JP2009273985A - 薄型テレビの解体装置および薄型テレビの解体方法 - Google Patents

薄型テレビの解体装置および薄型テレビの解体方法 Download PDF

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Abstract

【課題】解体作業が効率的に行われる薄型テレビの解体装置および薄型テレビの解体方法、を提供する。
【解決手段】薄型テレビの解体装置は、載置面26を形成し、載置面26に薄型テレビ200が載置される作業用ステージ20と、載置面26に180°よりも小さい角度で交差する載置面36を形成し、載置面36に、薄型テレビ200が載置面26に載置された状態から反転された状態で載置される反転用ステージ30とを備える。
【選択図】図5

Description

この発明は、一般的には、薄型テレビの解体装置および薄型テレビの解体方法に関し、より特定的には、リサイクルプラントに設置され、廃棄物として提供された薄型テレビを解体するための薄型テレビの解体装置および薄型テレビの解体方法に関する。
従来の薄型テレビの解体方法に関して、たとえば、特開2004−342550号公報には、ランプ交換を簡単かつコストを抑えて実施し、かつ交換時の異物の付着による表示品位の低下を抑制することを目的とした液晶表示装置の交換方法が開示されている(特許文献1)。特許文献1に開示された液晶表示装置の交換方法においては、ランプ、インバータ基板、リターン基板およびリターンケーブル等をランプ支持枠により支持することによって、最小単位で交換可能なランプセットを構成する。
また、特開2001−305502号公報には、ほとんど廃棄物を出さない理想的なリサイクルを可能とすることを目的とした廃液晶パネルの処理方法が開示されている(特許文献2)。特許文献2に開示された廃液晶パネルの処理方法は、偏光板を有する状態で液晶パネルを切断するパネル切断工程と、液晶を回収する液晶回収工程とを備える。
また、特開平6−168253号公報には、産業廃棄物の解体手順および部品の処理を適切に実施することを目的とした製品解体管理方法が開示されている(特許文献3)。特許文献3に開示された製品解体管理方法においては、製品本体に、製品の名称、メーカー名等の製品コードを表示するとともに、製品を構成する部品にその構成を示す記号、材料名称を示すコードを表示する。
また、特開平10−263518号公報には、廃棄テレビの解体を自動化し、分別回収する部材のリサイクル率を向上させることを目的とした電気機器の解体装置が開示されている(特許文献4)。特許文献4に開示された電気機器の解体装置においては、搬送パレットを搬送する第1の搬送コンベヤの近傍に、傾斜可能な作業台が配置される。
特開2004−342550号公報 特開2001−305502号公報 特開平6−168253号公報 特開平10−263518号公報
液晶パネル、プラズマディスプレイパネル(PDP)、有機ELパネル、電解放出型ディスプレイパネルなどの薄型パネルのユニット(薄型パネルユニット)を搭載する薄型テレビが表示装置として知られている。近年、この薄型テレビの需要が、省電力、省スペース、軽量かつデジタル放送の受像に適するといった特性から、近年の地球環境問題への関心の高まり、ならびにテレビ放送のデジタル化と相俟って、急激に増加している。特に、大型の薄型パネルユニットを搭載した大画面の薄型テレビの需要が劇的に増加している。これに伴い、薄型テレビの廃棄量も今後急激に増加することが予想され、リサイクル活動などの環境活動において、廃棄後の薄型テレビのリサイクル性向上などの要求が高まっている。
このような要求の高まりにもかかわらず、薄型テレビは比較的新しい製品であること、また、現状は比較的廃棄物の量が少ないこともあり、従来のブラウン管テレビのような適切なリサイクル方法は実用化されていない。廃棄された薄型テレビは、廃棄物の処理施設で破砕され、シュレッダーダストなどとともに埋立処理もしくは焼却処理されているのが現状である。
また、液晶パネルやプラズマディスプレイパネルなどを搭載した薄型テレビにおいては、近い将来、家電リサイクル法の適用品目として追加される動きもある。このような背景から、薄型テレビのリサイクル技術の開発は急務となっている。
しかしながら、薄型テレビは、その表示原理のため、液晶駆動用IC、インバータ回路、画像処理回路などに電子部品を多数搭載しており、プリント基板の数が増大傾向にある。また、放熱用ファン、電磁波シールド、補強用の部品などが多数使用されているため、従来のブラウン管テレビと比較して、締結用のビスの数量が劇的に多くなっている。このため、薄型テレビの解体に際しては、効率的な締結ビスの取り外しが課題となる。
また、昨今のテレビの大画面化への要望に伴い、薄型テレビの画面寸法および重量も劇的に大きくなっており、解体作業時の薄型テレビの取り回しが課題となる。加えて、薄型テレビは、その表示原理および搭載されている部品の増大から、解体時の取り回しの機会が多くなっている。
また、薄型テレビのディスプレイ部に使用されているガラスは、従来のブラウン管テレビに使用されているガラスに比べて、非常に薄く、割れやすい。ガラスの再利用、作業安全性の観点から、解体作業時の衝撃などによりガラスを割らない解体装置および解体方法が必要とされている。また、薄型テレビの中には、光源の蛍光管に有害物質である水銀を使用しているものがある。したがって、蛍光管の破損に伴う水銀の漏洩を防ぐため、解体時に薄型テレビに加わる衝撃を小さく抑える必要がある。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、解体作業が効率的に行われる薄型テレビの解体装置および薄型テレビの解体方法を提供することである。
この発明に従った薄型テレビの解体装置は、第1載置面を形成し、第1載置面に薄型テレビが載置される第1ステージと、第1載置面に180°よりも小さい角度で交差する第2載置面を形成し、第2載置面に、薄型テレビが第1載置面に載置された状態から反転された状態で載置される第2ステージとを備える。
このように構成された薄型テレビの解体装置によれば、第1載置面を形成する第1ステージと、第1載置面に180°よりも小さい角度で交差する第2載置面を形成する第2ステージとを設けることにより、薄型テレビを反転させながら第1載置面から第2載置面に移すことができる。これにより、簡単な作業によって、解体工程の内容に合わせて薄型テレビの表面側または背面側を解体作業者に向けることが可能となる。この結果、薄型テレビの解体作業を効率的に行なうことができる。
また好ましくは、第1載置面と第2載置面とは、90°よりも小さい角度で交差する。このように構成された薄型テレビの解体装置によれば、第1載置面と第2載置面との間の距離が縮まるため、薄型テレビを反転させながら第1載置面から第2載置面に移す作業をより簡単にできる。
また好ましくは、第1ステージおよび第2ステージは、それぞれ、回転自在に支持された第1支持部および第2支持部を有する。第1ステージおよび第2ステージがそれぞれ第1支持部および第2支持部を支点に回動することにより、第1載置面および第2載置面の傾きが変化する。このように構成された薄型テレビの解体装置によれば、解体工程の内容に合わせて、第1載置面もしくは第2載置面に載置された薄型テレビの姿勢を変化させることができる。これにより、薄型テレビの解体作業をさらに効率的に行なうことができる。
また好ましくは、第1ステージは、第2ステージに向けて延伸し、互いに間隔を隔てて設けられた複数の第1延伸部を有する。第2ステージは、第1ステージに向けて延伸し、互いに間隔を隔てて設けられ、隣り合う複数の第1延伸部の間にそれぞれ配置される複数の第2延伸部を有する。第1載置面および第2載置面は、それぞれ、複数の第1延伸部および複数の第2延伸部により形成される。このように構成された薄型テレビの解体装置によれば、第1ステージと第2ステージとを重ねて設けることが可能となり、解体装置を小型化することができる。
また好ましくは、複数の第1延伸部および複数の第2延伸部の各々は、その延伸方向に延びる軸を中心に回転可能に設けられ、薄型テレビが載置されるローラを含む。このように構成された薄型テレビの解体装置によれば、ローラを回転させながら薄型テレビを移動させることにより、薄型テレビの搬送を間単に行なうことができる。
この発明に従った薄型テレビの解体方法は、上述のいずれかに記載の解体装置を用いた薄型テレビの解体方法である。薄型テレビの解体方法は、薄型テレビの背面側が解体作業者を向くように薄型テレビを傾斜させ、その状態の薄型テレビからキャビネット締結用の締結部材を取り外す工程と、締結部材が取り外された薄型テレビを反転する工程と、薄型テレビを反転する工程の後、薄型テレビから前キャビネットを分離し、薄型パネルモジュールを得る工程と、薄型テレビの表面側が解体作業者を向くように薄型パネルモジュールを傾斜させ、その状態の薄型パネルモジュールから薄型パネルユニットを分離し、バックライトシャーシ組品を得る工程とを備える。
このように構成された薄型テレビの解体方法によれば、薄型テレビを前キャビネットおよび薄型パネルモジュールに解体し、さらに薄型パネルモジュールを薄型パネルユニットおよびバックライトシャーシ組品に解体する作業を効率的に行なうことができる。
以上に説明したように、この発明に従えば、解体作業が効率的に行われる薄型テレビの解体装置および薄型テレビの解体方法を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1における薄型テレビの解体装置を示す平面図である。図1を参照して、薄型テレビの解体装置10は、作業用ステージ20と、反転用ステージ30と、ステージ駆動用のアクチュエータとしてパワーシリンダ41,46と、支持部材としての基台52とを有する。
解体装置10によって解体される薄型テレビの種類は、特に限定されず、液晶パネル、プラズマディスプレイパネル(PDP)、有機ELパネル、電解放出型ディスプレイパネルなどの薄型パネルのユニットを搭載した薄型テレビであればよい。
図2は、図1中のII−II線上に沿った解体装置の断面図である。図1および図2を参照して、基台52は、内側に空間を形成し、上方に開口された箱形状を有する。基台52は、開口部の下方に配置される底部52cを有する。作業用ステージ20および反転用ステージ30は、基台52によって支持されている。基台52の側方には、作業台51が設置されており、解体作業者は、作業台51に対して基台52の反対側に立ち、薄型テレビの解体作業を行なう。
作業用ステージ20は、第1支持部としての回転シャフト24と、複数の第1延伸部としてのアーム21とを有して構成されている。同様に、反転用ステージ30は、第2支持部としての回転シャフト34と、複数の第2延伸部としてのアーム31とを有して構成されている。
回転シャフト24は、基台52に対して、仮想軸である中心軸101を中心に回転自在に支持されている。回転シャフト34は、基台52に対して、仮想軸である中心軸102を中心に回転自在に支持されている。回転シャフト24と回転シャフト34とは、互いに距離を隔てて配置されている。回転シャフト24と回転シャフト34とは、基台52の開口を挟んでその両側に配置されている。
アーム21は、回転シャフト24から反転用ステージ30に向けて延伸する。アーム31は、回転シャフト34から作業用ステージ20に向けて延伸する。アーム21およびアーム31は、直線状に延伸する。アーム21およびアーム31は、アーム21の全長がアーム31の全長よりも長くなるように形成されている。
複数のアーム21は、回転シャフト24の軸方向において互いに間隔を隔てて配置されている。複数のアーム31は、回転シャフト34の軸方向において互いに間隔を隔てて配置されている。複数のアーム31が、隣り合う複数のアーム21の間に位置決めされている。すなわち、櫛の歯状に延伸する複数のアーム21と複数のアーム31とが、互いに噛み合って配置されている。複数のアーム21と複数のアーム31とが互いに噛み合った状態で、隣り合うアーム21とアーム31との間には隙間が形成されている。アーム21およびアーム31は、基台52の開口に配置されている。
アーム21は、アームシャフト22およびローラ23を有して構成されている。同様に、アーム31は、アームシャフト32およびローラ33を有して構成されている。代表的にアーム21の構造について説明すると、アームシャフト22は、アーム21の延伸方向に延びる形状を有し、回転シャフト24に接続されている。ローラ23は、筒形状を有し、シャフト22の外周上に回転自在に嵌め合わされている。
なお、図1中では、シャフト22のほぼ全長に渡って延びるローラ23が示されているが、ローラ23が設けられる形態はこれに限定されず、たとえば、複数のローラ23が、互いに間隔を設けてシャフト22に嵌め合わされてもよい。
図3は、図1中の2点鎖線IIIで囲まれた範囲の解体装置を示す側面図である。図1および図3を参照して、パワーシリンダ41は、作業用ステージ20を中心軸101を中心に回動運動させるためのアクチュエータとして設けられている。パワーシリンダ41は、回転駆動源であるモータから入力された回転運動を送りねじを用いて直線運動に変換し、この直線運動を出力する。パワーシリンダ41と作業用ステージ20との間は、パワーシリンダ41から出力された運動を作業用ステージ20に伝達するための連結部材44により接続されている。
パワーシリンダ41は、回転支持部42および連結端部43を有して構成されている。パワーシリンダ41は、回転支持部42を支点に回転自在に支持されている。連結部材44の両端が、それぞれ連結端部43および回転シャフト24に接続されている。パワーシリンダ41から直線運動が出力されると、その運動が連結部材44を介して回転シャフト24に伝達される。この際、パワーシリンダ41が回転支持部42を支点に回動することによって、連結部材44の、中心軸101を中心とする半径方向の変位が吸収される。
パワーシリンダ41からの運動が回転シャフト24に伝達されることにより、作業用ステージ20は、中心軸101を中心に回動する。作業用ステージ20の回動に伴って、アーム21は、回転シャフト24を基準に上方に傾いた位置(アーム上昇位置)と、水平に延在する位置(アーム水平位置)と、下方に傾いた位置(アーム下降位置)との間で回動する。アーム21は、アーム上昇位置において回転シャフト24を基準に上方に0°よりも大きく90°よりも小さい範囲の角度で傾いて位置決めされ、アーム下降位置において下方に0°よりも大きく90°よりも小さい範囲の角度で傾いて位置決めされる。本実施の形態では、アーム21が、アーム上昇位置において回転シャフト24を基準に上方に30°傾いて位置決めされ、アーム下降位置において下方に40°傾いて位置決めされる。
図4は、図1中の2点鎖線IVで囲まれた範囲の解体装置を示す側面図である。図1および図4を参照して、パワーシリンダ46は、反転用ステージ30を中心軸102を中心に回動運動させるためのアクチュエータとして設けられている。パワーシリンダ46は、パワーシリンダ41と同様に直線運動を出力する。パワーシリンダ46と反転用ステージ30との間は、パワーシリンダ46から出力された運動を反転用ステージ30に伝達するための連結部材49により接続されている。
パワーシリンダ46は、回転支持部47および連結端部48を有して構成されている。パワーシリンダ46は、回転支持部47を支点に回動自在に支持されている。連結部材49の両端が、それぞれ連結端部48および回転シャフト34に接続されている。パワーシリンダ46から直線運動が出力されると、その運動が連結部材49を介して回転シャフト34に伝達される。この際、パワーシリンダ46が回転支持部47を支点に回動することによって、連結部材49の、中心軸102を中心とする半径方向の変位が吸収される。
パワーシリンダ46からの運動が回転シャフト34に伝達されることにより、反転用ステージ30は、中心軸102を中心に回動する。反転用ステージ30の回動に伴って、アーム31は、回転シャフト34を基準に水平に延在する位置(アーム水平位置)と、下方に傾いた位置(アーム下降位置)との間で回動する。アーム31は、アーム下降位置において回転シャフト34を基準に下方に0°よりも大きく90°よりも小さい範囲の角度で傾いて位置決めされる。本実施の形態では、アーム31が、アーム下降位置において回転シャフト34を基準に下方に60°傾いて位置決めされる。
図5は、図2中の解体装置の薄型テレビ反転時の状態を示す断面図である。図5を参照して、解体装置10には、表示ディスプレイが配置される表面200aと、その反対側に配置される背面200bとを有する薄型テレビ200が搭載されている。薄型テレビ200を反転させる際、作業用ステージ20のアーム21および反転用ステージ30のアーム31は、それぞれ、図3および図4中に示すアーム下降位置に位置決めされる。
作業用ステージ20は、薄型テレビ200が載置される載置面26を形成する。反転用ステージ30は、薄型テレビ200が載置面26に載置された状態から反転された状態で載置される載置面36を形成する。載置面26および載置面36は、それぞれ、複数のアーム21および複数のアーム31によって形成されている。より詳細に説明すれば、載置面26は、各アーム21の頂部に接し、複数のアーム21間に渡って延在する仮想上の平面により形成されている。載置面36は、各アーム31の頂部に接し、複数のアーム31間に渡って延在する仮想上の平面により形成されている。薄型テレビ200は、ローラ23およびローラ33上に載置される。
載置面26と載置面36とは、互いに交差するように形成されている。載置面26と載置面36とは、基台52の内側の空間で交差している。載置面26と載置面36とは、180°よりも小さい角度で交差する。より好ましくは、載置面26と載置面36とは、90°よりも小さい角度で交差する。本実施の形態では、載置面26と載置面36とが、80°の角度で交差している。作業用ステージ20および反転用ステージ30がそれぞれ中心軸101および中心軸102を中心に回動することにより、載置面26および載置面36の傾きが変化する。
解体装置10は、反転機構部としてのブレード61およびブレーキモータ63を有する。ブレード61は、回転支持部62を有して構成されている。回転支持部62は、基台52に対して回転自在に支持されている。回転支持部62には、減速機付きのブレーキモータ63が接続されている。ブレード61は、隣り合うアーム21の間の隙間に位置決めされている。ブレーキモータ63の駆動時、ブレード61が回転支持部62を支点に回動し、載置面26から突出する。これにより、載置面26に載置された薄型テレビ200が載置面36に向けて押し出され、結果、薄型テレビ200が反転された状態で載置面36に載置される。
この発明の実施の形態1における薄型テレビの解体装置10は、第1載置面としての載置面26を形成し、載置面26に薄型テレビ200が載置される第1ステージとしての作業用ステージ20と、載置面26に180°よりも小さい角度で交差する第2載置面としての載置面36を形成し、載置面36に、薄型テレビ200が載置面26に載置された状態から反転された状態で載置される第2ステージとしての反転用ステージ30とを備える。
続いて、図1中の解体装置10を用いて薄型テレビ200を解体する方法について説明する。図6は、図1中の解体装置を用いて薄型テレビを解体する方法の各工程を示す側面図である。
図6(A)を参照して、まず、作業用ステージ20および反転用ステージ30を回動させ、アーム21およびアーム31をアーム水平位置に位置決めする。このとき、載置面26および載置面36が、互いに重なって水平方向に延在するように形成される。背面200bが上方に配置された状態の薄型テレビ200を、ローラ23およびローラ33を回転させながら載置面26および載置面36上まで搬送する。
図6(B)を参照して、次に、作業用ステージ20を回動させ、アーム21をアーム上昇位置に位置決めする。この際、薄型テレビ200は、載置面26および載置面36に載置された状態から載置面26に載置された状態に移行し、背面200bが解体作業者を向くようにその姿勢を変える。解体作業者は、背面200b側から薄型テレビ200の解体作業を行なう。解体作業時に取り外したボルトやナット、クリップなどの部品を仮に落としたとしても、これらの部品は、複数のアーム21および複数のアーム31間の隙間を通じて基台52の底部52c(図2を参照のこと)に落下する。このため、ボルトやナット、クリップなどの部品の回収を容易に行なうことができる。
図6(C)を参照して、次に、作業用ステージ20を回動させ、アーム21をアーム水平位置に戻す。引き続き、作業用ステージ20および反転用ステージ30を回動させ、アーム21およびアーム31をアーム下降位置に位置決めする。この際、薄型テレビ200は、背面200bが上方に配置される状態で載置面26に載置されている。
図6(D)を参照して、次に、ブレーキモータ63を駆動させることにより、ブレード61を回転支持部62を支点に回動させる。これにより、載置面26に載置された薄型テレビ200を、ブレード61によって載置面36に向けて押し出しながら反転させる。薄型テレビ200は、表面200aが上方を向いた状態で載置面36に載置される。
このように作業用ステージ20と反転用ステージ30とを備えた解体装置10においては、薄型テレビ200を倒すだけの簡単な作業によって、薄型テレビ200を反転させることができる。特に、本実施の形態では、載置面26と載置面36とが90°よりも小さい角度で交差するため、反転時の薄型テレビ200の移動距離を短く設定し、薄型テレビ200をより簡単に反転させることができる。
また、本実施の形態では、アーム21およびアーム31が、アーム21の全長がアーム31の全長よりも長くなるように形成されている。このような構成により、アーム21およびアーム31をアーム下降位置に位置決めした状態において、載置面26と載置面36とがなす角度をより小さく設定しつつ、解体装置10の高さや幅が大きくなることを抑制できる。
図6(E)を参照して、次に、作業用ステージ20および反転用ステージ30を回動させ、アーム21およびアーム31をアーム水平位置に移動させる。この際、薄型テレビ200は、表面200aを上方に向けたまま、載置面36に載置された状態から載置面36および載置面26に載置された状態に移行する。
図6(F)を参照して、引き続き、作業用ステージ20を回動させ、アーム21をアーム上昇位置に位置決めする。この際、薄型テレビ200は、載置面26および載置面36に載置された状態から載置面26に載置された状態に移行し、表面200aが解体作業者を向くようにその姿勢を変える。解体作業者は、表面200a側から薄型テレビ200の解体作業を行なう。
この発明の実施の形態1における薄型テレビの解体方法は、作業用ステージ20を回動させ、アーム21をアーム上昇位置に位置決めした状態で、薄型テレビ200を一方の面としての背面200b側から解体する工程と、作業用ステージ20および反転用ステージ30を回動させ、アーム21およびアーム31をアーム下降位置まで移動させる工程と、アーム21およびアーム31をアーム下降位置に位置決めした状態で、薄型テレビ200を反転させながら載置面26から載置面36に移す工程と、作業用ステージ20および反転用ステージ30を回動させ、アーム21およびアーム31をアーム水平位置まで移動させる工程と、さらに作業用ステージ20を回動させ、アーム21をアーム上昇位置まで移動させる工程と、アーム21をアーム上昇位置に位置決めした状態で、薄型テレビ200を他方の面としての表面200a側から解体する工程とを備える。
薄型テレビの解体方法は、さらに、アーム21およびアーム31をアーム水平位置に位置決めした状態で、薄型テレビ200を載置面26および載置面36上まで搬送する工程を備える。
このように構成された、この発明の実施の形態1における薄型テレビの解体装置10および薄型テレビの解体方法によれば、薄型テレビ200の反転作業が簡単な作業によって行なわれるため、解体工程の内容に合わせて、薄型テレビ200の表面200aもしくは背面200bを解体作業者に向けることができる。これにより、薄型テレビ200の解体作業を効率的に行なうことができる。また、反転時に薄型テレビ200に大きな衝撃が加わることがないため、薄型テレビ200の表示ディスプレイに使用されているガラスが割れることを防止できる。また、薄型テレビ200が水銀を使用した蛍光管を備える場合であっても、蛍光管の破損を防止して水銀の漏洩を防ぐことができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、図1中の解体装置10を用いて薄型テレビを解体する方法について、より具体的な例を挙げて説明する。図7は、図1中の解体装置を用いて解体される薄型テレビの分解組み立て図である。
図7を参照して、薄型テレビ200は、液晶テレビであり、後キャビネット224、スタンド225、前キャビネット226、制御基板227および薄型パネルモジュール228を有する。後キャビネット224、スタンド225および制御基板227は、薄型パネルモジュール228に対して薄型テレビ200の背面200b側に配置され、前キャビネット226は、薄型パネルモジュール228に対して薄型テレビ200の表面200a側に配置されている。
薄型パネルモジュール228は、バックライトシャーシ組品257および薄型パネルユニット233(液晶ドライバー基板、プラスチックケース、ベゼル、パネルガラスなどから構成)を含んで構成されている。さらに、バックライトシャーシ組品257は、バックライトシャーシ229、反射シート230、バックライト(蛍光灯)231および光学系シート232(プリズムシート、拡散シートなどから構成)を含んで構成されている。
本発明において、「前キャビネット」とは、薄型テレビの表面側に配置される外箱を意味する。また、「薄型パネルモジュール」とは、少なくとも、薄型パネルユニットと、薄型パネルユニットと一体に組み合わされたバックライトシャーシ組品とを含む部品群を意味する。また、「薄型パネルユニット」とは、少なくとも、液晶材料や透明電極などが封入されたパネルガラスと、このパネルガラスと一体に組み合わされた部品とを含む部品群を意味する。また、「バックライトシャーシ組品」とは、少なくとも、薄型パネルユニットの背面に配置される光源であるバックライトと、このバックライトと一体に組み合わされた部品とを含む部品群を意味する。
図8は、図7中の薄型テレビを解体する方法の流れを示すフローチャート図である。図7および図8を参照しながら、薄型テレビ200を解体する工程を順を追って説明する。
[1]スタンドを取り外す工程(S101)
薄型テレビ200からスタンド225を取り外す。この際、図6(B)中に示すように、背面200bが解体作業者を向くように薄型テレビ200を傾斜させ、その状態の薄型テレビ200からスタンド225を取り外す。
スタンド225の具体的な取り外し方法としては、薄型テレビ200の本体とスタンド225とを締結するビスを、電動ドライバーなどを用いて手作業で外して、スタンド225を取り外す。スタンド225は、背面200b側から薄型パネルモジュール228にビスにより固定されている。このため、背面200bが解体作業者を向くように薄型テレビ200を傾斜させることにより、ビスの視認性が向上し、電動ドライバーなどを用いた解体時の作業時間を短縮させることができる。取り外されたスタンド225からは、含有されている金属およびプラスチックなどが回収され、再生利用される。なお、スタンドを備えていない薄型テレビを本発明における解体方法に適用する場合には、S101の工程は省略される。
[2]後キャビネットを取り外す工程(S102)
次に、薄型テレビ200の本体から、後キャビネット224を取り外す。この際、図6(B)中に示すように、背面200bが解体作業者側を向くように薄型テレビ200を傾斜させ、その状態の薄型テレビ200から後キャビネット224を取り外す。
後キャビネット224の具体的な取り外し方法としては、後キャビネット224と前キャビネット226とを留めているビスやスナップフィットを手作業で外して、後キャビネット224を取り外す。後キャビネット224は、背面200b側から前キャビネット226にビスにより固定されている。このため、薄型テレビ200の背面200bが解体作業者を向くように薄型テレビ200を傾斜させることにより、ビスの視認性が向上し、電動ドライバーなどを用いた解体時の作業効率を良好にできる。取り外された後キャビネット224は、素材ごとに分別され、元の素材へと再生利用される。
S102に示す工程の後、制御基板227および薄型パネルモジュール228が露出した状態の薄型テレビ200から、内部に蓄積した埃や塵などを除去する除塵工程を実施してもよい。
[3]制御基板を取り外す工程(ステップS103)
次に、薄型テレビ200の本体から、制御基板227を取り外す。この際、図6(B)中に示すように、背面200bが解体作業者側を向くように薄型テレビ200を傾斜させ、その状態の薄型テレビ200から制御基板227を取り外す。
制御基板227の具体的な取り外し方法としては、まず、電極間を結んでいるコネクタを外す、もしくはワイヤーハーネスを切断することによってワイヤーハーネスを外す。制御基板227を固定している締結部品を手作業で外し、制御基板227を取り外す。たとえば、ビスにより固定されている場合は、電動ドライバーなどを用いて、手作業でビスを取り外し、制御基板227を取り外す。制御基板227は、薄型テレビ200の背面200b側から、薄型パネルモジュール228にビスにより固定されている。このため、背面200bが解体作業者を向くように薄型テレビ200を傾斜させることにより、ビスの視認性が向上し、電動ドライバーなどを用いた解体時の作業効率を良好にできる。回収されたワイヤーハーネスに被覆を剥がすなどの処理を施すことよって、銅などの金属が再生利用される。また、取り外された制御基板227からは、銅などの金属が再生利用される。
[4]前キャビネットと薄型パネルモジュールとを分離する工程(S104)
次に、前キャビネット226と薄型パネルモジュール228とを分離する。この際、まず、図6(B)中に示すように、背面200bが解体作業者側を向くように薄型テレビ200を傾斜させ、その状態の薄型テレビ200から前キャビネット226と薄型パネルモジュール228とを固定する締結部材を取り外す。具体的な方法としては、前キャビネット226と薄型パネルモジュール228とを固定しているビスやスナップフィットなどを手作業で外す。前キャビネット226は、背面200b側から薄型パネルモジュール228にビスやスナップフィットにより固定されている。このため、背面200bが解体作業者を向くように薄型テレビ200を傾斜させることにより、ビスの視認性が向上し、電動ドライバーなどを用いた解体時の作業効率が良好にできる。
その後、図6(C)〜図6(E)に示す工程に従うことにより、薄型テレビ200を反転させ、表面200aが上方を向いた状態で薄型テレビ200が載置面26および載置面36に載置される状態を得る。この状態で、薄型パネルモジュール228を載置面26および載置面36に残したまま、前キャビネット226を薄型パネルモジュール228から分離する。分離された前キャビネット226は、素材ごとに分別され、元の素材へ再生利用される。
[5]薄型パネルモジュールを、バックライトシャーシ組品と薄型パネルユニットとに分離する工程(S105)
図9は、図8中のS104に示す工程で得られる薄型パネルモジュールを示す断面図である。図9を参照して、薄型パネルモジュール228の構造についてまず説明すると、バックライトシャーシ組品257は、薄型パネルユニット233に対して薄型テレビ200の背面200b側から組み合わされている。バックライトシャーシ組品257および薄型パネルユニット233の側方を取り囲むように、枠型のベゼル258が配置されている。ベゼル258は、薄型テレビ200の表面200a側からビスやスナップフィット259により薄型パネルユニット233に固定されている。
S105に示す工程においては、薄型パネルモジュール228を、バックライトシャーシ組品257と薄型パネルユニット233とに分離する。この際、まず、図6(F)中に示すように、表面200aが解体作業者を向くように薄型テレビ200を傾斜させ、その状態の薄型テレビ200からベゼル258を取り外す。上述の通り、ベゼル258は、表面200a側からビスやスナップフィット259により固定されている。このため、表面200aが解体作業者を向くように薄型テレビ200を傾斜させることにより、ビスやスナップフィット259の位置をすばやく認識でき、解体時間を短縮させることができる。また、解体作業者の姿勢を保つことができ、作業効率が向上させることができる。その後、バックライトシャーシ組品257を載置面26に残したまま、薄型パネルユニット233をバックライトシャーシ組品257から分離する。分離された薄型パネルユニット233は、液晶ドライバー基板、プラスチックケースおよびパネルガラスにさらに分解される。解体装置10の使用により、パネルガラスを破損させることなく分離できる。このため、パネルガラスを切断して液晶を回収した後、薄膜を除去し、金属粉から金属を回収し、さらにガラスを破砕して、硅石代替として非鉄精錬でリサイクルすることも可能である。
[6]バックライトシャーシ組品を解体する工程(S106)
図10は、図8中のS105に示す工程で得られるバックライトシャーシ組品を示す断面図である。図10を参照して、まずバックライトシャーシ組品257の構造について説明すると、バックライトシャーシ229は、バックライト231から発せられた光を薄型パネルユニット233に向けて取り出すため、薄型テレビ200の表面200a側に開口する箱形状を有する。反射シート230、バックライト231および光学系シート232が、バックライトシャーシ229の内側に配置されている。薄型テレビ200の背面200b側からバックライトシャーシ229に、バックライト保持部材としてのバックライトクリップ261が挿入されている。このバックライトクリップ261によって、バックライトシャーシ229がバックライトシャーシ229内部で保持されている。
S106に示す工程においては、バックライトシャーシ組品257を解体する。この際、図6(B)中に示すように、背面200bが解体作業者を向くように薄型テレビ200を傾斜させ、バックライトシャーシ組品257を解体する。より具体的な方法としては、たとえばカッター、ニッパなどの刃物などの切断手段を用いて、バックライトクリップ261の係止部分(バックライトシャーシ229の外側に露出する部分)を切断し、バックライトクリップ261を取り外す。また、グラインダー、ブラストなどの研磨手段を用いてバックライトクリップ261の係止部分を研磨除去するようにしてもよい。バックライトシャーシ229から取り出されたバックライト231から、バックライトクリップ261を取り外し、適切な処理を施すことによって、バックライト231内部に封入された水銀と、ガラスとを回収する。
なお、S106に示す工程は、本発明における解体方法において必須の工程ではない。水銀による健康被害を考慮し、図1中の解体装置10に替えて、薄型テレビ200を覆うフードや、フード内の空気を排気する排気装置をさらに備えた解体装置によりS106に示す工程を実施してもよい。
この発明の実施の形態2における薄型テレビの解体方法は、薄型テレビ200の背面200b側が解体作業者側を向くように薄型テレビ200を傾斜させ、その状態の薄型テレビ200からキャビネット締結用の締結部材としてのビス、スナップフィットを取り外す工程と、ビス、スナップフィットが取り外された薄型テレビ200を反転する工程と、薄型テレビ200を反転する工程の後、薄型テレビ200から前キャビネット226を分離し、薄型パネルモジュール228を得る工程(ここまでの工程がS104)と、薄型テレビ200の表面200a側が解体作業者側を向くように薄型パネルモジュール228を傾斜させ、その状態の薄型パネルモジュール228から薄型パネルユニット233を分離し、バックライトシャーシ組品257を得る工程(S105)とを備える。
このように構成された、この発明の実施の形態2における薄型テレビの解体方法によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1における薄型テレビの解体装置を示す平面図である。 図1中のII−II線上に沿った解体装置の断面図である。 図1中の2点鎖線IIIで囲まれた範囲の解体装置を示す側面図である。 図1中の2点鎖線IVで囲まれた範囲の解体装置を示す側面図である。 図2中の解体装置の薄型テレビ反転時の状態を示す断面図である。 図1中の解体装置を用いて薄型テレビを解体する方法の各工程を示す側面図である。 図1中の解体装置を用いて解体される薄型テレビの分解組み立て図である。 図7中の薄型テレビを解体する方法の流れを示すフローチャート図である。 図8中のS104に示す工程で得られる薄型パネルモジュールを示す断面図である。 図8中のS105に示す工程で得られるバックライトシャーシ組品を示す断面図である。
符号の説明
10 解体装置、20 作業用ステージ、21,31 アーム、23,33 ローラ、24,34 回転シャフト、26,36 載置面、30 反転用ステージ、200 薄型テレビ,200a 表面、200b 背面、226 前キャビネット、228 薄型パネルモジュール、233 薄型パネルユニット、257 バックライトシャーシ組品。

Claims (6)

  1. 第1載置面を形成し、前記第1載置面に薄型テレビが載置される第1ステージと、
    前記第1載置面に180°よりも小さい角度で交差する第2載置面を形成し、前記第2載置面に、薄型テレビが前記第1載置面に載置された状態から反転された状態で載置される第2ステージとを備える、薄型テレビの解体装置。
  2. 前記第1載置面と前記第2載置面とは、90°よりも小さい角度で交差する、請求項1に記載の薄型テレビの解体装置。
  3. 前記第1ステージおよび前記第2ステージは、それぞれ、回転自在に支持された第1支持部および第2支持部を有し、
    前記第1ステージおよび前記第2ステージがそれぞれ前記第1支持部および前記第2支持部を支点に回動することにより、前記第1載置面および前記第2載置面の傾きが変化する、請求項1または2に記載の薄型テレビの解体装置。
  4. 前記第1ステージは、前記第2ステージに向けて延伸し、互いに間隔を隔てて設けられた複数の第1延伸部を有し、
    前記第2ステージは、前記第1ステージに向けて延伸し、互いに間隔を隔てて設けられ、隣り合う前記複数の第1延伸部の間にそれぞれ配置される複数の第2延伸部を有し、
    前記第1載置面および前記第2載置面は、それぞれ、前記複数の第1延伸部および前記複数の第2延伸部により形成される、請求項1から3のいずれか1項に記載の薄型テレビの解体装置。
  5. 前記複数の第1延伸部および前記複数の第2延伸部の各々は、その延伸方向に延びる軸を中心に回転可能に設けられ、薄型テレビが載置されるローラを含む、請求項4に記載の薄型テレビの解体装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の解体装置を用いた薄型テレビの解体方法であって、
    薄型テレビの背面側が解体作業者を向くように薄型テレビを傾斜させ、その状態の薄型テレビからキャビネット締結用の締結部材を取り外す工程と、
    前記締結部材が取り外された薄型テレビを反転する工程と、
    前記薄型テレビを反転する工程の後、薄型テレビから前キャビネットを分離し、薄型パネルモジュールを得る工程と、
    薄型テレビの表面側が解体作業者を向くように薄型パネルモジュールを傾斜させ、その状態の薄型パネルモジュールから薄型パネルユニットを分離し、バックライトシャーシ組品を得る工程とを備える、薄型テレビの解体方法。
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