JP2009113871A - 蛍光管回収容器およびそれを用いた蛍光管の回収方法、液晶表示装置の再資源化方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶表示装置に搭載された蛍光管が、万一破損してしまった場合においても、蛍光管内に封入されていた水銀の漏洩を防ぐことができる、蛍光管回収容器およびそれを用いた蛍光管の回収方法を提供する。
【解決手段】液晶表示装置から分離された蛍光管を収納し、回収するための容器であって、一面の一部が開閉可能な直方形状である蛍光管回収容器、ならびに、液晶表示装置に搭載された蛍光管の回収方法であって、前記液晶表示装置を液晶パネルユニットとバックライトユニットとに分離する工程と、前記バックライトユニットから蛍光管を分離する工程と、分離した前記蛍光管を本発明の回収容器に収納する工程とを含む、蛍光管の回収方法、ならびに、これらを用いた液晶表示装置の再資源化方法。
【選択図】図1
【解決手段】液晶表示装置から分離された蛍光管を収納し、回収するための容器であって、一面の一部が開閉可能な直方形状である蛍光管回収容器、ならびに、液晶表示装置に搭載された蛍光管の回収方法であって、前記液晶表示装置を液晶パネルユニットとバックライトユニットとに分離する工程と、前記バックライトユニットから蛍光管を分離する工程と、分離した前記蛍光管を本発明の回収容器に収納する工程とを含む、蛍光管の回収方法、ならびに、これらを用いた液晶表示装置の再資源化方法。
【選択図】図1
Description
本発明は、蛍光管回収容器およびそれを用いた蛍光管の回収方法、液晶表示装置の再資源化方法に関する。
近年、わが国では所得水準の向上に伴い、エアコンディショナ(エアコン)、テレビジョン受信機(テレビ)、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの家電製品、パーソナルコンピュータ(パソコン)、ワードプロセッサなどの情報機器、プリンタ、ファックスなどの事務用機器、その他の各種の家具、文具、玩具などが、一般家庭に高い普及率で備えられるようになっており、家庭生活における利便性は飛躍的に向上しつつある。その結果、これらの家電製品をはじめとする製品の廃棄量も年々増加する傾向にある。
加えて、社会における生産・消費活動全般について一般廃棄物や産業廃棄物が増加し、不法投棄や埋立地逼迫などの地球環境問題が注目を集め、これまでの大量生産、大量消費、大量廃棄型の経済システムから資源循環型経済システムへの転換が社会的に重要な課題となってきている。
上記のような状況を受け、2001年4月より家電リサイクル法が施行された。ここで、エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の家電4品目(以下、「家電4品目」と略記する)のリサイクルが義務付けられ、また、それぞれの製品の再商品化率については、エアコン60%以上、テレビ55%以上、冷蔵庫50%以上、洗濯機50%以上の法定基準値が定められている。
これら家電4品目においては、関係者の鋭意努力のもと、法律施行当初に比べリサイクルが格段に進んでいる。現在、家電4品目に使用されている鉄、銅、アルミニウムなどの金属はもとより、プラスチックについてもリサイクルが拡大しつつある。また、テレビにおいては、ブラウン管表示装置のブラウン管ガラスを切断して電子銃や蛍光体を除去した後、ガラスカレットとして元のブラウン管用ガラスに再生使用するリサイクル技術が既に実用化されている。
家電製品に含まれる金属、プラスチックおよびガラスなどの素材のリサイクルに際しては、まず、様々な部品・材料から構成されている家電製品の廃棄物を手解体などで解体し、部品・材料ごとに回収し、素材ごとに分別した後、元の素材として再生利用する方法が一般的である。
たとえば、廃ブラウン管テレビの場合には、主に、(1)後キャビネットの取り外し工程、(2)ワイヤーハーネスの取り外し工程、(3)制御基板の取り外し工程、(4)前キャビネットの取り外し工程、(5)電子銃の取り外し工程、(6)ブラウン管前後のガラスの分離工程、(7)ブラウン管ガラスの粉砕工程、という一連の工程により、手解体されている。回収された部品・材料は素材ごとに分別され、それぞれ適した方法で元の素材へ再生される。たとえば、キャビネット用プラスチック、ワイヤーハーネスおよび制御基板に含まれる金属、ブラウン管ガラスなどが再生利用されている。
ところで、近年、液晶テレビ、液晶モニタを含む液晶表示装置の需要が、省電力、省スペース、軽量かつデジタル放送の受像に適するといった特性から、近年の地球環境問題への関心の高まり、ならびにテレビ放送のデジタル化と相俟って、急激に増加している。特に、大型の液晶パネルを搭載した大画面液晶テレビや、インフォメーションディスプレイやコンピュータ向けの液晶モニタの需要が劇的に増加している。これに伴い、液晶表示装置の廃棄量も今後急激に増加していくことが予想され、リサイクル活動などの環境活動において、リサイクル性向上などの要求が高くなってきている。
ここで、「液晶表示装置」とは、表示部に液晶ディスプレイを搭載した製品を指し、具体的には、液晶テレビ、インフォメーションディスプレイ、デスクトップ型パソコン用の液晶モニタ、ノート型パソコン、携帯電話、車載ナビゲーション用モニタ、携帯情報端末、ゲーム用モニタ、パチンコ、スロットマシンなどの遊技用モニタなども含まれる。
ところが、このような液晶表示装置は比較的新しい製品であること、また、現状は比較的廃棄物の量が少ないこともあり、上述したブラウン管テレビのような適切なリサイクルは実用化されていない。廃棄された液晶表示装置は、廃棄物の処理施設で破砕されて、シュレッダーダストなどとともに埋立処理あるいは焼却処理されているのが現状である。
加えて液晶テレビは、近い将来、家電リサイクル法の適用品目として追加される動きもある。この場合、液晶テレビの再商品化率の遵守は勿論のこと、液晶テレビから取り出される回収物の安全かつ適正な処理が求められる。また液晶モニタは、使用されている部材は液晶テレビとほとんど同一であり、このような背景から、液晶テレビや液晶モニタのリサイクル技術の開発は急務となっている。
また、上述した液晶テレビ、液晶モニタなどの液晶表示装置は、自ら光を発光しない非発光型であり、光源として、水銀を含んだ蛍光管を使用しているものがある。水銀は、人体に有毒な物質であり、リサイクルの際も蛍光管の破損による大気中への漏洩などがないよう適切に回収・処理することが望ましい。
液晶表示装置に使用される蛍光管は、照明などで使用される一般的な蛍光灯と比較すると、サイズは小さく、特に管径ははるかに小さいため、解体時は十分に注意して蛍光管を取り出すことが望まれる。特に、大型液晶テレビや大型液晶モニタは、液晶パネルの直下に多数の蛍光管を搭載しているモデルがあるため、蛍光管を割らずに取り出すには、より一層注意することが望まれる。
液晶表示装置から蛍光管を割らずに取り出すには、解体作業者が直接、蛍光管に触れないのが最良である。作業者が直接、蛍光管を触ると、蛍光管に局所的に応力が加わり易く、また、手作業では作業の標準化が難しいため、作業者起因、人為ミスによる蛍光管割れが発生することが多くなる。
したがって、液晶表示装置から蛍光管を割らずに取り出すには、蛍光管回収作業の全般にわたり、蛍光管を作業者が触らずに回収し、装置や冶具などを用いて、作業を標準化することで作業者起因、人為ミスによる蛍光管割れを防ぐことが望ましい。さらに、万一、蛍光管が割れてしまった場合を想定し、蛍光管が万一割れても水銀の漏洩を未然に防止する方策、たとえば、回収容器に工夫を施すなどの方策を実施することが望ましい。しかしながら、このように蛍光管を作業者が触らずに回収する方法は開示されていないのが現状である。
たとえば、特開2005−263302号公報(特許文献1)、特開2005−75555号公報(特許文献2)は、蛍光管の回収容器を工夫し、蛍光管が割れにくく、効率的な収納方法を提供している。しかし、特許文献1、2は、照明などで使用される一般的な蛍光灯を対象としており、液晶表示装置に使用されるような、小さく、細い蛍光管には適用が難しいといった問題がある。また、万一蛍光管が割れた場合の水銀漏洩の防止策については記載されていない。
また、特開2001−305502号公報(特許文献3)には、液晶テレビの液晶パネルに用いられる液晶、金属材料およびパネルガラスのリサイクル方法として、液晶パネルを切断して液晶を回収した後、パネルガラスを破砕し、非鉄精錬の珪石代替材料として利用する方法が開示されている。しかしながら、特許文献3には、液晶テレビに使用されている蛍光管の回収方法については記載されていない。
また、特開2004−313850号公報(特許文献4)には、液晶パネルの処理方法として、パネルの周縁を切断し、2枚の基板に分離した後、ガラス表面を電着ホイールで切削してガラスを再利用する方法が開示されている。しかしながら、特許文献4には、液晶表示装置に使用されている蛍光管の回収方法については記載されていない。
さらに、特開平6−168253号公報(特許文献5)には、液晶テレビ製品の一部に解体方法や使用材料情報をバーコードで表示して、リサイクルプラントで解体される際に、解体ライン入口でバーコードなどを読み取り、解体作業を展開する方法およびシステムが開示されている。しかしながら、特許文献5には、液晶テレビに使用されている蛍光管の回収方法については記載されていない。
このように、液晶表示装置からの蛍光管の回収について、万一、蛍光管が割れた場合の、水銀の漏洩防止方法については、これまで開示されていない。
特開2005−263302号公報
特開2005−75555号公報
特開2001−305502号公報
特開2004−313850号公報
特開平6−168253号公報
液晶表示装置は、省電力・省資源に貢献でき、デジタル放送の受像に適したテレビ受像機であるので、地球環境問題への注目が高まり、テレビ放送のデジタル化に伴って、急激に生産量が増大するとともに、その表示面積も大型化することが予測され、これに伴って、今後、廃棄される薄型テレビも、数・量ともに急激に増大すると予想される。
従来では、液晶テレビ、液晶モニタを含む液晶表示装置のリサイクルのための適切な解体方法が確立されておらず、ブラウン管テレビその他の家電製品や部品と比較して技術確立などが遅れているのが実情である。したがって、今後、廃棄される液晶表示装置の増加に備えたリサイクルのための解体方法の確立が早急に要求される。特に、蛍光管を有する液晶表示装置は、有害物質である水銀を使用しているものがあるため、解体に際しては、水銀の大気中への漏洩を防止し、安全に処理することが望まれている。
液晶表示装置から蛍光管を割らずに取り出すには、解体作業者が直接、蛍光管に触れないのが最良である。作業者が直接、蛍光管を触ると、蛍光管に局所的に応力が加わり易く、また、手作業では作業の標準化が難しいため、作業者起因、人為ミスによる蛍光管割れが発生することが多くなる。したがって、液晶表示装置から蛍光管を割らずに取り出すには、蛍光管回収作業の全般にわたり、蛍光管を作業者が触らずに回収し、装置や冶具などを用いて、作業を標準化することで作業者起因、人為ミスによる蛍光管割れを防ぐことが望ましい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、液晶表示装置に搭載された蛍光管が、万一破損してしまった場合においても、蛍光管内に封入されていた水銀の漏洩を防ぐことができる、蛍光管回収容器およびそれを用いた蛍光管の回収方法を提供することである。
本発明の蛍光管回収容器は、液晶表示装置から分離された蛍光管を収納し、回収するための容器であって、一面の一部が開閉可能な直方形状であることを特徴とする。
本発明の蛍光管回収容器は、開閉可能な部分が四角形状の開口を有することが好ましく、開口の短辺側寸法が少なくとも蛍光管の外径寸法以上であることがより好ましい。
本発明の蛍光管回収容器は、内壁に緩衝機構を備えることが好ましい。
また本発明の蛍光管回収容器は、発泡スチロールまたはプラスチックダンボールで形成されたものであることが好ましい。
また本発明の蛍光管回収容器は、発泡スチロールまたはプラスチックダンボールで形成されたものであることが好ましい。
また、本発明の蛍光管回収容器は、冷却機構をさらに備えることが好ましく、当該冷却機構に保冷剤が用いられてなることがより好ましい。
本発明は、上述した本発明の蛍光管回収容器を用いた、液晶表示装置の再資源化方法についても提供する。
本発明はまた、液晶表示装置に搭載された蛍光管の回収方法であって、前記液晶表示装置を液晶パネルユニットとバックライトユニットとに分離する工程と、前記バックライトユニットから蛍光管を分離する工程と、分離した前記蛍光管を上述した本発明の蛍光管回収容器に収納する工程とを含む蛍光管の回収方法についても提供する。
本発明の蛍光管の回収方法において、液晶表示装置は液晶テレビ、液晶モニタを含むことが好ましい。
本発明の蛍光管の回収方法はまた、前記蛍光管を回収容器に収納する工程において、開口が上方となるように回収容器を斜めに設置することが、好ましい。
本発明は、さらに、上述した本発明の蛍光管の回収方法を用いた、液晶表示装置の再資源化方法についても提供する。
本発明によれば、液晶表示装置の蛍光管回収作業において、蛍光管回収容器および当該回収容器を用いた蛍光管の回収に工夫を施すことにより、万一、蛍光管が破損した場合でも、蛍光管内に封入された水銀の漏洩を防ぐことができ、その結果、水銀飛散によるリスク(人体への影響、環境汚染)を防ぐことが可能となる。さらには、液晶テレビにも家電リサイクル法が適用された際に、本発明の蛍光管回収容器および蛍光管の回収方法を用いることで、家電リサイクルプラントでの作業が安定し、国内で迅速かつ安全な蛍光管の回収作業を行うことが可能になる。また、本発明の蛍光管回収容器または蛍光管の回収方法を好適に用いた、液晶表示装置(特に好適には液晶テレビおよび/または液晶モニタ)の再資源化方法も提供される。
図1は、本発明の好ましい第1の例の蛍光管回収容器1を模式的に示す斜視図である。本発明の蛍光管回収容器1は、液晶表示装置から分離された蛍光管を収納し、回収するための容器であって、一面の一部が開閉可能な直方形状であることを特徴とする。本発明の蛍光管回収容器1によれば、直方体形状であることによって、液晶表示装置から分離された蛍光管を収納し、回収する際の作業性が向上し、また、蛍光管収納後の回収容器1同士を積載しやすくなるため、たとえば蛍光管の再資源化工場への輸送効率が向上する。また図1に示す例のように、蛍光管回収容器1の一面の一部のみが開き、開口2が現れる構造とすることで、一面全体が開口した場合と比較して、回収容器内に収納した蛍光管が万一破損した場合であっても、水銀の大気への漏洩の可能性を低くすることができる。
なお、蛍光管回収容器1の開閉機構は、その一面の一部が開閉可能な機構であれば、特に制限されるものではなく、たとえば回転式であっても引出式であってもよい。また、本発明の蛍光管回収容器1の開閉可能な部分が四角形状の開口2を有することが好ましい。ここで、図2は、本発明の蛍光管回収容器1に収納され、回収され得る、液晶表示装置から分離された蛍光管11を模式的に示す斜視図である。図2(a)に示すように、蛍光管11は、直管形状であることが多く、その投影面は四角形状であることから、本発明の蛍光管回収容器1が四角形状の開口2を有することで、蛍光管11が蛍光管回収容器1の開閉可能な開口2で干渉し、うまく蛍光管回収容器1に収納できなくなる可能性を減らすことができる。
本発明の蛍光管回収容器1はまた、四角形状の開口2の短辺寸法tが、少なくとも蛍光管11の外径寸法u以上であることが好ましい。当該開口2の短辺寸法tが蛍光管11の外径寸法uより小さい場合、蛍光管11が、該開口2を通過せず、蛍光管回収容器1に収納することができなくなる場合が生じる虞がある。
また、図2(b)に示すように、蛍光管11は、第1の保持部品12および/または第2の保持部品13(後述)が付随されたままの状態で、液晶表示装置から分離される場合がある。このような状態の蛍光管11を蛍光管回収容器1に収納し、回収する場合には、四角形状の開口2の短辺寸法tは、第1の保持部品12および/または第2の保持部品13の最長部(図2(b)における第1の保持部品12の蛍光管11の保持部分における幅方向寸法v、高さ方向寸法w、第2の保持部品13の蛍光管11の長手方向に垂直な方向における寸法x、蛍光管11の長手方向に沿った方向における寸法y、高さ方向寸法zのうち最長寸法)より大きくなるように設定することが好ましい。開口2の短辺寸法tが上述した第1の保持部品12および/または第2の保持部品13の最長部より小さい場合、蛍光管が開口を通過せず、蛍光管回収容器に収納することができない場合が生じる虞がある。
図3は、本発明の好ましい第2の例の蛍光管回収容器21を模式的に示す断面図である。たとえば、蛍光管の回収容器に金属製や樹脂成形品のような硬質の容器を用いた場合、蛍光管を収納した際に蛍光管が回収容器の内壁との衝突により破損する虞もある。このため、図3に示す例のように、蛍光管回収容器21が、その内壁に緩衝機構22を有することが、好ましい。緩衝機構22は、たとえば、ゴム、エアクッションなどが挙げられるが、緩衝機能を有していれば特に限定はされない。
また本発明の蛍光管回収容器は、発泡スチロールまたはプラスチックダンボールで形成されていてもよい。このような軟質で緩衝機能を有する材料で蛍光管回収容器を形成することで、蛍光管回収容器に蛍光管を収納し、回収した際に、金属材料、樹脂材料などの硬質の材料で蛍光管回収容器を形成する場合と比較して緩衝機能が高いため、蛍光管が破損する可能性は低くなる。また、この発泡スチロールまたはプラスチックダンボールで形成された回収容器の内壁に、さらに上述のような緩衝機構を設けてもよい。緩衝機構は、たとえば、ゴムやエアクッションなどが挙げられるが、緩衝機能を有していれば特に限定はされない。
図4は、本発明の好ましい第3の例の蛍光管回収容器31を模式的に示す断面図である。本発明の蛍光管回収容器31は、図4に示す例のように冷却機構32をさらに備えていることが好ましい。万一、蛍光管回収容器内で蛍光管が破損した場合、封入されていた水銀ガスが回収容器内で漏洩するが、図4に示す例のように冷却機構32を備える蛍光管回収容器31を用い、当該回収容器31内を冷却機構32で低温保持しておくことで、当該冷却機構を備えない場合と比較して水銀ガスの飛散は進まず、蛍光管回収容器31の外へ水銀が漏洩する可能性が低くなる。
上述した冷却機構32を備える場合、当該冷却機構32を実現するための手段としては、たとえば水冷、ペルチェ冷却、コンプレッサ、液体窒素、ドライアイス、保冷剤などの使用が挙げられるが、機構上、最も簡便で、かつ効果の高い、保冷剤を使用することが好ましい。たとえば、発泡スチロール製回収容器の内部に保冷材を設けておけば、発泡スチロール自体が断熱性が高いため、より冷却効果が大きくなり良好である。
ここで、図5は、上述した本発明の蛍光管回収容器を用いた本発明の蛍光管の回収方法の好ましい一例を示すフローチャートである。本発明は、上述した本発明の蛍光管回収容器を用いた本発明の蛍光管の回収方法についても提供するものであり、本発明の蛍光管の回収方法は、液晶表示装置に搭載された蛍光管の回収方法であって、液晶表示装置を液晶パネルユニットとバックライトユニットとに分離する工程と、バックライトユニットから蛍光管を分離する工程と、分離した前記蛍光管を本発明の蛍光管回収容器に収納する工程とを含む。このような本発明の蛍光管の回収方法によれば、万一、蛍光管が破損した場合でも、蛍光管内に封入された水銀の漏洩を防ぐことができ、その結果、水銀飛散によるリスク(人体への影響、環境汚染)を防ぐことが可能となる。さらには、液晶テレビにも家電リサイクル法が適用された際に、本発明の蛍光管回収容器および蛍光管の回収方法を用いることで、家電リサイクルプラントでの作業が安定し、国内で迅速かつ安全な蛍光管の回収作業を行うことが可能になる。
図6は、本発明の蛍光管の回収方法に好適に用いられる液晶表示装置の典型的な一例である液晶テレビの一般的な構造を示す分解斜視図である。本発明の蛍光管の回収方法の説明に先立ち、まずは、本発明の蛍光管の回収方法に好適に用いられる液晶テレビの一般的な構造について説明する。液晶テレビは大きく、液晶パネルユニット102とバックライトユニット109に分けられる。バックライトユニット109は、大きく、拡散板、拡散シート、集光シートなどの光学系部品103と、蛍光管104、反射シート105、バックライト筐体106からなる。より詳細には、バックライトユニット109は、箱型で1面が開口したバックライト筐体106の中に、反射シート105、蛍光管104、光学系部品103が組み込まれた構造となっている。また、バックライト筐体106の裏側に基板ユニット107が配置され、外枠として、表キャビネット1と裏キャビネット108が組まれた構造となっている。なお、インフォメーションディスプレイやコンピュータなどに用いられる液晶モニタも、図6に示したような液晶テレビと同様の構造を有している。
以下、図6に示した液晶テレビに搭載された蛍光管を回収する場合を例に挙げて、図5を参照しながら本発明の蛍光管の回収方法について説明する。図5には、本発明の蛍光管の回収方法の好ましい一例として、〔1〕バックライトユニット分離工程(ステップS1)と、〔2〕光学系部品取出し工程(ステップS2)と、〔3〕蛍光管分離工程(ステップS3)と、〔4〕蛍光管回収工程(ステップS4)とを含む場合が例示されている。上述したように、本発明の蛍光管の回収方法は、バックライトユニット分離工程(ステップS1)と、蛍光管分離工程(ステップS3)と、蛍光管回収工程(ステップS4)とを含んでいればよく、図5に示した手順には限定されず、一部が省略されていても順序が入れ替わっていてもよく、また本発明の効果を阻害しない範囲で適宜の他のステップが追加されていてもよいが、図5に示す手順にて行われることが特に好ましい。以下、図5に示す各ステップについて詳細に説明する。
〔1〕バックライトユニット分離工程
まず、液晶テレビなどの液晶表示装置を、液晶パネルユニット102とバックライトユニット109とに分離する(ステップS1)。液晶パネルユニット102とバックライトユニット109は、ビスやカシメ、スナップフィットなどで固定されているケースが多く、一般工具で分離が可能である。なお、表キャビネット101、裏キャビネット108、基板ユニット107などは事前に取り外しているが、これについても、ビスやカシメ、スナップフィットなどで固定されているケースが多く、一般工具で分離が可能である。
まず、液晶テレビなどの液晶表示装置を、液晶パネルユニット102とバックライトユニット109とに分離する(ステップS1)。液晶パネルユニット102とバックライトユニット109は、ビスやカシメ、スナップフィットなどで固定されているケースが多く、一般工具で分離が可能である。なお、表キャビネット101、裏キャビネット108、基板ユニット107などは事前に取り外しているが、これについても、ビスやカシメ、スナップフィットなどで固定されているケースが多く、一般工具で分離が可能である。
また、液晶パネルユニット102については、液晶ガラス基板上に希少金属であるインジウムを含んだ透明導電膜が加工されているため、これを回収し再資源化することが好ましい。具体的には液晶パネルに貼り付けられた偏光板を除去後、2枚の液晶ガラスを分割し、液晶ガラス表面に加工されたインジウムを含んだ透明導電膜を回収する。回収方法としては、酸などを用いた湿式処理、研磨やブラストなどの機械的処理などが挙げられるが、限定はされない。また、回収したインジウムはイオン交換樹脂での吸脱着方式などを利用して純度を上げ、再び、透明導電膜用材料として再資源化する。また、非鉄精錬所でインジウムを再資源化する方法などもある。
〔2〕光学部品取出し工程
次に、バックライトユニット109から光学系部品103を取り外す(ステップS2)。光学系部品103は、特にビスなどの締結部品で固定されていないので簡単に取り外すことができる。
次に、バックライトユニット109から光学系部品103を取り外す(ステップS2)。光学系部品103は、特にビスなどの締結部品で固定されていないので簡単に取り外すことができる。
〔3〕蛍光管分離工程
次に、バックライトユニット109から蛍光管104を分離する(ステップS3)。蛍光管を取り外す方法としては、作業者が直接、手でバックライトユニット109から蛍光管104を取り出してもよいし、装置や冶具などを用いて、作業者が直接蛍光管104には触れずに作業の安全化を図るためには、装置や冶具などを利用して、作業者が直接手で蛍光管104を触らない方法を選択することが望ましい。
次に、バックライトユニット109から蛍光管104を分離する(ステップS3)。蛍光管を取り外す方法としては、作業者が直接、手でバックライトユニット109から蛍光管104を取り出してもよいし、装置や冶具などを用いて、作業者が直接蛍光管104には触れずに作業の安全化を図るためには、装置や冶具などを利用して、作業者が直接手で蛍光管104を触らない方法を選択することが望ましい。
なお、本発明の蛍光管の回収方法に供される液晶表示装置は、通常、前記バックライトユニットがバックライト筐体と光学系部品と蛍光管とを含み、前記バックライト筐体は1面が開口した箱型の形状であって、前記開口面を下にして設置されており、前記蛍光管が、前記バックライト筐体の1面に第1の保持部品および第2の保持部品によって等間隔で平行並列保持された構造を備える。具体的には、上述したように光学系部品を取り出した後のバックライト筐体において、通常、蛍光管は、一方側がバックライト筐体に保持され、かつ、他方側が蛍光管を保持する第1の保持部品によってバックライト筐体に保持されるとともに、一方側の端部がバックライト筐体に保持され、かつ、他方側の端部が蛍光管を保持する第2の保持部品によっても、バックライト筐体に保持される構造を有している。第1の保持部品は、光ムラ防止などのため、意図的にランダムに配列されているが、第2の保持部品は、それぞれ、バックライト筐体の長手方向の両端に、同列かつ同ピッチで規則正しく配列されている場合が多い。
したがって、蛍光管分離工程においてはまず、光学系部品を取り外した後のバックライトユニットを、バックライトユニット筐体の開口部が下方となるように配置しておき、上述した第1の保持部品、第2の保持部品を分離して、これらによって保持された蛍光管を分離するようにすることが、好ましい。
第1の保持部品については、第1の保持部品の一方側の端部を切断してバックライト筐体との保持を外すことで、バックライトユニットから分離するようにすることが好ましい。第1の保持部品の一方側の端部を切断するための手段としては、従来公知の適宜の手段を用いることができ、たとえば、カッター、カンナ、ニッパなどの一般的な切断工具のほか、レーザ切断やバーナなどの焼き切る手段、また、グラインダー、ブラストなどの研磨手段などを用いることができるが、これらに制限されるものではない。
また第2の保持部品については、バックライト筐体側から加圧してバックライト筐体との保持を外すようにすることが好ましい。このような第2の保持部品の分離には、たとえば、両端に、平板状の押さえ板を有する構造を備える装置を好適に用いることができる。このような装置を用い、バックライト筐体の上方(開口部を配置した下方とは反対側)から、第2の保持部品上に押さえ板が位置するように配置して、押さえ板によってバックライト筐体側から第2の保持部品を加圧することで、第2の保持部品のバックライト筐体への保持を解除し、第2の保持部品をバックライトユニットから分離することができる。
上述したような第1の保持部品、第2の保持部品の分離を経て、蛍光管がバックライト筐体から分離される。なお、このようにしてバックライト筐体から分離された蛍光管は、図2(b)に示した例のように第1の保持部品および/または第2の保持部品が付随されたままの状態で、本発明の蛍光管回収容器を用いた蛍光管回収工程に供される。
〔4〕蛍光管回収工程
次に、上述したようにバックライトユニットから分離された蛍光管を、上述した本発明の蛍光管回収容器1,21,31に収納し、回収する(ステップS4)。図7は、本発明の蛍光管回収装置1,21,31を用いた蛍光管回収工程の好ましい一例を模式的に示す図である。本発明の蛍光管の回収方法においては、図7に示す例のように、当該蛍光管回収工程において、開口2が上方となるように回収容器1,21,31を斜めに設置することが、好ましい。ここで、図8は蛍光管回収工程の好ましくない一例を模式的に示す図であるが、図8に示す例のように、回収容器1,21,31を開口2を上方にして略水平に設置した場合には、回収した蛍光管11が、回収容器1,21,31内の開口付近の1領域に積載され、そのまま回収が進むと、回収容器1,21,31の開口2が蛍光管11で詰まり、うまく蛍光管11を回収容器1,21,31に収納することが困難となってしまう。これに対し、図7に示す例のように、開口2が上方となるように回収容器1,21,31を斜めに設置することで、蛍光管11は回収容器1,21,31を滑り落ち、回収容器1,21,31の最下部から溜まっていくことになるため、回収容器1,21,31が満杯になるまで、効率よく蛍光管11を収納することができる。
次に、上述したようにバックライトユニットから分離された蛍光管を、上述した本発明の蛍光管回収容器1,21,31に収納し、回収する(ステップS4)。図7は、本発明の蛍光管回収装置1,21,31を用いた蛍光管回収工程の好ましい一例を模式的に示す図である。本発明の蛍光管の回収方法においては、図7に示す例のように、当該蛍光管回収工程において、開口2が上方となるように回収容器1,21,31を斜めに設置することが、好ましい。ここで、図8は蛍光管回収工程の好ましくない一例を模式的に示す図であるが、図8に示す例のように、回収容器1,21,31を開口2を上方にして略水平に設置した場合には、回収した蛍光管11が、回収容器1,21,31内の開口付近の1領域に積載され、そのまま回収が進むと、回収容器1,21,31の開口2が蛍光管11で詰まり、うまく蛍光管11を回収容器1,21,31に収納することが困難となってしまう。これに対し、図7に示す例のように、開口2が上方となるように回収容器1,21,31を斜めに設置することで、蛍光管11は回収容器1,21,31を滑り落ち、回収容器1,21,31の最下部から溜まっていくことになるため、回収容器1,21,31が満杯になるまで、効率よく蛍光管11を収納することができる。
なお、図7に示すように、開口2が上方となるように回収容器1,21,31を斜めに設置する場合、収納容器1,21,31の底面が水平面に対して成す角度が20〜80°の範囲内となるように設置することが好ましく、30〜70°の範囲内となるように設置することがより好ましい。収納容器1,21,31の底面が水平面に対して成す角度が20°未満である場合には、蛍光管11が回収容器1,21,31内を上手く滑り落ちない傾向にあり、また、収納容器1,21,31の底面が水平面に対して成す角度が80°を超える場合には、角度が急となるため、たとえば蛍光管11同士の衝突による衝撃により、蛍光管11が割れやすくなる傾向にあるためである。
また本発明における蛍光管回収工程では、図7に示すように、一方側の開口42aがバックライト筐体の開口と同等であるかまたは当該開口よりも大きく、他方側の開口42bへ向かってテーパ状に形成された構造物42内を、一方側の開口から他方側の開口へ向かって蛍光管11を通過させることで、バックライト筐体41から分離された蛍光管11を1領域に集めるように実現することが特に好ましい。このような構造物42は、蛍光管11の入口となる一方側の開口42aがバックライト筐体の開口と同等であるかまたは当該開口よりも大きいものが用いられるが、これは、当該開口がバックライト筐体の開口よりも小さければ、構造物の外にはみ出す蛍光管がでてくるため、回収容器1,21,31への蛍光管の効率的な収納が困難となる虞があるためである。
また図7に示すような構造物42を用いる場合、当該構造物42の他方側の開口42bは、回収容器1,21,31の開口2の面積よりも小さな面積であることが好ましい。当該構造物42の他方側の開口42bが回収容器1,21,31の開口2の面積よりも大きな面積を有する場合には、当該構造物42を通過させた蛍光管11が回収容器1,21,31の外にはみ出してしまい、蛍光管11の円滑な回収が困難となる傾向にあるためである。
また、万全を期すという観点から、当該蛍光管回収工程を実施するに際しては、蛍光管の破損などにより、万一、封入されていた水銀が漏洩する可能性がある工程においては、適宜、局所排気装置を設置し、該局所排気装置を通った排気ガスが大気へ放出される前に、水銀回収機構(急冷装置、バグフィルタ、活性炭吸着など)などを設けておくことが好ましい。
上述した本発明のような蛍光管の回収方法また本発明の蛍光管回収容器によって、作業中に万一蛍光管が破損しても蛍光管内に封入されていた水銀の漏洩を防ぐことができ、作業者の水銀被爆、環境汚染などを未然に防ぐことが可能となる。
本発明はさらに、上述した本発明の蛍光管の回収方法、蛍光管回収容器を用いた、液晶表示装置の再資源化方法についても提供するものである。上述したように本発明によれば、液晶表示装置に搭載された蛍光管が、万一破損してしまった場合においても、蛍光管内に封入されていた水銀の漏洩を防ぐことができるため、回収された蛍光管を安全に、さらに好適には効率的に再資源化に供することが可能となる。なお、本発明の液晶表示装置の再資源化方法における液晶表示装置は、液晶テレビ、液晶モニタのうちの少なくともいずれかであることが好ましい。
1,21,31 蛍光管回収容器、2 開口、11 蛍光管、12 第1の保持部品、13 第2の保持部品、22 緩衝機構、32 冷却機構。
Claims (12)
- 液晶表示装置から分離された蛍光管を収納し、回収するための容器であって、一面の一部が開閉可能な直方形状である蛍光管回収容器。
- 前記開閉可能な部分が四角形状の開口を有する、請求項1に記載の蛍光管回収容器。
- 前記開口の短辺側寸法が少なくとも蛍光管の外径寸法以上である、請求項2に記載の蛍光管回収容器。
- 内壁に緩衝機構を備える、請求項1〜3のいずれかに記載の蛍光管回収容器。
- 発泡スチロールまたはプラスチックダンボールで形成されたものである、請求項1〜4のいずれかに記載の蛍光管回収容器。
- 冷却機構をさらに備える、請求項1〜5のいずれかに記載の蛍光管回収容器。
- 前記冷却機構に保冷剤が用いられている、請求項6に記載の蛍光管回収容器。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の蛍光管回収容器を用いた、液晶表示装置の再資源化方法。
- 液晶表示装置に搭載された蛍光管の回収方法であって、
前記液晶表示装置を液晶パネルユニットとバックライトユニットとに分離する工程と、
前記バックライトユニットから蛍光管を分離する工程と、
分離した前記蛍光管を請求項1〜7のいずれかに記載の蛍光管回収容器に収納する工程とを含む、蛍光管の回収方法。 - 前記液晶表示装置は液晶テレビ、液晶モニタを含む、請求項9に記載の蛍光管の回収方法。
- 前記蛍光管を回収容器に収納する工程において、開口が上方となるように回収容器を斜めに設置することを特徴とする、請求項9または10に記載の蛍光管の回収方法。
- 請求項9〜11のいずれかに記載の蛍光管の回収方法を用いた、液晶表示装置の再資源化方法。
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