JP2009254922A - 薄型テレビの解体装置および解体方法 - Google Patents

薄型テレビの解体装置および解体方法 Download PDF

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雅信 谷川
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Abstract

【課題】資源の有効利用を図ることができる効率的な薄型テレビの解体を可能とするための解体装置および解体方法を提供する。
【解決手段】薄型テレビを固定するための固定手段と、薄型テレビを回転させるための回転手段と、薄型テレビを傾斜させるための傾斜手段とを備える薄型テレビの解体装置、ならびに、薄型テレビからキャビネットを分離して薄型パネルモジュールを得る工程と、制御基板を取り外す工程と、薄型パネルモジュールをバックライトシャーシ組品と薄型パネルユニットとに分離する工程と、バックライトシャーシ組品を解体する工程とを含む薄型テレビの解体方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、薄型テレビの解体装置および解体方法に関し、リサイクルプラントでの廃棄された薄型テレビの解体に特に有効な解体装置および解体方法に関する。
近年、わが国では所得水準の向上に伴い、エアコンディショナ(エアコン)、テレビジョン受信機(テレビ)、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの家電製品、パーソナルコンピュータ(パソコン)、ワードプロセッサなどの情報機器、プリンタ、ファックスなどの事務用機器、その他の各種の家具、文具、玩具などが、一般家庭に高い普及率で備えられるようになっており、家庭生活における利便性は飛躍的に向上しつつある。その結果、これらの家電製品をはじめとする製品の廃棄量も年々増加する傾向にある。
加えて、社会における生産・消費活動全般について一般廃棄物や産業廃棄物が増加し、不法投棄や埋立地逼迫などの地球環境問題が注目を集め、これまでの大量生産、大量消費、大量廃棄型の経済システムから資源循環型経済システムへの転換が社会的に重要な課題となってきている。
上記のような状況を受け、2001年4月より家電リサイクル法が施行された。ここで、エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の家電4品目(以下、「家電4品目」と略記する)のリサイクルが義務付けられ、また、それぞれの製品の再商品化率については、エアコン60%以上、テレビ55%以上、冷蔵庫50%以上、洗濯機50%以上の法定基準値が定められている。
これら家電4品目においては、関係者の鋭意努力のもと、法律施行当初に比べリサイクルが格段に進んでいる。現在、家電4品目に使用されている鉄、銅、アルミなどの金属はもとより、プラスチックについてもリサイクルが拡大しつつある。また、テレビにおいては、ブラウン管表示装置のブラウン管ガラスを切断して電子銃や蛍光体を除去した後、ガラスカレットとして元のブラウン管用ガラスに再生使用するリサイクル技術が既に実用化されている。
家電製品に含まれる金属、プラスチックおよびガラスなどの素材のリサイクルに際しては、まず、様々な部品・材料から構成されている家電製品の廃棄物を手解体などで解体し、部品・材料ごとに回収し、素材ごとに分別した後、元の素材として再生利用する方法が一般的である。
たとえば、廃ブラウン管テレビの場合には、主に、(1)後キャビネットの取り外し工程、(2)ワイヤーハーネスの取り外し工程、(3)制御基板の取り外し工程、(4)前キャビネットの取り外し工程、(5)電子銃の取り外し工程、(6)ブラウン管前後のガラスの分離工程、(7)ブラウン管ガラスの粉砕工程、という一連の工程により、手解体されている。回収された部品・材料は素材ごとに分別され、それぞれ適した方法で元の素材へ再生される。たとえば、キャビネット用プラスチック、ワイヤーハーネスおよび制御基板に含まれる金属、ブラウン管ガラスなどが再生利用されている。
ところで、近年、表示部品として液晶パネル、プラズマディスプレイパネル(PDP)、有機ELパネル、電解放出型ディスプレイパネルなどの薄型パネルのユニット(薄型パネルユニット)を搭載した薄型テレビの需要が、省電力、省スペース、軽量かつデジタル放送の受像に適するといった特性から、近年の地球環境問題への関心の高まり、ならびにテレビ放送のデジタル化と相俟って、急激に増加している。特に、大型の薄型パネルユニットを搭載した大画面薄型テレビの需要が劇的に増加している。これに伴い、薄型テレビの廃棄量も今後急激に増加していくことが予想され、リサイクル活動などの環境活動において、リサイクル性向上などの要求が高くなってきている。
ところが、薄型テレビは比較的新しい製品であること、また、現状は比較的廃棄物の量が少ないこともあり、上述したブラウン管テレビのような適切なリサイクルは実用化されていない。廃棄された薄型テレビは廃棄物の処理施設で破砕されて、シュレッダーダストなどとともに埋立処理あるいは焼却処理されているのが現状である。
加えて液晶パネルやプラズマディスプレイパネルなどを搭載した薄型テレビにおいては、近い将来、家電リサイクル法の適用品目として追加される動きもある。このような背景から、薄型テレビのリサイクル技術の開発は急務となっている。
薄型テレビのうち液晶テレビの解体を容易にする方法として、たとえば特開2004−342550号公報(特許文献1)には、バックライト(蛍光灯)、インバータ基板、ランプ支持枠などをユニット化し、容易に組立、解体可能なバックライト構造が開示されている。
また、特開2001−305502号公報(特許文献2)には、液晶テレビの液晶パネルに用いられる液晶、金属材料およびパネルガラスのリサイクルの方法として、液晶パネルを切断して液晶を回収した後、薄膜を除去し金属粉から金属を回収し、さらにガラスを破砕し、非鉄精錬の珪石代替材料として利用する方法が開示されている。しかしながら、特許文献2には、液晶パネルをリサイクルするための液晶テレビの解体方法および解体装置などについては記載されていない。
さらに、特開平6−168253号公報(特許文献3)には、薄型テレビ製品の一部に解体方法や使用材料情報をバーコードで表示して、リサイクルプラントで解体される際に、解体ライン入口でバーコードなどを読み取り、解体作業を展開する方法およびシステムが開示されている。
しかしながら、上述した特許文献1〜3に開示された方法および装置には、薄型テレビの具体的な解体方法については、明示されておらず、効率的な解体方法が確立されていない。
さらに、薄型テレビは、その表示原理のため、液晶駆動用IC、インバータ回路、画像処理回路などに電子部品を多数搭載しており、プリント基板の数が増大傾向にある。また、放熱用ファン、電磁波シールド、補強用の部品などが多数使用されているため、従来のブラウン管テレビと比較し、締結用のビスの数量が劇的に多くなっている。そのため、薄型テレビの解体に際しては、効率的な締結ビスの取り外しが課題となる。
また、昨今のテレビの大画面化への要望に伴い、薄型テレビの画面寸法および重量も劇的に大きくなっており、解体作業時の薄型テレビの移動、回転などの取り回しが課題となる。加えて、薄型テレビは、その表示原理および搭載されている部品の増大から、解体時の移動、回転、方向転換、表裏反転などの取り回し機会が多くなっている。
また、薄型テレビは、ディスプレイ部に使用されているガラスが、従来のブラウン管テレビのガラスに比べ非常に薄く、割れやすい。ガラスの再利用、作業安全性の観点から、解体作業時の衝撃などによりガラスを割らない解体装置および解体方法が必要とされている。また、薄型テレビの中には、光源の蛍光管に有害物質である水銀を使用しているものがある。したがって、衝撃などにより、蛍光管を破損することに伴う水銀の漏洩を防ぐ必要がある。
たとえば特開平10−263518号公報(特許文献4)には、廃棄テレビの解体装置として、搬送パレットと、搬送パレットを搬送する第一の搬送コンベヤと、解体した部材を搬送する第二の搬送コンベヤと、第一の搬送コンベヤの近傍に配置された傾斜可能な作業台と、廃棄テレビに付着した塵埃をエアーシャワーで取り除くクリーニング装置とを備えた解体装置が開示されている。
しかしながら、上述した特許文献4に開示された装置および方法は、主にブラウン管テレビのような構造が簡単で、奥行きがある電子機器を対象とした装置および方法となっており、薄型テレビのような、ビスが多く、構造が複雑で、薄型の電子機器へ対応していない。
特開2004−342550号公報 特開2001−305502号公報 特開平6−168253号公報 特開平10−263518号公報
薄型テレビは、省電力・省資源に貢献でき、デジタル放送の受像に適したテレビ受像機であるので、地球環境問題への注目が高まり、テレビ放送のデジタル化に伴って、急激に生産量が増大するとともに、その表示面積も大型化することが予測され、これに伴って、今後、廃棄される薄型テレビも、数・量ともに急激に増大すると予想される。
薄型テレビは、プラスチックの他に、ガラス、金属といった部品・材料から構成されている。薄型テレビを適切に解体し、部品・材料ごとに回収した後、部品・材料を素材ごとに分別することにより元の素材へ再生利用し、資源の有効利用を図ることが可能である。
従来では、薄型テレビのリサイクルのための適切な解体方法が確立されておらず、ブラウン管テレビその他の家電製品や部品と比較して技術確立などが遅れているのが実情である。したがって、今後、廃棄される薄型テレビの増加に備えたリサイクルのための解体方法の確立が早急に要求される。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、資源の有効利用を図ることができる効率的な薄型テレビの解体を可能とするための解体装置および解体方法を提供することである。
本発明の薄型テレビの解体装置は、薄型テレビを固定するための固定手段と、薄型テレビを回転させるための回転手段と、薄型テレビを傾斜させるための傾斜手段とを備えることを特徴とする。
本発明の薄型テレビの解体装置は、薄型テレビの位置を昇降させる昇降手段をさらに備えることが好ましい。
本発明の薄型テレビの解体装置における固定手段は、吸着パッドで薄型テレビのディスプレイ面を吸着することにより解体装置に固定する構造を有するか、または、薄型テレビのキャビネット部分をクランプ治具により挟み込んで解体装置に固定する構造を有することが好ましい。
本発明の薄型テレビの解体装置は、薄型テレビの内部に蓄積した、埃、塵などを除去するための除塵手段をさらに備えることが好ましい。
本発明の薄型テレビの解体装置はまた、薄型テレビを解体して得られるバックライトシャーシ組品の開口部が上面を向いた状態から下面を向いた状態へと上下反転させるためのバックライトシャーシ反転手段をさらに備えることが好ましい。
また本発明の薄型テレビの解体装置は、水銀を排気するための手段をさらに備えることが好ましい。
また、本発明の薄型テレビの解体装置は、薄型テレビを載置するためのステージをさらに備えることが好ましい。
本発明はまた、薄型テレビからキャビネットを分離して薄型パネルモジュールを得る工程と、制御基板を取り外す工程と、薄型パネルモジュールをバックライトシャーシ組品と薄型パネルユニットとに分離する工程と、バックライトシャーシ組品を解体する工程とを含む薄型テレビの解体方法についても提供する。
本発明の薄型テレビの解体方法は、上述した本発明の薄型テレビの解体装置を用いて、固定手段により薄型テレビを解体装置に固定し、傾斜手段により薄型テレビの背面が解体作業従事者側を向くように傾斜させた状態で解体することで、薄型テレビからキャビネットを分離して薄型パネルモジュールを得る工程、制御基板を取り外す工程、ならびに、薄型パネルモジュールをバックライトシャーシ組品と薄型パネルユニットとに分離する工程を行うことが好ましい。
本発明の薄型テレビの解体装置および解体方法によれば、薄型テレビのビスを効率的に取り外すことができ、解体時間を短縮することができるとともに、解体作業時に薄型テレビのディスプレイに用いられたガラスが割れることがなく、ガラスが再利用でき、安全な作業が可能となる。さらに、本発明の薄型テレビの解体装置および解体方法によれば、光源に用いられている蛍光管を破損せず、薄型テレビを解体することが可能となり、有害物質である水銀を拡散させることがない。
図1は、本発明の好ましい一例の薄型テレビの解体装置1を模式的に示す図である。本発明の薄型テレビの解体装置1は、図1に示す例のように、薄型テレビTを固定するための固定手段2と、薄型テレビTを回転させるための回転手段3と、薄型テレビTを傾斜させるための傾斜手段4とを基本的に備える。このような本発明の薄型テレビの解体装置1によれば、傾斜手段4を備えることで、薄型テレビTを傾斜させることができるため、解体作業に従事する者(解体作業従事者)がビスを認識しやすく、また、解体作業従事者の姿勢が安定し、疲労による作業効率の低下を防ぎ、解体時間も短縮される。また、回転手段3を備えることで、薄型テレビの配置を作業に最適な状態へと自在に操ることが可能となり、作業効率が向上するとともに、薄型テレビのディスプレイに用いられたガラスに衝撃が加わることがなく、ガラスの再利用に適した安全な作業が可能となる。
特に、昨今のテレビの大画面化への要望に伴い、薄型テレビの画面寸法および重量も劇的に大きくなっており、解体作業時の薄型テレビの移動、回転などの取り回しが課題となる。加えて、薄型テレビは、その表示原理および搭載されている部品の増大から、解体時の移動、回転、方向転換、表裏反転などの取り回し機会が多くなっている。このような観点からも、本発明の薄型テレビの解体装置は、上述したように回転手段3および傾斜手段4を備えることにより、従来公知の作業台上で手作業で重量の大きい薄型テレビを取り扱う場合に比べ、移動、回転、方向転換などの作業が容易となり、作業効率が向上する。
図2は、本発明の薄型テレビの解体装置における好ましい第1の例の固定手段を模式的に示す斜視図である。本発明における固定手段は、たとえば、図2に示す例のように、吸着パッド6で薄型テレビTのディスプレイ面を吸着することにより解体装置1に固定する構造を有するように実現されてなることが好ましい。吸着パッド6としては、たとえば真空吸着し得る従来公知の適宜の吸着パッドが好適に用いられる。固定手段2がこのような構造を有するように実現されることで、薄型テレビTの本体から、キャビネットなどの部材が取り外された場合でも、薄型テレビTのディスプレイ面を吸着しているため、固定を解除することなく、部材を取り外し回収することが可能となるという利点がある。
また図3は、本発明の薄型テレビの解体装置における好ましい第2の例の固定手段を模式的に示す斜視図である。本発明における固定手段はまた、たとえば図3に示す例のように、薄型テレビTのキャビネット部分をクランプ治具7により挟み込んで解体装置Tに固定(クランプ)する構造を有するように実現されていてもよい。クランプ冶具7は、図3に示す例のように、エアーやモータなどの駆動手段により、薄型テレビTのキャビネットの前面および背面から圧力を加えることにより、薄型テレビTのキャビネット部分を挟み込むようにすることが好ましい。
また、図4は、本発明の薄型テレビの解体装置における好ましい第3の例の固定手段を模式的に示す斜視図である。本発明における固定手段は、図4に示す例のように、薄型テレビTの2辺を側面から治具8で挟み込むように圧力を印加することで固定するようにして実現されてもよい。
なお、後述するように薄型テレビ1からキャビネット(後キャビネットおよび前キャビネット)を取り外した後には、一旦固定手段による薄型テレビの固定を解除し、キャビネットを回収した後、再度バックライトシャーシを上述と同様に固定するのが好ましい。
また、薄型テレビのキャビネットやバックライトシャーシなどの部材の材質に鋼板などの鉄を主成分とする磁性材料を使用している場合には、磁性材料部分をマグネットにより吸着し解体装置に固定するように実現することも可能である。このように固定手段を実現することで、ディスプレイ面に使用されているガラスに衝撃が加わることがなく、解体作業時にガラスが破損することを防ぐことができるという利点がある。
本発明の薄型テレビの解体装置1における回転手段3としては、薄型テレビTを回転させ得る構成であれば特に制限されるものではなく、たとえば電動モーターにより直接回転軸を駆動させる構成、回転軸を設けて手動で回転軸を中心に回転させる構成などを挙げることができる。中でも、回転速度の向上の観点から、電動モーターにより直接回転軸を駆動させるというような構成により回転手段3を実現することが好ましい。
本発明の薄型テレビの解体装置における傾斜手段4は、図1に示すように、吸着パッドがロボットアームに連結しており、ロボットアームが軸を中心に折れ曲がるなどの従来公知の可動方式による構成が好適に採用できる。
ここで、図5は、本発明の薄型テレビの解体装置における好ましい他の例の傾斜手段を模式的に示す図である。固定手段2が上述したように薄型テレビTのキャビネット部分をクランプ治具7により挟み込んで解体装置Tに固定する構造を有するように実現される場合には、クランプ治具7が図5に示す回転軸9を軸として回転する構成が好ましい。これにより、図5(a)に示す状態から、図5(b)に示す状態へと容易に傾斜させることができる。
また、本発明の薄型テレビの解体装置は、図1に示す例のように、薄型テレビTの位置を昇降させる昇降手段5を備えるのがより好ましい。薄型テレビは、その表示原理のため、液晶駆動用IC、インバータ回路、画像処理回路などに電子部品を多数搭載しており、プリント基板の数が増大傾向にある。また、放熱用ファン、電磁波シールド、補強用の部品などが多数使用されているため、従来のブラウン管テレビと比較し、締結用のビスの数量が劇的に多くなっている。また、その構成も複雑でビスの位置を認知するのに時間を要する。そのため、上述した傾斜手段4に加え、薄型テレビTの位置を昇降させる昇降手段5をさらに備えることで、薄型テレビTをより自在に配置することが可能となるため、解体作業従事者の身長、姿勢に合わせて薄型テレビTを配置した状態で作業を行うことができるようになる。これにより、複雑な構成の薄型テレビのビスの視認性が向上し、ビスの認知が容易となり、ビスの取り外し時間を短縮することができ、解体作業の効率化が可能となる。
昇降手段5としては、エアーシリンダー、油圧シリンダー、電動モータなどの従来公知の動作手段を備えたものが好ましい。これにより、すばやく昇降させることが可能となり、後述する一連の解体作業時間が短縮するという効果が奏される。また、動作手段を備えず、可動部分のみを設けて、手動で昇降し、薄型テレビをある向きにおいて係止することができるストッパを設けた構造にて昇降手段を実現するようにしてもよい。
また本発明の薄型テレビの解体装置は、薄型テレビを載置するためのステージをさらに備えていることが好ましい。このようにステージをさらに備えることで、薄型テレビの載置が安定し、ディスプレイ部のガラスの破損を防ぐことが可能となる。図6は、本発明の薄型テレビの解体装置に好適に用いられるステージ10を模式的に示す図である。図6に示すようにステージ10を備える場合、本発明の薄型テレビの解体装置における傾斜手段は、たとえばエアーシリンダーなどによって薄型テレビを載置したステージを傾斜させることによるものでもよい。またこの場合、回転手段は、図5に示した例と同様に、ステージを回転させることによるものでよく、また、固定手段は、ステージ上に設けられた吸着パッドにより、真空吸着しステージに固定する構造でもよい。
図7は、本発明の薄型テレビの解体装置が、除塵手段12をさらに備える例を模式的に示す図である。本発明の薄型テレビの解体装置は、たとえば図7に示すような、薄型テレビの内部に蓄積した、埃、塵などを除去するための除塵手段12をさらに備えることが好ましい。除塵手段12により薄型テレビTの内部に蓄積した、埃、塵などを除去することで、解体作業従事者の塵肺などの健康被害を防ぐことが可能となる。図7に示す例の除塵手段12は、高圧空気が吹出す吹出部13、薄型テレビTを覆うように設けられたフード14および吸引部15を備え、この吹出部13と吸引部15で薄型テレビTの内部に蓄積した埃、塵などを吹飛ばし配管に送り込んで排気するように構成されている。吹出部13には、従来公知の適宜のコンプレッサ16などを連結しておき、高圧空気が吹き出すようにする。吸引部15には、従来公知のポンプ17などを連結しておき、薄型テレビTの上方の空気を吸い込ませるようにする。なお、吸引部15は、後述の水銀排気手段と共通の構成とすることができる。
また図8は、本発明の薄型テレビの解体装置におけるバックライトシャーシ反転手段18を模式的に示す斜視図である。本発明の薄型テレビの解体装置は、たとえば図8に示すような、薄型テレビTを解体して得られるバックライトシャーシ組品の開口部が上面を向いた状態から下面を向いた状態へと上下反転させるためのバックライトシャーシ反転手段18をさらに備えることが好ましい。このようなバックライトシャーシ反転手段18により、薄型テレビTの画面表示部(バックライトシャーシ組品の開口部)が上面を向いた状態(図8(a)に示す状態)から、下面を向いた状態(図8(b)に示す状態)へ上下反転させる。これにより、後述する本発明の薄型テレビの解体装置を用いた薄型テレビの解体方法におけるバックライトシャーシ組品を解体する工程において、当該バックライトシャーシ反転手段18を用いて、バックライトシャーシ組品の開口部を下方に配置した状態に反転させ、バックライト19をバックライトシャーシ20から取り外すことが可能となる。薄型テレビTにおいて、バックライト19は、通常、バックライト保持手段(たとえば、バックライトクリップ)を介して、バックライトシャーシ20に保持される。そして、バックライト保持手段は、バックライトシャーシ20の外側において、係止部分(たとえば、バックライトクリップのつめ)で係止されて、抜け落ちないように保持されている。したがって、バックライト保持手段のバックライトシャーシへの係止を外すための冶具をバックライトシャーシの外側から作用させることで、バックライトシャーシ組品の開口部を下方に配置した状態で、バックライトに触れることなく、バックライトをバックライトシャーシから取り外すことが可能となる。
バックライトシャーシ反転手段18は、図8(a)、図8(b)に示すように、バックライトシャーシをクランプ冶具7により挟み込むことによりバックライトシャーシ組品を固定し、バックライトシャーシを反転させる構成でよい。また、固定手段として図2に示した例のような吸着パッド6を用いた場合には、後述する本発明の薄型テレビの解体装置を用いた薄型テレビの解体方法における薄型パネルモジュールをバックライトシャーシ組品と薄型パネルユニットとに分離する工程において、バックライトシャーシ組品が分離回収されるため、リフト手段によりバックライトシャーシを持ち上げ、再度反転手段への固定を行うようにすることが好ましい。また、本発明の薄型テレビの解体装置が図6に示した例のようにステージを備える場合も同様に、リフト手段により持ち上げ、再度反転手段への固定を行う構成とすることが好ましい。
図9は、本発明の薄型テレビの解体装置が、水銀排気手段22をさらに備える例を模式的に示す図である。本発明の薄型テレビの解体装置は、水銀を排気するための手段として、たとえば図9に示すような、薄型テレビの上方の空気を下方へと吸引し、吸引した空気を水銀捕捉手段を通過させて排気する排気機構を備えることが好ましい。図9に示す例の水銀排気手段22は、上述した図7に示した例の除塵手段12と同様に、高圧空気が吹出す吹出部13と、薄型テレビTを覆うように設けられたフード14および吸引部15を備え、この吸引部15で薄型テレビTの上方の空気を下方へと吸引して配管に送り込んで排気するように構成されている。水銀排気手段22には、従来公知の適宜のポンプ17などを連結しておき、吸引部15から薄型テレビTの上方の空気を吸い込ませるようにする。また配管の中途には、水銀蒸気を吸着して空気を浄化し得る水銀捕捉手段23が設けられる。水銀捕捉手段23としては、たとえば活性炭フィルタを用いることができ、具体的には、活性炭量50〜60リットルの、流量20〜30m3/分で浄化し得る活性炭フィルタを好適に用いることができる。この場合には、解体作業中に破損したバックライトから発生した水銀蒸気は、大気に排気されるときには500分の1程度の水銀濃度に浄化される。このような水銀排気手段22を備えることによって、解体作業中にバックライトが破損してしまい水銀蒸気が漏れ出た場合であっても、吸引部15でこの水銀蒸気を含む空気を吸引して、水銀捕捉手段23を通過させた上で強制的に排気することで、水銀蒸気が作業エリアに滞留せず、解体作業従事者に著しい健康被害を及ぼす虞を少なくできる。
また、本発明の薄型テレビの解体装置は、薄型テレビTを持ち上げるためのリフト手段を備えていてもよい。薄型テレビTから構成部材を取り外した場合、大型部材を取り外すために、キャビネット、バックライトシャーシ組品、薄型パネルユニットなどの重量の大きい構成部材を持ち上げる必要があるが、当該リフト手段によりこのような構成部材を持ち上げるようにすることで、解体作業従事者への負担が軽減される。また、落下などによりディスプレイ部分のガラスの破損を防ぐことができる。
また、本発明の薄型テレビの解体装置は、薄型テレビを固定するための固定手段2、薄型テレビを回転させるための回転手段3、薄型テレビを傾斜させるための傾斜手段4、除塵手段を含んで構成されるテレビ解体装置部と、薄型テレビを反転するための反転手段と水銀排気装置を備えた、バックライト解体装置部との二つの部分からなる構成でもよい。
ここで、図10は、本発明の薄型テレビの解体方法の好ましい一例を示すフローチャートである。本発明は、薄型テレビからキャビネットを分離して薄型パネルモジュールを得る工程と、制御基板を取り外す工程と、薄型パネルモジュールをバックライトシャーシ組品と薄型パネルユニットとに分離する工程と、バックライトシャーシ組品を解体する工程とを含む薄型テレビの解体方法についても提供する。図1には、スタンドを取り外す工程(ステップS1)と、後キャビネットを取り外す工程(ステップS2)と、除塵工程(ステップS3)と、制御基板を取り外す工程(ステップS4)と、前キャビネットと薄型パネルモジュールとを分離する工程(ステップS5)と、薄型パネルモジュールをバックライトシャーシ組品と薄型パネルユニットとに分離する工程(ステップS6)と、バックライトシャーシ組品を解体する工程(ステップS7)とを含む場合が示されている。本発明の薄型テレビの解体方法は、この図1に示す各工程のうち、薄型テレビからキャビネット(後キャビネットおよび前キャビネット)を分離して薄型パネルモジュールを得る工程(ステップS2およびステップS5)と、制御基板を取り外す工程(ステップS4)と、薄型パネルモジュールをバックライトシャーシ組品と薄型パネルユニットとに分離する工程(ステップS6)と、バックライトシャーシ組品を解体する工程(ステップS7)とを含んでいればよいが、図1に示す例のように、後キャビネットを取り外す工程(ステップS2)の前にスタンドを取り外す工程(ステップS1)を含み、また、後キャビネットを取り外す工程(ステップS2)と制御基板を取り外す工程(ステップS4)との間に、除塵工程(ステップS3)をさらに含むことが好ましい。
このような本発明の薄型テレビの解体方法によって、薄型テレビの外側から順に部品・材料ごと取り出して解体する手順を採ることにより、効率的に薄型テレビを解体でき、リサイクルプラントでの薄型テレビの解体に特に有効な解体方法が提供される。このような本発明の薄型テレビの解体方法によれば、解体された部品・材料から効率的に資源を回収することができる。
また、本発明の薄型テレビの解体方法は、上述した本発明の薄型テレビの解体装置を用いて、固定手段により薄型テレビを解体装置に固定し、傾斜手段により薄型テレビの背面が解体作業従事者側を向くように傾斜させた状態で解体することで、薄型テレビからキャビネットを分離して薄型パネルモジュールを得る工程(ステップS5)、制御基板を取り外す工程(ステップS4)、ならびに、薄型パネルモジュールをバックライトシャーシ組品と薄型パネルユニットとに分離する工程(ステップS6)を行うようにすることが好ましい。
上記各工程の具体的な説明に先立ち、本発明の薄型テレビの解体方法に供される薄型テレビの典型的な構造について、まずは説明する。本発明に供される典型的な一例の薄型テレビである液晶テレビの構造は、図11に示すように、後キャビネット24、スタンド25、前キャビネット26、ならびに、後キャビネット24と前キャビネット26との間に配置された制御基板27および薄型パネルモジュール28を基本的に備える。このうち、薄型パネルモジュール28は、バックライトシャーシ29、反射シート30、バックライトクリップ31、バックライト(蛍光灯)32、光学系シート33(プリズムシート、拡散シートなどから構成)、薄型パネルユニット34(液晶ドライバー基板34a、プラスチックケース34b、ベゼル34cおよびパネルガラス34dから構成)から構成されている。液晶材料や透明電極などは2枚のパネルガラス34dの間に封入されている。以下、図10および図11を参照しながら本発明の薄型テレビの解体方法について説明する。
〔1〕スタンドを取り外す工程
薄型テレビがスタンド(図11に示す例ではスタンド25)を備える場合には、このスタンドを取り外す(ステップS1)。図12は、本発明におけるスタンドを取り外す工程(ステップS1)の好ましい一例を模式的に示す図である。スタンドの取り外しは、図12に示すように、上述した本発明の薄型テレビの解体装置1を用いて、固定手段3により薄型テレビTを当該装置1に固定し、傾斜手段4により、薄型テレビTの背面が解体作業従事者35側を向くように傾斜させた状態で解体することが好ましい。スタンドの取り外し方法としては、具体的には、薄型テレビの本体とスタンドとを締結しているビスを電動ドライバーなどを用い手作業で外して、スタンドを取り外す。スタンドは、たとえば図11に示した構造の薄型テレビ(液晶テレビ)の場合には、薄型テレビの背面から、薄型テレビの薄型パネルモジュールへビスにより固定されている。そのため、薄型テレビの背面が解体作業従事者35側を向くように傾斜させることにより、ビスの視認性が向上し、電動ドライバーなどを用いた解体の作業時間短縮を図ることができ作業効率が向上する。このようにして、まず、薄型テレビのスタンドが回収される。回収されたスタンドからは、含有されている金属およびプラスチックなどを再生し利用することができる。なお、スタンドを備えていない薄型テレビを本発明の解体方法に供する場合には、当該工程は省略できる。
〔2〕後キャビネットを取り外す工程
次に、薄型テレビ1の本体から、後キャビネット(図11に示す例では後キャビネット24)を取り外す(ステップS2)。図13は、本発明における後キャビネットを取り外す工程(ステップS2)の好ましい一例を模式的に示す図である。後キャビネットの取り外しは、図13に示すように、上述した本発明の薄型テレビの解体装置1を用いて、固定手段3により薄型テレビTを当該装置1に固定し、傾斜手段4により、薄型テレビTの背面が解体作業従事者35側を向くように傾斜させた状態で解体することが好ましい。後キャビネットの取り外し方法としては、具体的には、薄型テレビの本体の後キャビネットと前キャビネットとを留めているビス、スナップフィットを手作業で外して、後キャビネットを取り外す。後キャビネットは、たとえば図11に示した構造の薄型テレビ(液晶テレビ)の場合には、薄型テレビの背面から、薄型テレビの前キャビネット26へビスにより固定されている。そのため、薄型テレビの背面が解体作業従事者35の正面を向くように薄型テレビを傾斜させることにより、ビスの視認性が向上し、電動ドライバーなどを用いた解体の作業効率が向上する。このようにして後キャビネットが回収される。回収された後キャビネットは、素材ごとに分別され、元の素材へと再生利用される。
〔3〕除塵工程
次に、後キャビネットが取り外され、内部の制御基板および薄型パネルモジュールが露出した薄型テレビの内部に蓄積した、埃、塵などを除去する(ステップS3)。図14は、本発明における除塵工程(ステップS3)の好ましい一例を模式的に示す図である。除塵作業は、図14に示すように、上述した除塵手段12を備える本発明の薄型テレビの解体装置1を用いて、薄型テレビTを解体作業従事者35側とは反対側へ傾斜させた状態で行うことが好ましい。除塵の方法としては、たとえばエアブロー装置を用いて手作業で塵を吹き飛ばす方法が挙げられる。また、吸引装置などを用いて塵を吸引することにより、薄型テレビの本体から埃、塵などを除去するようにしてもよい。除塵の作業は、図14に示す例のように、局所排気装置の下で行い、埃、塵の拡散を防止することが好ましい。このような除塵工程を行うことで、解体作業従事者の塵肺などの健康被害を防ぐことが可能となる。
〔4〕制御基板を取り外す工程
次に、制御基板(図11に示す例では制御基板27)を取り外す(ステップS4)。図15は、本発明における制御基板を取り外す工程(ステップS4)の好ましい一例を模式的に示す図である。制御基板の取り外しは、図15に示すように、上述した本発明の薄型テレビの解体装置1を用いて、固定手段3により薄型テレビTを当該装置1に固定し、傾斜手段4により、薄型テレビTの背面が解体作業従事者35側を向くように傾斜させた状態で解体することが好ましい。制御基板の取り外し方法としては、具体的には、まず、電極間を結んでいるコネクタを外す、あるいは、ワイヤーハーネスを切断することによって、ワイヤーハーネスを取り外す。つぎに、制御基板を固定している締結部品を手作業で外し、制御基板を取り外す。たとえば、ビスにより固定されている場合は、電動ドライバーなどを用いて、手作業でビスを取り外し、制御基板を取り外す。制御基板は、たとえば図11に示した構造の薄型テレビ(液晶テレビ)の場合には、薄型テレビの背面から、薄型テレビの薄型パネルモジュールへビスにより固定されている。そのため、薄型テレビの背面が解体作業に従事する者の正面を向くように傾斜させることにより、ビスの視認性が向上し、電動ドライバーなどを用いた解体の作業効率が向上する。このようにしてワイヤーハーネスと制御基板が回収される。回収されたワイヤーハーネスは、被覆を剥がすなどの処理を施すことより、銅などの金属を再生して利用することができる。また、回収された制御基板からは、銅などの金属を再生し利用することができる。なお、ワイヤーハーネスが付いたままの状態で制御基板を回収するようにしてもよい。当該工程を経た後の薄型テレビは、前キャビネットと薄型パネルモジュールとから構成されることになる。
〔5〕前キャビネットと薄型パネルモジュールとを分離する工程
次に、前キャビネット(図11に示す例では前キャビネット26)と薄型パネルモジュール(図11に示す例では薄型パネルモジュール28)とを分離する(ステップS5)。図16は、本発明における前キャビネットと薄型パネルモジュールとを分離する工程(ステップS5)の好ましい一例を模式的に示す図である。前キャビネットと薄型パネルモジュールの分離は、図16に示すように、固定手段により薄型テレビを解体装置に固定し、傾斜手段により、薄型テレビの背面が解体作業に従事する者の正面を向くように傾斜させた状態で解体することが好ましい。分離の方法としては、前キャビネットと薄型パネルモジュールとを固定しているビス、スナップフィットなどを手作業で外し、前キャビネットを取り外す。前キャビネットは例えば図11に示した構造の薄型テレビ(液晶テレビ)の場合には、薄型テレビの背面から、薄型テレビの薄型パネルモジュールへビス、スナップフィットにより固定されている。このように傾斜させた状態で解体することで、ビスの視認性が向上し、電動ドライバーなどを用いた解体の作業効率が向上する。このようにして前キャビネットと薄型パネルモジュールが回収される。
ここで、図17は、本発明における前キャビネットと薄型パネルモジュールとを分離する工程(ステップS5)の好ましい他の例を模式的に示す図である。解体装置が、図6に示した例のように、薄型テレビTを載置するステージ10を備える場合は、前キャビネットは、ステージ上で薄型パネルモジュールの下敷きとなっているため、図17に示すように、リフト手段36により、薄型パネルモジュールを持ち上げ、モジュールの下に敷かれていた前キャビネットを回収する。このとき、薄型テレビは、裏面が上部となるように水平状態になるよう傾斜手段を調節してから薄型パネルモジュールを持ち上げるのが好ましい。これにより、重量および寸法の大きい前キャビネットおよび薄型パネルモジュールを効率的かつ安全に回収することが可能となる。前キャビネットは、素材ごとに分別し、元の素材へ再生利用することができる。薄型パネルモジュールは、後の解体工程で解体される。
〔6〕薄型パネルモジュールをバックライトシャーシ組品と薄型パネルユニットとに分離する工程
次に、上記ステップS5で前キャビネットと分離された薄型パネルモジュール(図11に示す例では薄型パネルモジュール28)を、バックライトシャーシ組品と薄型パネルユニット(図11に示す例では薄型パネルユニット34)とに分離する(ステップS6)。図18は、本発明における薄型パネルモジュールをバックライトシャーシ組品と薄型パネルユニットとに分離する工程(ステップS6)の好ましい一例を段階的に示す模式図である。薄型パネルモジュールのバックライトシャーシ組品と薄型パネルユニットへの分離は、まず、図18(a)に示すように、上述した本発明の薄型テレビの解体装置1を用いて、固定手段3により薄型パネルモジュールを解体装置に固定し、傾斜手段4により、薄型テレビの表面(ディスプレイ面)が解体作業従事者35側を向くように傾斜させた状態で解体することが好ましい。分離の方法としては、薄型パネルモジュールのスナップフィットやビスを手作業で外すことで、分離を行う。薄型パネルモジュールは、たとえば図11に示した構造の薄型テレビ(液晶テレビ)の場合には、薄型テレビの表面(ディスプレイ面)および側面から、ベゼルあるいはプラスチック部材がビス止め、スナップフィットで固定されており、内部のバックライトシャーシ組品と薄型パネルユニットが固定されている。薄型テレビの解体においては、側面のビスの視認性が悪く、ビス取り外し作業の効率が低下するといった課題があった。このように傾斜させた状態で、解体することで、ビスの位置をすばやく認識でき、解体時間の短縮を図ることが可能であるとともに、解体作業従事者の姿勢を保つことができ、作業効率が向上する。また、回転手段を使用し、薄型モジュールを図のように回転させることにより、側面の視認性が向上し、側面のビスを効率的に取り外すことが可能となる。
また、薄型パネルモジュールを傾斜させていた場合は、スナップフィットやビスを取り外した後、図18(b)に示すように、水平状態へと移行する。その後、薄型パネルユニットを覆っているベゼル、プラスチックを手作業で取り外す。このような手順をとることにより、薄型パネルモジュールの落下を防ぎ、安全で効率的な解体が可能となる。また、薄型パネルユニットは予めリフト手段により吸着しておき、傾斜させたまでベゼルを取り外したとともに落下することを防ぐこともできる。
なお、「バックライトシャーシ組品」とは、バックライト(蛍光灯)、バックライトシャーシなどから構成される部品の組み合わせを指し、バックライトおよびバックライトシャーシ以外の構成部品としては、たとえば図11に示した例では反射シート30、バックライトクリップ31などが含まれる。
回収された薄型パネルユニットは、さらに分解される(図11に示した例では、液晶ドライバー基板34a、プラスチックケース34b、べゼル34cおよびパネルガラス34dに分解される)。分解後のパネルガラス34dについては、破損していないので、特開2001−305502号公報(特許文献2)に記載されたように、液晶パネルを切断して液晶を回収した後、薄膜を除去し金属粉から金属を回収し、さらにガラスを破砕して、硅石代替として非鉄精錬でリサイクルすることも可能である。
〔7〕バックライトシャーシ組品を解体する工程
当該工程では、上記ステップS6で得られたバックライトシャーシ組品を解体する(ステップS7)。図19は、本発明におけるバックライトシャーシ組品を解体する工程(ステップS7)の好ましい一例を模式的に示す図である。薄型テレビには、省エネ・高効率の観点から、通常、直径3mm程度の細いガラス管を有するバックライトが用いられている。その結果、バックライトは、薄型テレビの解体作業中に余分な力が加わった場合などに割れやすくなっている。さらに、バックライトには水銀が封入されているが、解体作業中にバックライトが破損した場合には、解体作業従事者が水銀を吸入する虞がある。水銀は、一度人体に取り込まれると、体外に排出されず、蓄積し、吐き気、下痢、不眠症、神経異常などの障害を起こすことが確認されている。このため、本発明の薄型テレビの解体方法におけるバックライトシャーシ組品を解体する工程は、たとえば図9に示したような水銀排気手段22をさらに備える薄型テレビの解体装置1を用いて、当該水銀排気手段22のフード14中で、図8に示したようなバックライトシャーシ反転手段18を用いて、バックライトシャーシ組品の開口部を下方に配置した状態に反転させ、バックライト32をバックライトシャーシ29から取り外すことが好ましい。
上述したようにステップS6において薄型パネルモジュールを分解して得られたバックライトシャーシ組品は、たとえば図11に示した構造の薄型テレビ(液晶テレビ)の場合には、バックライト32、バックライトシャーシ29の他、反射シート30およびバックライトクリップ31の組み合わせから構成される。バックライトシャーシ組品は、通常、一方側に開口を有するように形成されたバックライトシャーシ29に、開口側から反射シート30が取り付けられ、さらにバックライトクリップ31によってバックライト32が取り付けられた構造を有する。したがって、バックライトシャーシ組品は開口部を有し、この開口部からバックライト32が露出した状態で得られる。図19に示す例のように、バックライトシャーシ反転手段18を備えることにより、画面寸法が大きく、重量も大きい薄型テレビのバックライトシャーシを衝撃を加えることなく、上下反転させることが可能となり、バックライトの蛍光管の破損することによる水銀曝露がない安全な解体作業が実現できる。また、万が一ガラスが破損した場合でも、薄型テレビの解体装置は、水銀排気手段を備えており、解体作業従事者が水銀へ曝露されることを防ぐことができる。
薄型テレビにおいて、バックライト32は、通常、バックライト保持手段(図11に示した例では、バックライトクリップ31)を介して、バックライトシャーシ29に保持される。そして、バックライト保持手段は、バックライトシャーシ29の外側において、係止部分(図11に示す例では、バックライトクリップ31のつめ)で係止されて、抜け落ちないように保持されている。したがって、バックライト保持手段のバックライトシャーシへの係止を外すための冶具をバックライトシャーシの外側から作用させることで、バックライトシャーシ組品の開口部を下方に配置した状態で、バックライトに触れることなく、バックライトをバックライトシャーシから取り外すことが可能となる。
当該工程は、具体的には、バックライトシャーシ組品のビス、クリップ、コネクタを手作業で外すことによってバックライトを取り外す。このようにして、バックライトおよびバックライトシャーシが回収される。また、バックライト保持手段のバックライトシャーシへの係止を外す方法は、たとえばカッター、ニッパなどの刃物などの切断手段を用いてバックライト保持手段の係止部分を切断するようにしてもよい。また、グラインダー、ブラストなどの研磨手段を用いてバックライトの保持手段の係止部分を研磨除去するようにしてもよい。また、バックライトの保持手段の係止部分を研磨除去することで、バックライトの取り外しを行ってもよい。また、バックライトの取り外しは、バックライト保持手段の取り付けられている形態に応じ、バックライトシャーシの上方、側方などバックライトシャーシの外方において(上述した冶具や切断手段などにより)外力を作用させることで、バックライトに直接触れることなく行うことができる。取り外されたバックライトは、バックライト保持手段(バックライトクリップ31)と一体となっている。回収したバックライトからは、たとえばバックライト保持手段を取り外し、適切な処理を施すことにより、水銀およびガラスを回収することができる。
本発明の好ましい一例の薄型テレビの解体装置1を模式的に示す図である。 本発明の薄型テレビの解体装置における好ましい第1の例の固定手段を模式的に示す斜視図である。 本発明の薄型テレビの解体装置における好ましい第2の例の固定手段を模式的に示す斜視図である。 本発明の薄型テレビの解体装置における好ましい第3の例の固定手段を模式的に示す斜視図である。 本発明の薄型テレビの解体装置における好ましい他の例の傾斜手段を模式的に示す図である。 本発明の薄型テレビの解体装置に好適に用いられるステージ10を模式的に示す図である。 本発明の薄型テレビの解体装置が除塵手段12をさらに備える例を模式的に示す図である。 本発明の薄型テレビの解体装置におけるバックライトシャーシ反転手段18を模式的に示す斜視図である。 本発明の薄型テレビの解体装置が、水銀排気手段22をさらに備える例を模式的に示す図である。 本発明の薄型テレビの解体方法の好ましい一例を示すフローチャートである。 本発明の薄型テレビの解体方法に供される典型的な一例の薄型テレビである液晶テレビの構造を模式的に示す分解斜視図である。 本発明におけるスタンドを取り外す工程(ステップS1)の好ましい一例を模式的に示す図である。 本発明における後キャビネットを取り外す工程(ステップS2)の好ましい一例を模式的に示す図である。 本発明における除塵工程(ステップS3)の好ましい一例を模式的に示す図である。 本発明における制御基板を取り外す工程(ステップS4)の好ましい一例を模式的に示す図である。 本発明における前キャビネットと薄型パネルモジュールとを分離する工程(ステップS5)の好ましい一例を模式的に示す図である。 本発明における前キャビネットと薄型パネルモジュールとを分離する工程(ステップS5)の好ましい他の例を模式的に示す図である。 本発明における薄型パネルモジュールをバックライトシャーシ組品と薄型パネルユニットとに分離する工程(ステップS6)の好ましい一例を段階的に示す模式図である。 本発明におけるバックライトシャーシ組品を解体する工程(ステップS7)の好ましい一例を模式的に示す図である。
符号の説明
T 薄型テレビ、1 薄型テレビの解体装置、2 固定手段、3 回転手段、4 傾斜手段、5 昇降手段、6 吸着パッド、7 クランプ治具、8 冶具、9 回転軸、10 ステージ、11 突起、12 除塵手段、13 吹出部、14 フード、15 吸引部、16 コンプレッサ、17 ポンプ、18 バックライトシャーシ反転手段、19 バックライト、20 バックライトシャーシ、22 水銀排気手段、23 水銀捕捉手段、24 後キャビネット、25 スタンド、26 前キャビネット、27 制御基板、28 薄型パネルモジュール、29 バックライトシャーシ、30 反射シート、31 バックライトクリップ、32 バックライト、33 光学系シート、34 薄型パネルユニット、34a 液晶ドライバー基板、34b プラスチックケース、34c ベゼル、34d パネルガラス、35 解体作業従事者、36 リフト手段。

Claims (10)

  1. 薄型テレビを固定するための固定手段と、薄型テレビを回転させるための回転手段と、薄型テレビを傾斜させるための傾斜手段とを備える、薄型テレビの解体装置。
  2. 薄型テレビの位置を昇降させる昇降手段をさらに備える、請求項1に記載の薄型テレビの解体装置。
  3. 前記固定手段が、吸着パッドで薄型テレビのディスプレイ面を吸着することにより解体装置に固定する構造を有する、請求項1に記載の薄型テレビの解体装置。
  4. 前記固定手段が、薄型テレビのキャビネット部分をクランプ治具により挟み込んで解体装置に固定する構造を有する、請求項1に記載の薄型テレビの解体装置。
  5. 薄型テレビの内部に蓄積した、埃、塵などを除去するための除塵手段をさらに備える、請求項1〜4のいずれかに記載の薄型テレビの解体装置。
  6. 薄型テレビを解体して得られるバックライトシャーシ組品の開口部が上面を向いた状態から下面を向いた状態へと上下反転させるためのバックライトシャーシ反転手段をさらに備える、請求項1〜5のいずれかに記載の薄型テレビの解体装置。
  7. 水銀を排気するための手段をさらに備える、請求項1〜6のいずれかに記載の薄型テレビの解体装置。
  8. 薄型テレビを載置するためのステージをさらに備える、請求項1〜7のいずれかに記載の薄型テレビの解体装置。
  9. 薄型テレビからキャビネットを分離して薄型パネルモジュールを得る工程と、
    制御基板を取り外す工程と、
    薄型パネルモジュールをバックライトシャーシ組品と薄型パネルユニットとに分離する工程と、
    バックライトシャーシ組品を解体する工程とを含む、薄型テレビの解体方法。
  10. 請求項1〜8のいずれかに記載の薄型テレビの解体装置を用いて、固定手段により薄型テレビを解体装置に固定し、傾斜手段により薄型テレビの背面が解体作業従事者側を向くように傾斜させた状態で解体することで、薄型テレビからキャビネットを分離して薄型パネルモジュールを得る工程、制御基板を取り外す工程、ならびに、薄型パネルモジュールをバックライトシャーシ組品と薄型パネルユニットとに分離する工程を行う、請求項9に記載の薄型テレビの解体方法。
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