JP2009281581A - クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】取付孔に挿入する際に、取付孔に係合する部分の損傷を抑制できると共に、取付孔から比較的スムーズに取外すことができるクリップを提供する。
【解決手段】フランジ部16と脚部20とを備え、脚部20は、取付孔の裏側に係合する係止部21と、係止部21先端に連結されたガイド部40とを有し、ガイド部40は、脚部20の取付孔への挿入方向側に縮径するテーパ部43と、基端側外周に形成され、挿入方向の反対側に縮径する逆テーパ部46と、逆テーパ部46とテーパ部43との間に形成され、最も大きく拡径した拡径部48とを有し、拡径部48の最大外径は、係止部21の先端部外径よりも大きく形成されている。そして、取付孔に脚部20を挿入し、拡径部48が取付孔を通過すると、係止部21の先端部を通り越えるので、係止部21の先端部が保護される。
【選択図】図2

Description

本発明は、車体パネル等の部品などに形成された、取付孔に挿入されて固定されるクリップに関する。
例えば、自動車の車体パネル等の部品などに、トリムボード等の装着部品を取付ける際には、クリップが用いられている。
従来のこの種のクリップとして、下記特許文献1には、フランジ状の係止部、座部、及びこれらを連結する支柱からなり取付部材を挟み込んで固定される部分、及び、これに連設して被取付け部材の孔に挿入されて固定される係合部からなる一次成形部分と、前記座部の前記係合部側端部に連設されたスカート状のスタビライザを有する二次成形部分とからなり、前記一次成形部分を二次成形部分用の金型に組み込み、前記二次成形部分を前記一次成形部分と一体に成形した二色成形クリップが開示されている。
また、前記係合部の先端には、座部側に向かって拡径したテーパ状のブロック部分が形成され、該ブロック部分の最大限拡径した基端部の周縁から、複数の可撓性を有する係合片が延設されている。被取付け部材の取付孔にクリップを固定する際には、前記テーパ状のブロック部分から取付孔に向かって押し込んでいく。そして、ブロック部分が取付孔を通過すると、係合片が取付孔内周に入り込んで、その内周に押圧されてやや撓みつつ挿入されていき、係合片基端部の段状の保持部分が取付孔の裏側に至ると、複数の係合片が弾性復帰して、保持部分が取付孔の裏側周縁に係合し、クリップが取付孔に固定される。
特開2005−76648号公報
ところで、クリップを取付けるべき取付孔が、例えば、車両に用いられる車体パネルに、打ち抜き成形等で設けられた場合には、取付孔の周縁から立ち上がったバリが生成されることがある。このようなバリが形成された取付孔に対して、上記特許文献1のクリップの脚部の押し込み位置が整合しないまま挿入していくと、先端のブロック部分が取付孔を通過した後、係合片の先端部外周に、バリが勢い良く突き当って食い込んでしまうことがあった。この場合、係合片の先端部外周面が削られながら、クリップが押し込まれていくので、係合片の先端部外周に大きな損傷を与えてしまって、その結果、係合片が取付孔通過後に弾性復帰しにくくなり、クリップの取付孔に対する係合力が低下することがあった。
また、上記特許文献1のクリップは、テーパ状のブロック部分と、それから延設された係合片との間にわずかな段差が生じているので、取付孔からクリップを取外すべく、クリップを取付孔から引き抜いていく場合に、前記段差が取付孔の裏側周縁に引っ掛かってしまって、取外しにくいことがあった。
したがって、本発明の目的は、取付孔に挿入する際に、取付孔に係合する部分の損傷を抑制することができると共に、取付孔から比較的スムーズに取外すことができる、クリップを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、取付孔の表側に当接するフランジ部と、該フランジ部の片面に設けられ、前記取付孔に挿入される脚部とを備え、前記脚部は、前記取付孔の裏側に係合する係止部と、該係止部の先端部に連結されたガイド部とを有し、このガイド部は、その先端側外周に形成され、前記脚部の取付孔への挿入方向に向かって次第に縮径するテーパ部と、基端側外周に形成され、前記挿入方向とは反対方向に向かって次第に縮径する逆テーパ部と、該逆テーパ部と前記テーパ部との間に形成され、最も大きく拡径した拡径部とを有しており、該拡径部の最大外径は、前記係止部の先端部の外径よりも大きく形成されていることを特徴とするクリップを提供するものである。
上記発明によれば、取付孔に対して脚部の押し込み位置が整合しないまま押し込んでいっても、取付孔の内周縁にガイド部のテーパ部が当接して、脚部がガイドされつつ押し込まれていき、拡径部が取付孔を乗り越えて通過すると、係止部の先端部を通り越えて、それよりも基端側の係止部の外周面が取付孔の周縁に突き当り、更に押し込むことにより、取付孔の裏側に係止部が係合すると共に、表側にフランジ部が係合して、取付孔にクリップが固定される。
そして、このクリップでは、上記のように脚部を取付孔に挿入する際に、ガイド部の拡径部が取付孔を通過した後、係止部の先端部に当たることなく、これを通り越えて脚部が挿入されるので、係止部の先端部及びその近傍を保護して、損傷や欠損を確実に防止することができる。その結果、例えば、係止部に、取付孔挿通時に撓み可能な弾性係合片が設けられている場合には、その撓み変形の起点となる先端部が保護されるので、同弾性係合片の撓み力や弾性復元力を維持して、取付孔に対する係止部の固定力を保持することができる。
また、上記のように撓み可能な弾性係合片を有する場合には、脚部の取付孔への挿入に際して、撓みにくい先端部に取付孔が当たらないので、比較的小さな挿入抵抗で、スムーズに挿入することができ、取付け作業性を向上させることができる。
更に、ガイド部の先端側外周に、取付孔への挿入方向に向かって次第に縮径するテーパ部を設けたので、取付孔の表側周縁にバリ等が立っていても、これに引っ掛かることがなく、スムーズに挿入することができる。
更に、ガイド部の基端側外周に、取付孔への挿入方向とは反対方向に向かって次第に縮径する逆テーパ部を設けたので、取付孔に固定したクリップを何らかの理由により取外す際に、取付孔にガイド部が引っ掛かることなく、脚部をスムーズに引き抜くことができ、取付孔からクリップを容易に取外すことができる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記ガイド部の基端部から前記係止部の最大径部までの軸方向距離をXとし、前記ガイド部の基端部から、前記係止部の外径が前記ガイド部の拡径部と同じ大きさになる位置までの軸方向距離をYとしたとき、Y>1/3Xを満たすように、前記ガイド部の拡径部の最大外径が設定されているクリップを提供するものである。
上記発明によれば、ガイド部の拡径部の最大外径を上記のように設定したことにより、ガイド部が通過してから取付孔の周縁に突き当る係止部の外周面までの軸方向距離Yを十分に確保することでき、例えば、取付孔に対して脚部が斜めに挿入された場合等であっても、係止部の先端部及びその近傍の広い範囲が、取付孔の周縁に当たらないように保護することができる。
本発明の第3は、前記第1又は第2の発明において、前記ガイド部は、中実に形成されているクリップを提供するものである。
上記発明によれば、ガイド部は、中実に形成されているので、取付孔の表側周縁にバリ等が立っていても、ガイド部が食い込む等して引っ掛かったりすることを、より確実に防止することができ、脚部を取付孔にスムーズに挿入することができる。
本発明の第4は、前記第1〜3のいずれか1つの発明において、前記係止部は、前記フランジ部の片面中央から垂設される柱状部と、該柱状部の外周から外径方向に伸びたリブと、該リブの先端から周方向に沿って延出して、前記取付孔の裏側に係合する弾性係合片とから構成されているクリップを提供するものである。
上記発明によれば、弾性係合片が柱状部から伸びたリブに連結されていて、弾性係合片が比較的撓みやすい構造をなしているので、係止部の軸方向長さを短くしても、前記弾性係合片を十分に撓ませることができる。すなわち、係止部を短く形成することができるので、係止部先端にガイド部を連結させても、クリップ全長を比較的小さく形成することができる。
本発明の第5は、前記第4の発明において、前記リブ及び前記弾性係合片は、前記柱状部の周方向に均等な間隔を設けて4つずつ配置されており、周方向に対向する一対の弾性係合片と前記柱状部との間には、前記柱状部の軸方向に対して直角な方向に抜ける一対の側方抜き溝が形成されており、周方向に対向する他の一対の弾性係合片と前記柱状部との間には、前記ガイド部の一部を切欠いて、前記柱状部の軸方向に抜けると共に、側方に開口する一対の軸方向抜き溝が形成されており、これらの抜き溝によって、前記各弾性係合片が、径方向に撓み可能とされているクリップを提供するものである。
上記発明によれば、リブ及び弾性係合片が、柱状部の周方向に均等な間隔を設けて4つずつ配置されており、4つの弾性係合片が取付孔の周方向に均等に係合するので、クリップを取付孔にバランスよく強固に固定できる。
また、柱状部の軸方向に対して直角な方向にスライドする型で、一対の側方抜き溝を形成することにより、周方向に対向する一対の弾性係合片を形成できると共に、柱状部の軸方向にスライドする型で、一対の軸方向抜き溝を形成することにより、周方向に対向する他の一対の弾性係合片を形成できるので、成形型の構造を簡単にすることができる。
更に、ガイド部は、軸方向抜き溝により一部切欠かれているが、他の部分は切欠かれておらず、必要最小減の切欠きが設けられているだけなので、バリ等が立った取付孔に脚部を挿入するときでも、これに引っ掛かることが抑制され、係止部の先端部の保護機能が損なわれることが防止される。
本発明の第6は、前記第5の発明において、前記弾性係合片の先端側外縁部は、前記リブからの延出量が、前記ガイド部に向かうほど短くなる形状をなしているクリップを提供するものである。
上記発明によれば、前記軸方向抜き溝の部分にバリ等が挿入されても、前記弾性係合片の先端側外縁部が、リブからの延出量がガイド部に向かうほど短くなる形状、すなわちガイド部に向かうほどリブに近づく斜辺形状をなしているので、バリ等が弾性係合片に接触しにくくすることができ、仮に接触しても斜辺によって摺動して損傷を受けにくくすることができる。
本発明の第7は、前記第6の発明において、前記弾性係合片の先端側外縁部は、前記リブからの延出量が、前記ガイド部に向かうほど短くなって、その先端部が前記軸方向抜き溝の開口縁部であって前記逆テーパ部の最も縮径した部分に至る形状をなしているクリップを提供するものである。
上記発明によれば、弾性係合片のガイド部方向の先端部が、軸方向抜き溝の開口縁部であって逆テーパ部の最も縮径した部分に至る形状をなしているので、軸方向抜き溝の部分にバリ等が挿入されても、バリ等が弾性係合片に更に接触しにくくすることができる。
本発明のクリップによれば、脚部先端のガイド部から取付孔に挿入していき、ガイド部の拡径部が取付孔を通過すると、脚部の先端部が取付孔に当たることなく、これを通り越えて脚部が深く押し込まれるので、係止部の先端部及びその近傍を保護して、損傷や欠損を確実に防止できる。その結果、例えば、係止部に撓み可能な弾性係合片が設けられている場合でも、その弾性係合片の撓み力や弾性復元力を維持して、取付孔に対する係止部の固定力を保持することができる。
また、ガイド部の基端側外周に、挿入方向とは反対方向に沿って次第に縮径する逆テーパ部を設けたので、取付孔に固定したクリップを何らかの理由により取外す際に、取付孔にガイド部が引っ掛かることなく、脚部をスムーズに引き抜くことができ、取付孔からクリップを容易に取外すことができる。
以下、図面を参照して本発明のクリップの一実施形態について説明する。図1,9に示すように、このクリップ10は、例えば、車体パネル1に形成された取付孔2に挿入固定されて、該クリップ10を介して、トリムボード3等の取付部材を、車体パネル1等の被取付部材に取付けるために用いられる。
図1に示すようにトリムボード3の裏面側には、略U字状をなし正面側及び底面側が開口した側壁6と、側壁6の底面に連結された底壁7とからなる、枠状の取付座5が設けられている。前記底壁7の中央には、後述するクリップ10の首部13(図9参照)の外径よりも大きな内径の拡径孔7aが形成され、これが底壁7の正面開口側から所定幅で切欠かれた挿入溝7bに連通している。また、取付座5の正面開口側の下面には、開口先端に向かって次第に高さが低くなるテーパ面8が形成されている。
図2〜4に示すように、クリップ10は、首部13と、該首部13の上端部、中間部、下端部に、それぞれ形成された、第1フランジ部14、第2フランジ部15、第3フランジ部16とによって構成された頭部11を有している。前記第3フランジ部16は、その周縁が斜め下方に向かって傘状に広がる形状をなしている。この第3フランジ部16が本発明におけるフランジ部をなし、クリップ10を取付孔2に固定したときに、同取付孔2の表側に当接するようになっている(図9参照)。
そして、図1に示すように、取付座5の開口部に、クリップ10の頭部11を整合させて押し込むことにより、クリップ10の首部13が、挿入溝7bを通って拡径孔7a内に挿入されると共に、第1フランジ部14と第2フランジ部15とで、取付座5の底壁7が挟み込まれて、トリムボード3にクリップ10が取付けられるようになっている。なお、クリップ10の首部13は、取付座5の拡径孔7aよりも小径であるので、首部13が拡径孔7a内で変位可能となっている。
前記頭部11の第3フランジ部16の片面には、取付孔2に挿入されて固定される脚部20が設けられており、該脚部20は、取付孔2の裏側に係合する係止部21と、該係止部21の先端部に連結されたガイド部40とを有している。
まず、図2〜7を参照して係止部21の構成について説明すると、この係止部21は、第3フランジ部16の片面中央から垂設され、中央が肉抜きされた角形状の柱状部23と、柱状部23の外周から、外径方向に向かって伸びる複数のリブ24(図7参照)と、複数の各リブ24の先端から周方向に沿って延出して、取付孔2の裏側に係合する複数の弾性係合片25とから構成されている。
各部について詳述すると、図7に示すように、この実施形態では、前記各リブ24は脚部20を構成する柱状部23の軸心S2を通らず、四角形状をなす柱状部23の各側面の一端部からそれぞれ延出されていて、計4つのリブ24が、柱状部23の周方向に均等な間隔を設けて配置されている。各リブ24は、その軸方向の上端が前記第3フランジ部16に連結されていると共に、軸方向の下端が後述するガイド部40の基端部47に連結されている。
各リブ24の先端からは、取付孔2の裏側に係合する弾性係合片25が、周方向に沿って複数延出されている。この実施形態では、四角形状の柱状部23の各側面から延出した4つのリブ24から、4つの弾性係合片25がそれぞれ延出している。
図2,3に示すように、各弾性係合片25の軸方向の上下両端部には、その延出方向先端から周方向に沿って、切込み26,26が所定長さで設けられている。図7を併せて参照すると、この実施形態における切込26は弾性係合片25の延出方向先端から、柱状部23の軸心S2を通る線Lに至る長さで形成されている。
この切込み26,26により、弾性係合片25は、その延出方向の先端側に、前記第3フランジ部16及びガイド部40の基端部47に連結されない撓み変形部25aが形成され(図6参照)、延出方向の基端側に、前記第3フランジ部16及びガイド部40の基端部47に連結されて、前記撓み変形部25aよりも短い長さとされた剛性部25bとが設けられている(図4参照)。そして、この弾性係合片25は、図7(a)に示すように、延出方向基端側の剛性部25bを起点として、延出方向先端側の撓み変形部25aが撓み変形するようになっている。
また、弾性係合片25の少なくとも撓み変形部25aには、取付孔2の内径よりも、外径方向に所定高さで膨出した膨出部29が設けられている。図7に示すように、この実施形態における膨出部29は、撓み変形部25aの周方向に沿った外周面から膨出した第1膨出部29bと、該第1膨出部29bに連続して、剛性部25bの外周面から膨出した第2膨出部29cとからなり、これらの第1膨出部29b及び第2膨出部29cからなる膨出部29が、弾性係合片25の軸方向のほぼ中間位置に設けられている。
図7に示すように、この膨出部29は、第2膨出部29cの周方向基端側の高さが最も低く、そこから周方向先端に向かって徐々に高く膨出して、第1膨出部29bの周方向途中が最も高く膨出し、そこから周方向先端に向かってほぼ同じ高さで膨出した形状をなしている。また、図2に示すように、膨出部29の上端部aは、外径方向に向かって、次第に斜め下方に傾斜した段状をなしており、この膨出部29の段状の上端部29aが取付孔2の裏側周縁に係合して(図9参照)、クリップ10が取付孔2に固定されるようになっている。
この実施形態のクリップ10においては、膨出部29の上端部29aが、弾性係合片25の中で最も大きく拡径した部分となっており、これが本発明における「係止部の最大径部」をなしている。
更に、各弾性係合片25の、軸方向下端に位置する切込み26側の外周面には、ガイド部40に向かって次第に縮径する複数のテーパ面31が形成されており(図2,3参照)、複数の弾性係合片25の外周は、ガイド部40に向かって次第に細く窄まった形状となっている。
次に、上記形状をなした係止部21の先端部に連結されたガイド部40について説明すると、このガイド部40は、その先端側外周に形成され、脚部20の取付孔2への挿入方向(以下、「挿入方向」という)に向かって次第に縮径するテーパ部43と、基端側外周に形成され、挿入方向とは反対方向に向かって次第に縮径する逆テーパ部46と、この逆テーパ部46と前記テーパ部43との間に形成され、ガイド部40の中で最も大きく拡径した拡径部48とを有している。
この実施形態におけるガイド部40は、先端が丸みを帯びた略円錐形状のガイド頭部41と、このガイド頭部41の突出方向の反対側に連結され、外周が縮径した略円台形状の基台部45とから構成されている。前記ガイド頭部41の外周には、円形状の底部の先端側周縁から挿入方向に向かって次第に縮径するテーパ部43と、曲面状の天井部44とが形成されている。前記円形状の底部が、本発明における最も大きく拡径した拡径部48をなしている。一方、基台部45の外周には、拡径部48の基端側周縁から挿入方向とは反対方向に向かって次第に縮径する逆テーパ部46と、平坦面をなす基端部47とが形成されている。
図4,6に示すように、ガイド部40は、肉抜き孔等が形成されていない中実形状とされており、前記テーパ部43の外周面は、段差のない連続した面をなしている。また、同図4,6に示すように、前記ガイド部40を構成する基台部45の、平坦な基端部47に、前記脚部20の柱状部23の先端が連結されていると共に、弾性係合片25の剛性部25b(図7参照)が連結された構造となっている。
また、図4に示すように、上記ガイド部40の拡径部48の最大外径D1が、係止部21の先端部の外径より大きく形成されている。この実施形態では、複数の弾性係合片25の、最も細く縮径した部分である、軸方向の下端部の外径D2が、本発明における係止部21の先端部の外径をなしている。
上記のように、拡径部48の最大外径D1を前記外径D2よりも大きく形成することにより、取付孔2に脚部20が挿入され、拡径部48が取付孔2を通過すると、弾性係合片25の下端部を通り越えて、この下端部より上端部側の弾性係合片25の外周面が、取付孔2の周縁に突き当るように構成されている。それにより、弾性係合片25の下端部外周を保護する役割をなしているが、この実施形態においてはその役割を充分に満足させるため、拡径部48の最大外径D1が、次のように設定されている。
これについて図4を参照して説明すると、ガイド部40の基端部47から、係止部21の最大径部である、膨出部29の上端部29aまでの軸方向距離をXとし、ガイド部40の基端部47から、係止部21の外径がガイド部40の拡径部48と同じ大きさになる位置Pまでの軸方向距離をYとしたとき、Y>1/3Xを満たすように、拡径部48の最大外径D1が設定されている。
上記のような最大外径D1で拡径部48を形成した結果、図5に示すように、クリップ10を軸方向の先端側から見たときに、弾性係合片25の延出方向基端側の剛性部25b(図4参照)が、ガイド部40の外周から突出しないようにカバーされ、弾性係合片25の延出方向先端側の撓み変形部25aが、所定長さでガイド部40の外周から突出するようになっている。
その結果、取付孔2に対して脚部20を偏心して挿入し、テーパ部43が取付孔2の内周に擦られながら挿入された場合でも、拡径部48を通過した後に係止部21の外周が取付孔2の内周に最初に当接する位置は、少なくとも上記位置Pよりも上方となる。このため、少なくとも上記Yの領域は、取付孔2の内周に擦られることなく、取付孔2を通過することになる。これによって、弾性係合片25の剛性部25bが取付孔2の内周に擦られて損傷することを防止することができる。
また、この実施形態のクリップ10におけるガイド部40は、略円錐形のガイド頭部41と、略円台形の基台部45とが連結された形状をなしているが、これに限定されるものではなく、少なくともテーパ部43、逆テーパ部46、及び両者の間に設けた拡径部48を有する形状であればよい。例えば、円錐体どうし又は角錐体どうしを接合させた形状や、挿入方向に向けて長軸側を配置した楕円形状や卵形状、或いは、拡径部48を円柱状に長く伸ばして、その両端にテーパ部及び逆テーパ部を設けた形状等であってもよく、種々の形態を採用することができる。
以上説明したように、この実施形態のクリップ10においては、係止部21に、周方向に沿って羽状に延設された複数の弾性係合片25を設けると共に、この係止部21の先端にガイド部40を連結させた構造をなしているが、係止部21の形状としては、これに限定されるものではない。例えば、フランジ部の裏面中央から板状のステム部を延設して、このステム部の先端両側面から、フランジ部に向かって斜め上方に錨足状に伸びる一対の係止片を設け、これを係止部として、その先端にガイド部を連結させてもよい。
次に上記構成からなるクリップ10の使用方法について、図7〜10を参照して説明する。
まず、前述したように、取付座5の開口部に、クリップ10の頭部11を整合させて押し込んで(図1参照)、挿入溝7bを通して拡径孔7a内に首部13を挿入すると共に、第1フランジ部14及び第2フランジ部15で、取付座5の底壁7を挟み込むことにより、トリムボード3にクリップ10を取付ける(図8(a)参照)。
その状態で、図8(a)に示すように、車体パネル1の取付孔2の表側から、クリップ10の脚部20を挿入していく。このとき、打ち抜き成形時に取付孔2の表側周縁から立ち上がったバリBがあっても、このクリップ10においては、ガイド部40に挿入方向に向かって次第に縮径するテーパ部43を設けたので、脚部20の挿入途中で、前記バリBがテーパ部43に食い込んだり引っ掛かったりすることを防止して、スムーズに脚部20を挿入することができる。
また、この実施形態のクリップ10においては、特にガイド部40に設けたテーパ部43の外周面を、段差のない連続した面としたので、前記バリBが食い込んで引っ掛かったりすることを、より確実に防止することができるようになっている。
ところで、クリップ10の脚部20は、取付孔2の軸心と整合させた状態で押し込まれるとは限らず、偏心した状態で押し込まれる場合も多い。このクリップ10においては、図8(a)に示すように、取付孔2の中心S1に対して脚部20の軸心S2がずれた状態で押し込まれた場合でも、取付孔2に脚部20を押し込んでいく際に、取付孔2内周にテーパ部43が当接してガイドされつつ押し込むことができるので、図8(b)に示すように、孔3の中心S1に脚部20の軸心S2が一致するように、取付孔2に脚部20を整合させてセンタリングさせることができる。その結果、脚部20を取付孔2にしっかりと位置合わせしなくとも、大まかに整合させて押し込むだけの簡単な作業で、クリップ10挿入することができるので、クリップ10の挿入作業性を向上させることができる。
上記のように取付孔2に対して脚部20を押し込んでいくと、取付孔2の内周縁にテーパ部43が当接してガイドされつつ押し込まれていくのであるが、このクリップ10においては、ガイド部40の拡径部48が取付孔2を乗り越えて通過すると、図8(b)に示すように、弾性係合片25の下端部を通り越えて、それよりも上端部側の弾性係合片25の外周面が、取付孔2の周縁に突き当るようになっている。
その状態で更にクリップ10が押し込まれると、図7(a)に示すように、取付孔2の内周に膨出部29が当接して、弾性係合片25が押圧されて内側に撓んでいき、取付孔2の裏側に膨出部29の上端部29aが突き出ると、弾性係合片25が弾性復帰して、取付孔2の裏側周縁に膨出部29の上端部29aが係合する(図7(b)参照)。それと共に、取付孔2の表側周縁に第3フランジ部16が弾性的に当接して、両者によって車体パネル1が挟み込まれて、図9に示すように取付孔2にクリップ10が固定され、クリップ10を介して車体パネル1にトリムボード3を取付けることができる。
ここで本発明のクリップ10の効果について、図10(a),(b)に示す比較例のクリップ100と対比して説明する。この比較例のクリップ100は、基本的には本発明のクリップ10と同様の構造をなしているが(同一部分には同符号を付す)、脚部20の先端部101が略円錐状をなしていて、その基端面の外周縁から複数の弾性係合片25が連続して延設された構造をなしている。
そして、この比較例のクリップ100を取付孔2に対して押し込んでいくと、取付孔2周縁のバリBが先端部101の外周に突き当り(図10(a)参照)、更に、図10(b)に示すように、前記バリBが弾性係合片25の下端部外周面に突き当って、同下端部外周面を削りながら押し込まれるようになっている。そのため、弾性係合片25の下端部外周が損傷して、弾性係合片25の撓み力や弾性復帰力が損なわれる場合があった。
しかしながら、本発明のクリップ10においては、脚部20を取付孔2に挿入する際に、その拡径部48が取付孔2を通過した後、弾性係合片25の下端部に当たることなく、これを通り越えて、弾性係合片25の下端部よりも上端部側の外周面が、取付孔2の周縁に突き当るように構成されているので、弾性係合片25の下端部及びその近傍を保護して、その損傷や欠損を確実に防止することができる。
この実施形態では、弾性係合片25の撓み変形の起点となる、延出方向基端側の剛性部25bの下端部外周を的確に保護することができるので、弾性係合片25の撓み力や弾性復元力を維持して、取付孔2に対する固定力を保持することができる。また、取付孔2に脚部20を挿入していくとき、取付孔2の周縁は、剛性が高く撓みにくい剛性部25bを避けて当たらないようになっているので、比較的小さな挿入抵抗で、スムーズに挿入することができ、取付け作業性を向上させることができる。
また、この実施形態では、図4に示すように、ガイド部40の基端部47から膨出部29の上端部29aまでの軸方向距離をXとし、ガイド部40の基端部47から、係止部21の外径がガイド部40の拡径部48と同じ大きさになる位置Pまでの軸方向距離をYとしたとき、Y>1/3Xを満たすように、拡径部48の最大外径D1が設定されているので、上記軸方向距離Yを十分に確保することできる。そのため、取付孔2に対して脚部20が斜めに挿入された場合であっても、弾性係合片25の下端部及びその近傍の広い範囲を、取付孔2の周縁に当たらないように保護することができる。
更に、この実施形態においては、柱状部23の外周から伸びるリブ24に連結されて、周方向に延出された、比較的撓みやすい弾性係合片25を採用したので、係止部21全体の軸方向長さを短くしても、弾性係合片25を十分に撓ませることができるようになっている。すなわち、係止部21の全長を短く形成することができるので、この係止部21の先端部に、ガイド部40を連結させたとしても、クリップ10の全長を比較的小さく形成でき、コンパクト化を図ることができる。
ところで、メンテナンス等の理由により、車体パネル1からトリムボード3を取外したい場合には、トリムボード3を車体パネル1から引き離すように持ち上げて、クリップ10を引っ張ることにより、弾性係合片25を縮径させて、脚部20を取付孔2から引き抜いていく。このとき、係止部21及びガイド部40が取付孔2から順次抜き出されるようになっているが、ガイド部40のテーパ部43とは反対側の外周には、逆テーパ部46が設けられているので、取付孔2の裏側周縁に逆テーパ部46が当接しても、それに引っ掛かることなく、ガイド部40を取付孔2からスムーズに抜き出すことができ、取付孔2からクリップ10を容易に引き抜いて、車体パネル1からトリムボード3を取外すことができる。
また、この実施形態のクリップ10においては、弾性係合片25の軸方向の両端部には、弾性係合片25の延出方向先端から周方向に沿って、所定長さの切込み26が形成されていることにより、弾性係合片25に、第3フランジ部16及びガイド部40の基端部47に連結されない撓み変形部25aと、第3フランジ部16及びガイド部40の基端部47に連結された剛性部25bとが設けられている。
このように、第3フランジ部16及びガイド部40の基端部47に連結されない、撓み変形部25aを設けたことにより、取付孔2へ脚部20を挿入するときに、この撓み変形部25aが取付孔2内周に押圧されて、容易に撓み変形するので、比較的小さな挿入力で、クリップ10を取付孔2に挿入固定することができる。それに加えて、弾性係合片25はリブ24から周方向に沿って設けたので、クリップ10の挿入力を増大させることなく、周方向に延出された弾性係合片25が、取付孔2の裏側周縁に広い接触面積で係合して、クリップ10を取付孔2に強固に固定できる。
更に、取付孔2にクリップ10が固定された状態で、クリップ10に径方向若しくは引き抜き方向に外力が作用しても、第3フランジ部16及びガイド部40の基端部47に連結された、リブ24及び剛性部25bが設けられているため、これらの部分で変形が抑制されるので、弾性係合片25全体が撓むことがなく、クリップ10を所定位置にしっかりと保持させることができる。
更に、この実施形態のクリップ10においては、弾性係合片25の少なくとも撓み変形部25aには、取付孔2の内径よりも、外径方向に所定高さ膨出した膨出部29が設けられている。
これによれば、撓み変形しやすい、撓み変形部25aの外周面に膨出部29を構成する第1膨出部29bを設け、これが取付孔2の裏側周縁に係合するようになっているので、クリップ10の挿入力を低く保持したままで、取付孔2に対する係合代を十分に確保でき、クリップ10を取付孔2によりしっかりと固定できる。
また、この実施形態のクリップ10においては、剛性部25bには、撓み変形部25aに設けられた第1膨出部29bに連続して、取付孔2の内径よりも大きいが、撓み変形部25aに設けられた第1膨出部29bよりも突出量の少ない第2膨出部29cが形成されている。
これによれば、クリップ10の取付け時、剛性部25bの外周面に形成された第2膨出部29cが、パネル縁に強く押されることにより、各リブ24が周方向に押圧され、クリップ10が回転方向に付勢されるため、取付孔2内周にバリ等が残っていても、引っ掛かりにくくなる。また、最大膨出部は、たわみ変形部25aにあるので、低挿入力も維持することができる。
更に、この実施形態のクリップ10においては、柱状部23の外周から外径方向に伸びるリブ24の延出方向は、柱状部23の軸心S2を通らない方向とされている。これによれば、リブ24の延出方向が柱状部23の軸心S2を通らない方向とされているので、リブ24先端から延出する弾性係合片25の、リブ24に対する延出角度を、取付孔2への挿入性を低下させない範囲で、最大限確保することができる。その結果、柱状部23と弾性係合片25との隙間を大きく確保することができ、特に剛性部25bのたわみ空間を十分に確保することできるので、取付孔2に脚部20を挿入したときに、弾性係合片25をより撓ませやすくすることができる。
図11〜14には、本発明によるクリップの他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態におけるクリップ10aは、前記実施形態のクリップ10と基本的な構造は同一で、柱状部23の周方向に均等な間隔を設けて、リブ24及び弾性係合片25がそれぞれ4つずつ配置されている(図13参照)。そして、前記実施形態のクリップ10においても、弾性係合片25と柱状部23との間には、所定の抜き溝が設けられているが、この実施形態のクリップ10aにおいては、クリップ成形時の型構造を簡単にするという観点から、次のような構造となっている。
すなわち、柱状部23の周方向に均等な間隔で配置された4つの弾性係合片25のうち、周方向に対向する一対の弾性係合片25,25と柱状部23との間には、柱状部23の軸方向に対して直角な方向に抜ける一対の側方抜き溝27,27が形成されている(図11(b)、図12(b)及び図13参照)。
一方、図11(a),(b)、図12(a)〜(c)、及び図13に示すように、周方向に対向する他の一対の弾性係合片25,25と柱状部23との間には、ガイド部40の一部を切欠いて、柱状部23の軸方向に抜けると共に、側方に開口する一対の軸方向抜き溝28,28が形成されている。
また、この実施形態のクリップ10aにおいては、柱状部23の周方向に均等配置された4つの弾性係合片25に対応して、図13に示すように、一対の側方抜き溝27,27と、一対の軸方向抜き溝28,28とが直交して配置されている。更に、4つの各弾性係合片25は、一対の側方抜き溝27,27及び一対の軸方向抜き溝28,28により、径方向に撓み可能とされている。
また、弾性係合片25の先端側外縁部25cは、ガイド部40に向かうほど、リブ24からの延出量が短くなる、言い換えると、ガイド部40に向かうほどリブ24に近づく斜辺形状をなし、その先端部が軸方向抜き溝28の開口縁部であって逆テーパ部46の最も縮径した部分に至る形状をなしている。
なお、この実施形態では、ガイド部40が一対の軸方向抜き溝28,28により切欠かれているが、本発明におけるガイド部40の拡径部48の最大外径D1とは、このような軸方向抜き溝28,28を含めた拡径部48の、中心Oに対して最も大きな外径寸法を意味する(図12(c)参照)。
上記構造をなすクリップ10aは、例えば、次のような成形型で製造可能である。図13に示すように、この成形型は、柱状部23の軸方向に対して直角な方向で、かつ、一対の側方抜き溝27,27の延出方向に沿ってスライドする(矢印F1,F2参照)、一対の分割型50,50と、柱状部23の軸方向にスライドして(矢印F3参照)、一対の軸方向抜き溝28,28の長さ方向に沿って抜ける、抜き型51,51とを有している。
上記一対の分割型50,50により、4つの弾性係合片25の外部形状、頭部11の外部形状、周方向に対向する一対の弾性係合片25,25の内部形状、更に、ガイド部40が成形される。また、前記一対の抜き型51,51により、他の一対の弾性係合片25,25の内部形状が成形される。なお、頭部11の上面形状は、図示しない他のスライド型によって成形されるようになっている。
そして、クリップ10aの成形時には、一対の分割型50,50を互いに近接する方向にスライドさせて閉じると共に、一対の抜き型51,51及び図示しない他のスライド型をスライドさせて所定位置にセットした後、型内のキャビティに合成樹脂を射出成形することにより、クリップ10aが射出成形される。
このように、この実施形態では、柱状部23の軸方向に対して直角な方向にスライドする分割型50,50で、一対の側方抜き溝27,27を形成することにより、一対の弾性係合片25,25の内部形状及び4つの弾性係合片25の外部形状を成形できると共に、柱状部23の軸方向にスライドする抜き型51,51で、一対の軸方向抜き溝28,28を形成することにより、他の一対の弾性係合片25,25の内部形状を成形できるので、成形型の構造を簡単にすることができる。
なお、図1〜10に示したガイド部40を切欠く軸方向抜き溝28,28が設けられていないクリップでは、柱状部23と4つの弾性係合片25との間の抜き溝を成形するために、4つのスライド型がそれぞれ必要となるので、型数が多くなる。
図11〜14に示した上記構造のクリップ10aは、前記実施形態と同様の作用効果を奏する。すなわち、取付座5を介してトリムボード3にクリップ10aを取付けた後、図14(a),(b)に示すように、車体パネル1の取付孔2の表側から脚部20を挿入していくが、このとき、取付孔2周縁にバリBがあっても、ガイド部40の挿入方向に次第に縮径するテーパ部43に、バリBが食い込んだり引っ掛かったりすることなく、スムーズに脚部20を挿入することができるようになっている。
また、この実施形態では、ガイド部40は、一対の軸方向抜き溝28,28により一部切欠かれているが、他の部分は切欠かれておらず、必要最小減の切欠きが設けられているだけなので、バリB等が立った取付孔2に脚部30を挿入するときでも、これに引っ掛かることが抑制され、係止部21の先端部の保護機能が損なわれることが防止される。
すなわち、この実施形態におけるガイド部40は、軸方向抜き溝28により一部切欠かれているが、その他の部分は中実状をなしていて、切欠き部分よりも中実部分の方が取付孔2に対する接触面積が大きいので、脚部20を押し込んだときは、基本的にガイド部40の、切欠き以外の他の中実部分が、取付孔2内周に摺接しつつ押し込まれるため、切欠きが取付孔2に引っ掛かることなく、クリップ10aをスムーズに押し込むことができるようになっている。
また、弾性係合片25の先端側外縁部25cは、ガイド部40に向かうほど、リブ24からの延出量が短くなる、言い換えると、ガイド部40に向かうほどリブ24に近づく斜辺形状をなし、その先端部が軸方向抜き溝28の開口縁部であって逆テーパ部46の最も縮径した部分に至る形状をなしているので、取付孔2周縁のバリ等が、軸方向抜き溝の部分に挿入されても、弾性係合片に接触しにくくすることができると共に、仮に接触しても斜辺によって摺動して損傷を受けにくくすることができる。
本発明のクリップの一実施形態を示す斜視図である。 同クリップの拡大斜視図である。 同クリップの正面図である。 図3のA−A矢視線における断面図である。 本発明のクリップの底面図である。 図5のB−B矢視線における断面図である。 本発明のクリップの弾性係合片の状態を示しており、(a)は取付孔を通過させた状態を示す平面図、(b)は取付孔の裏側に固定させた状態を示す平面図である。 同クリップの使用状態を示しており、(a)は取付孔への挿入途中の状態を示す説明図、(b)はガイド部が取付孔の裏側に抜け出た状態を示す説明図である。 同クリップを用いて、取付部材を被取付部材に取付けた状態を示す説明図である。 比較例のクリップを示しており、(a)は取付孔への挿入途中の状態を示す説明図、(b)は(a)よりも深く挿入された状態を示す説明図である。 本発明のクリップの他の実施形態を示しており、(a)はその斜視図、(b)は(a)とは違う方向から見た斜視図である。 同クリップを示しており、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。 同クリップを成形するための成形型を示す概略斜視図である。 同クリップの使用状態を示しており、(a)は取付孔への挿入途中の状態を示す説明図、(b)は(a)の底面図である。
符号の説明
2 取付孔
10,10a クリップ
16 第3フランジ部(フランジ部)
20 脚部
21 係止部
23 柱状部
24 リブ
25 弾性係合片
27 側方向抜き溝
28 軸方向抜き溝
40 ガイド部
43 テーパ部
46 逆テーパ部
47 基端部
48 拡径部

Claims (7)

  1. 取付孔の表側に当接するフランジ部と、該フランジ部の片面に設けられ、前記取付孔に挿入される脚部とを備え、
    前記脚部は、前記取付孔の裏側に係合する係止部と、該係止部の先端部に連結されたガイド部とを有し、
    このガイド部は、その先端側外周に形成され、前記脚部の取付孔への挿入方向に向かって次第に縮径するテーパ部と、基端側外周に形成され、前記挿入方向とは反対方向に向かって次第に縮径する逆テーパ部と、該逆テーパ部と前記テーパ部との間に形成され、最も大きく拡径した拡径部とを有しており、該拡径部の最大外径は、前記係止部の先端部の外径よりも大きく形成されていることを特徴とするクリップ。
  2. 前記ガイド部の基端部から前記係止部の最大径部までの軸方向距離をXとし、前記ガイド部の基端部から、前記係止部の外径が前記ガイド部の拡径部と同じ大きさになる位置までの軸方向距離をYとしたとき、Y>1/3Xを満たすように、前記ガイド部の拡径部の最大外径が設定されている請求項1記載のクリップ。
  3. 前記ガイド部は、中実に形成されている請求項1又は2記載のクリップ。
  4. 前記係止部は、前記フランジ部の片面中央から垂設される柱状部と、該柱状部の外周から外径方向に伸びたリブと、該リブの先端から周方向に沿って延出して、前記取付孔の裏側に係合する弾性係合片とから構成されている請求項1〜3のいずれか1つに記載のクリップ。
  5. 前記リブ及び前記弾性係合片は、前記柱状部の周方向に均等な間隔を設けて4つずつ配置されており、
    周方向に対向する一対の弾性係合片と前記柱状部との間には、前記柱状部の軸方向に対して直角な方向に抜ける一対の側方抜き溝が形成されており、
    周方向に対向する他の一対の弾性係合片と前記柱状部との間には、前記ガイド部の一部を切欠いて、前記柱状部の軸方向に抜けると共に、側方に開口する一対の軸方向抜き溝が形成されており、
    これらの抜き溝によって、前記各弾性係合片が、径方向に撓み可能とされている請求項4記載のクリップ。
  6. 前記弾性係合片の先端側外縁部は、前記リブからの延出量が、前記ガイド部に向かうほど短くなる形状をなしている請求項5記載のクリップ。
  7. 前記弾性係合片の先端側外縁部は、前記リブからの延出量が、前記ガイド部に向かうほど短くなって、その先端部が前記軸方向抜き溝の開口縁部であって前記逆テーパ部の最も縮径した部分に至る形状をなしている請求項6記載のクリップ。
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