0|
を満たすことを特徴とする請求項3または4に記載の投射型表示装置。 - nを2以上の整数とするとき、前記複層回折型偏光素子がn層の前記偏光回折格子を備え、前記偏光回折格子は、格子の長手方向が互いに(180/n)度の角度をなすように積層されている請求項2から5までのいずれか1項に記載の投射型表示装置。
- 前記液晶パネルと前記投影手段との間の光路上に、前記液晶パネルから出射する光のうちの不要部分を遮光する絞り手段が配置された請求項1から6までのいずれか1項に記載の投射型表示装置。
- 各前記液晶パネルによって変調された各波長帯域光のうち、予め決められた偏光方向の光を透過させて前記光合成手段に出射する第2の偏光手段をさらに備え、
前記第2の偏光手段が、複層回折型偏光素子によって構成され、
前記複層回折型偏光素子が、最も高い回折効率の波長が相互に異なる少なくとも2つの前記偏光回折格子を有し、各前記波長帯域光の中心波長をλ0とするとき、前記偏光回折格子のうち2つの偏光回折格子の最も高い回折効率の波長λ1およびλ2が、それぞれ、
λ0−70nm≦λ1≦λ0−10nm
λ0+10nm≦λ2≦λ0+70nm
を満たす請求項1から7までのいずれか1項に記載の投射型表示装置。 - 前記可視光を出射する光源が赤、緑および青の3原色の波長帯域のうち少なくとも1つ以上の波長帯域において輝線をもつ光源であって、
前記輝線が含まれる波長帯域の複層回折型偏光素子が有する前記偏光回折格子の少なくとも1つが、最も高い回折効率の波長が前記輝線の波長と実質的に一致する偏光回折格子である請求項1から8までのいずれか1項に記載の投射型表示装置。 - 可視光を出射する光源が、高圧水銀ランプからなる光源であって、
青の波長帯域の複層回折型偏光素子が、最も高い回折効率の波長がそれぞれ、440nm、490nmと実質的に等しい偏光回折格子を備えていて、
緑の波長帯域の複層回折型偏光素子が、最も高い回折効率の波長がそれぞれ、550nm、580nmと実質的に等しい偏光回折格子を備えている請求項1から9までのいずれか1項に記載の投射型表示装置。
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