JP2006288830A - 携帯用小物入れ - Google Patents

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JP2006288830A JP2005115023A JP2005115023A JP2006288830A JP 2006288830 A JP2006288830 A JP 2006288830A JP 2005115023 A JP2005115023 A JP 2005115023A JP 2005115023 A JP2005115023 A JP 2005115023A JP 2006288830 A JP2006288830 A JP 2006288830A
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Abstract

【課題】
二つの偏平な蓋付きの身容器を二つ折りとして、例えば釣行に際して準備する釣針や浮きといった、多種類の小物を収容することができる、使い易い小物入れを提供する。
【解決手段】
本発明は、二つの偏平な蓋付きの身容器1,2で構成する。二つの身容器1,2は、一端部において2軸ヒンジ18で連結することによって、底面どうしが対向する二つ折り姿勢と、二つの身容器1,2の蓋3,4の蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢に折り返すことができるようにし、それぞれの姿勢で二つの身容器を係止する係止手段を備える。蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢では、蓋が開くことがないため安心して携行でき、底面どうしが対向する二つ折り姿勢では蓋を開閉して、釣針や重りなど、適宜必要な小物を自由に取り出すことができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、多種類の小物を仕分けして携行するのに便利な容器、例えば釣針や浮き、重りなど釣り用の小物を種類ごとに仕分けして携行し、必要に応じて適宜取り出すことができる携帯用小物入れに関する発明である。
釣行に際しては、多種多様な小物を携行し、釣針や浮きといった釣りの仕掛けを頻繁に変更し、釣り場の状況や潮の状態に対応する。そのため、多種類の小物を携行するが、必要な小物が紛失してしまうことが多く、また素早く取り出せるように携行するのが困難であった。このような欠点を解消するため、各種の小物入れが工夫されている。特許文献1には、二つの蓋付きの容器をヒンジによって連結し、開いた状態で出し入れする小物入れが開示されている。
実開平06−60378号公報
特許文献1に開示される小物入れは、二つの容器を二つ折りとしているため、個々の容器にそれぞれ複数の小物収容室を形成することによって、多種類の小物を携行することができる特長がある。しかしながら、特許文献1に開示された小物入れでは、二つの容器を広げた状態で小物収容室の蓋を開けて、小物の出し入れを行なう必要があるとともに、小物を出し入れしようとする度に二つの容器を開閉する必要があるため、取扱いが面倒であるという欠点を有する。
上記、従来技術の欠点に鑑み本発明は、二つの偏平な蓋付きの身容器を二つ折りとして多種類の小物を収容することができるものであって、小物を出し入れするに際して、二つ折り状態に係止し、表裏両面からそれぞれ蓋を開閉して使用することを可能とし、特許文献1に開示される小物入れのように、二つの容器を広げた状態でのみ出し入れしなければならない不便を解消し、従来公知のものよりも、より使い易い小物入れを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明は、二つの偏平な蓋付きの身容器1,2で構成する。二つの身容器1,2の一端部には、それぞれに支点を備え、それぞれの支点を2軸ヒンジ18で連結する。二つの身容器1,2は、底面どうしが対向する二つ折り姿勢と、二つの身容器1,2の蓋3,4の蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢に360度回動することができるようにし、それぞれの姿勢で、二つの身容器を係止する係止手段を備える。
請求項2記載の発明は、二つの身容器に備えた支点の軸間距離Xが、二つ折り状態で全体の厚みTの二分の一とし、この軸間距離Xである2軸ヒンジ18で二つの身容器1,2を連結することである。
請求項3記載の発明は、二つの身容器1,2の底面及び蓋面に凹凸の係合手段を設け、二つ折り状態における蓋3,4の蓋面に形成した凹凸及び二つ折り状態の底面に形成した凹凸がそれぞれ係合し、二つ折り状態における二つの身容器1,2の平面的な移動(遊動)を阻止することである。
請求項4記載の発明は、二つの身容器1,2の係止手段に関する構造である。二つの身容器1,2を係止する係止手段は、2軸ヒンジ18による軸支位置と対向する位置に配置する。すなわち、二つの身容器1,2の軸支位置と対向する位置において、一方の身容器1又は2に係止杆19を軸支するとともに、他方の身容器2又は1に前記係止杆19が係合する受け爪20を突出させる。そして、係止杆19の軸支位置と受け爪20の突出位置の間隔を、二つ折り状態とした二つの身容器全体の厚みTの二分の一とする。このとき、受け爪20の形状は上下対称としておくのが好ましい。
請求項1記載の発明によれば、二つの偏平な蓋付きの身容器1,2を、一端部において2軸ヒンジ18で連結することによって、360度回動させて、底面どうしが対向する二つ折り姿勢と、蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢に保持することができる。二つの身容器1,2の蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢では、身容器1,2の中の小物を出し入れできない状態で二つの身容器1,2が係止される。この状態では、蓋が開く可能性がないため内容物がこぼれる虞がなく、安心して携行することができる。また、二つの身容器1,2の底面どうしが対向する二つ折り姿勢で係止させた場合は、身容器1,2の蓋3,4が露出した状態であるため、蓋3,4を自由に開閉することによって、身容器1,2に収容した小物を出し入れすることができる。そして、上下反転させることによって、いずれの身容器1,2に対しても、自由に出し入れすることができる。したがって、頻繁に小物を出し入れする釣行中は、蓋面を露出させておき、それ以外の時は蓋面が対向する状態として安全に携行することができる。
請求項2記載の発明によれば、二つの身容器1,2を二つ折り姿勢としたとき、底面どうしが対向する二つ折り姿勢と、蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢のいずれの場合であっても、身容器1,2又は蓋3,4どうしが当接するため安定がよく、全体として嵩張らず小物入れ全体をコンパクトに纏めることができる。さらに、請求項3記載の発明によれば、二つ折りの姿勢で二つの身容器1,2が遊動するようなことがなく、しっかりと安定した状態で携行することができる。
請求項4記載の発明によれば、二つの身容器1,2を二つ折りとした状態に確実に維持することができる。そして、一つの係止杆19によって、底面どうしが対向する二つ折り姿勢と、二つの身容器1,2の蓋3,4の蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢に係止することができる。
以下、本発明に係る携帯用小物入れの好ましい実施形態を、添付の図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態であって、二つの身容器を開いた状態の斜視図、図2は閉じた状態の平面図、図3はその下方斜視図である。
本発明に係る小物入れは、二つの身容器1,2で構成する。二つの身容器1,2は、いずれも偏平な略長方形であって平面形状及び厚みを同一とし、底面の左右両側縁部分に丸みを形成している。身容器1,2の開放面にはそれぞれ蓋3,4を装着し、蓋付きの容器としている。身容器1,2の内部構造は自由であるが、図示実施形態の小物入れでは、身容器1,2の内部を差し替え可能な仕切り板6や14によって複数の小部屋7や15に区画して、多種類の小物を仕分けして収容することができるようにしている。
一方の身容器1は、図1及び図6から理解されるように、その内部を中央縦方向の仕切り壁5によって左右に二分するとともに、その内部を差込み自在の仕切り板6,6によって、複数の小部屋7,7に区画している。身容器1の上方開口面には、仕切り壁5の上端位置に配置した軸8に軸支され、左右それぞれの上面を覆う蓋3,3を設けている。蓋3は、側縁部に形成した掛け爪9を身容器1の側面に形成した受け爪10に係合させることによって閉蓋状態を維持する。
他方の身容器2の上方開口面は、側縁部分に配置した軸11によって軸支される大きな蓋4によって覆われ、側縁部に形成した掛け爪12を身容器2の側面に形成した受け爪13に係合させることによって閉蓋状態を維持する。身容器2の内部は、身容器2の内部を、全幅寸法の差込み自在の仕切り板14,14によって、幅方向の長さが全幅の寸法である複数の小部屋15,15に区画している。なお、身容器1及び2は、蓋3及び4を含めた厚みT1,T2を同じとし、全体の厚みをTとしている。
二つの身容器1,2の一端部には、それぞれ支点となる軸受部16,17を突出形成し、軸受部16,17に2軸ヒンジ18を軸支し、2軸ヒンジ18によって二つの身容器1,2を連結する。一方、2軸ヒンジの反対側の端部には、二つの身容器1,2を係止する係止手段として、身容器1の端面(側面)に係止杆19を、身容器2の端面(側面)に受け爪20を設け、図4や図6に示す二つの身容器1,2の蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢と、図5や図7に示す二つの身容器の底面どうしが対向する二つ折り姿勢に係止することができるようにしている。
図示実施形態においては、図8に示すように、二つの身容器1,2に形成する軸受部16,17を、それぞれ、蓋3,4の厚みを含めた身容器1,2の厚みT1及びT2の中間位置に設け、軸21,22の軸間距離Xが全体の厚みTの二分の一である2軸ヒンジ18によって連結している。
これにより、図4,図6に示す二つの身容器1,2の蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢と、図5,図7に示す二つの身容器1,2の底面どうしが対向する二つ折り姿勢のいずれの場合においても、面どうしが接する状態とすることができる。これにより、小物入れ全体が二つ折り姿勢で安定し、コンパクトに纏めることができるとともに、不用意に蓋3や4が開くことがない。なお、身容器1,2の底面には周辺部分に丸みを形成し、携行時に嵩張らない形状としているが、中央部分に平坦面27を形成することによって、底面どうしが対向する二つ折り姿勢としたときに、安定よく面接触をするように平坦面27を形成してある。
二つの身容器1,2を2軸ヒンジ18で連結して二つ折り姿勢とした場合、二つの身容器1,2は一本の軸による軸支と違って、自由度があるため前後方向に動く、換言すれば多少遊動する可能性がある。これに対し、前記寸法関係であって、面どうしが接する状態では遊動しにくいものである。しかしながら、二つ折り姿勢に完全に固定されないため、現実には多少遊動することになる。そこで、身容器1の底面に複数の突起23,23を、身容器2の底面に前記突起が嵌合する凹所24,24を設けるとともに、身容器1の蓋3の表面に突起25又は凹所26を、身容器2の蓋4の表面に蓋3の突起25又は凹所26に嵌合する凹所26又は突起25を形成する。
上記、突起23や25及び凹所24や26を形成することによって、図4や図6に示す蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢と、図5や図7に示す底面どうしが対向する二つ折り姿勢のいずれの場合であっても、二つの身容器1,2が前後方向に盲動することなく所定の安定した二つ折り状態を維持させることができる。
2軸ヒンジ18によって連結した二つの身容器1,2を、二つ折り姿勢に維持する係止手段は、任意の係合手段(例えば凹凸嵌合など)で実現することができる。しかしながら、図示実施形態では、身容器1に軸支した係止杆19と、身容器2に突出させた係止爪19の組み合わせによって合理的に構成している。
すなわち、二つの身容器1,2を軸支する連結位置の反対側において、身容器1に係止杆19を軸支するとともに、身容器2の側面に係止杆19が係合する受け爪20を配置する。このとき、係止杆19は身容器1の蓋3を含む厚みの二分の一の位置に軸支するとともに、受け爪20は図10に示すように、身容器2の蓋3を含む厚みの二分の一の位置に配置する。受け爪20は、上下対称形とし上下二箇所に係止杆19の係合部20a,20bが形成してある。
これにより、底面どうしが対向する二つ折り姿勢と、蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢のいずれの場合であっても同じ条件で確実に係止し、身容器1及び2を二つ折り姿勢に係止する、係止構造を簡略化することができる。
なお、図示実施形態においては、身容器1と2を軸間距離Xが二つの身容器の全体の厚みTの二分の一であって、軸受部16,17をそれぞれ身容器1の厚みT1とT2の二分の一の位置に配置しているが、この寸法以外の寸法であってもよい。すなわち、図12には、身容器1に形成する軸受部16を底面近くに、身容器2に形成する軸受部17を蓋4の近くに配置している。この場合であっても、2軸ヒンジ18の軸間距離Xを全体の厚みTの二分の一とすることによって、図12及び図13に示すように蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢と、底面どうしが対向する二つ折り姿勢のいずれの場合であっても、面どうしが接する状態に維持することができる。
さらに、身容器1と2を二つ折り姿勢に係止する、係止手段である係止杆19の軸支位置及び受け爪20の突出位置は、身容器1及び2の厚みの中間位置ではなく、上下に移動させて配置することもできる。この場合であっても、軸支位置と受け爪20の間隔を全体の厚みTの二分の一とすることによって、図12及び図13に示すように一つの係止杆19によって、蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢と、底面どうしが対向する二つ折り姿勢のいずれの場合であっても、二つ折り姿勢に係止させることがではる。
上記したように、蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢と、底面どうしが対向する二つ折り姿勢に係止する係止杆19は、係止杆の表裏両面から手指を引っ掛けて操作することになる。そのため、係止杆19の先端部分の表裏両面に、肉薄に形成した指掛け部19a,19bを形成し、操作し易いように工夫している。
図1は、本発明の実施形態であって、二つの身容器を開いた状態の斜視図、 図2は、蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢の平面図、 図3は、蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢の下方斜視図、 図4は、蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢の、一部縦断面の正面図、 図5は、身容器の底面どうしが対向する二つ折り姿勢の、長手方向の縦断面図、 図6は、蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢の、幅方向の縦断面図、 図7は、身容器の底面どうしが対向する二つ折り姿勢の、幅方向の縦断面図 図8は、二つの身容器を伸ばした状態の連結部分のみの正面図、 図9は、2軸ヒンジの分解斜視図、 図10は、一方の身容器の受け爪部分のみの正面図、 図11は、係止杆の斜視図、 図12は、変形実施例の、身容器の蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢の正面図、 図13は、変形実施例の、図身容器の底面どうしが対向する二つ折り姿勢の正面図。
符号の説明
1,2…身容器、 3,4…蓋、 5…仕切り壁、 6,14…仕切り板、 7,15…小部屋、 8,11…軸、 9,12…掛け爪、 10,13…受け爪、 16,17…軸受部、 18…2軸ヒンジ、 19…係止杆、 19a,19b…指掛け部、 20…受け爪、 20a,20b…係合部、 21,22…軸、 23,25…突起、 24,26…凹所、 27…平坦面、 X…軸間距離。

Claims (4)

  1. 一端部にそれぞれ支点を備えた二つの偏平な蓋付きの身容器を2軸ヒンジで連結し、二つの身容器の底面どうしが対向する二つ折り姿勢と、二つの身容器の蓋面どうしが対向する二つ折り姿勢のそれぞれの姿勢で、二つの身容器を係止する係止手段を備えたことを特徴とする携帯用小物入れ。
  2. 二つの身容器に備えた支点の軸間距離が、二つ折り状態で厚み全体の二分の一であり、該軸間距離の2軸ヒンジで二つの身容器を連結することを特徴とする請求項1記載の携帯用小物入れ。
  3. 二つの身容器の底面及び蓋面に凹凸の係合手段を設け、二つ折り状態における蓋面の凹凸及び二つ折り状態の底面の凹凸がそれぞれ係合し、二つ折り状態における二つの身容器の平面的な移動を阻止することを特徴とする請求項1又は2記載の携帯用小物入れ。
  4. 二つの身容器を軸支する連結位置と対向する位置において、一方の身容器に係止杆を軸支するとともに、他方の身容器に前記係止杆が係合する受け爪を突出させ、該係止杆の軸支位置と受け爪の突出位置の間隔が、二つ折り状態とした二つの身容器全体の厚みの二分の一である請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯用小物入れ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011167437A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Nishida:Kk ヘアピンケース
GB2606556A (en) * 2021-05-13 2022-11-16 Nightsearcher Ltd Portable case

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