JP2004184677A - 表示パネル分離方法と表示パネル分離装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示パネルとシャーシが接合されている表示装置において、シャーシおよび表示パネルの形状を損なわず、簡易に分離する装置を提供する。
【解決手段】前面ガラス基板10と背面ガラス基板12を封着材料11で封着したガラス表示パネル20と回路基板が固定されているシャーシ14との間に設けられた接合部材13のみを切断することで、シャーシの形状を損なわず表示パネルとシャーシ14とを分離することができ、それぞれを再利用を図ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】前面ガラス基板10と背面ガラス基板12を封着材料11で封着したガラス表示パネル20と回路基板が固定されているシャーシ14との間に設けられた接合部材13のみを切断することで、シャーシの形状を損なわず表示パネルとシャーシ14とを分離することができ、それぞれを再利用を図ることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,プラズマディスプレイパネルなどの平面表示装置の表示パネルとそれを支えるシャーシの分離方法と分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの表示装置やカラーテレビジョン受像機に使われているブラウン管(以下、CRTと記す)に代わる表示装置として、液晶表示装置など様々なものが提案されている。そのなかでも特に大型、薄型の表示デバイスとしては、プラズマディスプレイパネル(以下、PDPと記す)の開発が活発に進められている。PDPの構造を図8を用いて説明する。
【0003】
図8(a)はPDPの正面図であり図8(b)はPDPを上から見た平面図である。この図において、10はガラス基板上に画素電極、誘電体、保護層が順に設けられた前面ガラス基板、12はガラス基板上に隔壁を設けて複数の領域に分け、その領域に画素電極を設け、その画素電極上に赤、緑、青の蛍光体をそれぞれ塗布した背面ガラス基板である。この前面ガラス基板10と背面ガラス基板12をフリットガラス等の封着材料11で封着し、その内部を真空に排気し、さらに放電ガスを封入して表示パネル20を完成させる。
【0004】
このようにして得られた表示パネル20の裏面に接合部材13で放熱板としてアルミシャーシ14を張り合わせ、そのアルミシャーシ14にビス15を用い回路基板16を取り付けた構造となっている。回路基板16は、表示パネル20の画素電極に信号をおくってプラズマ放電を発生させ、それによって発生した紫外線を蛍光体に当てることで発光させて画面を表示する。
【0005】
ところでPDPのような表示装置では、製造工程で生じたなんらかの不良箇所が発生したり、また使用済みの製品の後は、環境保護の観点から、表示パネルと回路基板やシャーシを分離し、表示パネルまたはシャーシ、回路基板などをそれぞれ再利用している。そのため表示パネルを加熱して両者を接合している封着材料を軟化させ前面ガラス基板と背面ガラス基板を分離させる技術が知られている(例えば特許文献1参照)。またそのほかに前面ガラス基板と背面ガラス基板の間に刃物を挿入し、振動させながら塗布領域に沿って封着材料を切り進み前面ガラス基板と背面ガラス基板を分離する方法もある(例えば特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−106087号公報(第2頁−3頁)
【特許文献2】
特開2002−50294号公報(第5頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし製造工程から生じる不良や使用されたPDPを資源として効率的に再利用するためには表示パネルに含まれる鉛などの有害物を除去した後、表示パネルを再利用することやシャーシを再利用することが望ましい。また表示パネルがガラスである場合、そのガラスを再利用するためには表示パネルの前面パネルと後面パネルを分離する必要があり、シャーシを再利用するためには形状を損なわずに表示パネルから分離する必要がある。
【0008】
表示パネルとシャーシを分離させるためには前記特許文献1に記された方法が一例である。しかしこの方法でシャーシを分離するとシャーシが熱変形してしまい、製品へ再利用することができない。また、この方法では専用の加熱炉が必要となり、処理費用が高くなってしまう。また変形したシャーシはリサイクルするため運搬する必要がある。しかし変形した状態では効率よく運搬用トラックに積載できないため運送費が高くなってしまう。
【0009】
また特許文献2に記す方法では、表示パネルの前面ガラス基板と背面ガラス基板の分離は可能であるが、表示パネルとアルミシャーシの分離は刃物に接合部材が付着し切断性が悪化するため分離することができない。これは、アルミシャーシと表示パネルは粘着性のある物質を介してくっつけられているためである。
【0010】
このように、平面表示装置において表示パネルとシャーシまたは駆動回路部とを分離する方法についてはいままではなにも考慮されておらず、産業廃棄物として処理するかまたは手間と費用をかけて処理するのが現状である。
【0011】
本発明は上記課題を解決するため、平面表示装置における表示パネルとシャーシを、シャーシの形状を損なわず簡易に分離する方法を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴は、表示パネルとシャーシを接続する接合部材を切断し、シャーシの形状を損なわずしかも簡易な方法で表示パネルとシャーシを分離することにある。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、平面表示装置の表示パネルとそれを支えるシャーシとの間に設けられた接合部材を切断手段を用いて切断する平面表示装置の表示パネル分離方法である。
切断手段のひとつとしては鋸が有効であり、接合部材のみを切断するため、シャーシの形状を損なわずに分離することができる。
また鋸の刃の形状は、胴体部を中心に互い違いに刃を突出させたことを特徴とするものでは鋸の刃が交互に突出しているため、切断時に生じる接合部材の切断くずを効率よく表示パネルの外側に排出することができ、切断性を損なわなわないように表示パネルとシャーシを分離することができる。なお、この鋸の刃の最大突出量が接合部材の厚みより小さいことなおよい効果を生じるものである。
また切断手段である鋸の刃のスライド量が、表示パネルの切断している辺の長さの半分以上であるものである平面表示装置の表示パネル分離方法である。鋸の刃を表示パネルの切断する辺の長さの半分以上スライドさせるため、切断時に生じる接合部材の切断くずを効率よく表示パネルの外部に排出することができるため、切断性を損なわずに効率よく表示パネルとシャーシを分離することができる。また本発明は、表示パネルとシャーシの間に設けられた接合部材を切断し表示パネルとシャーシを分離する平面表示装置の表示パネル分離方法において、切断手段として縒ったワイヤを使用することを特徴とするものである。縒ったワイヤはそのスライド量が表示パネルの切断する辺の長さの半分以上であるとよりよい効果をもたらすものである。これは縒ったワイヤを切断方向に対し垂直方向に大きくスライドさせるため、切断時に生じる接合部材の切断くずを表示パネルの外側に排出することができ、切断性を損なわないため表示パネルとシャーシを分離することができるためである。ワイヤの種類として、例えば硬鋼線、ピアノ線、ステンレス鋼線、スチール鋼線であると、より効率的に切断が行われ、よりよい効果を得ることができる。
また、本発明の平面表示装置の表示パネル分離方法において、表示パネルとシャーシの間に設けられた接合部材を切断する切断手段として、加熱したワイヤを用いることを特徴とするものである。ワイヤを加熱しながら切断方向へスライドさせるため、粘着性のある接合部材であっても切断面は溶かされるために切断くずは発生せず、切断性の低下がなく表示パネルとアルミシャーシを分離することができる。加熱するワイヤとしては、ニッケルクロム線、銅ニッケル線、銅マンガン線、鉄クロム線、ニッケル線、ニッケル銅合金線、洋白線を用いると、より効率よく接合部材を切断することができる。
【0014】
また、本発明は以上のそれぞれの分離方法を活用する平面表示装置の表示パネル分離装置に関するものである。
【0015】
以下に本発明の平面表示装置の表示パネル分離方法と表示パネル分離装置の具体例を、図面を用いて説明する。
【0016】
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態例を図1を用いて説明する。図1は表示パネル分離装置であり、表示パネルを切断しようとする状態を表している。
図1(a)は表示パネル分離装置の平面図であり、表示パネルであるPDP20を切断するところである。図1(b)は表示パネル分離装置の正面図である。この図において、PDP20は前面ガラス基板10と背面ガラス基板12を封着材料11にて封着して密閉されて構成されている。そしてアルミ製のシャーシ(以下、アルミシャーシと記す)14は背面ガラス基板12との間に設けられた接合部材13にて張り合わされている。接合部材13は粘着質で、ある程度の粘度のあるものが一般的である。
表示パネル分離装置は、鋸30と、この鋸30を駆動制御するための制御手段31を備えている。
表示パネル分離装置の鋸30はPDP20の表示面に平行に往復運動(スライド)し、またPDP20の短辺から接合部材13に挿入してパネル長手方向に切り進むことで、PDP20とアルミシャーシ14を分離することができる。この鋸30の往復運動量(以下、スライド量と記す)は、例えば前面ガラス基板10もしくは背面ガラス基板12の短辺長さの半分以上にすることで、接合部材13が切断されたときに生じる切断くずを、背面ガラス基板12とアルミシャーシ14の間から排出することができる。接合部材13は粘度があるため、鋸30で切断して細かなくず状になってもそれぞれが鋸30に付着してしまうが、往復運動量(スライド量)を背面ガラス基板12の短辺長さの半分以上にすることで、鋸30の切断性の低下がなく良好に表示パネル20とアルミシャーシ14の分離を行うことができる。
なお、図1ではPDP20の短辺から接合部材13に挿入してパネル長手方向に切り進む例を示したが、必ずしも短辺側からでなく、長辺側または斜め方向から接合部材13に鋸30を挿入させて切り進んでもよく、それらのばあいでも同様の効果を得ることができる。
制御手段31は、鋸30のスライド量を調整をするとともに、切断方向に鋸30を移動させるものである。
また図2に鋸刃に付着した切断くずを除去するため、例えば布やブラシにより切断くずを取り除くクリーニング装置33を備えた例を示す。クリーニング装置33は鋸30の一部を覆うように配置され、接合部材13の切断箇所がクリーニング装置33を通過するたびに、鋸30に付着した切断くずを取り除く。切断くずが取り除かれた鋸30は接合部材13を摩擦も少なく効率よく接合部材13を切断できる。
また、クリーニング装置として、例えばウォータージェットなどを利用すると、鋸30から切断くずを取り除くことができるとともに、水により切断くずの発生を抑えることもでき、効率の高い作業を行うことができる。
図3は、本実施の形態の鋸の一例を示したもので、図3(a)が鋸30の拡大図、図3(b)はPDPの接合部材13を切断する状態を示すものである。鋸30は、胴体部分41を中心に鋸刃40が互い違いに突出させた構成をとっている。この構成により、接合部材13の切りくずをPDPから外部に排出することを可能にしている。また鋸刃40の突出量45が接合部材13の厚さより小さい鋸刃を用いることで、接合部材13のみを切断し、隣接するアルミシャーシ14や背面ガラス基板12に損傷を与えず分離することができる。
図4には別の表示パネル分離装置の構成を示す。図1の表示パネル分離装置とは鋸の形状とその駆動方法が異なっている。図4の表示パネル分離装置は、短部が繋がれてリング状になった鋸34と、鋸34を回転運動させる駆動手段32と、鋸34を支持する回転体35を備えている。駆動手段32は、例えばモータのような回転動力発生源と、その動力を鋸34に伝える伝達部分から構成されている。
駆動手段32は、その動力をリング状の鋸34に伝え、一定方向に鋸34を回転させるとともに鋸34および回転体35を移動させて、接合部材13を切断していく。
図4の表示パネル分離装置では、鋸34を一定方向に回転させるとともに、回転体35と駆動手段32で切断位置の両端で鋸34を支えているため、鋸34のブレが少なく抑えることができ、精度の高い切断が実現できる。また鋸34を一定方向に回転させていることで、接合部材13の切りくずを一致方向に押し出すことができ、効率よい作業を行える。また往復運動する鋸を備える表示パネル分離装置よりもリング状の鋸を回転させる構成のほうが、装置の小型化を実現できる。
図5は切断手段を移動させる構造を備える表示パネル分離装置を示す。図5(a)の51は表示パネル設置台、52は切断手段である鋸30およびその駆動手段31を支持する支持体52である。支持体52は移動体53と接続されている。この表示パネル分離装置では、PDPが表示パネル設置台51上に固定されてから、移動体53が表示パネル設置台51に沿って平行移動させることで、支持体52も水平方向に移動するので、接合部材13内を鋸30が切断して進むものである。一方、図5(b)は、支持体55は表示パネル設置台51に固定されているとともに、表示パネル設置台51には複数の回転体54が並べられ、その上を表示パネルであるPDP20が切断手段の鋸30に向かって移動する表示パネル分離装置の一例である。
図5(a)、図5(b)の表示パネル分離装置のように、表示パネル設置台51を備えたものであれば、表示パネルまたは切断手段が固定されるので、接合部分13を精度よく切断することができ、特に表示パネルが大きいほど、その効果は大きいものとなる。
切断手段としては、上述した鋸のほかに図6に示すような縒ったワイヤ60も有効である。制御手段61によって縒ったワイヤ60を往復運動させ、PDP20の短辺側から接合部材13に挿入しPDPの長手方向へ切り進むと、表示パネル20とアルミシャーシ14を分離することができる。縒ったワイヤ60のスライド量も、縒ったワイヤ60を挿入する辺、例えば前面ガラス基板10もしくは背面ガラス基板12の短辺、の長さの半分以上にスライドさせることで、接合部材13が切断されたときに生じる切断くずを背面ガラス基板12とアルミシャーシ14の間から排出することができ、縒ったワイヤ60の切断性の低下がなく良好にPDP20とアルミシャーシ14の分離を行うことができる。
もちろん縒ったワイヤ60を切断手段とした場合でも、上述したようにクリーニング装置を備えてもよく、例えばウォータージェット等を併用して切断面を濡らすことで切断された接合部材13の切りくず同士が再接着することを防止でき、また縒ったワイヤをリング状にして、一方向に回転させて切断させてもよい。縒ったワイヤ60は、例えば硬鋼線、ピアノ線、ステンレス線、スチール鋼線を用いると、さらに良好に表示パネル20とアルミシャーシ14の分離を行うことができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の表示パネル分離装置の他の実施の形態例を表示する。図7は表示パネル分離装置を示す平面図である。70はワイヤで、71は制御手段であり、ワイヤ70の駆動を制御するものである。また制御手段71はワイヤ70を加熱する機能を備えている。表示パネル20は上記(実施の形態1)で説明したものと同じ構成で、前面ガラス基板10と背面ガラス基板12を封着材料11にて封着し、そしてアルミシャーシ14は背面ガラス基板との間に設けられた接合部材13にて張り合わされているPDPである。
制御手段70は、ワイヤ70に電流を流して加熱し、そしてPDP20の接合部材13に挿入することでPDPを短辺側からPDPの長手方向へ切り進むと、PDP20とアルミシャーシ14を分離することができる。この加熱したワイヤ50は、例えばその直径が接合部材13の厚みより小さいことで接合部材13のみを切断しアルミシャーシ14や背面ガラス基板12に損傷を与えず表示パネル20とアルミシャーシ14に分離することができる。例えばニッケルクロム線、銅ニッケル線、銅マンガン線、鉄クロム線、ニッケル線、ニッケル銅合金線、洋白線を用いると良好にPDP20とアルミシャーシ14の分離を行うことができる。
以上のように切断手段として加熱したワイヤを備えた表示パネル分離装置では、接合部材13の切断部分を熱で溶かして切断するため、接合部材13の切りくずを発生させず、切断面が整えて表示パネルとシャーシの分離を行うことを可能とするものである。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、製造工程から生じる不良や使用された製品から回収した表示パネルを、シャーシの形状を損なうことなく安価な費用で処理することができる。そして分離したシャーシは形状を損なわないため、シャーシとして再利用することができる。また表示パネルもそのまま再利用が可能であり、また表示パネルを構成するもの、例えばガラス板、も傷をつけずに回収できるので、再び表示パネルとして再利用することも可能である。
【0018】
また使用された製品から回収した表示パネルから分離したシャーシは設計変更等によりそのまま再利用できなくとも、シャーシが変形していないため運搬に使用するトラックへ効率的に積載可能となり運送費を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である表示パネル分離装置の構成を示す図
【図2】本発明の一実施例である表示パネル分離装置の構成を示す図
【図3】同表示パネル分離装置の鋸刃の拡大図
【図4】本発明の一実施例である表示パネル分離装置の構成を示す図
【図5】本発明の一実施例である表示パネル分離装置の構成を示す図
【図6】本発明の一実施例である表示パネル分離装置の構成を示す図
【図7】本発明の一実施例である表示パネル分離装置の構成を示す図
【図8】表示パネルの構成を示す図
【符号の説明】
10 前面ガラス基板
11 封着材料
12 背面ガラス基板
13 接合部材
14 アルミシャーシ
15 ビス
16 回路基板
20 表示パネル
30、34 鋸
31、61、71 制御手段
32 駆動手段
33 クリーニング装置
40 鋸刃
41 胴体部
45 突出量
50 加熱したワイヤ
60 縒ったワイヤ
【発明の属する技術分野】
本発明は,プラズマディスプレイパネルなどの平面表示装置の表示パネルとそれを支えるシャーシの分離方法と分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの表示装置やカラーテレビジョン受像機に使われているブラウン管(以下、CRTと記す)に代わる表示装置として、液晶表示装置など様々なものが提案されている。そのなかでも特に大型、薄型の表示デバイスとしては、プラズマディスプレイパネル(以下、PDPと記す)の開発が活発に進められている。PDPの構造を図8を用いて説明する。
【0003】
図8(a)はPDPの正面図であり図8(b)はPDPを上から見た平面図である。この図において、10はガラス基板上に画素電極、誘電体、保護層が順に設けられた前面ガラス基板、12はガラス基板上に隔壁を設けて複数の領域に分け、その領域に画素電極を設け、その画素電極上に赤、緑、青の蛍光体をそれぞれ塗布した背面ガラス基板である。この前面ガラス基板10と背面ガラス基板12をフリットガラス等の封着材料11で封着し、その内部を真空に排気し、さらに放電ガスを封入して表示パネル20を完成させる。
【0004】
このようにして得られた表示パネル20の裏面に接合部材13で放熱板としてアルミシャーシ14を張り合わせ、そのアルミシャーシ14にビス15を用い回路基板16を取り付けた構造となっている。回路基板16は、表示パネル20の画素電極に信号をおくってプラズマ放電を発生させ、それによって発生した紫外線を蛍光体に当てることで発光させて画面を表示する。
【0005】
ところでPDPのような表示装置では、製造工程で生じたなんらかの不良箇所が発生したり、また使用済みの製品の後は、環境保護の観点から、表示パネルと回路基板やシャーシを分離し、表示パネルまたはシャーシ、回路基板などをそれぞれ再利用している。そのため表示パネルを加熱して両者を接合している封着材料を軟化させ前面ガラス基板と背面ガラス基板を分離させる技術が知られている(例えば特許文献1参照)。またそのほかに前面ガラス基板と背面ガラス基板の間に刃物を挿入し、振動させながら塗布領域に沿って封着材料を切り進み前面ガラス基板と背面ガラス基板を分離する方法もある(例えば特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−106087号公報(第2頁−3頁)
【特許文献2】
特開2002−50294号公報(第5頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし製造工程から生じる不良や使用されたPDPを資源として効率的に再利用するためには表示パネルに含まれる鉛などの有害物を除去した後、表示パネルを再利用することやシャーシを再利用することが望ましい。また表示パネルがガラスである場合、そのガラスを再利用するためには表示パネルの前面パネルと後面パネルを分離する必要があり、シャーシを再利用するためには形状を損なわずに表示パネルから分離する必要がある。
【0008】
表示パネルとシャーシを分離させるためには前記特許文献1に記された方法が一例である。しかしこの方法でシャーシを分離するとシャーシが熱変形してしまい、製品へ再利用することができない。また、この方法では専用の加熱炉が必要となり、処理費用が高くなってしまう。また変形したシャーシはリサイクルするため運搬する必要がある。しかし変形した状態では効率よく運搬用トラックに積載できないため運送費が高くなってしまう。
【0009】
また特許文献2に記す方法では、表示パネルの前面ガラス基板と背面ガラス基板の分離は可能であるが、表示パネルとアルミシャーシの分離は刃物に接合部材が付着し切断性が悪化するため分離することができない。これは、アルミシャーシと表示パネルは粘着性のある物質を介してくっつけられているためである。
【0010】
このように、平面表示装置において表示パネルとシャーシまたは駆動回路部とを分離する方法についてはいままではなにも考慮されておらず、産業廃棄物として処理するかまたは手間と費用をかけて処理するのが現状である。
【0011】
本発明は上記課題を解決するため、平面表示装置における表示パネルとシャーシを、シャーシの形状を損なわず簡易に分離する方法を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴は、表示パネルとシャーシを接続する接合部材を切断し、シャーシの形状を損なわずしかも簡易な方法で表示パネルとシャーシを分離することにある。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、平面表示装置の表示パネルとそれを支えるシャーシとの間に設けられた接合部材を切断手段を用いて切断する平面表示装置の表示パネル分離方法である。
切断手段のひとつとしては鋸が有効であり、接合部材のみを切断するため、シャーシの形状を損なわずに分離することができる。
また鋸の刃の形状は、胴体部を中心に互い違いに刃を突出させたことを特徴とするものでは鋸の刃が交互に突出しているため、切断時に生じる接合部材の切断くずを効率よく表示パネルの外側に排出することができ、切断性を損なわなわないように表示パネルとシャーシを分離することができる。なお、この鋸の刃の最大突出量が接合部材の厚みより小さいことなおよい効果を生じるものである。
また切断手段である鋸の刃のスライド量が、表示パネルの切断している辺の長さの半分以上であるものである平面表示装置の表示パネル分離方法である。鋸の刃を表示パネルの切断する辺の長さの半分以上スライドさせるため、切断時に生じる接合部材の切断くずを効率よく表示パネルの外部に排出することができるため、切断性を損なわずに効率よく表示パネルとシャーシを分離することができる。また本発明は、表示パネルとシャーシの間に設けられた接合部材を切断し表示パネルとシャーシを分離する平面表示装置の表示パネル分離方法において、切断手段として縒ったワイヤを使用することを特徴とするものである。縒ったワイヤはそのスライド量が表示パネルの切断する辺の長さの半分以上であるとよりよい効果をもたらすものである。これは縒ったワイヤを切断方向に対し垂直方向に大きくスライドさせるため、切断時に生じる接合部材の切断くずを表示パネルの外側に排出することができ、切断性を損なわないため表示パネルとシャーシを分離することができるためである。ワイヤの種類として、例えば硬鋼線、ピアノ線、ステンレス鋼線、スチール鋼線であると、より効率的に切断が行われ、よりよい効果を得ることができる。
また、本発明の平面表示装置の表示パネル分離方法において、表示パネルとシャーシの間に設けられた接合部材を切断する切断手段として、加熱したワイヤを用いることを特徴とするものである。ワイヤを加熱しながら切断方向へスライドさせるため、粘着性のある接合部材であっても切断面は溶かされるために切断くずは発生せず、切断性の低下がなく表示パネルとアルミシャーシを分離することができる。加熱するワイヤとしては、ニッケルクロム線、銅ニッケル線、銅マンガン線、鉄クロム線、ニッケル線、ニッケル銅合金線、洋白線を用いると、より効率よく接合部材を切断することができる。
【0014】
また、本発明は以上のそれぞれの分離方法を活用する平面表示装置の表示パネル分離装置に関するものである。
【0015】
以下に本発明の平面表示装置の表示パネル分離方法と表示パネル分離装置の具体例を、図面を用いて説明する。
【0016】
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態例を図1を用いて説明する。図1は表示パネル分離装置であり、表示パネルを切断しようとする状態を表している。
図1(a)は表示パネル分離装置の平面図であり、表示パネルであるPDP20を切断するところである。図1(b)は表示パネル分離装置の正面図である。この図において、PDP20は前面ガラス基板10と背面ガラス基板12を封着材料11にて封着して密閉されて構成されている。そしてアルミ製のシャーシ(以下、アルミシャーシと記す)14は背面ガラス基板12との間に設けられた接合部材13にて張り合わされている。接合部材13は粘着質で、ある程度の粘度のあるものが一般的である。
表示パネル分離装置は、鋸30と、この鋸30を駆動制御するための制御手段31を備えている。
表示パネル分離装置の鋸30はPDP20の表示面に平行に往復運動(スライド)し、またPDP20の短辺から接合部材13に挿入してパネル長手方向に切り進むことで、PDP20とアルミシャーシ14を分離することができる。この鋸30の往復運動量(以下、スライド量と記す)は、例えば前面ガラス基板10もしくは背面ガラス基板12の短辺長さの半分以上にすることで、接合部材13が切断されたときに生じる切断くずを、背面ガラス基板12とアルミシャーシ14の間から排出することができる。接合部材13は粘度があるため、鋸30で切断して細かなくず状になってもそれぞれが鋸30に付着してしまうが、往復運動量(スライド量)を背面ガラス基板12の短辺長さの半分以上にすることで、鋸30の切断性の低下がなく良好に表示パネル20とアルミシャーシ14の分離を行うことができる。
なお、図1ではPDP20の短辺から接合部材13に挿入してパネル長手方向に切り進む例を示したが、必ずしも短辺側からでなく、長辺側または斜め方向から接合部材13に鋸30を挿入させて切り進んでもよく、それらのばあいでも同様の効果を得ることができる。
制御手段31は、鋸30のスライド量を調整をするとともに、切断方向に鋸30を移動させるものである。
また図2に鋸刃に付着した切断くずを除去するため、例えば布やブラシにより切断くずを取り除くクリーニング装置33を備えた例を示す。クリーニング装置33は鋸30の一部を覆うように配置され、接合部材13の切断箇所がクリーニング装置33を通過するたびに、鋸30に付着した切断くずを取り除く。切断くずが取り除かれた鋸30は接合部材13を摩擦も少なく効率よく接合部材13を切断できる。
また、クリーニング装置として、例えばウォータージェットなどを利用すると、鋸30から切断くずを取り除くことができるとともに、水により切断くずの発生を抑えることもでき、効率の高い作業を行うことができる。
図3は、本実施の形態の鋸の一例を示したもので、図3(a)が鋸30の拡大図、図3(b)はPDPの接合部材13を切断する状態を示すものである。鋸30は、胴体部分41を中心に鋸刃40が互い違いに突出させた構成をとっている。この構成により、接合部材13の切りくずをPDPから外部に排出することを可能にしている。また鋸刃40の突出量45が接合部材13の厚さより小さい鋸刃を用いることで、接合部材13のみを切断し、隣接するアルミシャーシ14や背面ガラス基板12に損傷を与えず分離することができる。
図4には別の表示パネル分離装置の構成を示す。図1の表示パネル分離装置とは鋸の形状とその駆動方法が異なっている。図4の表示パネル分離装置は、短部が繋がれてリング状になった鋸34と、鋸34を回転運動させる駆動手段32と、鋸34を支持する回転体35を備えている。駆動手段32は、例えばモータのような回転動力発生源と、その動力を鋸34に伝える伝達部分から構成されている。
駆動手段32は、その動力をリング状の鋸34に伝え、一定方向に鋸34を回転させるとともに鋸34および回転体35を移動させて、接合部材13を切断していく。
図4の表示パネル分離装置では、鋸34を一定方向に回転させるとともに、回転体35と駆動手段32で切断位置の両端で鋸34を支えているため、鋸34のブレが少なく抑えることができ、精度の高い切断が実現できる。また鋸34を一定方向に回転させていることで、接合部材13の切りくずを一致方向に押し出すことができ、効率よい作業を行える。また往復運動する鋸を備える表示パネル分離装置よりもリング状の鋸を回転させる構成のほうが、装置の小型化を実現できる。
図5は切断手段を移動させる構造を備える表示パネル分離装置を示す。図5(a)の51は表示パネル設置台、52は切断手段である鋸30およびその駆動手段31を支持する支持体52である。支持体52は移動体53と接続されている。この表示パネル分離装置では、PDPが表示パネル設置台51上に固定されてから、移動体53が表示パネル設置台51に沿って平行移動させることで、支持体52も水平方向に移動するので、接合部材13内を鋸30が切断して進むものである。一方、図5(b)は、支持体55は表示パネル設置台51に固定されているとともに、表示パネル設置台51には複数の回転体54が並べられ、その上を表示パネルであるPDP20が切断手段の鋸30に向かって移動する表示パネル分離装置の一例である。
図5(a)、図5(b)の表示パネル分離装置のように、表示パネル設置台51を備えたものであれば、表示パネルまたは切断手段が固定されるので、接合部分13を精度よく切断することができ、特に表示パネルが大きいほど、その効果は大きいものとなる。
切断手段としては、上述した鋸のほかに図6に示すような縒ったワイヤ60も有効である。制御手段61によって縒ったワイヤ60を往復運動させ、PDP20の短辺側から接合部材13に挿入しPDPの長手方向へ切り進むと、表示パネル20とアルミシャーシ14を分離することができる。縒ったワイヤ60のスライド量も、縒ったワイヤ60を挿入する辺、例えば前面ガラス基板10もしくは背面ガラス基板12の短辺、の長さの半分以上にスライドさせることで、接合部材13が切断されたときに生じる切断くずを背面ガラス基板12とアルミシャーシ14の間から排出することができ、縒ったワイヤ60の切断性の低下がなく良好にPDP20とアルミシャーシ14の分離を行うことができる。
もちろん縒ったワイヤ60を切断手段とした場合でも、上述したようにクリーニング装置を備えてもよく、例えばウォータージェット等を併用して切断面を濡らすことで切断された接合部材13の切りくず同士が再接着することを防止でき、また縒ったワイヤをリング状にして、一方向に回転させて切断させてもよい。縒ったワイヤ60は、例えば硬鋼線、ピアノ線、ステンレス線、スチール鋼線を用いると、さらに良好に表示パネル20とアルミシャーシ14の分離を行うことができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の表示パネル分離装置の他の実施の形態例を表示する。図7は表示パネル分離装置を示す平面図である。70はワイヤで、71は制御手段であり、ワイヤ70の駆動を制御するものである。また制御手段71はワイヤ70を加熱する機能を備えている。表示パネル20は上記(実施の形態1)で説明したものと同じ構成で、前面ガラス基板10と背面ガラス基板12を封着材料11にて封着し、そしてアルミシャーシ14は背面ガラス基板との間に設けられた接合部材13にて張り合わされているPDPである。
制御手段70は、ワイヤ70に電流を流して加熱し、そしてPDP20の接合部材13に挿入することでPDPを短辺側からPDPの長手方向へ切り進むと、PDP20とアルミシャーシ14を分離することができる。この加熱したワイヤ50は、例えばその直径が接合部材13の厚みより小さいことで接合部材13のみを切断しアルミシャーシ14や背面ガラス基板12に損傷を与えず表示パネル20とアルミシャーシ14に分離することができる。例えばニッケルクロム線、銅ニッケル線、銅マンガン線、鉄クロム線、ニッケル線、ニッケル銅合金線、洋白線を用いると良好にPDP20とアルミシャーシ14の分離を行うことができる。
以上のように切断手段として加熱したワイヤを備えた表示パネル分離装置では、接合部材13の切断部分を熱で溶かして切断するため、接合部材13の切りくずを発生させず、切断面が整えて表示パネルとシャーシの分離を行うことを可能とするものである。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、製造工程から生じる不良や使用された製品から回収した表示パネルを、シャーシの形状を損なうことなく安価な費用で処理することができる。そして分離したシャーシは形状を損なわないため、シャーシとして再利用することができる。また表示パネルもそのまま再利用が可能であり、また表示パネルを構成するもの、例えばガラス板、も傷をつけずに回収できるので、再び表示パネルとして再利用することも可能である。
【0018】
また使用された製品から回収した表示パネルから分離したシャーシは設計変更等によりそのまま再利用できなくとも、シャーシが変形していないため運搬に使用するトラックへ効率的に積載可能となり運送費を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である表示パネル分離装置の構成を示す図
【図2】本発明の一実施例である表示パネル分離装置の構成を示す図
【図3】同表示パネル分離装置の鋸刃の拡大図
【図4】本発明の一実施例である表示パネル分離装置の構成を示す図
【図5】本発明の一実施例である表示パネル分離装置の構成を示す図
【図6】本発明の一実施例である表示パネル分離装置の構成を示す図
【図7】本発明の一実施例である表示パネル分離装置の構成を示す図
【図8】表示パネルの構成を示す図
【符号の説明】
10 前面ガラス基板
11 封着材料
12 背面ガラス基板
13 接合部材
14 アルミシャーシ
15 ビス
16 回路基板
20 表示パネル
30、34 鋸
31、61、71 制御手段
32 駆動手段
33 クリーニング装置
40 鋸刃
41 胴体部
45 突出量
50 加熱したワイヤ
60 縒ったワイヤ
Claims (5)
- 表示パネルが接合部材を介してシャーシと接続されている表示装置の分離装置であって、前記接合部材を切断するために切断手段を備えることを特徴とする表示パネル分離装置。
- 切断手段は、形状が胴体部を中心に互い違いに刃を突出させた鋸であることを特徴とする請求項1記載の表示パネル分離装置。
- 切断手段は、縒ったワイヤであることを特徴とする請求項1記載の表示パネル分離装置。
- 切断手段に付着した接合手段の切りくずを落とすためのクリーニング手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の表示パネル分離装置。
- 切断手段は加熱したワイヤであることを特徴とする請求項1記載の表示パネル分離装置。
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