JP2009261823A - 仮止め止着テープの製造方法、仮止め装置、仮止め止着テープ及びこれを用いた使い捨ておむつ - Google Patents

仮止め止着テープの製造方法、仮止め装置、仮止め止着テープ及びこれを用いた使い捨ておむつ Download PDF

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Abstract

【課題】止着テープの止着力を低下させることなく、十分な強度で止着テープを仮止めすることができる仮止め止着テープの製造方法、仮止め装置、これらにより得られる仮止め止着テープ、使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】ロール表面から突出する凸部66が形成された凸エンボスロール62と、凸エンボスロール62の凸部66と相補的な凹部68が形成された凹エンボスロール64とが相対向するように配置された仮止め装置60を用い、不織布からなる基材48の表面にフック材44aが付設された止着テープ10を、フック材44aが基材48の表面に当接するように折り畳んだ状態で、凸エンボスロール62と凹エンボスロール64との間に挟みこみ、凸エンボスロール62の凸部66によって基材48のフック材付設領域30の裏面側からフック材44aを型押しし、フック材44aを基材48の表面に対して仮止めする、仮止め止着テープ50Aの製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、折り畳んだ状態で剥離可能に仮止めされた、使い捨ておむつ用の仮止め止着テープに関するものである。更には、そのような仮止め止着テープを得るための仮止め装置及び製造方法並びにそのような仮止め止着テープを用いた使い捨ておむつに関するものである。
テープ型の使い捨ておむつは、前身頃、股下部及び後身頃の各部から構成され、吸収体と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、前記吸収体の表面を被覆するように配置されたトップシートと、液不透過性材料からなり、前記吸収体の裏面を被覆するように配置されたバックシートと、前記後身頃の左右の各側縁から延出するように配置された止着テープと、を備えた使い捨ておむつである。
前記のようなテープ型使い捨ておむつは、止着テープによっておむつの前身頃と後身頃とを相互に固定することで、着用者に容易に装着させることができるという利点を有するものである。
前記止着テープとしては、不織布からなる基材の表面にメカニカルファスナーのフック材が付設された構造を有するものが用いられている。そして、この止着テープは、前記基材の端部をおむつの本体(例えば、おむつのサイドフラップの部分等)に取り付けることによってテープ型の使い捨ておむつを構成することができる。
このように、前記止着テープをおむつの本体に取り付けるに際し、止着テープのフック材が製造設備等に引っ掛かる等の事態を防止するため、フック材を内側にして止着テープを折り畳んだ状態で仮止めする技術が提案されている(特許文献1参照)。この技術においては、止着テープをフック材が基材表面に当接するように折り畳み、その状態でエンボス加工やヒートシール処理を施すことによって、止着テープを仮止めしている。
特開2005−312707号公報
しかしながら、上記従来技術は、エンボス加工やヒートシール処理の際に、フック材の突起の一部が潰れたり、或いは溶損したりすることによって、フック材が止着力を喪失してしまう場合があった。この場合には、止着テープの本来的な目的である止着力が低下し、おむつの使用時に意図せず止着テープが外れるおそれがあるという課題があり、なお改善の余地を残すものであった。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、止着テープの本来的な目的である止着力を低下させることなく、十分な強度で止着テープを仮止めすることができる仮止め止着テープの製造方法、仮止め装置、これらにより得られる仮止め止着テープ、使い捨ておむつを提供するものである。
本発明者は、前記のような従来技術の課題を解決するために鋭意検討した結果、表面に凸部が形成された凸エンボスロールと、前記凸部と相補的な凹部が形成された凹エンボスロールとを用い、止着テープのフック材付設領域の裏面側からフック材を型押しすること等によって、フック材の突起の潰れや溶損を回避しつつ、十分な強度を有する仮止めを行うことが可能であることに想到し、本発明を完成させた。具体的には、本発明により、以下の仮止め止着テープの製造方法、仮止め装置、仮止め止着テープ及びこれを用いた使い捨ておむつが提供される。
[1] ロール表面から突出する凸部が形成された凸エンボスロールと、前記凸エンボスロールの前記凸部と相補的な凹部が形成された凹エンボスロールとが相対向するように配置された仮止め装置を用い、不織布からなる基材の表面にフック材が付設された止着テープを、前記フック材が前記基材の表面に当接するように折り畳んだ状態で、前記凸エンボスロールと前記凹エンボスロールとの間に挟みこみ、前記凸エンボスロールの前記凸部によって前記基材のフック材付設領域の裏面側から前記フック材を型押しし、前記フック材を前記基材の表面に対して仮止めする、仮止め止着テープの製造方法。
[2] ロール表面から突出するピンが付設されたピンエンボスロールと、前記ピンエンボスロールの前記ピンと相補的な孔部が形成された受けロールとが相対向するように配置された仮止め装置を用い、不織布からなる基材の表面にフック材が付設された止着テープを、前記フック材が前記基材の表面に当接するように折り畳んだ状態で、前記ピンエンボスロールと前記受けロールとの間に挟みこみ、前記止着テープの折り畳み部分のうち前記フック材付設領域以外の領域に、前記ピンエンボスロールの前記ピンを突き刺して前記基材同士を交絡させ、前記基材同士を仮止めする、仮止め止着テープの製造方法。
[3] 不織布からなる基材の表面にフック材が付設された止着テープを、前記フック材が前記基材の表面に当接するように折り畳んだ状態で仮止めする仮止め装置であって、相対向するように配置された、凸エンボスロールと凹エンボスロールとを備え、前記凸エンボスロールは、ロール表面から突出する凸部が形成され、前記凸部によって前記基材のフック材付設領域の裏面側から前記フック材を型押しするものであり、前記凹エンボスロールは、前記凸エンボスロールの前記凸部と相補的な凹部が形成されたものである仮止め装置。
[4] 不織布からなる基材の表面にフック材が付設された止着テープを、前記フック材が前記基材の表面に当接するように折り畳んだ状態で仮止めする仮止め装置であって、相対向するように配置された、ピンエンボスロールと受けロールとを備え、前記ピンエンボスロールは、ロール表面から突出するピンが付設され、前記ピンを前記止着テープの折り畳み部分のうち前記フック材付設領域以外の領域に突き刺して前記基材同士を交絡させるものであり、前記受けロールは、前記ピンエンボスロールの前記ピンと相補的な孔部が形成されたものである仮止め装置。
[5] 不織布からなる基材の表面にフック材が付設された止着テープを、前記フック材が前記基材の表面に当接するように折り畳んだ状態で仮止めしてなる仮止め止着テープであって、前記基材のフック材付設領域の裏面側からの型押しによって、前記フック材が前記基材の表面に対して仮止めされている、仮止め止着テープ。
[6] 不織布からなる基材の表面にフック材が付設された止着テープを、前記フック材が前記基材の表面に当接するように折り畳んだ状態で仮止めしてなる仮止め止着テープであって、前記止着テープの折り畳み部分のうち前記フック材付設領域以外の領域における、前記基材同士の交絡によって、前記基材同士が仮止めされている、仮止め止着テープ。
[7] 前身頃、股下部及び後身頃の各部から構成され、吸収体と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、前記吸収体の表面を被覆するように配置されたトップシートと、液不透過性材料からなり、前記吸収体の裏面を被覆するように配置されたバックシートと、前記後身頃の左右の各側縁から延出するように配置された止着テープと、を備え、前記止着テープが、前記[5]又は[6]に記載の仮止め止着テープである使い捨ておむつ。
本発明の仮止め止着テープの製造方法、仮止め装置は、フック材の突起の潰れや溶損を回避することができるので、止着テープの本来的な目的である止着力を低下させることなく、十分な強度で止着テープを仮止めすることができる。
以下、本発明の仮止め止着テープの製造方法を実施するための最良の形態について、具体的に説明する。但し、本発明はその発明特定事項を備える製造方法を広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。
[1]定義等:
「テープ型使い捨ておむつ」とは、図5Aに示す使い捨ておむつ1のように、吸収体22と、トップシート18と、バックシート20と、後身頃6の左右の各側縁6a,6bから延出するように配置された、前身頃2と後身頃6とを固定するための止着テープ10を備えた使い捨ておむつを意味する。
図5Aに示すように、「前身頃」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の腹側(身体前方)を覆う部分(図中符号2)、「股下部」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の股下を覆う部分(図中符号4)、「後身頃」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の背側(身体後方)を覆う部分(図中符号6)を意味する。
「サイドフラップ」とは、図5Aに示すように、吸収体22の側縁より外側に張り出したシート部分(図中符号8)を意味する。サイドフラップは、通常、おむつの前身頃側と後身頃側の双方に形成される。
「仮止め」とは、人の手の力で剥離可能に固定されていることを意味する。固定の手法は特に限定されず、メカニカルファスナーによる係合、熱エンボス加工や超音波溶着による極めて弱い溶着又は圧着、ホットメルト接着剤等の接着剤による接着等の各種手法が含まれる(例えば、特開平10−24066号公報、特開2002−159530号公報等)。
「仮止め止着テープ」とは、例えば、図1(d図)に示す仮止め止着テープ50Aのように、不織布からなる基材48の表面にフック材44aが付設された止着テープ10を、フック材44aが基材48の表面に当接するように折り畳んだ状態で仮止めしてなるものを意味する。
[2]仮止め止着テープの製造方法(第1の実施形態):
本発明の仮止め止着テープの製造方法は、図1(c図)に示すような、ロール表面から突出する凸部66が形成された凸エンボスロール62と、凸エンボスロール62の凸部66と相補的な凹部68が形成された凹エンボスロール64とが相対向するように配置された仮止め装置60を用いて行う。
そして、不織布からなる基材48の表面にフック材44aが付設された止着テープ10を、フック材44aが基材48の表面に当接するように折り畳んだ状態で、凸エンボスロール62と凹エンボスロール64との間に挟みこみ、凸エンボスロール62の凸部66によって基材48のフック材付設領域30の裏面側からフック材44aを型押しし、フック材44aを基材48の表面に対して仮止めする点に特徴がある。即ち、フック材を不織布製の基材に係合させて止着テープの仮止めを行う方法である。
[2−1]仮止め装置:
「仮止め装置」は、図2に示す仮止め装置60のように、相対向するように配置された、凸エンボスロール62と凹エンボスロール64とを備えている。このような仮止め装置によれば、図1(c図、d図)に示すように、仮止め装置60の凸エンボスロール62と凹エンボスロール64との間に、フック材44aが基材48の表面に当接するように折り畳んだ止着テープ10を挟み込んで押圧することによって、仮止め止着テープ50Aを得ることができる。
[2−1A]凸エンボスロール:
「凸エンボスロール」とは、図2に示す凸エンボスロール62のように、ロール表面から突出する凸部66が形成され、凹エンボスロール64と相対向するように配置されたエンボスロールである。
凸エンボスロールの凸部構造は、止着テープを押圧してエンボスを形成することができる限り特に制限はない。凸部形状としては、円柱状、楕円柱状、多角柱状(三角柱状、四角柱状等)、円錐台状、多角錐台状等を挙げることができる。
凸部高さは止着テープを押圧してエンボスの形成及びこれに伴う仮止めを行うことが可能な高さであればよく、止着テープの厚さ等に応じて適宜決定することができる。
凸部の数や配置パターンも凸部形状等により異なるが、例えば、図2に示すように、凸エンボスロール62の周方向に向かって、複数の凸部66が列設されるような配置パターン等を挙げることができる。
より具体的には、凸部の数は、1枚の止着テープに付設されたフック材に対して1〜3個形成することが好ましく、凸部同士の間隔は10mm以上とすることが好ましく、15mm以上とすることが更に好ましい。凸部の数を3以下、凸部の間隔を10mm以上とすることで、多数の凸部が同時に被加工材に接触することに起因する、被加工材走行時におけるテンションを制御し難くなる不具合を抑制することができる。従って、エンボス加工時における被加工材の蛇行を有効に防止することができる。
[2−1B]凹エンボスロール:
「凹エンボスロール」とは、図2に示す凹エンボスロール64のように、凸エンボスロール62の凸部66と相補的な凹部68が形成され、凸エンボスロール62と相対向するように配置されたエンボスロールである。
凹エンボスロール64は、凹部68が凸エンボスロール62の凸部66と噛み合うように構成されている。これにより、凹部が形成されていないプレーンなロールよりも止着テープを十分に型押しすることができ、強固な仮止めを行うことができる。
但し、凸エンボスロールの表面(凸部以外の表面)と凹エンボスロールの表面(凹部以外の表面)との間隔が、被加工材(折り畳んだ状態の止着テープ)の厚さよりも広くなっていることが好ましい。両ロールの表面間隔が被加工材の厚さより狭くすると、フック材の突起を潰してしまう場合がある。この場合には、止着テープの係合力が低下し、おむつの使用時にフック材とループ材を強固に係合させることが困難となるおそれがある。
凹エンボスロールの凹部構造、数、配置パターンは、止着テープの厚さ等を考慮した上で、凸エンボスロールの凸部構造と相補的な形状(噛み合う形状)とすればよい。例えば、図2に示す仮止め装置60は、凸エンボスロール62の凸部66の配置パターンと対応するように、凹エンボスロール64の周方向に凹部68が列設されるような配置パターンを採用している。
[2−2]止着テープの折り畳み:
本発明の製造方法では、仮止めに先立って、止着テープを折り畳む。具体的には、図1(b図)に示すように、止着テープ10を、フック材44aが基材48の表面に当接するように折り畳む。図1(a図)に示すように、フック材44aは、止着テープ10の中央部から先端近傍にかけて付設されることが一般的である。従って、図1(b図)に示すように、止着テープ10をフック材44aが内側となるように折り畳むことで、基材48のフック材付設領域30より末端側の領域(末端領域32)の表面にフック材44aを当接させることができる。
「止着テープ」としては、図1(a図)に示すような、不織布からなる基材48の表面にフック材44aが付設された止着テープ10を用いる。基材48を不織布製とすることで、フック材44aと係合させて仮止めを行うことが可能となる。
基材を構成する不織布としては、例えば、スパンボンド、SMS(スパンボンド/メルトブロー/スパンボンド)、SMMS(スパンボンド/メルトブロー/メルトブロー/スパンボンド)、カードエンボス、レジンボンド等の各種不織布を好適に用いることができる。中でも、強度に優れるスパンボンド不織布を用いることが好ましい。
不織布の構成材料としては、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル、脂肪族ポリアミド、その他の熱可塑性樹脂からなる合成繊維を挙げることができる。この場合、合成繊維は単繊維であってもよいし、芯鞘構造等を有する複合繊維であってもよい。一般に、単繊維を使用する場合は、ポリオレフィンが多く用いられるが、強度の面を考慮するとポリエステルを用いることも好ましい。
不織布の目付け量は、30〜120g/mとすることが好ましく、40〜80g/mとすることが更に好ましい。目付け量が30g/mよりも小さいと、基材にコシがなくなり、摘み難くなる場合がある。一方、目付け量が120g/mよりも大きいと、基材にしなやかさがなくなるため、おむつ着用時にテープ貼り付け部分に異物感を生じ易く、着用感が悪化するおそれがある。
「フック材」は、メカニカルファスナー(「面状ファスナー」とも称される。)の凸部材であり、凹部材であるループ材との機械的結合により固定を行うことができるものである。フック材としては、例えば、表面に多数の突起(鉤状、きのこ状、錨状等)が形成された樹脂シート等が用いられる。このようなフック材はループ材のみならず不織布と係合させることもできる。
このフック材は基材の表面に付設される。付設部位は特に限定されないが、止着テープの中央部から先端近傍にかけて付設することが一般的である。
[2−3]仮止め:
次いで、折り畳んだ止着テープを一対のロール間に挟み込んで押圧し、仮止めを行う。具体的には、図1(c図)に示すように、折り畳んだ止着テープ10を凸エンボスロール62と凹エンボスロール64との間に挟みこんで押圧する。この際、折り畳んだ止着テープ10のフック材付設領域30が凸エンボスロール62の表面に当接するように、凸エンボスロール62と凹エンボスロール64との間に止着テープ10を挟みこむ。
この状態で凸エンボスロール62と凹エンボスロール64との間で止着テープ10を押圧すると、凸エンボスロール62の凸部66によって基材48のフック材付設領域30の裏面側からフック材44aを型押しする。これにより、図1(d図)に示すように、基材48にエンボス部80が形成されるとともに、フック材44aは不織布製の基材48に強く押し付けられる。従って、フック材44aと基材48とが係合し、基材48に対してフック材44aが仮止めされる。
このような仮止め方法によれば、ヒートシールのような加熱を要しないために、フック材の突起が溶損することはない。また、凹エンボスロールの凹部によってフック材の突起が潰れることを抑制できる。従って、止着テープの止着力を低下させる不具合が有効に防止される。更に、凸エンボスロールの凸部と凹エンボスロールの凹部との噛み合わせによって、止着テープの基材とフック材の樹脂シートとが強固に噛み合わされるため、十分な強度で止着テープを仮止めすることが可能となる。
[2−4]仮止め止着テープ:
前記のような製造方法によって、図1(d図)に示すような、不織布からなる基材48の表面にフック材44aが付設された止着テープ10を、フック材44aが基材48の表面に当接するように折り畳んだ状態で仮止めしてなる仮止め止着テープ50Aを得ることができる。より具体的には、基材48のフック材付設領域30の裏面側からの型押しによって、フック材44aが基材48の表面に対して仮止めされている、仮止め止着テープ50Aを得ることができる。
[3]仮止め止着テープの製造方法(第2の実施形態):
本発明の仮止め止着テープの製造方法の別の実施形態においては、図3(c図)に示すような、ロール表面から突出するピン76が付設されたピンエンボスロール72と、ピンエンボスロール72のピン76と相補的な孔部78が形成された受けロール74とが相対向するように配置された仮止め装置70を用いる。
この方法は、不織布からなる基材48の表面にフック材44aが付設された止着テープ10を、フック材44aが基材48の表面に当接するように折り畳んだ状態で、ピンエンボスロール72と受けロール74との間に挟みこみ、止着テープ10の折り畳み部分のうちフック材付設領域30以外の領域に、ピンエンボスロール72のピン76を突き刺して基材48同士を交絡させ、基材48同士を仮止めする点に特徴がある。即ち、ニードルパンチ類似の方法で、不織布製の基材の構成繊維を交絡させることによって止着テープの仮止めを行う方法である。
[3−1]仮止め装置:
「仮止め装置」は、図3(c図)に示す仮止め装置70のように、相対向するように配置された、ピンエンボスロール72と受けロール74とを備えている。このような仮止め装置によれば、図3(c図、d図)に示すように、仮止め装置70のピンエンボスロール72と受けロール74との間に、フック材44aが基材48の表面に当接するように折り畳んだ止着テープ10を挟み込んで押圧することによって、仮止め止着テープ50Bを得ることができる。
[3−1A]ピンエンボスロール:
「ピンエンボスロール」とは、図3(c図)に示すピンエンボスロール72のように、ロール表面から突出するピン76が付設され、受けロール74と相対向するように配置されたエンボスロールである。
ピンエンボスロールのピン構造は、止着テープを押圧した際に止着テープを貫通し得る構造である限り特に制限はない。ピン形状としては、円柱状、多角柱状(三角柱状、四角柱状等)、円錐状、多角錐状等を挙げることができる。
ピン高さは止着テープを押圧して止着テープの貫通及びこれに伴う仮止めを行うことが可能な高さであればよく、止着テープの厚さ等に応じて適宜決定することができる。
ピンの数や配置パターンもピン形状等により異なるが、例えば、図2に示す仮止め装置60に準じて、ピンエンボスロール72の周方向に向かって、複数のピン76が列設されるような配置パターン等を挙げることができる。
[3−1B]受けロール:
「受けロール」とは、図3(c図)に示す受けロール74のように、ピンエンボスロール72のピン76と相補的な孔部78が形成され、ピンエンボスロール72と相対向するように配置されたロールである。
受けロール74は、孔部78がピンエンボスロール72のピン76と噛み合うように構成されている。これにより、孔部78が形成されていないプレーンなロールよりも、止着テープ10に対してピン76を十分に突き刺すことができ、基材同士を良好に交絡させることができる。
受けロールの孔部構造、数、配置パターンは、止着テープの厚さ等を考慮した上で、凸エンボスロールの凸部構造と相補的な形状(噛み合う形状)とすればよい。例えば、図2に示す仮止め装置60に準じて、ピンエンボスロールのピンの配置パターンと対応するように、受けロールの周方向に孔部が列設されるような配置パターンを採用することができる。
但し、第1の実施形態と同様の理由から、ピンエンボスロールの表面(ピン以外の表面)と受けロールの表面(孔部以外の表面)との間隔が、被加工材(折り畳んだ状態の止着テープ)の厚さよりも広くなっていることが好ましい。
[3−2]止着テープの折り畳み:
第2の実施形態においても、止着テープの折り畳みは、第1の実施形態と同様に行うことができる。
但し、第2の実施形態においては、止着テープの折り畳み部分のうちフック材付設領域以外の領域にピンを突き刺す方法を採るため、基材のうちフック材付設領域30以外の領域同士の重なり部分が形成されるように止着テープを折り畳む必要がある。
例えば、図3(b図)に示す例では、基材48の(1)フック材付設領域30より先端側の先端領域34と、フック材付設領域30より末端側の末端領域32、(2)前記末端領域32同士、が重なり合うように止着テープ10が折り畳まれている。
[3−3]仮止め:
第2の実施形態においても、折り畳んだ止着テープを一対のロール間に挟み込んで押圧することで、仮止めを行うことができる。具体的には、図3(c図)に示すように、折り畳んだ止着テープ10をピンエンボスロール72と受けロール74との間に挟みこんで押圧する。この際、折り畳んだ止着テープ10のフック材付設領域30がピンエンボスロール72の表面に当接するように、ピンエンボスロール72と受けロール74との間に止着テープ10を挟みこむ。
この状態でピンエンボスロール72と受けロール74との間で止着テープ10を押圧すると、ピンエンボスロール72のピン76が基材48同士の重なり部分に突き刺される(c図)。これにより、図3(d図)に示すように、基材48に交絡部80が形成され、基材48同士が仮止めされる。
なお、図3に示す例では、基材48の末端領域32同士の重なり部分にピンエンボスロール72のピン76を突き刺して基材48同士を交絡させているが、先端領域34と末端領域32の重なり部分にピンエンボスロール72のピン76を突き刺して基材48同士を交絡させても仮止めの効果を得ることができる。
このような仮止め方法も、第1の実施形態と同様に、ヒートシールのような加熱を要しないために、フック材の突起が溶損することはない。また、基材同士の交絡によって仮止めを行うため、フック材付設領域を強く押圧する必要がなく、フック材の突起が潰れることを抑制できる。従って、止着テープの止着力を低下させる不具合が有効に防止される。更に、止着テープの基材に対し、ピンエンボスロールのピンを深く突き刺し、ニードルパンチ類似の方法によって、基材同士を交絡させるため、十分な強度で止着テープを仮止めすることが可能となる。
[3−4]仮止め止着テープ:
前記のような製造方法によって、図3(d図)に示すような、不織布からなる基材48の表面にフック材44aが付設された止着テープ10を、フック材44aが基材48の表面に当接するように折り畳んだ状態で仮止めしてなる仮止め止着テープ50Bを得ることができる。より具体的には、止着テープ10の折り畳み部分のうちフック材付設領域30以外の領域における、基材48同士の交絡によって、基材48同士が仮止めされている、仮止め止着テープ50Bを得ることができる。
[3−5]第1の実施形態との組み合わせ:
第1の実施形態と第2の実施形態は個別に行った場合でも仮止めの効果を得ることができるが、両形態を組み合わせることで、一層強固な仮止めを行うことができる。
例えば、図4に示す方法は、第1の実施形態により仮止めを行った後、更に第2の実施形態による仮止めを行った例である。
この方法では、まず、図4(b図)に示すように、仮止め装置60を用い、基材48のフック材付設領域30の裏面側からの型押しによって、フック材44aを基材48の表面に対して仮止めして、仮止め止着テープ50Aを得ている(第1の実施形態)。
そして、図4(c図、d図)に示すように、その仮止め止着テープ50Aにおける基材48同士の重なり部分(末端領域32同士の重なり部分)に、ピンエンボスロール72のピン76を突き刺して基材48同士を交絡させて、仮止め止着テープ50Cを得ている(第2の実施形態)。
なお、図4に示す方法は、第1の実施形態により仮止めを行った後に、第2の実施形態による仮止めを行った例であるが、第2の実施形態により仮止めを行った後に、第1の実施形態による仮止めを行うことでも、両形態を組み合わせた効果を得ることができる。
[4]使い捨ておむつ:
本発明の使い捨ておむつは、図5Aに示す使い捨ておむつ1のように、止着テープ10として、既に説明した本発明の仮止め止着テープを備えた使い捨ておむつである。図5Aに示す使い捨ておむつ1は、止着テープ10として、図4(e図)に示した仮止め止着テープ50Cを用いたものである。
本発明の使い捨ておむつは、止着テープとして本発明の仮止め止着テープを用いることを除き、従来公知の使い捨ておむつに準じて構成することができる。例えば、図5Aに示す使い捨ておむつ1のように、前身頃2、股下部4及び後身頃6の各部から構成され、吸収体22と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、吸収体22の表面を被覆するように配置されたトップシート18と、液不透過性材料からなり、吸収体22の裏面を被覆するように配置されたバックシート20と、後身頃6の左右の各側縁6a,6bから延出するように配置された止着テープ10と、を備えるものを例示できる。
このような使い捨ておむつ1は、前身頃2に配置された、メカニカルファスナーのループ材44bからなるフロントパッチ12等にフック材44aを固定することが可能なように構成されている。このような構成によって、おむつの後身頃6を前身頃2に対して固定することができ、おむつを着用者に装着させることが可能となる。図5Bは、図5Aに示すテープ型の使い捨ておむつ1の使用状態を示す図であり、止着テープ10を用いて、使い捨ておむつ1を着用者に装着させた状態を示すものである。
[4−1]吸収体:
「吸収体」は、着用者の尿を吸収し、保持するための部材である。吸収体は、着用者の尿や体液を吸収し保持する必要から、吸収性材料によって構成される。
吸収体を構成する吸収性材料としては、使い捨ておむつ、その他の吸収性物品に通常使用される従来公知の吸収性材料、例えば、フラッフパルプ、高吸水性ポリマー(Super Absorbent Polymer;以下、「SAP」と記す)、親水性シート等を挙げることができる。フラッフパルプとしては木材パルプや非木材パルプを綿状に解繊したものを、SAPとしてはポリアクリル酸ナトリウムを、親水性シートとしてはティシュペーパー、吸収紙、親水化処理を行った不織布を用いることが好ましい。
これらの吸収性材料は、通常、単層ないしは複層のマット状として用いられる。この際、前記の吸収性材料のうち1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。中でも、フラッフパルプ100質量部に対して、10〜500質量部程度のSAPを併用したものが好ましい。この際、SAPはフラッフパルプの各マット中に均一に混合されていてもよいし、複層のフラッフパルプの層間に層状に配置されていてもよい。
なお、吸収体には、その表面側に(例えば、吸収体とトップシートとの間に)、尿や体液等の液体を拡散させるためのシート(セカンドシート)を付帯的に配置してもよい。このセカンドシートを付設すると、着用者の姿勢等に起因して、トップシート裏面側の空間が十分に形成されないような場合でも、尿や体液等の吸収速度が低下し難く、吸収速度の低下による尿や体液等の漏れを防止することが可能となる。
セカンドシートを構成する材料としては、親水性で液透過性の材料、例えば、織布、不織布、多孔性プラスチック、フラッフパルプ等を挙げることができる。これらの構成素材としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、レーヨン、アセテート又はこれらの複合繊維の他、パルプ等を挙げることができる。パルプとしては、カーリーセルロースファイバー等のけん縮繊維を好適に用いることができる。
吸収体の形状については特に制限はないが、従来の使い捨ておむつ、その他の吸収性物品において使用される形状、例えば、矩形状、砂時計型、ひょうたん型、T字型等を挙げることができる。
吸収体は、その全体が親水性シートによって被包されていることが好ましい。このような構成は、吸収体からSAPが漏洩することを防止し、吸収体に形状安定性を付与することができるという利点がある。
通常、吸収体は、トップシートとバックシートの間に挟み込まれ、その周縁部が封着されることによって、トップシートとバックシートとの間に介装される。従って、吸収体の周縁部にはトップシートとバックシートの間に吸収体が介装されていないフラップ部が形成されることになる。吸収体は少なくとも股下部に介装され、この吸収体が前身頃や後身頃にまで及んでいてもよい。
[4−2]トップシート:
「トップシート」とは、少なくとも一部が液透過性材料からなり、吸収体の表面(おむつの装着時において着用者の肌側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。
トップシートを構成する液透過性材料としては、例えば、織布、不織布、多孔性フィルム等を挙げることができる。中でも、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、脂肪族ポリアミド(PA)等の熱可塑性樹脂からなる不織布に親水化処理を施したものを用いることが好ましい。トップシートを構成する不織布の製造方法としては、エアースルー(カード熱風)、カードエンボス等の製法によって製造された従来公知のものを好適に用いることができる。
トップシートは、必ずしもトップシート全面が液透過性材料で構成されている必要はない。但し、裏面側に配置された吸収体に着用者の尿を吸収させるため、少なくとも一部が液透過性材料により構成されている必要があり、トップシートを平面的に見た場合に、少なくとも吸収体の表面近傍は液透過性材料により構成されていることが好ましい。
なお、吸収性物品の着用者の肌側に位置するシートが全てトップシートによって構成されている必要はない。即ち、着用者の肌と接するシートが、トップシートを含む複数のシートによって構成され、トップシートと他のシートがシートの表面方向に向かって継ぎ合わされたような構造となっていてもよい。例えば、テープ型使い捨ておむつにおいては、吸収体の表面部に配置されるトップシートと、サイドフラップの部分に配置されるサイドシートという2種類のシートによって着用者の肌と接する部分を構成する形態がよく利用される。
例えば、図5Aに示す使い捨ておむつ1は、おむつの幅方向中央部には液透過性材料からなるトップシート18を配置し、おむつのサイドフラップ8部分には液の透過に対して抵抗性を示す通気撥水性材料からなるサイドシート24を配置した例である。
サイドシートに用いる通気撥水性シートとしては、カードエンボス、スパンボンド等の製法により製造された不織布であってもよいが、防水性の高いSMS、SMMS等の不織布シートが更に好ましい。
[4−3]バックシート:
「バックシート」は、吸収体の裏面(おむつの装着時において着用者の肌から遠い側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。バックシートは、着用者の尿がおむつ外部に漏洩してしまうことを防止する必要から、液不透過性材料によって構成される。
バックシートの配置位置については特に制限はない。吸収体で吸収された尿の漏れを防止するという観点から、少なくとも吸収体の存在する部分にバックシートが配置されていることが好ましい。
バックシートを構成する液不透過性材料としては、例えば、ポリエチレン等の樹脂からなる液不透過性フィルム等を挙げることができ、中でも、微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。この微多孔性ポリエチレンフィルムは、0.1〜数μmの微細な孔が多数形成されており、液不透過性ではあるが透湿性を有するため、おむつ内部の蒸れを防止することができるという利点がある。
なお、バックシートの外表面側にカバーシートを貼り合わせてもよい。このカバーシートは、バックシートを補強し、バックシートの手触り(触感)を良好なものとするために用いられる。
カバーシートを構成する材料としては、例えば、織布、不織布等を挙げることができる。中でも、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂からなる乾式不織布、湿式不織布を用いることが好ましい。
[4−4]立体ギャザー:
本発明の使い捨ておむつは、撥水性シートからなり、吸収体の両側に配置された少なくとも一対の立体ギャザーを備えていることが好ましい。
立体ギャザーは、着用者の排泄した尿の横漏れを防止するための部材であり、立体的に起立可能なように構成された防漏壁である。このような立体ギャザーを形成することにより、立体ギャザーが防漏壁となり、吸収性物品の脚周り開口部、側縁部等からの漏れ(いわゆる「横漏れ」)を有効に防止することができる。
立体ギャザーの構成は、従来の使い捨ておむつ、その他の吸収性物品に使用される構成を採用することができる。例えば、図5Aに示す使い捨ておむつ1は、撥水性シートの層間に伸縮材(立体ギャザー伸縮材36)を挟み込んで固定し、その立体ギャザー伸縮材36の収縮力によってギャザー(襞)を形成したものである。この例では、撥水性シートの折り返し部分に立体ギャザー伸縮材36を挟み込んで固定している。
なお、立体ギャザーは、前記のように立体ギャザー用の撥水性シートを別途付設してもよいし、おむつを構成するシート材の一部によって形成してもよい。例えば、図5Bに示す使い捨ておむつ1は、サイドシート24を構成する撥水性シートの一部によって立体ギャザー26a,26bを形成した例である。撥水性シートは、カードエンボス、スパンボンド等の製法により製造された不織布であってもよいが、防水性の高いSMS、SMMS等の不織布シートが更に好ましい。
[4−5]止着テープ:
「止着テープ」は、後身頃の左右の各側縁から延出するように配置された、前身頃と後身頃とを固定するためのテープ状部材である。
止着テープのファスニング部材としては、機械的な結合により固定を行うメカニカルファスナー(面状ファスナー)を用いる。メカニカルファスナーは、止着力が高いことに加え、複数回の脱着を行っても止着力が低下することがないという利点がある。
例えば、図5A及び図5Bに示す使い捨ておむつ1も、ファスニング部材として、メカニカルファスナー44を用いている。止着テープ10の先端近傍には、フック材44aが付設される一方、前身頃2には、ループ材44bからなるフロントパッチ12が付設されており、フロントパッチ12に対して、止着テープ10を止め付けることが可能なように構成されている。
止着テープの数は特に限定されず、着用者の体型(具体的には、ウエスト周り、脚周り等)の寸法に合わせて、適当な数の止着テープを付設すればよい。一般的には、乳幼児用の使い捨ておむつであれば一対(左右1個ずつ)、成人用の使い捨ておむつであれば二対(左右2個ずつ)が付設される。この際、後身頃の左右の各側縁部と仮止め止着テープの末端部とはヒートシール等の融着によって接合することが好ましい。
[4−6]各種伸縮材:
本発明の吸収性物品が使い捨ておむつである場合は、脚周り伸縮材を配置し、ウエスト周り伸縮材を配置することが好ましい。
脚周り伸縮材は、脚周り開口部に沿って配置される伸縮材である。この脚周り伸縮材を配置することによって、脚周り開口部に伸縮性に富むギャザー(レグギャザー)を形成することができる。従って、脚周りに隙間が形成され難くなり、脚周り開口部からの尿漏れを効果的に防止することができる。
例えば、図5Aに示す使い捨ておむつ1は、おむつの長手方向に沿って、直線的に二本の脚周り伸縮材40を配置してレグギャザーを形成した例である。この脚周り伸縮材40は、糸ゴムや平ゴムによって構成される。
脚周り伸縮材の配置としては、例えば、図5Aに示す使い捨ておむつ1のように、立体ギャザー26の起立線より外側の部分に、脚周り伸縮材40が配置されていることが好ましい。このような構成とすると、立体ギャザーの十分な防漏効果を確保しつつ、股下部の装用感・装着感を向上させることができる。
ウエスト周り伸縮材は、ウエスト周り開口部に沿って配置される伸縮材である。ウエスト周り伸縮材を配置することによって、ウエスト開口部に伸縮性に富むギャザー(ウエストギャザー)を形成することができる。このウエストギャザーにより、ウエスト周りに隙間が形成され難くなり、ウエスト周りからの尿漏れを防止することができる他、着用者へのおむつのフィット性が良好となり、おむつのずり下がりが防止される。
例えば、図5Aに示す使い捨ておむつ1は、おむつの後身頃6の端縁に沿って帯状のウエスト周り伸縮材42を配置した例である。この帯状のウエスト周り伸縮材42は、ウレタンフォーム等の伸縮性フォームによって構成されている。図示の例では、後身頃(背側)のみにウエスト周り伸縮材42を配置しているが、前身頃(腹側)にウエスト周り伸縮材を配置してもよい。
これらの伸縮材については、ギャザーの収縮の程度等を勘案した上で、構成材料、その材料の伸長率、固定時の伸長状態等を決定すればよい。
伸縮材としては、従来の使い捨ておむつで使用されてきた伸縮材を好適に用いることができる。具体的には、天然ゴムからなる平ゴムや合成ゴム(ウレタンゴム等)の弾性糸からなる糸ゴムの他、伸縮性ネット、伸縮性フィルム、伸縮性フォーム(ウレタンフォーム等)等を挙げることができる。
伸縮材は、十分な伸縮力を作用させるため、伸長状態で固定することが好ましい。例えば、伸縮材が天然ゴムからなる平ゴムや合成ゴムの弾性糸からなる糸ゴムである場合には、120〜400%の伸長状態で固定することが好ましく、200〜300%の伸長状態で固定することがより好ましい。このような範囲の伸長状態で固定することにより、着用者に対して過度の締め付け力を作用させることなく、十分な伸縮力を作用させることが可能となる。
前記のような伸縮材は、おむつの他の構成部材に対して、接着剤その他の手段により固定される。固定方法としては、例えば、ホットメルト接着剤、その他の流動性の高い接着剤を用いた接着であってもよいし、ヒートシールをはじめとする熱や超音波等による溶着であってもよい。
本発明の仮止め止着テープ及びその製造方法について、図面を参照しながら更に具体的に説明する。但し、本発明の仮止め止着テープ及びその製造方法は、その発明特定事項を備えた仮止め止着テープ及び製造方法吸を全て包含するものであり、以下の実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
実施例1では、図4及び図6に示す方法で仮止め止着テープ50Cを製造した。
[1]止着テープ中間体の形成:
まず、図6(a図)に示すように、不織布からなる長尺基材90表面の幅方向中央部に長尺基材90の長手方向に沿って帯状の長尺フック材92を付設した。
フック材の付設は、ホットメルト接着剤による接着と、加熱による熱融着(ヒートシール)の双方で行った。まず、ホットメルト接着剤により、フック材の裏面と基材表面とを接着し、更に、フック材44aの表面側にシールヘッドを押し当てて加熱及び加圧を行い、ヒートシールをかけた。ヒートシールのパターンは、図7A及び図7Bに示すように、斜め縞状の端部接合部84及び円形状の中央接合部86によって形成した。
端部接合部84は、幅5mm、押圧深さ0.5mmの浅凹接合部84aと幅2mm、押圧深さ0.9mmの深凹接合部84aを連続的に配置することにより形成した。即ち、押圧深さの浅い浅凹接合部84aと押圧深さの深い深凹接合部84aとを繰り返して配置した。なお、「押圧深さ」は、非加工時のフック材の突起先端を基準(0mm)として、押圧後の接合部の表面との差から算出した。
前記のようなパターンは、基材とフック材との接合部分に反りや浪打が生じ難く、おむつの前身頃と後身頃とを固定した際に、おむつの装着感を向上させることができるものである。また、フック材44a端部の突起が潰れ、その部分の係合力が減殺されるため、端部の突起が着用者の衣服に係合される等に起因するフック材の脱落を有効に防止し得るものである。
中央接合部86は、直径1mm、押圧深さ0.5mmの円形接合部86a,86bを長手方向に沿う直線上に8mm間隔で配置したものを2列形成した。列間距離は6mmとした。
端部接合部84に加えて、中央接合部86を形成するパターンは、フック材44aが撓んでフック材44aの中央部が浮き上がり、基材48に対して十分に接合されない不具合を有効に防止することができるものである。
長尺基材90に長尺フック材92を付設した後、長尺フック材92が付設された長尺基材90を、S字カーブ状に切断して2枚の止着テープ中間体94を得た。この際、切断の軌跡が、長尺基材のみからなる領域A1、長尺フック材が付設された領域A2、長尺基材のみからなる領域A3、長尺フック材が付設された領域A2を順次通過するように周期的な波型に切断した。
[2]仮止め:
次いで、図6(b図)に示すように、止着テープ中間体94を、フック材44aが基材48の表面に当接するように折り畳んだ状態で仮止めを行った。仮止めは、図4に示す方法で行った。
[2−1]フック材と基材の係合による仮止め:
まず、ロール表面から突出する凸部66が形成された凸エンボスロール62と、凸エンボスロール62の凸部66と相補的な凹部68が形成された凹エンボスロール64とが相対向するように配置された仮止め装置60を用いて仮止めを行った。凸エンボスロール62と凹エンボスロール64の表面間隔は3mmとした。
止着テープ中間体94を、フック材44aが基材48の表面に当接するように折り畳んだ状態で、凸エンボスロール62と凹エンボスロール64との間に挟みこみ、凸エンボスロール62の凸部66によって基材48のフック材付設領域30の裏面側からフック材44aを型押しし、フック材44aを基材48の表面に対して仮止めした。
仮止めは、図6(b図)に示すように、直径2mm、押圧深さ0.5mmの円形のエンボス部80を、止着テープ中間体94の長手方向に沿う直線上に20mm間隔で配置したものを1列形成するパターンとした。
[2−2]基材同士の交絡による仮止め:
次いで、ロール表面から突出するピン76が形成されたピンエンボスロール72と、ピンエンボスロール72のピン76と相補的な孔部78が形成された受けロール74とが相対向するように配置された仮止め装置70を用いて仮止めを行った。ピンエンボスロール72と受けロール74の表面間隔は3mmとした。
止着テープ中間体94を、フック材44aが基材48の表面に当接するように折り畳んだ状態で、ピンエンボスロール72と受けロール74との間に挟みこみ、止着テープ10の折り畳み部分のうちフック材付設領域30以外の領域に、ピンエンボスロール72のピン76を突き刺して基材48同士を交絡させ、基材48同士を仮止めした。
仮止めは、図6(b図)に示すように、交絡部80を、止着テープ中間体94の長手方向に沿う直線上に20mm間隔で配置したものを1列形成するパターンとした。
[3]仮止め用接着剤の塗工:
更に、図6(b図)に示すように、おむつ本体に仮止めするための仮止め用接着剤の塗工を行い、接着剤塗工部96を形成した。接着剤の塗工は基材48の裏面(フック材44aが付設されている面(表面)と反対側の面)に幅10mm×長さ20mmの矩形状に塗工した。この塗工はシム塗工により行った。
[4]仮止め止着テープの形成:
図6(b図、c図)に示すように、止着テープ中間体94のS字カーブ状に形成された側縁の谷部と直線状に形成された側縁との間を切断線98に沿って切り離すことによって、複数の仮止め止着テープ50Cを得た。仮止め止着テープ50Cの幅は90mmとした。
[5]使い捨ておむつの製造:
図6(d図、e図)に示すように、仮止め止着テープ50Cをおむつ本体に取り付けて使い捨ておむつを製造した。
まず、図6(d図)に示すように、仮止め止着テープ50Cは、おむつのサイドフラップ8を構成するサイドシート24に取り付けた。この取り付けは、ホットメルト接着剤により行った。接合代は15mmとした。
次いで、図6(e図)に示すように、取り付けた仮止め止着テープ50Cを折り返し、接着剤塗工部96を利用して、おむつ本体に対して仮止めした。これにより、仮止め止着テープ50Cの自由端が更に仮止めされ、その後の工程、例えば、おむつを包装のために折り畳む工程等でも、仮止め止着テープの自由端が遊動することに起因する製造トラブルを未然に防止することができる。
なお、図6のd図とe図の工程は順序を逆にして行ってもよい。即ち、まず、仮止め止着テープ50Cの接着剤塗工部96をサイドフラップ8(サイドシート24)の表面に接着固定した後、その仮止め止着テープ50Cの末端側を折り返し、その折り返し部分をサイドフラップ8(サイドシート24)の裏面に接着固定することでも同様の効果を得ることができる。
本発明の使い捨ておむつは、乳幼児用、或いは介護を必要とする高齢者や障害者等の成人用のおむつとして好適に用いることができる。また、本発明の仮止め止着テープは前記使い捨ておむつの構成部材として好適に用いることができる。更に、本発明の仮止め装置及び仮止め止着テープの製造方法は、前記仮止め止着テープの製造に好適に用いることができる。
本発明の仮止め止着テープの製造方法の一の実施形態を示す工程図である。 本発明の仮止め装置の一の実施形態を示す斜視図である。 本発明の仮止め止着テープの製造方法の別の実施形態を示す工程図である。 本発明の仮止め止着テープの製造方法の更に別の実施形態を示す工程図である。 本発明の使い捨ておむつの一の実施形態を示す一部切り欠き断面図であり、使い捨ておむつを展開し、トップシート側から見た状態を示す図である。 図5Aに示す使い捨ておむつの使用時の状態を示す斜視図である。 本発明の仮止め止着テープ及び使い捨ておむつを製造する方法の一の実施形態を示す工程図である。 本発明の仮止め止着テープのフック材接合部の形態を示す一部拡大平面図である。 図7Aに示す仮止め止着テープのフック材接合部のA−A’断面を模式的に示した断面図である。 本発明の仮止め止着テープの仮止め部の形態を示す一部拡大平面図である。 図8Aに示す仮止め止着テープの仮止め部のA−A’断面を模式的に示した断面図である。
符号の説明
1:使い捨ておむつ、2:前身頃、4:股下部、6:後身頃、6a,6b:側縁、8:サイドフラップ、10:止着テープ、12:フロントパッチ、18:トップシート、20:バックシート、22:吸収体、24:サイドシート、26,26a,26b:立体ギャザー、30:フック材付設領域、32:末端領域、36,36a,36b:立体ギャザー伸縮材、40:脚周り伸縮材、42:ウエスト周り伸縮材、44:メカニカルファスナー、44a:フック材、44b:ループ材、48:基材、50A,50B,50C:仮止め止着テープ、60,70:仮止め装置、62:凸エンボスロール、64:凹エンボスロール、66:凸部、68:凹部、72:ピンエンボスロール、74:受けロール、76:ピン、78:孔部、80:エンボス部、82:交絡部、84:端部接合部、84a:浅凹接合部、84b:深凹接合部、86:中央接合部、86a,86b:円形接合部、90:長尺基材、92:長尺フック材、94:止着テープ中間体、96:接着剤塗工部、98:切断線。

Claims (7)

  1. ロール表面から突出する凸部が形成された凸エンボスロールと、前記凸エンボスロールの前記凸部と相補的な凹部が形成された凹エンボスロールとが相対向するように配置された仮止め装置を用い、
    不織布からなる基材の表面にフック材が付設された止着テープを、前記フック材が前記基材の表面に当接するように折り畳んだ状態で、前記凸エンボスロールと前記凹エンボスロールとの間に挟みこみ、
    前記凸エンボスロールの前記凸部によって前記基材のフック材付設領域の裏面側から前記フック材を型押しし、前記フック材を前記基材の表面に対して仮止めする、仮止め止着テープの製造方法。
  2. ロール表面から突出するピンが付設されたピンエンボスロールと、前記ピンエンボスロールの前記ピンと相補的な孔部が形成された受けロールとが相対向するように配置された仮止め装置を用い、
    不織布からなる基材の表面にフック材が付設された止着テープを、前記フック材が前記基材の表面に当接するように折り畳んだ状態で、前記ピンエンボスロールと前記受けロールとの間に挟みこみ、
    前記止着テープの折り畳み部分のうち前記フック材付設領域以外の領域に、前記ピンエンボスロールの前記ピンを突き刺して前記基材同士を交絡させ、前記基材同士を仮止めする、仮止め止着テープの製造方法。
  3. 不織布からなる基材の表面にフック材が付設された止着テープを、前記フック材が前記基材の表面に当接するように折り畳んだ状態で仮止めする仮止め装置であって、
    相対向するように配置された、凸エンボスロールと凹エンボスロールとを備え、
    前記凸エンボスロールは、ロール表面から突出する凸部が形成され、前記凸部によって前記基材のフック材付設領域の裏面側から前記フック材を型押しするものであり、
    前記凹エンボスロールは、前記凸エンボスロールの前記凸部と相補的な凹部が形成されたものである仮止め装置。
  4. 不織布からなる基材の表面にフック材が付設された止着テープを、前記フック材が前記基材の表面に当接するように折り畳んだ状態で仮止めする仮止め装置であって、
    相対向するように配置された、ピンエンボスロールと受けロールとを備え、
    前記ピンエンボスロールは、ロール表面から突出するピンが付設され、前記ピンを前記止着テープの折り畳み部分のうち前記フック材付設領域以外の領域に突き刺して前記基材同士を交絡させるものであり、
    前記受けロールは、前記ピンエンボスロールの前記ピンと相補的な孔部が形成されたものである仮止め装置。
  5. 不織布からなる基材の表面にフック材が付設された止着テープを、前記フック材が前記基材の表面に当接するように折り畳んだ状態で仮止めしてなる仮止め止着テープであって、
    前記基材のフック材付設領域の裏面側からの型押しによって、前記フック材が前記基材の表面に対して仮止めされている、仮止め止着テープ。
  6. 不織布からなる基材の表面にフック材が付設された止着テープを、前記フック材が前記基材の表面に当接するように折り畳んだ状態で仮止めしてなる仮止め止着テープであって、
    前記止着テープの折り畳み部分のうち前記フック材付設領域以外の領域における、前記基材同士の交絡によって、前記基材同士が仮止めされている、仮止め止着テープ。
  7. 前身頃、股下部及び後身頃の各部から構成され、
    吸収体と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、前記吸収体の表面を被覆するように配置されたトップシートと、液不透過性材料からなり、前記吸収体の裏面を被覆するように配置されたバックシートと、前記後身頃の左右の各側縁から延出するように配置された止着テープと、を備え、
    前記止着テープが、請求項5又は6に記載の仮止め止着テープである使い捨ておむつ。
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