JP6695719B2 - 収容ケース - Google Patents

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Description

本発明は、例えば卵型の物品を収容するための収容ケースに関する。
従来から、複数の卵を収容するための透明なプラスチック製の収容ケースとして、いわゆる卵パックが知られている。この種の収容ケースは、蓋体がケース本体にヒンジを介して開閉可能な略箱型をなしている。例えば特許文献1の収容ケース(卵パック)は、ケース本体内に、卵を立てた状態で収容可能なように各卵の下半分を保持する凹状の収容部が複数設けられており、全ての卵の上半分を覆う収容空間を有する蓋体を閉じ、ヒンジとは反対側に設けられたフランジにてケース本体及び蓋体をステープル止めすることで、卵が収容ケース内に収容される。
特開2014−65502号公報
近年、商品開発においてはデザイン性が重視され、デザイン的に面白みのある形状の商品が販売されており、例えば卵型をなす商品が販売されている。この卵型の商品を販売するに当たっては、本物の卵を収容するための卵パックとほぼ同形状の収容ケースに収容されて店頭に陳列される。ここで、従来の卵パック(収容ケース)では、卵が収容部内で水平回転可能に収容されるが、収容される物品が卵であれば360°いかなる方向からも見た目が変わらないため、収容ケースに収容した状態から収容ケース内で水平回転してその向きが変わって店頭に陳列されても、特段の問題はない。これに対して、収容される物品が卵型の商品である場合には、ディスプレイ効果を高めるために店頭に陳列する際に商品を決まった向き(例えば正面が購買者を向く向き)で収容することが多く、商品の向きが収容ケースに収容した状態から変わると購買者の購買意欲を低下させる。したがって、卵型の商品を従来の卵を収容するための卵パックに収容したのでは、収容ケースに収容した後、店頭に陳列するまでの間に収容ケース内でその向きが変わる可能性が高いので好ましくない。
本発明は、上記した課題に着目してなされたものであり、卵型などの商品をその向きが変わることを極力抑制した状態で収容できる収容ケースを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、内部に少なくとも1つの物品を収容した収容ケースであって、前記物品を個別に収容する収容部を有するケース本体と、前記ケース本体に収容された前記物品を覆う蓋体とを備え、前記蓋体又は前記ケース本体は、前記物品ごとに、内面から前記物品に向けて突き出る突部を少なくとも1つ有し、前記物品は、前記突部に対して前記物品の水平回転方向の正方向側及び逆方向側の少なくとも一方側に前記突部が突き当たるストッパー部を有する収容ケースによって達成される。
本発明の好ましい実施態様の収容ケースは、前記物品は、前記突部に対して前記物品の水平回転方向の正方向側及び逆方向側の双方側に前記ストッパー部をそれぞれ有することを特徴としている。この実施態様の収容ケースにおいては、さらに、前記蓋体又は前記ケース本体は、前記物品ごとに前記突部を2つ備え、前記物品は、前記突部ごとに、前記突部に対して前記物品の水平回転方向の正方向側及び逆方向側の双方側に前記ストッパー部をそれぞれ有することが好ましい。
本発明の好ましい他の実施態様の収容ケースは、前記蓋体又は前記ケース本体は、前記物品ごとに前記突部を2つ備え、前記物品は、一方の前記突部に対しては前記物品の水平回転方向の正方向側に、他方の前記突部に対しては前記物品の水平回転方向の逆方向側に、前記ストッパー部をそれぞれ備えることを特徴としている。
本発明のさらに好ましい実施態様の収容ケースは、前記物品は、外面に開口部又は凹部を有し、前記開口部又は前記凹部を囲む縁部の一部分が前記ストッパー部を構成することを特徴としている。
本発明のさらに好ましい他の実施態様の収容ケースは、前記物品は、外面から張り出す張出部を有し、前記張出部の一部分が前記ストッパー部を構成することを特徴としている。この実施態様の収容ケースにおいては、さらに、前記張出部には凹状の切欠部が形成され、前記突部の先端が前記切欠部に位置していることが好ましい。
本発明のさらに好ましい他の実施態様の収容ケースは、前記物品は、外面に開口部又は凹部を有するとともに、前記開口部又は前記凹部の上部に張り出す張出部を有し、前記突部の先端が、前記開口部又は前記凹部を囲む縁部と前記張出部との間に位置し、前記開口部又は前記凹部を囲む縁部の一部分及び前記張出部の一部分がそれぞれ前記ストッパー部を構成することを特徴としている。
本発明のさらに好ましい実施態様の収容ケースは、前記物品の全体形状が卵型もしくは楕円球型であることを特徴としている。この実施態様の収容ケースにおいては、さらに、前記物品が冷蔵庫内の卵を個別に収納するための卵ポケットに収納可能な大きさであることが好ましい。
本発明のさらに好ましい実施態様の収容ケースは、前記蓋体が前記ケース本体にヒンジ部を介して開閉可能な平面視矩形状の箱型をなしており、前記突部が、前記蓋体又は前記ケース本体の前記ヒンジ部側の背面に設けられていることを特徴としている。この実施態様の収容ケースにおいては、さらに、前記ケース本体は、前記収容部を複数有し、前記蓋体又は前記ケース本体は、前記背面から突き出るとともに先端縁の左右両端に角部分を有する突起部を有し、前記突起部は、隣接する前記収容部の間に位置し、一方の前記角部分が隣接する前記収容部の一方に収容された前記物品に対する前記突部を構成し、他方の角部分が隣接する前記収容部の他方に収容された前記物品に対する前記突部を構成することが好ましい。
本発明に係る収容ケースによると、物品として卵型などの商品を収容しても、その向きが変わることを極力抑制した状態で収容することができる。したがって、店頭に陳列する際に、ディスプレイ効果を高めるために商品を決まった向き(例えば正面が購買者を向く向き)とすることができるので、購買者の購買意欲の低下を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る収容ケースの蓋体を開いた状態の平面図である。 図1の正面図である。 物品の斜視図である。 図3の正面図である。 図3の背面図である。 図3の右側面図である。 図3の平面図である。 図3の底面図である。 図1の収容ケースの物品を取り除いた状態の平面図である。 図9の正面図である。 図9の背面図である。 図9の右側面図である。 図9の底面図である。 図1の収容ケースにおいて、蓋体を閉じたときの突部とストッパー部との関係を示す概略図である。 図14の物品の向きを変えたときの突部とストッパー部との関係を示す概略図である。 変形例の収容ケースにおいて、蓋体を閉じたときの突部とストッパー部との関係を示す概略図である。 図14の物品の向きを変えたときの突部とストッパー部との関係を示す概略図である。 図14の物品の向きを変えたときの突部とストッパー部との関係を示す概略図である。 図14の物品の向きを変えたときの突部とストッパー部との関係を示す概略図である。 変形例の収容ケースにおいて、蓋体を閉じたときの突部とストッパー部との関係を示す概略図である。
以下、本発明の実態形態について添付図面を参照して説明する。本発明の収容ケースは、例えば卵型、楕円体型、球型、円柱型、円錐台型、円錐型などの水平回転しやすい物品を内部に収容するためのものである。なお、必ずしも、収容ケース内に収容される物品は卵型などの水平回転しやすいものに限られるものではなく、角柱型や角錐型、角錐台型などの種々の形状であってもよい。
図1及び図2に示すように、本実施形態の収容ケース1は、物品2を個別に収容するケース本体3と、ケース本体3に収容された物品2を覆う蓋体4とを備える。なお、以下の説明では、図1及び図2に示す収容ケース1において、物品2の並ぶ方向(長手方向)を「左右方向」、高さ方向を「上下方向」、奥行き方向を「前後方向」と称する。
物品2は、図3〜図8に示すように、本実施形態では、全体形状が卵型もしくは楕円体型を呈している。ここで、楕円体型とは、楕円を三次元へ拡張したような図形(長軸を回転軸として楕円を回転させて得られる図形)を指し、卵型は、楕円体型と比べて、上側の曲がり度合いが下側の曲がり度合いよりも大きくなるように形成されている。なお、本実施形態では、物品2の底部23が物品2を安定して自立可能とするように僅かに底上げされた平坦状にされているなど、物品2は完全な卵型もしくは楕円体型ではないが、全体形状がおおよそ卵型もしくは楕円体型をしていれば卵型もしくは楕円体型に含まれる。また、本実施形態の物品2は、ひよこに模して作られており、目及び口が表示されている側を「正面」、その反対側を「背面」としている。
さらに、本実施形態の物品2は、内部に脱臭シート20を保持しており、例えば、冷蔵庫、洋服ダンス、クローゼット、靴箱などの物品の収納庫に設置され、庫内の脱臭に用いられるものであるが、特に冷蔵庫内の卵を個別に収納するための卵ポケットに収納できるように、そのサイズ(大きさ)として、平面視での直径が30mm〜50mmであり、高さが50mm〜85mmに形成されている。
物品2の外面には、物品2の内外を連通する一対の開口部21が互いに対向するように設けられており、一対の開口部21により、物品2の外部から内部に空気が流入するとともに物品2の内部の空気が外部に流出する。このとき、物品2内の空気が脱臭シート20を通り抜けることで脱臭される。
一対の開口部21は互いに対向するよう配置されるが、本実施形態では、互いに正面同士となる、つまりは、平面視において、一方の開口部21が他方の開口部21の点対称位置(180°回転させた位置)となるようには配置されておらず、一方の開口部21が他方の開口部21の点対称位置からずれるように配置されている。これにより、例えば図2及び図4の正面視で物品2を視認した場合に、一対の開口部21が物品2の後方側にずれてその大部分が隠れるので、各開口部21を目立たなくすることができる。よって、デザイン性の向上を図ることができる。なお、一対の開口部21は互いに正面同士となるように配置されていてもよい。
また、物品2の外面には、開口部21ごとに、開口部21の上部に外面から張り出す張出部22が設けられている。この張出部22は、基端が物品2に一体に連なっており、先端側が基端よりも下方に位置するよう傾斜し、その先端は開口部21の下端の縁部21Aまで達している。張出部22は、本実施形態では、略三角形状であり、ひよこの翼に模して作られている。また、張出部22には凹状の切欠部24が形成されており、この切欠部24によって張出部22がひよこの翼により似た形状となるうえ、この切欠部24は後述するストッパー部6を構成する。なお、張出部22の外形は特に限定されるものではなく、種々の形状とすることができる。
ケース本体3は、図9〜図13に示すように、上部が開口し、内部に物品2を個別に収容する収容部30を有している。ケース本体3は、本実施形態では、複数(図示例では2個)の物品2を収容できる大きさを有する平面視長方形状をなし、収容部30が長手方向に並んで設けられている。
ケース本体3は、底面壁31と、底面壁31の周縁から立ち上がる周面壁32とを有している。底面壁31には、その中心位置に、上方に大きく突き出る区画壁33が設けられており、区画壁33により隣接する収容部30が区切られ、区画壁33により収容部30に収容された物品2の左右方向の移動が規制されている。また、底面壁31には、収容部30ごとに、上方に小さく突き出る支持壁34が設けられており、支持壁34が物品2の底上げされた底部23に嵌まることで、物品2が安定した状態で収容部30に収容されている。なお、ケース本体3が収容部30を3つ以上有する場合には、支持壁34がケース本体3の長手方向に沿って所定の間隔をあけて複数設けられる。
周面壁32の上端には、水平方向外側に突き出る断面視L字状の凸状周縁部35が設けられており、凸状周縁部35の先端には水平方向外側に延びるフランジ部36が設けられている。また、周面壁32には、適当な位置に上下方向に延びるリブ38が設けられており、ケース本体3の強度の向上が図られている。
フランジ部36の前方側両端の角部分37は、他の部分との間に段差が設けられることで下方に位置している。角部分37は面取りされている。また、フランジ部36の後方側の側縁部分にはヒンジ部39が設けられており、ヒンジ部39を介して蓋体4がケース本体3に、ケース本体3の上部開口を開閉可能に接続されている。
蓋体4は、下部が開口し、内部にケース本体3に収容された物品2を覆う収容空間40を有している。蓋体4は、本実施形態では、複数(図示例では2個)の物品2を覆うことができる大きさを有する平面視長方形状をなしている。
蓋体4は、上面壁41と、上面壁41の周縁から垂れ下がる周面壁42とを有している。周面壁42の下端には、水平方向外側に突き出る断面視L字状の肩部43が設けられており、肩部43の先端には水平方向外側に延びるフランジ部44が設けられている。この蓋体4の肩部43にケース本体3の凸状周縁部35が嵌合することで、蓋体4がケース本体3から容易に外れないようになっている。
フランジ部44の前方側両端の角部分45は、他の部分との間に段差が設けられることで上方に位置している。角部分45は面取りされている。蓋体4がケース本体3に被せられた際、フランジ部36,44同士は重ね合わされるが、角部分37,45は上下方向に僅かに離れている。これより、フランジ部36,44の角部分37,45を互いに引き離すことで蓋体4を容易に開けることができる。また、フランジ部44の後方側の側縁部分にはヒンジ部39が設けられている。
蓋体4は、閉じた際に、ケース本体3に収容される物品2ごとに、内面から物品2に向けて突き出る突部5を少なくとも1つ有する。本実施形態では、蓋体4は、周面壁42のヒンジ部39側の背面から内側に突き出るとともに先端縁の左右の両端に角部分47を有する第1突起部46を有している。この第1突起部46は、隣接する収容部30の間に位置しており、一方の角部分47が隣接する収容部30の一方に収容された物品2に向けて突き出ることで当該物品2に対する前記突部5を構成し、他方の角部分47が隣接する収容部30の他方に収容された物品2に向けて突き出ることで当該物品2に対する前記突部5を構成している。
さらに、蓋体4は、周面壁42の背面の両端の角部から内側に突き出るとともに先端に角部分49を有する第2突起部48を有している。この第2突起部48は、収容部30に対して第1突起部46とは反対側に位置しており、角部分49が収容部30に収容された物品2に向けて突き出ることで当該物品2に対する前記突部5を構成している。
これに対して、収容部30に収容される物品2は、蓋体4の突部5に対して物品2の水平回転方向の正方向側及び逆方向側の少なくとも一方側に突部5が突き当たるストッパー部6を有している。これにより、収容部30に収容された物品2は、正方向又は逆方向の水平回転が規制されるので、物品2を収容部30に収容した後、物品2の向きが変わることを極力抑制することができる。
このストッパー部6は、本実施形態では、物品2に設けられた張出部22の一部分により構成されている。
具体的には、例えば図14に示すように物品2の正面がケース本体3内の正面を向くように収容されることで、第1突起部46の角部分47が突部5の先端として物品2の一方の張出部22の一方側(後方側)の切欠部24に位置するとともに、第2突起部48の角部分49が突部5の先端として物品2の他方の張出部22の一方側(後方側)の切欠部24に位置する。そのため、物品2が正方向又は逆方向に水平回転しても、張出部22の一部分である切欠部24の両側縁部分がストッパー部6として突部5に突き当たるので、物品2の水平回転が規制される。
本実施形態では、物品2ごとに蓋体4が突部5を2つずつ有するうえ、物品2は突部5に対して物品2の水平回転方向の正方向側及び逆方向側の双方側にストッパー部6をそれぞれ有するので、物品2を収容部30に収容した状態において、正方向及び逆方向のいずれの方向についても物品2の水平回転を確実に規制できる。よって、物品2の向きが変わることを効果的に防止することができる。
なお、ストッパー部6は、物品2に設けられた張出部22の一部分及び物品に形成された開口部21を囲む縁部の一部分により構成することもできる。
例えば図15に示すように物品2が互いに正面同士で向かい合うようにケース本体3内に収容されると、突部5の先端として第2突起部48の角部分49が、物品2のいずれか一方の開口部21における張出部22と開口部21を囲む縁部との間に位置する。そのため、物品2が正方向又は逆方向に水平回転しても、張出部22の一部分と、開口部21の縁部の一部分である後端の縁部21Cとがストッパー部6として突部5に突き当たるので、物品2の水平回転が規制される。なお、物品2を互いに正面同士で向かい合うようにケース本体内3に収容する場合、本実施形態の物品2では、蓋体4の第1突起46は特に必要はなく、省略することができ、物品2ごとに蓋体4は突部5を1つずつ有していればよい。
ただし、図16に示すように、物品2の開口部21の横幅を大きくし、物品2の前方側にまで延ばすと、突部5の先端として第1突起部46の角部分47が、開口部21の縁部の一部分である前端の縁部21Bと張出部22との間に位置する。これにより、第1突起部46の角部分47も突部5として、物品2が正方向又は逆方向に水平回転した際に、ストッパー部6(張出部22の一部分及び開口部21の前端の縁部21Bに突き当たるので、図14の例と同様に、物品2の水平回転を確実に規制できる。
また例えば図17に示すように物品2が互いに背面同士で向かい合うようにケース本体3内に収容されると、突部5の先端として第1突起部46の角部分47が、物品2のいずれか一方の開口部21における張出部22と開口部21を囲む縁部との間に位置する。そのため、物品2が正方向又は逆方向に水平回転しても、張出部22の一部分と、開口部21の縁部の一部分である後端の縁部21Cとがストッパー部6として突部5に突き当たるので、物品2の水平回転が規制される。なお、この図17のように物品2を互いに背面同士が向かい合うようにケース本体内3に収容する場合、本実施形態の物品2では、蓋体4の第2突起48は特に必要はなく、省略することができ、物品2ごとに蓋体4は突部5を1つずつ有していればよい。
ただし、図16の例と同様に、物品2の開口部21の横幅を大きくし、物品2の前方側にまで延ばすと、図示は省略するが、突部5の先端として第2突起部48の角部分49が、開口部21の縁部の一部分である前端の縁部21Bと張出部22との間に位置する。これにより、第2突起部48の角部分49も突部5として、物品2が正方向又は逆方向に水平回転した際に、ストッパー部6(張出部22の一部分及び開口部21の前端の縁部21Bに突き当たるので、図14の例と同様に、物品2の水平回転を確実に規制できる。
また例えば図18に示すように物品2が互いに正面を45°内側に向けて向かい合うようにケース本体3内に収容されると、突部5の先端として第1突起部46の角部分47が、物品2のいずれか一方の開口部21における張出部22と開口部21を囲む縁部との間に位置する。そのため、物品2が正方向又は逆方向に水平回転しても、張出部22の一部分と、開口部21の縁部の一部分である前端の縁部21Bとがストッパー部6として突部5に突き当たるので、物品2の水平回転が規制される。なお、この図18のように物品2をケース本体内3に収容する場合、本実施形態の物品2では、蓋体4の第2突起48は特に必要はなく、省略することができ、物品2ごとに蓋体4は突部5を1つずつ有していればよい。
また例えば図19に示すように物品2が互いに正面を45°外側に向けて向かい合うようにケース本体3内に収容されると、突部5の先端として第2突起部48の角部分49が、物品2のいずれか一方の開口部21における張出部22と開口部21を囲む縁部との間に位置する。そのため、物品2が正方向又は逆方向に水平回転しても、張出部22の一部分と、開口部21の縁部の一部分である前端の縁部21Bとがストッパー部6として突部5に突き当たるので、物品2の水平回転が規制される。なお、この図19のように物品2をケース本体内3に収容する場合、本実施形態の物品2では、蓋体4の第1突起46は特に必要はなく、省略することができ、物品2ごとに蓋体4は突部5を1つずつ有していればよい。
上述した図15及び図17〜図19の例では、物品2ごとに蓋体4は突部5を1つしか有していないが、物品2は突部5に対して物品2の水平回転方向の正方向側及び逆方向側の双方側にストッパー部6をそれぞれ有するので、物品2を収容部30に収容した状態において、正方向及び逆方向のいずれの方向についても物品2の水平回転を十分に規制できる。よって、物品2の向きが変わることを防止することができる。
さらに、ストッパー部6は、物品2に設けられた開口部21を囲む縁部の一部分により構成することもできる。
例えば図20に示すように、物品2をその正面がケース本体3内の正面を向くように収容した場合に、1つ目の突部5の先端として第1突起部46の角部分47を物品2の一方の開口部21における後端の縁部21Cの近傍に位置させるとともに、2つ目の突部5の先端として第2突起部48の角部分49を物品2の他方の開口部21における後端の縁部21Cの近傍に位置させる。これにより、物品2が正方向(時計回り)に水平回転すると、開口部21の後端の縁部21Cがストッパー部6として突部5(第1突起部46の角部分47)に突き当たる一方で、物品2が逆方向(反時計回り)に水平回転すると、開口部21の後端の縁部21Cがストッパー部6として突部5(第2突起部48の角部分49)に突き当たる。よって、この例でも、物品2の水平回転が規制される。なお、この図20の例では張出部22は特に必要はなく、省略することができる(図20の例では省略されている)。
上述した例では、物品2は突部5に対して物品2の水平回転方向の正方向側又は逆方向側にしかストッパー部6を有していないが、物品2ごとに蓋体4が突部5を2つずつ有しているので、物品2を収容部30に収容した状態において、正方向及び逆方向のいずれの方向についても物品2の水平回転を十分に規制できる。よって、物品2の向きが変わることを防止することができる。
上述した構成のケース本体3及び蓋体4は、内部の物品2を外部から視認することができるように透明または半透明であることが好ましいが、透明でなくてもよい。ケース本体3及び蓋体4の素材としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンテレフタラート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンなどを好ましく挙げることができる。
上述した構成の収容ケース1によれば、物品2をケース本体3の収容部30に収容して蓋体4を閉じると、物品2ごとに突部5が物品2に向けて突き出ており、物品2には、突部5に対して物品2の水平回転方向の正方向側及び逆方向側の少なくとも一方側に、突部5が突き当たるストッパー部6が備えられているので、収容部30に収容された物品2は、正方向及び逆方向の少なくとも一方向の水平回転が規制される。その結果、物品2を収容部30に収容した後、物品2の向きが変わることを極力抑制することができる。したがって、店頭に陳列する際に、ディスプレイ効果を高めるために商品を決まった向き(例えば正面が購買者を向く向き)とすることができるので、購買者の購買意欲の低下を防止することができる。
さらに物品2に、突部5に対して物品2の水平回転方向の正方向側及び逆方向側の双方側にストッパー部6がそれぞれ備えられていると、正方向及び逆方向のいずれの方向についても物品2の水平回転を確実に規制できるので、物品2の向きが変わることを効果的に防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、物品2に開口部21を設け、開口部21を囲む縁部をストッパー部6としているが、物品2の内外を連通する開口部21ではなく、単に物品2の外面を凹ました凹部を設け、凹部を囲む縁部をストッパー部6としてもよい。
また、上記実施形態では、ストッパー部6が物品2の上半部に設けられており、それに伴い突部5が蓋体4に設けられているが、突部5をケース本体3に設け、ストッパー部6としての開口部や張出部を物品2の下半部に設けるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、蓋体4がヒンジ部39を介してケース本体3に接続されているが、ヒンジ部39を設けることなく、蓋体4をケース本体3と別体としてもよい。
また、上記実施形態では、物品2が脱臭具であったが、種々の物品であってもよい。
1 収容ケース
2 物品
3 ケース本体
4 蓋体
5 突部
6 ストッパー部
21 開口部
22 張出部
24 切欠部
30 収容部
39 ヒンジ部
46 第1突起部
47 第1突起部の角部分
48 第2突起部
49 第2突起部の角部分

Claims (5)

  1. 内部に少なくとも1つの物品を収容した収容ケースであって、
    前記物品を個別に収容する収容部を有するケース本体と、前記ケース本体に収容された前記物品を覆う蓋体とを備え、
    前記蓋体又は前記ケース本体は、前記物品ごとに、内面から前記物品に向けて突き出る突部を少なくとも1つ有し、
    前記物品は、前記突部に対して前記物品の水平回転方向の正方向側及び逆方向側の双方側に前記突部が突き当たるストッパー部を有し、
    前記物品は、外面に開口部又は凹部を有するとともに、前記開口部又は前記凹部の上部に張り出す張出部を有し、
    前記突部の先端が、前記開口部又は前記凹部を囲む縁部と前記張出部との間に位置し、前記開口部又は前記凹部を囲む縁部の一部分及び前記張出部の一部分がそれぞれ前記ストッパー部を構成する、
    収容ケース。
  2. 前記蓋体又は前記ケース本体は、前記物品ごとに前記突部を2つ備え、
    前記物品は、前記突部ごとに、前記突部に対して前記物品の水平回転方向の正方向側及び逆方向側の双方側に前記ストッパー部をそれぞれ有する、
    請求項1に記載の収容ケース。
  3. 前記物品の全体形状が卵型もしくは楕円体型である、
    請求項1又は請求項2記載の収容ケース。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の収容ケースであって、
    前記蓋体が前記ケース本体にヒンジ部を介して開閉可能な平面視矩形状の箱型をなしており、
    前記突部が、前記蓋体又は前記ケース本体の前記ヒンジ部側の背面に設けられている、
    収容ケース。
  5. 前記ケース本体は、前記収容部を複数有し、
    前記蓋体又は前記ケース本体は、前記背面から突き出るとともに先端縁の左右両端に角部分を有する突起部を有し、 前記突起部は、隣接する前記収容部の間に位置し、一方の前記角部分が隣接する前記収容部の一方に収容された前記物品に対する前記突部を構成し、他方の角部分が隣接する前記収容部の他方に収容された前記物品に対する前記突部を構成する、
    請求項4に記載の収容ケース。
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