JP2003066232A - 複層回折型偏光子および複合型液晶素子 - Google Patents

複層回折型偏光子および複合型液晶素子

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JP2003066232A
JP2003066232A JP2001254700A JP2001254700A JP2003066232A JP 2003066232 A JP2003066232 A JP 2003066232A JP 2001254700 A JP2001254700 A JP 2001254700A JP 2001254700 A JP2001254700 A JP 2001254700A JP 2003066232 A JP2003066232 A JP 2003066232A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】消光比の高いアイソレータを得る。 【解決手段】透光性基板4、5上に形成された複屈折性
材料層を加工して、断面形状が凹凸状の周期構造を有す
る回折格子1、2をそれぞれ作製し、回折格子1、2の
凹部に複屈折性材料層の常光屈折率に等しい屈折率を有
する等方性透明材料3を充填して偏光性の回折格子を構
成して、それぞれの偏光性の回折格子と透光性基板6と
を積層して複層回折型偏光子100を得て、アイソレー
タとして用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複層回折型偏光子
および複合型液晶素子に関し、特に光通信用のアイソレ
ータとして用いられる複層回折型偏光子および可変アッ
テネータとして用いられる複合型液晶素子に関する。
【0002】
【従来の技術】CD、DVDなど光ディスクの情報読み
出し用光ヘッド装置において、例えば図10に示す偏光
性の回折格子400が偏光ビームスプリッタとして用い
られている。透光性基板4であるガラス基板の片面に、
常光屈折率nおよび異常光屈折率n(n≠n
を有する複屈折性材料層で回折格子1を形成し、断面形
状が凹凸状で段差dの周期構造となるようにする。
【0003】周期構造の凹凸部を埋めるように常光屈折
率nとほぼ等しい屈折率nの等方性透明材料3を充
填し、透光性基板5であるガラス基板を等方性透明材料
3に重ねて偏光性の回折格子400を形成する。ここ
で、|n−n|×dが入射光の波長λの半分とする
ことにより、常光偏光(常光屈折率を与える偏光方向)
の入射光は回折されずに直進透過し、異常光偏光(異常
光屈折率を与える偏光方向)の入射光は回折されて直進
透過しない、偏光性の回折格子となる。
【0004】このような偏光性の回折格子を、波長帯域
1400〜1700nmの光通信用のアイソレータとし
て使用したとき、消光比が充分得られない問題があっ
た。すなわち、特定の単一波長λに着目すると、直進
透過する第1の直線偏光(例えば常光偏光)の光量をI
、第1の直線偏光と直交する偏光方向を有する第2の
直線偏光(異常光偏光)の回折されずに直進透過する光
量をIとするとき、比率I/I(以下、消光比と
いう)が−20dB以下となる。しかし、異常光偏光の
直進透過光の透過率はcos(0.5×π×λ
λ)で記述されるため、波長λがλと異なるほど入射
光に対しては回折されないで直進透過する成分が発生し
消光比が劣化する。
【0005】また、特定の単一波長に対して高い消光比
を実現するためには、凹凸状の周期構造の段差dを正確
に加工する必要があり、再現性よく消光比の高い偏光性
の回折格子を得ることは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の実情に
鑑み、安定して高い消光比が実現できる複層回折型偏光
子およびそれを用いた複合型液晶素子を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の偏光方
向を有する入射光に対しては回折格子として作用せず直
進透過し、第1の偏光方向と直交する第2の偏光方向を
有する入射光に対しては回折格子として作用して回折す
る複屈折性材料を備える偏光性の回折格子を、少なくと
も2つ積層したことを特徴とする複層回折型偏光子を提
供する。
【0008】また、電極付き透光性基板間に液晶層が挟
持されてなる液晶セルの少なくとも一方の透光性基板表
面に、上記の複層回折型偏光子が積層されている複合型
液晶素子を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、第1の偏光方向を有す
る入射光に対しては回折格子として作用せず直進透過
し、第1の偏光方向と直交する第2の偏光方向を有する
入射光に対しては回折格子として作用して回折する複屈
折性材料を備える偏光性の回折格子を得て、この偏光性
の回折格子を2つ以上積層した複層回折型偏光子であ
る。このように構成することにより、消光比を高くする
効果を生ずる。
【0010】[第1の実施態様]図1は本発明の複層回
折型偏光子の構成の第1の実施態様を示す側面図であ
る。透光性基板4および透光性基板5のそれぞれの片面
に、常光屈折率nおよび異常光屈折率n(n≠n
)の複屈折性材料層を、その進相軸(常光屈折率を示
す方向)が図1のX軸方向に揃うように形成する。次に
複屈折性材料層を、断面形状が段差dかつ格子ピッチ
の凹凸状の周期構造を有する回折格子1と、断面形
状が段差dかつ格子ピッチpの凹凸状の周期構造を
有する回折格子2とに加工する。
【0011】その後、少なくともそれぞれの凹部に屈折
率n(常光屈折率nまたは異常光屈折率nに等し
い)の等方性透明材料3を充填して偏光性の回折格子を
透光性基板4および透光性基板5上に形成した後、透光
性基板4と透光性基板5と透光性基板6とを積層して、
複層回折型偏光子100とする。ここで、少なくともそ
れぞれの凹部にという意味は、凹部のみを充填してもよ
いし、凹凸部を埋めるように充填してもよい。なお等方
性透明材料とは、屈折率が等方的な透明材料のことであ
る。格子凹部の溝方向である格子長手方向は、透光性基
板4と透光性基板5との間で、平行であってもよいし、
直交していてもよいし、所定の角度をなしていてもよ
い。回折格子により発生する回折光は格子長手方向に直
交する方向であるため、回折格子1と回折格子2の格子
長手方向を所定の角度とすることにより回折光を所望の
方向に発生させることができる。
【0012】ここで、例えば屈折率nが常光屈折率n
とほぼ等しい等方性透明材料3を用い、リタデーショ
ン値|n−n|×dおよび|n−n|×d
が入射光の波長の(m+1/2)倍(mは0または正の
整数)となる段差dおよびdとすることが次の理由
により好ましい。その理由とは、第2の偏光方向を有す
る入射光に対する直進透過光の光量比が最小となり、高
い消光比が得られるためである。ここで、(m+1/
2)倍とは、(m+1/2)の±10%以内の倍率変化
を含んでいてもよく、本発明における効果は変わらな
い。
【0013】このような複層回折型偏光子100に、異
常光偏光(S偏光)が入射した場合、図2に示すように
本発明における回折格子1および回折格子2からなるそ
れぞれの偏光性の回折格子は、凹凸状の周期構造により
屈折率nと屈折率nの位相変調型回折格子として作
用し回折光が発生する。以下において、回折格子1と
は、回折格子1からなる偏光性の回折格子1を意味し、
回折格子2についても同様である。
【0014】複層回折型偏光子において、回折効率の波
長依存性を抑制できるようにし、かつ加工段差を浅くで
きるようにするため、リタデーション値|n−n
×d および|n−n|×dは出射光の波長の1
/2倍(m=0に相当)とすることが好ましい。ここで
も上述のように、1/2倍の±10%以内の倍率変化を
含んでいてもよい。すなわち、0.55〜0.45の範
囲の倍率であればよい。
【0015】ここで、回折格子1で回折されずに直進透
過した異常光偏光(S偏光)の一部は回折格子2で回折
されるため、複層回折型偏光子100を直進透過する異
常光偏光は極めてわずかとなる。
【0016】一方、複層回折型偏光子100に常光偏光
(P偏光)が入射した場合、図3に示すように本発明に
おける回折格子1および回折格子2は、凹凸状の周期構
造を有していても屈折率nの媒質と同等となり、入射
光は回折されず直進透過する。
【0017】したがって、常光偏光の透過率が90%以
上で、常光偏光の偏光方向と直交する偏光方向を有する
異常光偏光の透過率が5%以下である回折格子1と回折
格子2とを積層することにより、異常光偏光の入射光に
おいては直進透過光が入射光の0.5%以下である複層
回折型偏光子が得られる。
【0018】ここで、図4の2種の回折格子パターンお
よび図1に示すように、回折格子1を格子ピッチp
格子長手方向の角度がX軸に対してθの直線格子と
し、回折格子2を格子ピッチpで格子長手方向の角度
がX軸に対してθの直線格子とする。
【0019】一般に回折格子1で回折された光が回折格
子2でも回折されて、直進透過光に重畳すると結果的に
直進透過光成分が増加して消光比が劣化する。しかし、
格子ピッチpと格子ピッチpが異なるように、また
は格子長手方向の角度θと角度θとが異なるように
すれば、このような消光比の変化を防げる。すなわち、
構成要素である各回折格子の格子ピッチまたは格子長手
方向が一致しないように設定することが、回折格子1と
回折格子2との多重回折光が直進透過光に重畳せず、消
光比の劣化を招かず好ましい。たとえそれぞれの回折格
子の段差dとdとが同じであっても、pとp
またはθとθとが異なっていれば、消光比は劣化し
ない。
【0020】図5は本発明の複層回折型偏光子100を
用いて、消光比の高いアイソレータとする場合の光学系
構成の一例を示す側面図である。複層回折型偏光子10
0に常光偏光と異常光偏光とが混在した平行光が入射
し、出射側に集光レンズ7を配置した場合、複層回折型
偏光子100を直進透過した常光偏光は集光レンズ7の
光軸上の焦点面に集光される。一方、複層回折型偏光子
100で回折された異常光偏光は集光レンズ7の光軸外
の焦点面に集光される。
【0021】したがって、集光レンズ7の光軸上の焦点
面に開口部を有する開口絞り8を配置することにより、
常光偏光のみを透過し異常光偏光を遮断するアイソレー
タとなる。ここで、開口絞り8の代わりに開口部に相当
する受光部を有する光検出器を配置することにより常光
偏光の成分のみを検出できる。また、光伝送用の光ファ
イバーのコア部を開口部の代わりに配置すれば常光偏光
のみを伝送できる。
【0022】図4に示す、格子長手方向の角度θで格
子ピッチpの回折格子1と格子長手方向の角度θ
格子ピッチpの回折格子2において、θ=θ=0
゜とし、pをpの2倍とした場合、図5の集光レン
ズ7の焦点面に発生する直進透過光と回折光の集光位置
の一例を図6に示す。
【0023】常光偏光(P偏光)は回折格子1および回
折格子2により回折されず(0次回折光がさらに、0次
回折光となって)光軸上の◎で示される位置に集光され
る。これを、0次×0次と表現する。また、回折格子1
および回折格子2により、同じ符号でかつ同じ次数の光
として回折された(±1次回折光がさらに回折されて、
それぞれ±1次回折光となった)異常光偏光(S偏光)
は△または▽で示される位置に集光される。これを、1
次×1次、−1次×−1次と表現する。以下、同様であ
る。また、回折格子1により±1次光として回折される
が、回折格子2により回折されずに0次回折光となった
異常光偏光はで示される位置に集光される。
【0024】また、回折格子2により±1次光として回
折されるが、回折格子1により回折されない(0次回折
光)異常光偏光と、回折格子1および回折格子2により
異なる符号でかつ、異なる次数で回折された(+1次回
折光が回折されて、−1次回折光となる、または−1次
回折光が回折されて+1次回折光となる)異常光偏光は
□で示される位置に集光される。
【0025】異常光偏光の回折方向は回折格子1と回折
格子2の格子長手方向の角度θ、θにより定まり、
回折光の集光位置の光軸からの距離は入射光の波長、格
子ピッチp、pおよび集光レンズ7の焦点距離によ
り定まる。
【0026】[第2の実施態様]次に、回折格子1と回
折格子2を構成する複屈折性材料層の段差dとd
を異なるようにすることが好ましい。さらに、入射光の
波長がλ〜λの範囲にあるとき波長λ、λと、
複屈折性材料層の常光屈折率と異常光屈折率との差△n
との比、λ/(2×△n)とλ/(2×△n)との
間にdおよびd が存在することが好ましい。このよ
うに構成することが広い波長帯域の入射光に対しても比
較的高い消光比が得られる。
【0027】この本発明の複層回折型偏光子における第
2の実施態様について説明する。本態様の複層回折型偏
光子に波長λの異常光偏光が入射した場合、回折格子1
および回折格子2によって回折されない直進透過光(0
次回折光)の透過率ηは、η=(cos(φ/
2))により近似的に記述される。ここで、φ=2×
π×△n×d/λ、△n=|n−n|>0で、n
とnはほぼ等しく、また、回折格子1ではd=d
回折格子2ではd=dとする。
【0028】入射光の波長がλ〜λの範囲にあると
き、この波長帯域で高い回折効率を実現するためには、
およびdをλ/(2×△n)とλ/(2×△
n)との間の異なる値とすることが有効である。入射光
の波長が1400〜1700nmの範囲にあるとき、△
n=0.15の複屈折性材料を用いて凹凸状の周期構造
を形成し、段差をd=4.8μmおよびd=5.5
μmとした場合、異常光偏光の直進透過率ηの波長依
存性を計算した結果を図7に示す。なお、λ/(2×
△n)=4.67μm、λ/(2×△n)=5.67
μmであり、d およびdはその間の値となってい
る。
【0029】図7において、単体の回折格子1および回
折格子2に対する異常光偏光の直進透過率ηをそれぞ
れ△と□とで、複層回折型偏光子100全体の異常光偏
光の直進透過率ηを○で表わした。常光偏光の入射光
はほとんど回折されず、入射光の90%以上が直進透過
するため、1400〜1700nmの波長帯域で−35
dB以下の消光比を有するアイソレータとなる。
【0030】なお、本発明の複層回折型偏光子100を
直列にさらに積層することにより、いっそう高い消光比
が得られる。
【0031】[第3の実施態様]次に、図8に複層回折
型偏光子110および120を液晶セル130と組み合
わせた本発明の第3の実施態様である複合型液晶素子の
構成例の側面図を示す。液晶セル130は、基板片面に
例えばITOからなる透明電極膜71、72および配向
処理された例えばポリイミドからなる配向膜(図示せ
ず)がそれぞれ形成された透光性基板61と透光性基板
62とを用い、液晶分子の配向方向が揃った例えばネマ
ティック液晶の液晶層9がシール材10によりセル化封
入されて構成されている。
【0032】図8に示すように、電極付き透光性基板間
に液晶層が挟持されてなる液晶セルの少なくとも一方の
透光性基板表面に、上記の実施態様で説明した複層回折
型偏光子が積層されている複合型液晶素子構成とするこ
とは、素子の小型化および安定した消光比が得られるた
め好ましい。
【0033】ここで、透明電極膜71、72には外部交
流電源11より例えば、矩形波状の交流電圧が印加され
る。また、配向膜の配向処理方向を図8のX軸方向とす
ることで、電圧無印加時に液晶分子が液晶セル130内
で基板面に対して平行でかつ、X軸方向に配向する。液
晶分子の常光屈折率n(LC)と異常光屈折率n
(LC)との差を△n(LC)とすると、液晶層の厚
さd(LC)を入射光の波長λに対して、△n(LC)
×d(LC)=λ/2としている。
【0034】また、液晶セル130に透明接着剤(図示
せず)などを用いて接合された複層回折型偏光子110
および120は、上記の第1および第2の実施形態で説
明した複層回折型偏光子であり、各複層回折型偏光子を
構成する複屈折性材料層の進相軸方向(常光屈折率を与
える方向)が図8のXY平面内でX軸方向に対して、複
層回折型偏光子110では45゜の角度をなすように、
複層回折型偏光子120では135゜の角度をなすよう
に形成されている。すなわち、複層回折型偏光子110
の2つの回折格子は直線状格子であり、その格子長手方
向はX軸方向に対していずれも45゜の角度をなし、複
層回折型偏光子120の2つの回折格子も直線状格子
で、その格子長手方向はいずれもX軸方向に対して13
5゜の角度をなしている。
【0035】このような構成の複合型液晶素子200に
波長λの光が複層回折型偏光子110側から入射する
と、偏光方向がX軸と45゜の角度をなす第1の直線偏
光は、複層回折型偏光子110により回折されずに透過
し、偏光方向がX軸と135゜の角度をなす第2の直線
偏光は、複層回折型偏光子110により回折されて透過
し、それぞれ液晶セル130に入射する。
【0036】液晶セル130への電圧無印加時には、第
1および第2の入射直線偏光に対して液晶セル130は
位相差πの位相板として作用する。すなわち、1/2波
長板として作用するため、複層回折型偏光子110によ
り回折されない直進透過光はX軸と135゜の角度をな
す直線偏光に変換され、複層回折型偏光子110により
回折された透過光はX軸と225゜の角度をなす直線偏
光に変換される。
【0037】その結果、複層回折型偏光子110により
回折されない直進透過光は複層回折型偏光子120に常
光偏光として入射するため、回折されずに直進透過す
る。一方、複層回折型偏光子110により回折された光
は複層回折型偏光子120に異常光偏光として入射する
ため、回折される。したがって、複合型液晶素子200
への入射光のうち、第1の直線偏光は回折されずに直進
透過し、第1の直線偏光の偏光方向に直交する偏光方向
を有する第2の直線偏光は回折されて出射する。ここ
で、複層回折型偏光子110を構成する回折格子と複層
回折型偏光子120を構成する回折格子の格子長手方向
とは異なるため、発生する多重回折光は直進透過する光
軸上の光に重畳しない。
【0038】また、液晶セル130への電圧印加時に
は、透明電極71、72に電圧が印加されるため、液晶
セル130内の液晶分子のダイレクター(異常光屈折率
(LC)が基板面に対して垂直方向に揃う。したが
って、液晶層は入射光の偏光方向に関係なくほぼ均一な
常光屈折率n(LC)層として作用するため、入射光
は位相差変化を生じず偏光状態を保ったまま出射する。
【0039】その結果、複層回折型偏光子110により
回折されない直進透過光は複層回折型偏光子120に異
常光偏光として入射するため回折される。一方、複層回
折型偏光子110により回折された透過光は複層回折型
偏光子120に常光偏光として入射するため回折されな
い。したがって、複合型液晶素子200への入射光の、
第1の直線偏光および第2の直線偏光のいずれも回折さ
れて出射する。すなわち、入射光はその偏光状態にかか
わらず回折され、直進透過する光軸上には存在しない。
【0040】したがって、液晶セル130に印加する電
圧をオン・オフすることにより直進透過光と回折光とを
分離する図5に示す。図5において複層回折型偏光子1
00の代わりに複合型液晶素子200を配置することに
より、消光比の高い偏光性のスイッチング素子が実現で
きる。また、印加電圧をオン・オフせずに、所定の大き
さの電圧を設定することにより特定偏光方向の直進透過
光量を所望の大きさに調整できるため、電圧可変アッテ
ネータとして機能する。
【0041】図9に複層回折型偏光子120と液晶セル
130とを組み合わせた複合型液晶素子300の他の構
成例を示す。複合型液晶素子300の光入射側に、偏光
分離膜12と全反射ミラー13が形成されたプリズムに
1/2波長板14が接合された偏光変換素子15が配置
されている。
【0042】偏光変換素子15に入射する2つの直線偏
光のうち、一方の直線偏光は偏光分離膜12を透過し、
偏光方向が直交する他方の直線偏光は偏光分離膜12と
全反射ミラー膜13により反射された後1/2波長板1
4により偏光面(偏光方向)が90°回転し、一方と同
じ偏光方向を有する直線偏光となって複合型液晶素子3
00に入射する。その結果、入射光の偏光状態にかかわ
らず挿入損失の少ないスイッチング素子やアッテネータ
が実現できる。
【0043】本実施態様では液晶セルの液晶分子の配向
方向を平行としたが、透光性基板61と透光性基板62
のそれぞれの配向膜の配向処理方向を特定の角度をなす
ようにすることにより、液晶層の厚さ方向の軸の回りに
液晶分子の配向がツイストした構造としてもよい。ま
た、配向膜の配向処理方法と液晶材料との選択により、
液晶分子の配向方向が一方の透光性基板面に対して垂直
で、他方の透光性基板面に対して平行となるいわゆるハ
イブリッド配向構造としてもよい。
【0044】また、本実施態様では複層回折型偏光子1
10と複層回折型偏光子120の複屈折性材料層の進相
軸が互いに直交する構成としたが、互いに平行な構成と
してもよい。この場合、直進透過光の透過率が液晶セル
への電圧非印加時に最小で、電圧印加時に最大となる。
また、液晶セルの透明電極膜71、72をパターニング
して各パターン電極に独立に電圧を印加することによ
り、パターニング形状に応じた直進透過光の空間的な透
過率を調整できる。
【0045】
【実施例】本実施例の複層回折型偏光子について、図1
を用いて説明する。ガラス基板からなる透光性基板4お
よび透光性基板5のそれぞれの片面上に、複屈折性材料
層として常光屈折率n=1.55および異常光屈折率
=1.70の高分子液晶層を形成し、フォトリソグ
ラフィーとエッチングの技術により直線状の回折格子
1、2を形成した。回折格子1と2の格子ピッチp
はそれぞれ20μmと40μmとし、それぞれの格
子長手方向は平行とし、回折格子1と2の高分子液晶層
のそれぞれの凹部深さ、すなわち段差dおよびd
それぞれ4.8μmおよび5.6μmとした。
【0046】さらに、屈折率n=1.55の均質透明
樹脂からなる等方性透明材料3を高分子液晶層の凹凸状
に加工された凹部に充填し、ガラス基板からなる透光性
基板6を積層して、回折格子1からなる偏光性の回折格
子と回折格子2からなる偏光性の回折格子とが積層され
た複層回折型偏光子100を作製した。ここで高分子液
晶層は、配向膜(配向処理済み)が形成された基板間に
液晶モノマーの溶液を注入し、紫外線を照射して液晶モ
ノマーを重合固化することにより作製した。また、透光
性基板4および透光性基板6と、空気との界面には反射
防止膜が形成されている。
【0047】このようにして得られた複層回折型偏光子
100に波長が1400〜1700nm帯域の平行光を
入射したところ、常光偏光はほとんど回折されず入射光
の97%が直進透過し、偏光方向が常光偏光と直交する
異常光偏光はほとんど回折され0.05%以下が直進透
過した。図5に示すように集光レンズ7を用いて複層回
折型偏光子100の透過光を焦点面に集光し、光軸上の
直進透過光のみが光ファイバのコア部(図示せず)に結
像するようにした。その結果、1400〜1700nm
の波長帯域で、異常光偏光の常光偏光に対する消光比が
−30dB以下の高い消光比を有するアイソレータとな
った。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複層回折
型偏光子は、広い波長帯域の入射光に対して高い消光比
を有するので、本発明の複層回折型偏光子を用いること
により、高性能のアイソレータが得られる。
【0049】さらに、この複層回折型偏光子と液晶セル
を一体化した本発明の複合型液晶素子は、液晶セルに印
加する電圧をオン・オフすることにより高い消光比を有
するスイッチング動作が実現できるため、本発明の複合
型液晶素子を用いることにより、高性能のスイッチング
素子が得られる。また、印加する電圧を所定の大きさに
設定することにより、特定偏光方向の直進透過光量を所
望の大きさに調整できるため、本発明の複合型液晶素子
を用いることにより、高性能の電圧可変アッテネータが
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施態様の複層回折型偏光子の
構成例を示す側面図。
【図2】図1に示す複層回折型偏光子に異常光偏光が入
射した場合の作用を示す側面図。
【図3】図1に示す複層回折型偏光子に常光偏光が入射
した場合の作用を示す側面図。
【図4】図1に示す複層回折型偏光子を構成する2種の
回折格子パターンの一例を示す平面図。
【図5】図1に示す複層回折型偏光子が直進透過光と回
折光とを分離する光学系を構成する一例を示す側面図。
【図6】図1に示す複層回折型偏光子を透過した光の、
集光レンズの焦点面における直進透過光と回折光の集光
位置の一例を示す平面図。
【図7】本発明の複層回折型偏光子における異常光偏光
透過率の波長依存性(計算値)の一例を示すグラフ。
【図8】本発明の第3の実施態様の複合型液晶素子の構
成例を示す側面図。
【図9】本発明の複合型液晶素子の他の構成例を示す側
面図。
【図10】従来の複層回折型偏光子の構成例を示す側面
図。
【符号の説明】
1、2:偏光性の回折格子 3:等方性透明材料 4、5、6、61、62:透光性基板 7:集光レンズ 8:開口絞り 9:液晶層 10:シール材 11:外部交流電源 12:偏光分離膜 13:全反射ミラー 14:1/2波長板 15:偏光変換素子 71、72:透明電極膜 100、110、120、300:複層回折型偏光子 130:液晶セル 200:複合型液晶素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1335 510 G02F 1/1335 510 1/31 1/31 Fターム(参考) 2H049 AA03 AA13 AA37 AA43 AA45 AA50 AA59 AA64 BA05 BA42 BA45 BA47 BB03 BC25 2H079 AA02 BA02 CA05 CA06 CA08 DA08 EA13 EB17 KA08 2H091 FA07X FA07Z FA19X FA19Z FB02 LA17 2H099 AA01 AA05 BA02 CA00 CA17 2K002 AA02 AB04 BA06 CA14 DA02 DA14 EA11 EB04 EB08 HA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の偏光方向を有する入射光に対しては
    回折格子として作用せず直進透過し、第1の偏光方向と
    直交する第2の偏光方向を有する入射光に対しては回折
    格子として作用して回折する、複屈折性材料を備える偏
    光性の回折格子を、少なくとも2つ積層したことを特徴
    とする複層回折型偏光子。
  2. 【請求項2】偏光性の回折格子が下記のものである請求
    項1に記載の複層回折型偏光子。 偏光性の回折格子:透光性基板上に形成された常光屈折
    率nおよび異常光屈折率n(n≠n)の複屈折
    性材料層が、その断面形状を段差dの周期的な凹凸状に
    加工されており、また、少なくとも凹部には屈折率がn
    またはnに等しい等方性透明材料が充填されてお
    り、さらに、リタデーション値|n−n |×dが入
    射光の波長λの(m+1/2)倍(mは0または正の整
    数)である。
  3. 【請求項3】前記偏光性の回折格子における格子長手方
    向または格子ピッチが、各偏光性の回折格子でそれぞれ
    異なる請求項1または2に記載の複層回折型偏光子。
  4. 【請求項4】前記偏光性の回折格子における段差dが、
    各偏光性の回折格子でそれぞれ異なる請求項1、2また
    は3に記載の複層回折型偏光子。
  5. 【請求項5】電極付き透光性基板間に液晶層が挟持され
    てなる液晶セルの少なくとも一方の透光性基板表面に、
    請求項1から4のいずれかに記載の複層回折型偏光子が
    積層されている複合型液晶素子。
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