JP2009286493A - 錠剤容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な操作で所定量の錠剤を計量することができ、しかも一旦計量した錠剤が容器の余分な傾倒などで元に戻ることがなく、また、容器体内から計量部位までの錠剤の円滑な導入が可能である錠剤容器を提案する。
【解決手段】キャップ固定部B1の頂板21に設けた複数の通過孔24に、頂板裏面に並設した複数の下部仕切板22及び導入案内面26により容器体A内の錠剤を導入可能に構成した。また、キャップ開閉部B2に垂設した複数の上部仕切板33及び円弧帯状案内面35で、通過孔24から各通過孔に隣接して設けた嵌合凹部23へ、一つの錠剤が通過可能な導入路rを画成している。
【選択図】図1

Description

本発明は錠剤容器に関する。
簡単な操作で定量の錠剤を取り出すことができる錠剤容器を、本出願人は既に提案している。(例えば特許文献1参照)
上記特許文献1の錠剤容器は、胴部より口頸部を起立した容器体と、口頸部外周に嵌合させた周壁上端縁より内方へ、口頸部の上端開口の前部を被覆する計量皿を延設してなるキャップ本体と、該本体上面を開閉可能に閉塞する蓋体とを備え、口頸部内後部に後部を回動可能に連結した揺動蓋板を上下揺動可能に設けるとともに、蓋板と揺動蓋板とを連結棒で連繋させ、閉蓋時に於ける計量皿との間に錠剤の通過が可能な隙間をあけた状態と、回蓋時に於ける錠剤の通過が不能な状態との間を、蓋体の開閉に伴って揺動蓋板が揺動する如く構成している。
そして、蓋体を閉じた状態て容器を倒立させた後正立させると、容器体内の錠剤が揺動蓋板と計量皿との隙間から計量皿に量り取られる。次いで、蓋体を開いて容器を傾けると計量された錠剤を取り出すことが出来る。
特開平11−208703号
上記錠剤容器は、容器体を倒立した後正立するという簡単な操作で所定量の錠剤を計量することができ、また、閉蓋すると揺動蓋板が引き上げられて錠剤の取出口が閉塞されるため、容器体内の余分な錠剤の飛び出しを自動的に防止し、次いで容器を傾ければ所定量の錠剤を取り出すことができ、再び容器を正立させて蓋体を閉じれば、計量可能な元の状態に戻るため、極めて使い勝手が良い優れたものである。
本発明は上記錠剤容器の如く簡単な操作で所定量の錠剤を計量することができ、しかも、一旦計量した錠剤が容器の余分な傾倒などで元に戻ることがなく開蓋まで確実に計量した位置に止まらせておくことができ、また、容器体内から計量部位までの錠剤の円滑な導入が可能であり、しかも、キャップは合成樹脂により一体に形成できて製造が容易であり、安価に製造できる利点を備えた錠剤容器を提案する。
本発明の錠剤容器は、球状,円盤状の錠剤を収納して計量するためのもので、容器体にキャップを嵌着して構成している。キャップは、容器体に固定するための固定部と、固定部に対して開閉可能に設けた開閉部とから構成している。容器体は合成樹脂やガラス等により形成され、また、キャップは合成樹脂等により形成される。
容器体は、胴部上端に口頸部を起立したものが採用される。また、容器体の口頸部が胴部と同径の形態のものであっても、胴部から肩部を介して縮径した口頸部を起立した形態のものであっても良い。
固定部は容器体口頚部に着脱可能に装着し、容器体口頸部上端開口を被覆する頂板を備えており、頂板の裏面に並設した複数の下部仕切板を垂設している。各下部仕切板は口頸部内にそれぞれ平行して垂設し、各両側縁を口頚部内面に近接する如く構成している。従って、口頸部が一般的な円筒形状のものの場合には、それに合わせて横幅をそれぞれ調整する。各下部仕切板の下端部は、口頸部内まで垂下させたものであってもよいが、縮径した口頸部を備えた容器体を採用した場合には、錠剤の導入をより円滑にする上では、口頸部より幅広の胴部上端部まで垂下すると好ましい。各下部仕切板間の幅は、収容する錠剤が球状の場合にはその直径を、収容する錠剤が円盤状の場合にはその厚み幅を対象として、錠剤一つが通過できる程度の幅とする。下部仕切板の数は計量する錠剤の数に合わせて設定すれば良く、容器の大きさ、錠剤の必要量等を考慮して選択すれば良い。
また、下部仕切板間の頂板部分にはそれぞれ通過孔を穿設している。各通過孔は一つの錠剤が通過可能な大きさを有しており、例えば球状の錠剤の場合には円形をなし、円盤状の錠剤の場合には長方形或いは錠剤の横断面相似形状をなしている。また、各通過孔に錠剤を導入するために、下部仕切板間上部に於いて通過孔に向かって漸次上昇する対向する一対の導入案内面を設けている。各導入案内面は外方から通過孔の一端縁に向かって傾斜上昇或いは湾曲上昇等、漸次上昇する面を設けて構成されており、下部仕切板間を横断する幅で形成しても、或いは各下部仕切板間に下面が導入案内面をなす板状部を垂設することで形成しても良い。
更に、各通過孔にそれぞれ隣接して、下部仕切板間の頂板部分上面をそれぞれ凹設した、錠剤の嵌合凹部を備えている。嵌合凹部の形状も錠剤の形状に合わせて、その下部形状がガタツキなく嵌合できる形状とすると良く、例えば、錠剤が球状の場合には半球状凹部とし、また、錠剤が円盤状の場合には直方体形状或いは錠剤下部がピッタリ嵌合する形状としても良い。
また、本発明では各下部仕切板間上部に、容器体を倒立後に正立させることで各一つの錠剤が係止され、該係止された錠剤が次回の計量時にそれぞれの嵌合凹部に導入される如く構成した係止受皿を設けても良い。これにより、次回の計量をより迅速且つ確実に行える如くしている。次回の計量の際に、正立状態の容器体を前方へ傾けつつ倒立させた際に、各係止受皿の錠剤が嵌合凹部から導入路を介して係止受皿に最初に供給されるため、計量の際に各下部係止板間に導入される錠剤が充分に導入されない場合でも、係止受皿にさえ係止されれば、次回のより確実で迅速な計量が可能となる。
開閉部は蓋体形状のものであり、例えば周壁上端縁より頂壁を延設した伏せ皿状をなし、後部を固定部後部と回動可能に連結して固定部上面を開閉可能に設けたものである。開閉部は製造上のメリット等を考慮すれば固定部と一体に形成することが好ましいが、別体に形成して、両者を枢着等により連結しても良い。
開閉部は頂部裏面に複数の上部仕切板を垂設している。上部仕切板はそれぞれ下部仕切板の対応位置に垂下されており、各上部仕切板の間の位置にそれぞれ通過孔,嵌合凹部が位置する如く垂設する。また、上部仕切板間の通過孔から嵌合凹部に亘る上方位置にそれぞれ設けた円弧帯状案内面を設けており、この円弧帯状案内と両側の上部仕切板とで、通過孔から嵌合凹部への錠剤の導入路を画成している。導入路は一つの錠剤が通過できる大きさを備えており、従って、錠剤が球状の場合には錠剤の直径と同じ半径を備えた半円状をなし、錠剤が円盤状の場合にも同様にその直径と同じ半径を備えた半円状をなしている。各上部仕切板の間隔は下部仕切板と同様である。円弧帯状案内面は導入案内面と同様に各上部仕切板間を横断して設けても、各上部仕切板間に下面が円弧帯状案内面をなす板状部を垂設して構成しても良い。
また、各上部仕切板は、その下面が固定部頂板上面に当接する状態で垂下させても良いが、導入路が密閉状態となると錠剤導入の円滑性を欠く虞れもあるので、頂板と若干隙間をあけた位置まで垂下させる如く構成しても良い。その場合には、例えば、通過孔周囲の頂板上面に短い筒部を立設して嵌合凹部周囲に隙間が生じる如く構成する。
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、胴部10より口頸部12を起立した容器体Aと、口頸部12に装着した固定部B1に開閉可能に開閉部B2を連結したキャップBとを備え、固定部B1は、容器体口頸部12の上端開口を被覆する頂板21の裏面に並設した複数の下部仕切板22と、下部仕切板22間の頂板21部分にそれぞれ穿設した、一つの錠剤が通過可能な通過孔24と、下部仕切板22間上部に於いて下部仕切板22両縁部より通過孔24に向かって漸次上昇する如く設けた一対の導入案内面26,26と、各通過孔24とそれぞれ隣接して下部仕切板22間の頂板21部分上面にそれぞれ凹設した錠剤の嵌合凹部23とを備え、開閉部B2は、頂部裏面に垂設した複数の上部仕切板33と、上部仕切板33間の通過孔24から嵌合凹部23に亘る上方位置にそれぞれ設けた円弧帯状案内面35とを備え、通過孔24から嵌合凹部23への一つの錠剤が通過可能な導入路rをそれぞれ画成している。
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、各下部仕切板22間上部に、容器体Aを倒立後に正立させることで各一つの錠剤が係止され、該係止された錠剤が次回の計量時にそれぞれの嵌合凹部23に導入される如く構成した係止受皿40を設けてなる。
第3の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第2の手段に於いて、一対の導入案内面26,26に代えて、下面を下部仕切板22の前縁部より通過孔24下方位置に向かって漸次上昇する如き導入案内面26とした支持板41を形成し、上記係止受皿40を、支持板41の後端部と、支持板41後部上面に立設した縦壁42とで構成し、支持板41の後端部上面から縦壁42の後面に亘る円弧面を備えている。
第4の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第3の手段のいずれかの手段に於いて、通過孔24周囲の頂板21上面に筒部25を立設し、嵌合凹部23周囲に上部仕切板33との間に隙間を設けた。
第5の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第4の手段のいずれかの手段に於いて、容器体Aを胴部10より肩部11を介して縮径した口頸部12を起立して構成し、各下部仕切板22の下端部を胴部10上部まで垂下させた。
第6の手段として、以下の通り構成した。即ち前記第1の手段乃至第5の手段のいずれかの手段に於いて、下部仕切板22間に捌板28を掛け渡した。
本発明によれば、一つの錠剤が通過可能な導入路rを経て各嵌合凹部23へ錠剤が導入されるため、一旦計量した錠剤が容器の不用意な傾倒によりもとに戻ることがなく、確実に計量錠剤のみが各嵌合凹部23に計量させる利点がある。また、下部仕切板22間上部に於いて下部仕切板22両縁部より通過孔24に向かって漸次上昇する一対の導入案内面26,26を設けているので、容器体A内の錠剤が円滑に通過孔24に導入される。
また、各下部仕切板22間上部に、容器体Aを倒立後に正立させることで各一つの錠剤が係止され、該係止された錠剤が次回の計量時にそれぞれの嵌合凹部23に導入される如く構成した係止受皿40を設けてなる場合には、一回の計量の後各係止受皿40に次回のための錠剤がそれぞれ係止されているため、次回の計量をより迅速かつ確実に行えるという利点がある。
一対の導入案内面26,26に代えて、下面を下部仕切板22の前縁部より通過孔24下方位置に向かって漸次上昇する如き導入案内面26とした支持板41を形成し、上記係止受皿40を、支持板41の後端部と、支持板41後部上面に立設した縦壁42とで構成し、支持板41の後端部上面から縦壁42の後面に亘る円弧面を備えている場合には、第2の手段と同様の利点を有するとともに、係止受皿40への錠剤の導入係止がより行い易いという利点もある。
また、通過孔24周囲の頂板21上面に筒部25を立設し、嵌合凹部23周囲に上部仕切板33との間の隙間を設けた場合には、導入路rが密閉されずに嵌合凹部23内への錠剤の導入をより円滑に行える利点がある。
容器体Aを胴部10より肩部11を介して縮径した口頸部12を起立して構成し、各下部仕切板22の下端部を胴部10上部まで垂下させた場合には、各下部仕切板22下端部の周囲が開放されているため、各下部仕切板22間への錠剤の導入がより円滑に行える利点がある。
下部仕切板22間に捌板28を掛け渡した場合には、下部仕切板22間に導入された錠剤を適度に分散して通過孔24への導入をより円滑に行える利点がある。
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は錠剤容器1の一例を示すもので、錠剤容器1は、容器体Aと、キャップBとを備えている。
容器体Aは、胴部10より肩部11を介して縮径した口頸部12を起立して構成している。
キャップBは、固定部B1と、開閉部B2とから構成している。
固定部B1は、口頸部12外周に螺着した周壁20の上端縁より頂板21を延設し、頂板21の裏面周縁部をパッキンpを介して口頸部12上面に気密に当接させている。また、頂板21の裏面からは互いに平行する4枚の下部仕切板22を当間隔に垂設している。各下部仕切板22は、下端部を口頸部12下方の胴部10上端部まで垂下させ、両側を口頸部12内面と僅かに隙間をあけた状態で垂下させている。従って、中央の2枚は円形の口頸部12に合わせてやや両側の2枚より前後幅を広く構成している。
各下部仕切板22間の頂板21前部には、頂板21上面を下方に凹ませた、嵌合凹部23を凹設している。本例に於いて使用する錠剤は側面から観た場合に円形で、平面から見た場合に両側に円弧状に膨出した矩形状をなし、所謂円盤状をなしており、この錠剤の形状に合わせて、嵌合凹部23は平面視が長方形状で、側面視が円弧状をなし、錠剤下部がガタツキなく嵌合する形状をなしている。また、中央部の嵌合凹部23は両側のそれよりも若干前方に位置させている。各嵌合凹部23後方に隣接して錠剤の通過孔24をそれぞれ頂板21に穿設している。各通過孔24は上記した錠剤の形状に合わせて、前後方向に長い矩形状をなし、一個の錠剤が通過する大きさに形成している。また、各通過孔24の周囲の頂板21上面からは短い矩形状の筒部25をそれぞれ立設している。
更に、各下部仕切板22間の上端部には、通過孔24に向かって漸次上昇する、前部導入案内面26a と後部導入案内面26b とからなる前後一対の導入案内面26を設けている。各導入案内面26は下部仕切板22を横断して形成されている。
開閉部B2は、固定部B1と合成樹脂により一体に形成したもので、固定部頂板21の上面周縁部に下面を当接した周壁30の上端縁より頂壁31を延設した伏せ皿状をなし、周壁30の後部下端部と固定部周壁20の後部上端部とをヒンジ32を介して回動可能に連結し、固定部上面を開閉可能に設けている。
頂壁31裏面からは互いに平行する4枚の上部仕切板33を当間隔に垂設している。各上部仕切板33は、下部仕切板22と対向位置に、下端部を上記筒部25上面に当接するまで垂下させ、前後幅を筒部25の後端から嵌合凹部23の前端より肉厚分程度前方位置までの長さに形成している。中央の2枚は、相互間に錠剤を通過させる導入路rを形成するとともに、それぞれ両側の1枚とでも相互間に錠剤を通過させる導入路rを形成する役割を兼用するため、両側の2枚より長く形成している。また、各上部仕切板33間の前後には、上部仕切板33と同じ長さの連結板34をそれぞれ設けている。各前部の連結板34は各嵌合凹部23の前縁位置上方で掛け渡しており、また、各後部の連結板34はそれぞれ筒部25の後縁上面と下面を当接する位置に掛け割している。
また、通過孔24後端位置から嵌合凹部23前端位置に至る部分の上部仕切板33間にそれぞれ円弧帯状案内面35を設けている。この円弧帯状案内面35は上部仕切板33間を横断して設けられており、錠剤の直径と略同じ半径を備えたものである。そして、筒部25内から嵌合凹部23に至る錠剤の導入路rを形成している。
また、頂壁31裏面周縁部からは上部シール筒36を垂設し、固定部頂板21上面に立設した下部シール筒27に嵌合させてその内方を気密にシールしている。
上記の如く構成した錠剤容器1を使用する場合には、まず、図1の状態から錠剤容器1を倒立させて、図3に示す如く、各下部仕切板22間から通過孔24を介して導入路r内にそれぞれ錠剤を導入する。導入路r内には錠剤一個が順次導入され、その状態から錠剤容器1を正立させると、図4に示す如く、各嵌合凹部23にそれぞれ一つづつの錠剤が載置され、開蓋して取り出すことができる。
図5は、各下部仕切板22間の中央部には捌板28を掛け渡した例を示す。捌板28は断面V字状をなし、錠剤が通過孔24に集中するのを緩和する役割を果たす。尚、形状はV字状に限らず、U字状であっても、単なる板状であっても良い。その他は図1の例と同様であるため同符号を付して説明を省略する。
図6乃至図8は更に他の例を示し、本例では、図1の例に於いて一対の導入案内面26,26に代えて、上面後端部に係止受皿40を備え、且つ、下面を下部仕切板22の前縁部より通過孔24下方位置に向かって漸次上昇する導入案内面26としての前部導入案内面26a1とした支持板41を突設している。係止受皿40は支持板41の後端部と、支持板41上面に立設した縦壁42とで形成し、錠剤の載置面として支持板41の上面から縦壁42の後面に亘る側面視円弧面をなしており、後方斜め上向きに開口している。従って、係止受皿40上に錠剤が載置された際には、正立した常態では落下しないように構成されている。支持板41及び縦壁42の両側はそれぞれ両側の下部仕切板22に一体に連設されている。また、支持板41の先端縁より上方に、各下部仕切板22間前縁部を一体に連結する連結前板43を設けており、また、連結前板43の対抗位置に連結後板44を同様形態に設けている。尚、本例では各下部仕切板22及び各支持板41、各連結前板43、各連結後板44を固定部頂壁20とは別体に形成しており、固定部頂壁20より垂設した嵌合筒29に上部を嵌合させて固定部頂壁20と一体に連結している。
そして、容器体Aを図6に示す如く前方へ傾けつつ倒立させることにより嵌合凹部23から係止受皿40への一列に配列される。次いで容器を後方へ正立させると、図7の状態から嵌合凹部23及び係止受皿40内の錠剤以外は容器体A内に落下し、その結果、図8に示す如く、最終的に嵌合凹部23及び係止受皿40内にのみ錠剤が残る。次いで嵌合凹部23内の錠剤を取り除き閉蓋の後、次回も同様の操作で錠剤の計量が行えるが、この際には、各係止受皿40内の錠剤がそれぞれ嵌合凹部23内に計量される。
錠剤容器の一部切欠側面図である。(実施例1) 錠剤容器の平面図である。(実施例1) 錠剤容器の使用時の要部断面図である。(実施例1) 錠剤容器の使用時の一部切欠側面図である。(実施例1) 錠剤容器の一部切欠側面図である。(実施例2) 錠剤容器の使用時の要部断面図である。(実施例3) 錠剤容器の一部切欠側面図である。(実施例3) 錠剤容器の使用時の一部切欠側面図である。(実施例3)
符号の説明
1…錠剤容器
A…容器体
10…胴部,11…肩部,12…口頸部
B…キャップ
B1…固定部
20…周壁,21…頂壁,22…下部仕切板,23…嵌合凹部,24…通過孔,25…筒部, 26…導入案内面,26a …前部導入案内面,26a1…前部導入案内面,
26b …後部導入案内面,27…下部シール筒,28…捌板,29…嵌合筒,
40…係止受皿,41…支持板,42…縦壁,43…連結前板,44…連結後板
B2…開閉部
30…周壁,31…頂壁,32…ヒンジ,33…上部仕切板,34…連結板,
35…円弧帯状案内面,36…上部シール筒
p…パッキン
r…導入路

Claims (6)

  1. 胴部10より口頸部12を起立した容器体Aと、口頸部12に装着した固定部B1に開閉可能に開閉部B2を連結したキャップBとを備え、固定部B1は、容器体口頸部12の上端開口を被覆する頂板21の裏面に並設した複数の下部仕切板22と、下部仕切板22間の頂板21部分にそれぞれ穿設した、一つの錠剤が通過可能な通過孔24と、下部仕切板22間上部に於いて下部仕切板22両縁部より通過孔24に向かって漸次上昇する如く設けた一対の導入案内面26,26と、各通過孔24とそれぞれ隣接して下部仕切板22間の頂板21部分上面にそれぞれ凹設した錠剤の嵌合凹部23とを備え、開閉部B2は、頂部裏面に垂設した複数の上部仕切板33と、上部仕切板33間の通過孔24から嵌合凹部23に亘る上方位置にそれぞれ設けた円弧帯状案内面35とを備え、通過孔24から嵌合凹部23への一つの錠剤が通過可能な導入路rをそれぞれ画成していることを特徴とする錠剤容器。
  2. 各下部仕切板22間上部に、容器体Aを倒立後に正立させることで各一つの錠剤が係止され、該係止された錠剤が次回の計量時にそれぞれの嵌合凹部23に導入される如く構成した係止受皿40を設けてなる請求項1記載の錠剤容器。
  3. 一対の導入案内面26,26に代えて、下面を下部仕切板22の前縁部より通過孔24下方位置に向かって漸次上昇する如き導入案内面26とした支持板41を形成し、上記係止受皿40を、支持板41の後端部と、支持板41後部上面に立設した縦壁42とで構成し、支持板41の後端部上面から縦壁42の後面に亘る円弧面を備えている請求項2記載の錠剤容器。
  4. 通過孔24周囲の頂板21上面に筒部25を立設し、嵌合凹部23周囲に上部仕切板33との間に隙間を設けた請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の錠剤容器。
  5. 容器体Aを胴部10より肩部11を介して縮径した口頸部12を起立して構成し、各下部仕切板22の下端部を胴部10上部まで垂下させた請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の錠剤容器。
  6. 下部仕切板22間に捌板28を掛け渡した請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の錠剤容器。
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